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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

『ピーターと狼』、『ベアトリクス・ポッターの物語』リハーサル 

ちょっと遠くまで列車に乗って教えに行ったのですが、途中の駅にはGlit Saltがまかれていました。 駅のホームが凍って滑らなくするための対策です。

 帰りの列車の中で新聞を読んでいたら、最高気温3~5℃の模様。 土曜日には雪の予報も出ています。 これから2週間ほど冷え込むそうです。 去年の雪でブーツを1足駄目にしたので、今年はさすがにレインブーツを買おうか、と思っています。 


 そんな中、今日もオペラハウス。 現在(いつも)ロイヤルオペラハウス中毒にかかっております。


 メインハウスではなくて、上にある、クロア・ストゥディオにて。


 月曜日には、『スケートをする人々』のリハーサルを拝見しましたが、今回は同時期に上演される、2つの動物作品のインサイト。 とはいいつつも、通常のインサイトであれば、お話が半分、その後、ダンサーのリハーサルを拝見、という形式ですが、今回は、2つの作品のリハーサルを1時間ずつでした。


 12月14日に初日を迎える、『ピーターと狼』、そして、『ベアトリクス・ポッターの物語(邦題: ピーターラビットと仲間たち)』


 『ピーターと狼』は、プロコフィエフ作曲の同名の作品に1995年、当時ロイヤルバレエの団員だった、マシュー・ハートが当時のバレエ学校校長にこの作品を依頼されて、主に、ロウワー・スクール(11歳から16歳くらい)の生徒たちの為に振り付けました。 ちなみに、狼は2008年にロイヤルバレエを退団して『ダーティー・ダンシング』の舞台に出ている、1995年当時アッパー・スクールの1年生だったマーティン・ハーヴェイが初演しています。


 リハーサルには、

 振付をしたマシュー・ハートご自身、

 今回狼をやる、セルゲイ・ポルーニン

 ナレーター/おじいさん: ウィル・ケンプ (ロイヤルバレエスクール出身、現在はマシュー・ボーンのカンパニーと、Adventures in Motion Picturesに所属)


 そして、ロイヤルバレエスクールの9年生で、ピーター、鳥、ダック、猫役の子供たち4人。


 来週からホワイト・ロッジ(ロウワースクール、In リッチモンド・パーク)であわせが始まるそうで、現在は子供たち、狼、ナレーターは別々にリハーサル。 よって、今夜が初めてのあわせでした。


 舞台中央に大きな木が置かれていて、そこに、登場人物が座っていて、ナレーターが1人ずつ紹介。

 鳥はフルート、ダックはオーボエ、猫はクラリネット、狼は3本のホルン、ピーターは弦楽器、そしておじいちゃんはバスーン(ファゴット)。 登場人物にメロディーがあるわけです。 

 彼らはちょっと踊りながら舞台の前に来て、1列に並びます。 そして、ちょっと変わった形で、とまるのですが、この鳥からピーターまでの5人で、PETERの文字を造ります。 私は言われるまで、気がつきませんでした。


 これらの登場人物以外にも、池とか、いけがきとか、子供たちが踊るそうです。

 

 セルゲイが狼をやる、ということは聴いていたのですが、正直大丈夫??と思っていたのですが、結構似合うので、そしてできるのでびっくり。 

 ピーターは9年生のトーマス君。 昨年の『くるみ割り人形』でクラーラの弟のフリッツ役で非常に記憶に残っている子です。 ちなみに、発売された都さん主演の『くるみ』のDVDでフリッツをやっています。


 ナレーターは初演時には当時のロイヤルバレエ芸術監督であった、サー・アンソニー・ダウエルがやったそうです。 ウィル・ケンプも声色を変えたり、おもしろい舞台になりそうです。


 次いで、『ベアトリクス・ポッターの物語』。 

 指導はゲスト・バレエ・マスターのクリストファー・カー。 そして、リスのナトキンをヴァレンティーノ・ズチェッティが踊りました。

 

 本来、ヴァレンティーノはアンダー・スタディーだったそうですが、先週、このリスのナトキンのキャストに入っていたジェームズ・ヘイがシンデレラのリハーサル中に足を骨折。 よって、ヴァレンティーノがキャストに入ったため、初めてのリハーサル。 普段はリハーサル・ストゥディオの後ろで振りを覚えたりしていたので、クリストファーが彼がこの役で踊るのを見るのは今夜が初めて。


 ちなみに、ベアトリクス・ポッターは、ピーター・ラビットの作者。 1970年代にフレデリック・アシュトンが、フィルム用にこのバレエを振付けました。 登場人物は着ぐるみですが、非常によくできています。

 大人も子供も楽しめる作品ですが、大変でダンサー泣かせの作品。 確か、一番重い衣装がピーター・ラビットで、5キロ近くあるはずです。


 このリスのナトキンは元々、ウェイン・スリープ(都さんの最後の『シンデレラ』の時に、アグリーシスターズの妹役)に振付けられ、あのもこもことした衣装を着ながらも、回ったり、飛んだり、非常にハード。

 

 ヴァレンティーノは、踊りたくって仕方がない!!といった感じのダンサーなので、リハーサルですが、それはそれは本領発揮!といった感じ。 

 ジャンプがきれいなので、そして魅せるダンサーなので、気持ちがよいです。 が、やりすぎで、怪我をしないかしら?と心配してしまうほど。

 

 最後の5分ほど、頭をつけてのリハーサル。 つける前に、頭を観客に見せてくださったのですが、中にはヘルメットがつけられていて、ヘルメットで頭を固定。 無数の小さな穴が頭にはあいていて、そこから外を見るのですが、実際にはスポットライトなどで、ほとんど外が見えない状態になるそうです。

 それでも、1992年にこのバレエを舞台で初めて上演した際に、フィルム用に使ったものよりも、重さを軽くしたそうですが。

 

 リスが登場して冒頭、その前に踊っていたピーター・ラビットにむかって3つ、木の実を投げつけます。 以前は色々な投げ方をしていたそうですが、勢いがあると、オーケストラ・ピットとか、色々なところに落ちてしまうので、今は投げ方を統一したそう。 オケ・ピットに落ちたら、そりゃあ、問題でしょうね・・・


 ヴァレンティーノが、下はお稽古着のまま、あたまだけリスをつけると、とんでもないかわいらしさ。 下も衣装の時とはまた違ったかわいらしさが。 頭と体がアンバランスですからね。

 普通に踊ってもハードなこの踊りを、頭をつけると、最後まで踊れない。 これに、衣装が加わるわけです。 しかも、リスには大きな尻尾がある。 

 顔だって、普通につけるよりも、もっと大きく首を動かさないと、あの大きい頭では顔の向きがきちんと変わらない。

 

  この『ベアトリクス・ポッター』も先日の『スケートをする人々』同様、私がイギリスで初めて観たバレエ。 今ほど情報もありませんでしたので、『ベアトリクス・ポッター』が何なのかわからぬまま、母と妹と観に行って、感激した作品です。


 着ぐるみだけれど、そこはイギリス、とっても精巧な着ぐるみ。

 これほど心温まる作品はありません。

 家族連れだけではなくて、大人も客席に多いのがうなずけます。 私も、『マノン』だとか、『マイヤリング』だとか、入り組んだ作品がすきですが、この『スケートをする人々』、『ベアトリクス・ポッター』も大好きな作品。 

 

 ちなみに、昨年のこれらの作品の写真は、http://www.ballet.co.uk/gallery/jr_rb_patineurs_beatrix_potter_roh_1209 より。


 『ピーターと狼』、『ベアトリクス・ポッターの物語』は12月14日から18日の間で4公演。

 『スケートをする人々』、『ベアトリクス・ポッターの物語』は12月20日から1月10日の間に10公演です。

Posted on 2010/11/25 Thu. 06:03 [edit]

category: バレエ

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