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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

『王妃の舞踏会』リハーサル マリアネラ、セルゲイ、 メリル・アシュレイ 

 久々にオペラハウスでした。


 今夜は、上の方にある、クロア・ストゥデォにて、ロイヤル・バレエ・リハーサル。


 『王妃の舞踏会』(Ballo Della Regina)


指導: メリル・アシュレイ


 ダンサー: マリアネラ・ヌニェス、 セルゲイ・ポルーニン


 5月13日に始まる、ミックス・ビル(王妃の舞踏会、 マグレガー新作、DGV)の中から、ロイヤルバレエが今回初めて取り上げる、『王妃の舞踏会』のリハーサルでした。 5月5日のこのミックス・ビルのインサイトの時にこの作品を取り上げると思っていたので、思わぬ嬉しさでした。


 バランシンが1978年に振付けたバレエです。

 ヴェルディのオペラ、『ドン・カルロ(ス)』の中のバレエ音楽、『王妃の舞踏会: 別名、ラ・ペレグリナ』にバランシンが感銘を受けて振付けたもの。

 あらすじはありませんが、元々のストーリーを参考にしています。

 衣装は、バランシンらしくレオタードにスカートがついたようなものです。


 このリハーサルは、当日まで、何の演目を取り上げるのかわかりません。

 今夜オペラハウスに着いて、プリント・アウトを見た時、思わず顔がほころびました。

 

 もちろん、ダンサーの名前にマリアネラが入っていたこともありますが、それ以上に、指導者のメリル・アシュレイ。 彼女が、このバレエを初演(=このバレエを振付けられた)しています。

 先週、ずっと彼女のことについて調べていたので、まさかこうして今日彼女の指導を拝見させていただけるとは思っていませんでした。


 先週から指導が始まっているようですが、忙しいカンパニー(マリアネラは2週間後に『マノン』のデビューがありますし)、とりあえず振りを習った、といった状態でのリハーサルでした。


 サービス精神旺盛?のマリアネラは、通常ですと、始まる7時半ぎりぎりにダンサーはストゥディオに入ってくるものですが、7時15分過ぎに私が会場に行った時には、彼女は既にバーのところにいて、ウォーミング・アップ、その後、振りのマークをしていました。


 二人のソロを1度ずつ拝見し、それから残りの時間はパ・ドゥ・ドゥに費やしました。

 マリアネラは素晴らしいテクニックの持ち主ですから、かなり難しい部分で、セルゲイのサポートが怪しくても、自分で踊れてしまっていました。

 指導の聞き方、一日中リハーサルした後で、かなり疲れていると思うのですが、それでも、駄目だしをされると、何度もやり直し、できるようにする。 積極的に質問。 リハーサル中にあれだけしゃべる人も珍しいです。

 私もDr.Sと勉強していた時(今でもそうですが)、このようなピアノの生徒でした。 

 そして、リハーサルであっても、本当に踊るのが好きなのだな!ということが伝わる踊り。

 長いブランクの後にロイヤルバレエを観た時にひとめぼれしたのがマリアネラ。

 やはり、私の直感は正しかったのかもしれません。



 元々のあらすじとしては、王冠につける為のパール(ラ・ペレグリア)を探す途中で、パール=水の女王、に出会う、というようなものです。

 マリアネラはこの役にぴったりのように思います(バランシン自身は、これを頭においていてはいたもの、このバレエにおいて、漁師、水の女王、というような役名は使っていません)。


 アシュトンか、と思わせるような、早いステップと、上体の傾き。


 この役を初演しているメリル・アシュレイは、速い動きが得意だったそうです。

 この作品は、『スピードと喜び』があらわされている、とおっしゃっていました。


 見ている分には簡単に見えるステップも多いのですが、あれは複雑ですし、難関です。


 バランシンらしく、非常に音楽的。

 バランシンはこの作品振り付けにあたり、このオペラを勉強し、オペラのソロとコーラスの使い方などをバレエに取り入れたそうです。 

 この曲のピアノ譜が無くて、バランシンはオーケストラスコアを読み、彼自身がピアノ譜に直した、とメリル・アシュレイはおっしゃっていましたが、私は先日ブリティッシュ・ライブラリーでこの『ドン・カルロス』のオペラのピアノ譜を見ましたし、その中にもこのバレエ音楽がきちんと入っていました。

 疑問に思う部分です。


 プリンシパル・カップル、4人の女性ソロイスト、12人の女性群舞によって踊られるこの作品、5月13日が待ち遠しいです。

 ちなみに、ヨーロッパでこの作品が上演されるのは初めてです。

Posted on 2011/04/18 Mon. 04:42 [edit]

category: バレエ

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