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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

『ジゼル』 ロベルタ、 セルゲイ 

今日も晴天でした。


 遅くなりましたが、1月17日の『ジゼル』です。


 『ジゼル』 ピーター・ライト版、 アダン作曲


 ジゼル: ロベルタ・マルケス

 アルブレヒト: セルゲイ・ポルーニン


 ヒラリオン: トーマス・ホワイトヘッド

 ベルタ: クリスティン・マクナリー

 ウィルフレッド: ヨハネス・ステパネク


 大公: ギャリー・エイヴィス

 バチルダ: タラ・ブリジット・バフナーニ

 狩のリーダー: 平野亮一


 パ・ドゥ・シス: エマ・マグワイア、 ブライアン・マローニー (リード)

           サビーナ・ウエストカム、 マイケル・ストーイコ

           リヤーン・コープ、 ヴァレンティーノ・ズチェッティ


 ミルタ: イッツィアー・メンディザバル

 モイナ: ヘレン・クロウフォード

 ズルメ: シャーン・マーフィー


 第1幕の農民: レティシア・ストック、 ロマニー・パジャック、 カミール・ブラッチャー、

           ヤスミン・ナグディ、 デメルツァ・パリッシュ、 クレア・カルヴェート、

           ベアトリス・スター・ブルーネル、 ピエトラ・メロ・ピットマン、

           ジャクリーヌ・クラーク、 エルサ・ゴダード、 高田茜、

           スクール生(小柄な子)

           ケヴィン・エマートン、 エリーコ・モンテス、 ベンジャミン・エラ、

           フェルナンド・モンターニョ、 ダーウィッド、 サンダー・ブロンマート


 2009年上演時に日本にいて見逃してしまった、ロベルタのジゼルでした。 セルゲイは、先週の公演でアルブレヒト・デビューをしています。 この二人がロイヤルオペラハウスで組んで踊るのは今回の演目が初めて。


 ロベルタに関しては、私は観たい!と思う役と、別にいいや、と思う役の2種類があります。 ジゼルはとっても観たかった役。 アルブレヒトがジゼルの家のドアをノックして、ジゼルが出てきます。 ジゼルが出てくると同時に、アルブレヒトは家の陰に隠れてしまいますが。

 ロベルタのジゼルは、「誰がノックしたの??」と、かなり長い間不安な顔。

 

 パ・ドゥ・シスが踊っている間は舞台から離れて、袖に入ってしまいました。 今回、実年齢はロベルタよりもいくつも下のクリスティンがジゼルのお母さんのベルタ役。 ですが、結構あっていました。

 ジゼルの第1幕のソロ、中間部が多くのバレリーナは向かって右から、左足軸での見せ場なのに、ロベルタは左側から右足軸。 彼女は、グラン・フェッテも左回りをする人ですから、こういうものも、変わってくるのかもしれかせん。


 左軸ポワントでのアラベスクはかなりの長いバランス。 ですが、右足軸だと、かなり短い。 結構バランスに関しては左右の差があります。


 第2幕は、4年前に『ラ・シルフィード』の彼女を観た際、凄く軽かったイメージがあるので期待していましたが、今回はそこまでの軽さは無く。 

 第1幕の方がよかったかもしれません。 表情豊かで、いたずらで、とっても愛らしいジゼルでした。


 

 セルゲイのアルブレヒト、技術的には素晴らしいものがあります。 第2幕のヴァリエーションでの跳躍の高さ+空中に止まる長さ。 ミルタに言われて踊り続ける際の、アントルシャ・シス(ユイットをやってはいないと思いますが、それくらいに見える)、10回やっても跳躍の高さが変わらないし、足の打ちつけの幅も変わらない。 しかも、とってもクリアで、きれい。

 パートナリングを心配していましたが、今回は目立った失敗も無く、安心しました。


 著しい成長があったのが、第1幕での表情。

 セルゲイがあんなに表情豊かに演じるのは初めて観ました。

 欲を言うと、もう少しクリアなキャラクターがあってもよいかな、とは思いますが。 高慢な貴族のお坊ちゃんに見えるときと、さわやかな青年の時と、ジゼルを心から愛しているのか、ただ遊びなのか、ちょっとごっちゃになってしまう時がありました。


 

 ヒラリオンのトーマス、非常にクラシカル(伝統的?)なヒラリオンです。 ジゼルのことも愛しているけれど、乱暴。 だけれど、ジゼルが死んだ時の悲しみは半端ない。

 第2幕で、なんだか久々にトーマスがジャンプするのを観た様な気になりました(12月はシンデレラのアグリー・シスターとか、求婚者、のような役でしたから)。 ミルタのイッツィアーとの組み合わせもよかったのか、ミルタに踊らされて止まることができない、というのもよく出ていました。

 セルゲイとトーマス、という組み合わせでは『シルヴィア』でも同じような設定で踊っていますが、この2人は結構あうような気がします。


 

 イッツィアーのミルタは好きです。 彼女の雰囲気がこの役にぴったり(実際は、とっても素敵な人ですが)。 

 最初のパ・ドゥ・ブレがとってもきれい。 バレエを習っていた頃に先生によく言われ続けた、うまく言葉では説明できませんが、左右のかかとがきれいにみえて、つま先がきれいに凄い速さで交差する。 見とれてしまいました。

 目に力もあるから、ウィリーたちをまとめる雰囲気もある。 まあ、まだ移籍して半年ですから、上体の使い方、腕の使い方、まだまだロイヤルバレエの中では違和感がある部分もあります。 でも、徐々に馴染んできているように思いますから。

  

  パ・ドゥ・シス、初めて観る組み合わせです。 ブライアンは、2009年の時には新しい指揮者で、音楽のテンポもおかしくて、完全に踊りが崩れました(非常に音楽性があるダンサーなので、音楽がおかしいと、踊りが崩れてしまうのです)。 今回は良い踊りを見せていました。 踊りだけでなく、この場面にあうことができるのがブライアン。

 エマはきれいに踊っているのです。 丁寧ですし、人間的に良い踊りをします。 今回はブライアントのパートナーシップもよかったですし。 彼女はこれに何かがプラスされたら、一気に伸びるような気がします。


 

 先週はめちゃくちゃだったオーケストラ、ずいぶん落ち着いてきました。

 ただ、この指揮者(今シーズンから、バーミンガム・ロイヤル・バレエの音楽監督になった方)、オーケストラを鳴らすことができない。 流れも無い。 テンポのことではなくて、流れが欲しいのです。

 

Posted on 2011/01/19 Wed. 02:49 [edit]

category: バレエ

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