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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

私の原点 

 はるか前に卒園した幼稚園。
 小学校でいじめや嫌がらせ、色々と大変だった私は、余計に幼稚園が大好きな場所です。
 年少の時の先生はもうご高齢ですが、年中の時の先生は現在、園長先生、年長の時の先生は主任。
 よって、幼稚園には顔を出しやすく、今までの帰国の間に演奏をさせて頂いたり、遊びに行ったりしていた場所です。

 帰国してすぐ、七夕もやし集会に顔を出したことで、先週はお泊り保育のお手伝いをすることに。
 私は卒園後もこのお手伝いには行ったことがありませんでした。

 先日の七夕もやし集会の後、年長組の参観をちょっと覗かせて頂きました(年齢的に、その場にいても全くおかしくないどころか、きっとお母様方は年下なのだろうな・・・と思うのが複雑)。
 
 この幼稚園独特のわらべ歌、歌集「おおきい木」にのっている歌を聴かせて頂き、そして、絵本、「スイミー」の暗唱を聴く。
 ここの子供たちの歌声はとっても素敵なのです。
 
 先生方の子供たちへの接し方、子供たちがお教室へ行ってからの、保護者へのお話しを聞いていて、私の考え方の元はここなのだな、と改めて思っていました。

 
 お泊り保育のお手伝いをさせて頂いて、子供たちのお夕食の後に思ったこと。
 
 役員のお母様方が作ったカレーがメニュー(私も他の卒園生たちと共においしく頂きました)。
 カレーをよそうお皿は、使い捨てでもプラスチックでもなく、割れるお皿。
 これが、まず私が好きなところ。
 
 ホールが食事をする場所になったのですが、「○○(幼稚園の名前)レストラン」と入口に書かれ、一つ一つのテーブルの上には本物のろうそくと、一輪挿し。
 子供たちが入ってくる時には電気も消して、蝋燭の明かり。
 とっても素敵でした。
 幼稚園児にもこういう雰囲気を味合わせることができる。

 配膳は私たちが行いましたが、片づけ(洗いはもちろん私たちですが)は、子供たちの役目。
  4人(いくつかは3人)で一つのテーブルを囲んでいた子供たち。
 デザートのオレンジの皮と、使ったティッシュのごみ。
 これらは卒園生がごみ袋を持って、そこに持ってきてもらう。
 お皿は廊下にいる先生へ。
 
 「みんながバラバラに持っていったら、混雑します。 どうすればよいのか、テーブルごとに考えてください」
 というようなことを主任の先生がおっしゃって、子供たちを観察していると、テーブルごとに差があります。
 どうすればよいのかを、先生が指示するのではなく、子供たちに考えさせて行動させる。
 5,6歳の子供たちにだってできるのです。
 もちろん、数人は、バラバラに持ってきました。
 テーブルに戻されて、考えさせられている子供たちもいました。

 テーブルの上の一輪挿し、蝋燭、そして布巾でテーブルを拭くのも、子供たちの役目。
 
 今までの私のピアノの指導中、何人ものお母様方から、
「子供だからできない」 「みゆきは、子供にやらせて(楽譜の片づけなど)かわいそう」
 などと言われてもきました。
 でも、私は子供は、教えればできる、と思う。
 私がこういう考えを持つのは、この幼稚園に通ったからなのだな、と思うばかりでした。

 お天気があまりよくなかったこの日。
 それでも、どうにかお外でお化け大会(なんといえばよいのやら)ができて、お化けを退治した後の、仕掛け花火。
 お化け前のキャンプファイヤーでは、もう何年も何年も前のことなのに、つい園庭にいたのが昨日のことのように自分の時のことが目に浮かびました。
 
 他のお手伝いに来ていた卒園生(私以外は、中学三年生から大学生)ともおしゃべりをし、オバサンも混ぜてもらって、楽しく、そして、私がずば抜けて一番年齢が上なのに、担任の先生が二人もまだ残っていることに驚かれました。
 
 今だからこそ、この年齢になって子供に接する仕事をしているからこそ、改めて感じることがあった今回のお手伝い。
 改めて、子供たちの理解力の高さと、考えることの必要性を感じ、自分のポリシーをきちんと持って、これから日本でのピアノ指導を(生徒が集まってくれたらの話ですが・・・)していきたい、と思いました。

 

Posted on 2016/07/26 Tue. 10:01 [edit]

category: 日常

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26

毎日蒸し暑いです 

早いもので、日本に帰国して3週間。
 いつもなら、3週間前後の日本滞在だったので、これからが私の正念場。
 
 先々週、やっと市民に戻って(矛盾だらけなことに腹を立てながらも、どうにか住民登録をした)、レッスン室の工事も週末終了。
 本当は今日ピアノを移動させて、明日には船便が届いて、8月から生徒募集をかけよう、と思っていましたが、ピアノ移動が8月になってしまったので、未だにピアノ指導ができていません。
 
 先週は、通っていた幼稚園(何年前の話でしょうね??)の年長さんの一泊保育のお手伝いをして、半日幼稚園で過ごす。
 私の原点はこの幼稚園なのだ。 大好きな幼稚園、この幼稚園の考え方が私を形成したのだ、と思わずにはいられませんでした。
 皿洗い、皿拭きで、翌日は情けないことに肩甲骨が筋肉痛でしたが。

 そして、私にとって、日本の夏の一番の楽しみ、盆踊りの練習が週末にあり、次の週末が本番。
 昨年、一昨年は参加していないので久々。
 それでも、東京音頭、八木節、などなど大好きな踊りは音楽がかかれば、自然に身体が動き出す。
 
 小さな弱小町会ですが、幼い頃から踊っている盆踊り。
 私が子供の頃に中心になっていらした方々は、ほとんどがお亡くなりになるか、お年を召して踊りにいらっしゃらなくなりました。
 
 「線路ぎわの加藤さんの長女」でどうやら知られているらしく、私は全くどなたなのかわからないのですが、
「お母さんお元気?」などと声をかけられ、さっぱりどなたかわからない、ということの連続でした。 
 
 というわけで、次の週末は雨が降ったら泣くに泣けません。
 
 イギリスからデスクトップ・コンピューターを持ち帰ったものの(スクリーンはおいてきたのですが)、部屋が出来上がらない為、まだ繋げていないので、家族共有コンピューターを使用中で、なかなかブログに向かえずにいます。
 少しずつ、ペースを戻したい、と思っていますが。

Posted on 2016/07/25 Mon. 21:16 [edit]

category: 日常

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25

最後のコンサート (6月30日) 

 既に、2週間前のこととなってしまいました。

 6月28日のロンドンでのコンサートの翌々日が、私にとってこの住民としてのイギリス最後のコンサート。
 今回が、5回目の出演。
 顔なじみの方々、遠くから私の名前を見ていらして下さる方々。
 初めてのところで演奏する楽しみもありますが、今回はここが最後でよかったな、と思います。
 
 いつもは、朝一の列車で北イングランドへ向かい、夜中近くにロンドンへ帰ってきますが、今回は母が来ていたので、ロンドンのコンサートの翌日に列車で北イングランドへ。 演奏する街で1泊して、演奏後は私たちにとって思い出の土地、ヨーク(York)で1泊。ゆっくりの旅でした。

160630-1


 ロンドンから列車を乗り継いで3時間半ほど。
 海辺町のBridlington(ブリリントン、ブリドリントン)。
 ここにあるお屋敷で行われている毎週のコンサートへの出演でした。


160630-2


 古いブルットナーのフルコンサートグランドピアノ。
 今回は、リハーサルを始めたら、高音部のハンマーの一つが完全に折れてしまっている状態。
 その付近の弦も2本ほど切れてしまっていて、プログラムを配るコンサートではなかった為、あまりにもこの音を連続して使う曲はぐちゃぐちゃになるので、プログラムから外しました。

 プログラム(順不同)

 お客様の顔を雰囲気を見ながらのトークを入れてのコンサートの為、曲順はあってないようなもの。
 演奏した曲は記してありますが、順番は既に覚えていません。
 
 ショパン; 華麗なる大円舞曲 第1番 作品18
 モーツアルト; ピアノソナタ ハ長調 K.330
 シベリウス; ワルツ
 ショパン; ノクターン 作品55-2 変ホ長調
 ショパン; 4つのマズルカ 作品67
 チャイコフスキー; 6つの作品より 作品51 ナタワルツ、 ロマンス、 感傷的なワルツ
 リスト; ペトラルカのソネット 47番
 サン=サーンス/シロティ(ジロティ); 白鳥 
 リスト; 詩的で宗教的な調べより、愛の賛歌
 
 アンコール: ショパン; ノクターン 作品27-2 変ニ長調

 
 2日前のロンドンのコンサートと全く違う雰囲気、ピアノの状態でのコンサート。
 もちろん、今回はモーツアルト以外は、途中音が抜けながらの演奏ではありました。
 が、ここは私に新たな想像力を与えてくれるところでもある。

 シベリウスのワルツは、ここで毎回のように、「チャイコフスキーがこれだけ良く弾けるのだから、ぜひシベリウスの小品を弾いてほしい。 聴く機会がなくて、寂しい」とおっしゃって下さる殿方がいたので、今回はこれを弾きました。 この方も今回もいらして下さったので、嬉しい。 この曲の演奏後に見せてくださった笑顔がすてきでした。

 チャイコフスキーの3曲は、ロンドンで弾いてそのまま。
 ですが、この会場の雰囲気が、この3曲(特にワルツ2曲)が使われている、クランコ振付の「オネーギン」の雰囲気につながる部分があり、演奏数を重ねている、ということもあり、また楽しくなったように思います。
 
 サンサーンスの白鳥は、今回初めて本番に出した曲。
 ゴドフスキー編曲のものも素敵ですが、今の私は、チェロの音域に近く、装飾も少ないこのシロティ(ジロティ)の編曲の方に惹かれました。 
 バレエ、「瀕死の白鳥」のイメージに強いのはこちらの編曲の方。
 練習中に悩んでいた部分が本番ではクリアになりました。
 これは、私にあっているようなので、これから出していきたいと思います。

 アンコールは、私にとって、思い出深い、そしてこのピアノに音がぴったりの、ショパンのノクターン 作品27-2を。
 
 
 また呼んで頂けそうなので、それを楽しみにしています。
 4年続けて呼んで頂いて、ここもまた、お顔がわかる方々増えました。
 昨年いらしていなかった、遠くからいらして下さるご夫妻。
 今回はお目にかかれて嬉しかったです。 昨年は体調が悪くて、お嬢さんがいらしてくださっていた、と伺って驚くばかりでした。
 なんとなく、面影が昨年亡くなった私の祖母に似ている彼女(これは母も同じ感想)、4年前にたまたま聴いてくださってからの、素敵な出会いでした。

 
 イギリスでの演奏が一段落し、アップライトピアノではあっても、実家に戻って本物のピアノで練習できる喜びの中にいます。
 日本での最初の本番まで、5週間ほど。 
 譜読みに追われる日々です。

 

Posted on 2016/07/14 Thu. 21:15 [edit]

category: 自分のコンサート

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14

演奏家の船出応援コンサート (7月9日) 

 帰国前のこと、書きたいことは溜まっていますが、まずは昨日のことを。

 小雨が降る中、今回の帰国で初めて都内へ。
 コンサートを聴きに行ってきました。
 
 墨田区の地域プラザの多目的ホールで行われた、『演奏家の船出 応援コンサート』というもの。
 2015年から始まったシリーズ、2016年は8回にわたって行われるものの、一つです。
 これを聴く為にも、慌ただしくはあったのですが、先週のイギリスでの演奏直後に、日本への帰国日を決めました。

 今回は、昨年の人気投票の第1位、木管6重奏(フルート、オーボエ、ホルン、ファゴット(バスーン)、クラリネット、ピアノ)、朝やけゼクテットの方々の演奏。
 
 地域の方々に気軽に演奏を聴く機会を、ということも含めてのコンサート。
 
 プーランク; ノヴェレッテ(このグループによる編曲)
 ルーセル; ディベルティメント
 日本の歌メドレー(4曲)
 ブラームス; ハンガリー舞曲 第5番

 チャイコフスキー; 白鳥の湖(音楽と語りで楽しむ) 朝やけゼクテット編曲

 アンコール; 美空ひばり 川の流れのように 他

 
 東京音楽大学出身者により形成されているグループ。
 私にとって、こうして日本の音大出身者たちの木管6重奏を聴くのは初めてのこと。
 
 地域のためのコンサート、ということもあり、コンサート前のランチ(ランチ付きコンサート)では、なんだかイギリスの地方の教会のような雰囲気がありました。
 ちなみに、今回はカレー。 日本に帰ってきて初めてのカレー。 おいしく頂きました。
 
 コンサートホールではないので、音響が良いわけではありません。
 ですが、地域の人たちに音楽を、若手演奏家に演奏機会を、というこの企画はとてもすてきだと思います。
 
『白鳥の湖』で、語りも担当した、バスーンの男性、声が良いのと、聞き取りやすい話し方に、自分を反省しました。

 ただ、私の師匠Dr.Sが私のピアノに関して非常に心配なさっていますが、日本とヨーロッパの根本的なクラシック音楽演奏の違いのようなものも感じてしまい、不安も多少感じました。

 
 またご案内させていただきたく思いますが、実はこのコンサートシリーズの次回、10月に出演させて頂きます。
 これは、昨年末に企画書を提出して、幸いなことに選んで頂きました。
 詳細は、こちらより。
 
 6人いるからこそのトークの面白さも目の当たりにし、私は一人でやらなくてはいけないこともあり、多少の不安がないわけでもありません。
 地域でのコンサート、すてきだと思います。 
 そして、墨田区と関係なくても出演させてくださることにも感謝です。

 私は、まだ譜読みも終わっていない曲が3,4ある為、さっさと譜読みです。


 
 

Posted on 2016/07/10 Sun. 13:08 [edit]

category: エンターテイメント

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10

日本より 

 日本からの更新です。
 
 5日火曜日、日本時間の夜10時45分、無事ドゥバイを経由して、羽田空港に到着しました。
 飛行機のドアが開いたとたんに、体中の毛穴が開くことを感じました。

 いつも通り、時差ボケも無く、翌日から行動開始しています。
 といっても、まだ教える仕事は残念ながら無く、引っ越しに続き、旧自室の片づけ。
 
 ずっとイギリスで生活していた私は、今回は、自室をピアノ室にするため、私は畳にお布団を敷いて寝る生活。
 ふわふわベッドの後の、硬い畳にはまだ慣れず、珍しく毎晩夜中に起きてしまう生活ですが、徐々に慣れるでしょう。
 
 
 4日、イギリスを出てくる日は、午前中は、銀行で1時間かけて、どうにか手続きをして勝手に使われてしまったカードを止めて、返金手続きをとりあえず行う。
 この日、夜のフライトだったことが唯一の救い。
 荷物が出来上がったのは、まさに家を出る時間。
 感傷に浸る間もなく、あわただしい出発でした。
 
 今日は初めて都内へ行き、イギリスのつもりで、車が来なかったから赤信号で横断歩道を渡り、目の前に交番があって、そこにいた人に注意を受けました。
 交番自体もイギリスでは見たことがなかったから、わかりませんでした。

 いろいろとわからなくてはいますが、どうにか頑張って生きようとしています。
 

Posted on 2016/07/09 Sat. 22:08 [edit]

category: 日常

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09

Time to say....  

いよいよ、この日を迎えました。


160703


 最後に、テムズ川から、ビッグベンなど、ロンドンらしい風景を観に行きました。

 6月30日、北イングランドで、最後のコンサートを終え、ヨークで半日遊んで、7月1日夜にロンドンへ帰宅。
 そして、この昨日、今日は教えをして、ロンドン・ヒースロー空港から飛行機で飛び立つ25時間前、全ての教えを終えました。

 まだ、荷造りは終えていません。
 そして、私らしく、最後の最後までトラブルに恵まれるのか、私が北イングランドにいる間に、銀行のカードがFraud(詐欺?)にあい、数万円を使われてしまう有様。
 銀行が気が付いてとめてくれて、被害額は返却されますが、もう一度明日の朝に銀行へ行って手続きをする、という余計な用事が増えました。
 もう十分にたくましので、このようなトラブルはもらいたくなかったのですが、神様は私にこのような運命を与えて下さるようです。

 もちろん、悪いことだけでは無くて、昨日は、海外に住んでいるはずの友達と、バス停でばったりと会うことも。
 私も普段住んでいる場所ではなくて、たまたま用事があり、待っていたバス停。 
 きっと、わたしにとって18年前から知っていて、時折顔を合わせていた一番古いここでの友達。
 最後に会えてよかった。

 気温20度ほどのイギリスで暑くているので、どうなることやら、と思いますが、今回も再びアラブ首長国連邦経由で、日本へ帰ります。
 
 イギリスでお世話になった方々、どうもありがとうございました。
 日本の方々、よろしくお願い致します。
 
 日本からまたブログを続けたいと思っています。
 

Posted on 2016/07/03 Sun. 23:47 [edit]

category: 日常

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