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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

親子って・・・ 


 一つ書いたついでに本日二つ目の記事。


 先週、母と妹宛てに小包を送りました(これって1年に1回あるかないか・・・)。 一目ぼれした素敵なクリスマスカードと、クリスマスプレゼントに以前ここでもご紹介したキャス・キッドソンとテスコのエコバッグ、そして10月にチチェスターの雑貨屋さんで見つけた直系3センチほどの小さな小物入れ。

081130 フェアリー


 このフェアリーのシリーズ、私は大好きで、母が来た時だからカーディフの最後の年、このフェアリーのカレンダーを使っていたほど。 だから、このミニケースを見つけた時、嬉しくて母と妹と私用に3つ購入。

 

 今日母からついた、とのメールが入っていて読んでびっくり。 母はなんと、2年前に広尾でこれを買っていたのですって! 一緒に生活していないから持っているなんて知らなかったけれど、偶然、東京とイギリスで同じものを買ったなんて、やっぱり親子なのかしら??と思ったとともに、日本って何でもあるのですね。 凄い。

Posted on 2008/11/30 Sun. 05:29 [edit]

category: 日常

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30

1週間ぶり 

1週間、放っていたブログでした・・・・

 ここ数日は非常に冷え込んでいますが、セントラルロンドンはクリスマスの飾りでとってもきれい。 夕方3時過ぎると電気をつける必要があるし、朝も7時半はまだ薄暗くて、気分もどんより。 

 ヴィザは裁判所から何も連絡なし。 他のことをしているから良いけれど、全然落ち着きません。 


 木曜日から3日間はバレエ三昧。 木曜日は10月11日に初日を迎えた『マノン』の最終日。 1974年に3月5日にこのバレエがロイヤルバレエで初演されて以来、ロイヤルオペラハウスにおけるロイヤルバレエによる公演の実に222回目の公演。 私は今シーズン初めて目にしたバレエですが、すっかり魅了され、iPodでバスの中では毎日のように音楽を聴いていました。 金曜日はずっとあの舞台がフラッシュバックされ、まだ夢の中。 何度観ても、毎回感動を与えてくれました。


 金曜日はバレエアソシエーションの総会?とミーティング。 大好きなマリアネラがゲストで、色々と話を聞けました。 そういえば、あともう少しで私がロイヤルオペラハウスに通いだして2年経ちます。 あの時、マリアネラの踊りを観ていなかったら、ここまで嵌らなかったかも。 

 彼女、きっと私が初めて観た『眠れる森の美女』舞台の後にその時の相手役、ティアーゴから幕が下りた後の舞台で婚約したのですが、本当は今年の夏結婚する予定が、今年はティアーゴが故郷ブラジルで公演を任された為結婚する時間がなくて、結婚はお預け。 そのことを質問されたら、『いつかするから。 もしかしたら舞台の上でやるのもありかもね。 ロミオとジュリエットの後か何かに。 安く済むし、ゲストはたくさんいるし(それって観客のことですね・・・・)、いいかもよ。(この話を聞いていたティアーゴに向かって)考えておきなさい』


 そして昨夜は初日の『オンディーヌ』。 1958年にアシュトンがマーゴ・フォンティーンの為に作ったバレエ。 全3幕、曲はこのバレエの為にアシュトンが本当はイギリスの作曲家、ウィリアム・ウォルトンに依頼したけれど、ウォルトンができなくて、彼からの紹介で若いドイツの作曲家、ヘンツェに依頼し、アシュトンが色々と指示して(どんな楽器を使うか、曲の長さ、拍子など)できあがった作品。 現芸術監督のモニカは1958年に16歳でロイヤルバレエに入団して、入団してすぐにこの作品の初演で群舞の1人として踊ったそうです。 

 第2幕は船の上を想定されているのですが、船乗りたちの動き、背景の動きで本当に船が動いているように見えて、船酔いしそうになりました。 あれは凄い! 船乗りたち、ほとんど踊りらしい踊りはないのですが、それでも、結構良いダンサー達を使っていてそれがロイヤルバレエらしい。あの第2幕だけでも観る価値あり!!

 ヘンツェの音楽は苦手だし、CDは最初見つからなくて、学校でピアノ譜を見つけたから見たのですが、凄い楽譜。 すぐに閉じてしまいました。 でも、きっと音楽だけで聴くと私は拒否反応を起こしそうだけれど、バレエと合わさると、音楽がいかに物語の全てを表現しているかがわかります。 一昨日CDをアマゾンでみつけたものの、ピアノソロの部分を弾いているのが、私が非常に嫌いで、彼の演奏を聴くだけで、気持ち悪くなる人。 だから本当は欲しいけれど買うか買わないか迷っているところ。

 この『オンディーヌ』、今回は4回だけの公演で、5月末から再び8回くらいの公演。 その時には吉田都さんも主演するのでとっても楽しみ。


 というわけで、もちろん、やらねばならぬことをやりつつも、バレエ三昧。 すっごく幸せ!! 心が豊かになるって、一番幸せなこと。 

 正直、色々なことから音楽家って本当にお金にならないこと。 同じ時間勉強するなら、他の職業が良いよね、なんて思ったけれど、でもバレエを観ていると、人の心を幸せにできるって素敵だな、と思うし、自分もそうありたい、とつくづく思います。 

Posted on 2008/11/30 Sun. 05:20 [edit]

category: バレエ

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30

お気に入りのお花屋さん 

 毎週のようにバスを3本乗り継いでオペラハウス通いをしていますが、その途中いくつかお花屋さんがありますが、その一番のお気に入りがホルボーン駅とオペラハウスの中間にあるお花屋さん。

 ちょうどホルボーンでバスを降りて、コヴェントガーデンにいくので、毎回前を通ります。


081121 flower shop

これは今週のディスプレイ。 奥も結構あるようですが、
あまりお店が開いている時間には通らないので入ったことはありません。

 

081121 flower shop october

これは10月末。 
ハロウィンを意識しています。


081121 flower shop 2

 2枚目の写真とほぼ同時期。
二日続けて通っても、ちょこっと変化があって楽しいのです。

 一度中に入ってお花を買ってみたいな、と思いつつも、値段もついていないし、なかなか躊躇してしまいます。


Posted on 2008/11/20 Thu. 23:34 [edit]

category: 日常

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20

裁判所からの手紙 

 もう本当に何が何だか分からなくなってきました。

 またヴィザのこと。 私自身の記録、として残しておきたいと思います。


 先週裁判所に送ったヴィザの為の上告書類、郵便局からスペシャル・デリバリーという日本だったら何でしょう?書留?? 送った、ということの証拠が残る方法で送っていました。 翌日の午後1時までに絶対に届けられる、というGuaranteeつき。

 まあ、イギリスのことだし、結果と言うか手紙が来るまでにはある程度時間がかかるだろう、と思っていたのですが・・・・・


 このところ私の郵便物がお隣に届けられてしまうことが多くて、昨日も昼間は私のところへ郵便やさんがこなくて、夜になってお隣さんが間違って届けられてしまった私の郵便物を届けてくれました

 その中の一つが、裁判所から。 なんと、私の上告書類が期日に届いていないから、また書類を提出するように、とのこと。?????????

 期日に届くように送ったのに?? 


わけが分からなくて、今朝書かれていた電話番号に電話。 非常にきちんとした対応で、どういうわけか、私の書類は11月19日に着いたそう(私の提出期限日は11月13日)なのです。だから、書類提出期間延長を許可されていないのに遅くなった、という理由で手紙が来たそうで。

 私の手元には郵便局のレシートもあるので、それをコピーして、きちんと送ったという手紙を添えて裁判所に送り、その後次のステージに進むことになるようです。


 丁寧に説明してもらえてほっとしました。 やっぱりこういうことが起こるから、お金を払ってでも弁護士を頼むのでしょうね。 でもね、弁護士は今回私が購入したピアノよりも高い値段。 ピアノ以上に弁護士にお金を払うことは私にはできなかった。 それにヴィザが降りなかった理由が明確で、自分でどうにかできると思ったから。


 いくら心臓に毛が生えている私でも今回だけは辛いのでしょうね。 夜眠れなかったり、白髪が増えたり。 ピアノも集中できなかったり。 でも、今は頼まれていることがあって、それは私自身も熱望していたことだから、だから鬱にもならずに、いられるのでしょうね。 そして、何よりこんな状態でも、いやこんな状況だからこそ、大切な時間、教えること、そしてバレエを観に行くことだけはいつも通りにしています。 それを休んでしまったら私は精神が安定しなくなるから。

 絶対に良い結果をここに書くことができたら、と思っています。

Posted on 2008/11/20 Thu. 19:20 [edit]

category: イギリス事情

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20

久々のドジ 

 昨日は久しぶりで青空! 気圧の関係か(これ、よく友達の間で話題になる)、朝もすっきり起きて、10時前に洗濯物も干し終わる。 それに引き換え、今日は再びグレーの空。

 クリスマスの飾り、街の中にも増えてきました。 生徒のお宅にも素敵なツリーがもう出してあって、素敵な気分になります。 そろそろクリスマスカードの準備をしないと。


 本当に一週間が過ぎるのがあっという間で、もう明日は金曜日。 2週間前のことが、1週間前のことのように感じます。


 昨日はドジをして、オペラハウスに行って、開演前にトイレに行って、トイレのドアで左手の人差し指と中指を挟む、というやってはいけないことを・・・・・

 しかも、考え事をしていて、痛いことにも気が付かない、という間抜け。 

 真っ赤になってしまったから、とにかく冷やさないと、と思ってバーへ行って氷を貰おうと思ったのですが、ビニール袋がない。 プラスティックのコップに氷を貰ったけれど、Auditorium(劇場の中)はコップなど持込禁止。 立ち見の場所は分かっていたので、ぎりぎりまでドアのところにいて、氷を二つハンカチに包んで持ち込みました。 

 イギリス人って、お年を召した方はハンカチで鼻をかむのでハンカチを持ち歩いている方も多いですが、一般的に日本みたいにハンカチを持ち歩かない。 あまり売っていないし。 でも私、小さい頃からの習慣でしょうね、こちらに来て何年も経つのに、未だにバッグにハンカチが入っていないと不安なのです。 やっぱり持っていてよかった!! これからはビニール袋もバッグに入れておこうかと。


 一つ目の演目の後、会場係の方が、デュープティー・マネイジャーのところへ行くと、ファースト・エイドがある、と教えてくださっていってみました。 なんというのかしら、一瞬のうちに冷たくなるアイス・バッグを用意してあるのです。 頂いてとっても助かりました。


 早い処置が効いて、今日は人差し指はもう大丈夫。 中指だけ、ピアノを弾くと痛むので、今日はピアノも簡単に。 いつもならこんな早急な処置はしない私ですが、今回はさすがに指先、ちゃんとやらなくてはいけないことがわかったようです。


 というわけで、久々に一番やりたくないドジです。 やっぱり、考え事をしながら動くのはよくない。 今日は気をつけていたけれど、バスを待っている間とか、すぐに今やら無くてはいけない音楽が頭に浮かんで、転調だとか、小節を数えたりだとかをやりだす。 本当にこのクセやめないと。


 今回のことで分かったこと。 オペラハウスに行って怪我をしたら、すぐにデュープティー・マネイジャー(メインの入り口のデスクにいます)に行けばよい、ということ。 もちろん、私はこれ以上お世話にならないようにしようと思います。

Posted on 2008/11/20 Thu. 06:25 [edit]

category: 日常

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20

ピアノ曲かじり中 

 毎日毎日日が暮れるのが早くなっています。 今日は4時半頃、教えに行くために家を出る頃はすっかり真っ暗。 先週から、この時間、バス停に行くと数人の日本人の女性が。???どうやら、家の前のバス停、日本人学校のスクールバスのバス停にもなっているみたいです。 ここに越して来て大分経つのに知りませんでした。  


 教えに行くまで今日はピアノ。 ピアノの練習、去年みたいに自分の練習だけには今は時間を使えなくて、これから私がやろうとしていることの練習、頼まれごと、これらを組み合わせての練習。

 久々に伴奏付けとか、色々としていますが、私、やっぱり学問上の和声を使って実際に弾く事は苦手。 やっぱり和声は感覚的。 でも、試験でなかったらそれでよいのでは?と思ってしまいます。 学問の和声は苦手だけれど、感覚の和声は得意。 この2年間師事していた音大のゴードン先生はいつも私の和声感覚に驚いていらっしゃったし。 でも、私はいけないことだけれど、凄く意識していたわけではなくて、自然にできていたことだから、先生が驚く理由も分からず。 学部時代、作曲の授業でも、結構転調が得意でいつもそういう時だけ褒められていたけれど、これも考えてやっているわけではなくて・・・・・


 この感覚でやってきたことが良いか悪いかは別として、今は非常に役立っています。 でも、日本の音大だったら不合格になりそう・・・・・


 今日はシューベルトが作曲したたくさんのピアノの為の短いワルツをいくつかあわせてリストが編曲というか自由にまとめた『ウィーンの夜会(別名、ワルツ・カプリス)』、を初見していました。 全部で9曲ありますが、一番有名なのはホロヴィッツや他のピアニストもレパートリーにしている第6番。 実はこのところ弾いていないけれど私の大切なレパートリーでもあります。(来年は弾こうかしら) 

 シューベルトのワルツだけれど、完全にリストのピアノ様式。 結構すきなのです。

 私にとって第3番も好きな曲。 といっても、これは生で聴いたことも、CDで聴いたこともないのですが、この1部がマクミランが振付けたバレエ、『マイヤリング(うたたかの恋)』に使われているのです。 バレエを観た時はこれが『ウィーンの夜会 第3番』とは知らなかったけれど、プリンス・ルドルフの結婚式で華麗に踊られるワルツに感激して、調べてわかった曲。

 ちょっといじくってみようと思います。


 シューベルトのワルツは読譜は非常に簡単。 暗譜も非常に簡単。 でも、演奏するのは非常に難しい。絶対に舞台でなんか弾きたくない。 音符が簡単な曲ほど演奏するのが難しいのです。 チャイコの小品もこの一種。 でも、まだ弾きやすい。 Dr.Sには以前シューベルトのワルツを進められたことがあるけれど、お手上げ。 それくらい難しい。 でも、今こうしてリスト編曲の方を弾き始めたのだから、今だったら弾けるかな。 楽譜は持っていないから、手に入れようかな、なんて思いました。 その方がリストの方ももっと理解できるだろうし。


 ラフマニノフ編曲もこのところ見ている曲。 ムソルグスキー作曲の『ホパック』のラフマニノフ編曲。 アンコールにもよさそうだし、この機会に暗譜しようかな、なんて思いながら譜読み。 今は自分の為に弾いていないから(自分の為でもありますが)、色々と考えながらの練習。 難しい。 でも、とってもとっても楽しい作業。

 もう11月も半分過ぎて、今やっていることは年末までには終わらせないといけないし、1月、2月のリサイタルのプログラムが決まっていないものがあったり・・・・ Dr.Sのレッスンにも行きたいけれど、先生にはヴィザが終わるまではピアノは手を抜くように言われたし・・・・(先生私の性格をよくわかっていらっしゃる)


 ヴィザの結果が出るまでは、もう私はどうにもすることができない。 だから、この2週間、没頭することができなかったピアノに没頭しようと思います。

Posted on 2008/11/17 Mon. 06:53 [edit]

category: 音楽

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17

私の宝物 


081116 candle

お夕食の後、大きなマグカップに紅茶を淹れて、ぼーっとする時に欠かせないのがキャンドル。 今まで火が怖いし、キャンドルを置いて大丈夫なスペースもなかったからキャンドルに憧れつつも使えなかったけれど、今のフラットに越してから、特に冬になってからは欠かせないアイテムになりました。 小さなキャンドルを使うこともあるけれど、IKEAで一つ200円で売っている香りつきの直径15センチくらいのキャンドルがお気に入り。 

 先週行った時にピンクの(私らしくないですね)バラの香りのキャンドルを買ってきました。 火をつけるととっても優しい色がお気に入りになりました。

 さて、片付け物をしていて出てきたもの。

 1冊の黒いバインダー。 2年前の12月、まだバレエに再びはまる前に日本から持って帰ってきたもの。

081116 file index

 

 開くと、こんなインデックス。 バレエの全幕物の演目がずらりと書かれています。

081116 le corsaire

 1ページ目をあけると、ボリショイバレエの『海賊』。 

このファイル、実は10年以上前に私が時間をかけて作ったものなのです。 当時高校生、バレエの衣裳デザインを勉強したい!と思って、でも本はないし、バレエの書物は高校生には値段が高すぎ。 日本のバレエ公演でどっさりと配られる公演のチラシを切って、演目ごと、バレエ団ごとにまとめたのがこのファイルなのです。 今見ると面白い。 もう引退してしまったダンサーの写真があったり、もう上演していない演出の作品があったり。

 悔やまれるのは、作品名、バレエ団名は書いてあっても、誰の演出によるものかを書いていなかったこと。

081116 beauty


 これが私の運命の演目。 1993年のロイヤルバレエの『眠れる森の美女』。 この一番大きい写真に横たわっているのがオーロラ姫の衣裳を着た、ダーシー・バッセル。 その上でおどろおどろしいのがカラボスのアンソニー・ダウエル。 この作品を観て、一瞬のうちに私の心はイギリスに決まったのです。 それほど衝撃的なデザイン。

 この作品の衣裳はコスチューム・セールにかけられてしまったそうですが、いくつかはまだオペラハウスに残っていて、カラボスの衣裳は現在オペラハウスのポール・ハミルトン・ホールに展示されています。 遠目で見て、すぐにこのカラボスの衣裳だ!!と分かるほど、私が気に入っていた衣裳。


 久々に見て、当時のことが懐かしくなりました。 このファイルを作成していた時は、まさか10年後、ピアノをやっている、とは思っていなかったし、まさか、今のように毎週ロイヤルバレエを観る生活を送るとは考えていませんでした。 

 このファイルは宝物。 また少しずつ、手元にある写真を加えていこうかな、なんて思っています。

Posted on 2008/11/16 Sun. 05:42 [edit]

category: バレエ

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16

昨夜のロイヤルバレエ 

 グレーの空。 でも、気温が低くないのだけが助かります。

 あっという間に過ぎ去ったこの1週間。 あっという間すぎて、ここには書けない週の始めの出来事が随分昔のことのように感じます。 

 

 ヴィザの上告の書類を出し終えた後は、ひたすら楽譜とにらめっこの日々。 今頼まれていることのために、楽譜をとにかく広げて、小節数を数えて、アレンジの作業。 寝ても起きても、音楽が頭の中を駆け巡っていて、楽しいのだけれど、疲れます。 でもとってもとってもやりがいのあることだから、できるのかな。

 もっともっとたくさんの曲を知らないといけないし、私が弱い分野である、オペラ、リードのレパートリーももっと知らないといけない。 学生が終わったはずなのに、学生時代と変わらない勉強量。 この世界って、ずっと勉強をし続けるのでしょうね。 中学、高校時代、頭の引き出しを空っぽのままにしておいてよかった!(なんてわけはありませんが・・・・)


 昨夜は1週間振りのロイヤルバレエ鑑賞。 13日に始まった今シーズン二つ目のトリプル・ビル。 昨夜の公演は金曜日だったのに、売れ行きがよくなかったのか、スチューデント・スタンバイ(学生はどの席でも10ポンド(2000円))が出ていました。 私はお知らせは相変わらず来るものの、もう学生ではありませんからね・・・・

 

 全て初めて観るもので、

 グレン・テトリー振り付け『Voluntaries』(曲はプーランクのオルガン協奏曲)

 フリント振り付け『The Lesson(授業)』

 ウェイン・マックグレガー振り付けの新作、『Infra』


 テトリー振り付けの『Voluntaries』は南アフリカ出身の振付家、ジョン・クランコ(オネーギンを振りつけた人)が亡くなったことへの追悼の意味を込めて創られた作品。 ずっと観たくていたもの。

 プーランクのオルガン協奏曲は初めて聴きましたが、この作品を指揮したロイヤルバレエの音楽監督のバリーがインサイト・イブニングでおっしゃっていましたが、非常にバッハのオルガン協奏曲ト短調の雰囲気を感じさせられる曲。

 

 フリントの『The Lesson』は元々はテレビ上演のために作られた作品。 演劇性が強いですが、やはりバレエ。 バレエ教師、バレエの生徒、ピアニストの3人によって繰り広げられる作品。 最初は楽しいですが、最後は・・・・・・

 でも、一目で好きになった作品です。


 ロイヤルバレエのレシデント・コリオグラファー(専属振付師?)のマックグレガーの作品。 彼は元々がモダンダンスの人なので、バレエの動きであっても、(私にしてみると)非常にコンテンポラリー寄り。

 Infraとはラテンで、表面よりも下にあるもの、という意味のようです(これもインサイト・イブニングでのマックグレガー自身の話)。 舞台の上の方に、電光掲示板のようなものがあって、たえず、人の形が動いていて、私には落ち着きませんでした。 それに、音楽が私が非常に嫌いで苦手な電子音楽。 この作品のために作曲されたようです。 一応、弦楽5重奏がライブ演奏しているのですが、アンプリファイヤーが使われているし、ミニマリズムの曲のようで、苦手すぎました。 私にとっては雑音でしかない。

 でも、スチューデント・スタンバイの為か、若い人が多かった(私も一応まだ20代ですが・・・)昨日のハウス、この作品のカーテンコールではブラボーの代わりに、『ヒューヒュー』みたいな若い人の掛け声?が多かったのが印象的。 若い人には受けそうな作品です。 私は振り付けそのものは嫌いではないけれど、音楽があれだと駄目。 それに、音楽はあくまでも伴奏としてしか使われていない。 極端な言い方をすると、この作品は、どんな曲でも、雑音でも踊れるのではないでしょうか? 


 このところの新作、音楽を理解する、音楽性豊かな振付師ってなかなかいないな、というのが私の感想。 別にクラシック音楽を使わなくては、というわけではないけれど、音楽を無視する振り付けはよくないと思うのです。

Posted on 2008/11/15 Sat. 06:03 [edit]

category: バレエ

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15

不思議なおじいさん 

 先週からずっと慌しい日々が続いていたら、さすがに疲れたのでしょう。 特に予定がない今日、ついにダウン。

 

 イギリスというのは何度も書くように楽しい国。 大変なことも多いけれど、私の性格に非常にあっている国。


 昨日、地下鉄に乗っていた時、セントラルを外れて、ちょっと郊外に出たところ。 私の乗っていた車両はそれほど混んでいなくて、立っている人はいなくて、座席もいくつか空いている、と言う状態。

 

 私は車両の端の方にいたのですが、ある駅で、紙コップに入ったコーヒーとサンドウィッチの包みを持った背中の曲った、身なりのきちんとしたおじいさんが乗ってきて、1人ずつ、顔の前で十字を切り始めました(表現あっているかしら?)。 私の前に来そうになった時、私は下を向いて、見なかったのですが、私にもやられました。 そのおじいさんを目で追うと、それからずっと車両の端まで一人一人に十字をきり、一番端まで行ったら、空いている座席に座って、紙コップを上に上げて何かをしゃべり(離れすぎていて聴こえない)、その後サンドウィッチの包みを上にあげて何かをしゃべり。 もしかして、『これは私の血であり、肉であり』を再現していた????

 

 とにかくわからない。 周りの人達と、目配せして、笑いあってしまいました。 列車が次の駅に着いたら、このおじいさん、隣の車両に移っていきました。


 やっぱりこの国、楽しいことがいっぱいです。

Posted on 2008/11/13 Thu. 06:02 [edit]

category: 日常

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13

落ち着かない 

昨日からの青空がなんとか今日も続いていました。


 午後から用があって学校へ。 まず入り口で友達とばったり。 そうしたら同門だった日本人の友達が通りかかって立ち話。 話をしている間に、カーディフ時代から知っているウェールズ人の女の子が私に気付いてこちらへきて。 彼女はもう一つの音大へ通っていたから??? と思ったら、色々とあってこの9月からこの音大に転入したらしい。 ハープがとっても上手くて、ピアノも上手かったのに、結局はハープに進んだ子。 おしゃべりが弾み、ちょっとしか学校に滞在する予定でなかった私は(その後教えがあったから)、予定が狂い。 でも、こういう狂いは嬉しい狂い。 学校へ行く時は、誰かに会うことを予想して多めに時間をとっておくべきだ、と反省。 

 明後日もう一度行かないと用は終わらなさそう。 というより、明後日行って、また来週も行くようになるかも。


 とにかく、ヴィザの上告の書類を出し終えてほっとしています。 結果がいつ来るのかが全くわからないので、落ち着きませんが。 システムがあまりよくわからなくて、正直不安。 弁護士を頼むと私のこの夏の稼ぎが全て消えて、なおかつまだまだ足りない料金がかかるので、弁護士を使うのを止めました。 だからこそ不安も大きいですが、今まで自分の手でどうにか生きてきたのだから、今回もどうにかなってほしい。


 日系のロンドンで発行されている情報誌の求人欄に『留学生のアシスタント』とかいう広告が載っていましたが、私にぴったりの仕事?? でも、面倒だから申し込まず。 

 だって、私のこのブログ、ホームページを通じてたまにイギリス留学をしたい、という人からメールが来ますが、相手にするのさえ時間の無駄、というような質問がほとんど。 私が11年前に初めてイギリスへ来た時はネットも盛んでなくて、情報は無かったし、大学のためにこちらへ来た時も、ほんとうに情報が無いまま。 だからこそ、苦労も多かったけれど、得たものも多い。 

 日々の苦労は今も。 そのお陰で、英語が上達したし(喧嘩したり、相手に立ち向かうたびに英語が上達するのです!)、物事を知ることができた。 もちろん、失敗もたくさんしているし、悔しくて涙を流したことも何度も。


 ロンドンが危険かどうか?という質問をこの前もらいましたが、人によって危険にもそれほど危険でもなくなると思うのがロンドン。 3年前のようなテロはいつ起きるかわからないけれど(でも、東京だってサリン事件があったりしたのですから)、気をつけていれば危険なことは防げると思うのがロンドン。

 今日セントラルで日本人の若い女の子の4人組(観光客)をみましたが、あれは危険な目にあってもおかしくない。 


 というわけで、何が言いたいのか? 私、先週演奏に行った教会のVicarにも、おばあちゃま方にも言われたけれど、この国に役立つ人になれます。 何にもしてくれなかった日本に、今まで私が学んだ膨大なことをいとも簡単に持って行ってしまってよいのでしょうか? それこそ、大学時代はイギリス人の倍以上勉強しましたよ。

 とにかく落ち着かないけれど、今は待つだけ。 ちょうど時間がかかるけれど迅速に進めなくてはいけない用事があるから、ヴィザのことばかり気にするわけにはいかないので丁度良いですが。

Posted on 2008/11/12 Wed. 06:10 [edit]

category: イギリス事情

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12

毎日グレーの空 

 昨日は暴風雨、今日は雨。 毎日毎日グレーの空で、青空が恋しくなります。


 家の電波が悪いのが今日は最悪。 携帯電話も、ネットもなかなかつながらずにいます。


 昨日は家でずっと作業。 これからあることの為に、かなりの曲を探さないといけないので、今はソファーの周りは楽譜が積み重なっています。 使ったのを戻せばよいけれど、すぐにまた使うし・・・・ということで出しっぱなし。 これからしばらくはこの状態が続きそうです。


 ヴィザの件は、一件落着。 といっても、結果を待つことだけが私にできること。 応援してくださった皆様、ありがとうございました。


 

Posted on 2008/11/10 Mon. 06:00 [edit]

category: 日常

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花火 

 今日は、朝曇り+小雨。 午後青空?と思った瞬間にまたグレー。 気まぐれのお天気です。 


 今週火曜日だったか水曜日だったかはガイ・フォークス(その昔、ハウス・オブ・パーラメントに火をつけようとしたけれど、事前に防ぐことができたとかなんとか。 何度聞いても、ちゃんと覚えられません)があったから、恐ろしいことに、家の道路を挟んでお隣が大きな花火を打ち上げていました。 その他の場所でも、花火が鳴り響いていました。

 今日は、ロード・メイヤー・ショウ。 ロンドン市長のショウです。 私はイギリスに来て1年目、ケントにいた頃に、数人その年に留学した人達でまとまって連れてきてもらった時に見ただけ。 今回は、午前中教えだったし、お天気も悪いし、行こうと思っていたけれどいけませんでした。 夜(午後5時)からはテムズ川で花火。 人も多いだろう、と思って、コヴェントガーデンの辺りで、ビルの谷間から鑑賞。

 日本だと花火って夏の風物詩だけれど、私にとっては花火は着こんで、白い息を吐きながら見るもの。 


 今週はヴィザのことで時間が取られて、他のことが保留。 これから12月にかけて最優先しなくてはいけないことの詳細がきたから、今度はこちら。 そして、2月のリサイタルのプログラムを提出したから、ベートーヴェン真面目に練習しないと。 


 とにかく、ヴィザの書類が整ったので、一安心です。

 明日はやっと何も無い日! 学校に遊びに行こうか、それとも、家でピアノを弾きまくるか、どうしましょう?

Posted on 2008/11/08 Sat. 04:27 [edit]

category: 日常

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08

刺青だらけの先生との再会 

 この4日、ヴィザのことで頭がいっぱい。 教えも、演奏もいつもどおりやっているけれど、今日は一日空いたので、上告の用紙に書く、『どうしてこの国にいたいのか』の下書き。

 この国にいたい理由、色々とありますが、私がこの国で得た知識、この国でまずは使わないと!


 夕方、家から西に向かって移動。 Harrowまで行って、3年前に通った英語学校の先生にお会いして、文章をチェックしてもらうことに。 自分でもちろんかけるけれど、でも、先生にちゃんとした英語にしてもらって、上手い表現を教えてもらうのが目的。 勉強になります。

 どうしても、自分で上手く表現できないことがあって聞いたら、すごーく洗練された文章を教えてもらって、思わず『凄いね』。 イギリス人が誰でも書ける表現ではないらしい・・・・

 先生、みかけと、普段しゃべる言葉と、たまに出てくる洗練された言葉にかなりギャップがあって、思わず笑ってしまう私・・・・

 

 英語はまだまだ奥が深い。 とにかく、謙遜では全く無く英語が全然駄目だった私は(何しろ、中学1年生の一番最初の小テストから追試ですから。 チェアーとティーチャーのスペルは全然覚えられなかったし。 Be動詞も全然理解できなかったし)、友達が多かったし、色々と知るには英語を話すしかなかったから喋ること、聞くこと、そして何故だか読むことも大丈夫だけれど、文法は本当に苦手。 それでもイギリスに来て8年経っても大嫌いだった英語がこの刺青だらけの言葉遣いの悪い先生のお陰で英語嫌いから脱出したのだから、やっぱり先生の教え方って私にあっていたのだな、と思います。


 Dr.Sからも手紙を頂いたし、昨日演奏した教会で私の悲劇を知った方々で是非手紙を書きたい、と言ってくださっている方がいる、という連絡も頂いたし、とにかく、あとちょっと、提出まで精一杯頑張るのみです。 たくさん応援してくださる方がいるのだから。


 

Posted on 2008/11/06 Thu. 05:39 [edit]

category: 日常

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06

前進・・・・・ 

 毎日Dullな日(陰気?)が続いています。


 おととい、ヴィザのことでパニック、色々な人と話して、とにかくこの上告、ということをやった人が周りには実際にいないので、前例を聞くこともできず、手探り状態です。


 あんなに自分自身が乱れても、その日の夕方、教えに行ったらその間は全てを忘れることができる。 ピアノに向かうと、気持ちが静まる。 だから、昨日の夜もバレエを観に行ったし、今日はちゃんとピアノの本番をこなすこともできた。 やっぱり、私にはピアノが無くては生きていけないのだな、と改めて思いました。

 人は色々なことを経験して大きくなる。 だからなのか、今日は本当はベートーヴェンを弾こうと思っていたけれど、一昨日気持ちがめちゃくちゃになった時点で、新しい曲を今回弾くのは怖くなって、結局は持ち曲のモーツアルトのソナタを弾きましたが、その第2楽章、昨日の夜観た『マノン』のデ・グリューの心理、そして今の私の心理が自然と重なったかのような演奏。 こうしよう、と思わなくても自然にそれが出てくるから、改善の余地はありだけれど、じぶんの表現ができたな、と思いました。


 今日は何度も呼んで下さっているケント州、セヴェノークスの教会。 お天気が悪くても、今日はお客様もたくさん。 教会の方によると、私目当てで来て下さる方が多いようで、嬉しい限り。

 教会のVicar、他の方がTribunal(家庭裁判所だと思います・・・・)宛てに私がこの国を去るのは困る、というレターを書いてくださいました。 クリスチャンでもないし、ただただ演奏をさせていただいている私にこうしてよくしてくださるのは本当に嬉しいこと。 

  

 明日は生徒の楽理の試験。 過去問をやっても答えがついていないので、昨日の夜教えに行った生徒の分は私が夜家に持ち帰って採点。 家から車で5分ほどの生徒なので、お母様が今朝私の家まで昨日私が採点した分を取りに来てくださって、昨日の夜解いた分の過去問を持ってきてもらう。私は今日は南のケントまでコンサート、その後ロンドンを南北に移動して、またそこから北に教え。 移動時間に採点をして、夜、再び家までそれを取りに来てもらいました。 今回ほど、生徒の家の周辺に引っ越しておいてよかった、と思ったことはありません。

 ヴィザが最優先だけれど、そればかりやっているわけにはいかなかったから、反対によかったかもしれません。

 明日は私が上告する文章をまとめて、夕方、2、3年前に通っていた英語学校の刺青が10個以上ある先生に添削していただく予定。

 私の過去を色々と知っている人達と今回のヴィザのことについて話して、共通して言われること。

『みゆき、今までどんなこともあなたは乗り越えてきたのだから、ここで負けたら駄目!』

 提出まで本当にあと数日。できる限りのことをやります。

Posted on 2008/11/05 Wed. 05:54 [edit]

category: 音楽

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05

ヴィザ取得できず 

 私、そんなに日ごろの行いが悪いとは思わないのですが、神様はまたまた私に試練を与えました。


 ここに何度か書いた、ヴィザの話。 昨日(11月3日)、封書を受け取りました。 正確には、先週金曜日に配達されたのですが、郵便やさんが間違ってお隣に届け、お隣は留守。 受け取りのサインが必要だったものだったので持ち帰られてしまって、夜、その未配達のお知らせをお隣さんが私のドアに入れてくれたのでした。

 土曜日にはいけなくて、昨日行ったのですが、誰からの郵便かわからなくても、サインが必要、ということで、きっと私のパスポートだろう、とは予想がついていました。


 家から30分近く歩いて最寄の集配所へ。 受け取って、待てなくてその場で開けて、泣き崩れました・・・・・

 結果はヴィザをもらえませんでした。 手紙をとりあえず斜め読みして、すぐに実家に電話。

 とにかくパニック。 理由は、学歴とか全てをパスしているのに、お金。

 いちばんの理由は、過去3ヶ月分の銀行の明細書を入れなくてはいけなかったのですが、9月分は申請時にまだ受け取っていなかったので入れなかったから。 銀行に行ってそういう証明書を出してもらえばよかったです。

 

 足りない書類が明らかなのだから、それを先に再提出させてくれればよいのに、それ無しですぐに却下とは汚い。

 

 家に帰って同封されていた書類を見ると(私は申請書類をつき返された、と思っていた)、アピール(上告)用の書類。 11月13日までに裁判所に申し立てをすることができるのです。 どうしてこの国にいたいのか、どうしてこの国にいる必要があるのか、などを書いてその他、有利になると思われる書類と共に送ります。

 私がこの国にいたい、+私を必要とする人がこの国にいる、ということを訴えるのが一番と思われるので、ちょうど明日、何度も訪れたセヴェノークスの教会でのコンサートがあって、おばあちゃまたちが、いつも、『みゆき、私達はあなたの演奏が大好きだから、あなたにこの国にいてもらいたいから、ヴィザで困ったことがあったら、いつでも皆で署名するわよ』と言われていたので、冗談交じりに話していたのですが、これを本当にお願いしようと思います。

 

 昨日の午後はこの国に長く住んで既に永住権を獲得しているような友達にも電話して、友達、その友達でアピールした人の話を聞こうと思いましたが、皆、さすがにアピールした人はいないようで、情報得られず。

 マンチェスター時代からの友達で、今はロンドンに住んでいる香港人のオルガン奏者のG君が隣駅に住んでいるので、夜あってくれることに。 

 最初に言われたこと『どうして、結婚しておかなかったんだ・・・』 これ、先週も誰かに言われたばかり・・・・・

 

 とにかく、久々にあってハムステッドの喫茶店でヴィザの話をして、その後音楽談義になだれ込み、喫茶店が12時で閉まった後、私を車で送ってくれて、そのまま車の中で2時間もバッハの演奏法について討論していた私達・・・・・ 異常ですね・・・・・・・・

 でも、リフレッシュして、大分頭がすっきりしました。


 今日は明日のコンサートの為に練習しながら、色々と調べています。

 今週末には上告の書類を送りたいので、ベストを尽くすのみです。


 さすがに、こういうことになると知らない単語も多くて、久々に辞書をひっぱりだしてくるものの、結局は日本語もわからず、国語辞典が必要だったりして、英語も政治的なことは語彙力が足りない、日本語はどんどん抜けている頭には苦労です。

Posted on 2008/11/03 Mon. 17:58 [edit]

category: イギリス事情

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03

1週間前のロイヤルバレエ、トリプル・ビル 

 今日も一日グレーの空。 重装備で外に出たら、気温はそれほど低くなくて、助かりました。


 もう1週間くらい前になりましたが、10月28日に観てきたロイヤルバレエのこと。

 実は、その前日にもほぼ同じキャストでたまたまドレス・リハーサル(ゲネプロ)のチケットを譲っていただくことができたので、観てきたのですが。


 今回はトリプル・ビル(ともえちゃん、一番下に簡単にキャストを書いておくね)。


 バランシン振り付けの『セレナーデ』。 曲はチャイコフスキーの同名の弦楽オーケストラのために書かれた曲。 曲の順番は入れ替えてあります。

 4月、5月のトリプル・ビルでも観ている作品。 音楽が美しいですし、振り付けが非常に音楽的。

 

 2番目が興味深い演目で、イギリス人の振付師、マイケル・コーダーが1982年にロイヤルバレエのために振付け、今回は23年ぶりの再演。 

 フランスの作曲家、Henri・Duparc(1848-1933)の歌曲5つに振付けたもので、『L'Invitation au voyage』という作品。 日本語にすると、このお隣のハイカラな国の言葉は私はさっぱりわかりませんが、私の予想では、『旅への招待』でしょうか?

 

 舞台のデザインもユニークなのですが、歌手(メゾ・ソプラノ)も衣裳(ロングドレス)を着て、ダンサーに混じって、動きながら歌うこと。 

 普段、歌が嫌い、といっている私でさえ好きになる作品でした。

 音楽と、衣裳と、ダンサーが非常によく溶け合っていたと思います。


 最後は、バランシンの『テーマとヴァリエーション』。 チャイコフスキーのオーケストラのための『組曲(Suite) 第3番』の終曲、『テーマとヴァリエーション』に振付けられたもの。 ロイヤルバレエは2006年3月に初めてレパートリーに取り上げた作品。私もその時に観ていて大感激した舞台です。

 1947年に初演されたバレエですが、バランシンの好きなチャイコフスキー、チュチュバレエ。 この作品を改めて観ると、その約20年後に振付けられた『ジュエルス』の『ダイヤモンド』のフィナーレ部分にこの『テーマとヴァリエーション』がつながっていくな、と思ったのでした。


 このトリプル・ビル、何も知らなくて観て楽しめるものではないか、と思っています。

 今週末、二つ目のキャストを観に行く予定。 それまでに、Duparcの曲のCDを手に入れようか迷い中。


 キャストです。(参考になるかしら?)


 『セレナーデ』

 マリアネラ、ローレン、マーラ、ルパート、ヴァレリ

 『L'Invitation』

 1曲目: マリアネラ、セルゲイ(マリアネラが踊ったパートは、アレクサンドラ・フェリに振付けられたもの)

 2曲目: リアン、フェデリコ、 べサニー、ヨハネス、Ernst

 3曲目: 男性4人と、シンディー、ナタリー

 4曲目: リアン、フェデリコ、シンディー、ナタリー

 5曲目: メリッサ、エド、リアン、フェデリコ

 『テーマとヴァリエーション』

 タマーラ、フェデリコ、

 ユフィー、ローレン、ラウラ、ひかる、リカルド、陽平、ベネット、ヴァレリ



Posted on 2008/11/02 Sun. 05:44 [edit]

category: バレエ

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02

とってもとっても嬉しかったこと 

 相変わらず底冷えしています・・・・・ 今日は雨。


 毎日相変わらず盛りだくさんな生活をしていますが、昨日あったとってもとっても嬉しかったこと。 

 1年半くらいピアノを教えている日本で言う小学校2年生の女の子、私が教える前に他の先生に半年位習っていました。 ピアノがすき!という子で、私は子供の例え8小節の曲でもフレーズをつけ、お話しを考えて、曲のイメージを子供と一緒に考えていく、というレッスンをするのですが、彼女はそれにとってもよくくっついてきてくれていました。

 

 昨日レッスンに行ったら、ピアノの上には彼女の3歳上のお兄ちゃんがちょっと前まで弾いていた曲のページが広げてありました。 お兄ちゃんはピアノを始めた頃に音の長さ、音符の名前をきちんと教えられていなくて、今でも非常に譜読みに苦労するタイプ。 だから、私は仕上がった曲もレパートリーとしてたまに弾いておいて、といってあるので、それをしていたのだと思って、『ちゃんとたまに弾いているんだね』といったら、『違うよ、妹が弾いていたから』


 私は???? だって、彼女が弾くにはまだ難しいのではないか?????


 曲自体は、『タランテラ(イタリアの踊り)』という曲。 軽快で、とっても子供うけしそうな曲。 


 レッスンが終わった後、彼女に『タランテラ、練習したんだって? 今弾いてみる?』と聞いたら、『うん』とのこと。

 もちろんテンポは遅めなものの、音の間違いも無いし、リズムもあっている。 お兄ちゃんのを聴いていたから簡単だった、というものの、凄い!

 どうやって練習した? とたずねたら、最初はおにいちゃんが右手を弾いて、彼女が左手を弾いたらしい。(左手は最後の数小節を除いて、同じことの繰り返し) これは、お兄ちゃんに私が教えた時に最初にやったこと。 ということは、自分がどうやってこの曲を学んだのかをしっかりと覚えていたのね。

 

 こうやって、自分で楽譜を見て弾きたい曲を弾けるようになる、これこそが私が求めるピアノのレッスン。

 小さい時に『楽しく!』といって、先生が弾くのを真似してばかりだったり、音符を読んであげていては大きくなったらピアノが苦になる。 


 ここに書いたかしら? 9月に日本からこちらに帰ってくる前日、妹と久々に連弾を楽しみました。 というより、高校生まで、練習はたいしてしない(でも、初見も暗譜も得意だから、練習しなくても弾けるようにはなるのです。 それ以上は求めていませんでしたが)けれどずっとピアノを続けていた妹との連弾は私が好きなこと。 その前日に、お友達のピアノ教室の発表会を観に行って、そこで、お話付きで、チャイコフスキーの『眠れる森の美女』の連弾をやったのを聴いて、同じ楽譜を持っている私は、妹と弾きたくなったのです。 

 2人で初見でイン・テンポであわせていく。 結構めちゃくちゃにもなる時もあったけれど、それでも曲になるのです。 

 妹はいい迷惑だったかもしれませんが、とってもとっても楽しい時間。 これが本当の音楽の楽しみだな、と思うのです。


 だから、今回みたいに、弾きたい、と思った曲を自分で弾けるようになるって一番素敵なことだと思うのです。

 色々な考えはあると思いますが、私はアニメの曲などはレッスンでやりたくない。 どうしてかというと、レッスンの曲をちゃんとやることによって、こうやって自分で弾きたい、と思う曲は自分で弾けるようになって欲しいから。


 半月くらい前、レッスンのお問い合わせがあって、私が演奏活動もしている、とわかると『演奏活動もしているような先生に習うほど上手ではないので』といって断られてしまったりして、その前にも似たようなことがあったばかりだから、演奏にしても、王立音楽大学の修士号にしても、私がかなりの努力をしてやっと手に入れたものを頭から否定されたような気がして、二日間くらい涙涙だったこともありました。 こうして子供たちの成長を見ると、やっぱり、どんなことがあってもピアノを教えるのは辞められない、と思うのでした。

Posted on 2008/11/01 Sat. 03:29 [edit]

category: 音楽

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