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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

『トリプル・ビル』 ラプソディー、 センソーリウム、 ペンギンカフェ 

 先週から始まっている、ロイヤルバレエのトリプル・ビルです。


 今回は、3つの作品が全て違う振付家によるもの。 彼らは全員イギリス人で、ロイヤルバレエに関わる(っていた)人たちです。


 今日はとってもとってもラッキーなことに、友達からチケットを頂き、本番では初めて、オーケストラ・ストール(平土間)の一番前の真ん中でバレエを観ました。

 もちろん、形などは離れたほうがきれいに観えますが、ダンサーたちの息遣いがそのまま聞こえるような舞台に息を呑むばかりでした。


このトリプル・ビルの写真は、http://www.ballet.co.uk/gallery/dm-rhapsody-sensorium-still-life-roh0311  より。

 


 『ラプソディー』 フレデリック・アシュトン振付、 ラフマニノフ作曲

         曲は、 パガニーニの主題による狂詩曲(ピアノとオーケストラ)


 ラウラ・モレーラ、 セルゲイ・ポルーニン


 エマ・マグワイヤ、 オリヴィア・コウリー、 ラーラ・ターク、 メリッサ・ハミルトン、

 ピエトラ・メロ・ピットマン、 高田茜、 

 ダーウィッド、 ヴァレンティーノ・ズチェッティ、ジョナサン・ワトキンズ、

 リアム・スカーレット、 サンダー・ブロンマート、 フェルナンド・モンターニョ


 

 何度観ても美しいバレエです。 とくにこのプロダクションでは、踊りを邪魔しない、シンプルかつ美しい衣装と背景です。

 ストーリー、あらすじはありません。

 踊りを楽しむものです。 が、特定のストーリーは無い中にも、各ダンサー、カップルが自分たちのストーリーを持たないとただそれだけ、で終ってしまうかもしれません。 観る側も、自由に想像を働かせてよいと思います。


 日本では、Kバレエがこの作品を上演していますし、録画にもなっているはずです。

私は写真でしかみていませんが、衣装は全く違う、という印象があります。

 

 前回この作品を上演したのは2007年の1、2月。 今回は、プリンシパルカップル2組がデビューです。

 

 あの有名な『パガニーニ狂詩曲』、ラドシラ・ミ・ファ・ラーのオープニングが始まった時には、まだ幕は閉じたまま。 ラ・ラ・ラドシラの主題が始まる前に幕が開きます。

 幕が開くと、中央に男性・プリンシパルが立ち、舞台後方、3段になっている上に6組のカップルがそれぞれ違う格好で立っています。


 元々、1980年にクウィーンズ・マザーの80歳のお誕生日を記念して作られたバレエ、男性プリンシパルは客席にお辞儀をするような振付で始まります。


 アシュトンらしく、非常に音楽的。 ダンサーの踊りが音楽そのものです。

 このピアノパートをこのバレエで弾くことは私の一生の夢。

 一度も勉強したことがない曲ですが、私だったらここはこう弾いたらダンサーたちがもっと魅せることができるのでは?と思いながら観てしまいました。


 最初から技巧的なものの連続です。

 セルゲイはジャンプが美しいダンサー。 特に最後に近い部分でのジャンプにはあっけにとられます。

 アシュトンの細かい足さばきは怪しいものもありましたし、私にはもう少しクリスプな部分が欲しいな、とも思います。

 

 ラウラは普段からクリスプな足捌きがある、アレグロダンサー。 途中のソロで気持ちが良い踊りをみせてくれました。

 

 あの有名な、ラファソラレー、で始まる美しい部分、プリンシパル・カップルのパ・ドゥ・ドゥです。

 17日の舞台では、中央の大きなリフト(ある本によると、ソヴィエト・リフト)で失敗がありましたが、今回は成功。

 セルゲイがもう少し、インサイトの時にレズリーに言われていたように、音楽的に回転できているとよいな、とは思いましたが。


 群舞の6人の男性、彼らにとってかなり勉強になると思われる作品です。

 ヴァレンティーノのきれいなジャンプ、ダーウィッドのきもちがよい踊りにも目がいきますが、私の場合は、リアムに目が奪われます。

 彼は、正直なことを言うと、とりわけジャンプが飛べたりするダンサーでは決してありません。

 が、ちょっとした顔の向き、目線、音楽的なアクセント、特にこのようなアシュトンの音楽性あふれた振付の作品の場合、このようなちょっとしたことが、踊りに大きな大きなプラスになります。



『センソーリウム』 アラスター・マリオット振付、 ドビュッシー作曲

   曲は24のピアノのためのプレリュードより7曲


 マリアネラ・ヌニェス、 リヤーン・ベンジャミン、

 ルパート・ペネファーザー、 トーマス・ホワイトヘッド


 ピエトラ・メロ・ピットマン、 高田茜、 ジャクリーヌ・クラーク、

 エマ・マグワイヤ、 クリスティン・マクナリー、 サビーナ・ウエストカム、

 ラーラ・ターク、 リヤーン・コープ


 

『Still Life at the Penguin Cafe』 デイヴィッド・ビントリー振付、 サイモン・ジェフス作曲

  曲は、同名 (無理やり日本語訳をつけるのであれば、『ペンギンカフェで残っている絶滅寸前の動物たち』)


 各役の役名のタイトルは、昨年10月に新国立バレエがこの作品を上演しているので、そのキャスト表の日本語訳を用いました。


 ペンギン: エマ・マグワイヤ


 ユタのオオツノヒツジ: ゼナイダ・ヤノウスキー、 ギャリー・エイヴィス

 テキサスのカンガルーネズミ: リアム・スカーレット


 豚鼻スカンクにつくノミ: アイオーナ・ルーツ

                エリーコ・モンテス、 マイケル・ストーイコ、 ダーウィッド、 

                サンダー・ブロンマート、 ジョナサン・ワトキンズ


 ケープ・ヤマシマウマ: エドワード・ワトソン

     女性たち: クリスティーナ・アレスティス、 ターラ・ブリジット・バフナーニ、 オリヴィア・コウリー、

            シャーン・マーフィー、 ロマニー・パジャック、 ローラ・マックロック、

            ナタリー・ハリッソン、 ラーラ・ターク


 熱帯雨林の家族: クリスティン・マクナリー、 ニァマイヤー・キッシュ、 ミーナ(JA)


 ブラジルのウーリー・モンキー: リカルド・セルヴェラ

                      リヤーン・コープ、 サビーナ・ウエストカム

Posted on 2011/03/23 Wed. 06:27 [edit]

category: バレエ

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