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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

マッケルズフィールド(Macclesfield)でのコンサート 

 9月22日に途中まで書いてあったものを後日アップしているので、時系列がおかしいのですが、都合上そのままアップいたします。 

 再び、ユーストンから列車に乗って、北イングランドでした。

 一昨日行った、マンチェスターよりも、30kmほど南の、マッケルズフィールド(Macclesfield)。
 
 そこのピアノ屋さんで、年に2回ほど開かれているピアノコンサートに呼んで頂きました。
 いつもは、日曜日の午前中だったのが、今回は、日曜日の午後に、シャンパン付き。 午前中だと、教会があるからだそうです。

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ピアノ屋さん外観。 この裏に、倉庫のような会場が



 お話を頂いた時は、午前中、とのことでしたので、あまり重いプログラムを日曜日の午前中は聴く方もきついので(以前、日曜日の午前中に、展覧会の絵と、熱情ソナタのコンサートに行った経験あり・・・)、軽めのプログラムにしてありました。

 軽い、というのは、聴きやすい、というだけで、演奏する側にとっては、5分程度の曲を1時間の間に何曲も弾くのは、正直、30分の曲を2曲弾くよりも大変です。


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グランドピアノの展示室に、コンサートスペースを作るようです。


 プログラム

 モーツアルト: ピアノソナタ ハ長調 K.330
 シューベルト/リスト: ウィーンの夜会 第6番
 チャイコフスキー: ロマンス ヘ長調 作品51-5
 レスピーギ: 甘美なワルツ
 マスネ: ゆっくりなワルツ
 ハフ: 謎のワルツ 第1番
 ショパン: ノクターン 作品27-2
 ショパン: 幻想ポロネーズ 作品61

 アンコール: シャブリエ: スケルツォ・ヴァルス


 ピアノ屋さんでのコンサート、ということで、どんなピアノかしら?とワクワクしていたのですが(少なくとも、骨董品のようなピアノではないはず)、Feurichという初めて聴くメーカーでした。大きさは、ヤマハで言うと、C7くらいだと思います。
 ドイツの160年くらい続くメーカーのようです。
 このピアノ屋さんでは、このメーカーを多く取り扱っているようで、アップライトピアノも多くありました。

 
 今まで弾いたことがあるメーカーと比べると、カワイに近いかな?と思ったりもしました。
 これは調律の問題もありますが、中央ドから2オクターブくらいの間が、非常にDullで沈んだ音色。 他の部分と違うのです。 一番Dullであっては困る部分がこういう音色だと、音の出し方で、どうにかしていく必要がある(それでも、明るい音が出ない)ので、変にそれに気が取られてしまいました。

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 あまり演奏されることがないワルツを3つ並べたプログラム中盤。
 特に、マスネのものは、YouTubeでも、みつかりませんでした(夏前の話)。
 7月に日本で一度弾きましたが、イギリスでは初めて。
 バレエファンにとっては、ケネス・マクミランの『マノン』でおなじみの曲です。
 もっとも、私自身、この曲の元がピアノ曲、というのは、つい最近知ったのですが。
 第1幕第2場、デ・グリューが手紙を投函しに部屋を出た後、ムッシューGM、マノンの兄レスコーが部屋に入ってきて、マノンが女の部分を見せ始める場面です。
 色々とアイディアはあったものの、この曲は何度も繰り返される同じメロディーを飽きさせないことがピアノソロでは難しく、そちらに気がとられてしまいました。
 次回は、是非、ギャリー・エイヴィスのムッシューGMあたりが顔を出してくれたら、と思います。 マノンは誰でしょう?


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 演奏中の写真が残っていることは非常に稀なのですが、今回は、主催者の方が途中で撮っていらしたようなので、珍しく演奏中の写真を。
 7年位前に母に作ってもらった、半纏を崩してのドレスを久々に。
 聴きにいらして下さったご婦人方から、好評でした。 

 
 ショパンの2曲は、やはり特別。 幻想ポロネーズは、何度弾いても新しい発見があり、やめられません。

 久々に手が大丈夫そうだったので、アンコールに、シャブリエを。
 エンジン全開、高速でした。 夏にこの曲を日本で集中指導してきました。 色々と新たな発見もあり、改めて、この曲のチャーミングさに気がついたように思います。
 
 とにかく、年に2回のコンサートなので、また、2、3年後、お声を掛けて下さるそうです。
 楽しみにしています。
 

 
 

Posted on 2013/09/29 Sun. 15:09 [edit]

category: 自分のコンサート

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29

連続、北イングランドVisits終了 

 少々ご無沙汰しておりました。
 イギリスは、暖かくなったり、涼しくなったり、相変わらず忙しいです。
 そして、スーパーストアには、クリスマスプディングが並び始め、カード屋さんには、クリスマスカードが並び始め、せかされております。

 8月29日から4週間(厳密に言うと、29日間)の間に、6回のコンサート。 1回は、エセックスで近場だったものの、1回は、エディンバラ、あとの4回が北イングランド、ということで、さすがに疲れました。 が、無事、昨日でそれも終了。 というものの、来週には、再びエセックスでコンサートです。 プログラム半分以上入れ替えなので、焦っています。

 書きたいことは溜まっていますが、なかなか追いつきません。 そのうち、過去にさかのぼって、この1週間のことをアップすると思います。

 もちろん、これだけのコンサートをいただける事はとてもありがたく、旅をすることが大好きな私は、疲れはするものの、列車の旅そのものを楽しませて頂きました。 特に、昨日行った、ランカシャーは、初めて。 しかも、とってもとっても素敵な村へ行って来ました。
 あの景色を見たら、片道6時間の疲れは吹っ飛びます。
 その代わり、今日は、お昼頃まで、全く使い物になりませんでした。

 そして、コンサートの合間には、もちろん教え。
 特に、先週の金曜日、マンチェスター、土曜日一日中教え(しかも、新しい生徒との出会いも)、そして翌日マッケルズフィールド、というのが、結構こたえました。

 数日前に、久々に手の骨折のことでドクターとお会いし、日常生活はできていても、元の通りにピアノを弾けるようになるまで、あと1年かかる、と言われ、ショックを受けましたが、とりあえず、親指の動きは悪いものの、ピアノを演奏できることが幸せ、と思います。
 先ほど、生徒のレッスンでピアノを弾いたら(グレード7くらい)、さすがに、左手の動きがとんでもなく悪く、がっかりでした。
 日曜日に練習を詰められるよう、ドクターから言われたリハビリをしっかり行います(が、明日も一日教えだから、半分もできません・・・)。

 昨日は、コンサートの最中に、一番前にいらした男性が急に倒れる(しばらくして、意識を戻しました)、という緊急事態も発生。
 大事に至らなかったようで安心しましたが、本当に色々とあります。

 来週からは、やっとロイヤルバレエもスタート! 先日、インサイトだけは行って来ましたが。
 
 

Posted on 2013/09/27 Fri. 20:29 [edit]

category: 日常

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27

マンチェスター郊外、Bury Parish Churchでのコンサート 

朝5時過ぎに家を出て、6時17分ロンドンユーストン発の列車にて、マンチェスターへ行ってきました。
 8時30分頃、10分ほど遅れてマンチェスター着。 ちなみにロンドンとマンチェスターの距離は300kmほどです。 
 
 駅で一休みした後、9時半過ぎに出発して、トラムにて、マンチェスターの20kmほど北の、ベリー(Bury)へ。 行きは、なぜだか、45分もかかりました。 

 マンチェスターには1年間住んだこともあるので、懐かしいところ。
 
 昨年6月に続き、3度目の、Bury Parish Churchでのコンサートでした。
 

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 前回は、コンサートの前日午前中に日本からロンドンに帰りました。
 そして、コンサートの日は、雪。 線路が不通になり、帰りは2時間遅れ。

 毎回ながら、ここも美しい教会です。


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 プログラムは、

 ドビュッシー: アラベスク 第1番
 ドビュッシー: 前奏曲集第1巻より、『アナカプリの丘』『沈める寺』
 ハフ: 謎のワルツ 第1番
 グリーグ: 叙情曲集 より、『ゆりかごのそばで』『ノクターン』
 プーランク: ノクターン 第1番
 チャイコフスキー: ワルツ・スケルツォ
 ベートーヴェン: ピアノソナタ 第32番 作品111


 ここは、フルコンが入っているのですが、スポンジのような鍵盤です。

 久々に、イギリスで、ドビュッシーのアラベスクを。
 8月から、ちょこちょこと出しているドビュッシーの前奏曲は、ずいぶんまとまってきました。
 
 ハフのワルツは、イギリスでは初めて。
 これも、もう少々数を重ねなくてはいけません。

 プーランクで、3回目、という安心感もあったのか、完全に、記憶喪失・・・ 怖いですね・・・
 繋ぎましたが、久々にあれほどのことをやりました・・・
 
 チャイコフスキーで持ち直し(でも、もっと良いはずだった・・・)
 ベートーヴェンは、さすがに落ち着きました。

 第2楽章は、このコントロールが非常にしずらい楽器では厳しかったですが、8月末にエディンバラで弾いた後、何かをつかんだのでしょう。
 サマーコースの時にイスラエルの先生から指導をして頂いて、ずいぶん、第2楽章の曲想自体が変わりました。 基本は同じ。 でも、今までの、天国の風景よりも、空虚な感じ、無の世界を出そうとしています。
 まだまだ、できていないのですが、少しずつ近づいてきたかもしれません。 いくら家で練習しても、できない。 本番だからこそ、の世界です。
 それにしても、このベートーヴェンを教会で弾くのは特別です。
 今日も、ステンドグラスの絵が演奏中に飛び込んできて、多くのヒントを頂きました。
 それよりも、きっとあの環境なのでしょうね。 

 前半は悔いが残る演奏になった部分もありましたが、ベートーヴェンでの客席を引っ張る空気を久々に感じることができました。

 

 演奏後は、教会のそばの、大規模なマーケットを物色。
 1時間ほどぐるぐると。 新鮮なお野菜、魚、肉。 もって帰れないものばかり。 ケーキ屋さんで、ブラウニーだけ買ってきましたが。
 それ以外にも、色々と面白いお店が多い昔ながらの地方のマーケットです。
 1月に来た時は、寒いこともあって、ほとんどのお店が開いていなかったので、今日は活気があって、驚きました。
  
 いずれにしても、教えには間に合わないので、マンチェスターで少し遊んで帰りたい思いもあったのですが、明後日もまたコンサート。 ということで、4時過ぎの列車でロンドンへ。 6時30分ちょっと前にロンドン着でした。

 ウールのケープを着ていても寒いマンチェスターとは違い、ロンドンは暖かくて驚きました。
 

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 行きの列車は、マッケルズフィールド途中停車。 マンチェスターから南へ30km弱です。
 ここへ明後日再び来ます。
 本当は、明日の夜ここへ来て泊まる予定だったのですが、当初の予定と違って、コンサートが午後3時になったので(本当は午前11時だった)、明後日、日帰りすることにしました。
 といっても、最初は安いチケットを買ってあったのに、時間変更を言われた時点で、ずいぶんチケットが値上がり。 ということで、違う路線を使って、チェスターシャーのクルー(Crewe)へ列車で行ってから、バスでマッケルズフィールドへ移動です。 この駅は使いません。
 
 明後日は、ピアノ屋さんでのコンサート。 明日、練習させて下さるそうですが、教えがあるので、ロンドンに戻ることにしました。 
 

Posted on 2013/09/20 Fri. 22:14 [edit]

category: 自分のコンサート

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20

導入レッスンの大切さ、そして責任 

 今回の新年度ほど(イギリスの学校の新年度は9月)、新しい方からのピアノ、楽典(セオリー)レッスンのお問い合わせが多かったことはありません。 全て、今までの生徒たちからのご紹介です。
    
 5、6歳の生徒が、一つの曜日に一気に3人増え、近々今までの生徒の妹さんも始める予定なので、同じ曜日に導入が重なります。 導入のレッスンは大好きなのですが、非常に責任があることなので、さすがに、ぐったりでした。 もちろん、レッスン中は、そんなことは、全く感じませんが。

 2人は、既に半年ほど他の先生とレッスンをしてから私へ。 一人の方は、春頃、一度お問い合わせを頂いていたのですが、骨折中でそれどころではない、そして、その地域は既に3日行っていて、移動時間を考えると、とてももう一日その方の空いている曜日にそこへ行くことはできませんでした。
 今回、夏前に引越しをしたことにより、私の動ける範囲も変わりました。 そして、今までの生徒たちの曜日変更、曜日を代わってくださる方々により、今回再びお問い合わせを頂いて、レッスンが可能に。
 
 様々なピアノの先生がいること、そして、習う側も、違う要望を持っていらっしゃることを百も承知しています。
 それでも、半年のレッスンで、全く楽譜が読めない。 指の形は知らない。 リズムもわからない。
 私には信じられないことです。 先生のせいにしてはいけませんが、2回のレッスンで、きちんと学べていくことを見ていると、悲しくなりました。
 
 もう一人の子も、半年違う先生とレッスンをしていましたが、なんと、イギリスのグレードで、2(わかりやすくいうと、ブルグミュラーの、1、2番)しか受かっていない(それしか弾けない)先生だったそうです。 ご自身がグレード2まで取っているから、導入の生徒だけを教えていらっしゃる方がいるそうです。
 こういう話は他でも聞いたことがあり、グレード5くらいの先生がいる、とは知っていました(実際にその方を存じ上げているわけではありません)。
 グレード2のレベルでも、しっかりと導入が教えられるのであれば、それでよいと思います。 が、現実はそれほど甘いものではありません。 
 私のレッスン費の3分の2くらいだから、最初だから安い先生で、というご家庭はとても多くあります。
 誤解の無いように言っておきますが、私のレッスン費は、ロンドンで、大学院卒、生徒たちの結果を出す、という中ではずば抜けて安い方です。
 確かに半年安かったかもしれませんが、何も身についていない。
 
 この子も、かわいそうですが、全て1からやり直しです。

 私の教え方が絶対に正しい、とは言えないですし、他の方法ももちろんあります。
 ですが、半年で、同じくらいの年齢の子を1から教えると、もっと進む。 きちんと細かいことを理解した上でです。

 導入が本当に大切。 
 
 『楽しいピアノレッスン』 何度かここにも書いていますが、『楽しい』って一体何なのでしょう??
 最初は、歌にあわせて音符も、リズムもわからずに何となく楽しく弾く。
 ちょっと進んで、楽譜を読むようになったら、一気に難しく思って、弾けない。 だから、ピアノが苦痛。
 こういう子を何人も見てきました。 
 
 5歳でも、6歳でも、楽譜は読めます。 最初に、ピアノを弾く時の指の形、音の名前、楽譜の読み方を説明すると、子供たちは、目を見開いて、興味深く覚えよう、としているようです。
 そして、最初のレッスンでそれが当たり前、ということにしてしまえば、もちろん、途中で躓くことがあっても、乗り越えられるように私は思います。
 
 夏に日本で出会ったピアノの先生とお話をさせて頂いて、印象に残っているのは、
『楽しいピアノのレッスンって、何かを乗り越えること。 弾けるようになった時の喜びよね』
とおっしゃっていました。
 彼女の生徒さんのレッスンを1度させて頂いて、あの時は、わけわからぬことを、急に色々な要求をされて、小学校1年生の頭には、大変だったと思います。 とても、しっかりとした、賢そうな子でしたが。
 それでも、彼女は何かを掴み、次のレッスンの時、他の曲で私に言われたことを新しい曲に自分で取り入れて、理解して弾いてきたそうです。 それで、上の言葉をこの先生は発していらっしゃいました。

 
 私の生徒たちで、躓いていない子はいません。
 みんな、ステップアップする時は、苦しいし、練習が止まってしまう子も、何人もいました。
 でも、何度も同じことを繰り返したり、楽譜をもう一度きちんと読んでそのとおりに弾けば、弾けることを次のレッスンで一緒にする。
 そうすると、これを数度繰り返してしまっても、いつかわかるときがくる。
 
 夏休み後に私に雷を落とされた子も、4、5回の雷を経験し、だんだんわかってきて、今では、できないところを、3回繰り返してもできないかもしれないけれど、4回目でできるかもしれない。 10回繰り返せば、絶対にできる!ということをわかってもらえたようです。 レッスン中の顔つきも、態度も、変わってきました。 彼女は8歳。

 
  趣味でやるにしても、いや、趣味だからこそ、導入が大切。
 私はピアノを子供たちに教え始めた時に、母から言われた言葉があります。
『絶対にピアノ(音楽)を嫌いにしないで』

 これを、毎回新しい生徒が入るたび、そして、雷を落とした時、肝に銘じています。

 ピアノを嫌いにさせない。 でも、大きくなって、好きな曲を楽譜を見たら弾けるようになってほしい。
 私が望んでいるのはそれだけ。

 もちろん、グレード試験があると、厳しくなりますが、頭ごなしには絶対に怒りません。
 求めることは厳しい。 でも、怒るのとは違う。

 私自身、子供の頃から、バレエの先生がとんでもなく厳しかった。 それでも、やめたいとは一度も思ったことがありませんでした。 先生が頭ごなしに怒るのではなく、私たちを上手にしよう、と思って、きちんと内容のある厳しさだったからだと思います。 友達と文句を言いながらも、誰もやめなかったので、子供は子供なりにわかっていたのでしょう。
 

 今回、こうして、半年習ったのに、再びやり直し、の子供たちを一気に2人引き受けて、本当に色々と考えさせられました。 

 責任を持って、気を引き締めて、レッスンをしていきたいと思います。

 明日から、7日間で、北イングランドへ3回日帰り演奏です。
 明日は、ユーストンを6時過ぎ発。 来週の木曜日は、5時40分頃の列車。 ということは、家を出るのは・・・
 まずは、昨年6月に声をかけて頂いた後、今年1月に次いで、3度目の演奏になる、マンチェスターの北郊外へ行ってきます。
 
 
 
  
 
 

Posted on 2013/09/19 Thu. 22:47 [edit]

category: 音楽

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19

新学期が始まって2週間終わって 

早いもので、9月ももう半ば。
 恐ろしいほどあっという間に時間が経っていきます。

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 教えに行く途中歩いていると、りんごが実っているお宅をよくみます。
 これは、きっとグラニー・スミス? 赤いりんごがなっているお宅もあります。
 
 私の英国滞在1年目のお宅には、広大なお庭があったのですが、10本以上のりんごの木があり、私が滞在した年は、できが悪かったのですが、大学で再び来た時、ホストファミリーを訪ねて、行った時は、おいしいもぎたてのりんごを頂きました。

 今日は、一日、雨と風。 先週の日曜日もこんな天候だったような気が。
 こんな日は、家にこもって、ひたすら練習。
 練習しても練習しても、曲の量が多くて終わりません。そして、暗譜できません。
 そして、合間にまとめ料理。 
 大量の野菜スープと、煮ればよいだけの下ごしらえ。 これで、コンサートで疲れて帰ってきた時も、乗り切れるでしょう。
 ここは、日本ではなくて、イギリス。 いくら、テイクアウェイの質があがっても、疲れた時に食べたいようなものが、日本のように簡単に手に入りません。

 ちなみに、12日のコンサートで、??となってしまった手は、金曜日だけ、休ませて、どうにか復活です。 弾いても痛みは減ってきました。
 
 新学期が始まって、2週間。
 学校の下校時刻が変わったり、課外活動、他のお稽古事、などなど、今回は曜日変更を希望する方が多く、それに加え、ありがたいことに、新しい方からのお問い合わせがあったりもしたので、そのやりくりにてんてこ舞いでした。
 自宅レッスンではなくて、出張レッスンなので、なるべく効率よく行かせて頂きたいので。 しかも、イギリスは、日本だったら幼稚園の年少さんくらいでも、学校は3時半頃まであります。 よって、小さい子も大きい子も、よほど遠くの学校へ通わない限り、レッスンスタートの時間は同じ。 早くて3時45分から。 そして、6時までに終わってほしい、というご家庭が多いので、移動時間も考えると、ぎりぎりの予定の組み方になってしまいました。
 こういう時、バスが来ないと、とても困ります。
 それに加え、この3週間は、コンサートがあったりで、できる限りの曜日変更をしているので、めちゃくちゃです。

 今週から、ほぼ新しい時間割でスタート。 うまく時間通りにいくと良いのですが・・・
 
 

Posted on 2013/09/15 Sun. 20:47 [edit]

category: 日常

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15

環境と道具 

 今のフラットへ引っ越して、3ヶ月。
 キッチンが明るくて、使いやすいのも、決めたひとつの理由ではあります。
 普通の家庭用の、冷蔵後、冷凍庫も完備。 以前に比べて、料理の幅も広がりました。
 
 弘法筆を選ばず、といいますが、私のようにできない人ほど、道具も大切。
 といっても、今までがひどすぎたようです。
 
 10年ほど前に、母が1ヶ月滞在した時に購入した、普通の包丁は持っていたのですが、普段は、閉まったまま。 ではどうしていたのか?というと、マンチェスターの寮生活で、とりあえず、りんごとか、フルーツを切る為に買った、小さなナイフで、全ての料理をしていました。
 今回、母が来たので、普通の包丁を取り出したところ、使いやすい。 今まで苦労して切っていたものも、楽に切れます。
 
 そして、変にイギリス人化している私は、ここ数年、菜箸を使わず、おうどんでさえ、日本食(もどき)でさえ、フォーク、木のスプーンを使って調理をしていました。
 これも、母に指摘され(日本で菜箸に慣れていると、どうしてよいかわからないらしい)、そしてその直後の私の日本滞在で、菜箸を使うことに慣れたので、遊びに行った先で、とっても良い菜箸を買ってもらいました。 私には勿体無いような良い木を使っています。
 ですが、これが、あたり。 軽いし、滑らないし、使いやすい。 よって、スパゲッティを茹でるのまで、菜箸に戻ってしまいました。
 その昔、カーディフの学生寮で、パスタを茹でるのにも、何を茹でるのにも菜箸を使う私を見て、ほかの欧米人の友達から、気味悪がられたものです。
 今は、そのような心配をする必要もありません。
 
 菜箸は、本当に素晴らしい。 
 よほどのことがないと、木製スプーンを使わなくなりました。
 
 これから10日間の忙しさを見越して、作り置き料理中。
 夏に日本から買ってきた料理本を見ながら、あまりにも、わかっていないことが多すぎて唖然。
 英国滞在が長くなると長くなるだけ、疲れた時には、日本食を身体が欲しがるようになってきました。 
 こちらのスーパーマーケットで手に入る食材を用いて、少し、日本食を作れるようになりたい、と思います。 これも年をとってきた証拠なのか・・・
 

Posted on 2013/09/14 Sat. 23:46 [edit]

category: 日常

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14

モルドン(Maldon)でのコンサート、2013/14シーズンスタート 

私の2012/14シーズンがスタートしました。
 この2,3年、やっとロイヤルバレエの舞台シーズンがスタートする前に、私自身のシーズンがスタートできるようになりました。


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 今回は、2010年8月に演奏させて頂いた、エセックスの、モルドン(Maldon)United Reformed Churchに再び呼んで頂きました。

 ロンドン・リヴァプール・ストリートから(今回は、私は、オリンピック・ストゥディアムがある、ストラットフォードまでチューブで、そこからナショナル・レイル)途中飛ばす列車で、30分ほどのチェルムスフォード(Chelmsford)へ。 モルドンには鉄道駅がないので、ここからは、バスに乗って、40分ほど。

 途中は、ロンドンからそれほど遠くないのに!と思うほど、素敵な風景を見ながら、バスは進みます。

 ちなみに、モルドンは、お塩のメーカーがある(生産地)で知られています。 普通のスーパーマーケットにも、Maldonと書かれた箱のお塩が売られています。
 日本では、数年前に、『のだめ』のドラマが放送されていた頃、メインキャストの二人がビストロスマップに出演して、そこで、キムタクが「モルドンの塩」を紹介していました。

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 教会ですが、現代風。
 これは、ほとんど片付けされてしまっていますが、正面に大スクリーンを下ろして、ビデオで鍵盤を録って、それが、同時に大スクリーンに映し出される、という近代的なことをしていらっしゃいました。 前回は無かったように記憶しています。

 プログラム

 バッハ: 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第8番 嬰ホ短調
 ドビュッシー: 前奏曲集 第1巻より、 『アナカプリの丘』『沈める寺』
 プーランク: ノクターン 第1番 ハ長調
 プーランク: プレスト 変ロ長調
 ショパン: エチュード 作品10-8
 ラフマニノフ: エチュード『音の絵』 作品39-3
 ショパン: ノクターン 作品62-1
 シベリウス: ワルツ 作品24-5
 リスト: メフィスト・ワルツ 第1番

 
 ピアノは、ボストン。 これはあくまで私の個人的意見、として読んで頂きたいのですが、イギリスで弾くボストン(他の国では弾いたことがありません)は、弾きにくい楽器。 カーディフ時代、ボストンのグランドが1台練習室にありましたが、苦手でした。
 通常、演奏させて頂いた場所のピアノのメーカーを控えておくのですが、前回の記録が見つからなくて、わからぬまま、ただ、古くないグランドピアノだった、ということしか覚えていなくて、このプログラムを組みました。
 失敗した、と思います。

 鍵盤が重いのは歓迎なのですが、このボストンは、アクションの機敏さがなくて、跳ね返りが悪い。 しかも、コントロールしにくい。 音は大きいけれど、鳴りにくい。 という、私の苦手なことが重なっていました。 ある意味、骨董品のような古いピアノのほうが弾きなれているので、そういうピアノの方が私は弾きやすいかもしれません。
 もちろん、探せば、良いボストンのピアノもあると思いますので、あくまでも、この教会に置かれていた(そしてカーディフの音大も含め)ピアノの状態、と思って下さい。

 
 エチュード、メフィストはこの楽器では正直辛い。 でも、弾かなくてはいけないのです・・・
 幸か不幸か、この鳴らないピアノを鳴らせたようで、「このピアノがこんなに鳴ったのは初めてだ」とおっしゃって下さった方がいらっしゃいました。

 
 バッハは、いつ弾いても好き。 ここは教会でも、響きがあまりよくないのが残念ですが。
 ドビュッシーは、2週間前に久々に弾いて、やはり2回目だとそれだけ、深く弾けるようになってきます。 終演後、「『沈める寺』が特によかった。 鐘の響きが特によかった」とおっしゃって下さったのですが、ドビュッシーから苦手意識を拭うことはできません。 なぜだか、私は今までフランス人にピアノのソロはマスタークラスでも習ったことがありません(歌曲は受けましたが)。 一度、フランス人にドビュッシーを習ってみたいな、と思います。
 
 
 プーランクは、2週間前のエディンバラに次いで、2度目。 やはり、余裕が出てきます。 が、まだやりたいことが全部できているわけではありません。 まだまだ、エスプリがありません。 とっても素敵な曲なので、磨きたいと思っています。
 プレストは、軽くしようと思うと、鍵盤がついてこなくて、歯抜け。

 
 ショパンの作品10-8のエチュードは、サマーコース中に一度弾きましたが、公開で弾くのは、実は初めて。 テクニックがついてきたおかげで、やっと音の粒がそろうようになってきたようです。 
 ラフマは、7年振りくらい。 10年前のサマーコースで、モスクワのイリーナ先生にとことんしごかれた曲です。 ラフマの『音の絵』の中では、あまり演奏される曲ではありませんが、私はこれが、一番好き。 前回弾いた時よりも、ずいぶん楽になっていますが、やはり、まだ弾き込みが足りないので、今日のをたたき台に、これから磨きます。

 今日は、久々とか、まだ新しいような曲が多かったので、ショパンのノクターンで、気持ちをリセット。
 
 シベリウスのワルツは、とにかく弾いていて楽しい。 短く、軽い曲ですが。

 そして、7年振りのメフィスト。 やっと舞台に出しました。
 サマーコースで、3人の先生にみて頂いたので、ずいぶん、埃を払うことができました。
 2005年秋から1年間、数回弾いていたのですが、テクニックがついていかなくて、嫌になってしまってお蔵入り。
 骨折の後、取り出しました。
 正直なことをいうと、始まって4、5ページ目、中間部へのもっと前で、左手に激痛。 親指の付け根と、手首、問題がある箇所両方が痛み出しました。 きっと、アクションの悪いピアノで、エチュードまで弾いて、酷使したのでしょう。
 ですが、どうにか、最後までたどり着きました。
 完全に、自分のものにしているか、といわれたら、まだ足りない。
 でも、私の中で、7年前に弾いた時とはまったく違う手ごたえのようなものを感じる。 成長したのでしょう。 辛くなくて、とりあえず、これを弾くのが、『楽しい』と思えましたから。
 細部の弾き込みが甘いので、磨きます。

 最後に舞台に上げた後に、ロイヤル・バレエに再び戻って、『マイヤリング』でこの曲が使われているのを観ました。 今回も、弾いている間中、この舞台がよみがえり、私の弱点の、中間部の官能的な引き締め、ができるようになりました。 バレエを考えると、無駄な緩みが無くなるのです。
 メフィストについては、バレエと関連させて、別に書きたいと思います(ちょっと前に書いたのに、途中でエラーが起こって、消えました・・・)。

 
 アンコールを何度もかけて頂いたのですが、残念ながら、メフィストを弾いた後、私の左手は、動かすことができませんでした。
 すぐに、特別なサポーターで固定。 夕方には、ほぼ大丈夫になったので、一安心です。

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 モルドンは、とっても素敵な街です。
 が、今回は、ロンドンに戻って教えがあった為、コンサート終了30分後のバスに乗って、帰りました。
 この教会でのコンサートは、月に1度。 また何年か後にお声をかけて下さるそうです。 それを楽しみにしています。
 
 それにしても、これくらいの街だと、お客様の中に、ピアノの先生、王立音楽大学の卒業生、なんていう方々が混ざっていらっしゃいます。 そして、博識高い方も多く、終了後お声をかけて下さった方が多いのですが、恐れるばかりでした。

Posted on 2013/09/12 Thu. 21:47 [edit]

category: 自分のコンサート

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12

スッキリ爽快系、そして振り返る 

先週からうって変わって、一気に涼しく(寒く?)なってきました。
 
 今日は、時折雨だったこともあるかとは思いますが、ヒートテックに薄いセーター、ウールのショールで寒かったので、ウールのケープが必要なのかもしれません。 あと1ヵ月半もしたら、冬時間が始まりますしね。

 弾く量さえ間違えなければ、左手の骨折の後も調子がだいぶよさそうです。
 8月頭に比べて、手首の柔軟さは戻ってきたものの、親指の動きは、怪我前に比べると、まだまだ戻っていません。 それでも、ギブスを外した直後とは、雲泥の差。 思うようにいかず、もどかしくもありますが、これは、仕方が無い。 3ヶ月前と比べて、動くようになっていることに感謝するしかありません。

 というわけで、リストのメフィスト、プロコの戦争ソナタ、ラフマのエチュード、などスッキリ気分爽快な曲に手をつけることができるようになりました。
 プロコのソナタは、最後に弾いたのが6年前の6番のソナタ。 この間、右手小指靭帯損傷の怪我もしているので、こういう曲は怖くて弾くことができませんでした。 今回、右手はこの1年間痛みが出ていないので、思い切って再挑戦することに。
 6年経っていると、解凍は大変です・・・ ですが、これは私に非常に合う曲で、楽しい。
 
 テクニックがつくのは、10代のうち、といわれているこの世界で、20代に入ってから、師匠と基礎をやった私は、その時期に当然間に合いませんでした。
 この1年半、30代で一番テクニックが伸びたように思います。
 よって、以前勉強した曲がテクニック面で弾きやすくなってきました。 
 
 この数年、ショパンを多く弾き、チャイコフスキーをはじめ、いわゆるサロンピースを多く弾いてきました。
 大曲に再び手をつけ始めた途端での、骨折。
 夏までは、我慢していましたが(といっても、ギブスが外れて、ピアノを弾けるようになって、3ヶ月ちょっと)、とりあえず、現在60代前後の私が尊敬する先生方がお元気なうちにレッスンを受けておきたい曲をピックアップ。 サマーコースでの1週間を通じて、余計にそのように思うようになりました。
 楽譜をめくっていると、師匠から昔やりなさい、といわれて、ちょっと譜読みに手をつけた曲が多くありました。 要は、結局のところ、私が今弾きたいな、と思う曲と、師匠が私にその昔勧めてくださった曲は同じなのですね。 当時は、全く歯が立たず、お蔵入りでしたが。
 そういえば、サマーコースの際、師匠から、
「ベートーヴェンをやるのであれば、第31番(Op.110)をやったらどうか? そして、みゆきの性格に合わないけれど、第3番(Op.2-3)もおもしろいかもしれないよ」
と言われました。
 
 私の性格に合わないって・・・ 初期のソナタは、第2番で懲りたので、今はあまりやりたいと思わないので、当分放っておきますが。
 
 とりあえずは、解凍をして、それから、新曲の譜読み。 というよりも、解凍もそうですが、9月のコンサートの曲の分量がそれなりにあるので、そちらが最優先です。 何が何だかわからなくなってきています。
 
 でも、修士号を終えた頃から、こういう大曲は私が弾かなくてもいい。 人が弾かないようなサロンピースを紹介していこう、と思っていました。 私のピアノは、小品にあうと思いましたし。
 5年経って、もう一度、こういう曲に挑戦してみたい、と思えたのは、私自身が何かを乗り越えたからかもしれません。
 こういう曲のCDは、この数年ほとんど聴いたこともありませんでした。 聴いたら、きっと弾きたくなってしまうから。
 
 このところ、むさぼるように音源を聴き、楽譜を広げ。 
 学生時代のように練習する時間もありませんし、怪我のこともあるので、きちんとセーブしながらの練習。
 でも、学生時代、1時間かかったことが、今は20分でできるようになってきている。
 今の力で、18歳に戻って、大学生をやり直したい、と思ってなりません。 サマーコースで、15歳くらいの子達の演奏を聴いて、私が大学生のときに苦労したことが楽にできてしまっているのを見て、羨ましい、と心底思いました。
 正直、とても複雑な気持ちが一週間続きました。
 でも、時間は戻せないのですから、反対に、21歳で基礎を始めても、30代で、先生に定期的についていなくても、テクニックが伸びる、ということを示せたら、と思います。
 
 もちろん、その根本には、師匠のあの指導があるわけですが。 
 イスラエルの先生からも、「ミーシャ(師匠)とあなたは、特別な関係。 指導者も、生徒も、あなたたちのような関係を望んでいる。 でも、そうなれるのは、ほんの一握り」といわれてきました。
 以前、師匠の奥様にも、「あなたたちは、お互いに最高の指導者であり、最高の生徒である」と言われたことがあります。
 
  
 不出来な生徒ですが、しかも、連絡も滅多にとりませんが、先生方に言わせると、私は師匠の教えを非常に守り、その基礎が造られている、しかも、それを無理にしているのではない、ということらしいです。
 必死でしたからね。
 その代わり、ちょっと前までは、日本人学生から、「どうして、日本人なのに、日本人のように弾かないで、ロシア系で弾くのか?」と不思議がられたことが何度もありました。 仕方がありません。 私の基礎を作ったのは、ロシア人教師だったのですから。

 というわけで、さっさと曲を仕上げて、師匠のところへ伺いたいと思います。 そして、事情が許せば、イスラエルの先生のところへも。
 
 
 

Posted on 2013/09/10 Tue. 22:49 [edit]

category: 音楽

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夏休み終了、 ゆっくり練習 

 この2,3日、暑いです。 日本ほどではありませんが、イギリスとしては、蒸し暑い。 7月に暑い時があったようですが、私がロンドンにいる今年の夏で、一番暑いのでは?と思うほどです。 明日は雨の予報ですが。

 今日までに、一部の私立の学校を除いてほとんどの小、中、高校がスタートしたようです。 1997年に私が来た頃は、8日あたりに学校が始まりましたが、年々スタートが早くなっているようです。

 よって、今週から、ほとんどの生徒たちの教えが元に戻っています。
 
 日本、そしてサマーコースで、いつものレギュラーの生徒たち以外の指導を通して、多くを学ばせて頂きました。
 レギュラーの指導に戻ると、スケール、アルペジオ、聴音、初見など、単発レッスンでは行わなくてはよいような内容も出てきます。 
 ですが、私は、この夏の指導を通じ、今まで以上にこれらの大切さを実感しました。 ハノンの楽譜のスケール、アルペジオを楽譜を見て弾くのではなくて、頭にしっかりとルールを入れた上で、これらを弾く(4オクターブである必要は、まずはありません)。
 久々に会う生徒たちも、一部はやっていない子もいて、私に雷を落とされましたが、ほとんどが、やってありました。
 
 そして、譜読みの仕方。
 ゆっくりと弾く、ということ。
 
 私は、サマーコース中、速い曲を、なんとなく雰囲気で弾く子に、しっかりとした指でゆっくり弾かせる、ということを師匠から言われて、2時間の指導がありました。
 なんとなく、先生が弾くのをまねしたから、楽譜がきちんと読めていない。
 できるところは速く、できないところはゆっくり。 もしくは、16分音符だらけのところから、4分音符になると、速さがわからなくなる。
 これは、一人だけではありません。
 
 日本人の子も、「ゆっくり弾きなさい」と言われてできる人が少ないですね・・・
 私が受けてきた教育では、「ゆっくり弾く」は一番大切なこと。
 子供は速く弾きたくなります。 中学生あたりは、もっと。
 でも、ゆっくり確実に弾ければ、速くするのは大変ではありません。 その代わり、「速くする」ことを見越した、ゆっくりの練習が必要になってきます。
 それによって、打鍵がしっかりし、リズムも、確実に理解できるようになると、私は思います。 

 リヒテル、ラフマニノフ、コンサート前に超スローテンポで練習したエピソードが残っていますね。
 私も、当日でさえ、初めて触る楽器以外は、ゆっくり練習です。
 初めて触る楽器でのリハーサルも、速くて短い曲は、時間があれば、超スローテンポで、通しておきます。

 
 とりあえず、新しい曲を夏休み中に与えてあった子達は、ゆっくり、数えながら弾く、ということができていたので、一安心。 もちろん、譜読み間違い、指使い適当、というのはありましたが。
 
 
 昔は(今の場所ではない、こじんまりとした場所で行っていた頃)サマーコースで、ゆっくりの練習をしていないと、Dr.Sが注意をしに行っていました。 私も学生時代、先生がレッスンにいらっしゃる時は、レッスン室の近くで練習していると、「ゆっくり弾け!」と注意されたこともあります。
 
 
 練習のやり方に、間違い、正しいは、ないと思います。
 でも、適当に時間だけをやっていたのでは、無駄。
 現に、夏休み中、宿題のノートを見ないで適当に練習して、直すべきところが全く直っていなかった生徒がいて、今直すのに苦労しているのは、彼らです・・・

Posted on 2013/09/05 Thu. 23:35 [edit]

category: 音楽

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エディンバラ 

 1999年に母と日帰りでエディンバラを訪れてから、今回が、4度目。 
 今回は、木曜日の夜10時過ぎにエディンバラに着いて、テイクアウェイを買えるところをさまよってから、ホテルへ。 そして、金曜日は、コンサート、3時間後には、エディンバラ発の列車。 というわけで、全く観光どころではありませんでした。
 

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 駅前のプリンセス通りから見上げる、エディンバラ城。 誰だかわからないスタチューが多いのも、エディンバラ。 もっとも、誰だかわからないのは、私の教養の無さが関係していると思いますが。

 

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 この中央奥の建物の向こう側が、オールドタウンへの道。
 今回は、オールドタウンへ足を踏み入れませんでした。 前回来た時は、コンサートの前日お昼過ぎにエディンバラに着いたので、ロイヤル・マイルでの催し物をそれなりに楽しみました。
 

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 エディンバラ城再び。 左側に、旗が見えるでしょうか? ミリタリータトゥーも終わり、遠目でですが、椅子の撤去作業をしているようでした(他の場所からだと、クレーン車が見えました)。 ミリタリータトゥーはまだ見たことがないので、次回はぜひ! 


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 とにかく、全てが重厚。 初めてエディンバラへ来た時は、その建物に圧倒されっぱなしだったことを思い出します。
 本当は、もっとスコットランドの北の方へ行ってみたいのですが。


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 わかりにくいのですが、橋の向こう側は、山の絶壁のようなもの。
 本当は、市内から出ると、もっとおもしろいのでしょう。
 前回は、バスを使って、港の方へも行きましたが、今回は、時間無し。
 もう一泊して、観光しようかな、とも思ったのですが、列車の切符を予約した時点では、土曜日に教えが入ると思っていたのです。 結果、まだ帰ってきていない生徒がいたり、夏休み中で曜日変更だったりで、教えは無かったのですが。
 

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 コンサート終了が2時頃。 着替えて、おしゃべりして、大聖堂を出たのは、2時15分過ぎ。
 メインのバス通りが工事中だったこともあり、たいした距離もないから、と思って、結局、中心部まで歩く。 10-15分くらいでした。
 3時までだったら、ランチタイムかな?と思って、前回は夕食を食べた、ムール貝のお店へ。
 ぎりぎりで、食べることができました! ちょっと小粒でしたが、おいしいムール貝。 ランチは、これに、サラダかチップスを選べたので、サラダを。 
 こんなわけで、貴重な2時間半を食べることに費やしました。
 いや、前日も、まともなものを食べていなくて、温かい食事を身体が欲していました。

 というわけで、次はいつ行くことができるか(呼んで頂けるか)わかりませんが、次を楽しみにしています。

Posted on 2013/09/02 Mon. 19:52 [edit]

category: イギリス 遠出

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ブリリントン(Bridlington), East Riding of Yorkshire 

8月29日に訪れた、East Riding of Yorkshireにある、ブリリントンです。
 ヨークから東の海岸へまっすぐ行ったところあたりにあります。
 ロンドン・キングス・クロスを朝6時半に出発し、8時過ぎに、途中のドンカスター着。 ここで2両編成のローカル線に乗り換えて、1時間40分ほどでした。 

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 町の中心部から歩いて10-15分ほどのところにある、ブリリントン駅。
 
 

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 ホームへ行く前の駅構内。 海に近い雰囲気がありました。 ですが、着いてすぐの感想は、時代をタイムスリップしたみたい。


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 駅の一角に、パブ、というか荷物預かりもする場所があったのですが、お花がたくさん。 駅の中にも、お花がたくさん。 ですが、ロンドンの洗練された公園、家、とは違う、北国へ来たのだな、と思わずにはいられない、ディスプレイ。

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 街へ向かって歩いていくと、万屋さんを発見。 浮き輪、浜辺で遊ぶものが店頭に並んでいて、海に近いことを実感しました。
 そういえば、途中の駅から、水着に、薄いワンピース、という、日本だったら痴漢に合いそうな格好の女の子たちが乗ってきました。 彼女たちが乗ってきた時は、真っ青な空。 でも、着いたら、曇りで、肌寒い。 彼女たちは、「どうしよう・・・ 日光浴どころではないよ」と言っていましたが、その後どうしたのか・・・

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 思わず、外国に来たような、イギリスにいるとは信じられないような街(少々ネガティブ)を歩いていくと、海が見えてきました。
 正確には、湾、のようです。 船がたくさん泊まっていたりして、これで、青空だったら素敵でしょうね、と思うような風景。


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 ひとまず、演奏会場へ行く方法を聞きに、観光案内所へ。 そこへ行く途中に、お魚屋さん。
 店頭に並ぶものは、初めてイギリスで見ました。
 値段が書かれた蟹! 本物だと思います。 きっと食べられるのでしょう。 蟹とか、ロブスターとか、高級な魚類に興味が無いので、ここは素通り。
 大好物のイカの酢漬けがあったので買おうか迷ったのですが、いまいち、食欲をそそられず、やめました。


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街中はこんな感じ。 ここは、メインの通りからちょっと外れてはいますが、観光案内所近く。
 天候のせいもあるとは思うのですが、今まで訪れた、イギリスの街とは違う。
 階級の違い? 人の違い? とにかく、驚きの連続。 しかも、英語の訛りが強すぎて、ウェールズ以上に英語に困りました(ウェールズは、住んでいたので、基本的に訛りも理解できますが)。
 


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 海のすぐそばに、ファンフェアー。 いつもあるものなのか、それとも夏の間だけなのかはわかりませんが、置いてあるのを見ると、きっと、夏の間のファンフェアーなのでしょう。

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 いつも不思議ですが、イギリスのファンフェアーは、一昔前のような色使いです。


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この街を歩くと、キャンディー屋さんを多くみかけました。 スティックのキャンディーです。
 一つ買いながら、お店の方に伺ったのですが、イギリスでは、海のそばにキャンティー屋さんがあるのが、トラディショナルだそうです。
 
 

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浜辺はありますが、貝殻と石が多そうです。
 周辺には、プラスティックのスコップ、バケツを売るお店を多く見かけました。
 水着になって浜遊びをしている子供たちとか、足だけ海に入っている人たちをみかけましたが、風もあり、ウールのカーディガンに、ウールのマントを着ていた私には、信じられません・・・
 

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 8月29日のコンサートの記事に載せましたが、ランド・トレインに乗って出発。 右手に海(湾)を見ながら。

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海が見える高台に、ベンチが5メートルおき位に並んでいました。 
 暖かくて、時間がある時にここでゆっくり、というのが、一番贅沢な時間のすごし方かもしれません。
 次回は、ぜひそうしたいな、と思わずにはいられませんでした。

 
 帰り、街中まで戻って、ちょっとうろうろとしていたら、方向が怪しくなって壁にかかっている地図をみていました。 そうしたら、「大丈夫?」と声をかけて下さった女性がいました。
 朝、私が観光案内所へ行った時に対応して下さった女性。
 私のことを、朝来たことを覚えていて下さったそうです。 オリエンタルの人種が少ないからこそ。
 ロンドンだったら、ありえませんね。
 

Posted on 2013/09/01 Sun. 19:04 [edit]

category: イギリス 遠出

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