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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

クロイドンへ 

冷え込んでいます。


 今日は久々に電車に乗ってお出かけ。 遊びではありませんが・・・・・・

 

 地下鉄でロンドン・ブリッジまで行って、ブリティッシュ・レイルに乗り換え。 南に向かって急行電車?で約12、3分、イースト・クロイドンまで行って来ました。

 クロイドン、と言えば、外国人にとっては恐怖の町。 それは、ホームオフィスがあるから。 ちょっと前まではヴィザの更新の際に、夜中から並んだそうです。 私は幸か不幸か、今まで日本だったり、郵送で更新してきたので、行った事はありませんでした。


 今日はホームオフィスへ行ったのではなくて、来年6月のコンサートの打ち合わせ。 是非一度会いたい、と言われたので、はるばる行ってきました。 イースト・クロイドンは乗換駅らしく、とっても大きな駅。

 

 駅付近はちょっと落ち着かないほど大きな建物がたくさん。

 

 教会は近代的な建物。 ブルットナーのとってもとってもやさしい音色のグランドピアノ。

 私の手に合っているピアノのようです。

 

 ちょっと弾いてきましたが、私、指のことで大して練習していませんからね・・・・・ 練習していないと暗譜が怪しくなるのだ、と怖くなりました。

 

 どういうプログラムにしようか、色々と考えながら弾いてきました。

 でも、その後、指の痛みが倍増・・・・・・ やっぱりまだ弾く時期ではなさそうです。 

 ただ、夕方去年の夏まで通っていた大学へ用があって行ったのですが、ばったりとカーディフ時代から知っている先生と顔をあわせました。 音楽家専門のクリニックを教えてくださるようで、ちょっと行ってみようかな、とも思っています。

 


 オーガナイザーの奥様と共に、『White Bear』という車でないと行くことができないような、古いイングリッシュ・パブに連れて行っていただきました。 とっても素敵。 中は古い建物らしく(看板には16世紀から、と書いてありましたが)、天井も低く、天井、杭がとっても良い色。 ちょうどクリスマスの飾り付けをしていました。

 奥には本物の火の暖炉!! もう絵本に出てきそうな暖炉なのです!!

お店のウェブページは、http://www.the-whitebear.com/index.html(多分)

 

 

 コテコテのイングリッシュ・フードが並んだメニュー。 私はコテージ・パイ(牛の挽肉に味付けした物の上にマッシュド・ポテトがカバーしてあり、オーブンで焼いた物)を頂きました。 とっても久々というのもあって、おいしかった!! 

 それよりも、このご夫婦との会話がとっても楽しかったです。 ご主人はミュージシャンでないものの、音楽が大好き。 私がうらやましくなるような、私がまだ生まれる前の演奏家のコンサートにいくつも行ったそう。


 

  ロンドンに帰る途中、オペラハウスで知り合ったおばさまから電話が入り、そのまま、彼女と銀行へ。 まあ、通訳です・・・・ 通訳だけれど、ヴィザのために必要な銀行の書類をそろえに行った、と言う方が正しいか?

 私、1月に裁判の時に銀行と色々とやりあいましたからね。 こういうの得意。 だから彼女に頼まれたのですが。 やっぱり、イミグレーション・アドヴァイザーの資格を取ろうかしら・・・・・


 ホームオフィス、銀行が発行不可能な書類を求めてくるのは本当にやめてもらいたいです。


 というわけで、いつもはゆっくりな月曜日ですが、今日はいろいろと盛りだくさんでした。


 

Posted on 2009/11/30 Mon. 06:37 [edit]

category: お出かけ

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30

ロイヤルオペラ、『The Tsarina's Slippers』 

 夕方から雨。 どんよりしたロンドンです。


 3夜連続オペラハウス。 今夜は、バレエではなくて、久々のオペラです。 多分、昨シーズンはオペラは観ていないと思うので、本当に久しぶり。 


 今回、ロイヤルオペラが初めて取り上げる、『The Tsarina's Slippers』。 チャイコフスキーのオペラです。

 滅多に上演されることがないオペラなので、楽しみにしていました。 ちなみに、邦題は、女靴屋。


 私がこのオペラを知ったのは、2007年3月。 ロイヤルバレエが、ジョン・クランコの『オネーギン』を上演した時です。 私の2008年の東京でのコンサートでもこれを取り上げましたが、ピアノ曲と、チャイコフスキーのこのオペラ、他から取られた音楽。 その時、『女靴屋』の存在を知りました。 

 そして、昨年の論文を書いていた間、バランシンがチャイコフスキーを語る本の中でも、このオペラのことが出てきていたので、どんなオペラなのか観たくていました。 幸い、学校で楽譜だけは見ることができたのですが、それ以外はたいした情報無し。


 『オネーギン』の中で、『女靴屋のオクサーナのアリアを使っている』という記述があったので、私は、てっきり、オクサーナという女性がこの靴屋の女店長で、靴屋の話、と思っていました・・・・・

 

 この邦題は、全くと言ってよいほど、意味をなさないです。

 実際は、ゴーゴリの『クリスマス・イブ』というお話が元になっていて、一言で言うと、


 魔女の息子で、かじ屋のVakulaがオクサーナという娘に恋をし、でも、最初はオクサーナにはその気がなくて、Tsarinaが履いている素敵な靴(スリッパ)を持ってきてくれたら結婚してあげる、と言われる。 Vakulaはサンクト・ペテルブルグへ行き、靴を手に入れて、オクサーナと結婚してめでたしめでたし。


 というようなものです。 まあ、これを実際は2時間半(休憩を除く)ほどのお話にまとめているわけです。


 今回は、主要な歌手がロシア人。 指揮者もロシア人という公演でした。

もちろん、歌詞はロシア語。 

 昨日までのバレエの公演では怒鳴り込みたくなるほど酷い演奏をしていたロイヤル・オペラ・ハウス・オーケストラ、今日は別人か!!と思うほど一流のオーケストラを聴いているかのような錯覚に陥る演奏をしていました。


 私、ロシア人歌手は好きなので、歌が苦手、といいつつもかなり楽しみました。 そして、これはコミック・オペラに部類されても良いと思いますが、とってもとっても楽しいオペラ。

 ちなみに、今回フィルム撮りし、クリスマスにイギリスではBBC2で放送、DVDにもなるようです。 こういうとき、テレビがあれば、と思ってしまうのですよね。


 魔女に、悪魔が恋をし、この魔女は、どうやら男性を惹きつける能力?の持ち主らしく、未亡人の彼女の家に、まずは悪魔が、そして、市長がやってくる。 市長がやって来た時、悪魔を隠す為に、大きな布袋に悪魔を入れて、ベッドの下に隠す。 市長がやってきてしばらくすると、再びドアをノックする音。 今度は市長を他の布袋に入れて、部屋の隅に置く。 やってきたのは、スクール・マスター。 そうしたら、またドアをノックする音。 スクール・マスターも布袋に閉じ込めて、ドアを開けると、やってきたのは、オクサーナのお父さん。 そうしたら、またドアをノックする音。 オクサーナのお父さんも布袋に閉じ込める。 やってきたのは、魔女の息子のVakula。

 めっちゃくちゃロシアン。 


 私、まだゴーゴリは読んでいませんが、読んでみたい作者の1人。 でも、Dr.S曰く、英語で読んでもつまらない。 ロシア語の言い回しがおもしろいから、と。 

 オペラを聴いていて、ところどころは字幕を見ないでも言っていることがわかるけれど、まだまだ単語力が弱い。 しかも、このところ全然勉強していないし。 やっぱり、またロシア語をやろうかしら。


全体的な歌詞も、非常にロシア的。 舞台美術もロシア人が担当していますが、色の洪水。 それでも、安っぽくならないのは、ロイヤルオペラハウス衣装部の素晴らしさ。 


 今回、湖とサンクト・ペテルブルグノ宮殿の場面で、10人のロイヤルバレエのダンサーが出演しています。 

この宮殿の場面、男女共に、赤を基調とした、ロシアの民族衣装的なデザインの衣装。 女性は、チュチュ。 これがとってもかわいらしい。 とっても好きになるデザインでした。 しかも、赤の発色がとってもきれい。 

 宮殿の場面では、コサックダンサーたちの踊りもあって、会場を沸かせました。


 そして、キャロル・シンガーの一員として、ショッキングピンクのトウシューズを履いた熊が!!

 かわいいのです。

 

 そういえば、宮殿の場面では、オペラコーラスの方がポロネーズ(バレエ版、オネーギンでの第3幕の頭のポロネーズの曲)で登場。 皆、シルバーと上品なゴールドを基調とした衣装を着ていますが、足元がきらきら光る、赤、緑、青、黄色の靴!! でも、全く下品にはならにのです。


 とにかく、楽しみました。

 もう一度見たかったけれど、このオペラは上演開始が7時。 平日は6時半頃まで教えている私にとって、7時の公演は間に合いません。

 そのうち再び上演するでしょうから、それを待つことにします。

 

Posted on 2009/11/28 Sat. 06:42 [edit]

category: エンターテイメント

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28

『くるみ』2日目 

 連続、くるみ割り人形鑑賞。


 今日は、

 金平糖の精、マリアネラ(元々はローレン・カスバートソン)

 王子、ルパート

 クラーラ、エマ・アグワイヤ

 くるみ割り人形/ハンス・ピーター、ブライアン

 ドロッセルマイヤー、クリストファー・ソウンダース


 二日連続で観ても、全く飽きませんでした。


 元々はチケットを買っていなかったこの公演、くるみの場合、チケット発売時に発表されているのは、金平糖と王子。 でも、クラーラ、ハンス・ピーターが物語を進めていくので、彼らが発表された時点でチケットの書いたしをしています。 今回は、ほとんどが売り切れ近く。 なので、今日の公演は当日券で。 8時15分に着いて3番目。 さすがに、10時の時点で30人以上並んでいました。


 昨夜の舞台とは全く違う物を観ているように感じるのが、ロイヤルバレエの素敵なところ。

 クラーラのエマは踊りのラインがきれい。 どちらかというと、大人しめな、シャイなクラーラ。


 ハンス・ピーターのブライアンは、とってもこの役が似合います。 この2人は昨年も一緒に踊っているのですが、2人ともシャイ。 


 マリアネラの金平糖は、華やか、の一言。 派手、という意味ではなくて、元々が彼女自身も踊りもはっきりしている人なので、踊りもメリハリがある。

 でも、やはり金平糖の踊りは難しい。 テクニックだけではなくて、多分あれは踊れば踊るほど味が出てくるのでしょうね。


 ルパート、10月末の『マイヤリング』のルドルフではあんなに表情豊かに演じていたのに、王子になると、お人形・・・・・ 

 昨日の舞台とはところどころ、パ・ド・ドゥでは違う振りを使っていたりして、おもしろい。


 でも、何よりもおもしろかったのは、第1幕。

 昨夜ドロッセルマイヤーを演じたギャリは、今夜はクラーラのお父さん。 凄い存在感。 彼の存在感は一体なになのでしょう?

 フリッツを叱る時、耳たぶをひっぱって壁のところまで行き、柱に向かって反省をさせる。  それ以外にも、他のゲストとのやりとりがとってもたくみ。


 そして、昨年私に強烈な印象を残した、エリザベス・マクゴリアンのダンシング・ミストレスと、ヨハネスのキャプテン。

 この2人の、Flirting振り、凄いですよ。 実年齢だと、エリザベスは50近いし、ヨハネスは多分私と同じくらい。 でも、そんなことを全然感じさせません。 まあ、ダンシング・ミストレスはピンクの衣装、キャプテンは、白髪(モーツアルトみたいな鬘)なのもあるのかもしれませんが。 でも、エリザベスはとってもチャーミング。 

 この2人の行動、目を離せなくて、本当にこの舞台を観る時には目が10個くらい欲しいです。


 それにしても、エリザベス、クラーラと一緒に踊る、クラーラのパートナーの男の子役のジェームズにいろいろと企んでいたようですが(客席からはそう見える)、何を伝えていたのでしょう?



 結末を知っていても、ドキドキして、色々なことに一喜一憂することができる。

 

 でも、私にとっての『くるみ』は、小学校2年生の時に観た松山バレエ団のくるみ。 あの時にドロッセルマイヤーを演じていたのが後に私が師事した先生。 今でもあの印象は強烈に残っています。

 全体的な演出、美術はロイヤルバレエのピーター・ライト版が好きですが。


 明日は、オペラです。 3日連続立ち見、足がむくみそう・・・・


 

 

Posted on 2009/11/27 Fri. 06:53 [edit]

category: バレエ

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27

『くるみ割り人形』初日 

 ロイヤルバレエで『くるみ割り人形』が始まると、私にとってのクリスマスがやってきます。 クリスマスツリーを見ても、イルミネーションを見ても、『くるみ』を観ないとクリスマスが遠い。


 今年は昨年よりも2週間ほど早く、今日が『くるみ割り人形』の初日。

 金平糖の精には、吉田都さん。 王子はフェデリコの怪我で、スティーブン・マックレー

 クラーラはアイオーナ(日本では、イオナと表記されていますが、正しくはアイオーナ)

 くるみ割り人形/ハンス・ピーターは、リカルド。

 ドロッセルマイヤーはギャリ。


 今回、このキャストでフィルミング。 来年、DVDになるようです。

 

 一つ、とっても悲しいこと。 都さんが、今シーズン(このくるみと、4月のシンデレラ)で引退、と発表されました。 引退公演は、ロイヤルバレエの日本ツアーでの『ロミオとジュリエット』。 

 引退を発表しないで、徐々に公演数を減らして、消え去っていきたい。 とおっしゃっていたので、こうして引退を発表するとはちょっと意外。 まあ、常連さんたち、『ちゃんと、引退は発表するのよ。 あなたのことをきちんと送り出すから』とおっしゃっていましたが。


 

 今日の公演は、素晴らしいもの。 『くるみ』って、夢があります。 数ある演出の中でも、私は、このピーター・ライト版が一番好き。

 アイオーナのクラーラはチャーミングで、表現が細かくて、彼女自身が、完全にクラーラになっている。 

 私、第1幕の途中から、涙が溢れて停まらなくなったほど。 どうしてかしら? 彼女のクラーラはもちろんのこと、あの舞台全体から感じる雰囲気が非常に素晴らしかった。


 第1幕では、クラーラの弟のフリッツが登場します。 ロイヤルバレエスクールのホワイトロッジ(11歳から16歳)の子供がやるのですが、今回の子が、とっても上手。 くるみ割り人形をわざと落として壊すところも、去年などは結構遠慮がちに壊す子が多かったのですが、結構派手にやっていました。

 そして、周りの男の子、女の子各5人も、演技が上手。 年によって差があるのでしょうね。


 このピーター・ライト版では、くるみ割り人形は、元は、ハンス・ピーターという男の子。 魔法により醜いくるみ割り人形になってしまっていたのが、心からこの人形を大切にする女の子(クラーラ)により、魔法が解ける。

 リカルドのハンス・ピーターはとってもとっても優しい。

 彼も、色々と表現が細かいので、そして、私はこの組み合わせで2006年から観ていますが、毎回幸せな空気を作り出しています。


 第2幕では、もちろん、都さんとスティーブンのパ・ド・ドゥが白眉。

 都さんは、足裁きもきれいだし、音楽的だし、何よりも魅力的。

 今までこれを一緒に踊っていたフェデリコよりもずっと背が低い、去年王子デビューをしたばかりのスティーブンとの組み合わせ。

 アダージオ(パ・ド・ドゥの最初の部分)では、スティーブンの支えが優しい。 というよりも、都さんをとってもとっても大切に扱っている。 私がスティーブンの踊りを好きな理由は、彼自身は非常にテクニックがあり、才能に溢れているのに、パ・ド・ドゥでは、女性のことを考えて踊っていること。 これ、できていない人結構たくさんいるのです。 だからといって、黒子になるのではなくて、うまく表現できませんが、存在感もある。

 ただ、音楽がめちゃくちゃ。 観ていてかわいそうになりました。

 

 スティーブンのソロは、それはそれは見ごたえがありました。 彼も正確で、だからといって小さく踊るのではないダンサー。 ジャンプの連続も、エレガント。 先日の『眠り』でも思いましたが、王子、彼はキャラクターのある王子を創り上げることができる人だと思います。


そして、都さんのソロ。 

これも。テンポがとってもおかしかったのですが、彼女はそれでも自分の踊りをやっていく。 

 エレガントな腕の動きに、巧みな足裁き。 永遠に続いて欲しい、と思う踊りでした。


 

 ダンサーは非常によかった。 でも、オーケストラも指揮者も酷すぎ。 指揮者は、昨年『くるみ』で指揮した人と同じ。 今日は、ほとんど舞台を観ないで指揮をしていると思います。 どうして、あんなテンポで平気で振ることができるのだろうか? コンサート用の演奏であって、パレエの為の演奏では少なくとも私にとってはありませんでした。

 

 オケも、もうすこし、一緒にあわせて弾けばよいのに。 パ・ド・ドゥの最初なんて、ハープと弦のピツィカート、全然合っていませんでした。


 

 それでも、とにかく『くるみ』は幸せになれるバレエ。 私の心は、子供たちと一緒。 客観的に舞台を観られなくて、舞台の中に心が入っていってしまう。


 これから1月1日まで続く舞台、いくつか観に行きます。

 

Posted on 2009/11/26 Thu. 06:33 [edit]

category: バレエ

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26

ブログを読んでくださっている方々へ 

 一気に冷え込んだロンドンでした。


 このところ、ロイヤルバレエのことを検索して私のブログにたどり着いてくださる方が多いこと、そして、先日私がここに書いた率直な、でも、『素敵でした。 上手でした』というのではない記事に対して私のピアノに関するちょっと酷い、と思うコメントを下さった方もいたので、ここで、私がどういう舞台の見方をして、このブログを書いているかを書いておきたいと思います。 混乱を避ける為です。


 古くからこのブログ(もう4年になります)を読んでくださっている方々、ホームページも見て下さった方々はご存知だと思いますが、私は、昨年夏にロンドンの音大の修士号を修了しました。 メインはピアノです。

 先日、『あなたのピアノは大いなるアマチュア。 聴いていて悲しくなります』とコメントくださった方がいらっしゃいます。 私は世界的にみても、ありえない、日本だったら絶対に無理、ということをやり遂げました。 音楽、特にピアノは小さい頃からお稽古に励み、小学生のうちに、音大教授など、力のある先生に師事する事が必要、といわれています。 私は、19歳の時、音大に進むことに決めました。 誰もが無理、と思っていた状態です。

 

 それまでは、小学校1年生から習い始め、4年生から素晴らしい先生の元でお稽古に励んだバレエが私が一番好きなことでした。 とっても出来が良いお教室で、でもそこで高校3年生の8月までみっちりと基礎を叩き込まれました。 私は上手ではなかったけれど、その後、イギリスでバレエ教室に行くと、『一体どこで、誰がそんな素晴らしい基礎を教えているのだ、』と毎回のように聞かれたほど。

 

 ピアノを頑張る為に、大好きだったバレエからは完全に目を反らして、ピアノを頑張りました。 憧れだった、イギリスの音大の修士号で一番難しい、といわれている王立音楽大学へ入学できた年、再びバレエに目をむけ、今の状態に陥りました。


 昨年の修士論文では、バレエもピアノも、理論ではなくて、どちらも実技として自分でもやったから書いてみたい、と思った、『バレエと音楽の結びつき』という論文を書きました。


 

 私は、自分自身がアーティストです。 だから、批評家にはなれない。 どうしてかというと、舞台を知っているから。 どんなに練習しても、失敗することもある。 これが生の芸術。 別に、失敗してよい、といっているわけでは全くありません。 誤解の無いように。


 ただ、失敗しないけれど教科書どおりでつまらないダンサーよりも、個性的なダンサーの方が好き。 きっとそれは、私が高校生の最後からイギリスの教育を受けてきたから。

 これは音楽家に対しても一緒。


 日本では、新人と、ベテランをすぐに比べたがる。 でも、私はこれが大嫌い。 だから、日本では若い人がつぶされる。

 だから、先日コメントを下さった方が、実際に私の演奏をどこでお聴きになったのか知りませんが、設備の整ったピアノ、ホールで弾くベテランピアニストと、設備が全く整っていないピアノ、ホール以外での演奏をしている時の私とは絶対に比べないで欲しい。 


 例えば、昨日のブログで、リラの精を踊ったローラのことを書きましたが、もちろん、何度も踊っているマリアネラと比べたのではありません。 与えられた舞台で、どれだけの物を作るか、それだけが私の興味があること。

 だから、『ローラって凄いのね!』と思って、何かで彼女を観て、他のダンサーとは比べないで欲しい。 


 私自身で言うと、10回舞台で弾いた曲と、初めて舞台で弾く曲はどうしても差がある、ということ。 だからといって、新しい曲を弾かないと自分自身が成長できません。 

 

 まあ、私だって人間。 好きなダンサーも苦手なダンサーもいます。 誰かの踊りがフラッシュバックしてしまう時だってあるから。


 ただ一ついえることは、上に書いたように、私は自分でバレエを踊ることもできて、これを書いている、ということ。 某、日本のバレエファンだったらご存知であろう、大きなサイトでロイヤルバレエを中心に書いている方がいますが、彼女の公の文章を読んでいる方は、私のブログを読むと、いろいろと差があることに気が付くと思います。 正直言って、もちろん、あの公のサイトで書いてあることが正しい(日本はすぐそうなるから)、と思っている方もたくさんいると思う。 まあ、それはそれでよいこと。 でも、私はバレエも、音楽もわかってこれを書いている、ということだけは知っていただきたい。 もちろん、私だってまだまだ勉強が足りないこともありますが。


 

 これでも、ここではバレエを知らない方に、バレエのことも知って頂きたいから、専門的な用語はなるべく使わないようにしながら、踊りを観るだけでない見方を知って頂きたい、と思いながら書いています。 まあ、私にすると、かなり柔らかい書き方。

 

 なので、とにかく、ここを読んで『あのダンサーを見てみたい』と思った場合、一番上手な人と比べているのではない、ということだけは知っておいてください。

Posted on 2009/11/25 Wed. 05:31 [edit]

category: バレエ

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マリアネラのオーロラ姫 

 10月23日だったから続いていたロイヤルバレエの『眠れる森の美女』。 今日でひとまず終わり。 間を空けて、1月に再び5回の公演がありますが。


 今夜はマリアネラのオーロラ姫。

 何度かここで書いていますが、私は、2006年12月、当時私は全く知らなかったマリアネラのこのオーロラ姫を観たことで、長い間頑なに拒否していたバレエを観る扉を開き、再びバレエの世界にどっぷりと浸かっていきました。 

 あの時、彼女を観なかったら、ここまで嵌らなかったかもしれません。 もっとも、今では彼女以外にも好きなダンサーが何人もいて、とっても観るのが忙しくなっていますが。


 彼女のオーロラ姫は、いわゆる、日本の方々が想像しているお姫様とは違うと思います。 しおらしい、というよりも、元気いっぱいなお姫様。 でも、私はそれでも良いと思うのです。 第1幕でのオーロラ姫の登場からして、音楽も振り付けも、活発です。


 さすがに、ステップは正確だし、細かい表現も巧み。

 ローズ・アダジオでは、ちょっとした隙間に、王様と王妃の方に笑顔を向けたり、彼女の場合、自分だけで踊るのではなくて、その舞台に立っている人たちとの関係が非常に上手。

 最後のアティチュードでのプロムナード(男性が手を取って、一周する。 その間女性はトウシューズで片足で立っている)の時、何をやったのだか、たった瞬間に、グラッとなって、やり直し。 まあ、知らない人にはあれが失敗だとは気づかないでしょうが。

 だから、失敗しても、それをどうにかできるのがプロ、だと私は思います。


 踊りの部分ではないけれど、私は第2幕の最後、オーロラ姫が眠りから覚める時のマリアネラの表現がすきなのです。

 王子がキスをして、オーロラ姫が目覚める。

 王子はオーロラ姫のすぐ左に立っているのですが、ほとんどのオーロラ姫は、すぐに王子に気づいて、手を取り合う。

 マリアネラの場合は、伸びをしながら起きて、どうしたのだろう?とあたりを見回して、王子に気が付く。

 すぐに笑顔にはならないで、『あなた誰?』というような表情。

 私には、この方が受け入れやすい。


 私は、別に、凄い回転とかジャンプを観る為に劇場通いをしているわけではありませんが、それでも、今夜の第3幕のパ・ド・ドゥのコーダの最後、男性が女性を支えるピルエット(回転)、そして、そのまま男性が手を離して3回転? それを、頑張ろう、としないでやっているのを観て、思わず笑ってしまった私と、隣に立っていた常連さんの友達。 

 どうやったらあんなことができるのでしょう? 回転が苦手だった私にはうらやましい限り。

 

今回私は『眠り』を4回観ましたが、幸運なことに、4回とも全て違う人で、悪のカラボスを観ることができました。 キャラクターダンサーが演じることが多いこの役。 なんと今日はソロイストにいる20代半ばのクリスティン。

 彼女は、キャラクターがある役をやることが多いですが。 それでも、彼女の年齢で、カラボスをやる、というのは驚きました。

 考えてみれば、カラボスだって妖精。 プロローグで、6人の妖精と年齢も同じだし、あっていたな、と思います。


 そして、リラの精を踊ったローラ。 彼女は前回2008年の4月に『眠り』を上演した際に初めてリラの精に配役されました。 今回、まだ荒っぽさはあるものの、前回よりもずっと成長し、華があって、これで、もう少し表現が増したら、もっとよくなるな、と思ってみていました。

 

 

 今日は、プロローグに日本人ダンサーが大集合。 6人の妖精、そして、そのお付きの男性が出てきます。 男性3人が日本人(ということは日本人男性ダンサー全員)、女性もユフィちゃんと茜さんが。 このふたりは第3幕のフロレスタン兄弟(一般的な版での、宝石の踊り)でも出ていました。 茜さん、大抜擢です。

 彼女は、踊りがとってもしっかりしている。 ただ、私の目には音楽を無視して踊っている。 それがどうにかなって、見せ方を知ったら伸びるでしょうね。 


 

 とにかく、幸せ。 いつも、マリアネラの日はほとんど日本人の観客を見かけないのですが、今日はとっても多かった。 他の日本人ダンサーの知り合いなのか、それとも、マリアネラ目当てなのか、ただたまたまいらしただけなのか知りませんが。


 一昨年、オペラハウスのブッキングの日に知り合った日本人のおば様。 彼女はオペラを観に来ていた方ですが、私とであって、話を聞いて、バレエも観にいらっしゃるようになりました。 今日も休憩時間にお会いしましたが、今日の舞台を観て喜んでいらしたのが何より。 バレエを1人でも多くの方に観ていただきたいから。


そして、今日がこの一連の『眠り』の最終日だったからか、オーケストラがちゃんと弾いていました。 いつだったか、本当に酷くて、メロディーは聴こえてこない、オーケストラがばらばらになっている、テンポがめちゃくちゃ、ということが続いていましたから。 オケピットに怒鳴り込みに行こうか、と思ったくらい。


 明後日からは『くるみ割り人形』が始まります。今週は私は劇場通いで忙しいです。

 

 

 

Posted on 2009/11/24 Tue. 05:41 [edit]

category: バレエ

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24

久々の伴奏+クリスマスマーケット 

 2週間ほど前は天候も荒れていたし、寒かったのですが、このところ寒さが少し和らいでいるロンドンです。


 指を痛めてから、早3ヶ月。 とはいうものの、最初の7週間は靭帯を痛めた、なんて全く思っていなかったので、練習をしていたから、酷くなったのだと思います。


 年内は演奏の予定がなかったからよかったのですが、久々に伴奏を頼まれたので、今日はそのあわせ。

 ヴァイオリンを弾く8歳の女の子。 伴奏は大好きなので、そして、子供のものなら弾けるだろう、と思ったのでお引き受けしました。


 が、やはり、自分でちょっと練習しているのと、仕事として伴奏をリハーサルするのではやはり指にかかる負担が違うのでしょう。 ちょっとまずそうです。

WITH HOPE!!-091123 christmas market


帰り、サウスバンクに寄り道。

 サウスバンクセンター(ロイヤルフェスティヴァルホール前)でのケルン・クリスマス・マーケット。

 小さな小屋が川沿いに並んでいるのがわかりますか?


 まだ20日に始まったばかりだからなのか、それとも、不況だからなのか、今年は昨年に比べてストールの数が少ないです。

 

 もうクリスマスまで1ヶ月。 まだクリスマス・ツリーを売り出すお店はみかけませんが、ツリーを売り出すと、もうすぐだな、と思います。


 今年は小学校でのクリスマス・フェアへの出店、用事が重なってしまって出店できないのがとっても残念です。

Posted on 2009/11/23 Mon. 05:25 [edit]

category: 日常

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ミニチュアチュチュ 

 今年度の始まりと共に、ロイヤルオペラハウスのショップにバレエのチュチュの写真のカードが売り出されるようになりました。


 そして、私の目を奪ったのはこちら!!


WITH HOPE!!-091122 tutus


 ミニチュアチュチュ。 

 向かって右上が、『白鳥の湖』の第3幕、黒鳥・オディール

 右下が、『シンデレラ』の春の精

 中央が、『眠れる森の美女』のリラの精

 左上が、『カルメン』のタイトロール

 左下が、『くるみ割り人形』の雪の精


WITH HOPE!!-091122 lilac

 こちらがリラの精。

 多分、高さ20センチくらいだと思うのですが、こちら、お値段は1500ポンドほど。 日本円にして、25、6万円。

 普通の人間サイズのチュチュよりもお高いです。



WITH HOPE!!-091122 cinderella


 こちらは雪の精。

  

 元々バレエの衣装をやりたくてイギリスに来た私は、もちろん、こういうのが大好き!!


 見ていると、自分でもこうしたミニチュアを作りたくなってしまいます。 でも、今はもっとやらなくてはいけないことがたくさんあるから、老後のお楽しみ。



Posted on 2009/11/22 Sun. 05:12 [edit]

category: バレエ

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有意義なお話 

 午後早い時間までは青空だったのに、急に雨。


 母を通してのお友達ご夫妻が早いもので明日帰国。 先日私の友達が中7日で来ていたので、今回の中4日はとっても短く感じます。

 

 いろいろとお話を聞かせていただいたり、聞いていただいたり。 とってもとっても楽しい時でした。 そして、楽しいだけではなくて、これからの人生とか、いろいろとアイディアはあるけれど、最初の一歩をなかなか踏み出せないでいる私には有意義なお話ばかり。

 やっぱり、年末までにはきちんと行動を起こします。

 私にしかできないことがあるから。


 この数日間、いろいろとご馳走になり、普段自分では行けないようなところへ連れて行って頂いて、ロンドンの外食もおいしいところがあるのだ、とわかりました。

 

 とにかく、有意義な時をありがとうございました。

 失敗してもいい、駄目でも良い。 でも、一歩踏み出します。


 それにしても、この前もそうだったけれど、私にとっては当たり前の風景、町並み、初めてイギリスへ来る方には新鮮に映るのがとってもうらやましいです。

Posted on 2009/11/21 Sat. 04:23 [edit]

category: 日常

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ひかるさんとセルゲイの『眠り』 

 『眠れる森の美女』の公演も、1月の5回の公演を残すと、終盤になってきました。


 今回、オーロラ姫、フロリムント王子役デビューのひかるさんと、セルゲイ。 彼らは7日にデビューしたものの、私は土曜日のマチネは仕事で行けなかったので、今日の公演を観ることに。


 1人もプリンシパルが出ていない公演です。 それでも、あれだけの舞台を作り上げるのがロイヤルバレエ。

 

 プロローグの妖精にも、2人アーティスト(一番下)の人が出ていました。 そのうちの1人は昨年度、ローザンヌの賞でバレエ団研修員?として入って、今年正団員になった、高田茜さん。 彼女は来月から始まるダブル・ビルの『スケートをする人々』でもキャスティングされているし、バレエ団が注目しているのでしょう。


 ひかるさんは、私よりも2、3歳年上。 30を超えてのオーロラデビュー、嬉しかったことでしょう。 数年前、ご主人フェデリコ(ロイヤルバレエのプリンシパル)と共に、アメリカのバレエ団のゲストでは踊ったようですが。

 彼女のお話は、8月のバレエアソシエイションで聞きましたが、今回のオーロラデビューは、今年1月、『ラ・バヤデール』でガムザッティを踊って、その2回目(スクールマチネ)の公演の後、カーテンが降りた後に芸術監督のモニカが来て、『来年、大きな役をあげます。 オーロラ』といわれて、とってもとっても嬉しかったそう。


 彼女は、それこそ15、6歳の時に、パリ・オペラ座バレエ学校で勉強したくて、当時のバレエの先生には、『外国人は入れないから』といわれたにも関わらず、諦められなくてフランス大使館に電話をして、バレエ学校の住所を聞いて、バレエ学校に直接手紙を書いて、返事をもらって、ヴィデオを送って入学を許可された人。

 私も、16歳の時にブリティッシュ・カウンシルに電話をして、ロイヤルオペラハウスの住所を聞いて、衣装部に手紙を書いた。 

 だから、ひかるさんというのは私にとって、とっても励みになる人。

 彼女は、バレエ学校卒業後、スイス、オランダ、と他のバレエ団で踊って、ロイヤルバレエに入って群舞からやり直し。

 私も数年後、今までの寄り道人生が無駄ではない、と思えるようになりたいものです。


この半年で踊りの柔らかさが増したので、今回のオーロラは楽しみでした。 初役、というのもあるのか、いつもよりも丁寧な踊りで、第1幕のローズアダジオはとっても素敵。


 あまり、失敗部分を書くのは好みませんが、ロイヤルバレエでも、失敗する人もいるのだ、ということも知っていただきたいからあえて書きます。

 とってもうまくいっていたのに、第3幕のヴァリアシオンの中間、アラベスクをしながら後ろに下がる部分で、ちょうど舞台の真ん中で転びました。 でも、すぐにたって、その後は何も無かったかのように踊りとおしました。 だから、イギリス人は失敗しても、その後どうするか、というのを観ている人たちだから、拍手喝さい。 日本だとこうはいきませんよね。

 タイツの膝の部分に血がにじんでいたから、あれはかなり痛かったはず。 

 

 その前には、同じ第3幕で、ブルーバードを踊っていたブライアンも、ジャンプ失敗で、床に手を着いてしまったし。 彼らは人間。 ブライアンにしても、ひかるさんにしても、それまではかなり完成度の高い踊りをしていた。 そういうときに限って、悪魔がよってくるもので・・・・・・・ これがもし日本だったらぼろぼろにいわれるかもしれない。 しれない、ではなくて、言われるのでしょうね。 ロイヤルバレエで、何度か転ぶ人を観てきていますが、転んでも、きちんと最後まで踊る。 こちらの方が、転ばないように、気をつけすぎておもしろくない踊りになるよりもずっと私は好き。


 

 もう1人のデビュー、セルゲイはまだ入団3年目の19歳。 でも、もうプリンシパルの一つ下、ファースト・ソロイストにいます。

 昨年度は、『ラ・バヤデール』のソロル、『くるみ』の王子などで主役デビュー。 今年はこれと、あとはシンデレラの王子デビュー予定。


 立ち姿が美しく、『王子』が非常に似合う人。 

 この『眠り』の王子って、第2幕まで出てこないし、第2幕は表現の世界。 結構難しいと思います。 でも、彼も入団3年目、表現力も増し、結構よい味を出していました。


 第3幕でフロリナ姫を踊ったユフィちゃん、彼女は非常にポールド・ブラ(腕の動き)がきれいで、そして非常に音楽性が高いダンサーなので、私は彼女のフロリナが大好き。 なので、今回、2回観られてラッキー。 ブルーバードを踊ったブライアンも音楽性が高いダンサーだから、この2人が一緒に踊る時には私は結構リラックスして見ることができます。 ユフィちゃんも、どんどん観る度に成長しています。 

 この2人は4月に『リーズの結婚』で一緒にデビューするので、今からとってもとっても楽しみ。


 残すところ、私が観る『眠り』はあと1回。

 来週は、『眠り』、ロイヤルオペラとの共同の『チェベレツキ(女靴屋)』、そして木曜日からは『くるみ』が始まります。 本当に忙しいロイヤルバレエです。

Posted on 2009/11/19 Thu. 06:39 [edit]

category: バレエ

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19

Maids of Honourとオックスフォードストリートの飾り 

先週の天候が嘘のよう。 今日は久々の青空。 昼間は暖かかったです。 でも、やはり陽が落ちると気温もぐっと下がりますが。


WITH HOPE!!-091117 newends

 ずっと行ってみたかったお店。 キューガーデンのそばにある、Maids of Honour (Newens)

とってもとっても古いお店です。 

家からだとちょっと遠いのですが、教えに行くお宅から近いことがわかって、教えに行く前に行ってみました。

WITH HOPE!!-091117 newends2


 持ち帰りも出来るし、中で頂くことも出来ます。 ロンドンの街中と違って、お年寄りが1人でゆっくり新聞を読みながらお茶を飲んでいるようなところ。

私も今度は、ゆっくりお茶を飲みに行きたいな、と思います。

 この近くで、犬をお散歩させていらしたご老人も素敵。 二匹の真っ白な犬を連れて、この方は革靴を履いてお散歩していました。 やはり、このあたりになると、私が住んでいるようなところとは違います。


WITH HOPE!!-091117 the maids of honour


 これがこのお店で有名な、Maids of Honourというお菓子。 エッグタルトのような、そうでないような。

パンもおいしそうだし、さすが11月、クリスマスのミンスパイも売っていました。


WITH HOPE!!-091117 oxford street

 母のお友達ご夫妻(この夏私の写真を撮ってくださった素敵なご夫妻)が日本からいらしたので、お会いした帰りの夜のオックスフォード・ストリート。 今年の飾りは、ギフトボックスと、傘。

WITH HOPE!!-091117 oxford street 2

 どうして傘なのでしょう? 今年のテーマは、『クリスマスキャロル』。 傘なんて登場したかしら?

Posted on 2009/11/17 Tue. 06:42 [edit]

category: ロンドン観光

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17

指その後 

 朝から雨と暴風。 時折青空が見えたけれど、それは一瞬。


 この天候だから、教えの帰り、まだ午後2時だというのに街でお野菜を売っているストールは値下げ。 

おかげで、大きなブロッコリーを3つで1ポンド(160円くらい?)、ぶどう1.5㎏を1.5ポンドなんて値段で買ってきました。 ということはこれから毎食ブロッコリーですが・・・・・


 冬時間が始まって2週間。 4時半にはほとんど暗くなってしまうので、一日がとっても短く感じます。


 指の痛みをドクターに診ていただいてから丁度6週間。 痛くて弾けなかったし、このまま治らないと困るから、ピアノを始めてから初めて4週間ピアノを弾きませんでした。 といいつつも、あくまで自分の練習をしなかっただけで、生徒のレッスンでは指をかばいながらも弾いていたので、全く離れた、というわけではありません。

 今週、少しずつ弾き始めましたが、やっぱりまだ全快ではありません。 

ドクターには4週間弾かないように、と言われたけれど、別に4週間で完治する、と言われたわけではありませんから。


 バレエをみまくっている私。 それこそバレエのダンサーは怪我といつも隣り合わせ。

 怪我して休んで戻ってまた完治していなくて降板。 というダンサーも何人もいるし、1年近く踊れなかったけれど、しっかり怪我を治して、今は元気に踊っているダンサーもいる。

 彼らを見ていると、私もきちんと完治させないと再び痛み出すのかな、なんて思ったりもするから、とにかくもう2ヶ月きった1月の本番にあわせて無理をしないことに。

 

 でも、一番困るのがプログラム。 1月の本番用にもう数日でプログラムを提出しなくてはいけません。 弾く予定だった新曲は予定が全く狂ってしまったし、自分の指がどこまで復帰できるのかもわからない。

 先日までロイヤルバレエで観ていた『マイヤリング』で使われていたリストの『メフィストワルツ』も久々にプログラムに戻したい、と思いつつもとにかく指が1月にどういう状態になるのかがわからない。


 でも、今までは薬指と小指をくっつけて巻いていたけれど、薬指を離しても痛くなくなった。 

 せっかちな私が、そして自分に負けることが大嫌いな私が、こうして我慢してピアノを弾かないでいられるのは、やっぱり将来もピアノを弾き続けたいから、と改めて思うようになりました。


 先々週からの風邪はまだ治らなくて、減ってきたけれど、まだ咳で苦しむ。 おまけに一昨日雨の中計2時間ほどバスを待っていたおかげで、再び風邪気味か?と思ったけれど、これはどうにか今日は大丈夫そう。


 日本のようにすぐに医療を受けることができない国。 本当にこの国で生活するのなら、身体を大切にしないと駄目だな、と実感しています。

 

Posted on 2009/11/14 Sat. 05:03 [edit]

category: 日常

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14

イギリスのアルファベット 

 雨と風。 ショーウィンドウのクリスマスの飾りだけがきれいです。


 ここでたまに書いている5歳の生徒、9月から小学校の1年生になったので、学校で読み書きを習っているよう。

アルファベットの大文字は読めるようになったので、このところ、彼の宿題ノートは本人が読めるように大文字で書いていますが、正直言って、大文字だとスペリングが怪しくなる私。


 しかも、イギリスの小学校って、子供たちにアルファベットを教える時に、『エイ、ビー、スィー、ディー』とは教えません。 『ア、ブ(たしか)、カ、』だったか、音で教えるのです。 私、これをきちんとやっていないのでできません。 私の場合、これをやろうとすると、ロシア語の発音になるのです。 ロシア語は最初はイギリスの高校の選択授業で始めたから、イギリス式の語学教育を受けているのです。


 話をもどして、ノートに書いた言葉を生徒が発音していくのですが、例えば、『D Major』と書いたら、まずは、Maをマ、と発音し、次のJoをジョ、と発音して、それから初めてメイジャーという単語が出てくるよう。 こればっかりは私はこの国の教育を受けていないので、未だによくわかっていませんが。


 この頃ピアノの理解力も増したこの子、夏休み前は毎回のレッスンで、『ピアノなんて嫌いだ! ピアノをこの部屋から運び出してくれ!』と言っていたのが嘘のよう。

 

 レッスンで、『毎日10分でよいから(時計を見せて、ここからここまでと説明)練習できる?』

と言ったら、

『わかった! 僕上手になりたいから、毎日10時間練習するよ!』、とはりきっていました・・・・・・・

 一応、自分を守る?為にもレッスン後お父様に報告したら、『一日10時間ピアノって、わかっていない・・・・』とお父様大爆笑。


 子供の成長って、本当に凄いと思います。

 そのうち、『みゆき、そのスペリング間違っているよ』なんて言われることの無いように頑張らねば・・・・・

Posted on 2009/11/13 Fri. 05:36 [edit]

category: イギリス事情

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13

ロンドンのバスって・・・・・ 

 夕方から土砂降りの雨。

 

 毎日バスを使用する私にとって、バスでの回りの人の行動、ほとんどのことに驚きませんが、ちょっと気になることがあったので、久々にイギリスのバスの話し。


 今日の教えの帰りのこと。 お酢の匂いがする、と思って回りを見てみたら、通路を隔てて隣に座っていた女の子、なんとテスコで買ったばかりの瓶詰めの酢漬け卵(瓶の中に、ゆで卵が5個くらい入っている)を食べていました。 そして、お酢で濡れた手と瓶を、首に巻いていた素敵なマフラーというか大判スカーフで拭いていました。

 イギリス人にはハンカチを持ち歩く、という習慣はありませんからね。 すっかりイギリス人の私ですが、子供の頃からの習慣というのは恐ろしい、今でもハンカチを持ち歩きます。


 毎週水曜日は悲劇。 教えが4時から。 ということは、学校帰りの子供たちとちょうど同じ時間にバスに乗ることになります。 早く行っても時間をつぶすことができない場所。

 バスの中は、動物園、といっては動物に失礼になるほど、おしゃべりではなくて、がなりたて、叫びまくる女の子たち。 私、Racistではありませんが、まあ、こういうことをするのは人種もあります。

 私の真後ろで叫ばれる(なんといっても、iPodで聴いていた音楽が全く聴こえなくなるほど)のでちょっと後ろをみたのですが、その後から、私を罵る、というのかしら? 笑われ、言いたい放題いわれ、挙句の果てに、私がバスを降りる時には、『あの女!』と大爆笑。


 教えに行った先のお宅は、中学生と小学生の女の子がいるお宅。 今年中学生になった女の子はこのあたりで、というより、ロンドンで一番よい公立の女子校の一つへ受かった子。 この女子校は私の家からそう遠くはなくて、曜日によってはここの生徒と同じバスに乗りますが、集団で乗っていても、とってもお行儀がよい。

 私はこの酷い女子学生がどこの学校の生徒か知りたかったので、生徒が乗ってきたバス停、制服を説明して学校名を教えて頂いたのですが、私がまだ何も言わないうちに、『あそこはとっても酷い学校よ』

 やっぱりね・・・・・・


 今日の教えは臨時。

 普通だったらバスを3本乗り継いで25分で行くところ。

 でも、雨の影響もあるのか、なんと1時間半もかかりました。

 帰りも最悪。


 7時45分に教えが終わって、7時50分頃バス停へ行ったらちょうど目の前をバスが通過。

ここは11分から13分に1本バスが来るところ。


 次のバスが来たのは8時10分。 8時20分に乗り換えるバス停着。 ここで、このバス停始発の382番のバスが8時25分発。 ちなみに、この時間は382番のバスは20分に1本。

 バスが待機していたのですぐ乗れる(しかもこのバスに乗っているのはたった5分)、と思っていたものの、バスは動く気配なし。


 8時35分、バスまで行って、運転手に、『いったいいつになったら動くの?』と聞きに行く。

 運転手: 『このバスは8時45分発なのだよ』

 

 私: 『私、8時20分からバスを待っているのだけれど、だったら8時25分発のバスはどうしたのよ?』

 

 運転手: 『きっと、どこかで折り返しをしてしまったのだろうね。』

 

 私: 『あなたに言うのは間違っている、これは本当はあなたの上司に言わなくてはいけないことなのだけれど、一言言わせて。 ここのバス停から、Finchley Centralまで行くバスはこのバスだけ。 それなのに、折り返しをする、ということは、他のバスの便もある中間部でバスに乗る人は時間通りに乗れるのかもしれないけれど、他の交通手段がない私のような人は、すごい迷惑なのよ? バスが10分に1本くるところならまだわかる。 1時間に3本しかないのに、それが1本来ないとなると、すごく困るよ。乗客の声も聞くように上司に言って』


 運転手: 『君の言いたいことはよくわかるよ。 僕もおかしいと思うよ。 ただ、運転手は上司に従わないといけないからね。 いくつかの通過地点で、バスの運行を管理している人がいる。 もしそこを、3分早く通過したら、運転手は減給されるんだ。 でも、5分遅れても、それ以上遅れてもそれは問題ないのだよ。おかしいだろ?』


 私: 『バスって、こうやって寒かったり、雨の日に限ってめちゃくちゃになって、使い物にならないね』


 私が噛み付いたのではなく、あくまでも意見を求めたのでいろいろと話してくださいました。 私はもう日本には住めませんね・・・・・・


 というわけで、今日はたった1時間の教えをしに行ったのに、家を出てから家に帰るまで、全くの寄り道なしでなんと4時間。 ロンドンの交通、値上げばかりで、全然よくならない。 また年明けに値上げみたいだし・・・・・


 

 

Posted on 2009/11/12 Thu. 06:42 [edit]

category: イギリス事情

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12

どんより・・・・ 

 一日中、曇っているのだか、雨なのだかよくわからない天気でした。

 

 先週半ばにはコヴェント・ガーデンにもクリスマスの飾りがつきました。 コヴェント・ガーデンには行っているものの、公演開始ぎりぎりで行くことが多くて、全然飾りは見ていません・・・・・・

 オックスフォードストリートの飾りも、まだ電気がついた状態のは見ていませんし。

 そろそろクリスマスカードも書き始めないと、また間に合わないかも。 


 夕方4時半にはほとんど暗くなってきて、とにかく毎日どんより。


 去年の今頃はちょうどヴィザの裁判の上告書類を出し終えたところだったな、なんて思うと一年があっという間。

 学生の頃はこの時期は最初のエッセイとか、締め切りに追われていた頃。 今年、初めてゆっくりクリスマスまで過ごせるかしら?なんて思っていたけれど、自分自身を追い込むのが得意な私、しばらくまた色々とやりそうです。


 今日は一日中、昨日観てきた『マイヤリング』の音楽が頭の中を鳴り響いていました。 

 とにかく、Dr.Sから、『娼婦になれ!』と言われていた私は、昨日の舞台を観ながら考えることがたくさん。 今日もそれが続いている状態。

 

 まだまだ知りたいことがたくさんあるし、勉強したいこともたくさんあるし。 私は周りに比べて音楽の世界に進むことを決めるのが10年以上遅すぎ。 だから、それを凄くコンプレックスに思っているし、悔しいと思っていて。

 でも、周りが一生懸命ピアノを練習していた時間、私は違うことに時間を費やして。今はそれも必要だったのかな、なんて思えます。


 指もだいぶ動くようになってきたし、再びピアノに向かいます。

 今年こそ、ロンドンのクリスマスを満喫したいとも思うけれど!

Posted on 2009/11/11 Wed. 05:07 [edit]

category: 日常

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11

最後のマイヤリング 

 遂に『マイヤリング』の最終日。

 2007年4月、まだ再びバレエを観始めて4ヶ月目に観たのが最初。

 あの時はわけわからなかったけれど、今回は本当におもしろすぎて、結局5キャストを観ました。 本当に自由になるお金と時間をバレエに費やすバレエ中毒です。


 今日は先週の火曜日と同じキャスト。 私は行っていないので、今回が初めて。

 ルドルフには、先週デビューした、ティアゴ(マリアネラのフィアンセ)、メアリーとマリーは病気、引退で当初とは代わって、メアリーはマーラ(彼女、今回全10回のうち、5回メアリーを踊ったことになります)、マリーはラウラ。

 2人とも、以前にも踊っているし、演技ができるダンサー。


 ティアゴについては常連さんたちから色々と聞いていましたが、風貌も似合うし、2回目にしてはよかったと思う。

 特に、第1幕最後のレイプシーン(レイプシーンと皆さん呼んでいるけれど、相手は妻ですが・・・・)が非常によかった。 強さと、クレイジーさが入り混じる。 相手のステファニーが今回ステファニーを踊った中で一番背が高いと思われるサマンサだったから、それがちょっと大変かな?なんて思ったりもしましたが。

 ただ、第3幕はやっぱり苦労していたのかな?と思うほど表現はとってもよいけれど、顔の表情の変化は乏しく。

 これはもともとの本人の性格もあるでしょうね。 次回に期待です。


 メアリーを踊ったマーラ、前回エドと踊った時とはまた一味違ったメアリーをみせてくれました。 彼女は本当にマクミランものは素敵。 他はいろいろですが・・・・・


 

 エンペレス・エリザベスを踊ったクリスティーナ、私好みのエリザベス。 彼女はとっても背が高くて、180近くあるかも。 背の高いティアゴと並んでもほぼ同じでしたから。

 

第3幕、エリザベスがマリーの頬をひっぱ叩くところがあるのですが、先々週、マリアネラがマリーを踊った時はすっごい音がするほどの叩き方をされていましたが、今回は私が観た中で一番調節して叩いていたかも。

 おもしろいことに、女性同士の時は本気で叩いているような気が・・・・・・ 男性同士の方がたいした音はしませんし、叩いているふりの時もあるほど。


 5つのキャストが違う舞台を魅せてくれた『マイヤリング』でした。 日本公演に持って行きますが、本当にどうなるのでしょう?

 『眠れる森の美女』や、アリーナ・コジョカル出演が予定されているミックス・ビルの時には常連さんでない日本人の方も多くみかけますが、今夜など、『マイヤリング』の時には本当に少ない日本人。

 内容が内容です。 部外者ながら、心配。

 でも、バレエは女子供のもの、と思っている方に是非是非観ていただきたいです。 世界が変わります。 私もその1人ですから。 とっても人間臭いバレエです。


 そして、これは、このバレエの為に書かれた音楽ではなくて、リストのピアノ曲、オーケストラ曲をこのバレエ用に編曲したものを使用しますが、音楽が踊りを助けている、いや、音楽が踊りを表現している、と思わずにはいられません。 このバレエの為の録音、というものは存在しませんが、是非是非収録してほしいです。


 終わったというのに、次にこのバレエが上演されるのが楽しみ。 いつか、このバレエのオケピアノを弾きたいです。 最後のルドルフのソロ、オーケストラ編曲の『葬送』が演奏され、途中からピアノに変わる。 とっても素敵。 


 昨日はミックス・ビル、今日はマイヤリング、そして明日、明後日は眠れる森の美女のロイヤルバレエ。

お疲れ様です。



Posted on 2009/11/10 Tue. 06:30 [edit]

category: バレエ

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10

ミックスビル 

 非常に冷え込んでいます。 


 芸術の秋、11月は毎日オペラハウスでバレエの公演があるし、来週からバレエの公演が無い、と思う日でも、オペラ、バレエ共同のチャイコフスキーのツァーリナ’sスリッパ(女靴屋)があるので、いつも以上に忙しいロイヤルバレエ。 ダンサーも本当に大変だけれど、観る側もとっても忙しいです(勝手です)


 というわけで、今夜は先週水曜日に始まったミックスビルの3日目。


 

 バランシンの『アゴン』、観れば観るほどおもしろくなってきました。 音楽ももっと聴く余裕ができるから(この曲のCDは持っていないので)、ああ、あれはアポロからとってる、とかいろいろと思うようになりました。

 それにしても、急成長中のユフィちゃん、彼女のエレガントでありながら、きびきびもしていて、とっても音楽的な踊り方はバランシンにあっているのだな、と思います。

  

 やっぱり、バランシン好きです。 彼は音楽も勉強した人だし、本当に音楽的な振り付け。 一昨年大学院の論文を書いていた時、私はバランシンの本も結構読み、今はそれを再び読み直しているところ。 やっぱり、いつかニューヨークへ行って、ロイヤルバレエが持っていないバランシンのレパートリーを思う存分観たいです。


テトリーのスフィンクス、これは、バレエを観る前は音楽を聴いても????という状態でしたが、バレエを1度観ると、音楽もわかりやすくなりました。 

 本当は先週の木曜日、2日目はセカンドキャストが踊る予定でしたが、セカンドキャストのアリーナの首の怪我の状態で彼女が降板をし、マリアネラのファーストキャストが続けて踊りました。 今夜は予定通りのファーストキャスト。

 マリアネラのいつもの踊り、キャラクターとは違う、スフィンクス、3度目になると、色々と細かい表現というかちょっとしたことが増してきたと思います。


 それにしても、何度観てもこの踊りはディマンディング。 エドがこのような作品はやっぱり得意なようで、気持ちのよい踊りをしていました。 私は彼の『マイヤリング』よりも、こちらの方がずっと好み。

 

 テトリーの振り付けも音楽的。 テトリーももっと色々な作品を観てみたい振付師の1人です。


 そして最後は現ロイヤルバレエ常任振付師のマグレガーの『リーメン』。 

 彼は、ロイヤルバレエスクール、ロイヤルバレエの出身者ではありません。 クラシックバレエの教育を受けていない人。 モダンダンスの世界から来た人。

 2006年振り付けの『クローマ』、2008年振り付けの『インフラ』。 この二つに比べて、今回の作品には私でも見てわかるクラシックバレエのパ(ステップ)が多く使われています。

 最初に観た時には今までの二つとは違うし、私はこれが今までの中では一番好み、と思ったけれど、何だろう、もちろん、ダンサーたちはとってもよく踊っているのだけれど、結局のところ、肩の部分を動かすのが特徴、としか見えてこない。


 正直言って、今回使っている曲でなくても、このバレエは踊ることができる。 音楽はあくまでも飾り?

 とは言い過ぎかもしれないけれど、アイディアとしてはこの舞台はおもしろい。 でも、それ以上のものがない。

 常連さんは何人もリーメンを観ないで帰る方がいるそう。


 一ついえることは、今回のミックスビルは3人の振付師の作品を使っているけれど、まとまりはある。

 とかなんとか色々と言っていますが、とにかくバレエを観るだけで私は幸せです。

 そして、観れば観るほど勉強したいことが増えていきます。


 明日は最後の『マイヤリング』。 さびしい・・・・



 

 

Posted on 2009/11/09 Mon. 06:49 [edit]

category: バレエ

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09

シェパード・ブッシュ・マーケットとポートベロ・マーケット 


 ちょうど1週間前、10月の最後の日、久々にシェパード・ブッシュ・マーケットとポートベロ・マーケットへ行ってきました。


 土曜日はいつもなら朝から教えなのですが、ちょうどハーフターム中で子供たちは出かけていて私はお休み。

朝からオペラハウスの当日券に並んで、チャーリング・クロス駅付近でイングリッシュ・ブレックファーストを全然おしゃれではない、おじさんたちがたくさんいるようなお店で食べて腹ごしらえをしてから、バスでシェパードブッシュへ。


この日くらいまではロンドンも暖かめ、私もトレンチコートで大丈夫なくらいでした。


 今回イギリスへ来ていた友達とは趣味とか、全然知らなかったのですが、彼女もビーズをやったり、手を動かすことが好き。 というわけで、布屋さんが集まるシェパードブッシュへ案内。

 いつもここへは1人で来るから(母がフライトに耐えられるようになったら母を連れてきてあげたいけれど!)友達と一緒に来て、ああだこうだ、と言いながらお店を見て回るのはとってもとっても楽しい!


 いくつもの布屋さんがありますが、舞台衣装に使えるような変わった布が多いのが特徴。 だから、私は反対に日本へ行くと、コットンプリントの布を結構買ってくるのです。 なかなかこちらでは無いので。


 戦利品は、1メートル2ポンド50の白地に黒の柄のシフォン。 とっても手触りのよいシフォンで、いろいろとしつこいお兄さんが、『残りが少ないから、全部買うのなら1メートル2ポンドでいいよ』

 測ってもらったら、2メートル半弱。 私たちが迷っていたら、全部で4ポンド、とのこと。

 スカーフにちょうどよいけれど、どうしよう?ということで、2人でわけることにして、共同購入。

 さて、どちらが先に周りを縫ってスカーフに完成させるのでしょう?

WITH HOPE!!-091107 portbello

 そして移動してきた先は、ノッティング・ヒルのポートベロ・マーケット。

こちらは日本語のガイドブックを持った観光客日本人も多い。

 去年の夏までは、毎日ここのすぐそばをバスで通っていたのですけれどね。 今は土曜日が教えだし、疲れ果てて午後からここに来る気にもならないから、私もここへ来るのはとってもとっても久しぶり。

WITH HOPE!!-091107 Portbello shop


 別に買わなくても見ているだけで面白いお店が多いのです。


WITH HOPE!!-091107 Veg shop

 ちょっと歩くと、お野菜とか、パンとか食べ物のお店。 この後まっすぐオペラハウスへ行くことになっていたのでお野菜を買うのは慎みましたが・・・

でも、ここのお野菜を見ると、スーパーで買う気は全く起こらなくなります。

 手作り風ベーグルを閉店時間が近いのか、本来なら4個で1ポンドのところを6個で1ポンドで買っただけ。 とってももちもちしていておいしかったです。

WITH HOPE!!-091107 Portbello veg


 初めて見たお野菜。 コリフラワーに似ているけれど、違う。 名前からしてイタリアのお野菜? 興味はあったのですけれどね。 どうやって食べるのかしら? ただ茹でるだけ? オペラハウスへ行かないのなら買ってみたのですが。

 

Posted on 2009/11/07 Sat. 05:35 [edit]

category: ロンドン観光

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07

お見送り 

 1週間イギリスへ来ていた友達が帰国。

 家に泊まっていたわけではないけれど、毎日一緒に行動をして、たくさんしゃべって、たくさんディスカッションをしていたから、とってもとってもさびしい。


WITH HOPE!!-091105 LHR T3


 ヒースロー第3ターミナル、きれいになりました。

 私がこの夏に使ったときに改装していた部分も終わって、大分きれいになりました。

これから、第2ターミナルが閉鎖されて改装される予定だから、ヒースローも私が来た頃とはだいぶ変わってくるのでしょう。

WITH HOPE!!-091105 LHR Virgin


 イギリスの航空会社、ヴァージンは、第3ターミナルの一角に広めの自分たちのスペースが。

 セルフチェックインになっていて、機械でボーディングパスを発行して、荷物を持って窓口へ行く、というパターン。 わかっていなさそうな日本人を結構みかけました・・・・ 私、ここでバイトしようかしら?


 彼女と1週間を共にして、私自身もたくさん人生を考えさせられたし、日本のこともまた疑問に思ったり。


 口うるさいお姉さん(おばさん?)だけれど、まあ、私はイギリス人の中で生きてきて、いろいろな思いもしたし、日本人学生の幼稚さも見てきたし。だからこそ、彼女には自分の道を生きて、と言いたくなって。 でも、そんな話をしているうちに、私自身の生き方も考えさせられました。


 人がやっていないことをやるのは最初は大変。 でも、一度の人生は後悔したくありませんから。

 彼女と話して私もたくさん刺激を受けて、本当に楽しい8日間でした!

 

 いわゆるロンドン観光は前日にバッキンガム宮殿、ウエストミンスター、ビッグベンを見ただけだけれど、でも、いろいろなところへいけて楽しい日々でした。 小指の憂鬱も忘れられたし。


 あの大変だった4月の発表会があったからこそ、彼女と親しくなった。 あの時は本当に泣きたいくらい大変だったけれど、やってよかったな、と今になって思いました。 あれをやらせてもらえたのも、彼女のおかげだし。

 

Posted on 2009/11/05 Thu. 05:03 [edit]

category: 日常

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05

ミックス・ビル初日 

 今夜はミックスビルの初日でした。 今シーズン最初のミックスビルは、


 アゴン: バランシン振り付け ストラヴィンスキー作曲

 スフィンクス: グレン・テトリー振り付け マルティヌー作曲『ダブル・コンツェルト』

 世界初演の、リーメン: ウェイン・マグレガー振り付け Kaija Saariaho作曲 『Notes on Light』


 というプログラム。

 最終ドレスリハーサルの写真は、http://www.ballet.co.uk/gallery/jr_rb_agon_sphinx_limen_roh_1109


 アゴンは昨年ニュー・ヨーク・シティー・バレエの公演で観ましたが、ロイヤルバレエで観るのは初めて。 久々に取り上げる感じです。


 男性4人と、女性12人。

 男性は白のTシャツに黒タイツ。 女性は黒のノースリーブのレオタードにピンクタイツ。

とってもとってもシンプルなお稽古着での舞台です。 後年のバランシンの作品によく見られるタイプ。


 私、バランシン大好きだし、バランシンとストラヴィンスキーの関係というのは、プティパ(眠れる森の美女などの振付師)とチャイコフスキーの関係と同じ、とみることができるので、音楽に詳しかったバランシンと共同作業をして作り上げたこのアゴン、ロイヤルバレエで見ることを楽しみにしていました。

 ちなみに、今年の私が唯一行ったプロムスで、この『アゴン』を聴きましたが、まだまだ音楽だけだと私にはよくわからない曲です。


 今回、ミックスビルは2キャストで行われますが、女性のキャスト変更が相次ぎ、結局、ファースト・キャストのソロの女性二人が変更。 というわけで、カルロス・アコスタとのパ・ド・ドゥはセカンド・キャストに入っていたメリッサが。 彼女は、このところ、ずいぶんと大きい役で取り上げられることが多くなりました。


 二つ目の『スフィンクス』、これはロイヤルバレエが初めて取り上げる作品です。

 1977年、アメリカン・バレエ・シアターの為に振付けられた作品。 先日のインサイト・イブニングで多少のことはわかりました。

 グレン・テトリーの作品を観るのはこれが3作目。 私は結構好き。


 マルティヌーのピアノとティンパニーと2つのストリング・オーケストラによって奏でられる23分の曲。 出演者は3人。 女性1人と男性2人。 女性、スフィンクスはずっと舞台に出たままです。 しかもほとんど踊っている。

 今回はマリアネラがスフィンクス。 先日のインサイトで彼女のリハーサルを観ているので、それを舞台でみるのはとってもおもしろいです。


コクトーのプレイからインスピレーションを受けて創られたバレエですが、私はこれを知らないし、ギリシャ神話を知らないので、内容は残念ながらわかりませんでした。 ギリシャ神話、ちゃんと読まないと。

 

 そして最後は初演の『リーメン(Limen)』

 女性8人、男性7人。

 ウェインの作品は2つ観ていますが、どちらも私には同じ動きにしか見えてきませんでした。 でも、今回は違うし、今回のが一番好みかも。 みやじまたつおさんがセットデザインを担当。 光でみせるセットです。

 

 フィンランド人の作曲家によるチェロ・コンツェルト。 5つの楽章から成っています。 

 現代曲なので、私にはさっぱりわかりません。 これでも、カーディフの音大の1年生の時の作曲(形式)の授業、現代曲を書かなくてはいけない課題、めちゃくちゃ点数がよかったのですけれどね。 でも、実は未だに苦手。

 

 というわけで、これは何度か観るので、勉強していきます。

 全幕ももちろん魅力的だけれど、こうしたミックス・ビルもやっぱりすきなのですよね。 もうすぐ、こうして再びバレエにはまってからちょうど3年。 まだまだ観ていないバレエがたくさんです。

 

 

Posted on 2009/11/04 Wed. 06:18 [edit]

category: バレエ

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04

いろいろな思い 

 一気に寒さが増したロンドン。 今日はオックスフォード・ストリート、リージェント・ストリートのクリスマスの飾りの点灯式。 一気にクリスマスが近くなるような気分です。 まだガイ・フォークスも終わっていないのに。


 先週からの風邪、咳が酷くて、夜寝るのが大変。

 もうそろそろよくなってもらわないと困ります。


 今日も朝から友達と行動。

 彼女のおかげで、私が普段行かないところ、行けないところへいろいろと足を踏み入れています。

 

 オックスフォード・ストリートを二人でゆっくりおしゃべりしながら歩いてきました。

 あいにくの雨でしたが。


 昨日できあがった?話題のオックスフォード・サーカスのスクランブル交差点。 渋谷の交差点を真似たものです。 これで本当に、オックスフォード・サーカスの混雑が解消されればよいですが・・・・・


 友達と毎日会ってお互いに色々な話をしていますが、こうして、色々なことを深く話すことができる友達は貴重。

 お互いに去年の今頃はそんなに親しくなかったし、きちんと話をしたのだって、8月の私の日本滞在中が初めてだったのに。 

 

 人の生き方って本当に色々。 私の年齢だと、世間一般からすると結婚して子供がいる年齢?

でも、それはあくまでも、その人の生き方。 

 私は大学院を卒業したのが遅い、もっといえば、ピアノを始めたのが世間一般的には遅すぎて、本当なら無理な年齢で始めたから、もちろん終わるのも遅かった。

 私は、今までどおりピアノを教えて、ちょっと演奏して、という生活をこれからも続けていくとは思えない。

もちろん、どちらも続けていく。 でも、これプラスやりたいことがいくつもある。 そうでなかったら、なんであんな大変な修士に進んだのか。

 というよりも、結局のところ、中学、高校時代に勉強しないで頭の引き出しを残しておいてよかった、ということになるのですよね。


 私の場合、中学生以降、将来の夢を考えた時、まず最初に思ったのが、舞妓さん。 本気です。 着物が好きで、日本文化が好きで、私にはあっている、と思ったもの。 でも、考え方が無理だ、ということであっけなく諦め。


 次に思ったのが、歌舞伎や日本舞踊で用いる鬘の髪結いさん。 どちらかというと手先が器用で、日本髪にも興味があった私にはあっている、と思ったもの。でも、これもあの師弟関係、というか日本のものの考え方が無理だろう、ということで消去。 


 そして思ったのが、私がイギリスへ来るきっかけとなった、バレエの衣装。 結局はこれには進まなかったけれど、でも、これがあったから、今の私がいる。


 というわけで、何故だか、芸術系にしか興味がなかった私。 お勉強はやらなかったけれど、今はいくらでも文献を読むし、別に記憶力が非常に悪いわけでもない。 ただただ、興味の無いことは覚えられない、というより、覚える気が無い。 困った人です。


 これからのことに向けて、一歩踏み出します。 一歩ではなくて、今、3歩くらい踏み出さないといけないことがたくさん。  

 

 将来の不安がないわけでもないけれど、でも、今やらないと一生後悔する。

 今まで、ここまで普通の路線から外れてきたのだから、今更なにも恐れることはないし。


 というわけで、勇気を出して、一歩踏み出します。 結果は知りませんが、また学生時代のような文献を読む日が来るのはそう遠くないのでしょう。

 

Posted on 2009/11/03 Tue. 05:28 [edit]

category: 日常

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03

私の年齢 

 さすがにちょっとずつ寒さが増してきました。


 友達と相変わらず、有名どころではない、ロンドン散策。 

 

 夕方、オペラハウスへ行く前に、ちょっと腹ごしらえ、+私が彼女と夜歩くことができるのは今日だけ、ということで、二人でパブへ行くことに。 パブにもよりますが、食事をできるところもあるのです。


 コヴェント・ガーデンのあるパブへ。

 入り口には、

 『ラッキーなことに21歳以下に見える人は、IDを提示する必要があることもあります』という張り紙。


 ちなみにイギリスの飲酒は18歳以上。


 私よりも7つ下の友達。 あるところでは、『あなたは15,16歳? 』と聞かれた友達。

 彼女は多分聞かれるだろうな、と思っていました。


 席に着こうとしたら、店員さんが来て、IDの提示を求めました。 パスポートのコピーをみせて、OK。 そうしたら、なんと私にまで年齢を確認のID提示を求めてくるのです・・・・・

 『私、30なのだけれど』といっても、駄目。 

 年齢が書かれているIDなんて、普段持ち歩きませんからね・・・・・


 私、いくらなんでも、21歳以下には見えないと思いますが・・・・・

 若く見られて嬉しい、というよりも、今は年齢相応、大人の女性に見られたい? 

 男友達から、『大人の色気がないのをどうにかしろ』と、散々言われている私ですけれど。


 悔しいから、他のパブでもう一度トライ。

 そこでは友達もID提示を言われませんでした。


 そりゃあ、イギリス人は私の年齢だとかなり更けている人が多いし、この前新聞で読んだ、71歳の男性と結婚して双子を生んだ25歳の女性(彼女には他の男性との8歳の女の子がいる)、私よりも上に見えましたから。

 でもね、この年でパブでID提示は、かなりへこみました・・・・・・

Posted on 2009/11/02 Mon. 03:22 [edit]

category: 日常

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