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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

どうにもならないバス再び 

 だいぶ冷え込みました。 


 こんな日に限って、バスがめちゃくちゃ。 先週は30分で行ったところ、今日は1時間半。

 よって、家を出てから生徒宅に着くまで1時間50分、というとんでもない日でした。

 しかも、最初のバスが2本来なかったから、避けるはずだった子供たち(中学、高校生)の帰宅時間と重なり、バスの中はとんでもない状態。

 1校はあまりにも酷いので、苦情もあったのでしょう。 このところ、バス停に先生が立って後ろの降車口から生徒たちが乗ることを防いでいたのですが、今日いたのは、生徒たちに完全になめられているような先生。 

 

 降車口から生徒たちが乗った場合、運転手はエンジンを切ってしまいます。

 普通(他の先生)だったら、生徒たちに怒鳴るか引っ張り出すかするのですが、この先生は全く何もしないでニコニコと突っ立っていました。 私が変わりに怒鳴ってあげようかと思いましたが(ただでさえバスを20分以上待って、ここで5分以上止まったままなのです)、自分の身を守る為に辞めておきました。


 まあ、もう1校も一応先生が立っているものの、こちらはもっと酷いです。

 そして、生徒たちのマナーももっと酷い。


 もちろん、教えは遅刻。 お電話を入れたところ、遅くてもよいから、ということだったので伺いましたが、その後のバスも下校時間でとてつもなく喧しいバスの連続。 教えを始める頃には、すっかり疲れ果てていました。

 イギリスの(下の方の公立の)中、高校生のうるささ、日本のそれの比ではありません。


 

 なるべく、下校時間を避けているのですが、たまに、こうしてどうしても重なってしまいます。

 特に今回のように、バスが来なかったことにより重なるのが一番嫌。


 大体、ロンドン・トランスポートは、先々週あたりだったか、Live Bus Departuresというウェブページを新設して、あと何分後にバスが来るのかを知らせるようになりました。

 私ももちろん使ってはいるのですが、これがまともに来たのは、10回中1回ありません。

 あと2分で来る、となっていても、次の瞬間、15分後とかに変わるのです。

 きっと、途中でバスが終点になってしまったときでしょうね。


 というわけで、結局は便利どころか、イライラの原因になるようなページでした。

  


 車の免許を取ればよいのでしょうけれどね。 バスの中は貴重な読書タイムだし、教えの後にオペラハウスへ行くことが多いので、それはそれで不便。

 しかも、ロンドンの酷い交通状態(運転が荒い)を考えると、避けたいのが本音。

 バスがまともに走っていれば、バスを乗りこなしている私には、とても便利なのです。


 それでも、考えてみればカーディフ時代にはバスの本数も少なくて、教えに行っていた地域は30分に1本しかバスがありませんでした。 これが1本抜けた時なんて悲惨です。

 マンチェスター時代も、寮の前で学校へ行く為に皆でバスを待っていたら、15分に1本の時間が決まっているバスが来ない。 外国人(私ではありませんよ)が怒ってバス会社へ電話を入れたら、運転手が休みだから、バスも休みだと。 呆れる話。


 いや、もっと凄いのはケント時代かも。 学校からホームステイ先へ帰るバスは、1時間15分に1本。 ダブルデッカー・バスですが、1階部分に立っていいのは6人までだったか。 だから、バスはすかすかなのに、他の人よりも前に行く要領をつかめなかった私は、何度も私の前で切られて、次のバスを待たなくてはいけないことが何度もありました。 バスターミナルの隣がショッピングセンターだったので、寒い思いはしなくてすみましたが。

 

 

 と考えると、まだどうにか本数があるロンドンのバスに文句は言ってはいけませんね。

 でも、ケント、カーディフなどと比べるとロンドンの時間の流れは違うので・・・


 というわけで、寒くなるとバスが乱れるロンドンでした。

Posted on 2011/11/28 Mon. 06:03 [edit]

category: イギリス事情

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28

ぐうたらの日曜日 

 数日抜けてしまいました。

 一昨日の夜から一気に冷え込み始め、昨日からついにダウンコートです。 早い時だと9月の末でダウンコートなので、今年は本当に暖かいです。


 木曜日から午前様の帰宅、金曜日、土曜日は朝からオペラハウスの当日券の列に並び、先週の土曜日から昨日まで、バレエを観なかったのは火曜日だけ、という生活でした。


 昨夜は、公演の後、ある人に一緒にディナーに来ない?と誘われ、夜11時ごろラスト・オーダー直前からレストラン。 楽しい時間をすごして、久々のナイトバスに乗って帰宅したのは1時半頃。 

 普段健全な生活を行っている私には、セントラルロンドンが夜中を過ぎても人であふれている、ということに驚きました。 昔(かれこれ、10年近く前になりますが・・・)、カーディフ時代にはたまに土曜日には自称世界一美しい男に誘われてクラビングをして3時4時に帰宅、ということがあったのが懐かしい・・・・


 一昨日、昨日は来週グレード試験の子供たち4人のレッスンもあったので、とにかくくたくたで、今朝はさすがに起きることができませんでした。 木曜、金曜の睡眠時間が4時間だったこともありますが。 普段このような生活をしていない私(午前中に家から出ることは滅多にない)には、結構疲れることだ、ということがわかりました。


 というわけで、夕方からアドヴェント・サーヴィスへ行こうと思っていたのですが、それすらせず、ただただぐうたらとすごした日曜日でした。 ここまでぐうたらなのは、非常に珍しい。

 10月から、何が何だか分からない生活をしている私は、いつもだったら、クリスマス・フェアへの出店をするのに、その申し込みすら忘れ、今年は出店無しになりそうです。 さびしいですが。


 とにかく、昨日まで、毎晩舞台に気力を持っていかれてしまっていました。 今日、明日は舞台鑑賞も無いので、リセット。 

 

 昨日までの舞台鑑賞の分、さかのぼって書いていきたいと思います。

 クリスマスまで4週間、そろそろクリスマスカードを書き始めます。

Posted on 2011/11/27 Sun. 02:08 [edit]

category: 日常

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27

ロイヤルバレエ ミックスビル 『Asphodel Meadows』『エニグマ変奏曲』『グロリア』 

今日から連続鑑賞です(昨日は自粛)。


 4日間で3演目(5演目)観られるという、恵まれた(ダンサーにとっては大変な?)日々になります。


 19日にスタートしたミックス・ビルでした。

 今日は、19日のマチネで踊って私は観なかったセカンド・キャストです。

 とりあえず、キャストと、『エニグマ変奏曲』の感想の途中までです。


 『Asphodel Meadows』 リアム・スカーレット振付、 プーランク作曲

 曲は、2台のピアノの為のコンチェルト


 セーラ・ラム、 ヨハネス・ステパネク

 リヤーン・コープ、 ホセ・マーティン

 ユフィ・チェ、 スティーヴン・マクレー


 エマ・マグワイヤ、 アイオーナ・ルーツ、 ヤスミン・ナグディ、 メガン・グレース・ヒンキス、

 サマンサ・レイン、 ロマニー・パジャック、 レティシア・ストック

 ヴァレンティーノ・ズチェッティ、 ポール・ケイ、 ジェームズ・ヘイ、 トリスタン・ダイヤー、

 平野亮一、 ケヴィン・エマートン、 ダーウィッド・トルツェンシミエック



『エニグマ変奏曲』 フレデリック・アシュトン振付、 エルガー作曲

 曲は同名のオーケストラ曲


 エドワード・エルガー: クリストファー・ソウンダース

 エルガー夫人: クリスティーナ・アレスティス


 ヒュー・デイヴィッド・ステュアート・パウエル: ジョナサン・ハウエルズ

 

 リチャード・バクスター・タウンズエンド: ジェームズ・ウィルキー


 ウィリアム・ミース・ベイカー: トーマス・ホワイトヘッド


 リチャード・アーノルド: デイヴィッド・ピッカリング

 イザベル・フィットン: クレア・カルヴェート


 アーサー・トロイト・グリフィス: リカルド・セルヴェーラ

 

 ウィニフレッド・ノーブリー: フランチェスカ・フィルピ


 A.J. イェイガー: ベネット・ガートサイド


 ドーラ・ペニー: アイオーナ・ルーツ


 ジョージ・ロビンソン・シンクレアー: アレクサンダー・キャンベル

 

 バジル・ネヴィンソン: アラスター・マリオット


 レイディー・メアリー・ライゴン: ローラ・マックロック


 

 スクールガール: リヤーン・コープ

 田舎の女の子と男の子: ロマニー・パジャック、 トリスタン・ダイヤー

 セイラーの女の子と男の子: サビーナ・ウエストカム、 ジェームズ・ヘイ

 ハウスキーパー: ジャクリーヌ・クラーク

 庭師: エリーコ・モンテス

 キャリヤー: ケヴィン・エマートン

 田舎の女性: ヘイリー・フォーキット

 速達配達員: ヴァレンティーノ・ズチェッティ


 

 土曜日に観たときには、初めて観たのでいろいろなことに目が奪われ、また、きちんと読んでいなかったので、なんとなくしかストーリー的なものがわかりませんでした(きちんとしたストーリーがあるわけではありません)。

 が、今回はより深く観ることができ、もっとこの作品が好きになりました。


 フィクションとノンフィクションが混じっていますが、このバレエの時代背景は、エルガーがエニグマ変奏曲を作曲して、そのスコアを、著名な指揮者、ハンス・リヒターに送って、初演をしてもらえるかの返事を待っている時。

 この作品によってエルガーが世に出たことを考えると、これを知らなかった前回の鑑賞時に比べ、舞台で起こっていることがみえてきました。

 最後に、ハンス・リヒターが初演をしてくださる、という速達が来て終ります。

 この速達(手紙)も、前回観たときには何だかわからなかった為、大切な手紙、ということは分かっても、そこまで物語として繋がりませんでした。



 衣装、背景をもっとモダンにすればいいのに、古臭い、という意見も耳にしますが、私は好きです。

 こういうコスチューム・プレイもロイヤルバレエならでは、と思っているので。

 簡易なコスチュームが増えている今、たまにこういう少々暑苦しい衣装を目にするのは、豊かになれます。


 

 エルガー、エルガー夫人など、今回はファースト・キャストとセカンド・キャストが同じです。

 ファースト・キャストを観た時、キャスティングがあまりにもはまっていたので、セカンド・キャストがどのようになるのか想像できなかったのですが、非常に興味深いものでした。


 

 なんといっても驚くのは、ファースト・キャストで、水兵の男の子を踊っていたジェームズ・ウィルキーが、年取って、耳が悪い、リチャード・バクスター・タウンズエンドを演じていたことでしょうか。 

 しかも、この二役は同じ場面で踊ります。 よくもまあ、先日は若さあふれ可愛らしい男の子を踊って、今日は年寄りを演じているな、と感心しました。

 ジェームズはたまに、えっ??と思うような配役をされるダンサーです。


 



『グロリア』 ケネス・マクミラン振付、 プーランク作曲

 

 エドワード・ワトソン

 リヤーン・ベンジャミン、 ニァマイア・キッシュ


 エマ・マグワイヤ、 ダーウィッド・トルツェンシミエック、 アレクサンダー・キャンベル、 リアム・スカーレット


 クリスティーナ・アレスティス、 シャーン・マーフィー、 ローラ・マックロック、 メリッサ・ハミルトン


 他男女各10名の群舞



 

Posted on 2011/11/23 Wed. 06:55 [edit]

category: バレエ

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23

信じられない・・・ 

 先ほど郵便やさんがきて、先週アマゾンで注文してあった本が届きました。

 

 ちょうど昨夜、先週手にした本を読み終わった後なので、グッド・タイミング!と思って包みを開けて中を確認してびっくり。

 信じられないことに、今年頭に手にして返品した本を再び手にしたのでした。


 http://ameblo.jp/katomiuk/entry-10766784944.html


 これがその時のこと。


 セカンド・ハンドだとほとんどがアメリカからの郵送。

 そういう中でイギリス国内からの郵送はとってもまれ。

 ずっとチェックしていて、やっとイギリスからの郵送があったと思ったのに。


 前回は、E Bay。 今回はアマゾンの個人出店?

 

 400ページからなるこの本の185ページ以降に隠し箱が埋め込まれている本を手にしてしまいました。

多分同じ本だと思います。


 再び返品・・・ 

 きちんと、出品者の名前を控えておこうと思います。

 そういうことは全く覚えられないので。

  

Posted on 2011/11/22 Tue. 19:02 [edit]

category: 日常

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22

コヴェント・ガーデンのクリスマス・ツリー 

未だに、ダウンコートでなくて外出しています。

 とっても珍しいこと。


 今度の日曜日がアドヴェント。

 家の近くのガーデニング・ショップにも、『Christmas Tree Shop is Now Open』の看板が出ました。


WITH HOPE!!-111122-1

 コヴェント・ガーデンのクリスマス・ツリー。 巨大な鉢に入っています。

 このツリーはたしか11月頭には早々とお目見え。

WITH HOPE!!-111122-2


 暗くてわかりにくいですが(暗いところで写真をきれいに撮れるようになりたいものです・・・)、すぐ近くのお店。

 外にツリーが2つ、中の正面にも一つ。


 クリスマスまでひと月。

 街歩きが楽しくなる時期です。

Posted on 2011/11/22 Tue. 06:57 [edit]

category: クリスマス、行事、習慣

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22

ロイヤルバレエ 『眠れる森の美女』 マリアネラ、 ティアゴ(キャストのみ) 

一週間のはじめだというのに、なぜだか疲れています。

 オペラハウスの友人たちも同じ感じ。 天候もあるのでしょうね。


 さて、1週間ぶりの『眠れる森の美女』でした。

 昨日は、友達に声をかけてもらって、あるバレエのコンクール(アワード)を観たばかりなので、学生とプロフェッショナルの違いを色々と感じながら観た舞台でした。 昨日のことについてはまた後日。


とりあえず、キャストのみ(段々溜まっていますね・・・)


『眠れる森の美女』 プティパ振付、 モニカ・メイソン版、 チャイコフスキー作曲


 オーロラ姫: マリアネラ・ヌニェス

 フロリムンド王子: ティアゴ・ソアレス


 フロレスタン王: クリストファー・ソウンダース

 王妃: エリザベス・マクゴリアン


 リラの精: クレア・カルヴェート

 カラボス: ジェネシア・ロサート

 

 カタビュラット: アラスター・マリオット


 《プロローグ》


 水晶の泉の精: ユフィ・チェ 騎士: リカルド・セルヴェラ

 魅惑の庭の精: ディアドル・チャップマン 騎士: アンドレイ・ウスペンスキ

 深い草地の精: 小林ひかる 騎士: ヨハネス・ステパネク

 歌う鳥の精: アイオーナ・ルーツ 騎士: ホセ・マーティン

 黄金の葡萄の精: エマ・マグワイヤ 騎士: アレクサンダー・キャンベル

 リラの精の騎士: ヴァレリ・フリストフ


 リラの精のお付: 

    サビーナ・ウエストカム、 ジェマ・ピッチレイ・ゲール、 レティシア・ストック、 エリザベス・ハロッド、

    ロマニー・パジャック、 リヤーン・コープ、 ヤスミン・ナグディ、 エルザ・ゴダード


 《第1幕》

  

 イギリスの王子: ギャリー・エイヴィス

 フランスの王子: デイヴィッド・ピッカリング

 インドの王子: ヴァレリ・フリストフ

 ロシアの王子: 平野亮一


 オーロラ姫の友人: 

   サビーナ・ウエストカム、 エリザベス・ハロッド、 エマ・マグワイヤ、 アイオーナ・ルーツ、

   サマンサ・レイン、 オリヴィア・コウリー、 メリッサ・ハミルトン、 ラーラ・ターク


 《第2幕》

 

 公爵夫人: クリスティーナ・アレスティス


  

 《第3幕》


 フロレスタン兄妹: ヴァレリ・フリストフ、 エマ・マグワイヤ、 イッツィアー・メンディザバル


 長靴を履いた猫と白い猫: アレクサンダー・キャンベル、 リヤーン・コープ

 

 青い鳥とフロリナ姫: スティーヴン・マクレー、 ラウラ・モレーラ

 

 赤頭巾ちゃんと狼: ロマニー・パジャック、 デイヴィッド・ピッカリング

 

Posted on 2011/11/21 Mon. 06:31 [edit]

category: バレエ

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21

ロイヤルバレエ、『Asphodel Meadows』『エニグマ変奏曲』『グロリア』 

 とりあえず、1作品だけ書き終わりました。。

 他のものはあとで付け足します。


昨日から始まったロイヤルバレエのミックス・ビルです。

 ロイヤルバレエは明日からは毎日公演。 土曜日にはマチネもありますから、7公演。 『眠り』、『マノン』、『ミックス(3つの小品)』、という忙しい日々になります。

 ダンサーたちは大変なことでしょう。 『くるみ』のステージリハも下手したら今週末から始まることでしょう。

 観る方も忙しいですが。


 昨日はマチネ、夜の公演があったものの、夜のみの鑑賞です。

 夜踊ったファースト・キャストの最終舞台リハーサルの写真は、http://www.ballet.co.uk/gallery/dm-royal-ballet-asphodel-enigma-gloria-roh-1111  より。


 今回は、

 『アスフォーデル・メャアドウス(Asphodel Meadows)』 リアム・スカーレット振付、 プーランク作曲

 『エニグマ変奏曲』 アシュトン振付、 エルガー作曲

 『グロリア』 マクミラン振付、 プーランク作曲


 という組み合わせです。


私は、『エニグマ変奏曲』、『グロリア』が初めて観る作品になります。

3作品とも、バレエの為に書かれたわけではない音楽を使用です。



『アスフォーデル・メャアドウス』 リアム・スカーレット振付、 プーランク作曲

 曲は、2台のピアノの為の協奏曲


第1楽章: マリアネラ・ヌニェス、 ルパート・ペネファーザー

第2楽章: タマーラ・ロホ、 ベネット・ガートサイド

第3楽章: ラウラ・モレーラ、 リカルド・セルヴェラ


エマ・マグワイヤ、 アイオーナ・ルーツ、 ヤスミン・ナグディ、 メガン・グレース・ヒンキス、

レティシア・ストック、 ロマニー・パジャック、 サマンサ・レイン、

蔵健太、 ポール・ケイ、 ジェームズ・ヘイ、 トリスタン・ダイヤー、

ダーウィッド・トルツェンシミエック、 ケヴィン・エマートン、 平野亮一


ピアノ: ロバート・クラーク、 ケイト・シップウェイ



 2010年5月に初演された作品の再演です。

 ファースト・アーティストのリアムの作品ですが、彼の作品は非常に音楽的。 

 クラシックの語法で、でも自分の言葉がある作品。

 

Asphodel Meadowsというのは、ギリシャ神話に出てくる、白百合。 と同時に、先日のリハーサルでのリアムの解説によると、天国と地獄の中間部でもあるようです。

 ストーリーはありません。

 が、全ての楽章は手を横に広げ、足を6番にして、十字架を現して終ります。


 パ・ドゥ・ドゥで、花が開く雰囲気を数箇所表します。

 そして、元々第2楽章から広げていったこの作品、各々の楽章で使われたパターンが、他の楽章で少々形を変えて現れます。


 幕が開いて、3人の女性プリンシパルが後ろを向いて立っています。

 音なしで、少しずつ後ろに歩いてきて、3人が斜めになる感じでとまり、そこから音楽がスタート。

 少し3人で踊ってから、群舞が出てきて、第2、3楽章の女性たちは引っ込んで、第1楽章の踊りになります。


 ストーリーはありませんが、何か言葉があるのが、マリアネラ。

 以前に増して、アブストラクト(このような、ストーリーが無い小品)で伝えるものが出てきたな、と思います。

 そして、それにつられるように、ルパートもただただ踊る、ということがなくなってきました。


 

 音楽も美しいですし、この作品のパ・ドゥ・ドゥの白眉が第2楽章。

 バレエの場合、協奏曲を使うと、大抵第2楽章(ゆっくりな楽章)が中心のパ・ドゥ・ドゥになることが多いように思います。

 先日の解説を聞いて初めてわかったのですが、この楽章のプリンシパルカップルは、終盤までお互いに目をあわせません。

 だから、じっと二人が距離を開けて向かい合って立つ場面が、凄く生きてくるのです。

 ベネットのパートナリングは非常に安定しています。


 そして、第3楽章。

 アレグロ・ダンサーのラウラ、そして二人一人のように踊る、リカルド。

 2人は他のリアムの作品も踊っていますし、音楽性と振付とが一致しているのでしょうね。

 先日のリハーサルの時にも、リアムがそのことを話していました。


 これが、ラウラの今シーズン最初のメインハウスでの舞台ですが、相変わらず冴えた足捌きでした。



『エニグマ変奏曲』 フレデリック・アシュトン振付、 エルガー作曲

 曲は同名の作品


エドワード・エルガー: クリストファー・ソウンダース

エルガー夫人: クリスティーナ・アレスティス


ヒュー・デイヴィッド・ストゥアート・パウエル(室内楽仲間のアマチュアピアニスト): ジョナサン・ハウエルズ

リチャード・マクスター・タウンシェンド(三輪車に乗る、奇妙な声を出せるアマチュアの俳優): アラスター・マリオット


ウィリアム・ミース・ベイカー(このあたりの地主で、紙を手に握っている): トーマス・ホワイトヘッド


リチャード・P・アーノルド(マシュー・アーノルドの息子で、物静か): ニァマイア・キッシュ

イザベル・フィットン(ヴィオラの弟子。 チャーミングでロマンティックな女性): ラーラ・ターク


アーサー・トロイト・グリフィス(エルガーの親友で不向きなことに熱をあげる): エドワード・ワトソン


ウィニフレッド・ノーブリー(のんびりやの女性): ディアドル・チャップマン


A・J・イェイガー(ニムロッド: ベートーヴェンについて語り合った仲、楽譜出版社に勤める): ベネット・ガートサイド


ドーラ・ペニー: ロベルタ・マルケス


ジョ-ジ・ロビンソン・シンクレア(オルガニスト。 この曲は彼の飼い犬が川に落ちて、陸に上がってほえている様子): ホセ・マーティン


バジル・G・ネヴィンソン(うまいアマチュア・チェリスト): デイヴィッド・ピッカリング


レイディー・メアリー・ライゴン(航海中の女性。 エルガー自身によって、実際は名前がかかれていない): イッツィアー・メンディザバル



スクール・ガール: リヤーン・コープ

田舎の女の子と男の子: ロマニー・パジャック、 トリスタン・ダイヤー

セイラーの女の子と男の子: サビーナ・ウエストカム、 ジェームズ・ウィルキー

ハウスキーパー: オリヴィア・コウリー

庭師: エリーコ・モンテス

Carrier: ケヴィン・エマートン

田舎の女性: セリザ・ディウアーナ

速達を運ぶ人: ヴァレンティーノ・ズチェッティ



 6年近く上演されていなかったので、私は初めて観る作品です。

 写真だけはみていましたし、内容も斜め読みしてあったので、観たくていた作品ですが。

1968年に初演されています。


 変奏曲、といっても、その主題自体が謎(エニグマ)。 各変奏曲には、イニシャルが書いてあって、それらは、エルガーの周りにいた人たちです。

 1957年に、当時ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(アルバートホールのすぐそば)で学んでいたジュリア・オーマンがこの曲に対しての服飾デザイン画を描きました。 それを、彼女のプロフェッサーがロイヤル・オペラ・ハウスへ持っていって、この衣装デザインでバレエをしたらどうか、と提案したそうです。

 その時には音沙汰なく、10年後、1967年になって、アシュトンがあのデザイン画を思い出し、彼女にコンタクトを採り、このバレエが生まれました。

 彼女自身は10年以上経っていたので、デザインを書き直すことで了解したそうです。

 そして、もちろん、バレエの為に踊れるようにスカートの形なども変える必要があったそうです。


 そして、彼女は、この後、『田園でのひと月』、『くるみ割り人形(ロイヤル・バレエのピーター・ライト版)』などのデザインもしています。

 私は彼女のデザインが大好きなので、写真でしか観ていなかった衣装を観るのがとても楽しみでした。


 

 幕が開くと、家の中、外が混在しているような感じ。

 周りの方々から、感嘆の息がもれました。


 これといったストーリーは無いのですが、各変奏曲の人物によって踊られます。

 人物は実在していた人たちですが、フィクションである部分とノン・フィクションである部分が混じっているようです。


 



『グロリア(Gloria)』 ケネス・マクミラン振付、 プーランク作曲

 曲は同名の作品


 カルロス・アコスタ、 セーラ・ラム、 ティアゴ・ソアレス


 ラウラ・モレーラ、 ヴァレリ・フリストフ、 ヨハネス・ステパネク、 蔵健太(最後はリアム・スカーレット?)


 クリスティーナ・アレスティス、 ローラ・マックロック、 メリッサ・ハミルトン、 シャーン・マーフィー、


 プラス、男女10名ずつ



この作品について、蔵健太さんが、ニュース・ダイジェストのバレエの細道に書いていらっしゃいます。

 http://www.news-digest.co.uk/news/content/view/8729/271/



Posted on 2011/11/20 Sun. 06:12 [edit]

category: バレエ

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夜更かし 

 今日から激怒のバレエ週間が始まりました。


 今日は昼間の教えで疲れ果てていたのですが、オペラハウスへ行くと、元気になるから不思議です。

 ですが、内容については、明日以降に。 

 小品3つのうち、初めて観るものが2つ。 どちらも、ずっと観たくていたものです。

 まだ、頭の中をぐるぐる回っている状態です。



 ちょっと前に出版された本、ハードカヴァーなので、本当はペーパーバックになるのをまとうと思っていたのですが、どうしても2週間半後までに読み終わりたくなったので、アマゾンで半額で購入。

 それが昨日届いたので、昨夜はかなり遅い時間(いや、丑三つ時)まで読みふけってしまいました。 

 ついでに、先日本屋さんで見ておもしろそう、と思った本が、送料込みで、なんと1ペンス(1.4円)だったので買ってしまったので、しばらくは読書三昧になりそうです。

 

 この本、凄く読みやすくて止まらなくて、今日はチューブもバスも何度乗り過ごしそうになったか・・・

 10年前、学部の時にかなりの量の文献を読まないと授業に出ても大変だったのですが、あの頃に今くらいの速度で本を読むことができていたら、ずいぶん楽だったのだろうな、と思ってなりません。


 というわけで、今夜はベッドに本を持ち込まない予定・・・です。

Posted on 2011/11/19 Sat. 06:25 [edit]

category: 日常

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先生、という責任 

 日本も急に寒くなったようですが、こちらも、だいぶ冷え込んできました。

 それでも、例年に比べて暖かいのではないでしょうか? この私がまだHot water bottleを使っていません。


 今日は直前まで迷った挙句、結局はオペラハウスへ行くのを自粛。 

 というわけで、今回は4キャストで『マノン』を行っていますが、2キャストだけの鑑賞です。


 日本へ帰国する生徒の最後のレッスンが来週。 お引越しの直前のレッスンです。

 彼女のことはほんの2ヶ月しか教えることができませんでしたが、もっと教えたかった子。

 そして、今までで一番日本への帰国が心配になる子。

 

 私自身は別に帰国子女でもなんでもないのに、母の育て方の影響で、日本の学校にはあわない子供でした。

 通知表の協調性などが問題、と書かれ続けました。


 特に5、6年生の時の担任からの嫌がらせ。 自分の身を守るために受験しなくてはいけないのに(あの頃はそういう知識はありませんでしたが、レイプされてもおかしくないようなこと)、何かあるたびに、内心点を下げるぞ、と言われていました。


 内心点なんてどうでも良い、と思っていたけれど、色々なことに頭に来ていた私は、市内学校対抗の水泳大会にまで小学校6年生の夏休みに申し込みました。 3年生の時からずっと出ていましたし、本当なら受験生がするものではありません。 しかも、水泳大会の日はバレエの発表会と重なっていたので出られないのがわかっていながらも、嫌味を言われないように、練習だけ参加しました。 塾があって、丸々練習に参加できなくても、お昼抜きでも、練習に行っていました。

 これは、別に親に言われたわけではありません。 全て私自身の判断です。


 挙句に、本命の学校の入試の1週間前にインフルエンザとはしかにかかったという有様。

 第2志望の学校へ受かって、小学校へ戻って職員室に担任に挨拶に行ったら、5年生の先生の一人が、中学受験の偏差値表を取り出してきて、私が受かった学校は、都内ではそれなりに知られているものの、私の実家のあたりでは全く知られていない学校だった為、偏差値の一番下からみていって、偏差値50まできた時、「ここに載らない位、下の学校へ行くのか」とあざけり笑いました。 もちろん、学校名を見つけて、黙りましたが。


 ある2つ上の男の子のせいで、上級生からのいじめもあったし、ちょっと違う(学校へ行くのにジャージを着ていかないとか)から、クラスメイトからのいじめもあった私は、先生に言うなんてことは絶対にできなかったし(結局は、何もやってもらえない、と思っていたから)、親にだって、大人になってから話したほど。 今でもまだ言えていないこともあります。


 だから、私は子供の頃、特に小学生の頃に先生から傷ついたことが多く、今でもその多くが残っています。

 人生面白いもので、先生、という職業にはつきたくない、と思っていたものの、ピアノを教えることになりました。

 そして、これが、実は天職でもあります。

 でも、いつも心に留めていることは、絶対に子供を失望させる先生にはならない、ということ。

 私が小学校で接した先生たちのように、そして日本でピアノを習った1年間の間についた先生のように嫌な思い出しか残らない先生にはなりたくない。


 それでも私が登校拒否をしなかったのは、お稽古事へ行きたかったから。

 学校へ行かなかったら、お稽古事へ行かせてもらえない、と思っていたから学校へ通い続けられたのだと思います。 お稽古事では素敵な先生方と出会うことができたので。


 毎回、生徒が帰国するたびに、私が心配することではないのに、色々な心配がありました。

 今回の子は、たった2ヶ月のお付き合いでも、凄く心配になります。

 こちらの学校にとっても馴染んで、日本の集団生活を経験していない彼女はとってもイギリス的な子供。


 この数日はだからなのか、今まで思い出さないようにしていた、小学校時代の嫌なことを色々と思い出してしまって、取り止めがつかなくなることも。

 

 まあ、失望されるような先生になりたくないと思うから、威厳もないのか、子供たちが同類、と思っているようです。

 小学校1年生の男の子は、「みゆき先生大好き」で、変にテレまくって、どうにもならなかったりしていますが。

 これはこれで問題ですね。


 先日も、以前よく話題に上がった7歳の男の子に、

「パパには、Miss Miyuki、って呼びなさい、っていわれるんだけれど、僕は、みゆき、って呼びたいんだよね。 これでいいよね」といわれました。

 私自身は、Dr.Sの奥様のような先生になることが憧れなのですが、道は険しいです。


 今週のレッスンで彼女のことを見ていて、精神的につらいのが伝わってしまったので、帰り道、思わず涙だった私。 来週、子供の前で笑顔でお別れをする。 これが、私の目標です・・・

Posted on 2011/11/17 Thu. 06:05 [edit]

category: 日常

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17

ロイヤルバレエ 『マノン』 マリアネラ、 ニァマイア(11月9日) 

 もう1週間経ってしまいましたが、11月9日の『マノン』です。 とりあえず、第1幕のマノンとデ・グリューのみ。

 後で付け足します。


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 今回のポスターはこんな感じでした。 まだマノンが続いているというのに、既にマノンのポスターがはがされ、『くるみ割り人形』のポスターに代わっているところもあります。


『マノン』 ケネス・マクミラン振付、 マスネ作曲


 マノン: マリアネラ・ヌニェス

 デ・グリュー: ニァマイア・キッシュ


 レスコー: ティアゴ・ソアレス

 ムッシューGM: クリストファー・ソウンダース

 レスコーのミストレス: クレア・カルヴェート


 マダム: エリザベス・マクゴリアン

 看守: ギャリー・エイヴィス


 高級娼婦: ディアドル・チャップマン、 ローラ・マックロック、

         シャーン・マーフィー、 ラーラ・ターク


 踊る紳士: ベネット・ガートサイド、 ヴァレリ・フリストフ、 蔵健太


 顧客: トーマス・ホワイトヘッド、 ジョナサン・ハウエルズ、 デイヴィッド・ピッカリング、 

      平野亮一、 エリック・アンダーウッド


 乞食のかしら: ポール・ケイ

 乞食たち: リアム・スカーレット、 ジェームズ・ウィルキー、 ジョナサン・ワトキンズ、

        ケヴィン・エマートン、 アンドレイ・ウスペンスキ、 エリーコ・モンテス


 年老いた紳士: アラスター・マリオット


 

 

 彼らの今シーズン2度目のマノンです。

 マリアネラの基本的な役設定は変わっていません。 が、より、表現が深くなりました。


 第1幕で登場した時には、色々なことに興味を示す女の子。

 小悪魔的なことはみえてこないで、でも、年老いた紳士のことは、女としてどう彼を操るのか、ではなくて、本能として知っている部分がある。

 デ・グリューに対しても、あくまでも、一つの興味です。

 ニァマイアのデ・グリューは、今回の方が、マノンの方をちらちらかなり見ていました。


 最初のデ・グリューのヴァリアシオンは、安定してきました。

 5日の時の方が、マノンに対する好意をもっと如実に出していたと思います。

 が、最初のパ・ドゥ・ドゥでは、お互いに惹かれていくのが手に取るようにわかります。

 どちらかというと、とっても大人な感じの雰囲気でした。


 そして、第1幕のベッド・ルームのシーンでは、二人のケミストリーが前回以上に炸裂。

 とにかく、最初のデ・グリューが机に、そしてマノンがベッドにいるところから、お互いを何度も見つめあいます。


 このシーンは官能的ですが、それを差し置いても、私は現実社会のカップルである、マリアネラとティアゴであれだけのケミストリーが発せられるのを観たことはありません。 二人が踊っていてこれに近いのは、『ロミオとジュリエット』のバルコニーのパ・ドゥ・ドゥをあげることができるでしょうか。

 観ているこちらが、ドキドキしてしまうほど。 多分、二人が顔を見合わせるポーズのところでは、キスする寸前で顔の位置を止めるのです。 だから、よけいにケミストリーが高くなっていくようにみえたのでしょうね。


 5日の舞台を観た後でも、ニァマイアがあそこまでやるとはかなりの驚きでした。 だいぶマリアネラに表情を引き出されていました。 


私はダーシー・バッセル、シルヴィ・ギエム、ヴィヴィアナ・デュランテなどのマノンは観ていません。 だから比べる対象が非常に乏しいのですが、私が今までに観たマノンで、今回が一番ケミストリーが強かったと思います。 やはり、ここの部分であれくらいのケミストリーがあると、次からのシーンに繋がりやすくなるように思います。


 ムッシューGMとレスコーが入ってきて、マリアネラ演じるマノンは、戸惑いもあるものの、前回よりも、GMに対してどうしなくてはいけないかを知っているし、富にも惹かれていきます。

 それでも、部屋を出て行く前に再びGMから贈られたガウンを羽織る時に戸惑い、そして、ベッドを何度も何度も見ていました。

 GMの腕に手をかけてからも、ベッドのほうをちらちらちらちら。 最後、部屋を出て行くときには、覚悟を決めた、というかあごを上に少し上げ、誇り高く歩いていきましたが。


 とりあえず、ここまで、続きは付け足します。

 

 

 

Posted on 2011/11/16 Wed. 06:12 [edit]

category: バレエ

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16

インフルエンザ予防接種 

 日本だったら非常に一般的なインフルエンザの予防接種、ちょっと前(3年前)まではイギリスでは誰もができるものではありませんでした。

 

 それどころか、インフルエンザと普通の風邪の区別がつかないですし、インフルエンザ、と分かっていても学校、職場へ行く国です。


 高熱を出してもすぐには診てもらえないから、薬を飲んで治す、という考えなので、私はイギリスへ来てから何度か高熱も出しているのですがもしかしたら、インフルエンザだったこともあるかもしれません。


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 それが、一昨年あたりから、上のポスターをみかけるようになりました。

 インフルエンザの予防接種可能、のポスター。

 これは大手チェーン店薬局のブーツのものですが、薬局が入っている大きめのテスコ(スーパー)、町の薬局でもできるところもあるようです。


 子供に接する仕事は、病原菌ももらいやすいので、一昨年はなんとなく疑ってやらなかったものの、昨年は予防接種をしました。

 今年ももう少し早めにする予定だったのですが、時間がなくて、やっと先日やってもらいました。

 ちなみにお値段は13ポンドくらいですから、日本より多少安いくらいかもしれません。


 が、インフルエンザ予防接種が当たり前ではない為、やる前の説明、接種、その後5分から10分変な反応が出た時の為に待つように言われるので、20分近くかかります。

 そして、私が接種を行ったブーツでは、A4の紙数枚分の説明書をいただきました。


 肩のあたりに接種する為、2日くらいは重かったのですが、今日はだいぶ調子が戻ってきました。


 

 毎年、10月に熱を出して寝込むのですが、今年はそれをクリア! 初めてかもしれません。

 というわけで、教え始めたばかりの生徒も多い今、休みたくないので、体調管理をしっかりと行いたいと思います。

Posted on 2011/11/14 Mon. 18:21 [edit]

category: イギリス事情

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14

ロイヤル・バレエ 『眠れる森の美女』 マリアネラ、 ティアゴ(キャスト変更) 

 一気に冷えてきていますが、それでも、例年に比べて暖かいと思います。


 今夜は3週間ぶりの『眠れる森の美女』でした。 10月22日に初日を迎えてから7回目位の『眠り』ですが、私が観るのは2度目。 のんびりとしています。

 

 今夜はロベルタ・マルケスとスティーヴン・マックレーの予定でした。

 ロベルタのジュリエットやマノンは好きなものの、クラシックの彼女のラインが苦手なので、行かない予定だったのですが、リラの精のイッツィアーをはじめ、役がつく人で観たい人がいることを小耳に挟んだので、当日券を買い求めました。


 夜、オペラハウスへ行ってキャスト表とスリップを見たら、ずいぶん多くのキャスト・チェインジ。 

 ロベルタの怪我により、背の関係だと思いますが、王子も変更になりました。

 オーロラ姫が急遽変わる、ということで、第1幕のバラのアダージョの4人の王子も全て変更です。


 主役が両方とも変更だからか、幕が開く前に、モニカ・メイソンが舞台に上がって変更を伝えました。


 

 『眠れる森の美女』 プティパ振付、 モニカ・メイソン版 チャイコフスキー作曲


 オーロラ姫: マリアネラ・ヌニェス

 フロリムンド王子: ティアゴ・ソアレス


 王様: クリストファー・ソウンダース

 お后: ジェネシア・ロサート


 リラの精: イッツィアー・メンディザバル 

 カラボス: クリスティン・マクナリー


 カタビュラット: アラスター・マリオット


 《プロローグ》

 

 水晶の泉の精: ラーラ・ターク、 騎士: エリーコ・モンテス

 魅惑の庭の精: エマ・マグワイヤ、 騎士: ヴァレリ・フリストフ

 深い草地の精: 金子扶生、 騎士: ヨハネス・ステパネク

 歌う鳥の精: エリザベス・ハロッド、 騎士: ホセ・マーティン

 黄金の葡萄の精: サマンサ・レイン、 騎士: ケヴィン・エマートン

 リラの精の騎士: 平野亮一


 リラの精のお付の妖精たち: 

 メガン・グレース・ヒンキス、 ジェマ・ピッチレイ・ゲール、 レティシア・ストック、 クラウディア・ディーン、

 フランチェスカ・ヘイワード、 カミール・ブレイチャー、 ヤスミン・ナグディ、 エルザ・ゴダード


 《第1幕》

 

 イギリスの王子: ギャリー・エイヴィス

 フランスの王子: デイヴィッド・ピッカリング

 インドの王子: ヴァレリ・フリストフ

 ロシアの王子: 平野亮一


 オーロラ姫の友人:

  サマンサ・レイン、 クレア・カルヴェート、 メリッサ・ハミルトン、 ラーラ・ターク、

  レティシア・ストック、 エリザベス・ハロッド、 エマ・マグワイヤ、 アイオーナ・ルーツ


 《第2幕》


 公爵夫人: シャーン・マーフィー

     

 《第3幕》


 フロレスタン兄妹: ダーウィッド・ツーツェンシミエック、 サマンサ・レイン、 ラーラ・ターク

 

 長靴を履いた猫と白い猫: 蔵健太、 サビーナ・ウエストカム


 フロリナ姫と青い鳥: ユフィ・チェ、 アレクサンダー・キャンベル


 赤頭巾ちゃんと狼: ロマニー・パジャック、 トーマス・ホワイトヘッド




 2度目の鑑賞、未だに衣装の変更に慣れません。

 

 マリアネラのオーロラ姫は相変わらずきらきらと輝いています。

 先週、魂が抜けていくような(良い意味で)マノンを演じたのとは同じ人物、なのだ、と驚きます。

 クリアできれいなテクニック、足裁き。 そして、細かい目線の使い方、ヴァリアシオンを踊る時にも周りに目を向ける余裕。


 前回(10月24日)に少々バランスが悪かった(といっても、彼女としてはです)バラのアダージョも今回の方が安定していました。 長いバランスだけれど、決して、頑張って頑張って、というのを見せません。

 4人の王子たちからバラを受け取る時も、匂いをかいだり、それをお后に渡す時にも余裕があったり。


 続くヴァリアシオンも、Lovelyの一言。 中間部のピルエットが、きれいな3回転。 彼女の場合、超スピードで3回転、というわけではなくて、非常にエレガントな回り方です。

 

 第2幕は幻覚の場面ですから、笑顔にはなりませんが、王子を手招きする時などに、笑顔とは違う表情があったりしました。

 

 第2幕の最後、目覚める場面では、以前は王子の顔をみた時に驚く仕草をよくしていたのですが、今回はそれをしていなくて、でも、「あなただあれ?」という感じの困惑した表情で王子をみています。

 

 第3幕は、幸せ、の一言。

 

 

 ティアゴは10月に踊った時は、とにかく酷い踊りでした。

 今回の方が、あの2幕のヴァリアシオンも安定していました。

 第3幕のヴァリアシオンは、音楽が全然流れていなくて踊りにくかったと思いますが。


 

 さて、当初の予定では、今回はプロローグを一番楽しみにしていました。

 まずは、10月31日に初めてリラの精を踊ったイッツィアー。

 彼女は昨年移籍してきたすぐ後、私の友人と私は、絶対に、『ジゼル』のミルタが似合うよね!といっていて、実際にミルタを踊りましたが、非常に似合っていました。

 今回は、全く違うリラの精。 人間的にはとっても素敵な人ですが、細面で、少々冷たい感じも与えかねない容姿です。 先日のバレエアソシエイションの時にもちらっとおっしゃっていましたが、いつもとは違う部分を引き出す必要がある。

 包容力がある、というのとは違いますが、安心感のある温かさのリラの精をつくりあげました。

 特に、プロローグのカラボスに対する、「オーロラ姫は針に刺されて死ぬのではなくて、眠るのです」というマイムがとても温かいものがありました。


 ヴァリアシオンは、普段は回れる人なのに、今回はいまいち。 中間部のピルエット、アンオーの手が全て下がってしまって、引き上げができていなかったのが原因だとは思いますが。 全体的に、足はきれいだけれど、腕の引き上げが甘いな、という印象でした。


 

 毎回、同じような人で妖精を観ていたのですが、今回は違う人たちを観られました。

 まずは、水晶の泉の精。 これはユフィちゃんで何度も何度も観ています。

 振付に山場もありませんし、魅せるのが非常に難しい踊りです。

 ラーラは、よく踊っていましたが、やはり状態の動きが甘いので、直線的な印象になってしまいました。


 魅惑の庭の精、エマが踊るのを観るのは初めて。 多分、今シーズンがこの役を踊るのが初めてだと思いますが。

 彼女はとてもテクニック的に安定してきました。

 どちらかというと、エレガントなイメージが強いのですが、こうしたキレが必要な役もずいぶん魅せられるようになってきたな、と思います。


 そして、今回が4月に入団して、初ソロを踊る扶生さん。

 水晶の泉の精と同じく、この深い草地の精もとらえどころがなくて、踊りにくい振付です。

 さすがに今回は緊張しているかな、と思ったものの、入団後約半年で、これだけソロを踊れたらよいと思います。

 足はきれいなものの、やはり、上体、ポールドブラはまだまだ甘い。 特にこの役はここが甘いと直線的なイメージになってしまいます。 まあ、もちろん初めてなので、次回を楽しみにしています。


 

 リラの精のおつきには、今年、昨年入団したダンサーが多く入っていましたが、まだバラバラ。

 

 

 第3幕へ飛んで、とりあえず、踊れるので、ダーウィッドのフロレスタンのソロは短いものの、堂々としていました。 彼は本当に急に配役されるようになってきています。


 白い猫のサビーナは今シーズンが初白猫。 彼女の雰囲気はこれにあっていると思いますが、もちろん、まだまだやらなくてはいけないことがたくさんです。 目にマスクをしていますから、表情以外でみせていかなくてはいけません。 やってはいるけれど、もう少し。


 ユフィちゃんのフロリナはいつもどおり。 とにかくエレガントです。

 アレクサンダーはパ・ドゥ・ドゥの部分は前回よりもずっとよかったです。 が、ヴァリアシオンは重い。 前回目を奪われたコーダのブリゼ、ブリゼ・ボレもずいぶんおなかで飛んでいました。

 

 赤頭巾ちゃんと狼の狼を踊ったトーマスは、勢いがあるので、演劇性が増します。


 そして、ちょうど私が観ていた場所からよく見えた、ということもあるのですが、第3幕の周りの人たちの中から、フランチェスカ(フィルピ)とエリーコの組み合わせ、ところどころにお互いをみたり、会話をしたり、とっても良い雰囲気でした。


 

 前回書かなかったと思いますが、今回の衣装変更により、王様、お后はプロローグと第3幕が同じ衣装です。

 少々違和感があるのですが・・・

 

 次回もマリアネラのオーロラです(こちらは、元々の予定)。 来週はバレエ鑑賞が凄いことになります。

 そして、その次の週にグレードを受ける生徒が4人いるので、体力勝負です。

    


 

 

Posted on 2011/11/14 Mon. 06:43 [edit]

category: バレエ

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14

ロイヤルバレエ、『マノン』 ローレン、セルゲイ(11月8日) 

遅くなりましたが、11月8日にダブル・デビューをした、ローレンとセルゲイの『マノン』です。

彼らが最終ドレスリハーサルを行っていますので、写真は、http://www.ballet.co.uk/gallery/dm_royal_ballet_manon_roh_1111  より。


『マノン』 ケネス・マクミラン振付、 マスネ作曲


 マノン: ローレン・カスバートソン

 デ・グリュー: セルゲイ・ポルーニン


 レスコー: ホセ・マーティン

 レスコーのミストレス: イッツィアー・メンディザバル


 ムッシューGM: ギャリー・エイヴィス

 マダム: クリスティーナ・アレスティス


 看守: ベネット・ガートサイド


 高級娼婦: メリッサ・ハミルトン、 ローラ・マックロック、

         フランチェスカ・フィルピ、 ラーラ・ターク


 踊る紳士: ジョナサン・ワトキンズ、 ヨハネス・ステパネク、 蔵健太


 顧客: トーマス・ホワイトヘッド、 ジョナサン・ハウエルズ、 ジェームズ・ウィルキー、

      エリーコ・モンテス、 アンドレイ・ウスペンスキ


 乞食のかしら: ジェームズ・ヘイ

 乞食たち: ヴァレンティーノ・ズチェッティ、 ルドヴィック・オンディヴィエーラ、 トリスタン・ダイラー、

        ケヴィン・エマートン、 フェルナンド・モンターニョ、 ダーウィッド・トルチェンスミエック


 

 久々の英国人バレリーナのマノン・デビューではないでしょうか?

 そういう話がチラチラと聞こえてきました。

 オペラハウスでは英国人の友人(私よりもずっと年上の)が多いのですが、私の周りでは、英国人だろうと、外国人であろうと、関係ない、という方が多いですが。

 

 彼らの最後の沼地のパ・ドゥ・ドゥは、既にリハーサルで拝見してありました。

 

  

 まずはローレンのマノンから。

 マノン、というキャラクターは観る人も自分の理想、考えがあると思います。

 私ももちろんあります。 自分にしっくりとくるキャラクターが。


 今回のローレンのマノンは、だいぶ違いました。


 結論から書くと、彼女はGMの財産だけではなくて、彼自身を愛してしまったのです。

 私自身は、GMの富に惹かれるけれど、彼自身を愛するべきではない、という考えでいます。 あくまでも、彼女が愛するのはデ・グリューであって、でも、その為には、GMの富が必要。

 今回のローレンは、第1幕のベッドルームのシーンで、デ・グリューが出かけて、GMが入ってくると、迷いも無く彼に心を奪われる。

 

 第2幕のマダムの館ではそれが如実で、あまりにもGMと楽しみすぎ。 まあ、相手がギャリーだったのもありますが、それでも、あそこまでflirtするのは少々やりすぎ感が。

 あの二人、どれだけキスしているのか・・・ あの時代、娼婦は口だけは本当に愛している人にしか許さなかったはずです。 まあ、マノンは、”娼婦”という肩書きではないのでよいのかもしれませんが

 
 デ・グリューが接近した時も、本当に嫌な顔をして払いのけてしまったのです。


 だから、その後のベッドルームのシーンも、デ・グリューに対する気持ち、というものがうわべのものにしか見えてきませんでした。

 どちらかというと、最後の沼地までその考えが拭えませんでした。


 ローレンの、レスコーのミストレスは結構好きでしたし、茶目っ気たっぷりの彼女がどのようなマノンを創り上げるのか楽しみにしていましたが、ちょっと違いました。

 もちろん、デビューですから、これだけで判断してはいけませんが、それでも、基本的なマノン像というのは彼女が作ったものだと思います。

 私は2度目の舞台は観に行きませんが、次にこれを取り上げる時に期待です。


 

 こちらも表現、パートナリングの面で不安だった、セルゲイのデ・グリュー。 パートナリングは、昨年と比べ、まだまだ危なっかしいところもあるものの、ずいぶん安定してきました。


 言うまでも無く、踊りはすばらしいです。 が、踊る、パートナリングの部分になると、デ・グリューから一気に”セルゲイ・ポルーニン”になってしまいます。 いきなり現実に引き戻されます。 まあ、彼はまだまだ若いですから、これからに期待ですが。


第2幕のマダムの館の場面も、どうすればよいのか分からなかった感じ。

一番最後のマノンの死の部分も、もてあましてしまった感じが。  

知っている人の言葉を借りれば、「彼は、3回くらい女に振られないとだめだよ」 とのこと。

 

 

 改めてこの演目の難しさを感じました。

 マノン、デ・グリューの両方から発するものがないと空回りしてしまうし、お互いに答えていけないとこれも空回りしてしまう。

 ただ、これは舞台の数をこなせばこなすほど、色々とよくなる作品だと思うので、この後を楽しみにしています。


 ちなみに、この翌日にオペラハウスへ行った時、色々な方々の意見を伺ったり、聞いたりしましたが、あれほど意見が割れるのも珍しい。

 ある人は、今までで最高のマノン。 セルゲイは良かったけれど、ローレンは良くなかった。 この逆の意見もあり。 両方ともよくなかった、という人も。

 私と同じように、ローレンがGMを愛してしまった、というのもありましたし、二人の愛が見えてこない、というものも。

 とにかく、色々。 だからこそ、おもしろいのです。 そして、考えが違っても、それを話すことができるイギリス人。 

 

 

 さて、周りがおもしろかったのがこの夜でした。

 まずは、この人が舞台に立つと舞台を奪ってしまう、ギャリー。 ギャリーのGMはとにかくいやらしい。 どれほど高級娼婦のスカートを杖でめくっているのだか。

 そして、それを挑発していくイッツィアーのミストレス。 彼女はもちろんレスコーのミストレスですが、でも、やはりお金を持っているGMにどうにか気に入ってもらいたいのですよね。


 ホセのレスコーはいつもに比べてよく踊っていましたが、ずるさとか、たくらみとかはあまりありません。


 マダムの館での高級娼婦二人の踊り(メリッサとローラ)は、その前にユフィちゃんとひかるさんで観た時のようなやり取り、競い合いが見えてきませんでした。

 

 

 マダムの館で、マノンが踊る紳士、顧客たち、GMの頭上を舞う場面で、マノンの手をとる人が変わる時、踊る紳士のヨハネスが、顧客のエリーコの肩を叩いて、「次は俺の番だ」とあくまでもエレガントにやっていたのが印象的です。 別にこのような演技はいらないところです。 でも、これによって、マノンは男の心を翻弄していく(使い方あっているか怪しい)、というか、男をとりこにしてしまうのだな、と見えてきます。 ヨハネスは普段から、このような細かい演技が非常に多いです。


 というわけで、遅くなりましたが、デビュー公演の内容でした。

 

Posted on 2011/11/13 Sun. 06:06 [edit]

category: バレエ

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13

生徒のタルト 

11月とは思えない暖かさです。



WITH HOPE!!-111112 tart

 これは、私の14歳の生徒(男)が作った洋ナシのタルト。

 周りにあるのは、カスタード。 イギリスでは、アップルパイでも、なんでも、カスタードが必要です。

 カスタードは市販品であるものの(パック、缶詰など簡単にカスタードが手に入ります)、タルトは生地から自分で作ったそうです。

 この子は、ケーキ作りが大好きで、今日は朝からタルトを作っていたそうです。

 

 これが、市販品よりも、ずっとおいしかったです。

 写真をブログに載せていい??と聞いたら、もちろん、とのことでした。

 

 先週作った、という、ロンドンに多く支店がある、パティシエ・ヴァレリーのような感じの、ブラックベリー、ラズベリーなどが上に乗って、周りを薄いチョコレートで囲ってあるようなケーキの写真をみせてくれました。

 あと、クロカンムッシュでしたっけ? 小さなシュークリームが重なっているもの。

 とにかくマメです。

 

 1週間の疲れた最後に、このタルトを食べて元気になったことは言うまでもありません。


 この子は、今日のレッスンでも、「ここはメレンゲを作っているように」「ここは卵白をあわ立てたものに砂糖を加える感じ」とか、独自のイマジネイションを発揮していました。


 『洪水』というタイトルがついてある曲くらいタイトルからのイメージをするのか、と思いきや、

「クリームをあわ立てて、それがボールからあふれる感じ」

 だそうです。


 想像力が豊か過ぎるのか・・・


 ぜひ、日本のデパ地下のケーキ売り場に連れて行ってあげたいな、なんて思います。

Posted on 2011/11/12 Sat. 06:44 [edit]

category: 日常

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12

深いインスピレイションを求める 

一日中グレーの空です。


 1週間があっという間です。

 

 今日のレッスンでのこと。

 まずは、Year3の男の子。 日本だったら小学校1年生なのだ、とはっとすることもあります。

 メヌエットがだいぶ動きが出てきたので、それに色を足していく作業。

 どんなところで踊っているのか。 外なのか屋内なのか。 壁の色は? 黒?それとも白? どんな色のドレスを着ているの?

 淡いピンクの壁のお部屋で、淡いピンクのドレスを着て踊るそうです。


 フレーズの最後でちょっと重さを加えて欲しかったところに、

「ドレスがぺらぺらで薄いね。 ファニチャー・ファブリックのようなちょっと厚くて重めのものを想像できる?」

ソファーの布を見たら、なんとなく想像がついたようです。

 それだけで、一気に変わります。

 布見本帳を持ち歩きたくなります。 いや、大英博物館を持ち歩きたいです。


 

 その後、8歳の女の子のレッスン。

 カバレフスキーのワルツが、どうしても軽すぎ。 そして、ABA形式で、Bの部分はテンポも少し速くする必要があるし、流れる。 でも、Aの部分は違う。

 これをどうするか。 彼女はどうしても、きれいなワルツになってしまう。 でも、それではこの曲の意図するものと違う気がする。


 この子はとってもしっかりとしているので、たまに年齢を忘れてしまいます。


 「ワルツって言っても、前にやったようなきれいなワルツではないの。 

 ドレスだって、パステルではなくて、バーガンディーとか、茶とか、濃い色。 ふわふわのドレスではなくて、もっとシンプル。 

 もちろん、素敵な場所で踊っているのだけれど、昔、踊る時ってただ楽しみの為だけではなくて、その人と他のところでは会っては不味いけれど、踊りながら接近してその間に絶対に他の人に聞かれてはいけないようなこともしゃべったのね。 決してそれはよいことばかりだけではなくて・・・。 だから、一人の男性がいて、その人がある女性に近づく必要がある。 Aの部分では彼女を探している。 Bの部分では他の人と踊っていたこの女性と踊ることに成功して、言葉を交わす。 良い内容の会話ではないのよ。 そして、最後の部分では、この男の人は他の人の目に付かないように会場から出て行く」


 ということを話したのですが、話しながら、いや、これは子供に言うことではないな・・・と気がついたのですが・・・ 政治的なことでも、不倫でも何でも良いのですが、子供に言えることではなくて。

 スターリン時代の雰囲気が欲しいのですよね。

 8歳の女の子にこれを要求するのは酷ですが。

 今回、どうしても、他のことが思いつかないのです。


 私の頭の中には、バレエの『オネーギン』、『マイヤーリング』、『ロミオとジュリエット』そして今週観た『マノン』の舞台が浮かんでいました。

 この男の人は、オネーギンのような見かけ。 でも、『ロミジュリ』とか、『マイヤーリング』の空気が欲しい。


 絵画、文学、舞台、自然、日常生活。 全てが音楽のヒントです。

 

 

 以前も書いたように、私は大学生の頃、表現、というものができなくて、しょっちゅうDr.S(先生)と険悪なムードになりました。 

 カーディフの音大は、音楽、演劇大学だった為、

「ピアノなんてもういいから、演劇科へ行って、演技の勉強をしてこい!」と怒鳴られたこともあります。

 

 ハイドンのソナタを弾いていた時には、

「美しい女性と、権力ばかり強くて、人のことを考えられない男が結婚した。 (中略)そこへ格好良い男が現れて、彼女は彼の元へ行った」

 とか、とんでもないストーリーが多かったのです。

 

 ショパンのあるフレーズが弾けないと、

「街で歩いていて、格好良い男がいたら、どういう目で追うんだ?どういう顔をするんだ? そういう顔つきで弾きなさい」

とか。

 でも、これらは、非常に的を得ているのです。


 「みゆきは良い人だけれど、それだけではピアノなんて弾けない。 娼婦になれ!」

 も何度も言われた言葉。

 これについては、先生の息子たちに

私: 「あなたたちのパパが私に娼婦になれ、っていうんだけれど、どう思う?」

息子: 「うちのパパは娼婦なんて単語は知らないはずだよ。 パパは真面目だから、そういうことは言うわけはない。 みゆきが聞き間違えているだけだよ」

私: 「だったら、パパに確認したら?」


翌日、私たちがいるところへ先生がいらしたので、


息子: 「パパ、みゆきに娼婦になれって言った? みゆきの聞き間違いだよね?」

先生: にやにやして、「いや・・・・その・・・・」

息子: 「みゆきにそんなことを言ってはだめだよ。 みゆきは真面目なんだから、本当にそうしたら、どうするんだ!」


 いくらなんでも、私はこの言葉を鵜呑みにはしていません・・・

 あの頃、バレエから完全に離れていた時期。

 きっと、あの頃に、『マノン』とか、『マイヤーリング』を観ていたら、きっと違ったと思います。


 あと5ヶ月、本番がありませんが、これだけ刺激的な『マノン』を観ている今、本番があったら私はどういう演奏ができるのかしら?と実は考え出したら止まりません。


 

 本番でどんどんインスピレイションが湧き上がる私は、今のところ、子供たちにそのインスピレイションが行っているのかもしれません。

 子供だからこそのピュアな縛りの無いインスピレイションにこちらが驚くこともある。

 でも、子供だからこそ分からないこともある。

 久々に、この週末は美術館にでも行って、インスピレイションを得てこようかな、なんて思っています。

 そして、久々にロシア文学を読んで(基本、イギリス文学の人なので)、新しいヒントを得ようかな、なんて思っています。


 月曜日から木曜日まで導入のレッスンが続いた後なので、よけいに金曜日のレッスンでは、爆発しています。

 明日もグレードの子ばかりのレッスン。

 明日は全てのインスピレイションをお菓子、ケーキに例える子のレッスンなので、脳を柔軟にしないとついていけません。

Posted on 2011/11/11 Fri. 05:02 [edit]

category: 音楽

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11

ロイヤルバレエ 『くるみ割り人形』GPDD リハーサル 

 連続オペラハウス最終日は上のクロア・ストゥディオでのリハーサルでした。

 8、9日分の『マノン』、この週末にアップします。


 ロイヤルバレエ、リハーサル


 『くるみ割り人形』 イワノフ振付、サー・ピーター・ライト版


 指導: レズリー・コリア、 ジョナサン・コープ


 ユフィ・チェ、 ダーウィッド・ツーゼンシミエック(日本語表記、少々怪しいです)


 

 12月3日に一般公演の初日を迎える『くるみ割り人形』のリハーサルでした。

 ユフィとダーウィッドの組み合わせで、12月2日の一般には公開されないスクール・マチネで踊るそうです。 

 そして一般の公演では2人は一緒には踊りません。


 ユフィちゃんは既に何度か踊っているものの、ダーウィッドは初めて。

 ダーウィッドは2008年入団、今年ファースト・アーティストに上がったダンサーです。

 クラスを観ている時に目を惹きましたが、急に去年あたりから『シンデレラ』の秋の精の騎士、とかいくつか役がつくようになってきていました。 そして、今回の『くるみ』の王子。 正直驚きましたが、ブロンドで背が高めで、エレガントな佇まいなので、王子役が似合いそうです。


 2人はまだ1度しかリハーサルをしていないようで、そして今回ダーウィッドがデビューになるので、いつもとは違って、まずはグラン・パ・ドゥ・ドゥのアダージョを止めずに通して踊り、そして二人のソロを踊ってから、アダージョの指導に入りました。

 

 

 ところどころ、ジョナサンとレズリーが別々に指導して、それをくっつける。

 ジョナサンはサポートの巧さで有名でしたし、的を得ています。

 

 レズリーは体系は変わってしまっているものの、いつものことながら、上半身、腕の動きをやってみせて下さる時、とてもきれい。


 デヴェロッペ、そこからパッセに戻す。 アンオーからの腕の開き、ユフィちゃんに注意していることを聞いていると、結局は私も受けてきたことだな、と色々と思い出します。

 

 

 約2週間前にIvy Houseで『パ・ドゥ・ドゥの芸術』を観た時も、他のこのようなリハーサルを観た時もそうですが、ほんの少しの角度、男性の手の高さで、ずいぶん変わってくるのです。


 

 今日は珍しくピアノに近い方の席だったこともあると思うのですが、この前日本へ行ったピアニスト、ピアノの音が汚すぎて、特にフォルテになるとただただ叩きつけているだけ。 偏頭痛でした。

 フレーズも私とあわなかったし、あのユフィちゃんがあんなに音楽がとれないで踊るのを初めてみました。


 

Posted on 2011/11/10 Thu. 06:40 [edit]

category: バレエ

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10

ロイヤルバレエ、『マノン』 マリアネラ、ニァマイア 

 先週初日を迎えた、ロイヤルバレエの『マノン』、初日は行かなかったので、5日の舞台を見に行ってきました。


 今年の5月4日にダブル・デビューしたマリアネラとニァマイア(日本語だと、ネヘミアとなっていることが多いですが、発音をそのまま日本語にすると、ニァマイア、せめてニーマイアだと思います)のキャストでしたが、半年前とは全く違う舞台でした。 特にニァマイア。 


 ただ、前回ダブル・デビューということで、フレッシュさもあったのですが、今回はその部分が薄くなり、まとまった、という感じを受けました。 結果がどうであれ、デビューの時の空気というのは特別なものなのだな、と改めて思いました。

 11月5日(マチネ)の分です。


 『マノン』 ケネス・マクミラン振付、 マスネ作曲


 マノン: マリアネラ・ヌニェス

 デ・グリュー; ニァマイア・キッシュ


 レスコー: ティアゴ・ソアレス

 レスコーのミストレス: クレア・カルヴェート


 ムッシューGM: クリストファー・ソウンダース

 マダム: エリザベス・マクゴリアン


 看守: ギャリー・エイヴィス


 高級娼婦: ユフィ・チェ、 小林ひかる、オリヴィア・コウリー、 クリスティン・マクナリー


 踊る紳士: ベネット・ガートサイド、 ヴァレリ・フリストフ、 リカルド・セルヴェラ


 顧客: トーマス・ホワイトヘッド、 ジョナサン・ハウエルズ、 デイヴィッド・ピッカリング、 平野亮一、 エリック・アンダーウッド


 年老いた紳士: アラスター・マリオット


 乞食のかしら: ポール・ケイ

 乞食たち: ヴァレンティーノ・ズチェッティ、 ジェームズ・ウィルキー、 ジョナサン・ワトキンズ、

        ケヴィン・エマートン、 アンドレイ・ウスペンスキ、 エリーコ・モンテス



 前回、とてもイノセントなマノンを演じたマリアネラでしたが、今回は、多少タルトな面も出てきて、愛とお金の間でだいぶ揺れ動くマノンをつくりあげました。


 登場した時には、お兄ちゃん(レスコー)大好きな妹。 年老いた紳士が彼女に対して興味を示していることはわかっている。 最初はある意味で富に惹かれている。 

 デ・グリューのことは最初は何も思っていない。 でも、二人きりになって、デ・グリューが踊り始めた時、彼女は徐々にひかれていくのがわかる。

 今日はニァマイアのデ・グリューが最初から彼女への好意をあらわにしていたこともあり、マリアネラ演じるマノンは、それを感じ取っていく。 

 彼が彼女の手を取りキスする場面は、前回が思わずそうしてしまった、というのに比べ、今回はその前にお互いを見つめる時間があった。 だから、パ・ドゥ・ドゥでは、お互いにそれを求めていることが見えてきていました。

 

 第1幕第2場のベッド・ルームでのパ・ドゥ・ドゥは、前回にはなかった空気がありました。

 この時点でのマリアネラ演じるマノンは、お金のことは抜けていて、とにかくデ・グリューを愛しているのがわかります。 彼に向ける目は、それまでとは違います。 

 いくら、バレエの中だといえども、旦那様のティアゴが妬くのでは?と思うほど二人の間には素敵な空気がありました。

 

 中間部のキスの後、一箇所私の覚え違いかもしれませんが、振りの中でキスしていた部分があり、普段はそうでないような気がするのです。 でも、よりいっそう二人の仲が伝わりました。

 デ・グリューが出かける時、彼のコートを引っ張って、口をとがらせてキスをねだるのは彼女らしい。

 

 デ・グリューが出かけて、レスコーとムッシューGMとの場面では、一瞬のためらいがあるものの、GMから贈られたガウンとネックレスに喜ぶ。 でも、だからといって、ころっとGMに心を許すわけではない。

 ところどころ、何度もデ・グリューとすごしたベッドを見ていました。


 が、前回はお兄ちゃん(レスコー)に完全に操られている、という感じだったのが、今回はずいぶん小悪魔的な部分も増え、GMに対して何をしなくてはいけないのかが分かっていたように思います。


 最後、GMと共に部屋を去る時にも、GMの前では微笑みますが、ベッドをちらちらと何度も見て、デ・グリューへの思いがあることを示していたように思います。



 第2幕のマダムの館でのパーディー、GMと共に入ってきた時には、それまでの表情とは違います。

 GMと共に中を一周歩きますが、その時に他の人たちに笑顔を。 でも、デ・グリューのところへ来たら、一瞬にして表情が変わり、顔を背けるけれど、彼を見たい、という気持ちにはさまれていました。

 

 GMが舞台中央にコインを投げ、それに(安い)娼婦たちが群がっている間に、マノンとデ・グリューがここで初めて接するところは、デ・グリューに向け、大丈夫、わかっているから、という感じ、だけれど、本当は彼を追い払いたくない、というのが交差していました。


 第2幕のベッド・ルームのシーンでは、二人のケミストリーが炸裂。 


 

 第3幕は前回と背景が少々違う(もしかしたら前回から?)。 そして、船からマノンとデ・グリューが降りてくる時、二人ともコートを着ています。 すぐに脱ぎますが。

 マノンが看守にあごを持って顔を向けられても、それに抵抗する力も残っていない。

 ほとんど目が開いていない状態だったと思います。


 最後の沼地のシーンでは、幻覚の場面での動きがそれが彼女の幻覚である、ということが観客に伝わりやすかったと思います。

 最後のパ・ドゥ・ドゥは軽い。 デビューの時よりも、息絶え絶え、というのが伝わりやすかったですし、最後は本当にデ・グリューの愛だけが欲しかったのですよね。

 かなりの際でのパ・ドゥ・ドゥでした。



 5月のデビューの時には極度の緊張が観ている者に伝わってしまったニァマイア。 6月頭にも、怪我したフェデリコ・ボネッリの代わりにラウラ・モレーラと急遽これを踊っていますが、私はその日ケンブリッジでチャリティーコンサート。 この舞台を見逃しました。

 ニァマイアは、大抵1度目の舞台は緊張して、それほど良いできばえではありません。 が、彼は回を重ねる毎にどんどんよくなっていくダンサーです。

 移籍してきてからのロイヤルオペラハウスでの舞台、いくつか以外、ほとんど観ていると思いますが、今回が群を抜いて一番良い出来でした。 


 

第1幕で本を読みながら登場し、隅で本を読んでいるとマノンが出てくる。 最初は彼女をちょっと見ただけ。

 そして、彼女が良く見えるところに場所を移動する。 それからは、とにかく彼女のほうばかりをみていました。


 最初の二人のパ・ドゥ・ドゥはデビューの時とは別人。 テクニック的にも伸びがあり、表情もとにかく純粋で笑顔。 彼女への気持ちをあらわにしていました。

 

 マノンの手にキスをする場面も、前回の思わず手をとってキスしてしまった、というのが私は結構好きだったのですが、今回は、二人で見つめあう余裕があったほど。

 

 続くベッドルームのシーンも、最初はマノンがベッドの上、そしてデ・グリューが反対側の机で手紙を書いていますが、その時も、何度もマノンの方を見ていました。


 この部分のパ・ドゥ・ドゥは上に書いたとおり。 とにかく二人のケミストリーが強かったです。

 パートナリングも非常に安定していました。 


 

 が、とにかく演技力が増したな、と思ったのが第2幕のマダムの館。

 この部分、前半はデ・グリューはGMとFlirtするマノンを見ていなくてはいけません。 踊るわけでもなく、立っているか歩いているか。

 レスコーの酔っ払いの踊りの間は娼婦の子達に囲まれて結構和やかに話していましたが、マノンが出てきたら、一気に変わる。

 高級娼婦とか、娼婦たちに上目遣いでみられても、相手にしない。


 マノンに接して、でも、すぐにGMに追い払われてしまいます。 その時、GMからお酒のビンを渡されますが、それをそこのテーブルに音を立てて置き、(多分人にぶつかりながら)出口まで行き、そこの柱に頭をつけてしばらく動かずにいました。 そして、自棄酒をのんで。

 この部分は凄くよくデ・グリューの気持ちが現れていたと思います。


 続くベッドルームのパ・ドゥ・ドゥではとにかく伸びやかな踊り。 ちゃんとああいうジャンプもできるのだ!とある意味で驚き。


 第3幕で一番感じたことは、マノンが看守に連れて行かれそうなのに、彼は踊っている。 たまにこの部分が分からない時があるのですが、今回のニァマイアは、その踊りから彼の感情がむき出しになっていました。

 マノンが看守にレイプされ、看守をナイフで刺した後、そのナイフを床に落とす場面でごく自然に音とぴったり。こういうのは、意外と意味を持たせます。


 パ・ドゥ・ドゥは上に書いたとおり。 最後マノンが死んで、その悲しみに明け暮れる様子が心にきました。

 正直、ニァマイアがあそこまで感情をあらわにするとは思っていなかったので、良い意味での驚きが多い舞台でした。



 レスコーのティアゴは先日の文句を言いたくなるような『眠り』の王子とは別人。 演技もテクニックも非常に魅せてくれました。

 ずるくて、お金ばっかり考えているレスコー。 第1幕で、乞食のかしらがGMのポケットから懐中時計を盗んだ時も、「全く、そんなことをやってはだめではないか」という風に乞食のかしらにはいうものの、自分もポケットを探っていました。 しかも、第2幕でマノンとGMが踊っている間にも、机の上におかれたGMのジャケットのポケットを探っていました。

 かえるでも入れておいてあげたらどうでしょうか???


 レスコーのミストレスのクレア、段々板についてきました。 普段は無表情のことが多いのですが、表情もだいぶ増えてきました。


 そして、看守のギャリー。 出てきた時からいやらしさ全開。 ただただ立っているだけでもいやらしいし、看守の部屋の場面では、マノンの肩に後ろから手を置くだけでいやらしいのです。

 そして、デ・グリューに刺された時には目を見開いたまま死にます。

 これ、かなりインパクトがあり、ぞっとします。


  

 ひかるさんとユフィちゃんの組み合わせの高級娼婦の時は、第2幕のマダムの館での二人が競うようにして踊る場面の面白さが増します。

 そして、クライアントが娼婦を選ぶ場面でのひかるさんの演技はやりたい放題(良い意味で)。


 同じ場面、GMが投げたコインに娼婦たちが群がる時、誰ですか?他の人のスカートをめくった人は・・・

 

 そして、マノンのソロで、GMとデ・グリュー以外が動きをやめて固まる場面、高級娼婦の一人のオリヴィアが、クライアントの一人にスカートをめくられつつ、自分は体を前屈して、他の人の床にたれているドレスのすそをつまむ。 あの体制で静止しているの、かなりきついと思うのですが、でも、ああいうのはあの部分にプラスになるところです。 


 書き出したら止まりません。

 このあたりで。

 マリアネラとニァマイアの分は全て行く予定です。 あまりにも同じだったら再び書きませんし、違ったら書きたいな、と思っています。

 



Posted on 2011/11/08 Tue. 06:08 [edit]

category: バレエ

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08

ロイヤルバレエ、 リハーサル『Apshodel Meadows』 

 イギリスの冬らしいグレーの空、そして小雨がぱらつく午後でした。  


 今夜から4日連続オペラハウスです。 

 その第1夜は、地下のリンバリー・ストゥディオ・シアターにて、リハーサル。  


 通常、リハーサルなどは当日行ってみないと演目がわかりません。 が、今回の分、そして木曜日の分は、先週のデ・ヴァロワのインサイトの時に、何をやるのかのアナウンスがありました。


 19日に初日を迎えるミックス・ビルの中から、2010年に初演されたロイヤルバレエのファースト・アーティストのリアム・スカーレットが振付をした『Asphodel Meadows』のリハーサルでした。


 プーランク作曲の2台のピアノの為の協奏曲に振付けられた作品です。

 ストーリーはありません。 が、タイトルからわかるように、ギリシャ神話からヒントを得ています。

 天国と地獄の中間、そしてそこに咲く、白い花、という意味もあります。


 今日は2つの部分のリハーサル。

 まずは、アンダースタディのエマ・マグワイヤとトーマス・ホワイトヘッドが第2楽章のパ・ドゥ・ドゥを。

 そして、初演したラウラ・モレーラとリカルド・セルヴェラが第3楽章のパ・ドゥ・ドゥを踊りました。


 エマとトーマスは、リハーサルをするのは初めて。 

 ということで、細かい指導が入るので、より作品を理解する手助けになりました。

 ネオ・クラシックに近いのですが、リアムの言葉がある作品です。

 上体の使い方、腕の場所、全身のテンション、これらの説明を受けることで、より彼の言葉が明確になってきました。

 

 特に女性の背中は語る、ということで、そこを強調してもいます。

 顔だけではなくて、背中の表情をみせたかったそうです。


 

 続いて、ラウラとリカルドのパ・ドゥ・ドゥ。 こちらは既にリハーサルを重ねた後です。

 今シーズンが始まってから一度も舞台で観ていないラウラ。 マノンのミストレスも今回はやらないようだし、怪我?とも思っていたのですが、久々に踊るところを観ました。

 本人も、

「今シーズン、観客の前に立つのは初めてだから、エキサイティングになりすぎちゃって」なんて途中でおっしゃっていました。


 リアムも言っていましたが、この2人は2人で1つの部分がある。 ユニゾンの動きなど、一人の人間を二つに分けたように見えてきます。


 ほぼ出来上がっていますから、細かい調整。

 アレグロで、とても細かい動きも多いのですが、リカルドのキレ、そしてラウラの足裁きのよさで見ていて気持ちがよいです。


 

 リアムは今年の夏には、アメリカ(たしかマイアミ・バレエ)で新作を発表しましたし、来年の春には再びロイヤル・オペラ・ハウスでの新作発表が決まっています。

 

 今夜を観ていても、非常にインスピレイションがあり、何よりも音楽的。 いつだったかのインタビューに、もしバレエダンサーにならなければ、コンサートピアニストになりたい、とおっしゃっていました。

 

 こうしてクラシック音楽を使い、クラシックの形、言葉を残したまま、自分の言葉を加えられる振付家は貴重。

 本番が楽しみです。

 

 


 

Posted on 2011/11/07 Mon. 05:59 [edit]

category: バレエ

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07

コヴェント・ガーデン界隈のクリスマス その1 

久々に写真をコンピューターに取り込んだので・・・


 私がセントラル・ロンドンへ行くのはいつも夜。

 しかも、ロイヤル・オペラ・ハウスがあるコヴェント・ガーデンへ教えの後に走りこむ、といった感じです。


 一昨日の土曜日は昼の公演を観た後、4時過ぎ、夕暮れ時。

 ふらふらっとメイン通りから外れたりして、お散歩をしてきました。


WITH HOPE!!-111107-2


 昨年あたりに一気にきれいになった、St Martin Courtyard. 正面のビル(だと思いますが)のグラウンド・フロアーには、ジェイミー・オリヴァーのレストランがあり、混んでいます。

 フラワースクールもこの一角。 珍しくモダーンな界隈です。


WITH HOPE!!-111107-1

 壁の電灯にも、クリスマスの飾りが。

 今のところ、シルバー、白系の飾りを今年は多く見かけます(いつだったかは、ブルーとシルバーの組み合わせが大流行でした)。

WITH HOPE!!-111107-3

 二ールズ・ヤード・ストリート界隈は、今年はこんな感じ。

 紫の光で最初は驚いたものの、このあたりの雰囲気にはマッチしています。


 今年こそは、ロンドンのクリスマス風景を数度ご紹介できたら、と思いますが・・・

 

 

Posted on 2011/11/06 Sun. 19:39 [edit]

category: クリスマス、行事、習慣

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06

11月ももう1週間 

 さすがに冷え込んできました。

 昨日のバレエのことを書いたものの、最後まで書いてコンピューターがフリーズして消えてしまいました・・・

 書き直しますが明日以降に。非常に良い舞台だったので、書き残しておきたいと思うので。



 生徒たちのグレード試験の日程も出揃って、あとは仕上げ。

 今週は、なぜか兄弟で習っている場合、下が練習していませんでした。 今までもそうですが、今週も2度聞いた、下の子が練習していない時の決まった言い訳があります。 


「お兄ちゃん(もしくはお姉ちゃん)がずっと練習していたから、自分はできなかった」


 これ、不思議なことに、もし兄姉が練習できていない場合、下のせいにするのは聞いたことがありません。 そして、これは国籍問わずです。


  不思議なことにだいたいこういう現象は連鎖するものです。


  

  今日は教えの後セントラルへ行きましたが、街全体がクリスマスの色が濃くなってきました。

  昨日コヴェント・ガーデンへ行った時には大きなクリスマス・ツリーと巨大トナカイが出現していました。

 お店も、だいぶクリスマスのディスプレイをするところが増えてきました。


 スーパーマーケットのサンドウィッチのコーナーにも、クリスマスサンドウィッチ(ターキーとクランベリーソースがはさんである)が出てきました。

 

 日が短くなって、空がグレーで気が滅入ってきますが、街がきれいになってくる11月はなんとかこれで越すことができるのでしょうね。 


 久々にピカデリー・サーカスを通りましたが、道路がきれいになったのと、日本人が多いので驚きました。


 

 私はこれから3、4週間がオペラハウス通いの白眉。

 これがあるから、頑張れるのですよね。

 

 

  

Posted on 2011/11/06 Sun. 06:38 [edit]

category: 日常

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06

ロイヤルバレエ、インサイト、デ・ヴァロワ Step by Step 

 おかしいほど暖かいロンドンです。

 ノースリーブの人もいましたが、これは少々極端ですが。


 確か、明日はガイ・フォークス(昨年の永住権取得に必要な試験でこれも覚えたはずなのですが、5日か6日か忘れました。調べればよいのですが)。 住宅地で打ち上げ花火をあげる国ですから、花火の音が聞こえています。


 今夜は、久々にオペラハウス。

 上のクロア・ストゥディオにて、De Valois: Step by Stepというインサイトでした。

 要は、ロイヤルバレエの創始者である、ニネット・デ・ヴァロワの没後10年の今年、確か春頃だったと思いますが、3日間にわたるコンフェレンスが行われました。 そのまとめ、といった感じでしょうか。


 スクリーンが用意されて、最初はお話と共に、マダム(デ・ヴァロワ)の色々な写真が写されました。

 よくみかけるおなじみのものが多かったのですが、多分前にも見たことがあると思うものの、大きなスクリーンで見ると気がついたのは、ある1枚の写真。

 右足をトウシューズで立って、左足を前にアティテュードにしている写真。

 そのトウシューズでの立ち方が彼女と同年代の人たちの写真で見慣れた立ち方とは違い、今日のバレリーナのものでした。 ちなみに、マダムは1898年生まれです。


 今回の話は、アナ・ミードモア(Anna Meadmore)という、エルムハーストでバレエを勉強した後、教え、振付、ダンサーの仕事を行い、1996年にサリー大学の舞踊学の修士号を取得。 1994年からロイヤルバレエスクール(ホワイトロッジ)での指導を始め、現在は、同学校でのダンス学主任、および、ホワイト・ロッジ美術館を管理なさっている方です。


 マダムの生い立ちから話が始まり、ディアギレフのバレエ・ルッスに参加、そしてイギリスへ戻ってきて(彼女は元々はアイルランド出身)、ロイヤルバレエの前身にあたる、ヴィク・ウェルズ・バレエの創設、そして振付のことのお話でした。

 色々な文章を読み、そしてマダムと共に時間を過ごしたダンサーたちのインタビューなどを聞いたり読んだりする中で、マダムというのはとにかく凄い女性だ、と思っていました。

 文章で読むよりも、こうして、実際にお話を伺うほうが色々と彼女が生身の人間となって現れてきます。

 

 

 一度スクリーンが片付けられ、1981年にマダムがウェイン・スリープの為に振付けた、Every Goose Canという作品を、ファースト・アーティストのヴァレンティーノ・ズチェッティが踊りました。

 ピアノソロで踊ったのですが、曲は何なのかわかりません。

 マダムの作品らしく、きびきびとし、体の向きも明確。

 ヴァレンティーノにぴったりな踊りだと思いますが、ジャンプが続き、回り物が続き、とにかく息をつく暇も無いような踊りです。



その後お話が続き、元ロイヤルバレエのサイモン・ライスがお話。 彼はケネス・マクミランの『春の祭典』で生贄を踊った男性の一人。 どんな人なのかしら?と思っていたので、プログラムを見た時に、ラッキーだわ!と思ったのですが、どちらかというと、その辺にいそうなおじさん。 本人が最初に断りを入れていましたが、話をしながら、とにかく歩き回る。 そして、話も的を得ているような得ていないような。 問いかけをしておいて、クリアな答えは言わない。 彼は、1998年から2004年に日本で踊ったり振付をしたりしていたようです。 私が完全にバレエから離れていた頃のことなので、全然知りませんでした。


 現在は、ホワイトロッジでイングリッシュ・フォーク・ダンスを教えているそうです。


 ホワイトロッジのYear11の男の子たち5人が、Rapper Sword Danceを披露してくれました。

 非常におもしろい。 私は、Rapperというのは初めて見る踊りの種類ですが、キャラクターシューズで、タップダンスのような動き、足をならすことがありました。 でも、上半身はまっすぐ。 曲がるスウォードを使って、動きがおもしろい。 伴奏はアコーディオンで行いました。

 このイングリッシュ・フォーク・ダンスをホワイトロッジで指導するのは、マダムの考えによるものだそうです。 

 フレデリック・アシュトンにつながるような作品、細かい足裁きが必要とされるものが多くあります。


 そして、5分弱のマダムのインタビュー映像。

 チチェッティに指導された時の話もありました。


 最後に、1934年にマダムがダブリンの劇場で踊っていたダンス・ドラマを再現したもの。

 これは、完全に振付が失われているのですが、ウィリアム・タケットがマダムの他の作品からヒントを得て復元してみたものです。

 日本の能に感化され、能面のような、白塗りの顔に、目の横には紅が入り、黒髪のおかっぱのマスクを被って踊ります。

 The King of the Great Clock Towerという作品です。

 ファースト・ソロイストのディアドル・チャップマンが踊りました。

 キングのマスクを床に置き、最初はそれを見ながら踊り、最後はそのマスクを手に取りながらでした。

 実際には、他の役者、歌手がいて、能のような感じの語りが入ったりもしたそうです。


 

 このチケットは前回12時間弱並んで手に入らなかったものの一つ(どうやら、インターネットで手違いで朝8時に売り出しを開始したそうです)。 昨日、たまたまリターンが出ているのに気がついて押さえました。  

 正直なことを言うと、私はマダムの作品は『チェックメイト』しか観たことがありませんし、作品名はだいぶ読んでわかるものの、それでも、マダム、という人物が遠い人です。

 今回いらしていた多くの方々はもっと身近でしょう。

 

 もっと読んで覚えないと、と思うものの、本をただ読むときよりも、こうして実際にお話を伺ったほうがずっと頭に残ります。


 今日のイヴェントは、これからのジェネレイションに伝える為に、一般には出さないものの、アーカイブとしての収録はしていました。


 マダムがヴィク・ウェルズを創始したのが1931年、ロイヤルオペラハウスのカンパニーになったのが、1946年。 ロシアなどとは違って、ロイヤルバレエは一人の女性が創始したバレエ団です。

 日本で1946年に東京バレエ団(現在のものとは違います)によって『白鳥の湖』が初演されたことを考えると、歴史としては大して変わりはありません。 牧阿佐美氏の母、橘秋子が鎌倉でエリアナ・パヴロワに師事したのが1930年のことなのです。

 

 私は日本のバレエ界は何年も何年も遅れていると思います。

 これを言うと、歴史が違うから、といわれます。

 たしかに、歴史は違うでしょう。 でも、イギリスのバレエ事情と日本のバレエ事情というのはたいして変わらないと思うのです。 バレエ団というものが発足し始めたのだって、時期的に大差ありません。

 ただ、マダムがバレエ団を創始した時には、彼女の中に明確なものがあった。 そして、まず劇場所属になることから始めた。

 それが、日本では、一つのバレエ団だったものが、お互いに意見があわないから、谷桃子、橘秋子、貝谷八百子、小牧正英などが、独自のバレエ団を作っていった。

 それも、多分バレエ団、という組織のことの明確な考え無しに。


 

 興味深いイヴェントでした。 


Posted on 2011/11/04 Fri. 06:39 [edit]

category: バレエ

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04

バレエ・アソシエイション、そして『くるみ割り人形』情報 

 相変わらずマイルドな日が続いています。

 空はグレーですが。


 今夜は、バレエアソシエイションでした。

 前回私が行った、芸術監督のモニカ・メイソンの時と比べると、ぐっと少ない人たちが来ていました。


 今回は、昨年移籍してきた、ファースト・ソロイストのイッツィアー・メンディザバルがゲストでした。

 タマーラ・ロホと同じスペインのバレエスクールで学んだ後、そこで3年間過ごし、チューリッヒ・バレエ、ライプツィッヒ・バレエ(プリンシパル)を経て、ロイヤルバレエ、という経歴です。

  

 ロイヤルバレエに移籍してからは、『三人姉妹』の長女オルガ、『シンデレラ』の冬の精、『ジゼル』のミルタ、『DGV』、『マノン』のレスコーのミストレスなどを踊っています。

 そして、一昨日は、『眠れる森の美女』のリラの精のデビューでした。


 私は彼女の踊りが結構好きで、結構楽しみに観ています。


 彼女の生い立ちから、ロイヤルバレエに入るまでのこと、そして、ロイヤルバレエでの1年間、興味深いお話がたくさんありました。

 考え方もはっきりとしていて、わかるなーと思うことが多々ありました。


 

 昨年、イングリッシュ・ナショナル・バレエ以外は、ロイヤルバレエも、バーミンガム・ロイヤルバレエも、マシュー・ボーンのカンパニーも皆クリスマスの時期に、『くるみ割り人形』ではなくて、『シンデレラ』の上演を行いましたが、今年は、皆『くるみ割り人形』です。

 

 一昨日あたりに、イングリッシュ・ナショナル・バレエのキャスト発表、珍しく昨夜、ロイヤルバレエの発表されていなかった、クラーラ、ハンス・ピーター/くるみ割り人形、ドロッセルマイヤーの発表がありました。

 ロイヤルバレエはここ数年、直前にならないとこれらは発表されていませんでした。

 ロイヤルバレエが採用しているピーター・ライト版は、クラーラとハンス・ピーターが物語を引っ張りますので、私は、とりあえず、買えた分だけどうしても観たい金平糖を買ってありますが、これらの発表があってからチケットを買い足します。

 今回は、同じ人に偏ってしまっていて、一番見たかったキャストは持っていません。

 これからチケット探しです。


 イングリッシュ・ナショナル・バレエは昨年のウェイン・イーグリングのプロダクションが全く好みではなく、行かない予定だったのですが、発表を観たら、行かなくてはいけません。

 某公バレエウェブのイギリスからのバレエ評を書いていらっしゃる方風に書くと、今年は、日本人女性が大活躍の『くるみ割り人形』、特にクリスマス・イブになります。


 ロイヤルバレエでは、ユフィちゃん、そして、小林ひかるさんと高田茜さんが金平糖の精でデビュー。 

 イングリッシュ・ナショナルバレエでは、えりなさんに加えて、まだ群舞の加瀬栞ちゃんがデビュー。


 24日には、ひかるさんと栞ちゃんが共に金平糖の精を踊ります。

 私は24日はひかるさんの分を買ってありますし、イングリッシュ・ナショナル・バレエは時間が多少遅くて、イブのキャロル・サーヴィスにぎりぎりになってしまうので、栞ちゃんの分はその後に行こうかと思っています。


 栞ちゃんは、元々ロイヤル・バレエ・スクール出身。 2008年にイングリッシュ・ナショナル・バレエに入団。

 スクールの最終学年の間は、結構群舞としてロイヤルバレエの公演に出ていましたし、私はたまにしか行かないイングリッシュ・ナショナル・バレエの公演で彼女のソロを観る機会がよくありました。


 バレエ・アソシエイションの外国人スクール生に与えられる賞を受賞した関係で、バレエ・アソシエイションにも話にきたのですが、とってもシャイな女の子で、大丈夫かしら??と思ったのですが、とっても素敵な踊りをします。


 昨年度、バレエ団の若手への賞を受賞し、夏には、ガーシュウィンでいい役を踊ったりもしたようですが、まさか、『くるみ』でデビューとは思っていなかったので、びっくりです。


 あのプロダクションのことを考えると(今年手直ししてあることを期待しますが)、あまり行く気がしないのですが、キャストを観ると、イングリッシュ・ナショナルの方も行きたくなってしまいます。 クリスタル・コスタさんは昨年デビューしていたかもしれませんが、ヴィーナス・ヴェラさんは今回がデビューのような気がします。


 

 興味はあるものの、前回のことがあるので行くのを渋ってしまうのが、バーミンガム・ロイヤル・バレエのロンドンのO2センターでの『くるみ割り人形』。

 夏のO2でのロイヤルバレエの『ロミオとジュリエット』は問題が多々ありましたからね。


 というわけで、『くるみ割り人形』三昧の12月になりそうです。

 オックスフォード・ストリートにもクリスマスのイルミネイションがついていました。

 気がめいるようなグレーの空だからこそ、クリスマスの飾りがはえるのでしょうね。

 

Posted on 2011/11/02 Wed. 05:22 [edit]

category: バレエ

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もう11月 

 私の在英中、多分一番暖かい11月1日だと思います。

 2008年には軽くですが、10月末に雪でした。

 それでも、教えが1件終る頃には真っ暗。

一気に日が短くなりました。


 シーズン中だというのに、先週の月曜日にメインハウスでバレエを観て以来、火曜日のリハーサルへは行ったものの、メインハウスでの上演は観ていません。 とっても珍しいこと。

 昨日は行こうと思っていたのですが、当日券を買いに行くのが面倒で、途中で調べたら、お昼前に完売でした。


 それにしても、もちろん現在格闘している楽譜はあるものの、こんなに心穏やかな10月から11月にかけては初めてです。

 学生生活が終ってから、バレエ教室の発表会用楽譜集め、右手靭帯損傷、永住権結果待ち。 毎年なぜかこの時期は心落ち着きませんでした。


 いつも、クリスマスの飾りが出てきて、きれいだな、と思うものの、どこかに不安を抱えつつでした。 今年も時間は経ってもらいたくないものの、あのような不安からは開放されました。


 

 

 今年もあと2ヶ月。 そろそろクリスマスカードの宛名書きを始めないと、間に合わないな、と思いつつ、珍しく暖かいですし、クリスマスが近づいている感じがしません。

 きっと、12月に入ってからまた慌てるのでしょう・・・


 

Posted on 2011/11/01 Tue. 04:57 [edit]

category: 日常

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