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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

チャイコフスキー 

比較的暖かい日が続いています。


 昨日、今日、続けて『オネーギン』を観賞してきたので、それを書こうかな、と思ったものの、これはまた明日にでも。

 

 先日書いたように、クランコ振り付けのバレエ、『オネーギン』で使われているのはチャイコフスキー。 

 私のレパートリーになっているピアノ曲もたくさん。 その中でも、第3幕に使われている『ロマンス ヘ長調』は私の十八番。 日本でもよくいれていますし、先日の奏楽堂でのリサイタルのアンコールに弾いたのはこの曲。

 

 今回は、グレーミンとタティアーナのパ・ド・ドゥとしてオーケストラ編曲して使われています。 ABA形式のこの曲、ほぼ原曲通り。 ですが、一部もちろんメロディーが変わっているところもあります。

 15日から始まるミックス・ビルの中の『Winter Dreams(三人姉妹)』の中では、マーシャと不倫相手のベルシーニンの別れのパ・ド・ドゥとして、AB部分が使われています。 これはピアノのソロで奏でられます。


 先週土曜日に観た時と、昨日と今日では違う指揮者が演奏しました。 やはり、独特のロシア的な歌いまわしはロシア系の教育を受けていないと難しいな、というのが印象。 この曲、ピアノソロとして、テクニック的には何一つ難しいことはありません。 でも、音楽的には非常に私は面白い曲。 前後に弾く曲、そのときの気持ち、会場の雰囲気、毎回違った音楽になります。

 この曲、コンサートで弾く人は滅多にいないから、実は私は自分自身は2006年の4月末に初めてイタリアで弾いてから、多分30回以上は本番で弾いていると思いますが、一度もピアノのコンサートでの生演奏は聴いたことがありません。

 

 特に昨日の舞台を観ていて、オネーギンが昔はなんとも思っていなかったタティアーナが美しくなったのを見て、どうにも気持ちを抑えられなくなる。 それを非常にたくみにあらわしていた、フェデリコ・ボネッリ。 フェデリコを観ていたら、私は今、今までとちょっと違う『ロマンス』を弾くことができるかな、なんて思いました。


 でも、年内のコンサートでは私はチャイコフスキーを弾くことができません。 その理由は、オーケストラ編曲を聴いてしまっているから。

 『のだめカンタービレ』で、のだめがコンクール会場に向かうバスの中で楽譜を暗譜していて、途中、バスの乗客の携帯電話が鳴って、それが、今日の料理の音楽だった。 そして、コンクールで演奏中に、途中でこの今日の料理の音楽を弾いてしまう、という場面がありますよね?

 私の場合、自分のレパートリーの曲はどうしてもバレエを観ながらでも楽譜が頭の中に浮かんで楽譜をめくっているのですが、微妙なメロディーの違い、ハーモニーの違いが出てくると、生で聴いている音楽の場合、楽譜を修正し始めてしまう。 だから、今は私の頭の中の楽譜は、バレエで使われているメロディー、ハーモニーになってしまっているのです。 

 先ほど書いたように、特に、『ロマンス』は他の人の演奏を聴くことがほぼ不可能。 だから、この『オネーギン』が終わって、10月末に『Winter Dreams』が終わってしばらくしないと、本番にのせられません。

 

 チャイコフスキーのピアノ曲は好き嫌いが非常に分かれます。 先ほども書いたように、テクニック的には決して面白くはありません。 でも、楽譜に書かれている音符の裏が見えてくると、とんでもなく面白い。 ショパンのノクターンと同じようなことですね。


 バレエを観ていて、レパートリーにしていない曲でもこれから弾きたいな、と思う曲がたくさん。 とりあえずは今譜読みをしているブラームスをどうにか形にしたいから、それが終わったら、チャイコフスキーを時々加えていきたいな、と思っています。

Posted on 2010/10/06 Wed. 06:48 [edit]

category: 音楽

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