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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ロンドンからおとぎの国へ 私らしく問題ありな移動 

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書きたいことは色々とあったのですが(特に、24日のロイヤルバレエのインサイト)、しっちゃかめっちゃかな日々を送っていました。 
 私立の学校はハーフ・タームホリデーに入っていることもあり、昨日は、過去最高、6軒の教えがあり、その合間を縫って、旅の支度。 やっと、ブログに向かえました。

 というわけで、今は、スロヴェニアの古い町のホテルの一室でこれを書いています。
 私にとって、ヨーロッパ大陸を訪れるのは、5年半振りのことです。 日本以外の海外に行ったのは、昨年のセイシェル以来。 
 ここに来るまでは、非常に長旅でした。
 

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 まず、今朝は朝9時過ぎにロンドンの自宅を出発して、北ロンドンのコーチ乗り場から、スタンステッド空港行きのコーチを使用。 セントラルロンドンまで行かなくてよい、ということは、1時間は時間短縮ができるので、ありがたいです。

 そして、13時15分のEasy Jetで、スロヴェニアの首都、リュブリャナ(多分、現地の人の発音は、リウビリャーナ)へ約2時間のフライト。
 ほぼ満席でした。
 
 パスポート・コントロールでは、他の人たちが、パスポートの中身チェックで終わる中、私は、EUで無い為、スタンプを押してもらうことができて、ハッピー!

 現地時間で、16時20分に飛行機から出て、16時35分には、乗り合いシャトル・バス(定員8名)に乗って、空港出発。 頑張りました。
 シャトル・バスは、定員になると出発するようです。 ガイドブックを色々と読みましたが、いまいちよくわかりませんでした。
 
 一刻も早く空港を出る必要がありました。
 というのも、私は、今夜は首都ではなくて、首都から西へ130kmほど行ったところにある、プトゥイ、という街に滞在です。
 リュブリャナ発17時25分の列車を逃すと、次の列車まで3時間近く待つことになります。
 現地到着が23時を過ぎますし、どうしても、17時25分に乗りたかったのです。
 まさか、17時過ぎで、列車の本数が減るとは、夢にも思っていないで、ホテルまで予約してしまったのです。

 乗り合いシャトルバスは、30分弱で、リュブリャナに到着。
 ですが、乗った人の行きたい場所(大抵は、宿泊先のホテル)に連れて行ってくれるのです。
 そうこうしているうちに、駅にはなかなか着かなくて、17時15分過ぎ。
 私は、列車に乗る、と言ってあったのですが・・・
 17時20分に駅着。
 バスの運転手に、チケット売り場のすぐそばで降ろしてもらって、とっても素敵な駅なのに、それを見る暇も無く、チケットオフィスに駆け込み(ここも、とっても素敵)、列車出発の3分前にとりあえず、チケット購入。
 スロヴェニアの鉄道は、ウェブページがしっかりしていて、あらかじめ、全て調べ、値段もわかっていたので、バスの中で、ちょうどのユーロを用意しておきました。
 
 窓口の女性には、3分では無理でしょう、といわれたものの、プラットフォームを教えて頂いて、とりあえず、頑張る。

 プラットフォームに出たら、そこは巨大な駅。
 いや、なんといえばよいのでしょうか、映画で、ナチスのことを観るような時、あのアウシュビッツに連行される列車の風景が、見事に目の前に思い浮かんでしまいました。

 そこにいた駅員さんに4番ホームはどこか、と伺ったら、このホームをずーっと進んで、階段があるから地下に降りて、4と書いてあるところをあがりなさい、とのこと。
 信じられない・・・・ 
 でも、やりました。 リュブリャナ駅で、ただでさえ目立つ東洋人(ほとんどいない)なのに、荷物を持って、全速力で走りました。
 地下に降りてしばらく走ると(ホームの幅が広い)、左右の階段で右は4番ホーム、左は3番ホーム、というのがあったので、とりあえず、乗りまーす!!と叫びながら、階段を駆け上がる。
 
 運よく列車はまだホームにいて、駅員さんに、頑張って、乗る意思を示す。
 ホームから列車に乗るのに、段差がとっても高くて、びっくりしました。
 そして、中に入ったら、コンパートメントタイプの列車。
 もしかしたら、10年ほど前、母とオーストリアに遊びに行った時コンパートメントだったような気もしますが、イギリスには現在はコンパートメントはないので、どうすればよいのかもわからず。
 
 6人用のコンパートメント。 空いているところがあったので、入れてもらう。
 正直、正しい列車に乗ったかもわからなかったので、そこにいらしたご婦人に切符を見せてお聞きしたところ、片言の英語を話す方で、大丈夫、といわれ、一安心。

 まもなく列車は出発。
 最初の30分ほどは、真っ暗ではなかったので、車窓を楽しむ。
 そのうち、車掌さんが回ってきて、切符の確認。
 まず、ご婦人が切符をみせたところ、&*%^$*#と車掌さんから言われる。
 そして、私が切符を見せたら、同じことを言われた感じ。 唯一聞き取れたのは、Avtobus。 当たり前ですが、私はスロヴェニア語が全くわからないので、困った顔をしたら、もう一度言って下さったのですが、わからないものはわからない。
 そうしたら、このご婦人が、線路の都合で、途中で降りて、バスに乗って、次の駅から列車に乗ることになる、と教えて下さいました。

 私はいずれにしても、2時間ほどこの列車に乗ったら、10分の乗り換えで他の列車に乗り継ぎ、15分ほど行ったところが、私の目的地。
 かなり不安だったのですが、仕方がない。

 列車の案内のアナウンス(どこの駅に着いた、とか)が無い可能性が高い、と思ったので、あらかじめ、停まる駅、時刻を書いてきてありました。
 これが役立ちました。
 が、2駅目で5分の遅れ。
 これがどんどん伸びて、最終的には15分遅れ。
 次の列車の乗り継ぎのことがあるので、とてもあわてました。

 乗り換え駅のちょっと前で再び車掌さんがいらして、何かをご婦人に伝えてわかったことは、バスに乗る、というのはなくなった。
 予定通り、列車の乗り継ぎをする、とのこと。
 私は、乗っている列車が遅れているから心配したのですが、それは問題なかったようです。

 
 途中停まる駅は、シンプルな駅ばかり。 ホームに屋根が無いところも。
 電球と、駅員さんがまっすぐに立って列車を見送るところ、駅の名前の書き方、とにかく、ナチスの時代の映画を思い出してしまいました。

 私が座っていたコンパートメントの隣は、15歳くらいの子供たちが乗っていたのですが、一人の子が、私のいたコンパートメントを覗いて、私のことをみて、驚いて『おもしろいものを見つけたぞ!』という感じで、他の子までが見学にきて、にこっと。
 後ほど、ユース・ホステルについてわかったのですが、ここでは、東洋人はまだまだ珍しい。
 だから、東洋人がいたから、きっと見に来たのだと思う、ということでした。

 20分以上遅れて乗換駅に着いて、無事乗り換え。
 今度は、イギリスと同じような、対面式の座席の列車。
 ちなみに、どちらの列車も、イギリスの列車よりもずっと座り心地の良い椅子でした。
 リュブリャナから130km乗る列車で、片道10ユーロほど。 安くて驚きました。

 列車は無事、プトゥイ駅に45分遅れて到着でした。
 宿まではタクシー。

 ユース・ホステルを今回予約しました。
 といっても、ほとんどがシングル・ルームのようです。
 
 私の両親と同じくらいの方々、そして、私より3つ下のお嬢さんが経営するホステル。
 このお嬢さんは、ちょうど、リュブリャナに遊びに行って帰ってきたところ、とのこと。
 私を見て、「あなただったら、乗り換え駅で見かけたから、声をかければよかった」とのことでした。
 東洋人(しかも、この方は、中国人と日本人の違いがわかるようです)は珍しいので、目だったそうです。


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 こちらが宿泊する部屋。
 改装してそう経っていないようで、とってもきれいです。
 
 というわけで、どうにか宿まで辿り着きました。
 ロンドンから持ってきた、お湯を注いで食べるパスタ(それほど悪くない)でお夕食。
 
 明日から街歩きです。

Posted on 2012/10/26 Fri. 22:49 [edit]

category: スロヴェニア

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26

一件落着 

 今日は、有名な?霧のロンドンでした。
 なぜか、日本の方からは、ロンドン、というと、霧、とかえされることが多いのですが、実際ロンドンに丸7年住んでいて思うのは、霧になることは、滅多にない。 1年に1回あるかないかです。
 
 なんだか暖かくて(15℃以上あるようです)、気持ちが悪い一日でした。
 
 金曜日のバスの中での出来事、今日、この学校から校長先生のお名前で、丁寧なメールを頂きました。
 どうやら、生徒たちにこの出来事を話し、その場に乗り合わせていた生徒で名乗りを上げて、ことの発端を話したそうです。
 
 これまでに、今回の学校と同レヴェルの2校の中学の先生方とバス停で言い合いになったことがあるので、今回も、きちんとした対応は正直期待していませんでした。 
 私の左上半身はかなり痛みが残っている状態ですが、とりあえず、今回きちんとしたお返事をいただけた、ということは感謝しています。

 さすがに金曜日、土曜日はほとんどピアノを弾けませんでしたが、そんなわけにもいかないので、昨日からしっかりと練習再開。 これが、きっとよくないとは思うのですが、今はどうしても練習する必要があるので。

 それにしても、今回のメールを書くにあたって役立ったのは、7年前に通った英語学校の授業。
 作文の問題、というのは、驚くほど、抗議、苦情の手紙、というのが多かったのです。
 それまでにも、イギリスで生活するに当たって、自分なりに抗議の手紙を多く書きました。
 英語学校でこれをきちんと勉強しなおし、まず最初にそれが役立ったのは、4年前にヴィザがおりなくて、裁判になった時の手紙。
 1つは英語学校の先生に手伝って頂きましたが、もう1つは自分で書いたもの。 後々、弁護士の方も驚くようなできばえだったようです。
 今回もあの英語学校でのことを思い出しながら、とにかく、事実を並べ立てる、というやり方で、怒りを頭から書かずに、という方法をとりました。
 英語学校も役立つものです!

 私の身体は一件落着では全く無いものの、とりあえず、気分的には緩和。
 
 週に2度、この中学の生徒たちと一緒になるバス、これからは、時間が多少もったいないけれど、余裕を持って、早めに家を出たいと思います。
 

Posted on 2012/10/22 Mon. 19:53 [edit]

category: イギリス事情

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明日は1ヶ月振りの休日! 

きっと私にとって過去最高、4週間連続勤務でした。
 とはいっても、1時間の教えの日もあったのですが、出張レッスンをしている身、生徒のところに行かなくてはいけないし、教えモードにするのですから。

 とりあえず、明日は休日です。 とはいっても、溜まりに溜まった、というか、終わりがないデスクワークがあるので、昼間、楽しみなおでかけ以外は、仕事です・・・
 

 長時間教えの土曜日。 今日は朝一で、新しい生徒のトライアル・レッスン。
 問題は山積みな子ですが、お引き受けすることに。 賢そうなの子なのに、ピアノを習って6年経っても、楽譜の音符を読めない、リズムがわからない、指はつぶれて、という状態。 お互いに大変な時間になりそうですが、今、どうにかしたい、という本人とお母様のお考えだったので、大変なことをお伝えした上で、私に習うことに決めて下さいました。
 正直、今までにも何人もこのような子達をお引き受けし、まっさらな、何もピアノを知らない子供のレッスンの方がはるかにやりやすい、と思うこともあります。 が、これはこれで、素敵な出会いなので、頑張ります。 こういう子が、楽譜を読んで弾けるようになるというのは、大きな喜びがあるので、それを見据えていきたいな、と思います。

 やはり、こうしたトライアルレッスン、というのは気を使うものなので、いつも以上に疲れた状態での土曜日レッスンでした。
 彼女は、ピアノを楽しむ!というスタンスの先生の元で習っていたようですが(というよりも、うちのあたりの私も名前だけは知っているミュージック・クラスで習っていたようですが、グレードを受けるレヴェルでも、グループレッスンのみだったようです)、先生がキーボードに音の名前を書き、楽譜にABCと音の振り仮名を書く。
 よって、楽譜を弾きながら読むことができず、ここに来て躓いたようでした。
 いつものことながら、ピアノを楽しむって、一体何なのだろう?と考えてしまいました。

 私を気に入った日本の子、どうやら、クリスマスは、サンタクロースに『みゆき先生』をお願いするそうですが、後ろ髪がひかれる思いをしながらも、やっぱり、教えも演奏も、私にとっての活動場所はイギリスです。 
 今は、ロンドンの生徒たちを育てます。
 4週間後に発表会ですが、初めて人前で弾く子が多くて、どうなるだろう・・・と心配事は絶えませんが。

 
 昨日、バスの中で中学生に直撃された肩は昨夜かなりまずい状態。
 途中の薬局で、この頃見かける、暖めるスプレーを買ってきて、使ってみたら、とりあえず、眠りにつくまでは暖かさが持続。
 今朝もそれでどうにか。 でも、思ったよりも暖かさは持続しないかも・・・ 
 昼頃の生徒のレッスンでは、痛くて生徒に弾いて見せるのがうまくいかなかったのですが(問題です)、夕方のレッスンではどうにかなったので、早く元通りになることを願うのみです。
 
 それにしても、イギリスの音楽グレードシステムは優れているものだと思いますが、8歳(日本だったら小学校2年生)の、ご自宅で全くクラシック音楽を聴く環境にいない生徒に音楽史を教え、曲を聴いてその曲がいつの時代に書かれたものなのか、どうしてそう思うのか、ということを教え込むのは大変です。
 年齢で少々考慮してもらいたいな、と思いますが、ある程度弾けるのであれば、これも大切なこと。
 頑張って覚えてもらいます。

 

Posted on 2012/10/20 Sat. 19:00 [edit]

category: 音楽

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20

コワイオバサン 

 タイトルのように今日は、中学生男子たちに思われたのだろうな、と思います。

 一日雨の今日。
 教えに行くのに、雨だからバスが来なくて(バスの運行状況は天候に左右される国)、2時半前に最寄バス停からバスが出ないと、2つ先のバス停でなぜか金曜日だけは2時半に学校が終わる中、高校生たちが乗り込んできます。
 バスが来なくて、結局バスが来たのは、2時45分。 
 案の定、大量の中学生。 ですが、ここの学校は苦情も多いのか、この頃は先生方がバス停に来て、生徒たちを整列させ、一般の人たちを先に乗せています。 よって、子供たちも知恵を使い、私が乗るバス停まで走ってくる子も多くなりました。 乗る順番を守らないので、待っていらしたおばあちゃまが怒っていましたが。

 次の問題は、乗り継ぎのバス。 10分に1本来るバスですが、3時前に出発するバスに乗れないと、途中の3時15分頃学校が終わる中学生と一緒になってしまいます。
 そうなると、バスの中は、耳が痛くなるほどの騒ぎ。
 
 今日は最初のバスが遅かった為に、次のバスに乗れたのが3時5分。 見事に、学校帰りの中学生と一緒。
 2階建てのバスで、1階はお年寄りとか子供連れの方も多いので、座っていたい私は(性格的に、お年寄りがいらっしゃると、立つほう)2階へ行きます。
 一番前の席は、後ろが階段になっているため、直接子供たちの叫び声が耳にダイレクトに伝わらないので、1番前に座っていました。

 雨で滑るバスの中。
 2階は、座るのみ。 晴れていても立つことは禁じられています。
 
 でも、この学校の生徒がそんなことを守るわけはありません。
 一人のいつも騒いでいる男の子が、立ったまま、前と後ろを行ったりきたりしていたようです。
 その時、運転手が少々急ブレーキを踏みました。
 誰もがわかることだとは思いますが、その子は滑って、私の左肩に直撃。
 私は肩が悪いですし、左腕を2月に練習中にひねっているので、普段からかなり気をつけています。
 肩に直撃され、肩と腕に激痛が・・・

 しばらく動けなかったのですが、動けるようになって、後ろを見ると、2人席の真ん中にむりやり座り、下を向いているぶつかってきた子がみえました。

 ノートを出し、
「あなたの名前と、学校名を書きなさい」
 といったのですが、もちろん拒否。
 
 イギリスは、子供を守る法律が厳しいので、もしかしたら、子供にこのような状況でも名前を聞くのはまずいかも、と思ったので、そばにいた同じ学校の子供に、学校名を言いなさい、といいました。
 そうしたら、学校名のスペリングを知らない、とか、学校の名前がわからない、とかはぐらかされました。
 
 そばにいた、ちょっと年上の生徒に、
「書きなさい。 自分の通う学校名もかけないの? とんでもないわね」
 と少々強く言い、書かせました。

 この学校の生徒には、前々から頭にきていたのです。

 周りに数人大人がいたのですが、みなさん、よくやった、という感じで興味津々で私をみていました。

 私にぶつかった子供が、とっても心配そうに、
「学校名をどうして知る必要があるの? 学校に言いつけるの? 僕は悪いことはしていないよ。 悪いのは、急ブレーキを踏んだ運転手だ」

 というので、
「確かに、運転手は急ブレーキを踏んだ。 でも、だからこそ、2階は立っていてはいけないことになっているよね? それなのに、立ったままでいたのはあなたでしょ?」

 黙りこんでしまっていました。
 ですが、私としては商売道具の腕の激痛なので、丸く治めることはできません。

 私は、怒鳴るのではなく、淡々と事実を並べ立てて行くタイプ(師匠タイプ)なので、かなり怖かったようで、バスの2階が静まり返りました・・・

 とりあえず、下に下りて、学校のウェブ・ページを調べ、すぐに、学校にメールをうちました。
 まだ返信はありませんが、どうなることやら。
 誰がこの治療の鍼代を払うのでしょう? 学校にはそれもしっかり書いたのですが。 そうでないと、こういうことは再び起こります。

 これで、このバスには再び恥ずかしくて乗れません。 恥ずかしい、というよりも、次に中学生男子たちに、何をされるか怖い、という方が正しいかもしれません。

 きっと、怖いオバサン、と思われているでしょう。 
 でも、私も溜まりに溜まっていたので。

学校から、返信メールが届くのか(きちんと、私の名前も出しています)、そちらの方に興味があります。
 
 

Posted on 2012/10/19 Fri. 19:01 [edit]

category: イギリス事情

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Braintreeの街並み 

昨日行った、Braintreeの街並みです。
 とはいっても、コンサート前に、1時間弱のお散歩です。

 Braintreeは、Essexの小さな街。 2週間前のWithamよりは、栄えていました。
 Essexは、Colchesterをはじめ、4箇所目の演奏。
 イギリスの地方都市、というのは似ている部分が多いのですが、4箇所いくと、Essexに共通している何かを感じるようになりました。

 来年は、1月のChelmsfordをはじめ、何度かこの鉄道路線を使って、Essexでのコンサートが決まっています。
 基本的に、列車に乗ることが好きなので、遅れ、キャンセルが無い限り、私にとって列車移動の時間は、リラックスできる(行きはそうでもありませんが)、美しいイギリスのフィールドを眺めることができる、大切な時間です。

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 右側が、タウン・ホール(裏から)、左側のガラスの建物が、図書館。
 蔵書数は少ないものの、空間が多くあり、リラックスできそうな図書館でした(いつものことで、しっかり、中を見てきました)。


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 マーケット・プレイス(Market Place)の名のごとく、マーケットが出ていました。
 気持ちは、『ロミオとジュリエット』の第1幕、マーケット・プレイスでの場面に紛れ込んでいました。 ロミジュリの音楽が鳴って、踊りだしそうになりました。
 
 帰り、お世話くださった方が列車の時間までお茶に連れて行ってくださって、街のことを説明くださったのですが、どうやら、このマーケットは水曜日だけのようです。
 新鮮なお野菜がお安く売られていたのですが、荷物は多いし、夜はオペラハウス。
 さすがの私も、お野菜が入ったビニール袋をぶらさげてオペラハウスには行けないので、諦めました。
 でも、あのコリフラワー、私を呼んでいたのに・・・

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 イギリスの田舎町にありがちな、家並みです。
 

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 街のセンターと、演奏した教会の間にあった、噴水。
 主催者の方が、駅からの道順を説明してくださったとき(かなり間違っていたので、あの言われたとおりに行ったら、たどり着けません)、『男の子が両手に魚を掴んでいる噴水』という言葉を聴いたので、これだけは覚えていました。
 ちょっとした広場になっていて、お天気がよかったこともあり、私はここで、持参した紅茶片手に、ちょっとのんびり。

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 帰り、Chelmsfordの駅でホームを見ると、面白い看板が。
 列車はすぐ来ます、といっても、ここはイギリスですからね・・・
 イギリスでまさか、このような注意書きをみるとは、思いませんでした。


 今朝、5月だったか6月だったかに演奏をした、マンチェスター郊外の教会から電話。
 11月頭に、キャンセルが出てしまったので、弾いてもらえないか、というありがたいお話。
 ですが、私は、来週から久々に海外に行くことになっていて、コンサートの前日遅くに帰国予定。
 何かの問題で、飛行機が遅れたら困る(一日帰国が遅れた経験あり)ので、残念ながらお断りしなくてはいけませんでした。
 先々週も、急なキャンセルで、もう何年も弾いているケントの教会からコンサートのお話があったのですが、Withamのコンサートと全く同じ日だった為、お断りせざるを得ませんでした。
 とってもタイミングが悪くて、残念でした。

 とりあえず、年内は遠征終了予定。
 4月に演奏を再開させてから、各地の演奏場所で素敵な方々に出会い、至福の時間をすごさせていただいたと同時に、街歩きを楽しませて頂きました。
 
 来年も、少しずつ予定が入ってきて、3年ぶりにエディンバラ、8年ぶりに、ウェールズの美しいブレコンにも行く予定なので、楽しみにしています。
 まずは、またお声をかけて頂けるよう、練習ですね!

Posted on 2012/10/18 Thu. 23:11 [edit]

category: イギリス 遠出

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ブレイントゥリー(Braintree)でのコンサート 

 昨夜遅くから今朝にかけて、雨、風。 ですが、日が昇った後は、青空がとりあえず広がりました。
 今日は、ロイヤル・オペラ・ハウスの一般チケット発売日。 いつもなら、昨夜から徹夜で外で一夜を越すのですが、今回は今日コンサートだった為、欠席です。

 今日も、ロンドン・リヴァプール・ストリート駅から列車に乗って、ロンドンから北へ行くこと1時間、Braintreeへ行ってきました。
 今日は1時のコンサートで、リハーサル開始が12時。 列車が1時間に1本で、Braintreeに着くのは、11時50分。 遅れたり、キャンセルになった時が怖いので、1時間早く、10時50分着の列車で出かけました。
 今朝はチューブがダラダラしていて、チューブがリヴァプール・ストリートの駅に着いたのは、列車出発4分前。
 走って、自動販売機で切符を買って、飛び乗りました。 2週間前には、同じ時間に家を出て、ゆっくり、道路の向こうのテスコに行く時間もあったのですけれどね。 これがイギリスです。

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 さて、こちらが、今回演奏した、Christ Church Braintree。
 今回も前回同様、教会が主催ではありません。

 2週間前にもお会いした、主催していらっしゃる方はまだ着いていらっしゃらなくて、私が中をのぞいたら、話しかけてくる男性が。

 男性:「今日の演奏をする方ですか? 日本語の練習をしてもいいでしょうか?」
 私: 「ええ。 日本語の練習?」
 男性:「オハヨウゴザイマス。 ハジメマシテ、カトウサン」

 ここまでだそうです。 60年ほど前、2年間、日本人に仕事(技術?)を教える為に日本に住んだことがあるそうです。 日本の南の地域で日本語を学び、東京、恵比寿のアーミー・キャンプで生活をしたそうです。 東京に行ったら、それまで習った日本語が方言で、なかなか通じなくて苦労なさったようです。
 昔はもっと日本語をしゃべれたから、それを失ったのが残念だ、とおっしゃっていました。

 そして、コンサート終了後、これ聴いて、とカセット・プレイヤーをもってきました。
 いくよ!と言って流れたのは、赤いりんご?
 古いドキュメンタリー番組か何かでちょっと聞いたことがあるような古い歌。
 「一緒に歌おう!」
 といわれたのですが、私は全く歌詞を知りません。
 この方は、とってもきれいな日本語で歌詞を口ずさんでいらっしゃいました。
 そして、私がこの歌を歌えないことを驚いていらっしゃいました。 当時の日本では、誰もがこれを歌ったんだよ、とのこと。 ですが、60年前、と言ったら、私の両親が生まれた頃のことですからね・・・ 
 
 きっと、この方は、日本人ピアニストが来る、ということで楽しみにしていらしたのでしょうね。
 
 
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 さて、今回のピアノは、ブルットナー。 とっても良い状態のピアノでしたが、私には軽すぎ。 ペダル調整がしずらく、高音に力がないピアノでした。

 プログラムは

 モーツアルト: ピアノ・ソナタ ニ長調 K.576 
 チャイコフスキー: ノクターン 嬰ハ短調 作品19-4
 ブラームス: 作品116-3
 ショパン: バラード 第1番 ト短調 作品23
 ショパン: ノクターン 変ニ長調 作品27-2
 ショパン: 4つのマズルカ 作品67
 ショパン: 幻想ポロネーズ 作品62

 アンコール: シベリウス: ワルツ 作品24-5

 2週間前と同じです。 アンコールだけ変えました。 演奏が終わって主催者の方が次のコンサートのお知らせをしていらっしゃる間、何を弾くか考えました。 本当は、ショパンのエチュード 作品10-4を久々に弾こうと思って昨夜弾き込んだのですが、このピアノとはあわなさそう。 短いものを!といわれたので、きっとシベリウスがぴったり!と思って、最後にこれを弾いたのは7月末に日本の実家でホームコンサートをやった時。 それから、一度も練習していないのですが、こういう短いものはしっかりと手の中におさまっているので、全く問題がありませんでした。 そして、このピアノにもぴったりでした。

 
 モーツアルトは2週間前よりもずっとよかったです。 が、やはり、これはかなり弾かないと自分のものになりそうにないです。 とりあえず、来年半ばまで冷凍します。

 チャイコフスキー、ブラームスはだんだんおもしろくなりました。 ブラームスはこのピアノにぴったりでした。

 今日は、ショパンの命日。
 というわけで、ショパンを並べた後半。

 2度目のバラードは、やはり前回とは違います。 まだ頭で弾いている部分があるので、弾きこみます。 
 ノクターンは、このピアノに非常にあわず、コントロールにとことん苦労しました。 それに気をとられ、この曲で暗譜が怪しくなるほど。

 マズルカは、このピアノをいかして、今までとは違うものが浮かびあがりました。
 今回、1時間のコンサートに対して、リハーサルが30分、ということで、マズルカはぶつけ本番。 そのわりに、まとまったように思います。

 そして、何度も何度も弾いている幻想ポロネーズ。 
 何も考えずに(あらかじめの想像力無しに)弾き始めましたが、ショパンの生家、ワルシャワの町並み、そして、7年前に訪れた時にその前から動くことができないほど何か力を感じた、ショパンの心臓が埋蔵されてある聖十字教会。 2005年に訪れて感じたことが、鮮明に浮かび上がって、ショパンが隣に立っているような感覚の中での演奏でした。 また、近いうちにパリのお墓か、ワルシャワへ行きたいな、と思わずにはいられません。

 私としては、落胆する傷があるコンサートでしたが、喜んでいただけたようです。 そして、来年10月、再びこのコンサートシリーズに出演させていただけるそうです。 

 今日の会場、先々週の会場、教会、と言っても、あの素敵だけれど寒さが身にしみる建物ではないので、この時期でも寒さとの戦いにはならずに演奏できるので、助かります。 あの氷のように冷たくなった鍵盤だけは、本当に辛いので。

 88歳、という男性は(とってもお若くみえましたが)、70年間クラシック音楽が好きで聴き続けているが、それでも、今日の演奏はMagnificentだったとおっしゃってくださり、嬉しい限りです。
 地方は、結構音楽の詳しい方が混ざっているので、毎回気持ちを引き締められます。
 
 私の経歴を見て、修士号の時に師事したゴードンの大ファンで、CDをしょっちゅう聴いているんだよ。 とおっしゃった方も。 でも、私の演奏はゴードン系ではない、と思ったらしいです。 そうです! どんなに師匠、Dr.Sがふてくされても、私はやはり師匠の弟子です。 本当に大人気ない。 

 

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 なぜか、鉛筆がたくさん入っていたピアノの中。


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 余談ですが、この写真の布を筒状に縫い合わせたのが、今年の夏母が縫ってくれたコンサート用スカート。
 今日もこれをはきましたが、好評でした。
 着物を縫い合わせているものなので、端切れが多くて、そして、日本の独特の色使いを縫い合わせていくのは大変。 
 最後、数箇所布が決まらず、リヴィング・ルームの床にできているものを広げ、実家の布が入ったコンテナをひっかきまわして着物地を探し、おいてみて、その場から、果ては上の階から、色々と見て決めました。
 
 手間がかかるこのスカートですが、今回はきちんと型紙を作ったので、違う色系でまた作ってくれるそうです。

 とりあえず、年内は公開の演奏は終わりの予定。
 大量の譜読みをはじめ、練習に励みます。

Posted on 2012/10/17 Wed. 17:12 [edit]

category: 自分のコンサート

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青空の週末 



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 青空が広がっています。 昨日はたしか一瞬雨が降ったように思いますが、青空。 空気は冷たいのですが、青空だから、半袖のイギリス人を結構みかけました。 ちなみに、私はセーターを着て、薄手のコートを羽織ってちょうど良いような気候です。

 気がつけば、9月24日からずっと休み無し。 生徒たちも忙しく、そして私の予定と彼らの空いている予定があわないことも多くて、日曜日に振り替えレッスンが続いています。 やっと、今度の日曜日は休めそうですが。
 たとえ1時間のレッスンであっても、往復の移動を入れると2,3時間になるわけですし、教えモードに気持ちをするわけですから、休まらないはずです。 
 あともう少しがんばれば、少しのお休みを頂くので、だからこそ、振り替えのレッスンを、と思うわけです。

 今週からロイヤルバレエも始まり、3ヶ月振りに立ち見で週に3回という状態にまだ慣れず、さすがに昨夜は第2幕の途中から偏頭痛。 幕間に薬を飲んで、その後もしっかりと鑑賞してきました。

 
 ひょんなことから、ホームページを開設当初、ブログにするまでのウェブに公開していた(現在は公開していませんが)、2005年のカーディフの最後の年の日記を読み返したりした今週でした。
 
 まだバレエに出会う前で、とにかく、必死にピアノをがんばっていた頃です。 大学院入試のこと、その他諸々、師匠Dr.Sのレッスンのこと、あの時、がむしゃらにやっていたことを思い出しました。
 今、再びがむしゃら状態ですが、あれがあるから、今があるのかな、とやはり思わずにはいられません。
 
  今は、あの頃のような譜読み地獄です。 この2年間の遅れを取り戻すべく(とはいっても、それはそれで、伸びた部分があるので、あまり新曲を仕上げなかったことは、無駄ではないようですが)、おたまじゃくしを頭に詰め込んでいます。
 

Posted on 2012/10/14 Sun. 19:22 [edit]

category: 日常

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下地はできていたのだ! 

 いつからか、10月10日は体育の日ではなくなったようですね(しっかり私は昭和の人間・・・)。
 私の母校の中、高は世間の体育の日が変わっても、今日が運動会だったようで、懐かしくなってしまいました。
 女子校なのに、凄まじかったので。 


 今更ですが、先週のウィタムでのコンサートの会場となった教会の写真を加えました。 
この元記事に付け加えました。

 
 昨日書いたように、現在、今までのコンサートで弾いたものをまとめています。
 これをやらないと、レパートリー・リストが作れません。
 
 やっと、2006年11月まで進んだのですが、演奏曲目を書きながら驚くことが。
 
 私が長い長い閉ざされたドアを開いて、ロイヤルバレエを観に行ったのは、2006年12月半ばのこと。
 この直前から、どうやら私はバレエを観に行く下地ができていたようです。

 2006年10月には、チャイコフスキーの18の小品 作品72から、いたずらっこ、きらめくワルツを舞台に初めてあげていました。
 これらの2曲は、『白鳥の湖』の中にオーケストラ編曲で用いているのです。

 『いたずらっ子』は、第3幕の黒鳥のヴァリアシオン。 そして、『きらめくワルツ』は、全ての版ではありませんが、現在のロイヤルバレエのアンソニー・ダウエル版ではこの曲を用いるヴァージョン(白鳥の湖が初演された頃から、この曲は導入されています)。 第4幕の2曲目(小さな半身黒鳥がでてくる部分)で使用。

 そして、2006年9月頃からは、プロコフィエフの『ロミオとジュリエット』を譜読みしていたのです。

 ということは、これらの曲を学び始めた頃は全くバレエを観に行くつもりはなかったのに(私の中で、バレエをこの世からシャットアウトしていた)、しっかり、バレエに関するものをやっていたようです。

 特に、『きらめくワルツ』は、2007年2月にロイヤルバレエの『白鳥』を観るまで、これが白鳥にも使われることがあることを知りませんでした。
 
 そして、バレエを観れば観るほど、ショパンのピアノ曲、ラフマのパガニーニ狂詩曲、などなど・・・多くのピアノ曲がバレエに用いられることを知って、今の状態に陥ったわけです。

 拍車をかけて、修士論文まで、バレエと音楽の結びつきだったわけですし、いつかは、これで博士をという希望を持っていますが。 今は再び演奏に熱が入っているので、これは年をとってからの楽しみに取っておこうと思います。
  

Posted on 2012/10/10 Wed. 21:21 [edit]

category: 音楽

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10

ピアノ熱上昇中 

 日に日に暗くなるのが早くなってきます。
 今月末には夏時間も終わりますから、本格的な冬はもう目の前です。

 ありがたいことに、そして嬉しいことに、来年の演奏予定が入ってきています。 今のところ、今までに演奏したようなところからお話を頂いているので、再訪を楽しみにしています。
 一度演奏したところは、音響、ピアノ、などわかっているので、プログラムが決めやすくなります。

 このところ、しょっちゅうブログが抜けるのはいくつかの理由がありますが、そのうちの一つが、2005年3月7日に初めてソロのコンサートをしてからの演奏曲目を全てカードにまとめているのです。
 これが、非常に時間がかかり、まだ2006年10月までしか進んでいません。
 思っていたよりも多くの曲を弾いていたことがわかり、驚いています。

 書き出しながら、冷凍したままになっている曲が多くあることに気がつきました。
 一時大好きで、しょっちゅう弾いていたのに、そのうち舞台に出さなくなっているものがいくつもあります。
 来年は、そのような曲を少しずつ舞台に上げていく予定です。

 そして、フランス音楽にさほど興味がない私が、以前から弾いてみたいと思っていた、エスプリたっぷりなフランスの作曲家が来年没後50年にあたります。
 というわけで、プーランクの作品を触ってみようかと、とりあえず音源を聴きまくっています。

 その中で、以前はよくわからなかった曲のいくつかに、聴きなれたパッセージがいくつも入っていました。
 2台のピアノの為の協奏曲の中に使われているパッセージでした。
 2台のピアノの為の、といえば、2010年にリアム・スカーレットがロイヤルバレエの為に振付けた作品に用いた曲。 だから、耳覚えがあるし、ピアノ曲でそのパッセージが聴こえた瞬間、振付が思い浮かびました。

 というわけで、あんなおしゃれな、エスプリにとんだ曲を弾きこなせるかしら?と思いつつ、とっても素敵な小品が多いので、イスラエルのイリーナ先生に与えられた曲の譜読みの合間に弾いてみようと思っています。
 
 その前に、1月に舞台に出す、ショパンのソナタをさっさと譜読み、解凍します・・・ 

Posted on 2012/10/09 Tue. 21:22 [edit]

category: 音楽

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09

ロイヤルバレエ、『白鳥の湖』 マリアネラ、 ティアゴ 

3ヶ月ぶりのロイヤルオペラハウスのメインステージでの鑑賞でした。

 今年のシーズン幕開けは、王道、『白鳥の湖』。
 究極のクラシックだな、何度観ても感動するバレエなのだ、と再認識しました。
 ちなみに、来年夏のロイヤルバレエ、日本ツアーの演目の一つがこの白鳥です。
 
 『白鳥の湖』 プティパ、イワノフ振付、 アンソニー・ダウエル版 チャイコフスキー作曲

 オデット/オディール: マリアネラ・ヌニェス
 ジーグフリード王子: ティアゴ・ソアレス
 
 王妃: エリザベス・マクゴリアン
 ロットバルト: クリストファー・ソウンダース

 家庭教師: アラスター・マリオット
 ベンノ: ヴァレリー・フリストフ

 
 第1幕

 パ・ドゥ・トロワ: ヘレン・クロウフォード、 ユフィ・チェ、 アレクサンダー・キャンベル
 
 ワルツ: メリッサ・ハミルトン、 クリスティン・マクナリー、 ローラ・マックロック、 クレア・カルヴェート
      ヴァレリー・フリストフ、 平野亮一、 ブライアン・マローニー、 蔵健太

      エマ・マグワイヤ、 ポール・ケイ 他

 第2幕
 
 4羽の白鳥: サビーナ・ウエストカム、 メガン・グレース・ヒンキス、 エリザベス・ハロッド、 エマ・マグワイヤ

 2羽の白鳥: 小林ひかる、 イッツィアー・メンディザバル

 
 第3幕

 6人の花嫁候補: クリスティン・マクナリー、 金子扶生、 ローラ・マックロック、 エマ・マグワイヤ、 クレア・カルヴェート、 メリッサ・ハミルトン

 スペインの踊り: ディアードル・チャップマン、 イッツィアー・メンディザバル、 ヨハネス・ステパネク、 平野亮一

 チャルダッシュ: ヘレン・クロウフォード、 ベネット・ガートサイド 他

 ナポリの踊り: ラウラ・モレーラ、 リカルド・セルヴェラ

 マズルカ: デメルツァ・パリシュ、 ターラ・ブリジット・バフナーニ、 ジャクリーヌ・クラーク、 オリヴィア・コウリー、 蔵健太、 トーマス・ホワイトヘッド、 ジョナサン・ワトキンズ、 サンダー・ブロンマート


5年前にマリアネラが白鳥を踊った時にはほとんど日本人の姿をみかけませんでしたが、なぜだか不思議なことに、今回は、日本人観客が多くて、とても驚きました。

 マリアネラは、DVDの時よりも、前回よりも、ずっとよくなっていました。
 特に今夜はバランス感覚が素晴らしく、がんばっているようにみえないのに、自然なながーいバランスをみせてくれました。
 芯の強さがある白鳥、そして、悪女の黒鳥の踊りわけ。
 あの黒鳥のPDDでの王子をみる目つき、しぐさ、女の私でもドキッとするほど官能的でした。
 あれでは、普通の男はコロッといってしまいますね。

 全体的なことを書くと、また、だれだれを書いた、書かないから無視している、だの色々なことになるので、ここでは多くを書きません。
 今の私の状況を考えると、2月のようなことは避けたいので。

 
 3ヶ月振りのロイヤルオペラハウスは夢の空間でした。
 劇場内に入ったときには変な、落ち着かない気持ちになったものの、幕があがると、やはり安心できる場所でした。
 
 

Posted on 2012/10/08 Mon. 23:28 [edit]

category: バレエ

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08

A Dream of Africa ガラ (9月30日) 

青空でしたが、その色とは裏腹に寒さが身にしみました。

 すでに1週間経ってしまったのですが、9月30日に、王立音楽大学のブリテン劇場で行われた、チャリティー・ガラのチケットを某所より頂いたので、行ってきました。
 ロンドンに住むガーナの人たちが、ガーナをヘルプする為に行っているガラです。 バレエと音楽のガラです。

 《音楽》 ヘンデル: 組曲第2番 ヘ長調よりアレグロ、 ピアノ: ヘンリー・ローチ

 《バレエ》 Into the Woods: タマーラ・ロホ振付(ピアティ作曲、カプリス 作品25-6)
          カミール・ブレイチャー、 ホセ・マーティン

 《音楽》 Delius: 伝説、 ヴァイオリン:Robert Gibbs ピアノ: オリヴァー・デイヴィーズ
 
 《バレエ》 コンチェルトのパ・ドゥ・ドゥ: ケネス・マクミラン振付(ショスタコーヴィチ作曲 ピアノ協奏曲 第2番 第2楽章)
          レティシア・ストック、 サンダー・ブロンマート

 《音楽》ドビュッシー: 小組曲 より、小船にて、メヌエット、 バレエ
              ピアノ連弾: ヘンリー・ローチ、 オリヴァー・デイヴィーズ

 《バレエ》 Jazzy Time Riff: ナンシー・オスバルドストン振付(ENB) 曲は、マーク・ロンソン
           ジェム・チョイ、ナンシー・オスバルドストン、 クセーニャ・オフシャニク、 ロウレッタ・サマースケールス(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)

 休憩


 《音楽》 Samuel Coleridge-Taylor: 5つの黒人のメロディー(ピアノトリオ)

 《バレエのはずが、音楽のみ》 Improvisation Solo

 《バレエ》 瀕死の白鳥: フォーキン振付(サンサーンス作曲 動物の謝肉祭より)
         ベゴーニャ・カオ

 《バレエ》 ilean and bob: トーマス・ホワイトヘッド振付 (Analogik)
          フランチェスカ・ヘイワード、 平野亮一

 《タップ》 多分イギリスのフォークソング
           ウェイン・スリープ

 《バレエ》 Fire: ダニエル・ジョーンズ振付
          サヤコ・トミヨシ、 Shevelle Dynott

 というプログラムでした(ごちゃごちゃした書き方ですね・・・)。
 ちなみに、元ロイヤルバレエのニコラ・トラナとウェイン・スリープによる司会でした。
 いくつか順番が入れ替わっていましたが、覚えていないので、とりあえず、プログラムに書かれている通りの順番です。

 ロイヤルバレエによる出し物は、タマーラのも、トーマスのも、春のリンバリーの新作で発表されたものです。
 コンチェルトでは、普段はソロを観る事ができないような群舞のダンサーで観る事ができたので、こういうのはガラの醍醐味かな、と思います。 
 新作発表の時にはシャーン・マーフィーが演じたトーマスの作品、今回はまだ入団して2年経っていないフランチェスカということで、どうなるかしら?と思ったのですが、彼女は夏前もずいぶん演技力が増していたので、今回も予想以上のものを演じていました。 彼女、春の新作の他の作品でも思ったのですが、意外とこういうのができるのでしょう。
 
 いわゆるクラシックの作品は『瀕死』のみでしょう。 ENBによる創作は、両方ともトウシューズ着用です。

 ボーナス・ポイントとしては、プログラムに乗っていなかった、ウェイン・スリープによるタップでしょうか。
 彼、元々ロイヤルバレエのプリンシパルだったのですよね・・・

 久々に母校の劇場での鑑賞。 というよりも、この劇場では何度も会場係の仕事はしていたものの、こうして何かを観るのは実は初めてでした。
 

Posted on 2012/10/06 Sat. 19:59 [edit]

category: バレエ

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06

腑抜けな一日 

 晴れていたはずが急な雨。 コートが必要な時があったかと思えば、次の瞬間、コートを着ていると暑い。
 相変わらず非常に不安定な天候が続いています。

 さすがに昨日のコンサートは身体にきたようで、今日は再び午前中は動けませんでした。 演奏することは優雅に思われることが多いですが、決してそうではありません。
 教えだけはしっかりしているものの、生徒のお宅を出た途端に腑抜け、バスの中はボーっとして、また次のお宅に着くとしっかりする、という本番後にありがちな状態でした。 
 しかも、今回はバラードが切羽詰まっていて、夜中まで練習していることも多かったので。

 ということで、疲れ果てていたのと、午前中全く練習できなかったので、楽しみにしていたバレエ・アソシエイションは参加せずに終わってしまいました。

 あっという間に気がつけば10月に入り、スーパーマーケットにはクリスマス・パーティー用品が並び、カード屋さんの軒先には、クリスマス・カード。
 夜7時には暗いですし、もうすっかり冬が刻々と近づいています。 今月末には早いところではクリスマスのデコレーションが始まるのでしょうね。
 
 日本は、食べ物がおいしい季節。 栗、梨、などなど秋の味覚が大好きなので、この時期に滅多に日本へ行けない身からすると、少々さびしくなります。 久々に、ウェイトローズで冷凍の栗を買ってきて、栗ご飯でも作ろうかしら、なんて思っています。
 

Posted on 2012/10/04 Thu. 21:57 [edit]

category: 日常

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04

エセックス、Withamでのコンサート 

天気予報では雨のマークがついていた、と思ったのですが、昼間は天気良く、夜になって雨でした。

 今日は、ロンドン・リヴァプール・ストリート駅から途中飛ばす列車で45分ほど、エセックスのウィタム(Witham)でのコンサートでした。 
 毎年演奏させていただいているコルチェスターへ行く手前の駅です。
 再来週は、ここからさらに15分ほど行ったところでのコンサートです(同じ主催者)。

 
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 駅から街中へ向かう道の真ん中なのに、木の周りに何故かベンチが。


 
 2週間前は30分のコンサートでしたが、今日は1時間。 
 4ヶ月振りの1時間だったので、疲労でした。
 それでも、近くのパブでランチをご馳走になった後ロンドンに帰ってきて、レッスンしました。
 列車の中は良かったのですが、チューブの中が睡魔との闘い。 日本だったら寝ていたでしょうね・・・

 
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 こんな外観の教会でした。

 
 さて、今回は、Withamの駅から徒歩10分ほどの街中(といっても、とっても小さい)のWitham United Reformed Churchでの演奏でした。
 これは、教会主催ではなくて、再来週の分も含めて、この地域の文化部門のオーガナイゼイションによるものです。 月1回、第1週が今日のところ、第3週がBraintreeというところで行っているようです。 よって、出演者は、2回同じような地域で同じプログラムを弾くことになります。

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ピアノが中央に置いていないのは、中央の床下に、洗礼用の聖水があるからだそうです。  
 よって、その部分には、ピアノの脚が乗らないように、気をつけながらのピアノ配置でした。



 今日のプログラムは、

 モーツアルト: ソナタ ニ長調 K.576
 チャイコフスキー: ノクターン 嬰ハ短調 作品19-4
 ブラームス: カプリチオ 作品116-3
 ショパン: バラード 第1番 ト短調 作品23
 ショパン: ノクターン 変ニ長調 作品27-2
 ショパン: 4つのマズルカ 作品67
 ショパン: 幻想ポロネーズ 作品61

 アンコール
   エシュパイ: トッカータ

 
 今回は、ブロードウッドのピアノ。 といっても、今まで知っていたブロードウッドとは違って、黒塗り。 キーの感覚も違いました。
 土曜日に調律を入れたそうですが、???というような状態。
 どうやら、ジャズのグループの練習に貸し出しているようで、アクションが悪いし、音も金属音になってきていました。
 とりあえず、鍵盤の深さがマチマチで、コントロールに苦しみました。
 ハンマーの磨り減り方も素晴らしかったです。
 ですが、どんなピアノでも、与えられたもので最高の演奏をしなくてはいけない。
 非常に勉強になることなので、1時間のリハーサルで特徴を掴んでいきました。
 
 モーツアルトは先々週よりもまとまったものの、自分のやりたいことが本当にできたのか、といわれたら、違う。 とりあえず、再来週弾いた後、一度冷凍します。 そして、久々にベートーヴェンに戻ろうかと思っています。

 久々(多分2年振りくらい)のチャイコのノクターン。 4月に復帰してからは、作品10のノクターンは弾きましたが、これは実は、レパートリーに入っていることすら忘れ始めていた存在でして・・・
 オネーギンの世界に入って行きました(クランコ振付の『オネーギン』の第1幕に使用)。
 やはり、チャイコは音楽的な難しさ、面白さが満載です。 ずいぶん長い間チャイコの新曲に取り組んでいませんが、夏に、2年間ほど日本に置き忘れていたチャイコの後期の小品集の楽譜を持って帰ってきたので、比較的有名な美しいあの曲をやってみようかな、と思っています。

 ブラームスは、サマーコースでモスクワのイリーナ先生に徹底的にしごかれたので、夏前よりもよくなりました。 弾きながら、イリーナのわめき声が聞こえてきました・・・・


 
 そして、後半はショパン。
 再来週、10月17日はショパンの命日。 17日のコンサートではぜひショパンを、と思っていたので、こういうことになりました。

 やっと本番にあげたバラード第1番。 後半が課題でした。
 実は昨夜も、3時頃暗譜が不安で眠れず、電子ピアノに向かって一通り確認。
 夜中でもとりあえず確認できる、という意味では電子ピアノは有意義のように思います。 そうでないと、不安なまま、眠れなくなるので。

 実際、コーダに入るまでは、これが初出し、ということを忘れるほど音楽に入っていけたのですが、少々Accelしすぎて、コーダでは今まで弾いていなかったテンポ。 がけ崩れが起こりかけました。 が、それでも、建て直しながら完走。 これで、さらう場所が見えてきたので、次回はずっとよくなると思います。
 絶対にどの曲にも1回目があるので、今回はすみませんでした・・・ その代わり、その後の曲で締めました。

 とにかく、サマーコースで他のショパンの曲で先生方から注意を受けたことをこの曲にも生かして行く。
 本当は前半でルバートで歌わせたいな、と思う部分がありましたが、そこも、全体的なことを考え、結構シンプルに。 超ポピュラーなショパンの曲ではありますが、確実に自分のものにしていこうと思います。

 
 ノクターンとマズルカは、何度も弾いているものなので。 ただ、ノクターンでは鍵盤の深さの問題でコントロールが非常に難儀でした。

 幻想ポロネーズは、サマーコースでイスラエルのイリーナ先生に魔法をかけられた曲。
 サマーコースでも一度演奏したのですが、その時にはまだ頭で考えて弾いていましたが、今日は違う。
 多すぎるルバートを減らし、引き締められました。 が、珍しくコーダで私にしては速いテンポ感。
 イリーナ先生の指導を受ける10日前、日本でこの曲を録音してきたのですが、今聴くと、かなり違うものだな、と思います。


 そして、アンコール。 ショパンで息が上がったままにトッカータを弾いたので、本当に私らしくなくハイテンポ。 ジェットコースターに乗ったような気分でした。 ところどころ、がんばって急ブレーキを踏みましたが。 でも、本当は今日くらいのテンポ感の方がこの曲の躍動感は出しやすいな、と思います。 ただ、一歩間違えたら、破壊寸前。 難しいです。

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 2階へあがる階段が素敵でした。

 主催者の方(歌の方だそうです)が、このピアノはこういう演奏をしてもらったことは初めてだ、とおっしゃって下さったので、嬉しい限りです。
 ただ、私としては、特に前半は集中力にも欠け、反省点も多いので、来週から始まるロイヤルバレエの公演を観て、しっかり心を豊かにして、2週間後に臨みたいと思います。

 

Posted on 2012/10/03 Wed. 19:59 [edit]

category: 自分のコンサート

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