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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

苦戦中 

この冬初めての雪がちらつきました。

 全く積もりもせず、粉雪、といった感じでしたが、かなり冷え込んでいます。

 久々に空気が凍るような感じ(空気が白っぽくみえる)を味わっています。

 来週の頭には、どうにか和らいでもらいたいものですが。


 今向き合っている2曲、1曲はほぼ形になりましたが、もう1曲が少々苦戦中。 ずいぶん手に入ってきましたが。

 今は凄い世の中ですね。 この曲、なかなかピアノソロの形での録音が無いのですが、youtubeを探ると、出てくること!!

 今までは雑音にしか聴こえなかったのですが、今はとりあえず楽譜が頭と手と耳に入っているので、とりあえず、音が聴こえるようになりました。


 それほど暗譜に苦労しない私も、こればかりはかなり無理そう。 リズム、音が複雑すぎて、覚えられそうにありません。

 が、暗譜で弾いている人もいます。

 楽譜を使う人の方が多そうですが。

 とはいっても、楽譜はリズムの確認程度にしておかないと、間に合わず、手が宙で止まります。  一番恐ろしい状態。


 あるピアニストの演奏は、映像と音がおかしい。 ???と思ってよくみてみたら、2台ピアノヴァージョンの片方を自動ピアノで録音した状態で、リサイタルで、もう片方のパートを弾いているようでした。

 おもしろいリサイタルがあるのですね(以前、このことを読んだことがあったように思いますが、興味がなかったので、それほど気にもかけず)。

 

 色々と参考になりますが、やはり体格の良い男性の映像しか出てこなかったので、私が苦戦する箇所が楽々弾けてしまっています。

 手があと少し大きかったらずいぶん違いますが。

 弾きこまなければ。Dr.Sの手が欲しい・・・


 とりあえず、身体はぼろぼろ。

 日本からの肩こり解消グッズにお世話になる日々です。


 明日は、2週間ぶりのロイヤル・オペラ・ハウスのメインハウスでの公演鑑賞!!

 チケットを持っていないので、頑張らなければ・・・

 

Posted on 2012/01/31 Tue. 04:02 [edit]

category: 音楽

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31

ロイヤルバレエ、 ドラフト・ワークス (1月24日) 

一度書いて、アップしようとしたところで、消滅。

 というわけで、とりあえず、演目のみをアップしておきます。

 内容は私の備忘録としても、後で付け加えたいと思います。


 1月24日から26日まで行われた、ロイヤル・オペラ・ハウスの地下のリンバリー・ストゥディオ・シアターでのドラフト・ワークス(Draft Works)の内容です。


 ドラフト・ワークス、というのは、ロイヤルバレエのダンサーを中心に、ダンサーが振付を行い発表をする場。

 一昨年くらいまでは、まず最初に、上のクロア・ストゥディオでファースト・ドラフト、と呼ばれるものを行い、そこで選ばれたものが、地下の劇場で行っていたのですが、昨年、今年は、この二つが合わさったような形になっています。


 私は毎年楽しみにしているものの、昨年は遠くでコンサートがあったのと重なってしまった為、観られませんでした。 リハーサルだけ、いくつか拝見することができましたが。

 今回は、全10作品。 ロイヤルバレエのダンサーの作品が7つ、外部の方の振付が3つです。


 『At the River Styx』 ロバート・ビネ(Robert Binet)振付 

 曲は、 ビーバー作曲、パッサカリア ト短調


 ユフィ・チェ、 リカルド・セルヴェラ


 ビネは、カナダ国立バレエスクールを卒業。 今シーズン、ロイヤルバレエの振付家の何かの関係で(見習い?)ロイヤルバレエにいるようです。

 オルフェスのストーリーを題材に、クラシックの言葉で振付けられた作品。

 女性は、トウシューズ。


 

 



 『Feathers in your Head』 ルドヴィック・オンディヴィエーラ振付(ファースト・アーティスト)

  曲は Max Richter作曲、 Arboretum、 Berlin By Overnight


 ローレン・カスバートソン、 ベネット・ガートサイド


 ルドは毎回のように作品を発表しています。

 基本的に、コンテンポラリー系の動きです。

 


 『Gallardo (Gallant)』 フェルナンド・モンターニョ振付(ファースト・アーティスト)

 曲は、ピアツォーラの Verano Porteno


 フェルナンド・モンターニョ



 『Overtone』 Declan Whitaker(外部)

Lawrence Englishの Unsettled Sleep、Sylvain Chauveauの Pauvre Simon 及び Apparat のYou Don't Know Me


Declan Whitaker



 『Lonesome Gun』 クリスティン・マクナリー振付(ソロイスト)

The Black Keys のHowlin For You、 Nick Cave and Warren Ellisの The Proposition Martha's Dream、

Ennio Morriconeの 60 Seconds to What 、The Good、 The Bad and the Ugly


 ヘイリー・フォーキット、 トーマス・ホワイトヘッド、

 ジャクリーヌ・クラーク、 フランチェスカ・ヘイワード、 サンダー・ブロンマート



 『Within the Hours』 エリーコ・モンテス振付(ファースト・アーティスト)

 オリヴァー・デイヴィス作曲、チェロとピアノの為の3つのワルツ(初演)


 ロマニー・パジャック、 カミール・ブレイチャー、 セリサ・ディウアーナ、 ナタリー・ハリッソン、

 フランチェスカ・ヘイワード、 デメルツァ・パリッシュ、 ピエトラ・メロ・ピットマン



 『i lean & bob』 トーマス・ホワイトヘッド振付(ソロイスト)

 Analogikの Kringle 


 シャーン・マーフィー、 平野亮一



 『Grace』 サイモン・ライス振付(元ロイヤルバレエ、ソロイスト)

Kapsbergeのr Toccata Arpeggiata、 Colasione、Kapsberger


 Piedad Albarracinseiquer、 Natalie Corne、 Sara Pontessilva、 Ivey Wawn


 『Into the Woods』 タマーラ・ロホ振付(プリンシパル)

 ピアティ作曲、 カプリス 作品25-6


 カミール・ブレイチャー、 ホセ・マーティン


 『ブランデンブルグ・ディヴェルッティスメント』 ヴァレンティーノ・ズチェッティ振付 (ファースト・アーティスト)

 バッハ作曲、 ブランデンブルグ協奏曲 第3番


 クレア・カルヴェート、 クラウディア・ディーン、 ヤスミン・ナグディ、 ベアトリス・スティックス・ブルーネル、

 アレクサンダー・キャンベル、 トリスタン・ダイヤー、 ケヴィン・エマートン、 ダーウィッド・トルツェンシミエック


Posted on 2012/01/29 Sun. 06:54 [edit]

category: バレエ

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29

フェスティヴァルに向けて 

 冷えています。


 来週が4月、5月に行われる北ロンドンでのフェスティヴァルの申し込み締め切り。

 生徒たちに最終確認をして、曲を決めて・・・ やっと落ち着きました。

 今タームは、久々に誰もグレード試験を受けない(私が自分のことでいっぱいいっぱいなので、それどころではないのがわかっていたので)ので、少しは気が楽なのですが、4週間後には一つのフェスティヴァル、それと同時進行で4月の準備。 そして、夏のグレード、結局は落ち着きませんね。


 フェスティヴァル、以前にも書きましたが、発表会とコンクールの中間のようなものです。

 イギリスでは非常に盛んで、各地で催されています。

 ピアノだけではなく、全ての楽器が対象。

 主催者によって、様々な種類があります。


 日本のように、各市町村で立派なホールをもっているわけではありません。

 よって、多くのフェスティヴァルは、どこかの学校、教会などを使って行われます。

 出演する人たちも、様々。

 暗譜で完全に弾けている状態で出演する子供もいれば、楽譜をみながら、つっかえつっかえ弾く子も。

 服装も、私は、スマート・カジュアル(ジーンズ、ジャージ、トレイナーは禁止)と生徒たちに伝えますが、これから運動会?というような服装で弾く子も多くいます。

 イギリスの学校は、公立であっても、トレイナーでの通学ではなくて、黒靴での通学ですので、トレイナーを禁止にしても負担にはならないはずです。


 

 一応、1位から3位くらいまで賞がつくのですが、全員、講評を頂けます。

 私は、賞を取ることよりも、人前で弾くこと、同じような年齢、スタンダードの人たちの演奏を聴くことが勉強になると思うので、大丈夫そうな子には参加を勧めるのですが、現地人は、大抵参加希望が多い。

 が、ハーフでも、純でも、日本人の方は躊躇することがほとんど。

 日本の感覚で、とっても大きなものを考えてしまうようです。

 説明しますが、それでも、参加させないことがほとんど。

 参加費だって、日本とは違って、1000円前後。

 もっと、良い意味で軽く考えていただきたいな、と思うばかりです。


 子供に負担がかかるから、とも言われますが、子供は大人よりもプレッシャーはありません。

 物凄い意思を持つ子もいますが、結果がどうであれ、人前で演奏することによってその後大きく成長するのです。


 去年参加させた時、賞をとった子供たちは、それまでなんとなく弾いていたのが、明らかに演奏、普段のレッスンに対する姿勢が変わるのが見える。

 とれなかった子供たちは、もっと頑張ろう、それまで細部の注意には耳を傾けなかったのが、注意を払うようになる。

 どちらにしても、得るものがあるようです。


 生徒たちに部分練習の方法を説明しながら、自分自身への戒めでもあります。

 フェスティヴァルに参加させることに意義があった昨年に比べ、賞をとりたい!と強く願うようになってしまった生徒たち。 ベストを尽くしつつも、私自身が真摯に音楽に打ち込まないといけないな、と今年の指導は、昨年とはまた違った難しさがあるように思います。

 これから4週間、どのようにするかは、私の気持ちの持ち方次第かもしれません。


Posted on 2012/01/28 Sat. 04:26 [edit]

category: 音楽

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28

ロイヤルバレエ、『真夏の夜の夢』、『大地の歌』インサイト・イブニング 

 晴れていたと思ったら、夕方、短い時間ですが、多分雹が降ったようです(レッスン中でしたが、窓に、氷が当たる音が聞こえてきました)。


 今週は、ロイヤルバレエはメインハウスでの公演はありません。

 昨日までのドラフト・ワークスが終わり、今日は、来週水曜日から始まるダブル・ビルのインサイト・イブニング。

 インサイトにしろ、リハーサルにしろ、10月末からずっとなかったので、久々です。

 今回は、昨日に続き、地下のリンバリー・ストゥディオ・シアターにて。


 ダブル・ビルは、


『真夏の夜の夢(The Dream)』 フレデリック・アシュトン振付、 メンデルスゾーン作曲


『大地の歌』 ケネス・マクミラン振付、 マーラー作曲(同名の曲を使用)


真夏の夜の夢は、日本では、東京バレエ団、Kバレエカンパニーが上演していますし、昨年(ですよね?)バーミンガム・ロイヤル・バレエの日本公演で上演されていますから、日本の方々にもおなじみだと思います。

 ロイヤルバレエでは、2008年に上演した後、4年ぶりの上演になります。


大地の歌は、1965年に、シュツットガルト・バレエに振付けられたもの。 最初はロイヤルバレエで振付ける予定が、曲がバレエにするのにふさわしくない、ということで、却下されたそうです。

 が、結局は、1966年にロイヤルバレエのレパートリーに加わったようです。

 こちらは、前回上演されたのは、2007年。 ダーシー・バッセルの引退公演時です。


 今回は、両方のリハーサル、そして、中間には、指導をした、クリストファー・カーとモニカ・メイソンの対談がありました。


『真夏の夜の夢』


指導: クリストファー・カー


ヴァレンティーノ・ズチェッティ、 ジェームズ・ヘイ


 パックのリハーサルです。

 ヴァレンティーノは、元々アンダースタディーだったようですが、(怪我人のためでしょう)ファースト・ナイトで踊ることになったようです。

 ジェームズはアンダースタディーです。


 この作品、前回上演時、3人のパックで上演予定だったのですが、ルドヴィックのデビューの日、彼は、舞台の途中で怪我。 カーテンが降りてきました。

 途中から、アンダースタディーだった、ジェームズ・ウィルキーが急遽舞台に上がりました。

 

 

 ヴァレンティーノは、既に今日舞台リハーサルをしたようで、細かい直し。

 ジェームズとヴァレンティーノが続けて踊ると、ラインのきれいさは、ジェームズの方が上なのです。

が、この役のキャラクターを出せるのは、ヴァレンティーノの方のように思います。

 それに、彼は、昨シーズン入団した後、私の知っているご婦人が、

「良いダンサーなのだけれどね。 落ち着く、という言葉を教えてあげないと、だめね」

とおっしゃったほど。

 全力でぶつかってくるので、とっても気持ちが良いのです。


 毎回ながら、クリストファーの指導は、テンポよく、気持ちが良いです。

 その後の対談で、彼自身も、若い頃、このパックを踊った、とおっしゃっていました。


 これは、本番がとても楽しみです。



 『大地の歌』


 指導: モニカ・メイソン

 

 マリアネラ・ヌニェス、 エドワード・ワトソン、 ニァマイア・キッシュ


 本番では、この組み合わせではありません。 エドの代わりに、カルロス・アコスタです。

 が、今日モニカがおっしゃっていたことによると、2月1日の夜がオープニングですが、その日の昼に、最終ドレス・リハーサル。 今回、3キャストで踊られるものの、死の使いは2人で行います。

 オープニング・ナイトに死の使いを踊るカルロスをその日の昼に踊らせるわけにはいかないから、ドレス・リハーサルでは、この今日のリハーサルの組み合わせで行うことになるようです。


 マリアネラは今回役デビュー。 エドワードは以前に踊っています。 ニァマイアは、オペラハウスではデビューのものの、以前所属していた、カナダ国立バレエで同じ役を踊ったことがあるようです。

 

 最初に、第2楽章のエドとマリアネラのパ・ドゥ・ドゥを行い、最終楽章の3人での踊り。

 そして、最後に最終楽章のマリアネラのソロを行いました。


 3人ではほとんどリハーサルをしていないようですが、とりあえずは形になります。

 マリアネラは、まだ完全に自分のものにしていません。

 月曜日に舞台リハ、そしてジェネラル、彼女の本番は2週間後。

 本番までには自分のものにするのでしょう。


 ニァマイアとエドの組み合わせがしっくりくる、と思ったら、彼らは11月に『グロリア』を一緒に踊っているのですね。


 何よりもこの作品は曲が素敵。

 マーラーが書いた大きなピアノ曲はありませんので、聴くのが専門ですが、マーラーは好きな作曲家。

 大学生の頃はわからなかったけれど、年齢を重ねていくにつれてわかるようになってきた作曲家です。


 今夜は、リチャードという、私が今まで一度も聴いたことがなかった、ロイヤルバレエのピアニスト。

 ソロタイプではありませんね。

 

 

 

 二つの異なる作風の作品を合わせたこのビル、楽しみです。

 初日は、ほぼ完売ですが。

 私は、前回のブッキンで全く買えなかったので、実はチケットを全然持っていません。

 当日券狙いです。

 

Posted on 2012/01/27 Fri. 06:15 [edit]

category: バレエ

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セルゲイ・ポルーニンその後他 

 一昨日書いた、ロイヤルバレエのセルゲイ・ポルーニンが退団したこと、各新聞が昨日から取り上げています。

 私はみていませんが、BBCでも取り上げられたようです。

 

 昨日の朝の時点では、彼は、28歳で引退して(現在21歳)、タトゥー・パーラーを開きたい、とインタビューで言っていた、と書かれていたのが、夕方になったら、既に、タトゥー・パーラーを所有(新聞によって、彼の所有なのか、共同所有なのか、ととることができる)、というようになっていました。

 

 10月のクロア・ストゥディオでのマノンのリハーサルの際、私は初めてセルゲイがタトゥーをしていることに気がついたのですが、まさかこういうこととは・・・


 新聞によると、火曜日に芸術監督のモニカに話したその日まで、リハーサルに参加していたようですね。

 とりあえず、きちんとやめることを伝えた、ということはありますが、亡命のよう・・・

 あまりにも無責任のことのように思えてしまいます。


 明日からのサドラーズでの公演には出演するようですが。


 

 今日で、一昨日から続いていたロイヤルバレエのドラフト・ワークスが終了。

 昨日は観に行かなかったものの、初日と最終日を観ました。

 やはり、2度目の方が理解力が増します。

 昨日、途中まで書いたものの、そのままになってしまったので、週末にでも最後まで書いてからアップしたいと思います。


 ロンドンも少し冷え込んできました。

 久々に最低気温が0℃、というのを新聞の天気予報でみました。

 もう少し、マイルドな気候でいてほしいものですが・・・

 

Posted on 2012/01/26 Thu. 06:34 [edit]

category: バレエ

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ロイヤルバレエ、 セルゲイ・ポルーニン退団 

 もうロイヤルバレエファンの皆さんは、既にご存知のことだと思いますが、一応。


 プリンシパルのセルゲイ・ポルーニンが、今日(1月24日)の発表でロイヤル・バレエを去った、とのこと。

 今日の午後、芸術監督のモニカ・メイソンが発表したようです(ロイヤル・オペラ・ハウスのウェブページに記載あり)。


 2007年に入団後、あっという間に主役を踊り、階段を駆け上がり、入団4年目からプリンシパルでした。

 どこへの移籍、ということも、現時点では記載されていません。


 私は、オペラハウスへ向かうバスの中で、Facebookのロイヤルオペラハウスのページで知ったのですが、すぐに、在英外ロイヤルバレエファンの友達から、詳細を求めるメッセージが来たほどです。

 ブログには、書きませんが、実は、色々と情報が早めに入るほうなので・・・


 今夜は、ドラフト・ワークスの初日。

 常連さんの友達も多く来ていたのですが、皆、

「セルゲイのこと知っている? どうしたの? どこへ行くの?」

とお互いに聞きあうばかり。

 情報通の方々ともしゃべりましたが、全く情報を得られませんでした。


 通常でしたら、ドラフトには、モニカ・メイソンも全公演観にいらっしゃるのに、今夜は、彼女のお姿は拝見しませんでした。 来年度からの芸術監督のケヴィンはいらしていましたが。


 昨日、ナショナルダンス評論家賞の発表があり、男性舞踊手には、3人ノミネートされていて、結局、セルゲイではなくて、スティーヴンが賞をとったばかり。 そうなんだ、と昨日思っていた矢先でした。

 私は、(天邪鬼なので=歯医者の息子が私のことをこういう)セルゲイ・ファン、というわけではありませんでした。

 が、あまりにも急なことなので、衝撃を隠せません。

 来週からの『真夏の夜の夢』でオベロンのデビュー予定でしたし、これから、ロミオ、ジェームズ(ラ・シルフィード)、ポリフォニア、コーラス(リーズの結婚)、ベリヤーイェフ(田園のひと月)などの、デビューを控えていました。

 どうなるのでしょう???


 昨年、イブニング・スタンダードに発言していた、ガールフレンドのヘレン・クロウフォード(ロイヤルバレエ、ファースト・ソロイスト)は残るのか??? 


 あまりにも、早いうちに役を与えられすぎていたのか?

 才能ある(お気に入りの)ダンサーをじっくりと育てる、というよりも、とにかく、役を与える、というのがモニカ・メイソンのように思います。

 恵まれすぎていることが、当たり前になりすぎていたのか?


 昨年10月のバレエ・アソシエイションでモニカ・メイソンがいらっしゃった時、今シーズンのプログラムを、セルゲイに躍らせたい役を中心にして組んだ、というようにも、お話からとることができました。

 

 とりあえず、今後のロイヤル・オペラ・ハウスからの発表を待つことにします。


 明後日くらいから、サドラーズ・ウェルズでのイヴァン・プトロフのショーには出演予定なので、どうなるのでしょう??

 

 

Posted on 2012/01/24 Tue. 06:42 [edit]

category: バレエ

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やっと 

 今年は、日本(関東)よりも、イギリス(ロンドン)の方が暖かそうです。

 出張レッスンの私は、バスの時間が見えてこない地域(時により、30分で行く時もあれば、2時間近くかかることもある)へ行く時は、時間に余裕を持ちます。

 寒い時、住宅地にあるお宅だと、15分以上外で待つのはつらい。

 かといって、バスを1本遅らせると遅刻になる。

 というわけで、これくらいの気候だと助かります。

 


 9月以降、生徒が増えたことは喜びでしたが、2月から曜日変更希望の方がちらほら出てきました。

 というわけで、今までだったら、どうにか他の方に変更をお願いしないで変更できていたのですが、時間的余裕はあっても、出張レッスンの為、地域が違いすぎると同じ日にレッスンが不可能になってくるので、大々的にレッスンスケジュールを調整中。

 頭が混乱中でしたが、やっと見通しがたってきました。


 私自身が、小学生の頃は、お稽古事三昧の生活をしていた子供。

 先日母と話していた時にも、「送り迎えばかりで、自分の時間なんてなかったわ」

と言われました。

 だから、できる限り、調節をしようと思うのです。

 もちろん、本当は変わる必要の無い方にまでお願いすることになってしまうのは心苦しいのですが。

 

 

 今週は、久々にオペラハウス通いが続きます。

 とはいっても、メインハウスではなくて、地下の劇場ですが。

 とまりにとまっているバレエ感想、今週は少し書きたいな、と思っています。

(なかなか書かないでいる理由は、夜、オペラハウスから帰ってきたら、ピアノをやるようになったからなのです・・・)

Posted on 2012/01/23 Mon. 06:41 [edit]

category: 日常

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ロンドン 

 風がちょっとあるものの、マイルドな天候の週末でした。

  

 乾燥しているのか、それとも、ピアノの弾き方が悪いのかわかりませんが、親指の先端がひび割れ始めてしまったので、午後からピアノを中断。


 気分転換がてら、久々に、セントラル・ロンドンへ。

 セントラル・ロンドンへはしょっちゅう行っていますが、99%がロイヤル・オペラ・ハウスがある、コヴェント・ガーデン。

 歩きタバコが嫌いな私は、オックスフォード・ストリートの人ごみの中を歩く気になれません。


 非常に久々に、メリルボーン・ハイ・ストリートから散策開始。

 (カメラを忘れました・・・)


 おしゃれなお店も多く、ストリートの感じも、どちらかというと、お隣のハイカラな国のような雰囲気(こういうと、お隣の国から、全く違う、と怒られそうですが)。

 

 カーディフとは違うので、日曜日の午後4時になっても、お店が閉まりません。

 既に、カーディフよりも、ロンドンの方が住んでいる年数が長くなった、というのに、色々な感覚、というのは、カーディフ時代のままです。


 オックスフォード・ストリートへ着くと、物凄い人。

 英語はほとんど聞こえず、中国語、ロシア語、スペイン語、イタリア語ばかりが聞こえてきます。

 メインロードは、工事で通行止めが多いですね(バスはずいぶん長い間diversionしているのですが)。

 

  セールはだいぶ終盤なのだ、ということにいまさら気がつきました。

 ジョン・ルイスへ行ったら、布売り場がずいぶん狭くなって、子供服、おもちゃ売り場が広がっていました。

 

  10年使っているDuvet coverがだいぶ汚くなったから買い換えよう、と思って、デパート3つをはしごしたものの、結局見つからず。

 今使っている2つは、カーディフのローラ・アシュレイのセールで買ったもの。

 カーディフのローラ・アシュレイでは、セカンド(ちょっと問題があるようなもの=実際には全くわからない)を凄くお手ごろ価格で手に入れることができたのです。

 夏のセールからずっと探しているので、3月過ぎて、時間ができたら、自分で縫うべきなのか・・・


 セカンド、といえば、マンチェスターにいた頃は、ストーク・オン・トレント(陶器の街)が近いからなのか、ちょっと裏の刻印が薄くなっているなど、自宅用には全く問題が無い良いメーカーのカップ・アンド・ソーサーを1ポンド、2ポンド(今だったら、200円前後)で手に入れることができました。

 いくつか買ったものの、全て日本の実家に持っていってしまったので、私の手元には何もありません。

 私は、大きなマグカップの愛用者ですから。

 

 ロンドンではこうした楽しみはありませんね。


 すっかり週末を満喫したので、明日から再び頑張ります!

 


 

Posted on 2012/01/22 Sun. 02:53 [edit]

category: 日常

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22

教え 

 関東地方は雪だったようですね。

 この冬、ロンドンでは、まだ雪が降っていません。

 もっとも、気温は下がっても、滅多に雪が降ることはない国です。

 ちょっとの雪で、交通機関がストップしてしまうとても困った国なので、雪が降らないにこしたことはありません。


 オペラハウスへ行く回数は減っているというのに、1週間があっという間。

 2月にある、生徒たちのフェスティヴァルの時間割も来たので、曲の仕上げにも力が入ります。


 昨年初めてフェスティヴァルに参加した時には、子供たちには、順位がつくことは内緒にしてありました。

 順位ではなくて、人前で弾くこと、そして、人に伝わる演奏をしてほしい、というのが一番の目的だったのです。

 が、今年は皆、順位がつくことがわかっているので、そのことばかり口にしています。

 

 昨年は、たまたま、審査員が私と同年代と思われる女性。

 聴いているポイントが私ととても似ていたのです。

 ただただ楽譜に忠実なだけではなくて、表現力のある、伝える力のある演奏。 これが、この審査員がみていたこと。

 でも、他のフェスティヴァルで50代と思われる女性が審査員だった時には、つまらない演奏でも、ただただ楽譜どおりの演奏が評価されていました。

 

 よって、子供たちには、ベストは尽くしても、審査員によって、どんなに上手に弾けても考え方が違うから、ということを話しています。


 なかなか納得してもらえませんが。


 

 それにしても、グレード3を超えると、子供たちが段々、初見の練習を嫌がるようになります。

 以前、レッスンの時に、どこかに楽譜を隠しておいて、私に初見の楽譜が無いことを指摘されると、

「みゆきは、初見の楽譜が無いことに気がつかないと思ったから。 今日はエスケープできると思ったの」

と言った子がいました。

 出張レッスンですから、レッスンに楽譜を忘れる、ということはまずできませんので。


 今週は、レッスンが始まる前に、初見を2つしかやっていない(約束では、毎日2つ)、と自己申告をし、

「楽譜がなくなっちゃって、みつからなかったから、2つしかできなかったんだよ」

と言っていました。


 お母様に確認したら、別に無くなったわけではなかったようです・・・

 子供も色々と考えます。


 初見の練習は、面倒な時は面倒なのは私もよくわかります。

 私自身も、なるべく毎日初見をするようにしているので。

 もっとも、私の場合は、古楽譜屋で手に入れた、全幕物バレエの楽譜が初見の材料ですが。



 それにしても、子供にどうやら好かれる私は、生徒の6歳(もうすぐ7歳)の男の子が、私のことが大好きで、一度は、恥ずかしすぎて、ソファーの後ろに隠れてしまいました。

 そして、今週はレッスンの時に、照れて照れて、デレデレし、甘えた声を出していました・・・

 私、この子のお母様と6つしか違わないのだから、お母さんと同年代なのに!!と思いつつ、どうやら、なかなか大人にみられていないようです・・・・

 そういう態度は、大きくなって、ガールフレンドにしてください・・・


 去年の夏、日本にいる6歳のお友達にも、ママとの方が年が近いのよ。 と伝えたら、

「えーっ、みゆきちゃん、そんなに年いってないよ」

と言っていましたが・・・

 よいのか悪いのか、もう少し大人にみられたい、と思う今日この頃です。

Posted on 2012/01/20 Fri. 06:07 [edit]

category: 音楽

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ロイヤルバレエ、 『くるみ割り人形』 総まとめ 

昨日までとはうってかわって、雨ですが、気温が高い一日でした。


 11月、12月と比べると、オペラハウスへ行く回数が減っています。

 今夜で、12月3日頃から続いていた『くるみ割り人形』も終了。

 1月7日に観に行った時には、まだクリスマス・ツリーを片付けた翌日あたりだったので、違和感はなかったのですが、さすがに、『ロミジュリ』も始まっていますし、違う世界に連れて行かれる感覚でした。


 どうやら、27回の公演があったようで、9割の人が多分全公演で踊っている、第1幕最後の雪の場面などは、今夜は、Life less。 群舞の女性たちは大変だったことと思います。


 さすがに、私のブログも、くるみは、いくつも書かずに(もしくは、途中まで書いて、下書き保存)終っています。

 今夜の分は、多分書かないと思うので、総まとめとして、書いてみたいと思います。

 


 今回は、全6組のハンス・ピーターとクラーラ、全てを観ることができました。

 

 初日と最終日の今日観た、ベテランのリカルド・セルヴェラとアイオーナ・ルーツの組み合わせ、彼らは、二人とも30代半ばの実年齢を感じさせないキャラクターを作り上げました。

 私の中では、彼らの組み合わせが一番好き。 よって、今夜は、彼らを目当てに舞台を観に行きました。

 二人の会話が聞こえるような舞台です。


 エマ・マグワイヤのクラーラは、おっとりとした、女の子。

 彼女も、前シーズンよりも、ずっと魅力的な、そしてストーリーラインをはっきりとさせる舞台をみせてくれました。


 1月7日に観た、2009年12月にこの役にダブル・デビューをしたサビーナ・ウエストカムとジェームズ・ヘイは、パートナリングに大きな課題を残したものの、前シーズンよりも、物語が観えてきました。

 この二人の組み合わせは、しっかりものの、活発なクラーラと、線が細いくるみ割り人形。

 彼らを見ながら、私は、私の日本でのバレエ教室の最後の発表会の時の 『くるみ』を思い出していました。

 活発な印象なクラーラを踊ったともちゃんと、端正な踊りの今は東バでずいぶん活躍している直君の二人に重なって、姿が二重に見えてくる舞台でした。


 金平糖の精と王子は、結局はキャスト変更もあったので、2組観なかったことになります。

 今シーズン、多分最多の金平糖は5回踊って、その全てを観ることができた、マリアネラ。

 非常に美しい足裁きに、確かなテクニック。

 それプラス、優雅さも出てきて、あの笑顔で観ている者を幸せにしてくれる金平糖の精でした。


 マリアネラと組んで、結局は4回踊った、ニァマイア・キッシュ、彼は、1回目の舞台は硬かったものの、その後は、マリアネラに引っ張られるように、素敵な笑顔で、包容力のある王子をみせてくれました。

 決して、凄いテクニックの持ち主ではありませんが、まっすぐな、性格の良い踊りをみせてくれるダンサーです。


 今回、金平糖の精デビューをした、小林ひかるさん、メリッサ・ハミルトン、高田茜さん、この3人は、デビューが早すぎた、と思う人もいました。

 

 

 花のワルツの中心を踊る、ローズ・フェアリー。 これも、多分5人で観ることができたと思います。

 なんといっても、ユフィちゃんの、ローズ・フェアリーが圧巻でした。

 彼女の優雅さと、音楽性、そして、あの上体、腕のしなやかさ。

 まさに、身体から音楽が溢れてきていました。


 

 第1幕では、出るたびに楽しませてくれた、ヨハネス・ステパネクのキャプテン、そして、個性的な演技力をみせてくれた、オリヴィア・コウリーのおばあちゃん役が印象に残ります。

 オリヴィアは、確か大晦日の夜の舞台だったと思いますが、ドロッセルマイヤーがマジックを見せる時、まず最初に、舞台左側においてある、大きなふくろうの時計のふくろうを動かしてみせます。

 そのすぐ隣の椅子にオリヴィア演じるおばあちゃんは座っていたのですが、なんと、寝ている!! 

 最初は起きないで、皆の驚きで、やっと目を覚ますという有様。

 彼女はおばあちゃんを演じるたびに、違う演技をして、それが毎回楽しませてくれるものでした。


 くるみ、といえば、ハプニングがつき物。

 12月のニュース・ダイジェストに小林ひかるさんがコラムで、ハプニングについて書いていらっしゃいましたが、まさに、12月24日、ひかるさんが金平糖を踊られた時、私が今回観た『くるみ』の中では一番ハプニングが発生しました。


 第1幕、クラーラの家の玄関で、呼び鈴用のロープがあるのですが、最初、御者が引っ張った時には問題なし。

 次にドロッセルマイヤーのアシスタントが引っ張ったら、なんとロープが外れてしまいました。

 この部分は、それほど目立つ箇所ではないので、それほど問題なし。


 第1幕で、ねずみの戦いが終って、くるみ割り人形にされてしまった、ハンス・ピーターの魔法が解けて、クラーラと二人になり場面、後ろに、グリーンの布が降りて、後ろを隠します。

 その布が途中で引っかかり、多分、予備に用意してあったのであろう、もう一枚の布が下りてきました。

 最後、クラーラがハンス・ピーターの肩にリフトされると同時に、この布が舞台の穴へ吸い込まれて、雪の世界が広がるのが、感動的なのです。

 が、予備カーテンが出てきた為、下へ吸い込まれるのではなくて、カーテンが上へ上がりました。

 これ、多分1シーズンに1回は起こるのでしょう。 いつだったか、以前にもこのような事態を観た事がありました。


 

 そして、忘れてはいけない、12月23日夜の公演。

 この日は、ファースト・アーティストだったフランチェスカ・フィルピの最後の舞台。

 私はこれを観る為に、この公演のチケットを購入したほど。

 回転物に少々難があったりしたのですが、彼女のアシュトンは特別。

 シンデレラのフェアリー・ゴッドマザーは特別なものでした。

 11月の『エニグマ変奏曲』での、彼女の最後のアシュトンは、私の目にしっかりと焼きついています。


 温かみのある踊りのダンサーだったので、去ってしまったことは残念。

 でも、彼女は、モロッコにバレエ学校を作る、という次の目標を持って、去ったのですから、本当は祝福すべきなのでしょうね。

 この夜は、雪を踊って、スペインの踊りの中央を踊りました。

 カーテンコールの時に、スペインの人たちが、彼女を目立つようにし、そして、その夜の金平糖の精と王子を踊ったラウラ・モレーラとフェデリコ・ボネッリが、レッド・カーテンの時に、彼女を一緒に連れてきました。

 昨年、ロイヤルバレエを去ったダンサーたちは、怪我が長くてそのまま、とか、あまりよくない理由とか。こうした引退は久々でした。


 最初から最後まで、オーケストラはバランスを崩したり、とんでもないテンポの音楽だったり、音楽的には毎回びっくりさせられっぱなしでしたが、それでも、『くるみ』の音楽は特別です。


 12月末に続けて4つの違うくるみ割り人形を観ましたが、やはり、私にとっては、このロイヤルバレエのピーター・ライト版が、現実と夢の間をさまよわせてくれて、ストーリー・ラインもしっかりしているので、一番しっくりとするものです。


 ダンサーの方々は、やっと『くるみ』が終って嬉しい!!という感じでしょうか。

 こちら側としてみれば、お金と時間さえあれば、全公演観たかった!という感じです。


 大人が子供の純粋さに戻ることができる、この作品ですが、そろそろ私は現実を見なくてはいけませんね。

 現実逃避はしばらくお休みです。 

 いつか、あの金平糖の精のチェレスタを弾ける日がやってくるように・・・

Posted on 2012/01/18 Wed. 06:51 [edit]

category: バレエ

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18

曲と向き合う、ピアニストの指 

 なんとこの冬は、つい先日まではホット・ウォーター・ボトルを使っていませんでした。

 が、さすがに冷え込み始めたので一度使ったら、毎晩手放せなくなりました。


 この2週間、毎晩寝る前にピアノに向かうようになったら、ピアノを弾くことですっかり身体が温まり、気持ちよく眠れるようになりましたが。 練習後の興奮状態を鎮めるまで、しばらくは、目を閉じても寝付けませんが。


 今、練習しているのは、ずっとずっと憧れていた、ピアノのソロ曲では王様のような曲。

 2004年だったか、まだカーディフの音大に通っていた頃、師匠のDr.Sがこの曲を大学でのリサイタルで演奏して、私は音楽を聴いて初めて涙を流しました。 そして、それまでに何度も聴いたことがあったこの曲の真髄をみたように思いました。

 技術だけではない、Dr.Sの今までの人生があったから、嫌なことも良いことも全てが凝縮されていました。


 先生がこれを弾いたのは50歳近くになってからのこと。 

私は、きっと80歳まで待っても先生のようには弾けない、でも、いつか先生のような音楽を奏でてみたい、色々な人生経験をしたらこの楽譜を音にしたい、と思っていました。


 縁があって、今回この楽譜と向き合えることになりました。

 ずっと弾きたかったけれど、私が弾きたい、なんておこがましくて、先生方には言えませんでした。


 昨日は、昼間あまり体調が良くなくて、ベッドの中で過ごしていたのですが、相棒はiPod。

 普段からこの曲はよく移動時間に聴いているのですが、ある一人のピアニストの録音。

 よく見てみたら、iPodの中に3人のピアニストのこの曲の録音が入っていることに気がつきました。

 そこで、聞き比べ開始。


 当たり前ですが、三者三様でおもしろい。

 一つは、以前マスタークラスを受けたことがあるピアニスト。

 あの時(プロコフィエフのソナタ第6番を演奏)の指導が蘇るような演奏でした。


 以前、やってはいけない、とおっしゃった先生もいらっしゃいましたが、私は譜読みの段階から、録音を聴きます。

 これは、あくまでも、譜読みをスピード・アップさせる為。

 録音を聴いておけば、半分の譜読みは終った状態です。

 指を動かすことに重点を置くことができます。

 もっとも、生徒には絶対に禁止していますが。

 あくまでも、譜読みに問題がなくなってからの話です。


 この曲、だいぶ形になってきて、気がつくようになったのは、私が毎日、2、3回聴いているピアニストの演奏とは、解釈がかなり違う、ということ。

 誰かの演奏を聴き続けると、解釈の真似になるからよくない、といわれるのですが、私の場合は、結構自分でどのように弾きたいかがはっきりとしている方なので、まねにはならないようです。


 

 背の割には手が小さい私は、親指から小指まで、8度(ドから、その上のレまで)しか開きません。

 手が広がる方なので、どうにかそれがつかめる、という大きさです。

 Dr.Sは11度(ドからその上のソまで)は開く手の持ち主。 

 しかも、物凄い厚み。

 

 いつだったか、ドビュッシーでさえ、手が届かない私に、

「どうして、怠けているのだ!! ちゃんと弾きなさい」

と言ったことがありました。

 怠けているのではなくて、弾きたくても届かないのです・・・


 先生は信じられない、という風に私の指を色々と引っ張った後、

「セインスベリーズ(大手スーパーマーケットの一つ)に行って、フィンガー・エクステンションを買ってきなさい」

と真顔でおっしゃっていました。

 フィンガー・エクステンションなるものがスーパーマーケットで買えるのであれば、とっくに買っています。


 今回ばかりは、あと2cm、いや、1cmでもよいから、指が長かったらな、と思ってなりません。

 2年半前に靭帯損傷をした小指、気力でもってくれているのが、何よりも助かります。

 その代わり、ピアノを弾かない時には、しっかりと休ませてあげていますが。

 もし、あの時、手術が必要だったとすれば、靭帯を直すのと同時に指も長くしてもらえたかしら・・・

Posted on 2012/01/17 Tue. 06:40 [edit]

category: 音楽

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17

イングリッシュ・ナショナル・バレエ 『Strictly Gershwin』 1月12日(夜) 

1月12日(夜)のコリセウムにての、イングリッシュ・ナショナル・バレエによる公演です。


 私は、実はチケットを買っていなくて(安い席が最後まで大抵は残っているのがわかっているので)、開演10分をきったところでボックス・オフィスに到着。

 問題なくチケットを購入できましたが、ボックス・オフィスも、インターネットで事前予約をしていた人の、機械でのチケット受け取りも、長蛇の列。 あの狭いコリセウムの入り口付近に、まさしくうねった列を作って、劇場内の入り口に近づくのも一苦労でした。

 さすがに、19時30分開演には無理で、19時40分ごろやっと幕が上がりました。

 しかも、全員チケットを手にするのは無理、と判断したのか、携帯電話で見せられるコンファメーション・メールや、プリントアウトしてきたコンファメーションで劇場内に入ることができるようにしたようです。



 『Strictly Gershwin』 Derek Deane振付、 ガーシュウィン作曲


 第1部: ブロードウェイでのガーシュウィン


 序曲: クリスタル・コスタ、 ヤナー・アコスタ


 Someone to Watch Over Me: Adela Ramirez、 Juan Rodriguez、 歌; ハナ・リッチモンド


 Fascinatin' Rhythm: ダグラス・ミルス、 ポール・ロビンソン (タップ)


 Shall We Dance: クセーニャ・オフシャニク、 チャナ・アティムタイェフ


The Man I Love: Anais Chalendard、 ジェームズ・フォーバト


'S Wonderful: コーラス


An American in Paris: Anais Chalendard、 エスタバン・ベルランガ



第2部: ハリウッドでのガーシュウィン


 ラプソディー・イン・ブルー: 加瀬栞、 ヤナー・アコスタ


Embraceable You: (たしか、オーケストラのみ)


Lady Be Good: ダグラス・ミルス、 ポール・ロビンソン、 ベゴーニャ・カオ


But Not for Me: 男性二人のコーラス


It Ain't Necessarily So: Stina Quagebeur、 ネイサン・ヤング


Strike Up the Band: ダグラス・ミルス、 ポール・ロビンソン


Who Cares?: Seo Yeon Yu、 エスタバン・ベルランガ、 デジレー・バランタイン、 ファビアン・レイマー、

          クリスタル・コスタ、 ヤナー・アコスタ、 Adela Ramirez、 ジェームズ・フォーバト


A Foggy Day: ポール・ロビンソン(歌)


Summertime: ダリア・クリメントヴァ、 Zdenek Konvalina


I Got Rhythm: 演奏


Fascinatin' Rhythm Finale: ほぼ全員



 とても見ごたえのある公演でした。

 トウシューズを履いて、ほぼクラシックバレエのものから、イングリッシュ・ナショナル・バレエのダンサーもタップシューズ、ボール・ルーム・シューズをはいて踊るものまで、色々。

 

 これは、多分、アルバート・ホールでの方が、むいている公演だと思います。


ディーンの振付は、クラシックを意識していないものの方がよかったと思います。

 クラシックバレエの用語で振付けたものは、ただただ振付けただけのものになってしまっていました。


 第1部の一番最後の『パリのアメリカ人』は、出演者も多く、大規模なもの。

 中途半端な部分もありましたが。


 シャル・ウィ・ダンスを踊ったクセーニャ、これはロングドレスを着て、キャラクターシューズをはいて踊りましたが、とても伸びやかな、良い踊りをしていました。 彼女は、2007年だったか08年だったかのイングリッシュ・ナショナル・バレエ・スクールの卒業公演で、『卒業記念舞踏会』のフェッテ競争を踊るのを観て、伸びそうな子だな、と思っていました(私が通っていた大学の劇場で行っていた為、私は会場係のアルバイトで舞台を観ていました)。 こうして、中央で踊るのを観ると、嬉しいです。


 

 The Man I Loveを踊ったジェームズ、彼は元々自信があって、結構ナルシストっぽい踊りをするダンサーです。 古典だと鼻につくこともあるのですが、こういうのは、まさしくぴったり。 全体を通して観ても、彼が一番この公演の中で魅せてくれた、と私は思います。この曲だけではなくて、他のものも、ひときわ際立っていました。

 

 第2部頭のラプソディー・イン・ブルーは、衣装も構成も素敵。

 基本クラシックで、ところどころ崩してありました。

 栞ちゃんがこういう曲で踊るのは想像がつかなかったのですが、似合いました。

 踊りがしっかりとしていますから、安心感が。

 彼女は、笑顔の種類が今は乏しいので(素敵な笑顔の持ち主ですが)、笑顔の種類がもう少し増えたら、もっと踊りに深みが増すのでは?と思いながら観ていました。

 群舞も皆同じ衣装ですが、華のあるダンサーです。


 相手のヤナー・アコスタは、他にもこの夜は色々と踊りましたが、前回12月末に『くるみ』で観た時よりも、このような踊りで魅せるものの方が今はあっているように思います。


Strike Up the Bandはタップダンサーが中央で踊るものでしたが、後ろに10名ちょっとのイングリッシュ・ナショナル・バレエのダンサー。 クラシックの動きではないのですが、一人アクセントのある気持ちが良い踊りをする人がいるな、と思ってオペラグラスを覗いたら、誠君でした。 彼は、日本の新国立劇場バレエで主役をしたりもしていましたが、ここでは群舞。 彼が小学生の頃、私が通っていたバレエ教室にいたので、こうして、舞台に立っている姿を観ると嬉しくなります。


 サマータイムは、女性ダンサーが変更。 

 男性が、今シーズンカナダ国立バレエから移籍してきたダンサー。

 楽しみにしていましたが、ほぼサポートのみ。

 とりあえず、サポートがしっかりしているダンサー、ということはわかりましたが、もっと踊るものを次回は是非観てみたいと思います。

 彼のプライヴェートのパートナーも他の曲でウェブ・ページには入っていたのですが、降板で変更でした。


 オケというか、指揮者がエンターテイメント性はあるものの、バランスがぐちゃぐちゃ。

 それが残念でした。

 
 今までイングリッシュ・ナショナル・バレエを観てきた中で、この演目が一番彼らがのびのびと、そして魅せる踊りをしていたように思います。

 

 今日でロンドン公演は終ってしまいましたが、ピュアクラシックバレエ以外を観たい時、エンターテイメント性があって、とても楽しめるものだと思います。

 

Posted on 2012/01/15 Sun. 06:22 [edit]

category: バレエ

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15

刺激的なロンドン 

 午後になっても、霜が残ったままの北ロンドンでした。

 それでも、日に日に陽が長くなっているのがわかります。

 

 ロンドンに住んでいると、おもしろいことがたくさんあります。

 顔中にタトーゥーがあって、顔だけでも10個以上のピアスがある人をみても、一瞬みてしまうものの、昔よりも驚かなくなりました。

 普通のタトゥーはもうなんとも思いません。

 5、6年前の英語学校で13個タトゥーがある英語の先生がとっても教え方の上手な方だったのが、私の考えを変えてくれたきっかけです。

 昼間ジムへ行けば、ご年配の方を除いたら、タトゥーをしていない男性はほとんどいない、といってよいほどです。


 公の場で、flirtするのも、あまり驚きません。

 きちんとした格好の40、50代カップルでも、結構凄いですからね。

 この前、そんなに遅くない時間に、カムデン・タウンの駅のすぐ外で濃厚なキスをしているゲイ・カップルを見た時はちょっと驚きましたが。


 が、久々に驚くことがあったので。


 昨夜、オペラハウスの帰りにチューブに乗っていた時のこと。

 遅い時間でも結構混んでいたのですが、私の反対側に座ろうとした女性(推定40代後半)が

「こっちにきなさいよ」と男の人(推定20代)を呼びました。

 この男性を座らせて、彼女は膝の上に座りました。

 そして、


「Hello everyone!!」


 誰も相手にしないか、と思いきや、私の隣に座っていた女性が、ハロー、と返してあげました。

 そうしたら、


膝の上の女性: 「あんた、どこの帰り?」

隣の女性: 「○○へ行っていたのよ。」

膝上: 「あら、そうなの。 ○○のどこへ行ったんだ??」

隣: 「××です。 あなたは、どこへ行っていたんですか?」

膝上: 「☆☆へ行って、この男を見つけてきたんだよ。 今夜の相手さ」


 一瞬、皆の空気が固まりました・・・


膝上: 「この前、息子とチューブに乗っていた時に、息子が、チューブに乗っている人たちは、静かにしていてつまらない、と言っていたから、こうして、声をかけることにしているんだよ。 いつもは無視されるけれど、今日はこうして返事を返してくれた人がいて、嬉しいよ」


とおっしゃっていました・・・・

ちなみに、すごく、下層階級の英語でした。


 男を見つけてきた、というのにまず驚き(いや、こういう人はたくさんいるのでしょうけれど、ここまではっきりという人はあまりいないと思います)、しかも、息子がいる、というのに、再び驚き。



 私のカーディフ時代に仲が良かった、自称:もててもてて困っちゃう世界一美しい男は、毎週のようにクラビングへ行き(カーディフは小さい街ですが、かなりの数のクラブがあります)、毎週とっかえひっかえ違う女の子と過ごし、それを豪語していました。

 

 いつだったか、クラブに行ったことがない私のことを、「情けない」といって、この世界一美しい男と、同じくヴィオラの同じ学年だったイギリス人の男友達が、クラビングに誘ってくれたことがありました。

 何もわからない私は、『ベルリン』というクラブへ連れて行かれました。

  

 ドラッグを入れられるかもしれないから、絶対に飲み物を棚やテーブルにおいてはいけない。

 一度、ちょっとでも置いたものは、絶対に口をつけるな、という注意をもらいました。


 3人でちょっと話していたら、一人の女の子が、このもててもてて困っちゃう男のところに話にきました。

 もどってきたこの男は、

「みゆき、今の女の子、僕になんていったかわかるか?」

私:「知り合いなの?だから挨拶に来たの?」

「違うよ。初対面だよ。 今夜は家で一緒に過ごそう、って言われたんだ。 男の捕まえ方分かったか? お前もやってこい」


 もちろん、やっておりません。 とんでもない友達です。 一緒にいたもう一人の友達もさすがに呆れていました。


 が、月曜日、このもててもてて困っちゃう男は、大学で、「みゆきのことを、ベルリンに連れて行った」と色々な人にしゃべり、弦楽器、ピアノ科では私を知らない人はいなかったような大学ですから、いろいろな人から、私は何も危ないことは無かったのか聞かれるばかりでした。

 もててもてて困っちゃう男は、「みゆきのことを初めてクラブに行くのにベルリンに連れて行くなんて間違っている」と注意されたそうです。


 だから、男を誘う女性がたくさんいることはわかってはいるのですが・・・


 ロンドンに来てからはクラブへは一度も行ったことがありませんが、結局、カーディフにいた頃は、結構誘われていったものです。

 あのいかがわしい、危ないクラブへ行ったのは一度きりですが。


 

 話を戻して、この前も、ティーンのような格好をした50代の女性と、若い男の子がいちゃついているのをチューブの中で見ました。

 この女性は、下着スケスケのトップス着用でしたが・・・


 どうなっているのでしょうね??



 ついでに、4年くらい前のことで、心配されるから母にも話していませんでしたが、もう時効だから言いますが、オペラハウスの帰りに、チャーリング・クロス(鉄道駅)駅の前でバスを待っていました。

 遅い時間ですが、人はたくさんいます。

 一人の男性が声をかけてきました。


男: 「どこいくの」

私: 「家に帰ります」

男: 「ふーん、男が待っているのか」

私: 「いいえ」

男: 「だったら、俺のところへ来ないか?」

私: 「行きません」

男: 「いいじゃないか。 男がいるわけじゃないんだろ?」

私: 「絶対に行きません」

これを数回繰り返し・・・(タイミング悪く、バスも全然来ない)

男: 「俺の誘いを断るなんて、お前は、ゲイ(イギリスだと、レズビアンもゲイという表現をすることが多い)なのか?」

私: 「全く違います。 でも、あなたのような人についていくほど馬鹿な女ではありませんから」


多分、ギリシャ系だと思いますが、私に声をかけるような変な男もいるわけです。

大体、見ず知らずの男に声をかけられてついていかない、と言ったら、ゲイと思われるなんて、どういうことなのでしょう? それだけ、ついていく女性も多い、ということなのでしょうか?

 

 

 今日も、暗くなる前に道で喧嘩が始まって、一人の男性が、外にテーブルと椅子を置いているケバブ屋さんの椅子を喧嘩の武器に拝借しようとして、ケバブ屋さんのおじさんに怒鳴られていました。


 絶対に巻き込まれるのは嫌ですが、なんとも刺激的な街、それがロンドンです。

 自分の身は自分で守る。

 これをきちんとわかっていれば、危ないことには巻き込まれませんので。

Posted on 2012/01/14 Sat. 06:18 [edit]

category: イギリス事情

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14

炎が燃えた 

 私の中に今まで欠けていた、闘争心、というものに、灯が燈るどころか、炎が燃え上がった夜でした。

 これが燃え上がったのが、今よりも早くても遅くてもだめ。 今日、という日にそれを与えてくれた神様に感謝です。


 私は自分自身に対して、非常に負けず嫌いです。 

 だからこそ、遅いスタートでも、ここまでピアノができたのだと思います(もちろん、良き師匠との出会いがありますが)。

 でも、人に対して負けて悔しい、という気持ちはあまり持ち合わせていませんでした。

 コンクールでも、人との戦いではなくて、自分との戦いでしかありませんでした。

 

 今夜は、コリセウムで、イングリッシュ・ナショナル・バレエの『Strictly Gershwin』という公演を観に行ってきました。

 ロンドンだと大抵は、ロイヤル・アルバート・ホールの円形劇場を生かして上演されています。

 昨年上演されたものの、一番安い席でも、私の普段のチケット代の3倍以上だった為、諦めました。

 今回、コリセウムで上演されることがわかっていたから、今回観ればよい、という考えでした。


タイトル通り、ガーシュウィンの名曲にのせて、バレエ、タップ、歌が繰り広げられます。 

 これについては、また後日。


 オーケストラもいつものピットの中ではなくて、舞台後方に配置。

 オーケストラの一番前にグランド・ピアノ。

 

 第2部の幕開けが、あの有名な、『ラプソディー・イン・ブルー』。

 このソロ・ピアノを担当したのが、私のマンチェスター時代の同級生。

 日本の音大とは違いますので、あの当時、王立ノーザン音楽大学では、ピアノ科は一学年15人前後(入学希望者が少ないわけではありません)。 

 マンチェスターのこの音大は今は知りませんが、当時は、サンドウィッチ・コース、というのがあり、所属は王立ノーザン音楽大学で、実技面は音大で受け、アカデミックだけ、マンチェスター大学で受講、というコースもありました。

 サンドウィッチコースだった為に、アカデミックでの接点はなかったし、確かご実家がマンチェスターだったかで、寮に入っていなかったのでそれほど親しくはないのですが、一学年16人を4グループに分けて行っていた初見のクラスが一緒だったのが、今日演奏したトム・スコット。


 トムのお兄さんのジョナサン・スコット、というのが、ピアノ、オルガン、ハープシコード、3つを勉強していた人で、よく、オルガンのコンサートで名前をみかけていました。


 今回のイングリッシュ・ナショナル・バレエの公演では、お兄さんのジョナサンと、弟のトムが交代で演奏しているようです。

 この2人は、スコット・ブラザーズというデュオも組んでいます。


 初めて同級生が大きな舞台に立っているのを観ました。

 ちなみに、今夜の『ラプソディー』でプリンシパル・パートを踊っていたのは、栞ちゃん。


 凄いな!!という気持ちと、悔しい、という気持ちが入り混じりました。

 普通のコンサートであればまだしも、舞台はバレエ。

 これを私がどういう気持ちで観ていたか・・・ 数少ない同級生です。


 いやいや、トムは、チェッツ(マンチェスターにある、音楽専門中学、高校)出身。

 私と比べてはいけない。

 でも、悔しい。

 しかも、私がぼーっとしている間に、彼は博士号まで取得したよう(プログラムのバイオグラフィー参照)。


 舞台をみつつも、気持ちが散乱していました。


 私はマンチェスターには1年だけしかいませんでしたので、トムをみたのは11年半振り。

おじさんっぽくなったな、なんて思いましたが、私もその分おばさんになったのですよね・・・


 今、与えられた気持ちを決して無駄にすることが無いように、自分自身に厳しく頑張りたいと思います。

 のんびり人生に終止符を打ちたいと思った夜でした。



 

Posted on 2012/01/12 Thu. 06:26 [edit]

category: 音楽

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12

楽譜 

 今日からロイヤルバレエは、ロミオとジュリエットが始まりました。

 とはいいつつも、私は行っていません。 レビューをお待ちしてくださっている方々、私は13日まで行きませんので。


 チューブの駅で、ロミジュリのポスターを先週あたりからみかけましたが、セーラ・ラムとフェデリコ・ボネッリの素敵なものです。 この2人が一緒にこの作品を踊るのは今回が初めてのはずですから、ポスター用に撮影した写真を使っているのでしょうね。


 このところ、真摯な気持ちでピアノに向かえていますが、これだけの集中力、学生時代以来かもしれません。

 久々に、楽譜を壊しましたし。

 きちんとピアノに向かえば向かうほど、爪が伸びるのも早い。

 

 日本製の楽譜は滅多に壊れませんが、外国製(?)はすぐに壊れます。

 イギリスのブージー・アンド・ホークスは、とてもしっかりとした製本ですが。


 今は知りませんが、10年くらい前のパデレフスキ版の英語版は最悪。

 すぐにページが落ちてきます。

 私は、最初にイギリスでパデレフスキ版のショパンのエチュードを買ってぼろぼろになったので、その後は、極力、ショパンに関しては、パデレフスキの日本語版を日本でまとめ買いしました。

 日本製は優秀なので、壊れません。


 ベートーヴェンのピアノソナタ、私はヘンレ版を使用ですが、これも、第2巻はボロボロ。

 Dr.Sの扱い方が悪い・・・とも言え、カーディフ時代は、友達から、先生に修理代を徴収したら?といわれたほどです。

 楽譜は財産ですので、どんなにボロボロになっても、落ちてきたページをなくさないように、本棚に置いてあります。


 生徒たちの楽譜、私は書き込みは全て鉛筆。

 日本の先生から移ってくる生徒たちは、カラフルな書き込みがあって、驚きます。

 ボールペンでの書き込みにかなり驚きました。

 私が今まで知っているこちらの先生方は、鉛筆での書き込みばかりです。


 

 このところ、夜中に練習する癖がついてしまったので(暗譜が進むのです!!)、今夜もこれから再びピアノに向かおうと思います。


 

 

Posted on 2012/01/10 Tue. 05:43 [edit]

category: 音楽

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10

バレエ・サークル、 イヴァン・プトロフ 

 暖かい一日でした。

 お花が咲き出していて驚きます。


 今夜は、バレエ・サークルでした。

 私がいつもいく、バレエ・アソシエイションと同じような団体で、こちらもバレエ好きの集まり。

 こちらへ行くのは2度目。 お友達(70代)が誘って下さいました。

 

 今夜は、2010年にロイヤルバレエを退団した、元プリンシパルのイヴァン・プトロフがゲストでした。

 だから、行ったようなもの。


 彼の退団については、色々なことを耳にしているのですが、そのことについては、一切触れず。

 今月末からのサドラーズ・ウェルズでの公演の話がありました。


 詳しい内容は書きませんが、やはり、頭の良い人だな、というのが舞台と一緒。

 イヴァンの退団した年はぱっとしないものもありましたが、それでも、彼は、ロミオ、コーラス(リーズの結婚)、デ・グリュー(マノン)、オベロン(真夏の夜の夢)などで、印象に残る役作りをしていました。 今でも鮮明に私の頭の中に残っているものがたくさんあります。


 バレエ・アソシエイションがロイヤルバレエ中心なのに対して、バレエ・サークルの方は、色々な方がゲスト・スピーカー。 普段、こちらの方はあまりチェックしていないのですが、メンバーになろうかな、なんて思ってしまいました。

 舞台を観るのはもちろん大好きですが、こうして、ダンサー、舞台に関わる方々のお話を伺うことも非常に興味深いです。


 まあ、しばらくは自分のことに専念ですが。

Posted on 2012/01/09 Mon. 06:13 [edit]

category: バレエ

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09

ロイヤルバレエ、 『くるみ割り人形』 ユフィちゃん、セルゲイ、サビーナ、ジェームズ 

 クリスマスが過ぎましたが、まだまだロイヤル・バレエの『くるみ割り人形』は続きます。

 コールド・バレエの雪の精は大変でしょうね・・・

 しかも、今回は、超高速雪の精の時もありますので。


昨日、1月7日(夜)の舞台です。(とりあえず、キャストのみ)

 ちなみに、昼の舞台は、ローレンとルパートがダブルで怪我。

 よって、高田茜さんと、ダーウィッド・トルツェンシミエックに変更でした。

 ローレンとルパート、結局3回とも駄目でした(12月29日夜は、ラウラ・モレーラ、フェデリコ・ボネッリに変更。 12月31日(夜)は、マリアネラ・ヌニェス、ニァマイア・キッシュに変更でした)

 

 『くるみ割り人形』 ピーター・ライト版、 チャイコフスキー作曲


 クラーラ: サビーナ・ウエストカム

 ハンス・ピーター/くるみ割り人形: ジェームズ・ヘイ


 金平糖の精: ユフィ・チェ

 王子: セルゲイ・ポルーニン


 ドロッセルマイヤー: ギャリー・エイヴィス


 《第1幕》


 ドロッセルマイヤーのアシスタント: ポール・ケイ

 クラーラのパートナー: ジェームズ・ウィルキー


 スタウルバーム氏: デイヴィッド・ピッカリング

 スタウルバーム夫人: クリスティーナ・アレスティス


 ダンシング・ミストレス: クリスティン・マクナリー

 キャプテン: ヨハネス・ステパネク


 コロンビーヌ: レティシア・ストック

 ハレルキン: トリスタン・ダイヤー

 兵隊: ヴァレンティーノ・ズチェッティ

 ヴィヴァンディエーヌ: サマンサ・レイン


 ねずみの王様: ジョナサン・ワトキンズ


《第2幕》


 スペインの踊り: クリスティン・マクナリー、 ヨハネス・ステパネク

            クレア・カルヴェート、 フェルナンド・モンターニョ、 ジャクリーヌ・クラーク、 ジョナサン・ハウエルズ


 アラブの踊り: ターラ・ブリジット・バフナーニ、 平野亮一

           蔵健太、 エリック・アンダーウッド


 中国の踊り: サンダー・ブロンマート、 マイケル・ストーイコ、 トリスタン・ダイヤー、 ジェームズ・ウィルキー


 ロシアの踊り: ポール・ケイ、 ヴァレンティーノ・ズチェッティ


 葦笛の踊り: リヤーン・コープ、 レティシア・ストック、 ロマニー・パジャック、 メガン・グレース・ヒンキス


 花のワルツ:

 ローズ・フェアリー: エマ・マグワイヤ

 

 エスコート: ベネット・ガートサイド、 ダーウィッド・トルツェンシミエック、 ジョナサン・ワトキンズ、 アレクサンダー・キャンベル

 

 リーディング・フラワーズ: ローラ・マックロック、 セリザ・ディウアーナ、 ナタリー・ハリッソン、 オリヴィア・コウリー


 群舞: クラウディア・ディーン、 デメルツァ・パリッシュ、 カミーユ・ブレイチャー、 金子扶生、

     ベアトリス・スティックス・ブルーネル、 ピエトラ・メロ・ピットマン、 パトリシア・チョウ、 ヤスミン・ナグディ 


Posted on 2012/01/08 Sun. 06:14 [edit]

category: バレエ

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08

生徒のパブロワ 

年が明けてから、ちょこちょこ、道端にもみの木が転がっているのをみかけました。

昨日が片付ける日(きちんとした、クリスチャンの名称有り、それは覚えられない)。


WITH HOPE!!-120107-1

 常に薄暗いイギリスの冬、クリスマスのイルミネーション、ツリーの美しさで、街が明るくなって、年を越すことができるのですよね。

 今週、通常レッスンの時間に戻ったら、2週間前よりも、日が長くなっていることを感じました。

 今年のイースターは4月あたま。

 あと3ヶ月で春です。 

WITH HOPE!!-120107-2


 以前にも載せたことがある、私の生徒、再びケーキを作ってくれていました。

 今回は、アップル・キャラメル・パブロワ。

 スライスしたアップルをバターと砂糖とブランデーで焼き、家の庭になったなんとか、っていうアップルをお隣の方がジェリー(ジャムのようなもの)にしてくださって、それで味付け。

 下は、パブロワ(バレリーナのアンナ・パブロワから派生したデザート)。 メレンゲのようなものです。


 これ、とっても甘く見えるのですが、実際はそうではありません。 非常にちょうどよい甘み。

 ちなみに、これは、自分のレシピだそうです。

 作ったのは、14歳の男の子です。


 この子は本当にベイキングが大好きで、ニュー・イヤーズ・イブもタルト、ケーキ合わせて3つ焼いて、親戚とのパーティーで食べたそうです。

 その写真も嬉しそうにみせてくれましたが、素晴らしい。

 今年は私の誕生日ケーキを作ってくれるそうで、張り切っていました。


 ピアノもこれくらいできるようになると良いのですが・・・

 張り切って、名曲集を買ってもらって、好きなものを練習してありました。

 グレード6の課題曲の宿題は何もやってありません。 

 スケールも何もやっていませんでした。

Posted on 2012/01/07 Sat. 05:32 [edit]

category: 日常

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07

ピアノ 

 新年が明けて、既に5日。

 今週はまだ2日残っていますが、この3日間、生徒たちが皆良く練習してあって驚きます。

 クリスマスを挟んでいますし、ホリデーに行ったりもしていらっしゃるので、新学期は練習不足を覚悟でレッスンをみるのですが、ほとんどが、伝えてあった以上のものを弾いてありました。

 これは嬉しい。

 

 私は、4歳でも、5歳でも、とにかく自分で楽譜を読んでもらいます。

 私が弾いてみせて、それをまねさせることは絶対にありません(これは、譜読みの段階で弾いてみせないのは、怠慢だ、とおっしゃったお母様も以前いらっしゃいましたが、自分で弾いてみせるのは非常に簡単です。 子供に楽譜を読ませる方がはるかに面倒で大変ですが、それをしないと意味がありません)。

 そうすると、自分がわかる範囲の楽譜は自分で読んでみよう、と思うようです。

 もちろん、フレーズ、その他、弾いて見せますよ。

 でも、音を覚えるまではやりません。


 

 昨年の春あたりに電子ピアノを手に入れました。

 日本でピアノをやっていらっしゃる方には呆れられそうですが(馬鹿にされそうですが・・・)私は電子ピアノも使って練習をしています。

 日本のように整った練習環境はここには無いからです。

 が、これが私にとっては良いようで悪いもの。

 昨夜は、バレエ・アソシエイションでピアニストのお話を伺って感化されたのか、夜寝る前、ちょっとピアノに触れたら、気がついたら夜中2時半。

 さすがの私も、これは初めて。

 夜中はとても集中できます。 確か、マルタ・アルゲリッチは夜中に練習なさる、と以前読んだように思いますが、わかります。


 電子ピアノがなければこういうことはできません。

 気をつけなくてはいけませんね・・・


 でも、ずっと弾きたい、と思っていた憧れの曲が段々形になってくると、おもしろい。

 1曲は、「どうして、こんなにややこしくて、同じようでちょっと変えてあっていやらしいのかしら・・・」と思いながら弾いていますが、練習すれば弾けるようになるのですよね。

 

 生徒たちが、「これ、長いよ。 むずかしいよ」というたびに、楽譜を細かく区切って、繰り返しがあることに気がついてもらったり、しているのですが、私自身に言い聞かせているのかもしれません。


 

 

Posted on 2012/01/05 Thu. 06:52 [edit]

category: 音楽

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05

バレエ・アソシエイション 

 荒れている天候です。

 

 今夜は、バレエ・アソシエイションでした。

 バレエ好きの集まりです。

 私は最年少の一人です。

 バレエ=若い人、という考えがある日本とは違います。


  今夜から、コリセウムで、イングリッシュ・ナショナル・バレエの『ストリクトリー・ガーシュウィン』が始まりましたが、こちらにいらしていた方が多かったです。


 今回のゲストは、2005年にロイヤルバレエを引退し、その後もゲスト出演している、ピアニストのフィリップ・ガモン。

 彼は、1964年からロイヤルバレエのピアニストを務めていました。

 最後にロイヤルバレエと弾いたのは、2010年10月の『三人姉妹(Winter Dreams)』でした。


 引退時に一度アソシエイションで話をなさったようで、今回は、コンサートのような感じのバレエ・アソシエイションでした。


 彼が、最初のリハーサルから関わり、30年間で250回の全公演を演奏した『田園のひと月(田園の出来事)』のお話、そして、この作品の最初と最後の演奏。

 

 正直、音はとても汚いし、非常にイギリス人な演奏です。

 が、今のロイヤルバレエには、彼のように演奏可能なピアニストはいません。

 しいて言えば、音楽主任のロブは弾けますが、彼は、ストラヴィンスキー、現代物はよいものの、ロマン派が弱い。

 ロイヤルバレエが、2010年、11年続けて、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番での『コンチェルト』、ラフマニノフのパガニーニの主題による変奏曲での『ラプソディー』上演時には、バーミンガム・ロイヤル・バレエの主席ピアニストのジョナサン・ヒギンズを借りてきたほどです。

 それまで、いかに、フィリップが演奏してきたことか・・・

 引退してからも、『Dances at a Gathering』、2007年の『ラプソディー』、何度も戻ってきて弾いていました。


 リハーサルピアニストで優秀な方は多いですが、表舞台で弾くのはまた違うことだと思うので。


 今の私には、彼の奏でる、バレエダンサーを念頭においた演奏、一音一音が非常に重みがあるものでした。

 

 

 バレエ・アソシエイションでは、ラッフル(くじびき)があります。

 皆さんがいらなくなったバレエ関係の本などが景品。

 ゲスト・スピーカーがくじをひきますが、私は、初めてあたり!

 最後のあたりだったので、残っていた、ウェイン・スリープの自伝の本を頂きました。

 彼の舞台は、一昨年あたりの、『シンデレラ』の、異母妹役しか生では観たことがありません。

 少しずつ読もうかな、と思います(結構分厚い本です)。


 それにしても、イギリス人は、ラッフル大好き。

 色々な集まりでラッフルが行われています。

Posted on 2012/01/04 Wed. 06:55 [edit]

category: バレエ

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04

せかされる・・・ 

 夜中、暴風。

 昼間、暴雨になったり、あられではないけれど、霙?何か降ってきたり。


 テスコ(スーパー)の入り口には、雪を溶かす為の塩と、なんと、雪かき用大きなシャベルがうられていました。

先日、他のスーパーでは、プラスティック製のそりまでありました。

 雪が降るのでしょうか? 

 ちょっとの雪で、交通機関が止まり、学校閉鎖になるイギリス。

 少しは、雪の準備をするような気持ちになったのでしょうか?

 

 イギリスでは(元々クリスチャンのヨーロッパの多くの国もそうですよね?)、まだまだクリスマスの飾りのままです。

 が、スーパーマーケットでは、既にイースターのチョコレート、ホット・クロス・バンが前に出ていました。

 なんだかせかされる感じです。


 

 こちらは、今日から仕事。

 以前は、正月三が日が休みで無いことに違和感がありましたが、今ではもうありません。

 一人だからあまり関係が無い、というのもあると思いますが。

 

 溜まっているバレエ記事を仕上げたいな、と思いつつも、ちょっと今は他に考えることがあって、なかなか終りません。

 バレエ鑑賞の回数が多かった11月、12月に比べ、1月は回数を落とし、2月はオペラハウスでの公演そのものが少なく、3月、4月はオペラハウス、コリセウムでの公演が多いので、どうなるのやら、と思っています。

 そのうち、ここにアップしますので。

 

Posted on 2012/01/03 Tue. 06:14 [edit]

category: 日常

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03

新年二日目 

 新年二日目は青空、太陽で始まりました。

 このような天候はイギリスの冬ではとても珍しいものです。

 が、気温はとても低く感じました。


 元旦遅くまでプリンターに向かい、全ての書類を確認して、とりあえず一段落。

 いつものことながら、最後まで手直しです。


 それでも一つ済んだので(これが終わりではありませんが・・・・)、今日はずいぶん気持ちがすっきり。

 新春歌舞伎ならぬ、新春バレエ、大晦日と同じメイン・キャストでの『くるみ割り人形』で2012年初オペラハウスでした。


 マリアネラの笑顔に、幸せ、笑顔にさせられた公演でした。

 詳細は、後で書くと思いますが、巧いバレリーナはたくさんいます。

 でも、観るものを幸せに、笑顔にしてくれるダンサーはそう多くはいません。


 日本ではまだまだお正月ですね。

 実家にいたら、テレビで箱根駅伝鑑賞。

 子供の頃、大きくなったら、箱根駅伝に出る大学へ行きたいな、なんて思ったこともありますが(動機が不純)、私も妹も、そのようなことはなく、すっかり駅伝に出る選手たちが一回り近く年下、ということになりました。

 私の子供の頃、といえば、とにかく早稲田が強くて、早稲田の渡辺が大活躍していらした頃。

 もう、監督をやっていらっしゃるのですよね。


 

 こちらでは、多くの公立の学校が明日から新学期です。

 私立と、クリスマス前にクリスマス直前まで授業があった公立の学校は来週月曜日から。

 昨年は新年早々にコンサート活動がスタートしたことを考えると、今年はゆっくり。

 まあ、ゆっくりしていられるのは今のうち。


 昼間のバレエ鑑賞後、コヴェント・ガーデンは人でごった返していました。

 その中に、20人以上の団体の日本人・・・

 コヴェント・ガーデンでは、大きな団体は滅多に見ないので、驚きました。

 東京だったら、青山あたりで20人以上の団体が歩いている、という図、想像しにくいですよね・・・

Posted on 2012/01/02 Mon. 02:34 [edit]

category: 日常

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