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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

銀行のカードと列車予約 

 早いもので、昨年セイシェルへ飛び立って、ちょうど1年。 昨年の6月26日は異常なほど暑く、しかも、飛行機が数時間遅れで、辛いヒースロー空港待ち時間でした。

 もう1年、まだ1年、セイシェルのことはつい昨日のことのように目に浮かぶし、あの10日間は宝物です。 

 また行きたいな、と思いますが、昨年に比べて、私自身がかなり忙しくなってしまったので、願いは叶うか・・・・



 実は、この1ヶ月、銀行のカード(デビット)のことで、銀行と、ロイヤル・メールと少々もめました。

 詳細はまた書きたいと思いますが、日本以上にカード社会のイギリスで、私は6月1日から約1ヶ月、カード無しで生活をしていました。

 いや、手元に今年6月末まで使えるカードはありました。 が、新しいカードを送って私に届いている、と思う銀行は、6月1日に、この今月末まで使えるカードを勝手に使用停止にしてしまったのです。


 これにより、電話、インターネットでの購入が不可能だった為、ロイヤルバレエの公演も逃しましたし(朝、当日券を買いに行くのが面倒だったこともありますが・・・)、銀行員と何度も埒が明かないやり取り、イライラ、不安を抱えていました。

 やっと、昨日カードを手にし、一安心。

 ロイヤル・メールにより、私のカードは最低3回も紛失されたのです。

 あったまにきているので、これから、銀行、ロイヤル・メールに苦情を入れます。

 こんなこと、二度とおきてはいけません。

 私、どんどん強くなっていきます。

 6年前に、スイスから、何者かによって500ポンド以上(当時だと、10万円くらい)私の口座から使われてしまったことがありました。

 だから、カードに関しては、必要以上に神経質なのです。

 

 

 やっと手元にカードが届いたので、昨日、今日でぎりぎり列車の予約をしています。

 イギリスの列車、というのは、12週間前に安いチケットが発売になります。

 今回、9月中旬に北部のリーズへ行くことになりました。

 リーズ国際ピアノコンクール、が行われるところ、といえば、わかるでしょうか。

 もちろん、私はコンクール参加ではなく(参加が夢でしたが・・・)、コンサート。

 

 よくわからないのですが、なぜか、この日だけ、安いチケットが発売されない。

 この路線、工事が行われるかもしれないそう。

 仕方がないので、マンチェスター経由でリーズへ行き、帰りはコーチに乗ることに。

 地図ばっかり見ている私は、こういう時だけ、どういうルートが可能か、すぐに頭が働きます。 


 コーチに乗るのは全く構わないのですが、コンサートの場合、行きは渋滞にはまった時が怖いので、なるべく列車にしています(だからといって、列車が遅れない、という保障はこの国にはありません)。

 早めだからか、帰りのコーチ、長距離にも関わらず、なんと、1ポンド!(130円くらい)

 イギリスって、安く旅しようと思うと、それが可能なのです。


 試行錯誤しながら、やっとコンサートの事務関係(列車の予約も含め)のことを体系化することができるようになったので、管理がずいぶん楽になりました。

 以前は、めちゃくちゃでしたので。

 明後日も、再び列車のブッキング・・・


 

 今シーズン、最後のソロリサイタルまであと1週間。

 落ち着いたので、しっかりと練習しようと思います。

 

Posted on 2012/06/26 Tue. 04:10 [edit]

category: イギリス事情

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26

野外劇場で、『真夏の夜の夢』 


 教えの後、久々にお天気もよく、肌寒くもなかったので、リージェント・パークへ、バラを見に行くことに。

 ちょうど、着いたのが7時半。 そういえば! と思って、ローズ・ガーデンを通り抜けて、野外劇場へ。

 リージェント・パーク内の、Open Air Theatreです。


 いつか、ここの野外劇場で観劇したい、とは思っていましたが、この時期寒かったり、雨が多いので、なかなかチケットを買う気にはなりませんでした。

 

 行ってみたら、ちょうど、今夜は、観たかった、『真夏の夜の夢』

 野外劇場で、『真夏』とは、ぴったりです。

WITH HOPE!!-120625


 オペラハウスの値段に慣れている私には、ちょっと高めですが、折角なので。

 一番後ろから、こんな感じです。

 舞台を観て、ちょっとイメージと違う。


 Matthew Dunsterという方がダイレクター。

 もちろん、シェイクスピアのものを元にしています。


 森に囲まれていて、『真夏』にぴったりの雰囲気なのですが、非常に現代演出でした。

 これは、あくまでも私個人の意見として読んで頂きたいですが、私は、オペラでも、演劇でも、どちらかというと、時代的演出の方が好みです。

 バレエで、マシュー・ボーンのように、あそこまで変えて行うのであれば、問題ないのですが、たとえば、ロイヤル・オペラで上演する『コシ・ファン・トゥッテ』のように、あそこまで現代演出なのは、好みません。 

 

こういう部分は、非常に保守的です。


 そういう意味で、今回の舞台、最初は、いったい何が起きているのかわからなかったし、言葉も、下級階層のアクセントにしている為、非常に聞き取り難かったです。

 

 が、だんだんと、デミトリゥス、ライサンダー、ハーミア、ヘレナのやり取りあたりから、言葉はわかったり、わからなかったり、相変わらずだけれど、物語がつかめてきました。

 そして、おもしろくなってきました。

 

 ティターニアとオーベロンは、シュレックのような感じの妖精? ティターニアのおつきの4人の妖精は、男性により、演じられました。

 

 前半の途中から、妖精の世界での舞台演出が非常に興味深いものでした。

 

 個人的には、ボトムを演じた人が一番私好みの声でしたし、惹きつけられる演技。

 

 最後、結婚式の場面が、私にはちょっとはちゃめちゃ。

 6人の労働者たちによって、『オズの魔法使い』を元にした笑える劇、そして、様々なスタイルのダンス。

 笑わせてもらいました。

 

 私の勝手な、想像とは違いましたが、ちょうど9時過ぎ、ティターニアが目覚めて、最初に目に入った、ロバの頭をかぶったボトムに恋をするあたりから、次第に暗くはじめてきたので、自然な演出が見事。


 私は思いつきで行ったので、半そでに薄いカーディガン、一応持っていたウールのショールでどうにか寒さをしのぎましたが、最初から行く予定であれば、ひざ掛けをお持ちすることをお勧めします。

  

 たまーに、演劇もこうして観ますが、やはり、言葉があるものを観た後、言葉がなくても物語を伝えていくバレエって凄いな、と思ってしまうのです。

 そして、バレエ以上にジェスチャーがない、音楽で物語を伝えていくのは、もっと魅力的だな、と結局は、ここに落ち着きます。

 

『真夏』、ロイヤルバレエで今年1月から3月まで何度も観ましたが、正直、私にはバレエの方がわかりやすかったかもしれません。

 

 この野外劇場で行われているものは、一応、11歳以上、となっています。 

 

 昔、ウェールズの友人の家に遊びに行ったとき連れて行って頂いた、壊れた古城で、夏は『ロミオとジュリエット』が上演される、と聞いたことがあります。

 短い夏の野外劇場、本当は、もっと観に行ってみたいです。


 そして、今回の舞台の演出のおもしろさ、イギリスだな、と思うのです。

 現在、私の友人が、ステージ・マネージャーになる為に、演劇科の大学に通っていますが、彼女の話を聞くと、奥が深く、おもしろい世界だな、と思います。

 

 この夏は、グローブ座にも行きたいとは思っていますが、とにかく天候が読めないので、願いがかなうのだろうか・・・

Posted on 2012/06/25 Mon. 06:20 [edit]

category: エンターテイメント

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25

生徒のミルフィーユ+生徒たちの考え 

 暖かいのかな、と青空に騙されて、薄着で朝でかけたら、だんだんと気温が下がるばかりでした。

 

 怒涛の土曜日、毎週のように、土曜の夜になると、具合が悪くなり、日曜日腑抜け状態ですごし、日曜日の夜に復活、という状態です。 


WITH HOPE!!-120623

 

 たまにここに写真を載せる、私の生徒(15歳男)が作ってくれたミルフィーユです。

 今日は、「写真を撮って、ブログに載せてよ!」ということでしたので、載せておきます(といっても、彼は日本語が読めませんし、このブログのことも知りません)。


 ピサの斜塔状態だったので、さっさと写真を撮って!といわれました。

 

 私は、イギリスでミルフィーユを食べたことはないのですが(そもそも、あるのでしょうか? お隣のハイカラな国風のカフェだったらあるのかな?)、日本のものよりも、高さがあり、パイ記事も厚め。

 クリームは甘くないし、ラズベリーは今が旬でしょうか? 見た目よりも軽めでおいしく頂きました。

 

 イギリス1年目、田舎暮らしだった為、ラズベリーはその辺になっている物を食べる、と思っていたので、その後、スーパーマーケットでラズベリーが売られているのを見て、驚きました。

 ブラックベリーも同じこと。 サマーコースの会場の学校には大きな庭があって、その端にはベリー類が多くなるので、勝手にとって食べます。 

 

 

  たまに私がレッスンに行く時に、ケーキを焼いたりしてくれるのは、どうやら、多少練習していなくても(練習はしているのですが、好きなものしかやらない)、私を自分の先生にしておこう、と思う魂胆があるようです・・・


 というのも、この子とか、元Flirtingする8歳児とか、特に男の子があまりにも何週間も同じことを注意されたりやってこない時、私の脅し文句があるのです。


「あなたがちゃんとやってこないのは、私が優しく言っているからいけないのよね。 だったら、今度やってこなかったら、私の先生のところに連れて行くよ? 本当は優しい人だけれど、見た目は、立派なひげが生えていて、おっかなそうに見える先生だよ。 あの先生が隣にいたら、あなたはちゃんとやりそうだよね。 まあ、私だって怒ったらすっごく怖いのだけれど」


 というと、そんな、怖そうな先生はいやだ! みゆきがいい! といって、翌週は大抵はきちんとやってきます。

 (先生、すみません・・・・)



 もう10年くらい前のことになりますが、私の師匠の奥様の生徒で、15歳くらいのとっても良い性格の、でもあまり練習をしない男の子の生徒がいました。

 サマーコースで、彼が私にお願いがあるのだけれど、と言ってきました。


「僕は、Dr.Sではなくて、オルガ(奥様)の生徒だって、知っているよね?」

「知っているよ。 どうしたの?」

「この前、レッスンに行ったら、オルガではなくて、Dr.Sがいたんだ。 いきなり、先生が代わる、って言われて、でも、僕はオルガがいいから、みゆきから、Dr.Sに元に戻すように頼んでもらえないかな?」


 なぜか、この子に限らず、私がDr.Sに何かを頼めば、先生は言うことを聞く、と思っている人が多いのです。


 仕方がないので、先生のところにこの子を連れて行って話したら、

「だって、練習してこないだろ? ワイフを見ていたら、かわいそうになってね。 だから、僕が大変な役をしばらく引き受けることにしたんだ。 ちゃんとやってくるようになったら、元に戻してあげるから」


 この子は、サマーコースの終了コンサートで、自分は弾かないけれど、ピアノのふたの開け閉め、その他諸々、とってもよくお手伝いしていました。


 が、おもしろい話をしてくれたことがあり(これは、彼に限らず、多くの人が思っていることでしょうが・・・)、この子が7、8歳の頃、Dr.Sは30代にも限らず、既に頭が薄かった為、そして立派なひげだけは生えていたので、


「どうして、そのひげを頭の上に動かさないの? そうしたらいいのに」

 とDr.Sに言ったことがあるそうです。 子供だからこそ、許される・・・

 先生は、悲しそうに、

「僕も、そうできるといいと思うけれど、残念ながらできないんだ」

と答えたそうです。


 と、こんなことを書いていますが、師匠の前では、すっかり、Little Girlに戻ることで有名な私です。

 本番と同じように先生の前でも弾けたらよいのですけれどね。

 生徒に色々といっている場合ではありませんね。


 長い教えの日の、ちょうど途中でのミルフィーユ、その後の教えの活力でした。

Posted on 2012/06/23 Sat. 06:53 [edit]

category: 音楽

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23

ロンドンのバス、ストライク 

 本日、ロンドンのバスはストライク。

 チューブのストライクも困りますが、バス網がすばらしいので、時間がかかる以外に困ることはあまり私はありません。

 が、バスのストライクは本当に困る。

 

 今日は、幸い1箇所の教え(姉弟で時間が長い)だったのですが、普段、バスを3本乗り継いで行く場所。

 

 昨日の時点で、今日(6月22日)の夜中3時から24時間のストライクが行われるかもしれない。

 なるべく、多くのバスを動かすようにする、とのことでした。


 今日は、家の近くのバスは通常通り動いていたので、ここが動いているのであれば、他は大丈夫でしょう、と思って教えに出発したのですが・・・ 


 ロンドン、というのは、中心部からの地下鉄の配線(?)は素晴らしいのですが、中心部以外での東西の動きができません。

 北ロンドンに住む私、今日は私が住んでいる路線ではない路線の教え。

 普段はバスを乗り継いで、40分弱。 

 たまに混むので、教えの1時間半前に家を出発しています。

 

 2本目に乗り換えるのに、この頃は結構役に立つこともある、Live Departureのページを見たら、次に乗るバスの情報無し。

 バス停に行ったら、どうやら、そのバスは今日は動かない、という噂。

 困ったことに、ロンドントランスポートのサイトをみても、どのバスが動いてどのバスが動かない、というリストは無いのです。


 とりあえず、来たバスに乗って、途中まで行って、そこから3本くらい乗り継いでいけたら、と思ったのですが、なんと、この北ロンドンの2つの町どうにかつなげる5本のバスは、すべて動いていない感じ。

 しょっちゅう、バスの運行地図を見ている私は、頭の中に地図を広げて、どこでどのバスとどのバスが乗り継げる、ということを即座に考えたのですが。

 

 もうこれは駄目だ、と思って、チューブの駅まで歩いて、チューブに乗って、セントラル・ロンドンを通ってほかの路線に乗り換えることに。

 あのままバスがあれば、15分で行くような距離を1時間かけて移動。

 

 しかも、私が使っているトラベルカードは、ゾーン2-4のもの。

 チューブの路線乗り換えはゾーン1まで行かなくてはいけません(しかも一駅)。

 チューブに乗るとき、チケット・オフィスの人に確認をしたら、今日はバスパスを持っていれば、バスが動いていない部分チューブが、無料、といわれました。

 ですが、実際、改札を出る時、しっかりゾーン1の部分を加算されていました。

 

 教えが終わった後、駅で聞いてみたら、それは、1駅分とかの話で、私の場合には適用されない、とのこと。

 駅によって、駅員によって言うことが違うのはさすがイギリス。

 とりあえず、事務所に電話してみたら、もしかしたら、リファウンドしてもらえるかもしれないから、といって、電話番号を渡されました。


 帰りにセントラルロンドンを通ったら、普通にチューブで移動できるようなところはバスが動いているように思います。

 チューブが通っていなくて、バスが頼りのところは運休。

 まったく、いつものことですが、利用者の立場にたって考えていないのが、ロンドンのバスです。

 ここに書かないだけで、毎日のようにバスとは戦いです。

 毎日、バスを10本は乗り継いでいるので、イライラすることも多いのです。

 英語がちゃんとわからないドライバーもいるのです。 

 

 使用者はどうやってストライクをしたら良いのでしょうね?

 無賃乗車をするわけにはいかないし、毎年値上げをするだけで、サーヴィスはどんどん酷くなっていくし。

 

 というわけで、私には、チューブのストライクよりも、ずっと迷惑なバスのストライクでした。

 

Posted on 2012/06/22 Fri. 04:37 [edit]

category: イギリス事情

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22

スケール、アルペジオ 

雨の天気予報だったので、徒歩での移動が多い今日は、濡れても良いように、長靴ででかけました。

 が、思ったよりもそれほど降らず。 


 イギリスの音楽のグレード試験では、スケール、アルペジオが必須です。

 私は、グレードを受ける、受けない関係なしに、どんなに小さな子であっても、一番基本的な指の訓練が終わったら、スケールをやります。

 最初は、片手ずつ、1オクターブ。 

 楽譜は使いません。

 指番号と、調号を覚えてもらいます。

 できるようになってくると、2オクターブに増やし、両手にし、ちょっと躓きながらも進めていきます。

 

 よって、基本的に、グレード1を受ける時には、グレード2、3のスケール、アルペジオができているので、飛び級もしやすいですし、スケールができなくて、苦労することもほとんどありません。

 

 10本の指が固定されている状態の曲がほとんどの導入期、スケールで親指をくぐらせたり、またいだりするのは、すごいことに思うようで、子供たちは楽しんでやっています。

 しかも、教本でまだ黒鍵を習わないうちに黒鍵を弾くので(とりあえず、6歳以下には、私はその時点ではシャープ、フラット、という言葉は教えていません)、どんどん弾けるようになります。


  というわけで、私が導入、もしくはほぼ導入から指導した子供たちでスケールを苦労した子はほとんどいません。

 こちらが驚くほど、子供たちはどんどん新しい調を覚えていくのです。

 

 だから、スケール、アルペジオ大好き、新しいのやらせて!と言う子が多いのです。


 日本から来た子達は、スケールをやっていたことがある子は、ほぼいません。

 ひとつには、多くの子供たちが、ハノンでスケールのところまで進まないとスケールをやらない、という理由がありそうです。


  私が今まで指導してきて思うことは、小学校4年生以上でこちらにきて、初めてスケールをやる、という子は、拒否反応が大きい子が多い。

 だから、なかなか覚えられません。

 

 白状すると、私自身、大きくなってピアノをきちんと勉強した為、大学時代、テクニカル試験でのスケール、アルペジオには泣かされました。 師匠は、エチュード、その他の曲を重視していて、スケールはできていて当たり前、という考え(そりゃそうだ)だった為、レッスンで試験前でも、スケールはみてくれないし、私はちゃんと覚えないし。


 正直なことを言うと、学生時代よりも、教えをしている今の方がスケールの指使いがきちんと頭に入っています。 あのときには、覚えようともしませんでした。

 いつも、テクニカル試験で点数の足をひっぱっていたのは、何を隠そう、基本中の基本、スケール、アルペジオだったのです。

 

 私自身が苦い経験をしたから、子供たちには、最初にスケール、と思うのかもしれません。


 夏休みを挟む為、11月の試験の準備を始める子もちらほらと。

 スケール、初見の進み具合を考慮しながら、どのグレードを受けるか決めること、今回は判断に迷う子が多くて、悩み中。

 

 あと1ヶ月もしたら、夏休み、という言葉がまったくと言って良いほど思い浮かばないロンドンの気候です。

Posted on 2012/06/21 Thu. 06:10 [edit]

category: 音楽

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21

イースト・グリンステッド観光 

 青空が続いています。

 昨日行った、イースト・グリンステッド(Esat Grinstead)です。

 ガイドブックによると、『くまのぷーさん』の舞台になった村の一番近い駅のようです。

 が、徒歩でいける範囲では全くありません。


 ロンドン・ヴィクトリア駅から、1時間弱。

 終点の駅です。

 途中からは、各駅停車のような感じなので、43kmの割には、結構時間がかかります。 

 特に、前回のコンサートの時にはマンチェスターで、距離があるのに、高速列車だったので、今回は余計にのんびりと感じました。


 

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 いつも通り、どこへ行くのにもほぼ変わらない車窓。

 お天気がよかったので、車窓からの眺めが全く飽きませんでした。

 しかも、9時53分発の列車(安いデイ・リターンが使える、イースト・グリンステッド行きの最初の列車)は、とってもガラガラ。 4人席を独り占めでした。


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 途中の駅は、みんなこんな感じ。

 自然の中です。


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 イースト・グリンステッド、小さな街です。

 古い建物が多く存在し、14世紀の建物が何件も続いて残っているのが特徴のようです。

 ここから東へ行った、ケントのタンブリッジ・ウェールズ行きのローカル・バスもあったりして、思わず、それに乗りそうになりました。

 


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 今でも、しっかりと使われている、古い建物。

 ハイ・ストリートの端。


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 イギリスの片田舎のどこにでもありそうな感じのハイストリートでした。

 ただ、ハイストリートは、古い建物が残されていて、いわゆる、ショッピング街は、他の道でした。


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 地震がないから、残るんだな、ちょっとのゆれで壊れそうな家。

 メンテナンスが絶対に大変でしょうが、こういう家っていつかは住んでみたいです。

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 『有名な』本屋さん。

 大規模店、チェーン店にはない味。

 有名な、と書かれていたのですが、どうして有名なのかはわからず。

 そのうち調べます。


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 博物館があるので、行ってみたのですが、あいにく、月曜日、火曜日は休館日で入ることができませんでした。

 とってもモダーンな建物でした。

 日本的な考え方だと、古い建物を博物館にするような気がしますが、ここではそうではありませんでした。

 これは、博物館前にあった、パブ。

 中がちょっとレトロで、おじちゃん二人が座っていて、なんとなく、スペインのバールを思わさせられる雰囲気でした。


 日本のガイドブックにはなかなか載っていない、素敵な街はイギリスにはたくさんあります。


 ちなみに、イギリスの道路地図を見ると、この街には観光案内所がありませんが、実際、街の標識には観光案内所があったので行ってみました。

 ハイストリートをちょっと外れたところにある、図書館の中の一角が観光案内所でした。

 ケント、サセックスあたりのリーフレットが数多くありました。

 これを見てしまうと、遊びに行きたくなってしまいます。

 

Posted on 2012/06/20 Wed. 05:44 [edit]

category: イギリス 遠出

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イースト・グリンステッドでのコンサート 

ロンドンから、南へ、43kmほど、ゆっくりと進む列車に乗って1時間ほど行ったところで、コンサートでした。


 East Grinstead(イースト・グリンステッド)という、正確にいうと、ウェスト・サセックスになりますが、ちょうど、サリー、ケント、イースト・サセックス、ウェスト・サセックスのボーダーにあたります。


 住宅地を抜けたところの、駅から徒歩15分ほどの場所にある、Chequer Mead Community Arts Centre内にある、劇場が今日の演奏場所でした。

 ちなみに、いくつものスタジオなどがあり、10代の人たちの演劇などが盛んなようです。

 こちらでは、毎月1度、ランチタイム・コンサートが行われています。


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 こちらが、コミュニティー・センター。

 中庭のようなものもありました。

 私は、着くや否や、劇場内に缶詰でしたが。



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 外観からは想像できないような、モダーンな劇場です。 

 舞台からはこんな感じ。

 2階部分も含めると、340席ほどだそうです。


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 客席の中ほどからはこんな感じ。


 通常、イギリスでは教会、大聖堂での演奏がほとんどな私です。

 このような空間での演奏、というのは非常に珍しく、本番の間、客席が真っ暗で、人の顔が見えない状態で演奏する、というのは、気持ちが悪いものがありました。

 本当は、このようなことに慣れていきたいのですが。



 今日のプログラムは、


 モーツアルト: ピアノソナタ ニ長調 K.576

 グリンカ/バラキレフ: ひばり

 ブラームス: 幻想曲 作品116より、第3番 カプリチオ

 チャイコフスキー: ロマンス ヘ長調 作品51-5

 ショパン: ノクターン ロ長調 作品62-1

 ショパン: 幻想ポロネーズ 作品61



 ピアノは良いとも悪いとも言えない、ヤマハのC3が入っていました。

 ピアノのリサイタル、というのはほとんど行われていないようなので、弾きこまれている状態ではありません。

 

 とにかく、教会などの豊かな響きの中で弾くことがほとんどなので、このような無機質な、演劇などに向くような劇場の中で、とてもデッドでドライな音響の箱の中だと、自分が出す音が違って聴こえてきます。


 一番調節する必要があったのが、ペダル。

 そして、音の出し方そのものも少しずつ変えていきます。

 

 モーツアルトは、4月に2度弾きましたが、今回が3回目。

 第1楽章は落ち着かなくて、危なっかしいパッセージでやらかしました。

 第2楽章から落ち着いてきましたが。

 この曲はとりあえず、2ヶ月弾きこんで、サマーコースでしごかれてきます。

 

 ひばりは、音響が豊かなところでの方が、音色の変化がつけやすいような気が。


 ブラームスは、このように、パーッといける曲の方が、デッドな音響では弾きやすい気がしました。

 本番にあげるのが3回目ですが、ずいぶん、慣れました。

 

  チャイコフスキーは、何度弾いても、新しいことがみえてきます。

 今年、また夢がかなわなかったから、いつか・・・・

 自分が日本人という人種、日本で生まれた、という事実をどうにもこうにも変えることができないことが、いやになります。 日本人でなければよかったのに・・・ 金髪、青い目で生まれてきたら、人生違ったはず。



 ショパンは、もう何度も弾いているものなので、そしてどちらも大好きな曲だから、自分の腕に羽を生やすことができます。 すべての曲でそれができなくてはいけないのは、嫌なほどわかっていますが。


 

 というわけで、前半は反省ですが。

 

 来年1月に、久々に夜のリサイタルが入っています。

 ここではありませんが、他の劇場にて。

 今回のことで、わかったことが多くあるので、1月の準備に生かしていかなくてはいけません。

 

 というわけで、ソロリサイタル、今シーズンの残りは後1回。

 毎回毎回、多くを学んでいます。


 

 今日のコンサートは、少し遅めで、ランチタイム・コンサート、といっても、1時半始まり。

 最後、おなかがすいてきました。 

 こういう時、おなかがすかない体質になりたいですが。

 普段よりも遅めだと、食べるタイミングが難しいです・・・

 

Posted on 2012/06/19 Tue. 04:57 [edit]

category: 自分のコンサート

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19

ロイヤル・ファミリーの着せ替え人形 

先日書いた、アマゾンで注文したものが届かなかった件、集配所から連絡が無いので、昨日集配所へ再び行ったら、ありました。

 一安心。


 こちらが、注文してあったもの。

 


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 女王のジュビリーにちなんだ、ロイヤル・ファミリーの着せ替え人形です。

 昨年も、ケンブリッジ公御成婚の際にこれと同じようなものの、ご夫妻バージョンが発売されたのですが、私は買いそびれてしまいました。


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 こんな感じの中身です。


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 着せ替え人形、といっても、女王&フィリップ殿下は3種類の服。 ウィリアムとケイトは2種類、チャールズ夫妻は、1種類。

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 女王ご夫妻には、こんなラフな格好も用意されています。


 お人形部分は厚紙ですが、お洋服部分は、結構ぺらぺらの紙です。


 ロイヤル・ファミリーの着せ替え人形を作るあたり、さすがイギリス。

 日本で、皇室のこのようなものはありませんものね。

 まあ、ロイヤル・ファミリーのお面を作ってしまうような国ですので。

 

Posted on 2012/06/16 Sat. 05:32 [edit]

category: イギリス事情

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16

生徒のレッスンで感動 

 ここでしばしば話題になる、私の8歳の男の子の生徒。

 3年前は、ピアノが大嫌いで、大変でした。


 彼は再来週、グレード4の試験があるのですが、今日のレッスン中、ウォルター・キャロルの『Alone at Sunset』という曲で、まさかのまさか、私をウルっとさせてくれました。

 本人は、きょとんとしていましたが。


 歌う曲です。 8歳には難関か、と思ったのですが、自分で選んだ曲。

 この4週間、ペダルの使い方を頑張り、やっと形になってきました。


 もちろん、まだまだ問題はあって、ガクっとさせられる部分もあるのですが、ところどころで、非常に美しい響きの和音を弾いていました。

 この子が、あれだけ大変だった子が、たった3年間でこんな演奏をするようになるとは、あの時には全く想像できませんでした。


 それにしても、去年もこの曲を勉強した生徒がいましたが、素敵な曲です。

 『海の物語』という曲集の中の1曲なのですが、私は、他の曲はどうかしら?と思って楽譜をみてみたものの、他はいまいち惹かれるものがありませんでした。

 

 お父様はまだ子供たちには話していないのですが、今年の夏休みは、お父様のご実家へ行くので、レッスンもお休み。

 夏休み前の、レッスンはあと3回だからね、と伝えたら、

「どうして? 僕はずっとレッスンしたいのに。 休みたくない」

 と寂しそうな顔をしていました。

 とにかく、彼がこういう気持ちになること、私には、感動です。


 

 ペダル、こちらには、以前も書いたように補助ペダルが手に入る環境はありません。

 ペダルに足が届かないうちは、基本的にペダルは使わせませんが、どうしても、ペダルが必要な曲もあります。

 この子はどうにか、足のつま先が床に着く状態。

 普段は、バスルームで使うような足台を使用(ほとんどの子供たちがバスルーム用のものを使っています)。

 今回は、お父様にお願いして、厚み1cmほどの板を数枚用意して頂いて、かかとの部分にそれを置くことで、どうにか解決。

 足台を作る為に、私は本気で、電動ドライバーを買うことを考えましたが、今のところは、どうにか対処しています。


 

 いつも思いますが、教材の工夫、という面では、日本はすごいですよ。

 毎回、日本へ行くと、ヤマハの楽譜売り場で何時間も過ごすことができるほどです。



Posted on 2012/06/15 Fri. 05:24 [edit]

category: 音楽

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15

この夏はピアノ♪ 

 青空で、暑いのかと思いきや、だんだんと怪しい天候になっていったロンドンです。

 1週間が過ぎるのがあっという間。 明日はもう金曜日。


 2001年から2008年まで、毎年北ロンドンで行われる1週間のサマーコースに参加していました。 毎日違う先生方からレッスンを受け、ピアノ三昧の1週間を送ります。 周りには自然しか無いような場所(2007年から場所が変わりましたが、両方とも同じような環境)で、いわば、音楽の牢獄のようなところです。

 朝から晩まで、ピアノ漬け。 食事も出るので、食事の支度を考えなくてもよい環境です。


 私の師匠が主催しているもので、高校生までが多く、リピーターも多いのが特徴。

 1年に1度会う、いとこ会のようなものです。 いとこが一人しかいない私にとっては、毎年、レッスンももちろんのこと、友達と会うのも楽しみ、というサマーコースでした。


 いろいろな気持ちがあってこの3年間は参加していなかったのですが、今年は久々に参加することに。

 といっても、色々と迷っていたのですが、先月末に、Dr.Sと奥様の生徒さんの発表会を観に行って、少々衝動的に決めました。

 先日、やっと先生に空きがあるか連絡したら、あるとのこと。

 申込書を提出する前に、インヴィテイションのレターが送られてきました。 さすが、我が師匠!!

 メールには、「またみゆきのピアノを聴くことができるのは、Delightedだ」、と書かれていたので、「先生をがっかりさせないと良いのですが」と返信しておきました。


 非常に何がなんだかわからないのがこのコースだったのですが、いろいろあちらも学んだようで、ウェブサイトが充実していて、驚きました。

 よく、日本からの参加者が、こんなにめちゃくちゃできちんとしていないサマーコースは初めて、と文句を言っていました。 私はここしか知らないので、これが基準になっていますが。 我が師匠にきちんとしたことを求めること自体間違っている、という考えですし。



  本当は、先生をからかって、今年サマーコースに参加するのは、

「あのカッコよくて、ハンサムな先生の顔を拝むため」

と言おうかな、と思ったのですが、先生を悲しませるので、自粛。

 まあ、私自身は、あの先生のことをそのようには思っていないのですが、巷では、カッコよくて、有名。

 

 私はこの先生に、カーディフの音大時代、室内楽でお世話になったりもしたのですが、当時、音大というと50代以上の男の先生か、ゲイの先生ばかりだった中で、30代のこの先生(多分、ゲイではない)は目立ったものでした。

  我が師匠でさえ、この先生が王立音楽大学で代理の先生として、私が在学中にいらした際、

 「どうして、あの先生が代理で呼ばれるのかしらね?」と言った私に対し、


「当たり前だ。 あの先生は、ハンサムで、good lookingで、背が高くて、若いんだ。 カレッジのピアノ科主任(女性)はああいうのが好みなんだろうよ」 と吐き捨てるように言ったものです。


 王立音楽大学も、当時は若い先生なんていなかったので、女子生徒たちが、うわさを聞いて、こぞってレッスン室を覗きに行っていました。 私は、前の大学でお世話にもなっていたので、一応挨拶したのですが、それを他の友達が見ていて、「ずるい」と言われたものです。


 というわけで、この夏は、ピアノの練習をがんばります。 あのコースで、レッスンで自分の100%で弾くためには、200%の準備が必要なことくらい、とっくに学習しています。 その学習が活かされているかどうかは、毎年なぞですが。


 3年間参加していないので、顔ぶれも変わったことでしょう。 仲良くしていた当時の高校生たちはもう大学生。 ちょっとさびしいかな、なんて思いながら、久々に、自分のピアノだけに1週間浸ることができること、今から楽しみにしています。

 

 

Posted on 2012/06/14 Thu. 05:04 [edit]

category: サマーコース 2012年

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14

イギリスでの生活は戦い。 また問題発生 

実は、少々参っております。

 今までに、いくつもの問題に出くわし、一つ一つを自分で解決していきました。

 イギリスに来て数年は、問題を解決するたびに英語が上達していったので、英語を勉強しない私に与えられた神様からの罰だと思ったこともありました。


 私が住んでいる住所は、少々わかりにくくて、通常のポストマンが休暇中の場合、私の手紙、その他が配達されないことはしばしばありました。

 一番残念だったのは、3年ほど前、日本の家族が送ってくれたクリスマス・プレゼントを手にできなかったことです。 私は実家から何かを送ってもらうことはほぼ無いので、クリスマス・プレゼントを受け取ることは毎年とっても楽しみにしていました。


 この時、配達員が間違って隣の家に不在表を入れたことから問題がおこりました。 

 結局、私が集配所に小包を引き取りにいかなかったので、このプレゼントは数ヵ月後、日本の実家に送り返されました(日本では、わざわざ日曜日に郵便局の方が家に届けて下さったそうです)。


 これで一つ学んだ私は、アマゾンなどで本を頼んだ際、もし届かなかったら、不在表がなくても、直接集配所に身分証明と住所が書かれたものを持って行き、その場で荷物を出してもらっていました。 


 2週間半ほど前、アマゾンであるものを注文しました。 私には珍しく、少々旬なミーハーな買い物です。

 先週のバンクホリデーを考慮しても、まだ届かないのはおかしい。

 先週あたりは、配達員が違うことも感じていました。 生徒の試験のお知らせも届かなかったから(インターネットで既にわかていますが、一応、郵送もされてきます)です。


 他にも今週頭には受け取ると思っていたものが届いていません(これについては、後述)。

 

 昨日、朝からオペラハウスに当日券を買いに行った帰り、集配所へ行き、アマゾンで頼んだものを受け取ろうと思いました。

 が、行ってみたら、不在表を持ってきていないのであれば今見つけられない。

 この紙(不在表をもってきませんでした。 すみません、という紙)に氏名、住所、電話番号を書きなさい。 探して、今日の午後電話連絡する、とのこと。

 私は、全く私の落ち度ではないので、きちんと説明をし、その場で見てもらおう(住所ごとにまとめてあるので、簡単なのは知っている)、と思ったのですが、このおじさん、全く協力的でない。

 「他の仕事だってあるんだから、君のを探すのには1時間かかるんだから、今はできない」

 の一点張り。


 私は他のことで頭にきていたことがいくつもあるので、カスタマー・サーヴィスの電話番号を聞いて、絶対に午後に電話をすることを約束し出ました。


 その場で、カスタマー・サーヴィスに電話。

 最初は、アドヴァイス・センターというところにつながってしまい、すべてを話した後、苦情取り扱い部門に繋げてくださいました。


 教育されているのか、とりあえず、私の苦情には、全て、「そうですね」という言い方で返答。


 住所を聞かれ、私の管轄区の集配所のマネイジャーに話をするから、とのことでした。

 

 ちなみに、集配所から昨日午後、連絡はありませんでした。

 そして、今日もありませんでした。

 明日は、再び行ってみます。


 そして、それ以上に困ったことが4月からおきていて、特にこの10日間は不便なことがあるのです。

 これについては、ロイヤルメールだけではなく、銀行もからんできているので、また後日。

 私自身は全く無事ですので。

 今回は、お金を勝手に使われた、ということでもありませんので。


  でも、とにかく、頭にきています。

  とりあえず、今、ロイヤルメールと銀行に、苦情の手紙を書く準備中です。

 英語学校に1年間通った時、ライティングの問題では、よく、苦情の手紙を書く、という課題が出ましたからね。

 私は、経験豊富で、これが非常に出来が良くて、先生に苦笑されたものです。


 

Posted on 2012/06/13 Wed. 03:38 [edit]

category: イギリス事情

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13

ホセ・マーティン、ロイヤルバレエ引退公演 

 久々に午後から青空が広がりました。

 イギリスは方々で洪水です。 どうなるのでしょう。

 水不足で、昨年のセイシェルのように、一般家庭の水道が止められてしまうよりは、はるかにマシですが。


 バレエの感想が溜まりに溜まっていますが、昨夜のことを。

 (感想ではありませんが)



 昨夜は、オペラハウスで、バランシン振付の『王妃の舞踏会』とブルノンヴィル/コボーの『ラ・シルフィード』を鑑賞してきました。

 この大好きな組み合わせ、残りはあと金曜日のみ。

 

 『ラ・シルフィード』のカーテンコールにて、シルフィードを踊っていたアリーナ・コジョカルが、指揮者、ジェームズに頂いた花束からバラの花を1輪ずつ手渡しました。

 ここまでは彼女は毎回やること。


 そして、もう1輪を、ガーンを踊っていたホセ・マーティンに手渡しました。 そしてハグ。

 すかさず、ジェームズを踊っていたヨハンがそこへ行ったので、これは、婚約者であったエフィーをガーンにとられ(正確に言うと、ジェームズがすべて悪い)、シルフィードまでとられそうだから、アリーナを取り返しに行くのかしら?と私は思ったのですが、違いました。

 ヨハンは、ホセのことを前に押し出し、ホセがおじぎ。


 これは、異例のこと。

 ここでピンときました。 

そして、ホセに、大きな真紅のバラの花束が渡されました。

 通常、ロイヤル・オペラ・ハウスでは、男性ダンサーには舞台上で花束を渡しません(例外は、女装する時)。


 今回が、ホセのロイヤルバレエ引退(退団)公演でした。

 このことを知らずに舞台を観ていて、昨夜はずいぶんとホセがさわやかな顔をしているな、とは思っていたのです。


 たいていは、誰かが退団する時にはうわさを耳にしていることが多いのですが、今回は全くうわさを耳にしていませんでした。


 彼のこの後については、終演後耳にしましたが、どこまで公になっているのかはわからないので、今回はここに書くことは控えます。


 

 プリンシパルの一つ下、ファースト・ソロイストのスペイン人。

 私が知る限り、主役は踊っていませんが、準主役のマキューシオ、レスコー、ヒラリオンなどを踊っていました。 今シーズンは、舞台の回数も少なかったのですが、今回、私は久々に彼の踊りを観ました。


 少々残念だったのは、最後の公演での伝統女装を観ることができなかったこと。

 12月の、フランチェスカの退団公演の時には、友達はその伝統を知らずに彼女の男装に気がついたものの、私は気をつけていたのに、気がつかずに終わってしまいました。

 

 というわけで、いつもとは違うカーテンコールが行われた昨夜の舞台でした。


 

Posted on 2012/06/13 Wed. 02:21 [edit]

category: バレエ

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13

楽典 

 毎日毎日雨です。

 5月末の天候が幻だったのか、再び冬のような格好に戻っています。 どうなっているのでしょうこの国は?

 

 ハーフターム・ホリデーも終わり、今日から再び学校が始まりました。

 それと同時に、今週から、7月中旬までが、王立音楽検定の試験期間。

 私の生徒は、来週、再来週。 


 今週末に楽典(セオリー)の試験があるのですが、今回受験する生徒、危機感がまったくありません。

 100点満点で、75点以上が合格。 過去問をといていますが、いまだに、62点が最高。

 100点満点、といっても、作曲が15点分あり、今までの経験上、滅多に10点以上はもらえないので、92点満点くらいで考えておかなくてはいけません。

 

 この生徒、理解していないのではなくて、ただ単に、うっかりミスが多い。

 先日なんて、うっかりミスで20点以上失いました。

 問題をきちんと読まない癖があり、それは、学校でもそうだそうで、本人にも自覚があります。

 それで、本人なりにきちんと考えて、大切な部分にハイライトを入れていますが、それでも、間違います。

 

 シャープをフラットにしてしまったり、スペリングのミスだったり、楽器を答える問題で、ファミリー(弦楽器、木管、金管)と、楽器(その中の例えば、ヴァイオリン、フルートなど)を逆に答えたり。


 心配しているのは私だけで、本人は、いたってお気楽。

 「うっかりミスをしなければ受かるんでしょ? 楽勝だよ」

 あなたは、うっかりミスをしないことが今までなかったのですが、試験の時に急にできるものなのでしょうか???


 移調の問題は面倒、といいながら、この前は、まったく手をつけていませんでした。

 

 今まで、落ちた生徒はいないのですが、彼は、私の落ちる生徒第一号になるそうです。

「どういうことだって、ナンバー1っていうのは、うれしいよ」

 私には、不名誉なナンバー1だと思うのですが・・・

 

 この楽典、日本でいうと、音大受験レヴェルになります。

 私自身は、音大に行くことを決めて、日本でグレード試験を受ける必要があって、この楽典を2ヶ月で勉強しました。

 実技試験のグレード6以上を受ける場合、セオリーのグレード5をとらなくてはいけないのです。

 現在のセオリーの生徒の最年少は8歳です。

 8歳の頭にあれだけのことを教え込むのは、実は大変。

 だから、実技がグレード5には達していませんが、早めにセオリーのレッスンをスタートしています。


 少々、胃が痛い今週です。


 ちなみに、あれほど学科が苦手な私が、このセオリーは大好き。 パズルのようなもの。

 セオリーを教える生徒がいない時には、自分で過去問を解くほどです。

 

 あと一息です。

Posted on 2012/06/11 Mon. 03:54 [edit]

category: 音楽

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11

新しい楽譜 

 相変わらず不安定な天候なものの、昨日よりはマシ。


 ハーフターム中、一昨日、昨日はレッスン時間も長かったのですが、その分、今日は午後の早い時間に教え終了。

 というわけで、お天気がよかったら、今が盛りのバラを見に行こうかな、と思っていたのですが、非常に不安、小雨がぱらつく、ということで、楽譜屋さんへ。

 普段、生徒の楽譜を購入したりするのは、大きな書店の楽譜売り場(夜9時まで開いているので、非常に便利)へいくのですが、どうしても足りないものがあるのです。


 オックスフォード・ストリートをちょっと入ったところにある、チャペルへ行ったら、なんと、ヘンレ版の一部が、35~80%オフ! ほとんどは、40%オフくらいでしたが。 

 既に持っているものも多いのですが、ちょうど買いたい、と思っていた楽譜が安くなっていたので助かりました。

 セール品がなくなるまでセールらしいので、ヘンレ版を探している(とはいっても今日の時点で、バッハがいくつか、ブラームス、リスト(バラード、巡礼の年第2年、詩的で宗教的な調べあたり)、ドビュッシー、ベートーヴェンのソナタのピース)ロンドン在住の方は行ってみる価値ありかもしれません。 ピアノ以外も結構ありました。


 

 ちょっと心を入れ替えて、今まであまり勉強してこなかった分野の曲をしばらくさらうことにしたので、新しい楽譜。 

 子供たちに新しい楽譜を渡すと、彼らはとびきりの笑顔をかえしてくれますが、大人でもそう。

 新しい楽譜を手にすると、やる気がでるし、がんばろう!弾けるようになろう!と思うものです。


  

 夏前に、あと2回残っているコンサートのプログラムも提出し、あとは練習するだけ。

 プログラムの提出が終わると、ちょっとした寂しさがあります。

 


 バレエの感想、書きたいとは思いつつ、今は全くといって良いほど、感想が日本語になりません。

 メモとしては残してあるので、そのうち、まとめます。


Posted on 2012/06/08 Fri. 02:47 [edit]

category: 音楽

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08

叶えられなかった夢 

 午前中は、それなりに天気がよかったのに、お昼頃から大雨。

 今日は教えの軒数も多くて、しかも、普段とは違う時間割なので(ハーフターム・ホリデー中)、同じ地域だけれど、微妙に遠くて、歩く距離も長い、という感じ。

 途中で、2度ほど車に水をはねられ、足もスカートもびしょびしょ。

 とても、よそのお宅に上がれる状態ではなかった為、家に近い教えの途中で、着替え、ウェリーズに変える始末。

 ですが、夕方からは、すっかり雨もやみました。 ついていない・・・


 昨晩のこと、母と電話で話していたら、実家の最寄り駅からちょっと行ったところの大きめの駅がずいぶん変わった、とのこと。

 昨年の夏、工事が進んでいるな、とは思っていたのですが。

 

 小学4年生から高校3年生で渡英するまで、バレエのお稽古の帰りに乗換えで使っていた駅。

 ちょうど、私の実家の最寄り駅の階段に近い車両に乗る為にホームで待つのが、立ち食いそば屋さんの前。

 小学生の頃から、あのおいしそうな匂いに魅せられ(おそば大好き)、大人になったら、立ち食いそばを食べるのが夢でした。

 

 大人になっても、なかなか勇気が出ず、さすがの我が親も、女の子が一人で立ち食いそば、というのは・・・ということを言われ、食べたことがありませんでした。

 あんな地元の駅のホームだと、絶対にどこかで知っている人が見ていて、

「あら、加藤さんのところのみゆきちゃんが、立ち食いそば」

 と、いわれるに決まっています。


 こんなことなら、昨年の夏日本へ行った時、記念に食べておけばよかった、と後のまつりです。


 

 一昨年だったか、歯医者でしゃべっていた時(なぜか、歯の治療をされているはずなのに、おしゃべりが多い)、息子から、日本で何を食べたいのか、ということを聞かれました。

 立ち食いそばを食べるのが夢で、と言ったら、ふーん、と。

 

 我が家とは違って、女性一人で立ち食いそばは・・・・という感覚は無いようで、話が通じませんでした。


 しかも、「どうせ、妹はいつも立ち食いそばを食べているんじゃないの??」とのこと。

 いや、妹は私と違って、そのような感覚を持っておりません・・・

 これを伝えたら、彼女は怒っていました。


 最後は、

「お嬢様が指をくわえて立ち食いそばをうらやましくみているんだ」

 といわれましたが・・・


 どちらが普通の感覚なのでしょうね、今の時代。

Posted on 2012/06/07 Thu. 05:25 [edit]

category: 日常

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07

連休最終日 

 ジュビリーの連休、残念ながら悪天候。 昨日は、ぎりぎり雨も大丈夫だったのですが、今日は再び雨。 

 人々は冬の服装に戻っています(だから、この国では、衣替えができません)。


 

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 昨日のこと、ストリート・パーティーをしている人たちを発見。

 数日前、ここで、住民たちが旗を用意していたから、もしかしたら、と思っていました。

 

 私の三連休は、結局雑用、事務仕事で終わってしまいました。

 先週、2度遠出をしたばかりですし、天候も悪いからおとなしくすることに。

  

 こうして、午後、丸々と時間があることはあまりないので、一気に事務仕事がはかどります。

 やってもやっても終わらない。 でも、やっぱり今のままでは悔しいし、情けないし、駄目人間だから、色々とがんばることに。

 過去を嘆いても仕方がありませんからね。

 ここはポジティブに。


 でも、プリンターのインクがどんどん減っていきます。

 インクを換えたのは、ついこの前のことなのに・・・


 というわけで、この二日間お休みだった分、明日、明後日は教え三昧です。 

 なぜか、このハーフタームはお休みをする生徒は2人だけ。

 皆さん、まじめですね、レッスン希望です。

 先週は私がコンサートでレッスンできなくて、しかも、生徒たちも色々と忙しいですから、他の日に振り替えができなかったりもしたので、レッスンを希望してくれることはありがたいのですが。

 

 まあ、グレード試験が目の前の子達がいますので、レッスンを休まれるよりもずっと良いのですが。

 いつもとは全く違う順序で教え移動なので、間違えないようにしなくてはいけません。

 

Posted on 2012/06/05 Tue. 01:06 [edit]

category: 日常

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05

ルイ・ヴィトンでのピアノ鑑賞 

 ジュビリーのいろいろな行事がありますが、私は人ごみに入るのがいやで、行かず。

 その代わり、午後からボンド・ストリートへ行ってきました。

 高級店が立ち並ぶ、私にはご縁がない通りです。


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 やってきたのは、こちら。

 私はマダムではないので、縁がありませんし、入ってはいけないと思っていました。 捕獲されるかと・・・

 ここにきたのは、もちろん、ショッピングの為ではありません。

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 この為。

 先日、まだ大学にいる友達からここで今日演奏する、との連絡をもらいました。

 先週だったかの卒業リサイタル試験を教えと重なって聞き逃してしまいましたし、実はこの高級店に入ってみたい、と思ってみたので、良い機会。

 

 どうやら、大学とのコラボで、2日間、午後1時から午後6時半過ぎまでのコンサートを行っていたようです。

 毎時に始まり、一人35分から55分くらいのリサイタル。

 ファツォーリのグランドを使っていたので、きっと持ち込みしたピアノだと思います。



 友達からあらかじめ知らされていたプログラムを見る限り、日本の銀座シャネルで行われているようなコンサートかな、と思ったのですが、違いました。

 入り口にグランド・ピアノを置いて、どちらかというと、BGM的な感覚。


 両日分のプログラムが1冊になっていましたが、試験中、ということもあり、演奏されるのは、ベートーヴェンのソナタとか、シューベルトの大きなソナタとか。

 ピアノの周りに椅子が置いてあるわけでもなく、皆さん、商品を見る為に歩き回るわけですから、演奏する方は集中力がとても大変だと思います。

 

 正直、中途半端な企画かな、と思いました。

 友達も、最後に弾いた、インプロが一番この場にあっていたのです。

 ジャズにうまく、クラシックを混ぜて弾いたもの。

 インプロが大の苦手の私には羨ましい限りでした。

 
 折角なので、商品を見てみましたが、ヴィトンって目が飛び出るほどお高いのですね。

 お財布一つが、私が年間にロイヤルバレエに払う金額よりも高いのですもの。

 私は、ヴィトンを持つより、立ち見で、週に何度もオペラハウスへ行く方を選びます。

 もちろん、良い皮だし、とっても良い製品、ということはわかりますが。


 友達の演奏を聴いている間、ロイヤルバレエの群舞のダンサーお二人の姿をお見かけしました。

 


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 方々のストリートにユニオンジャックが見られますが、ピカデリーは、フォートナム・メイソンの飾りと同じデザインの旗。 暗くてわかりにくいですが。

 3月だったか、友達と冷やかしでフォートナム・メイソンへ行った時(友達が、私に見せたいものがある、といって、幼虫とか、蟻とかが入ったお菓子を見に行った)、ジュビリーのデザインが、楽器を用いたもので、どうして、クウィーンのことなのに、楽器を使うのか(クウィーンは音楽とか、芸術の関心が低い)、と大笑いしたものです。

 オペラハウスのご婦人たちの中には、

「女王は、馬のお尻ばかり見ていないで、少しは芸術に関心をもってくれたらいいのにね」とおっしゃる方々もちらほらと。

Posted on 2012/06/04 Mon. 04:34 [edit]

category: 音楽

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04

ジュビリー・ウィークエンド 

 ジュビリー・ウィークエンドです。

 火曜日までバンク・ホリデー。

 

 ずっとすばらしい天候が続いていたのに、昨日から天候が崩れ、今日は、ずっと雨でした。

 なんと悪いタイミング・・・


 テムズ川に船を見に行きたかったのですが、疲れが抜けなくて、人ごみを歩く気はなかったので、パス。


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 ものすごいお祭りムードなので、不動産屋さんの軒先がこんなことに。

 とにかく、どこもかしこもユニオン・ジャック!

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 チューブの広告。

 地域住民との交流を深めるために、ストリート・パーティーを!と言っていましたが、やったところはあるのでしょうか?


 地域住民との交流を深めるのなら、盆踊りが一番適している、と私は思いますが。

 あれほど、すばらしいものはありません。

 まあ、イギリス人に、炭坑節、八木節、東京音頭のリズムは難しいかもしれないから、百歩譲って、カウントリー・ダンスかな。

 でも、あれには、移動のルールとかもあるから、やっぱり、手と足が自然に動くようにできている、盆踊りが一番です。

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 小学校の柵にも、ユニオン・ジャック。

 

 スーパー・マーケットで、王室6人のお面を見つけました。 カミラさんは含まれていませんでした。

 

 珍しく、明日、明後日教えが入らなくて、2連休(その代わり、水、木曜日はすごいことになっています)。

 どこかに行こうかな、と思うものの、天気が良くなさそうなので、事務仕事、練習で終わりそうです。

Posted on 2012/06/03 Sun. 04:30 [edit]

category: イギリス事情

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03

私の青春の場所、マンチェスターの元音楽大学学生寮 

昨日のマンチェスター行き、楽しみにしていたことがありました。

 それは、私が生活した場所を見に行く、ということ。


 2000年7月まで、マンチェスターの王立ノーザン音楽大学が所有していた学生寮です。

 大学から、空いていればバスで15分かからないような場所にありました。

 治安が悪くて、外を歩くことは禁止されていました。


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 ここが、ハートリー・ホール。

 学生寮のことを、ホール(Hall)といいます。

 1999年、母と一緒に渡英し、マンチェスター空港からまっすぐここに来た時、この建物を見て、感激、そしてここで生活できることを感謝したことを、つい昨日のことのように覚えています。


 私たちが出た後、大学のすぐ隣に新しい寮が建てられ始めました。

 そして、イスラム系の男子グラマースクール(公立選抜中、高校)になりました。

 今回、外観を見られれば、という思いでここへ行ったのですが、門が開いていて、入り口に人がいるのが見えたから、ちょっと覗いたら、中から先生らしき方がいらっしゃいました。

 

 私が、ここが学生寮だった時の最後の住人です。 今はロンドンにすんでいるけれど、たまたまマンチェスターに来たので、懐かしくて、と伝えたら、ほかの先生方もびっくりして、なぜか、喜んで下さいました。

 

 そして、なんと、中を案内して下さったのです!!

 チャペルは、モスクに変わり、コモンルームは教室に変わったり、3つに分かれていた寮の寝室がある部分、中央は教室に、向かって左はよくわかりませんが、私が住んでいた、口の字型の部分は、改装し、現在は、マンチェスターの主にイスラム系の大学院生の寮になっているようです。

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この写真の、向かって右側の日本風に言うと3階部分が私がいた場所。 

 中庭に面しているのは、廊下の窓。

 真ん中は、ホール。


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 こちらが、私が住んでいたところの廊下!

 たまたま、外国人ばかりの廊下(スウェーデン、アメリカ、イタリア、ギリシャ、ユーゴスラヴィア、ノルウェー、アルゼンチン、フランス、私)だったので、インターナショナル・コリドー(インターナショナルな廊下)と呼ばれていました。

 当時は、各部屋のドアは茶色だったはずです。

 ここでの生活が私のイギリス生活の中で最も楽しくて、思い出が多い場所。


 この廊下を歩きながら、ここは、誰の部屋、ここは誰、と鮮明に記憶がよみがえりました。

 

 毎晩のように、寝る支度をしてから、ユーゴスラヴィア人の友達の部屋にみんなで集まって(すごく狭い部屋だから、ぎゅうぎゅう)、おしゃべりをしたものです。

 外国人同士だから、英語ができないのも気にならないし、だからこそ、英語がしゃべれるようになりましたが、でも、お互いに間違った英語を学びあい、イギリス人が私たちの会話を聞くと、間違いだらけでびっくり仰天!しかも、それで理解しあっていることに驚かれていました。

 ですが、私は恵まれていたことにイギリス人の友人がよく英語の間違いをなおしてくれました。

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 これが、新しい部屋。

 ベッドの位置は変わらず、机があるところに、洗面所がありました。 その隣に、ワードローブがあって、手前側に机があったのですが、現在は、以前机があった手前側に、シャワーとトイレがありました。


 当時は、シャワー、トイレは共同。

 この口の字型(寝室があったのは、3辺ですが)の私がいた廊下のところにシャワールームがありました。

 各階に、20人くらい住んでいたはずですが、女子シャワーは、1つ。 男子シャワーは4つ。

 よく、女子が男子シャワールームに入り込んで、怒られていました(私はしていません)。

 

 日本は違うようですが、イギリスの学生寮のこのような形式のシャワーの場合、着替えを置く場所もないし、時間をかけると人に迷惑なので、部屋で服を脱いで、タオルだけ巻いて、シャワーに行くのが当たり前。

 

 サマーコースの時、こういう感じの寮に泊まりますが、日本人受講生からよく私は注意される、というか、

「みゆきさん、今朝裸で廊下をあるいていたよね・・・」といわれます。

 日本人はどうするか、というと、ご丁寧に寝室から椅子を運んで、シャワーを浴びるようです。


 今は、各フロアに洗濯機もあるようですが、当時は地下にあったので、大変でした。

 毎週月曜日に、寮のおそうじのおばさんが、シーツ、枕カバー、デュベ・カバーを換えて、そして掃除機をかけてくれました。


 今ではずいぶん減ってしまっている、古きよきイギリスの寮生活を経験できた、貴重な場所です。


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 当時のままの、階段。

 これが素敵なのです。

 古い建物で、各フロアの天井が高めなので、3階建て、とは言っても、結構段数があって、洗濯物を運ぶ時は大変でしたが。 



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 感激したのは、入り口。

 入り口の門のところを見たら、昔のまま、Hartley Hallという文字!!

 

 基本的に、ここの寮には1年生が入って、2年生以降は、大抵はハウス・シェアをしていました。

 私たちのひとつ上の学年は、この寮が嫌いだった人が多かったようですが、私たちの学年はこの寮が大好き、という人が多かったのです。

 

 ケントでの1年間も貴重なものでしたが、ここでの1年間もとっても貴重なもの。

 まだ、私なんて音楽に関しては卵にもなっていない状態で、必死に練習、勉強はしましたが、責任などは全くなかったので、気楽。

 量の食事は非常にまずいのですが、それ以上に素敵な人間関係があったのが、この寮でした。


 こうして中を見せて頂くことができて、感謝です。

Posted on 2012/06/02 Sat. 06:58 [edit]

category: イギリス 遠出

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02

ベリー(Bury)、マンチェスターへ 

 1999年9月から2000年7月まで大学生活をしたマンチェスター。

 2001年6月に一度遊びに(王立ノーザン音楽大学の卒業リサイタル試験を聴きにきた)来た時以来です。

 本当は、当時もお世話になった日本人のお姉さんのところに泊めてもらいたかったのですが、それこそ15年くらいここに住んでいた彼女はなんと突如今年の春に日本に本帰国。 まさか、帰国するとは思っていなかったので、あえなくてとっても残念。


 というわけで、教えもあることだし、日帰りの旅になりました。

 ちなみに、ロンドン・ユーストン駅から、2時間ちょっとです(距離にして、300kmほど)。


 朝6時17分の列車で、8時28分着。

 マンチェスターの中心部は細い道が多いのですが、そこに、無料の巡回バスが3種類走るようになっていました。 9時半にならないと、トラム、バスの一日券が買えないようでしたし、時間もあったので、とりあえず、この巡回バスに乗って、市内一周。 ずいぶん変わってしまって、驚きとショックでした。


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 セントラル・ライブラリーは改装中。

 そこの前から、トラムに乗りました。

 奥の方に、何度もコンサートを聴きに行った、ブリッジウォーター・ホールが見えます。

 

 トラム、といっても、中心部を過ぎたら、普通の電車のように、線路を走りました。

 1年間生活していたにもかかわらず、トラムには、たぶん興味心から1度乗ったことがあるような、ないような。

 とにかく、マンチェスター時代の1年間は、周りに追いつく為に、必死にピアノに向かっていたので、全然遊んでいません。


 

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 ベリーの街の駅前。 広々としていますが、少々さびしげ。 

 北に来たのだな、と改めて思います。

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 コンサート(別記)の後は、もちろん、観光。

 ベリーの駅のすぐそばには、大きなマーケットが広がり、有名なようです。

 マーケット、と聞くと行かずにはいられない私はもちろん行ってみました。

 この入り口からの屋内マーケットは、生鮮食品、衣服、ガラクタ、その他諸々。

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 週に3回開かれる、屋外マーケット。

 

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 こちらのストールのおじちゃんがおもしろかったです。

 写真を撮ってよいか伺ったら、もちろん!!と言って、ご自身も入ろうとしたので、ぜひ!と言ったのですが、恥ずかしい、と言って、どこかへ行ってしまいました。

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 クリームたっぷりのものは、2つで1ポンド(135円くらい)。

 甘いものに目がない私は買ってきました(今日もタッパー持参)。

 クリームにほとんど糖分が入っていないのか、見た目よりも、ずっと軽めの食感。

 左奥に見える、ケーキのようなものにも興味があったのですが、さすがに食べすぎなので、断念。



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 もう一度、屋内マーケットに戻ると、お魚、お肉のコーナーが。

 お魚屋さんは3、4軒ありました。

 安いし、新鮮だし。

 イカ、ます、サーモン、お肉よりもお魚派の私は、こういうのを見ると、買いたくなってしまいます。

 ですが、ロンドンに持ち帰るのに時間がかかるし、今日は調理をする気はないし、明日も朝からずっと教え、夜はオペラハウス、とても料理ができないから、あきらめました。

 おいしそうな、ホタテもあったのですが。


 

 

Posted on 2012/06/01 Fri. 06:37 [edit]

category: イギリス 遠出

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マンチェスター郊外、Buryでのコンサート 

マンチェスターの中心部からトラムに乗って30分ほど北に行った終点の街、ベリー(Bury)にて、ランチタイムコンサートでした。

 

 初めていくところです。

 1999年9月から2000年7月までマンチェスターで生活した私にとって、こうして、マンチェスター近郊の街で演奏させていただける、というのは特別な想いがあります。

 


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 トラムの駅に着いて、塔が見える方を目指して、5分もかからずに、Bury Parish Church。

 素敵な教会でした。

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 教会内部に入って、思わず美しさに息を呑みました。


 すぐに目に入ったのは、既に用意してあった、フルコン!!

 メーカーは、Otto Stanleyみたいな名前(あやふや)。

 

 ランチタイムとしては、少々長めで、完全に1時間、とのこと。

 

 プログラムは、

 

 モーツアルト: ピアノ・ソナタ ハ長調 K.330

 リスト: 愛の賛歌

 ブラームス: 幻想曲集 作品116 より、第3番 カプリチオ

 チャイコフスキー: ロマンス ヘ長調 作品51-5

 ショパン: 4つのマズルカ 作品67

 ショパン: ノクターン ロ長調 作品62-1

 ショパン: 幻想ポロネーズ 作品61


 

 本当は、モーツアルトは、ニ長調 K.576を弾く予定でした。

 リハーサルの時間を費やしたにもかかわらず、このピアノが非常にこしがなく、スポンジのような感覚のピアノ。 このソナタを弾くにはかなり厳しいものがあって(まだまだ3度目の本番でしたし)、急遽変更しました。


 このK.330の方が、ずっとここのピアノと音響にあっていました。

 最初のフレーズから、聴いてくださっている方々をひきつけている感覚。 久々です。

 

 このところ、演奏に戻る不安があって、今までとは違って、トークをいれずにコンサートをしていました。

 が、今回は、ぜひ、どうしてこの曲を弾くのか、とか、ちょっとした曲の説明をしてほしい、ということで、本番5分前になって、急遽トークが入ることに。

 今まで、あれだけトークを入れてやってきていますから、心配していたほど問題はありませんでした。

 

 リストの愛の賛歌は、初めて弾く教会では、積極的にプログラムに含めているもの。

 この曲は、教会で奏でるのが一番美しい響きになるように思います。

 

 ブラームスのカプリチオは、一昨日に続いて、2度目。

 一昨日よりも、ずっと手ごたえを感じました。

 あの恐ろしいDr.Sの顔は消えて、弾いている間に浮かんできたのは、4月に観た、ロイヤルバレエのリアム・スカーレットの新作、『Sweet Violets』でした。


 ショパンのマズルカも、一昨日よりも、ずっと自由な演奏。

 やはり、10時間の練習よりも、1度の本番の方が、ずっと多くを学びます。


 ロ長調のノクターンは昨年の夏以来。

 やはり、大好きで、自由なファンタジーが湧き上がる曲です。


 そして、幻想ポロネーズも、だいぶ調子が戻ってきました。


 ポーランドに行ってから、早いもので、既に7年が経ってしまったようです。

 また、何かをつかむ為に、そして、行く口実がありそうだから、来年こそは、ポーランドに行くことができたら、と思っています。


 

 4月2日に演奏復帰をして、4回目のコンサート。

 4月2日は、とにかく、自分が自分でないような演奏。

 重くて、ねじがぎゅっと詰まった鎧を着ていました。

 それが、4月18日のコンサートでちょっと緩んで、先週、5月22日のコンサートでは、ねじが外れました。

 今回、鎧が自分の体からはずされたのを感じました。

 

 そして、2月まで、某オーディションの為に必死に練習した、リストのピアノソナタ ロ短調、これを学んだのだ、と思える手ごたえを感じました。

 あの曲で得たテクニック、その他諸々が、今回演奏に生かされてきている実感がありました。


 ですが、このピアノ、最初に書いたようにスポンジのようなアクションで、音色命の私にとって、コントロールが効きにくく、リハーサルでは苦しみました。


 それでも、以前の演奏、いや、それ以上?が取り戻されていることを感じたので、一安心です。

 いつまでかかるのか、と心配していましたので。


 またお声をかけて頂けそうです。

 

 とにかく、生活は楽しかったけれど、ピアノは苦しむことが多かったマンチェスター時代。

 ここに再び戻ってきて演奏をさせて頂けたこと、非常にうれしく思います。

 まだ詳しい日にちは決まっていないものの、来年は北イングランドからいくつかの演奏のオファーが来ているので、楽しみです。


 夏休みまで、あと2つの本番が残っています。

 しっかりさらいたいと思います。


 

 

Posted on 2012/06/01 Fri. 05:47 [edit]

category: 自分のコンサート

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