WITH HOPE!!
イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。
ピアノ初期指導とスケール
昨年の今頃、オックスフォードでコンサートがあった時には、半袖で街を歩いていた記憶があるので、それに比べれば今年はまだ寒いのか?
今日は晴れてはいましたが、風があるので、私にはまだコートが必要。
半袖に素足の方もぼちぼちおみかけしますが。
3月頭からピアノを習い始めた60歳の男性。
日本とは違うので、ト音記号も、真ん中のドも4分音符も、全く何も知らない中でのピアノレッスンでした。
子供とは違うアプローチで私も音符の説明をし、最初から両手でのレッスン(子供も私は必ず最初から両手です)。
まだ最初に用意したところから手は動かない曲ということもあるかもしれませんが、とにかく進むのです。
音符も良く読めますし、鍵盤ともかなり一致しています。
段々右手と左手を同時におさえたり、色々な記号が出てきていますが、一つ一つ紐解くように説明することを、お偉い方なのに私の言葉、やり方を試して下さる。
そして、だんだん難しい、といいながらも、非常に生き生きとしていらっしゃるのです。
レッスンを始めた時よりもずっとイキイキとしていらっしゃるかもしれません。
もちろん、経済的にも個人レッスンができる状態ということはあるかもしれませんが、大人の方でも、鍵盤にドレミを書いたり、譜面にドレミをふったりしないでも、覚えられるのだなと私は嬉しくなります。
私は中学、高校時代は理系科目が苦手でしたが(微分積分で完全につまづいた)、どちらかというと算数理科の方が得意だった頭。
だから、論理的に教えたり考えたりするのが好きなので、それを望んでくださるこの方とうまくいっているのかもしれません。
ちなみに、演奏は完全にその場のインスピレーションです。
音が少ないうちに、音を読んでそれを弾く。
子供だって大人だって、できると思うのです。
ただ、最初大変なのをちょっと頑張れるかどうか。
スケール指導にしても同じこと。
日本の方々に接すると、スケールは、ハノン教本でスケールのところまで行くまでやっていない方が多い。
でも、違うと私は思う。
秋から教えている11歳の女の子。
他の楽器は2,3年習っているものの、ピアノは初めて。
他の楽器でスケールに苦労しているから、ピアノでスケールを始める、と行った時には彼女は嫌がりました。
それでも、ルールを説明して頭で覚えてもらったところ、彼女は毎週スケールをクリア。
毎週新しいものをあげられるのです。 そして、本人がそれを楽しみにしているのです。
別にスケールは必要ない、というピアニストもいます。
でも、スケールが弾けたら、曲で出てきた時にその部分は苦労無しに弾けるし、何よりイギリスではグレードがあるから、どうしても覚えなくてはいけない。
試験の時だけやっていては嫌になる。
グレード試験を受け始める前からやっておけば、途中で大変な子もいますが、それでも、試験の時慌てずに済みます。
大抵は、シャープやフラットを習う前に黒鍵を使うスケールを教えるので、子供たちは黒鍵を弾くことがかっこよく、また楽しいらしいです。
ピアノのレッスンは他のお稽古事も同じですが、それぞれの教える人によって違うやり方があるもの。
生徒が求めるものとこちらのやり方が一致した時、レッスンは楽しくなるのかもしれません。 お互いに。
明日からは多くの学校で新学期。
私の場合は半分以上の生徒があと1週間イースターホリデーですが、それでも8割がた通常レッスンになりそうです。
というわけで、またバスとの戦いが始まります。
今日は晴れてはいましたが、風があるので、私にはまだコートが必要。
半袖に素足の方もぼちぼちおみかけしますが。
3月頭からピアノを習い始めた60歳の男性。
日本とは違うので、ト音記号も、真ん中のドも4分音符も、全く何も知らない中でのピアノレッスンでした。
子供とは違うアプローチで私も音符の説明をし、最初から両手でのレッスン(子供も私は必ず最初から両手です)。
まだ最初に用意したところから手は動かない曲ということもあるかもしれませんが、とにかく進むのです。
音符も良く読めますし、鍵盤ともかなり一致しています。
段々右手と左手を同時におさえたり、色々な記号が出てきていますが、一つ一つ紐解くように説明することを、お偉い方なのに私の言葉、やり方を試して下さる。
そして、だんだん難しい、といいながらも、非常に生き生きとしていらっしゃるのです。
レッスンを始めた時よりもずっとイキイキとしていらっしゃるかもしれません。
もちろん、経済的にも個人レッスンができる状態ということはあるかもしれませんが、大人の方でも、鍵盤にドレミを書いたり、譜面にドレミをふったりしないでも、覚えられるのだなと私は嬉しくなります。
私は中学、高校時代は理系科目が苦手でしたが(微分積分で完全につまづいた)、どちらかというと算数理科の方が得意だった頭。
だから、論理的に教えたり考えたりするのが好きなので、それを望んでくださるこの方とうまくいっているのかもしれません。
ちなみに、演奏は完全にその場のインスピレーションです。
音が少ないうちに、音を読んでそれを弾く。
子供だって大人だって、できると思うのです。
ただ、最初大変なのをちょっと頑張れるかどうか。
スケール指導にしても同じこと。
日本の方々に接すると、スケールは、ハノン教本でスケールのところまで行くまでやっていない方が多い。
でも、違うと私は思う。
秋から教えている11歳の女の子。
他の楽器は2,3年習っているものの、ピアノは初めて。
他の楽器でスケールに苦労しているから、ピアノでスケールを始める、と行った時には彼女は嫌がりました。
それでも、ルールを説明して頭で覚えてもらったところ、彼女は毎週スケールをクリア。
毎週新しいものをあげられるのです。 そして、本人がそれを楽しみにしているのです。
別にスケールは必要ない、というピアニストもいます。
でも、スケールが弾けたら、曲で出てきた時にその部分は苦労無しに弾けるし、何よりイギリスではグレードがあるから、どうしても覚えなくてはいけない。
試験の時だけやっていては嫌になる。
グレード試験を受け始める前からやっておけば、途中で大変な子もいますが、それでも、試験の時慌てずに済みます。
大抵は、シャープやフラットを習う前に黒鍵を使うスケールを教えるので、子供たちは黒鍵を弾くことがかっこよく、また楽しいらしいです。
ピアノのレッスンは他のお稽古事も同じですが、それぞれの教える人によって違うやり方があるもの。
生徒が求めるものとこちらのやり方が一致した時、レッスンは楽しくなるのかもしれません。 お互いに。
明日からは多くの学校で新学期。
私の場合は半分以上の生徒があと1週間イースターホリデーですが、それでも8割がた通常レッスンになりそうです。
というわけで、またバスとの戦いが始まります。
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