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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ケンブリッジでコンサート 

刺すような寒さだけれど、きれいな青空の中、昨年の5月以来のケンブリッジでした。


 ケンブリッジも気がつけば4回目。 いつもはコーチ(長距離バス)で行っていたのですが、今回は帰りに教えに寄らなくてはいけなかったので、初めて電車で行きました。 ロンドンからゆっくり目の電車でも1時間ほどです。


 先週、先々週のように初めての演奏会場もそれはそれで楽しみだけれど、こうして何度か行っていてどんな方がコンサートの事務を行い、どんなピアノでどんな会場かわかっているところもとっても行くのが楽しみです。


 ケンブリッジのフィッツウィリアム・ミュージアムのそばのエマニュエル・ユナイテッド・リフォームド・チャーチにて。


 今回は、


 モーツアルト: ピアノソナタ ハ長調

 ドビュッシー: アラベスク 第1番

 チャイコフスキー: ノクターン 作品19-4

 シューベルト/リスト: ウィーンの夜会 第6番

 リスト: 愛の賛歌


 アンコールは シベリウスのワルツ


 本当はモーツアルトとリストの愛の賛歌を弾かずに、ベートーヴェンのソナタ 作品111を弾くはずだったのですが、指の調子が良くなくて断念。 いつもの私なら弾いてしまったと思うのですが、人生にとって非常に大切なオーディションが2週間後にある身、今回は大事をとることに。

 この教会は非常に状態の良いカワイのグランドが入っているので、ぜひベートーヴェンを弾きたかったので残念です。


 モーツアルトは先週も弾きましたが先週の方がよかったかな。 第1楽章がいまいちまとまりのないまま終わりました。

 チャイコフスキーは去年の夏の日本以来で弾きましたが、やはり好きな曲です。 クランコ振り付けのバレエ、『オネーギン』のタチアーナとオネーギンが初めて会話をする(踊る)場面で使われるから、それを考えながら弾いていくとおもしろいほどいろいろな言葉が聞こえてきます。


 

 終了後、色々な方が声をかけてくださっておしゃべりするのも楽しみなのですが、今回はあらかじめ言われていて、10-12人くらいのグループの方とお話をすることになっていました。

 彼らから色々と質問をされてそれに答える、ということだったのですが、おもしろかったです。

 私だって、バレエを観に行けばダンサーに対して質問したいこともたくさんある。 だから、こういう風に声をかけられると私はとっても嬉しいのです。


 このところ、一番聞かれることが多い質問は、

『どうやって暗譜をしてあれだけ頭に入れるのか』

ということ。


 これ、日本では聞かれませんからね。 イギリスは非常に素朴です。

 答えは難しい。 私は基本的に暗譜に苦労するタイプではないし、頭の中に楽譜をフォトコピーしていく、としか言いようが無い。


他にもいろいろと質問がありましたが、

『コンサート毎にルバート、曲に対する感情が変わっていくのか、その場合、どうやってそれを作り上げるのか』

という質問が私にとっては興味深い。


 一時、練習と本番で演奏が変わる演奏者は練習をしっかりしていない、ということだ。 ということを何度か特に日本語で読んで、かなり悩んだ時期もありました。

 でも、私が師事した先生方は私のこういうところを評価してくださり、誰にでもできることではない、と言われたし、何と言ってもロイヤルバレエを観るようになって、ダンサーたちが毎回違う表現をみせてくれて、それからはもっと自由にしてよいのだ、と思えるようになりました。


 

 お話の後、教会に併設されているカフェでお昼をご馳走になったのですが、今日はバター・スクウォッシュ(ひょうたん型のかぼちゃ)とローズマリーの何とかと、サラダとポテト。 このバタースクウォッシュの何とかがとってもおいしかったです。 イギリスの教会もモダンになったな、と感心してしまいました。


 来週からイギリスの学校はハーフタームですが、もうハーフタームが始まっている学校もあったようで、7歳と10歳くらいの女の子が来ていました。

 私が食べ終わって帰ろう、と思ったらお父様と一緒に私のところへ来て、日本語で、「サインを下さい」と言われました。

 お母様が日本人でハーフの女の子たちだったよう。 彼女たちもピアノを習っているそうで、子供が来てくれるのはとっても嬉しい。 ましてサインを下さい なんていわれるのは!

 お父様曰く、彼女たちは、リストの『愛の賛歌』が始まったら身を乗り出して聴いていたそうです。 ドビュッシーのアラベスクとかの方が有名ですが、本当に子供だから有名曲を、というのは間違っていると思います。 いつか論文を書きたい。



 そういえば、2歳くらいでバギーに乗ったままコンサートを寝るわけではなくて、静かに聴いている子もいました。


 再来週のことがあるから、今はとにかくコンサートをこなしている、といった状態。 あと一つ。


 電車に乗ったとたんに無気力でした。

Posted on 2010/02/11 Thu. 05:04 [edit]

category: 音楽

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