07 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 09

WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

2012/13年シーズンを終えて 

 昨夜、2日間の演奏を終えて、ロンドンの自宅に帰宅しました。
 とりあえず、コンサートのことだけ、ブログにまとめました。

 29日、ブリリントンでの演奏を終えて、ヨークの駅まで列車を乗り継ぎ、そこから、エディンバラまで乗る予定が、この路線、電線の不備があり、遅延。
 エディンバラ到着は、30分以上遅れました(30分の遅れで済んだので良かったですが)。
 2日間で13時間以上の列車の旅。 演奏もそうですが、列車の旅そのものが大好きな私には、地方巡業のコンサート活動があっているようです。
 願わくば、ファーストクラスの車両を横目で見ながら、いつか、ファーストクラスで移動ができるようになりたいものです。 飛行機のファーストクラスは無理そうですが、列車のファーストクラスはそのうち。
 特に、イギリスの長距離列車のファーストクラスは、座席も立派。 リフレッシュメントサーヴィスまであって、新幹線のグリーン車とは大差があるように思います(もっとも、グリーン車にも乗ったことがなくて、先日の日本で横目でみただけですが)。


 さて、無事、2日間の今シーズン最後の演奏を終えることができました。
 これらの日程は、3月末に骨折をする前から決まっていました。 骨折後でしたら、2日間続けて、という予定は組まないのですが。

 昨年9月19日に南の海岸沿い、ボーンマス(Bournemouth)でスタートした、2012/13シーズン。
 エセックスでの3回のコンサート、マンチェスター郊外、ラグビー、コヴェントリー、チェスターフィールド(ダービシャー)、ケンブリッジ、ブリリントン(ヨークシャー)、ブレコン(ウェールズ)そして、最後のエディンバラ。 その合間には、スロヴェニアと日本でのコンクール。 そして、3年振りに日本での演奏。
 4,5月に数年お世話になっている教会での2本のコンサートのキャンセルを余儀なくされたのは非常に残念でしたが、無事楽しみにしていたエディンバラでのコンサートも終えることができて、ホッとしています。
 骨折により、多くの方にご心配をおかけしてしまいました。 

 この1年半で、ずいぶん演奏そのものが変わり、一時起こっていた、恐怖、というものがなくなりました。 もちろん、緊張はありますが・・・

 本当は、もっと新しい曲にも取り組みたかったのですが、骨折により、全ての予定が狂いました。
 ですが、これも一つのよい経験、と捉えて、9月に弾く予定のサロンピース数曲の暗譜が終わり次第、久々に新しいベートーヴェンのソナタ、その他、大曲に取り組もう、と思っています。

 2013/14シーズンは、2週間弱、9月12日からスタート。 ここも、3年前に演奏させて頂いたところに、再び伺うことになっています。 
 骨折中、事務仕事もできず、来シーズンは、今のところ決まっているコンサートの数は少ないのですが、その分、レパートリーを増やす作業をしたいな、と思っています。

 明日から9月1日。 私のイギリス生活も、早いもので、16年目に入ります。
 あっという間の15年間。 1997年9月1日、ヒースロー空港に初めて降り立った時のことを、つい昨日のことのように覚えています。
 あの時には、ロイヤルバレエの衣装部で研修をして、バレエの衣装の仕事をすることを、夢見て、いや、はっきりとした生き方、として持っていたのですが。
 ピアノに変更してよかった、と思っています。 願わくば、もう少し条件の良いお仕事が入ってくるようになると良いのですが(実際に聴いてくださった方は、ここでは勿体無い、とおっしゃって下さいますが、大きなコンクールでの入賞歴、協奏曲経験が無い私は、音源すら聴いて頂けません)、今与えられた環境で、大好きなイギリスで演奏、指導をすることができるのが、一番嬉しいことです。

 日本での演奏をしてから、イギリスに戻ってきて演奏すると、演奏そのものが違いますし、私は、もうしばらく(いや、一生?)、イギリスで演奏を続けたいな、と思います。
 日本の音大、音楽高校を出ていない私には、居場所はありません。 イギリスは、生まれた場所、住んでいる場所、勉強した大学、関係無しに、演奏そのもので受け入れてくれる場所なのです。

 
 9月には、珍しく4本のコンサートが入っています。
 さすがに今日は疲れ果てて、ボーっとしていましたが、明日から再び頑張ります。

 応援して下さっていた方々、ありがとうございました。
 

Posted on 2013/08/31 Sat. 22:18 [edit]

category: 自分のコンサート

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31

エディンバラ、St Mary's Cathedralでのコンサート 

 今シーズン最後の演奏は、スコットランドのエディンバラにて。
 エディンバラのフリンジ・フェスティバルの一環としてのコンサートだったのですが、ほとんどの催し物は、既に終了。 
 ここで演奏をさせていただくのは、2010年についで、2度目です。

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 エディンバラの中央部から歩いて10-15分ほどのところにある、St Mary's Cathedral。
 

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 とても美しい大聖堂です。
 ピアノの頭上に、十字架にかけられた、ジーザスの姿が見えるでしょうか?
 
 前回訪れた時のイメージを元に、今回のプログラムを組みました。

 プログラム
 
 プーランク: ノクターン 第1番 ハ長調
 プーランク: プレスト 変ロ長調
 ショパン: ノクターン 作品62-1
 シューベルト/リスト: ウィーンの夜会 第6番
 ベートーヴェン: ピアノソナタ 第32番


 時代を逆行した並び方のプログラムです。
 ピアノは、前回は新しいスタンウェイB。
 3年経っても、音は硬めでした。

 お昼のコンサートに、ベートーヴェンの後期のソナタは重いことはわかっているのですが、ここでは、こういう曲を弾いていらっしゃる方もいる。 そして、どうしても、この空間でこのベートーヴェンを弾くのがぴったりのように思った為、ベートーヴェンを含めました。

 時代を逆行しているのは、私は、このベートーヴェンを弾いた後に、すぐに他の曲を弾く事ができないからです。

 昨日とは全く違う状態のピアノ。
 リハーサルでは問題が無かったのに、本番になると、昨日の状態が手に入っているので、それが出てしまうのですね。
 唯一昨日と同じ、ショパンのノクターンでは、弾きなれているはずなのに、昨日の感覚で打鍵をしてしまって、焦ったところもありました。 まさか、この曲でああいう馬鹿なことをやるとは・・・

 初出しのプーランクは、磨きます・・・ 
 『ウィーンの夜会』は、残響が長かった分、打鍵をはっきりとはしたのですが、実際、どのように客席で聴こえたのか、少々不安が残っています。

 ベートーヴェンは、サマーコースで第2楽章を、ベルコヴィチ先生からしごかれてきました。
 年齢の割りに、以前から、このソナタでは、第2楽章が得意(全2楽章ソナタ)。 オープンすぎる、と言われて、レッスンの時に弾いて下さったベルコヴィチ先生のフレーズ感、タッチ、音色に魅了され、それに少しでも近づきたい、と思っていました。

 怪我の後に、ベートーヴェンのソナタを弾くのは、初めて。 サマーコース中に第1楽章だけは弾きましたが。
 以前に比べて、テクニックがついてきた為、第1楽章が嫌ではなくなってきました。
 第2楽章は、今までと違う空気を出すことができたのでは、と思っています。
 もちろん、まだまだ疑問に残るところが多くて、数回本番に出さないと、この新しい感覚がつかめそうにありませんが。
 
 この第2楽章を弾く時、私の中にあるのは、ジーザス。 中学生の時に聖書の授業でみせて頂いたビデオが、この作品を弾く時にあたまに浮かびます。
 今日は、頭上から、まさに十字架にかけられたジーザスに見守られていたので、不思議な気持ちでした。
 そして、大きな大聖堂での響き、休符の時の一瞬の特別な静寂。
 お昼から、こんな重たい曲をお聴きいただいて、申し訳ないかな、という気持ちもあったものの、演奏させて頂いて感謝しています。

 
 

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 ピアノのところから、客席をみるとこんな感じ。
 日本の大きなコンサートホールで演奏することに対する憧れもあるものの、やはり、私には、この空間での演奏が特別なもの。
 
 次回呼んで頂くことがあれば、ぜひバッハを、と思わずにはいられませんでした。

Posted on 2013/08/30 Fri. 21:16 [edit]

category: 自分のコンサート

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30

ブリリントン、Sewerby Hallでのコンサート 

 今シーズン最後の2本のコンサートは、北方面でありました。
 まず、初日。
 ロンドンからドンカスター経由で、ハル(Hull)とスカーボロ(Scarborough)の中間あたりにある、Bridlington(ブリリントン=日本のガイドブックの地図では、ブリドリントンとなっています)へ。

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駅、街中からは少々離れたところにある、Sewerby Hall and Gardens。
 古いお屋敷と、広大なお庭が広がっているそうです。 規模は知りませんが、動物園に、ゴルフ場も。

 お屋敷内は、一部屋は、当時のままのような感じで残っていましたが、他は、戦時中のことを扱った展示室になっていました。


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 一枚目の写真の右側部分を拡大。
 ここが、オランジェリー。 こちらでのコンサートでした。
 ちなみに、ここで、ウェディングも行われているようです。
 
 こちらでは、毎年春から9月頃にかけて、毎週午後のコンサートを行っているようで、私は今回初めてお声をかけて頂きました。
 
 ご近所の方で、毎週のようにいらっしゃる方もいれば、観光客で、たまたまこの日に、ここに遊びに来ていた、という方がいらっしゃる為、入場者数が全く見えてこない、と主催者の方はおっしゃっていました。

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 オランジェリー前からは、こういう景色が。
 ちなみに、オランジェリーはガラスの壁なので、演奏中、この景色の一部が見える、という、とても贅沢な空間でした。

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 ピアノは、古いブルットナー。
 途中から、高音域中央のファのシャープの音が出なくなり、最後の2曲は、高音域の音質が変わってしまう、というハプニングも。
 プログラムも無く、私が曲目を言いながらのコンサートでしたので、途中から、予定の演奏曲を入れ替えながらの演奏を強いられました。
 リハーサルで、このピアノにぴったりだったのは、リスト。
 最後に久々にメフィスト・ワルツを弾く予定で、リハーサルも調子が良かったのに、高音域の輝かしさがほしいこの曲で、それが無くなっていった為、急遽、最後は、ショパンの幻想ポロネーズに変更。 この方が、しょっちゅう弾いている分、咄嗟の切り替えがうまくいくのです。


 プログラム

 ショパン: 華麗なる大円舞曲 作品18
 モーツアルト: ピアノソナタ ハ長調 K.330
 ドビュッシー: 前奏曲 第1集より、『アナカプリの丘』、『沈める寺』
 シベリウス: ワルツ 作品24-5
 ショパン: ノクターン 変ニ長調 作品27-2
 チャイコフスキー: ワルツ・スケルツォ 作品7
 チャイコフスキー: ロマンス ヘ長調 作品51-5
 レスピーギ: 甘美なワルツ
 ドビュッシー: アラベスク 第1番
 ショパン: ノクターン 作品62-1
 リスト: 愛の賛歌
 ショパン: 幻想ポロネーズ


 1時間半のサロンコンサート、ということで、サロンピースを並べました。
 リハーサル中に首をかしげる状態だった、ピアノ。 しかし、本番では思いもしない奇跡が起こることも。
 チャイコのロマンスから、レスピーギに移った時、それまでとは違う、深い音色が出てきたり。
 温かみがある音の楽器だからこそ、なのか、新しい楽器では出せないような、特別な間が生まれたり。
 
 久々に取り上げた、ドビュッシーは、時間が経っている分、今までにはなかったことも生まれました。
 『沈める寺』では、5月に行った、モン・サン・ミシェルの幻想的な夜の風景が浮かび上がったりして、弾いていて面白かったように思います。 秋には、少しドビュッシーを再び取り上げようかな、と思っています。

 終演後、何人かの方がお声をかけて下さったのですが、ショパンが一番良かったそうです。
 主催者の方からは、「このピアノがこういう音色で、こういう演奏をしてもらったのは、初めてだ」とおっしゃって下さり、嬉しいばかりでした。
 また来年以降、お声をかけて下さるそうです。

 今回は、エディンバラへ向かうための列車の時間もあり、残念ながら、お庭を見ることはできませんでした。
 素敵なところなので、ぜひ、次回は時間をとって伺いたいな、と思っています。

 

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 ブリリントンの駅から15分ほどタウンまで歩き、そこの浜辺から、このランド・トレイン(Land train)に乗って、Sewerby Hallへ行きました。 片道10分ちょっとです。
 バスでも行けるのですが、これがお勧め、と観光案内所の方に言われました。
 遊園地の乗り物のようなかわいらしい、トレイン。 行きは、乗っていたのは大人ばかり。 そばを歩く人が手を振ってくれたり、手を振りかえしたり。
 歩いても、30-45分ほどだと思います。
 荷物もありましたし、こういうおもしろい乗り物があったら、乗ってしまいます。

Posted on 2013/08/29 Thu. 21:51 [edit]

category: 自分のコンサート

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29

明日から今シーズン最後のコンサート2本 

青空でしたが、秋がもう目の前です。
 夜も、8時半には暗くなってしまいます。 どんどん日が短くなるばかりです。

 日本滞在中は、暑さもあって、何度か偏頭痛の薬を使いましたが、心配していたサマーコース中は、気が張りすぎていたからなのか、驚くことに薬使用無し。
 明日、明後日はコンサートというのに、ここで疲れが出てきているのか、頭痛ではなく、一気に2つの口内炎。 どうにか、2日間乗り切りたいものです。

 というわけで、明日は、早朝、朝6時半の列車に乗って、まずは、ヨークシャーの海辺に近い町まで行きます。
 広大な土地のガーデンと、お屋敷?があるようで、そこで午後からコンサート。
 
 そして、今度は、ヨーク経由で、3本の列車を乗り継いでエディンバラへ向かいます。 
 乗り継ぎ時間が20分くらいずつあるものの、あわせて、8時間は明日は列車に揺られることになります。 列車好きなので、問題ないのですが、エディンバラへ向かう時に楽しみな、イングランド北部の海岸近くを走る頃は、多分真っ暗。 これが、非常に残念です。

 
 骨折をする前に決まっていたこれら2本のコンサート。 とりあえず、キャンセルせずに、演奏することができそうなので、ホッとしています。
 今シーズン最後の演奏。 悔いが残らないように、と思ってなりません。

 明日のコンサートは、プログラム提出も無しだったので、色々と弾いているうちに、当初考えていたプログラムがいまいちしっくりとこないので、プログラム変更。
 4年ぶりに、なぜだかドビュッシーのプレリュードを弾きたくなり、『沈める寺』と『アナカプリの丘』を急遽解凍。 2回くらい弾くと、暗譜が戻ります。 聴くのは好きですが、弾くのは苦手なドビュッシー。 ですが、この夏の経験を活かし(?)なぜだか、ドビュッシーがちょっと近くにきたように思います。
 プーランクもそうですが、5月に9年ぶりにフランスへ行って、フランスの空気に触れたことが、私にとって一番大きかったのかな、と思います。
 今日弾きこんで、調節はしましたが、明日のコンサートでの一瞬のひらめきに音楽的なことはかけることにします。 

 
 
 
 

Posted on 2013/08/28 Wed. 22:28 [edit]

category: 音楽

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28

プーランクと向き合う 

8月最終月曜日なので、今日はバンク・ホリデー。 よって、3連休でした。
 青空が広がっていたものの、外にも出かけず、ここぞとばかりに、家のことと、ピアノの練習。 

 基本的に、一人でいることが苦痛ではないので、その時間が大切。 もちろん、日本、サマーコースで色々な方々とおしゃべりする時間は大切。 でも、一人になればなるほど、譜読み、暗譜がはかどります。

  
 今回、初めて、フランスの作曲家、プーランクに取り組んでいます。
 プーランクのピアノ曲は、即興曲第15番、『エディットピアフに讃えて』あたりが、一番ポピュラーでしょうか。
 フランス物が苦手な私は、全く縁が無かった作曲家です。
 
 ですが、ロイヤルバレエで、プーランクの作品に接するうちに、その和声に魅了されてきました。
 特に、2010年にリアム・スカーレットが振付けた作品で使われた、2台のピアノの為の協奏曲。 そして、グレン・テトリー振付の『ヴォランタリーズ』で使われている、オルガン協奏曲。 バレエ、という中で、自分でCDをかけるのとは違い、その作品上演中は、劇場に行けば、その音楽を聴く。 馴染みがなかった作曲家、作品でも、視覚がある分、身体に入るのが早い。
 これは、例えば、フィギアスケートで、トリノの時でしたっけ? 荒川静香選手が使った、オペラ、『トゥーランドット』の曲が一気に人気になったのと同じことだと思います。
 

  今回勉強している曲は、どちらかというと、『2台のピアノの為の協奏曲』の和声、リズム的なものが参考になりやすい。
 同じ作曲家の違う曲が身体に入っているからこそ、形にするのが楽になってきます。
 とはいうものの、これまでに弾きなれている作曲家に比べて、手の中に入れていくのは、時間がかかります。
 慣れないシェープに、和声。これが、エスプリなのか??
 でも、だからこそ、おもしろい。
 しかし、たまに、あれ?と思って、手が空中で止まるときも。 あと2日間反復です。

 音楽と言葉は繋がっていると思いますが、5月に、久々にフランスへ行って、フランスの空気、言葉に接したことは、決して無駄ではなかったように思います。
 9年前に行った時には、好きになれなかった、フランスとフランス語。 今回は、そういう感覚を持たなかったので、少し成長したのかもしれません。

 この1年は、今まで一番弾いてきているショパンをちょっと封印して(今もっているレパートリーは、もちろん、出していきます)、今まで弾いたことがない作曲家に向き合っていこうと思っています。
 30代の今、そして、私が習いたいと思う先生方がお元気なうちに、より多くを学んで、見て頂きたい、と思ってやみません。 今回、よけいにそう思いました。
 
  

Posted on 2013/08/26 Mon. 21:54 [edit]

category: 音楽

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サマーコース、 自分の演奏 

早いもので、サマーコースから帰ってきて1週間ちょっと。 もし、8月末のコンサートが無ければ、本当はもう一つ行きたいサマーコースがあったのですが、この10日間の疲れを考えると、いかなくて良かった、と思います。


 『人前で演奏することにより、上達する』というポリシーを持つ、私の師匠とその友人が主催するサマーコースなので、期間中、数回の演奏のチャンスがあります。
 人数が増えてきたので、今年は、月曜日、木曜日、金曜日は、ピアノ受講者は、3つのグループに分けてコンサートを行いました。 その他に、最終日の日曜日には、午前中から夕方まで終了コンサート、その前日の土曜日には、リハーサル(時間調整)を兼ねての全体コンサート。

 私は、今回アシスタントとしても登録されていた為、月曜日は、子供たちのグループでのお仕事があった為、そちらに参加した為、自分の演奏はできずに終わりました。

 木曜日には、来年のコンクールのオーディションも含めて、演奏のチャンスが。
 私は、とにかく怪我のことがあり、これから秋のシーズンに向けて、エチュード含め、人前で演奏できるかを知りたかった為に演奏させて頂きました。
 ショパンの幻想ポロネーズと、エチュード 作品10-4。
 幻想ポロネーズは、6月末のコンサートで一度怪我のあとにあげたものの、あの時は、いっぱいいっぱい。
 今回、もっと緊張した中で弾く事が目的。
 それまでに、先週は手を酷使していた為、コーダあたりから、力が弱くなっていくのを感じました。
 それでも、怪我の後、一番充実していたように思います。 しかも、今回幻想ポロネーズを弾くとは思っていなかったので、2ヶ月振りに、1時程度の練習。
 師匠に伺ったら、やはり、後半から、左手の力が弱くなっていることがわかってしまったそうです・・・ こればかりは、仕方がありません。

 エチュードを師匠の前で弾くのは、いつ以来か・・・ 
 作品10-4は、1月のコンサートで久々に人前で弾きましたが、あの中で、現役の高校生とか、大学生に混じってショパンエチュードを弾くのは、プレッシャーもあるので。
 
 幻想ポロネーズで疲れ果てている手には少々無理も。 左手親指付け根の骨が動いて折れていたわけなので、オクターブの時に力も入りにくいのですが、それ以上に、細かい動きが鈍くなってしまったのです。 それでも、ずいぶん回復。
 骨折をしたバレエダンサーが舞台復帰までに10ヶ月近くかかることを考えると、骨折から5月弱で、エチュードを人前で弾けたのは、今の私の状態を考えると、上出来かもしれません。

 この日の夜、イリヤ先生のリサイタルの前に師匠の奥様、オルガから声をかけて頂いて、珍しく、彼女からポジティブな、もちろん、直す部分はあるけれど、今までやってきたことが実った演奏、と言われ、嬉しいばかりでした。 彼女からは、1度くらいしかレッスンして頂いたことはありませんが、長年にわたり、師匠と共に、私の演奏を聴いて下さっています。

 
 木曜日には、午後にもまた弾く機会があったので、良いチャンス、と思って、10年ぶりにやり直した、ショパンの作品10-8のエチュードも演奏。
 こちらは、エチュード一発勝負でした。 聴いて下さっていたベルコヴィチ先生から、ペダルを使いすぎ、といわれたものの、それなりに。 やはり、ショパンのエチュードは緊張します・・・ コンクールでは、作品10-4を使うことが多かったので、このエチュードは大して弾いていないのですが、10年前と違って、粒が揃うようになったな、というのが、私自身の感想。

 
 そして、金曜日には、グループごとのコンサートで、子供のグループのアシスタントはパスさせて頂いて、自分のグループに行って、ベートーヴェンの第32番のソナタの第1楽章。
 私のグループの担当は、師匠Dr.S。 師匠の前でこのソナタを弾くのは、10年ぶり。 怪我の後、これを人前で弾くのも初めて。 8月末のエディンバラのコンサートで弾くので、その確認の為に、これを弾かせて頂きました。
 私にとって、未だに、師匠の前で弾くのが一番緊張します。 とにかく、練習量も足りず、怪しい部分もありましたが、とりあえず、弾けたので、ホッとしました。 

 
 土曜日、日曜日は、チャイコフスキーのワルツ・スケルツォ 作品7を。
 今回、秋以降に使いたい曲を見ていただくのが目的だった為、ファイナルで弾く、5分程度の曲を、用意していきませんでした。
 初日に、師匠から、マズルカとか、いつもみたいな小品がないのか? と言われ、7月に日本で弾いた、チャイコフスキーをやり直すことに。 一応、楽譜は持っていたので、金曜日のレッスンの前に、30分弱の練習・・・
 師匠とこれを勉強したのは、10年近く前のこと。 当時とだいぶ演奏が変わっているので、これも、やり直すと面白い。
 
 私は、今回、ホールでのマスタークラスを一度も入れてもらえず、土曜日に、初めて、ホールのファツォーリに触れました。 あまり弾く機会が無い楽器なので、こういう曲を弾くのは弾きにくい。 この時の録音は、最後に頂けたので聴いてみましたが、安全運転しています。 この日の演奏を聴いて下さったヴァイオリンのマリーナ先生からはポジティブな感想を頂きましたが。 彼女は、師匠とか、ベルコヴィチ先生のような演奏をお好みです。 2、3年、私はヴァイオリンの伴奏をして、彼女のレッスンも受けていますが、非常に細かく、とんでもなく厳しい。 だからこそ、彼女にポジティブなことを言われるのは、嬉しいのかもしれません。

 そのまま、日曜日もこれ。
 重点的に、これだけを日曜日の本番前に45分程度さらったので、やはり、完成度が上がります。
 今では、こうして、1曲だけをコンサートにかけることが無いので、こういう機会は、1曲勝負で怖い部分もあるものの、貴重かもしれません。
 先生方は評価して下さったものの、私自身は、焦った演奏。 やはり、こういう曲で1曲勝負は、この年になるときついです・・・ 来年は、今から5分程度の曲の対策を練っておきます。

 学生時代に戻ったような気分になる、師匠、および、私が尊敬する先生方の前での演奏。 いつもとは、また違った緊張感を持ち、今だからこそ、良い時間でした。 きっと、これらが、これからのコンサートにいかされてくるはず。
 

Posted on 2013/08/26 Mon. 14:30 [edit]

category: サマーコース 2013年

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26

楽譜を読み込む 

昨日は、ほぼ一日雨でしたが、今日は青空。 予報では、雨だったような気がしますが。

 現在、暗譜中の曲。 バランスに悩むところがあって、Youtubeで音源検索。 便利です。 ですが、マイナーな曲なので、それほど音源の数も無く、どうしようかな、と思っていたところで、作曲家の自作自演を発見。

 版権が切れていない作曲家(今年切れる国も少々)なので、今私が使っている楽譜しかとりあえず資料もありません。 
 手持ちの楽譜を見ながら、作曲家自作自演を聴くと・・・
 楽譜通りに弾きましょう、ってどういうことなのだろう?といういつもの疑問に当たります。
 もちろん、音はそのまま。 でも、強弱、ちょっとしたニュアンス、楽譜と違うことも多々あるのです。
 この曲の自筆譜を見ていないので、これらの強弱記号などが、作曲家本人によってつけられたものなのか、それとも、誰かがつけたものなのか、定かではありません。 が、この時代なので、ほぼ作曲家自身、と捉えて問題がありません。

 これについては、8年前になりますが、カーディフの王立ウェールズ音楽演劇大学の大学院ディプロマ課程に在籍していた時の、エッセイ&口述発表での私のテーマでした。

 あの時は、プロコフィエフの『つかの間の幻影』の作曲家自作自演を用いて、プロコフィエフ自身から信用されていたピアニスト、スビャトスラフ・リヒテルの演奏、そして他のピアニストの演奏を用いながら、楽譜に書かれていることをどのように表現していくのか、作曲家は、どこまで楽譜に自分の演奏の指示を書いているのか、ということを検証していきました。

 
 私はこういうことが好きなので、その後の王立音楽大学の修士号の時も、最終の修士論文だけは、『音楽とバレエの結びつき』で書いてはいるものの、その途中のいくつかの小論文のようなものは、1曲について、いくつかの違う版の楽譜と、違う年代に録られた録音を用いて、演奏表現方法について考察していく、というようなものをやっていました。

 
 自作自演を聴くのは本当に興味深いことです。 今回も、迷っていて、悩んでいたことが一気に晴れました。
 サマーコース中にレッスンを受けたある先生もおっしゃっていましたが、結局のところ、どうやって楽譜を読み込んでいくのか。
 だから、私は、楽譜に書いてあることだけを忠実に、大して音楽的意味を考えずに注意する、という先生とは合わなくて、今まで何度もめたことか・・・
 もちろん、書かれている音、リズムを変えることはご法度です。

 サマーコースで勉強してきたことを消化して終わった今週。
 これから冬にかけて勉強すべき曲が見えてきたので、また譜読み嵐です。

Posted on 2013/08/25 Sun. 12:59 [edit]

category: 音楽

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サマーコース、 ファンコンサート 

もう1週間以上過ぎてしまいましたが、サマーコースの中間日、8月14日に行われた、ファンコンサートです。

 私が参加していたサマーコースでは、毎晩、違うコンサートが行われます。
 昨年からは人数が急激に増えてしまったので、生徒たちのコンサートは、最後の2日以外は、グループを分けて行います。
 先生方のコンサートがある日も。

 このファンコンサートは、全員が一緒に。
 昔は、先生方(私の師匠とか、モスクワのイリーナ先生)が率先して行っていましたが、今は、元受講者であり、現在は、サマーコース中の様々なお仕事をしているドイツ在住の男の子が司会を務めます。
 今回は披露してくれなかったものの、彼は、ジャズ即興がとってもうまいので、今回も私はそれを楽しみにしていたので、少々残念。 

 最初は、『ガボットと、タランテラを、逆さまに弾きます』 という、初参加の男の子。
 ピアノの椅子に頭をつけ、天井を向いた状態で、左右の手を交差させて鍵盤に置いて、この2曲を弾きました。
 2011/12のグレード1の曲で、10本の指をほぼその場から動かさないのでできる技ですが、初参加でこれは素晴らしい!
 
 その後は、今弾いているちょっと楽しめの曲などが続きました。
 初参加のポーランド人の先生は、ご自身の生徒さんと、『モーツアルトとグリーグを弾きます』と言って、2台ピアノ。
 モーツアルトのK.545のソナタ(ハ長調)の第1楽章をグリーグが2台ピアノ編曲したもの(セカンドを付け加えた?)を演奏。
 7歳の生徒さんは、もうちょっと年上の生徒さんと、2台ピアノで、ブルグミュラーのアラベスクと、バラード。
 このブルグミュラーの2台バージョン、存在は知っていましたが、実際に聴いたのは初めてです。

 日本人の初参加の子達のうち5人は、アカペラで、『冬景色』を歌っていました。
 私の傍にいらした、武蔵野音大客員教授のイリヤ先生から、「日本人なんだから、ジョインしたら?」と言われましたが・・・ お恥ずかしい話、『冬景色』って、曲名は知っていましたが、旋律も、歌詞も、今回初めて知りました。
 中学の音楽の教科書に載っているようですが、私が通った中学は、教科書の曲は歌ったことが無いので。

 
 この内容で終わらないのが、このサマーコースの特徴。
 常連さんたちが、色々と知恵を絞ります。

 ドイツから参加の12歳位の女の子は、バレエシューズを履いて、iPhoneで、『白鳥の湖』の4羽の白鳥の踊りの音楽をかけて、さわりを踊りました。
 そして突然止まって、ピアノに向かい、やっぱりこっちの方がいいかも、という感じで、4羽の白鳥をピアノで弾く。
 途中で、ショパンのプレリュードへ(バレエでの、『レ・シルフィード』)、最後、4羽に戻り、ピアノから離れて、ちょっと踊っておしまい。
 
 師匠Dr.Sの長男と、モスクワのイリーナ先生は、イリーナが、
「ラフマニノフのプレリュードを弾きますが、難しいので、長男に手伝ってもらいます」
 と言って、2台ピアノに分かれて、ラフマのプレリュード、作品23-5を演奏。
 2人でパートわけして、1曲を2人で、元々の音は一切変えずに行いました。
 
 長男は、ショパンのスケルツォ第3番を、他の参加者とこの方法で演奏。

 最後は、師匠Dr.Sとモスクワのイリーナ先生で、ジョン・ケージ。
 先生が、大真面目な顔で、
「世界最高峰のピアノ曲、ジョン・ケージを演奏します。 しかも、今回は、これを連弾バージョンに編曲しました。 これをするのに、1年の月日を要し、その最高のパートナーを探すのにも1年かかりました」
 というようなことを、ずいぶん長い言葉で説明。

 大真面目な顔でやるからこそ、おもしろい(聞いている側は、爆笑しまくり)。
 お二人のとっても息のあった、4分33秒(でしたっけ?)でした。
 

 いつも、おとなしく(笑い転げてはいますが)見ている私、一度数年前に、ビッグ・サプライズで、Dr.Sとイリーナに、ワルツを踊っていただいたことがあります。

 今回は、私自身の10回記念ということで・・・ やりました。
 司会の男の子に、楽譜を渡しておいて、私の名前を出さずに、Dr.Sを指名して、その楽譜を渡して弾いて頂く。

 先生は、何をさせられるのかわからず、ずいぶんおどおどとして、きょろきょろしていらっしゃいました。

 私は、14年ぶり位で、トウシューズを履き、白のトップスに、寮のベッドからはがしてきたシーツをスカートの上から巻きつけ・・・
 先生が演奏する、サン・サーンスの『白鳥』(簡易、ショートバージョン)にあわせて、『瀕死の白鳥』を踊りました。
 といっても、この性格なので、事前に練習するわけでもなく、トウシューズは、ちょっとだけだから、と思って、日本で趣味で習っている妹の捨てるトウシューズが放ってあったのをもらってきて、リボンを縫い付けたのは、ファンコンサートの前日。
 つま先のサテンは全部切り取って滑りにくくしたものの、とても滑る床で危険なので、パ・ドゥ・ブレだけ。 手だけは、フォーキン振付にほぼ従う動きをしましたが。
 
 ショートバージョンの楽譜を渡したものの、正直、立っていられるか怪しかったので、途中で、先生に、「テンポ早くして」と言ったのに、全く聞いてもらえず、それどころか、ところどころ、ちょっと付け足しまでされました。

 すずめ百まで踊り忘れず。 10年以上あいても、トウシューズで立つことは問題ありませんでしたし、手の動きも、覚えています。
 それでも、日本なら、先生にこういうことをやらせたり、まして、極秘で、その場でやっていただく、とは考えられないそうですね。 こういう環境で音楽を学んできた私には、日本は無理です。

 師匠が奏でて下さる、美しい音楽で踊るのは、最高でした。
 動画を録った方から見せて頂きましたが、ずいぶん、馬鹿なことをやったと、思っています・・・

 先生に、全コンサート終了後、「ありがとうございました」と言いに行ったら、「次回は、もっとちゃんとした伴奏譜を持ってきなさい」と言われて、終わりました。
 モスクワのイリーナ先生、師匠の奥様、イスラエルのイリーナ先生は、ハグしながら、「素人ではないでしょ。 ある程度、バレエを習ったわよね?」 「みゆき、とは信じられなかったわ!」とのお言葉を。

 普段、こういうことをしないので、そのギャップもあったようです。
 『瀕死の白鳥』を大爆笑白鳥にして、パブロワに申し訳ない。 そのうち、彼女が住んだ家の前へ行って、手でもあわせてこなくてはいけませんね。
 
 来年からは、しばらくおとなしくします。 ネタがありません。
 

 いつもなら、ロシア人グループが色々と工夫をこらすのですが、今回は、ネタがなかったようで、おとなしくしていたのが、残念。

Posted on 2013/08/24 Sat. 14:36 [edit]

category: サマーコース 2013年

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24

通常に戻りつつ・・・ 

 日本は、まだまだ暑いようですが、ずいぶん、秋の空気のロンドンです。
 来週末の、エディンバラ行き、どんな気候なのか、少々不安。 14年前に、9月第1週目にエディンバラへ行った時は、冬のコートがちょうど良かったので。

 やっと疲れも取れてきて、普段の生活に戻ってきています。
 今週レッスンがあった生徒たちは、私が日本から帰ってきて、サマーコースへ行くまでの間に、一度みてあった子供たちなので、ずいぶん楽でした。
 4週間のお休みがあってレッスンをした時に、私から雷を落とされた生徒たちは、この10日~2週間の間に、とてもよく練習してありました。
 グレード試験を受けたくても、できていなければ、私は絶対に受けさせないので、やっと、お尻に火がついた生徒も。
 9月に入らないと帰ってこない子供たちが数人いるので、その頃、またちょっと大変かもしれません。

 

 というわけで、サマーコース中、あまり状態がよくなかった手も(メフィストとか、ベートーヴェン後期ソナタとか、ショパンエチュードとか、真剣に弾きすぎた)、この数日のダラダラ生活で、ずいぶん良くなってきました。

 とはいうものの、来週のコンサート2本分に向けて、頑張らねばなりません。
 金曜日のエディンバラは、怪我した頃にプログラム提出をしてありますが、木曜日の方は、プログラム提出も無いので、未だ曲目未定・・・ 骨組みだけは決まっているので、問題はありません。

  日本から、ずっと続いていた緊張生活、この1週間でずいぶん解けました。
  今シーズン(2012年9月から2013年8月)最後のコンサート2本に向けて、頑張ります。
 
 

Posted on 2013/08/24 Sat. 13:19 [edit]

category: 日常

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24

疲労中 

 疲れが抜け切れません。
 昨日は、買い物に行かないと、大して食べるものもないな、と思いながらも、家から一歩も外に出ずに、ぼーっとして終わりました。
 疲れた身体には、梅干としょうがを乗せた、おうどんが一番のご馳走・・・(手抜きがバレますね)

 それでも、来週のコンサートのことが頭にあるので、夕方からはピアノに向かいましたが、肝心な練習はあまりせずに、これから、何を弾こうかな、と楽譜を色々と広げて遊び弾き。
 師匠Dr.Sから、ベートーヴェンの第31番のソナタをやってみたら?と言われて、とりあえず、弾いてみる。
 『のだめカンタービレ』の映画ヴァージョンで使われている曲です。

 
 今日は、教えがあると思って、手帳もチェックしてから出かけたのに、明日の間違い。
 こんなこと、初めてです。
 明日出直すことにして、そばに大型スーパーストアがあるので、やっと、野菜を買って来ました。

 とにかく、疲れたまま。
 諦めて、夕方からは、お昼寝・・・
 忙しい9月が来る前に、割り切ってこうした日も必要ですね。 明日は、朝から夕方まで教えですし。

 日曜日の日、全てを終えて、バスで帰宅途中から、一気に緊張が緩んだのか、疲れを感じました。
 サマーコース中は、たとえ夜中2時に寝ても(最後の3日くらいは、おしゃべりをしていて、こんな感じ)、7時にかけた目覚まし時計が鳴る前、6時に自然に目が覚めていました。 それだけ、今回は気も張っていたのでしょう。

 一昨日までの充実しすぎた生活と、この2日間を比べると、とんでもない違いですが、これも必要、ということにしておきます。
 私でさえこうなのだから、先生方は・・・ いや、あの60代前後の方々は、お元気。
今回は、いつになく、師匠がお疲れ気味だったのが、気にはなっていますが。
 
 

 

Posted on 2013/08/20 Tue. 22:39 [edit]

category: Category: None

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20

サマーコース、 先生方のコンサート 

 サマーコースの3日目、8月13日に行われた、先生方のコンサートです。

 このコースは、2,3日だけ教えにいらっしゃる先生と、1週間続けて教える先生の2通りがいらっしゃいます。
 大抵、全日程教える先生方が演奏なさいます。

 マイケル・シュレイダー、オルガ・マリソヴァ
  チャイコフスキー: セレナーデ ハ長調 第2、3、4楽章(作曲家自身の連弾編曲版)

 イリーナ・ベルコヴィチ
  ラヴェル: 優雅で感傷的なワルツ

 イリーナ・オシポヴァ
  シューベルト: ピアノ小品 遺作より第2番
  メトネル: 忘れられた調べ 第1集 より、夕べの歌
  ラフマニノフ: ひなぎく
          練習曲『音の絵』作品39より、第2番、 第1番


 今年は、3組のみ。
 
 師匠、Dr.Sと奥様のオルガの連弾は、今回初めて、上下のパートが入れ替わって、奥様が下のパートでした。
 バランシン振付のバレエ、『セレナーデ』の方が慣れている私には、第3,4楽章が入れ替わっているのが、変な感じ。 いや、元は今回の演奏の方なのですけれどね。

 この2,3年、オルガの音が変わり、深みのある音になったので、今回はパートを入れ替えてもそれほど、違和感無しでした。 が、ペダリングは、シュレイダーの方が繊細なように思います。
 シュレイダーのメロディー的なものを演奏するのを久々に聴きましたが、見事。 非常に細かいニュアンスで、音の抑揚をつけていきます。決して、計算しつくしたものではないのですが、自由気まま、というものでもありません。
 彼らの連弾を聴くと、いつものことながら、これぞ、連弾。 連弾って難しいな、と思わずにはいられません。
 それにしても、第2楽章のワルツのチャーミングさ。 これが、先生方の魅力。
 そして、第3楽章最後の緊張感。 
 音色も豊かで、まさに、ピアノで奏でるオーケストラでした。


 
 続いて、ベルコヴィチ先生。
 深い音の、師匠、しかも連弾を聴いた後に彼女が弾くと、最初は、音が乏しい。
 それでも、曲が進むにすれ、それは、気にならなくなります。
 彼女の演奏は、派手さはなく、非常に誠実。 だからといって、無機質、という意味ではありません。
 とっても暖かく、師匠と似ている、フレーズ作り。
 一音一音に意味があるのです。

 後日、ベルコヴィチ先生と喋っていてわかったのですが、私の師匠、Dr.Sと彼女は、モスクワ音楽院予備科(要するに、18,19歳で音楽院に入学する前)で同じ先生についていらしたそうです。年はちょっと違いますが、その頃からの仲だったそうです。
 その後、ベルコヴィチ先生は、モスクワ音楽院で、名教師、ヤコブ・フリエールに師事。 Dr.Sは、サンクトペテルブルグ音楽院へ。
 
 元々、昨年のサマーコースで、ベルコヴィチ先生は、私がDr.Sの門下であることもご存知無いまま、私の演奏を気に入って、イスラエルで彼女との勉強を進めて下さいました。
 結局のところ、師匠と、ベルコヴィチ先生の、基本的な部分は同じ。 今回のお話を伺って、それが、とてもわかりました。

 ラヴェルの優雅で感傷的なワルツ。 以前、大学生の頃、師匠からやってみなさい、といわれたことがあります。
 でも、捕らえどころがないように感じ、私には無理。 今回、先生の演奏を聴きながら、素敵だな、と思ったものの、今の私には、この曲はまだ無理、という考えをぬぐうことはできませんでした。
 

 そして、今回の演奏者の中で、一番演奏家、として活躍もしている、モスクワ音楽院のイリーナ先生。
 彼女は、マリーニン門下。 マリーニンのアシスタントをしていた時期もある方です。

 オーラがあり、一番、演奏の魅せ方をご存知。
 師匠や、ベルコヴィチ先生とは、ずいぶん違う演奏です。 ですが、彼女の演奏が、一番、特に日本では、『ロシア系』とわかりやすい演奏だと思います。

 シューベルトは、初めて。 ちょっとやりすぎかな、と思うところが無くも無い(前日、彼女のリハーサルをちょっと聴いていたのですが、私の師匠が、かなり口を出していました・・・)。
 メトネルは、彼女の演奏で、『忘れられた調べ』の第1、2集のCDを、何度も聴いています。 この曲は、生で聴くのは初めてのはず。
 イリーナの演奏については、迫力ある演奏、曲、について評価が高いのですが、私も師匠も違う意見を持っています。
 数年前のサマーコースで、何だったか忘れましたが、イリーナがど迫力な曲を弾いた後、高校生の男の子たちが、イリーナに弾いてもらいたい曲のリストを作ったことがありました。 そこには、迫力ある曲のオンパレード(リストのメフィスト、ダンテソナタ、プロコのソナタに、ラフマなどなど)。 でも、私は、イリーナから受けた、ショパンのノクターン、チャイコフスキーのロマンスなど、忘れられないレッスンが山ほどあります。 そして、彼女のノクターンなどの演奏も、もっと有名なピアニストのそれよりも何倍も良かったものがたくさん。

 今回のメトネルは、美しい演奏。 彼女の演奏は、全体的にキラキラしているので、歌いまわしの一つ一つが、感情に任せた部分もありますが、息を呑む瞬間が多いのです。

 そして、十八番のラフマニノフ。
 『ひなぎく』での、一音一音の輝かしさ。
 『音の絵』では、多少やりすぎかな、と思う部分もなくはなかったのですが。 特に第1番は、弾いてみたい曲なので、興味を持って聴いていました。左手が完治したら、やりたいです。 今やると、再び痛めるのが、目にみえているので。

 
 午前中、4時間のレッスンをなさって、夜のコンサート。 しかも、生徒たちの前で。
 先生方には、プレッシャーがあるようです。 でも、生徒たちは、だからこそ、自分が習う先生方の演奏を聴きたい。
 世界の第一線で活躍するピアニストたちではありません。
 60歳前後の、指導が素晴らしい先生方の演奏。 あれを聴くと、いつまでも、あのように演奏ができる人でいたい、と思えてなりません。
 

Posted on 2013/08/20 Tue. 21:15 [edit]

category: サマーコース 2013年

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20

サマーコース、修了しました 

ご無沙汰しておりました。

昨日(8月18日)夜遅く、1週間のサマーコースを終えて、無事家に帰ってきました。
1996年にスタートした、このサマーコース。 私は2001年に初めて参加し、2008年までの毎年、そして、昨年、今年。 ちょうど、10回目の参加でした。

今回は、生徒として、毎日30分のレッスンを2回受けながらも、4×30分の通訳、そして、アシスタントとしての教えのお仕事も頂き、日中は、自分の練習時間が、ほぼゼロ、という1週間でした。
 よって、いつもに比べ、レッスン後の復習が足りず、昨年に比べて、この1週間でのピアノの上達、というのは少なかったのですが、それでも、勉強中の曲に多くのアドヴァイス、テクニックのヒントを頂いてきました。

 昨日の一番最後に、全員に修了証が手渡されました。 参加賞に始まり、優秀、この一年での成長に対する優秀(昨年も参加していた人に対して)、最優秀、名誉、勝者、とあるのですが、今回は、勝者は出ず、私は、『教えに対する名誉賞』を今回は頂いてきました。
 最初は、私の生徒が参加する予定で、彼女を教えることができる制度としてのアシスタント登録だったのですが、色々とあり、本当に基礎に問題がある子供たち(イギリスではありがち)の教授の先生方に見て頂く前の準備としての、アシスタントのお仕事が主でした。

 このコースの主催者であり、私の師匠でもある、Dr.Sから、ある程度、やってほしいことを指示されましたが、先生の下で、基礎から学んだ私は、言われたことが確実にわかるし、指示もしやすかったのだと思います。

 このような機会を頂いて、感謝するばかりです。

 
 演奏に対しては、コンサートを含め、師匠に何度か聴いて頂くチャンスがありましたが、師匠、ならびに私のことを、10年以上見て下さっている先生方から、『真の音楽家になった』というコメントを頂き(こういうことは、師匠からではなくて、ヴァイオリンの先生から伝わる)、嬉しいばかりでした。
 
 今回は、楽しみにしていた、イスラエル在住の先生のレッスンも2度受けられ、師匠のレッスンも1度。 残念だったのは、毎年楽しみにしていて、2回は入れてくださっていた、モスクワ音楽院のイリーナ先生のレッスンがなかったこと。
 
 
 先週は、夜になると、コンピューターに向かう気も全く起きず、メールも全くチェックしていません・・・
 記録として、少しずつ、ここに書き記していきたいと思います。

 来週末のコンサート2本分、しっかりと練習をしなくてはいけません。 今回持っていってあったレパートリーと半分以上入れ替えになります。

 昨夜は、スープを飲んだだけで、11時前には就寝。 今朝は、8時に目を覚ましたものの、身体はお昼過ぎまで起こすことができませんでした。

 明日からは、ロンドンの生徒たちのレッスンがスタートします。
 この1週間で学んできたことを、少しずつ、生徒たちのレッスンで生かすことができれば、と思っています。

Posted on 2013/08/19 Mon. 14:57 [edit]

category: サマーコース 2013年

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19

サマーコース、 第1日目 

家から、乗り合いバスを乗り継いで、ロンドン郊外(詳しく言うと、ハートフォードシャー)にある、パーセル・スクールへ来ました。
 
 パーセル・スクールは、音楽の中、高校。
 学校が休みになる、夏の間、いくつかのサマーコースを行う団体に貸し出しをしています。
 
 駅から、学校までは離れているので、師匠の次男が迎えに来てくれたのですが、今年も、昨年同様、付き添いの親も含めて、100人、とのこと。 2008年の受講生30人程度、というのが、今となっては懐かしいです。
 日本人は、日本外在住も含め、10人を超えました。
 10人を超えるのは、2001年以来、とても久しぶり。
 以前は、音大生がほとんどでしたが、低年齢化してきて、小学生が数名いるのが、驚き。 私のブログから、この講習会への参加を決められた方もいるようで、嬉しいような、恥ずかしいような。

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 これが、私が泊まっている部屋。
 

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 反対側は、こんな感じ。
 ベッド、机、ワードローブ。 水周りは共同です。
 
 とりあえず、通訳のお仕事もあったので、自分が弾く為ではなく、他の方を連れていかれたのは、重鎮、モスクワ音楽院のイリーナ・オシポヴァ先生のお部屋。
 ちょうど、弾いていたのは、見覚えのある男の子。 2008年に11歳だった子が、今年は16歳で、別人。
 
 イリーナ先生は、何度も私をモスクワへ誘って下さいました。 それでも、ロシアへ行けば、イギリスの永住権が取れなくなる。 そうすると、日本へ帰国するしかなくなる。 迷いに迷って、イギリスの音大の大学院へ進学したのです。

 今回、私はアソシエイト・ティーチャー、ということで、教授たちのアシスタント、というような感じで登録されています。
 よって、イリーナ先生は、
「みゆきが、こうして、同僚、になったこと、とても嬉しいわ!」
 と喜んで下さいました。
 これは、その後顔を合わせた、ヴァイオリンのマリーナ先生にも言われました。

 私は、先生方の足元にも及びませんが、それでも、こうして一つの階段を上がった、というか、こういう言い方をしてくださるのが、ロシア人なのかもしれません。

イスラエルの先生とも、やっと再会。 結局、私は、イスラエルへ行けずに終わってしまっていたので、待望の、再会です。
 もちろん、師匠とも。

 
 今日は、『オーディション』という名の、持ってきた曲を、先生の前で弾く日。
 私は、弾かなくてよい、と言われましたが。

 10時過ぎまで、練習室が使えたので、練習。
 明日から、どうなるのやら。
 
 

Posted on 2013/08/11 Sun. 22:14 [edit]

category: サマーコース 2013年

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ロイヤルベイビー誕生記念/変わってきたイギリス食生活 

昨夜は、ずいぶん涼しかったように思いますが、今日は快晴。
 
 私の日本滞在中に誕生した、ロイヤル・ベイビー。
 スーパーマーケットの雑誌売り場には、ロイヤルなんたら、という特集号のようなものが売られていました。
 ハローマガジン(ゴシップ盛りだくさんの雑誌だそうです)の表紙も、病院からでてきた、3人のお姿の写真。
 一瞬、買おうか迷ったのですが、ハローマガジンを買うのは、抵抗がありまして・・・

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 老舗スーパーマーケット、マークス&スペンサーで見つけた、ロイヤル・ベイビーの誕生を祝う(?)ショートブレッドの缶。
 中身は、昨年の女王のジュビリーの時に出たものと同じです。

 誕生を祝う、スパークリング・ワインも隣に並べられていましたが、昨日は、荷物が多くて、辞めました。
 大体、アルコールに弱い私が、1本、短期間であけることができるとは、思いません。

 この缶を持って、レジに並んでいたら、後ろの女性に、「あら、素敵ね。 私も買っておこうかしら」 なんて声をかけられましたが、入り口に陳列してあったのに、気づかなかったようです。

 

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 もう一つ、M&Sの話。
 
 ここ数年、健康志向のイギリス(とはいうものの、日本の足元にも及びません)。 以前は、ジュースというと、フルーツばかり。 トマトはありますが、私は苦手。
 日本人の友達と、具合が悪い時など、日本のように、野菜ジュースがあったら、助かるのに。 とよく話していました。
 ポーランド人が増え、ポーランドの食品店が増えてきたので、私は、たまにそこでキャロットジュースを購入していました。

 が、最近だと思うのですが(最初に見つけたのは、遊びに来ていた、母)、M&Sで興味深いジュースが売られるようになりました。

 『りんご、ビートルート、ブラックキュラント』『りんご、アスパラガス、レモン』 ここに写真はありませんが、同じシリーズで、『オレンジ、キャロット』

 3本で安くなっていたので、とりあえず、買ってきたのですが、一番消費期限が近かった、『オレンジ』を先に飲んだので、他の二つは、まだ味もわからず。
 ビートルートは、あまり日本でみかけませんが、日本語も同じでしょうか? ボルシチに使う、赤紫色のかぶのようなもの。
 ブラックキュラントは、道端で、ずいぶん色がついてきているのをみかけるようになりました。
 交通量が多いところのを食べるのは、さすがに抵抗があるので、まだ食べていませんが。

 『5 A DAY』といって、イギリスでは、一日に、5つの果物、野菜を食べることを推奨しています。
 このジュースでは、そのうちの、2つを摂取することができる、と書かれています。
 
 日本では、家庭科の時間に、一日、30品目、と習ったように記憶しています。
 もちろん、果物、野菜だけではなくですが、これらを5つだけとは習っていませんし、普通の日本人の食卓には、5つ以上並ぶでしょう。
 ずぼらな私でさえ、5つ、ということは、まずありません。

 
 日本のスーパーマーケットで母と買い物をしていて、私の食生活に話が及んだ際、日本に比べ、イギリスは、緑黄色野菜が少ないのでは?ということになりました。
 ほうれん草も、小松菜もないし(ほうれん草はありますが、ベイビーリーフがほとんど)、ブロッコリーくらい? 
 私の答えは、「きっと、サプリメントではないの?」ですが、さすがに、緑黄色野菜のサプリはありませんね・・・

 これからのサマーコースでの1週間、カルシウムが不足するのが、既にわかっています。
 骨折をした際、ドクターからも、カルシウム摂取については、言われていますし、私は対策、として、日本から、そのまま食べられるにぼしを買ってきました。
 未だに、サプリに頼ることができないのは、イギリス人になれていない証拠。
 
 

Posted on 2013/08/11 Sun. 08:54 [edit]

category: イギリス事情

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明日からサマーコース 

 途中、曇ったものの、ほぼ青空。
 それでも、刻々と秋の空気が近づいています。 

 ロンドンに帰ってきて、スーパーマーケットへ行って、真っ先に手に取ったのは、オリーブ。
 日本で食べられなかった、好きな食べ物を満喫しています。
 
 珍しいことに、明日は、午後の早い時間に家を出ればよいのに、この私が、荷造りの半分を終えています。
 寮に泊まるので、ベディングはついているものの、タオル等は、持参です。

 今年は、3週間ほど前に、サマーコースの主催者である師匠、Dr.Sから、参加者への、注意書き等が送られてきました。 
 未だかつてなかったほど、丁寧、かつ、細かい内容。

 いつもなら、どこかに見落としそうになりそうになるくらいの書き方の、タオル持参。 今回は、箇条書きの注意事項の中に、赤字で書かれてありました。
 しかも、コンサートの服装を持ってくるように、との注意書きまで。 後半のコンサートは、Tシャツ、トレイナー(運動靴)、ジーンズ禁止、とまで。
 
 音楽のサマーコースに参加するのに、信じられないことに、今まで、毎年、1、2人は、そのような格好を持ってこない人がいたのです(高い確率で、その1人は、日本人)。

 先生方も、学んだのでしょうね。
 
 一応、日本にいる間に、メールが来てすぐに、斜め読みはしてあったのですが、先ほど、もう一度確認の為に読んでおきました。
 
 私は、この講習会にしか参加したことがないので、他との比較対象ができませんが、聞いたり、読んだりした話だと、他の講習会は、あくまで、レッスンだけ。 最後にコンサート、ということもあるようです。

 このコースは、居住型なので、ロンドン郊外の中、高の音楽学校の敷地内を使用して行います。
 レッスンは毎日、2回。 練習室も、全員に割り当てされていて、夕方の2時間ほどを除けば、自由時間はありません。
 夜は、毎日コンサート。 生徒たちのものであったり、先生方のものであったり。
 今年は、1996年のリーズ国際ピアノコンクール優勝者の、イリヤ・イティーンがいらっしゃいます。
 私は知りませんでしたが、日本の武蔵野音楽大学で、客員教授もしていらっしゃる(いらっしゃった?)ようですね。
 
 いつも、楽しみにしている、イギリス人の老婦人、ルース先生が、今回はいらっしゃらないのは、申し込み時から知っていました。
 もう一人、サマーコース始動当時から教えていらっしゃる、イギリス人のアンドリュー先生のお名前が無いことに、今日になって気が付きました。

このコースは、習う先生を選べません。 まさに、ロシアン・ルーレット。
 毎朝、その日のレッスンスケジュール表を見る時には、習いたい先生に習えるかどうか、ドキドキです。

 
 イギリス系と、ロシア系が半々くらい。
 ロシア系が合う人もいれば、イギリス系が合う人もいます。
 受講者のほとんどから、絶賛される先生もいれば、そうでない先生もいます。
 その絶賛されない筆頭の一人は、わが師匠。 そして、私が昨年声をかけて頂き、私も陶酔していた、先生。

 この二人は、会う人は凄く合う。 でも、求めてくることが、他の先生方とずいぶん違うこともあり、打鍵方法などから直されると、大変なようです。

 昨年は、多くの受講者から、ある一人の先生についての苦情が相次ぎました。
 皆さん、主催者には、直接言えないので、伝えてもらえるであろう、私にその話をしてきます。
 ということで、代表で、お伝えしました・・・

 
 今日になって、今年は、ポーランド人の先生が入っていることを知りました。
 今回は、珍しくショパンを持っていかない予定だったのですが、半年以上放ってある、バラードを、今夜頑張って、やり直そうかな、なんて思っています。 いや、未だに怪しいリゲティの暗譜を定着させることの方が先かも・・・

 
 私のピアノが最悪の状態であった、2008年のサマーコースのブログ記事を読み返し(あの年は、唯一、毎日サマーコース中にブログを毎日アップしてあったようです)、色々と考えさせられました。

 というわけで、私の左手がもってくれることを祈り、そして、一人三役の私を、師匠がダブル(いや、トリプル?)ブッキングしないことを祈って、明日から、『恵まれた牢獄』での1週間をすごします。

 昨年は、全体的に、電波の入り方が悪かったのですが、モーバイル・ブロードバンドなので、途中、更新できたら、と思っています。

Posted on 2013/08/10 Sat. 19:44 [edit]

category: サマーコース 2013年

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10

生徒たちのレッスン 

 日本から3日。 日本へ行ったのは、遠い昔のように感じます。
 不思議なことに、日本にいる時には、一度も(いや、1回だけ、歯医者の先生から、お前、変なものつけてるな、と言われました)聞かれることがなかった、私の、左手の骨折のサポーター。 イギリスへ帰ってきてからは、毎日、2回はどうしたのか、と聞かれます。 国民性の違いですね。

 生徒の半分近くが、既にホリデーから帰ってきたか、これから行くかで、ロンドンにいるので、この3日間は、教え。

 4週間以上間があいた、私の生徒たち。
 4週間で、背が伸びたり、身体がしっかりした子達も。
 夏休みで時間がある時に、それまでは何だったのだ?といいたくなるほど、譜読みを進めてあった生徒。
 曲はやってあったけれど、あれほど口をすっぱく言っているはずの、スケール、アルペジオ、初見を、完全に前回のレッスンから手をつけていなかった生徒。
 練習はしているけれど、適当にしかやっていなかった生徒。
 色々です。

 指使いも、フレーズも、リズムも守らずに弾いていて、私に注意されるのは、本人が一番わかっているはず。
 私は怒ってもいないのに、泣いた生徒もいましたが・・・
 ノートに書かれていることを、やらなかった。 それを指摘されて、本人が一番辛いのです。 でも、それがわかる子で、よかった。 指摘されても、全然気にしない子達もいないわけではないので。

 というわけで、長い休みの後のレッスン、というのは、通常よりも、疲労が・・・ 
 しかし、さすがに私の生徒!と思ったのは、指使いで疑問がある部分に、しっかりと印をつけてあった子も。
 普段から、私は指使いに対して口うるさいですし、楽譜に書かれたのもに疑問があれば、どんどんと変えていきます。

 今回、日本での指導もして、改めて、イギリス(私の場合は、ピアノの指導そのものは、ロシア系)との違いを感じています。


 音大、音高入試の為に、とてもハイレヴェルなソルフェージュでの、書き取りをする日本。
 対して、イギリスでは、書き取りよりも、聴いて歌ったり、ブルグミュラーの最後のあたり程度の演奏ができるのであれば、子供でも、音楽史の知識が必要になってくる。
 日本の穴埋め式ではなくて、1ページ程度の曲を聴いて、どの時代に書かれたのか、どうしてそう思うのか、ということを答える必要がある。
 この知識は、聴音の時だけではなく、ピアノ(もちろん、他の楽器も)を弾く時に、大きな糧になりますし、教える側も、教えやすい。
 私は、ただただ弾くのではなく、趣味でピアノを弾くのであればこそ、意味のある、理解した音楽を奏でてもらいたい、と思っているのです。

 日本での教えは、とても有意義でしたし、みんなが、遠くまで届くようなきれいな音で弾けるようになったら嬉しいので、これからも、このようなお話を頂いたら、日本での指導は続けさせて頂きたいと思っています。
 でも、私には、音楽を総合的にとらえていく、イギリスのレッスンのあり方の方が、ずっとあっているようです。
 
 明後日からは、サマーコース。 今回が10回目の参加になります。
 ロンドン郊外ですが、周りにはお店が無いので(コストコが徒歩圏内にありますが会員証を持っていません)、そして、その時間も無いので(一日中、ピアノ漬けです)、準備がそれなりに大変。
 食事は3食ついていますが、事情がわかっているリピーターたちは、ミネラルウォーター持参です。
 そうでないと、食事時以外は、飲料水も手に入りません(もっとも、洗面所のお水を飲むことが気にならない人は大丈夫ですが)。
 
 明日は自分のピアノの弾き込み。
 手のこともあって、例年よりも、準備が少々危ない中での参加です。
 それでも、結局伺うことができなかった、イスラエルの去年声をかけて下さった先生のレッスン、師匠のレッスン、ずっとモスクワで待っていて下さる先生のレッスン、恐怖と共に楽しみです。
 そして、通訳のお仕事も入ってくるので、少し、日本語での音楽用語を見直します。

 

Posted on 2013/08/09 Fri. 21:48 [edit]

category: 音楽

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09

イギリスへ帰国しました 

イギリスの自宅を出てから、自宅に帰るまでが、ちょうど4週間の今回の日本行きでした。

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 このところ、エール・フランスや、エティハドの夜便を使用していたので、成田を午前中に出るのは、非常に久しぶり。
 朝10時35分の成田空港発、アムステルダム行きでの出発。
 実家からちょっと行ったところの駅から、空港へ行くリムジンが出ているので、出発2時間前に着くのは、この時期、少々危険かも、と思って、3時間前につく、朝4時40分のバスに乗ったら、多少混んだものの、スムーズに行き過ぎて、1時間近く早い到着。 

 もちろん、まだチェックインはできなくて待ちぼうけ。
 チェックインが7時45分頃始まり、バゲッジ・オフのカウンターは3つしか開いておらず、やたらと時間が・・・
 しかも、満席の飛行機は、とても重量が厳しく、私は、2キロ減らさせられました。 今回は楽譜が多かったのが原因の一つ。 珍しく、日本語の本も買ってきましたし。
 日本食なんて、私が買ってきたのは、ひじきと、小魚のみですので。

 
 郵便局へ行ったりしてから、9時頃セキュリティーチェックを受けようとしたら、長蛇の列。
 ピーク時に比べればマシかもしれませんが、中はいっぱい。 列も、かなり遠くまで。
 結局、並び始めてから、終わるまでに20分。 いつもに比べて、検査が甘かったようにも思わなくもありませんが・・・
 途中、出発まで20分をきっているのに、まだ並んでいる人たちもいて、空港会社の方々は、かなり声をかけていらっしゃいました。 でも、先へまわしてあげるわけでもなく、あの列の中で、「あと、10分で閉まります」といわれても、困る気が。
 KLMのチェックインカウンターも、私が並んだ時よりも、とにかく凄い状態になっていました。
 10時35分出発が、25分に変更、となっていたのですが、どう考えても、無理だな、というのが私の感想。

 
 いつも、夜便で、この時期でもすいている成田しか知らなかったので、とにかく驚きでした。
 そして、出国手続き後は、呼び出しをされている人、航空会社職員と走っている人を、多く見かけました。
 
 私の便も、結局は、9時55分にボーディング開始、と書いてあったのができず、10時15分になって、ボーディング。
 途中で悪天候、そして、あの混雑だったので、遅れた人が多かったようで、出発できたのは、11時。

 離陸が大嫌いな私は、機体が滑走路まで行き、エンジン全開にしたところで、うまく眠りにつきました。
 一昨年の飛行機トラブル(全員搭乗して動いたものの、すぐにターミナルへ戻り、機体不備が発覚)以降、機体が完全に滑走路へ着くまで、寝られないようになりました。
 よって、このタイミングで寝る技をどうやら、身に付けたようです。


 


130806-2


 食事後、暖かい飲み物も頂かずに、即寝たようで、6時間は熟睡。
 着陸、3時間前くらいから起きていたのですが、徐々に、北欧あたりの島々が見え始めました。
 座席のスクリーンは、飛行経路にしてあったのですが、今回は、地図が大雑把過ぎて、詳しくどこにいるのかわかりませんでした。

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 無事、予定より10分ほどの遅れで、アムステルダムのスキッポール空港へ。
 着陸時、ロンドン行きの乗り継ぎの人たちへのアナウンスがはいりました。
 私は、遅れを考慮して、可能であれば、1時間のトランジットは避けています。
 今回は2時間のトランジット。
 1時間トランジットの方々は、ぎりぎりだったようで、飛行機を降りたところで、係員の方々が、チェックをしていらっしゃいました。 

 相変わらず、広いスキッポールを、見学。
 
 ロンドンまでは、お初の、Fokker。
 写真で、大きさがわかるでしょうか?
 横5席、17列の機内。
 小さめの飛行機、ということで、少々びくびくしていたのですが、揺れもなく、快適。

 
 ヒースローのターミナル4は、一昨年、夕方5時半頃、というのは混んで、2、3時間待ちだったので、覚悟していたのですが、全く待ち時間無し。
 言わせてもらえば、今回、初めて、途中で、UK/EUパスポートと、その他のパスポートの人たちの順路が分かれていたので、おかしいな?と思って、まじめにその他のパスポートにしたがって、今まで通ったことがない通路をとおりました。
 人一人いなくて、不安。 途中ですれ違った空港職員の方にお聞きしたら、UKパスポートの方を通った方が近いよ。とのこと。
 3倍は長く歩かされました。

 永住権を持った今、入国はスムーズのはず。 今回、初めて、永住権の前のヴィザの種類を聞かれました。 そして、審査官に職業を聞かれて、答えたら、

「あなたは、Good Pianistですか?」
「そうだと良いですが」
「そうだな、作品53を弾けますか?」
「作品53って、どなたの?」
「もちろん、ショパンだよ」
「作品53(英雄ポロネーズ)は弾いたことがありません。 練習したら、弾けるけれど」
「そうか。 だったら、幻想即興曲は?」
「弾けますよ。好みではないから、1度弾いただけですが。 あなたは、クラシック音楽がお好きなのですか?」
「スキだよ。 特に、ショパンが。 ピアノは弾けるようになりたいけれど、難しくてね」

 とのことでした。
 いくら、永住権を持っていても、入国審査、というのは、いつも緊張します。
 無駄なおしゃべりは、心臓に悪いので、なるべく控えていただきたいです。


 
 着陸後(しかも、また遠いゲートに着きました)、30分で外に出られました。
 あまりにも疲れていたので、外が見える、デパーチャー(出発)階へ行って、休憩、と思ったのですが、とても混んでいました。

 1時間ちょっと休憩した後、チューブで、帰宅。
 日本の実家を出てから、25時間後でした。

 さすがに、夜は涼しいですが、チューブの中の方々の服装は、真夏。

 ロンドンに戻ってくると、それまでの硬さがなくなり、本当の自分に戻ることができます。
 不便はたくさんあっても、やはり、ここが私の居場所だ、と思わずにはいられませんでした。

Posted on 2013/08/06 Tue. 23:07 [edit]

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06

盆踊り 

 私がこの時期に日本に来る理由はいくつかあります。
 再来週のサマーコースの時期も一つの理由ですが、他の理由の一つは、盆踊り。
 
 7月21日に、我が町内の練習会に参加し、27日の本番を心待ちにしていました。
 26日の夜に愛知県伊良湖のホテルで演奏をし、27日、夕方、実家へ戻りました。
 盆踊りが7時から。 6時過ぎに盆踊りの会場の公園を通ったら、子供会のお母様方の縁日が賑わっていました。
 練習会で顔なじみになった、婦人部の方に挨拶だけをして、家に帰って、浴衣に着替え始めたら、あの雨。
 
 あきらめきれず、小雨の中、傘をさして公園へ行ったら、様子見中、とのこと。
 テントの下で待ちましたが、小雨になったと思ったら、滝のような雨。
 弱小町会で、テントも雨漏り。
 結局、45分ほど経った頃、中止が決定。
 本来ならば、雨天の場合は、翌日に順延だったのですが、今回は、子供会の縁日は終了できた、ということで、盆踊りは、順延にもならず、中止。
 私は、諦めきれず、本部の方に、これをちゃんと伺ってきました。
 翌日には、すっかり、櫓も片付けられていました。

 というわけで、諦めきれない私は、今週の築地の東本願寺での盆踊りへ行こうか、と思ったのですが、時間のこともあり、たまたま、市内の神社の境内での盆踊りがある、ということが今日分かり、そこへ行くことに。
 私の小学校の学区域は、全て先週同日程だったようなので、違う学区域。
 ですが、市内でも、山の方では無いですし、我が家の最寄り駅周辺の音頭以外は、ほとんど同じものを踊るだろう、と私は勝手に思っていたのです。

 
 少々遅れて、会場へ行ったら、簡易な櫓のところに、番組が書いてありました。
 それを見たら、10個中、知っているのは、所沢音頭、炭坑節、きよしのズンドコ、お祭りばやし、のみ。 
 八木節と、東京音頭が大好きなので、この二つが入っていない盆踊りは、私にとって、気の抜けた炭酸。
 
 2地域(それも、両方とも大きめの地域)合同のようで、私の弱小町会とは違い、踊る人も多く、賑わっていました。

 行ったら、ちょうど休憩。
 子供会のお母様方が、無理やり、皆の前で踊らさせられたり、婦人部の踊りがあったり、議員の挨拶があったり、我が町内とはずいぶんと違います。

 休憩後、所沢音頭から、というので、率先して、輪の中へ入ったのですが・・・
 音楽が違う。 振りも全然違う。 同じ市内で??? と思ったのですが、よくよく考えたら、私の町内が踊っているのは、所沢市民音頭。
 帰ってから調べたら、この2つが存在することを知りました。
 同じ市内なのに、ややこしい・・・

 そして、きよしのズンドコは、昨年から踊っているので、踊り始めたら、私だけ振りが違う。
 音楽は同じなのに、全く似ても似つかぬ振付でした・・・

 懐かしかったのは、お祭りばやし。 私が幼いころは、私の町内でも踊っていましたが、このところ、含まれていません。
 振りを忘れていても、子供の頃に踊った踊りは、振りを1クール行う頃には、すっかりと思いだしました。

 子供の音頭は、ポケモン音頭。 これは知らないので、どんなものか、と思って輪の外に出て見学、と思ったのですが、あろうことか、婦人部の方々、ほぼ全員が、輪から抜けてどこかへ行ってしまいました。
 私の町内は、アンパンマン音頭と、ドラえもん音頭の二つ、なんだかんだいっても、中心になる大人は踊るので・・・

 すぐに音楽が消えて、他の曲へ移ったので、このポケモン音頭は、どんなものなのか、分からずじまいでした。

 日本新世紀音頭?みたいな物や、彩の国さいたま音頭、のようなものもお初。

 最後は、秩父音頭で終わりましたが、これも、我が町内は、新秩父の方をやっているので、知らないはず。
 ですが、踊り始めて、昔踊ったことがあることを、思い出しました。
 確か、踊りにくくて、とても短い年数踊った後、やめた記憶が・・・

 というわけで、とりあえず、盆踊りで踊れたので、良しとしましょう。
 やはり、来年は、築地かもしれません。
 私は、連を組んで、同じ曲を永遠と繰り返すようなのは、あまり興味がないので、このような、普通の盆踊りが一番。

 これで、盆踊りモードは、一度休憩。
 しっかりと、ピアノモードにします。 とんでもない量の、譜読み&暗譜が残っています・・・

 
 
  

Posted on 2013/08/03 Sat. 22:22 [edit]

category: 日本

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03

日本での指導終了、素敵な出会いをありがとうございました 

またまた、ご無沙汰しております。

 日本滞在も、あとわずかです。
 昨日で、日本での教えも、全て終了しました。

 昨年の夏の素敵な出会いから、1月に名古屋でのレッスンをさせて頂き、今回も、4回(1回は、日帰り)の名古屋通いをさせて頂きました。
 
 前回レッスンをした方々、そして、今回は、音楽教室(と言ってよいのでしょうか?)単位で、数人のレッスン。
 音楽の道を目指している子たちもいますが、ほとんどは、趣味でピアノを習っている子。
 でも、ピアノが大好きで、上手になりたいでも、脱力、音の出し方に問題がある、というような子を中心としたレッスン。
 
 どんな子でも、コツをつかめば、とっても良い音を出して、とっても細くて小柄な子でも、それまでの音とは違って、遠くまで響くような音を出すことができるようになる。
 たたくのではなくて、深いフォルテが出せるようになる。
 もちろん、すぐにできるようになるわけではありません。
 それでも、今回は、45分から60分のレッスンの間で、どの子も、違った音を出せるようになったのは、非常に嬉しい事でした。
 もちろん、それを保てるかどうかは、その後の本人達の力によりますが・・・
 
 先生方、お母様方に言われましたが、私は、情熱と、粘り、あきらめない。 この3つのレッスン。
 落ちこぼれの私が持っていることは、これだけなのです。
 全身を使い、私の頭を働かせて、引き出しをひっかきまわして、その子にわかる方法で、本人が理解できるように伝える。
 
 それが出来た上での、フレーズ指導であり、曲想を考えるレッスン。

 私のレッスンの後、通常の先生のレッスンに来た時に、別人の音を出していた、レッスンでの内容を、ちゃんと消化できていた、というお話を伺うと、疲れも一気に吹っ飛びます。
 
  
 ロンドンでレッスンをしていて、日本に帰国後、たまたま私の実家との距離がそれほど遠くないことで実現しているレッスンもあります。
 本当に最初の手ほどきからレッスンをした女の子も、1月に1年以上空いてみた時には、多くを失っていましたが、今回は、半年ちょっとでしたので、ずいぶん、残っていました。
 私が手放したくなかった子。 これからも、こうして、ちょっとでも良いので、関わらせて頂けたら嬉しい、と思います。

 
 生まれも育ちも埼玉の私。 日本の音楽界とは、全くと言ってよいほど関わりを持たずに19歳の時にピアノへの道を決めた私。派閥にも入っていない私。
 今回、こうして、出身地も、出身大学も、派閥も問わず、指導の力だけで、名古屋に呼んで下さって、そしてその輪を広げて下さったことに感謝です。
 もちろん、紹介して下さったのだから、その責任も重かったのは事実。 とはいえども、性格が性格ですので・・・
 でも、今まで勉強してきたこと、指導してきたことを、ピアノが大好きな子供たちに伝えられたかな、と思います。
 
 いつか、埼玉を飛び出して、日本で仕事をしてみたい、基礎から学んできた、ロシア系の指導を日本でもしてみたい、と思っていた私は、やっと、そのチャンスを頂き、本当に感謝しています。

 そして、この期間中、日本の子供のコンクールを聴かせても頂き、また多くの事を考えさせられました。
 予選通過の子、おめでとう! そうでなかった子も、2回のレッスンで、別人のような演奏になり、音楽的、流れ的には、私は大満足です。
 
 来週、ロンドンに帰って、4日間は、ロンドンに残している生徒たちのレッスン。
 そして、翌週はサマーコースで、自分自身の勉強(レッスン受講)、通訳、指導、と忙しい1週間になりそうです。
 
 今回、評価いただいたことは、嬉しい事、として、しまっておいて、よりよいレッスンができるよう、1週間、集中的に学びたいと思います。

 先週の日本での最後の演奏を含め、書きたいことはたくさん。
 時間があったら、書きたい(と言いながら、どれだけ経っているのか)と思います。

 新幹線の乗り方すら危うかった私が、今回の集中移動で、最後の名古屋行きは、5分弱で、東京駅で山の手線から、新幹線への乗換に成功。
 人間、慣れですね。

 

Posted on 2013/08/02 Fri. 22:12 [edit]

category: 音楽

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