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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

さすがに・・・・ 

昨夜冷え込んでいましたが、今日は起きたらうっすらと雪が積もっていました。 今日は青空だったので、午後にはほとんど溶けてしまいましたが。


 さすがの私も疲れているのか、今日は教えている途中から体調がおかしくなっていき・・・・

本当は夕方、一人の生徒が中学の音楽奨学金試験を受けに行く間、ピアノの練習に来てよいわよ、と言われていたにも関わらず、その気力がゼロ。 

 家に帰ろうか、と思っていたのですが、久々にローカル図書館へ行って、日本語の本を読んでいたのでした。

私が住んでいる地域には土曜日の日本人補習校がある為、日本人も多い地域で、きっと日本の方が帰国なさる際に図書館に寄贈するのでしょう。 たくさん、とは言えませんが日本語の本があるのです。 私自身は、音楽の専門書以外、日本語の本はほとんど持っていないのでこういう図書館はありがたいのです。

 

 何気なく手に取った『別人「群ようこ」のできるまで』。 私、彼女の名前は知っていても多分著書は読んだことがなかったのですが、彼女の大学を卒業する頃から、就職をして、物書きになっていく過程を書いたもの。

 面白くて、一気に気が付いたら2時間半、図書館が閉まるまで本を読んでいたのでした。

 

 そういえば、この前ここへ行った時には、林真理子さんのエッセイを読んだし、日本にいる時には読んだことがなかった作家の本を読む、というのはある意味で蔵書数が少ないからできること。 でも、彼女たちのエッセイは今の私の日本語力でも結構スラスラと読むことができるので、とっても楽しい。



 今日は午前中、ヴァイオリンのグレード試験のあわせ。 まあ、聴音のレッスンの途中であわせをした、と言った方が良いのですが。

 私の12歳のお友達兼生徒? 彼女はピアノがとても上手だし、音楽性があるし、頭が良くて、一緒に弾いていてもとっても楽しい。 楽譜を預かっていたにも関わらず、時間がなかったので、今朝バスの中で譜読みをして、ほぼ初見でのあわせでしたが、素敵な曲でした。

 彼女の伴奏をするのは多分2年半振り。 去年先生を代わってから、だいぶ上達したな、というのが感想。


 今、コンサート活動ではソロばかりですが、本当は室内楽とか、伴奏とかもとても好きな分野。 特に、グレード試験の為、とは言えども、そしてまだ12歳でも、同じような音楽性を持っていて、こちらが引っ張ればそれにくっついてくるような子の伴奏はこちらも弾きがいがあります。


 明日は朝から聴音の教え。 これは休むわけにはいかないから、体調がどうにかなってくれないと・・・・

ついでに、次のコンサートもあと4日。 オーディションの日ももうすぐだし、正直寝込んでいる時間は今の私には全く無い。 今日は早く休みます(といっても、既に帰ってきてから体を起こしていることができなくて、3時間寝てしまったのですけれど)。

 

Posted on 2010/01/30 Sat. 06:24 [edit]

category: 日常

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30

Shrewsbury 1 

昨日のShrewsbury(シュルーズベリー)の写真です。


WITH HOPE!!-100129 shrewsbury

 駅の入り口。 この鉄の飾りが素敵なのです。

WITH HOPE!!-100129 inside of the train

 これは帰りの電車内ですが、とっても新しい車両できれい。 行きはもう少し古いものでしたが。 イギリスの長距離はほとんどがこうした4人がけのテーブル付きの座席。 今回は行きも帰りも空いていたので一人で使いましたが、混んでいる時など、知らない人同士、おしゃべりで盛り上がることもしばしばあるのがイギリスの電車。

WITH HOPE!!-100129 train ticket

 今回、インターネットで電車を予約し、駅で切符を発行してもらうのではなくて、こうして家でプリントアウトをして、改札でこれを見せて電車に乗りました。 イギリスも進歩していっています。

WITH HOPE!!-100129 from the window


 イギリスの車窓はいっつもこんな感じ。 このような景色が永遠と続きます。 家が増えて、教会の塔が見えるとひとつの駅に到着。 これを繰り返します。 帰りは真っ暗な中を走ります。 トンネルの中を走っているような、 『銀河鉄道999』のように空の中を走っているような錯覚にも陥ります。



WITH HOPE!!-100129 gateway

 これが昨日の会場。 


 街の中の写真は長くなるので別に書きます。

Posted on 2010/01/29 Fri. 06:50 [edit]

category: イギリス 遠出

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29

Shrewsbury 2 

 コンサートの後、アートセンターの中のカフェでお昼をご馳走になったので、アートセンターを出たのは3時近く。 私が乗らなくてはいけない電車は4時7分。 1時間の観光でした。


WITH HOPE!!-100129 entrance

 駅の左手がタウンセンター。 こんな道を登っていきます。 まだ『Happy Christmas』の飾りがついたまま。 なんとなく、スペインのトレドを思い出しました。

WITH HOPE!!-100129 tudor


 チェスターにも近いからでしょうか? チューダー朝の建物がたくさん。 

WITH HOPE!!-100129 alley

 建物の間に、家? ロンドンのリバティー・デパートの本物版?

WITH HOPE!!-100129 main street

 

 街中のメインショッピングストリート。 イギリスは1月6日あたりまでクリスマスの飾りを残しておきますが、もう1月末ですよね・・・・

 こういう街の感じはイギリスのどこへ行っても(ロンドン以外)は似ています。

WITH HOPE!!-100129 tudor house


 ひときわ模様が細かい! 建物の1階の高さも低め。 1階部分にはチョコレートやさん。


WITH HOPE!!-100129 tudor and?

 この写真、合成ではありません。 チューダー朝と隣は何でしょうか?

WITH HOPE!!-100129 tourist information

 駅から結構離れたところにトゥアリスト・インフォメーションセンター。 私は地図がほしかったのと、演奏しに行った場所で大きい都市の場合は、できる限りそこの土地の名前が入った指貫をコレクションしているのです。 お土産やさんがあるところではないので、こうしてトゥアリスト・インフォメーションに買いに行きます。

WITH HOPE!!-100129 the castle

 こちらがシュルーズベリー城。 城内は現在はミュージアムになっているようです。 時間が無かったので、そして確か冬は開館時間も短かったはずで今回は中に入りませんでした。 このお城は高台にあるので、景色が見えるかしら? と思ったから行ったのですが、もっと上に行かなくてはいけなかったよう。 時間が無いのと、雨が降ってきてしまい、今回は残念ながらパス。



WITH HOPE!!-100129 old tudor

 お城のすぐそばに、黒色がはげかかっている古い家。 

WITH HOPE!!-100129 from the castle


 お城の外から。 右側が駅。 左側の建物、みんな色が違いますが、それでもごちゃごちゃとはして見えない。 これで車が走っていなかったら、日本の方々はディズニーランドのような景色に思うのでしょうか?


WITH HOPE!!-100129 shrewsbury station


 これが駅。 立派でしょ? ここはイングランドとウェールズの国境に近いところ。 ホームではマンチェスター行きの電車があったり、ブリジェンド、スウォンジー、カマーデン、などなどウェールズの懐かしい地名がアナウンスされていました。 南ウェールズにも北ウェールズにも電車がここから通っているようです。 

 マンチェスターとカーディフ、私が住んだことがある二つの都市からの方がロンドンからよりもこのシュルーズベリーは近いようです。


 とにかく、街のどこでも写真スポットになるようなところでした。 今回は本当にゆっくりできなかったので、次回は泊りがけで行きたいな、と思います。 街の中にロンドンでは見つけることができないような、素朴なティールームがいくつかあって、クリームティーもお安い。 こういうティールームが大好きなので、次回はこれも是非!!


束の間のブレイクでした。

Posted on 2010/01/29 Fri. 06:04 [edit]

category: イギリス 遠出

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29

Shrewsburyでコンサート 

 Shrewsburyまで行ってきました。


 ロンドンから北北西に向かって3時間、200kmちょっとでしょうか? とっても素敵なところでした。

観光は1時間ほどでしたが、写真はまた後日。


朝7時33分ロンドン・メリルボーン駅発。 出発して1時間ちょっとはどこにも停車しません。 この路線は一日4本しかなく(4往復)、でもガラガラ。 よって、テーブル付きの4席を皆ほとんど独り占め。 帰りも同じ状態。 これ、かなり楽です。

 Shrewsbury着は10時40分。 主催者の方が駅まで迎えに来てくださいました。


 

 昨年、事務作業をしていろいろとやった際、たまたま今日の演奏場所で今日演奏する予定だった人がキャンセルし、その日に私からの手紙が届いたから、他にもキャンセル待ちをしている人がいるにも関わらず、グッドタイミングだから、と言って私に声をかけてくださいました。

 本来なら、かなり先まで決まっているから待たなくてはいけなかったようです。


 教会ではなくて、アート・エデュケーション・センターの一角にある、多目的室のようなホール。 

こういう場所にしては珍しく、スタンウェイのモデルDが入っていました。 スタンウェイらしい華やかな音色ではありませんが、部屋の大きさにもちょうどよいとってもまろやかな音色。 華やかなスタンウェイの音が苦手な私には嬉しい音でした。 といっても、私が愛してやまない、チェコのペトロフ、というピアノにはかないませんが。


 チャイコフスキーの四季から3曲、リストの愛の賛歌、ショパンのマズルカ4つ、ノクターン 作品62-1、そして幻想ポロネーズ。 アンコールはシベリウスのワルツ。


 久々にとってもよい状態のグランドピアノに触れられて嬉しくて、しっかり1時間15分ほどリハーサル。

 

 今年に入って最初のコンサートで客足を主催者の方は心配していらしたのですが、ほどほどに入ってくれました。 

 私自身の演奏は、よいところもあり、悪いところもあり。 

 次に向けて再びやり直しです。

 やはりショパンの幻想ポロネーズの最後の3ページ、右手の小指が動いていない状態でした。 どうにか薬指で乗り切りましたが、これはどうにかしないといけません。


 ただ、お客様はとってもよい反応をしてくださり、私は彼らが優しいから、たくさんの拍手をしてくださるのだ、と思っていたのですが、主催者の方いわく、そういうことでもないらしい。

その場で『またきてくれる? もう来年の夏まで決まっているから、2011年の9月以降声をかけるから』と言ってくださったのが何よりも嬉しいこと。


 このコンサート、いろいろと広告を出しているそうで、きっとそれをご覧になったのか、日本人の方が3人もいらしたことには驚きました。 イギリスのどこにでも日本人の方がいらっしゃるのですね。


 一人のお年を召した女性が、「今日聴いた曲は全て初めて聴く曲だったけれど、素敵な曲がたくさんあったから、今度CDを探そうと思うわ」とおっしゃってくださいました。 これってとっても嬉しいこと。 有名曲だけでなく、そうでない曲を1曲でも多く、いろいろな方に伝えたいので。


 そしてお一人、私の先輩に当たる方がいました。 といっても全く重なっていない方です。 私が修士号を取得した王立音楽大学は素晴らしい学校で、卒業生もたくさん活躍していますが、学部、ディプロマと過ごしたカーディフの王立ウェールズ音楽演劇大学は規模も小さく歴史も浅く、今まで卒業生に学校以外で出会ったことはありませんでした。 彼女も王立ウェールズ出身の人がこうして演奏活動していることに驚かれたのではないでしょうか?  「同じ学校の出身なのよ」 と声をかけて頂いて、あの学校に対していろいろと複雑な気持ちがある私も、嬉しかったです。


 帰りの電車、勉強しようとかさばる楽譜を持っていって、iPodを聴きながら楽譜を勉強する予定でしたが、半分聴いたところで、聴く気力がゼロになりました。


 今夜しっかり疲れをとって、明日からしっかりまた勉強しないと・・・・



Posted on 2010/01/28 Thu. 04:56 [edit]

category: 音楽

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28

明日はコンサート 

 先週暖かかったロンドンですが、昨夜あたりから再び冷え込んでいます。 

 昨日の教えの帰り、スーパーマーケットによるのにバスを途中下車してバスを待っていたら、道の向こう側に友達発見! 先週コンサートに来てくれた友達。 彼とは本当によく偶然に会います。 お互いにびっくり。

 そのまま外で(外の温度計によると、0℃)30分近く立ち話をしたのはいうまでもありません。


 明日は久々の遠出。 いつ以来かしら? 朝が私にとっては早い出発。 私の家からだと使いにくい駅から。 だから電車に乗る前に1時間かかる計算。 久々に5時起き予定。 


 家のピアノが調子がよくないので(ピアノ自体もですが、家の作りが悪い為、冬はどうしようもないらしい)、今日は午後から教えの前に去年ピアノの選定に付き添った生徒のお母様のご好意で練習をさせていただきました。 以前から練習に来ていいわよ、とおっしゃって下さっていたのですが、同じ方面で教えがある時ではないと時間的に厳しいし、申し訳ない、と思っていて。

 何度もおっしゃっていただいていたので、甘えさせていただいて感謝。 コンサートの前日、アップライトでも、よい状態のヤマハに触れられるととっても助かります。 2時間があっという間。 他の譜読みもしたかったのですが、そこまでは手が回らず。


 去年の6月以来? 久々にショパンの幻想ポロネーズを取り上げますが、冷凍しておいた後なので、非常に新鮮。 でも、これを弾くとまだ指が治っていないな、と気づいてしまいます。 今まで問題のなかった右手の4、5でのトリルができない。 2ヶ月以上右手の薬指、小指を固定されていた状態、完全復帰まではもう少し時間がかかりそうです。 最後のオクターブの連続は元々小指を鍛えられてきているので、問題なく音が出ます。 ドクターが驚くほどの小指の強さですから。 でも、痛み、というのはこれとは別の問題。 痛くても弾けてしまうからいけない。 

 とにかく、とりあえず2月末までもってもらいたい。 2月の準備が指とピアノの問題で少々遅れ気味。 どうにかしますが。

 3月のコンサートのプログラムも提出しなくてはいけないけれど、とにかく指しだいだから、ぎりぎりまで迷うつもり。


 明日は楽しんできます。 初めて行く場所なので、楽しみでもあり、多少心配でもあり。

 一日4本しかロンドンからの直通がない場所なので、4時過ぎの最終電車でロンドンへトンボ帰り。 演奏後、2時間弱、観光をしてくる予定です! 

Posted on 2010/01/27 Wed. 05:36 [edit]

category: 音楽

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27

久々の休日 

 ロンドンは午後4時半頃まで薄明るくなりました。 10月最終日曜日から翌年3月最終日曜日までが冬時間(グリニッジ標準時)になりますので、ちょうど冬時間も半分が終わったところ。 お花を扱う八百屋さんの軒先にはダフォディルの花もみかけるようになり、少しずつ春が近づいているのかもしれません。 

 生徒のお母様からもしかしたら月曜日は雪、と伺っていたので、降らなくてほっとしました。 

 今週木曜日は結構遠くまで演奏に行くのですが、水曜日の教えを休むわけにいかないので、当日移動。 雪なんて降ってしまったらとっても困るので、どうにかこの天候が続いてもらいたいです。


 久々の完全オフ日、朝目が覚めても、全く体を起こすことができませんでした。 今週は木曜日から土曜日がかなりきつい。 体調管理をしないと。


 夕方から学校へ行って、久々に楽譜漁り。 今まで避けてきたオペラの楽譜を見ながらCDを聴く。 私、恥ずかしながら、オペラのCDって所有していません。 言い訳をするのなら、オペラの全幕のCDは高い。 在学中は学校で聴けるから所有しなくても困ったことはありませんでした。 基本的に歌が苦手なので(ソプラノが苦手)、オペラの歌が無いヴァージョンのCDがあったらよいのに、ととんでもないことを考えている人です。 オペラの曲自体は好きなので。


 というわけで、楽譜を見ながらCDを聴いていたら時間はあっという間に過ぎていきます。 今日得てきたものをこれから自分なりに調理していく。 やっぱり、こういう作業が好きなのかもしれません。 


 これから4週間で本当に真剣に音楽と向き合わないと。 弾くだけでなくて、いろいろな曲を聴いていくことが課題。


 木曜日、来週の水曜日に行く場所は初めてのところ。 私が持っているガイドブックに載っていないところだからネットで調べていたのですが、とっても素敵なところみたい。 どちらも演奏後2時間ほどしか観光の時間はありませんが、旅が好きなのに旅をする時間が今は取れない私にとっては貴重な貴重な休日。

 先々週コンサートに行った時は久々の本番で、本番用にしているコピー譜が見つからなくて、重いオリジナルの楽譜を何冊も持っていく羽目になったので、今回はちゃんとコピー譜も探し出したので、荷物も軽くすみます。

そうでないと、5キロ以上のバッグを持ち歩く羽目になりますから。


 

そんなこんなで私の休日はおしまい。

休日、といっても、結局は教えに行かない以外は結局は仕事をしているみたいです。

Posted on 2010/01/25 Mon. 05:19 [edit]

category: 日常

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25

再び頭の中ぐちゃぐちゃ 

もう土曜日。 忙しいときは重なるようで、教え、本番が続いていて、気がついたら明日まで10日続けて休みが無い状態。 休みが無いのは嬉しいものの、今の私にはやらなくてはいけない楽譜が溜まっていてまとまった時間がほしいのも本音。 明後日は久々の休みです。 まあ、この職業、休み=練習が思う存分できる、という意味ですが。


 とりあえず、今は何が何だかわからない状態。 来月のオーディション用の楽譜と、それとは全く関係がないコンサート用の楽譜、そしてコンサートに伴う事務作業。 慣れていないから手順が悪すぎ。 加えて、ありがたいことに現地の生徒のお母様がいろいろと紹介してくださる方がいて、その関係で単発の仕事がいくつか。 明日は初見でヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲の伴奏らしい。 リハだけだからよいものの、ヴィヴァルディは結構弾きにくいのも本音。 学生時代、ヴィオラ、チェロと弾くことが多かった私はヴァイオリンのレパートリーは抜けていますから。

 ピアノのソロのスタンダード・レパートリーを書いてある作曲家の曲というのはオケ編曲であっても、伴奏であってもまだ弾きやすいのですが、ピアノ曲としてはなじみがない作曲家で弾いたことがない作曲家の曲、というのはとても弾きにくい。

 

 苦戦しているオーディション用楽譜も同じこと。 一度違う形で弾いている曲ですが、その時とは全く違う楽譜。 この作曲家のスタイルが手に馴染んでいないから、気がついたら手が宙に浮いている。 そうするともうどうにもならなくなる。 

 

 とこんなわけで、試験前の子供のオーラルの教えを朝からやった私は疲れ果てて、夕方気がついたら寝ていました。 やらないといけないことがあったのに。 

 

 でも、私は本当に今回与えられたチャンスをものにしたいのだな、と常々思います。 何を弾いていても頭の中はストラヴィンスキー。 これ、本当はよくないのですけれどね。

 来週のコンサートでは久々にショパンの幻想ポロネーズを取り上げるし、少しずつ頭の中が回復してくれたら、と思っています。 一昨日バレエを観ながら、『眠り』の幕が降りた直後、ストラヴィンスキーに頭の中が支配されて呆れましたから。

Posted on 2010/01/23 Sat. 06:11 [edit]

category: 音楽

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23

いろいろ 

 一日中、小雨がぱらついていたロンドンです。


 教えに行く途中、大きな道路の水道管が壊れて、バスは迂回。 帰りは混んでいたので、普段5分もかからないところが30分もかかる有様。

 行きは、手を上げているのに、バスが止まってくれなかったし。 15分に一本くるか来ないか、という場所でこれをやられると本当に困ります。 大体、1月2日にロンドンの交通は再び値上げを行い、まだ料金表を駅で見かけていないのですが、昨日バスの1ヶ月乗り放題のパスを更新したら、今までよりも25%の値上げ。 

 値上げをしてサービスがよくなるのであれば何も言いません。 値上げをして、今までよりもひどくなっている、というのが私の感想。 いつもは我慢していますが、ついに堪忍袋の緒が切れたので、手紙を書こうかと・・・・・


 そんなこんなで、本当は十分に時間があったはずなのに、最終的に地下鉄に飛び乗って、7時半開始のバレエアソシエイションの会場に着いたのは7時28分。 開始が少し遅れたからよかったですが。


 ここでは詳しくかけませんが、1993年ロイヤルバレエ入団の佐々木陽平さんが今回のゲスト。 明日で引退です。 といっても、明日はもう踊らないようですが。


 バレエアソシエイションではダンサーたちも結構本音というか、正直な心うちを話すことが多く、今日も大変興味深いものでした。


 11月、12月はジョナサン・コープ、モニカ・メイソンととっても聞きたい方々のお話だったのですが、残念ながら私は行くことができず。

 

 陽平さん、思ったよりもウィットがある方でした。 でも舞台上と一緒で、とっても真面目で素直そうな方。

 


 私の大ファンのマリアネラ・ヌニェス、彼女のウェブサイトのVideoの部分から、2009年夏の日本での世界バレエフェスティヴァルの公演から、『海賊のパ・ド・ドゥ』のアダージョとコーダ、そして、『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』からパ・ド・ドゥ部分とソロを観る事ができます。 パ・ド・ドゥの相手はフィアンセのティアゴです。

 www.marianelanunez.com


 我が家はネットのつながりが弱いので、まだ私は全部を観ていませんが、これらの私はまだ生では観たことがない彼女の踊り、録画で観ると実際を観たくなってしまいました。

 

 もしよろしかったらご覧ください。

Posted on 2010/01/22 Fri. 06:19 [edit]

category: バレエ

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22

『眠れる森の美女』 

 1週間振りのオペラハウスでした。 10月、11月に上演して、今週再び5回の公演がある、『眠れる森の美女』。 

今週は、

 月曜日、『眠れる森の美女』

 火曜日、『眠れる森の美女』

 水曜日、『ロミオとジュリエット』

 木曜日、『眠れる森の美女』

 土曜日、マチネ、夜共に『眠れる森の美女』


 という状態のロイヤルバレエ。 来週はバレエ団の1週間のお休みだから、ダンサーたち、スタッフもやっとほっとできるのでしょう。 今日の舞台は全体的に疲れていましたから。 彼ら、毎朝10時半からクラスを受け(場合によっては9時半)、公演が無い日は6時半まで、公演がある日はカーテンコールまで出る人は楽屋口を出るのが、夜11時過ぎ、という生活。 休日は日曜日だけ(たまに土曜日に公演がなかったりすると休みのこともあるようですが)。 大変な生活です。


 私は今週の『眠れる森の美女』は今日の公演だけ観にいきました。 

 オーロラ姫はマリアネラ、王子はティアゴ。

 

 プロローグ、『水晶の泉』の妖精をユフィちゃんが踊っていましたが、私、毎回彼女で観ているような気が。

 この踊りはとらえどころがない、というか難しい。 でも、彼女のあの柔らかい腕の動きがとっても似合う踊りです。

 直前変更で、二人目の妖精、ひかるさんではなくて、茜さんに変更でしたが、彼女はとにかく体の芯がしっかりしている。 ただ、音楽性豊かなユフィちゃんの隣で踊ると、茜さんが半拍遅れる。 彼女はきっと日本でも優秀だったし、ソロをずっと踊ってきたのでは? と私は思うのですが・・・・・ 


 6人の妖精の騎士、相変わらず、ばらばら。 彼らは合わせよう、とはしているらしいですが、合っているところ、観たことがありません。 まあ、ロボットみたいなのよりはずっと良いですが。


 

 マリアネラが第1幕の『ローズ・アダジオ』で長いバランスをみせつつも、余裕がある踊り。 彼女はローズアダジオも、その後のソロも、自分だけで踊るのではなくて、周囲の人とコミュニケーションをとりながら踊る。 これが私が彼女の舞台が好きな理由かもしれません。


 第3幕、フロリナ姫とブルーバードのパ・ド・ドゥ、今回はユフィちゃんとスティーブン。

 ユフィちゃんはとにかく音楽性があり、上体、腕の使い方がきれいなダンサーなので、この役はとっても似合います。 いつもは、ユフィちゃん+ブライアン、という音楽性豊かでエレガントな踊りをする二人で観ていましたが、スティーブンはどちらかというと挑発的で野性的なブルーバード。 

 10月に観た時には、かっちり系の踊りをするラウラ+スティーブンで観たので、こうして、違う組み合わせで観ると非常におもしろい。

 スティーブンにしては珍しくジャンプが重めでしたが、観ていて気持ちの良い踊りをするダンサー。 今シーズン、プリンシパルにあがって、一昨年の怪我の後ですし、のりにのっているのかもしれません。


 マリアネラとティアゴのパ・ド・ドゥを観ながら、所々に入る、ピアノのグリッサンドとかスケールを聴きつつ、私、これでもいいから弾きたい、と思いました。

 

 というわけで、本当は土曜日の夜の公演に行きたいのですが、今日でおしまい。 土曜日の公演で引退する佐々木陽平さんの最後の舞台を観られないのが残念。 私が彼の最後の舞台を観たのは11月の『くるみ』の初日ですから。


 次のオペラハウスは2週間後。 この間、しっかり勉強です。

 

Posted on 2010/01/21 Thu. 06:53 [edit]

category: バレエ

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21

疲れたまま・・・・・ 

一昨日のコンサートの疲れを引きずったままです。

やっぱり、久々の舞台でのベートーヴェンはきつかったし、それよりも、12月中旬までまともにピアノを弾けなかった私にとって、やはりあの曲は厳しいな、というのが実感。 2月にケンブリッジで再挑戦します。

 指は、再び怪しい・・・・ 本当はスペシャリストのところへ行かなくてはいけないけれど、怖いから2月のオーディションが終わるまでは行かないでおきます。 本当は今行かないといけないのだろうけれど。

 2ヶ月もおとなしくしていたのに・・・・ 最初の1ヶ月はほとんどピアノにも触れなかったし。


 

 一昨日のコンサートは演奏するのは3度目。 他界している指揮者の方が所有していたスタンウェイのフルコンが入っている教会。 とはいっても、とても古いピアノです。 今年に入って初めてのコンサートだった為、長い間ピアノは使われていなくて、朝リハーサルを始めた時には、音が死んでいました。 しかもこの気候。 ピアノを弾く、というよりもピアノと戦う、と言った方が正しい。 日本は本当に恵まれているのですよ。 中身はないけれど。


 ショパンのマズルカ、シベリウスとラフマニノフのワルツ、そしてベートーヴェンの最後のソナタ。

 あの教会でベートーヴェンの最後のソナタを弾いてみたかったので、特に第2楽章はおもしろいものができたとは思います(1ページ飛ばしましたが・・・・) もっと体調が良い状態で弾きたかったな、というのが感想。

 このソナタと出会って既に8年。 弾けば弾くほどおもしろくなってくる曲です。 


 マンチェスター時代からの10年来の友達が来てくれていたのですが、「シベリウスがワルツを書いたなんて信じられない。 でも良い曲。」といわれました。 技術的には中学生でも弾けるような曲だけれど、これも好きな曲。 

 

 コンサートの後、友達がお昼へ連れて行ってくれたのですが、驚くことに、チャイナタウンにモダン・チャイニーズのレストランが最近できたそう。 一見、ナイトクラブのような外装。 中もシック。 まあ、お店の方々は典型的中国人。 

 お茶も種類が多いしおいしいし、飲茶も種類が多いし、凝っていました。 おかゆがおいしかった!!


 隣の駅に住んでいるのに、会うのは9月以来。 

 私の数少ないゲイではないロンドンに住んでいる男友達の一人。 ガールズトーク並みにしゃべることができる相手。 彼の教えがあったから、2時間ほどでしたが、まあよくしゃべりました。

 指揮を勉強していたこともあるから、私が今苦戦している楽譜についても助言してくれてありがたい。


 

 別に和食党ではないのに、コンサートの朝は、白いご飯に梅干。 これが元気の素。 

 そして今日は、頂き物の羊羹と抹茶ミルクで、疲れが半減。 昔はチョコレートで大丈夫だったのに。 なんだかんだ言っても、普段は食べたい、と思わなくても日本人なのかもしれません。

 

 来週に向けて、勉強です。

Posted on 2010/01/20 Wed. 04:14 [edit]

category: 日常

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20

ピアニストの後は秘書 

 今日のコンサートは無事終了。 詳細はまた後日。


 疲労感が凄いので、今日は早く寝よう、と思っていたのですが、2月のコンサートのことでメールがたまっていたし、それを片付けはじめたら、来週のコンサートへ行く為の電車のチケットを予約していないことに気がついたのでした。

 イギリスの電車、というのは非常にややこしくて、早くにチケットを買うと安くなったり、時間指定で買うと安くなったりします。 たいていの電車の切符は3ヶ月前から売り出しになるので、本当は3ヶ月前に決まっている分は買っておくべきなのです。 


 私にとって、今年のようにロンドンを離れた場所でのコンサートが多い場合、本当はこういうことも早めにやっておくべきなのですが、初めてのことで慣れない。

 来週から3月あたままでのコンサート5本分、電車とコーチ(長距離バス)のサイトを比較すること2時間半。 サイトのメインテナンスなどで買えたのは2回分。 しかも、ナショナル・レイルのサイトがだいぶ変わってしまって、要領が掴めなかったし。


 それに加え、プログラム提出をしていなかったところ2回分のコンサートのプログラム提出。 本当は新しい曲を入れたいけれど、3月半ばまでのコンサートは新しい曲を入れるのは不可能、と判断。 とにかく、今は2月に向けて大量の楽譜があるのだから、そちらが優先。 4月から6月のコンサートで8月に日本で弾く曲を加えていく予定。 というよりも加えていかなくてはいけない。 とにかく、指の怪我で、全体的な予定が遅れています。


 

 もちろん、演奏の回数が増えることはとても嬉しいことだけれど、演奏以外の事務作業、慣れるまではあたふたしそうです。 優秀な秘書にはなれそうにありません。

 それでも、今の世の中インターネットで行き先への交通を調べて、電車の時刻もわかって、チケットまで購入できるのだから、とっても便利です。 日本の方がこういうことが遅れていると思うのは私だけ? 去年、10年ぶりくらいで新幹線に乗った時、インターネットでチケットを購入できなくて驚きましたから。


 とりあえず、頭の中がぐちゃぐちゃです。

 

Posted on 2010/01/18 Mon. 06:17 [edit]

category: 日常

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18

頭パンク中 

 何度もいうように、日本での中学、高校時代学校のお勉強は本当に最低限しかしませんでした。 

 イギリスの高校時代は勉強したし、その後、イギリスの大学へ入学してからは、本当に勉強しました。 やらないと卒業できないし、ただでさえ、周りから数年分以上遅れていたので、勉強しなくてはいけなかったのです。 外国人だから、といって優遇なんてしてくれませんから。 当たり前ですが、30分の口述発表だって、エッセイだって、イギリス人と同じように審査されます。 まあ、カーディフの大学は英語のミスは英語を母国語としない生徒は点数は引かれませんでしたが。


 1年半前に修士号を終えた時、ピアノの新しいレパートリーを覚えること以外、学生の時のような忙しさからは解放された、と思っていました。

 でも、ちょうど1年前くらいは去年の4月のバレエの発表会の準備で忙しさから開放されたどころか、とんでもないことになりました。 とりあえず、卒業した学校に週1、2回通って、毎回図書館で1時間以上楽譜を漁る、という状態が3月まで続いたのでしたから。

 もちろん、それ以外の時間は常に小節数を数えたり、録音したり、既存の楽譜からメロディーだけ取り出して伴奏をつけたり、いろいろとやりました。 常に発表会の資料と共に時間を過ごしていたので。


 そんなことも終わって、これで私は教えと自分のピアノに時間を費やせる、と思ったのもつかの間・・・・

 今は学生時代以上の忙しさ。 学生時代よりも教えの数は多いし、毎週コンサートが入っている状態だし。 でも私の意志でやっていることだし、せっかくのチャンスを頂いたのだから、と思うからできる。 これから2週間で100ページの譜読み。 しかも、苦手なものが満載。 でも、これをやらないと私は前に進めないし、1年半前からこれを目指していたのだから。 

 バスの中では常にiPod。 明日のプログラムももちろん気になりつつも、現在私の頭の中はストラヴィンスキーに支配されています。 


 昨日、これから2週間の予定を立てて、毎日どこを譜読みしていくか、ということを表にした(こういうことはまめ)のですが、計画倒れにならないようにがんばらないと。


 でも、考えてみれば学生時代、グリーグのチェロソナタを友達に門下生の弾き合い会で伴奏して、と前日の夜に楽譜を渡されたり、初見でドヴォルザークだったかのスタバット・マーテルを伴奏したり、室内楽コンクールの3日前からショスタコーヴィチのチェロソナタを譜読み始めたり、まあ、いろいろと今から考えると恐ろしいことをやってきたのですよね。

 何もわかっていなかった昔の方がこういうことをできたのかもしれませんが。

 今のほうが現実的に考えますからね・・・・


 明日までに2月分のコンサートのプログラムを提出しなくてはいけないのに、全く頭が働きません・・・・


 でも、とにかく自分自身に納得が行くまでやろうと思います。

 そうしたら、未来が開けるかもしれないから。

Posted on 2010/01/17 Sun. 04:41 [edit]

category: 音楽

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17

日曜日・・・・ 

 数日前の寒さが嘘のように、5℃以上あるのでしょう、暖かい日が続いています。

 なんと、バスの中から二人、半袖で歩いていた人たちを見かけました。 もちろん、先日よりは暖かいものの、どう考えても半袖で歩くほどは暖かくありません。 さすがイギリス人。

 今日は青空でしたが、その前の2日間は雨。


 昨夜は11時過ぎ、突然我が家、そして家の前の街灯、辺り一帯が真っ暗になりました。 停電。 慌てずに、キャンドルはつけてあったから、懐中電灯をさがして、平然としていることができた自分に呆れました。 まあ、電気ポットを使っている(イギリスはだいたいそう)私は、お鍋で寝る前のお茶用のお湯を沸かさないと、と思っただけ。

 さすが、イギリス生活も長くなると、心臓に毛が生えすぎています。

 2時間ほどしたら停電終わり。 この前の雪の時も我が家は大丈夫だったものの、周辺で停電が起きたそうで夜中大変だったよう。


 

 どうやら世の中は冬のセールの最終段階らしいです。 私、ロンドンセントラルへは行っているものの、たいていはコヴェント・ガーデンとその周辺。 今日、用があったのでその帰り、オックスフォード・ストリートで少々寄り道。 といっても日曜日はお店が閉まるのは6時。 閉店間際でしたが。


 明日は久々にロンドンでコンサート。 11月にプログラム提出をしてあったので、まさか指の怪我がこんなに長引くとは思わないで、ぜひあの教会で弾いてみたい、と思っていたベートーヴェンの最後のソナタをプログラムに入れてしまってありました。 この曲はなかなかランチタイムリサイタルだと入れにくいので弾く機会があまりなかったので、本番に乗せるの、いつ以来かしら??? 

大好きな曲だけれど、日曜日だというのに朝から教えをしてくたくたの状態での練習、最後は頭が働いていませんでした。


 明日は、再び寒くならないことを祈って・・・・

Posted on 2010/01/17 Sun. 04:03 [edit]

category: 日常

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17

『ロミオとジュリエット』(アリーナ+ヨハン) 

 朝から雨。 よって、昨日、その前の先週からの雪がだいぶ溶けてくれました。


 ロイヤルバレエは火曜日から『ロミオとジュリエット』が始まっています。 


 故ケネス・マクミランが1965年に振付けたこの作品です。 曲はプロコフィエフ。


 今日の主な配役は


 ジュリエット: アリーナ・コジョカル

 ロミオ: ヨハン・コボー

 マキューシオ: ブライアン・マロニー

 ベンヴォーリオ: 蔵健太

 パリス: ヨハネス・ステパネク

 ティボルト: ベネット・ガートサイド


 最終ドレスリハーサルがこのキャストだったようで、写真は、http://www.ballet.co.uk/gallery/jr_rb_romeo_and_juliet_roh_0110 より。


 

もちろん、『くるみ割り人形』も、先週の『ベアトリックス・ポッターの物語』も大好きだけれど、このマクミラン振付の『ロミジュリ』も大好きなバレエ。 これを観ていると、特に第3幕はバレエって言葉を発しないのに凄い表現ができるものだな、と改めて思います。


 日本ではきっと一番人気のアリーナ、実は私はあまり相性がよくなくてほとんど観に行きません。 踊りは好きですが、音楽のとり方が全然違って結構イライラするので。 でも、プライヴェートでのパートナーでもあるヨハンと一緒に踊るのを私はほとんど観ていないので(2人とも怪我で降板が多かったので)、今回は観に行きました。


 演技派のヨハン、なぜかかなり老けて観えましたが、でもマキューシオを踊ったブライアンとのやりとりが絶妙。

 ブライアンもかなりキャラクターを出すのが得意なダンサーなので、非常に興味深い舞台でした。 ブライアンは怪我による長期降板から復帰してちょうど2年、毎回違う舞台を作り出し、切れのある踊り、まだ5段階の真ん中、ソロイストにいるダンサーですが、私は大ファンです。


 今日もロミオがジュリエットに初めて会って惹かれて行く時、マキューシオは苦い顔。 仲間意識が強く、裏切られた、という思いもあるのでしょう。 へらへらしているけれど、でも本当は強い意志がある、というようなキャラクターでした。


 やはり、アリーナはヨハンと踊る時の方がずっと良く観えます。第3幕、死のパ・ド・ドゥ(眠っているジュリエットとロミオが踊る)、踊る、というよりもロミオがジュリエットを振り回す、といった表現の方があっているような気がしますが、ジュリエットはだらっとしているけれど、でも絶対に力を抜いていたらあんなことはできないはず。 客席からは死んでいるように見えるけれど、本当はあれって大変なのだろうな、と思います。

 そして、ヨハンもアリーナと踊ると、こんなによいダンサーだったのか!と衝撃的。


 ジュリエットのお父さん役をデイビッド・ドリューが。 彼はもう60を超えているとは思いますが、存在感、表現、若い頃の舞台を観てみたかったな、と思います。


 パリスのヨハネスは2007年の時にはブライアンのマキューシオとヨハネスのベンヴォーリオ、という組み合わせで観ていたので、反対のパリス、というのは新鮮。 


 何度観ても凄い、と思い続けることができる舞台。 プロコフィエフの作曲は言葉を補う、というと変な言い方ですが、音楽が情景、心情を表す。 よくダンサー達が、『音楽が全てを語る』とおっしゃっていますが、まさにその通り。


 最後のジュリエットの息が途絶える部分、純粋なドの音で終わる。 あれだけ複雑な和声を用いていたのに。

 

 シェイクスピアの原作とはもちろんバレエでは違う部分もあるけれど、それでもあの傑作の文章を言葉の無バレエ、というもので表して、それが客席に伝わる。 魅力的です。


 3月までとびとびで、今回は8キャストが2回ずつ(男性は怪我の降板で2人は2人の女性と踊りますが)、計16回の公演。 私もとびとびでいくつか観に行きます。

Posted on 2010/01/14 Thu. 06:23 [edit]

category: バレエ

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14

桜のつぼみ 

 再び雪です。 先週の水曜日ほどまでは行かないけれど、それでも結構降りました。 学校も早くに終わったところが多い感じです。


 

 去年の1月13日は翌日に裁判を控えて、緊張していました。 今年の1月13日には2週間前に提出した書類の良い結果を頂くことができました。 とはいいつつもまだまだこれからが本番。 それでも、書類が弱い私にとってこれ以上嬉しいことはなくて、一人で嬉しくて悲鳴をあげてしまったほど。 桜はまだ咲かないけれど、私の中ではつぼみが開きかけた感じ。


 これから数週間、気を引き締めて頑張ります! ここに良い結果を書くことができるように。


 このことでずっと落ち着かなくていたので、これでやっと落ち着くことができそうです。

 やっぱり縁があったのか、女神様が再び微笑んでくれるよう、あとは私が最大限努力するだけ。


 このところ、毎晩ベッドに入ってから本がお友達ではなくて、iPodと楽譜がお友達でしたが、これがしばらく続きそうです。 読みたい本が溜まるばかり・・・・

Posted on 2010/01/13 Wed. 06:47 [edit]

category: 日常

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13

ありえない・・・ 

 なんとか久々のコンサートを終えてきました。


 朝からバスが遅れ、仕方が無いから最寄り駅からキングス・クロス駅まで地下鉄を使ったのに、地下鉄も遅れ、ぎりぎりで電車に乗ろうと思ったら、調べていった電車がない。 キングス・クロスの隣の、セント・パンクラス駅から10時発、ルートン10時22分着、という電車があるはずなのに、ない。 駅員もいない。

 代わりに、10時4分発、ルートン10時41分着、という電車があったのに、これが14分遅れ。


 とにかく、ほとんどの電車が遅れているか、キャンセル。 キャンセルの理由は、朝何か問題が起きたらしいのと、多分雪。 そして、人員不足。 この人員不足で電車がキャンセル、って結構あるような気が・・・・・

 

 結局、この遅れた電車は他の電車がキャンセルになったあおりを受け、本当は日本的に言うと、急行列車だったのが、各駅停車に変更。 ルートンの駅に着いたのは11時10分。

 ルートンの駅からバスに乗ることになっていたで、30分に1本しかないバスに揺られること30分、やっと今日の演奏場所のダンスタブルに到着。 このダンスタブルというのは、ロンドンから50kmほど離れたところ。 ベッドフォードシャーに位置しています。


 11時半から会場でリハーサル可、と言われていましたが、着いたのは12時近く。 コンサート開始は13時10分。

会場に入って唖然。 なんとなんと、電子ピアノでした。 今まで色々なところで弾いていますが、電子ピアノでのソロのコンサートは初めてです。 でも仕方が無い。 もちろん、どうにかしました。 


 今日は珍しく教会ではなくて、ダンスタブルのカウンシルにて。 日本語にするのは難しいですが、結婚の登録所でもあります。 日本の結婚にあまり理解できないでいるのですが、イギリスでは、結婚する時は一般的に自分が住んでいるところの登録所にて結婚式の予約をし、当日サインをすることになっています。 


 まだまだ道に雪が残っている中、狭い会場ですがお年寄りが何人も来て下さいました。


 約5か月ぶりの演奏、しかも、2ヶ月近くほとんどピアノを弾くことができなかった、という状況の中、良いリハビリになったかもしれません。 やはり演奏することが好きです。

 

 電子ピアノ、ということで、もちろんやりたいことなんて、全然出来ませんでした。 私の中で最大限に頑張りましたが・・・・

 致命的だったのは、チャイコフスキーの四季。 ペダル命なのに、ペダルの調節はできない。 しかも何度も同じメロディーが繰り返されるチャイコフスキーの場合、いかに多彩な音色で弾くことが出来るか、ということが鍵なのに、音色が電子ピアノで変化するわけは無い。


 シューベルト=リストの『ウィーンの夜会』 第6番も細かい音がすかすか。


 それでも、いらして下さった方は喜んでくださって、「次はいつ来てくれるの?」と言って頂けたので嬉しいですが。


 帰り、ルートンからノンストップの電車に乗ってわかったこと。

同じ行き先でも、セント・パンクラスの駅は違う改札口があって、ルートンまでノンストップの電車とそうでない電車は経営会社?も違う、ということ。 本当に何年住んでもイギリスの電車のシステムはわけがわかりません・・・・


とりあえず、一つ終わってほっとしています。 来週に向け、久々にベートーヴェンの最後のソナタを取り上げるので、仕上げをします。 心配していた右手小指、やはりまだ完治していなかったみたいです・・・・・

 

Posted on 2010/01/12 Tue. 05:08 [edit]

category: 音楽

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12

明日から始動 

 日本は三連休のようですね。 私が日本を離れてから、いくつもの祝日が変更になっているので、全然ついていけません。 このごろはネットを通じて情報を得ることができるので、便利ですが。


 イギリス、昨日は再び大雪、という予報だったようですが、ちらちらと降っただけで済みました。

 先日は2夜バレエ鑑賞だったし、書きたいことはたくさんあるのですが、全く落ち着かないのでもう少ししたら書くことにします。 

 とりあえず、今週届くであろう、ある結果を待っているので、そして今はどうにもできないのに、ドキドキしている毎日。 

 明日は昨年8月以来のソロのコンサート。 嬉しい反面、指の故障で長く練習できなかったし、不安も少々。 これも落ち着かない理由。


 

 10月から12月まで、ピアノを触った日の方が触らなかった日よりも少ないかもしれません。 とにかくこんなに本番と本番の間が開いたのは初めて。 その代わり、全ての曲がとっても新鮮。 

 明日はモーツアルト、チャイコフスキー、ショパン、シューベルト=リスト。 代わり映えしませんね。 2月まではとりあえずほとんど新曲を入れることが不可能なので、2月以降、日本で8月に弾く曲もプログラムに加えていく予定です。


 しかも、明日、会場へたどり着くことができるのでしょうか??

明日はロンドンから北へ電車で20分ちょっと、その後バスで30分ほど行ったところでの演奏。 

初めての会場なので、楽しみです。 とにかく、練習では大丈夫でも本番で怪我した右手小指の靭帯がどうなるかわからないので様子をみようと思います。

3月頭まで毎週1回の本番が続くことになるので、無理せず、でも納得のいく演奏はしたいので。


 指の様子をみながらプログラムも決定。 来週は既に提出してあるプログラムで重めなので、そちらの方が不安。 


 コメントのお返事、明日書きます。遅くなってすみません。


Posted on 2010/01/11 Mon. 06:21 [edit]

category: 音楽

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11

かわいい中身になりたい・・・・・ 

 今日は青空。 でも、夕方から少しスノー・シャワーだったよう。


 私、平和に生きたい、と常日頃から思っているのですが、そうは何故かなりません。

今日午後、ピアノを弾いていたら玄関のドアを叩く音。 覗いてみたら、見回り中の警官が2人。 慌てて出てみたら、なんと、家の外の横のパイプから水がスプリンクラー状態。 状況を飲み込めない私。 しかも、私の家のパイプか、上の階の人のパイプかわからない。

 水の元栓を閉めるように言われたけれどわからない(これは道路にあった)。 


 カヴァード(なんというのでしょう、ウォータータンクがあるところ)に水漏れし始め、警官(女性と男性1人ずつ)が危険、と判断し、プラマーを探してくださいました。 プラマーというのは日本語がわかりませんが、修理をする人。

 雪の中、警官の方たちは外で待ってくださり、なんと15分後、プラマー到着。 これ、凄いことなのです。 本当なら3日以上待たされるのがオチ。 警官の方が電話で話してくださったので、早い対応になったのでしょう。

結果、私の家のパイプに問題あり。 パイプが古くて、亀裂が入り、凄い状態になっていたのでした。

 すぐに修理をしてもらいました。 もちろん、修理費は大家にちゃんと払ってもらいます。


 警官が来てから、全てが終わるのに2時間。 修理のおじさんによると、この天候で、古いパイプが耐えられなくなり私と同じケースの修理がこの3日間で私が3件目だそう。 警官の方々に本当に感謝です。

 

 でも、私は正直なことをいうと、何がおきているのかわからなくなり、パニックでした。 

 私らしくなくて気持ち悪いけれど、でも、甘えることができる人がいたら、と久々に思いました。

 カーディフ時代には、寮のこととか、ピアノのこととか、何かあるとお互いに慰めあうことができる友達が何人かいました。 その中でもセイシャル人のアントワンには何度泣きついたかわからないし、ニックにも何度も泣きついた。 ロンドンに来てから、外国人の友達が多くて、修士号時代の友達も皆国に帰ってしまったから、泣きつける人はいない。


 というよりも、私はこの通りなので、人から頼られたい、と思っているわけではないのに、なぜか頼られて、私が何かをしてあげたい、と思う人にはいくらでも手を貸す。 何しろ、今は先日オペラハウスで親しくなった日本人の女の子の職業用の履歴書、カバーレターの添削をしたりもする。 院時代もしょっちゅう頼られていた。

 私は人に甘えることが出来ない人。 何でも自分でやりたい、というのとは違って、人に何かをお願いするのがとっても苦手で苦痛な人。

 そんな中でアントワンとか、ニックとかは貴重な存在でした。 


 見かけも中身もかわいくない私。 見かけはどうにもならないにしても、少しは甘えることが似合う、かわいい中身になりたい、と本当は思っているのかもしれません。 周りから気持ち悪がられそうだけれど。

 

 海外で生活する、留学を夢見ている人もたくさんいるけれど、何かどうしても学びたい物があってこの国に来ないと駄目。 そうだと苦境を乗り越えることができるから。  もう思いもしないことが色々と起こりますからね。

なんて、こんなことを言っている時点でかわいい人になる、なんて無理ですね。 

Posted on 2010/01/07 Thu. 05:48 [edit]

category: 日常

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07

舞台装置のような雪景色 

予報通り、雪。 降ったり止んだりしていました。 どうにかバスは動いていたのですが、お昼過ぎ生徒のお母様からお電話を頂いてレッスンはお休みに。 もう1人もお電話したら、『今日は来れないと思っていたから』とのこと。 学校もお休みになったところが多そうです。


WITH HOPE!!-100106 snowman


 近所で見つけたスノーマン!! 私が今まで見たことがあるスノーマンの中で一番ののっぽ。 何しろ、私の身長よりも高いのです! 175cmくらいあったのではないかしら??

WITH HOPE!!-100106 street

 近くのメインロードではないところは、こんな状態。 これはしばらくは車道が凍って危ないですね。 明日が一番怖い。

WITH HOPE!!-100106 gate

 近くに墓地があるのですが、素敵だ! と思ったので行って見ました。 ロイヤルバレエの『くるみ割り人形』を観たことがある方は想像できると思うのですが、第2幕のあたま、クラーラとハンス・ピーターがエンジェルが運転するそりに乗っている場面。 ちょうど、このような雪のアーチをくぐりぬけるのです!!

WITH HOPE!!-100106 snow scene

 雪の降り方も、木にかかっている雪の感じも、『くるみ割り人形』の舞台そのもの。 誰も足を踏み入れていないグラウンド。 思わず、踊りだしそうになりました。
 というよりも、この空間に入った途端に、『くるみ』の雪の音楽が流れていました。


 普段は、イギリスの皆さんが憧れる風景が、ごく当たり前の物になってしまっていて、全く感動も何もしないのですが、こうして雪が降ったりしてちょっと違う風景になると、やっぱり、イギリスって舞台装置みたい!と思ってしまうのです。

WITH HOPE!!-100106 snow


 ロンドンの市内から地下鉄で30分ほどの場所、とは思えない。 


 なんてのんきに言っていますが、教えには行けないし、困ります。

 来週から演奏が続くし、絶対に滑って怪我、ということは避けたいと思います。

まず明日はレインブーツを買いに行かなくてはいけないかも・・・・・ どこで売っているのかしら・・・・

Posted on 2010/01/06 Wed. 05:56 [edit]

category: 日常

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06

再び雪 

 冷え込んでいるロンドンです。 イブニング・スタンダード(最近無料化したロンドンで夕方に出る新聞)の表紙には、天候に警戒するように、という文章が。

 どうやら、南イングランドでは40cmの積雪も予想されているとか。 ロンドン周辺は15cmだったかしら? 明日はまた高台を越えての教えなのに、行くことができるのでしょうか?

 クリスマス前の大したことがない?雪でも学校が休校、とか交通機関が乱れに乱れまくる国ですからね。 


 と、これを書いている間、どんどん降る量が増しています・・・・・ あっという間に道路が真っ白。 こんなに何度も雪が降るのであれば、これはついにレインブーツを買わないと・・・・


 ブリティッシュ・ライブラリーからは、天候によっては閉館することもあるから、きちんと確認してから来館するように、とのメール。


 さあ、イギリス、今週はどうなるのでしょう? 雪が多いところの人たちからバカにされそうです。

Posted on 2010/01/05 Tue. 05:59 [edit]

category: 日常

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05

今年の目標 

 今日辺りから、イギリスの学校はスタートするところが多そうです。

 

 それにしても再び冷え込んでいます。


 遅ればせながら、今年の目標を。


 今年は去年のようなバカなことで怪我をしない


 目の前にある、わけがわからない楽譜を弾くことができるようにする(これ、目標ではなくて、できるようにならないととっても困るのですが)


 ノートに書き溜めている『夢』を一つでも多く現実のものとする


 今年は色々とあるから2月まではほとんど演奏活動をしない予定でいたのに、なぜか1月12日から2月18日の間に6回になってしまったコンサート。 全身全霊で演奏をする。 

指の怪我が影響して、なかなかプログラムが決まらずにいますが・・・・・・


レパートリーを1曲でも多く増やす


 一日でも多くブリティッシュ・ライブラリーへ行き、とにかく古い資料を読む


 

 こんなところでしょうか?

 目標、というよりも実現しないと困ることばかりですが。

 2月過ぎたら、ピアノのレッスンももう少しレギュラーで通いたいな、と思っていますが。


 とにかく、医療体制が整っていないイギリスで、身体の健康に気をつけて生きることが一番大切なこと、と思います。

 

 30代最初の年明け。 私は普通のピアノへ進む人が10代でやることを20代でやったから遅れているけれど、でも、30代は他の人に追いつきたいと思っています。

 

 とりあえず、今月は月曜日に教えが入っていないから、今日もブリティッシュ・ライブラリーへ。 とっても混んでいて大学生からよろよろとしているお年寄りまで、イギリスって勉強する人が多いのね、と思ったところ。


 来週の今頃には一つの結果が出るから、今はそれ待ち。 私らしくなく、胃が痛いです。

 

Posted on 2010/01/04 Mon. 06:14 [edit]

category: 日常

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04

マシュー・ボーンの『白鳥の湖』 

 バレエ三昧の年末年始、昨夜(2日)はオペラハウスではなくて、サドラーズ・ウェルズ劇場にて、ニュー・アドベンチャーの公演。 マシュー・ボーン振り付けの『白鳥の湖』 (http://www.swanlaketour.com/


この『白鳥の湖』、一般的なものとは大分違います。 あの有名な第2幕の白いチュチュにトウシューズの女性が踊る部分を男性が踊ります。 どこかの男性ばかりのバレエ団のように、男性がチュチュを着て、トウシューズを履いて、女装して、というのとは違い、上半身裸の男性が裸足で踊ります。 

 

 ストーリーも変えてありますが、音楽はチャイコフスキーの通常版と同じ。 ところどころ並び方、違う曲をいれたりしていますが、まあ、普通の?『白鳥の湖』も音楽はプロダクションによって皆違うので、これは大して問題なし。


 第2幕の白鳥、通常24人の女性によって踊られる群舞の最初の踊り、男性14人によって踊られました。 これは通常のプティパ版と同じく、舞台上手奥から1人ずつでてくる。 ただ、振り付けはクラシックよりもモダンよりでダイナミック。 フォーメーションなど、ところどころ、プティパ版と同じ物を用いていました。


 このマシュー・ボーンの『白鳥の湖』、1995年にロイヤルバレエのプリンシパルだったアダム・クーパーを主演に振付けられたものですが、いくつもの賞を受賞しています。

 映画、『ビリー・エリオット』の最後の部分で大人になったビリーをアダム・クーパーが演じ、この『白鳥の湖』が使われているので、何となくイメージできる方もいらっしゃるかもしれません。


 私は、元々クラシックの人だから、バレエを観始めた時にはこのマシュー・ボーンの『白鳥』を観る勇気はなかったし、このところ、他の演目だったから行ったことがなかったのですが、ロイヤルバレエでもコンテンポラリー系を観るし、去年はマッツ・エックの『カルメン』を観て、それでも凄く好きだったから、今の私なら、クラシックではない『白鳥の湖』を受け入れられるかも、と思ってチケットを買ったのですが、大正解!!

 

もちろん、プティパ版の『白鳥の湖』をよく知る私にとって、舞台を観ながら、その舞台が蘇ってきてしまうものの、でも、全く違う物、と思いながら観ることができた気がします。


 マシュー・ボーンって凄い、の一言。 彼は22歳でラバンというダンスの学校へ入学。 どちらかというと遅めなのに。 プティパ版の『白鳥の湖』を取り入れながらも、全く別の舞台を作り上げる。 あのチャイコフスキーの音楽が、モダン、コンテンポラリー系の踊りで踊られても違和感がないのです。


 1ヶ月以上続く公演、劇場はほぼ満席。 若い人も、お年を召した方も、客層の幅が広い。 こういうのを見ると、日本は駄目だ、と思ってしまうのです。


 でも、実は大失態を・・・・・・

 私、ロイヤルバレエのチケット、コンサートのチケットはいつもまとめ買いをし、きちんと公演の順番に封筒に月毎に分けてしまってあります。 昨日のチケットは前にサドラーズへ行った時に買って、きちんとしまわなかったようで・・・・・

封筒を覗いて真っ青・・・・・・ 気づいたのは昨日の午後。


慌ててサドラーズへ電話をしたら、確認をしてくれて、身分証明書を持ってきたら、再発行して下さる、とのこと。

無事、再発行をしてくださいました。 一つ勉強になりましたが、もうチケットを失くす、なんてことはしたくありません。


 連続バレエ鑑賞もいったん終わり。

 1月はほとんど行きません。 その代わり、娯楽ではなくて、観なくてはいけないDVDがありますが・・・・ DVDでバレエ鑑賞、が私の1月になりそうです。

 


Posted on 2010/01/03 Sun. 05:46 [edit]

category: バレエ

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03

仕事始め・・・・でしたが・・・・・ 

 日本はまだまだお正月気分だと思いますが、イギリスはすっかり普通の日。 とはいいつつも、オフィスにお勤めする方々は今年はイギリスも3日までがお休みだと思いますが。


 私の仕事始め。 最悪です・・・・・ ありえないくらい最悪・・・・・・


 最初のレッスンから生徒に泣かれました・・・・・ 誤解なきよう言っておくと、実際にはレッスン中にお母様の言葉で泣いたのですが・・・・・・


 中国系の女の子、日本で言うと5年生くらい? 今度の9月から中学生。 

 11月頃から受験が始まり、来週から約1ヶ月かけて公立、私立の入試。

 以前にも言いましたが、イギリスの中学入試、というのは公立も私立も1次試験はIQ。 ヴァーヴァルとノン・ヴァーヴァルの試験。 これ、実は今私も問題集を買って勉強していますが、図形の似た物とか、そういうもののノン・ヴァーヴァルは簡単だけれど、ヴァーヴァルは正直難しい。 知らない単語がどんどん出てきます。

 これに通ると、英語と算数の本試験。 学校によっても違いますが、1次と本試験は1週間から2週間開くことが多い。


 公立は大抵これで終わり。

 私立は、日本の私立の比ではないお月謝。 ということで、大抵音楽の実技が優秀な子供たちにたいしての奨学金があります。 もちろん、音楽専門の学校ではなくて、普通の中高です。


 だから、この奨学金を狙う子達は、お勉強と一緒にピアノなどもきちんと続けることになるのです。

 大抵この音楽奨学金オーディションでは、1つか2つの楽器の演奏、聴音、初見から成り立っています。 もちろん過去問なんてありません。 与えられた情報から私は聴音のレッスンをしています。


 今日のレッスンだった子、あと3週間で奨学金オーディションが始まります。 というわけで私も頑張っているのですが・・・・・

 大抵、メロディーを聴き取って歌う。 リズムを打ち返す。 新曲視唱が試験内容。

 今日は結構単純なメロディーからはじめたのに、まず口をきちんとあけないから、声が聞こえない。 リズムうちの手を叩くのが全く聴こえない(手をあわせているだけ)、返事は頭を動かすだけ。 という酷さ。 しかも、全然出来ていない。

 口を開ける、聴こえるようにリズムうちをする、これらについてはもう1年近く毎回のレッスンで注意していること。 

メロディー聴音を間違えるのなら構わない。 それは直したり、コツを教えることができるから。 でも、口をあけない、試験官に聴こえないリズムうち、というのは私がこれ以上はどうにもできないこと。

 で、今日は根本的に注意をしたのですが、それを聞いていらしたお母様がガツン、と怒ったのでした・・・・・


 後々お母様とお話したら、聴音のレッスンに限らず、他のことでもこういう基本的なミスや誰も注意をする以外教えることができないようなことでのミスが常日頃から多いようですが・・・・・・まあ、聴音だけではないのだ、と少し安心はしましたが。


直接は私の言葉で泣いていなくても、新年早々生徒に泣かれるとは・・・・・・


夕方から久々に偏頭痛。 しかも出先で。 薬を持ち忘れていて数時間放る羽目に。


 イギリスの試験が無くて入ることができる公立中学、というのは日本とは比べられないほど試験がある学校とは差がある。 この生徒も実際に色々な学校を見に行って、自分で決めたこと。 まだ5年生だけれど、でも、最低限のことはやってもらわないと困る。 

 イギリスで子育てするのは大変だと思います。 この中学入試の大変さを知ってしまった今、私には子育ては無理だ、と思えてきますから。 私自身は、この中学入試の大変さがあっても、それでもイギリスで小さいときから育ちたかった、と思いますが。

 中学入試も日本とは全然違う。 こういうことをやった上で、大学の勉強がある。 やっぱり日本から来て語学も遅れているのに、一般的な考え方が日本ではやっていないことだから、難しいな、と改めて思いました。


 気持ちを入れ替えて、来週からは教えも本格的に元に戻ります。

 イースター前にはグレードを受ける生徒が今回何人かいるので、私も気合を入れていかないと。


 

Posted on 2010/01/02 Sat. 05:54 [edit]

category: 日常

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02

大晦日のくるみ割り人形 

 非常に冷え込んでいます。

全く新年、という感じがしないままです。 やっぱり、日本の新年を迎える雰囲気、好きです。 

気分だけでも、昨日は年越しそば、ならぬ年越しうどんを食べました。


 昨日は今年の私の鍵となってくれるはず書類を提出して、今は祈るような気持ち。


 今日のことを書く前に、昨夜のロイヤルバレエ。


 くるみ割り人形、主な配役は28日と同じ。


 28日にクラーラとハンス・ピーターでデビューしたサビーナとジェームズ。 28日には、『どうするんだ???』と思ってしまうほど中途半端だった舞台。 さすが2回目、2人とも、『小さなお友達』から脱出。 2人の間に恋心、というかきちんと最後までお話がつながるものが見えてきました。 特にジェームズはこの前の『どうしたらよいかわからないのか??』と思っていたのから、きちんと一つ一つの動作に意味が出てきました。

 まさに、舞台は人を成長させる。 リハーサルスタジオで得られなくて、舞台のリハーサルでも得られないことが、お客さんの前に出て初めて得ることができる。 彼らの28日の舞台は問題があったかもしれないけれど、あれがなければ、昨日の舞台は生まれてこない。

 だから、常連さんたちはデビュー公演、というのを逃さないのかもしれません。

 次のシーズンで『くるみ』が含まれるのかは知りませんが、彼らが次に戻ってきた時、どのようになるのかとっても興味があります。


 私がオペラハウスに何度も通い、同じ演目、同じキャストでバレエを観ている理由はこれだけ。 別に若いダンサーだけではなくて、プリンシパルだって、ベテランのキャラクター・アーティストの人たちだって、毎回の舞台が変わってくる。 特に、若いダンサーに対しても暖かいのがここの常連さんたち。

 私もそうですが、別にプリンシパルだけではなくて、下のほうにもお気に入りとか特に応援しているダンサーがいる。 ここの常連さんたちは各々そういうダンサーがいて、人によってはロイヤルバレエスクールの後援会にも入っていて、スクール時代から応援しているダンサーがいる。

これって、とってもとっても素敵なこと。 バレエはプリンシパルダンサーだけでは成り立ちません。

 1人のダンサーを観ながら、成長を観て行く。まさに、観客がダンサーを育てているのです。


 さて話を元に戻して、くるみ、第1幕で目を惹くのは、クラーラの弟、フリッツ役の小柄な赤毛のトーマス君。 クラーラはカンパニーのダンサーが踊るものの、フリッツはロイヤルバレエスクールの生徒が踊っています。

 このトーマス君、何度か観ましたが、非常に演技もよいし、毎回その時々で違う演技をする子。 

 くるみ割り人形をわざと落として壊しても、悪気無し。 それどころか、壊れたくるみ割り人形を見て泣くクラーラを指差して笑う始末。 

 彼は30日の公演では男の子の1人を踊っていましたが、ちょっとした演技で目を惹きました。 


男の子がいたずらを企んでいて、それを阻止しようとする女の子に対して、両手を広げて通せんぼをする子がいたりする。 子供たちも演技がとても上手です。 まあ、女の子の方が男の子よりもしっかりしているのは現実の世界と一緒。 


 

 昨シーズンの『くるみ割り人形』の公演の後半では、雪の精たちが前半、手に持っていた雪片をジャンプしたり、手を上げた瞬間に撒き散らす、という素敵な演出があったのですが、今年はそれがなくて、ちょっとがっかりしていました。 そうしたら、昨日の公演ではこの演出が!! もちろん、無くてもきれいですが、あればあったで素敵です。


 第2幕、あの舞台装置と衣装だと、何度観ても飽きません。 マリアネラの金平糖はますます輝きを増していました。 彼女の踊りは丁寧で、でも自由奔放。 

 2009年の締めくくりに心が満たされました。

 

 

Posted on 2010/01/01 Fri. 04:08 [edit]

category: バレエ

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