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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

暑い+スペイン音楽に着手 

 相変わらず暑いロンドンです。 日本へ夏行くと暑さで(+人ごみで)偏頭痛が起こることが多いのですが、ついにロンドンにいながら暑さのために教えの帰りに偏頭痛。 


 日本のように暑さに適した食べ物が無いので、夜はサラダで精一杯。 そういえば日本からこういう暑さに備えて、お素麺を持ってきたのだ、と気づいたのは、夕食を食べている途中でのこと。 

 そういえば、この前日本へ行った時歯医者さんでこの話になって(どういうわけか歯医者さんでのおしゃべりが多い。 私はおとなしくしているのに。)、ビッシソワーズ?と聞かれましたが、あれはお隣のハイカラな国の食べ物。 一般的イギリス人はそんなハイカラな食べ物は食べません。 ちなみに私がイギリスへ来た当初は生のサラダもほとんど浸透していませんでした。

 

 先週、イギリスでの本年度のコンサートが終わったから、新しい曲を練習中。 

 その中の一つ、アルベニスの『コルドバ』。 ギターでの編曲演奏の方が有名かもしれません。 テーマに行くまでの導入部分が非常に美しい。 私にとって、導入が美しい曲、というのはショパンの幻想ポロネーズだったけれど、これも劣りません。 何よりもハーモニーの美しさ。 初見で初めて弾いた時、あまりの美しさに涙が出たほど。 

 スペイン音楽ってあまり弾かれないけれど、やはり楽譜に書かれている以外のニュアンスというか間が大切だし、キーポイントですね。 ショパンのマズルカのように。 これをマスターしたら、『イベリア』に手をつける予定。

 最後にスペインに行ったのは2年前。 次はいつ行けるかしら? 来週、0泊2日で行きたい、とも思っていたのだけれど。 

 

 分けあって、またまた小品をいくつか急遽仕上げることに。 夏の後半にはやっと大きい曲に手がつけられるかな? 

 

Posted on 2009/06/30 Tue. 06:48 [edit]

category: 音楽

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30

ヒート・ウェイブ到来 

 一応北半球に属し、四季があるはずのイギリスですが、去年も一昨年もどちらかというと、夏がありませんでした。 今年は5月が寒くて心配したものの、暑い!

 今日はヒート・ウェイブが来ているらしく、イギリスなのに珍しく湿気がある(日本に比べたら無いと思いますが)。 夜なのに、ノースリーブでいても肌寒くない。 日中と夜の気温差が激しいこの国では非常に珍しいこと。


 というわけで、このところコーヒーゼリーの消費量が多い。 今の家には冷凍庫があるものの、私のイギリス生活のうちほとんどは冷凍庫が無い家に住んでいた為(イギリスでは結構多い)、アイスクリームを食べる習慣がなくなった私は、夏はゼリー、というのが定番。 もちろん、一つずつのアイスクリーム(日本でコンビニで売っているようなかんじ)もあるものの、一つ200円くらいするわけです。 それに比べ、スーパーで6個いりで200円ちょっととか、1リットル200円くらいで売っているのをみると、なかなかこの個別アイスクリームを買う気がしなくなるわけで・・・・・・・


 コーヒーゼリー、なぜかイギリスではみかけません。 イギリスのゼリーって、甘いのが定番。 もちろん私は自分で作っているわけですが、ゼラチンもどこのスーパーでも売っているわけではないので、見かけた時にまとめ買い。 

 

 いつまでこの気候が続くのでしょう? 土曜日の夕方は1時間以上のサンダー・ストーム。 かなりの数の稲妻を見ました。 一つは結構うちの近くに落ちた気がするのだけれど???

 

 地下鉄では先週既に『この暑さなので、お水を持ち歩いてください』という放送があったし、駅にも注意書き。 日本のようにまだまだ冷房完備ではありませんからね。 何しろ、今は大分冷房があるお店が増えたものの、ちょっと前までは

『冷房あり!』と書いてあるレストラン、カフェがいくつもあったほどですから。


 とにかく、この気候がもう少し続くことを願いつつ、でも、あまり暑いとそれに対応し切れていないこの国ではちょっと大変だから、ほどほどに、と思っています。

Posted on 2009/06/29 Mon. 02:17 [edit]

category: 日常

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29

5歳の男の子 

 マイケル・ジャクソンの死亡記事、あちらこちらで話題ですね。

 昨日、伴奏の仕事でセントラルを通った時、マイケルの何かの劇場(?)の前にテレビカメラがいくつもありました。 


 昨日は憂鬱金曜日。 仕事、と割り切っているけれど、リズムめちゃくちゃ、フレーズなし、音楽性無しのサックスのリハーサル。 子供だったら注意するけれど、大人だし、頭は良い人だし。 彼の問題よりもそれを直す能力の無い、典型的イギリス人音楽教師の問題、と私は思いますが・・・・・ どうでも良いけれど、ピアノのように一人で演奏できる楽器ではないのだから、リズムはきちんと教えるべきだと思います。 

 

 その後、バスを乗り継いで北ロンドンでピアノの教え。 3月末から教えている姉弟。 

この弟、I(5歳になったばかり)が問題児(といってはいけないかもしれないけれど)で、毎回エネルギーを吸い取られています。


 昨日はとりあえずおとなしくしていたけれど、3週間前は、『僕はもうピアノなんか止めてやる!』と言って、腕組みしてソファーに座り込み、意地でも動かない。 色々と話したけれど駄目だから、お父様を呼んでお父様が説得。 

 先々週再び、

 I: 『僕、もうピアノ弾かない。 このピアノをすぐに部屋から運び出してくれ!』

 私: 『私はあなたにピアノを教えるのが好きだけれど、あなたがそこまでピアノが嫌ならどうすればよいのかわからない。 ピアノを運び出すのだけは無理。 R(Iの1歳半上のお姉ちゃん)はピアノを弾くのが好きでしょ? あなたはRを悲しませるの?』

 I: 腕組みしたまま答えない

 私: 『じゃあ、どうしてピアノが嫌なの? 何をしたいの?』

 I: 『フットボールをしたい。 ピアノは面倒だ』

 私: 『今、フットボールをしたい、っていってもパパは連れて行ってくれないと思うよ? 何事も最初は大変だ、って先週パパに言われたばっかりでしょ?』

 I: また答えない

 私: 『意地でも動かないつもりなのね。 だったら、今日だけはパパに今ピアノを止めたい、って話しに行くことを許す。 でも、毎回のように(既に3回目)私にピアノを止めたい、っていうのは間違っていると思うし、失礼(Rude)だよ(こちらの一応きちんとした家の子供たちは、Rudeなことをしてはいけない、と小さいうちから躾られているから、結構使える言葉)。 

私が今日レッスンに来ることはわかっていたでしょ? その前にママとパパと話し合うべきことだと思うよ。』

 

 Iはガーデニングをしていたパパのところへ行ったけれど、すぐに追い返される。 

 ピアノの部屋へは戻ってこなくて、お姉ちゃんに説得されて、どうにかピアノの前に戻り、お姉ちゃんの監視つきで残りの10分レッスン。


 お姉ちゃんのレッスン中

 『レッスン中にごめんなさい。 みゆきに僕のことを失望させて(がっかりさせて)ごめんなさい。 来週からはきちんとレッスンします』


 こんなことがあった翌週、先週のレッスンは一応、素直にしていたものの・・・・・


 I: 『僕は、みゆきがニンジンだったらよかったと思うよ』

 私: いまいちわからなくて、『ニンジン?? 意味がわからないよ』

 I: 『もしみゆきがニンジンだったら、ママに包丁でカットしてもらって、茹でてもらってフォークでぶっさして食べてやるんだ!! そうしたら僕にもうピアノを教えられないでしょ?』

 私: 絶句


 そのわりには、レッスンが終わると描いた絵を見せてくれたり、おもちゃを見せに来たりするのですが・・・・・


 その後のお姉ちゃんのRのレッスンで凄いことを聞きました。

 このI、私とのレッスンの2回目か何かで、前にも書いたかもしれないけれど、レッスン中に、『みゆき、そのネックレス、素敵だね』とか、私の髪の毛を触りながら、『長くてきれいな髪だね』と、とても子供とは思えない口調、目つきで言って来たことがあったのですが・・・・・ 日本の男性に、お酒の力なしで、恋人以外にこういうことをセクシーに言える人って私の周りではいません。 5歳にして凄い本能。


R: 『みゆき、Iがね、学校でクラスの女の子にキスしちゃったの』

私: 『そうなんだ・・・・・』

R: 『みゆき、わかってる!! 普通にキスしたんじゃないよ。 くちびるにキスしちゃったんだから!』

私: 絶句

R: 『驚くでしょ? Iはね、まだたった5歳なのよ。 しかもレセプション(小学校1年生前の1年)なのよ。 周りのお友達も先生も、みんなびっくりしちゃってね。 大騒ぎになったの。

 私はIの一つ上の学年でしょ? あまりのことに、私はとっても恥ずかしかったし、どうしてよいかとっても困ったわ』

私: 『それは困るね・・・・・』


このR、6歳半なのですが、非常にしっかりしているおりこうさん。 彼女のこの話し方も、凄くかわいらしくて、子供の話し方とは思えませんでした。 

それにしても、I君、将来大物? それとも大きくなったら落ち着いてしまうのか。


 お父様からは、Iは直ぐに諦めるから、今回ピアノだけは頑張らせたいから、辛抱強くお願いします、といわれているので、私もあまりうるさくはなく、でもきちんと教えながらレッスンしていますが・・・・・

 どうやら、一昨日は、気に入らないことがあったらしく、『僕はもうこの家から出て行くから!』と騒いだらしいです。


 お父様がきちんと子供のことをわかって、真正面からきちんと立ち会っていて、凄く良いな、と思います。


 いつになったら落ち着くのやら・・・・・・ 今までカーディフ時代のジュニアスクールでのお仕事も含めるとかなりの子供たちと向き合ってきたけれど、今回は今までにはないちょっと手ごわい相手。 

 でも、きちんと理論的に話をしないとわかってくれない子だし、子供って本当に奥が深い。


 


Posted on 2009/06/26 Fri. 23:23 [edit]

category: 日常

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26

映画 『Becoming Jane』 

 普段、バレエのような生の芸術を観て、私自身も生の舞台を愛しているから、どちらかというと映画はあまり観ない方。 最後に映画館へ行ったのは、『さゆり』を観た時だからいつかしら? でも、DVDが安くなっていると、オードリー・ヘプバーン主演のもの、ジェーン・オースティンの作品は買って何度も繰り返し観ています。


 ジェーン・オースティンの『エマ』を買おうかな、と思ってHMVのセールを見ていたら、隣に『Becoming Jane』を発見。 2007年BBC製作。 確か広告は見た気もするけれど、今から2年前は勉強が忙しくて、そんな気にならなかったのか、すっかり私の中に存在していませんでした。


 『Becoming Jane』、ジェーン・オースティンの生涯、というか20歳の時に出会った恋人、トム・レフロイとのことを真ん中に置いた作品。 日本では今年公開予定のようですね。 というわけで、細かい内容を書くのは止めますが、一言言うのなら、この映画を観るのなら、『高慢と偏見』を読んでおく、またはDVD(私としては、BBC製作のコリン・ファースがミスター・ダーシーを演じている物)を観ておいた方が、この映画を楽しめる気がします。

 『高慢と偏見』で使われている言い回しがこの映画で使われていたりします(私、どれだけ『高慢と偏見』を読んで、DVDを観ているかわかるでしょ?)


 この映画が、どこまで等身大のジェーンなのかわかりませんが、ジェーンの作品に描かれている女性そのものがジェーン。 私はまだジェーン・オースティンの作品は3つ半しか読んでいませんが、この映画で描かれているジェーンは『高慢と偏見』の次女、エリザベスそのもの。 トム・レフロイはミスター・ダーシーとジョージ・ウィッカムを合わせた感じ。


1700年代も終わりの頃に彼女のような女性が存在したこと自体が驚き。 

女性にとって結婚が全ての時代。 ジェーンのような女性は生きにくかったはずなのに、生き生きとしていたはず。 彼女は生涯を独身ですごしていたことは知っていましたが、その理由は当時の女性としては彼女は頭が良い(お勉強ができる、という意味だけでなく)からこそなのかな、とも思いました。でもそのおかげで、名作が生まれたのだから、複雑な気も。


 昔は興味がなかったけれど、今の私だったら英文学科へ行って勉強したい、とも思えます。

 残りのジェーン・オースティンの著書を少しずつ読む進めよう、と思います。

Posted on 2009/06/26 Fri. 05:35 [edit]

category: エンターテイメント

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26

今年度最後の英国での本番 

 一応、今日がイギリスでの今年度最後の演奏のはず。

 

 今日はコンサートの後大移動して、夕方まで教えだったから、朝文化鍋でご飯を炊いて、梅干のおにぎりを、と思って身支度をしながらご飯を炊いていたら、なんと火災報知器を鳴らしました。 どうにか必死になって止めて??と思いながら文化鍋の蓋を開けたら、再び火災報知器が鳴り出し、蓋をしてまた止めて、また文化鍋の蓋を開けたら、再び火災報知器。ちょっとおこげができたくらいだったのに。 

 というわけで、朝から非常に疲れました。


 2006年から年に2,3回演奏させて頂いているセヴェノークスのSt Luke's Churchにて。 今回はセヴェノークス・フェスティヴァルの一環としてのコンサートだったので、いつもよりも宣伝が行き届くのか、お客様の数も多かったです。

 

10時30分チャーリング・クロス発、アシュフォード・インターナショナル行きの列車。 35分でセヴェノークスに到着。 この電車にあと30分ほど乗ったら、私が11年前にホームステイしていたお宅の最寄り駅。

 途中、ラヴェンダー畑があったりして、やっぱりケントは素敵。


 前回この教会で演奏した時は、去年の11月、ヴィザがとれなくて『裁判』の知らせを受けた2日後。 今回また戻ってくることを私自身も、教会の方々も、いつもいらしてくださるおばあちゃま方も喜んでくださいました。


 ここのピアノは状態の悪いアップライト。 ほぼヴォランティアでの演奏なのに、3年前のまだまだ駆け出しだった頃からの私を応援してくださっているので、ここだけは時間が許す限り演奏を続けて行きたい場所。 

 私は相手の顔しか覚えていないけれど、『みゆき!! また聴けて嬉しいわ!』と私の顔をみるなり言ってくださったり、裁判の時にも手紙を書いてくださったりしたし、何よりも日本よりも守られて、『地元』を感じる場所。


 演奏は、とにかくピアノの状態を聴きながらで、ベストではないでしょう。 高音が酷いから、途中で今まで大丈夫だった右腕がおかしくなってしまって、結局、シューベルト=リストの『ウィーンの夜会』はその前のショパンのマズルカを弾いている時に『無理』と判断。 後半部分の細かい右手の音がこのピアノではかなり不可能、と判断。 で即座にここのおばあちゃま方が大好きな、ショパンの華麗なる大円舞曲に変更。 『ウィーン』弾きたかったのに。


 とにかく、無事終えてほっとしました。

 今回、地方では驚くことに日本人の方が二人いらしていました。 どうやら、セヴェノークスに住んでいる日本人って30人くらいいるそうです。 


 セヴェノークスはロンドンから南西。 コンサートの後はロンドンまで戻って、ロンドンを北に進み、そこからまた列車に乗って今度はエセックスで教え。 

 

 とにかく今は腑抜け状態。 

 明日から譜読みする曲の譜読みを早くする為に録音を聴きたくて(楽譜で音を想像しただけで、一度も聴いたことがない曲)、移動途中にHMVに寄ったけれど、私の求めていたCDは無し。 やっぱりネットで探すべきかな。


 この1年間、数は少なかったけれど、私自身では階段を上って、少し質も上がった演奏ができ、そしてこうして呼んで下さって、聴きにいらしてくださる方々がいることに感謝です。 ありがとうございました!

Posted on 2009/06/24 Wed. 05:29 [edit]

category: 音楽

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24

ピラティス 

 今月頭から通い始めたジム、毎日とはいかないものの、それでも週に5回は通っています。 

 泳ぐことがほとんど。 泳いだ後のスパ(ジャグジー)とスティームルームでの時間が頭を空っぽにできる時間。 でも、ピアノの練習をした後にジムへ行くと、暗譜したばかりの楽譜が頭に浮かび、知らず知らずのうちにそれをなぞっています。


 とはいうものの、ジムには色々とクラスもあり(残念ながら、バレエがない)参加したい、とは思っていたものの、元来非常にシャイな私は新しいところへ飛び込むのが恥ずかしく(そのわりには、演奏で新しいところへ行くことは平気)、私が参加したいクラスと教えが重なってしまうこともあってなかなか参加できずにいました。


 今週から教えの時間変更があったりしたし、ちょっと勇気をだして、ピラティスのクラスに予約。 クラスは全て毎回の予約制。

 とりあえず初心者のクラス。


 ピラティス、ロイヤルバレエを観に行くようになって、色々な文章を読むようになってから、ダンサーたちがトレーニングの一環でピラティスを取り入れていることから興味をもちました。 あの身体を駆使しているダンサーたちが取り入れる、ということは身体に対して優しいものであるに違いない。 もちろん、ロイヤルバレエでは機械を使用したりして規模が違いますが、ピアノにより身体に負担がかかっている私にはきっと良いに違いない。


 今日参加したのは10人ほどのクラス。 予約制であるものの、レギュラーで来ている人が多そう。 とってもわかりやすいインストラクターで、始まる前に『ピラティスは初めて』と言った私はインストラクターのすぐそばでやるように指示され・・・・・・


 何が難しいって、まっすぐに自然に立つこと。 『まっすぐ立ちなさい』といわれると、ついバレエの癖で、足を伸ばして、膝を伸ばし、筋肉を内側に回しておしりをしめる。 すぐに直されました。 膝はゆるめて、でも背筋は伸ばす。


 初心者クラスの動きだとそこまで難しいことはやらないし、初めてでもどうにかなります。 1時間のクラスで始まって15分もすればたいした動きはしていないのに、体の芯からポカポカしてくる感じ。 

 何よりも、孤独なピアニスト業の私にとって、誰かに指示されたことをやる、というのは久々でとってもよいこと。

 一つ、困ること、それは身体の名称。 というよりも、『なんとか骨』、『なんとか骨』なんて言われたってわかりません。 感覚でどうにかなりますが・・・・・ 

 呼吸の仕方に問題がある私にとってきちんと呼吸をする、というのも良いことかも。


 とりあえず来週のクラスも予約してきました。


 背中の痛みが取れないとどうにもならないし、マッサージよりも身体を動かすことによってまずは様子を見たい。

 あれだけ4月に痛めた左腕もプールで泳ぎ出してから、先々週のリサイタルの後もまた痛みをぶり返すかと思っていたのに、痛みが完全になくなったわけではないけれど、それでも大事には至らず。

 

 一つまた楽しみが増えました。

Posted on 2009/06/22 Mon. 06:18 [edit]

category: 日常

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22

事務作業と急解凍 

 夏至。 夜7時の空が真冬の昼間よりもキラキラしていました。 でも夏至が過ぎると、これからどんどんまた陽が短くなるのかしら・・・・・とちょっと憂鬱。 9月頃までは日本よりも長い日中を楽しむことができるでしょう。


 今日もピアノと調べ物と事務作業とプールで一日が終わり。 途中、プリンターの調子が悪くて、ドライバー片手に分解しようと思った(私らしいでしょ?)ところ、ちょっといじってみたら簡単にどうにかなることが判明。 分解する気でいたのに。 


 事務作業、やってもやっても終わりません。 1年間サボったつけ。 頭爆発寸前。 とにかく、大量の郵送物を作成しなくてはいけないから、明日の午前中は練習しながら、印刷を続けることになるでしょう。 

 こういう作業は嫌いではありません。 でも、量も種類も多いから時間がかかる。 今週中に終わると良いけれど・・・・ もう一つ、やたらと時間がかかる作業がそういえば残っているのだっけ。 とにかく、就職活動が一生続くような仕事をしているのだから仕方がありません。

 

 イギリスでのランチタイムコンサートって、プログラムの提出が結構直前でよいことが多いです。 今週水曜日のコンサートも提出期限は前日。 一応決めてはあるのですが、ちょっと思うことがあって今日になってこの2年くらい弾いていなかったシューベルト=リストの『ウィーンの夜会 第6番』を取り出してみました。

 シューベルトのワルツをいくつかリストがまとめたもの。 ピアノを勉強しよう、と決めて直ぐ後に日本の今は改装中のヤマハホールで若いロシア人ピアニスト(私と同年齢だったかも)の演奏でこれを聴いて、いつか弾きたい、と思っていた曲。 

 その後、師匠のDr.Sがリサイタルでこれを弾くのを聴いて一気に火がつき、3年位前に勉強した曲。

思うところがあってこのところ弾いていませんでしたが、今弾くともっと色々なことがわかって新鮮。


 というわけで、どうにか手に残っていたので3日で急解凍することにしました。 明日にはプログラムを送れるかな。

 

Posted on 2009/06/21 Sun. 05:30 [edit]

category: 日常

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21

ロイヤルバレエ最終日 

 早いもので、昨年10月4日に開幕したロイヤルバレエの2009/10シーズン、今夜が最終日。 計何回オペラハウスに公演を観に行ったかは内緒。 全プログラムを最低2回ずつは観に行っています。

 最も、ロンドン公演が今夜終幕であるだけで、ダンサー&ロイヤルバレエ関係者は明日午後ワシントン公演に向けて旅立ちます。 ワシントンでミックス・ビル2回、マノンを5公演、1週間弱ロンドンに戻ってきて、スペイン(グラナダ)、キューバ(ハバナ)で計2週間滞在、彼らの夏休みが始まるのは4週間後の話。


 今夜は15日に観たのと同じキャストで『ジュエルズ』。 一昨年のシーズン最後は『大地の歌』でダーシー・バッセルの引退で涙に包まれた劇場、昨年の最終日は『ロミオとジュリエット』で主役を踊った二人のダンサーが、13日の金曜日にプリンシパルに昇格。

 今年は、最後が華やかな『ダイヤモンド』で幕を降ろしました。


 優美なエメラルド、群舞の女性が作り上げるポーズ、それが宝石そのもの。 派手な動きはないけれど、だからこそ魅せられる美しさ。 


 ルビーは今夜が一番充実していました。 オーケストラがちょっと崩れて、崩れると再生しにくい曲だからヒヤッとしましたが。

 15日の公演の後、公演が終わって外にでたら身支度を整えて歩いていた由姫(ユフィ)ちゃんと顔をあわせてちょっとしゃべったのですが、彼女は舞台で滑ってしまったことをとても気にしていて、全体的に観ればよい舞台だったのですが、不本意で・・・・といっていたのです。 今夜はそんなこともなく、とってもきれいにでものびのびと踊っていたので、一安心してしまいました。 一緒に踊ったリカルドと、とても息があっていたと思います。

 ちなみに由姫ちゃん、日本のダンスマガジン7月号の表紙に『眠れる森の美女』のフロリナ姫の衣装を着て採用されています。

 

 ルビーのトール・ソロ・ガールを結局のところ全公演踊ったローラ、お疲れ様でした。 粗さは残るものの、華があって、思い切りの良い踊り、楽しませてもらいました。

 

 白眉の最後の『ダイヤモンド』、夢の中にいるよう。 何度観ても飽きません。


 マリアネラとティアゴのパ・ド・ドゥは15日も素晴らしかったけれど、それとは違うストーリーが今夜の舞台では生まれていました。 だから、私は彼女の踊りを同じ役で何度も観るのが好き。 

 私自身が同じ曲を毎回同じように演奏できないピアニスト。 別に考えがないからできないわけではなくて、大まかなストーリーの上に、その時の自分の気持ち、その場の雰囲気で違うものが自然に生まれてくるだけ。 マリアネラも11月のバレエ・アソシエイションの時に同じような話をしていました。

 彼女と今回叶えられなかった夢、いつか叶えたい、という想いがどんどん大きくなっていきます。 


 ドゥミ・ソロイストというのかな、ソロと群舞の間の4人の女性の一人、まだ下から二つ目のファースト・アーティストにいるエマがこの一年で踊りが変わったと思います。 上半身の滑らかな使い方、伝統的なロイヤルバレエの踊り方をするダンサーのような気がします。 来年度が楽しみなダンサーの一人。


 ロイヤルバレエは昇進試験がありません。 もう芸術監督のモニカとダンサーとの面談は済んで、いくつか昇進した人の名前を耳にしました。 まだ正式なプレス・リリースはありませんが、私の中での予想はできているし、全ての発表を楽しみにしています。


 昨年10月4日にマリアネラのオデット・オディールの『白鳥の湖』で始まったロイヤルバレエ、最後はマリアネラの『ダイヤモンド』。 幸せな1年でした。 バレエを観れば観るほど、周りに伝わっているかどうかは別として、私の中ではピアノの表現の幅も増してくるように思いました。


 来シーズンは10月8日。 4ヶ月近くロイヤルバレエを観られないなんて!

でも、その間に私はいくつかある夢の一つの実現に向けて、動き出そうと思います。

Posted on 2009/06/19 Fri. 05:32 [edit]

category: バレエ

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19

突っ込みどころ満載 

 昨年の夏まで通っていた音大からオペラハウスへ行く途中に毎回通っていた場所、行くのは2回目。 日本大使館。 一度目は2年前に音大生を招いてくださったパーティー。 用があって行った事はありませんでした。

 

 行きたい場所ではないのですが、8月頭に日本のパスポートが切れるので、今のところ日本で申請するか、こちらで申請するか迷っているので、とりあえず、申請書類をもらうのと、質問があったのでやっと重い腰を上げることに。


 入るのに、身分証明書がいるなんて知らないで、パスポートも持たずに行きました。 学生証も運転免許証も無い私、唯一写真と名前がついているのなんてブリティッシュ・ライブラリーのカードくらい。 これすら今日は持ち合わせていなくて、こちらの銀行のデビットカードを見せたら入れてくれました。

 中に入ったら、窓口のところに、『領事館へいらっしゃる際は身分証明書をお持ち下さい』と書かれていましたが・・・ ホームページのもっと目立つところに書いてほしいです。


 とにかく、大使館は日本。 海外居住者が日本で申請する際どうなるのか、パスポートが切れるぎりぎりで飛行機に乗ることができるのか、よくわからなくて質問したのですが、日本人が日本へ入る場合はぎりぎりでも大丈夫なのですね。 

 海外居住者が日本で申請する場合は、諸々必要になる書類がある。 でも、これは申請する県によって違うから各県に問い合わせるように、とのこと。 窓口の女性、私の質問にすぐに答えることはできませんでした。 奥の上司に聞きに行っていました。

 申請書も日本でと海外では違います、といわれたものの、今外務省のページを見ると同じ? でも、もし私がもらってきた申請書が海外用だったら、突っ込みどころ満載。


 まず、全て日本語記入のことに驚き。 パスポートには西暦で書かれる生年月日が昭和とか平成で書くのにも驚き。

 

現住所の欄、『住民票に記載の住所』と書かれている。 これってどうすれば? 私の住民票って何?

 出発予定日って??????


 主要渡航先での滞在期間。 海外で申請する人には????


 刑罰等がある場合、永住目的で渡航する場合、旅券の二重発給を受けようとする場合、これらいずれかに何とかする場合は、渡航先、渡航目的を記入。 私、永住目的ですけれど、イギリスはまだ保障してくれていないし。 

 もし、結婚とかで永住するだろう、とわかっていても、今は結婚後ある期間経たないと正式なヴィザはもらえません。 そういう人たちもいるのに。 永住目的、ってあやふやな気が。 どう書くべき??


 パスポートに記載される署名とは別に、申請します、というための署名が必要だけれど、これは日本語での署名ではなくてはいけない。 意味がわからない。


 というわけで、あまりの申請書の簡易さにびっくり+日本人はやっぱり日本に住んでいることが前提なのだな、と改めて日本の狭さを知ってしまった次第。


 なんか、面倒。

 面倒、というより、どうすりゃよいの?といった疑問ばかり。 他の人は疑問に思わないのかしら???

 この申請書が理解できない人は、日本国民を止めて、他の国籍になってください、とかあれば面白いのに。


 大使館のパスポート窓口に突っ込みに行きたい気分ですが、ブラックリストに載ると困るから、頭を下げて教えてもらおうかな。 


 こちらのヴィザの膨大な書類、裁判の上告なんてものは一人でやり遂げたのに、まさか、日本のパスポート申請で躓くとは・・・・・・


 先日も、真相のほどはわからないものの、考えられることは『私が日本人』という理由で、日本人からちょっと納得できない扱いを受けたばかり。 

 考え方はイギリス人、ピアノの演奏はロシア人に近く、でも法的な国籍は日本人、という私。

 難しいです。

 

Posted on 2009/06/17 Wed. 05:56 [edit]

category: 日常

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17

やっと復活 

もうすぐ夏至。 夜10時、空がとってもきれいでした。


WITH HOPE!!-090616


 これだけ真っ暗になるのが遅いから、だから真冬の午後3時過ぎたら暗くなってくる、というのに耐えられるのかもしれません。

 是非、この時期に北欧に行って白夜を経験したいものです。


 先週のリサイタルはピアノの状態は最悪だったものの、ある意味完全燃焼した演奏。 だから、疲れが取れるまでに時間がかかる(決して年ではないはず・・・)し、しばらくピアノの創作意欲も起きてこない。 これが立て続けに演奏があると、完全燃焼してもすぐに復活できるのに。

 

 もちろん、ピアノは弾いていたのですが、今日はやっと復活。 譜読み&暗譜が進むし、譜読みをしながら音楽の形が見えてくる。 昨日マリアネラの踊りを観て、創作意欲にエネルギーチャージされたこともあるのかも。

 

 そんな中、2週間くらい前に楽譜を受け取っていたのに、練習する気ゼロだった、7月頭のグレード試験で頼まれている楽譜。 今まで弦楽器の伴奏が多かったのですが、今回初めてサックスの伴奏。 グレード7だから結構曲のレヴェルも上がってきています。

 正直、サックスの曲を書いている作曲家ってあまり知らないし、曲自体もあまり知らない。 あまり好きな楽器ではないので。


 マンチェスター時代から、チェロの友達何人かに頼まれて伴奏をし、その時は弾かなくてはいけない前日に楽譜を渡されることも多くて、それが続くと、結構初見が得意になる。

 まあ、こんな状態なので、今回も最初のあわせの前日に練習すればいいや(他の曲も溜まっているし)、と思っていたのが間違い。

 

 現代曲ではない、といわれていたし、私ももちろん楽譜だけは事前にパラーっとみていたので問題なし、だと思っていたのに、実際に弾いてみると、だめ。

 一番の理由は、頼まれている2曲とも、調が安定していないこと。 ト長調なのに、スケールはハ長調だったり、非常にピアニストにとっては弾きにくい音進行だったり。 

 調が途中で変わるのは全く問題がないけれど、それがとっても不自然(私には)だから、パニックになる。 普通、初見で弾いていても、予想がつくし、流れに乗っていけるのに。


 というわけで、珍しく伴奏の練習に時間を費やしました。 

 

 その後にショパンのマズルカ、ワルツを譜読みすると、なんと気持ちがよいことか! 3年前から、ショパンのワルツは第1番、『華麗なる大円舞曲』を加えて、あとは他のをたまに加えていますが、もう一つの大き目のワルツ、第2番の方の『華麗なる大円舞曲』を譜読みはじめたから、これが楽しい。 来週にはさすがに間に合わないけれど、その後からプログラムに加えたいな、と思っている曲。


 痛めた腕はよかったり悪かったりしているけれど、ピアノを弾いている時が何よりも幸せ。



Posted on 2009/06/16 Tue. 05:51 [edit]

category: 音楽

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『ジュエルズ』 セカンド・キャスト 

 半袖でよいほど良いお天気だったのに、夕方から雷+シャワー。 


 今回のロイヤルバレエのジュエルズ、チケット発売日に日本にいた為、全く手に入らなくって、必要なくなった方々から初日と最終日の分は買わせて頂いたのですが、今日のチケットだけは手に入らなくて、久々に朝から当日券を求めてオペラハウスへ。 8時40分に着いたら、2番。 9時半過ぎまではあまり列も長くはありませんでした。 私は、列に並びながら、1時間かけて日本へいくつかの電話。 携帯電話でスカイプが使えるので、こういう時非常に便利なのです。 


ロイヤルバレエの『ジュエルズ』の公演は今夜を入れて後3回。 今夜はセカンド・キャスト。 普通に考えると、ファースト・キャストの方が良いキャストのはずなのだけれど、私にはセカンド・キャストの方が好み。 先週木曜日がセカンド・キャストの1回目だったけれど、私は自分のリサイタルだったので、観られず。


 このキャストの舞台写真は、http://www.ballet.co.uk/gallery/jr_royal_ballet_jewels_0609


 エメラルドは、簡単に観えるかもしれないけれど、一番見せ所も少なくて難しいと思うパート。 音楽が美しくて、好きなパート。


 ルビーは、背の高い女の子のソロパート、本当は3人キャストがいたのだけれど、二人が病気で、結局のところ最終日だけ踊る予定だったローラが全公演踊るそう。 初日よりもよくなっているから、やはり数を重ねることは大切なのだな、と思います。


 注目のパ・ド・ドゥのユフィちゃん、私にはファースト・キャストのアレクサンドラよりもずっとずっと好み。 あくまでも基本はきちんとして、そこに彼女のコケティッシュさが加わって。

 床が滑りやすかったのか、何度か滑る場面が。 彼女が舞台で滑ったのを観たのは初めてだから、心配してしまいました。

 鳥のまね?みたいなポーズだけはいまいちだったけれど、昨年の今頃はまだ群舞で踊っていたことを思うと、この一年の彼女の成長、というか舞台での魅せ方、いくつもの階段を上ったようです。

 

 最後のダイヤモンド、私が一番好きなバレリーナのマリアネラ。 先週のガラで、黒鳥のパ・ド・ドゥは観ましたが、ロイヤルバレエの公演としては、4月頭の『ジゼル』デビュー以来。 5月は全然踊らなかったのです。

 

 パ・ド・ドゥ、ストーリーが存在しないこのバレエに於いて、もしかしたら今回の彼女は表情がありすぎ、と思った方もいるかもしれません。 でも、この『ダイヤモンド』は、バランシンがロシアのプティパ振付のバレエ、『白鳥の湖』、『眠れる森の美女』、『ライモンダ』などを頭において振付けたことを考え、この踊りの中に、いくつもこれらのバレエのポーズが取り入れられていることを考えると、私には納得がいきます。

 マリアネラが去年の2月だったか、バランシンの『ツィガーヌ』を踊った時の特別の指導者が、バランシンのミューズの一人、スザンナ・ファレル。 この『ダイヤモンド』はスザンナの為に振付けられたので、マリアネラはスザンナに色々と『ダイヤモンド』のことについても質問をしたそう(昨年のバレエ・アソシエイションでのトーク)。

 だから、これがマリアネラの考えなのか、スザンナの助言があってのことなのかわかりません。

 でも、私にはとってもとっても心の奥底に入ってくる踊りでした。


 2007年11月に踊った時も素晴らしい!と思ったけれど、それとは全く違った踊り。

 私も一人のアーティストとして、何度も聴きたい!と思ってもらえるようなピアニストになりたい。 それに、彼女のようにトラディショナルな考えから少しずれていても人の心に残る個性ある演奏ができるようになりたい。 だから、私はマリアネラの踊りが好きなのかもしれません。


 本当は明日のファースト・キャストのチケットも当日券を買いに行く予定だったけれど、今日の公演を観ると、行く気がなくなりました。 

 『ジュエルズ』は大好きだから、本当は明日も観たい気持ちが強いけれど、ちょっとがっかりしてしまうかも。


 というわけで、後は1回残すのみ。 今から金曜日の最終日が楽しみです。

Posted on 2009/06/15 Mon. 06:35 [edit]

category: バレエ

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15

何も無い日 

 昨夜は遅くになって雨。 今日は晴れ?

 やっと夏が近づいたからか、八百屋さんの店先に並ぶお野菜の色も、果物の色も鮮やかになってきて、値段も下がってきたところ。 昨日は、久々にクジェット(日本だとズッキーニ?)が4本1ポンド(=¥160位)。 早速買ってきたけれど、これだけ買ってどうするのだ? タラトゥユを作ろうかな?と思ったけれど、ナスも何も無いことに気づいたのは、家に帰ってきてから。 いつものことです。


 すっかり疲れが溜まりに溜まっている今日は寝坊。 何の予定も無い日。 とはいうものの、事務作業を真面目にやらないと。 昨年やらなかったつけが今来ているのだから。 これからの演奏予定がちょっと・・・・・・・


 と同時に、10日後のコンサートのプログラムも決めなくてはいけない。 これがなかなか決まらなくて。 何度も演奏している教会、今回はセヴェノークス・フェスティヴァルの一環でのコンサート。 ピアノは先日のリサイタルと大して変わらないくらい良くないアップライトのピアノ。 アップライトでもヤマハだとそこまで問題は無いけれど、イギリスのメーカーは問題山積みなのです。 

 

 それに、もしかしたら今年の夏、日本に行こうか?という気にもなっていて、それも検討中。 今回を逃すと、今年の冬は行けないから、来年の夏まで行かないことになる。 というわけで、行くのであれば色々と直ぐに動かなくてはいけないこともたくさんあるし、只今悩み中。


 というわけで、こちらは午後3時。 お気に入りの良い香りのルイボス・ティーを淹れて、また作業です。

Posted on 2009/06/13 Sat. 21:29 [edit]

category: 日常

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13

作業中 

 午後から青空? でも不安定。


 朝教えに行った後、午後の生徒にキャンセルされたので、思いがけない休日。 


 夕方から、繋がりの悪い家のインターネットにイライラして、ロイヤルフェスティヴァルホールのフォーィエにて更新中。 


 放りっぱなしのホームページ、あっという間に開設してから4年半。 開設した頃はまだ日本での演奏もしていなかったし、まさかロンドンに移り住むとは思っていなかった頃。 こんなに色々とイギリスでも演奏できるようになる、とは夢のまた夢だったし。


 というわけで、ちょっと時間ができたから、重い腰を上げて、リニューアルしようかと。 普段はインフォメーションのページしかいじっていないので、基本的にネット苦手なので、すっかりHTMLの知識は抜けていました。


 調べに調べて、少しずつ手を加えることにしましたが、まだまだ裏でのことなので、アップできるのはいつになるやら。 このところ更新しないでいる、コンサート記録も、今はブログを借りているけれど、やっぱりやめよう、と思って四苦八苦。 

 もう少し技術があればよいのに。 何が何だか、全くわかりません。 よく、全くのHTMLの知識なしに、コンピューターも持っていないで、学校のコンピューターを使ってホームページを開設したな、と我ながらびっくり。 


 そして、やっとマイクロソフトのCD-ROMを探し出して、ワードも使えるように! マイクロソフトのなんとかを使っていつも画像編集していたので、これでやっと画像も取り込めます。 

 

 というわけで、再来週、またコンサートが待っていますが、ずっとサボっていた事務作業を今回はやらないとこれからが困りそうです。

Posted on 2009/06/13 Sat. 04:21 [edit]

category: 日常

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13

音楽を愛する人たち 

 昨日は、午後から素晴らしいお天気。


 無事にリサイタルを終えて、日付が変わるぎりぎりに家に戻ることができました。 行きは、家からバスを乗り継いで、どうにか動いている、という情報があったリヴァプール・ストリート駅から地下鉄。 リヴァプール・ストリートはメイン・ラインも走っているので、ちょうど夕方5時過ぎ、お仕事からの帰宅の方々も多くて、凄い状態。 大体、リヴァプール・ストリート駅へ行く時にバスを乗り換えるけれど、そのバスが満員で25分も待たされる羽目に。 普段は地下鉄を使ってリヴァプール・ストリートへ行っている人たちがバスを使わざるおえなかったのでしょうね。

 結局、何も無かったら1時間半弱で着く道のりを、3時間かけて移動しました。 


 今回初めて行った、Theydon Bois。 地下鉄でロンドン市内から北東に向かって30分ちょっと。 グレーター・ロンドン内だけれど、ロンドンではなくて、エセックス州。 

 駅から会場の『税ドン・ボイス・ヴィレッジ・ホール』までは5分くらい。 新しい煉瓦の建物で、中は舞台がある日本の幼稚園にあるようなホールと、いくつかの集会室があるようです。 ホールにはキッチンがついているのがいかにもイギリスらしい。

 

 8時開演で私が着いたのは6時半。 すぐに紅茶を淹れて下さり、少し主催者の方とお話をしてからリハーサル。 ちなみに、覚悟はしていましたが、ピアノはアップライト。

 いつもは教会で行われているランチタイムコンサート、または、私の演奏を気に入った方々が主催してくださった夜のリサイタル、ということがほとんどですが、今回は少し違います。 私の中では一歩階段を上がった感じ。


 イギリス国内、特にロンドン以外では、『ミュージック・ソサイエティー、ミュージック・クラブ』というものが数多く存在します。 日本のようにどこにでもホールがあって立派なピアノが入っている、という国ではありません。 音楽を本当に好きだけれど、なかなかコンサートホールまでは出かけられないという人たちが集まって、年に数回、大体10月から6月まで、色々な楽器のクラシックの音楽家を招いて、コンサートを行っています。

 基本的に会員になって年会費のようなチケットを買っているようですが、単独でもチケットを買えるようになっているみたいです。

 年に数回、希望者が大きなコンサートホールにコーチでコンサートを聴きに行く、ということもしているようです。


 もちろん、これらのミュージック・ソサイエティーの出演は出演料もきちんとしているし、若い音楽家、有名ではない中堅どころの演奏者が演奏することが多い感じです。


 今回は、『Theydon Bois Music Society』。 私にとって初めてのミュージック・ソサイエティーでの演奏でした。 


 アップライトでも構いませんが、調律を入れているのに、高音部とその他の音域で音の質が全く違うピアノ。 高音部がふわふわした音で、かなり左手を落としても、メロディーがきれいに浮かんでくれない。 歌うこと命!の私にとって致命的なピアノ。 リハーサルはそれはそれは念入りに。 でも、不思議。 本番になると舞台の神様が力を貸してくれる。

 もちろん、整ったピアノよりも神経を使うから、どうしてもちょっと暗譜ミスが出てしまったりするけれど、でも、それを補えるようになったのが、私の成長。 


 いつもどおり、トークを入れながらの本番。 


 凄く大変だったけれど、凄く楽しかった!! 

 喜んでいただけたのが一番嬉しいこと。 何よりも皆さん、美しさ(もちろん音楽の)と表現力を評価してくださって、私の気持ちが少しでも伝わったのかな? ベートーヴェンの『バガテル』がだいぶまとまってきたのが嬉しい。 シューベルト=リストの『水車職人と小川』はこのところ、スランプ状態。 


 帰りは心配して、絶対に動いている、というメイン・ラインの駅まで車で送ってくださって、無事帰宅。

 おばあちゃま方、とっても私を心配して、『あなた、ちゃんとバスで家に帰ることができるの? バスの乗り換えわかっているの?』とこちらがびっくりしてしまうほど、心配していらっしゃいました。 今朝、主催者の方から私が無事家に帰ることができたのか、確認の電話を頂いたほど!!


 やっぱり、イギリスは凄いと思うのです。 整っていない会場、整っていないピアノ、全く名が知られていない音楽家。 それでも聴きたいと思ってくれる。 

 もちろん、私だって良いピアノで弾きたいと思う。 でも、それだけを言っていては、この世界ではやっていけない。 凄く有名になれば別ですが。

 素晴らしいピアニストは、楽器、調律師にこだわる。 これも凄くわかる。 でもそんなことをできるのは最高のところにいるほんの1%。 残された私たちは、与えられたピアノで、最高の物を創り上げる。 もちろん異論もあると思いますが、私はこれが大切だと思っています。 


日本には、グランドピアノがあるカフェ、レストランが数多く存在します。 でも、それらは飾りか、BGM用。凄く贅沢。 

 イギリスには良いピアノはないけれど、音楽を愛する人がたくさんいる。 理屈ではなく、心で。


 やっぱり私がやりたいことに対する気持ちの変わりはありません。 良い楽器、ホールがあっても、そこに行きたい人がいなくては仕方がない。 私ができること、それは少しでもクラシックっていいな、と思ってくれる人を増やすこと。

 その意味で、全く無名、全くその地に関係のない私を演奏者として呼んでくださった、4月の福山のSさんには本当に感謝。 クラシックを聴いたことがない人、興味が今まで無かった方々の前で演奏し、クラシックって、堅苦しいだけではなかったのだ、と言って頂けたことが最高の私へのプレゼント!!


 やっぱり、めげずに草の根活動を頑張ります。

 

 今日は、完全に腑抜け状態。 午後から教えにだけは行ったものの、目はものもらいだし、身体がぼろぼろ。

 

Posted on 2009/06/12 Fri. 05:26 [edit]

category: 音楽

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12

今夜はリサイタル 

 一昨日夜からの地下鉄のストライク、完全に全線ストップしているわけではなくて、一部は動いています。 

 

 昨日、今夜のリサイタルの開催先のミュージック・ソサイエティーに電話をしたら、先方でも私のことを心配していらして・・・・

 取り敢えず、ロンドンバスが走っていない地域、ということはわかって、最悪の場合はメイン・ライン(鉄道)に乗って最寄り駅まで行って、そこまで迎えに来て頂く、ということで話はまとまりました。 今(正午)のところ、私が乗る予定の地下鉄は取り敢えず今夜の演奏先の最寄り駅までは遅れがありつつも動いているそうなので、行くことができるかな、と思っています。

 今回のお話はもう1年以上前に来ていたものですから、まさかこの日にストライクなんて予想すらできませんからね・・・・・


 今年は色々とありすぎて、あまり新しいレパートリーを増やすことができなかった年。 今夜も、古いレパートリー。 まあ、今年に入って勉強したのは、ベートーヴェンのバガテルくらい。 テクニック的にはシンプルだけれど、音楽的に色々と可能性を秘めている曲。 今月末には、Dr.Sのレッスンにもって行きたいな、と思っているところ。 本当なら、リサイタルの前にいくべきかもしれないけれど、今は自分で完全にやりたいことをやってから、先生に見て頂いた方が良い、と思うようになりました。


 これが終わったら再来週のセヴェノークス・フェスティヴァルのコンサートに向けて4つショパンのマズルカを新しく勉強する予定。

 その後は7月は予定を入れていないから、今度こそ、新しいレパートリーを勉強!! この夏、来年のことを見据えながらの新曲決め。 

 

 プールに通い始めて以来、4月に痛めた腕の調子も良くなってきたし(水圧?)、やっと始動できそうです。

気がついたら、卒業してからもう1年。 今年は裁判もあったし、本当にあっという間に過ぎてしまいました。 

Posted on 2009/06/10 Wed. 19:03 [edit]

category: 日常

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10

『ジュエルズ』初日 

 再び、肌寒い日が続いているロンドンです。 

 今夜、7時から48時間(でも実際には金曜日の朝まで)、ロンドンの地下鉄でストライク。 普段から地下鉄の値段の高さに閉口して、よほど教えの後にぎりぎりでバレエを観に行く、なんていう時以外はバス使用なので、あまり私には影響は無いのですが、問題は明後日。 ロンドン郊外でのリサイタルですが、地下鉄以外だとバスでしかいけないところ。 バス、何時間かかって一体何本乗り継ぎをする羽目になるのかしら・・・・・


 去年の10月初旬にスタートしたロイヤルバレエの2008/09シーズンも、6月19日でロンドン公演は終わり。 今日からが最後の演目、『ジュエルズ』。 2キャストにより、計6回公演です。


 2007年11月にロイヤルバレエが初めて演目に加えたこの作品、1967年にバランシンがニューヨーク・シティ・バレエの為に振付けられた作品。

 『エメラルド』、『ルビー』、『ダイヤモンド』。

 ストーリーは存在しなくて、各宝石が一幕ずつ、独立している作品。 


 『エメラルド』は、フォーレの曲で19世紀前半のフランスの雰囲気。 

 『ルビー』はストラヴィンスキーのオーケストラとピアノの為のカプリチオの音楽で、20世紀のアメリカ。

 最後の『ダイヤモンド』は、チャイコフスキーの交響曲第3番の2-5楽章で、19世紀のロシア。


 2007年に観た時にはまりにはまった作品。 特にエメラルドでは、群舞の女性たち(10人)によって作られるポーズが宝石そのもので美しい。 ロイヤルバレエで使っている衣装には、スワロフスキ・クリスタルを使っているので、キラキラして衣装を観ていても美しい。

 

 初日だからファースト・キャストのはずなのに、怪我が多くて、キャスト変更が多い。


 『エメラルド』で第2女性ソロのリヤーン、最年長だというのに、それを感じさせず、しかも非常に小柄なダンサーなのに、舞台に立つと大きい。 決してテクニック的に難しい振付ではないけれど、伸びがあって、雰囲気があって。 末永く踊ってほしい!と思う踊りでした。

 昨年11月頃に出産、昨シーズンの最後以来舞台から降りていた、ファースト・ソロイストのディアードルが舞台に帰ってきたのが嬉しい!!


 その反面、『ルビー』でソロ・プリンシパル・ガールを踊る予定だった、これまた昨年10月に出産したゼナイダ、3月に『白鳥の湖』は踊ったけれど、今回はプログラムに写真は載っているのに、どうやら踊らなくなったらしい。

 彼女の踊り、私はとっても好きだから楽しみにしていたから残念。

 『ルビー』のパ・ド・ドゥを踊った女性は、やりすぎ。 そりゃあ、魅力的かもしれないけれど、雑すぎるし、見ていて痛々しすぎ。 といっても、これはあくまでも私の意見。 客席からはブラボーがかなり飛んでいたので、きっと私がおかしいのでしょう。

 セカンド・キャストにはキャスト変更で、ユフィちゃんが踊る予定だから、私はこちらの方が楽しみ。


 最後のダイヤモンド、キャンセル?のうわさもあった、アリーナがキャンセルせずに踊りました。 首の故障で、昨年の5月から降板。 今年4月末の『ジゼル』で復帰したものの、私は日本にいたから観なかったし、5月のリンブリーの公演で観たのが久々。 こうしてメインハウスで観るのは1年ぶり。

 踊りが丁寧になった? 首の故障の為か、回転系は首がついていなくて、ちょっと不安定だったけれど、一つ一つのポーズがきれい。 日本ではとっても人気がある彼女、実は私はそこまで好きではなくて・・・・

 その一つの理由が音楽性。 どうしても、私は彼女の音のとり方が理解できない。 だから観ていて気持ちが悪くなる。 もっとも、日本の雑誌だと、評論家の方が、彼女は非常に音楽性豊かだ、といっているので、私よりもずっとずっと立場が上の方がそういっている、ということは私が間違っている可能性もあります。でも、私とはイマイチ相性が・・・・・

 それでも、怪我で降板していたダンサーが復帰するのは嬉しいこと!


 『ダイヤモンド』、幕が開いたら、12人の群舞の女性。 すぐに私の目が惹かれたのは、今シーズンローザンヌの賞でバレエ団に在籍している高田茜さん。 彼女は来シーズンは正団員になることが決まっていますが、この1年でロイヤルバレエのスタイルに馴染み、恵まれたプロポーションと共に、これからが楽しみなダンサー。かなり踊りが変わったと思います。


 ただただきれいで、夢があるこのバレエ。 何度観ても飽きません。

 

 

Posted on 2009/06/09 Tue. 06:02 [edit]

category: バレエ

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09

ジム 

 昨日は小雨。 深夜になって音を立てて雨が降っていました。


 このところ、ネットの接続が良い時と悪い時の差が激しく・・・・・ どこへお願いしたら、家の電波が強くなるのだろうか?と思っているところです。 ネットはともかく、携帯電話も電波のせいでつながらないことがあるのが不便。 


 昨夜はロイヤルバレエの『オンディーヌ』の最終日。 吉田都さんの舞台を観てきました。 これは今回DVD用に収録されているので、楽しみ。 これについてはまた後で書くことにし・・・・


 先週から行き始めたジム、ほぼ毎日まじめに通っています。 やはり家から近いのが一番。 ピラティスとかヨガのクラスにも参加してみたいものの、今のところはプールだけ。 

 小学校1年生の1学期、体育だけは3段階評価の一番下をもらった私ですが、泳ぐことだけは得意。 小学校に上がる前に4種目泳げるようになったほど。 でもあまり泳げるように見えないらしく、泳げる、というと、周りに驚かれます。

 11年前、日本で8ヶ月スイミングスクールのコーチのバイトをしたくらい、泳ぐことは好き。 

 

 さすがに持久力、体力が年々落ちていますから・・・・ 最初は800メートルくらいで、ばてていたのが、段々少しずつ距離を伸ばしているところ。 

 長引いている背中の痛みはまだとれないけれど、でも、少しずつ身体も楽になってきたところで、やはりピアノの前に座って決してナチュラルではない体勢でいるわけだから、身体を動かすことが大切だ、と実感しています。

 スパとスティーム・ルームがあるから泳いだ後もだらだらしています。


スティーム・ルームにいると、私が何人なのか聞かれることが多いのです。 まあ、普通は『中国人?』とか言われることが多いのに、先日は、『カザフスタン人か?』と聞かれました。 どこからそんな発想が。 確かにカザフスタンあたりだとアジア人に近い顔立ちだけれど、それでも、私は純アジア人なのに。 

 相手もアフガニスタンの人だったり、色々で、ああ、白人のアフガニスタン人もいるんだ、なんて思って、やっぱり何年この国に住んでも相手の国籍を当てることは苦手。 

  

今夜はオペラハウスでディアギレフ・ガラ。 ロイヤルバレエのダンサーたちと、ロシアからのダンサーたち。 このチケットの売り出しはちょうど私が日本にいた間で、立ち見を買えなかったから当日券を買おう、と思っていたのに、昨日オペラハウスへ行ったら、『当日券はありません』という張り紙。 既に完売。 

 夕方からオペラハウスへ行ってみて、取り敢えずリターン・チケットが手に入ったらよいな、と思っていますが、どうでしょう。 こんなことなら遠い席でも良いから買っておけばよかった、と今になって後悔しています・・・・

Posted on 2009/06/06 Sat. 20:42 [edit]

category: 日常

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06

イギリスのグレード試験の聴音 

 先週はイギリスの学校の多くはハーフタームでお休み。 今週、来週あたりは5、6、7年生あたりはスクール・トリップというのかな。 お出かけ。 日本で言う小学4,5年生が大体5泊6日位のスクール・トリップ。 長いですね。


 というわけで、先週に続き、今週、来週は私の教えも変則。 今週からは普段私が実技を教えていない、7月にグレード試験を受ける子達の聴音、グレード試験の伴奏のレッスンが不規則で入ってくるので、ちょっと落ち着きません。 聴音の指導をする先生が少ないことから、こうして頼まれているわけですが、正直、ピアノに比べて指導しにくいのが聴音。 

 一番泣きたいのは、8歳くらいの実技ができる子にそのグレードで必要な、音楽史を教えなくてはいけないこと。 音楽史を教える、というよりも1ページ位の音楽を聴いて、それがいつの時代に作られ、どうしてその時代だと思うか、その他諸々を答えさせなくてはいけないので、子供も大変。 

 

 私、こうしてイギリスに住んでイギリスの音大に行ったのにこういうことを言うのはおかしいと思うけれど、正直イギリス人の音楽の先生は嫌いだし、納得できないところもたくさん。 何人かはよい先生もいたけれど。

 修士の時以外はずっとロシア人の先生と勉強して、友達の伴奏なんかでヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのレッスンにくっついていっても、良い!!と思ったのは皆イギリス人以外の先生。 

 

 でも、システムとしてはイギリスの音楽は良くできていると思うのです。


 グレード、これは全ての楽器に対してあって、一番大きい機関は、ABRSM。 日本では王立音楽検定、と呼ばれている機関。

 グレード1から、グレード8、その後はディプロマ、後二つ存在しますが。 グレード1は導入が終わって直ぐ位のレヴェル。 グレード5がブルグミュラーの終わり辺り。グレード8になると、結構スタンダード・レパートリーに近い。

 

 ピアノは2年に1回課題曲が変更になって、3曲弾かなくてはいけないけれど、一つはバロックか古典。 もう一つはロマン。 最後は現代。 各6曲くらいから選べるようになっています。

 それプラス、スケール・アルペジオ。 初見。 そして聴音。 聴音は書き取りではなくて、グレードによって違うけれど、あくまでも日本の機械的な聴音とは違って、音楽の中での聴音。


 グレード5以上になると、さっきも書いたように、音楽史も知らなくてはいけないし、1ページの曲を聴いて、それに対する質問に答えなくてはいけません。

 その曲がメヌエット、ワルツ、行進曲、ジーグ、スウィングなのかを答える。

 どういう曲の構成か、それが、メロディーと伴奏、和音による進行、分散和音で成り立っている、対位法で書かれている、なんてことを答える。

 

 これ以外にも、アーティキュレイション(スタッカート、レガートなど)、フレーズがどのようにできているか、質問は色々。

 

 でも、小学生に、メヌエット、ワルツその他諸々の違いを覚えさせるのから四苦八苦。 これらはきちんと理解すれば演奏にも良い影響を与えるけれど、大変。

 いくつもの曲を数小節弾いて答えさせる、という方法で私は最初にレッスンしますが、反対に私がかなりの曲を用意しなくてはいけない。 スウィングなんて、私自身のレパートリーが無いですし。 この頃は結構即興演奏で、そのスタイルの曲を弾いていくことが多くなりました。 これも慣れ。


 音を書き取ることももちろん大切だけれど、でも、こういう聴音って本当は演奏する上でもっと大切だと思うのです。 だからイギリス人のピアノ指導は賛成できないけれど、システムだけはよくできているな、と感心しています。

Posted on 2009/06/03 Wed. 20:11 [edit]

category: 音楽

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03

ピアノ 

 昨日は晴天&暑かったのですが、今日はまた曇り。 今日はイギリス国内で、ビッグスクリーンを設置して、ロイヤルオペラハウスからバレエ、『オンディーヌ』を都さん主演で生放送する日なのに。 ロンドンではトラファルガー・スクエア。 


 日曜日に先生の発表会を聴いてきて刺激を受けた、というか何なのか。 まだ完全に治らないでいる腕をかばいながらも、この二日間はかなり集中して練習。 来週のリサイタルもありますし。

 

 ベートーヴェンの6つのバガテル作品126。 滅多に演奏会では演奏されません。 Dr.S門下の私の憧れのピアニスト、Fがまだ大学院にいた頃に聴いて惚れた曲。 その後も、サマーコースにここ数年教えに来ているドイツ在住のロシア人の先生がサマーコースのティーチャーズ・コンサートで演奏して印象に残っている曲。

 

 いわゆるベートーヴェンらしさは薄く、最晩年に作られた曲、というのもあって非常に穏やかで美しい。 ベートーヴェンの最後のピアノソナタ、作品111をレパートリーに持っている私にとって、この曲は作品111のソナタの第2楽章で天使が天に昇って、このバガテルでは天空の世界。 

 テクニック的には簡単。 でも、音楽そのものを表現するのが非常に難しい。 


 6つのうち、3つは2月のリサイタルからプログラムに加えていますが、まだまだ足りない。 

 取り敢えず、来週のリサイタルが終わったらDr.Sに観ていただくことにしまていますが、先生にこのことを話したら、『今、Fがこの曲を再び勉強しなおしているよ。 前回とは全然違うレヴェルの演奏だ』とおっしゃっていたので、レッスンに持って行きたい反面、怖い。


 と同時に、このところいくつかどれをやろうか迷っていたロマン派の曲、どうにか一つに的を絞ったところ。本当はリストをやろう、と思っていたけれど、やっぱりショパンをやろうかと。 ショパンの大き目の曲が、レパートリーに幻想ポロネーズ一つ、というのが気になって。

 でも、私の中で、幻想ポロネーズを越える曲は存在しないのですよね。 それほど自分に一番近いのが幻想ポロネーズだから。 

 

 というわけで、腕は完治するにはかなり時間がかかりそうだから、これ以上痛めないように、練習です。

+2月以降続いている背中の痛みを和らげる為に、やっと重い腰を上げて、折角徒歩5分のところにジムがあるから、ジム通い(メインはプール)をすることにしました。 身体が資本ですからね・・・・・・・

Posted on 2009/06/02 Tue. 19:09 [edit]

category: 音楽

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