02 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 04

WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

フェスティヴァル 

 昨日は雪。 それほど積もりませんでしたが、今日もちょっとチラついていました。

 昨日、今日、私が住むところより少々北で、フェスティヴァルでした。 このフェスティヴァルに生徒を出すのは3年目。 毎年、少数しか出しませんが、賞を頂くことができていました。

 今年は、嬉しいことに、1位が一人、2位が二人!!
 しかも、1位をとった子は、先日グレードの結果が来て、私も本人も全く納得いかない結果だったので、喜びも大きいです。 上の方のグレードになってきて、上手な子が多い地域なので、余計に嬉しい限り。 その代わり、普段から、厳しく、細かいレッスンを行っていますが。 もちろん、私の音楽は、強制しません。
 私自身の指導の確認にもなります。

 私は諸事情により、聴きに行っていませんが、講評を読ませてもらうのを、楽しみにしています。
 
 おめでとう!
 

Posted on 2013/03/24 Sun. 18:49 [edit]

category: 音楽

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24

久々のあわせ 

 今は、ソロばっかり弾いていますが、学生時代には、実に多くの伴奏、室内楽をしてきて、本当は合わせが大好きです。
 ただ、デュオなどをやる場合は、相性があるので、なかなかできません。

 そういった中、グレード試験での伴奏(チェロやヴァイオリン)のお声をかけて頂くのは嬉しいことです。
 最後に試験伴奏をしたのは、一昨年セイシェルで大量にやった時。

 先日、久々に大学院時代の友達(と言っても、彼女は当時、学部生)から連絡を頂いて、今日は彼女の生徒さんの試験の伴奏。 一昨日、ケンブリッジから急いで帰ってきたのは、このリハーサルの為でした。


 小学生の伴奏は、たまに大変な時もありますが、今回はきちんとできていたので、とてもあわせやすかったのです。 初見で全く問題が無く弾ける譜面ですが、それでもあわせは楽しい。
もちろん、責任も重大です。 プロ、音大生と弾く時にはありえないようなことも起こりますから。
 特に弦楽器の子供の伴奏は、何年も前に、モスクワのマリーナ先生から指導を受け、しごかれたので、それが役立ちます。

 自分の生徒の試験の時には、会場に入れませんが、伴奏をしにいくと、色々な会場のピアノの状態、試験官の様子もわかるので、助かります。

 
 思えば、音楽の道に足を突っ込んで、まだ右も左もわからなかった頃、マンチェスター時代には、多くの今考えると、血の気が引くような経験をさせて頂きました。
 フィルハーモニアのオーディションの伴奏とか、2000人の聴衆の前でのデュオとか。 知らないって、強いのか、恐ろしいのか。

今回、声をかけてくれて、ありがとう!

Posted on 2013/03/22 Fri. 23:04 [edit]

category: 音楽

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22

ケンブリッジの街 超早足で 

昨日のケンブリッジです。
 ロンドンからは、キングス・クロスの駅から、ノンストップで、ケンブリッジまで、45-50分で行くことができる列車が走っています。 
 ただ、ケンブリッジの駅から、街中までは、普通に歩くと30分近くかかります。
 よって、以前は、コーチを使用していました。 コーチ・ステーションは、街中です。

 今回はコーチで行くことも考えたのですが、夕方、ロンドン市内で仕事が入ってしまった為、時間が読みにくいコーチは危ないので、列車で行きました。

 コンサートの後、ランチを食べ終わったのが、2時半過ぎ。 3時45分の列車に乗る必要があったので、45分ほどの自由時間でした。

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 教会の目の前には、ペンブローク・カレッジ。
 イギリス各地がそうですが、特にケンブリッジの建物は、絵になるものばかりです。


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 教会の斜め前にある、ちょっと良いパン屋、ケーキ屋さん。 中はレストランにもなっています。
 スーパーで6個分のホット・クロス・バンの値段が1つ分だったりして驚くのですが、あまりにもおいしそうで、一つ買ってきました。 明日の朝にでも食べようかと。

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 ロンドンでの仕事前に、甘いものを、と思って、列車の中で食べるのに買ってきたのが、『ケンブリッジ公ケーキ』。 上が割れてしまいましたが、下の部分は、お上品な甘さ。 ぼそぼそしているように見えましたが、それほどでもなく、とってもおいしく頂きました。

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 ケンブリッジには教会がたくさんありますが(カレッジについているものも含め)、こうして、柵の部分に、たくさんの催し物のポスターが貼ってあるのが、他のイギリスの都市では滅多に見ないものです。
 時間がある時だと、一つずつ見てみるのがおもしろいのですが、今回はその時間が無く。


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 普通の家でも、蔦が絡まっていたり、お花が壁に沿って咲いていたり。
 昨日は天候がイマイチでしたが、それでも、とにかく、どれもが写真の題材になる街です。
 ケンブリッジに高校生の時に来ていたら、猛烈に勉強を頑張って、ケンブリッジで大学生活を送りたかった、と思うほどです(博士で、という手がありますが・・・ 私が博士をとりたい分野はここにはありません)

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 結局、中心部へ行くことなく(演奏した教会は、中心部よりは、ちょっと駅寄り)、教会と同じ通りにある、徒歩2分ほどのフィッツウィリアム博物館で過ごしました。
 ここは、昨年、フェルメール展があったのでしたっけ? ロンドンの友人もこれをみに、多くの方々がケンブリッジへ足を運んだはずです。
 
 ここは、私が大好きな博物館、というか美術館。 前回、前々回は今回以上にとんぼ帰りをしたので、こちらへは来ることができませんでした。
 私は絵を見ることは大好きなのですが、画家の名前とか、作品はなかなか覚えません。
 ここにある絵画は私の好みのものが多いのですが、なによりも建物自体が素敵です。
 そして、そのお部屋にあった絵を飾る。
 なので、近代絵画は、数が少ないですが、新しい増設した建物の方においてあります。

 一昨年、ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アートで『ドガ展』があった際、ここのドガのダンサーのスカラプチャーがロンドンに行っていました。

 いくつかの部屋を見ただけですが、あっという間に時間は経ち、急いで、駅へ。
 早歩き、というか、走り気味で、20分ほど。 バスもあるのですが、時間がわからないので、結局は歩いてしまいました。
 ぎりぎりで、ロンドン行きの列車に飛び乗って、ロンドンへ。
 
 最初にケンブリッジで弾いた頃は、5月だったので、とっても美しい時。
 一度は、完全に遊びに、ゆっくりしにきたいな、と思う街です。

Posted on 2013/03/21 Thu. 23:25 [edit]

category: イギリス 遠出

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21

ケンブリッジでのコンサート 

小雨がぱらつく中、2年ぶりにケンブリッジでコンサートでした。
 こちらの教会で最後に弾いたのは2011年6月の日本へのチャリティーコンサートの時。
 このランチタイムシリーズで最後に弾いたのは、ちょうど2年前のことです。
 2006年から演奏させていただいて、途中抜けた年もありますが、ランチタイムコンサートでは6回目になります。

 いつもは、30人ほどのお客様なのですが、今回は、なんと70名以上いらしてくださったようで、プログラムが足りなかったそうです。 この天候にもかかわらず、嬉しい限りです。

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 木の後ろにあるのが、演奏した、Emmanuel United Reformed Church。
 中は改装してあり、教会部分の周りがカフェになっています。
 私も、演奏後ランチをごちそうになってきました。 久々のキッシュ、ホームステイ時代のおばあちゃまの味です。
 ここのカフェでは、障害者の方々が多く働いていらして、社会的自立を考えていらっしゃるのが素敵なことです。

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 どんな楽器でも、与えられたら演奏するのがピアニスト、と思っていますが、状態の良いピアノに出会えるのは本当に嬉しい。
 ここは、シゲル・カワイが入っています。
 日本だったら、ごく普通の状態のピアノだと思いますが、イギリスの教会では、輝くような楽器。
 鍵盤が動くか、とか考えずに、音楽そのものに没頭できる、ありがたい楽器です。

 プログラム

 ドビュッシー: アラベスク 第1番
 ショパン: バラード 第1番 ト短調
 チャイコフスキー: ロマンス ヘ長調 作品51-5
 ベートーヴェン: ピアノソナタ ハ短調 作品111

 アンコール
 シャブリエ: スケルツォ・ヴァルス


 12月についで、久々2度目のベートーヴェンがプログラムのメインでした。
 基本的に、ランチタイムでは、このような重い曲を避けているのですが、たまには。
 ということで、最初は有名なアラベスクからのスタートでした。
 
 1月に菊地裕介さんのフランス物を聴いて、Youtubeで彼の演奏を聴きまくり、そのフランス物の響が耳に残る中で、私のロシア風フランス物。
 変に意識をしすぎたところもあるのが反省。 あのようなフランス奏法は、やはりきちんと習わなくてはできませんね。 でも、ウィーン式で躓いて、ロシアが見事に手にぴったりな私は、今ここで他の奏法を入れる勇気はなく。 知識として、きちんと知りたいな、とは思いますが。

 ショパンのバラードは、なかなか良い演奏ができません。 やはり、これも有名曲、ということで、変なプレッシャーが。
 
 チャイコのロマンスは1月にアンコールとして弾いて血が引く思いをしましたが、プログラムに入れるのは、昨年6月以来のこと。
 1月、2月に観まくった、ロイヤルバレエでのクランコ振付の『オネーギン』。 この第3幕で、タチアーナとプリンス・グレーミンが踊る曲(赤いドレス)。
 今日は、意識をしていなかったのですが、ずっと、マリアネラのタチアーナと、その周りで田舎娘だったのに、美しい人妻になったタチアーナを見て自分の過ちに気が付く、ティアゴのオネーギンの姿が重なり、今までとは違う演奏になったと思います。
 そして、途中は、周りで二人を見ている客人たちの中から、昨年12月に入団した、アナ・ローズの表情が浮かんできました。 彼女は、もちろん、年齢も若いですが、あの美しく年を重ねた人妻への憧れというか、そのような表情があったのです。 それが、見事にフィットするフレーズがあったようです。 ですが、この映像、というのは、演奏中に知らないうちに現れるものなので、残念ながら、どの部分でそれを感じたのかは、もう覚えていません。

 
 そして、最後は、ベートーヴェン。
 どうして、時代順にしないで、ベートーヴェンが最後か、というと、ベートーヴェンの後に、休憩を入れずに他の曲を弾くことが私にはできないからです。
 これは、魂が抜けていく曲なので、その後は放心状態になってしまうのです。 
 
 またバレエですが、先週最終日を迎えた、クリストファー・ウィールドンの新作(ブリテンの曲を使用)が、別にストーリーがあるわけではないのですが、私が感じ取ったストーリーがこのベートーヴェンに見事に重なるな、と思っていました。

 今日は、リハーサルの時と本番の時の照明が変わってしまっていて、本番でピアノの前に座ったら、自分の影が鍵盤に映り、わけがわからなくなる、ということが起きました。
 こういうこともあり、第1楽章は、とにかく弾ききった、という状態。
 第2楽章の方が余裕がありますし、大好きなので、曲に没頭できました。
 
 ここで、意識はしていなかったのですが、いつものように、ジーザス・クライストが十字架を背負って歩く様子が目に浮かび(中学の時の聖書の授業で見たビデオそのもの)、天使が舞い降りてきた、と思ったら、途中から、ロイヤルバレエのマリアネラが浮かび、フェデリコ(エンジェル)、ニァマイア(死の使い)が現れてきました。
 上述のウィールドンの作品とは内容が違ってくるのですが、マリアネラ(クライスト)を、エンジェルと死の使い(地獄への)が取り合っている、というか、そういう感じ。 
 こうなると、私の頭は空っぽにして何も考えません。 目の前に現れた情景を辿っていくだけ。
 会話が聞こえて、動作も見えてくる。 これほどおもしろくて、最高の時間はありません。
 
 最後は、天国にあがっていくのですが。

 今までこの曲を弾く時には、エンジェルが導いてくれていました。 でも、外からではなく、中からの声がでてきたので、今日は、この第2楽章17分、特に、第2楽章後半の永遠に続くように思われる9ページが、あっという間に終わってしまい、どこか飛ばしたか?と不安になるほどでした。

 終わった後に声をかけてくださったお客様も、このベートーヴェンは初めて聴いたけれど、凄く良かった、興味深い、とおっしゃって下さる方が多く、嬉しかったです。

 
 ベートーヴェンの後に他を弾くのは辛いので、アンコールはしない予定だったのですが、昼間からこのベートーヴェンで終わるのもどうか、と思い、定番のシャブリエ。
 引っ込んだり、お辞儀をしたりで歩いたので、多少切り替えられ、最初の2フレーズはイマイチでしたが、その後は、いつもを取り戻しました。

 
 多少の雑音には、だいぶ慣れ、気が散ることもないのですが、今日は、ビニールのようなガサガサ音がずっと。
 引っ込む時に見てみたら、最前列に雨の時の自転車用の雨合羽、というか、ズボンと上着をお召しのままの方が。
 上着だけでしたら、それほどのガサガサ音にはならないのですが、さすがに、ズボンもだと、ああなるのですね・・・
 
 いや、クラシックのコンサートは敷居が高い、何を着ていけばよいのかわからない、と言っている日本よりも、その敷居が低いイギリスのクラシックコンサート界の方が私はずっと素敵だと思います。 ガサガサ音は、ちょっと困りますが。

 ちょこちょこの事故はありましたし、反省点も多いのですが、2005年3月7日に、初めてウェールズのブレコンでソロのコンサートをさせて頂いてから、今日のコンサートで9年目に入ります。 気持ちの良い9年目スタートを切ることができました。
 今日の会場は、長い間演奏させていただいている場所。 4月にも、10回以上演奏させて頂いている教会でのコンサートがありますから、新しい会場での演奏はそれはそれで楽しみで嬉しいことですが、こうして、何年にも渡ってお声をかけて頂ける事は、本当に感謝です。

Posted on 2013/03/20 Wed. 23:39 [edit]

category: 自分のコンサート

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20

お久しぶりです 

 あっという間に、最後にブログを書いてから、1週間近く経ってしまいました。
 先週の水曜日には、いきなり20分ほど吹雪が起きたり、土曜日は、朝は暴風雨、午後は青空。 など、久々に毎日傘を持ち歩く日々でした。

 2週間後にはイースターですが、本当に春が来るのか???
 先週は、いきなり指の故障が起きて、冷や冷やでしたが、周りの方のご協力も得て、どうにか復活。 明後日のコンサートに間に合いそうで、ホッとしました。
 そして、とりあえず、私の生徒たちのグレード試験も終了。 今週末には、フェスティヴァル(発表会とコンクールの中間)があるので、まだまだ気が抜けません。 2年前に、このフェスティヴァルに初めて参加させた時には、生徒たちには、順位が付くことは言っていなくて、とにかく、人前で弾く、という感覚を味わってもらいたかったのです。 しかし、幸運にもその時に賞を頂いた生徒が多く(日本の子供のコンクールとは違い、1位、2位、3位が、ほぼ一人ずつ)、子供たちが、その後は賞狙いになっているのが、良いことなのか、悪いことなのか。
 まあ、いずれにしても、上達するので、良いことですね。
 残念ながら全員に声をかけられるわけではありませんが、今回は、お声をかけても、出ない子達が多くて、少々残念でした。

 バレエ鑑賞も続いています。 ちょうど、『不思議の国のアリス』が始まりましたが、まだ行っていません。 3月末から4月、5月にかけて、オペラハウス、コリセウム、盛りだくさんの演目なので、今のところは、自粛。
 
 というわけで、近況報告です。
 忙しすぎる、というわけではないのですが、永遠に続く事務作業、そして、このところは、Youtubeを漁ることが多くて。 そして、調べれば調べるほど、弾きたい曲が出てくるので、それを調べたりしているうちに、どんどん時間が経ってしまいます。 世の中には、素敵な曲がたくさんあるのです! そのうち、舞台にあげようと思いますが。 譜読みする楽譜がたまりに溜まっています。

 
 

 
 

Posted on 2013/03/18 Mon. 12:53 [edit]

category: 日常

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18

気分颯爽な曲? 

ケント地方で、雪が酷いようですね。 ユーロスターも運休になったようですし。

 土曜日の夜、オペラを観に行きたかったのですが、チケットが手に入らなくて、諦めて、家でなんとなく、『のだめ』鑑賞。 何度観て、何度泣いたかわかりません。 これを見ると、大学生時代のことがたくさん思い出され、頑張ろう!と思えるのです。

 そして、ふと思いたって、夜中ですが、本棚から、リストのメフィストとプロコのソナタの楽譜を取り出して、電子ピアノに向かいました。
 
 メフィストは最後に弾いたのは、6年前。 プロコは、第1楽章はちょっといじったりもしましたが、5年半振り。 どちらも、4年前の指の靭帯損傷のあと、とてもではありませんが、弾ける曲ではありませんでした。
 よいうよりも、天邪鬼の私は、皆が弾くような曲は弾かなくてもいい、と思っていた部分もあります。
 こういうテクニック的な曲は、何も私が弾かなくても、若い才能ある人たちが弾けばよい、弾くものだ、と自分を納得させていました。
 私がこれらを勉強したのは、師匠Dr.Sが私のテクニックをつける為には、必要、と思ったから。 だから、リストなんて、エチュード『英雄』をちょっとしか弾いたことが無いのに、メフィストをいきなり与えてきたので。

 先日、ある人と、バレエの『マイヤリング』の話になって、娼婦、ミッツィ・カスパーの話題をしていたので、そこで使われる、『メフィストワルツ』がこのところ頭に浮かんでいたこともあります。

 楽譜を広げて、ゆっくり目のテンポで弾き始めると、結構弾ける。
 もちろん、大きな跳躍などは、決まりませんが、久々に気分爽快。
 
 そして、プロコは、苦手な第4楽章を。 これも、最後に弾いた時よりも、もちろんすんなりは弾けませんが、テクニック的にずっと楽。 以前の苦しみがありませんでした。

 
 こういう曲を弾かない数年があって、昨年の2月に、リストのソナタ(後半)と、ストラヴィンスキーの春祭の一部を勉強して、やはり、テクニックがついたようです。 30歳を過ぎてから、いきなりテクニックがつきました。 ついた、と言っても、元が元なので・・・

 ピアノの世界では、テクニックが付くのは、10代のうち、と言われています。
 21歳になってから基礎を始めた私は、その時期をとっくに過ぎていました。
 とにかく、大学生の時には、師匠の考えで、順番なんて関係無しに、難しい曲を与えられました。 なんとなく弾くのではなくて、徹底的に弾かされました。 あの時は、本当にできなくて(当たり前)、辛いこともありましたが、今考えると、あれがなかったら、今の私はいません。

 先週から譜読みを始めた、ラヴェルのラ・ヴァルスは、やはり超絶。 ですが、これを頑張ったら、また一つ壁を越えられるかな、と思います。 大好きな曲なので、頑張れそうですし。

  プロコの6番、わけあって、解凍しなくてはいけないので、あの第4楽章がどうにかなりそうなので、ほっとしました。
 そして、この曲は、大学生時代に、数人の先生方のマスタークラスを受けているので、色々と思い出すこともあり。 なかでも、第3楽章をボリス・ベルマン教授に見ていただいた時には、ワルツを踊らさせられたのでしたっけ。 

 どうにか、テクニックが身に付いてきた今、大学生をやり直したいです。
 20歳に戻って、みんなと同じ土俵に立って、コンクールなども挑戦し、レパートリーを増やしていきたかった、と思ってなりません。
 大学生時代、悔いの無いくらい勉強しましたが、短期間でどうにもならなかったこともあるので。

 と思った矢先、右手中指の先が腫れてしまい、弾けません・・・ あと数日で、膿が出ると思いますが、それまでは、痛いまま。 自分で切ろうか、と思って薬局へ行ったのですが、とめられました。 こういう時には、日本にいて、すぐに病院へ行って処置していただける環境がうらやましいです。


 ノクターン、マズルカ、その繊細さが何度弾いても興味を失いませんが、たまには、こうして、気持ちがよくなる曲を弾くのも悪くはありません。 まあ、練習しないと、まだまだ暗譜が戻りませんが。
 

Posted on 2013/03/12 Tue. 23:38 [edit]

category: 音楽

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12

あれから2年 

 東関東大震災から、2年。
 2年前の今日、私は体調を崩して、ネットも見ていなかったのですが、夜の教えだけは行かなくてはいけなくて、起き上がって、iPhoneを見たら、Facebookから、私の家族を心配するメッセージが。
 何が起きたのか、と思ってFacebookを開いたら、何人もの日本人の友達が、「私は無事です。 家族は無事です」の書き込み。
 Yahooを開いて、やっと状況を理解することができました。 日本は夜中でしたが、すぐに実家に電話。
 幸い、家族が無事でした。 もちろん、都内で働いている妹と父は、かなりの距離を歩いたことを聞きましたが。
 
 教えに行くのにチューブに乗ったら、無料配布の新聞に載っている、すさまじい写真の数々。
 もし、私はFacebookを見ないでチューブに乗ったら、本当に驚いたことと思います。

 イギリスの新聞が、1週間近く1面に大きな津波、地震の被害の写真を載せていました。
 バスの中で隣り合わせになった非日本人の知らない方々が、やさしい言葉をかけてくださったり、心配したり、暖かさを感じました。
 つい最近も、バスで隣り合わせになった女の子から、2年前の日本のことを心配している、ということを聞きました。
 昨年、スロヴェニアへ行った際にも、ユースホステルのお嬢さんは、日本の状況を聞いて下さいました。

 まだまだ問題が解決していない震災の被害。
 一人でも多くの方が、早くもとの生活に戻ることができたら、と思ってなりません。

 2005年7月7日のロンドンのテロ、そして、2011年3月11日の日本の地震、津波。
 人が故意に起こした事件と、自然災害。
 人のことは止めることがわずかながらできたとしても、自然をとめることはできません。
 まあ、それに伴う原発の事故は、自然災害だけではないのだと思いますが。

 

 ロンドンは、先週は春が訪れたと思ったのに、昨日は母の日で、例年、春を感じられるのに、今年は再び、冬に逆戻り。
 今日は、昼間も、マイナスの気温。 雪が舞って(降るのではなくて、まさに舞う!)いました。
 生徒のお母様によると、これから2週間、寒さが続くようです。

 

Posted on 2013/03/11 Mon. 22:01 [edit]

category: 日常

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11

Russian Ballet Icons Gala 

寒さが再び戻ってきています。

 今夜は、ロンドン・コリセウムにて、バレエのガラ公演でした。
 ロンドンは東京と違って、いくつかのバレエ団のダンサーが集まるガラのようなものは滅多にないので、このような機会は非常に貴重です。

 演目だけですが。(3月11日、ところどころ、少しだけ感想を付け足しました)


 『ニジンスキーに捧げる、Russian Ballet Icons ガラ』

 指揮: ヴァレリ・オフシャニコフ

 『ぺトルーシュカ』 フォーキン振付、 ストラヴィンスキー作曲 
 ドミトリ・グルジャーエフ(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)


 『三人姉妹 より、別れのパ・ドゥ・ドゥ』 マクミラン振付、 チャイコフスキー作曲 ロマンス 作品51-5+
 マリアネラ・ヌニェス、 ティアゴ・ソアレス(ロイヤルバレエ)

 
 『ジュエルズより、 ダイヤモンドのパ・ドゥ・ドゥ』 バランシン振付、 チャイコフスキー作曲 交響曲 第3番 第3楽章
 
エフゲーニャ・オブラスツォーワ、 アルチョーム・オフチャレンコ(ボリショイ・バレエ)


 カリンスカ・デザインの衣装ではなくて、きっらきらの真っ白の衣装でした。
 エフゲーニャは、ロシア人バレリーナの中で、好きなダンサー。
 今まで観てきた彼女の踊りとはちょっと違いましたが、ロイヤルバレエ以外で、この作品を抜粋でも観るのは多分初めてなので、色々と興味深かったです。
 同じ振り付けを踊っているのに、ニュアンス、角度が違うと、違う言葉が生まれる。
 ロイヤルバレエって、このようなアブストラクト作品でも、会話があるのだな、バランシンでも上体の使い方がロイヤルスタイルなのだな、と改めて思いました。

 ボリショイは、夏にジュエルズをロンドンに持ってきますが、これはぜひ全部を観てみたい。 私の日程的に、微妙ですが・・・

 


 『バッハ 組曲第3番 よりアダージョ』 ノイマイヤー振付、 バッハ作曲

 マリア・ヤコヴレワ、 キリル・クルラーイェフ (ウィーン国立バレエ)

 ノイマイヤー作品は、ロンドンでは滅多に観られませんので、貴重。
 


 『Narcissus』 Maria Grazia Garofolui振付、 ドビュッシー作曲 牧神の午後への前奏曲
 マリアンナ・リィシュキナ、 ジュセッペ・ピコーネ (ボリショイ+ABT?)

 『Rushes パ・ドゥ・ドゥ』 ブランドストラップ振付、 プロコフィエフ作曲

 アリーナ・コジョカル、 トーマス・ホワイトヘッド


 『バラの精』 フォーキン振付、 ウェーバー作曲 舞踏への勧誘
 エレーナ・Glurdjidze、 イヴァン・プトロフ(ENB+)

 実は、バラの精を生で観るのは、初めてのはず。
 イヴァンは、Riot of Lite(でしたっけ? ニジンスキーを取り上げている映画)で、ちょこっと、このバラの精をニジンスキー役、として踊っていますし、プログラムを観た時には、エキサイティングでした。
 そして、昨年の彼の公演を見逃した私にとって、ロイヤル退団以来のイヴァン。
 
 やはり、揉まれる環境にいないと、ジャンプなどは、以前のイヴァンを少々失っていましたが、彼のあの繊細な腕の動きは見事に健在。
 冒頭で、女の子の周りを回る時、あのなんともいえない、手の動きは、永遠に続いてほしいようにさえ思いました。
 
 あのピンクタイツの衣装が似合うのも、イヴァンならでは。
 この作品を観ていると、ウェーバーの舞踏への勧誘、がこの作品のために書かれた、と思えてしまいます。
 

 
 休憩

 『ファラオの娘』 プティパ振付、 プーニ作曲
 
 エカテリーナ・クリサノワ、 ドミトリ・グダノフ(ボリショイ)

 
 『Qualia』 ウェイン・マグレガー振付、 Robin 'Scanner' Rimbaud曲
  リヤーン・ベンジャミン、 エドワード・ワトソン(ロイヤルバレエ)

 
 『Jeux』 ウェイン・イーグリング振付、 ドビュッシー作曲『遊戯』
 エレーナ・Glurdjidze、 フェルナンダ・オリヴェイラ、 ドミトリー・グルジャーエフ(ENB)


 『チャイコフスキー・パ・ドゥ・ドゥ』 バランシン振付、 チャイコフスキー作曲
 J'aime クランダル、 オールバン・レンドルフ(王立デンマークバレエ)

 大好きなチャイパ。
 この作品が踊れるのなら、痩せる努力をしますが・・・

 女性は、サーモンピンクの膝丈のこの作品の普通の衣装だったのですが、男性が、薄いオレンジのタイツに、同色のブラウス。 そして、バーガンディーのウェイストコート。 私の中で、チャイパの男性って、白タイツに、白、シルバー系の上、だと思っていたので、まずそれに驚きました。 
 
 クランダルは、アメリカ人ダンサー(ロイヤルのブライアンとかと同じ、ワシントンのキーロフ・アカデミー卒)。 チャーミングなダンサーです。 もう少し切れがほしかったような気がしなくもありませんが、気持ちが良い踊りをしていました。

 レンドルフは、何しろあの衣装が気になってしまって・・・ 
 それにしても、アントルシャ・シスを3回連続、とか、ちょっとしたマネージュで拍手が起きるのが、いかにもガラという感じでした。

 


『モシュコフスキー ワルツ』 アサフ・メッセレル振付、 モシュコフスキー作曲
 マリア・ヤコフレワ、 キリル・クルラーイェフ(ウィーン国立バレエ)


『レ・シルフィード より パ・ドゥ・ドゥ』 フォーキン振付、 ショパン作曲 ワルツ 嬰ハ短調

 マリアンナ・リィシュキナ、 ドミトリ・グダノフ(ボリショイ)

『シェヘラザード よりパ・ドゥ・ドゥ』 フォーキン振付、 リムスキー・コルサコフ作曲(第3楽章)

 ソフィア・グメローワ、 アリオネル・ヴァルガス(マリンスキー+ENB)


 
 ダンサーたちとは全く関係ありませんが、観客のマナーの悪さに閉口でした。 踊っている間の写真、動画を撮る人があまりにも多い。 暗闇での光って、結構目立ちます。
 あと、コリセウムの会場係りが、演目の途中(踊っている真っ最中)に、ドアを全開にして、遅れた人たちを入れるのが、信じられません。 これについては、凄く頭にきたので、係りの人と話してきましたが。 ガラなのだから、1演目が、5-10分程度。 それすら待たせないって、酷いと思うのですが・・
  

Posted on 2013/03/10 Sun. 23:09 [edit]

category: バレエ

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10

創造力を広げていくレッスン 

 ほぼ一日雨でした。

 グレード前の最後のレッスンが、笑顔で、イメージ作りで終わることができた、今週でした。 明日が残っていますが。
 
 子供たちと話しながら、曲を理解していく。 それまでの大変だった練習が、楽しいものにかわる瞬間です。

 グラナドスの『バラの踊り』では、何をあらわすのか。
 ダンサーが真っ赤なシルクのドレスを着て、優雅に舞っている。 一瞬舞台が暗くなったら、違う世界が広がる。
 そして、バラの花を一輪持っているのだけれど、それが、一輪でもはっと目を見張るような、厚みのある花びらの、濃い赤のバラ。

 私に、「あなたのドレスは、鉄でできて、今にも枯れそうなバラ」と言われ、私が一回弾いて見せ、彼女も色々と考えたら、全く違う音楽が生まれました。
 とっても嬉しい瞬間です。
 クリスマス前に一度発表会のために仕上げ、長くやると崩れるので、わざと崩すレッスンをして、一回り大きな曲に仕上げました。
 発表会前には、「あなたのバラは安っぽいわね」と私に言われ(これを母に言ったら、なんとかわいそうなことを言うのか、と言われましたが・・)、膨れましたが、何よりもわかりやすい言葉だったようで、その後一瞬にして演奏が変わります。
 
 先日も、グレードとは関係ありませんが、カバレフスキーの重いワルツを弾いている子が、あまりにも楽しそうにイメージはずれで弾くので、ワルツといっても、色々とあることのお話。
 8歳の女の子に話せる内容ではありませんが、ソビエト時代の、盗聴器があったり、舞踏会とは、踊りを楽しむだけではなくて、男女二人が他に邪魔されずに密に話せる場であったこと。 子供にはいえませんが、きっと、不倫とか、亡命とかの話もこういうところから生まれたのかな、なんて思いながら。
 古い映画や、ロシア文学、オースティンの小説などで垣間見た世界が役立つのですが、子供にはちょっと早すぎる話なので、違う方法で、これを伝えなければいけません。
 ピンクのふわふわドレスではなくて、バーガンディーのどっしりとした素材のドレス。
 どこかの美術館での絵を思い浮かべながら、子供と話をしていました。

 この段階まで来るのがピアノは大変。
 それまでの地道な作業がやっと、最後に楽しい、創造力を生かした内容になってきます。
 
 私自身は、昨日観たロイヤルバレエのミックス・ビルのウィールドンの新作(ブリテンのシンフォニア・デ・レクイエム)が解凍中のベートーヴェンのピアノソナタ 第32番の私の考えに見事にフィットしたので、新たな世界が広がりそうで、再来週が楽しみになってきました。
 ウィールドンの新作については、私なりの考えがまとまってきているところですが、私は凄く興味深い作品。
 来週の最終公演が終わったら、書くかもしれません。

Posted on 2013/03/08 Fri. 23:10 [edit]

category: 音楽

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08

オペラハウスの隣人色々 

約2週間のお休みの後、やっと、ロイヤルバレエの今シーズン後半の舞台がスタートしました。
お休みの直前に初日を迎えた、ミックス・ビルで幕開け。
 やはり、オペラハウスへ戻るとホッとします。

 昨日は一部の方々とお顔をあわせましたが、休憩時間には、舞台の意見を言い合ったり、はたまた?今日は珍しく、他の珍行動があるお客さんのことを話したり・・・

 前回は、わーっというもの珍しさだけで終わってしまった、ラトマンスキーの新作、『24のプレリュード』ももう少し厳しい目で観てみたり。
 ショパンの24のプレリュードを、ジャン・フランセがオーケストラ編曲したものを用いた、男女各4人に振付けられた作品。
 この作品のことは置いておいて、オペラハウスでの、人との出会いのことを。
 ここは、社交場です。
 
 私は、2週間前、このミックスの初日、どうしてもいつもの場所が取れなくて、友達の友達から、いつもより若干高めの、アンフィシアターの席を当日になって譲ってもらいました。
 
 いつものごとく、開演直前に席に着いた(下で、友達とぎりぎりまでおしゃべりをしているので・・・)のですが、暗くなるまでプログラムを読もう、と思って膝の上においたところ、隣に座っていらしたご婦人に「見せてほしい」というジェスチャーをされたので、「どうぞ」と言って渡したら、「スパシーバ」。
 ロシア人なんだ、と思って、返してくださる時に、「スパシーバ」といわれたので、「パジャルスタ」と返答。
 そうしたら、ロシア語攻撃です・・・・
 
 「ロシア語喋れるの?」
 「ちょっとだけです。 凄く下手ですし。 英語にしていただけますか?」←この言葉を言うのは、とっても得意。
 「どうして? あなたはロシアに住んだの? 私は英語が全くわからないのよ」
 「いいえ。 私の先生がロシア人で、ロシア人の友達もいるから、興味があって」
 「あら、上手に喋るじゃない。」
 ここから、ずっとロシア語攻撃。 私のロシア語は超初級(10年間・・・)。 英語にして頂こう、と思ったら、全く英語が喋れない方で、私のたどたどしいロシア語しか方法がありません。
 もう、頭の引き出しをひっくり返して、本を開きまくって、がんばりました・・・
 情けないのは、彼女の言っていることは全て聞き取れるのに、残念ながら勉強不足なので、単語がわからない。

 サマーコースで、ロシア人のいつもお世話になっている先生方と、挨拶はロシア語でするのですが、次の瞬間、「英語でお願いします」 と言うのが私の常。
 ですが、火事場の馬鹿力で、このときばかりはどうにかしました。
 
 離れた席にお嬢さんが座っていて、休憩時間におしゃべり。 彼女は英語もしゃべれたので、もちろん、即英語に切り替え。 お母様から、「お願いだから、ロシア語で話して」と言われましたが、私の語学力が問題ありでして・・・

 それまでのお母様との会話を確認してもらったら、お互いに奇跡的に正しく理解していました。

 このお嬢さん、といっても私と同じくらいの年齢なのですが、私が興味あることを勉強なさっていました。
 しかも、分野は違えど、私の師匠Dr.Sと同じ学校で!

 その後の休憩時間は、私にしては珍しく、ずっと座席でおしゃべり。 同じことに興味があって、彼女の卒論と私の修論は、同じようなことが題材。
 ロシアのバレエ事情も伺えて、大満足でした。
 お母様からは、「モスクワに遊びにいらっしゃい。 大歓迎よ」とおっしゃって頂いて、ずっと保留にしてあるモスクワ訪問の楽しみがまた一つ増えました。

  こういうことがあると、さぼってばかりの語学をちょっと頑張ろう、と思います。
 何しろ、過去形と現在形の区別さえ忘れていて、途中で話が通じなかったほどですし。

 
 その翌日には、隣に立っていた男性から、2度目の休憩の後、いきなり、
「おまえが俺をイライラさせる」
 と一方的に言われました。
「何が? 私が何かしたのなら、その理由をおっしゃって下さい」
「お前には何も言うことはない。 でも、お前は俺をイライラさせる」
 の一点張り。
 
 こちらも嫌な気分。
 同じ会場にいても、とっても良い思いをする時もあれば、嫌な思いをするときも。 色々です。

 
  今日、お友達数人としゃべっていたら、皆さん、隣になりたくないと思う人たちがいるようです。
 話を聞いていて、びっくりするような行動をする方もいらっしゃるようですし。

 とにかく、心が充実した夜でした。 
 新作2つの考えがまとまらず、まだまだ頭で舞台を観ているので、異常な疲れ、久々の偏頭痛、というおまけ付きでしたが。 別に、考えなくても良いことを、勝手に考えている、という困った人です。

 

Posted on 2013/03/07 Thu. 23:30 [edit]

category: オペラハウスの楽しみ方

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07

音楽表現を助ける手段 

 昨日の日中は、冬が終わったのか、と思うほど、暖かかったのですが、今日は少々下がり、夜には雨。
 恐れていた、花粉症らしき症状が出始めてしまいました・・・

今夜は、久々にバレエ・アソシエイション。 昨年の夏以来。 時間が無くていけなくていました。 今日も行けないはずが、急にレッスンのキャンセルがあった為に、行くことができました。

 バレエと音楽。 分野は違っても、同じ芸術。 頂点を極めたダンサーたちから発せられる言葉は、音楽の世界でも同じ。 自分がやっていることは間違っているわけではない。 ああいう方法でも良いのだ、とちょっと安心できる時間でした。

 お話の途中で、ルドルフ・ヌレエフの名前が出てきたのですが、終了後、仲良くさせて頂いているお友達、私に、
「あなたもルドルフのあの舞台は覚えているでしょ! 凄かったわよね」
 といわれたのですが・・・
「私、残念ながらルドルフを舞台では観たことがないのです」
「あら? どうして? あれを見逃したの?」
「私は若いから・・・」
 周りの方々爆笑。
 
 彼女は70代半ば。 ルドルフが生きていたら同じ位の年齢。 私が生まれたのは、ルドルフの全盛期は過ぎていますし、私が物心付いた時には、ほとんど舞台に立っていないのではないでしょうか?
 オペラハウスで親しくさせて頂いている方々は、私の年齢を忘れてしまうようです。

 
 自分の演奏の時も、子供たちにピアノを教える時も、それまでの経験、観たもの、様々なことが必要。
 例えば、 メロディーがあって、伴奏がある。 でも、そこに中声部が加わる(ロマン派の曲で)。 この中声部をちょうど良い大きさで出してほしい時、ちょっと大きく、といったら、凄く大きくしてしまうのがほとんどの子供たち。
 そこで、
「公園の緑色の芝生の中に、一輪だけ、ダフォディルの黄色いお花が咲いている。 このダフォディルが、中声部。 もし、芝生を覆ってしまうくらいたくさんのダフォディルが咲いていたら、芝生は見えなくなる。 芝生がメイン。 でも、枯れているダフォディルではなくて、咲いているダフォディルがほしいの」
  と言ったら、見事に伝わりました。 

 その他にも、バレエ鑑賞が好きな子には、それをたとえに出しますし、色々。
 
 でも、子供たちに何かを伝える為には、私自身がたくさんのことに触れないと、何も出てこなくなります。
 本当は、もっとヨーロッパを回って、色々な空気を吸いたいな、と思いますが。

 やはり、バレエを観ることが、今の私には、より多く、様々な感情を出していく手段なのかもしれません。
 というわけで、ロイヤルバレエは、明日から後半の舞台開始。 また多くを学ばせて頂くのを楽しみにしています。

Posted on 2013/03/06 Wed. 23:00 [edit]

category: 音楽

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06

気持ちの良い週の始まりのレッスン 

 日中はずいぶんと過ごしやすい気候でした。 もちろん、夕方になると一気に気温が下がりますが。

 生徒たちの教えで、嬉しいことが続いた週の始まりでした。
 
 クリスマス頃から、レッスンを始めた幼稚園年長の生徒。 レッスン開始直後に私が2、3週間抜けましたが(レッスンを始める時点で、これはお話してありました)、その間もしっかりと練習ができていました。
 私は基本的に、ご父兄には、練習をしなさい、という声をかけては頂きますが、隣に座って手伝っていただくことは原則禁止です。 もちろん、私のレッスンを毎回見学した上で、練習ができているのか、隣で確認するのは、大歓迎なのですが、レッスンを見ないで、違う方法で子供たちに助言をしてしまうと、譜が読めなくなるし、自分で注意をしよう、という意識が働かなくなるので、自粛して頂いています。
 
 こうなった背景には、お母様が忙しいから、子供が練習できなかった、という方が多いことから、このようにしました。 お母さんがお夕食の支度をしている時に、導入の時から、毎日5~10分練習、というようにしてあります。
 その代わり、私は、練習してほしい内容を、時には非常に細かくノートに子供たちがわかる言葉で書いています。 
 練習の内容が酷い時もありますが、おかげさまで、現在は、練習をしなくて頭を悩まされることは全くありません。 内容が悪くて、私に怒られる子供は時たまいますが・・・ 専門を目指している子達ではありません。 本当に趣味で習っている子供たちです(グレードは受けなくてはいけませんが)。

 さて、話を戻して、年長の生徒。 とってもおとなしい子ですが、しっかりと、私が書いたノートを見ながら約束事を守りながら、気をつけながら練習ができているようです。
 今日のレッスンで基礎の指作りがひとまず終了。 スケールに入りました。 
 そして、教本を進めるうちに、宿題だった曲の次の次の曲、「アルプスいちまんじゃく」だったのですが、「やってある」とのこと。 弾かせてみたら、リズムも、音符も全てあっていました。 習っていない音も入っていたのですが、ドレミファ、と数えて読めたそうです。 私はフレーズ命、なので、それを新たに書き込んで、今週の宿題。

 幼稚園の子供でも、自分で楽譜を読む力をつければ、しっかりと読んで、自分で弾けるようになります。
 とってもとっても嬉しい瞬間でした。 もちろん全ての子が、というわけではありませんが、子供でも、やはりきちんと、最初から、簡単なうちに楽譜を読む力をつける。 とっても大切なことのように思います。

 私は基礎に時間をかける方なので、よく親御さんから、「いつになったら、グレードを受けられるのか? 他の友達は、習って1年で受けているのに、うちは1年半経っても受けさせてもらえない」
 と言われます。
 そうです。 でも、最初に徹底的に、やっておけば、あっという間に飛び級で進めます。
 子供たちを見ていると、すぐにグレード、という目標が無くても、指が移動した、教本が1冊終わった、新しいことを習った、ということで、モチベーションがあるように思うのですが。

 
 夜のレッスンでも、今まで1年間、とにかく、できないところを繰り返しするのが嫌だ、という子、先週のレッスンで、5分間、できないところを徹底的に意味のある繰り返し、パーツわけで弾けるようにする、ということをやったら、本人もやっとわかったようです。 今日は、ニコニコしながら、「あーまちがった!」と言いながら、繰り返していました。
 繰り返しは大変(お母様にも、言われましたし・・・)、でも、これが結局は近道なのです。
 わかってもらえて、嬉しい。 これがわかったら、一気に上達すると思うので。

 
 私も頑張らねばなりません! 1月に東京で、菊地裕介さんのリサイタルを聴いてから、フランスものを勉強したい病になりました。 あのリサイタルでの白眉であった、ラヴェルの「水の戯れ」を、と思っていましたが、あまりにも私にかけ離れていて。 大好きな曲なのですけれどね。
 それで、同じくラヴェルの「ラ・ヴァルス」をやっぱりやりたいな、と。 ロイヤルバレエで、「ラ・ヴァルス」を堪能した後ですし。 Youtubeでピアノソロ版を色々と聴いて、好みの演奏にも出会いました。やはり、ロシア人の演奏が私にはしっくり来るな、と。 昨年は、師匠ご夫妻がこの曲の連弾版を演奏なさったのを聴きましたし。
 
とりあえず、再来週のコンサートに向けて、まずは、ベートーヴェンの解凍です。

 

Posted on 2013/03/04 Mon. 21:17 [edit]

category: 音楽

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04

何かと沈む2月が過ぎたので・・・ 

 昨日は、久々のFull Saturdayの教え。 先週はコンサートでしたし、その前は、風邪をひいてお休み。
グレード試験が目前の生徒も多くて、すっかり疲れ果てました。

 家に帰るとやることもたくさんあるし・・・ と思って、気分転換にドライブ。 といっても、私は車の運転ができないので、バスにて。 昨日もそれまでに教えの間に何度もバスに乗っていますが、時間を気にしながら乗るのと、適当に乗るのは気分的に違います。
 
 たまに使うバスの南の終点まで行ってみることに。 行き先に、TESCOと入っているので、スーパーストアが終点。 きっと大きめの店舗だろうから、買い物でもしてこよう、と思って。
 
 結局、ウォータールーから15分ほどで終点だったのですが、北ロンドンにしか住んだことがない私にとって、テムズ川の南は、異国。 同じテムズ川の南でも、南西は、リッチモンドとか、ウィンブルドンとかの憧れの土地ですが、まっすぐに南に進んだあたりは、ずいぶん違います。
 道沿いのお店の雰囲気も違いますし、バスの中の雰囲気も違う。

 こういう部分が、ロンドンの魅力なのかもしれません。 
 TESCOの棚も、少々違うので、おもしろかったですが。

 
 2月は体調を崩し、今月末に行われる予定で参加を申し込んであったフランスでのコンクールが、締め切り3週間後に、諸事情でいきなりキャンセルになってしまいました。 これには、がっかり。
 
 そして、私にとって初めて、幼稚園の頃から知っている子のお母様がお亡くなりになりました。
 昔は近所に、その後は、市内の違うところにお引越しなさいましたが、同じお稽古事をしていたり、私のコンサートにいらして下さっていたので、何度もお顔をあわせておりました。 昨年夏に実家でホームコンサートを行ったときにもいらしてくださり、その時にお会いしたのが、まさか最後になるとは全く思っていませんでした。
 そして、ご近所で、何度かコンサートにいらして下さったり、私のラジオ投稿に気が付いて下さったりしていた方が、昨年お亡くなりになっていたことも知って、唖然。 彼女も昨年夏のホームコンサートでお顔をみたのが最後になってしまいました。
 最近までこのことを知らなかったのですが、1月の雪の翌々日、普通だったら、絶対にしっかりと雪かきをなさっているはずなのに、お宅の前に雪が残っていて、珍しいこともあるのだわ、と思っていたのですが、わけがわかりました。 とっても暖かい素敵な笑顔の持ち主の彼女。 あの笑顔がもうみられないとは。
 
 半月近くたって、やっと私の中で、彼女たちの死を受け入れることができました。
 お二人の元気そうなお顔を夏に見ているだけに、受け入れることが難しかったのです。
 ご冥福をお祈りいたします。
 
 色々と沈むことが多かった、2月。
 気候もよくなってくる今月は、笑顔ですごすことができるようになれば、と思っています。

 生徒たちのお宅で、雛人形を拝見し、1月に日本から買ってきた雛あられ(どういうわけか、歯医者の帰りに寄った八百屋さんに、お正月から雛あられが売られていたのです)を久々に食べました。 忘れがちですが、少し、日本の習慣も覚えていたいな、と思います。
 

 

Posted on 2013/03/03 Sun. 23:42 [edit]

category: 日常

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03

もう3月! 

Happy St David's Day!
 
 3月1日は、ウェールズの守護神、St Davidをまつる日。
 ウェールズに5年間住んでいた私には、イングランドのSt George's Dayよりも、ずっとなじみがあります。 イングランドの方が長く住んでいるのですけれどね。
 カーディフ城の周りには、黄色いダフォディルが咲き乱れます。
 先週あたりから、道端でダフォディルを見かけるようになりましたが、まだまだ満開とはなりません。 今年は寒いのでしょうね。

 あっという間の3月です。 ちょっと前に、日本でお正月を迎えたと思っていたのに。
 恐ろしい速さで時が進んでいきます。
 
 今週は、ロイヤルバレエが中休みの為、来週半ばまで、10日間ほどバレエ公演無し。 よって、ずいぶんデスクワークがはかどります。 というよりも、こういう時にやらないと、とんでもないことになります。
 特に、今年は夏までに、列車移動が多く、そのチケットの予約をなるべく売り出し直後の安い時にしてしまいたい、と思うので、その手配も結構時間がかかることで・・・ ですが、こういうことはとっても好きなので、苦ではありません。

 今月末には、イースターホリデーが始まり、夏時間も始まります。
 昨日、一昨日は日中は6℃くらいあって暖かかったのですが、日が暮れると、再び気温は下降。
 本当の春までには、あと一息です。 
 

Posted on 2013/03/01 Fri. 21:50 [edit]

category: 日常

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