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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

生徒のグレードテスト 

 今週は珍しく霧が続きます。 今夜も霧。 夜の霧、というのはちょっと怖いものがあります。


 今夜はオペラハウスにて『シルヴィア』ですが、これはまたの機会に。

 今日は昨年3月末から教えている7歳の女の子の初めてのグレード試験。

 グレード試験といっても、プレップ・テストと言い、グレード1の練習の試験のようなもの。 今までは受けさせたことがないのですが、今回はご両親のご要望もあり、受けてみることに。


 プレップテストのピアノは、3つのエクセサイズ(Walking, Rolling, Hopping)と課題曲2曲から1曲、そして自由曲。 それプラス、オーラルテスト。

 通常のグレード試験とは少々違います(通常はエクセサイズの代わりにスケール、アルペジオ。 曲は3曲で初見もあり)。


 課題局の中から、『Boating Lake』というのを選んだ我が生徒。 この曲は、このテストのために特別に作曲されているものです。


 本来は金曜日のレッスンなのですが、彼女が試験前にレッスンして欲しい、ということで、昨日テスト前最後のレッスン。

 曲はよく弾いているのですが、流れがない。


 私: 『湖の上のボート、っていう意味わかっているの?』

 生徒: 『わかっているよ』

 私: 『あなたのボートは湖に浮かんでいるのではなくて、砂の上においてあるみたい。 砂の上をボートは進めるの?』

 生徒: 『進めない』

 私: 『自分が泳ぐことを考えてみて。 お水の上だったら泳げるけれど、砂の上では泳げないでしょ?』

 生徒: 『砂の上では前に進もうと思っても進めないよね』

 私: 『あなたの演奏は砂の上。 お水の上にいると思ってみて。 最初に弾いたのは上手に弾けているのよ。 でも、例えば、ヴィクトリアン・スポンジを思い浮かべてみて。 あなたのヴィクトリアン・スポンジは、おいしいスポンジに、ちゃんとストロベリージャムもはさんであるの。 それだけでも十分おいしいでしょ? 私が今やっていることは、そこに、ちょっとアイシングシュガーをかけて、もっときれいにみえるようにしているのよ』

 生徒: 『わかった!!』


 という会話がありました。  速さを早くするのではなくて、音楽に流れを持たせる。 簡単なことのようで、とっても難しいことなのです。

 二人で、一緒にこの曲を歌ってみたり、体を動かしてみたり、一緒に弾いたりしながら、流れをつかんでいきました。

 とっても楽しい作業です。 


 

 今日の試験は私はついていかなかったのですが、お父様からお電話があり(生憎泳ぎに行っていたので、留守電)、このプレップ・テストでは講評をすぐにいただけるので、試験管からとってもよい講評を頂いた、とのこと。


 これで、イースターにグレード1を受けるのを目標にできそうです。 彼女の1歳半下の弟が、ここに何度か書いたユニークな男の子。 彼にイースターに同じくグレード1を受けさせたいのですが、さすがにそれはおねえちゃんに酷。 ということで、とりあえず、イースターにこのプレップテストを受けさせてみようかと。

 

 3月、4月にはこの地域で2つのフェスティバル(コンクールとコンサートの中間)があるので、これに何人か生徒を出そうとも思っているし、やっとここまで来る生徒ができて嬉しいです。 今年の春に、楽しみに育てていた日本人の生徒が日本に帰国してしまって落ち込んでいましたが、また次の目標ができました。


 やっぱり教えることは天職。 11年前に日本でプールでコーチのバイトをしていましたが、その時に子供の接し方を覚えたことも大きいし、スポンジのような子供の吸収力のそばにいると、私もそうなるように思うし。 どうして、Dr.Sがあれだけ素晴らしい先生なのに、子供の手ほどきをするのを辞めないのかがとってもよくわかります。


Posted on 2010/11/19 Fri. 05:42 [edit]

category: 音楽

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