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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

Dancing for the Childeren ガラ 

 ひがだいぶ伸びました。 冬時間が終わるまであとちょうど1ヶ月。 パンケーキの日は既に2週間前のこと。 わかっていたのに、今年もパンケーキを食べずじまい。


 昨日はたった4時間の教えだったのに、家を出てから家に帰るまで、寄り道もしていないのに、9時間。 無駄が多すぎる移動でした。

 

 そんなわけでなのか、単にオーディションの後の初めての休日だからか、起きたのはそれはそれは素晴らしい時間。 目は覚めていたのに、全然身体を起こすことができなくて、ひたすら本を読んでいたのでした。


 今夜は久々のバレエ。

 オペラハウスではなくて、サドラーズ・ウェルズにて。


 ロイヤルバレエのプリンシパル、マーラ・ガレアッツィ主催の『Dancing for the Children』

 チャリティーガラです。

 

 プログラムは、


 『Track 12』(世界初演) クリスティン・マクナリー振付 音楽は 30 Seconds to Mars

 ダンサー: マーラ・ガレアッツィ


  このガラの為に、アフリカ、をテーマにして振付けられた作品。 振付けたのはロイヤルバレエのソロイストのクリスティン。 まだ書いていませんが、2月17日にロイヤルバレエのドラフト・ワークスを観にいった際、この作品の一部も観ました。

 白っぽいユニタードにバレエシューズ。 クラシックバレエ、というよりもモダンというか、踊りを見せる、という作品ではありません。 メッセージの強い作品。


 『白鳥の湖』より、第2幕、オデットと王子のパ・ド・ドゥ(アダージョ) イワノフ振付、チャイコフスキー

 ダンサー: マリアネラ・ヌニェス、ティアゴ・ソアレス


 プログラムには、黒鳥のパ・ド・ドゥ、となっていたのですが、なぜか、白鳥。 

 本心を言うと、こういうガラではオペラハウスでは観られないものを観たいのです。 マリアネラの白鳥は好きですが、何度も観ていますからね。


 ティアゴの衣装がロイヤルバレエの『白鳥』のものではなく、マリアネラもチュチュはロイヤルバレエのものだけれど、ヘッド・ドレスがいつもの羽のものではなくて、がっちりきらきら系の方だったから、一瞬、『誰?』と思ったのでした。


 『Saving my Love』 ヴァネッサ・フェントン振付 音楽は Sylvie Lewis

 ダンサー: エラ・ケニオン、エドワード・ワトソン


 ロイヤルバレエのファースト・アーティストのヴァネッサが振付けたもの。 エラ・ケニオンはダンサーではなくて、女優。 背が高くひょろっとしているエドと、背が低くて、体格の良いエラ。 多少コメディー風な、女性が男性を持ち上げる場面があったりするとっても短い作品。 こういう遊び心のある作品って好きです。


 『リーメン』より、パ・ド・ドゥ部分 ウェイン・マグレガー振付 音楽はKaija Saariaho

 ダンサー: セーラ・ラム、エリック・アンダーウッド


 昨年11月に初演された作品の一部分。 セーラとエリックの美しいパ・ド・ドゥ。 全体を観ている身にとっては、やはりこういう作品の抜粋は私には観にくい。

 

 『Alpha』 ボール・ロバーツ振付 音楽は、 Keaton Henson

 ダンサー:ニュー・バレエ・ボーイズ


 本当はバレエ・ボーイズのマイケル・ナンとウィリアム・トレヴィット(両方とも元ロイヤルバレエダンサー)が出演予定だったのですが、マイケルがチキン・ポックス(水疱瘡) にかかってしまい、彼らが集め、来月ナショナル・ツアーに出かける男性ダンサー8人の作品を上演。 コンテ系だけれど、美しい作品でした。 


 『ロミオとジュリエット』よりバルコニーのパ・ド・ドゥ マクミラン振付 音楽はプロコフィエフ

 ダンサー: マーラ・ガレアッツィ、エドワード・ワトソン


  前半最後はロミジュリ。 今回オペラハウスで上演しているうち、キャスト変更があったりもしているので、結局観ないのはマーラのジュリエットだけ。 だから、こうしてバルコニーだけでも今回観られて良かったな、と思います。

 バルコニーが無い素の舞台でのこのシーンは初めて観たので、全幕版との違いを楽しんだりもしました。


 『リーダー(Lieder)』(初演) アラスター・マリオット振付 音楽はブラームスの歌曲2曲

 ダンサー: マーラ・ガレアッツィ、ギャリー・エイヴィス ピアノ:ケイト・シップウェイ


 上半身が黒のヴェルヴェット、下がサテンっぽい黒のシンプルな衣装。

 ピアニストと歌手が舞台にのっての上演。 

 他のアラスターの作品らしく、リフトばかり。 男性は女性のリフトの為にしか使われないのか?と思ってしまいます。 でも、素敵な作品ではありました。


 『Bollywood』 

 Four Poofs and Pianoというグループなのですか? 派手なマント姿のおじさん4人が踊る?作品でした。

 とっても楽しい!彼ら、有名な人たちなのでしょうか? テレビを見ないので、全然知りません。


 『Fantasie-Impromptu』(初演) リアム・スカーレット振付 音楽はショパンの幻想即興曲

 ダンサー: ラウラ・モレーラ、リカルド・セルヴェーラ


 リアムが2008年にリンバリーで発表したモーツアルトのピアノ協奏曲に振付けた作品の衣装を使っていました。 女性の衣装はシンプルなベアワンピ。 スカートの裾がグラデーションになっている私が好きな衣装です。

 リアムの作品は私はとても好きなのですが、今回も男性もきちんと躍らせる作品。 私が観た彼の作品はピアノ曲に振付けたものが多いですが、観ていて気持ちが良いです。特に、ラウラとリカルド、いつもリアムの作品に入っているダンサーたち。 プログラムにはケイトがピアノを弾くようになっていたのですが、実際は録音を使っていました。 こういう作品のピアノを弾くのが私の夢。


 『Something Defferent』(初演) スティーブン・マクレー振付 音楽はSing,sing, Sing By Benny Goodman

 ダンサー: スティーブン・マクレー


 この公演のリーフレットを見た時、スティーブンの名前が振付にも入っていたので、楽しみにしていました。

 どんな踊りか?と楽しみにしていたのですが、なんと、タップダンス! 彼、ローザンヌでもタップダンスをやっているのですよね? 私、ローザンヌはずっと観ていないので。

 ロイヤルバレエのプリンシパルダンサーが踊るタップ。 非常に格好良い!

 

『海賊のパ・ド・ドゥ』 プティパ振付 音楽はドリゴ

ダンサー: ユフィ・チョイ、セルゲイ・ポルーニン


 一般的なガラの定番。 このガラで、日本でもあるようなガラで演じられる演目はこれだけでしょうね。 

 セルゲイはロイヤルバレエスクールの公演でも『海賊』を踊っていますが、私は観たことが無かったので、プログラムを見た瞬間、楽しみでした! 

 セルゲイのあの技術的なジャンプの連続、何なのでしょう? とにかく凄い、の一言です。 私はただただ呆気にとられました。

 ユフィちゃんはブルーの衣装がとっても似合い、彼女の海賊を観るのは初めてですが、色々な意味であっているな、というのが感想。 彼女は今とっても忙しいはずなのに、これだけ準備をするのだから、やはり凄いです。

 

 最後は歌手10人ほどの無伴奏の歌。


 一夜限りの公演。 オペラハウスの常連さん、ロイヤルバレエのダンサーたち、元ダンサー、色々と見かけました。 

 

 日本でのバレエのガラとは違うけれど、このガラはとってもロンドンらしい。 

 こういう色々なダンスを見て、やっぱり私はバレエが好き、と思うのですが、でも普段観ないものを観ることができるのはそれはそれでとっても良いことだと思います。


Posted on 2010/02/28 Sun. 06:19 [edit]

category: バレエ

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28

復活、『リーズの結婚』インサイト 

 ご心配おかけしました。 メッセージ、メールを下さった方々、どうもありがとうございました。


 もちろん、完全に吹っ切れたわけではないですが、立ち直れます。 落ち込んでいたら幸運も逃げていくし、何もできませんから。

 今までだって、何があっても立ち直ってきたのだから、と自分に言い聞かせています。


 現在月々500円ほどで日本に電話をかけ放題なので、毎日長電話に付き合ってくれた母、ありがとう。 「おいしいものでも食べなさい」と言った母に対して、「ママのご飯を食べたら元気になる」、と答えた30の情けない娘。


 昨夜は重い気持ちを引きずりながらオペラハウスへ。 

 メインハウスではなくて、上のクロア・トゥディオでの再来週から始まる、アシュトン振り付け『ラ・フィー・マル・ガルデ(リーズの結婚)』のインサイト・イブニング。

 インサイト・イブニングというのは、その作品の音楽、歴史についてのお話があって、その後ダンサーたちのリハーサルを見せてくださる2時間ほどのプログラム。 チケットは争奪戦。 2月頭に真夜中から並んで手にしたチケットのうちの1枚です。


 『リーズ』の音楽については結構歴史的なことが複雑なので、お話を聞いておもしろかったです。 もちろん文章で読んでいたこともありますが、1曲のうち、3人の作曲家の曲を合わせている、なんていうところは知らなかったし、本を読んだだけではわかりにくいので、こういうプログラムで勉強することも多いです。


 今回は4月5日にデビューする、ユフィちゃんがリーズ、ブライアンがコーラス。 マイケルがアライン、デイヴィッド・ピッカリングがトーマス。 この二人も今回がデビューになるよう。 そして何度も未亡人シモーン(リーズのお母さん)を演じているフィリプ。

 そしてクリストファー・カーがコーチ。 クリストファーのお話はわかりやすくて、ウィットに富んでいて私はとても好きなのです。


 主役の二人はまだまだやらないといけないことがあるようには思いますが、演技面ではこのインサイトでも面白い物をみせてくれたように思います。 二人とも演じることができるダンサーたちなので、実際の舞台が楽しみ。

 二人とも、とってもラブリー。 周りに座っていた方からも、『Oh Lovely!』という声が聞こえてきました。

 

 まだ、踊るところ以外でやっていないところがあったようですが、経験者?のフィリップがさりげなく教えたりしているところを見て、やはり、ロイヤルバレエというのはもちろん踊っているダンサーたちも素晴らしいけれど、キャラクター・アーティストの存在が大きいのだな、と思わずにはいられませんでした。


 あれだけ一昨日から笑顔になれなかった私が、おなかのそこから笑って、とにかく駄目かも、と思っていたけれどあの場でちゃんと2時間観る事ができた。

 

 オペラハウスで知り合った、60年近くロイヤルバレエを観続けている、とおっしゃっていらしたご婦人、以前私に、

「ここへ来ると、どんなに辛くても、嫌なことがあっても、悲しくても全てを忘れることができるのよ。 ここに救われてきたのよ」

とおっしゃったことがありましたが、これを改めて実感。


  

 ちゃんと次に向けて一歩を踏み出します! そうでなくては、私らしくないし、色々な思いをしながらここまで頑張ってきたことが全て泡になってしまうから。

 

 

Posted on 2010/02/25 Thu. 19:06 [edit]

category: バレエ

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25

桜散る・・・ 

人生で、一番力が入らない一日でした。 


 昨日受けてきたオーディションの結果が今日メールで届き、残念な結果に。 1年半前にこのことを知ってから、これを目指していたので・・・・

 昨日はそもそも朝になって欠席者がいるから、予定よりも2時間早く来るように言われ、結局本当は私が最後のはずが一番最初にまわされました。

 15歳の時から憧れの場所でのオーディション。 元西武の清原選手のお母様が、最初希望していた巨人に入れ無かった時に清原に言った言葉と同じです。

 私にとって初めての仕事に関わるオーディション。 自分自身が悔いの残る演奏になってしまったのがとにかく残念。


 人生の岐路に立たされました。 日本へ帰るのか、2年後を目指すのか、ピアノをやめてオフィス勤めをするのか。 それとも、他の方法を探すのか。

 唯一、今回駄目だったことを勉強できる場所は、ロシアにあるのですが、今更ロシアで勉強できない。


 別に贅沢なんてしたいとも思わないけれど、それでも家賃が異常に高いロンドンでは、今のままの生活を続けるのは辛い。 生徒は一気に増えるものでも無いし。

 だからといって、どこか田舎に行けば家賃は安くなるけれど、その代わり生徒を1から集めなくてはいけない。

 それに、今の私はロイヤルバレエがあるから全てを頑張ることができている。


 30歳。 周りを気にすることはないけれど、それでも、さすがに私の日本の同級生も結婚、出産、2人目出産が相次いでいる今、凄く悩みます。 


 せっかく、100人を超える応募者の中から12人選ぶ書類審査には通ったのに。 どうして私はこうなのか?

まあ、今回受かったとしても、明日本選があるのだから、なんとも言えませんが。



 だからこそ、やっぱりオリンピックに参加している選手は凄い精神力だと思います。 周りがあれだけ騒ぎすぎているのに、重い日の丸を背負っているのに、ああして結果を出すのですから。 私なんて何も背負っていなかったのに。

 やっぱり、オーディションとかコンクール、一度受ける期間に間が開いてしまうと、精神的に辛いな、と思いました。 



 というわけで、グレード前だし、今日もまた来月に日本に帰国をするから最後になってしまう生徒の教えもあったからどうにか教えには行ったものの、教えている間はちゃんとしているけれど、それ以外では背筋を伸ばそうと思っても伸ばせないし。 挙句の果てに帰りに寄ったスーパーで反対側から歩いてきた知らない人に、『スマイル!!』なんて言われる始末。 私、どういう顔をしていたのでしょう??



 とりあえず、本気で永住権を取る事がまず最初。 日本に帰る、というのは選択肢にあるものの、とりあえずは考えていないので。 やっとここまで頑張って演奏場所も広げてきたのに、日本に行っては全てを失いますから。

 そして、今の家ではピアノが駄目になるだけだから、引越し先を探し中。 4月のイースターまでには引っ越せたらよいな、と思っていますが。 ピアノがある関係で、難しくなっています。


 

 今日はさすがにピアノに向かえなかったけれど、来週のコンサートのこともあるから、また明日からちゃんとピアノに向かいます。 それでも、この1ヶ月、どこに行くにも持ち歩き、眺めていた楽譜、今日は昨日持って行ったバッグから取り出すこともできなかったし、しばらくは触れることができなさそう・・・

Posted on 2010/02/24 Wed. 04:45 [edit]

category: 日常

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24

別れ 

 みぞれなのか、あられなのか、いまいち区別がつかないのですが、今日再び降りました。


 出会いがあれば別れがある。 ピアノなど、お稽古事の先生にとって、生徒と長い付き合いになるのが普通。 私の場合、カーディフ時代は韓国人の駐在員の子供たちが私の生徒のほとんど。 よって、韓国の人は長く駐在する方も多かったですが、それでも私がロンドンに移ったこともあり、長くて生徒とは3年の付き合い。


 ロンドンに移ってきて、一番長く教えていたのが、今日でお別れの生徒。 3年弱教えました。 駐在員の方、ということは、2,3年で別れが来ることは最初からわかっています。 昨年帰国だと思っていたのが1年間延びて、来月帰国。 

 とっても素直で、教えやすい兄、妹。 特に妹の方は私の前に半年ほど他の先生に習っていたのですが、ほぼ最初から色々と教えることができ、特にこの1年間の上達が大きく、まさにこれからが一番教えるのが楽しい時期。 

 

 私は順番を気にしない人だから、私と勉強している間に手首の使い方とペダルの使い方をきちんと覚えてもらいたくて、ブルグミュラーの『清い流れ』をやって、その後に『天使の歌』をやりました。 きちんと手首も使えるようになり、まだまだ『天使の歌』はやりたかったことがあるけれど、それでも、彼女にぴったりの曲で、がちゃがちゃは弾いてもらいたくない曲をぎりぎりで教えられたから良かったのかな。 

 


 お兄ちゃんの方も、受験の間も細々とピアノを続けてくれました。 とってもやさしくて、素直で、ああいう男の子は珍しい。


 生徒が先生を選ぶほど、教える側は生徒を選ぶことができない。 だからこそ、彼らは私にとって今まで教えてきた生徒の中でも、特に教えたい、と思うような生徒でした。


 でも、日本にいたら私は彼らに出会うことができなかった。 ロンドンにいるからこそ出会うことができた生徒たち。

 

 

 明日はついに人生の決着? いつもなら用意万全だけれど、今回は本当に時間が無く、しかもピアノがかなり調子が悪くて、私の中で悔いの残る準備状態。 嬉しいことだったけれど、でも今の状態で毎週コンサートがあるのは今回は辛かった。 神のみぞ知る。 最後まで諦めないで全力を尽くしたいです。

Posted on 2010/02/22 Mon. 05:50 [edit]

category: 日常

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22

久々に学校 

 昨夜は6時半頃家に帰ってきて、寝たのは7時半。 どうにもならない疲労。 1度11時半頃起きたので母と電話で話しましたが、その後も深い眠りに落ち、起きたのは・・・という時間。

 

 久々に夜バレエを観にいくまで家で過ごす予定だったのですが、昨日後輩から学校主催のコンサートでの譜めくりを頼まれたので、出かけることに。 他の在校生に頼んだら良いのに、と正直思ったのですが、ヴァイオリンを弾くのが卒業式以来会っていなくて気になっていた同学年の友達だったので行くことに。


WITH HOPE!!-100219 horse


 バスの中からなのでうまく撮れなかったのですが、こうして、馬に乗ってパトロール中の警官、結構見かけます。 ちなみに、ここは大きな通りなのです。


 譜めくりはカーディフ時代散々やりましたが、今回はかなり久しぶり。 立ち上がるタイミングとかやっぱり忘れていることがありましたが、2ページもめくったら思い出すものです。


 コンサートの後、学校(ロイヤルカレッジ)に寄って、久々に私が師事したゴードンに会ってきました。

 先生にお会いするのは10月以来?


 Hello, How are you? の挨拶の後、


ゴードン 「みゆき、指の怪我はどうした?」

私 (内心先生は覚えているんだ、と思いながら)「まあまあ。 良くなったと思ったけれど、1月に演奏活動を始めたらまた駄目みたい」

ゴードン 「怪我した理由が傑作すぎて、忘れられないよ!」

私 ・・・・

ゴードン 「みゆきが妹に怒って叩こうとした、なんて想像できないし、まして、靭帯を損傷するような勢いで壁を叩くなんて、本当に妹に対する怒りが凄かったんだろうね」


先生、私の経歴とか、覚えて欲しいものは全然覚えられない割には、こうしてさっさと忘れてもらいたいようなことはしっかり覚えていらっしゃるようで・・・・


 それでも、前回お会いした時には一気に老けてしまったようなゴードンでしたが、今回はだいぶ元気になっていらして安心しました。 やっぱり紳士なのです。 

 

 ゴードンはラフな格好で教えに来る先生が多いピアノ科の中では一人きちんとしていて、いつも紺のスーツに白系のワイシャツにノーネクタイ。 試験とかオーディションの時には蝶ネクタイ、といった姿で有名だったのです。 それが、このところ、Tシャツにコーデュロイのズボン、というカジュアルな格好で学校に来るようになって、皆驚いているのです。

 

 4月か、6月には一度バラキレフを持っておいで、と言われたので、来週のことが終わったら、8月の日本でのリサイタルの準備も始めなくてはいけないし、バラキレフを解凍しようと思います。


 

 それにしても、今日はずいぶん友達と顔を合わせました。 久々に会った友達からは、「そういえば、裁判どうなった?」なんて1年以上前のことを聞かれたし。 とどめは、学校から出たところで誰かが追いかけてきた、と思ったら、カーディフ時代からお互いに表面上だけは取り繕っている先生が。 


 夜はオペラハウスでミックスビルの初日。 これについてはまた別記。

Posted on 2010/02/19 Fri. 06:45 [edit]

category: 日常

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19

懐かしいところを通って 


前日の青空とは変わって、雨の一日でした。


朝8時32分ロンドン・チャーリングクロス駅発の列車に乗って南西へ向かいます。

アシュフォード・インターナショナル駅で前4両はドーヴァー経由、後ろ7両はカンタヴェリー経由でラムズゲイト行きになるので、ちゃんと前4両に乗るところからスタート。 何度もコンサートに行っているセヴェノークスを通って、懐かしいトンブリッジ駅を通って、そこから4つ目かな、思い出深いヘッドコーン。

WITH HOPE!!-100218 headcorn

 ヘッドコーンの駅が近づいたら窓に顔をくっつけて外を見ていました。 ここは私が初めてイギリスに来た1997年9月から1998年7月まで滞在したホストファミリーの最寄り駅。 当時から全然変わっていません。

WITH HOPE!!-100218 view

 途中は永遠にずっとこんな感じ。

WITH HOPE!!-100218 headcorn view

 この写真のもっと奥にホストファミリー宅。 フィールドの中にぽつんと建っている、昔の馬小屋、芝生のテニスコート、池、広い広いお庭、10本以上のりんごの木、煉瓦造りの素敵なおうち。 これが私が最初の1年間過ごした家。


 ヘッドコーンの駅を過ぎて、ああ、あの辺りに友達が住んでいて泊まりに行ったな、とかとってもとっても懐かしい。


 ヘッドコーンまではロンドン・チャーリングクロスから約1時間ほど。 ここから2駅行くとアシュフォード・インターナショナル。 ユーロスターが停車する駅です。 私はヘッドコーンよりも先に行くのは初めて。

 

 アシュフォードで列車を切り離しました。 ちなみに、朝の時間、ロンドンと反対方向に進む列車はガラガラ。 再び4人席を一人で使っていたのでだいぶ楽でした。 そして、先週からは先日NHKに頼まれて執筆した際の記念品として送って頂いたサーモマグに熱い紅茶を持ち歩いているので、列車でもリラックス。


 アシュフォードから2駅目がサンドリングという駅。 なんと、列車は5分遅れで到着! 5分遅れ=遅れなかった、というのがイギリスの列車事情。 ロンドンから1時間40分ほどです。


 駅の周りには一般住宅。 駅に駅員もいなそう。 というわけで、あらかじめ到着時間を知らせておいたので、コンサートの主催者の方が迎えに来てくださっていました。


 ここから車で5分ほどのところが演奏をした、Hythe(ハイデ)という街。 人口1万人ちょっと。


 ここは高低があるところで、コッツォルズのようにも感じたし、イタリアのようにも感じる家の建て方。 


 教会は高台に建てられていて、お天気が良いと英仏海峡がきれいに見えて、フランスも見ることができるそうです。 あいにくのお天気で私は観る事ができませんでしたが。


 今回は全く街を歩くこともなく、駅と教会の往復。 やっぱり、そのうちホワイト・クリフを見たいからドーヴァーにも行きたいな、なんて思います。


 

 本当はヘッドコーンのホストファミリー宅にちょっと寄りたかったのですが、今はかなり落ち着かなくているから、落ち着いたらまたゆっくり来ることにしました。


 コンサートのことは別記。

 

Posted on 2010/02/18 Thu. 06:57 [edit]

category: イギリス 遠出

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18

Hytheでのリサイタル 

今回は初めて訪れる場所、ケントのHytheにある、セント・レオナルド教会でのランチタイムリサイタル。

WITH HOPE!!-100218 church

 この教会では今までは土曜日の夜コンサートを行っていて、でもお年よりは冬の夜に高台にある教会まで来ることが大変なので、今回初めての試みで昼間のコンサートを行うことにしたそうです。 ランチタイムだけれど無料のコンサートではないし、チケットは当日、という売り方だったので、主催者の方もどれだけ人が集まるのか不安だったよう。 しかも、あいにくのお天気でしたし。

 

 こちらの予想を超える50人ちょっとの方がいらして下さいました。


 祭壇(でよいのかしら?)の階段部分に特設ステージを作って、ピアノはスタンウェイのBモデル。 これ以外にもベヒシュタインの古いグランドピアノも所有しています。 先週のケンブリッジの教会同様、ここの教会に通っていた方が亡くなる時に、教会にピアノを、ということで遺産を教会に託すことからこうしてよい状態のピアノがあるようです。


  今回のプログラムは


 ベートーヴェン: 6つのバガテル 作品126

 シベリウス: ワルツ

 ラフマニノフ: ワルツ

 チャイコフスキー: ロマンス ヘ長調

 ショパン: マズルカ (4つ)

 ショパン: 幻想ポロネーズ


 アンコールにリスト: 愛の賛歌


 というプログラムでした。 

 ベートーヴェンのバガテルはこの1年、抜粋では舞台に上げていたものの、6つとも全部弾くのは初めて。 どうしてこんな忙しくて、時間が無い時に限ってこのプログラムにしたのだろう? と思ったのですが、やっぱり弾いてよかった。 これはまだまだ改定の余地あり。


 今回は誰もが知られた名前の作曲家だけれど、あまり一般には馴染みがない曲が多かったので、トークを入れながらのコンサートでした。


 チャイコフスキーのロマンスは何度弾いても好きな曲。 いくらでもファンタジーが膨らみます。 いつかこの前の夏にかなえられなかった夢、叶えられるかしら?


 幻想ポロネーズが何故かまとまりのない演奏に。 初心に戻ります。


 アンコールは考えていなかったのですが、プログラムを弾きながら、きっとここの響きに合う、と思っていたリストの愛の賛歌を弾くことに。 1週間弾いていなかったので多少は不安でしたが・・・ それが、やっぱり1月から3回目? 久々に『愛の賛歌』である程度納得できる演奏になったよう。 終演後、この曲のタイトルを書いて欲しい(私はフランス語ができないので、タイトルはあいまいにしか発音できない)と言われたり、この曲に対するお客様からの評価が高かったよう。 弾いてよかった。


 終わった後は教会の片隅にテーブルが用意してあって、教会にはキッチンが無いから、冷たいサラダとチーズとパンのお昼。 教会の婦人会?の方々が用意してくださって、デザートにはあらかじめどなたかが作ってきて下さっていた、アップルクランブルとトライフル。 私はトライフルを頂きました。 イギリスのご婦人が作るデザートはとってもおいしいのです。


 主催者の方が、コンサートの始まる前に私を紹介する時、

「みゆきはヘッドコーンに住んで、メイドストーンのインヴィクタ・グラマー・スクールに通っていました」

なんて話して下さったので、お昼を食べている間、


「私はヘッドコーンの教会の牧師をしていたことがあるんだよ。 ヘッドコーンのどこに住んでいたの?」

とか色々と声をかけてくださり、私が住んでいた辺りはとりわけ美しいところだよ、と教えて頂いたりしたので、懐かしさ倍増。


 おじさんたちとおしゃべりするのも楽しく、なんと1時間半もおしゃべりしている有様。

 昔のあのシャイでどうにもならなかった私はどこへ行ってしまったのでしょう? 小学校の授業参観の時だって、間違えるのが恥ずかしいというよりも、とにかく人の前で答えるのが恥ずかしくて、答えがわかっていても手も挙げることができないような子供だったのに。


 おじさんたちに、『チャーミング・ヤング・レイディー』といわれたけれど、そろそろ、ヤング・レイディーから脱出したいな、と思ったりもしました。 私、イギリスへ来た当初からずっと『ヤング・レイディー』のまま。


 というわけで、やっぱり、演奏することはやめられない、と改めて思ったしだい。


 でも、これで来週のことに専念できます。

 

Posted on 2010/02/18 Thu. 03:21 [edit]

category: 音楽

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18

今日は保護者 

 ほぼ一日中雨が降り続きました。 こういうことはイギリスでは珍しい。 日本のような天候でした。


 今日は朝から通勤電車に乗って南の方まで行ってきました。 珍しく地下鉄が信号故障もなく、時間通りに着くことができてびっくり。

 

 今日は友達の保護者役? イギリスでは大学入試の際、親が子供についてくる家は全体の80%以上でしょう。 大学入試、といっても、普通の大学はAレヴェルと呼ばれる一斉テスト?の成績で行く大学が決まり、各大学での入試はありません。 オックスブリッジをはじめ、いくつかの大学では面接がありますが。


 音大も含め、実技がある大学は独自に入試(オーディション)を行います。 まあ、こういう科目だから親も来るのか、それが当たり前なのかは知りませんが、今日も半数くらいは親がずっと建物の中で待っていました。 

 私は受験生がいつ試験が終わるのかも全く情報が与えられずにいたのですが、途中で、『建物のツアーに行く方』といわれたので、くっついていきました。 周りの方々、不思議そうな顔で私を見ていました。 当たり前ですね。

 ツアーの後には学校案内のフィルムを見せてくださり、その後色々とお話を聴けました。 まさか、保護者に対してのああいう話があるとは思っていなかったから、聞けてよかった。


 私も学生時代にはオーディションの時に受験生の誘導とか、そういう色々と仕事をさせてもらいましたが、いつも同じような質問をされていたので、そういう質問されやすいことを親に対して話してしまうのはとてもよいな、と思いました。


 教えがあったので、最後までは友達を待っていてあげることはできませんでしたが、一緒に去年学校見学に来たし、その後はアプリケーションフォームを手伝っていたりしたので、私もどきどき。


 来週は私の番。 今日は待ち時間にかなり勉強できたから、それはそれでよかった。 

 

 私、そのうちエイジェントを開こうかしら? 英語ができる、できないに関わらず、イギリスの大学用のアプリケイションフォームってとっても書きにくいものだから。 私、自分自身が何枚も書いていますから。

 

 納得いく結果がでたら私も嬉しい。 

 

 ロンドン南西からロンドン東へ教えの為に大移動。 さすがに疲れたようです。

Posted on 2010/02/16 Tue. 05:03 [edit]

category: 日常

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16

気が重い教え 

 夕方ちらちら、と雪が降りましたが、全く積もりませんでした。 でも新聞によると、今週中ごろからイギリス南西部、北スコットランドで雪の予報。 木曜日にケントへコンサートで行くので、雪が降らないで欲しいです。 


 昨日のバレエの後、先週ほどではありませんが、再びふくらはぎと首の右側が筋肉痛。 先週はしばらく手すりにつかまらないと階段を下りることができないほど酷い筋肉痛でしたが、今回はゆっくりでありながらもちゃんと階段を下りることができるからまだマシ。


 ハーフタームなので、今日は朝から2件の教え。 今、一番気が重い生徒2件だったので、朝ベッドから身体を起こすことさえできない有様。 いつもは違う曜日に行っているお宅ですが、この2軒は近いので、今日まとめていくことに。 

 1軒目でついに爆発寸前。 聴音は難しいのはわかる。 全く音楽を聴く習慣がないお宅だから、弱いのもわかる。 でも、某超難関中学の入試でトップの成績だったのに、どうして毎回私は同じことを注意しなくてはいけないのでしょう?

  別に難しいことを言っているわけではありません。 リズムを叩く時には、聞こえるように、きちんと音をだして手を叩く、歌う時には囁くのではなくて、口をあけて歌う。 音を1音1音切って歌うのではなくて、流れを作る。 どうしてこれができないのでしょう? 質問に答える時にははっきり話す。 イエスかノーかを聞かれたら、頭を振るのではなくて、ちゃんと言葉で答える。

 どうして私は毎回これを注意しなくてはいけないのでしょう? 頭が馬鹿なわけではない。 それなのに・・・


 毎回こんな調子なので、時間が足りない。 お母様がそばでレッスンを聞いていますが(生徒は11歳)、レッスンを増やすことを要求。 もちろん、私は構いませんが、今回は本当はハーフタームはレッスンをする予定はありませんでしたが、そういうことはこのお母様には通じない。 私はいつでも昼間は時間がある、と思われているから、困る。 教えに行かなくても、でかけなくても、私には練習、という仕事、特に今は本当にやらなくてはいけない、やりたいことがある。 レッスンを増やす価値があるのであれば構わない。 でも、毎回同じ事を言うのではレッスンをする意味が無いのでは?


 今度から、聴音の生徒を取る時は、家にクラシック音楽のCDが一枚も無い、クラシックを聴かない家の生徒は取らない、という条件をつけたくなるほど。


 次のレッスン日を決めたのに、夕方電話が来て、他の日に変えて欲しいと。 私はその日は唯一一日練習する予定の日で、これが本当に必要だから、今回は断りましたが、腑に落ちなかったよう。 だって、まとめて同じ地域に行けば往復の2時間を短縮できるのですから、もったいない。


 カーディフ時代、私は韓国人の生徒がほとんどで、韓国人の親は先生を奴隷扱いすることで有名で、それ以来まあ他のこともあって、韓国人は教えたくない、というようになってしまったのですが、うわさには聞いていたけれど、やっぱり中国人も大変。 

 

 というわけですっかり疲れ果てた朝でした。 でも、午後からセントラルで友達に会って、色々と話をして、だいぶすっきり。 彼女のように色々と話し合える人はとっても貴重。 

 でも、その後のピアノの練習で、再び脳が空っぽです。 あと一週間。 全力でやらないと。 やらないと、ではなくて、やりたい!

Posted on 2010/02/15 Mon. 06:23 [edit]

category: 音楽

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15

バレエのお稽古 

 昼間暖かかったのに、夕方から降りだした雨の影響か、夜にはだいぶ冷え込みました。

 お花屋さんには真っ赤なバラが多く、一年で一番お花屋さんに男性が多い日。 大きなバラの花束を持った男性を見ては、どんな人に贈るのかしら! って思ってみていました。 私は関係ありませんが。


 今日はお昼から、先週行ったダンススタジオの違う先生のバレエのクラスを受けてきました。 今回はインターミディエイトとアドヴァンス、と書かれたクラス。 なんと、昨日日本から来た友達も一緒!! 

 彼女は日本で同じバレエのお稽古場。 ただ、彼女の方がいくつか年下なので、私がお稽古場に所属していた頃には一緒のクラスにはなっていません。 ちなみに彼女は現役。 昨年のバレエの発表会の時、彼女が他の先生方と私の間に入ってくれて、彼女と何度もメールと電話でのやり取りをしました。 特に去年の今頃はとっても大変でした。 だから、彼女がこうして今ロンドンに再び来て、彼女の夢をつかもうとしているのはとっても嬉しいこと。


 先週動いているし、今日の方が私好みのレッスンだったこともあって、もっと楽しかった! レッスンの最後に、バレエではおなじみの、トンベ、パ・ド・ブレ、グリッサード、グラン・パドゥシャ、という大きなジャンプを4人ずつ円になって行ったのですが、私、これをやるのは本当に久しぶり。 それでも、頭で考えなくても体が自然と動きました。 もちろん、足は開かないし、ジャンプも低いし。 でも、とにかく身体が反応したことにびっくり。 下手したら転ぶか、と思っていたので。


 とういわけで、再び気持ちの良い汗をかいてきました。

 今回は生ピアノではなかったのが残念。

 同じお稽古場出身の人とこうして一緒にクラスを受けるのも、とっても嬉しいことでした。


 一度別れてから夕方再び会っておしゃべり?していたのですが、とっても色々なことを考えている彼女との話は楽しい。

 ちょっとお手伝いをしていて、私もこの10年があるから、このお手伝いができるのだな、と改めて思いました。


 

 バレエ、毎週は難しいですが、時間があるときに行こうかな、と思います。 やはり好きなことなので!


 明日からハーフターム。 今週は午前中レッスンです。 皆普段はハーフタームは休むのに、どうして私に時間が無い時に限って、週2回のレッスンを希望したりするのでしょう・・・

 

Posted on 2010/02/14 Sun. 06:51 [edit]

category: バレエ

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14

マリアネラとティアゴのロミオとジュリエット② 

朝8時半に家を出て、帰ってきたのは夜中の11時半過ぎ。 私にとっては珍しいこと。

 3軒教えに行って、それからピカデリーラインに北の終点近くから1時間半乗ってヒースロー空港に行き、日本からの友達を迎え、彼女とトラファルガースクエアにある教会の地下で1時間ほどおしゃべりをし、その後彼女と別れて、オペラハウスでした。


 朝一の生徒のお母様(台湾人)が私の忙しさ?を見るに見かねて、明日はチャイニーズニューイヤーだから、と朝から鶏肉と卵をおしょうゆベースで煮込んだものを作ってくださっていました。 バスの中で食べなさい、と持たせて下さったのですが、さすがの私もバスの中で食べられません。 というわけで、一日中持ち歩いて、先ほど食べたところ。 おいしい! 今日は昼食抜きで夕方スープ、という有様でしたから。


 今夜は月曜日と同じ、ロミオとジュリエット。

配役に一部違いが。


ジュリエット: マリアネラ・ヌニェス

ロミオ: ティアゴ・ソアレス

マキューシオ: リカルド・セルヴェーラ

ベンヴォーリオ: 蔵健太

ティボルト: ギャリー・エイヴィス

パリス: ルパート・ペネファーザー


 今回ロミジュリを観るのは5回目ですが、今回が一番まとまっていたように思います。 メインキャストも月曜日よりもずっと良い舞台。


 特にバルコニーのシーンが素晴らしく、私が今まで観た中で一番私の心に入ってきたものでした。 思わず涙が溢れるほど。 

 凄く自然で、でもパッションがあって、喜びが伝わってきて。 マリアネラは普段からとっても自由な踊りをするダンサーですが、今日は特にあたかもインプロヴァイゼイションをしているかのような舞台でした。

 そして、第3幕の睡眠薬を飲む場面、墓場でロミオを見つける場面、彼女は演じていたのではなくて、本当にストーリーの中に入り込んでいたのかもしれません。


 今回は月曜日とはマキューシオ、ベンヴォーリオが違う舞台でしたが、これだけでもがらっと舞台が変わります。

 

 リカルドのマキューシオは2007年に観た時にとっても気に入ったので、再び観ることができて嬉しい。

 第1幕の仮面の踊り、ちょっとした顔の上げ方や向きで、アクセントがつくから、見ていて非常に気持ちが良い。

小柄なリカルドとあの強いギャリーの対決はどうなるのだ?と思っていましたが、どちらも負けずと劣らずでした。


 今日はいつもとは違う角度から舞台を観ていたのですが、色々と気がつくことがありました。

 舞踏会のシーンで、エリザベス・マクゴリアン演じるキャピュレット夫人、夫のすぐ後ろでティボルトと怪しい感じになっていて・・・・ エリザベスは非常に表現、表情が細かいです。


 そして、ジリアンが前回に引き続き、ジュリエットの乳母。 彼女はジュリエットを見守る目がとっても温かく、


 いくつも目が必要です。 友達としゃべっていると、しっかり観ているようでも見逃していることがありますし。


 次にロミジュリを観るのは3月。 これも興味深いキャストなので楽しみです。

 

 今日は朝から教えでしゃべりすぎ、ヒースローからのチューブ、カフェで日本からの友達としゃべり、オペラハウスでも休憩時間にこの頃仲良くしているバレエ学校に通う日本人の子達としゃべり、出待ちして友達としゃべり。 しゃべりすぎて声がおかしいです。 普段はこんなにしゃべりませんからね。

 

 筋肉痛も緩和してきたことだし、明日は友達とバレエに行く予定。 今日の舞台を観た後だと、理想と現実のギャップに苦しみそうです。

 

Posted on 2010/02/13 Sat. 06:23 [edit]

category: バレエ

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13

マリアネラ、ティアゴのロミオとジュリエット 

 久々に何も無い金曜日の夜。 教えから帰ってきてからジムへ行って、スティームルームとジャグジーで1時間も遊んでいました・・・・ でも、こうしてボーっとできる時間ってとても大切なのです。


 先週のバレエ鑑賞もまだ書き終わっていませんが、とりあえず、今週月曜日8日のバレエ鑑賞記録です。


 ロミオとジュリエット


 ジュリエット: マリアネラ・ヌニェス

 ロミオ: ティアゴ・ソアレス

 マキューシオ: 蔵健太

 ティボルト: ギャリー・エイヴィス

 ベンヴォーリオ: セルゲイ・ポルーニン

 パリス: ルパート・ペネファーザー

 

 2008年5月末にジュリエットデビューをしたマリアネラの3度目のジュリエットの舞台。 


 マリアネラとティアゴのインタビュー+いくつかのリハーサル写真を見つけました。

  http://www.theballetbag.com/2010/02/02/marianela-nunez-thiago-soares-the-romeo-juliet-interview/


 デビューをした時、2回の公演を観ましたが、今回はマリアネラのジュリエットの作り方が前回とはだいぶ違いました。 初めてパリスを紹介された時のいたずらそうな目。 パリスに凄く興味があって、でも、ロミオに出会った時、表情が全然違う。

 睡眠薬を飲む場面、あれほどジュリエットの心が伝わってきたことはありません。 そして、最終、ジュリエットが目覚めて、ロミオを見つける。 そしてすぐにロミオに近づくのではなくて、微笑んでたたずむ。 それからロミオのそばによって、死んでいることがわかる。 そうしたら、マリアネラはティアゴの上半身を持ち上げ、抱え込み、口をあけて上を向いて泣く場面があるのですが、その時もロミオを抱えたまま。私はこの方法、初めて観ました。

 第3幕は涙無しに見られません。

 

 今回はキャピュレット夫人をエリザベス・マクゴリアンが演じていましたが、彼女は本当に素晴らしい。 彼女の作りあげるキャピュレット夫人は、ジュリエットが初めてロミオに出会った時、ジュリエットの心情を察しているし、その後、ジュリエットにパリスと結婚させようとする時も目をそらせたりしている。

 

 今回は全体的にメインキャストが背が高く、今まで観ていたものとはだいぶ違った舞台に観えました。


 ティアゴは私が今回観た3人のロミオよりも、舞踏会でジュリエットに気がつくのがとっても早い。 ロザリンのことなんてすぐにどうでもよくなってしまった。 気づいた後、多くのロミオが無言でジュリエットを見ているのに、ティアゴはマキューシオとベンヴォーリオのところに行ったから、ジュリエットのことを話したのかしら?

 ジュリエットがパリスと踊り終わってロミオに初めて気がついた時、ロミオは満面の笑みでした。 普通はとにかく心を奪われた、という人が多いのに。


 先週の舞台に引き続き、違うキャストで健太さんのマキューシオを観ましたが、やはりロミオが変わるとマキューシオも変わってくる。 そしてやはり2回目だからか、余裕もありますね。 舞台は本当に勉強の場なのだな、と思いました。


 セルゲイも今シーズンがベンヴォーリオデビューだと思います。 彼はもちろん素晴らしいダンサーだと思いますが、まだ若いし、先日のマンドリンの踊りのリードとか、今回のベンヴォーリオとかちょっとした脇役の方が主役をやっている時よりも活き活きとして見えます。

 

 そしてやはり目を奪われたのが、ギャリー演じるティボルト!! 2008年の時にも、このマリアネラ+ティアゴのキャストでギャリーがティボルトをやっていました。 スゥォードシーンでも、手加減なし? 以前、バレエアソシエイションの時に、ティアゴが、ギャリーは強いし、全身で戦ってくるから腕が本当に痛くなった、と話していましたが、そのとおりだな、と思います。 ロミオとティボルトの戦いの場面、見ているこちらも本当に怖くなるほどのぶつかり方。 それに引き換え、ティアゴのロミオはマキューシオが死んだ時から泣きっぱなしだったので、対比が面白い。 

 たいてい、ロミオはマキューシオが死んだ時には泣き崩れても、ティボルトと戦う時には再び引き締める人が多いのですが、ティアゴは泣いたままのように見えました。


 嬉しいのは、もうプリンシパルになってしまったから、マンドリンの踊りのリードはやらないかしら? と思っていたスティーブンがマンドリンのリードをやったこと! ただ、今回は(も)指揮者がいまいちで、全体的に音楽がゆっくり目。 このマンドリンも先週よりはマシなものの、それでも遅すぎるテンポであのスティーブンでさえ、音をもてあましていました。 セルゲイが踊った時には背も高いし、ゆっくり目に踊るダンサーなのでそれほどは気にならなかったのですが、先週のブライアン、今回のスティーブンは小柄だし、テンポもあるダンサー達なので、気の毒です。


 というわけで、再び新しい舞台を観ているかのような『ロミオとジュリエット』の舞台でした。

 メインキャストのマリアネラとティアゴは今年の日本公演でも『ロミオとジュリエット』を踊ります。 


 明日もマリアネラ+ティアゴのロミジュリ。 どんな風に変わるのか、観るのが楽しみ。 私の場合、他のキャストはたいてい1回しか観ませんが、マリアネラの分は2回共観たくなるのです。


 明日は再び忙しい一日になりそう。 でも、日本から友達が来るので、彼女も今回は遊びではありませんが、それでも会うのは楽しみ。 久々にヒースロー空港まで行ってきます。

 

Posted on 2010/02/12 Fri. 06:20 [edit]

category: バレエ

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12

ケンブリッジでコンサート 

刺すような寒さだけれど、きれいな青空の中、昨年の5月以来のケンブリッジでした。


 ケンブリッジも気がつけば4回目。 いつもはコーチ(長距離バス)で行っていたのですが、今回は帰りに教えに寄らなくてはいけなかったので、初めて電車で行きました。 ロンドンからゆっくり目の電車でも1時間ほどです。


 先週、先々週のように初めての演奏会場もそれはそれで楽しみだけれど、こうして何度か行っていてどんな方がコンサートの事務を行い、どんなピアノでどんな会場かわかっているところもとっても行くのが楽しみです。


 ケンブリッジのフィッツウィリアム・ミュージアムのそばのエマニュエル・ユナイテッド・リフォームド・チャーチにて。


 今回は、


 モーツアルト: ピアノソナタ ハ長調

 ドビュッシー: アラベスク 第1番

 チャイコフスキー: ノクターン 作品19-4

 シューベルト/リスト: ウィーンの夜会 第6番

 リスト: 愛の賛歌


 アンコールは シベリウスのワルツ


 本当はモーツアルトとリストの愛の賛歌を弾かずに、ベートーヴェンのソナタ 作品111を弾くはずだったのですが、指の調子が良くなくて断念。 いつもの私なら弾いてしまったと思うのですが、人生にとって非常に大切なオーディションが2週間後にある身、今回は大事をとることに。

 この教会は非常に状態の良いカワイのグランドが入っているので、ぜひベートーヴェンを弾きたかったので残念です。


 モーツアルトは先週も弾きましたが先週の方がよかったかな。 第1楽章がいまいちまとまりのないまま終わりました。

 チャイコフスキーは去年の夏の日本以来で弾きましたが、やはり好きな曲です。 クランコ振り付けのバレエ、『オネーギン』のタチアーナとオネーギンが初めて会話をする(踊る)場面で使われるから、それを考えながら弾いていくとおもしろいほどいろいろな言葉が聞こえてきます。


 

 終了後、色々な方が声をかけてくださっておしゃべりするのも楽しみなのですが、今回はあらかじめ言われていて、10-12人くらいのグループの方とお話をすることになっていました。

 彼らから色々と質問をされてそれに答える、ということだったのですが、おもしろかったです。

 私だって、バレエを観に行けばダンサーに対して質問したいこともたくさんある。 だから、こういう風に声をかけられると私はとっても嬉しいのです。


 このところ、一番聞かれることが多い質問は、

『どうやって暗譜をしてあれだけ頭に入れるのか』

ということ。


 これ、日本では聞かれませんからね。 イギリスは非常に素朴です。

 答えは難しい。 私は基本的に暗譜に苦労するタイプではないし、頭の中に楽譜をフォトコピーしていく、としか言いようが無い。


他にもいろいろと質問がありましたが、

『コンサート毎にルバート、曲に対する感情が変わっていくのか、その場合、どうやってそれを作り上げるのか』

という質問が私にとっては興味深い。


 一時、練習と本番で演奏が変わる演奏者は練習をしっかりしていない、ということだ。 ということを何度か特に日本語で読んで、かなり悩んだ時期もありました。

 でも、私が師事した先生方は私のこういうところを評価してくださり、誰にでもできることではない、と言われたし、何と言ってもロイヤルバレエを観るようになって、ダンサーたちが毎回違う表現をみせてくれて、それからはもっと自由にしてよいのだ、と思えるようになりました。


 

 お話の後、教会に併設されているカフェでお昼をご馳走になったのですが、今日はバター・スクウォッシュ(ひょうたん型のかぼちゃ)とローズマリーの何とかと、サラダとポテト。 このバタースクウォッシュの何とかがとってもおいしかったです。 イギリスの教会もモダンになったな、と感心してしまいました。


 来週からイギリスの学校はハーフタームですが、もうハーフタームが始まっている学校もあったようで、7歳と10歳くらいの女の子が来ていました。

 私が食べ終わって帰ろう、と思ったらお父様と一緒に私のところへ来て、日本語で、「サインを下さい」と言われました。

 お母様が日本人でハーフの女の子たちだったよう。 彼女たちもピアノを習っているそうで、子供が来てくれるのはとっても嬉しい。 ましてサインを下さい なんていわれるのは!

 お父様曰く、彼女たちは、リストの『愛の賛歌』が始まったら身を乗り出して聴いていたそうです。 ドビュッシーのアラベスクとかの方が有名ですが、本当に子供だから有名曲を、というのは間違っていると思います。 いつか論文を書きたい。



 そういえば、2歳くらいでバギーに乗ったままコンサートを寝るわけではなくて、静かに聴いている子もいました。


 再来週のことがあるから、今はとにかくコンサートをこなしている、といった状態。 あと一つ。


 電車に乗ったとたんに無気力でした。

Posted on 2010/02/11 Thu. 05:04 [edit]

category: 音楽

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11

楽譜を読めない生徒たち 

青空だったのに、途中で雪が降ってきたり、凍りつくような寒さだったりの天候でした。

明日はケンブリッジへ行くので、今夜雪が降ることは無いことを祈ります。


バレエの公演のことなど書きたいことは溜まっているのですが、その前に一つ。


 夏休み明けから教えている生徒、9歳と12歳の姉妹。 

 二人とも3年ほどピアノを習った後に私に代わったのですが、今までの先生は先生が弾いたものをまねして弾かせていたようで、全く楽譜を読めていませんでした。

 12月までレッスンの半分の時間を音を読むことを覚えることに使っていたのですが、今まで楽譜を読む習慣が無かった子供たちに楽譜を読ませるのは大変。

 音符の長さも全くわかっていないし、先々週だったか、シャープとフラットの違いもわからない、といわれて唖然としました。 


 一つ一つ教えているものの、彼女たちは初心者ではないから、一からやることはできない。 二人とも頭はとっても良い子たちなのです。 


 先週の水曜日は私がコンサートで教えの時間までにロンドンに帰ってくることができなかったので、2週間ぶりのレッスン。 お姉ちゃんの方が学校から帰ってくる前にお母様からこの2週間のことを伺って、どうしたらよいのだろう・・・と思いました。


 小さいうち、導入の時には先生のを真似しても弾けるようになります。 こちらのグレードだったら1、2くらいまではその方法で受からせることはできます。 でも、その後はもっと大変になるのが現実。 現にこの生徒たちは今躓いてしまっているのですから。


 自慢じゃないけれど、私は自分で初歩から手ほどきした生徒で楽譜を読めなかったり、音符の長さがわからなかったり、自分で楽譜を見て新しい曲を弾けなかった生徒は一人もいません。 

 今教えている6歳の女の子にもよく言われるのですが、お友達はもうグレードを受けている。 だから私も受けさせて、と。 でも、私は一つ一つ説明をして待たせています。 そうでないと後で苦労するのは彼女自身だから。

 グレード1を受けるまでには時間をかけるけれど、その後は結構グレードを飛ばして受ける子もいるのが私の生徒。

 

 これは、私の師匠である、Dr.Sと奥様のオルガと似ているかもしれません。 私はイギリスで教育を受けたけれど、根本的にはロシアの教育を受けてきた人ですから。


 小さい時に数えながら弾いていないと、大きくなって急に数えることなんてできない。 


 先日、もうすぐ4歳になる女の子のトライアルレッスンをしましたが、この年齢に手ほどきをするのは非常に責任がある、と思いました。

 プロにならないから楽しいレッスンでよい、というのは私には理解できない。 楽しいって何?? 上述の姉妹、今までは楽しかったかもしれません。 でも、少し難しくなったら完全につっかかってしまった。

 プロにならないからこそ、大人になって好きな曲の楽譜を買ってきて自分でそれなりに弾けるようになって欲しい。 これが私のレッスンの基本。


 私だって、日本できちんとしたバレエのレッスンを受けていたから、今この年になってブランクがあっても、身体は思うように動かなくても、ふらっとバレエのオープンクラスに行ってバレエを楽しんでくることができる。 もし、適当な先生のところでバレエを習っていたら、ああしてブランクの後に踊ることはできないと思います。


 ピアノが嫌いにはならないでほしい。 でも、私も譲りつつも譲れない部分もある。 


 大学時代、イギリスの音大ではほとんどある授業、Teaching SkillsまたはArt of Teachingの授業が必修でした。 これは個人レッスンをする為の教え方を学ぶ授業。 

 私は大学2年生の時に受けましたが、その時の先生は大嫌いなピアノ科の先生。 子供への教え方の授業なのに、「僕はこうして大学で教えているから、子供なんかには教えないから」と言っている先生。 私の師匠、Dr.Sは3歳の子に手ほどきしているのを見たこともあるし、大好きなモスクワ音楽院のイリーナ先生も子供の手ほどきもなさる。

 私の師匠にしても、イリーナ先生にしても、子供に教えない人は駄目だ、という考え。 確か、リヒテルの師匠、ネイガウス先生がこういう考えだったはずです。


 この授業は私は非常に授業態度が悪く、授業はサボらないけれど、毎回授業を妨害しない程度に先生に質問をしまくっていました。 あとは先生が言った事に反論したり。 いかにして先生を言い負かせるか、しか考えていませんでしたから。 当時教えをしていた私はしょっちゅう現場の状態を知らない人の授業、と思っていました。


 教えは手探り。 もちろん私の方法が一番良い教え方、というわけでもないし、まだまだ勉強中。 ロンドンに来た当初、Dr.Sと奥様の生徒さんの補講をすることになって、奥様のレッスンを見学させて頂いたことが一番役立っているのでは?


 来週はハーフタームだから、先週の分の補講も兼ねて、2回レッスンをします。 今が一番辛い時。 ここを諦めないで抜け出して欲しいです。

Posted on 2010/02/10 Wed. 05:17 [edit]

category: 音楽

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10

オペラハウスで夜を越す 

一年のうち、一番辛い日が今日でした。 

 

 ロイヤルオペラハウスのピリオド3(春)のチケットの一般発売日。 よりによって、昨日は午後から雪がちらついたりしました(ほとんど積もりませんでしたが)。


 昨夜はオペラハウスでバレエを観ていたので(これは後ほど)、家に帰ったのは12時半近く。 着替えて、持ち物を用意して、1時45分(夜中)のバスで再びオペラハウスへ。 2時15分頃着いたのですが、あの寒さの中、なんと5番目。 ちなみに1番のおばさんは夜11時半にいらしたそうです。 4番の方はいつもはもう少し遅いのですが、今回は12時半にいらしたそう。 ということは、私が来るまで1時間45分、誰も来なかったということですね。


 結局、5時には10人以上並び、ボックスオフィスがオープンする1時間前の9時には70人くらいは並んでいたのではないでしょうか?


 私、折りたたみの椅子と、寝袋とホットウォーターボトルを持参。 

 皆さん同じような格好。 顔が寒いので、寝袋にすっかり頭まで入っている人もいました。 私は顔の半分まで寝袋に入って、頭からヴェールのようにブランケットをかけていました。 もちろん私も含め、知らない人が見たら異常な光景でしょうね。


 よって勉強しよう、と思って持っていった楽譜も数時間は開くことも無く、本も読むことなく、最初の3時間はうつらうつらしていたようです。 

 5時から8時くらいまでが一番寒くて辛い。 寝袋の中で膝にホットウォーターボトルを乗せていましたが、家の中で普段使う時よりもさめるのが早かったです。

 

 いつもは皆もっとおしゃべりをするのに、あまりの寒さで今回は8時過ぎまでおしゃべりすることもなく過ごしました。

 

 今回バレエは


 『ラ・フィー・マル・ガルディー(リーズの結婚)』(以下、フィーと省略)

 『シンデレラ』

 『マクミラン・ミックス・ビル(コンチェルト、ユダの木、エリート・シンコペーションズ』


という3つの演目。

オペラもアイーダとか、利口な女狐とか、椿姫が発売になりましたが、私はバレエを優先。 利口な女狐も椿姫も大好きなオペラですけれど。

  

今日は夜の公演が無い日なので、当日券の発売も無い為、窓口は最終的に7つあいたのかしら?

 だから私も10時には窓口にいたのですが、なんとなんと一番欲しかった吉田都さんのロンドンでの最後の公演、4月の『シンデレラ』は購入できませんでした。 もちろん他の席はあったのですが、私はいつもストールの立ち見。 激戦区です。 今回都さんは2回踊られるのですが、やはり最後のチケットが欲しい。 一般発売にチケットを残してくださらなかったようです。 3番目の方も、1番にいらした方も買えず、皆で当日券に並ぶ必要がありそうです。


 それ以外にも、フィーの1度しか公演がない、らウラとリカルドの日も無かったし、ミックスプログラムの第1キャストと第2キャストの最初の日もありませんでした。 

 2時から並んでもこれです。 だから、本当にチケットを1巡目で買えないと立ち見を手にするのは難しい。 


 

 9時頃いらした方に今後の参考の為にいったい何時にこれば10番以内なのか教えて欲しい、といわれて答えたら、絶句していらっしゃいました。


 正直、私は今はとっても忙しいし、2週間後に向けて風邪を再びひくわけにはいかない。 しかも、一昨日のバレエの後、それこそ首からふくらはぎまで全身筋肉痛で動くのも辛い。

 でも、特に昨日の舞台を観た後だし、この寒さに耐えてもチケットを手に入れたい! と思わせてくれるのがロイヤルバレエの舞台なのです。

 もちろん、電話、インターネットで自宅から予約をする方法もあります。 でも、インターネットで失敗したことがあるから、それ以来オペラハウスに直接来るのが確実、となったのです。 夜中から並ぶ人たちは皆一緒。

 私よりも前に来る人たちはほとんどがオペラを中心に見る方々。 たまにバレエの公演でも顔をあわせますが。


 9時過ぎ、長い列、列の最初の私たちの凄い格好に驚いたらしい見回り中の警官二人にいったい何事か、と聞かれました。 この警官二人が両方とも男性で、一人はまだ警官に成り立て?というような感じの若い男の子。 ちょっと後ろの方に並んでいたおぱさんたちまでよってきて、この二人にオペラハウスの素晴らしさ、年に4回こうして夜中から並ぶ価値がある、ということを力説していました。 特に若い方におばさんたちが群がっていました。


 ちなみに、1番に来ていたおばさんもとっても楽しい方なのですが、彼女のご主人、朝6時に換えのホットウォーターボトルと熱い紅茶が入った魔法瓶を届けにいらしていました。 そして、そのことを色々な人に、「私の夫って素敵でしょ!!」と言って回っていました。 彼女、61歳っておっしゃっていたと思うのですが、初々しい。


 というわけで、この年に4回のチケット発売でも一番きつい2月が終わり。 次は4月。 


 楽しみがたくさん。 だからこそ、真面目に勉強します。

Posted on 2010/02/09 Tue. 03:41 [edit]

category: バレエ

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09

久々のバレエ 

 私、多分明日は筋肉痛です。


 久々に、約2年振りにバレエのレッスンを受けてきました。 昔は踊ることが好きだった私も今は観る事が専門。 でもちょっとわけがあって踊る、という感覚を取り戻す為にオープンクラスを受けに行くことに。


 さすがロンドン、色々とオープンクラスがあるわけです。 ただ、私の場合平日はロンドンセントラルでクラスを受ける時間はなかなか取れないし、あってもプロのような人用のクラス。 初心者クラスでもないし、5段階に分かれているうちのちょうど真ん中のインターミディエイトのクラスが希望。 これがなかなかなくていたのですが、やっと日曜日にインターのクラスがあるところを見つけたので行ってみました。 が、実際はその一つ上のアドヴァンスのクラスだったようで・・・・・


 更衣室で、オペラハウスで親しくなったバレエ学校に通っている友達に会ってびっくり。 そこで、私が受けようとしているクラスがインターではなくて、アドヴァンス、とわかったしだい。 仕方が無いので受けることに。

 待っている人たちはみんなダンサー、という雰囲気の人ばかり。 どうしようかな?と思ったものの、実際にはその先生の初心者のクラスから引き続き受ける人もいたりして、全く付いていけないのが目立つ、ということではなくて済みました。


 明日、どこかのバレエ団の入団オーディションがあるようで、それを受ける人たちが数名。 

 

 バレエは2年ぶりなものの、ああいう本格的なレッスンを受けるのは11年振り? バーの途中で足がつりそうでした。

 友達曰く今日私が受けた先生はバランシン・テクニックを教える先生だそう。 私が受けてきたレッスン、見たことがあるレッスンとは違って、最初は頭がこんがらがりました。 でも、10代の時に必死に取り組んだことは身体が全て覚えています。 バレエシューズをはいて、バーに触れたら、身体は反応する。 違うのは昔よりも身体が重くてどうにもならないことを実感したこと。 股関節も硬くなったし。


 やったことが無い動きがたくさん。それでもバーはついていけるけれど、センターは難しい。 回ることは高校生の時よりも感覚があるのでは? ロイヤルバレエを観察していますからね。

 ジャンプは飛べなくなりました。


 生ピアノでの1時間半のレッスンがあっという間。 

 本来は違う目的だったのに、最後は踊ることを楽しんでいました。 雀100まで踊り忘れず。


 誰かに指示を出されてそれに従いながら音楽にあわせて踊る。 気持ちの良い汗もかいて、身体が重いことも再認識し、これはどうにかしないと・・・・

 

 やっぱり、日本で厳しい先生についておいてよかった。 

 レッスンの後、一緒になった友達とおしゃべり。 3時間しゃべり続けてあっという間。 これから2週間、必死で自分のベストを尽くすことができるように頑張りたいから、今日のレッスンを受けて、そして友達とおしゃべりもして、気持ち新たに今週も頑張ります!

Posted on 2010/02/07 Sun. 04:17 [edit]

category: 日常

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07

コルチェスターでのコンサート 

2月3日、ロンドンから北北東に向かって約90㎞、電車で約1時間のコルチェスター(Colchester)へ行ってきました。

 理由はコンサート。 1月に急に連絡を頂きました。


WITH HOPE!!-100206 lion walk outside

 古いLion Walk教会を23年前に建て直したそうで、この上の写真の部分は古い教会の部分。 でも、今はとってもモダンな内部の教会でした。

WITH HOPE!!-100206 lion walk

 日本で言う2階(高さ的には3階くらい?)に教会。 床もカーペットでこの季節でも寒さが和らぎます。 冬の教会でのコンサートほど寒いものはありませんから。

 ピアノは愛するペトロフ!! イギリスに来てからペトロフのグランドを弾くのは初めて。 でも、この楽器はあまり良いものではなかったですが。


 今回は、

 モーツアルト: ピアノソナタ ハ長調 K.330

 チャイコフスキー: ロマンス ヘ長調

 シューベルト=リスト: ウィーンの夜会 第6番


 というプログラム。

 

 モーツアルトの第2楽章から、ずっと客席の空気をこちらにひきつけていることを感じました。

 以前、私が習っていた日本舞踊の先生が、舞台での客席から感じる空気が気持ちよい、とおっしゃっていましたが、私のこういう空気を感じるようになってきて嬉しい。 凄く気持ちが良いのです。 その代わり、終わったあとの疲労感もとんでもないものですが。


  

WITH HOPE!!-100206 lion walk from the piano


 パイプオルガンのパイプがちょっと凄い色でびっくり。


 今回は100人近くの方がいらしてくださったようです。 全く名の知れていない、この地域には全く関係がない私なのに、こうしていらしていただけること、本当に感謝です。

 

 『チャイコフスキーのロマンス、初めて聴いたけれど、とっても美しい曲だね。 ぜひCDを探してみるよ』

といわれたり、

『私の身体の中はずっと踊りっぱなしだったのよ』

なんていわれると、とっても嬉しくて、疲れも吹っ飛びます。


 私の演奏も、今年に入ってから一番良かった気が。 特にロマンスで、かなりおもしろいことができました。 やはりこの曲は弾けば弾くほど面白くなります。

 ウィーンの夜会は、まだまだ勉強することが山積み。


 喜んでいただけて、ここも再び声をかけてくださるそうなので、また楽しみにしています。


Posted on 2010/02/05 Fri. 23:44 [edit]

category: 日常

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05

久々のバレエ鑑賞 

もう金曜日ですね。

 水曜日のコンサートの疲れ(というよりも、あの日はその後も2件教えに行ったので)が取れないままいます。

コンサートのこと、行ったコルチェスターのことはまた後ほど。

 先週1週間はミッド・シーズン・ブレイクだったロイヤルバレエ、今週からシーズン後半が始まり、昨日が最初の舞台。 2週間ぶりにオペラハウスへ行ってきました。 忙しい今だからこそ、こうしてオペラハウスへ行ってバレエを観るのが今まで以上に楽しみなのです。

 

 1月に始まった『ロミオとジュリエット』。 私は今回2回目の鑑賞。

 昨日は

 ロミオ: イヴァン・プトロフ

 ジュリエット: セーラ・ラム (日本だと、サラ・ラム)

 マキューシオ: 蔵健太

 ベンヴォーリオ: ヨハネス・ステパネク

 ティボルト: ベネット・ガートサイド

 パリス: 平野亮一

 セーラが一昨年ジュリエット・デビューした際には私は観なかったので、今回が私にとって初めての彼女のジュリエット。 ロミオのイヴァンは2007年11月、彼がロミオデビューをした年に観て、非常に気に入ったのを覚えています。

 

 イヴァンは今までは小柄なロベルタと組んでいたのですが、スティーブン・マクレーがプリンシパルにあがって、背の高さのことからだと思うのですが、ロベルタがスティーブンと組むようになったので、今シーズンはイヴァン&セーラ、という組み合わせが多いです。 ただ、ちょっとセーラが背が高い気がしますが。

 とっても大人っぽいジュリエットのセーラと、なぜかいつもと違って前髪をたらしたままでやたらと幼く見えるイヴァン。 年齢設定が逆に見えました。

 初めて、親が連れてきた結婚相手、パリスに会った時、彼女は笑顔で、この青年のことを一目で気に入って、興味がある、という感じ。 でも、ロミオと初めて出会った時とは全然違う。 ロミオと出会った時は、衝撃的、という感じの出会い。

 

 舞踏会で、ロミオとジュリエットが出会う時、これも毎回のキャストによって違ってきます。 今回はジュリエットが真ん中で踊っている時、イヴァンは意識をしていたのかはわかりませんが、短調の曲が長調になって、その中でも一番美しいところに達した時に、それまではロザリンにしか興味が無かったのに、初めてジュリエットに気が付いていました。 ロミオ、放心状態、といった感じ。

 本当にこの舞台を観るのは忙しいです。 


 あともう一つ印象深かったのは、ロミオがジュリエットとの秘密の結婚式から町の広場に戻ってきて、ティボルトとマキューシオが戦い始めているのをみて、止めに入る時、マキューシオとベンヴォーリオにジュリエットの手紙を見せようとしていました。 これ、初めて見た気がします。 

 

 今回は健太さんがマキューシオデビュー。 ベンヴォーリオも踊っているので、観ているこちら側としてはどうしてもベンヴォーリオ、と思ってしまうから切り替えが大変。

 やはり難しいキャラクターの役だと思うので、これからどのように変わっていくのか楽しみです。

 そして、私が観た中で一番ベンヴォーリオのキャラクター作りがはっきりしているヨハネス。 一昨年も観ていますが、彼はロミオ、マキューシオに比べてキャラクター作りが難しそうなベンヴォーリオ、という役を魅せる役にしているな、と思います。 彼がマキューシオを踊ったら観てみたいな、と思わせます。

 そして、今回は、ジュリエットのお父さん、お母さん役に、ギャリー・エイヴィスとエリザベス・マクゴリアン。 この二人のキャラクター・アーティストが出てきたら、舞台は非常に引き締まるのです。 とにかく、二人とも演技が細かく、他の人たちとは違うものを見せてくれます。

 夫婦仲が冷め切っていて、夫人は夫よりもティボルトに心があるのでは? 娘がパリスと結婚することも父親が願うほどは願っていない。

 

 ロミオ、ジュリエット、マキューシオ、ベンヴォーリオ、ティボルト、パリス、ジュリエットの両親。 キャストが一人違えば全く違った舞台になってくるロイヤルバレエのロミオとジュリエット。

 プログラムに芸術監督のモニカ・メイソンが、「キャストの一人一人がその人の内容の読解をして、キャラクターを作り上げるのがみものだ」というようなことを書いていましたが、まさにそのとおり。

 今回は、マキューシオとベンヴォーリオ、同じ人が2キャストで踊っても違う組み合わせで組んでいるようなので、こちらも楽しませてもらえます。

 

 彼らは日本公演ではロミジュリは踊りませんが、都さん、アリーナ・コジョカル以外でも、ぜひ観にいってみてください。 一つ一つのキャストが独自のものを創り上げるので。


 8日まで続けてオペラハウス通いになるので、昼間は勉強、夜はバレエ。 身体はぼろぼろだけれど、心だけは充実しています。

 追伸: NHKの「地球ラジオ」という番組のウェブサイトの「世界の窓」という項目で私が2010年2月のところでロンドンの紹介をさせて頂きました。 ご興味のある方は、www.nhk.or.jp/gr より見てみて下さい。

Posted on 2010/02/04 Thu. 21:06 [edit]

category: バレエ

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便利になったイギリスの銀行 

 朝から小雨が続いていました。 今日はやっと教えに行くことができて一安心です。


 私が全く理解していないことのひとつ、それは日本の銀行。 全くわかりません。 日本でバイトをしていたこともあるから、一応口座は持っているのですけれどね、母が管理しています。 

 それでも、日本は銀行の窓口というのは午後早くに閉まってしまい(うちの方だけかしら?)、でもATMでお金の振り込みもできることは知っています。


 イギリス、というのは銀行は午後4時半とか5時まで窓口も開いています。 というよりも、窓口の取引がほとんど? ちなみに、窓口は大きな銀行だと外国為替両替の窓口があることもありますが、内容によって日本のように窓口は分かれていません。


 私はイギリスに来てから2年くらいは銀行のカードも持っていなくて、いつも小切手帳を使ってお金を引きおろしていました。 ちなみに、小切手帳は支払い用の小切手と、入金用の小切手に分かれています。

 だから、仕事をするようになってお金を入金する時には、現金でも小切手でも、小切手帳を持って銀行の窓口でお金を入金していました。


 それが、そのうち、入金小切手帳が無くてもカードで入金できることがわかり、小切手帳を持ち歩かなくて便利になった、と思ったものです(多分私が知らなかっただけ)。 窓口が混んでいる時、銀行員に教えて頂いて、銀行内の備え付けの封筒に現金、小切手を入れて口座番号など必要事項を記入して備え付けのポストに入れると、後で入金してくれることも知りました。


 ちなみに、普通のATMではお金の入金はできません。

 それが、今日、教えに行く途中いつもはいかない私の銀行の支店に行ってびっくり!

なんと、入金用の機械があったのです!! 他の大きい支店でも見かけたことがなかったのに。

 窓口は混んでいたので、初めて使いましたが、窓口とかかる時間は同じくらい。 

問題は汚い紙幣は受け取ってくれない。 これ、日本では考えられないくらい汚い紙幣が使われているイギリスではちょっと困る。

 小切手は、手書きの金額もきちんと機械が読み取るのです。 もちろん、確認させられますが。 私が入れたものの1枚は、生徒のお母様の字を機械が読む取ることができませんでした。


 機械と人間の処理の早さが同じ、というのはどうかとも思うのですが(日本だったら、機械の方が早いですよね?)、窓口に並ばないで済むのであればこれはこれで便利。 

 ちなみに、銀行の人が隣に来て、手取り足取り教えて下さいました。 私が機械の前へ行っただけで係員が来た、ということはまだまだ皆が慣れていない機械なのでしょう。

 

 便利にはなるけれど、イギリスの個人の小切手、というのは本当に便利なものなので、これは残ってもらいたいな、と思います。

 例えば、バレエ好きの人たちのサイトで、使うことができなくなったバレエのチケットなどを売り買いするのですが、その場合、直接会うことができない場合はチケットを郵送してもらい、こちらからは相手の名前と住所を聞いて、小切手を送ります。 手数料も要らないし、送られた本人しか使えないから、安全度も高いと思います。

 日本だと、振り込み手数料がかかったり、意外と不便。


 今はオンラインバンキングも進んでいるようで、以前、生徒のお母様からレッスン費をオンラインバンキングでやり取りできないか、といわれました。

 私、銀行からもこのことを言われているものの、自分では管理しきれ無そうなので、断っています。

 ますますネット社会ですね。 それなのに、入金用のATMがほとんど無いことの方が驚きです。

Posted on 2010/02/02 Tue. 04:38 [edit]

category: イギリス事情

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中学受験 

 今朝も起きたらうっすらと雪が積もっていました。 あっという間に溶けましたが。 

 日本も関東で雪の予定のようですね。 もう何年前かしら? 私の中学受験の時も2月1日、2日は雪。 2日、新宿の大ガードの交差点で滑って派手に転びました。 縁起が悪い・・・ でも、この日の学校に合格しましたが。

 

 昨日は完全にダウン。 今日も午後までだめ。 明日は教えに行かないといけないし、明後日はコンサートなのだから、明日はどうにかして復帰しなくてはいけません。


 

 日本も受験シーズンですが、イギリスも受験シーズン。 

 イギリスは、日本よりももっと学校に差があるし、中学、高校合わせて7年(高校最後の2年は日本の大学教養課程程度になりますが)。 私立は日本の私立とは比べ物にならないほどの学費。 前にも書きましたが、その為、音楽が得意な生徒は、普通の学校でも音楽の奨学金があったりするのです。 既にほとんど学科試験は終わっているので、現在は学科面接と音楽奨学金オーディションの真っ最中。


 ちなみに学科面接、学科試験とは別の日に行います。 学科で成績が良かった人が呼ばれているはず。 

 この辺での女子のトップの学校(イギリス国内でもほぼ1位なのでは?)の学科の奨学金の面接の内容を聞きましたが、これが難しい。 普通の学科面接はそれほどではないようですが。


 音楽奨学金は、ほとんどの場合楽器2つの実技と聴音と初見。 学校によってはこれプラス歌、スケールというところも。 

 

 この音楽奨学金に選ばれると、12,13歳でもピアノトリオをやったり、学校のオーケストラに所属、学校の合唱にも所属。 とっても忙しい時間を送ることになります。

 こういうのを見ていると、イギリス人が良い学校に行った人ほど音大に行ったわけではないのに、音楽の知識があり、クラシック音楽を愛する人が多い理由がわかります。


 男子校でも、成績が良い学校ほど、音楽やスポーツが盛ん。 学問一筋、というわけではありません。

 

というわけで、生徒の音楽奨学金の試験が今週末まで続くし、自分自身のオーディションもすぐ近くだし、3月の生徒のグレード試験ももうすぐだし、とにかく今は休んでいられません。 

 

 中学の受験、日本のように結果がすぐにわかるわけではなくて、試験の期間も長いので、結果がわかるのは3月、というところもあるそう。 


 実は、昨年末は私、この中学受験の問題集を買ってきて勉強していました。 英語、知らない単語がたくさん出てきました。 非常にイギリスらしい問題もたくさん。 大学に進む為のAレヴェルという統一試験(高校卒業試験)はイギリス人と同じように受けたけれど、中学受験は私はイギリスではしていません。 正直、学ぶものがたくさんありすぎます。 


 日本の受験はあと数日続きますね。 東京の雪が酷くならないことを祈って・・・

Posted on 2010/02/01 Mon. 05:06 [edit]

category: イギリス事情

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