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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

Giant Aubergine 

暖かいのだか、寒いのだか、よくわかりません。
 

 珍しく、路上に出ている八百屋さんが開いている間にその前を通ったので、ナスを買ってきました。


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 この大きさ! 隣に置いたのは、ごく普通のティースプーンです。
 イギリスで売られているナスは日本のものよりも大きく、通常でもこれくらいのサイズはあるのですが、今回は、普段よりも一回り大きいです。

 きゅうりも、長さ30cmほど。
 だから、私は日本のスーパーマーケットへ行くと、お野菜は、おままごとの道具?と思ってしまうほど、大きさが違うのです。
 よって、もし、私に買い物を頼む時には、はっきりと数量を言わないと、とんでもないことになってしまうのです。

 一人暮らし、ということもありますが、イギリスで、きゅうり1本を買ったら、数日間その1本を使います。

 ちなみに、イギリス英語で、ナスは、Aubergineです。 フランス語と似ています(ほぼ同じ?)
 日本で習った、Eggplantは、アメリカ英語です。

 ついでに、トマトを、トメイトーと発音するのは、アメリカ英語。 
 イギリス英語では、トマトです。
 

 1つのナスで、数種類のお料理ができあがりそうですが、どうしましょう?
 日本食の好きなナス料理はいくつもあるのですが、母が作ってくれるお料理を実際に作ろう、と思っても、できあがりと、途中のなんとなくの作業しかわからない、この悲しさ。
 料理名もわからないから、検索のしようもありません。

 きっと、他のお野菜と共に、オーブンに入れられる運命になりそう・・・ イギリス人の得意料理=オーブン料理。
 私のキッチンにも、子供の頃、外国の絵本(の日本語訳?)で憧れた、立派なオーブンがちゃんと付いています。
 
 
 

Posted on 2014/04/30 Wed. 22:59 [edit]

category: 日常

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30

北イングランドで起こってしまった、事件 

地下鉄スト真っ只中のロンドンですが、北イングランドで、とても悲しく、理解に苦しむ事件が起きてしまいました。


 今朝、Facebookやtwitterで追悼の文章を書いていたロイヤルバレエのダンサー数人。
 おかしいな、と思い、BBCのページを見てみたら、北イングランド、リーズ(あのリーズ国際ピアノコンクールが行われるリーズ)にある、カソリック系の中、高校で、授業中にスペイン語の先生がナイフで数箇所刺されて亡くなった、というもの。 事件が起きたのは、28日のお昼前だったようです。 15歳のこの学校の男子生徒が刺したそうです。
 
 この61歳の女性の先生は、9月に退職予定。 40年間に渡り、この学校で教鞭をとっていらしたそうです。
 11年生(15-16歳)の授業中。 11年生といえば、GCSEの試験がもうすぐ始まるはずです。
 この試験は、次のAレベル、そして、大学願書にまで必要になる大切な試験。

 
 このお亡くなりになった先生のお嬢さんは、私はもちろん直接は知らないけれど、何度も至近距離で観ている方。
 ロイヤルバレエの、ソロイストのエマ・マグワイヤ。 夕方の新聞などでは、彼女の名前も載せてありました。
 よって、ロイヤルバレエのダンサーたちが、追悼の文章をのせていたのでした。

 
 エマは、今シーズン怪我で降板中なのか、まだ舞台を観ていません。 実は、昨年の夏、箱根のホテルでの演奏に向かう為に小田原駅を降りたら、駅構内で私の目の前を横切ったのが、ホリデー中の彼女でした。

 エマは、可愛らしい容姿で、日本人男性のファンも私の周りには結構いらっしゃいます。

 

 あまりにも、残酷な事件です。 刺されたエマのお母様もそうですが、その場に居合わせた、多感な時期の生徒たち。
 私自身の同じ年頃の生徒たちを考えても、あの子達の目の前で、もし先生が刺されたら・・・ 想像もできません。

 学校、という本来ならば安全である場所で起こってしまった事件。
 退職してなさりたいこともたくさんおありになったことと思います。

 エマの舞台だってもっとご覧になりたかったでしょうし、彼女自身も、お母様に観て頂きたい舞台があったことと思います。

 自分自身と重ねても、母が病気になって、私は、もしかしたら、これが最後になるのかも、という思いを何度も抱きながら、成田空港を飛び立ちました。 実家の玄関、空港、病院、日暮里駅、実家最寄のリムジン乗り場・・・ 何度涙を流したことか。 私の場合、幸いあの涙は現実にはならずにすごせています。 それが、エマは一瞬にして心の準備も無く、お母様がなくなってしまった。 これは、交通事故などの場合も同じことになりますが、学校でお仕事中に、生徒に刺されたら、どんな気持ちになるのか。

 

 そして、夜には、現ロイヤルバレエスクール校長、ゲイリン・ストックが癌で亡くなった、という情報。
 彼女のお話は数年前に伺ったことがあったので、貴重だったのだな、と思います。
 よくも悪くも、ロイヤルバレエスクールを色々と変えていった方です。

 
 ご冥福をお祈りいたします。

 
 
 

Posted on 2014/04/29 Tue. 23:28 [edit]

category: 日常

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29

本場のイングリッシュ・ガーデン??  Sewerby Hall and Gardens 

あっという間に時間が過ぎていきます。

 24日に演奏に伺った、北イングランドのブリリントン(Bridlington)にある、Sewerby Hall and Gardens、昨年伺った時には、演奏後すぐに駅に向かって、翌日のコンサートの為に、エディンバラへ向かいました。

 今回は、終了後30分以上おしゃべりをしていたのですが、その後、45分ほど裏にあるお庭を歩くことができました。
 ですが、シーズン的に、ちょっと早すぎて、一番良い状態ではないと思います。
 

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 Land Trainに乗ってこの場所へ着くと、入り口前で、Deersがお出迎え。
 ちなみに、入場料があるのですが、午後4時以降はお庭は無料開放状態だそうです。
 犬を連れた、地元の方がたくさんいらしていました。


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 お屋敷のすぐ裏には、こんな風景が。 ちょっと濃いピンクの、桜の一種? いつも何の花だかわかりません。



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 昔の洗濯室は、案内所に使われています。
 このそばに、動物園があるのですが(規模はわからず)、今回も時間切れで、内容わからず、でした。
 

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 芝生のパターゴルフ。
 日本の、人工的なものしか知らなかったので、驚き。


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 お花が植わっているガーデンになっていきます。
 これは、空中から見ないと、きれいさが半減ですね。

 日本でも人気のある、イングイッシュ・ガーデン。 田舎の本場のイングリッシュ・ガーデンは、色使いが特殊というか、なんと言うか・・・
 きっと、日本の方が洗練されているのではないでしょうか??


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 この大きな木、しゃくなげでした!
 こんなに大きなしゃくなげの木を見るのは私は初めて。
 まだ咲きそろっていませんが、これが全て咲いたら、見事でしょうね。


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次のガーデンへ。
 整備してあるガーデンなのですが、こちらもなんというか・・・
 

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 この先に見える、円形の置物(?)の向こう側は、荒れ果てていました。
 グリーンハウスがあって、そこで、お花の苗を育てているようです。
 

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 このガーデンを歩いていたら、コンサートにいらして下さっていたご夫婦が、ベンチに座ってサンドウィッチを食べていらっしゃいました。
 ここで、何時の列車に乗るのか聞かれて答えたら、

「あなたは、さっきから見ていると、あっちで止まってこっちで止まりながら歩いているから、街中まで歩くのであれば(この時点で、最終のLand Trainは終わり)、海を見ながら歩くのに時間がかかりそうだから、駅まで1時間半は見たほうが良いわよ」
とおっしゃって頂きました。
 
これをおっしゃって頂かなかったら、私は他の方から伺った、ここから街中まで30分、というのをそのまま受け取って、確実に列車に乗り遅れていました。
 

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 次のガーデンは、入り口表示だと、ローズ・ガーデン。
 ですが、当たり前ですが、4月末のローズガーデンは、ローズ無し。
 残念でした。
 

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 違う道から戻ったら、こんな木の家を見つけました。


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 ここの家主? リスの餌台だったようです。
 コンサートにいらして下さった方が、「これから、リスに餌をやりにいく」とおっしゃっていたのですが、ここのことだったのかもしれません。


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 リスの餌台の横には、アスファルトになっていない道もあったのですが、時間切れで、ここから先へ進むことはやめておきました。


 ちょうど、ダフォディル(多分、スイセン)も終わったところで、ガーデンのお花は谷間の時期だったと思います。
 9月に再び伺う時には、もう寒くなっているので、来年呼んで頂くことがあれば、是非5月か6月に期待。

 久々に、気持ちが良い時間でした。

Posted on 2014/04/28 Mon. 23:49 [edit]

category: イギリス 遠出

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28

英国列車移動編 

私が北イングランドへ行った、4月24日は素晴らしい天候でしたが、その後は雨とか、曇りとか、再びダウンコートを着たりしています。 この週末は、ダウンコートを洗ってしまおう、と思っていたのですが、もう少し様子を見た方がよさそうです。

 なかなかホリデーで出かけることはできませんが、私は基本的に旅が好き。
 電車に長く乗るもの、長距離バスに揺られるのも、凄く好きなこと。
 ただ、仕事で出かける時は、電車が遅れなければ、という条件がつきます。 ここはイギリスなので、これが一番心配。
 だから、今回も、14時開始のコンサート、12時頃からリハーサルだったので、10時に現地の最寄り駅に着くように出かけました。 本数も少ないので、もしぎりぎりな行動をすると、心臓に悪いのです。

 
 日本では、旅番組が好きな我が家。 『世界の車窓から』(でしたっけ?)はあまりテレビを見ない我が家でも良く見ていた番組。
 だからこそ、私はセルビアでも、自力で列車で移動、とかをするのです。

 往復で4本の列車に乗ったので、移動だけをまとめてみたいと思います。
 イギリスの列車どうでしょう? 私は快適な乗り物だと思いますが。


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 これが、私の旅の友。 この地図は簡易版で、A5の大きさです。 A3のしっかりとした道路地図も持っていますが(既に3代目・・・)持ち歩くのには重いので、家専用。

 電車なので、別に地図を見なくても目的地に着けるのですが、途中停車する駅がどのあたりなのかが気になります。 地図があれば、地理も覚えられるので、よほど何度も通っているところ以外は、地図必須です。

 ちなみに、世界地図は、日本の高校の時の地図帳を愛用。
 


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 朝6時半キングス・クロス発、リーズ行きのEast Coast社の車内。
 エディンバラとかの長距離も持っている路線なので、2等車でも、座り心地は抜群。
 しかも朝のこの時間は非常に空いていて、4人席を独占でした。



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 2週間半前にケンブリッジへ行った時と途中までは同じルート。
 ロンドンに近い方は既に剥げていましたが、北へ行くほど、黄色の絨毯が美しい!
 今年は温暖だからか、きっといつもよりも、菜の花の咲く時期が早いように思います。
 
 永遠に、牛、羊、馬、緑と黄色の絨毯を繰り返していきます。

 

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 8時12分にロンドンから205km北へ行ったドンカスターに到着。 ここで10分間の乗換えで、ブリリントン行きのローカル列車。
 
 8月に使った時はとても混んでいたのですが、今回は空いていたので、ずいぶん楽でした。
 椅子の座り心地はもちろん長距離列車には劣りますが、1時間40分の旅。

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 途中のハル(Hull)に差し掛かる前、河の河口に沿って走るので、素敵な風景。
 (だから、進行方向右に座る)
 

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 ハル着。 多分10分くらい停車していたと思います。
 ここは、終点駅のような感じなので、ここで列車の前後が変わります。


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駅のホームのなんだか可愛らしい待合室。
 ここで、ほとんどの人が列車を降りて、違う人たちが乗ってきました。

 色々な意味で、北国へ来たことを実感。
 ロンドンはやはり特別なのだと思わずにはいられません。
 
 なまりが強い人も多くなって、英語がわからない人になってくる瞬間。


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 ハルの駅から45分ちょっとで、無事、ブリリントン駅着。
 イギリスのローカル列車は、ちょっと不思議な顔をしています。

 今回、乗った行き帰りで乗った全ての列車が非常にすいていたのですが、このブリリントンへ着く30分前に乗ってきた母父+2歳位の女の子がいました。
 この母親は、大きな声で、手遊び歌を始めました。
 かなり大きな声です。
 公共の場所で、母親が率先してあんな風に歌っていたら子供はどう育ってしまうのでしょう?
 それとも、私には子供がいないから、列車の中で大声で手遊び歌をすることを理解してあげられないのでしょうか?

 

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 これは、帰りのハル駅。
 本数は少ないのですが、ちょうど良い時間に、ハルからロンドンまで1本で行ける列車があることがわかったので、これを使ってみました。
 
  


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 5両編成で、1両が1等車、4両が2等車。 そのうち1両は、Quiet Coachです。 Quiet Coachというのは一人旅の私が大好きな車両で、文字通り、携帯電話での通話、大きな音でヘッドフォンで音楽を聴くこと、おしゃべり禁止の車両です。

 今回、あらかじめ予約されてた座席は普通のところだったのですが、あまりにも騒がしそうな人が多かった為、Quiet Coachに乗って快適でした。
 が、このハルからの列車は、East Coast(行きにドンカスターまで乗った列車)とは違う運営。
 料金は同じなのに、座り心地はやはり、East Coastの長距離列車の方がずっと良かったです。

 
 というわけで、イギリスの列車を記事にしてみました。
 ローカル線もきれいになって、私が来た頃のイギリスとはずいぶんと違うな、とちょっと当時が懐かしくなりました。

 

Posted on 2014/04/27 Sun. 12:22 [edit]

category: イギリス 遠出

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27

ブリリントンでのコンサート 

久々に遠出してのコンサートでした。
 昨年9月末に、1週間で3回同じような地域の微妙に違う北イングランドへコンサートへ行ってからは、エセックスとか、ケンブリッジとか、ケントとか、ロンドンから80km以内のところが続いていました。

 朝6時半のキングス・クロスからの電車(高速線)に乗ること1時間40分で、北へ205kmほど離れた、ドンカスター(Doncaster)へ、そこから10分の乗り換えでローカル線に乗って100kmちょっと、1時間40分かかってブリリントン(Bridlington)へ。

 ブリリントンの駅から15分ほど歩いて街中へ行って、そこから、楽しい乗り物に乗って、今日の演奏会場へ向かいました。


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 反対側から走ってきた、Land Train。 コンサートをしに行くのに、こういう乗り物とは最高なのです。
 

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 こんな景色を見ながら、10分ちょっとの走行時間です。


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 こちらが、演奏場所のSewerby Hall。 お屋敷と、広大な土地。

 演奏をするのは、写真向かって右側の背の低い建物、オランジェリー。
 

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 近づいてみると、足場が組まれて、工事中です。

 ここでは、毎年基本的に4月から9月まで週1、2回の午後のコンサートを行っているようです。
 私は昨年8月末に初めて演奏をさせて頂いて、今年もまたお声をかけて頂けました。 昨年聴いて下さった方々のうちの何人かが、オーガナイザーに私を再び呼んでほしい、という希望を出してくださったようで、今年は2度の演奏をさせていただきます。 


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 お屋敷改装中、ついでに、カフェになっていた別の建物も改装中。
 改装中はカフェをオランジェリー内に移して、コンサートもしてしまおう!と思われたそうです。
 私が行った時には、オランジェリーの前の部分はこんな感じに。 後ろは、カフェのテーブル、いすでした。
 
 先週コンサートを行った方は、この机があるのは嫌だ、とおっしゃったようで、通常通り前の部分だけいすを並べた、と伺ったので私もそうして頂きました。
 私がどうのこうのよりも、聴きにいらっしゃる方は、テーブルありでは嫌なようです。

 ここのコンサートは、レギュラーでいらっしゃる方と、たまたまお屋敷、お庭に遊びに来ていたから聴きに来た、という方々の2種類。
 今回は、がっちり聴きたい系の方ばかり。
 

 天井はガラス。 ブラインドがあるところもありますが、見事に、ブラインドとブラインドの間からリハーサル中は、ピアノの前にスポットライトがあたるかのように、太陽の光が。 
 途中で目がおかしくなってしまって、サングラスをかけたまま、リハーサル。
 屋外ならまだしも、屋内でサングラスをかけながら、リストとかショパンをさらう姿は、変だったはず・・・


 1時間弾いたところで、熱中症のような症状が出てきてしまったので、退散。
 最後は、自分が何を弾いているのかもわからないし、集中力ゼロ。
 
 半袖で汗をかきながら弾いていたのに、一歩外へ出たら涼しくて、そのうちよくなりました。

 いすを並べにいらしていたおじさん(既にお客様がいらして、お客様が椅子の並べ方について、事務所に話に行ったらしい・・・)に事情を話して、ピアノを動かすのを手伝って頂きました。


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 ここは、事前にプログラムを配るわけでもなく、ぶっ続けで1時間半のコンサート。
 
 結局弾いたプログラムは、

 ショパン: 華麗なる大円舞曲 作品18
 バッハ: 平均律クラヴィーア曲集 第1巻第8番
 ショパン: ノクターン 作品62-1
 シューベルト/リスト: ウィーンの夜会 第6番
 ベートーヴェン: ソナタ 第32番 作品111
 リスト: メフィスト・ワルツ 第1番
 ショパン: ノクターン 作品27-2
 ショパン: 幻想ポロネーズ


 本当は、モーツアルトとか、スカルラッティとか用意していたのですが、慣れていない曲はリハーサルのぐちゃぐちゃさで危険、と判断。
 それよりも、バッハを弾いていた時の空気、その反応、トークを入れながらだったので、お客様の様子を見ることも多くて、今回の雰囲気だと、小品たくさんよりも、がっちり系で行った方がよさそうだ、とショパンのノクターンの後、判断。

 よって、昼間から重いのですが、どうしましょう?と伺いを入れて、結局、ベートーヴェンのソナタを弾く事に。
 当たり前ですが、リハ無し。 最後に練習したのは、フランスのコンクールの前だから、2週間前?
 恐ろしいですが、学生時代に、師匠にこういうことはしごかれていたので、どうにかなります。 ある程度、自分でわかるので。

 とても古いブルットナーのフルコンですが、本番の奇跡の音を何度も出してくれて、特にベートーヴェンの第2楽章は最高でした!

 フレッシュだからこそ生まれてくるものもあって、弾いてよかったです。
 ですが、この後に、9月以来のメフィスト、そして、最後に幻想ポロネーズ、ということで、複雑骨折後1年1ヶ月の私の左手には、負担が大きすぎたようです・・・ 気づいた時には、時既に遅し。
 演奏後は、楽譜をしまおうと思ったのに、楽譜を左手で持ち上げることすらできませんでした。
 本当に、これでピアノを弾けることの方が不思議でたまりません。

 あの師匠にでさえ、「この手で本当にピアノを弾く気でいるのか? しかも、ダンテなんて・・・・」と先日のレッスンの時に言われました。 あの師匠に言われたらおしまいです。

 
 お屋敷工事のドリル音、カフェの食器、カトラリーのガチャガチャ音、集中力が何度も危なくなりましたが、どうにか。
 喜んで頂けたようです。 

 演奏後おしゃべりしていたら、94歳という男性は、とてもここには恥ずかしくてかけないような、勿体無い感想をおっしゃって下さいました。

 そして、昨年はたまたまここに遊びにいらしていて私の演奏を聴いて、今年はわざわざコンサートの予定表をご覧になって、100km以上離れたところからいらして下さったご夫妻も。
 こんな私のためにこうしていらして下さる方々がいることに、本当に感謝です。

 それにしても、やはり、ショパンは根強い人気だ、と思わずにはいられません。

 皆さん、9月に私がもう一度演奏することもご存知で、
「また9月にね!」とおっしゃっていました。 また、ハードルがあがる・・・

 6月には、お屋敷の改装も終わるようで、まあいくらイギリスでも、9月末にまた伺う時には、元通りになっていると思います。 
 

Posted on 2014/04/24 Thu. 23:29 [edit]

category: 自分のコンサート

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24

多人種にピアノを教えること 

イースターも終わり、北ロンドンの公立の学校は、今日、明日から新学期です。 南ロンドンのいくつかの地域は、イースターホリデーのスタートが一週間遅かったようで、今週いっぱいお休み。 私立は? 今週いっぱいのところもちらほら。

 イースターウィークエンドもあまり関係なしに、教えをしていました。
 現地組は、普段からお父様とも面識があったりするので、お休みでもお出かけをなさらない限り、レッスンを希望する方が多いように思います。 
 私も、コンサート、コンクールでレッスンをお休みしなくてはいけないこともあるので、なるべくご希望通りにレッスンをすることに努めております。


 私は、肩書きも何も無い、日本風に言うと、街のピアノ教師です。
 これをどのように捕らえるか、というのは私は今でも悩みますが、日本での認識は、特に早くに壁を作ってしまう日本では、街のピアノ教師=楽しく。 という感じなのかな?と私は今まで受けてきたインプレッションから思います。

 ここでも何度も書いてきているように、私にとって楽しいレッスン、というのは、ピアノが弾けるようになること。 自分で弾きたい曲を楽譜を見て弾けるようになること、です。

 イギリスは、中学進学、大学アプリケーションで音楽のグレードをとっていると有利になるため、もちろん、グレード指導をしています。 その代わり徹底的に。
 徹底的、というのは、お母様が毎日隣に座らなくてはいけない、とか、レッスンの内容をメモにとっていただく、とかでは全くありません。
 私にとっての徹底的、というのは、楽譜を読み込む力、打鍵(タッチ)、時代による演奏法の違いを徹底指導することです。


 4歳でも、普通に楽譜を読んでもらいます。 その代わり、右左、上下、高い低い、黒白、数字が1-5まで読めて、数を1から4まで口に出して言えない限りは、レッスンをしません。
 もちろんこれらがわからなくても、楽しく、リトミックなどを取り入れていらっしゃる先生はたくさんいらしゃいます。 でも、私にはそのスキルがありませんし、目に見えてピアノを上達させないと大変なことになる人種の生徒が多いからです。

 
 習ってすぐに、いつグレードをとれるのか、二年かかる、とお伝えしても、1ヵ月後には、次のタームにはグレードを取れるのか?とか聞かれることもしばしば。
 私は導入に時間をかけますが、きちんとやる生徒は、その後どんどんグレードをとっていきますし、良い成績で受かって、数年後には保護者の方々も納得して下さいますが、最初は本当に戦いです。 しかも、今は、命令口調、奴隷か?と思ってしまうような口の利き方をなさる人種の方が多いので、本当に大変です。
 でも、ポリシーは変わりません。 グレードを早くにとりたければ、そうさせてくれる先生はたくさんいらっしゃるから、そちらへ言ってください、というのみです。
 子供たちにとって大切なのは何か? 今楽譜を読まないで、先生が言うとおりに真似して、すぐにグレードをとるかもしれないけれど、すぐに躓く。 そういう子供たちを途中から、何人も見てきました。 でも、凄く苦労するのです。
 だから、それを、何度も何度も説明するしかない。
 「あなたは子供がいないから何もわかっていない」といわれたことも何度もあります。
 その度にいやな思いをしています。 でも、子供がいなくたって、私は子供の時の記憶を非常に覚えている方ですし、もちろん、至らぬ点もあるとは思いますが、多くの子供たちに接していますので・・・・


 今年になって、私に、何度も、「そんな風に私を見るのなら、他の先生に、もっと何も注意しなくて、上手ね!と言ってくれる先生に変わりなさい」と言われている生徒もいます。

 この子は、ちょっとでも気に入らないことがあると、注意されると(音を直すとか、数えるとか)私をにらみます。
 セオリーの時間は、テーブルにひじをついて、頭を乗せています。
 あまりにも私も頭にきていたので、にらむのは良くない。 私はあなたに、これ以上直すことをいえなくなる。 私もテーブルにひじをついて、彼女の真似をしてみせたら
「そういう格好で教えるのは良くない。 いやな気分になる」
 という答えが返ってきました。

 以前には、楽譜を貸しても、「ありがとう」も言わないで返す生徒もいました。
 ここはイギリスです。
 「Thank you」「Please」を最初に教える言葉、とよく聞きます。
 
 どんなに上手で、彼らが私の先生のサマーコースに参加することを望んでも、基本的なあいさつ、「Hello」「Thank you」が言えなければ、私は先生に紹介することはできません。
 私だって至らぬ点がたくさんあります。 でも、本当に基本的な挨拶だけはしてもらいたい。

 一人のピアノ教師として、どこまで口を出してよいのか、わかりません。
 人種の違いもあります。
 私だって外国人です。

 子供が練習をしないことを私のせいにして怒鳴られたり、命令口調で言われたり、私は、そして私の母もお稽古事の先生に対してしてこなかったことなので、面食らっています。

 多国籍、多人種が生活するロンドンでどのように生きていくのか、これからの私の課題です。
 某人種については、完全に駄目になってしまって、人種差別はよくない、と知っていても、わかっていても、拒否反応が出てしまう。
 
 凄く難しいです。
 

 
 

Posted on 2014/04/22 Tue. 15:18 [edit]

category: 音楽

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22

コンクールセミファイナル、ファイナルを聴く (4月12、13日) 

 呆気なく自分の出番は終わってしまったコンクール。
 仕方が無いので、4月12,13日は、セミファイナル、ファイナルを聴いてきました。


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 どこも、チューリップが植わっていました。

 
 12日のセミファイナルは、ショパンか、リストのエチュード+古典のソナタ。
 13日のファイナルは、自由曲45分。
 8割のセミファイナリストが東洋人でした。
 
 落ちた私が言えることではありませんが、コンクール弾きと私が呼んでいる、乾いた演奏多数。
 
 特に審査員席、というものはなくて、私は音の聞こえ方を知りたいがために、一番後ろで聴いていたのですが、審査員、態度悪い。

 一つミスをしたら、講評用紙を下に置いて、寝る審査員、スマホをいじりっぱなしの審査員。
 ファイナルでは、審査委員長は本気で寝ていました。 私の前に座っていらした、一般の老ご夫婦も気がついてみていらしたほど。
 
 11月に受けたイタリアのコンクールでの審査員も、笑っていたり、おしゃべりしていたり、でしたが、寝てはいませんでした。

 6人中2人は、熱心に聴いていらっしゃいましたが。

 セミの結果は・・・ この人をもう一度聴きたいとは思えないな、と思うような、ミスは無いけれど、楽譜の音をただただ弾いた人が通っていました。
 一人、ずば抜けて好きだった人は通っていて、最終的に1位なしの2位二人の中の一人でしたが。
 でも、彼女の演奏の時、審査委員長は一番良かったところでねていましたよ??

 彼女には、ファイナルの後声をかけてみましたが、どこで勉強をしているのか伺ったら、パリ。
 でも、ロシアの基礎があるよね??と聞いてみたら、やはり、16歳から12年間モスクワで勉強していたそうです。
 あの奏法、構築力は、2,3年のロシア人との勉強で身につくものではありません。 やはり私が彼女に対して感じたことは正しかった。

 

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 ホテルと会場の間にあった、幼稚園?のごみ置き場の上にもチューリップ。


 12日の夜には、審査委員長と、多分ロシア人ヴァイオリニスト(プログラムがフランス語なので・・・)のリサイタル。
 シューベルトのグラン・デュオと、グリーグのソナタ、そしてR.シュトラウスのソナタ!

 シュトラウスのソナタは、大学学部時代にシュトラウスのゼミでの分析エッセイを書いているので、懐かしい!

 まあ、審査委員長の演奏を聴いて、私の考えとはずいぶんかけ離れていることを知ったので、全体的な審査の内容にも納得です。


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 パリ在住のコンテスタントも結構多かったのですが、たまたま同じホテルに泊まっていた日本人参加者(といっても、ヨーロッパから)がいたので、セミでだめだった彼もファイナルに来ていたので(コンテスタントで聴きに来ていたのは私たちだけ)、ファイナル終了後、食事ができるところを探しに。
 私たち、折角フランスにいながら、自炊だったので、レストランを探そう、ということになったのです。

 1時間半ほど歩きに歩いて、あったのは、お寿司のレストラン数軒、イタリアン数軒。
 お互い、もうすぐイタリアへ行く予定なので、さすがにイタリアンはね・・・ということになって、諦めました。
 サンドウィッチを出すようなカフェはあったのですが、さすがフランスで、ロンドナーの私でさえひいてしまうような物価の高さ。 

 ただ、歩きながら、私よりもずっとコンクールの数を受けているこの方と色々と情報交換できたので、勉強になりました。 同じコンクールにエントリーを出していることもわかったので、またお会いするようです。

 ロンドンでは、同年代の人たちは、既にコンクールからは、足を洗っていますし、まず、同業の友達、というのがほとんどいません。 そういう意味で、こうしてコンクールに出て行って、私よりもいくつか若い方々と話せることは非常に嬉しいことです。 こういう会話に飢えていました。

 
 食べるところがみつからないままシアターまで戻って、張り出されていた結果を見る。
 お互いに、予想通り。 あくまでも、審査員の好みを考えての予想です。

 夜には表彰式、入賞者コンサートだったのですが、もう行く気はありませんでした。

 よって、翌日は、イースターホリデー中で、レッスンをお休みの人もいるし、変更して下さった方もいるので、午前中のユーロスターではなくて、夜のユーロスターにしてあったので、パリ一日観光。 夜は、その計画を練っていました。

Posted on 2014/04/21 Mon. 21:24 [edit]

category: フランス 

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コンクール (4月11日) 



 さて、フランスへ行っていた理由、それは再びコンクール。
 通常、コンクールは20代までに受けているものですが、私は経歴が経歴なので、今になって受けています。
 20代で受けた国際コンは4つ。 昨年の10月末から今回までに既に4つ。 恐ろしき年齢制限があるので、今年が勝負どころです。
 
 今回も、残念な結果だったのですが。 いつか、良い結果をご報告できるようになりたいものです。 
 とりあえず、突っ込みどころ満載のコンクールでした。



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 こちらが、パリ郊外の街にある、コンクール会場のシアター。
 控え室も何もありません。 

 非常に色々な意味でがっかりなコンクールでした。
 10月末にフランスで初めてコンクールを受けた時には、運営が非常にしっかりとしていたのですが、今回はだいぶ違いました。
 
 まずは、英語のウェブが非常にきちんとしていたのに、連絡が来たメールは、フランス語オンリー。
 運営もしていらっしゃるらしい、審査委員長からのメールでした。

 3段階のコンクールを、3日連続で行うもの。
 翻訳機2つにかけて、4月11日の朝10時半にシアターへ来ること、というメール。
 当日朝、シアターから近いコンセルヴァトワールで、練習ができます。 そして、そのアドレス。

 私は、英語で確認のメールをしてありました。 10日夜の練習が可能か?ということ、そして、10時半に行けばよいのですね?という確認。

 10日夜の練習は無理。 10時半に来てください、とのことでした。

 メールは個人宛でもなかったので、てっきり、10時半に集合、くじ引きなり、舞台リハをして、本番、と勝手に思っていました。

 11日朝、どういう予定になっても良いように、本番用ドレス、楽譜、昼食のバゲットすべて持って、まずは、コンセルヴァトワールへ。

 私は変に地図が読めて、方向感覚がある人なので、もちろん、地図を調べてありました。
 ただ、Googleをどんなに拡大しても、コンセルヴァトワールの場所は書いていない。 きっと、とっても小さなものなのだろう、と思っていました。

 歩くこと20分ちょっと。 目的の通りについたものの、そのような建物はありません。
 道行く人に住所を見せて伺うものの、わからない、とばかり言われました。

 途方にくれて、練習時間が減るばかりだし、と思ってホテル近くに戻ったら、親切な女性が他の方に声をかけて下さって、なんとなくわかりました。
 が、その場所に行ってもそれらしきものは無い。

 1時間半近く歩いて、仕方が無いので、10時頃一度ホテルに戻って、10分ほど楽譜を勉強して、シアターへ。
 そうしたら、受付の係りの方は、全く英語がわからない(仮にも、外国人可の国際コンクールです)。
 どうやら、コンクールは9時半に始まっていて、私は10時半のグループにいるらしい。
 これは、リハーサルではなくて、本番。
 ここまでどうにか理解したものの、パニック。
 
 コンセルヴァトワールの地図を頂いて、とりあえず、10分間練習に行ける事になりました。
 行って唖然。
 頂いていた住所は、Rue(通り)、実際のアドレスは、Avenue。 ですが、この後に続く道路名は全く同じ。
 でも、Rue と Avenueを間違っていては、違う住所が出てきてしまいます。
 しかも、たまたま、同じような地域にRue と Avenueの違いの同じ名前の通りがあったことから、このような問題が起きてしまいました。 もちろん、私は、このコンセルヴァトワールの名前で検索もしていましたが、全くヒットしませんでした。

 
 少し英語がわかるおじさんがいらしてとりあえず10分、といわれて練習。
 もう、ウォームアップも何もありません。

 呼びにきてくださって、本番5分前にシアターに戻って、慌てて着替えて、わけがわからぬままに本番。

 緊張も、集中もなにも無く、1時間半近くさまよって歩いていたのでその疲れのみ。


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 予選は、このコンクールの名前である、フランセの作品+いくつかの曲の中から選ぶ。
 私は、フランセのスケルツォとノクターン、そして、リストのダンテソナタ。
 ミス連発、酷いできでした。
 
 あんなに、わけがわからぬまま本番を迎えたことがなかったので、パッパラパーでした。
 
 ピアノは、ヤマハのフルコンが入っていて、弾きやすかったことだけが幸い。

 
 呆気なく11時半には本番が終わり、会場とホテルは徒歩5分もかからなかったので、ドレスのままホテルへ戻って、母に愚痴のスカイプをして、ふてくされて、部屋へ帰ってドレスを脱いでそのままひっくり返っていたら、そのまま寝ていたようです・・・ 

 
 もし、当日ウォームアップの時間が無いのであれば、それはそれで、それようの対処をします。
 でも、本番の時間がはっきりしていなかった、集合時間だと思った、というのが、大きな誤算でした。

 翌日他の参加者と話したら(日本人参加者多数)、在仏の方々は、それが本番の時間、と理解していたようです。
 他のヨーロッパの国から参加していた方は、やはり、集合時間、と思ったそう。
 ただ、彼はコンセルヴァトワールの場所がわからなかったから、まず最初にシアターへ行った為、さまよう、ということは無くて済んだようです。 変に地図が読めるのも、マイナスになることがあることを知りました。
 
 

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 これが、コンセルヴァトワール(もちろん、後日撮った写真ですが)。
 私が指慣らしさせて頂いたのは、やたらと重すぎる鍵盤のアップライトのお部屋でした。

 午後の審査を聴きにいこうと思っていたのに、すっかりと寝過ごしていて、とりあえず、結果だけ見に行ったら、シアターの窓に結果がはってありました。
 
 次回は、結果を聞きたい、と思える演奏をしたい、と切実に思います。
 結果発表を聞きに行けないような演奏をするのは、色々な意味で、精神的に良くないです。

 
 何が起きても動じない。
 この精神力が今の私には必要なもののように思えてなりません。

Posted on 2014/04/20 Sun. 23:34 [edit]

category: 自分のコンサート

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20

ロンドンの中の日本 

今日はイースター。
ですが、久々の雨に、少々肌寒くて、久しぶりに冬のコート(ダウンではありませんが)で出かけました。

 長年住んで、日本人ではないと嫌、と思うようになったものは、美容師さん。
 その昔、カーディフ時代には、現地の美容院へ行った事もありました。
 3、4箇所試したと思うのですが、日本人の量の多い髪は切りにくいらしく、途中までちゃんとやって、めんどうだから、といって、鋏を真横に入れられて、酷い出来だったことも。 カットに4時間(ごく普通のカット)ということもありました。
 
 諦めて、1年間伸ばし放題にしておいて、成田空港からまっすぐヘアカットへ行った事もあるほどです。

 
 ロンドンへ移って、現地のカットモデルで行ってみたこともありましたが、やはり酷くて、諦め。 もう、イギリス人(およびヨーロッパ人)にヘアカットをお願いする気力は全くありません。
 ですが、ロンドンの何が素晴らしいかって、ロンドンには日系の美容室がいくつもありますし、個人で出張、ご自宅でのヘアカットをして下さる方もいらっしゃいます。

 数年前には、英語学校に通いながら、法律でOKされている時間で撮影アシスタント、自宅カットをして下さる方がたくさんいらしたのですが、ヴィザの規定が厳しくなってから、かなり減ってしまいました。
 良い方に出会っても、2回位お願いして、帰国してしまって、またヘアカットジプシー、というのがこの数年続いています。

 今回も、昨年の夏に切ってから、気づけば9ヶ月以上放ってあった私の髪。
 腰まで伸びてしまい、さすがにみっともない。 特にコンサートの時はみっともなくて、久々にアップにしなくてはいけませんでした。

 というわけで、ちょっと時間があるこのホリデー中にきりたい。
 パーマもお願いできる個人の方を探して、やっと切ってきました。
 通常、20代の方が多いロンドンの日本人美容師、珍しく同じ年の方で、気持ちよくきって頂くことができて、満足。
 かなり頭が軽くなりました。

 折角、セントラルロンドンまで行ったので、ジャパセンへ、お醤油を買いに。
 なんと、昨年夏にジャパセンの場所が変わって以来、初めていきました。
 
 ここ数ヶ月は、チャイナタウンの中国系のお店で買ったお醤油を使っていたのですが、やはり、お醤油は日本のものでないと駄目なことを非常に悟りました。
 
 そうしたら、ピカデリーでみたものは・・・
 
 新しい感じの赤いランドセルを背負った、ブロンドのヨーロッパ人の女の子。 たぶん20代。
 
 目を疑いました。
 どうみても、普通に日本の小学生が背負っている純粋なランドセルでした。
 あれ、日本人、日本通でなければ、驚かないかもしれませんね。
 
 それにしても、今日のジャパセンは、非日本人ばかり。
 ブロンドのどうみても非日本人の女の子が、調味料を品定めとか。
 今日は、レジの方も、半数が非日本人でした。

 ずいぶん、イギリスも変わったものです。
 お金を考えなければ、何でも日本のものがそろいます。
 基本、駐在員価格なので、そうでないと、高くて、私は基本的にお醤油しか買わないのですが。

 駅、空港の回転寿司には非日本人で混んでいますし、のりの黒さを気持ち悪がった、というのは、もう過去のことなのかな、なんて思ってしまいます。
 
 

Posted on 2014/04/20 Sun. 22:19 [edit]

category: イギリス事情

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20

再びユーロスターに乗って(4月10日) 

既に10日近く前のことになるようで驚きますが、旅の記録。

 ケンブリッジでのコンサートの翌日4月10日、前日の隣のセント・パンクラスの駅からユーロスターに乗って、4度目のフランスです。
 昨年の5月に9年ぶり2度目のフランスへ行くまでは、長年この国に住んでいてもユーロスターを使ったことはありませんでした。 それが、10月にもパリ郊外、そして今回。 まさか、1年弱で3回もユーロスターに乗ることになるとは思いませんでした。 早くに買っておけば、パリーロンドンの往復は、東京ー名古屋の新幹線片道と大して変わりません。
 
 過去2回のユーロスターは朝5時40分の始発でしたが、今回は、午後12時半頃。 
 イースターホリデーになっていた学校が多いので、非常に混んでいました。
 20分前にプラットフォームが発表されて搭乗開始ですが、搭乗時間になったら、遅延、の放送。
 結局30分遅れでの出発でした。

 ロンドンーパリ間は、トランジットの為にしか飛行機には乗れない、と思うほど、手軽なユーロスター。 特に、パンクラスの駅までは私の最寄り駅から1本なので、余計にそう思います。

 特に、フランスへの入国審査は、ロンドンで、帰りは、フランス出国、イギリス入国をパリで行うので、あの空港での悪夢の入国審査待ちが無いのです。 しかも、パスポートに押されるフランスの出入国のスタンプは飛行機のマークではなくて、電車。 まさに、汽車ぽっぽ、という感じのかわいらしいもの。 イギリスはシェンゲンに入っていないから押してもらえるので、貴重(←パスポートをスタンプ帳と勘違いしている人)。
 
 40分遅れ位で、パリ北駅着。 
 メトロに乗ってモンパルナス駅へ行き、SNCF(フランス国鉄?)で4分ほど、目的地へ。
 ヴェルサイユ宮殿へ行く途中です。

 

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 駅から歩いて5分足らずの、今回泊まったアパートホテル。
 ロンドナーでもフランス、特にパリの価格は高い、と思うのですが、モンパルナスまで5分の、一応郊外、といわれる場所でとても良心的な値段だったと思います。

 パリ中心部とは違ってのんびりとしていて、ちょっと良い感じの住宅地でした。 
 藤の花がイギリスとは違って、まさに、『藤娘』で使えるような美しいものがたくさんあったのが印象的。

 ロンドンとパリは近い、とは言えども、結局家を出てからホテルに入るまで、6時間半。 飛行機移動よりは我が家からだと、ずっと速いとは思いますが。

 
 

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 3月のセルビアに比べると、もちろん狭くてごく普通のホテル。 
 

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 が、再び傾いていますが、アパートメントホテル、というくらいなので、ミニキッチン付き。
 さすがフランスで、ちゃんとパン切りナイフ、パンを入れるであろうかご、サラダサーバー、コルクを抜く道具(?正式名称知らず)まで凄く整っていました。 フライパンとお鍋が2つ。
 
 今回は、マイクロウェーブもついていました。

 あまりにも住宅地で、レストランはあまり見かけず。 スーパーマーケットまでは徒歩3分位。 というわけで、もしこのキッチンがなかったら、食事に非常に困ったことと思います。

 フランス国内、その他ヨーロッパ、アラブ首長国連邦にまでチェーン展開してるホテルでした。


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 夜8時過ぎの日本風に言うと5階のお部屋からの空。
 ロンドンと大して経度がかわらないのに、時差が1時間。 というわけで、ロンドンよりも日が長かったように思います。

 
 3月にセルビアに行ったばかり、ということもあるかもしれませんが、パリに着いてすぐ思ったことは、私はやはりフランスよりもセルビアが好きだ!ということ。 フランス語は全くできない、ということもありますが、パリはおしゃれです。 ロンドンの田舎から出てくると、異国です。 でも、そういうことではない。 私にとって合う空気はどうやら、セルビアだったようです。 
 
 小学生の頃、当時は池袋のサンシャインで行われていた、世界旅行博に連れて行ってもらいました。
 その時に一番印象に残って憧れたのが、ハンガリー、チェコ・スロヴァキア(当時はまだ繋がっていた頃)のブース。 他の国には全然興味がわかなかったのです。
 きっと、子供なりに何か感じるものがあったのでしょうね。 それが、知らぬ間に今に繋がっているのかもしれません。

Posted on 2014/04/19 Sat. 20:43 [edit]

category: フランス 

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19

Good Friday 

ご無沙汰しております。
 

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 先週は、木曜日から4泊5日でこの美しい藤があった国へでかけておりました。 いつものことで、ホリデーではございません。  月曜日の夜に帰ってきて、心身ともに疲れ果てて、現在イギリスはイースターホリデー中で旅行に行っている生徒も多くて、教えもまばら。
 よって、ゆっくりしながらも、ピアノの練習に追われていました。
 
 出かけていたことについては、追々書いていきたいと思います。

 出かけていたので、この私が、ロイヤルバレエのクリストファー・ウィールドン振付の『冬物語』のプレミアを逃して、1週間ほど経った今週水曜日にやっと観られた、というようなこともありました。
 これについても、後ほど(溜まりにたまっているので、いつになったら書けるのやら)。


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 今日からはイースターの4連休(厳密にいうと、明日の土曜日は普通の日)。 教えが入るものの、昨日、今日は久々に2連休で、とにかくピアノ。 緊急事態です・・・

 写真は、おなじみの、ホットクロス・バン。 イースターの食べ物です。 しかも、今日はGood Friday。 レーズンが入ったパンで、十字架が描かれていますが、これは少々ずれていますね。 先週、ケンブリッジのお菓子屋さんで買ってきたおいしいものです。 食べたのは、1週間前の話ですが。
 
 とりあえず洗濯はしたものの、5日経った今日になっても、スーツケースはそのまま。 このまま次の旅に出て行きそう・・・ 
 ずぼらな性格がありありと出ています・・・

Posted on 2014/04/18 Fri. 15:18 [edit]

category: 日常

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18

ケンブリッジ 

4月9日に行ったケンブリッジです。
 

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 Harry Potterがロンドンを出発する、キングス・クロス駅から途中停まらない列車で45分ほどでケンブリッジに着きます。
 お天気が良かったので、明るいキングス・クロスの駅は久々。 私が乗ったのは、右から2つ目の列車。 一番右のイケメン列車は、長距離用です。 

 ちなみに、キングス・クロスの駅にはワサビ(韓国人がやっているらしい、日本食テイクアウェイのお店)が入っているので、家にサンドウィッチを忘れたことに気がついたので、おにぎりを買おうと思って行ってみたら、なんと売り切れ。 お寿司もかなり品薄。 おにぎりが品切れ、なんてずいぶんイギリスも変わったものです。



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 ロンドンを出たら、すぐにこのような風景が広がります。 永遠にこれです。 
 

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 今年は暖かいからなのか、すでに黄色のじゅうたんが!
 この時期のケンブリッジは久々ですし、中距離移動も久々。
 美しい!の一言です。

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 ケンブリッジへ来るのは、9回目くらいのはず。
 駅が街中から離れているのですが、今回は初めてバスに乗ってみたら、楽でした。
 ちなみに、バスの乗り方を教えてくれたのは、昨年初めてケンブリッジを訪れた母。
 どうして、英語ができなくて、しかも1度しかケンブリッジへ行っていない母の方がわかっているのか、非常に謎。
 
 小道を歩くのが楽しいのがケンブリッジ。
 どこも、絵になる風景です。


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 演奏した教会の斜め前にある、お菓子屋さん。 奥がカフェになっているようで混んでいました。
 ちょっと値が張るのですが、おいしいお菓子屋さんです。 あくまで、イギリスのボソボソ系。
 ケンブリッジ公ケーキと、イースターが間近ですので、ホットクロス・バンを購入。
  

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  この数年、ケンブリッジでのコンサートの後は、教えとか、日本から友達が来てその日だけ自由行動とか、伴奏あわせとかが相次いでいて、しかも2月とか3月の寒い時期でしたので、街を歩く余裕はありませんでした。
 今回は、夕方にロンドンで教えだったので、それにあわせて、教会でランチを頂いた後、2時間ほど時間があったので、ちょっと歩いて久々にケム川を見に行きました。
 
 お天気も良くて、学生の試験期間にも入っていない時にここへ来るのは初めて。 
 観光客も多かったですが、ケム川のパントは大繁盛のようでした。


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風情がある橋ですが、これは、ここのカレッジの内部。 一般人は歩けないと思います。
 頭が良かったら、ここで学生生活を送ってみたかった、と思ってももう遅い。
 


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 ケンブリッジ=学生の街=自転車。
 いたるところで自転車をみかけます。
 教会も非常に多くあり、その柵のところにくくりつけてある自転車多数。


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 5月にケンブリッジに来ると、試験期間で、各カレッジの入り口より先には進めません。
 今回は、演奏させて頂いた教会の目の前にある、ペンブローク・カレッジの中庭を覗くことができました。
 入り口の天井から、装飾。



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 ペンブローク・カレッジの中庭。
 イギリスは、公園でも芝生を歩けますが、ここは、芝生内は立ち入り禁止でした。
 カレッジは、学生が生活をする場所。
 
 こういうのを見ると、マンチェスターの大学で過ごした貴重な昔ながらの寮生活を懐かしく思い出します。



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 久々に、繁華街のほうへ向かって歩いてみました。
 荘厳な、確か、セント・キャサリンズ・カレッジ。
 


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 そして、ひときわ大きい、有名なキングス・カレッジ。
 ここはいつか時間がある時に、ぜひ入ってみたいカレッジです。
 時期によっては、内部見学ツアーがあるカレッジもあるので。

 
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広場で開かれている、マーケット。
 どこへ行っても、このようなマーケットがあったら、行かずにはいられません。

 量り売りの紅茶屋さんで、紅茶を購入。
 紅茶派の私は、数種類の紅茶を常備。 普段は、お手軽な庶民派ティーバッグ。
 たまに、リーフティーを。 ここでは格安でリーフティーが手に入ったので、うれしい。
 コーヒーも数種類ありました。


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 もちろん、お野菜のお店も。 スーパーマーケットには無いクオリティーです。
 が、事情により、購入はしてきませんでした。 アスパラガスがおいしそうでひかれたのですが。

 というわけで、ケンブリッジでの2時間弱の観光でした。
 
 

Posted on 2014/04/10 Thu. 20:44 [edit]

category: イギリス 遠出

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10

ケンブリッジでのコンサート 

昨年3月末以来の、ケンブリッジでのコンサートでした。
 昨年はここでのコンサートの2日後に悪夢の骨折だったので、やはり、こうして再びここへ戻ってこられたのは嬉しいです。


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 相変わらず、傾いた写真ですみません。 どうしたらよいのか、全くわかりません。 画像処理をしても、たてのものもの横になってしまうのです。

 2006年から毎年のようにお声をかけて頂いてる教会。
 近くで何かあったのか、救急車が停まっていますが。


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 ここは、教会ですが、Shigeru Kawaiの状態の良いグランドピアノが入っているので助かります。
 ここの教会へ通っていらした方が亡くなった時に寄贈したピアノのようです。


 プログラムは、

 ラモー: 小ファンファーレ、 三連音符 (新クラブサン曲集より)
 モーツアルト: ロンド ニ長調 K.485
 ショパン: エチュード ヘ長調 作品10-8
 スクリャービン: エチュード 作品65-3
 ショパン: ノクターン 作品62-1
 フランセ: ノクターン
 シャブリエ: スケルツォ・ヴァルス
 リスト: ダンテソナタ


 50分のプログラムで、最後のダンテ以外は短い曲ばかりの盛りだくさんプログラム。
 コンサートで弾きなれているのは、ショパンのノクターンとシャブリエのみ。
 ショパンのエチュードは、コンサートでは初めてか、2度目か。
 ラモーとリストは、先日コンクールで弾いたものの、コンサートでは初めて。
  とにかく、どうしてこう恐ろしくしたのだろう?と思うようなプログラムでした。

 ラモーは、現代ピアノで、クラブサンで弾くのを意識しているのが私の考え。
 今年はラモーの生誕250年。 こういうのをとりあげるのもおもしろいです。

 モーツアルトは、発表会でもおなじみの曲ですが、弾くのは初めて。 ちょうど生徒のレッスンで教えているので、新曲でも、譜読み、暗譜は、30分かからず。 昔、師匠がご自身のレパートリーではない曲を私にレッスンしているうちに、先生の方が練習しなくてもマスターしてしまう、ということが多々ありましたが、今ではその理由がわかります。
 モーツアルトはやはり難しい。 でも、やりがいがある。

 リストのダンテは、セルビアでの悪夢の演奏から抜け出しました。 今日は演奏しながら、これは、これから何年もつきあっていく曲なのだろう。 という確信がありました。 何十回も舞台にあげてやっとつかめるような気がします。

 まずは、私にも理解できるような現代語訳のこの本を探さなくてはいけません。 詳しくはまたの機会に書きたいと思いますが、本を買ったものの、最初のページがわからず、1ページ目だけを30分間音読したのに、恥ずかしながら、全くと言ってよいほど理解できませんでした。 この曲を中学生、高校生で弾く方々の頭の中はどうなっているのでしょう?
 古典の英語は、まだまだ難しいです。 ジェーン・オースティンの英語は大丈夫でも、シェイクスピアも正直なところ、現代語訳でないと私には手におえません。 日本語も、高校生の時の古文の成績は散々なものだったのがここでもつながっているとは。

 
 多くの学校が今週からイースターホリデーのイギリス。 今日は小学生の子供たちもちらほら。 ちょうど目線に見事に入る一番前に座っていた子供たち。 足のバタバタと、演奏中に動き回るのだけはどうにかしてもらいたい、と思わずにはいられません。 もちろん、私は子供たちがこうしてコンサートへ来てくれることは大歓迎です。 日本では、小学校での演奏も行ってきました。 ただ、その場合は集中力がなくなることを考えたプログラムを組んでいます。

 コンサートに行く、ということは、マナーも学ぶ場所。 子供だから仕方が無い、というのは私の中では無いことなのです。 きちんとしているご家庭は、お子さんをコンサート、劇場へ連れて行くとき、マナーも教えていらっしゃいます。 そしてそれができているのです。
 ピアノの場合、子供たちの動きと手の動きが2重になってしまい、暗譜で弾いていますから、集中力が切れてきます。 こういうと、また「あなたには子供がいないからわからない」と言われてしまうかもしれませんが、そうではないと私は思います。

 色々と事故もあり、反省ももちろんあるコンサートでしたが、とりあえず喜んで頂けたようで良かったです。
 
 

Posted on 2014/04/09 Wed. 22:50 [edit]

category: 自分のコンサート

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09

ロイヤルバレエ 『眠りの森の美女』 ユフィ、 マシュー・ゴールディング 

今日は、ロイヤルオペラハウスの夏のチケットの一般発売日。 2年前までは、ロイヤルオペラハウスの外に一晩並んでチケットを買っていましたが、チケット発売日がコンサートの直前、とか、骨折、とかあったので、並べなくなってこれだけの年月が経ってしまいました。

 そして、今回はありえないことに、ちょっと前まではこの日を覚えていたのに、すっかり忘れていて、気がついたのは、発売15分前。 この私が、です。

 まだ重い荷物を運ぶほど左手の回復がないですし、明日はコンサートなので、いずれにしても並ぶことは不可能でした。

 ぎりぎり間に合いましたが、ロイヤルバレエの夏の2つのミックス・ビルの立ち見は、一般にはまったく残っていませんでした・・・ 夏の予定がみえていないので、マリインスキーの引越し公演も買えず。 とりあえず、サマーコースの前日だけは絶対にロンドンにいるので、ラトマンスキーのシンデレラだけは一番遠い頭が天井につくような立ち見を買っておきましたが。 さすがに、サマーコース当日のマチネを観て、夕食の後にサマーコース会場へ行くことは、さすがの私もできません。 


 というわけで、本題。
 
 ナターリア・オシポヴァの怪我により、彼女の分の3回の『眠り』のオーロラ姫を踊ることになった、ユフィちゃん。
 よって、見逃したはずのユフィちゃんのオーロラを、4月5日に観る事ができました。 ナターリアが踊らないことにより、立ち見を手放す人がいらしたので。

 あいかわらず、傾いた写真ですみません。



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 相手は、昨年の今頃、ロイヤルバレエに『ラ・バヤデール』でゲスト出演して、最近ロイヤルバレエのプリンシパルになった、マシュー・ゴールディング。
 
 昨年彼がゲストで出ることがわかった時には、私の周りの60歳以上のおば様方が、「イケメンで、いい男がくるのよ! ちゃんとチェックしなさい!」とキャッキャキャッキャ騒いでいたものです。

 踊りは素晴らしい。 これで、目の表情がついたら、良いと思うので、これからロイヤルバレエで表現面がどのように変わっていくのかを、楽しみにしています。
 
 ロイヤルバレエに今まであまりいなかったタイプの男性ダンサーなので、楽しみ。


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 ユフィちゃんは、Lovelyの一言。 表現面が増し、彼女の持ち味のエレガントさ、そして、しなやかさ。
 ローズアダジオでは、今回調子がいまいちだったマリアネラよりも、バランスが安定していました。

 もちろん、まだ4回目のオーロラは足りないこともたくさんありました。 でも、それはそれ。 デビュー年だからこそのよさもあります。 伸びしろがたくさん観えたので、彼女がこれからどのようにオーロラを踊っていくのか、とっても楽しみにしています。

 音楽にあわせているのではなくて、彼女自身から出てくる音楽性。 特に、今回は、オフシャニコフが振って下さっているので、音楽性あるダンサーたちは、そのよさをもっと引き出されているように思います。

 

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 青い鳥とフロリナ姫のパ・ドゥ・ドゥは、ヴァレンティーノ・ズチェッティと、小林ひかるさん。
 ヴァレンティーノが、今まで彼の踊りを観てきた中でもずば抜けてよかったように思います。
 気持ちがよい踊りをするダンサー。ただ、たまにやりすぎになることも。 今回はそれがなかったので。
 ひかるさんともぴったり。

 ひかるさんも、以前よりもやわらかさが出てきて、持ち前の切れのある部分が重なって、今まで観てきた彼女のフロリナの中でも、今回が好きでした。


 
 怪我が多くて大変なロイヤルバレエ。
 プロローグで特筆すべきは、水晶の泉(一人目)の精を踊った、ロマニー。 この役は、この数年、ユフィちゃんがずば抜けていました。 テクニック的に目立つ難しさが無いものの、しなやかさ、上体の柔らかい動きが必要とされるこのヴァリアシオン。 ユフィちゃん以外に私が観ていて良いと思うダンサーが正直いなくて、踊りきれていませんでした。
 ですが、ロマニーは、テクニック的な弱さは多少あるダンサーですが、この役は非常にあっています。 久々に良いものをみせてもらいました。 ずっと観ていて、彼女は役に恵まれてこなかったダンサーです。 どうして?と思うことが度々だったので、今回、やっとこの役を観られてうれしかったです。

 そして、第3幕での、白い猫を踊った、エルザ。 今回、『眠り』を4回観たうちの3回が彼女が白い猫を踊ったのですが、3回とも良い意味で違い、意外な一面を見せてくれました。
 彼女はアーティストで7年目。 どうなるのか?と思っていたのですが、ああいうものをみせてくれるダンサーだと思っていなかったので、嬉しい。
 とっても、Saucy(良い意味で)な猫で、パリの小道がみえてきたのですが、考えてみれば、彼女はフランス人。 しかも、パリジェンヌ。 さすが、フランス人の猫でした。


 第1幕では、オーロラ姫の友人は、6人中2人が、その前のワルツでも踊って、衣装を着替えてから、途中で、オーロラ姫の友人にジョイン。大変だと思います。 こういうことはこの何年もロイヤルバレエを観ていてなかったことなので、心配。
 
 私はいけませんが、明後日には、ロイヤルバレエは、久々のシェイクスピアの作品の新作があります。
 ダンサーたちは本当にお忙しくて大変だと思います。

 来年度の予定も発表されて、今から『マノン』貯金をしないと、いくら安い立ち見でも大変なことになりそうです。
 
 『眠り』は明日が最終日。 行きたいけれど、その後の予定を考えて、諦めます。
 チャイコの作品だとだれているロイヤルオペラハウスオーケストラ。 今回は、オフシャニコフに感謝。 『眠り』の音楽のよさの再認識をさせて下さいました。

Posted on 2014/04/08 Tue. 23:59 [edit]

category: バレエ

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08

いぬ 

 ここしばらく、気になることがありました。

 それは、犬をバスの座席に座らせること。

 私は犬が基本的に苦手です。 犬を初めて触ったのは、昨年10月末のフランスでのホームステイの時だけ。 一週間一緒にいて、とっても優しい犬だったので、最後に背中をなでることができました。
 犬が苦手なのは、小学生から中学生にかけて、犬に追いかけられて嫌だった思い出があるからです。 特に、中学生の時は、朝の駅のホームでどこかの犬が入り込んでしまって私を追いかけていたのに、まわりの大人は誰も助けてくれませんでした。

 以前、私の隣にバスで犬が座ったことがありました(飼い主は立っていました)。 飼い主に注意したら、私が間違っている、といわれてしまいました。

 
 イギリス、というのは、まだまだ階級が残っています(表だってではありませんが、顔つきが日本以上に差があるのです)。
 きちんとしていそうな方は、犬を足元、座席の下に座らせます。

 あまり良くない地域を移動中、1日でなんと3回も、犬を座席に座らせているのを先日みました。
 とっても大きな犬も、当たり前のように椅子の上に飛び乗ります。
 混んでいてたっている人がたくさんいても、犬が座席に座っていました。

 
 このこと、私は疑問を持ってたので、先日犬好き、他の方の犬の世話までしている友人と、きちんとした70代の方の二人がいる時に伺ってみたのです。 二人ともイギリス人です。

 そうしたら、ありえないと。 小型の犬であれば、飼い主のひざの上に座らせることはあるけれど、外を歩いている犬が、公共の乗り物の座席に座るのはおかしい、とおっしゃっていました。

 どうなのでしょう? 
 マナーは必要だと思うのですが。 ロンドンは、多民族の都市です。 私も、生徒たちのご両親と考え方の違い、言い方、などなど色々と感じることがあります。 
 
 5分歩けば、街の雰囲気が変わってしまう場所も多くあります。 これは、良い意味ではなくて・・・
 
 とりあえず、今のところは自分の隣に大きな犬が座らなければいいな、と思うばかりの毎日のバス移動です。

Posted on 2014/04/04 Fri. 23:33 [edit]

category: イギリス事情

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04

師匠のレッスン 

非常に久々に、師匠、Dr.Sのレッスンでした。 レッスンは、昨年のサマーコース以来。 ご自宅でのレッスンは、なんと、一昨年の暮れ以来です。

 やっと予定があったので、見ていただけることに。 まあ、これだけの間があいていますが、昨年の今頃はピアノを弾けなかったので仕方がありません。

 みっちりしごいてくださいました。 久々すぎて、最初は、耳の反応が悪くて、呆気に取られましたが、あれだけ訓練されたもの。 すぐに感覚を取り戻して、その場ですぐになおしていくことができたので、一安心でした。

 私のサマーコースでの姿を知っている方々は驚くかもしれませんが、私は師匠のレッスンでは、非常にまじめで、緊張しています。 今日も、数時間前から胃が痛くなるほど。
 ファンコンサートでは、先生に内緒で、司会者から楽譜を渡してもらい、先生は何も知らないまま、先生の演奏で、『瀕死の白鳥』を踊りましたが、日本ではあのようなことはご法度らしい。 私たちはそういうことができる間柄です。
 でも、レッスンは、まったく違います。

 
 さすが我が師匠。

 今日は、エチュードと、リストのダンテソナタを弾いたのですが、レッスン後、

S:「小品はどうなっている? いくつかやってあるか?」
私:「今までのレパートリーがありますが、この数年は小品ばかり弾いていたので、今年は大きい曲をやります。 だから、ダンテをまず持ってきました」
S:「そうかそうか。 それは良いことだ。ダンテは、Good startだ。」
S:「(巡礼の年、イタリアの楽譜をめくりながら)みゆきは、この曲集の他の曲を弾いていないよね?」
私:「弾いていません」
S:「だったら、『婚礼』か、 『ペトラルカのソネット』のどれでも良いから、やっておきなさい。 得意だろ?こういうの。 すぐできるだろ?」
私:・・・・

 相変わらず、話が全く通じない人です。 小品は今年はやりたくない、といっているそばから、わかった、といいながらも、小品を進めてくる人。 いつもこんなです。

 学生のころは、「ベートーヴェンのソナタ、次は何が弾きたいか?」と聞かれて答えて、理由まで言わされた後、全く違うソナタを言われたことがあります。 だったら、希望なんて聞かないでほしい。

 
 でも、こうして、先生がみっちりレッスンを再びして下さるのは非常にうれしい。
私たち、ちょっとした行き違いで(先生が勝手に勘違い)、この数年、ちょっと間があったのです。
 師匠は、私が修士号の時に師事していたゴードン先生にまだ習っている、と思っていたのです。

 修士号が終わった時、師匠に、もう一度先生の元に戻りたいことを伝えました。 そうしたら、
「ふん。 どうせお前には他の男がいるだろ」

 数回聞いてもこの答えでした。

 なんたる、勘違い。 そして、どうして、こう、他の男が、となってしまうのか。
 
 この人は、私が王立音楽大学の修士号へ行くことが決まって、希望の先生を提出する時、第3希望まで書くのですが、「第一希望は、主任(女)。 第2希望は、これがいいな(女の先生の名前)。 第3希望は、この日本人の名前は(当時は日本人の先生がいらした)女か、男か?」

 女、とわかったら、その先生の名前を書こうとした、とんでもない人です。 名前だけで決めないでほしい、と言って、考え直して下さいましたが、ゴードン先生との最初のレッスンの後に先生に電話連絡をしたら、
「新しい先生は、何歳なんだ?」

 聞かれたことはこれだけです。 レッスン内容ではなくて、年が気になるのか? 


 昨年のサマーコースで、先生の奥様と食事が隣になることがあり、奥様に、少し言いつけました。
 それで、先生は、また元のように、生徒に戻してくださったのです。 奥様がおっしゃるには、私は師匠の生徒だし、師匠は私を大切に思っているわよ、とのことでしたが、私の前では、ふてくされてばかりでした。

 この世界、男の先生と、親子ほどの年の差の女子生徒が・・・という話はよく聞きます。
 私たちには、全くそのようなことはありません。
 それなのに、なぜか、相手が男の先生、となると、色々とうるさい困った師匠です。

 それでも、あれだけスタートが遅かった私をここまでにできたのは、師匠のお力。
 奥様がおっしゃるように、
「あなたたちは、お互いに最高の先生であり、生徒である」
という言葉のそのままです。


 レッスン後は、抜け殻。 お腹が猛烈にすいた事以外は、死亡。 でも、私はその1時間半後から教えがあったので、とりあえず、忘れないうちに、バスの中で注意されたことを楽譜に書き込んでいました。

 まだまだ先生から学ばせて頂きたいことがたくさんあります。
 次はそれほど間をあけずにレッスンへ行くことができたら、と思っています。

Posted on 2014/04/03 Thu. 23:43 [edit]

category: 音楽

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03

セルビア、ケーキとトマトスープとニョッキ 

セルビアから帰ってきて3週間経ちますが、もう少し続きます。
 

140402-1


 私が、毎朝朝食を食べに行っていた、ケーキ屋さん。
 泊まっていたところは、朝食付きですが、日曜日以外は、このケーキ屋さんへ食べにくるようになっていました。
 Multi-Tarteという、街の中心から橋を渡って、きたところにあります。
 
 あくまでも、私の味覚は在英16年、14年前、10年前までの寮生活を経験している舌、ということで話しますが、朝食に頂いていたサンドウィッチは、どれもおいしくて、毎朝違うお味のものを頂いていました。


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 ショウウィンドウには、ケーキが。 一切れが、この私でも2回分はありました。
 イギリスでは中々食べられないお味のケーキでした。 
 

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 クッキーもぼそぼそ系ですが、非常においしい。

 おじさんがとても素敵な方で、英語も少しお話されたので、ケーキの味、サンドウィッチの中身も丁寧に説明して頂けて、とてもありがたかったです。
 

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 3月11日のお夕食は、翌日は出かける予定だったので、ノヴィ・サド最後のお夕飯。 
 着いた日に行った、宿泊先にとても近いレストランのようなパブのようなお店へ。
 
 スープをこの国でまだ飲んでいなかったので、トマトスープを頼んだら、ずいぶんと大きなものが出てきました(これで、180円位)。
 底にモッツァレラのようなチーズが入っていて、イギリスとはまた違うトマトスープ。
 非常においしかったのですが、とても食べ応えがあり、正直、これだけでかなりおなかがいっぱい。
 でも、これは作り方を知りたいほど、おいしいトマトスープでした。
 

140402-5


 メインには、ニョッキを頼んでありました。
 スープが予想外のボリュームで、ニョッキを頼んだことを後悔しましたが、これはこれで、おいしく頂きました(だから、太る)。
 
 
 

Posted on 2014/04/02 Wed. 23:30 [edit]

category: セルビア

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02

嬉しい一日 

 ちょっと前までダウンコートだったはずですが、今日は、ウールのコートもやめて、ウールのケープで出かけられました。 といっても、暗くなるまでは、半袖にカーディガンで歩けたほどです。

 今夜は、先日観た、マリアネラの今シーズンの『眠り』の最後の日。 チケットは持っていなくて、当日券をゲットする予定でした。
 時間がないので、朝並べなくて、オペラハウスへ電話をしたら、20番目(電話を何番目にとってもらえるのか、アナウンスされます)。 5分ほど待っていても、全く進みません。 ネットでは、完全に完売。 諦めました。

 が、夕方は、オペラハウスからすぐそばのお宅で教え。 ここまで来て観られないとは・・・とがっくりだったのですが、開演15分前に、万が一、と思ってオペラハウスへ行ったら、親しくはないですが、何度か話したことがある方がいらして、無事チケットゲット! いつもの立ち見です。
 こうして、オペラハウスの常連さん方の知り合いが多いと、良いこともあるわけです。

 
 そして、帰り道。 現在、コヴェント・ガーデンの駅は、エレベーターの工事中の為、降りることはできても、乗ることはできません。
 10人くらいの日本人の60代以上のグループが、ミュージカルを観た帰りのようで、入り口を探していました。
 駅の隣のビルの入り口を開けようとしたり、危なかったのでお声をかけることに。
 おば様方から、 『救いの女神様が現れてよかったわ』と言われましたが、こちらこそ、声をかけてよかったです。
 
 ロンドンで迷っている日本人の方々に声をかけるタイミング、というのは非常に難しい。
 私からすると、繁華街で、バッグも気にせずに、堂々と地図やガイドブックを広げるのは、防犯の為に良くないと思うのです。
 その人たちが狙われるだけでなく、日本人全体を狙う確立をあげる、というのが私の考えです。

 若い方々には、お声をかけても、いやな顔をされることがとても多くて、私は基本的に声をかけることはやめました。
 ご年配の方々には、よほど困っていらしたら、お声をかけます。

 先日は、オペラハウスで、小学生のお嬢さん、お母様、おばあさまが開演5分前に迷っていらして、席まで案内を(何をやっているのだか)。
 オペラハウスは、初めてだと、意外とわかりにくいようなので。 

 
 というわけで、私はチケットを手に入れて、思いがけず、諦めていた舞台を観る事ができて、感謝。
 最後には、ちょっと道をお伝えして喜ばれて、うれしい一日でした。
 そして、ずっとお会いできなくていたオペラハウスのお友達(76歳)にもお会いできて、良かった。
 年は全く違いますが、素敵な方で、いつもおしゃべりさせて頂くのを楽しみにしているのです。
 先週は、フランスからお友達がいらしていたので、92歳のお友達が元気なお姿だったことも嬉しい。 
 皆さん本当にお若い。 私が一番枯れています。 
 

Posted on 2014/04/01 Tue. 23:38 [edit]

category: 日常

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