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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ロンドンの冬、コンサートのお知らせ 

 時折、ヘイル・ストーンや、軽い雪が舞ってはいますが、雪のニュースの多い北イングランドとは違い、ロンドンは今のところ落ち着いています。
 毎週、ほぼ同じ曜日に同じお宅へレッスンへ伺う為、特にこの1週間は夕方4時15分から45分くらいの間に移動をしていると、日が長くなったことを感じます。
 4時でもまだ十分に明るいですし。

 寒さで凍り付くような気がする時もありますが、暖冬のこの冬。
 12月に既にこぶしのつぼみが膨らんでいましたが、教えに行く道中、なんとシャクナゲにももう大きなつぼみが。
 いくつかは、季節を間違ってしまったのか、5cmほどお花が顔をだし、でも、気温が足りないのかそのまま枯れている姿のかわいそうなシャクナゲも。

 クリスマスが終わったら、スーパーストアには、イースターのエッグ型チョコレートが並び、その前にある、パンケーキの日の為の材料もまとまっていて、なんだか焦らさせられている気になります。

 
 全く本番のない1月を過ごしましたが、来週から始動です。
 半年振りにロンドンでのコンサートですし、珍しく主催の教会から自分でも宣伝してほしい、とのことなので、こちらで書かせて頂きます。

 私も初めて伺う教会なのでどのような感じなのかはわからないのですが、まだここの教会でのランチタイムコンサート自体が新しいらしいです。


 2月5日(木) 午後1時から2時(約1時間のプログラム)

 St Jame's Church, Sussex Gardens
Sussex Gardens, Paddington, London, W2 3UD

最寄り駅は、Lancaster Gate。

 プログラムは、
 ショパン: 華麗なる大円舞曲 作品18
 チャイコフスキー: ロマンス 作品51-5
 シャブリエ: スケルツォ・ヴァルス
 ショパン: 幻想ポロネーズ 
 ベートーヴェン: ピアノソナタ 第32番 作品111
 
 です。
 前半は軽めに、後半に教会の内部の写真を見て弾きたい、と思ったベートーヴェンを少々ランチタイムには重いのですが、持ってきてみました。

 ちなみに、チャイコフスキーのロマンスは、現在ロイヤルオペラハウスで上演中の『オネーギン』で、第3幕、真っ赤なドレスを着たタチアーナと、夫のプリンス・グレーミンによって踊られるパ・ドゥ・ドゥの曲。
 私は残念ながらまだ今シーズンは観ていませんが、コンサートの前に来週頭に観に行く予定なので、何か新しいインスピレーションが湧くかな?と楽しみにしています。
 この曲自体、弾くのも久々です。

 もしお近くにお住まいで、お時間がおありになる方がいらっしゃいましたら、と思いお知らせをさせて頂きます。
 無料のランチタイムコンサートですので、チケットも何もありません。

 石造りの冬の教会は、暖房も効きにくくて、鍵盤が弾いている間に氷のように冷たくなってしまうこともしばしば。
 少々恐怖もありますが、数日頑張りたいと思います。

 

Posted on 2015/01/30 Fri. 23:05 [edit]

category: 日常

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日帰りパリ 1月6日 ④ 

 既に3週間前のこと、パリ一日観光の最後です。


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 ロンドン以上に(もしかしたら、これも生活している場所だからこそ、そう思うのかもしれませんが)絵になる風景のパリ。
 こうしたちょっとした空間でさえ、木々の植え方が素敵。
 

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 ストラヴィンスキー広場のあと、本当はモンパルナス墓地へ行く予定が、時間がなかったので、予定変更、RERで移動をして向かったのがこちら。
 今回、パリへのユーロスターのチケットを買ってから、一番行きたかった場所です。
 オルセー美術館。

 本当は、美術館などが大好きなのに、パリも4回目になるのに、実は、美術館へ行っていません。
 一番最初に行った時は、ルーブルだけは行きましたが、確か、オルセーは改装中だったように記憶しています。
 今回は、当初の私の頭の中の予定では、午前中にオランジェリー美術館、午後にオルセー美術館、という予定だったのですが、調べていくうちに、火曜日はオランジェリーは休館、ということがわかりました。
 大きな美術館は基本的にクリスマス以外は無休のロンドンに住んでいるので、美術館に休館日がある、という考えすら私には抜けていました。 ちなみに、オルセーは月曜日が休館日(2015年1月現在)。
 
 パリへ美術館目当てに行く場合には、チケットを買う前に休館日のチェックをすべきだ、という良い教訓になりました。

 この素敵な時計の裏がみえるカフェにて、絵の鑑賞をする前に、まずは一休み。
 9時20分にパリに着いて、午後3時頃まで、メトロでの移動、マドレーヌ寺院での静寂の時間を除いて、ずっと歩きっぱなし。
 さすがに、足が棒のようになっていました。
 
 

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 そして、窓の外には、セーヌ川を挟んで、サクレクール寺院が見えます。
 まだ行ったことのない、サクレクール。
 ここだけは、お天気の良い時に行きたいな、と思い続け、未だに行っておりません。

 ちなみに、今回はエッフェル塔も、凱旋門も、ノートルダムも、いわゆる、パリという感じのものは見ていません。
 それなのに、まだまだ行っていないメイジャーな観光地があるのです。 
お墓と対面している時間が私の場合長すぎるのでしょう。

 美術館内はとても混んでいましたが、見たかった絵がたくさんあって、大満足。
 美術と音楽の印象派などの時代の名前は、美術のほうが時代的には多少先を歩いています。
 色々と発見もあり、音楽に続く部分もあり。
 
 オペラ座(ガルニエ)の内部の素晴らしい模型があったのには、目が釘づけ。
 
 石膏も結構ありましたが、こればかりは、非常に苦手。
 日本の高校2,3年生時代、その時は美術大学へ行く予定だった私は、他の人が世界史とか、日本史とかを勉強している間は、他の美大受験希望の人たちと、美術室でひたすら石膏デッサンをしていました。
 これが非常に苦手だった為、いまだに美術館などで石膏の像をみると、当時の苦い思い出が戻ってきます。


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 午後6時に閉館。
 私の乗るユーロスターは夜9時過ぎ。 8時半までに北駅へ行けば良かったため、あと2時間の残り時間。
 
 美術館の前のバス停でバスルートを見たら、セーヌ川の対岸へ渡ったら、私が行きたいところへ1本で行けることがわかったので、今回の旅初セーヌ川。

 ロンドンではバスを乗り回していますが、パリではいまいち良くわからなくて、バスに乗ったのは、一昨年ホームステイ先のマダムと一緒の時に乗っただけ。
 今回、やっとわかってきたので使いましたが、道路が混んでいない限り、景色は見られますし、地理も覚えるので、本当はもう少しバスを乗りこなせるようになりたいな、と。
 

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 終点で降りたバス停の目の前は、こんな素敵な建物と、スケートリンク。
 
 ここから歩いて5分ほど、向かったのは、紅茶屋さんのマリアージュ・フレーユ。
 普段は、イギリスのごく庶民的な紅茶を飲んでいますが、たまに飲みたくなるのがマリアージュ。
 4月にパリへ行った時、10年ぶりにマリアージュへ行ったのですが、以前からのお店のすぐ反対側に、すでに袋詰めされていて、なおかつ、茶葉の香りをかぎながら購入できる店舗ができていたので、私はそちらへ。
 
 選んで店員さんのところへ持って行って、私は、ボン・ソワーと言いながら商品をお渡ししたのに、店員さんから、
「贈り物ですか? ご自宅用ですか?」
 と日本語で聞かれました。
 
 日本語を話せるフランス人の店員さんだったため、そして、英語は苦手だから、日本語で話したい、と言われ、誰も店内にいなかったこともあり、しばしここでおしゃべりタイム。
 つい最近、ロンドンにいらしたばかりだそうで、アフタヌーンティーのおいしくてお茶の種類が多くてサーヴィスもよいお店を聞かれたりもしましたが、私は在英17年目なのに、アフタヌーンティーというのは、カジュアルなところ以外は2回しか行ったことがないのです。 本当は好きなのですけれどね。 アフタヌーンティーの時間は仕事です。

 正直、今までもマリアージュのお茶は大好きですし、お店の雰囲気も好きだったのですが、店員さんだけは冷たい感じがして、苦手だったのです。
 今回は、素敵な時間を頂きました。
 
 日本に1年間住んだだけで、あれだけ日本語での会話ができる、というのは、こちらの方々の語学の習得力の方法の違いかな、と思わずにはいられません。

 そして、ここから再びバスを2本乗り継いで、オペラ座近くのモノプリ(スーパー)ヘ。
 マリアージュのお兄さんが、私がこれからチーズを買って帰る、という話をしたら、おいしいというチーズの銘柄を書いてくださった(フランス語とカタカナで!)のですが、残念ながらその銘柄はありませんでした。
 が、チーズ、キャロットラペだの、そして今回は絶対に買いたかった、そば粉だのを買って、上のパン屋さんでバゲットも買って、今回の目的すべて終了!

 そば粉は、イギリスでも一部のお店においてあることがわかりましたが、フランスだったらガレット用に手に入りやすいのでは?と思ったのです。
 日本のおそばを打つには違うとは思いますが、ガレットを極めようと思います。
 
 北駅では、まずは、フランス出国、そして、イギリス入国の審査が行われます。
 イギリス入国の際は、EU以外のところへもちろん私は並ぶ必要があるのですが、並んでいたところの隣の窓口が先に終わりました。
 入国審査官が出てきて、
「後ろのロープを外してくるけれど、こっちにおいで」
 と言ってくださったので、そちらへ。
 待っている間に、元々並んでいた方があいたので、そちらへ移ろう、と思ったら、その審査官が戻ってきて、
「君は、僕では嫌なのかい?」

 入国審査では絶対に必要以上の無駄な行動はすべきではありません。

「もし、あなたが私のパスポートの他の国のスタンプの上に今回のイギリス入国のスタンプを押さない、と約束してくださるのであれば、あなたのところに並びます」
 と冗談交じりに言ったのです。

というのも、これは、セイシェルの出入国審査官にも問題があるのですが、私の永住権が貼られているページの反対側に、セイシェルの出入国のスタンプを押されています。
 
 たいていのイギリスの入国審査官は、他のページなどに入国スタンプを押してくださるのですが、過去2回、ある人種の女性審査官だった時だけ、セイシェルのスタンプの上に、イギリスの入国スタンプを押されてしまったのです。

 審査官は、
「僕はプロフェッショナルだから、ほかの国のスタンプの上にスタンプを押す、なんてひどいことはしないよ。」

 と言いながら、私の永住権を見て、
「君は、あんなに天気の悪い国が気に入ったのか? あんな天気の悪い国に住みたい、と思ったのか?」
といじられ・・・
いやいや、天気のことは認めますがそれ以上の魅力があるのです。

 スタンプを押しながら、「フランスの出国スタンプの隣に僕はイギリスの入国スタンプを押すんだ。 プロフェッショナルはこうすべきなんだよ。 そうしたら、わかりやすいだろ?」
 とおっしゃっていましたので、
「でしたら、その、UK Border Agencyで働く、プロフェッショナルではない入国審査官にその方法を教えてあげてください」 と言いましたが、本当に、残りページがあるのに、スタンプを重ねて押すのはやめて頂きたいです。

 私の入国カードの職業の欄を見ながら、ピアノの話に話は広がり、あんなに入国審査でおしゃべりしたのも珍しいです。
 
 そんなこんなで、パリでの12時間弱はあっという間に終わりました。
 ユーロスターの遅れもなく、時差がある為、夜9時過ぎにパリを出発しても、10時40分にはロンドン着。
 
 翌日は、足、膝がガクガクになってしまい、夜はオペラハウスの立ち見のチケットを持っていたのですが、お昼頃までに、立ち見をすることは不可能と判断をして、チケットを返却。
 この私がバレエを観ることを諦めるほどの足の疲労でした。

 次回は、ガルニエでパリ・オペラ座バレエを鑑賞することを望みながら、あれだけ苦手だと思っていたフランスが好きになって、フランス語を勉強しようかな。 なんていう気持ちにもなって、すっかりパリが好きになりました。
 今回も、スリなどにはあわずに、無事にロンドンに帰国することができました。

 

Posted on 2015/01/26 Mon. 23:53 [edit]

category: フランス 

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26

久々のバス話 

 以前はよく書いていた話題でこのところ書いていないのが、ロンドンの乗り合いバス事情。
 何も問題が起こっていないからではありません。
 私の中でやっとバス会社に何も求めない、というあきらめがついたのかもしれません。

 この1週間は酷い目にあったので、久々に。
 が、まずその前に1月2日だったか、3日だったか、年始早々遭遇したあきれる話。
 
 ロンドン中心部にほど近いところでバスに乗っていた時の話。
 ロンドンにはいくつかの種類のバスがありますが、一番多いのは、一番前から乗ってオイスターカード(定期、プリペイドカード)もしくは、クレジットカードを機械にかざし(現在は、バスは現金では乗れません)、降りる時は中央にあるドアからおります。 ちなみに、バスは1区間乗っても、最初から最後まで乗っても、降車しない限りは一律料金。
 
 バス停で、50-60歳くらいのピンクのジャージ、頭にお花をつけて、何も持たないで降車専用の中央ドアから乗ってきて、一番後ろの座席に座ったちょっとEccentricな女性がいました。
 みな、思わず見てしまうような(良くない意味で)女性です。

 そして、その後、これもまたEccentricな風貌の男性が前のドアから乗車して、その女性の隣に座りました。
 全員が乗り終わった後、バスドライバーが彼らのところに来て(私はすぐ前に座っていた)、

 ドライバー:「料金を払わずに乗ったのを見た。 前に来て、料金を払いなさい」
 男性:「何が問題なのさ? 俺は払った」
 ドライバー: 「あなたは払いましたが、この女性は払っていません。 一人一枚オイスターカードを持って、料金を払う必要があります」
 男性: 「俺はオイスターカードを持っているし、俺が払ったんだから、なんでこの女も払わなくてはいけないのさ?」
 周りの乗客、思わず顔を見合わせてしまう。
 ドライバー: 「あなたは払っても、この女性は払っていないから、この女性はきちんと自分の料金を払う必要があります」
 男性: 「お前、ドライバーじゃないのか? ドライバーだったら、ちゃんと自分の仕事をしろよ。 お前の仕事は、バスを運転することだろ。 なにサボってんだよ」
 ドライバー: 「私の仕事はバスを運転することですが、お客さんに料金を払ってもらうことも私の仕事です」
 男性: 「お前が自分の仕事をさぼったら、みんな迷惑するんだよ。 さっさと、バスを走らせろ!」
 (周りの人みなこの男性に、迷惑されているのに・・・)
 ドライバー: 「とにかく払ってください」
 (この会話が数回繰り返される)
 男性: 「警察呼べよ。 お前が仕事をしていないことを言いつけてやる」 
 ドライバー: 「ぜひご自分でよんでください。 この女性が料金を支払わない限り、バスを発車させません」
 男性: 「俺は優秀な弁護士を知っているんだ。 弁護士に言いつけてやるよ」
 ドライバー: 「どうぞそうなさってください」
 
 そしてこういう会話がしばし繰り返されたのち、やっとこの二人はバスから降りて、バスは発車しました。

 ちなみに、この男性が使っていた英語は、とてもとても私は生徒たちに聞かせたくないような、私の友達にはこういう英語を使う人はいない、耳をふさぎたくなるようなとんでもない単語満載でした。

 
 さて、本題(前振りのほうが長い)。
 ロンドン中心部を除いて(そして南ロンドンの一部を除いて)、私の行動範囲である、北ロンドンには、地下鉄というものは南北にしか走っていません。
 よって、教えに行くのに東西の動きが多い私は、必然的にバス移動になります。
 自転車は基本的に車道を走らなくてはいけませんし、車の運転が荒いロンドンでは、とてもではありませんが、乗れません。 イギリスに来てから一度も自転車には私は乗ったことはありません。

 普通の時は15分で行くのに、教えに行く時間(=小学校~高校生の帰宅時間)は45分かかることもしばしば。
 曜日によっては、教えている時間よりも、とんでもなくやかましいバスに乗っている時間のほうが長くなります(これは、本当に悪夢)。 これで、隣にチョコレートを手にもってべたべたになりながら食べている子供がいたら、本当に嫌になります。 このことで、親と言い合いになったことも数度。

 火曜日と水曜日、同じ地域での教え。 今までは一日にまとめていたのですが、時間の問題で、2日行くようになりました。 両日、2本のバスを乗り継ぎます。 帰り、2本目のバスは両日とも同じもの、同じところからの乗車。

 火曜日、私の家に帰るバス停に着いたら、あと15分でバスが来る、という表示。 この時間は、8分から12分に1本バスが走る場所。
 ところが、15分経ってもバスは来なくて、どんどん伸びていき、結局のところ、30分の待ち時間。
 そして、3本続けて来たようです。
 といっても、2本目のバスはいつ来るのか分からなかったため、この1本目のバスは満員。
 案の定、4つ目のバス停で、ガラガラの2本目のバスに抜かされました。
  
 そして、この30分来ていなかった1本目のバスは、途中で行先変更になり、2本目のバスに抜かされている、というのに、このバスが途中で運転休止。
 
 翌日、終わる時間が前日よりも30分ほど早かったのに、またしても、バスを30分待ち。
 
 そしてもう一日は、生徒宅から次の生徒宅に向かう途中、これもまた10分に1本くるバスが30分以上来なくて、もちろん、次の方に連絡はいれましたが、教え30分遅れ。
  
 どの日も寒くて悲惨でした。
 
 30分の待ち時間(ちなみに、待っている間、私の家に帰るバスは2本来ました)で教えに行った挙句、ピアノ大嫌いムードを出され、嫌々ピアノのレッスンを受けているのをみると、久々に心が折れました。

 というわけで、私はピアノで失業したら、ぜひバス会社に運転手ではなくて(普通車免許すら持っていません)、運営人として雇ってもらおうと思います。
 運転手に指令を出すお偉いさんは、ぜひ、ご自分でバスの定期を買って、バスで毎日通勤なさったらよいと思います。
 
 赤い2階建てのロンドンバスは、見かけは良いのですが、中身はこんなものです。

 
  

 
 
 
 
 
 

Posted on 2015/01/25 Sun. 22:26 [edit]

category: イギリス事情

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日帰りパリ 1月6日 ③ 

 既に2週間以上前のこととなってしまいましたが、パリ一日観光の続き。


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 この日までがクリスマスのヨーロッパ。
 オペラ座からもそれほど遠くない、10年半前に妹と初めてパリに遊びに行った時に泊まったホテルがあるパサージュ(アーケード)へ行ってみることに。
 私たちが泊まった時よりも、ずっと人通りが多く感じる、今回のパサージュ。
 パサージュのクリスマスの飾りはちょうど片付けている最中でしたが、お店の一つは、クリスマス真っ只中の飾りつけ。
 
 ホテルのすぐ隣にある、当時から気になっていたドールハウスのお店は健在。
 ドールハウスのお店はイギリスでも地方へ行くとよくみかけるのですが、これだけは私は一度手を出したらもう止まらなくなってアリ地獄だと性格的に思っているので、入りたい気持ちも多かったのですがここだけは素通り。
 

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 同じパサージュにあるティーショップ。
 全くフランス語がわからずにパリに遊びに行った10年半前は、全てアルファベットを英語読みした為、Salon de theまで、The(=Tea in English)を、英語風にザと読んで妹に呆れられたな、と。
 さすがに、今は、ザとは読まなくなりました。
 
 1月6日ということで、パリでは、ガレット・デ・ロワの日。
 イギリスには、特に1月6日に食べるものはないと思います。

 こうしてこのティーサロンでもガレット・デ・ロワがありましたし、ユーロスターで帰る前に買出しに寄ったスーパーストアでも、これらが売られていました。 
 
 本場のガレット・デ・ロワを食べたいな、と思ったものの、一番小さなものでも独り身には大きすぎる大きさ。
 今回は残念ながら諦めました。
 

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 そして、次の目的地は、マレ地区。
 お昼に過去2回のパリで行ったマレにあるチュニジア料理を食べに行こうか(クスクスがおいしいのです)、と思ったのにその時間なし。 仕方がないので、手軽な温めてくれるパニーニを立ち食い。 ですが、このパニーニ、イギリスのものともイタリアのものとも違い、とってもおいしかったです。 やはり、チーズが決めてなのか?

 今回は初めてのポンピドゥーセンター。
 建設途中なのか、と裏から見て思ったモダーンな建物。
 でもここでは中に入らずに・・・


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 向かったのは、前日にガイドブックをみていて知った、ポンピドゥーセンターのお隣にある、ストラヴィンスキー広場。


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 1983年に作られたらしい、このオブジェ。
 冬だからなのか、水はなかったのですが、本来は噴水だそうです。

 10個ほどのオブジェ(噴水?)、ストラヴィンスキーの作品にちなんだもののようです。 
 説明書きもありませんので、どのオブジェがどの作品なのかはわからない(というよりも、お恥ずかしいことに私のストラヴィンスキーの作品の知識は酷いです)のですが、これは火の鳥なのかな?と。



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 このようなものも。
 これはぜひ、暖かい時期にでももう一度水が入って、噴水になる状態で見てみたいと思います。

 そして、このような感覚がフランスだな、と思うのです。
 これはロンドンにできたら、イギリス人はひっくり返るのではないか、と。


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 そして、この広場には、なんとも手の込んだ外観の教会も。
 
 本当に、パリは歩いているだけで幸せになれる街です。

 この後、最初の予定では、まだ行ったことがなかったモンパルナス墓地へ行って、シャブリエ、フランクなどの作曲家、そしてピアニストのクララ・ハスキルのお墓参りをする予定が、全く時間がなくなって、ここは泣く泣く諦めることに。
 
 今回のパリ観光の絶対に外せなかった場所へ行く為に。

 

Posted on 2015/01/21 Wed. 07:36 [edit]

category: フランス 

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まだまだ学ぶことがたくさん 

 寒さが増しているロンドンです。
 昨夜は遅くにオペラハウスから帰ってくる道すがら、既に停めてある車の窓ガラスはIceが。
 空気も白く見えて、頭から冷えていき、帽子をかぶらないと駄目だったな、と反省。

 師匠の年齢が気になってくる私ですが、私はもちろん全くかかわりを持ったことが無いものの、モスクワのヴェラ・ゴルノスタエヴァ教授が亡くなりましたね。 日本ではちょうど私世代のヤマハマスタークラス出身のピアニストの方々は彼女に師事している方が多いですし、昨年夏に知り合った人はモスクワで彼女に師事していました。
 これでまた一人、あの時代のソ連の名教師と言われる方が世を去ったこと、残念に思います。

 
 昨年のサマーコースでの指導力をわかって下さったのか、はたまた色々な誤解(先生が勝手に私が大学院の時に師事していたゴードン先生にまだ指導を受けている、と思っていた)が解けた為なのか、なぜだか非常にお忙しい先生は生徒さんのレッスン日希望に完全に添えなくなったらしく、時間的に無理になり、私が通える範囲のところに住んでいらっしゃる生徒さんを私のところに話を持ってきてくださいます。

 始めてから半年ほどの子から、グレードに入っている子まで様々なのですが、その導入指導に、まだまだ学ぶことがあるな、と感じるばかりです。
 ただ、日本でバーナムと呼ばれている、Dozen a Day(棒人間の絵のエクササイズブック)は先生よりも私がとても細かいのかもしれない、と思います。
  
 教本を最初に弾いてもらいながら、今までの師匠と奥様の発表会を聴かせて頂いたことを思い出しながら、どうやったらあの音、指が生まれてくるのか、私なりに試行錯誤でシステム化はしていますが、目から鱗が落ちるような感覚を今回感じました。
 
 ただ、今回私がお引き受けさせて頂いた子供たち、師匠のやり方をご存じでない先生のところに行ったら、全てダメ出しされるかもしれない、とも思います。
 イギリスの一般的な導入指導とはずいぶんと異なる為です。

 モスクワに留学しても、音楽院に5年間いるだけでは、なかなか子供たちの導入指導を垣間見るチャンスは無いと思います。 それは、イギリスを含め、他の国でも同じこと。
 理由は、音楽院、音楽大学で教えていらっしゃる教授たちは、なかなか導入指導をなさらないで、出来上がった子たちを教えるから。

 私の師匠は、私を21歳から導入指導して下さることでもわかりますが、有名ではありませんが、ピアノを最初から始める3歳の子から、プロフェッショナルな人まで指導できることが私が今でも先生を慕う理由です。
 そして、だからこそ、私は21歳から本格的にピアノを習ってもどうにかここまでは来ることができましたし、今、子供たちの指導をできるのだと思います。
 私は全く天才肌ではありません。 だからこそ、現在1年弱でお引き受けしている日本で優秀な子の脱力、タッチ、色々と直してそれがもちろん、彼女の努力がたくさんありますが、1年足らずでずいぶん音も演奏スタイルも変わってきているところ。 きっと、私は大人になってから本格的にみっちりとピアノを習ったから今対処できるのだと思います。

 当たり前ですが、まだまだ学ぶことがたくさんあります。
 そして、私があれだけ大学院が終わった時に、師匠に「また先生の生徒に戻してください」
とお願いしても、「ふん。 どうせお前には他の男(ゴードン先生)がいるんだろ」
 とふてくされていたのに、奥様のお力添えもあり、私はちゃんと先生の生徒に戻り、今回も他のお母様方に、
「僕の生徒で、僕みたいにみっちり教える人がいるから」と私のことを紹介して下さっているようで、嬉しい限りです。
 
 師匠がこうして信用して生徒さんをご紹介くださるからこそ、毎回身を引き締めて指導していきたいと思います。


 
 

Posted on 2015/01/20 Tue. 23:59 [edit]

category: 音楽

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私のピアノ 

 今日の午前中は、1時間ほどでしたが、ロンドンでは2013年3月末以来の雪(私の骨折の翌日のことなので、よく覚えています)。
 ちょうど教えに行く途中で、結構降ったので心配しましたが、教えが終わる頃にはやんで、お日様が出ていました。
 もちろん、すぐにとけてしまいました。
  
 緯度が高い割には、他のヨーロッパの都市に比べても積雪が少ないロンドン。
 ちょっと雪が降ると学校は休校になり、公共の交通機関は乱れまくるので、雪が降れば降ったで大変です。
 が、レンガ造りの家に雪が積もる風景はとってもすてきなので、これを2年近くみられていないのも、寂しい気がします。

 今週頭には、久々に大規模なロンドンの公共のバスのストライク。
 今回は、郊外を一部走るようなバス、朝、夕方だけの通学路線バスを除いて、ほとんどが止まったようです。
 もちろん、私も完全に被害を受け、バスでしか行くことができないお宅はレッスンもお休み。
 とても、片道3時間歩いて教えにはいけません。
 帰りは真っ暗になってしまい、安全のためにも歩けませんし。

 
 久々に私自身のピアノのことを。
 久々にシューベルトにはまり、Youtubeを聴いていますが、なかでも、昔よく聴いていた、リリー・クラウスが弾くシューベルトに心惹かれることに。 弾く姿が貴婦人の彼女、彼女のモーツアルトが好きで以前はよく聴いていましたが、途中私の趣味も変わり、自分の思うものとは違うかな?と思い始め、少し離れていたのですが、今回再び彼女のシューベルトを聴いたら、再び惹かれるものが。
 もしかしたら、この1年ちょっと再びコンクールに戻り、コンクールでの演奏を聴くようになって、そこでの演奏に正直疲れたのかもしれません。
 みなさん、もちろんうまいのです。 でも、私は毎回のように自分が予選で落ちたコンクールのセミファイナルなり、ファイナルを聴くうちに、落ちた身分でいうのはおかしいとは思いますが、偏頭痛が起こり、聴いていることが喜びではなく、疲れてくるようになりました。 もちろん、すてきだな、と思うピアニストにも出会って、また聴きたい!と楽しみにしている人もいます。
  
 クラウスの演奏は、古き良き時代、襟を正して、みんなで競争しよう!ではなくて、何時間でも聴いていられる演奏。
 派手さはありません。 でも、自然に耳に、心に入ってくる演奏。

 シューベルトは、繰り返しも多いし、転調も多いし、聴いている方を飽きさせずに弾くのが怖くてなかなか私は弾くことができません。 暗譜も怖いですし。

 クラウスの演奏を聴いて虜になってしまい譜読みしているのが、あまり演奏されることのない、『幻想曲 グラーツ』。
 ちょうど先週末に王立デンマークロイヤルバレエの10人ほどがロンドンでブルノンヴィルの作品だけで公演を行ったところ。 あんなにまとめてブルノンヴィルを観られるチャンスは滅多にないので、私も一度だけですが行ってきました。
 楽譜を見ていても、クラウスの演奏を聴いていても、自分で弾いていても、ブルノンヴィルの振付が思い浮かんでしまうような曲。
 
 私の捉え方は邪道かもしれません。 でも、バレエ音楽=バレエの為に作曲されたものだけではない、という、ピアノ協奏曲、バッハの平均律、ベートーヴェンのソナタ第32番第2楽章、ショパンのエチュードその他諸々に振付けられた作品をたくさん観る機会に恵まれたからこそ浮かび上がるのが私の音楽。
 だから、とってもコンクール向きではないのです。 これが個性的、と言われる理由かもしれません。

 弾きたい曲はたくさん溜まっていますし、今年師匠が還暦をお迎えになることもあり、私が勉強したい先生方は皆さん60歳を超えることになります。 よって、今まであまり弾いてこなかった作曲家、良い時代にロシア(その頃はソビエトユニオン)で勉強してきた先生方から教えて頂きたいことがまだまだたくさんあります。
 30半ばになって未だに先生に習うのは問題では?というご意見もあるとは思います。
 ですが、私はとにかくスタートが遅く、先生にきちんとついて勉強できたのも8年間だけ。
 ピアノでこの経歴は非常に短い。
 なので、年齢のことは気にせずに、できる限りを学ぼうと思っています。
 といいながらも、12月のコンクールの後から譜読みしていたスクリャービンは、左手を駆使する為、骨折後の左手を完治させていない私には、痛みが戻るだけになってしまった為、今は状況を考えてお休み。

 いい加減に今年はイスラエルへ行きたいですが、もう少し世界が安定しないと、なかなかさすがの私も宗教的なものが強い国にはいけません。

 

Posted on 2015/01/17 Sat. 23:14 [edit]

category: 音楽

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ピアノを習う時の頭の良さ? 

 9年半前、ロンドンで大規模なテロが起きた時には、まだカーディフに住んでいた頃。
 いつもなら、ロンドンの師匠宅までレッスンの日だったのに、師匠のご都合で、レッスン日がずれていたことにより、免れたテロ。 
 今回も、私が完全にプライベートで1人でパリに遊びに行く、なんて初めてのことなのに、パリへ行った翌日に、この騒ぎ。
 ぎりぎりで免れました。
 私個人的な感覚として、もしこれが、遊びに行くのが1週間遅くて明日、というのであれば、私は躊躇したと思います。
 このような場合、言葉がわかる、バスに飛び乗って、その行先の方向感覚がある、という時には行っても大丈夫。
 でも、何かが起きて、その言葉がわからない場合は私は怖い。
 決して、英語ができるから大丈夫、とは言えないのです。

 早くおさまってほしいですが、どうなのでしょう? ロンドンもイスラムの方が多いですし。

 さて、クリスマスホリデーも終わって、新学期が始まって、ほとんどの子供たちもレッスン開始。
 休み中に練習ができていた子も、できていなかった子も。

 新年最初のレッスンで涙した子もいます(私が泣かせたのではなく、あまりにも酷くて、レッスン後、お母さまに怒鳴られた)。
 子供たちの性格は十人十色。
 賢くて、学校のお勉強もできて、のみこみも早い。
 素敵だと思います。
 でも、私には、ピアノを教える現場では、こういう子供たちこそ要注意。
 苦労なくできてしまうから、ピアノのようにコツコツやるものが難しい。
 もちろん、最初はピアノののみこみも非常に早いです。
 でも、直してきてほしいところ、きちんとノートに書いてあっても、それを読まない。 
 自分はわかっていると思うから、結局同じ間違いを何度も繰り返す。
 
 もちろん、そうでない子もいますが、今まで見てきてこのような子達が非常に私の周りには多い。
 そして、何でもすぐにできてしまうから、ちょっとピアノで難しいところを、一度やってできないと、諦めてしまう。
 レッスン中に、繰り返します。 5回できなくても、6回目でできる。
 いわゆる、学校のお勉強ができる子は、ここでやめてしまう子も多い。
 5回できなくて6回目でできたのに、7回目は再び間違える。
 そうすると、嫌になってしまう。

 私のレッスンを受けたことがある方はわかるかもしれませんが、私はしつこいし、粘る。
 できないことを、「どうしてできないの!」と頭ごなしに言うことはありません。
 解決方法を一緒に考えます。
 でも、とことん追求。

 スケールの調号などはあっという間に覚えてしまうのに、全然教材が進まない子がいました。
 1回弾いてできないと嫌になってしまい、そもそも練習習慣がつけられなかった子。
学校から帰ってきて、テレビをみる前にピアノに5分向かうお約束。
 ちょっとできるようになって、ノートに表を書いてたった8小節の曲でも、やることを細かく書いてみたところ、やっと練習ができるように。
 弾けたら嬉しい。
 それまで、8小節の曲に3か月かかっていたのが、この前は1週間できちんと弾けていた。
 彼は、まだ完ぺきではないけれど、5回繰り返して間違えていても6回目でできることがある。 10回間違えても11回目でできるかもしれない、ということが少しだけわかった子。
 
 学校のお勉強で躓かなかった分、できるまで繰り返す、ということがわかっていなかった子です。
 今まで、こんなにこの教材に時間がかかった子もいません。
 でも、本人がピアノが好きになってきた、というから、私も弾けるようにしてあげたい、と思います。
 ちょっとへこたれた時に彼に出す薬は、私の楽譜。
 私の楽譜をみて、自分も少しだけ音が読めること。 まだ知らない音がたくさんあるけれど、これらを読めるようになりたい! 知らない記号の意味を知りたい! この子にはこれが一番の薬のようです。
 そうすると、これが読めるように頑張りたい! と思って、練習するようです。

 長年イギリスに住んでも未だになれないのは、
「家の子はとても頭が良い」 と、レッスンの問い合わせのお電話で言われること。
 頭が良いことは素敵。
 でも、超天才的な人をのぞいて、頭が良くても、正しい練習ができなければ、ピアノはなかなか上達しない。
 上に書いたように、頭が良い子ほど、できてしまうから、正しい練習のやり方を身に着けるのが大変な子をたくさんみてきました。
 
 一人、昨年7月頭にいきなりこちらが驚くほどの集中力を見せ始め、いつまで続くか?と思っていたのに、驚くほどそれが続いている女の子がいます。
 このことはまたいつか。
 彼女は、私の生徒の中で一番泣いたと思いますし、お母さまがご理解下さっていたことにより、私が真正面から彼女に立ち向かうこともできました。
 今は、ピアノを弾くことが楽しくて楽しくて仕方がない時。
 でも、一時は、非常に苦労した子です。
 彼女のレッスンの後オペラハウスに行くと、憔悴しきった私をみて、お友達から驚かれていたことも一度や二度ではありません。

 新年、新しい生徒との出会いがいくつかあります。
 どうなるでしょう??
  

Posted on 2015/01/12 Mon. 23:55 [edit]

category: 音楽

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12

日帰りパリ 1月6日 ② 

 私がパリに行ったのと一日違いで、大変なことになっていますね。
 
 ショパンとプーランクのお墓参りをした後は、ずいぶん慣れたメトロに乗って、サン・ラザール駅の一つ先のEurope駅まで行って、ローマ通りにある、楽譜屋さんへ。
 知らないフランス人作曲家の小品の古い楽譜を漁り、ソルフェージュのテキストや、フランスの導入教材をみるもの、やはりソルフェージュは日本とフランスが近いのかな、という感じを受けました。
 導入教材も、イギリスと同じものもあれば、そうでないものももちろんあり。
 ここで再び、時間が過ぎていきます。

 ここから、バスに乗れるかな?と思ったのですが、わからないので、やたらとホームへの道がきれいな14番線に乗って一駅、初めての場所へ。 でも、ずっと行ってみたかった場所。


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 駅をあがったらこの建物。 
 思っていたよりもずっと大きな建物で驚きました。
 

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 正面。
 こちらは、マドレーヌ寺院。 ショパンのお葬式を行ったのがこちら。
 

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 多少ぼやけた写真ですが、寺院の入り口を背にすると、真正面にコンコルド広場。 コンコルド広場も行ったことがないので、初めて遠くからですが、みました。
 

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 特別展示のようなものがあって、その垂れ幕が邪魔していますが、すてきな内部。


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 祭壇(?)も今までみてきたものとは違います。
 しばし、静かに考え事をしていました。
 
 
 
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 後ろ側は、こういう感じ。
 ぜひ、ここで賛美歌をきいてみたいものです。

 ちなみに、私の酷いフランス語力で理解したことによると、時折こちらではコンサートも行われていて、この日の夕方は、イギリスのどこかのグラマースクール(公立選抜校)のクワイヤーとオーケストラによるコンサートのようでした。


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 こちらを出て、徒歩で10分弱、むかったのはここもずっと来たかった場所。


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 ヴァンドーム広場。
 ホテル・リッツもあり(今回は外装改装中)、私には全く縁のない宝石店がいくつも並んでいる場所。
 デパートなどに入っているメーカーもありましたが、ショウウィンドウに飾られているものは、興味がない私でも思わず目を惹かれてしまうほどのまばゆい輝き。

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 まさか、私が宝石の為にここへ来るわけはありません。
 ヴァンドーム広場12番地。 こちらが、私が来たかった場所。
 ショパンが最後に住んだ家。
 現在は、宝石店のショーメになっております。
 ゼロがたくさんついて、全く値段が読めない商品が飾ってありました。

 パリに初めて行った10年半前からずっと行きたかった場所なのです。
 でも、私はまだヴァンドーム広場に足を踏み入れるにはふさわしくない。
 それで、ずっといけないでいました。
 今回は、ここへ行きたいが為に、寒いかな?と思いつつもダウンコートを着ていくのをやめたほど。
 せめて、服装だけでも、最低限きちんとしていきたい、というのが私のポリシー。

 

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 お店の上にかかげられたプレート。
 9年半前に、ショパンが生まれた、ジェラゾヴァ・ヴォラへは行くチャンスに恵まれましたが、今回、やっと最後の場所にも行くことができて、長年思っていたことがとりあえず達成。

 ちなみに、ショパンが実際に住んでいた部屋は、現在は公開されていません。
 諦めきれなくて、恐る恐るお店の中に入り、英語が話せる店員さんにお話を伺いました。
 以前は公開していたこともあるものの、現在は防犯の為に、公開をやめた、とのことでした。
 一般人である限りは難しいことで、残念です。

 それでも、場所に来られただけでも嬉しいです。
 
 バレエの『ジュエルズ』でもお馴染みの、ヴァン クリーフ&アーペルもありましたが、日本からは、MIKIMOTOがショーメの2件ほど先に軒を連ねていたのが、印象的。 


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 少し歩いたら、オペラ座ガルニエへ。
 今回も、ちょうど公演が無い時で、ガルニエでパリ・オペラ座バレエを観るという願いは叶いませんでした。

 この時点で、すでにお昼をとっくに過ぎて、私の計画よりも1時間遅い行動。
 道を迷う、ということは一度もなかったのですが、とにかく、一か所にいる時間が長い。
 まだまだ続きます。

 

Posted on 2015/01/10 Sat. 23:51 [edit]

category: フランス 

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10

日帰りパリ 1月6日 ① 

すっかり元の日常が戻ってきました。
 
 2か月ほど前、ユーロスターからの一通のメール。 通常の最低価格の半額強のお値段でロンドンーパリ(もしくは、ブリュッセル)往復のスペシャル・オファーの案内。
 学校の新学期が始まる時から、2月のハーフタームの前の週までのオファー。
 次の瞬間、常々フランスは興味がない、なんていっている私が、ロンドンーパリの往復を最低価格で、東京ー名古屋の片道新幹線込運賃の2/3(2か月前のレートだと、1/2になるかも)という破格のお値段でゲット。
 
 2か月前は、ちょうど空き日になっていた火曜日(現在は本当は違いますが・・・)だったら、と思い、ロンドン始発5時40分、パリ着9時20分、帰りはパリ最終夜9時13分、ロンドン着夜10時40分(イギリスとフランスの間には1時間の時差有)という現地滞在約12時間の日帰りパリ一日ホリデーを決行することに。
 そして、ヨーロッパでは、この日までがクリスマス。
 ぎりぎり、まだ見たことのない、パリのノエルの飾りを見られたら、というのもこの日にした理由。

 私のバレエ鑑賞のお友達(御年76歳?)がたまにこの日程で日帰りでパリにいらっしゃることを伺っていました。
 だったら、私もできるでしょう。 9か月ぶり、4度目のパリへ新年早々行ってきました。

 あまりにも、外国へ行く、という感覚がなさすぎて、危うく、家を出る直前までパスポートを持っていくことを忘れていました。 危機一髪。
 英仏辞典を忘れたことにも途中で気が付きましたが、これは日帰りですし、どうにかなるだろう、と思うことに。


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 ユーロスターを使用するのは4度目ですが、ユーロスターの発着駅、パリ北駅の外側をみるのは、今回が初めて。
 1度しかユーロスターを使ったことがない母から、パリの北駅、そしてロンドンのユーロスター発着駅のセント・パンクラス駅の外側は両国を表すかのような対照的な建物、と言われていたので、今回は外に出てみました。
 
 セント・パンクラスがイギリスらしいレンガ造りなのに比べ、この白壁。
 まさしく、です。

 ちなみに、ユーロスターは結構空席もありました。
 余談ですが、ユーロスターはチケット購入時期により、値段が変わります。
 前日に興味半分で私が乗る電車の価格を調べたところ、私が購入した7倍のお値段がついておりました。

 5時40分の電車に乗るには、ユーロスターの場合、5時には遅くともチェックインをしなくてはいけない、と書かれている為(中に入ってから、荷物検査、フランスの入国審査がある為)、北ロンドンの自宅を出たのが夜中3時半過ぎ。
 外は真っ暗ですし、荷物を抱えて熟睡していた為、ドーヴァートンネルを通過したのも全く知りません。
 

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 北駅の周りは、治安が良くない、というので、今まで一度も外に出たことがなかったのですが、気を付けていれば、駅の目の前は大丈夫そう。

 

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 まず向かったのは、こちら。
 今回は、いつものようにコンクールのついでの観光ではないから、Guiltyに思わずに、存分にパリを楽しもう、と思っていました。
 が、やはりこちらは外せない。 パリに来るとよらないといられない場所。
 パリ東部にある、ペール・ラシューズ(ラシェイズ?)墓地。
 
 
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 朝だからか、いつもよりも空いている墓地に入り、さすがに地図を見なくても辿り着けるようになったこの通路。


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 こちらが私のお目当て(やっと、写真をブログに縦長にする方法がわかりました)。
 ショパンのBodyが埋葬されている(心臓は、ワルシャワ)お墓。
 
 初詣代わりに、ショパンにお参りをすることにしました(ちょっと意味が違うかもしれませんが)。
 
 いつもは、団体客がいたりもしますが、今回は本当に静かに、ショパンとお話しすることができました。


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 ドラクロワとか好きなお墓もあるのですが、前回来た時にこちらにいることがわかった、フランスの作曲家、プーランクのお墓へ初めてお参り。
 プーランクといえば、1年半ほど前にちょこちょこ弾いていた、フランスのエスプリがつまった作曲家。
 ロイヤルバレエでは、彼の作品も多いため、ずいぶんなじみがあるようになった作曲家。

 ここでゆっくりした為、これからが怒涛のパリ観光になりました。

Posted on 2015/01/08 Thu. 23:00 [edit]

category: フランス 

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08

お正月が来ると 

 日本はお正月真っ只中だと思いますが、ほぼ普通の日常のロンドンです。
 私も、今日から教えの仕事始め。
 
 お正月が来るたびに、子供のころから思っていて、叶えられなかったことを3つ思い出します。
 
 1、 お正月の神社での巫女さんのアルバイト
 2、 欽ちゃんの仮装大賞に出ること
 3、 箱根駅伝に出る大学へ行くこと

 1に関しては、年末になるとテレビのニュースでこれを取り上げていて、それからずっと憧れ。
 ですが、大学からイギリスへ来てしまったので、途中、年末年始に日本へ一時帰国をすることはありましたが、家族との時間が大切で、このようなアルバイトをしませんでした。
 
 ただ、2年前の元旦、都内の某神社へお参りへ行った際、家族がお祓いをしている間、母とロビーのようなところで待っていて、お花の前で写真を撮っていたら、なぜか3人の方から神社の人と間違えられたようでした。 ピンク系の着物を着ていたのに。
 というわけで、本当は天職だったのか?とも思います。

 2に関しては、子供のころ、ウサギ年だったと思いますが、男性二人で一瞬芸のような感じで、組み合うとうさぎになる、というのが一位を取ったことがあって、あの芸とそれを考える柔軟な脳に憧れたのでしょう。
 これも、願いかなわず。 まあ、その場にいらした方々の記憶になぜか残ってしまった、一昨年のサマーコースでの、ファンコンサートで、師匠にサプライズでサン・サーンスの『白鳥』を弾いて頂いて、トウシューズを久々に履いて瀕死の白鳥もどきを踊ったのが、これの代わりかな、と思うことにします。

 3に関しては、大学へ行きなさい、と言われなかった我が家ですので、大学がどのようなところなのかはわかりませんでしたが、それでも、自分の母校の襷が箱根でつながる、ということに憧れました。
 私の子供の頃は、早稲田がとにかく強くて、なかでも、渡辺選手が素晴らしかったころ。 一昨年久々に箱根駅伝をテレビで見た際には、もう監督になられていておどろきでしたが。

 今日も、とりあえず、往時の結果だけは確認してしまいました。

 今年の目標は、もちろんピアノを頑張ること。
 そして、お節料理を作ってみて、部屋の中に広がる日本の香り(おしょうゆ)に反応し、郷愁を感じる自分がいることがわかったので、調味料以外は日本食材店を使わずに作る日本食、というのを作ってみたいな、と。
 まずは、半年に1回くらいはお味噌汁を作ってみたいな、と思います。
 
 

Posted on 2015/01/02 Fri. 23:04 [edit]

category: 日常

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02

謹賀新年 

あけましておめでとうございます。

 日本が新年を迎えてから9時間後、先ほどイギリスも新年を迎えました。
 今年もまたよろしくお願いいたします。

 2014年をここで振り返ろうか、と思っていたのですが、夕方からロイヤルオペラハウスへ行って、帰ってきてからおせち料理の続きをしていたら、あっという間に2015年になりました。
  
 2014年は初めて、まったく日本へ行くことが無い年でした。
 その代り、セルビア、フランス(2回)、イタリア(2回)、クロアチア、ブルガリア、ルーマニア、短時間ではありますがスロヴェニアを訪れ、たくさんの刺激を受けてきました。
 
 ピアノは教えを評価された年だったのかな、と思います。
 と同時に、ピアノの現場において、目の前に私は日本人である、ということを突き付けられて、戸惑うこともありました。
 何度もここで書いていますが、私自身はピアノに関しては日本人ではない為、それを見ず知らずの人から言われた時、自分の立ち位置というものがわからなくなり、2週間前にフランスのコンクールへ行った時には、音楽をしている日本人、と思ったら、他の日本人参加者の前でまったく日本語が出てこない、という心理面の問題もありましたが、これは徐々に解決していかなくてはいけないな、と思っています。
 少しでも自分の日本人のところを受け入れる為に、このお正月は初めて一人でおせち料理を作ることに挑戦することにしました。
 
 実家では、日本にいる限り、子供の頃から大晦日はキッチンで母のお手伝い、というのが我が家のあり方でしたが、イギリスに来てからは、全くおせちを作ろう、とも思っていませんでした。
 今回は、調味料と一部の乾物以外は、全て日本食店を使用せずに、現地で手軽に手に入るもので挑戦しています。
 これを書いている今、まだ出来上がっていません。
 

 2015年、どのような年になるのでしょうか。
 世界平和を願いつつも、それは非常に難しいことなのだ、とこの一年のニュースをみていても思います。
 少しでも、仕事もプライベートも前進できたら、と思っております。

 このブログも、この一年はとっても更新数が少なかったので、今年こそは!と思っています。

 途切れ途切れ、書きたいことを書いているこのブログ、読んでくださってありがとうございます。
 感謝です。

 皆様にとっても、幸多き年になりますように。

 2015年元旦
 加藤みゆき
 

Posted on 2015/01/01 Thu. 00:33 [edit]

category: 日常

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