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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

久々にセントラルロンドンへ 

夏休みに入って、教えも完全に不規則。
いつもと同じ曜日に同じ地域、でも、いつもとは違う順番で伺っていたりする為、毎回バス停の降りる場所をわかっていても、一瞬戸惑いながらの1週間でした。

 今日は、セントラルロンドンでちょっと再来年あたりの仕事につながりそうな話をして、周りにいろいろときくことができないこの世界で、貴重なお話を伺った後、6月のフェスティヴァルで知り合った方がロンドンにいる、ということで、ちょっとお会いすることに。


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 というわけで、久々にピカデリーサーカスの周辺を歩きました。
 ピカデリーサーカスを南方面からみる。
 住んでいると忘れてしまうけれど、ロンドンにもきれいな建物があるのだな、と思う時でした。


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 そして、反対側をみると、赤い電話ボックスに、赤い二階建てバス。
 右奥の白い建物は、ジェントルマン クラブ(いかがわしくないジェントルマン・クラブです)。 数年前、ここの会員の方に、お食事に連れて行って頂いたことがあり、私が知らない世界のイギリスをみて、そして、このようなところに行っても戸惑わずにふるまえるように育ててくれた両親に感謝するばかりでした。



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 Scaffoldingが組まれているのが、三越だった場所。
 昨年?一昨年? 三越がなくなってからここを歩くのは初めて。
 ロンドンに住んでいるとこんなものです。
 
 
 久々に日本語で1時間半ほどでしたが、教え、電話以外での会話。
 同業の友人がほとんどいない私にとって、日本人だけれど、日本人っぽくない人と、こうしておしゃべりできるのは、貴重な時間でした。
 フェスティヴァル参加、大人の参加は、子供とはまた違った意味の良さがあるのではないかな、と思います。
 

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 コーチに乗って住んでいらっしゃる所に帰る方向感覚がない彼女を送りながら、何年振りかで、懐かしのヴィクトリア・コーチステーションへ。
 コンクールその他で出会う日本人女性ピアニストの多くが、方向感覚がないことがとっても多い。 
 3月にドイツで出会った方もそうですが、男勝りでも、結局のところ方向感覚がないのは、最後の女の武器だと思ってしまう、方向感覚がある私。 私の場合結局は、Knightになってしまうから、羨ましい、と思ってしまう部分でもある。

 マンチェスター時代に師匠のレッスンを受けにきて、目の前でコーチに乗り遅れたり、カーディフからレッスンに来て、憔悴しきってカーディフに帰るコーチを待ったり。
 私にとっては、いくつもの思い出がある、懐かしの場所。
 コーチの旅が好きですが、演奏で日帰りで出かける場合は、事故渋滞が怖いコーチよりも、このところ安定している列車を使うことが多い為、コーチステーションはご無沙汰でした。

 手前のコーチは、パリ行きです。
 そして、20か所ほどのコーチ乗り場があるのですが、どこもかしこも、凄い人。
 さすがの夏休みなのか、普段からこうなのか??
 
 
 ロンドン市内を歩くのは久々でしたが、日本人観光客ももちろんのこと、日本人以外の東洋人観光客が増えていて驚きました。
 もちろん、大陸からの観光客も。
 

Posted on 2015/07/31 Fri. 23:36 [edit]

category: 日常

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31

お知らせ 

お知らせです。

 盆踊りの時にロンドンにいた今年ですが、来月、2年2週間ぶりに日本の土を踏みます。
 
 以前、お問い合わせくださった方もいらしたので、どのようにすべきなのかを考えましたが、この記事にての連絡とさせて頂きます。
 今回は3週間弱の滞在です。 飛行機が遅れない限り、8月19日着で日本に滞在です。
 レッスンをご希望される方、まだご希望でしたら、ご連絡いただけましたら、と思います。
 
 私の指導、というのは、日本のコンクールでの入賞方法、という指導では全くありません。
 どちらかというと、脱力、音の出し方、手首の使い方、フレーズ感が強いと思います。
 
 もし、それでも、という方がいらっしゃいましたら、ご連絡いただけましたら幸いです。
 右下のメールフォーム(つい最近、加えました)、もしくは、メール(katomiuk★yahoo.co.jp ★を@に変えて下さい。 お手数ですが、迷惑メール防止です。 )にてご連絡ください。

 少しずつ予定も入ってきて、久々の日本での時間、楽しみにしています。
 こちらが寒いので、このままでは、気温差が大変だな、とは思っていますが。
 
 
 

Posted on 2015/07/25 Sat. 20:05 [edit]

category: 日本

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25

夏休みがはじまります 

 久々に、日本の梅雨のような雨の一日。
 最高気温は16℃?
 教えに行くのに、ヒートテックに薄いセーターで出かけたら寒くて、コートを着ている方々が正解のようでした。
 家では、ヒートテックにフリース、というとても7月末とは思えないような気候です。
 
 日本の暑さも大変ですが、暑い時期がたったの10日前後、というのも、寂しいものです。
 よって、この国では衣替えをせず、私も長袖と半袖が一緒に引き出しに入っている状態です。

 この週末は、実家の町内の盆踊り。
 今年もこれに行けないのがとっても残念。
 今日のロンドンのような気候だったら、盆踊りをしても暑すぎませんが、3年前、暑くて、櫓の上で踊り続けた私は、浴衣がびしょびしょになるほどの汗。
  
 今週、公立の学校も徐々に夏休みに入り始めていましたが、今日でほとんどの学校が夏休みになると思います。
 私の生徒たちも、母国への一時帰国、中学受験があるからホリデー無しのご家庭、どこかへホリデー、様々です。
 母国への一時帰国は、夏休みいっぱい、5週間、というご家庭も。
 日本人のご家庭は、ちょうどお母様世代がピアノを習ったことがある方が多い世代なので、ご実家にピアノなど楽器があることも多く、一時帰国中はお忙しい中でも、多少は練習ができるようです。

 今回は、他の国からの子供が、習い始めてから初めての長い一時帰国、ということで、最初に持っていた卓上キーボード(鍵盤が少ない)を持って帰ることに。
 Better than nothing、ということで、相談を受けました。
 ピアノを教えていると楽器のことは何でも知っているように思われるので、キーボードの荷物預けはどうすればよいのか?と尋ねられましたが、私にも未知の世界。
 使用航空会社を伺って、大型荷物の取り扱いの部分を読んで、長さをはかって頂いて、どうにか持って帰れそうです。
 こういうことばかりしています。
 でも、クラシックを聴いたことがないこのご家庭で、私が何も言う前から、夏休み中の練習のことを心配して下さったのは、とても嬉しいことでした。
 そして、昨年末に生まれた赤ちゃんを抱っこさせてもらって、かわいくて仕方がない!!
 お兄ちゃんは、長調と短調の区別も聞分けられず苦労していますが、この子は生まれた時からピアノを聴いていれば、耳がずいぶん違うのでは?と思ってしまいます。
 

 もちろん、1か月、気になさらないご家庭もあるわけですし、過去には、夏休みだから、ピアノもおやすみ、といって、完全に5週間ロンドンにいたのに、一度もピアノに触れなかったご家庭もありました。
 後で苦しむのは、子供たちです。
 弾きたい子は、休みでも弾くわけで、それをしない、ということは、やらされてやっているのでしょう。
 
 私自身も、夏休み中、いつもよりレッスン数も少なくて、時間があります。
 8月のプログラムもやっと決めて、他の譜読みと共に、10年ぶりにやり直す曲があったり、新鮮です。
 師匠と最初に勉強したベートーヴェンのソナタ、テンペスト。
 楽譜への書き込みがあまりにも情けなく、こんなにわかっていないところからのスタートだったのだ、と改めて当時を思います。
 暗譜がまだ戻らないので、来週は頑張らねばなりません。



 

Posted on 2015/07/24 Fri. 23:17 [edit]

category: 日常

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24

夏の風物詩がスタート 

 2週間前ほど、日本では七夕の日に、ロンドンは、多発テロから10年。
 あの頃はカーディフに住んでいましたが、毎週ロンドンへレッスンに通っていましたし、テロから2日目にロンドンにレッスンに行き(怖くて、行くことを躊躇した私に師匠は笑って、「何が怖いのか? 今が一番安全だ」とおっしゃった)、静かなオックスフォード・サーカスというものを経験しました。

 あれから10年。 ホリデーに入っている国も多いのでしょう。
 久々に日曜日の午後にセントラルへ行ったら、人の嵐。
 地下鉄は通勤電車並み。
 聞こえてくるのは、英語以外。

 ハロッズの最寄り駅で降りると、とにかく、凄い人。
 私なんて、こんなに長くイギリスに住んでいるのに、そして、大学院は、ハロッズから徒歩20分くらいのところに通っていたにも関わらず、ハロッズに入ったのはたったの1度。 いや、2度。 2度目は入った、というよりも中を通り過ぎた、という感じ。
 あそこは、ロンドンに住んでいるとなんだかこっぱずかしく、アラブ系のお金持ちがたくさんいる、という感覚があります。

 そして、ロンドンの夏の風物詩といえば、残念ながら盆踊りではなくて、BBCプロムス。
 2日前に初日を迎え、2か月ほど、毎晩オーケストラのコンサート。
 私は来週行く予定ですが、会場近くで教えだったのですが、並んでいる人たち(プロムスの特徴は、平土間部分には椅子がなくて、当日並んだ順で入って立ち見。 もちろん、事前予約の席もたくさんあります)。
 
 長蛇の列ができていましたが、誰かいないかな、と思いながら教えの帰り道歩いていたら、やはり知っている顔に出会います。
 オペラハウスのバレエ立ち見でよく一緒になるおじいさんが、シーズンチケットに並んでいました(立ち見でも、何度も行く人用のチケットがあるのです)。
 プロムスでは今までお見かけしたことがなかったので、伺ってみたら、今年は、バレエが無いから、プロムスにした、とのこと。
 どういうことか、というと、基本的に、ロイヤルオペラハウスでは、ロイヤルバレエが夏休みの間、7月8月は、3週間前後にわたって、ロシアのボリショイ、キーロフバレエが引っ越し公演を行っていました。 
 が、今年はそれが無し。
 よって、バレエが無いなら、プロムス、となったようです。 要は、芸術に触れずにはいられない、ということなのでしょう。

 ここで、しっかり30分ほどおしゃべりしていました。
 ロイヤルバレエのロンドンシーズンが終わって1か月半ほど。
 久々に、こうしてオペラハウスの方とおしゃべりできるのは、嬉しいことでした。
 そしてバス停に向かう間に、また違うオペラハウスのお友達と会って、久々にうれしい時間でした。

 見渡すと、話したことはないものの、何度もオペラハウスでお見かけしている、『一番乗りおじさん』も健在。
 『一番乗りおじさん』とは、私がプロムスの会場、ロイヤル・アルバート・ホールの目の前にある音大の修士号時代、プロムスの夜のコンサートの前のプレトークが音大で行われていた為、その会場係のアルバイトをよくしていた時に、バイト仲間がつけたあだ名。
 このおじさん、いっつもプレトークの列の先端に並んでいらしたのです。
 そして、一目散に会場の中に入っていく。
 超有名人でした。
 たまに、オペラハウスの立ち見で隣になるのですが、なんだか話もかみ合わず、ほとんど話したこともありません。
 本名も存じ上げないのですが、私はこの方をお見かけすると、反射的に、「一番乗りおじさんだ!」と思ってしまうのです。

 あの巨大ホールの公演がいくつも完売のプロムス。
 クラシック音楽が根付いているのだな、と思う時です。
 そして、クラシック音楽が決してお堅いものではない、と思う時でもある。
 私はいつも立ち見ですが、お年を召した方もたくさん。
 数年前、早くから並んで(5時間とか)、スティーヴン・イッサーリスチェロの目の前に陣取って、彼の音を浴びながら舞台のすぐ下で聴いたのは、物凄い体験。
 今回は、チェロで目ぼしいものが私的になかったので、行くのはピアノ協奏曲ですが、普段とは違う聴き方ができるのが、プロムスの良いところ。
 
 雨が少なくて、名物の緑の芝生も茶色になってしまっているロンドンですが、プロムスの間は、並ぶのが大変なので、雨が少ないといいな、と思うばかりです。

 
 

Posted on 2015/07/19 Sun. 22:35 [edit]

category: 音楽

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19

多人種の中で生きていく 

 イギリスでピアノを教えている、というと、日本にいる方は、いわゆる白人イギリス人を教えているように思われるようです。
が、実際は全く違います。

 現在、いわゆる、”白人”は1家庭のみ。
 あとは、みな色々な有色人種です。
 
 駐在家庭、ご両親が大学生くらいからイギリスに来てそのまま、子供もイギリスで生まれた、ご両親もイギリスで生まれ育っている。
 もちろん、私は各ご家庭のバックグラウンドは詳しくは知りませんが、色々な状態なのだな、と思います。
 よって、国籍がイギリス人、という子供たちは結構いるのかもしれません。
 が、国籍イギリス人=白人では決してないのがこの国なのです。

 ハーフの子たちも非常に多いのですが、私がみていて、2、3の人種は、圧倒的に同じ人種同士での結婚が多いのかな、という印象もあります。

  今年に入ってから教えるようになった初めまして、の人種のご家庭。
 2家庭教えていますが、それはそれは驚くことの連続。
 
 今までは、ほかの人種を教えていても、出会わなかった状況に出会っています。
 
 レッスン中、レッスンをしているお部屋で、電話
 レッスンをしている部屋に、訪ねてきた人を通して、おしゃべり(他にもお部屋はあります)。しかも、小声なんてものではありません。 声が大きめなのです。
 レッスンをしている部屋で他の兄弟が静かではなく、遊んでいる(=ハッキリ書くと、うるさいほど)
 レッスンをしているお部屋で、ほかの兄弟、親が音を立てて食事、飲み物を飲む(←ズズズと飲み物を飲む音は私は個人的にとても苦手。 イギリスでも、下品、とされている行為)
 レッスンに行ったら、お母様はパジャマ。 下の妹がパンツにシャツ、という下着姿。
 これはあくまでも私の問題ですが、ほかの人種では気にする、部屋の暗さ、楽譜への間接照明もなし。 もっというと、私は楽譜に顔を5cmくらいまで近づけないと音が読めないのに、本人は全く問題ないから、電気をつけない。

 いろいろとあります。
 これが、ヨーロッパという音楽に対して日本の方々の憧れがある大都市のひとつでの現実的なレッスンでの出来事。
 
 もう一つの人種(こちらは既に数年、数家庭を教えている)でも思うのですが、特に私は各ご家庭に伺っての出張レッスン、ということもあり、使用人の一人、という感覚が強いようです。
 よって、どうしても、男親は特に私に対して命令口調になることが多いようですし、パジャマでも下着姿でも気にしないようです。
 
 イギリスで、高校時代、大学時代、と様々な人種に接してきました(が、大学は音楽大学、ということもあり、人種という意味では非常に少ない)。 イギリスに住む、ということは、様々な人種とうまくやっていくこと、というのが前提。
 なのに、この1、2か月は完全にどうしてよいのかわからなくなり、もうここでやっていくことは無理なのではないか?と思い、本気で本帰国を考えたほどです。
 人類みんな仲良く、なんていうのは、きれいごと。
 
 私だって黄色人種。 オペラハウスへ行けば、私は年齢が低いこともあり、他の人種の方々からいやな目にあうこともあります。 もちろん、今の時代、あからさまに、先日終わってしまったドラマ、『天皇の料理番』で出てきたように、『黄色いサル』という言われ方をしたことはありません。
 
 
 日本には私に習いたい、と言ってくれる子たちがいる。
 指導を理解してくださるお母さま方もいらっしゃる。
 でも、日本の音楽界に全く属さなかった私は、外国人であれば問題ないことも、日本人なのに日本で勉強していない日本人だから、問題もたくさんある。 そして、今までも日本の音楽界のいやなところをたくさんみてしまった。
 イギリスにいたら、細々と演奏も続けられるけれど、日本ならそれもほぼ無理に近い。
 
 というわけで、もうしばらくイギリスに留まることにしましたが、多人種の中でどのように生きていくのか、難しい問題だと思います。
 私も外国人で、その中でやってきているから、余計に思うのかもしれません。
 
 そして、この2週間ほど、夜な夜な見ているのは、多人種が集まる場所、そこで働く人たちのこと。 大好きな、空港関係のドキュメンタリー動画。
 今は、UAEのドゥバイ空港のことを見ているので、どうにも止まりません。


 

Posted on 2015/07/16 Thu. 22:59 [edit]

category: イギリス事情

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16

ピアノが上達する一つの合図 

 日本ほど子供の頃から、趣味の人、専門の人という枠わけがされていないように思うイギリスの音楽事情。
 私は、日本でいう街のピアノの先生。
 ですが、自分でも演奏をしますし、どの子にも基礎はみっちり、という考えです。
 基礎をないがしろにして、楽しいだけを求めてしまうと、数年後、楽しいから、一気にピアノが弾けない、になるのが目にみえているから。
 そして、一番最初のレッスンからきちんとやれば、子供は、ピアノのレッスンとはこういうものだ、と思ってくれているのかな、と思います。
 もちろん、何度もここに書くように、頭から、「どうしてできないの! 練習してきなさい!」という言い方は絶対にしません。
 練習してきなさい、という言葉は使いますが、それは、あくまでも、練習方法を一緒に考えて、それを伝えてからのことです。
 練習方法を考えるのは生徒の仕事だ、という考えの先生方もいらっしゃるとは思いますが、それができていたら、皆素晴らしいピアニストになると思います。
 私自身、日本で破門になった先生から、「練習が足りない。 練習してきなさい」 とだけ言われ、考えた練習が先生の思ったとおりでないと怒られ、また怒られ、全然上達しなかった、という経験があるからです。
 
 私はノートに練習してきてほしいことを箇条書き(5つから多くて7つ)にします。
 それを元に練習してもらいますが、きちんとやってきたのに、弾いている時に間違えた時、すぐには注意をしません。
 もう一度弾いてもらって、同じところで間違えてそのまま本人が気が付かなければ、徹底的にそこを直す。
 本人が気が着いた時には、大いに褒める。
 間違えていいよ!という意味ではありません。
 「間違えたことに自分で気が着いた時は、上手になる合図」というのが私の考えだからです。
 
 私は、基本的に小さくても、ノートが読めるのであれば、自分で練習してもらいます。
 ご両親にやって頂く、ということはほぼありません。
 もちろん、上手に私の意図を踏まえたうえでみて下さる方もいますが、レッスンは見ずに、(特に日本人)小さい頃にお母様が習っていた感覚でみて下さって、問題が多かったことも多いからです。 子供が楽なように、と思って、音符に音の名前をカタカナで書いてしまう、とか、ノートを完全にみないで、とか。

 そして、何よりも自分で練習した子は、間違いに気が付きやすくなる。
 お母様がみた場合、子供が気が付く前に、「今間違った!」と言ってしまうことが多いように思うのです。
 ですが、たとえ1週間多少間違ったことを子供だけで練習してきても、次のレッスンで私になおされ、それを自分で直してきた場合には、自分の間違いに気が付くことになる。
 間違いに気が着く、ということは、そこでとまって、もう一度途中から弾きなおす。
 間違いにきがつかなければ、無視してそのまま進んでしまうと思うのです。

 レッスン中に自分で間違ったことに気が付いて止まれば、次の1週間、それを意識して練習してくる子がほとんど(稀に、全く気にしないで同じ間違いをそのまましてくる子もいますが)。
 
 『子供だから仕方がない』とは完全に言い切ることは私はできません。
 今学期からレッスンを始めた、6歳になったばかりの男の子。
 お姉ちゃんが習っていて自分もやりたくて始めた子。
 最初はどうなることやら、と思っていましたが(お姉ちゃんのレッスン中、私の座るいすの下に潜り込んだり、隣で寝そべっていたり、あまりにも落ち着きがなく・・・)、これが自分で正しく練習してきます。
 間違ったことにも気が付きます。
 指のロシア系導入練習も感心するほどきちんと理解しているのです。
 そして、音符も正しく読めて、音符の並びについて私が話したのをきちんとわかっているようで、教えていない音まで読めているようです。
 ですが、このような子に限っていつも駐在員で、長く教えることはできません。

 いろいろな性格の子がいることをわかった上で、一人でも多く、ただ指を動かすのではなくて、音を聴きながらピアノを弾ける生徒を育てていきたいな、と思ってやみません。

 

 

Posted on 2015/07/13 Mon. 13:19 [edit]

category: 音楽

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13

お久しぶりです 

お久しぶりです。
 今回はロンドンにいましたし、書きたいことも色々とあったのですが、気が付いたら前回の更新から2週間ほど経っていました。
 行きたいコンクールがあったものの、夏休み直前にお休みするのは申し訳ない、と思って取りやめたら、直前レッスンキャンセル続きの今週でした。 

 私立の一部は既に先週から夏休みが始まっているところもありますが、公立の多くは私の住む地域はあと2週間ほど残っているようです。
 10日ほど前の暑さもずいぶん和らいでいますが、ロンドンにしては湿気が高いように思います(日本と比べたら、湿気が無い、という表現になると思います)。
 
 道路工事も多く、気温でバスも故障し、先日は教えに行くのに、1時間。 帰りは同じ道を15分。 とんでもない状態です。

 この数日は見かけていませんが、一番暑かった時には、街ゆく人々の一部は、男性は上半身裸。
 女性も、下着が丸見えのトップス。 ショートパンツにビキニのトップのみ。 
 ここまでは例年も経験済み。
 今年初めて見かけたのは、高級住宅地、という地域でしたのに、競泳水着にショートパンツの女性。
 私はとても驚いたのですが、周りの方々はさほど気に留めていらっしゃらないようにおみうけできました。
 もちろん、熟年の女性たちも10代、20代のような服装の方々がたくさん。
  
 イギリスはきちんとしている、と思われがちですが、一般的市民はこんなものです。

 
 昨年はこの時期、8月のサマーコースに向けて練習をしていたものですが、残念なことに昨年まで20年間続いていた師匠が主催するサマーコースは今年はお休み。
 多くの方々が残念に思っているようです。 私もその一人ですが。
 学生の時以上に今の方がサマーコースで俗世と離れて1週間音楽のことだけを考えて過ごす、というのはこの上ない宝の時間でした。
 リピーターも多く、「また来年ね!」とお別れしても、8割以上が翌年に戻ってくるサマーコースでしたので、非常に残念。

 ですが、珍しく全く演奏予定のない7月が終われば、8月中旬までに2つのコンサート。
 というわけで、プログラム提出無し、まだプログラム提出を言われていないコンサートなので、新曲をどこまで組み込めるのか、結局は譜読み、暗譜の日々が続いています。

 次の週末には実家の町内の盆踊りの練習。
 昨年の夏は日本へ行きませんでしたし、今年もこちらにいるので、大好きな盆踊りに参加ができないので、サマーコース+盆踊り無しの夏、というのは、ネタののっていないお寿司のようなもの。
 ですが、暗くなってくる頃にバス停から家へ向かう途中、気候の良さが盆踊りの夜を思い起こさせ、頭の中が譜読み中のショパンのソナタから、東京音頭、八木節にシフトして、思わず手が動く。 よって、北ロンドンで変な動きの東洋人をみかけたら、私かもしれません。
 
 私がイギリスに来てから変わってしまったようなものはもちろんのこと、今では日本の祝日、というようなものはほとんど忘れてしまったのに、実家の町内の盆踊りの日、というのは絶対に忘れない。
 
 日が短くなってきました。
 が、もう少し、夏らしさが続いてくれたら(バスが壊れない程度に)良いな、と思っています。


Posted on 2015/07/12 Sun. 20:57 [edit]

category: 日常

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