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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

発表会 

 青空が続いています。 珍しいことです。


 今日は、私がずっと師事していたDr.Sと奥様の生徒の発表会。 私は去年の夏以来、裁判だの、バレエのことだのでなかなか新しい大きな曲を仕上げることができなくて、そして、バレエの為に弾いたことを先生に話せなくてずっとレッスンに行っていません。

 奥様の生徒のお母様から今日が発表会、と聞いて、ロンドン郊外の車でないと行くことができない私立の男子校のホールでの発表会に連れて行っていただきました。


 1994年以来発表会を行っていて、私も1998年、2001年から2007年まで出演していました。 発表会、といっても、日本の感覚とは違います。 


 総勢47名。 先生のご自宅の生徒は多分ほぼ全員参加。 それ以外のDr.Sが教えている生徒は先生が出したい、と思った生徒だけ。 昔、Dr.Sがカーディフの音大で教えていた頃は、少ないと2人、多いと5人くらいが出演していました。 私も、カーディフ時代は先生のお宅に泊めて頂いたり、友達がまとめて車で連れて行ってくれたりして出演していたものです。

 こうして、完全に聴くだけなのは初めて。


 小さい子は、連弾が主。 今年は二組がトリオ。 ビギナーでも、上手な子だけがソロ。 

 

 普通だったら発表会では使わないような地味な曲がいくつも入って、それでも歌える子が多いのが特徴。 

 ビギナーでも、指がしっかり、そしてフレーズがしっかりしています。 イギリスでは滅多にこういうことを教える先生はいませんから。

 

 私がよく使用している教本は先生方が使っているものと同じ物なので、ちょうど私の生徒が今弾いている曲が含まれていたりして、勉強になります。


 去年のサマーコースに来ていて、その時はまだそんなではなかった11歳の女の子が素晴らしい成長。 別人の演奏でした。 バッハのインヴェンション、とっても音楽的な演奏。

 

 よーく知っていてお母様にも良くして頂いている12歳のHちゃんは、リストの愛の夢第3番。 彼女は要領がよい、というか大して練習しなくて、リハーサルはぼろぼろなのに、本番では別人の演奏ができる子。 

 小柄な彼女にはやはり最後など音量は出すことができなくても、でも、聴かせることができる演奏。 いつも上手だとは思っていたけれど、正直びっくり。

 

 今回の最後は高校生のR君。 彼も何度もサマーコースで一緒になっているので顔なじみ。

 ディプロマもとって、これからは本当に好きな曲を弾いていけます。 ラフマニノフの楽興の時のホ短調。 彼もここ3年間の成長が著しい。 でも、大学は音楽とは全く関係ない分野を目指しています。 趣味でこれだけ弾けたら、良いでしょうね。


 知っているお母様も多くて、『今日は弾かないの?』と方々で言われました。


 先生に8月振りでお会いして、ちょっと話をして、とりあえず、来週のリサイタルが終わって腕の調子をよくして、新しい曲を仕上げたら、レッスンに行こうと思います。


 先生方の生徒の演奏を聴くと、自分が何を生徒に教えたいのかがはっきりします。

 

 最後のお楽しみ、先生方の連弾で、ガーシュウィンの『ラプソディー・イン・ブルー』。 クラシックがきちんとしている人がジャズ風に崩すと、音楽の芯は崩れないで、でも遊べるのだな、と思って聴いていました。

 

 

 

Posted on 2009/05/31 Sun. 04:24 [edit]

category: 音楽

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31

これからどうすればよいの? 

 この前の週末の暖かさは一体どこへ行ってしまったのでしょう?


 昨日、師匠、Dr.Sの奥様の生徒のお母様とおしゃべりしていて、先生方のお友達で、サマーコースを一緒に主催している方のご主人が昨年亡くなっていたことを言われて、それ以来、無気力。 それこそ、発表会、サマーコースで、ピアノを始めて間もない、凄く下手な頃からの私の演奏を8年に渡って聴いてくださっていた方。

 奥様にもお世話になっていたから、カーディフに住んでいた頃はロンドンで先生関係のコンサートに出演すると、ご自宅に泊めて頂いたりしたし、縁の下の力持ちで、いつもお世話になっていました。

 サマーコースで一緒におしゃべりしていたのに、その1ヵ月後になくなっていたなんて・・・・・ 我が師匠、Dr.Sはあまりこういうことを知らせてくれない人なので私は知らないままなのでした。 私がイギリスでずっと長く知っている数少ない人の一人だったので、とってもショックでした。


 もう、自分主催の日本でのコンサートはやめよう、と思って、今年はまあそれどころではなかったこともあって、何も企画しませんでしたが、来年のことを迷い中。

 というのも、来年はショパンとシューマンの生誕200年にあたるから、それらのコンサートは全国で行われると思います。

 マイナーですが、来年がバラキレフの没後100年にもあたります。


 昨年の修士号の卒業リサイタル試験で弾いたのが、バラキレフのピアノソナタ。 滅多に演奏されないし、まして、女性で演奏する人はほとんどいない曲です。 でも、大変だけれど、大好きな曲。 

 だったら、やっぱりこの曲を日本人である間に一度日本で弾きたい。 イギリスと違って、日本には素晴らしいホールとピアノがたくさんあるし!


 ただ、この曲を演奏するのであれば、いつものようなサロンコンサート会場では無理。 やはりちょっと大き目のコンサートホールが必要になるわけです。 一昨年、所沢でやった時には、中学、高校と都内の学校へ通った私にとって、私関係の友達は誰も呼ぶことができませんでした。 だから、結局のところ今回やるのであれば、交通の便が良い都内。 今はホールを探し中。

 でも、基本的に入場料を取るコンサートであまり人に声をかけない我が家、大きめのホールにしたら、それこそ、誰もいない空間で演奏することになる。

 だから、どうしようか非常に非常に迷い中。

 来年の夏にやるのであれば、もうすぐホールも予約しなくてはいけないし。


 これからのことって、本当にどうしようか迷います。

 日本での演奏をやめよう、と思っていた時期もあるけれど、この前の福山での演奏の時のように、今までクラシックのコンサートはつまらない、と思っていた方々、どうやってクラシックって聴けばよいのかわからない、と思っていた方々の前で演奏。 いわゆる『有名曲』ではない、でも、大曲を除いたプログラムで少しでもクラシックを楽しんでいただけた。 となると、今の私がすべきことがまだ日本であるのでは?とも思ったり。


 きっと、私はいつか『日本人』を止めると思います。 イギリスの永住権をとって、その後イギリス国籍をとる。 本当は日本国籍を残した方が良いかな、とも思った時もあるけれど、日本にとって、『日本人』の演奏家は必要ない。 

 今、日本での某大きな仕事がイエスになるかノーになるか、瀬戸際のところ。 実際に私を必要としている人がイエスを出したから、日本の主催者に聞いているところだけれど、きっとというか、かなりの確立で今の時点で『イエス』の答えが出ないのは、私が日本人だから。 私が日本人以外だったら、すぐに『イエス』の答えが出たはず。 

 

 この夏に日本のパスポートが切れるから、7月にはロンドンの日本大使館でパスポートを申請しなくてはいけません。 思い出して、先日、日本大使館のホームページを見たけれど、何が何だかよくわからないから、どうしようかな、と思っているところ。 あの説明がわからない人には『日本人のパスポート』を発行しないでイギリス人のパスポートを発行する、と言ってくれないかな。


 気楽に生きている、と思われる私ですが、こうして一つ悩むと、全てが重なってしまって、今日は完全に泥沼にはまった状態でした。


 それでも、先週また痛めた腕をかばいながらも、楽譜を引っ張り出してきて、これからやりたい曲を遊び弾き。 


 確かなことは一つ。 私はピアノ以上に愛せる物はない! そして、あれだけシャイだった私が、ピアノ演奏で表現をすることが一番今は好きなこと! ということ。 

Posted on 2009/05/27 Wed. 04:44 [edit]

category: 音楽

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27

『ジゼル』終わり 

 また涼しくなってきてしまいました。


 日本から帰ってきてから、凄い疲労感の中、バレエ鑑賞が楽しみの一つ。

 相変わらず忙しいロイヤルバレエは、今夜が4月6日から続いている『ジゼル』の最終日。 明日からは『オンディーヌ』が6月6日まで8回公演。 それが終わると、6月9日から『ジュエルズ』が6回公演。 

 6月19日がロイヤルバレエのロンドンでのシーズンの最終日で、その後、バレエ団は、ワシントン、グラナダ、キューバのツアーで、シーズンが終わり。

 グラナダでは、白鳥の湖を2回だけの公演ですが、アルハンブラ宮殿での公演のようで、先日この公演のことを少し聞いたのですが、マリアネラがオデット/オディールを踊るし、お金さえあれば、是非行ってみたい公演です。 とにかく、公演場所が素敵なようなので。


 今夜は行こうか、行かないか迷ったのですが、結局自粛。

  

 先週金曜日、22日に観たのが、最後の『ジゼル』。 この公演は(も)すばらしかった! 

 アルブレヒトを踊ったイヴァンは今までよりも表現の幅が広がったし、ジゼルを踊ったマーラはアクトレス・ダンサーだから、その辺が面白かったし。


 絶対に似合わない! と思っていたブライアンのヒラリオンは、予想に反して男っぽく、ジゼルを愛して、第1幕の最後にジゼルが死んでしまった時、凄い勢いでヒラリオンが泣き崩れた。 ブライアンは、まだ5段階の3番目にいるものの、今シーズンはキャラクターがおもしろくて、そして音楽さえきちんと演奏されていれば素晴らしいキレのある踊りをみせてくれて、私にとって目が離せないダンサーです。

 

 そして、今シーズンが第2幕のウィリのボス(?)、ミルタのデビューのひかるさん、1月以来、踊りも、表現も良くなってきています。 今回も、心は持たないのだけれど、でも、ジゼルの気持ちもちょっとわかって、でもこれが私のすべきことなのよ!という感じの強いミルタを演じていました。


 何よりも、第2幕、ジゼルとアルブレヒトのパ・ド・ドゥが良かった!

 イヴァンは小柄だけれど、リフトをする腕がよいのか、ウィリ(精霊?)になったジゼルをリフトする時、全くといってよいほど重さが感じられません。 ふわっと浮いてしまっているよう。


 今回、3組の『ジゼル』の公演を観ましたが、三者三様。 ジゼルの解釈も違えば、アルブレヒトの解釈も、そしてヒラリオンの解釈も違う。

 今回一緒に舞台に立たなかった、あのジゼルとあのヒラリオンが一緒にやったらどうなるのかしら?なんて興味も。 

 だからこそ、私は7キャストのうち、3キャストしか観ることができませんでしたが、全く飽きさせない舞台。

 こうして、どんどん、観たいキャストが増えていってしまうのですね。

 今回、どうしても見たかったキャストはあと2つありましたから。


 といわけで、念願の『ジゼル』、ジゼルがこんなにおもしろいものだとは知りませんでした。 

願わくば、あの第2幕の群舞を、踊ってみたかったです。 

Posted on 2009/05/26 Tue. 04:02 [edit]

category: バレエ

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26

青空のバンク・ホリデー・ウィークエンド 

 イギリスというのは非常に休日?(バンク・ホリデー)が少ない国で、日曜日のイースターサンデーを除くと、

 1月1日

 3月か、4月のイースターサンデー前後のグッド・フライデーと、イースター・マンデー

 5月第1、最終月曜日

 8月最終月曜日

 12月25日、26日


 計8日だけ。

 

 というわけで、今日はバンク・ホリデー。 

 イギリスにしては非常に珍しく、この3日間、暖かい日々でした。 特に昨日は青空!!

 午後からいつもバスで通っている大き目の公園へ初めて行ったのですが、芝生の上はビーチ状態。 皆さん、真っ赤な肌になりながら、日光浴をしていました。 男性は、素晴らしいお腹の人も上半身裸。 


私も、少し寝転がっていましたが、太陽の光は気持ちが良いものの、暑さに負けて退散。


 池が3つほどあるこの公園、ゆっくり歩いていたのですが、途中、かわいい2歳くらいの男の子、こちらを見て走っているな、と思っていたのですが、猛スピードで走ってきたかと思うと、しゃがんで、生えていた小さなお花を摘んで、私のところに来てお花を渡してくれました。 お母さんが一部始終を見ていて、『この子、あなたを見たとたん、あなたに向かって走り出したのよ。 彼は、あなたにプロポーズしているつもりなの』と、大爆笑。 

 とってもかわいらしかったです。 


 それにしても、芝生の上を歩くのは気持ちがよい! カーディフ時代、夏休み中学校が夕方閉まると、外は9時過ぎまで明るいので、そのまま裏の大きな公園へ行って、芝生に寝転がって本を読んでいたことを思い出しました。


 今日は曇っていたものの、それでも、ずっと半袖。 私も昨日はサマードレスだったし、こちらの人ももう完全に真夏の格好でした。 


 とにかく、学校を去年卒業しても、その後何度も書くように裁判だの、バレエのことだので休日返上で何かをしていたので、ピアノの練習以外これといって急ぎの用が無いなんて、いつ振り? 10年ぶりくらいかも。

 

 今週は、高校まではハーフ・タームホリデー。 だから、今週の教えは生徒が旅行に行くことが多くて、いつもとは違うスケジュール。 間違えないようにしなくては!

Posted on 2009/05/25 Mon. 06:05 [edit]

category: 日常

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25

『娼婦になる』ということ 

 私の性格って・・・・・

 別に人によって態度を変えているわけではないのですが、色々と違うことを言われるので面白い。


 先日、カレッジの友達が比較的近い地域に住んでいるから、Muswell Hillで会おう!ということになって会ったのですが、私より6つ下のこの日本人の友達には、『どーんとしていて、姉御肌だよね』 といわれました・・・

 

 カレッジに入った当初、今はオペラハウスで隣の立ち見になっても挨拶すらしない仲の最悪な日本人男には、『強烈な女。 海外に長くいる女ってもう女じゃない』と言われたし・・・・


 日本でお世話になっている歯医者さんのジュニアは母に私のことを『おもしろい』といったらしいし。 私がおもしろいなんて、どんなに退屈な患者さんしか来ないのかしら???


  他には、まじめ、しっかりしている、とか色々といわれてきましたが、まあ、頼られることが多いのは確か。 今、カレッジを離れて、凄く楽。 私が日本人の学生と距離を置くのだって、あまりに頼られすぎて大変になったから。 

 きちんと自分の考えを持っている人の相談にのるのは全くかまわないけれど、どういうわけか私の周りにくる日本人の音大生たちは、考えが無い子がほとんどでした。


 そして、先月の東京でのコンサートにいらして下さった、清元の人間国宝の方からは、『演奏に色気が足りない』といわれました。

 

 これは、ちょっと問題あり。 というかこれはまじめに考えなくてはいけないこと。 今でこそ、自分の感情を表現できるようになってきたけれど、数年前まではこれができなくて、ピアノも停滞。

 師匠のDr.Sには、


『みゆき、君はとっても良い人なんだよ。 でも、それだけではピアノは弾けない。 だから、娼婦になるべきだ!』と何度か言われました。


 この発言、先生ならでは。 

私は先生の息子たちに、

『あなたのパパに娼婦になれ、って言われたのだけれど、どう思う?』と聞くと、

『うちのパパはまじめだからそんなことは言わないよ。 みゆきが聞き間違えたんだよ。 それにみゆきみたいにまじめなのに娼婦になれっていうなんておかしすぎるよ』


 という返事。 息子たちは、直接パパにこの発言を確認して、それが本当だとわかると、ショックを受けていました・・・


 先生が言いたかったのは、本当に娼婦になれ、ということではなくて、自分を演奏でさらけ出す、というか奥深くに眠っている部分を起こしなさい、ということだと思いますが(本当に娼婦になれ、という意味だったらちょっと考え物)、これが段々できるようになってからは、こう言われることも減りました。

 

 ちょっと前に日本でも放映されたけれど、昨年11月に収録されたロイヤルバレエの『マノン』の録画を昨夜観ていて、娼婦である『マノン』を演じたタマーラの動きを観ていて、この言葉を思い出したしだい。

 『娼婦になれ』って、『色気が足りない』、男友達から言われる『セクシーさが足りない』と全部一緒のこと。 

タマーラはもちろん、バレリーナであって、娼婦ではない。 でも、このバレエの中では素晴らしい娼婦を演じている。 一緒に収録されているインタビューでも語っていたけれど、『彼女は、悲しいけれど、どう男を惹きつけることしか知らない。』


 私の今の課題はここかな。 


 目指せ、脱姉御肌です。 でも、自分では姉御肌のつもりは全く無いし、何が姉御肌なのかわからないのですけれど。

 

Posted on 2009/05/22 Fri. 23:31 [edit]

category: 音楽

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22

豚インフル 

 青空です! 昼間は素足にサンダル、半袖。5時過ぎると、さすがに涼しくなってきましたが。 


 ヤフーのトップページのニュースだけは何となく確認しているのですが、日本での豚インフル、かなり詳細にニュースになっていますね。 

 発生しているであろうイギリス、この国どうなっているの?というほどあまり大きくニュースになっていないような・・・・

 まあ、新聞も毎日読まずに、テレビも観ない私にはなんともいえませんが。


 日本から、いくつかマスクを持ってきたのですが、使っていません。 というか、使えません。 もしマスクなんてつけて外出したら、病院へ連れて行かれるかもしれません。 この前、バスの中からホルボーンの駅近くでマスクをしているアジア系の女の子(多分、マレーシア系)をみかけましたが、勇気があるな、と妙に感心してしまいました。 

 

 ただ、この豚インフルがはやる前から、少しイギリス人も賢くなって、バスの中で、『インフルエンザは普通の風邪とは違います。 インフルエンザにかかったら、家にいましょう』というような広告を目にしました。

 + 『ティッシュで鼻をかみましょう。 そして、その使用したティッシュはすぐにゴミ箱に捨てて、手を洗いましょう』というようなものを見かけました。


 どんな国なのだ?と思いますが、今でもお年を召した方などは、ハンカチで鼻をかむ人も多いし、くしゃみや咳をする時に口に手を当てない人も多い。 

 

 この国での豚インフルの実態、怖くて知りたくない気もします。 とりあえず、私はうがい、手洗いを徹底させていますが、どうでしょう?


 そして、もう一つ話題になっている裁判員制度。 母からの説明でアメリカの物とは内容も違うようで、その話からイギリスのもの(正確には陪審員制度)とも日本のは違うようですが、そもそも、議論ができない日本、という国でこの制度ってかなり無理があるのでは?と思ってしまうのは私だけ?

 子供の頃から、考える、という教育をしていないのに。 

ミクシィとか見ていても、本当に意見を言うことができない。 もしくは直ぐに人の意見に対してケチをつける。 これって、ちょっと違う。 

 この裁判員制度、この後どうなるのか、興味あります。

 

 

Posted on 2009/05/21 Thu. 04:04 [edit]

category: 日常

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21

ケンブリッジ 

 久々に青空! と思っていたのですが、ケンブリッジに着いたら、くもり。 ロンドンに帰ってきたのは夕方7時過ぎだけれど、青空。


 2年ぶりのケンブリッジでした。 朝8時半のコーチ(長距離バス)で2時間。 ずっと寝ていたので、車窓も楽しまず。


 ケンブリッジは好きな街です。 私好み。 この時期はちょうど学生の試験中なので、各カレッジに入ることができないのが残念。 着いて、リハーサルまで1時間ほどあったのでカフェに入ったのですが、一生懸命勉強している学生がいました。 懐かしい。


 3回目の演奏になるエマニュエル・ユナイテッド・リフォームド・チャーチ、教会にしては珍しく、80センチほどの高さのある舞台があって、寄付されたShigeru Kawaiのグランドピアノがあります。 教会にしては良いピアノを持っているところ。

 私、久々のグランド・ピアノです。 やっぱりいいな。 というよりも、ここまでくるとやっぱりアップライトでの練習ではもう限りがあるので。 

 

 今回、プログラムの一番最初に持ってきたのは、先月の日本で大失敗したモーツアルトのソナタ。 今回は全く問題なく。 まあ、前回前代未聞の大失敗だったので、少し恐怖はありましたが。 とりあえず、一安心。

 チャイコフスキーのロマンスでは今までと違う解釈が浮かび上がってきたのが面白い。 だから舞台をやめられません!!


 ショパンのマズルカを弾いている時、痛めている左腕に激痛が・・・・・

 最後の幻想ポロネーズは必死。 大体、演奏中は痛みを忘れられるのに、ここのところ少し手加減して練習していたのに、急に本気で弾いたのが原因かも・・・・・・

 だから、せっかくアンコールがあったのに、弾かずに終わってしまいました。 ごめんなさい。


 お客様の数が少なかったのですが、いらした方は『もっとたくさんの人があなたの演奏を聴くべき!』とおっしゃってくださって、それも何人も。 嬉しい限りです。


 終了後は教会に併設されているカフェでお昼をごちそうになってきました。 自分では作らない、お豆のスープ、イギリスのスープは飲む物ではなくて、食べる物。 とってもおいしかったです。


 帰りのコーチは4時半。 自由時間は2時間弱。 疲労が酷くて、遠くまで歩く気になれなくて、新鮮なお野菜が並んだマーケットを一回りして、ナショナル・トラストのお店をのぞいて、後はコーチ・ステイション前の原っぱでボーっとしていました。 こういう時間は普段はとれません。

 残念なのは、マーケットで今が旬の地元産のアスパラガス、そして、きらきらしているイギリス産のイチゴが私を呼んでいたけれど、ただでさえ荷物が多かったから、買ってこられなかったのがとっても残念。


 帰りは途中まですいていたのに、ロンドンに入ったとたんに凄い渋滞。 


 写真を取り込みたいけれど、今まで写真の大きさを変えるのに使っていたマイクロソフトの何とか、コンピューターを修理に出したから入れ直さないといけないのに、どこにあるか見つからないので、さっさと見つけなくてはいけません・・・・

Posted on 2009/05/20 Wed. 04:18 [edit]

category: 音楽

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20

明後日はケンブリッジ 

 またまた不安定な天候。 

 去年は、今頃ちょうど卒論提出も終わって、ほっとしていたところ。 毎年、6月に実技リサイタル試験があることが多かったから、この時期に試験に振り回されないなんて、初めて。 まあ、今年は日本で大変すぎたから、ここで少し休めるのはありがたい。 

でも、明後日コンサートなわけだから、そんなにゆっくりしているわけでもありませんが。


 それにしても、やっぱりピアノは良いな、と。 なぜだかわからないけれど、やりたいこともあるけれど、やっぱり自分のやりたいことを表現できるっていうのは魅力。 

 何度も弾いているチャイコフスキーのロマンスも、ショパンの幻想ポロネーズも、この前日本で弾いたばかりだけれど、それでもまた違った表情を見せてくれる。 でも、明後日弾いて、6月のリサイタルで弾いたら、幻想ポロネーズはまた寝かせます。 そうしないと、新鮮味が消えてしまうから。 その代わり、久々にショパンの大きめの曲に手をつけようか、と考え中。


 ケンブリッジでのコンサートはなぜか毎回この時期。 去年は行かなかったから2年振り、3回目。 大好きな街。 一昨年のこのコンサートの頃は、ちょうど母が入院して、心配を抱えながらの本番だ、と思い出しました。 そう考えると2年なんてあっという間です。

Posted on 2009/05/19 Tue. 06:21 [edit]

category: 音楽

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19

腑抜けな一日 

夜9時まで薄明るいけれど、3月末と変わらないのでは?という気候のイギリスです。 日本の太陽が恋しい!! 

 日本であまりに、『夏』を感じてきてしまった私は、これから、いったい夏に向かっているのか、冬に向かっているのか、わからなくなってしまいます。


 やりたいことはたくさんあって・・・・ スケジュール以外は放置しっぱなしのホームページもどうにかしたいし、できれば演奏録音を載せられるようにしたいし。 でも、なかなか重い腰が上がらず。

 去年から計画していることを少しずつ形にしていきたいけれど、それも一体どこから始めればよいの?という状態だし・・・・・

 ある仕事に応募しようとしつつも迷いがあって、どうしようか考え中だし・・・・ 応募用紙だけは書いていますが。

これ、運命かな、偶然なのかな、と思いつつ、私の人生いつもこんな感じよね、と思っているのですが。 ただ、ちょっとたりない部分があるから、それをわかった上でも応募すべきなのか????


 日本に行くまで、日曜日も関係なく、バレエのことをやっていたから、急にこうして日曜日があると、反対に変な感じ。 まあ、ピアノやって、いろいろと調べものをして、と教えがないだけで、平日と変わらないといえば変わらないのですが。


 お天気がよかったら、ハムステッド・ヒースに行くか、リージェント・パークにバラをみに行こうかな、とも思っていたけれど、朝から不安定な天候。 

 結局、ぼーっと一日を過ごしてしまいました。 こういうこともたまには必要。


 明日からはまた気持ち入れ替えて、やらないと。 

Posted on 2009/05/17 Sun. 03:13 [edit]

category: 日常

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17

紅茶 

 イギリス人の最も典型的な紅茶の飲み方は、マグカップに濃く入れた紅茶(スーパーで買う、240個ティーバッグ入りで600円位の)に冷たいミルクを注ぐ。 お砂糖は入れない人が私の周りでは多いです。

 日本では高級銘柄の葉を使っても、暖かいミルクが出てきたり、ミルクではなくて、コーヒー用のクリームが出てきたりで、なかなか満足できません。 ちなみに実家で普段飲む紅茶は私がイギリスに来てからというもの、私が持っていった物。 

 

 私が普段使っているマグカップは、紅茶屋さん、ウィタードのもので、400ミリリットルくらい入るもの。

 これにちょっと前までは毎日5杯は紅茶を飲んでいました。

 2年くらい前にルイボスティーに出会ってからは、朝は紅茶を2杯飲むものの、夜はルイボスティーにチェインジ。 コーヒーはほとんど飲みませんが、カフェインの取りすぎ。


 日本から帰ってくる時、妹からおいしい和菓子をもらったので、珍しく、緑茶を淹れています。 頂き物の緑茶がたまっていることもあって。 私はなかなか上手に緑茶を淹れられないけれど、それでも水が違うから、やっぱり日本で飲むのとは味が違います。 反対に、紅茶はやっぱりイギリスの方がおいしい。 レディーグレイとかのアロマ系紅茶だと、香りは日本の水の方がはっきりと出ます。


 イギリスに来て、11年。 日本にいた頃は和食よりも洋食派だったし、緑茶もそんなに好きではなかったのに、イギリス生活が長くなれば長くなるほど、日本の食べ物のよさがわかるように。 日本から帰ってきてほとんど毎日緑茶を飲んでいるかも。

 しかも、今日は午前中教えで、お昼作る気にならなくて、ご飯炊いて、日本で頂いた梅干。 これで幸せ。 

 まあ、普段はパスタとか、イギリスのものを食べていますが、疲れると日本食が食べたくなる割合、確実に昔よりも増えています・・・・ 

 

 でも、正直なことを言うと、日本から帰ってきて、スーツケースを開ける前に、まずはお湯を沸かして、紅茶。 もちろんミルクは日本へ行く前にロング・ライフの物を買ってきてありました。 紅茶を飲んだ瞬間、イギリスに帰ってきたことを実感するのでした。

Posted on 2009/05/16 Sat. 06:59 [edit]

category: 日常

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16

ダンサー振付新作公演 

 木曜日から3回公演のNew Worksをオペラハウスの地下にある、Linbury Studio Theatreで観てきました。

今回は7作品。 短い物で3分、長い物で18分。 5つは昨年12月のClore StudioでのDraft Worksを発展させた物。

 ひとつは、昨年亡くなったNorman Morrisに捧げたクリストファー・ハンプトンのものでしたが、後は現役ロイヤルバレエのダンサー達の作品です。


 私、もちろんクラシックバレエが好きだけれど、クラシックのダンサー達が踊るこうした新作も好き。 もちろん、まだまだ成長段階の振付。 でも、だからこそこれからが楽しみ、というか新しいアイディアを観ることができるというか。


 いくつか紹介すると、プリンシパル・ダンサーのヨハン・コボー振付の『Les Lutins』、これはガラとかでやったら面白そう。 コケティッシュでほぼクラシックのバレエの動き。 別に、新しいことをするのに、クラシックからかけ離れた動きを入れなくてもよい、というのが私の基本的な考え。 

 最初は、ヴェニィヤフスキ(カタカナ難しい・・・・ Wieniawski)のバイオリン2本の為のエチュード・カプリス作品18をクライスラーがピアノとヴァイオリンに編曲したもので、スティーブンのソロ。 スティーブンは非常に切れのある、踊りをするので、凄く面白かった!!

 そして続いて、Antonio Bazzini作曲のLa Ronde des Lutisの曲(同じく、バイオリンとピアノ)で、最初はスティーブンが、続いて、セルゲイが出てきて、二人で踊って、途中からアリーナが加わって。 ちょっとアイディア的には、ロビンスの『Dances at a Gathering』に似ているかも。


 ファースト・アーティストのジョナサン・ワトキンスの『Now』、という作品は凄く、気に入りました!

 男性3人、女性4人。 皆紫系の衣装で、女性はノースリーブのスカート付きレオタード。

 これは女性はトウシューズをはいた作品。

 音楽は、Alexander Balanescuという人の、『No Time before Time』。 元々は、Steve Reich(私はこの作曲家大嫌い)のヴァイオリン・フェイズという曲にインスパイアされたそうです。

私の最初にこの作品を観た時の感想は、『この曲知っている!』。 もちろん知っていたわけではなくて、2月に再演された、クリストファー・ウィールドンの『DGV』の曲、マイケル・ナイマンの『MGV』に私には曲が類似して聴こえました。

 でも、言いたいことが伝わる作品。 ジョナサンは、来年度、オペラハウスのメイン劇場で上演される作品の振付をするので、今回の作品を観て、楽しみが増しました!


 プリンシパルダンサーのスラーヴァ・サモドゥーロフの『Non-linear Interactions』、スカルラッティのト短調のソナタ(のはず)を元に、Yuko Katoriさんという作曲家が手を加えた曲を用いていました。

 最初はおもしろかったけれど、ちょっと長い・・・・というか構成? おもしろいのだけれど。 (私には)コンテの動きが多い作品。 ただ、これは生ピアノで行ったのですが(ピアニストはロイヤルバレエの方ではありません)、ピアニストの音の質が非常に悪くて、どうしてこんな汚い音で弾いて平気なの?とピアニストに言いに行きたくなりました(念の為、やっていませんよ)。 だから、途中から頭が痛くなった私は、正直、このバレエ、あまりよくわかっていません・・・・・


 最後は、昨年のDraft Worksの時からずば抜けて完成度が高かった、リアム・スカーレットの作品。 リストのコンソレーションの第1,2,3,5番と愛の夢第3番。 男女3人ずつ。 でも、6人で踊ることはありません。 女性は黒のワンピース。 期待を裏切られませんでした。 これは素晴らしい。 欲を申せば、これ、私ピアノを弾きたかったです。 だって、ピアノを弾いたのはロイヤルバレエのピアニストだけれど、特にコンソレーション第3番なんて、普通盛り上げるところ(実際に振付も音楽の強い感情が必要とされていた)も全てあっさり弾いてしまっていて。 私、こういう技術的に簡単だけれど、聴かせるのが難しい小品、得意だから・・・・・


 とまあ、ピアノ演奏の部分はおいておいて、特に、最後の愛の夢第3番、ラウラとリカルドによるパ・ド・ドゥが素晴らしかった! もちろん、ラウラの表現力が素晴らしいのもあるのだけれど、ちょっとマクミラン風な振付の持って行き方で、でも、そうではなくて。 これはまた再演してほしいです!

 リアムの作品は昨年のモーツアルトのピアノ協奏曲イ長調に振付けた作品も良かったし、ガラで観た作品も良かったので、私好みのこれからが非常に楽しみなダンサー。 彼も、来年プーランクの曲(何かは知りませんが)でメインハウスで踊る作品を作るので、非常に楽しみ。


 今回のこの公演で思ったのは、メインハウスで上演されている新作に比べて、男性ダンサーをきちんと使っているな、ということ。 このところの新作って、男性ダンサーは女性をリフトする為だけにいる、ということも結構あるのです。

 というわけで、去年よりも私は今年の方が好きでした。

 

 って、バレエ今踊りたくて仕方がない。 日本であれだけお稽古場に通って、先生に『身体動かしたいでしょ。 レッスンに来てもいいわよ』なんていわれたけれど、私はピアノを弾く為に行っていたし、あのお稽古場のレッスンについていけるわけはもうありません・・・・・ 身体がなまりになまって+ピアノの練習で背中を痛めているから、もうそろそろ真剣にどうにかしなくては・・・・

Posted on 2009/05/16 Sat. 06:33 [edit]

category: バレエ

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16

5歳の男の子 

 私が日本へ行っていたことでレッスンがあいてしまっていたロンドンの生徒たち、やっと元に戻ってきました。


 どの生徒もかわいいのですが、中でも3月末から教えている5歳になったばかりの男の子が非常に楽しい。 イギリス人だけれど、人種はきっとイスラムとか、アラブ系。

 

 2回目のレッスンで、途中で面倒になったらしく、私に、『そのネックレス、素敵だね』とか、『あなたの髪の毛、長くてきれいだね』とか。 この言い方がとても子供の言い方ではなくて、日本の男たちに教えてあげたら?と言いたくなるくらい、セクシーというか、そのタイミングが絶妙。 あきれ返りつつも、感心しました。 


 先週は、途中で『もうピアノは面倒だからやめる!』と言い出して、ソファーに座りこんで動かないので、ご両親をよんで説得。

 今日は途中でリズムうちを入れながらのレッスン。

 そうしたら、私が2度ほどやった後(私が叩いたリズムをコピーさせる)、『今度は僕の番だからね!身体全体を使って、凄く難しいから、よくみているんだよ』といわれたので、やらせてみると・・・・・

頭と、ひざと腕と、いろいろと場所をかえて、4回ずつ叩く、というもの。 

 

 今まで教えてきた生徒の数は実はかなり多いのです。 でも、毎回、7歳以下の男の子、というのは楽しさ半分、恐怖半分。 恐怖、というか何をやりだすかわからない、というか、妹一人、従妹も女の子一人、という環境で育った私にとって、やっぱり男の子は勝手が違います。


 とりあえず、どうやって興味を引き出すか。 毎週の私の課題です・・・・・

Posted on 2009/05/15 Fri. 05:25 [edit]

category: 音楽

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15

ピアノモード 

 曇っているように見えて、なぜか生暖かい夕方でした。5月も半ばなのだから、いまだにコートを着ている方がおかしいのだけれど。 日本から帰ってきて、ウールのスカートとか、真冬物はしまったけれど、結局のところ、ウールのカーディガンも、長袖もしまうことができないのがイギリス。 この国では衣替えなんてありえないので。

 

 日本で痛めた左腕、まだ完全に治ったわけではありませんが、舞台をキャンセルするのだけは嫌だから、来週の本番に向けて、いつもよりは練習量を減らして練習中。 

 今回、プログラムを決めたのはつい最近のこと。 本当だったら新しい曲を入れたかったけれど、腕もことがあったから無理。 その代わり、リベンジで、4月25日の東京でのコンサートで大失敗をやらかした、モーツアルトのソナタをもう一度取り上げることに。 あのままでいるのは凄く悔しいから。 

 

 ピアノって結局のところ、一人ぼっち。 舞台に立ったら誰も助けてくれないし、何か起きても、自分でどうにかするしかない。 

 この前のバレエはダンサー60人以上の為に弾いたから、責任感はとっても重かったけれど、それまでの誰かと作り上げる、という時間がとっても私には有意義で、楽しい時間でした。

 今回、改めて孤独だな、と思います。 まあ、バレエの時には自分の演奏よりもいかにダンサーが踊りやすいかを考えて(あくまでも私の中で。 実際に踊りやすかったかそうでないかは不明)演奏したから、ソロは100%自分がやりたいことができるのだな、と思っています。

 

 これから勉強したい曲のリストだけはできているけれど、そして、楽譜もちらちら見ているけれど、いつになったら手をつけられるのか・・・・

 

 

Posted on 2009/05/14 Thu. 03:34 [edit]

category: 音楽

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14

ロイヤルバレエ・ジゼル 

 4月6日に初日を観て、日本へ行ってしまっていた為にずっと観られなかった、ジゼル、5月末までとびとびで続いているので、なんとか、5月の最後の公演は観ることができます。


 まあ、5月中は3キャストの公演しか残っていなくて、ひとつは観たいものの、教えと重なっているから諦め、残り二つを観に行くことに。

 主役のジゼルは、大ベテラン(彼女、キャラクターの人たちを除いて最年長のはず)のリヤーンと、アルブレヒトはエド。 この二人、コンテンポラリーが得意で、私の中ではコンテのイメージの方が強いけれど、特にリヤーンは昨年観た『マノン』が解釈面で非常によかったので、楽しみにしていました。

 何年も踊っているからこその細かい動き。 演技が非常に巧み。


 注目だったのは、アルブレヒトの対抗? 森の番人と呼ばれる、ヒラリオン。 アルブレヒトは、貴族である身分を隠して、村娘のジゼルに恋をし(でも、彼にはバチルドという貴族の婚約者がいる)、ヒラリオンもジゼルに恋している。 

 どちらかというと、ヒラリオンは顔が濃い、というか結構怖そうな人がやることが多く・・・・ 初日に観た、ギャリーなんて、もう雰囲気からしてぴったり。

 今日はリカルド。 彼はどちらかというと優しいタイプだし、『くるみ割り人形』のくるみ割り人形/ハンス・ピーター役がすっごく似合う。 だから、彼がヒラリオンなんて・・・・と思っていましたが、強さはあって、でも、ジゼルに対する愛に溢れている。 私の中ではちょっと新しい解釈で、とっても面白かったです。


 ただ、今回非常に非常に残念だったのが、オーケストラ。 まあ、厳密に言うと、指揮者。 去年のリンブリー劇場での新作公演の時に指揮した女性で、今回がメイン劇場初のはず。 まあ、非常にイギリス人な演奏(私、イギリスに住んでいますが、正直、イギリス人の演奏は嫌いなので)。

  とにかく、テンポがめちゃくちゃ。 めちゃくちゃ、というより、踊りに適していない。 だから、第1幕のパ・ド・シスなんて、かわいそう。 私が観る中、ロイヤルバレエでとても音楽性があるダンサーって数人いるのですが、その一人のブライアン、音楽に合わせよう、としているから、彼らしい踊りではなくなってしまって・・・・ あまりにスローテンポで踊るのが大変そう。

 そのほかにも、2幕なんて音楽として聞くにはよいかもしれないけれど、踊る為には難しいテンポばっかり。皆さん、ジャンプが大変そう&完全に音とずれていました。 


 でも、リヤーンとエドの踊り、演技?には第1幕でも、第2幕でも泣きました。 

これだけしょっちゅうバレエを観ていると、たまに、『私の心は感動できなくなる?』と心配になる時もありますが、まだまだ大丈夫だな、と変な安心感。

 

 何度も観たくなる舞台、これって、本当は私自身に言わなくてはいけない言葉。 私の中で、ピアニストとアーティストは違うもの。 アーティストになれたら、何回でも聴きたくなる演奏ができるようになる気がします。 というよりも、それができるのがアーティスト。 結局のところ、演奏プラスα。


 自分の本番まで1週間。 頑張ります・・・・

 

Posted on 2009/05/13 Wed. 06:47 [edit]

category: バレエ

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13

今の私の気持ち、まとめ 

イギリスらしからぬ青空が広がっています。

 でも、日が沈むとぐっと冷え込むのが日本とは違うところ。 まだ、ウールのケープが手放せずにいますから。


 バレエの発表会で弾いたのはもう2週間前のこと。 やっと今になっていろいろと振り返ることができるような気がします。 散らばっていた楽譜を片付けて、でもコピーした楽譜はまだ積み重ねられたまま。 1月に裁判が終わった頃から、私はこのことだけに突っ走った気がします。 

 長くなるけれど、一度今の私の気持ちを書いておこうかと。



 私はそもそも、1998年の今頃、バレエの衣装デザインを勉強することよりももっと惹かれた音楽、という道を志そうと決めた時、まず最初にバレエのピアニストになりたい、と思いました。 その当時、私が知っていた音楽はバレエ曲しかない、と言っても良いほどだったし、バレエに関わりたい、という気持ちは薄れていなかったのです。

 現に、当時のイギリスの高校の音楽の先生方からは『そんなにバレエと関わりたいのなら、バレエのピアニスト、という道があるでしょ!』と言われました。


 でも、ピアノを勉強することにしてからは、とんでもなく自分に負けず嫌いな私は片っ端から4箇所の図書館でCDを借りてきてピアノ曲を聴きまくりました。 その結果、大学に行く頃には、バレエ曲よりも他のピアノ曲に興味があって、その頃からバレエ曲を聴くことはなくなったし、バレエも観たいとは思わなくなりました。 でも、観たかったのかな、きっと頑固な私はピアノを頑張るなら、それまで学校の勉強の足を引っ張っていたバレエには一切関わりたくない、と思ったのが正直なところかもしれません。 ここ2年半の私のバレエ漬けのブログを読んでいる方には信じられないかもしれませんが。 

 

 2005年の今頃、たまたまカーディフの大学で安くカーディフでのキーロフバレエの公演が観られる、と言われて、その中にただただ、私が半年前に学校のオーケストラで弾いた、ストラヴィンスキーの『火の鳥』が入っている、というだけで、バレエを観に行ったのが封印を解いた最初。 でも、それまでにも、私が衣装の仕事をしたい、と思っていたロイヤル・オペラ・ハウスだけは気になっていて、ロンドンにピアノのレッスンで行く度、時間があればオペラハウスに行って、公演案内だけはもらっていたのです。 でも、観よう、とは思わなかったのですね。


 2005年夏にロンドンに越しても、ロイヤルバレエが気になりつつもちょうど修士号の入試があったこともあって、バレエは観ず。 2006年夏、ふとバレエを観たい!と思って、ボリショイバレエの引越し公演を立ち見で観たのが、初めてのオペラハウスでの観劇。 

 そのすぐあと、吉田都さんがロイヤルバレエをゲストになった、と聞いてもどうしても劇場に足を運ぶことはできませんでした。


 2006年の12月初旬、日本でのリサイタルで初めて、つたないけれど自分のやりたいことが表現できて、その直ぐ後にロンドンに戻ってひょんなことからオペラハウスに行こう!と思いました。

 その日の公演は完売してしまっていたけれど、翌週の『眠れる森の美女』の公演のチケットを買って、その時観たのが、その当時私は名前も知らなかった、マリアネラのオーロラ姫。 この後のことはここに書いてあるとおり。

 一直線に泥沼にはまっていきました(?)


 それでも、ピアノが大切。 でも、それまでの数年、オーケストラのコンサートで慣れ親しんだ曲を用いたバレエがオペラハウスで上演される度に、私のバレエの知識は何だったのだろう?と思い始めました。

 それで、結局のところ、修士号の卒業論文に選んだのが、『バレエと音楽の結びつき』というタイトル。

 その時、ちょうど1年前の4月、文献だけではかけない!とわかった私は、ロイヤルバレエの音楽監督のバリーとお話をさせていただく機会を得ました。 機会を得た、というか私がお願いした、と言った方が正しいかもしれません。

 その時バリーから、『音楽とバレエを両方実技の面で勉強した人は珍しい。 バレエの世界ではそのような人を求めているよ』といわれたことが、私の考えを変えたかもしれません。 バレエもピアノも、どちらも小さい時からお稽古に励まなくてはいけませんから。 

 

 その頃、ちょうどオペラハウスで久しぶりに上演された『Dances at a Gathering』を観て、ショパンのピアノ曲で舞う姿に、『私が弾きたい!』と思うようになりました。

 それで実現させたのが、昨年9月の小さなサロンでの『バレエになったピアノ曲』というコンサート。 もちろん、『こういうバレエがあるのよ!』と伝えたかったのが一番だけれど、私の夢も含まれていたと思います。

 ちょうどそのコンサートの数日前、日本の某バレエ団のクラスを見学させて頂く機会があって、そのピアニストがとにかく素晴らしくて。 こういうピアノを弾くのだったら、私もバレエの為にピアノを弾きたい、と思いました。


 イギリスに帰ってきて、来年行われる某オーディションに向けて自分なりの練習を開始させた時、9月のコンサートに来てくれて、私が通っていたバレエ教室で現在助教をしているMちゃんからのメールが私の手元に届きました。

 それが、『4月の発表会で、伴奏を』というお話。 いくら、ピアノもバレエも勉強しても、バレエの為にピアノを弾いたことがない私は、正直『どうしよう』と思いました。 初めての経験が舞台上でのことになるので。 でも、ここは私、心配よりも興味、というより、『やりたい!!』という気持ちが勝ちました。 舞台上でバレエの普段はお稽古場で行われるクラスをみせる。 私自身、今回よりも小規模の物だけれど、小学校6年生の時に経験したこと。  

 

私がお世話になったお教室で、しかもこの作品を作るのはメインの先生方ではなくて、私が高校生の頃同じクラスでお世話になったお姉さま方。 ずっとバレエから目を背けていた私がバレエに目を向け始めて2年、バレエのピアニストを目指そう、と思った時にきたお話です。 こんなグッド・タイミングなことは絶対にやらないと!!と思いました。


 実際には、本当に大変で、苦しくて、わけがわからなくて。 このことに関して相談できる先生もいないし、自分のちからで解決していかなくてはいけない。 何度も挫折しかけました。 でも私には、諦める、という言葉は存在しないし、ここで辞めたら、自分を嫌いになる。 カーディフ時代、あんなにいじめられてもそれに打ち勝つように頑張ったのがここで活きたのかもしれません。

 とにかく、バレエを知っていても、ピアノを弾けても、わからない世界。 日本側からは何度も変更が言い渡され・・・・・・・ 3月中旬、『終わった!』と思っていたところに、全ての曲の録音しなおし、ということを言われた時、もう嫌で嫌で、母に泣いて電話しました・・・・・ でも、ここまで頑張ったから、という思いで、録音しなおして、最終的に全てを送り終わったのが、私が日本に行く1週間前。 

 3月中は、Mちゃんと週に2度は電話で話し合い。 私はこちらで一人で、心配する日々。


 今回、1時間の作品で、使用した曲数は52曲。 私がアレンジした物がほとんど。 

 でも、実際にはもっと多くの曲を用意したし、日本に送った私の録音CDは11枚。 トラック数は100を超えました。 もちろん、一発で録音OK!と言う物はなかったから、私が録音したのはトラック数にして1000を超えたはずです。


 日本に行ってからは週に何度かお稽古場通い。 ピアノがお稽古場にはないから、本当は当日の舞台稽古まであわせることはできない、といわれていたけれど、今回ゲストで出演した男性が電子ピアノを貸してくださって、それでリハーサルできたのが何よりも大変だったけれど、助かったこと。 当日だけのあわせだったら・・・・と思うとぞっとします。 このゲストの方も元は同じお稽古場で小学生の頃から同じクラスだった男の子。 なんだか感慨深い、というか、またこうして関わったことが不思議。

  

 私がお稽古場を離れてもう12年近く経ちますが、やっぱり良いお教室だったな、と思います。 レッスンは厳しくて、日本でトップクラスの先生だから、それだけ良い生徒が集まってきて、私は落ちこぼれだったけれど、それでもきちんとレッスンしてくださったことには感謝。 ここのお教室だったからこそ、きちんと勉強させてもらったからこそ、今回できたのかもしれません。 

 そして今回関わって、人間関係が良いな、と思いました。

 

 リハーサルの際、私もどうしたらよいかわからなくて、テンポのこと、拍のこと、いろいろと迷惑をかけました。 でも、誰も音楽面で教えてくれる人はいないし、自分で考えなくてはいけなかったからこそ、今の充実感があるのかな、なんて思っています。

 

 これに関わって以来、ラジオを聴いていても、『あ、これはバレエのあのステップに使えそう!』なんて、絶えず思ってしまって、今までと音楽の聴き方が変わってしまったのが、良いことなのか、悪いことなのか。

 

 30歳、という節目の年に、こういう素敵な経験をさせていただいたこと、本当に感謝しています。 先生方、最後までありがとうございました。

 もうひとつ、叶ったらよいな、と実現するか、没になるか、きわどいところにいるものがありますが、ここに良い結果だったら、書こうと思っています。


 まあ、これでバレエピアニスト目指して一直線!ではなくて、今回日本での演奏では良い感想を聞けたし、一番手ごわい母からも初めて『良かった』と言ってもらえたから、もちろん、自分を表現できる演奏自体は続けていきます。 


 私がDr.Sの元で真剣にピアノに取り組んだのは21歳の時。 この9年間はあくまでも勉強の期間。 他のピアニストよりも10年以上遅れていますが。 これからの30代、どんな人生が来ても、驚きません。 でも、やりたいことは今ははっきりしているし、いつか、このバレエ教室で今回の企画を再現するそうだから、その時にまた声をかけていただくことができたらな、と思っています。

 

 恋愛部分は欠けているけれど、『のだめカンタービレ』よりの『のだめ』よりも波乱万丈な『かとみ』。 『のだめ』の本名は野田恵。 私の中学時代からのあだなは『かとみ』。 姓の最初の2文字と、名の最初の一文字。 

 のだめのこれからはどうなるかわからないけれど、彼女に負けないくらい、自分らしい生き方をしたい、と思います。


 長々と書いていますね。 でも、今回のこと、文字に残しておきたかったのです。 もし最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

 また、明日からはいつものブログに戻ります。

Posted on 2009/05/12 Tue. 04:46 [edit]

category: バレエ

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12

帰国後1週間 

イギリスに帰ってきて1週間が経ちます。 インターネットがつながったり、つながらなかったり、なかなかブログもかけずにいました。


 ゴールデンウィーク中の出国でしたが、成田空港第1ターミナルの北ウィングはちょうどヨーロッパ便がいくつかあるだけの時間で、時間に余裕を見ていた出国審査もガラガラ。 豚インフルのことがあっても、マスクをしている人なんてほとんどいなかったし。

 ちなみに、豚インフルの患者が出た国から飛んできた飛行機は全て機内消毒を行っていたようです。 パリ経由でしたが、パリでは全くそんなことはなく、ロンドンのヒースロー空港でも、全く豚インフルの影響はなく。 日本って改めて凄いな、と良い意味も悪い意味も含めて思ってしまいました。


 前回、昨年9月にこちらへ帰ってきた時はヴィザの問題もあって、空港での入国審査はドキドキでしたが、今回はヴィザの問題がないので、あっという間。 すいていたこともあって、飛行機が着いてから、25分後には外に出ることができました。


 日本に行ったのは遠い昔のように思うし、夢の中の世界。 もうすっかりイギリスの生活に戻っています。

 帰ってきた翌日は早速オペラハウス、一昨日はバレエ・アソシエイションの集まりで吉田都さんのお話を聞いて、昨日もオペラハウス。 10日ほど前にバレエの演奏をした後だからなのか、バレエが前よりももっと好きになったし、もっともっと奥深いものになったし、今までとまた違った観方をするようになったように思います。


 ちょうど4日から『火の鳥』が含まれたビルを行っていて、『火の鳥』はカーディフのディプロマコース時代にオーケストラピアノで弾いたことがあるから、その時の感覚で、『もうすぐ出番』とか思いながらどきどきしています。 実際には今回のロイヤルバレエではピアノではなくて、チェレスタを用いていますが。


 当初の予定よりも何倍も忙しくて、あっという間に過ぎ去ってしまった日本滞在ですが、今回は新しい出会いもあったり、福山までいつもはクラシックを演奏していない場所に演奏しに行ったり、私の中で1歩進むことができたかな、と思っています。


 今は、実現したらものすごく嬉しい!というお仕事というかそういう話が進んでいる最中。 どうなるかわからないけれど、願って、努力をしていたらいつかは叶うのかな、なんて思っています。

 

 痛めた左腕も、だいぶよくなってきて、20日のケンブリッジでのコンサートに向けて、本格的に始動です。

 

Posted on 2009/05/09 Sat. 19:12 [edit]

category: 日常

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09

日本最終日 

 実家に滞在するのもあと7時間ちょっと。 荷づくりはほぼ終了。 スーツケースがほぼ終わっただけで、手荷物はまだですが。 

 明日は日本を正午に発つ飛行機ですが、時差ボケを起こさない為に、離陸したらイギリスの時間に合わせて、すぐに寝て、フライトの後半を起きているのが私のスタイル。 だから、今日は少し睡眠を減らします。 とはいいつつも、先日からの疲れが取れていないから、今回はしっかり飛行機で寝ることができそうですが。


 29日の発表会が終わるまで本当に慌ただしくて、今回ほど遊んでいないことはありません。 昨日はやっと都内へ。 日本へ来ると絶対に行く浅草橋、今回はビーズと包装関係のものの仕入れの他に、馬喰町まで歩いて、手芸関係の仕入れ。 4件を移動時間込みで2時間弱で回りました。 かなり駆け足。 でも、問屋街は楽しい! 次回はもう少しゆっくり回りたいですが。

 そのあと母と待ち合わせて新宿。 デパートの地下はすごい! あんなお惣菜、イギリスにはありませんから。 まるでお菓子のようなお惣菜、いちいち驚いて、田舎者丸出しの私でした。


 今日は食品、薬局、一通り日用品の買い出し。 とはいいつつも、私の買い出しはそれほど多くはありません。 それなのに、スーツケースは頂いたお菓子、買い出しのもの、布でいっぱい。 今回はエコノミーなのに、特別オファーで重量が30kgまでOKなので、心配していませんが・・・・・ 

 

 ピアノの楽譜は何度も弾いている曲は日本に楽譜を置きっぱなし。 それでも、今回は持ってきた楽譜の量も多くて、バレエのものを抜いてもかなりの数。 バレエで使った楽譜は、どこでも手に入れることができない宝物。 日本に来てすぐに、毎朝、母まで巻き込んで作った楽譜。 また使えるかもしれないけれど、今度は違う曲でやりたい! 数年後、この楽譜を開いた時に、『成長した!』と感じられるようになりたいものです。


 明日はパリ経由でロンドンへ向かいます。 実家を出てから、ロンドンの自宅に着くまで約24時間。 長い旅です。 

  

 実は、日本に来る前々日に携帯電話を紛失し、来る前日はその手続きで追われていました。 ロンドンに着いたら、まずは電話をどうにかしないと私は仕事上困るので、またあわただしくなりそうです。


 今回は、友達ともゆっくり会えず、それは次回のお楽しみ。

 コンサートにいらして下さった方々、応援して下さった方々、ありがとうございました。


 豚インフルのことが気になりますが、日本が安全とは言えないし、マスクを持参します。

 またロンドンから更新します。

Posted on 2009/05/02 Sat. 06:31 [edit]

category: 日本 2009年 

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02

バレエの発表会終了 

 東京はすっかり夏の陽気ですね。 ロンドンから来るとよけいにそう思います。 しっかり上着を着ている方も多いなか、私はノースリーブで一人夏の恰好で東京を歩いていました。


 一昨日、今回の日本滞在の一番大きなイヴェントのバレエの発表会が終わりました。 直前までテンポがあわなかったり、いろいろとありましたが、本番は、一番よくできたかもしれません。 

 私がこのバレエ教室に通いだしたのはちょうど20年前。 高校3年生でイギリスに行く直前までお勉強そっちのけでバレエのお稽古に通いました。

 まさか、今回このような形でこのバレエ教室に関わらせて頂くとは思ってもいなかったので、本当にうれしいことでした。 当時一緒にレッスンを受けていた方々がもう先生になり、一緒にこの作品を作り上げていったので、大変なことがほとんどでしたが、楽しいこともたくさんありました。


 バレエを習って、そのあとピアノを勉強して、去年は論文を音楽とバレエの結び付き、という題で書きました。 でも、想像以上にこのバレエピアニスト、というのは難しくて、バレエを踊れても最初は感覚をつかむのが大変でした。 

 でも振り返ると、このような機会を与えてもらったことはとっても感謝しているし、これから私が本当に何をやりたいか、やりたいことへの気持ちが固まりました。


 自分のコンサートとは違う責任感もあって、1時間の演奏、私しか理解できない楽譜、身体で覚えるしかなかったテンポ、母は私が怪我することを何よりも心配していました。 実は先週の土曜日から左腕を痛めて、それをかばいながらのリハーサル。 でも、本番になると痛みはどこかに飛んで行って、本番が終わった途端にまた痛み。 昨日も今日もピアノはお休み。 これ以上ひどくしたくないので。


 私が小学生の頃に助手をしていた先生が観にいらしていたり、よくクラスが一緒だった男の子がゲストダンサーとして来ていたり、もう知っている顔は少なくなってしまったものの、やっぱり懐かしさがあるお教室の発表会でした。


 今回は、普段は人に見せない部分の、バレエのバーとセンターのレッスンを舞台上で行ったのですが、先生の解説付きで、バレエを知らない人が観ても、バレエを習っている方が観ても楽しめて、勉強になる舞台だったようです。


 これを機に、少し道が開いていったらな、と思います。

 いらして下さったかたがた、ありがとうございました!

 

 日本滞在もあと一日。 明日は買い出しです。

Posted on 2009/05/01 Fri. 05:23 [edit]

category: 日本 2009年 

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