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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

コンサート中止 

本当は今日はケントでコンサートだったのですが・・・・

 ロンドンは冷え込んでいるものの、昨夜はあまり降らなくて、我が家の辺りは昨日の雪が凍ってすごいことになっていますが、セントラルは雪なんて全然無し。


 オペラハウスで今夜のバレエの当日券を買って、歩いて5分ほどのところのチャーリング・クロス駅に行ったら、下の状態。



WITH HOPE!!-101201 charing x 

 ここはイギリスですからね。 最初、電光掲示板が壊れているのだと思いました。

が、放送を聞いていると、どうやらおかしい。 
チケットオフィスに行く前に、インフォメーションに行ったら、私が行きたい、セヴェノークスへ行く列車は運休。
その一つ手前の駅までは1時間に1本の列車があるけれど、各駅停車だし、
そこからセヴェノークスへ行く列車は無し。

慌てて教会に電話を入れたら、誰も出ず。
留守番電話に事情を説明したものの、気になったので
駅の隣にあるマクドナルドへ行って、メールチェック。
帰りにブリティッシュライブラリーへ行くつもりだったので、コンピューターを持っていたのです。

メールが届いていて、セヴェノークスは酷い雪。
地元の人は家から出られない状態だし、私が来るのも難しいだろうから、コンサートは中止。
牧師のマークがメールを下さったものの、いつも連絡を取っているルースは家から
出られない状態だそう。

新聞でも雪の話題が多いですし、ロンドンはそれほど影響がないものの、
ロンドン以外は酷いようです。


今年最後のコンサートが大好きな教会でのことで、楽しみにしていたので、
とっても残念です。

セヴェノークスの駅から教会への道のりを考えて、今日は長靴。 
ロンドン市内をこれで歩くのはちょっとおかしいですが・・・

早く復旧するとよいですが。

とりあえず、ブリティッシュ・ライブラリーへ行くことにします。

Posted on 2010/11/30 Tue. 18:02 [edit]

category: 日常

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30

ロンドンでのコンサート 

ついにロンドンも雪です。 朝起きたら積もっていて、コンサートはどうなるのだろう? と思いながらセントラル・ロンドンへ行ったら、雪なんてありませんでした。

 我が家の方では2センチは積もっていましたが、チューブで15分行ったら雪がほとんどない。 この差は何なのでしょう? 降ったり止んだりしていますが、あすの朝が怖いです。

 

 明日はケントまで列車で行く予定ですが、列車動くかしら? もっと問題なのは、駅について、坂道を10分ほど教会まで歩きます。 恐ろしい・・・



WITH HOPE!!-101130 st george's

 1ヵ月半振りのコンサートはロンドンのホルボーンとラッセル・スクエアの中間にある、セント・ジョージ教会にて。 今年4月末に一度演奏させていただいた教会です。

 ジャズか何かのバンドの練習に貸し出しているので、今日は着いたらピアノの周りにはエレキギター、キーボードなどが。 ピアノはジャズに使っているので、金属音がして、好きではありません。 というよりも、とっても難しい楽器。


 プログラムは、


 ベートーヴェン: 6つのバガテル 作品126 より4つ

 チャイコフスキー: ノクターン 嬰ハ短調 作品19-4

 シベリウス: ワルツ 作品24-5

 グリンカ/バラキレフ: ひばり

 ショパン: 華麗なる大円舞曲 第1番

 シューベルト/リスト: 水車職人と小川

 エシュパイ: トッカータ


 のはず・・・ 今日はプログラムがなかったので、自分でもあいまい。


 この教会は暖房が効くほうなのですが、それでも寒くて、身体はニットの下にヒートテックを着て温かい状態にして、直前まで手袋でどうにかなりますが、ピアノの鍵盤は氷のよう。 最初の20分は弾けば弾くほど指が凍っていきました。 これからの季節、コンサートは恐怖です。


 チャイコフスキーを弾くのは久々。 10月はバレエの影響が強すぎたから、弾けませんでした。

 ノクターンを弾きながら、この曲が使われている、『オネーギン』のオネーギンとタティアーナの場面が鮮明に浮かび上がり。 こういうのが楽しい。

 明日は大好きな『ロマンス』を弾く予定ですが、未だに弾くことが苦しい。


 ベートーヴェンの『バガテル』は今年最初のコンサートでは取り上げていましたが、久々のはず。 これはまだまだやることがあります。


 シベリウスのワルツは私にとって、春のような曲。 北国の人が春を待ち焦がれる気持ち。 特に今日のような雪ですと、その思いが弾きながらも増して行きます。


 エシュパイのトッカータは10月に久々に弾きました。 やっと元に戻ってきた感じ。 今日はそれまでの曲を大変なものをやめているから、指も最後まで動いてくれました。 この曲を弾きながら、最後小指が動いてくれない、というのは最悪の状況です。


 この天候の中、いらしてくださった方々がいらしてありがたいです。 誰も来ないかも、なんて思ったりもしましたから。


 明日、コンサートがあることを祈って・・・ もう5年通っている、どこよりも、『地元』と感じるセヴェノークスの教会。 しかも、明日は教えがないから、初めてセヴェノークスの街を歩ける! と楽しみにしているのですから。

Posted on 2010/11/30 Tue. 02:39 [edit]

category: 音楽

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30

Flu Jab 

 再び地下鉄のストライクでした。 9月以降、今までにないほど頻繁にストがあるように思います。 閉鎖されているライン、駅もありますが、かなりのラインが動いていたようです。 それでも、バスに流れる人が多くて、夕方からロンドン市内での教えでしたが、大渋滞していました。


 教えに行く途中、中途半端な時間があった為、ユーロスターの駅、St Pancras InternationalのBoots(薬局)へ。 Flu Jab(インフルエンザ予防接種)の予約をしようと思ったのですが、その場でやっていただけました。

 12.99ポンドですから、日本円にして、1900円くらい。 日本と同じくらいでしょうか。 簡単な問診表のようなものに記入をして、サイン。 


 日本では当たり前のようにできるインフルエンザの予防接種、イギリスではつい最近まであまりできませんでした。 それどころか、インフルエンザは普通の風邪と同じように扱われていて、インフルエンザでも登校、出社する人があとを絶ちませんでした。 近年になって、バスの広告などで、『インフルエンザは普通の風邪とは違います』というようなものが出現したのです。


 2007年の冬、母の病気のことがあって日本へ行く際、イギリスで予防接種をしてくるように家族から言われました。 でもその時には予防接種は一般的ではなくて私は結局、日本へ行った翌日、小児科にワクチンが残っているか聞いたのでした。

 

 去年の冬、薬局で『インフルエンザ予防接種』の広告をみかけるように。 あまりイギリスの医療を信用していない私は昨年は接種せず。 

 今年は母に聞いたら、いずれにしても、日本に入ってきているワクチンはイギリス産だ、ということで、接種することに。 この仕事はとにかく風邪をもらいやすいし、寝込みたくないのです。


 明日、明後日コンサートが入っていることを考えると今日の接種はどうか?と思ったのですが、係りの方が、「前に一度でもインフルエンザの予防接種をしている場合、副作用はない」とおっしゃって、それを信じることに。

 上腕というか、肩にずいぶん近い部分に接種。 日本では肘に近いところだったと思っていましたが。


 接種してくださった方によると、まだまだインフルエンザの予防接種は一般的ではないそうです。 


 効いてくるまで2週間、気をつけてすごしたいと思います。


 明日は久々のコンサート。 とにかく指がもってくれることを祈ります。

Posted on 2010/11/29 Mon. 06:02 [edit]

category: イギリス事情

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29

アドヴェント 

今日も雪は降りませんでしたが、凍りそうなロンドンです。 身体はユニクロのヒートテックに助けられていますが、顔が寒い。 バラキュラバが欲しいです。

 ちなみに、ユニクロはロンドンに数店舗ありますが、10月に行った時にはヒートテックのコーナーは大賑わい。 こちらの友達も、ユニクロ三昧らしいです。

 ユニクロはもちろん日本に比べて高いのですが、ヒートテックだけは日本の通常価格に近い価格で手に入るので助かります。


WITH HOPE!!-101128 st martin tree-1


 トラファルガー・スクエアにある、St Martin-in-the-Fields(教会)の地下への入り口のクリスマス・ツリー。

もちろん、本物の木です。


 今日はアドヴェント。 クリスマスの4週間前の日曜日。 というわけで、夕方から、St Martinでのアドヴェント・サーヴィスに参列してきたのでした。 約1時間半、聖書の音読を聞いて、クワイヤーの歌声を聴いて、賛美歌を3つほど歌ってきました。 


WITH HOPE!!-101128 st martin nativity

 こちらは、これからの季節、ところどころでみかける、ナーティヴィティー。 もっとわかりやすいものもあります。 これもSt Martinにて。

WITH HOPE!!-101128 st martin tree-2

St Martinの地下にあったツリー。 上にあったものが赤で、こちらはシルバーとブルー。 この色の組み合わせ、とっても多いのですよ。

 イギリスの方がツリーの飾りもシンプルでエレガントだと思います。 日本は変に懲りすぎているような気が・・・


 私はクリスチャンではありませんが、日本での中学、高校がキリスト教精神を元にする学校。 礼拝はない学校でしたが、中学の間は週に一度聖書の授業がありました。 私自身はキリスト教の考えに全て賛成できるわけではないから、これからも洗礼を受ける気はありませんが、こうして節目節目で教会に行って心を休め、神様と対話するのが好きです。

 

 今日は創世記から、メアリーが身ごもるところまでのお話の抜粋。 聖書は手元においてありますが、ずいぶん開いていませんでした。

 

 本当はウェストミンスター(ウィリアムとケイトが確かウェストミンスターで婚礼予定ですね)大聖堂へ行こうと思っていましたが、時間を勘違いしていました。 大抵、クリスマス・イブは私はウェストミンスター大聖堂へ行くので。


 今週はコンサートが2本の予定。 指の状態があまりよくありませんが、とりあえず、がんばります。

Posted on 2010/11/28 Sun. 04:04 [edit]

category: クリスマス、行事、習慣

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28

私の冬の常備食 

雪の予報でしたが、雪が降らなかったロンドンです。 ケンブリッジあたりだと、降ったようですが。 でも、とっても冷え込んでいます。


 このブログで一番出てこない話題は食。 この夏日本へ行った時、色々と質問されることが多いのはイギリスでの私の食生活。

 食生活って、こちらに長く住んでいると、珍しいものもなくなってくるし、感覚がずれてくるし、イギリスの食べ物で十分平気な私です。

 ちなみに、日本のように1人暮らしにやさしい国ではありません。

 お肉だってなんだって、大容量。 ひき肉は、500グラムのパック。 ビーフだと250がある時もあるのですが、あまり見かけません。 基本的にビーフよりもポークの私は、いつも500のパックを買う羽目に。


 



WITH HOPE!!-101127 meal

これが冬に私が一番食べる食事。

 お野菜と、ポークボールと春雨の煮込み。 この時にはポークがなくて、ビーフを使ったので油っぽい・・・


 春雨はチャイナ・タウンで1kg入りを400円弱で購入。 大抵冬の間に2キロくらいは購入。

 春雨を増やせば十分にこれだけでお昼になるし、教えから夜帰ってきて温めればよいだけにしてあります。 オペラハウスへ行く時には、大抵は教えの帰りだとサンドウィッチを持参しているのですが、やはりこの時期には温かいものを食べたい。 ということで、帰ってきてからすぐ食べられるようにしてあります。


 適当な私は、ポークボールは、パックに入ったままスプーンで混ぜ、塩、しょうゆ、たまにジンジャーを加え、沸騰したおなべのお湯に、直接スプーンですくって落とす、というとっても手抜きをしています。


 
 食べることはすきなのですが、自分のために料理に時間を割くのが嫌な人です。 だから、自分の食事は非常に適当。 でも、この秋は、何度か冷凍の栗を使って、栗ご飯を作ったりもしましたが。


 学生時代、友達との持ち寄りパーティーなどだと結構手抜きをしつつも作るほうなので、友達の間では料理が上手、ということになっていたのですが、私の周りは、『ベイクドビーンズ(トマト味のビーンズ)を温めることが料理』というような人も多かったので・・・・


 具沢山スープとともに、この春雨スープ、この冬は何度作ることになるのでしょう?

 おでんが非常に恋しいです。 (夏に日本で母にリクエストしたのに、リジェクトされました)

 

Posted on 2010/11/27 Sat. 05:27 [edit]

category: 日常

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27

生徒たち 

 寒さが身にしみます。 facebookをみていると、ウェールズなど、地域によっては雪になっているところもあるよう。 ロンドンは快晴です。


 近所のガーデンセンター(廃材置き場のように見えますが・・・)に、もみの木が運ばれてきました。 明後日がアドヴェント。 クリスマス・ツリーを飾り始めます。


 先週プレ・テストを受けた生徒のレッスンでした。

 コメント用紙をコピーするようにご両親にお願いしていたので、頂いてきましたが、テストの前日まで私がこだわっていた箇所について、よい講評をいただいて、嬉しくなりました。

 

 ご両親のお話によると、試験が一通り済んだ後、試験管が、彼女にもう一度聴きたいから、といって、曲を弾くように言われたそうです。 これを聴いて私が嬉しくなりました。


 とてもセンシティブな子なので、当日の緊張を気にしていましたが、どうやら笑顔でテストを受けることができたようでほっとしました。 これで、イースター前にグレード1か2を目指します。 そして、1歳半下の弟がイースターにこのプレ・テスト。


 この弟を3月のフェスティバル(コンサートとコンクールの中間)に出場させようと思って、この子に出るかどうか聞いたのですが(ご両親には確認済み)


私: 「フェスティバルに出る?」

弟: 「フェスティバルって?」

私: 「色々な人がいる前でピアノを弾くの。 楽しそうでしょ?」

弟: 「みゆきだけではないの?」

私: 「私だけじゃないよ」

弟: 「だったら、みゆきとパパとママとR(姉)?」

私: 「パパとママとRともっと他の人。 きっと同じくらいの年齢の人とそのご家族かな」

弟: 「どうしようかな。 僕、シャイなんだよね」


 という会話が。

 ここを長く読んでいらっしゃる方は覚えがあるかもしれませんが、この弟は、私の友達に『女ったらし』というあだ名をつけられた、6歳児。 先日だって、ちょっとレッスンの期間があいたら、

「みゆきに会えなくてさびしかったよ」

なんて言っているような子です。


 シャイだなんて、思ってもいませんでした。 それで、レッスン後お母様にこれを話したら、

「は?? あの子はシャイではないわよ。 来客があると、率先してピアノを披露して、ピアノのレッスンの話をしているのよ」


 やっぱり・・・


 これだから子供が好き。


 少し忙しい春になりそうです。 これから2週間で色々と選曲。 あと3ヶ月でどこまで伸びるのかを見極めながら。 特に9月から私がみている子は、どこまで行くのか想像がつきません。 ちょっとプッシュしてみようか、どうしようか。 キャパシティーがある子はそれをつぶしたくないから、迷います。 でも、とっても楽しい時間なのです。

 

 

Posted on 2010/11/26 Fri. 06:01 [edit]

category: 音楽

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26

『ピーターと狼』、『ベアトリクス・ポッターの物語』リハーサル 

ちょっと遠くまで列車に乗って教えに行ったのですが、途中の駅にはGlit Saltがまかれていました。 駅のホームが凍って滑らなくするための対策です。

 帰りの列車の中で新聞を読んでいたら、最高気温3~5℃の模様。 土曜日には雪の予報も出ています。 これから2週間ほど冷え込むそうです。 去年の雪でブーツを1足駄目にしたので、今年はさすがにレインブーツを買おうか、と思っています。 


 そんな中、今日もオペラハウス。 現在(いつも)ロイヤルオペラハウス中毒にかかっております。


 メインハウスではなくて、上にある、クロア・ストゥディオにて。


 月曜日には、『スケートをする人々』のリハーサルを拝見しましたが、今回は同時期に上演される、2つの動物作品のインサイト。 とはいいつつも、通常のインサイトであれば、お話が半分、その後、ダンサーのリハーサルを拝見、という形式ですが、今回は、2つの作品のリハーサルを1時間ずつでした。


 12月14日に初日を迎える、『ピーターと狼』、そして、『ベアトリクス・ポッターの物語(邦題: ピーターラビットと仲間たち)』


 『ピーターと狼』は、プロコフィエフ作曲の同名の作品に1995年、当時ロイヤルバレエの団員だった、マシュー・ハートが当時のバレエ学校校長にこの作品を依頼されて、主に、ロウワー・スクール(11歳から16歳くらい)の生徒たちの為に振り付けました。 ちなみに、狼は2008年にロイヤルバレエを退団して『ダーティー・ダンシング』の舞台に出ている、1995年当時アッパー・スクールの1年生だったマーティン・ハーヴェイが初演しています。


 リハーサルには、

 振付をしたマシュー・ハートご自身、

 今回狼をやる、セルゲイ・ポルーニン

 ナレーター/おじいさん: ウィル・ケンプ (ロイヤルバレエスクール出身、現在はマシュー・ボーンのカンパニーと、Adventures in Motion Picturesに所属)


 そして、ロイヤルバレエスクールの9年生で、ピーター、鳥、ダック、猫役の子供たち4人。


 来週からホワイト・ロッジ(ロウワースクール、In リッチモンド・パーク)であわせが始まるそうで、現在は子供たち、狼、ナレーターは別々にリハーサル。 よって、今夜が初めてのあわせでした。


 舞台中央に大きな木が置かれていて、そこに、登場人物が座っていて、ナレーターが1人ずつ紹介。

 鳥はフルート、ダックはオーボエ、猫はクラリネット、狼は3本のホルン、ピーターは弦楽器、そしておじいちゃんはバスーン(ファゴット)。 登場人物にメロディーがあるわけです。 

 彼らはちょっと踊りながら舞台の前に来て、1列に並びます。 そして、ちょっと変わった形で、とまるのですが、この鳥からピーターまでの5人で、PETERの文字を造ります。 私は言われるまで、気がつきませんでした。


 これらの登場人物以外にも、池とか、いけがきとか、子供たちが踊るそうです。

 

 セルゲイが狼をやる、ということは聴いていたのですが、正直大丈夫??と思っていたのですが、結構似合うので、そしてできるのでびっくり。 

 ピーターは9年生のトーマス君。 昨年の『くるみ割り人形』でクラーラの弟のフリッツ役で非常に記憶に残っている子です。 ちなみに、発売された都さん主演の『くるみ』のDVDでフリッツをやっています。


 ナレーターは初演時には当時のロイヤルバレエ芸術監督であった、サー・アンソニー・ダウエルがやったそうです。 ウィル・ケンプも声色を変えたり、おもしろい舞台になりそうです。


 次いで、『ベアトリクス・ポッターの物語』。 

 指導はゲスト・バレエ・マスターのクリストファー・カー。 そして、リスのナトキンをヴァレンティーノ・ズチェッティが踊りました。

 

 本来、ヴァレンティーノはアンダー・スタディーだったそうですが、先週、このリスのナトキンのキャストに入っていたジェームズ・ヘイがシンデレラのリハーサル中に足を骨折。 よって、ヴァレンティーノがキャストに入ったため、初めてのリハーサル。 普段はリハーサル・ストゥディオの後ろで振りを覚えたりしていたので、クリストファーが彼がこの役で踊るのを見るのは今夜が初めて。


 ちなみに、ベアトリクス・ポッターは、ピーター・ラビットの作者。 1970年代にフレデリック・アシュトンが、フィルム用にこのバレエを振付けました。 登場人物は着ぐるみですが、非常によくできています。

 大人も子供も楽しめる作品ですが、大変でダンサー泣かせの作品。 確か、一番重い衣装がピーター・ラビットで、5キロ近くあるはずです。


 このリスのナトキンは元々、ウェイン・スリープ(都さんの最後の『シンデレラ』の時に、アグリーシスターズの妹役)に振付けられ、あのもこもことした衣装を着ながらも、回ったり、飛んだり、非常にハード。

 

 ヴァレンティーノは、踊りたくって仕方がない!!といった感じのダンサーなので、リハーサルですが、それはそれは本領発揮!といった感じ。 

 ジャンプがきれいなので、そして魅せるダンサーなので、気持ちがよいです。 が、やりすぎで、怪我をしないかしら?と心配してしまうほど。

 

 最後の5分ほど、頭をつけてのリハーサル。 つける前に、頭を観客に見せてくださったのですが、中にはヘルメットがつけられていて、ヘルメットで頭を固定。 無数の小さな穴が頭にはあいていて、そこから外を見るのですが、実際にはスポットライトなどで、ほとんど外が見えない状態になるそうです。

 それでも、1992年にこのバレエを舞台で初めて上演した際に、フィルム用に使ったものよりも、重さを軽くしたそうですが。

 

 リスが登場して冒頭、その前に踊っていたピーター・ラビットにむかって3つ、木の実を投げつけます。 以前は色々な投げ方をしていたそうですが、勢いがあると、オーケストラ・ピットとか、色々なところに落ちてしまうので、今は投げ方を統一したそう。 オケ・ピットに落ちたら、そりゃあ、問題でしょうね・・・


 ヴァレンティーノが、下はお稽古着のまま、あたまだけリスをつけると、とんでもないかわいらしさ。 下も衣装の時とはまた違ったかわいらしさが。 頭と体がアンバランスですからね。

 普通に踊ってもハードなこの踊りを、頭をつけると、最後まで踊れない。 これに、衣装が加わるわけです。 しかも、リスには大きな尻尾がある。 

 顔だって、普通につけるよりも、もっと大きく首を動かさないと、あの大きい頭では顔の向きがきちんと変わらない。

 

  この『ベアトリクス・ポッター』も先日の『スケートをする人々』同様、私がイギリスで初めて観たバレエ。 今ほど情報もありませんでしたので、『ベアトリクス・ポッター』が何なのかわからぬまま、母と妹と観に行って、感激した作品です。


 着ぐるみだけれど、そこはイギリス、とっても精巧な着ぐるみ。

 これほど心温まる作品はありません。

 家族連れだけではなくて、大人も客席に多いのがうなずけます。 私も、『マノン』だとか、『マイヤリング』だとか、入り組んだ作品がすきですが、この『スケートをする人々』、『ベアトリクス・ポッター』も大好きな作品。 

 

 ちなみに、昨年のこれらの作品の写真は、http://www.ballet.co.uk/gallery/jr_rb_patineurs_beatrix_potter_roh_1209 より。


 『ピーターと狼』、『ベアトリクス・ポッターの物語』は12月14日から18日の間で4公演。

 『スケートをする人々』、『ベアトリクス・ポッターの物語』は12月20日から1月10日の間に10公演です。

Posted on 2010/11/25 Thu. 06:03 [edit]

category: バレエ

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25

『シンデレラ』 マリアネラ、 ルパート 

 寒くなってきました。


 再びオペラハウスでした。 


 『シンデレラ』 フレデリック・アシュトン振付、 プロコフィエフ作曲


 シンデレラ: マリアネラ・ヌニェス

 王子: ルパート・ペネファーザー


 アグリー・シスターズ: ギャリー・エイヴィス、 フィリップ・モスレー

 シンデレラの父: クリストファー・ソウンダース


 春の精: アイオーナ・ルーツ、 騎士: アンドレイ・ウスペンスキ

 夏の精: ユフィ・チェ、 騎士: ヴァレリー・フリストフ

 秋の精: 高田茜、 騎士: ヨハネス・ステパネク

 冬の精: 小林ひかる、 騎士: 平野亮一


 道化師: ポール・ケイ


 他


 シンデレラのドレス・リハの写真はhttp://www.ballet.co.uk/gallery/jr_rb_cinderella_roh_1110 より。

 このキャストではなくて、主役は12月21日にデビューするローレン・カスバートソン。 王子はその時に踊る予定のフェデリコ。 ですが、フェデリコはこのドレスリハの前日にシルヴィアの舞台があった為、ドレスリハでは動いただけで踊らず。 なので、王子のソロは国立カナダバレエから今回ゲスト出演するダンサーが踊っているようです。


 先週土曜日と同じキャストです。 秋の精のキャスト変更があり、やたらと日本出身のダンサー率が高い公演でした。


 マリアネラのシンデレラは、前回とはまたちょっと違うシンデレラ。 だから、彼女の公演には全部通ってしまうわけです。

 第1幕、幕が開くと、中央にアグリー・シスターズとお父さんが座っていて、シンデレラは舞台上手の暖炉のそばに座っています。 今日のマリアネラは座っている時間が長い。 たいていは序曲が終って動きの音楽になるとすぐにシンデレラも動き始めるのですが、彼女は今日は頬に手を置いて、椅子に座ったままでした。 

 第1幕はシンデレラとアグリー・シスターズのやり取りも多いわけですが、ギャリーの素晴らしい演技にマリアネラはきちんと答えてくる。 こういう舞台は何度でも観たくなってしまいます。


 お部屋から誰もいなくなって、シンデレラが1人になると、暖炉の横からお母さんの肖像画を持ち出してきて、それを暖炉の上に飾り、彼女は踊り始めます。 その時、前回はこの肖像画にキスをしてから暖炉の上に置いたのですが、今日はそれはなし。 でも、その肖像画を見つめる目が今までのマリアネラには無い物でした。 これには彼女の人生経験があるように思います。 


 みんなが舞踏会に行ってしまった後、シンデレラは箒を持って、その箒を相手に見立てて踊り始めます。 まさにアシュトン、といった感じの上体の曲げ方、足裁きの振付ですが、マリアネラが踊ると余裕もあり、見ていて気持ちがよいです。


 第2幕のヴァリエイションは前回の方がよかったです。 特に最後のほうでマネージュ(舞台を大きく1周またはそれ以上する)があるのですが、その際に、シェネ(回り方の一種)で普段のマリアネラなら、途中までゆっくり回り、音楽が細かくなったところでシェネの速度も上げるのです。 が、今回はそれが一定の速さ。 


 第3幕は彼女の演技力が増したことを感じました。 舞踏会のMemorieで再び箒片手に踊り、スカートのポケットの中に入っているガラスの靴の片方に気がつく。 その時の彼女の表情は奥深いものがありました。

 アグリー・シスターズが帰ってきて、王子がガラスの靴を持ってやってきます。 1番上のお姉さんに靴を履かせるのを手伝おうとして走ってきた時に、彼女は片方のガラスの靴を落とします。 前回もだったのですが、他のダンサーに比べ、マリアネラは落とし方が自然。 あたかもポケットから落ちたように見せます(他の人は、手で前に放るのが見えてしまう)が、スカートの影になってしまい、客席からは王子が靴を拾うまで見えない。

 だから、どちらがよいのかはわかりません。


 幸せにしてくれるシンデレラでした。 マリアネラは4月に再びコヴェント・ガーデンでシンデレラを踊りますが、彼女の5、6回目のシンデレラは、クリスマスの頃にポーランドにて。 ポーランド国立バレエが今年、アシュトンの『シンデレラ』を初めて取り上げるようですが、フィアンセのティアゴと共にそのゲスト出演です。 ポーランドの人たちに幸せを届けるのでしょう。

 

 王子のルパートは第2幕で出てきた時に、前回同様、堂々さが違いました。

 ヴァリエイションの最初のザンレール(空中に飛んで2回転)が物凄く斜めに飛んでいて恐ろしくなったのですが、最後にやってしまいました・・・ でも、その直後は真顔に戻ってしまったものの、きちんと演技がその後はできていたので、ルパートもずいぶん成長したな、と思ってしまいました。


 アグリー・シスターズは今日もまたやっていました。 

 フィリップが気の毒になるほど、ギャリーに振り回されていましたし、ギャリーのアグリー・シスターは非常にBossy。 私は一度も自分の妹にあんな態度はとったことがありません。 初演したロバート・ヘルプマンもかなりBossyなシスターを演じていたようですが。 

 

 第2幕、このシスターズの短いソロがあります。 姉が踊っている時、きれいにピルエットをした、と思ったら、客席にお尻を向けて派手なポーズ。 そこで、そばにいる道化師が、「方向が間違っているよ」と教えてあげます。 前回、そうしたら、ギャリーは道化師が持っている『お友達』(小道具)を取り上げて、道化師の頭を叩きました。

 今日はその仕返し、というか、ポールは先にこの 『お友達』でギャリーの頭を叩きました。 でも、結局は『お友達』を取り上げて、ポールの頭を叩いていましたが。



 ダンサーの方々も先週末の狂人的なスケジュールの後、今日まで舞台がなかったこともあるのでしょう、皆さん調子がよかったです。 

 特に春の精を踊ったアイオーナ(日本公演ではイオーナと表記されています)、彼女は元々チャーミングなダンサーですが、まさに音楽とぴったりとあって、非常に気持ちがよい踊りでした。

 夏の精を踊ったユフィちゃんも、先日よりも磨きがかかった状態。

 秋の精の茜さんは、ジャンプがきれいなので、この役があっています。が、やっぱり彼女の音楽が聴けていないことが私には気になってしまう。 まあ、某公に書いていらっしゃる方は、彼女のことを音楽性豊かな、と書いているので、わかりませんが。 

 冬の精のひかるさんは、彼女のきりっとした踊り方がこの役にはぴったりです。

 

 『シンデレラとアグリー・シスターズ』とタイトルを変えた方がよいのでは?と思えてしまうこの公演、イギリスのパントマイム(日本で使っている意味とは少々違います)の伝統を含んでいる、非常にブリティッシュな作品。

 先日は土曜日の夜でしたから子供たちも多かったのですが、今日も平日の夜なのに結構子供を見かけました。

 

 あと4キャスト残っているので、1回ずつ観に行こうと思っています。

Posted on 2010/11/24 Wed. 06:24 [edit]

category: バレエ

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24

第二次世界大戦の考え方 

首から背中にかけて痛みがある私は、毎日のように泳ぎに通っています。

 泳いで、ジャグジーに入って、スティーム・ルーム。

 先々週だったかその前だったか、水温が上がらず、1週間プールが使えなかったのでその間泳がなかったら、先週は酷い痛みに再び悩まされていました。 だいぶ解消してきましたが。


 スティーム・ルームではぼーっとする時間なのですが、しょっちゅう、おじちゃんたちのターゲットになります。

 

 まずは日本人なのか、中国人なのか?という質問から始まりますが、私が日本人とわかると、以前、お父様が日本軍と第二次世界大戦で戦った、という方がいらっしゃいました。


 先日は、お父様が日本兵の捕虜(Prisoner)になっていたとおっしゃる方が。

 そこから話が発展して、第二次世界大戦のことに。

 聞かれたのは、


 ●どうして日本の若者は命が助からないことをわかっていながらも、特攻隊として飛行機に乗ったのか。 そして、どうして、世間は将来がある若者の命を粗末にしたのか。


 ●どうして、一番上に立っていた天皇陛下が戦後牢獄に送られなかったのか?


 ●そして、どうして、日本はアメリカに原爆を落とされたのに、戦後はアメリカの真似をしたのか?


 本音を言うと、私は戦争録画は怖くてほとんど見ることができない人です。 もちろん、戦争のことは日本の中学、高校にいた頃に学校で習っています。 でも、日本の学校の日本史の授業というのは、縄文時代とか、古い時代に時間をかけるから、現代のことは本当に飛ばし飛ばしで慌てて授業をしています。

 中学、高校合わせて中学2年生の時にしか、私は日本史を勉強していません。 高校1年生の時には世界史が必須で、日本史と地理が選択でした。


 3つ目の質問に関しては、多くの方が疑問に思っているようです。 去年だったか、日本へ行った時に飛行機の中で隣が私と同年代と思われるアメリカ人女性でした。 彼女は、アメリカ人だから、日本に行ったら日本人に嫌がらせをうけるのではないか?と心配していました。

 

 2つ目の質問は難しい。 今まで私は考えたこともありませんでした。

 この方がいうには、多くの国民の命を無駄にしたのだから、天皇の言うことにしたがっていた国民が怒らなかったことがおかしい、というのです。


 1つ目の質問は2つ目の質問につながってきます。

 「お国のために」と思って特攻隊として飛び立ったはずだ、とお伝えしたら、その考えがわからない、と言われました。


 

  日本の世界史、日本史の教科書、以前、色々と話題になっていましたね。

 従軍慰安婦問題、その他、海外では伝わっているけれど、日本人には正確に伝わっていないことがたくさんあるのだ、ということを私はイギリスへ来てから知りました。


 カーディフにいた頃、私は2年間半バプティスト・カレッジの寮に住んでいました。 小規模で、とっても雰囲気がよくて好きな寮でしたが、途中から韓国人が1人入ったら、あれよあれよという間に、韓国人がどんどん増えてしまいました。 そして、私は彼らから嫌がらせのようなものをされていました。 私は全く何もやっていません。 むしろ、小さな30人位の寮で、廊下ですれ違って、私がHelloといっても、無視されていました。

 この背景には、日本と韓国の間の歴史がありました。 でも、私は知らなかった。 彼らは学校で今の私たちの世代にまで影響を及ぼすような教育を受けていた。


 よく、海外で日本を伝える、というような本が存在しますね。 でも、あのような本に書かれていることは、あくまでも日本の文化。 本当はああいうものを読まなくても日本人として知っているのでは?と私は思いたいようなこと。 でも、このような歴史、戦争のことはタブーというか・・・ でも、私がこちらで暮らして、一番質問を受けることは戦争のことだったりするのです。

 本を編集している方々は海外で、現地の人たちとおしゃべりをしていないのかもしれません。 


 一度、イギリスなりアメリカなりで編集されている第二次世界大戦の本を読まなくてはいけないのかもしれません。

Posted on 2010/11/23 Tue. 04:57 [edit]

category: 日常

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23

『シルヴィア』 セーラ、 フェデリコ、 トーマス 

11月19日のロイヤルバレエの『シルヴィア』です。


『シルヴィア』 フレデリック・アシュトン振り付け、 ドリーブ作曲


 シルヴィア: セーラ・ラム

 アミンタ: フェデリコ・ボネッリ

 オライオン: トーマス・ホワイトヘッド

 

 エロス: 蔵健太

 ダイアナ: イッツィアー・メンディザバル


 シルヴィアのお付:

 フランチェスカ・フィルピ、 ナタリー・ハリッソン、 クリスティン・マクナリー、

 サマンサ・レイン、 シャーン・マーフィー、 ローラ・マックロック、

 ラーラ・ターク、 メリッサ・ハミルトン


 2幕の奴隷: リアム・スカーレット、 ケヴィン・エマートン

 

 3幕の山羊: アイオーナ・ルーツ、 ポール・ケイ


 他


 本当はオライオンにベネット・ガートサイドがキャスティングされていましたが、トーマスに変更。

 色々と怪我などでキャスト変更もあるようです。

 この日は、第1幕と第3幕にいつも出演しているジェームズ・ヘイが出演していなくて心配していたら、翌日友達から彼の怪我のことを聞きました。 エリザベス・ハロッドは第2幕のオライオンの手下(?)で出演予定でしたが、スリップが置かれていて、怪我でキャスト変更。 心配していたら、翌日の『シンデレラ』では出演していたのでほっとしました。


 オライオンのトーマスはこの4日前に他のキャストで観たのですが、相手が変わると、彼も変わる。 3度目のオライオンということで、キャラクターもより深まったし、踊りもよくなったし、やはり舞台経験が大切な意味が今まで以上にわかりました。

 特に第3幕のアミンタとのやりとり、今回は相手がフェデリコでしたので、迫力も増します。 これだから劇場通いをやめられないのです。 

 一つ残念だったのは、これは彼の問題だけではなくて、指揮者の問題もあるのですが、第3幕でオライオンがダイアナの館のドアを叩く場面があります。 この叩く部分、オーケストラピットでゴングを鳴らします。 これがタイミングが合わずに、19日には1回目に叩く時はトーマスが遅すぎ。 そして、2度目はトーマスが叩くポーズのまま数秒止まる、という状態が。 多分、もう少し後ろに下がればよかったのか、オケがこの部分をリタルダンドしなければよかったのです。 私はスコアを見ていないのでわかりませんが、リタルダンドしていたような気がするのです。 間が空くと間抜けです。


 

 セーラのシルヴィアはきれいでそつもないのですが、エネルギー不足。 きれいに踊っているのです。 でも、舞台から伝わるものがない。 ジャンプが飛べていなくてびっくり。 10月にポワントに体重が乗っていなかったのですが、それは解消。 


 フェデリコは今シーズン長い休みの後舞台に復帰してから、それまでよりも表現力がいっそう増しました。 ジャンプなどはまだ冷や冷やする部分もありますが、でも、それ以外のところが別人。


 シルヴィアが放った矢に刺さって、それからの演技が心に来ました。 思わずこちらの顔も動いてしまうほど。

 

 

  第2幕はリアムの奴隷に目が奪われるばかり。 彼はこのところ少し目立つ役にキャスティングされ始めましたが、もっと見てみたいダンサーです。


 健太さんのエロスは3度目の観賞。 だいぶ板についてきました。


 イッツィアーのダイアナは切れがあり、とても似合っています。 彼女は今年からロイヤルバレエに移籍しましたが、10月にカンパニーの中で違和感があったのが、だいぶカンパニーに馴染んできました。


 第3幕の山羊、6日には茜さんとジェームズ・ヘイが踊った、と聞いていたのですが、彼らをまた見ることができず。 アイオーナの山羊はチャーミングで大好きなのですが、さすがに5回中4回が彼女。 他のキャストもみたいな、と思います。


 

 

Posted on 2010/11/22 Mon. 06:47 [edit]

category: バレエ

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22

ロイヤルバレエ、『スケートをする人々』リハーサル 

オペラハウス通いが続きます。

 

 今日は地下のリンバリー・ストゥディオ・シアターにてロイヤルバレエのリハーサル。

 

 12月20日に初日を迎える、『Les Patineurs (スケートをする人々)』より、ホワイト・カップルのリハーサル。

 

 プリンシパルのローレン・カスバートソン、ニーマイア・キッシュ(ミックスビルの時にネーマイア、と表記していましたが、ニーマイアが多分一番近い表記だと思います)。

 指導をしたのは、今年度よりバレエ・マスターに昇格した、ギャリー・エイヴィス。 


 フレデリック・アシュトンが1937年に振付をしたバレエ。 曲はマイヤベールのオペラより。


ギャリー自身が昨年まではこのホワイト・カップルの男性を踊っていました。 まだ初日まで1ヶ月あるこのバレエ、ローレンとニーマイアは今日が初めてのリハーサルだったようです。 私は観ていないのですが、2007年度にこのバレエを上演した際、確かローレンはキャスティングされていたはずです。


 お客さんがいる舞台で、振り写し。 多分、二人はレコーディングを観て、このバレエの振りは覚えてきているはずです。

 男性がほとんどサポートにまわるこのホワイト・カップル・パ・ド・ドゥ、元はマーゴ・フォンテーンとロバート・ヘルプマンのために振付けられたもの。

 今日もギャリーがローレンに、「マーゴはそういうポーズはしないよ」と言っていましたが。


 組むことがほとんどのこのバレエ、ちょっとしたタイミング、男性の位置で二人のパートナーシップが変わるのを目の当たりにできました。 ニーマイアは今年ロイヤルバレエに移籍したダンサー。 ローレンとは10月の同じくアシュトン振り付けの『ラ・ヴァルス』で組んでいます。 

 一度目で失敗しても、自分で考えて手の位置を変えたり、経験があるギャリーがコツを教えたり。 こういうのは観ていて全く飽きません。


 ギャリーが時折、「クリストファー・カーにこう指導された」と言っていました。 クリストファー・カーは3週間ほど前のリハーサルの時に『シンデレラ』の指導をしたプリンシパル・ゲスト・バレエ・マスター。 クリストファーから受け継いだ指導を、ギャリーが今度は新しい/若いダンサーにしていく。 これが、ロイヤルバレエなのだな、と感慨深いものがありました。


 ローレンは見た目はおとなしいのですが、中身は違う。 今日も会場を笑わせてくれました。 というよりも、声を出したり、いろいろとしていました・・ それに比べ、ニーマイアはおとなしそう。 年齢よりもずっと落ち着いて見えます。 


 観ていると簡単そうに見えますが、実際にはこのホワイト・カップルのパートナリングは難しそう。 いつもあっという間に終ってしまうこのパ・ド・ドゥ、詳細がよくわかりました。 振りも覚えたし。


 このバレエを初めて観たのは1997年12月。 私がイギリスで初めて観たバレエです。 まだ、バレエ衣装デザイナーになる夢を持っていたころ。 残念ながらオペラハウスが閉まっている時期で、川の向こうのフェスティバル・ホールでの観賞でしたが。 私は絶対にこのバレエ団の衣装部で研修して、あの衣装を作る!! と思ってバレエを観ていた時期。

 昨年の12月に12年振りにこのバレエを観て、あまりの美しさ、平和さに涙がこぼれたほど。

 今日も観ながら、音楽もきれいだし、振り付けも美しいし、リハーサルなのに、心温まりました。


 ローレンとニーマイアが踊るのは12月22日の予定。 ブルーボーイにブライアン、ブルー・ガールにユフィが配役されている、とっても楽しみな日。 ただ、22日の公演がマチネなのに、ローレンは21日の夜の公演で『シンデレラ』デビューをするので、少々心配。


 

 今日、注文していた去年発売された本のペーパーブック版が届いたので、夜更かししないか心配。 700ページを超えるこの本、私が知りたいことがたくさん詰まっています。 待ちきれなくて、移動時間に読もうと思って今日はバッグに入れて持ち歩きましたが、重すぎます。  

 

 

Posted on 2010/11/22 Mon. 05:30 [edit]

category: バレエ

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22

クリスマス・フェア、2箇所目 

この冬2度目のクリスマス・フェアへの出店でした。

 

 今日は先週とは違って、バスに乗ること約2時間、ロンドンの南、サリー週のリッチンモンドとキングストンの間あたりのグラマースクールの女子校(中、高校)。


 グラマースクールというのは、公立の選抜校です。 ちなみに、イギリスでは公立のことは、パブリック・スクールとは言いません。 パブリック・スクールというのは、私立の中でも伝統校(例えば、イートンとか、ハーロウ)のことをさします。 イギリス英語での公立校は、State School。 もしくは、誰でもいける、コンプリヘンシブ・スクールと、この選抜校のグラマー・スクール、という言い方をします。


 生徒たちがとてもきちんとしていて、気持ちがよかったです。 私がイギリスの高校で1年間学んだのも、グラマースクール。 とっても懐かしくなりました。


 とても大規模なクリスマス・フェアで、ストールの数は50近かったようです。 私はメイン・ホールのストール。 ストールの数は多いものの、ゆったりと設置されていました。

 

 私のお隣の方は子供向けのビーズのブレスレット、エンジェルをモチーフにした、ネックレス、キーホルダーなどを作っている方。 お嬢さんがこの学校に通っていらっしゃるそうです。 とってもよい方で、おしゃべりが弾みました。 ご主人は大学時代に日本語専攻だったそうで、「わすれてしまいました」といいながら、片言の日本語で私としゃべっていました。 というよりも、奥様に、「これはよい機会だから、日本語の練習をしなさい」と、言い渡されたという感じでしたが・・・


 今日は、レース糸と鈎針を持っていって、レース糸のシュシュを編みながら店番。 これが興味を持っていただけて、今日はレース糸のシュシュの売り上げがいつもよりも多かったです。 

 

 でも面白いのは、何人もの方々が私のストールを見ながら、そして私が編むのを見ながら、

" You are a clever girl!" "You are talented girl!"

 とおっしゃって・・・

 私、Girlという年齢ではないのですが・・・ 未だに実年齢にはみてもらえません。 友達に言わせると、大人の女性のセクシーさがないのがいけない、ということですが・・・

 2011年の目標は、脱Girlなのです。

 

 他の方々に私がいくつに見えているのか知りませんが、とにかく、私くらいの年齢で、こうして1人で手作り品のストールを出す、ということがとっても珍しいそうです。


 

 まだ混んでいない頃、コーヒーと紅茶をシックス・フォーム(12,13年生)の生徒たちが売りにきたりしていました。 

 嬉しいのは、ミュルド・ワインとミンス・パイを売りに来てくれたこと! 私、非常にアルコールに弱いのですが、このミュルド・ワイン(日本ではグリューワイン、ホット・ワインの方が一般的な言い方?)が大好物!

 昔カーディフに住んでいた頃は、素朴なクリスマス・マーケットでおじいちゃんが家に伝わる秘伝のミュルド・ワインを1杯1ポンドくらいで売っていて、これが大好きでした。

 ロンドンでは業者が3ポンドとかで売っていて、たいしておいしくありません。 


 こうしたフェアで売るものは、今日も、ミュルド・ワインとミンス・パイを合わせて£1.50。 今年初のミンス・パイでしたし、久々のミュルド・ワインはとってもおいしかったです。 2杯目も飲みたかったものの、ここで倒れたら話にならない、と思って、自粛。 


 

 というわけで、4時間のフェアがあっという間でした。 片づけをしていた私たちのところに、残ったカップケーキを5ペンス(7円くらい?)とか、ドーナツをどうぞ、とか持ってきてくださり、ドーナツ片手に片付け。 

 ちょうど夕方の混む時間だったので、途中のバスの乗り換えの時にカフェで一休み。

 行きのバスで色々とあり、疲れも倍増。

 

 次のフェアは2週間後。 今年はあと2箇所で出店予定。 今回売れてなくなってしまった色のレース糸のシュシュを編むことにします。

 

Posted on 2010/11/21 Sun. 06:33 [edit]

category: クリスマス、行事、習慣

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21

『シンデレラ』 マリアネラ、 ルパート 

『シルヴィア』を上演中のロイヤルオペラハウス、今日から『シンデレラ』です。

 ロイヤルバレエはクリスマス・シーズンに『くるみ割り人形』の時と、『シンデレラ』の時があり、今年は『シンデレラ』。

 

 初日に踊る予定だった、アリーナ・コジョカルの怪我により、キャスト変更が。 よって、私は当日券を求めました。 さすがに土曜日のシンデレラ、ボックス・オフィスは10時に開くのですが、8時5分に着いたら11番目でした。



 『シンデレラ』 フレデリック・アシュトン振付、 プロコフィエフ作曲


 シンデレラ: マリアネラ・ヌニェス

 王子: ルパート・ペネファーザー

 

 アグリー・シスターズ: ギャリー・エイヴィス、 フィリップ・モスレー

 シンデレラの父: クリストファー・ソウンダース


 フェアリー・ゴッドマザー: ラウラ・モレーラ

 春の精: アイオーナ・ルーツ、 騎士: リカルド・セルヴェラ

 夏の精: ユフィ・チェ、 騎士: ヴァレリー・フリストフ

 秋の精: サマンサ・レイン、 騎士: ヨハネス・ステパネク

 冬の精: 小林ひかる、 騎士: 平野亮一


 道化師: ポール・ケイ


 他


 

 昨夜は同じくフレデリック・アシュトン振付の『シルヴィア』を上演したロイヤルバレエ。 本当に忙しいバレエ団です。


 アリーナの代わりにシンデレラを踊ったマリアネラ。 彼女は今年4月にこの役はデビューしたばかりですから、今夜が3回目のシンデレラ。

 彼女の作り上げるシンデレラは少しトラディショナルから違うかもしれません。 不幸よりも、お父さんがいるから私は幸せ、という感じのシンデレラ。

 お姉さんたちを見ながら、『まあ、仕方がないひとたちね。』というような表情があったり。

 第1幕で、異母姉妹たちの舞踏会の靴を靴職人がもってきたり、宝石商がきたり、という場面、シンデレラのお父さんは着ているガウンを脱いで、腕の長さなどの採寸をします。 その時、マリアネラ、クリストファーのおなかを、ぽんっと叩きましたね・・・ 腕も伸ばさせたり。 


 踊りも、特に第1幕はメリハリがあって、見ていて気持ちがよいです。 

 彼女のシンデレラを観ていると、お母さんを失って義姉妹たちにいじめられながらも、その時その時を楽しんで生きているから、フェアリー・ゴッドマザーが王子に出会わせてくれたのだな、と思います。

 観ているだけで、じわーっと心が温かくなって、観終わった後は幸せになる舞台でした。


 王子のルパート、このところ、マリアネラと組むことが多いのです。 マリアネラと踊る時のルパートは別人か、と思うほど表情が増えます。 今日も、またいつもの王子か?と思っていたのですが、違う。 王子の友人(騎士たち)が踊っている時に、そばにいる道化師に話しかける余裕があるほど。 正直驚きました。

 マリアネラを見つめる目も1種類だけではありません。 王子のソロはまだまだやることがあるように思いますが、それ以外の踊りはかなり安定してきました。 そして、舞台での貫禄というか、姿も変わってきたように思います。


 

 このアシュトン版『シンデレラ』は継母は出てきません。 異母姉妹(アグリー・シスターズ)は男性によって演じられます。 初演時には、姉をヘルプマン、妹をアシュトン自身が演じています。

 この四月にこの役に挑戦したギャリー。 彼はここでも何度も出てくる名前ですが(昨日日本で放送されたロミオとジュリエットでは、ジュリエットのお父さんをやっているはず)、舞台を食ってしまいます。 よい意味です。

 前回に比べ、女性役がだいぶ板についてきた感じ。 何箇所かやりすぎ、と思うところもあるものの、この役はこれでちょうどよいのかな、と思ったり。 

 

 妹役のフィリップとのつりあいはよいです。 第1幕の舞踏会の準備をする場面、ダンシング・マスターが来て、二人のフィドル・プレイヤー(ヴァイオリン)が舞台にあがります。 舞台の上で、このダンスの練習をする部分を演奏するのですが、男に飢えているこの姉妹たち、妹は、フィドル・プレイヤーのそばによっていってしまうのです。 同じ音楽家としてかわいそうになるほど、演奏しているところで邪魔をされています。 今日はフィリップが彼らのそばを離れず、1人の演奏者が、フィリップを押し出したほど。

  


 今回気がついた4月との演出の違い。 異母姉妹、お父さんが舞踏会に出発し、シンデレラは1人で家に残ります。 そうすると、フェアリー・ゴッドマザーが現れるのですが、彼女はこれよりも前の段階で、みすぼらしいおばあさんとして、シンデレラの家に来ています。 前回の上演時には、このみすぼらしいおばあさんが窓の外に影で表された後に、カーテン(ドア)からフェアリーゴッドマザーがあらわれたのです。 今回は、フェアリー・ゴッドマザーは黒いマントに包まれたまま部屋の中に入ってきて、曲とともにマントを取ると、美しい姿のフェアリー・ゴッドマザー。 こちらの演出の方が意味もわかるし、私は好きです。



今夜は第1幕、 第2幕は早すぎるテンポの演奏。 第1幕の四季の精、そしてそれに続くグランド・ワルツ、観ていてダンサーの方々が気の毒になりました。


 四季の精の『夏』を踊ったユフィちゃん、彼女はこのところまた急成長しています。 

 この 『夏』音楽も振付も非常に美しいのですが、『春』、『秋』がジャンプや回るものが多くて見せ場があるのに比べ、『夏』はこれといった見せ場もなくて、とっても難しい。

 ユフィちゃんの美しい上体、腕の使い方で、前回上演時よりも、この踊りを自分のものにし、私は舞台にどんどん惹かれていきました。

 そして、アラベスクの形が今までと違う。 理由があるようですが、納得。 


 

 昨日再び怪我人発生のロイヤルバレエ(この怪我は非常に残念)。 それでも、先月道でばったりと見かけた時に松葉杖をついていたダンサーが今日の舞台に復帰していたり、よかったな、と思います。

 

 前回上演時にはこの演出が好きになれませんでしたが、だいぶ慣れてきました。

 12月31日が『シンデレラ』の最終日ですが、それまでに、何度か観に行くことになりそうです。


 日本では新国立劇場バレエが今月末から同じくアシュトン版の『シンデレラ』を上演します。

 

Posted on 2010/11/20 Sat. 06:43 [edit]

category: バレエ

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20

生徒のグレードテスト 

 今週は珍しく霧が続きます。 今夜も霧。 夜の霧、というのはちょっと怖いものがあります。


 今夜はオペラハウスにて『シルヴィア』ですが、これはまたの機会に。

 今日は昨年3月末から教えている7歳の女の子の初めてのグレード試験。

 グレード試験といっても、プレップ・テストと言い、グレード1の練習の試験のようなもの。 今までは受けさせたことがないのですが、今回はご両親のご要望もあり、受けてみることに。


 プレップテストのピアノは、3つのエクセサイズ(Walking, Rolling, Hopping)と課題曲2曲から1曲、そして自由曲。 それプラス、オーラルテスト。

 通常のグレード試験とは少々違います(通常はエクセサイズの代わりにスケール、アルペジオ。 曲は3曲で初見もあり)。


 課題局の中から、『Boating Lake』というのを選んだ我が生徒。 この曲は、このテストのために特別に作曲されているものです。


 本来は金曜日のレッスンなのですが、彼女が試験前にレッスンして欲しい、ということで、昨日テスト前最後のレッスン。

 曲はよく弾いているのですが、流れがない。


 私: 『湖の上のボート、っていう意味わかっているの?』

 生徒: 『わかっているよ』

 私: 『あなたのボートは湖に浮かんでいるのではなくて、砂の上においてあるみたい。 砂の上をボートは進めるの?』

 生徒: 『進めない』

 私: 『自分が泳ぐことを考えてみて。 お水の上だったら泳げるけれど、砂の上では泳げないでしょ?』

 生徒: 『砂の上では前に進もうと思っても進めないよね』

 私: 『あなたの演奏は砂の上。 お水の上にいると思ってみて。 最初に弾いたのは上手に弾けているのよ。 でも、例えば、ヴィクトリアン・スポンジを思い浮かべてみて。 あなたのヴィクトリアン・スポンジは、おいしいスポンジに、ちゃんとストロベリージャムもはさんであるの。 それだけでも十分おいしいでしょ? 私が今やっていることは、そこに、ちょっとアイシングシュガーをかけて、もっときれいにみえるようにしているのよ』

 生徒: 『わかった!!』


 という会話がありました。  速さを早くするのではなくて、音楽に流れを持たせる。 簡単なことのようで、とっても難しいことなのです。

 二人で、一緒にこの曲を歌ってみたり、体を動かしてみたり、一緒に弾いたりしながら、流れをつかんでいきました。

 とっても楽しい作業です。 


 

 今日の試験は私はついていかなかったのですが、お父様からお電話があり(生憎泳ぎに行っていたので、留守電)、このプレップ・テストでは講評をすぐにいただけるので、試験管からとってもよい講評を頂いた、とのこと。


 これで、イースターにグレード1を受けるのを目標にできそうです。 彼女の1歳半下の弟が、ここに何度か書いたユニークな男の子。 彼にイースターに同じくグレード1を受けさせたいのですが、さすがにそれはおねえちゃんに酷。 ということで、とりあえず、イースターにこのプレップテストを受けさせてみようかと。

 

 3月、4月にはこの地域で2つのフェスティバル(コンクールとコンサートの中間)があるので、これに何人か生徒を出そうとも思っているし、やっとここまで来る生徒ができて嬉しいです。 今年の春に、楽しみに育てていた日本人の生徒が日本に帰国してしまって落ち込んでいましたが、また次の目標ができました。


 やっぱり教えることは天職。 11年前に日本でプールでコーチのバイトをしていましたが、その時に子供の接し方を覚えたことも大きいし、スポンジのような子供の吸収力のそばにいると、私もそうなるように思うし。 どうして、Dr.Sがあれだけ素晴らしい先生なのに、子供の手ほどきをするのを辞めないのかがとってもよくわかります。


Posted on 2010/11/19 Fri. 05:42 [edit]

category: 音楽

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19

バレエアソシエイション: クリス・ソウンダース 

 比較的暖かい夜です。 街の寒暖計を見たら、9℃。 これで暖かい、と感じる季節になってしまっているのがさびしいです。


 今夜は久々にバレエ・アソシエイション。 ロイヤルバレエのプリンシパル・キャラクター・ダンサー兼、バレエ・マスターのクリストファー・ソウンダー氏が今夜のゲスト。

 

 クリスといえば、先日発売された、吉田都さん主演の『くるみわり人形』でクラーラのお父さん役、昨年発売されたマリアネラ主演の『白鳥の湖』でロットバルト役をやったりしています。

 

 1983年入団、ですから、都さんとたいしてかわらないお年のはずです。 でも、頭が白髪で、舞台では実際よりも少し上に見えますが。

 ここでは詳しく内容は書けませんが、非常に興味深いお話ばかりでした。

 とはいっても、彼が入団した頃は私はまだ幼稚園。 この頃に上演されていた演目のお話などもあり、周りの方々はうなずきながら聞いていらっしゃいましたが、群を抜いて若い私は、ぽか?っとしていました。

 いろいろと読んだりして作品名はだいぶわかるようになりましたが、それでも、まだまだ抜けています。

 

 マクミラン、ヌレエフ、こういう過去の偉大な振付家やダンサーに実際に接したお話、私もわかる部分だと、90年代の黄金時代のダンサーたちのお話、役作りなどなど色々と興味深いものばかりでした。


 舞台を観るのも大好きですが、こうしたお話を伺うのもとても好きです。 しかも、バレエ・アソシエイションはゲストの方がリラックスして、いろいろとお話してくださるのが嬉しい。 


 知りたいことが本当にたくさん。

 今色々とやろうとしていることも、だいぶ考えがまとまってきたから、あとはまとめていこうかな、と思っています。

 

 19日夜には日本でNHKでロイヤルバレエのこの夏の日本公演での『ロミオとジュリエット』を放送。

 私の好きなダンサーたちが中心の役をいくつか踊っているので、これが録画として残ってくれて嬉しい。

あとは、日本の家族が録画に失敗しなければ言うこと無し! ということでよろしく。

 お時間がある方、ぜひご覧ください。

 舞台装置も衣装も、振付もみんな素敵です。

Posted on 2010/11/18 Thu. 04:53 [edit]

category: バレエ

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18

寒いです 

寒さが増すばかりです。 しかも今日は夕方から雨。

 

 勉強する時には音楽をかけることができない人ですが、それ以外の時には、チャイコフスキーのオーケストラのための『組曲 第3番』より、『テーマとヴァリエーション』を何度も何度も繰り返しかけっぱなし。 たまに、そのまま『第4番』もかけたり。

 スヴェトラーノフ氏が指揮しているもので、1980年代に録音されていますので、ソ連時代のもの。 録音状態はバランスなどとっても悪い。 でも、音楽の力というか、勢いが今の音楽家にはないものです(ツーガン・ソキエフとか、ウラディミール・ユロフスキなどはまだ勢いがあるほうですが)。

 何度聴いても飽きません。 でも、10月のロイヤルバレエの舞台がよみがえるばかり。


 ウィリアムとケイト・ミドルトンの婚約のニュースが新聞のトップページを飾っています。 やっとというか、彼らが付き合っていた期間は結構長かったですからね。

 久々にウィリアムの写真を見ましたが、頭薄くなった?? 

 結婚式の日取りを調整中のようですが、どうなるのでしょう? 



 久々に勉強熱が入った私。 ちょっとした空き時間にブリティッシュ・ライブラリーへ通う日々です。

 古い学術雑誌を読んでいますが、興味深いものばかり。

 調べれば調べるほど奥が深くなって、終わりがありません。

 2年前、修士論文を書くときに使った資料なども家で読んでいますが、今読むとまた違ったことに気がついたりしています。 学生時代に学んだことはたくさんありますが、一番得たものは、調べる力だと思います。

 今一番行きたいのはニューヨーク。 ブリティッシュライブラリーにないものもニューヨークの芸術図書館には置いてあるし、私が今調べている分野はアメリカの方が強いのです。

 でも、アメリカには興味がないのですが。 

 

行動を起こす時なのかな、と思うし、今はその準備中です。

 

Posted on 2010/11/17 Wed. 05:28 [edit]

category: 日常

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17

かわいらしいスタンプ 

今日はお天気はよかったのに、お昼過ぎまで、霧? 靄? 10m先が見えませんでした。 よく、『霧のロンドン』という言葉がありますが、ロンドンに住んで私は5年になりますが、霧の日なんてほとんどなかったのでは?


 もうすぐクリスマス。 ということは、クリスマス・カードを送り始めます。 年賀状と違い、クリスマス・カードはクリスマス前に送るもの。 早い人は11月末から送り始めるはず。


WITH HOPE!!-101116 stamp

 これが、今年のクリスマス・スタンプの外国用。 何でしたっけ? グルミット?? スタンプの値段によって、ちょっとずつデザインが違います。

  宗教的なデザインが続いていたので、今年は新鮮。 でも、色々とまた苦情もあるのだと思います。 1997年、私が最初に来た年のデザインはとっても素敵なファーザー・クリスマスでした。

WITH HOPE!!-101116 stamp


 ファースト・クラス・スタンプ(イギリスの国内用で、基本的に翌日に届けられる)。 10月に発売された、くまのぷーさん。 かわいらしかったので、思わず写真を撮ってしまいました。

 

 今日はこれから夜の教え。 風邪がはやっていて、先週は2件子供たちが具合が悪いままレッスンでしたし、今日もお休みが。 私はどうにか持ちこたえています。 昨日もオペラハウスで会ったお友達がかなり具合が悪そうでしたし。


 去年くらいからイギリスでもインフルエンザの予防接種をできるようになってきたから、今年は受けておこうと思います。 クリスマスで街は美しくなってきているけれど、その分、気温は下がっていますからね。

 

Posted on 2010/11/16 Tue. 01:31 [edit]

category: 日常

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『シルヴィア』 ローレン、 セルゲイ、 トーマス 

夜の空気、真っ白です。


 今夜は(も)ロイヤルオペラハウス。 再びシルヴィアを観て来ました(金曜日のものも書き途中で非公開にしてあるのですが、今日のをまず先に)


 『シルヴィア』 アシュトン振付、 ドリーブ作曲


 シルヴィア: ローレン・カスバートソン

 アミンタ: セルゲイ・ポルーニン

 オライオン: トーマス・ホワイトヘッド


 エロス: ヨハネス・ステパネク 

 ダイアナ: イッツィアー・メンディザバル


 シルヴィアのお付:

  フランチェスカ・フィルピ、 ナタリー・ハリッソン、 クリスティン・マクナリー

  サマンサ・レイン、 シャーン・マーフィー、 ローラ・マックロック

  ララ・ターク、 メリッサ・ハミルトン


  

 第2幕の奴隷: リアム・スカーレット、 ケヴィン・エマートン

 

 第3幕の山羊: アイオーナ・ルーツ、 ポール・ケイ


 

 このキャストは、11月6日にデビュー。 土曜日のマチネだったので私は行くことができず、2回目の公演を鑑賞になりました。 ローレンは2008年夏のロイヤルバレエの日本公演でシルヴィアを急遽デビューしています。 でも、イギリスでは今回がデビューになります。


 病気で1年以上降板(一時は、寝たきり)していて、全幕の作品は今回がイギリスでの復帰。 2009年のジゼルは私は日本に行っていて見逃しているので、彼女の全幕を観るのはかなり久々です。


 このディマンディングなバレエで復帰とは大変だと思いますが、力強い踊りをみせていました。 一番よかったのは第3幕のヴァリエーション。 第1幕はまだ勢いだけで踊っている部分もあり、表情も確定されていません。 でも、この部分はやはり年月が必要なので、次回『シルヴィア』上演時に期待です。

 

 セルゲイは、だいぶ表情をだすようになってきました。 まだまだ観客を巻き込みはしませんが。 ですが、彼は踊りでは観客の目を集めます。 高いジャンプと、空中での止まる時間。 そして、セルゲイが踊ると、舞台が一回り小さく見えます。

 パートナリングは『三人姉妹』でだいぶ上達したな、と思っていたのですが、今日は第1幕は冷や冷や。 高いリフトではありませんが、滑ってローレンを落としそうになっていました。 第3幕のパ・ド・ドゥは頭、女性を高く持ち上げた状態で舞台に出てくるのですが、かなり心配したのですが、これは大丈夫。 でも、ローレンを床におろした途端にセルゲイの顔に安堵が広がっていましたが。


 オライオンのトーマス、メイクでかなり化けています。 トーマスといえばマッツ・エックの『カルメン』でのホセ役が素晴らしい。 春には『シンデレラ』でお父さん役とか、この冬には同じく『シンデレラ』でアグリー・シスターズの姉役でデビューします。 キャラクターの役が多くなってきていますが、今回のように、踊る役を観られると嬉しい。

 ちょうどティアゴとギャリーの中間のようなオライオン。 ティアゴのオライオンは頭の中が空っぽで、力でシルヴィアを自分のものにしようとします。 トーマスは、アミンタへのジェラスが強い。 

 アミンタがセルゲイですし、第3幕のアミンタとオライオンの戦いというか、やり取りは二人に差があって迫力が出ました。


 

 エロスのヨハネスは想像通り。 第1幕の動く場面から、客席からくすくす笑いが。 あの部分はあまり目立たないようにやった方が面白くなるのかもしれません。 

 最初の30分の銅像の部分、他の人よりも前に出て立っているような気が。 立ち方もあれで30分立つのは大変な気がしますが、ダビデ像のような姿。 シルヴィアに向けて矢を放つ姿も美しく、まさに彫刻。 ヨハネスのことだから、きっとかなり研究したのでしょう。

 10月に『オネーギン』でレンスキーを踊った時には結構肉付きがよくなっていて、踊りも重かったのですが、だいぶ絞って、前の状態の踊りに戻っていました。

 ロイヤルバレエは今はとっても忙しいから、ダンサーたちの頬がどんどんこけていって、心配です。 男性は怪我も多くて、元気なダンサーがその分回数も多く踊っているように思います。 シーズン始まってすくにこれで、これからどうするのでしょう??


 特筆すべきは、奴隷のリアム。 彼は音楽性が抜群であり、キャラクターもあるダンサー。 シルヴィアを自分が奪ってしまえ!というような感じの表情があったり、私にとっては音楽とぴったりだから観ていて気持ちがよい。 

ただ、キャラクターについては、一緒に踊ったケヴィンと差がでてしまいます。 ケヴィンはシャイなようなダンサーですが、もう少しキャラクターが出てくるとよいと思います。 

 

 おつきの8人、今まで観たキャストはファースト・ソロイストの女性が3人含まれていましたが、今日はこの3人が抜けています。 そうすると、ずいぶん違った印象。 誰とはここでは書きませんが、8人そろって4回くらいグラン・フェッテをする場面、1人あれはちょっと酷い。 まあ、グランフェッテに入るのが入りにくい振付ではありますが。 私のグランフェッテと大して変わりません・・・・ しかも1番前にいたから目立つ。 前のシーズンの時には、尻餅をついたダンサーもいます。 やはり回るようなテクニックは、日本のダンサーのほうができると思います。


 第1幕の村人、今日はヤスミンが入っていましたが、彼女の踊りは本当にきれい。 オペラグラス無しで見ていても、すぐにわかったほど。 健太さんと亮一さんが今日はこの村人の中に入っていたりも。

 

 非常に全体的にフレッシュな舞台でした。 オーケストラも前回まではテンポが気になったのですが、今日はだいぶまし。 でも、第3幕がかなり早すぎた気がしますが。


 やっと、ファイナンシャル・タイムズでダンス評を書いていらっしゃる、クレメント・クリスプ氏のお姿を拝見。 今までお見かけしたことがありませんでした。 彼の文章は古いものを結構読んでいますが、この方とは一度お話をさせていただきたくています。 いつかチャンスがあったら、と思いますが。


Posted on 2010/11/15 Mon. 06:00 [edit]

category: バレエ

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15

今年最初のクリスマス・フェア 

朝はどうにか雨が降らなかったものの、お昼頃から雨。

 今日は戦没者追悼日。 午前11時に静かにする時間がありました。

 

 家から歩いて20分、ですが荷物があったのでバスで遠回りをしてクリスマス・フェアの会場へ。

 


WITH HOPE!!-101114 fair avenue

 上の写真が本日の私のストール。 壁の柄、色がいかにもイギリス。

 1年振りだったものの、準備はあっという間です。 


 私のストールがあったお部屋には、10個のストール。 下の階の方がストールの数も多かったようですが、残念ながら私は1人で参加していますから、他のストールを見に行くことはできず。

 このお部屋は多分1つをのぞいては全て手作り品のストール。

 私のお隣は絵を売る人。 反対側は、古いレコードを加工して、ブローチなどを作っている方。 レゴ・ブロックを一部溶かして繋げてブレスレットにしていたり、アイディアがおもしろかったです。


 この10個のストールの人たち、人と商品が一致している。 意味が通じるかしら? もし、人間を真ん中に集めて、どのストールが誰のかをクイズしたら、きっと皆さん当たるでしょう。

WITH HOPE!!-101114 fair fabric

 おなじみのコットンプリントのシュシュ。 真ん中の黒地に白の水玉の陰にある、水色のシュシュ、日本風の柄なのですが、これが人気があって、今日もこれはもっていった分完売。 

WITH HOPE!!-101114 fair frilled

 これが今回の新作。 サテンや、シフォンの柔らかい布と、リボン。 

WITH HOPE!!-101114 fair crochet


 今回、いつもよりも売れたのが、このレース糸のシュシュ。 時間をかけて鈎針で編んだものです。 この一回り小さいサイズは色数も多いのですが、このサイズはそんなに色数を用意していません。が、今回は他の色があるか何回か聞かれたので、そのうち、色を増やそうかと。


 

 まだクリスマス・フェアがこの辺では始まったばかりなので、皆さん様子見、という感じで、それほどの売り上げでもなく。 でも、来週に向けての予行練習になりました。

 ストッキング・フィラーに私のものはちょうどよいのでしょうね。 4歳くらいの女の子を連れたご両親、女の子にどれが好きなのか聞いて、ママが彼女を他のストールに連れて行き、パパが女の子に見つからないように買って行ってくださいました。 こういうのを見るのがほほえましくて好きです。 


 今日は近いからよいですが、来週は遠いところ。 小さめのスーツケースと、ヴァージン・アトランティック機内持ち込み用バッグ(私の命名。 ヴァージンの機内持ち込みサイズぎりぎりの大きさで縫った布のバッグ)。 結構な量です。 これプラス、今回は持っていくのを忘れた、ディスプレイ用網(日本の100円ショップで購入したキッチン用品)があるので、ちょっと大変そうです。 

Posted on 2010/11/14 Sun. 01:43 [edit]

category: 日常

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14

明日はフェア 

夜なべ中です・・・ というのは冗談で、明日はフィンチリーのAvenue House (17 East End Road, N3) というところで、クリスマス・フェアーです。

 昨日、ストールの支払いに行ったのですが(送るのが遅くなったから、家から近いし、行った方が早いと思って)、家のほうから行ったら間違って、廃屋のようなところに入り込みそうになってしまいました。

 このAvenue House、よくわからないのですが、まあ、古い建物で、現在は色々な団体に貸しているそう。

 日曜日にいつも、ファーマーズ・マーケットを行っているはずです。

 裏は公園のようになっていて、歩いて20分のところにこんなに素敵なところがあったなんて、引越してきて2年以上経って初めて知りました。


 明日持っていくものは、去年から持ち越しのものが多いのですが、もちろん今年造ったものも。 まだあとちょっとで出来上がっていないので、今夜はあと少しがんばります。 

 リボン、布、ビーズ、全て断片のものが、少しずつ形になっていくと、とっても嬉しいのです。 これは、きっとピアノと一緒。 ピアノも、楽譜にかかれている黒いおたまじゃくしを一つずつ繋げていくと音楽になる。


 切った布、リボンを縫い合わせて、アイロンをかけて、ゴムを通したら、シュシュになる。 布とリボンを合わせていた時と、わっかになったものではまた雰囲気が違うし。

 13年前、ロイヤルバレエの衣装に憧れて、イギリスに来たわけですが、今は違う形で結局はミシンを踏んでいるのだな、なんてあきれてしまいました。 


 今年初めて作ったリボンをはさんだひらひらのシュシュが思ったよりも好みのものになったので、増産予定。 明日にでも写真を撮ろうかと(カメラの充電をずっと忘れたまま)



 明日は朝8時半集合なので(フェアにしては早い)、今日中に荷物をまとめる予定。 普段は本棚の上に置きっぱなしの箱とか組み立ての棚とか、かごとか、フェアの陳列用品をおろして、スーツケースに作品(商品)を詰めて。


 私の陳列用品はほとんどが日本の100円ショップで買ってきたもの。 イギリスではなかなか手に入らないものです。

 久々なので、楽しみな反面、忘れ物がないか心配。

 おつりを用意する必要がありますが、細かいもの、用意し忘れ。 今日銀行に行ったら長蛇の列(日本のように、自動の両替機なんてありません)。 諦めて、買い物をしてどうにかしようか、と思ったのですが、素晴らしいひらめき!! 無事に細かいお金の両替終了。

 

 来週の日曜日は南ロンドンのリッチモンドにある女子校でのクリスマス・フェア。 そちらの方が楽しみですが。


 ピアノを弾いて、文献を読んで、ミシンを踏んで、ビーズ。 貧乏暇無しです。


 

 

Posted on 2010/11/13 Sat. 05:25 [edit]

category: 日常

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13

『シルヴィア』 ゼナイダ、 デイヴィッド、 ティアゴ 

 強風、雨の一日でした。 午後から我が家の方では晴れたのですが、教えに行った先は雨の真っ最中。


 昨夜のロイヤルバレエの『シルヴィア』です。

 先週土曜日、今週火曜日に他のキャストがあったのですが、私はこれらは来週観る予定。


 『シルヴィア』 フレデリック・アシュトン振付 ドリーブ作曲


 シルヴィア: ゼナイダ・ヤナウスキー

 アミンタ: デイヴィッド・マカテリ

 オライオン: ティアゴ・ソアレス

 エロス: リカルド・セルヴェーラ

 ダイアナ: ディアドル・チャップマン

 

 シルヴィアのおつき:

   ユフィ・チェ、 イッツィアー・メンディザバル、 クリスティン・マクナリー、

   サマンサ・レイン、 シャーン・マーフィー、 ローラ・マックロック、

   小林ひかる、 メリッサ・ハミルトン


 第2幕の奴隷: フェルナンド・モンターニョ、 ダーウィッド


 第3幕の山羊: エリザベス・ハロッド、 マイケル・ストーイコ


 他


 今年3月(または2月)に第2子を出産なさったゼナイダのオペラハウスの復帰公演でした。

 彼女は2008年の3月の『シルヴィア』の時に第1子を妊娠3ヶ月くらいで踊り、その後産休。 2009年1月に復帰して、同年3月に『白鳥の湖』を産後半年足らずで踊りました。 そしてその後再び産休。

 

 ゼナイダは私の好きなロイヤルバレエのダンサーの1人。 彼女のドラマティックなアクティング、そして切れのある踊り。 私は好きです。

 産休明けなのに、体力的に非常にハードな『シルヴィア』での復帰。 彼女が以前インタビューで、『白鳥の湖』をフルマラソンだとすると、『シルヴィア』はトライアスロンだ、とおっしゃっています。

 

 全体的に、フレッシュで、勢いのある舞台。 ただ、久々ということも、産休明けということもあるのでしょう。 珍しく、バランスがうまく乗っていないところも。 でも、出産してから半年でこのバレエを踊るとは、やはりバレリーナの身体はすごいです。 そして、こうして第2子出産後にも復帰してくれてとっても嬉しいです。

 第3幕のパ・ド・ドゥの入り、アミンタがシルヴィアを高く持ち上げて出てくるのですが、その時のゼナイダの背中の反らし方が深くて素敵です。

 

 ティアゴのオライオンはやはり踊りは力強いので、第1幕など迫力はあります。 ダンサー同士を比べることは好きではありませんが、先週のギャリーの舞台を観た後なので、やはり何かが足りない。 セクシーさ? ということを休憩時間に他の方々と話していたのですが。

 ティアゴ、硬派に見えて、目はとっても優しいから、そういう部分が見えてしまっているのかもしれません。 第2幕では、シルヴィアに対する愛情がとっても見えてくる。 


 アミンタのデイヴィッドは踊りだけを見れば素晴らしいのです。 脚はきれいだし、回転もきれいだし。

 でも、演技が・・・ 

 例えば、第1幕でシルヴィアとシルヴィアのおつきがいっせいに彼に矢を向ける部分があります。 その時、手を差し出して「撃たないでくれ」というようなしぐさをするのですが、それが、ただ手を出しただけ。

 ある方が、「彼は、ストーリーの中にいると思わずに、ただソロを踊っている、と思えば腹も立たないよ」とおっしゃっていたのですが、すごくわかる言葉。

 昨日おしゃべりしたフランス人の方もそうだし、私の周りでよくおしゃべりする人たちもそうなのですが、ロイヤルバレエが好きな人、というのは、踊りだけではなくて、それ以外のこと、例えば演技とか、その奥にあるものをより求めている人たち。 だから、こういう言葉が出てくるのだと思います。


 エロスのリカルドは今回がエロスデビューのはず。 第1幕でのマントをかぶっての登場の部分、好きでした。 先週の健太さんを観た時、2年半前に観た時とこの部分の手が違う、と思っていたのですが、昨日のリカルドもまた違う手のポジション。 ここは多分、各エロスにまかされているのでしょう。


 きっとリカルドのことだから、とってもやさしい笑顔のエロスになるのだろう、と想像していたのですが、これが違いました。 表情がない、と言う意味ではなくて、最後まであくまで銅像、というか、どう説明すればよいのかわかりませんが、神ではないけれど、そういうもの。 想像と違いすぎて(よい意味で)、呆気にとられました。


 第2幕の奴隷の二人、先週観た時には合体回転(二人が向き合って、車輪のように回る)の部分、ひやひやしたのですが、だいぶまとまっていました。 奴隷が二人、舞台の上でタンバリンを叩く場面があるのですが、ここ、もう少しそろえられるとよいと思います。 結構気になるので。

 奴隷と言えば、前回のシーズンの時には、私が観たもの(それ以外も確か全てのはず)全てがヨハネス・ステパネクと健太さんによるもの。 二人の息のあった舞台を観すぎていました。 今回も二人の奴隷を観たい、と思っていましたが、お二人ともエロスをやるし、きっと下のランクの人たちに今回はこの役が回っているようです。


  

 第3幕、シルヴィアとシルヴィアのおつきがエロスとともに、船でやってくるのですが、その船が着いた時、ユフィちゃんの表情がとってもよかった。 ただ着きました、というのではなくて、「素敵なところね。 どんなところかしら?」というような笑顔。 彼女はこの1、2年、こういうちょっとしたところでの表情が非常に増えたと思います。

 


 来週末からは『シンデレラ』が始まりますが、もうしばらくは『シルヴィア』が続きます。 『シンデレラ』、今回は1、2回だけ行く予定でしたが、初日に踊る予定だったアリーナ・コジョカルが怪我で降板。 マリアネラに変更。 ということで、完売になっているこの公演のチケットを手に入れなくてはいけません。

 アリーナ、今年は『シンデレラ』に縁がありません。 4月に初日は踊ったものの、2回目の公演は相手のルパートが当日調子が悪くて、他のダンサーとアリーナは試したものの駄目で、彼女も降板。 そして今回は自分の怪我。


 明日も再び『シルヴィア』です。 

Posted on 2010/11/11 Thu. 06:42 [edit]

category: バレエ

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11

教えと漢字 

 寒さが増してきています。

 

 先週ここに書いた、生徒たち、今日辞めてきました。 辞めるといったとたんに大泣きされたりもして、Guiltyに感じる部分もありますが、今日のお母様の態度に物凄いものがあり、もうこれで終わりでよかった、と思いました。

 ネガティブな記事、そして、応援してくださった方々、ありがとうございました。 

 今いるほかの生徒たちにエネルギーを注ごうと思います。


 2001年の5月くらいから教えをしていますが、そして延べ30人以上のレッスンをしてきましたが、私から今回のようなことで辞めることは初めてです。


 今日は夜はオペラハウス(1週間ぶり!!)でしたが、どんよりとした気持ちのまま。 でも、立ち見の場所へ行ったら、お隣は年にフランスから何度かロンドンにいらっしゃるフランス人の方!! 嬉しくって、おしゃべりが弾んだので、幕開け前に気持ちを整えることができました。


 

 昨日は、日本人の生徒のお名前のことで(9月から教えているのに、今頃になって漢字をお聞きしました)、漢字に興味を持ち、イギリスに持ってきてはあるものの、1度くらいしか開いたことがない漢和辞典を手に取ったら面白くて。 結局、かなりの夜更かし。 

 普段日本語を読む場合、漢字の意味はわかっても、発音は実はあまりよくわかりません。 


 生徒のお名前、とても漢字を想像できませんでした。 伺って、勉強になったのですが、漢和辞典のその漢字の〔人名〕の欄に、その読み方が出ていて驚き。 やはりご両親の教養ですね。

 私、自分の名前が平仮名の為、漢字の名前にとってもあこがれるのです。

 平仮名でよかったことなんて、日本の学校の新学期、クラスわけの発表の紙で自分の名前をすぐ探せることくらい。 


 小学校は田舎だったから別になんとも思いませんでしたが、中学から世田谷の私立女子校に通ったため、変わった名前の子が多かったのです。 読み方が変わっていて先生方が読めない子も結構いました。 私なんて、上も下も単純です。 

 後驚いたのは、外国人に発音されやすいように、という理由で名前をご両親がつけた、という人たちが何人もいたこと。 我が家なんて、そういうことを考えていません。だから、こちらでイギリス人は私の名前なんて、覚えるのが大変なようだし、発音も慣れるまではできません。


 当分、漢和辞典が枕元の友になりそうです。

 イギリスで発行されている週刊の無料日本語冊子に、漢字のテストのようなものがついています(お遊び的なものですが)。 白状すると、実は毎回ゼロ点。 この前、30点とって大喜びした私です(満点は100点)。

 ちょっと漢字もがんばってみようかな、と思います。 今のままでは困りますからね。


 

Posted on 2010/11/10 Wed. 06:24 [edit]

category: 日常

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10

留学と英語 

寒いです。 寒くて、昼間は雨でしたが、そんな時に限ってバスはめちゃくちゃ。 お昼に知っている方からお誘いを受けていたのですが、普段20分で行くところ、途中でバスが終点になってしまって、その後15分待たされました。結果、1時間かかった始末。 


 先日、母と色々と電話でしゃべっていたのですが、思い出したこと。 


 私は、高校1年生の夏まで、外国に住むなんて、考えたこともなかった!! ということ。

なかったどころか、高校1年生の夏にホームステイに行く友達が多い中、私は『外国人の家に泊まるなんて、考えられない』という理由で、ホームステイにも行きませんでした。

 

 今の私は、それこそ、イギリスが日本よりも何倍も何倍も好きだし、本を読むのは日本語よりも英語。 ものを考えるのも英語。 という生活です。 13年前、初めてイギリスに来た時、空港の外に出たとたんに、私はイギリスで生まれたように感じたし。

 イギリスに来る2年前までは上に書いた状態でした。


 まあ、高校1年生の2学期が始まる頃、どうしても勉強したかったバレエの衣装デザインは、日本では勉強できない、とわかって、外国に行くことにしたわけです。 だから、一般的な感覚の、『留学したい』というよりも、例えば、東京に住む人が、北海道の大学でしか勉強できないことがあるから、北海道大学に行った。 というのと、同じ感覚です。 

 だから、『親にお金を出してもらって外国で勉強するなんて』と、言われたことは一度や二度ではありませんが、だったら、日本人の大学生は親にお金を出してもらって勉強しないのかしら?と嫌な気持ちになることも。


 外国に来たくて外国に来たのではなくて、勉強したいことの選択肢の結果、外国に行くことになってしまった。

 これが、私。

 もちろん、こんな考え方、日本では理解してもらえません。 多分、我が家がおかしいのでしょう。

 

 反対に、私は、『留学したいのですが・・・』という相談を受けると、何も答えられません。


 

 英語に関しても同じこと。 何度かここで書いていますが、私は全く謙遜ではなく、英語ができませんでした。 できない、というよりも、全く理解できませんでした。

 中学1年生の最初の小テストから追試です。 期末試験なんて、追試ではなかった方が少ないと思います。 小テストは、追試の常連です。

 Be動詞が理解できず、Chair と Teacherのスペリングが覚えられませんでした。

 That isはThat's と省略できるのに、 This isは、This'sと省略できない意味がわからない人でした。


 このところ、立て続けに色々な方から、どうやって英語が話せるようになったのか聞かれましたが、答えは一つ。


 特に1年目、高校生の時には、日本語がほぼゼロの状態で、24時間英語の生活をしたから。

 しかも、イギリスに知り合いなんて誰もいなかったし、学校で困ったことがあっても日本語で聞くことができる人なんて誰もいなかったから、全部自分でどうにかしなくてはいけなかったから。

 今みたいにインターネットも盛んでないから、何かわからなくても今のように調べるようにもいかない。 

 電話だって、ホームステイだったし、電話代も今のように安くはない(今なんて、日本と話し放題で月々800円くらい)から、家族との電話も月に1回でした。 要は、日本語は月に1度しか話さなかったわけです。

 

 もちろん、学校の授業はネイティブの英語。 公立でもグラマー・スクールという、選抜校だったから、授業のレヴェルも高い。 全くわからなくても、理解しなくてはいけなかったのです。



 そして、一つ重要なこと。

 英語ができなかったから、わからなくても、全くあわてなかったこと。 もちろん、悲しい気持ちにも、誰ともおしゃべりできなくて、さびしい思いもしました。 でも、できる人だったら、現地に行って聞き取れなかったあわてると思います。

 私は開き直っていました。

だからか、滞在が2ヶ月過ぎる頃、それこそ、目の前の霧が晴れるように、英語が理解できるようになり、頭の中で英文を組み立てるのではなくて、自然と英語が話せるようになりました。 だから、今でも、通訳、というのは非常に苦手です。 

 でも、それまでの2ヶ月は休み時間にみんながおしゃべりしていても、文章としては聞き取れないから、話に加われないし、みんなが笑っている理由も、全くわからない日々を送りました。 イギリスの現地高校のティーンの女の子たちなんて、1人でぽつんとわからなくているからって、手助けしてくれるわけはありません。 一人ひとりはとってもよい人たちでしたが。


 だから、私にとって英語はあくまで道具。 生きるために必要だったもの。 生活手段。 正直、英語ができるようになりたい、という気持ちもなかったし、生活するために、勉強するために必要だったもの。

 興味があるものを理解するには、英語が必要だった。 ただそれだけ。


 今、ロシア語を勉強するのだって、ロシア人の友達の中に入りたいから。 彼らの中にいると、私はほとんど理解できないから。 

 そして、私が読みたい文献が英訳されていないロシア語のものが結構あるから。


 だから、特にロンドンの音大の修士に進んで、滞在9年目だった私に対して、

「みゆきさんは、英語もできるから、僕の気持ちなんてわからないよね。 苦労なんてないよね」

と言われることが大嫌いでした。 あなたなんて、授業がわからないから、私の隣に座って私のノートを写しているし(授業で板書なんてしてくれません)、色々と私に聞いてきていたのに。 私は、大学生になっても、聞ける人なんて誰もいませんでした。 


 こんな風に英語を覚えたから、在英8年目で英語学校に行った時、最初のクラス分けテストで、スピーキング、リスニングは問題なし。 長文記述も問題なし。 それなのに、文法ができなくて、先生方は頭を抱えました。 長文記述だとミスも少ないのに、そこでできている文法も、文法の問題になるとできなくなってしまう。


 

 今、英語で苦労している高校生に伝えたい。 もちろん日本の受験のためには英語は必要だけれど(でも、日本の受験で一般的に必要なのは、暗記)、その後はわからない。

 現に、この夏にリサイタルの後、中学、高校の同級生と10年ぶりに再会しましたが、言われたのは、

「英語、できたわけではないよね?」

 でも、当時英語ができた人よりも、今の私のほうが英語を使っている。 人生ってわからないものです。

 裁判所での私の姿とか、銀行でもめる姿とか、中学、高校時代の英語の先生方におみせしたいものです。 誰もが、私がイギリスの大学院で音楽の修士といっても、いくつものエッセイ、修士論文を書いたことを信じないでしょう。 学校の先生方はもう退職なさっているお1人を除いては、私が修士まで行って、今でもイギリスにいることはご存知ではありません。


 というわけで、私も外国になんて住みたくない、と思う時期があったわけです。 でも、人生なんて本当にわからない。 もうすっかり、日本では生活できない脳内になっています。 


 永住権の申請をしてから、2週間。 もちろん音沙汰無しです。 

 ロンドンで、あまりにもふらふらしている日本人学生が多くて、色々と思う今日この頃です。


 

 

Posted on 2010/11/09 Tue. 03:33 [edit]

category: 日常

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09

バス事情 

 冷え込んでいます。 今日は青空でしたが。

 昨夜は、この冬初、空気が凍っていました。 とっても美しいのですが、とっても寒い。


 今日はひたすらリボンを切り、布を切る作業。 面倒な部分が終ったから、後は縫うだけ。 


 このところ、立て続けにおもしろいことがバスの中であったので、いくつか。

 私は、毎日、多い時には10本以上のバスに乗る人です。 平均して8本は乗っているとは思います。


 ロンドンのバスというのは、しょっちゅう行き先を変更します。

 たとえば、A地点から、B、C、を通ってDが終点だとします。

 もし、AからBまたは、BからCの間が混んで予定よりもバスが遅れる場合、バスはCで終点になり、C地点からAに折り返しを時間通りにできるようにします。 なぜか、このCとDの間でいろいろなバスに乗ることが多い私、たいてい、BとCの間は数種類のバスがあるから(少なくとも2種類は)困りません。 が、CとDの間はたいていは1本のみ。 ということは、どのようなことになるのか、想像できますね。 しかも、バスは1時間に4本とか。

 運転手に言っても仕方がありません。 上層部から命令がきているのですから。

 私が言いたいこと。 上層部のかたがた、指令を出している方々、ぜひ通勤にはマイカーではなくて、バスを使いましょう。 使用者の立場に立って考えてみましょう。

 もちろん、怒って電話をしたこともありますけれど。



 ロンドンのバス停には実は2種類あって、『Bus Stop』と、『Request Stop』というものがあります。

 『Bus Stop』というのは、乗る人がいても、いなくても、基本的にはストップすべきバス停。

 『Request Stop』というのは、バスを待つ人は、乗りたいバスが来たら腕を肩から横に上げて、乗る意思表示をします。

 が、ここはロンドンです。 日本のようにバスの運転手も教育を受けてきているような国ではありません。 よって、こんなことはバスドライバーは守りません。

 どこのバス停でも、バスが来たら手を上げます。 

ちなみに降りる時には、日本と同じでブザーを押します。


先日、広いとおりをバスが走っていた時のこと。 突然おばさんが怒鳴りだして、

「どおして止まらないのよ!! バス停よ!!」

 彼女はブザーを押していませんでした。

「普通はブザーなんて押さなくても止まるのに、あなた(運転手)の頭、壊れているの!!!」


 きっと、普段は誰か他の人が押しているか、バス停に乗りたい人がいたのでしょうね。


 と思っていたら、先週だったか私の隣に座っていたおばさん、どう考えても、バスがバス停を通過する瞬間にブザーをおしたのですが、

「どうして止まらないの! ちゃんとブザーを押したのよ! ×××!!」

と叫んでいました。 これはどう考えてもこのおばさんがいけない。


 

 先週教えへ行く途中。

 2階建てバスの2階に座ったら、気弱そうな男の子と、しっかりした感じの女の子二人(13-15歳くらい)がいました。

 私が座って少ししたら、男の子が、

「君たちが僕が降りる場所を教えてくれるっていったじゃないか! 僕、どこにいるのだかわからないよ。 降りるのどこだろう」

 と言い出しました。

女の子二人が、

「○○っていったじゃない。 今その地域にいるのよ」

男の子「僕こんな景色見たことない!! どうしようどうしよう」


結局わかったことは、この男の子は私が乗ってくる前に既に降りていなくてはいけなかったわけです。

怒って降りていきましたが、彼は家に帰れたのでしょうか?

この男の子と女の子たちは知り合いというわけでもなさそうです。 9月だったらまだしも、自分が降りるバス停がわからない、というのは問題です。


 バスは頭に来ることのほうがはるかに多いですが、たまに楽しいです。 でも、これから寒くなるに従い、たいていはバスのサーヴィスが悪くなるので考え物ですが。 渋滞は仕方がない。 でも、バスを途中で行き先変更してしまうと困る人もいることも知ってもらいたいです。


 

Posted on 2010/11/07 Sun. 03:05 [edit]

category: イギリス事情

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07

クリスマス・フェアの準備 

 昨日はガイ・フォークス。 ということで、昨日は雨だったのに花火。 今日は土曜日だからでしょうね。 花火があがっています。 来週か再来週はロンドンはロード・メイヤー・ショーで花火があがるし、日本だと花火というのは夏のイメージだと思いますが、私にとっては花火はコートを着て、寒い思いをしながらみるもの。



 ハロウィンも終わり、クリスマス。 街中はだんだん美しくなってきました。


 というわけで、これからはクリスマス・フェアの季節です。 2年前からストール・ホルダーの私は、遅いのですが、ストールの空きを探し中。 多くのフェアが土曜日に行われるので、土曜日に教えがある私は選択肢が減ります。 ただでさえ車を運転しない私は交通費のこともあって、遠出はできません。 当てにしていた4つの小学校、全てが同じ日に開催。 今回は中学校のクリスマス・フェアにも問い合わせ。

 現在全て返事待ちです。 早ければ14日の日曜日から出店開始です。


 今週は午前中に30分ずつビーズの髪飾り作り。 時間がかかるのでクリスマス・フェアで安価で売らなくてはいけない場合、わりにあわないのですが、やっぱりかわいらしいので、増産。 その分、材料は夏に浅草橋のビーズ問屋で安く纏め買いしてきました。


 明日は予定がないので、ミシンをやるつもり。 材料だけはそろっているので、形にしないと。 そのうち、たまったら写真を載せようと思いますが。


 結構このようなこまごましたことが好きなので、全く苦になりません。 

 一つ苦に思うことは、布を切ることかも。 母は反対に裁断のほうがすきなのですけれどね。


 もしロンドンにお住まいの方で、小学校のフェアのストールに空きがある場合、お知らせください! 私が住んでいるのは北ロンドンですが、チューブ、バスが通っている地域なら、南部でも可能です。


 

Posted on 2010/11/06 Sat. 05:01 [edit]

category: 日常

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06

『シルヴィア』 マリアネラ、 ルパート、 ギャリー 

 私のような天気の一日。 要は、曇っていて、雨が降って・・・ 

 いまいち立ち直れていないようです。


 忘れないうちに(待っていてくださっている方もいらっしゃるようなので!!)、一昨日11月3日に観た、ロイヤルバレエの『シルヴィア』の初日についてです。


 『シルヴィア』 フレデリック・アシュトン振付、 ドリーブ作曲


 シルヴィア: マリアネラ・ヌニェス

 アミンタ: ルパート・ペネファーザー

 オライオン: ギャリー・エイヴィス

 エロス: 蔵健太

 ダイアナ: ラウラ・モレーラ


 第1、3幕 シルヴィアのおつき?(Attendances)

  ユフィ・チェ、 イッツィアー・メンディザバル、 クリスティン・マクナリー、 

  ローラ・マックロック、 シャーン・マーフィー、 サマンサ・レイン

  小林ひかる、メリッサ・ハミルトン


 奴隷: フェルナンド・モンターニョ、 ダーウィッド


 Goats: アイオーナ・ルーツ、 ポール・ケイ


 

 正直、いろいろとありすぎて(+チューブのストがあって、オペラハウスにぎりぎりで滑り込んだ)、最初は集中できていません。


 11月1日に行われたドレス・リハーサルの写真はhttp://www.ballet.co.uk/gallery/jr_rb_sylvia_roh_1110 より。

 11月3日の初日のキャストと同じです。


 あらすじは、書いてしまうとどうしてもプログラムのシノープシスの訳に近くなってしまい、著作権に関わってくると困るので、2008年夏にロイヤルバレエが日本公演でこの作品を上演しているので、http://www.nbs.or.jp/stages/0807_royal/silvia-story.html をご覧ください。 オペラハウスで販売されるプログラムに載っているものの訳だと思います。


 簡単に言うと、シルヴィアをめぐって、羊飼いのアミンタと、狩人、オライオンが対立する、というか、内容自体は説明しにくいですが、非常に単純なストーリーです。


 今回は12月頭まで、4キャストで行います。


 マリアネラのシルヴィアは、非常に強い女性。 最初アミンタに出会って、彼女は本当は男を愛してはいけない身。 でも、マリアネラは一瞬動揺しました。 アミンタにちょっと惹かれて。 でも、すぐに持ち直して、彼女のアテンダントにアミンタに矢を向けるように促します。 非常に誇り高い女性でした。


 オライオンにシルヴィアは連れ去られ、第2幕の洞窟の場面、最初、シルヴィアは美しい宝石とか、ドレスを目の前に出され、オライオンがシルヴィアを自分のものにしようとするのです。 でも、それには全て反応しないシルヴィア。 それらを拒否するわけでもなく、マリアネラは、心はアミンタにしか向いていない、というシルヴィアでした。

 オライオンがシルヴィアにお酒を飲ませようとするのですが、それまで物悲しそうにしていたマリアネラ、とんでもなくいたずらな、すごーくよいことを思いついてしまった!!というような、あれは素を出してしまったのか?というような表情で、そのお酒をオライオンに飲ませて、酔わせてしまうのです。 あの表情はすごかった。 もちろん、踊り自体も素晴らしかったですが。


 第3幕、アミンタとの結婚式(でよいのかしら?)、シルヴィアのヴァリエーションは、マリアネラらしさ全開。 切れがあって、ポーズが一つ一つ美しく、音楽と一緒にメリハリがある。 

 パ・ド・ドゥは広がりが素晴らしい。 余裕がありますね。


 アミンタのルパート、珍しく笑顔が広がっていました。 踊りも、ずいぶんよくなったのでは? 


 オライオンのギャリーは、第1幕の踊る部分ではエネルギーが足りないというか、現在はキャラクター・ダンサー(でも、結構踊る役も踊っています)だからというか、ちょっと問題があり、でしたが、キャラクターは素晴らしい。

 特に第2幕、シルヴィアをすごく愛しているのだけれど、その愛し方に問題があって、力ずくで自分のものにしようとしている。 ちょっとした目つき、しぐさ、シルヴィアへの触れ方、イギリス人とは思えないほどのセクシーさ。

 

 ダイアナのラウラは最後に本当に短い出番ですが、彼女の切れのある踊りは、この役にぴったり。


 前回2008年にエロスを踊った3人のダンサーのうち、2人は既に退団。 残りのブライアンは怪我で現在降板中。 というわけで、今回は新しいエロス。 プログラムによると、多分、リカルドとヨハネスがエロスをやりそうな感じです。 私はヨハネスのエロスに興味があります。

 健太さんのエロスデビュー。 エロスは最初の30分ほど、台の上で、あたかも像のように、じっとしています。 

 第1幕の最後で下に降りてきて、お化けのような長いマントをまとって、舞台に現れます。 舞台を歩く、というような感じの振付なのですが、この部分のエロスの振付は、さすがアシュトン!というような音楽性。 うまく音楽と合えば合うほど、エロスのおかしさ、というか不気味さが増すと思います。

 

 今回は、ボリス・グルーズィンが指揮をしていますが、オーケストラは何度も破壊していました。 テンポ設定がおかしいし、珍しく、第1幕でマリアネラが音楽に合わずに苦労していました。

 まあ、某新聞のこの公演のレビューは、指揮者をほめていましたので、私がおかしいのかもしれませんけれど。


 第1幕での村人の踊り、男性の1人が知らない顔。 でも、とってもよい踊りをしていました。 休憩時間に友達に聞いたところ、今年からロイヤルバレエスクールの最終学年に入った16歳だそう。 とてもそのようには見えませんでした。 


 

 音楽は美しいし、振付も好き。 ただ、私が愛する、マイヤリングとか、マノンに比べて、ストーリー自体はそこまで面白いわけではなく。

 でも、今回はデビュー公演もあったりするので、結局は通いそうです。 教えがあるから、明日のローレンのデビューが観られないのが非常に残念。 昨日のイブニング・スタンダード紙に彼女の病気のことについてのインタビューがのっていました。

 記事は: http://www.thisislondon.co.uk/standard/article-23894561-royal-ballet-star-tells-of-year-long-battle-back-from-debilitating-virus.do

Posted on 2010/11/05 Fri. 03:48 [edit]

category: バレエ

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05

どんより・・・ 

 昨日、教えでかなりUpsetしたことがあり、バレエを観に行っても普段ならオペラハウスに入った瞬間に嫌なことを忘れられるのに、昨日は忘れられない始末。 序曲が始まって、緞帳が上がっても集中できない。 マリアネラが出てきて、やっと舞台を観る気になれた、というとんでもない状態でした。

 自分をコントロールできなくて、バレエが終ったらすぐに実家の母に電話をする情けない娘。


 結局、家に帰ってチャイコフスキーの『組曲 第3、4番』のCDを聴いていたら、あまりの美しさと、自分ではどうにもできない気持ちに、泣きはらした一夜でした。 今朝は瞼がはれて、目が開けられないほど。

 

 教えはもちろん他のお仕事の方と同じことで、嬉しいこともあれば、じれったいこともあれば、怒りたくなることもある。 どちらかというと忍耐強い私は、生徒が何度もやり直ししても、何度説明するのもあまりかまわないほうです。 でも、2回のレッスンが抜けたら、最後のレッスンよりもとんでもなく弾けなくなっていたり、毎回のレッスンで真ん中のドの音を説明しなくてはいけなかったり、「難しいからやらない、できない」という言葉を毎回聞かされ、お母様からプレッシャーだけはかけられたら、やっぱり私はこれ以上は無理かも・・・


 このお宅は夏休みに丸々2ヶ月、ロンドンにいたのに(1週間はご旅行に行ったそうですが)、全くピアノを練習しなかったお宅。 

 

 今日はずっと気持ちが沈んだまま。 教えには行ったし、仕事をしている時にはきちんとできるけれど、それ以外は全然だめ。


 というわけで、もう限界かな、と思う今日でした。 自分から生徒を辞めさせることは今までになかったので、自分自身もとっても悔しいし、複雑な気分。 あの我が母から、「普通の先生だったらとっくにやめさせているわよ。 これはあなたが自分自身の敗北ではない」というようなことを言われて、やっとここでけじめをつけようかな、と思えてきたところです。


本当に、積み重ねが全くできていない子は、最初はよいかもしれないけれど、ある時点からは次に進めなくなります。 今回、非常に身にしみて実感しました。

 先週レッスンを始めた子も、9月から教えている女の子も、今度グレードに入るような子も、しっかり教えていこうと改めて思いました。


 とりあえず、来週は一度しっかりと話し合おうと思っています。 

 自分自身をCheer upさせないと・・・ どうしましょう? ロイヤルバレエには来週までいけないし、明日は教えがキャンセルになったから、ミュージアムにでも行こうか・・・


 

Posted on 2010/11/04 Thu. 06:34 [edit]

category: 日常

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04

4歳の女の子のレッスン開始 

今年は暖かいですね。

先週、トライアル・レッスンを行った、4歳の女の子の本レッスンが今週から。 

お兄ちゃんのをみていたのがもちろんあると思いますが、自分から習いたい、と言った子は頑張ることができると思います。

 

 きちんとしたご家庭なので、1週間、きちんと練習もしてあり、きちんと次に進めることができるのが嬉しい。 この当たり前のことができていない生徒が最初は多いのです。 何度もご両親にお話をして、きちんとできなければ私はグレード試験も受けさせませんし、それで、あわてるご家庭を今までに何件も見てきました。


 イギリスに住むのは1年間だけ、という彼女、本来なら、導入の部分は1年では終わりきれないし、中途半端になってしまうのですが、このご家庭だったら、そして本人がやりたい時にはじめた方がよい、という考えから今回はお引き受けしました。 もう既に残りが1年ありませんが、できるかぎり、あせらず、でも、日本の先生に引継ぎができるところまできちんとやりたいな、と思います。 そうでないと、私のロシア系の教え方ではうまく引継ぎができなくなってしまいます。


 これから、彼女が来年の夏までどのように上達するのか、とってもとっても楽しみです。


 今夜からストが始まるロンドン、バスがめちゃくちゃで、困りました。

Posted on 2010/11/02 Tue. 06:12 [edit]

category: 日常

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02

ロイヤルバレエ、 『シンデレラ』 道化師リハーサル 

もう11月。 ですが、今年はその割には暖かくて助かります。 まだ、ロングコートを着ていませんから。


 本日は再びオペラハウスへ。 メインハウスではなくて、地下のリンバリーにて。


 今月半ばから始まる、フレデリック・アシュトン振付の『シンデレラ』のリハーサル。

 アーティストのジェームズ・ヘイと、ヴァレンティーノ・ズチェッティがバレエ・マスターのクリストファー・カーの元、道化師のリハーサル。


 ジェームズは前回はアンダースタディーだったそうですが、二人とも、この役は初。 普段はレペティターのアレクサンダー・アガジャノフが指導をしているそうで、クリストファーが二人を見るのは初めてのようです。


 クリストファーはロイヤルバレエのフルタイムのバレエマスターはもう辞めていますが、よく戻ってきて指導をしていらっしゃいます。 とてもわかりやすく、なおかつ的を得て、色々なお話を聴けるので、彼の指導を見るのは非常に楽しいです。

 

 第3幕の最初のシンデレラを追いかける場面から始まり、シンデレラの家について、二人の姉妹にガラスの靴を試させるところ。

 道化師はずっと動いているわけでもありませんし、ちょっとした音楽のタイミングが二人とも難しそうでした。


 そして、第2幕の道化師の踊りの部分。 テンポが速い上に、パ(ステップ)も難しくて、私は春にこの作品を観た際、いまいち誰のを見ても何をやっているのかわからないところがありました。 今日の二人もここを注意されていましたが、だいぶ納得。 クリストファーが散々音楽、音楽、と言っていました。


 音楽家は楽譜を見て、過去の作品を立体的にしていきます。 ピアノを習い始めたその日から、楽譜の読み方を習います。 バレエの場合には、舞踊譜、というのが存在します。 これによって、作品を書き留めるわけです。 が、これはダンサーなら誰でも読めるものではありません。 ロイヤルバレエには3人くらいダンス・ノーテーター(舞踊譜記録者)がいます(ちなみに、お1人は日本人女性です)。 


 クリストファーはこの舞踊譜を理解されるらしく、今日も時々舞踊譜をみながら細かい部分を指導されていました。 ですが、ほとんどは頭に入っていらっしゃいます。

 

 ジェームズはきれいなつま先で、クリーンな踊りをするダンサー。 どうやらこの道化師役はあまりやりたくないそうですが、観てみたいな、と思いました。

 ヴァレンティーノはジャンプがきれいなダンサー。 ですが、クリストファーが説明をしている時、お手本を見せている時にそれをきちんと観ていないのが気になりました。 『魅せる』ということができるダンサーですから、こういう役はおもしろいかもしれません。


 この役を作った(初演した)アレクサンダー・グラントのことの話があったりして、非常に興味深いし、もちろん出来上がった舞台を観るのも好きですが、私はこういうお話を伺ったり、リハーサル過程をみせていただけることが、とっても好きです。 こうした、クリストファーのような方が非常に貴重な存在だと思います。 

 ただ問題は、人が注意されていたことも結構覚えていられる方(ピアノのレッスンでは、先生に言われたことを全て覚えていなくてはいけませんからね)なので、実際にこれで舞台を観る時、色々と気になってしまうでしょう。


 

 

Posted on 2010/11/01 Mon. 06:08 [edit]

category: バレエ

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