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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

13年前 

 イギリス、夏の最後のがんばりか、素晴らしい青空でした。 そして、日中はどうにか半袖で過ごすことができました。 もちろん、夕方からはカーディガン、ショールが必要になってきますが。

 明日は、南イングランドの保養地?ブライトンでコンサート。 コンサートの後3時間ほどあるから、今日みたいな天気になればな、なんて思っています。 足だけでも海に入ることができるかしら??なんて思っているので。


 午後からブレント・クロス・ショッピングセンターへ行ったら、ものすごい混雑。 どこもかしこも新学期の準備、といった感じの親子連れ。 この時期、文房具が安くなるから、私もまとめ買いです。 

 私の生徒たちはほとんどが来週から学校が始まるそうです。 日本は、ほとんどが明日からでしょうか??


 私にとっての8月31日には、13年前に初めてイギリスへ向けて日本を出発した日。 あの時、元ダイアナ妃が亡くなったことを知らずに飛行機に乗り、イギリスに着いて初めて知ったわけです。 英語も不自由で、何が起きたのかわかりませんでした。


 あの日の自分の気持ち、13年経った今でも鮮明に覚えています。 

 あの時、夢とか希望とかでいっぱいだったけれど、でも、それと同じくらいの不安を抱えながらの出発。 でも、自分で決めたこと。 絶対に泣き言、不安なことは口には出せなかった。

 イギリスに知人はゼロ。 今、私の滞在年数が長くなればなるほど、イギリスに留学したい、と相談されたり、来週も日本からお友達がこちらに来ますが、質問をされることも多くなりました。

 インターネットが今ほどではなくて、情報も少ない時代(もっとも、夏目漱石とかの時代に比べたらよっぽど情報がありましたが)。 ロンドンではなくて、ケントの田舎、とにかく街の情報は出発前にはゼロ。

 

 私の母は過保護、というか、高校生になっても、夜は絶対に自転車で10分もかからなくても、最寄り駅まで向かえに来る人でした。 その母が全く知らないところに、誰も知っている人がいないところに私を送り出したこと、改めて感謝です。 

 お嬢さんが留学をしたい、といっているような方々から母が質問されることも何度かありました。 

 私の母がイギリスに頼れる人がいなくても、この英語ができなかった私を高校生で出したのです。 

 


 海外に住んでてうらやましい、とよく言われますが、その裏には大変なこともたくさん。 日本みたいにきちんと事が進む国ではありませんから。 日本にいるときよりも気を引き締めて、事件に巻き込まれないように、スリにあわないように、だまされないように、という日常。

 書類一つ揃えるのだって皆言うことが違うし、極東人、ということで邪険に扱われたこともしばしば。

 


 でも、結局はこの国が、この国の人たちが大好きだから、私はここにとどまっているのでしょう。 

 

 友達の書類をずっと手伝ってきましたが、一ついえること。 私は、いくつの書類を間違って提出し、からないまま学校に通ったのでしょう? いくつもの失敗をしてきたからこそ、今があるのかもしれませんが。

 彼女の書類を読みながら、今の速さ、理解力であの時代に英語が理解できていたら、ずいぶん楽だっただろうな、と思えてなりません。

 頼れる人がいない、知っている人がいない、というのは不安なこともたくさんあったけれど、それはそれでよかったのかな、と思います。



 明日から新年度。 13年前は不安なスタートだったし、まさか音楽の道に進んでいるなんて全く思っていなかったけれど、私のイギリス生活13年目はブライトンのコンサートでスタート。 

 人生って全くわからないものです。 

Posted on 2010/08/31 Tue. 06:44 [edit]

category: 日常

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31

永住権の準備 

 8月の最終月曜日、今日はバンク・ホリデー・マンデーでした。

 青空が広がっていましたが、そしてその空の色につられて半袖で出かけましたが、やはり風は冷たい。

 日本は暑さが続いているようですが、あの暑さというか湿度は凄いものがあるけれど、汗をかくことができる環境というのが今はとっても恋しいです。


 今持っているイギリスのヴィザは来年2月で切れるので、色々とルールが変わる前に年内に永住権を申請したい、というのは以前から書いていましたが、適当な私、テストを受けなくてはいけないことはわかっていましたが、それ以外はそれほど調べてもいませんでした。

 どういうわけか、毎度のことながら、ヴィザのことを調べる時、心臓の鼓動が恐ろしく速くなる。 1メートル離れていても私の鼓動が聞こえるのでは?と思うような感じ。


 今回は絶対に失敗が許されないので、前回裁判の時にお願いした弁護士の方に頼む予定ですが、自分でやらなくてはいけないものもあるわけで・・・

 就労ヴィザを所持している場合は、現在は5年経つと永住権の申請ができますが、学生の場合は10年。 実は私は去年10年を迎えていたわけですが、大変な思いをして取得した現在のヴィザを半年しか使わないのは勿体無い、というよりも、ヴィザをやる気力が無かったので、11年経った今申請することにしました。


 この10年間の間で、確かイギリスから外に出ていたのが計18ヶ月を超えると、申請が許可されません。

 ということは知っていたのですが、申請の用紙に、この10年間、イギリスから外にでた時の出た日にちと帰ってきた日にち。 出た理由、というのを全て書かなくてはいけません。

 まあ、私は大抵は日本に1年に1度しか行っていませんし、このことがわかっていたから、他の国にもなるべく行かないようにしていました。 コンクール、講習会で数回行っただけ。 特に、この3年間は気をつけて、海外へコンクールへ行くことも止めていました。 とにかく、難癖をつけられないように気をつけていました。


 それでも、10年間分は結構な量になります。

 イギリスと言う国は、基本的に入国は非常に厳しいですが、出国は簡単。 というか、パスポートコントロールがあるときもありますが、無い時の方が多い。 従って出国のスタンプ、というのは押されません。

 一度パリへ行った時には出国も入国も押してくれませんでしたが、他の国はスタンプを押してくれてありますし、律儀な日本は、入国も出国も、ちゃんとスタンプをおしてくれてあるので、どうにか全ての日にちがわかりそう。

 パリの分だけ、計算しなくてはいけませんが・・・


 これだけは、特に理由などは弁護士の方にはわからないのですから、自分でやらないと・・・


 来年はもちろんのこと、2012年のコンサートのお話まで頂き始めているので、どうしても永住権をとらねばなりません!!


 

 テストの勉強だけは停滞中・・・

 とりあえず、明日にでもテストの予約をして、渇を入れようかと。 そうでないと、腰が重すぎて・・・

 比較的時間がある9月中に申請をしてしまいたいし。 

 平均して結果が出るまでに半年かかるそうなので、春まで落ち着きそうにありません。

 パスポートが無いのも落ち着かなくなるし。 IDがパスポートしかないので、どうするのでしょう?? 


  というわけで、イギリスに帰ってきてから3週間半、夏休み中で生徒の教えも少ないですが、相変わらずバタバタしています。


 

 

Posted on 2010/08/30 Mon. 05:17 [edit]

category: イギリス事情

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30

興味深いリハーサル 

 毎日、雨のような日々が続いています。


 今日は朝からセントラル・ロンドンへ。

 興味深いお仕事でした。


 指揮者の方から依頼された、コンクールの為の練習。 まさかオーケストラを集めるわけにはいかないから、こうして、ピアニストとかとリハーサルをして、感覚をつかむそうです。

 私が今回頼まれたのは、オペラ3曲。 抜粋でした。 でも、今日リハーサルしたのは2曲。 昨日、指揮者の方のご自宅で、二人でのリハーサルは行ってありました。 だから、少し気が楽。

 何が難しいって、私は指揮を見ながら弾くのなんて数年ぶり。 最初は感覚を忘れてしまっているから、どうしても、指揮棒と完全に一緒に弾こうとしてしまう。 でも、同時に弾けるのはピアノだから。 弦楽器とか、管楽器とか、すぐに音が出ない楽器は、指揮棒よりも微妙に遅れてから音が出るのです。 だから、指揮にあわせてピアノが弾く時にはそのように微妙に遅らせてあげなくてはいけない。 でも、最初はこの感覚を覚えていなくて・・・


 今日は歌の方が加わってのリハーサル。 私、オペラの伴奏はそれほどやっていません。 1曲は有名なオペラだけれど、私はどの部分なのか思い出せない、レチタティーボ調の語りの部分。 だから、オケはたまにしか弾かなかったり、結構入り方が難しい。 歌の方が自由にできる部分でもあるから、1回目あわせた時には指揮者の方も感覚がつかみ難くて、前日間違いをしなかった方なのに、オケに合図を忘れたり。 私、優秀??なオケのため、彼女が振らなかったら入らない。 というよりも、途中から数えてもわからないから、指揮棒しか見ていなかったので、合図をしてくれないと、入れない。 

 ピアニストというのは、他の楽器に比べて指揮者の元で弾く機会が少ないので、全体的に私だけではなく、指揮を見るのが苦手です。


 2曲目は、ある作曲家の非常にマイナーなオペラ。 今回ご一緒した歌手の方お二人もご存知でないオペラでした。 でも、この私たちがやった部分はとっても素敵で、ぜひ全幕を観てみたいね、と話していました。

 ただ、この曲は非常にマイナーすぎて、オケの楽譜はあるけれど、ピアノ簡略ヴァージョンが無い。 というわけで、指揮者の方がピアノ譜を手書きで書いてくださったのですが、やっぱり、印刷に慣れている私には手書きを読むというのはすらすらはできない。 印刷楽譜のありがたさを身にしみました。


 狭いスタジオで、テナーの方が私の真後ろで歌っていましたが、とっても声のよい方で、弾いていて引っ張られました。

 楽譜、鍵盤の他に指揮を見なくてはいけない、というのはそれだけピアニストにとっては難しくなります。 ピアノの部分と歌の部分と両方を見ていますし。

 

 以前、大学生か、その後か、カーディフにいた時に指揮科のマスタークラスで、ピアノ連弾ヴァージョンの交響曲とかは弾きましたが、こうして、コンクールを受ける人の伴奏は初めての経験。

 お仕事でしたが、とっても素敵な経験をさせて頂きました。

 終わったあとは、指揮の方、歌の方々と一緒にパブへ。 私はおとなしく紅茶ですけれど。

 このテナーの方がかなり面白い方で、顔も広そうだし、よい出会いをさせていただいたかもしれません。 連絡先を交換して、私のように大学がロンドンではなかったから、ロンドンにいる音楽家の知り合いが少ない人間にはこうした機会はとってもありがたいです。

 結局は、今回もそうだけれど、音楽家同士の口コミというのが一番大きいですから。


 その後は、近くにある楽譜が多い古本屋さんへ行って、いくつか掘り出し物を見つけてきました。

 絶版になってしまっているような楽譜はこういうところで探すしか方法が無いので。 


 9月に今日やらなかった曲を合わせ。 一番難しいのが残っているから、がんばらないと・・・

 弾いたことがない作曲家の曲はそれだけいつも以上に譜読みに時間がかかりますから。

 

Posted on 2010/08/27 Fri. 04:07 [edit]

category: 音楽

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27

大学入試 

 青空が広がった一日でした。 でも、空気はすっかり秋。 日本の夏が恋しいです。


  先週、この夏のGCSE, Aレヴェルの結果が発表されました。 これらは、中学、高校の一斉テスト、というか、Aレヴェルの結果でいける大学が決まります。

 友達が見事、ケンブリッジの医学部に合格!! もちろん内定はもらっていましたが、この結果が最終的に発表されるまで、正式には決まっていないので、本人はとっても不安だったよう。 この前あった時にも不安そうにしていたし。

 それでも、彼は、Aレヴェルの試験の真っ最中にDr.S&奥様門下の発表会にも出ていましたからね。 やはりケンブリッジに行く人、というのはこういう余裕があるのだ、と改めて思ったしだい。

 ケンブリッジにしても、オックスフォードにしても、私の周りで音大以外に行った人はほとんどがこれらの大学に行っているので、それほど特別の大学、という感覚がなくなってきているのが怖い。


 イギリスの大学入試、というのは、進学する前年の10月が申込締切。 音大など実技を伴う大学以外は、大学ごとの入試はありません。 このAレヴェルの結果が全て。 

 Aレヴェルというのは2年間の勉強。 1年目が終わった時にASレヴェルを受け、この結果を元に、大学入試センターのようなところへ5校くらい希望を出します。 そして、内定をもらって、翌年のAレヴェルの試験の結果で正式に決まる。

 ケンブリッジ、オックスフォードなどは、面接があります。 だから、いくら成績がよくても、それだけでは入れない。 音楽とか、スポーツとかが得意な人が多いのもこれらの大学の特徴。

 

 日本のように、大学に入ってから一般教養課程というものが存在しなく、すぐに専門課程を学ぶことになります。 もっといえば、Aレヴェル、現在は4つ位履修するはずですが、年齢的には日本の高校生2、3年生に値しますが、内容は大学レベル。 かなり専門的に絞った教科を勉強することになります。

 音大だと、音楽が必須で、後は自由に2教科のAレヴェルを取ればよいのですが、医学部とかだと、数学、物理、生物あたりが必須のはず。

 

 というわけで、9月から無事大学生になれる人たちは、ほっとしているところでしょう!!

 私がこの試験を受けたのは、もう12年前のこと。 昨日のことのように思い出しますが。


 大学に入ったら入ったでそれからが大変。 何冊も文献を抱えて、エッセイを何本も書いて、学年末の筆記試験は、大抵3時間。 

 もうあの頃には戻りたくないけれど、でも、今振り返ると、本当に有意義だったな、と思います。


 R、おめでとう!!


Posted on 2010/08/24 Tue. 06:17 [edit]

category: イギリス事情

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24

背中その後・・・ 

このところ、日が暮れると雨、ということが非常に多いです。 

 

 先週の日曜日はエディンバラへ行ったことを思うと、1週間があっという間。 チャリティーショップではクリスマスカードを売り始めているところもあるし、今、何月なのかわからなくなりそうです。 

 

 日本から帰ってきて一番辛いのは、首から背中にかけての痛み。 日本で毎日のようにマッサージに通ってだいぶましになっていましたが、再び痛みがひどくています。 整骨院でやっていただいた感覚を思い出しながら、自分で首を押す日々です。

 成田空港の無印で見つけた、首をマッサージする?道具、荷物になるから買わなかったけれど、やっぱり買ってくればよかった、と今になって後悔。 ロンドンの無印へ行ってみようか?と思ってしまうほど。

 

 

 今回、整骨院に通っていてわかったことは、私が毎晩していた体勢がよくない、ということ。 ベッドにもぐって、うつ伏せになって、腕で身体を支えて本を読む。 とりあえず、これを止めています。 先生には、今までの習慣を止めるのは難しいのでは?と言われていましたが、とりあえずは、ちょっと違う体勢で負担が少ないようにして本を読むことに。 

 日本で買ってきた肩のつぼ押しグッズを片手に本を読む。 おじさんっぽいですね・・・


 

 

 

 

 

Posted on 2010/08/22 Sun. 06:30 [edit]

category: 日常

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22

これからの日本での活動 

 私が演奏したコンサートのプログラムは、ほとんどファイリングしてあります。

 ここ最近のもの、ファイルにはさんだままになっていたので、クリアファイルというのでしょうか? 中がビニールの袋状になっているファイルにきちんと入れ始めたら、いつの間にか、40とか48ページあるファイルも4冊目に入りました。

 最初の2冊はほとんどがジョイント・コンサート。 2冊目の途中から一人でのコンサートのプログラムが増えてきました。 プログラムを読み返しながら、あっという間の10年だったな、なんて思ってしまいます。

 

 特に、今年は1月から8月までイギリスで20回の演奏をさせて頂いたことが大きい。 レッスンにも行かず、指の怪我の影響で、今までに比べるとずっと少ない練習量。 それでも、3週間前の奏楽堂でのリサイタル、崩れた後半を除けば、去年までと演奏が変わった、と言ってくださる方もいらして、やはり、舞台が成長させてくれたのかな、と思わずにはいられません。

 今年は、再び定期的にDr.Sの熱いレッスンを受けに通いたいな、と思っていますが。 

 去年はそう思っていた矢先に指の怪我でしたから。


 

 奏楽堂でのリサイタル、今までの私の小さなコンサートにいらして下さっていた方からは、どうしてトークが無かったのか、と聞かれました。

 今回はああいう場所でのリサイタルで、一度トークを入れずにやってみたかった、というのが本音かもしれません。 

 昨年の所沢でのコンサートの後、ある方から私の話し方ではレクチャーだ、と言われ、その後も電話で語りかけるように話なさい、と言われたことから、奏楽堂のようなあのような舞台の上で話す自信が無かったのかもしれません。

 ちなみに、その前の日本での3つのコンサートではトークつきで行っていました。


 今回、もうトークを入れない方がよい、という意見も聞きました。 その一方で、普段からクラシック音楽を聞かない方々で今までの私のコンサートにいらして下さっていた方々からは、やっぱりトークがあった方がわかりやすい、という意見も数多く聴きました。

 私は人をあっと言わせる音楽家ではない。 今の私のイギリスでの活動を考え、イギリスでのクラシック音楽の位置を考え、今の私がすべきことは何だろう?と奏楽堂のあと、3週間、ずっと考えていました。

 日本では集客数によってプロ、セミプロ、アマ、とわけられる、ということを今回知りました。

 私は、いかに色々なところからお声をかけて頂いて、そして同じところから、2度、3度とお声をかけて頂く事のほうが集客数よりもずっと大切なこと、と思っていました。


 日本の方には誤解されていますが(ここを読んでいる方はご存知か?)、イギリスには日本に比べて、すばらしいホールも、ピアノもありません。 日本には有り余っているすばらしいホールと、使う時に使い物にならないほど、使われていない素晴らしいグランドピアノがたくさんあります。

 箱(ホール)があっても、演奏する人がいても、いらしてくださる方がいなかったら成り立たない。 その点、イギリスっていうのは、教会で、ボロボロピアノで、でも、聴きたくて集まってくださる方々がたくさんいる。 


 今の私ができることは、やっぱりクラシック音楽に対して敷居の高さを感じている、でもクラシックを聴いてみたい、という方々にまずは生の音楽を聴いていただくことのような気がします。 狭い喫茶店で、集客数が少なくて、それでアマといわれるのなら、それは構わない。 

 私は基本的にこういう考えだから、日本で7月、国立と大津で、条件が悪いのは充分にわかった上で、ロビーコンサートにもお声をかけていただいたら出演する。 赤ちゃんが泣き叫ぼうと、お弁当の包みががさがさしようと、子供が騒ごうと、手を抜かずに弾く。 こういうことをしていかないと、クラシック音楽が広まっていかないと思うのです。

 昨年、福山で演奏させていただいた時も、クラシックを生で聴くのが初めて、と言う方が大勢いらしたけれど、彼らが、段々笑顔になってくるのを見ていると、ああ、やってよかったな、と思ったものです。


 日本滞在中もあまりテレビを見ない方ですが、それでも、日本ってクラシック音楽がCMでよく使われている国。


 というわけでやっぱり出した結論は、私はクラシック音楽に対して敷居の高さを感じている方々にまずはクラシックを一度生で聴いていただけるような音楽家になる。 私は日本に師匠はいないし、日本の音楽界にも属していない。 日本で勉強もしていない。 だったら、今更日本の音楽界にあわせた活動をする必要も無い。 第一、日本のクラシック界の考え方が嫌いですし。

 もし、私が青い目で金髪だったら(これ、この前日本に行く時の隣の方に言われた言葉。 結構気に入っています)、もっと楽でしょうね。 だって誰も、日本人、としてのやり方を強要してこないでしょうから。 

 

 来年からの日本では、再び、今までのような小さなコンサートに戻します。 

 数年に一度、大きな会場でできたらよいな、とは思っていますが。

 


Posted on 2010/08/21 Sat. 05:53 [edit]

category: 音楽

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21

雑用日 

 イギリスに帰ってきて、早2週間。 

 

 用があって久々に学校へ。 図書館で楽譜を探していたら、ピアノの楽譜の部屋に入ってくる人が。 修士の時に師事していたゴードンでした。 去年の9月、心配するほど具合が悪そうだったのに比べると、お元気そうで一安心。 数日後から日本だ、とおっしゃっていたし。 東京でもリサイタルをなさるそうで、母が行けるかもしれないから、と詳細をお聞きしたけれど、教えてくださいませんでした・・・ 調べてみたけれど、京都の分は出てくるけれど、東京の分はまだ発見できず。


 図書館で楽譜探し+CDを聴いていると、時間はあっという間に過ぎていきます。

 まだ指の怪我の影響が残っているので、これ以上酷くしない為にも、もうしばらくはプロコフィエフとか、ラフマニノフとか、やりたかった曲を先延ばしにすることに。

 というわけで、何かよい曲がないか、物色。 いくつか候補は発見。 

 帰りに久々にサウス・ケンジントンの駅前の楽譜屋さんによってきました。 

 やっぱり、サウス・ケンジントンの界隈は素敵です。 フランス系の学校があることからも、他とはちょっと雰囲気が違いますし。


 新しい楽譜も手に入れたことだし・・・と言いたいところですが、来週の仕事の50ページ分の譜読みが残っているのと、再来週に再びコンサートがあるので、もうしばらくは新曲の譜読みに取り掛かれそうにはありません。

 

 今日は久々に日中は半袖でいることができたし、青空だったし、こういう日がもう少し続いてくれるとよいのですが。

  気がつけば、この夏は公園の芝生の上でぼーっとする、ということもありませんでした。

  この週末の次の週末、バンク・ホリデー・ウィークエンドだから、その時にでもよいお天気になってくれたらな、なんて思っています。 

Posted on 2010/08/19 Thu. 04:20 [edit]

category: 日常

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19

変な日本語 

エディンバラ城近くで見つけた、日本語の間違い。 きっと、コンピューターの翻訳機能化何かを使ったのでしょうね・・・


WITH HOPE!!-100817 strange japanese


 Commission Freeとは、手数料無料、と言う意味ですが、、任務は放す、なんてわけわからぬ訳になってしまっています・・・


 その下、

Rates that are hard to beat、どこにも負けない換金率、というのが一番近いような気がしますが、打ちにくい率、とこれも日本語では使わないような表現になってしまっています・・・


 たまにおかしい日本語を見かけることはありますが、ここまでおかしいのは初めてかもしれません・・・


 お金の話が出たついでに・・・

 スコットランドでは、もちろんイングランドと同じお金がしようできますが、スコットランドの独自の紙幣も存在します。 イングランドと価値は一緒。

 スコットランドの紙幣もイングランドで使えるのですが、外国人労働者も多い今、イングランドでは拒否されることも。

 私は、最後に5ポンド札をスコットランド紙幣でおつりにもらってしまったので、これをどこで使ってみようか、考え中です。

Posted on 2010/08/17 Tue. 02:45 [edit]

category: イギリス事情

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17

エディンバラからの帰り 

コンサートが終わったのは14時ちょっと前。 ロンドンへ戻る列車は16時発。


 とりあえず、一息ついて、ホテルに荷物を取りに帰って、バスに乗ってタウンへ。

 たいした時間も残らなかったし、荷物もあるし、ということで、ボーっとしていました。

 バグパイプの音、バグパイプとロックを合わせたような音楽、昨日ほどは天候に恵まれていないものの、すばらしい景色。


 16時発ロンドン行きの列車、結構満席でした。 途中から空き始めましたが。


WITH HOPE!!-100816 from the window


帰りは進行方向左側の窓側の席。 本を読む気力もなく、ずっと窓の外を眺めていました。

北の海、色も濃いし、寂しい感じが。 9月1日には南のブライトンへ行くので、そこで海を見るのが楽しみです。

 

WITH HOPE!!-100816 from the window

 エディンバラを出て1時間ほどのところの駅で停車。 行きよりも停車する駅が多かったです。

 この駅を出てすぐ、とっても素敵な風景が。 

大きな川と、素敵な橋と家々。 

WITH HOPE!!-100816 newark

 ヨークを過ぎて、多分ドンカスターの駅も過ぎて、しばらくして停車した駅。 

 思わず、駅名の写真を撮ってしまいました!!

 NHKの地球ラジオをお聞きの方なら聞き覚えがあるはず。

 ニューアークです。 ニューアークにお住まいの酒井さんも、地球ラジオ投稿の常連さん。

 

 列車は驚くことに時間通り、20時44分にロンドン・キングス・クロス着。


 今回は、行きも帰りも、クワイエット・コーチを予約。 要するに、携帯電話での通話、音楽を周りの人に聴こえるくらい大音量で聴くこと、おしゃべりが禁止の車両。 この場合のコーチは、車両、という意味で使用しています。

 行きは、私の前に座っていたインド人家族がうるさい。 クワイエット・コーチ、ということはわかっているのです。 車掌さんが見回りに来た時だけ、凄く静か。

 帰りは、私の後ろに口うるさそうなおばさんが座っていたおかげで、うるさい人に注意をしてくれていました。

 イギリス人は、平気で長距離バス、列車の中で大声で携帯電話でしゃべる人もいますからね。

 移民も多いから、人種によっては、普通にしゃべる声が大声に聞こえることも。


 というわけで、一人旅、静かにすごしたい方には、このクワイエット・コーチはお勧めです!!

とはいっても、全ての列車についているわけではありませんが。


 エディンバラ滞在時間26時間弱、という今回の旅。 エディンバラ・フェスティバルの雰囲気も楽しめたし、演奏も楽しめたし、あの素敵な大聖堂で演奏させていただいたことは、とても有意義なことでした。

 次回は、ぜひ、ミリタリー・タトゥーを観に来たいと思います! 

 願わくば、一度、ロンドンを夜中出発の長距離バスに乗って、翌朝エディンバラ着。 一日観光をして、その夜にエディンバラを夜中に出て、翌朝ロンドン着、という、0泊3日の強行バスでエディンバラへの旅を一度やりたいな、とは思っていますが。


 11年前、マンチェスターの音大に入学する前に、母と旅をした時に訪れたエディンバラ。 こうして11年後、演奏をしに来られたこと、とっても感慨深いです。

Posted on 2010/08/16 Mon. 06:05 [edit]

category: イギリス 遠出

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16

エディンバラでのコンサート、今年度最後 

昨日とはかわって、少々肌寒いエディンバラでした。

今、ちょうどピーターバラを過ぎたところ。 ロンドンまであと1時間ほどです。


WITH HOPE!!-100816 cathedral

 これが、今日演奏した、St Mary's Cathedral。 タウンから西へバスで10分ほど行った、ヘイマーケット駅から歩いて5分ほど。 昨夜泊まったB&Bのすぐそばでした。

WITH HOPE!!-100816 cathedral inside

 ちょうど私がついたら、アシスタント・オルガニストの方がピアノの練習中。 後ろの方に座って響きを聴かせて頂きました。 一人一人ピアニストは違う響きを持っていますから、聴いた響きがそのまま私の響き、とはなりませんが、それでも、参考になります。

こういう機会はほとんど無いので、うれしい。


 ちなみにプログラムは、


 ショパン: 華麗なる大円舞曲 第1番

 リスト: 愛の賛歌

 チャイコフスキー: ノクターン 嬰ハ短調 Op.19-4

 ショパン: 4つのマズルカ Op.67

 ショパン: 幻想ポロネーズ


本当は、グリンカ/バラキレフの『ひばり』も弾く予定だったのですが、リハーサルをしてみたら、響きの関係上、全てテンポを落とす必要あり。 特に、リストはかなり落としました。

 よって、今回は時間厳守が厳しかったですし、『ひばり』を除くことに。


 『愛の賛歌』で調子が出てきて、チャイコフスキーはここの響きにぴったりで、初めてこの曲でやりたいことができ、ショパンのマズルカで、ショパンが私に降りてきました。

 考えていなかったのに、そこで自然に、凄い瞬間があった。

 私が弾いたのではなく、ショパンが私の手を操っていた、という感覚。

 こんなことは初めて。

 その代わり、動揺してしまって、幻想ポロネーズがいまいち。



WITH HOPE!!-100816 cathedral entrance

 大聖堂の入り口。 装飾が素敵でした。 

WITH HOPE!!-100816 green room


 楽屋、として使わせていただいたお部屋の天井。 品のよいシャンデリアと、この写真ではちょっと白っぽいですが、入り組んだ天井。

 コンサートで弾くと、こうして、普通だった入れないようなところにまで入れるので、意外なものをみられたりします。


 とりあえず、これで今年度の演奏は全て終わり。

 来年度、2週間後の9月1日にすぐはじまります。


 指の怪我に悩まされながらの今年度。 でも、色々な面で成長できた年でした。

 20回近くの演奏と、かなりの距離の移動。

 この2週間は10日後に頼まれている仕事の譜読みがありますが、それが終わったら、新しいレパートリーに取り組み、友達とデュオをやろう、という話も出ているので、次のステップに進むことができたら、と思っています。


 コンサートにいらしてくださった方々、どうもありがとうございました。

Posted on 2010/08/16 Mon. 02:44 [edit]

category: 音楽

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16

エディンバラ観光 

ロンドンを出発して、北に行けば行くほど、青空になってきました。


WITH HOPE!!-100815 from the window

 写真だと見えにくいのですが、木の奥は海。 ニューカッスルを出発してしばらくすると、ずっと海のそばを走ります。 ということで、私は進行方向右側の座席がこの路線では好みです。

 ヒースの濃いピンクの花と、海。

 羊や牛の群れ、その崖の下に海。

  

 どれも絵になるような風景が広がっています。

WITH HOPE!!-100815 edinburgh castle


 ロンドンを朝出発した時にはちょうどよかった私の秋のような格好、エディンバラに着いたら暑すぎました。

10日前にイギリスに帰ってきて、一番暑いくらい!!

 とりあえず、荷物をホテルに持っていって、半袖に着替えて、再びタウンへ。 タウンの通りからのエディンバラ城の眺め。  


WITH HOPE!!-100815 alley

 ニュータウンから、歩いて、お城の方に向かいます。 こんな細い路地をあがっていくと、お城の前から伸びている、ロイヤル・マイルに行くことができます。

 エディンバラ、建物が重厚で、大きくて、毎度圧倒されます。

WITH HOPE!!-100815 short drama

 ロイヤル・マイルは、日曜日の銀座? 新宿? と言いたいほど、凄い人ごみ。 前回エディンバラに来たのは一昨年の2月。 所属していたダンス・クラブのメンバーと、大学対抗のダンスコンクールのバレエ部門に出る為でした。

 時期的にもそんなに観光客は多くなくて、このメイン道路も閑散としていたものです。


 歩行者天国になっていて、こうして、フェスティバルのイヴェントが行われています。

 上の写真は、小さな仮説舞台での、演劇。 右側に写っている白い顔の女の子も出演者の一人。

 途中から観たので、わけがわかりませんでしたが。

WITH HOPE!!-100815 bag pipe

 スコットランドといえばバグパイプ。 バグパイプの音色は独特で大好きです。 これ、演奏が難しいのですよね。 一度弾いてみたいですが。

WITH HOPE!!-100815 view of the new town


 ロイヤル・マイルから出ているいくつもの小道、こんな風景を見られます。 これは、ナショナル・ギャラリーと園向こうに、ニュータウン。 お城のある方をオールド・タウン、下の方のこの写真に写っている方をニュータウンというそうです。 奥の方には海が見えて、これはさすがにお天気のよい時でないと、今までここから海が見えることを知りませんでした。


WITH HOPE!!-100815 royal mile

 こんな旗の下を通って、お城へ。

WITH HOPE!!-100815 castle

 お城の前。 左側にスタンド席。 ここが、有名なミリタリー・タトゥーの会場。 エディンバラ・フェスティヴァルの最中、夜に行われます。 私もぜひ見たかったのですが、チケットは完売。 コンサートは早くに決まっていたのだから、さっさとチケットを手配しておけばよかったです。

 またの機会に。

WITH HOPE!!-100815 mussel

 色々と大道芸とか、音楽とかを見ながら、ニュータウンに戻って、お夕食。 適当に済ませようと思っていたのですが、朝も昼もサンドウィッチ。 ということで、シーフードのお店へ。 500gのムール貝。 ここのお店の名物のようです。 牡蠣もありましたよ。 ムール貝は大好きですが、ロンドンでは高くて食べられません。 その点、ここはとっても良心的なお値段。 それでもってお味もよかったです。

WITH HOPE!!-100815 yacht


 夕食を食べ終わったのが、7時。 暗くなるまであと少しあるし、今回は一日バス乗車券も買ったから、ちょっと遠出を、と思って、海のそばへ行きたかったので、ロイヤル・ヨット・ブリタニアがある、Ocean Terminalへ。

 が、残念なことに、ここは湾。 しかも、この写真だとわかりませんが、金網が張り巡らされていたのでした・・・

 タウンからバスで15分ほど。

 がっかりして、その辺にいたおばさんたちに伺ったら、海をみたかったら、ポートベロ・ビーチへ行かなくてはだめよ!! といわれて、タウンに戻ってバスを乗り換えていく方法もあったのですが、段々肌寒くなってきたので、今回は断念。

 下調べをしないで、きままに動くとこうなります。


 エディンバラのバスの乗り方はイングランドとはちょっと異なって、今回初めてバスを使ったので、最初は戸惑いも。

 知らぬ土地でバスを乗りこなす。 母から受け継いだ動物的感覚です。


 夜、色々とイヴェントがあって、心動かされたのですが、明日のことを考えて、おとなしく早めにホテルへ戻りました。

Posted on 2010/08/15 Sun. 04:56 [edit]

category: イギリス 遠出

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15

エディンバラに向かう列車の中から 

ロンドンの朝は青空。 でも、黒のタイツにブーツ、長袖のヒートテックにカーディガン、トレンチコート、という秋、という格好で朝8時過ぎに家を出発。


 9時15分ロンドン・キングス・クロス駅発の高速列車でエディンバラに向かっています。

 ちょっと前にダーリントンを通過。 ロンドン出発から3時間。 後残りの時間は2時間弱。


 すごい世の中になり、列車の中にもプラグがついているし、ネットができるのですね。


 空き容量のないデジカメの整理をする為にコンピューターを立ち上げたのでした。


 いつまでたっても変わらぬ車窓。 北に来るにしたがって、濃いピンクの花の群れをみかけます。 これってヒースかしら? 

もう少ししたらニューカッスルに到着ですが、北の雰囲気は南イングランドとは違います。


 列車はかなり満席。 イギリスの場合、座席指定には別料金がかからないので、この列車、多分10両以上繋がっているのですが、ほとんど座席指定されていたように思います。


 というわけで、エディンバラ国際フェスティバルの中の小さなコンサートに明日出演。

 この時期、エディンバラ国際フェスティバルにぜひ行ってみたい!と思っていたのですが、幸運なことに自分自身の出演が先になりました。


 全くフェスティバルについて調べてきていませんが、ちょっとは楽しめるかな、なんて思っているエディンバラ1泊の旅です。

Posted on 2010/08/14 Sat. 19:14 [edit]

category: イギリス 遠出

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14

Maldonでコンサート 

Maldon(モルドン)、モールドンというのが一番近い発音の気がしますが、ロンドンから北東に特急で30分行ったChelmsfordからさらに車で25分ほど行ったところでコンサートでした。


 とりあえず、写真だけ。 文章は後で加えます


WITH HOPE!!-100812 malson


WITH HOPE!!-100812 maldon


WITH HOPE!!-100812 maldon


WITH HOPE!!-100812 maldon


WITH HOPE!!-100812 maldon


WITH HOPE!!-100812 eel and mash


WITH HOPE!!-100812 pie and eel

Posted on 2010/08/12 Thu. 06:20 [edit]

category: イギリス 遠出

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12

ロンドンの貸し自転車 

 日本に比べ、街の中の変化が少ない国ですが、私が日本へ行っている間に、ロンドンで大きく変わったことがあります。


 


WITH HOPE!!-100811 cycle

それは貸し自転車。

24時間、1週間、1年間という期間でメンバーシップの費用を払い、あとは時間貸しのよう。 
30分だと無料。 時間が長くなればなるほど、高くなります。


セントラルロンドンに、こうした自転車置き場?貸し出し所?がたくさんあり、どこでも返却可能のようです。

まあ、自転車は歩道ではなくて、車道を走らなくてはいけない国ですから、怖い。

便利そうだな、なんて横目でみながら、私は乗ることがないでしょう。





Posted on 2010/08/11 Wed. 06:41 [edit]

category: イギリス事情

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11

やっと元通りの生活?? 

 日本から帰ってきて既に5日。 用があって、帰ってきてから初めてセントラル・ロンドンまで行ってきました。

コヴェント・ガーデンまで行きましたが、さすが夏休み。 観光客だらけでした。


 私が7月に日本へ行く前には夜の9時半すぎまで明るかったロンドンも、今では8時半には暗くなり始めてしまいます。 それでも、日本に比べればまだ日が長いですね。 

 今日は、ウールのカーディガンに、ブーツで外出。 おしゃれの為ではなくて、もうブーツでもちょうどよいくらいの気候。 まあ、セントラル・ロンドンには、素足にサンダル、タイツにブーツ、半袖、ノースリーブ、革ジャン、人の温感ってどれだけ違うのかしら?と思わず思ってしまうほど、様々な服装の人たちがあふれていましたが。


 

 今日は夕方からずっと事務作業。 

 明後日は、ロンドンから列車で北東に30分ほどのところのMaldonにてコンサート。 そして、週明けの月曜日にはエディンバラでコンサートがある為、日曜日からエディンバラに1泊で出かけます。

 今日の天気予報によると、エディンバラは今日は最高気温が14℃。 日本の2分の一以下。

 セーターを出しておかなくてはいけないかな? なんて、思うほどです。 薄手のコートも必要か・・・

 

 日本の暑さには参りましたが、夏はやはり、汗をかくくらいがよいのです!! イギリスの8月なのに、長袖を着なくてはいけない生活は、やはり健康的、とは言い難い気がします。 ただでさえ、冬はグレーの空なのですから。


 こういうことの準備にも結構時間がとられるわけで・・・

 決してこのようなことは嫌いではありませんが、だんだんわけがわからなくなってきます。


 加えて、奏楽堂でのリサイタルのお礼状の続きも。 母が既に電話でお礼を伝えてある方々へ対するものです。 念のため。 ただ、私もよく知る方々だから、イギリスから素敵なカードで出そうか?ということになったので。 今日はカード探しにコヴェント・ガーデンのお店をはしご。 カードを探す時間、私は好きな時間です。

 

 

Posted on 2010/08/10 Tue. 05:42 [edit]

category: 日常

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10

刺激を受けた午後 

 寝てばかりいた昨日とは一転。 今日はお昼過ぎから、ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック(王立音楽院)へ。 

 私も2001年から2008年まで毎年参加していた、ノース・ロンドン・ミュージック・スクールというサマーコースのファイナル・ガラ・コンサート、そして続けて、ロンドン国際音楽コンクールの入賞者コンサートを聴いてきました。


 去年はサマーコースの間ずっと日本にいたので、全く顔を出さなかったので、2年ぶり。

 急に最終日に現れた私に、先生方も、過去一緒にコースを受けて顔なじみの友達も、みなびっくりしていました。

 2年ぶりですから、ずいぶんと知らない顔ぶれも多いものの、それでも、多くの人たちと再会を喜び合いました。


 優秀な人たちによるガラ・コンサート、今年は年齢層が低かったようで、それが印象的。


 私が2007年、2008年に一緒に弾いていた今年11歳になったヴァイオリンを弾く、ロシア人の男の子、サーシャ、バラキレフの即興曲を弾いていましたが、ずいぶん上達しました。 一緒にまた弾きたいな、と思います。

 このコースでヴァイオリンを教えている、モスクワ音楽院のマリーナ先生に普段もついている、モスクワ在住の韓国人の女の子、彼女の上達も目を見張るものがありました。


 私がカーディフ最後の年にジュニア・スクールに入ってきた当時10歳くらいの全盲の女の子。 彼女が今回15歳になって、コースに参加していたので、ずいぶんと上達した演奏を聴くことができました。 今回は、お母さんも着いてこないで、彼女にとっては大冒険だったそう。 お迎えにいらしていたお母様が私のことを覚えていてくださって、これもうれしいこと。


 日本人の子達も、3人一昨年一緒になった子たちが再び来ていましたし、演奏しない立場で、聴くだけ、というのはなんて気楽なのだろう・・・なんて思いながら聴いていました。


 今年はヴァイオリンの参加者も多かったそう。 普段なら生徒が全部伴奏もするのに、今回は若い先生方が伴奏で繰り出されていました。 来年は、私、伴奏で参加させてもらおうかしら・・・


 3時から始まったコンサート、表彰式も含めて終わったのは6時。 その後、7時から、コンクールの入賞者コンサート。

 前半、3人のピアニストが、ラフマニノフ、プロコフィエフ、スクリャービンを20分ずつ弾きましたが、さすがに聴いていても疲れます。 でも、弾きたい曲がまだまだたくさんあるな、と再認識もしましたが。


 このコンクールで1位だった、モスクワ音楽院の学生のヴァイオリンとピアノのデュオは圧巻。 グリーグの第2番のソナタ。 グリーグというと、大抵3番の方を弾くことの方が多いから、この2番のソナタは初めて聴きました。

 

 このコンサートの後、恩師Dr.Sが私のところへ来て、

「コンクールの順位、どう思った? みゆきはどう思う? 審査員は間違っていないか?」


なんて聞かれました。 先生は、なぜか私のこと、変なところで信用しているところがあり・・・・


 

 この2年間、すっかりロシア語をサボっている私、先生方からロシア語で話しかけられるもの、挨拶程度しかできないようになっていました。 モスクワ音楽院のイリーナ先生には、

「ロシア語はどうなの?」 「オーチン・プローハ(全然駄目)」 これだけはロシア語で理解し、答えられましたが、これしかできなくなっていることに、先生は呆れ、隣に座っていたマリーナ先生に、「語学は練習。 ちゃんと勉強しなさい」 と言われてきました・・・・ 


 

 というわけで、非常に刺激を受けてきたと同時に、すごく上手な演奏と、何か心に伝わる演奏は違うのでは?という疑問も再びわきあがってきたのでした。 もちろん、これらが一致するのが一番よいのだとは思いますが。


 少しだけでしたが、コースの友達とおしゃべりできてよかった。 このサマーコースは、やっぱり一つの大きな家族のよう。 

 

 来年はいけるかしら? 帰り際、先生方に、「来年は来なさい」と言われてきました。


 落ち込み、帰国準備、指の痛みでほとんど先週はピアノを弾いていません。 再びコンサート活動がありますから、明日からは弾き込みです。

 

Posted on 2010/08/08 Sun. 05:42 [edit]

category: 音楽

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08

帰国しました 

現在イギリス時間、6日夜8時。 日本は7日の朝4時。

ちょっと前に無事、ロンドンの家に帰宅しました。 日本の実家を出てから、23時間。


飛行機は、ほぼ満席。 でも、隣が空いていたので、だいぶ楽でしたが。 

ヒースローの入国は、ちょうど、日本からヴァージンとANAがほぼ同じ時刻に到着なので、すごい人。 飛行機が着いてから、入国を終えるまでに、約1時間近くかかりました。


 今のヴィザはあと半年ちょっとで切れるので、何を聞かれるのかはらはらしていましたが、実際には、どれだけの期間、今回イギリスから離れていたかを聞かれたのみ。


 イギリスは寒いです。 コートを着ている子供たちもいました。 夏の格好の私は浮いていますが、ここはイギリス。 あまり関係ありません。


 この前、イギリスから日本へ飛んだ時には、背中の痛みがひどすぎて飛行機の中でほとんど眠ることができませんでしたが、今回はぐっすり。 日本を発ったのも知りません。 LOFTで買ってきた、肩こり解消グッズを機内に持ち込み、つぼを押していました。 結構使えます。 人間の手には劣りますけれど。 

途中、気流が悪くて、3回もシートベルト着用サインがつきました。 かなりゆれたので、一瞬怖かったですが。


 というわけで、とりあえず、無事着いたことのご報告。

 飛行機の中で5時間くらいは熟睡したのに、もう眠気が。

 今日は早く休むことにします。


 今回は、日本滞在も楽しめたし、今までよりも日本が嫌ではなくなりました。

 でも、ヒースローに着いた時、これから戦いの日々だ、と思ったと同時に、とってもほっとしました。 

 

Posted on 2010/08/06 Fri. 03:03 [edit]

category: 日本 2010年

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06

日本最後の夜 

長いと思っていた日本滞在も、あっという間に終わりました。

あと5時間半で実家を出発。 11時30分のフライトなのに、朝5時過ぎの所沢発のリムジンに乗る予定。

毎度のことながら、スーツケースは全くできていません。 手荷物も全くできていません。 今夜はお礼状を書いていましたから。 残りは明日、成田空港でたっぷり時間がありそうなので書く予定。

 荷物はこれから。 時差ぼけを無くす為に、ほとんど睡眠を今夜はとらない予定なので、まあ、大丈夫でしょう。 持ってきたもの、買った物を詰めればよいだけですから。


 今回は、必要最低限都内に出かけただけ。 所沢へも一度行ったのみ。 その代わり、歯医者には何度も通い、徒歩で行くことができる整体?マッサージ?にはほぼ毎日。 

 今日もマッサージへ行ってきましたが、今日初めてマッサージをして下さった方、私の背中に触れた途端、

「かたいですね・・・」

と言われました・・・ 

これでも、ずいぶんよくなっているのです。 先週だったか、先々週だったか、日曜日に着たドレスの肩ひもの長さを決めた時よりも、この前の土曜日には2cm詰め、当日もあと2cm詰めた方がよかったほど、背中のコリが減ったのでした。

  これだけは、イギリスに行ったら、すぐに恋しくなってしまいそう。


 ゆっくり会えない方が多くて残念でしたが、短時間であっても、リサイタルの際に懐かしいお顔を見ることができて、嬉しいです。


 大してこのブログも更新できなかった日本滞在ですが、先週のコンサートのことも含め、またロンドンから更新をしたいと思います。


 日本はまだまだ暑さが続くようですから、お元気で!!


Posted on 2010/08/05 Thu. 05:52 [edit]

category: 日本 2010年

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05

コンサートすべて終了 

先週の国立、びわ湖でのコンサート、そして、一昨日の上野の旧奏楽堂でのリサイタル、すべて終了しました。

足を運んで下さった方々、どうもありがとうございました。

貴重な日曜日の夜、ありがとうございました。


 国立、びわ湖のことも後日、ゆっくりと書きたいと思いますが、とりあえず、奏楽堂でのものは、前半は良かったけれど、後半の最後の最後、やらかしました。

 当日、いろいろとあって、コンサートの後はぐっすりと眠れる私が、2時間寝たのみ。

 昨日は、再び上野へ行き、夜に実家から近い温泉?レジャー施設?のようなところへ行き、ゆっくりとしてきて、やっと疲れが取れてきたところです。


 とりあえず、去年痛めた右手小指の靭帯が良くないので、ピアノはこの2日お休み。 でも、ロンドンへ帰ったらすぐにコンサートが入っているし、頼まれているお仕事の譜読みが30ページ以上、待ち構えています・・・


 金曜日の早朝に実家を出発するため、日本での時間は実質あと2日。 一昨日のことでまだ気持ちの整理がつかなくているから(演奏のことではありません。 念のため)、遊びに行きたくて仕方がなくていますが、どうにもこうにも時間がなくて・・・ せめて、もう一度都内へ行きたかったけれど、時間がありません。 お礼状も、当日いらして下さった方へのメールも全然終わっていない状態で、申し訳ありません。 


ちなみに、メールでの質問もあったので・・・


 奏楽堂で着用したドレス、2枚とも、母の手作りです。

 今回は、前半、後半で曲の雰囲気がずいぶん違う、ということでドレスを替えました。

 後半のドレスは、古い着物を買ってきて、ほどいて使いました。

 写真を撮っていないので、お見せできないのが残念ですが・・・

 

 いらして下さった方々、お手伝いをしてくれた方々、ありがとうございました。

 

 


 

Posted on 2010/08/03 Tue. 06:33 [edit]

category: 日本 2010年

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