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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

チキンのひき肉 

 夏時間が始まって、夜7時すぎに教えを終えてもまだ明るい。 時間の感覚がいつものことながら狂ってきます。


 日本の補習校があるから日本人が多いロンドンの北地域での教え、公共の図書館にも日本に帰国時に寄付されたものなのか結構日本語の本があります。 スーパーマーケットへ行く途中だから、何かおいしいものでも食べたいな、と思いながらお料理の本を見に行きました。 ちょっと図書館の使用の仕方が違う気もしますが、それは私がやることだからこれもあり。

 『1人暮らしのための』という料理の本、野菜の千切りの上に鶏のそぼろが乗ったもの、とってもおいしそう。 このところずっとパスタばかりだったからこういうものを身体は欲しがっているらしい。


 お肉売り場に行くと、イギリスの場合、多くが『ビーフ、ポーク、チキン、ターキー、ラム』に分かれているのですが、このスーパーで夜ひき肉があったのはビーフとラムだけ。 これではちょっと・・・・と思って家に帰る途中バスを降りて他のスーパーへ。

 余談ですが、イギリスでは薄切りのお肉は見た事がありません。 何年か前、母がカーディフに遊びに来て、私が学校へ行っている間にひとりでマーケットへ行って『薄切り肉あるじゃない』と言って買ってきたものは、ベーコン。 まあ、こちらのベーコンは日本のものと形も違うし、薄切り肉に見えて当たり前ですが。


 ここでもチキンのひき肉はなし。 というよりも、今までチキンのひき肉って見た事がないような。 お肉屋さんへ行けばあるのかしら? でも、ターキーのひき肉はあったからターキーもチキンも同じようなものだろう、と思ってターキー購入。 一緒ですか?


 写してきたレシピを見ながら日本風の味付けでそぼろ作り。 日本酒は持っていないし、日本酒の代わりはシェリー酒がよいけれど、これも無いから白ワインを加える。 みりんもないからお醤油とお砂糖をちょっと増やす。 

 キッチンに日本の香りが広がると『ああ、私もまだ日本人なんだ』と思ってしまう。 

 

 人参、セロリ、きゅうりを切ってそぼろにお酢とサラダ油を加えたものをかけたらできあがり。  久々に食べる味はからだがとっても欲しがっていたみたい。 


 ターキー、チキンとはちょっと違ったけれど(チキンのひき肉がどんな味だったかの記憶が薄いですが)、これはチキンの代用として使える気がしました。 ただ、500グラムのパックだったから、冷凍庫が無い家に住んでいる私は、これから数日は毎日ターキーのひき肉消費です。

Posted on 2008/03/31 Mon. 03:19 [edit]

category: 日常

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31

シュツットガルト・バレエの『ロミオとジュリエット』 

 昨夜観てきたシュツットガルト・バレエのクランコ振り付けの『ロミオとジュリエット』のこと。

 『ロミオとジュリエット』はプロコフィエフが1935年に完成させたバレエ曲。 作曲された当初は、踊りに不向き、などと酷評もされていますが、音楽だけ聴いても素晴らしい作品です。 


 1938年にチェコで初演、1940年にはサンクトペテルブルグのキーロフ劇場にて、違う振り付けしによって上演されたようです。

 チャイコフスキーの『眠れる森の美女』、『白鳥の湖』などは、現在上演される場合、多くのバレエ団がプティパ、イヴァノフの振り付けを元振り付けとし、だれかが演出、ということで手を加えています。 


 それに対して、この『ロミオとジュリエット』は1938年にチェコで初演されたものの振り付けというのが各バレエ団で使用されているわけではありません。

 大きなバレエ辞典を読むと、マクミラン版、クランコ版が別々に書かれていた、と記憶します。


 ロイヤルバレエで上演されているのは1965年にケネス・マクミランによって振付けられたもの。 今回観たのは1962年に南アフリカ生まれ、ロイヤルバレエ団を経てシュツットガルトへ行ったジョン・クランコが振付けたもの。

 クランコは昨年の3月、ロイヤルバレエで上演された『オネーギン』に非常に感銘を受けた振り付け師です。

 マクミランとクランコは似ているし、実際マクミランはこの1962年のクランコの『ロミオとジュリエット』を通過点としているようです。


 2週間前にニューヨーク・シティー・バレエの公演を観たのですが、バレエに再びはまってからロイヤルバレエ以外のバレエ団の全幕物を生で観るのは初めて。 

 

 どうも脳の使い方、記憶機能の使い方が間違っている私は、バレエの舞台というのは一度か2度観ればどの曲のどの部分でどういう動きをする、大まかな振り付けも覚えてしまうのです。 この能力、違うところで使うべきなのに、覚えよう、と思わなくても覚えてしまう。

 だから、『ロミジュリ』なんてしょっちゅう移動時間にiPodで聴いているので、その時は意識しなくても自然とマクミラン版の動きを頭の中で行っているわけです。 だから、今回舞台を観ていても、『ああ、この曲だから次のパッセージでジュリエットがこういう動きをする、』とか自然に思ってしまうから、そうでない昨夜の舞台は凄く変な感じ。

 

 クランコ版はこれはこれで面白い。 でも、第3幕など音楽を非常に上手く用いているのはマクミラン。 特に最後のロミオが寝ている(死んでいる)ジュリエットをマクミラン版だと振り回して踊るのですが、それがやはりクランコ版では無くて、あれはマクミラン版の方がかなり音楽を生かしていました。 

 あと、物語バレエ、としてはマクミラン版の方が筋書きがしっかりしているようにも思います。

 

 ロミオを踊ったポーランド人のダンサーは踊り自体は気に入りました。 昨年だか、一昨年だかの東京での世界バレエフェスティヴァルに参加したダンサーのようです。

 

 一ついえること。 それは表現。 ロイヤルバレエだと、群舞、真ん中で踊っている人以外も皆演技を超える演技をしてるのです。 でもシュツットガルトバレエの場合、周りの人は皆同じことをしているか演技をしていても皆一緒。 ドイツのバレエ団って初めて観たし、シュツットガルトバレエはドイツでトップのはずなのに。


 まあ、色々と書きましたが、クランコ版はクランコ版のよさがある。 プロコフィエフのこの素晴らしい音楽とシェイクスピアの執筆。 中学生で初めて『ロミオとジュリエット』を松山バレエ団の公演で観た時はこういう風に思わなかったけれど、今では私にとって『ロミジュリ』は一番好きなバレエの一つ。 生まれ変わったらジュリエットを踊ってみたい。 

 ロイヤルバレエでは2ヵ月後から4キャスト、全員がロイヤルバレエでのジュリエットデビューで7公演。 非常に楽しみです。

Posted on 2008/03/30 Sun. 05:51 [edit]

category: バレエ

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30

サマータイム・スタート 

天候が優れない一日。

 今夜はコリセウムでシュツットガルト・バレエのジョン・クランコ振り付け『ロミオとジュリエット』を観てきたところ。 備忘録も兼ねていろいろと書きたいことはあるものの、日曜日の朝2時だったかにサマータイムが始まります。

 ということで、今夜は一時間失うからそろそろベッドに入らなくては。 

  

 冬時間がスタートする時は1時間得をするから、ちょっと不便です。 でも、明日から一気に日が伸びるというのは本当に楽しみ。 特に日曜日は学校が午後5時で閉まってから、お天気が良ければケンジントン・ガーデンズをお散歩してから家に帰ることができるのですから。 

 日本は桜がきれいなようですね。 来年こそはこの時期に日本へ行けるかしら? 先々週ロイヤルバレエの来年度の予定がでたから、公演の合間を縫って(どっちが大切なんでしょう、私)是非10年振りの日本のお花見をしたいものです。

Posted on 2008/03/29 Sat. 06:33 [edit]

category: 日常

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29

頭の体操 

雨だったり、急に青空になったり。 相変わらず。 


 ロンドン北を中心に出張レッスンをしていますが、それはピアノだったりピアノ以外だったり。 ついに時間数はピアノを教えているよりも、楽典+聴音を教えている時間のほうが長くなってしまいました・・・・・

 まあ、楽典を教えるのは好きだし、得意だし、楽典の方が特に日本人の先生、とした場合教える人が少ないので仕方がありませんが。 

 

 どうしてかというと、イギリスのグレードシステム、グレード1が一番下でグレード8まで、それ以降は3つもっと高度なものがあります。 王立音楽検定というのが一番メイジャーなのですが、この検定で実技でグレード5まで終わったら、グレード6以降を受ける為には、楽典のグレード5というのが必須。 楽典のグレード5というのは基本だけれど、日本の普通の音大の楽典の試験程度のレベルかもしれません。


 大きくなって楽典(セオリー)のグレード5を受けるのであればそれほど大変ではないけれど、子供によっては7,8才で実技のグレード5にパスしてしまう子もいて、これが大変。

 でも必要なこと。 ちゃんと楽典を理解すればピアノ、ヴァイオリンなどのスケール(音階)を覚えるのも覚えやすくなります。


 ちゃんと問題集があるのですが、これが解答つきではありません。 生徒に教えて、生徒が問題を解く間、私も毎回隣で頭の中で答えを考える。

 そして、過去問を試験前には行いますが、これももちろん解答なんてついていません。 だから私も解かないと駄目。 これって良いことかもしれませんね。


 ということで、今までは数独にはまって新聞についているものを解きまくっていたのが、この頃は自分で生徒にやらせないものも楽典の過去問を解いている始末。 非常に良い頭の体操教材です。

Posted on 2008/03/28 Fri. 06:43 [edit]

category: 音楽

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28

フルマラソンとトライアスロン 

 日が伸びました。 あとちょっと、日曜日からは夏時間が始まるので、夜7時過ぎまで明るいことになります。 今日は気温も少し上がったので、これから上昇してもらいたいです。


 リサイタル試験まで1ヶ月を切り、今が一番辛いところ。 とにかく、バラキレフのソナタが弾ききれない。 各楽章は弾けているのに、全部を通すと、第4楽章の途中で既に身体、思考共に厳しい状態。 大体、30分ほどのこの曲、第4楽章が10分ちょっとかかる上に、一番きつい。 スタミナ勝負。 去年のプロコフィエフのソナタよりも厳しいとは。 女性が弾かないのが本当によくわかります。 


 ロイヤルバレエの『シルヴィア』で初日を飾ったゼナイダが日本舞台芸術振興会のインタヴューで、『白鳥の湖』がフルマラソンなら、『シルヴィア』はトライアスロン、と語っていますが、私にとって、プロコフィエフのソナタ第6番がフルマラソンなら、バラキレフのソナタはトライアスロン。

 ちなみにこの夏のロイヤルバレエの日本公演で東京の初日、『シルヴィア』を踊る予定だったゼナイダは、おめでたで降板。 素敵な母親になることでしょう。 でも、彼女、先週妊娠が発表された時、11週。 でも、確かイギリスは妊娠周期の数え方が違うから、日本風にいうと14週くらいかもしれません。 よくそんな状態で今月15日にあのハードなシルヴィアを踊ったものです。


 フーガ形式で物悲しく始まる第1楽章。 全然雰囲気の違うマズルカで書かれた第2楽章。 美しいけれどとらえどころのない不思議な第3楽章。 そして第3楽章からアタッカ(続けて)で演奏される第4楽章。 第4楽章はテクニック的にも難しい。 この楽章に対しては、私の中で物語さえ思い浮かばないでいたけれど、色々と2月、3月で初めて観るバレエに出会ってから、何となくイメージが掴めてきました。


 とにかく、私はバラキレフのソナタがとても好きなのに、身体が言うことをきいてくれない。 それでも、先週の火曜日にレッスンで通して弾いた時には途中で意識が遠のいて、いつもだったら頭の片隅で楽譜のページをきちんとめくっているのに、それすらもできなかった。 でも、今は楽譜をめくることはできる。 だから成長。 試験の直前、4月18日にはふるさと、カーディフの音大でランチタイムコンサートでこの曲を弾くことになっているから、それまでがこれから3週間。 まとめないと。


 イースターホリデーでいつも日曜日に行っているバレエも1ヶ月くらいお休み。 だから身体が鈍っているし、ピアノの前に座っているか、コンピューターの前で論文をやっている私は背中の痛みが今が一番きつい時。 この週末、泳ぎに行くか、バレエのオープンクラスに参加するか。 ピアニストも体力勝負なのです。

Posted on 2008/03/27 Thu. 06:32 [edit]

category: 音楽

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27

ちょっとの改革 

 今日は午前中、青空が広がりました。 でも、夜は半纏着用。 どうして3月末に半纏なんて・・・・・・


 1月以来、はまりにはまっている大河ドラマ、『篤姫』。 今までのお話の流れからすると、篤姫の桜島からの旅立ちに1話を費やすとは思っていませんでした。 

 鹿児島から東京までの道のり、当時は本当に時間がかかるものだったのですね。 籠に乗っての出発、あれがイギリスでジェーン・オースティンの小説だと人は馬車に乗っている。 それが、今では乗り物は日本が進んでいるのだから、やはり日本は凄い。 


 今回の大河ドラマは女性が主役だから、着物もきれいなのが好き。 でも、着物が好きな私は見ていると着たくなってしまいます。 日本髪を見ているとまた結いたくなってしまうし。 大河ドラマでの松阪慶子が好きなので、彼女が出て来て以来それも楽しみ。


 『篤姫』が2月だったか、視聴率が高いことについてどこかで記事を読みましたが、確かに、時代劇につきものの戦の部分も今は出てきていないし、使われているバックグラウンド・ミュージックも大河ドラマらしくない。 主題曲というのでしょうか、導入の部分の音楽は一度聴いたら覚えられるような曲。

 女性が主人公だから先に書いたように着物も華やかだし、身の回りのことも書いている。 言葉が現代用語も入っていることも理由のひとつ。

 でも、大河ドラマを良くオペラの新演出であるように、時代背景を取り去って、完全に現代ヴァージョンにするわけでなくて、時代は時代で残している。 ちょっとの改革が視聴者を変えた。 何といっても、この私が週に一度、日本のテレビをしかも時代劇を楽しみにするようになったのですから。


 ちょっとの改革、これって簡単そうで一番難しいこと。 でも、日本はちょっとの改革をすると、それに多くの人が乗る。 

 私がこれから自分の日本での演奏の仕事を通してやりたいのもちょっとの改革。 このテレビからちょっとしたヒントを貰っています。


 今日は週に一度のお楽しみを観てしまったから、来週が待ち遠しい。 でも、ピアノのことを考えるとそんなに早く時間が過ぎて欲しくはありません。

Posted on 2008/03/25 Tue. 06:06 [edit]

category: 日常

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25

 

 今日はイースター・マンデーの休日。 朝から雪がちらついていましたが午前中は教えの仕事。 教えている間に雪は止んだようで、粉雪はロンドンでは全く積もりませんでした。 午後また少し降って、夜また。 イースターは春の訪れなのに、雪が降るととっても変な感じ。 

 去年は4月が暑くて夏の格好をしていたように思うけれど、今年は本当にどうなるのでしょう。


 この連休中、バスを乗り継いでカレッジ・ホールへピアノの練習の為に通いましたが、凄く懐かしい。 私はここで生活していないけれど、初めて寮生活を送った、マンチェスターの音大のお化けが出てきそうだけれどとっても雰囲気のあった寮、カーディフのバプティスト・カレッジの寮、ちょっとだけいたカーディフ大学の寮。 全てが私にとって大切な時間。

 一昨日は練習の途中で日本人の友達に声をかけられて、彼女とは私の方が年が7つくらい上だけれど、色々とおしゃべりできる中、共同キッチンで4時間もおしゃべり。 途中で私がカーディフの音大のジュニア・スクールで働いていた時に高校生だった男の子がきて、パスタを作ってくれてご馳走になったり。 


 寮での洗濯機の使い方、コインの入れ方にもコツがいること、壁が薄いから隣の人がうるさい人だと大変なこと、色々と懐かしいことを思い出させてくれました。

 

 私はもう寮生活をすることは無いと思うし、夏以降はピアノを持たなくてはいけないから、1人暮らしの予定。 ロンドンの家賃の高さは東京以上。 相場を知る為に色々と情報をみて回っていますが、カレッジホールへ行く時にノッティング・ヒルでバスを乗り換えた時に見た不動産屋さんの窓の広告、お金がある人っているのですね。

 ベッドルーム二つに、レセプション・ルーム(リヴィング・ルーム)2つ、キッチン、バスルーム、+屋内プール(これが写真でありましたが、結構大きめ)で、お値段週に25万円。 どういう人が住むのでしょう。

Posted on 2008/03/24 Mon. 06:03 [edit]

category: 日常

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24

Happy Easter! 

Happy Easter!

 復活祭、ジーザス・クライストが生き返った日。

080323 Easter Bunny

 イースターといえばエッグにバニー。 スーパーには多くのチョコレート・エッグが出回っていますが、今年は買い忘れ。 でも、一昨日ウィッタードでマグカップを買った時におまけでもらったこのかわいらしいチョコレートのバニー。 

080323 Hot Cross Bun

 本来はグッド・フライデー(一昨日)の朝に食べるホット・クロス・バン。 レーズンとスパイスが効いたバン。 上には十字架。 マーケットとかで買うとおいしいけれどマーケットへ行かなかった私はスーパーで買ったから人工的な味が・・・・・・ でも、食べないと落ち着きません。 

 本来なら、オーブンに少し入れて温めて、上下に分けて、バターを塗って食べるとおいしいけれど、オーブンがないからそのままバターだけ塗ったらいまいち。 6月の引越しではオーブンのある家を探さないと。

080323 mug


 呆れられそうな私のビッグ・マグ。 ティー・ホリックな私は毎朝ミルクを入れたブラックティー。 時間がある時は2杯。 夜も2杯飲んでいたのですが、ルイボスティーと出会ってからは夜のティーをルイボスティーに変更。

 いつも大きなマグを探していて、気に入っていたものを先日割ってからずっと探していました。 一昨日たまたま通りかかったウィッタードで半額セール。 いつもならマグだけは淡い色を選んでいたのに、珍しくポップな色柄。比較の為に見えにくいですが日本のお米を計る容器(1合)を並べましたが、大きいでしょ??


 寒くて半纏を久々に着込む破目に。 イースター=春には今年はなりそうにありません。

Posted on 2008/03/23 Sun. 03:29 [edit]

category: クリスマス、行事、習慣

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23

イギリス交通事情 

 寒いです。 それなのに、マークス・アンド・スペンサーを始め、いくつかのお店のショウ・ウィンドウは春を通り越して夏。 どうなっているのでしょう、この国は。

 今日は青空が広がっていたと思ったら、雨、強風。 まったくイギリスらしい天候です。


 日本に行って、私の実家は埼玉ですが、たとえ東京へ行く時も、どの地下鉄が止まっているか、なんていちいち確認はしません。 それが必要なのがロンドン。

 オリンピックの為なのか、そもそも問題があるのか、毎週週末はロンドンの地下鉄は何箇所も運行されていない部分があります。 このイースターホリデーの4日間は運行されないところも多々あり。 昨日の夕刊を読んでいたら、確かヴァージントレインの南行き(北からロンドンへ向かう電車)はなんとバーミンガム止まり。 ちなみにバーミンガムというのはロンドンから電車で2時間??? 

 ホリデーで出かける人達で、高速道路も渋滞。 まあ、日本のゴールデンウィークのようなものでしょうか。 でも、日本は電車が止まることはありませんね。


 普段の通学にしても、オペラハウス通いにしても、全てバスで回っていますが、教えに行く時場所によっては地下鉄を利用。 毎回、『●●ラインは信号機の故障で遅れがでています。』というアナウンスが聴こえてきます。 これって問題ではないのかしら? 

 ある路線では、乗っていた地下鉄の終点が変わる、なんてこともしょっちゅう。 


 先週だったかの夕刊に書かれていたこと。 2月(確か)に、ノーザンラインのカムデン・タウン駅(有名なカムデンマーケットの最寄り駅)で、運転手が進行方向を間違えて運転して危うく反対側から来た地下鉄と衝突するところだった、とのこと。 

 地下鉄のホームでは滅多に駅員がいることは無いし、車掌もいない。 


 何がおきても動じなくなった自分が非常に恐ろしいです。 


 でも、もちろん問題があるのは乗り物だけではないのがこの国。

 今日セントラルへ行くのにバスに乗っていて、いつもなら2階へ行くのに今日は空いていたから1階にいたら、途中で乗ってきた男性、どうやらバスパス(定期?)が昨日で切れていたらしい。 だから運転手が、『お金を払う(1回の現金で払う運賃は高い)か、バスパスをどこかで更新してきなさい』と言ったら、この男性は『大丈夫、今日後で更新するから今は乗せてくれ』。 運転手が『それはできない』と言ったら、この男性は『F××K OFF!』と言って、運転手の窓ガラスを殴ってバスを降りました・・・・・ 常識的に信じられない。

 こういう時乗客は皆お互いに何となく目で『全く仕方が無い人ね』と思わず苦笑してしまいます。


 この国に馴染みすぎてしまうと本当に日本に永住することは不可能なようです。 

Posted on 2008/03/21 Fri. 06:42 [edit]

category: イギリス事情

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21

最後の審判 

 明日はグッド・フライデー、日曜日はイースターサンデー、月曜日はイースター・マンデーということで、実質明日から4連休のイギリス。 なのに、今日は冷え込んでいます・・・・ 大体例年はイースターになると春を実感するのに、今年はイースターが早いこともありますが、コートがまだまだ手放せなさそうです。


 イースターホリデーが月曜日から始まっていますが、今年はホリデー明けにすぐ実技試験があるので、先生方はホリデー中もレッスンする方が多いピアノ科。 私の先生も例外でなく・・・・・ 火曜日のレッスンでバラキレフの30分近くかかるソナタを全楽章続けて先生の前で演奏。 その時の演奏がぼろぼろ。 練習では弾けていても、この体力がかなり厳しい曲を威圧感のある先生の前で弾くと第1楽章で既に体力消耗、それから先は進みません。 特にこの曲は第4楽章が10分近くかかり、非常にテクニック的にも精神面でもきつい作品(女が弾く曲では無いことを悟りました)、第4楽章はただただ弾ききった、といった状態。


 これに対して先生は雷を落とし、『今弾けていなかったら試験ではもっと緊張して弾けるわけが無い(ちなみに試験は4月21日)、これから48時間あげるから、木曜日の12時にもう一度通して弾いて、それでちゃんと弾けたらこれを試験で弾くことを許すけれど、もしまた崩れたら以前勉強したことがある曲を弾いてもらうから、どの曲にするのか30分分考えてきなさい』。 先生の前だと必要以上に硬くなり、弾けなくなる・・・・・ 別にこれは私だけのことではありません。

 レッスン室から出たら、久々に自分自身に悔しくて涙が溢れてきました。 練習をどんなにしても、練習でどれだけ弾けていてもレッスン、本番で結果が出なければ意味が無い。 今までのコンクールでも何度も味わってきたこの気持ち。 でもそれを未だにコントロールすることができないでいる私自身。


 48時間、といっても実際に練習できる時間は大してありません。 もちろんテクニック的に怪しいところは何度も部分練習しましたが、とにかく落ち着いてパニックにならない演奏ができるように精神面をコントロールしながらの練習。 体力の維持をする為に、この1回弾くだけでも今はしんどいこの曲を2度、3度通して弾く、ということもしました。 


 今日は先生は既に機嫌が悪く・・・・・ まあ、考えても仕方が無いので、とにかく落ち着いた演奏をすることに集中。 

 第2楽章、第4楽章で暗譜が飛ぶぎりぎり、危ないところもあったけれど、二日前よりはずっと落ち着いて弾くことができ、先生もこの二日間のことは認めてくださって、試験でバラキレフを弾く許可が!!

 『もっと楽しんで弾きなさい』 といわれ、もちろんこれは分かっているしそうしたいけれど、今日のこの試験よりも過酷な中では今の私にそんなこと無理。 


 今の先生から本当に多くを教わって私の演奏も変わったけれど、やっぱり人間的な相性も必要なこの世界、今はダディー・シュレイダー(恩師)が恋しい。

 

 明日から4日間は学校がクローズ。 でも火曜日にスクリャービンのレッスンがあるから明日からはカレッジ・ホール通いでピアノの練習です。 とにかく安堵。


 

Posted on 2008/03/20 Thu. 06:44 [edit]

category: 音楽

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20

『シルヴィア』 表現の違い 

 今週3度目のオペラハウス。 

 1月中旬に初日を迎えたアシュトン振り付けの『シルヴィア』、今回は3組の主演で行っているので飛びとびで最終公演が3月31日。 

今夜は初日に踊ったゼナイダのシルヴィアの最終日。 ちなみにゼナイダはこの夏の日本公演の初日にシルヴィアを踊ります。


 1月に初めて観た時は振り付けも、舞台も何も知らなくて、ただただ無の心で観ることができた舞台。 あれからバスの中でしょっちゅう音楽を聴き続け、音楽を聴いていれば振り付けも目の裏に蘇ってくるほど。 

 

 相変わらず群舞が揃わないのがロイヤルバレエ。 群舞に個性がありすぎます。 ゼナイダのシルヴィアはエネルギーがありつつも女性らしさが満ち溢れ、素敵なシルヴィア。 シルヴィアが恋に落ちる羊飼いのアミンタはあの人、演技駄目。 どうして今年度からプリンシパルになったのか不思議。

 シルヴィアに惚れてシルヴィアを誘拐する悪、オリオンはキャラクタープリンシパルのギャリ。 男らしい男が少ないロイヤルバレエにおいて、貴重な存在。 


 幕があいてから20分以上動かずにいるエロス、今夜はマーティンが演じましたが、彼は演技力が抜群。 あらすじは省きますが、シルヴィアが放った矢に刺さって動けなくなったアミンタを生き返させる場面、言葉がないのに、言葉が耳に聞こえてくるようでした。


 第2幕は20分しかないけれど、好きな場面。 オリオンの洞窟で、2人の女性の召使、2人の男性の奴隷、そしてシルヴィアによって演じられる場面。 幕があがると、シルヴィアにオリオンがきれいなドレス、ジュエリーなどをあげようとするのですが、シルヴィアは拒否。 この拒否の仕方が、ゼナイダは毅然とした拒否の仕方、マリアネラがシルヴィアをやった時には最初は『私、こういうものは欲しくないから、引き取ってね』と優しく言っているような拒否の仕方、そして段々とその拒否の仕方が激しくなる。

 きっと、この場面のシルヴィアの心理描写は各々に任されているのかもしれません。


 この場面の最後、ゼナイダは初日とは違った演技をしました。 この解釈はマリアネラもセーラもしなかったもの。 ゼナイダは初日と今夜の間に2回シルヴィアを踊っていますが、この2回がどうであったのかは私はもちろん知りません。 でも、今夜の解釈はおもしろく、これもありかと。


 だから、生の舞台を観るのはやめることができないのです。 しかも同じ人の舞台を2度観ることを。 

 映像では決して得ることができないものを得ることができるのが生の舞台なのです。 


 

Posted on 2008/03/15 Sat. 05:58 [edit]

category: バレエ

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才能ある子供のコンサート 

 今年はイースターが早い関係で私が通う大学は今日で今学期が終わり。 まあ、4月7日からサマータームが始まって、21日に試験を控える身としては、このホリデーは勉強時間ですが。

 13時までに4月の試験(リサイタル)の人達はプログラムノートを提出。 今回のプログラムは資料が少なくて、とても苦労しました。 でもできあがって提出して一安心。


 提出したのが12時15分。 すぐに学校を飛び出してセントラル行きのバスに乗って、トラファルガー・スクエアまで。 昼間のセントラルは渋滞しているから、思った以上に時間がかかり、トラファルガー・スクエアの一角にある、セント・マーティン・イン・ザ・フィールドという教会に着いたのは13時3分前。 現在修復中で入り口がわかりずらく、ちょっと慌てました。

 ここへきた理由、それはランチタイム・リサイタルを聴く為。 私も2005年4月、8月に演奏させていただきましたが、たまたまこの教会のコンサート案内を先週パラパラと見ていたら、今日、私の恩師が主催するサマースクールの名前が。 出演者は兄弟。 ということで私の勘は大当たり。 私の恩師を求めて2年前にウズベキスタンからやってきた現在11歳、16歳の兄弟でした。 私は彼らが私の恩師と勉強することを求めて送ってきたヴィデオをみせて頂いたこともあったりして、いつか聴くのを楽しみにしていました。


 11歳の弟が、

  バッハ/平均律クラヴィーア曲集よりヘ短調

  メンデルスゾーン/ 『無言歌集』より つむぎ歌

  ショパン/ノクターン 変ニ長調

  シューマン/蝶々


 16歳の兄が

  ベートーヴェン/ピアノソナタ 第6番

  ショパン/バルカローレ


 コンクール入賞歴も素晴らしい彼ら、ウズベキスタンでは音楽専門の学校に通っていたので、一番の基礎はウズベキスタンで習得済み。 でも、恩師について、本当に一から勉強してきた私は、先生が彼らに何を教えているのか恐ろしいほど手に取るようにわかります。 

 弟の方は11歳と思えないほどの自分の音楽。 もちろん、先生の意図が裏には聞こえます。 でも、決して作った音楽では無い、ということ。

 メンデルスゾーンのつむぎ歌の切れのよさ。 ショパンはやっぱりまだ叙情性は無いからでもとってもまっすぐな演奏。 シューマンの蝶々は変化に富んだ演奏で、これから年齢と共に現れる叙情性で音楽がどんどんかわっていくと思うので、非常に楽しみ。


 兄の方はやはり落ち着いています。 ショパンの方が良い演奏。


 終了後、先生のところへ行って久々の再会。 後ろの方にいた私、先生がどこにいるか、頭を見れば(禿げぐわい)をすぐ分かります(失礼!!)。 やっぱりダディーなのです。 学校のピアノの先生がいるけれど、やっぱりこの恩師が私のピアノのダディー。 会うととっても落ち着く存在。 夏に今の学校を卒業したらまた先生のところへ戻るつもりですから。

 

 この子達のこれから1年後、2年後が非常に楽しみ。 大ピアニストの演奏も良いけれど、こうして才能ある子供たちの演奏を聴くことも大切。 夕方から教えでしたが、この生徒に対して私の要求がいつも以上に厳しかったことは、言うまでもありません。

 

Posted on 2008/03/14 Fri. 06:15 [edit]

category: エンターテイメント

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14

ファンタジーに入る時間 

 昨日は一日風邪で寝込んでいたけれど、復活! 今週は天候が安定せず。 今日も夕方から雨。


 私のCrazy 芸術週間、今週2度目のオペラハウス。 今日から『眠れる森の美女』が飛び飛びで5月6日まで続きます。 今週は、ロイヤルバレエは火曜日にミックスビル、今日は『眠り』、そして土曜日は『シルヴィア』。 違う演目を行っていくのですからダンサー達は大変ですね。 


 『眠れる森の美女』、私にとってはかけがえの無いバレエ。 今回上演するのは2006年に新しくなった、1946年の改訂版。 2006年12月、色々とあって急にロイヤルバレエを観ることにした私がマリアネラ・ヌニェスのオーロラ姫を観て、一気にここまで深いバレエワールドへ再び舞い降りた作品。 もっといえば、1993年のアンソニー・ダウエル版の『眠り』を観て、イギリスで衣裳の勉強をすることに決めたのですから、『眠り』は特別。


 今日の主役はオーロラ姫にブラジル人のロベルタと王子にロシア人、マリンスキー劇場のプリンシパルを勤めた後にロイヤルバレエに移籍したスラーヴァ。 スラーヴァは去年の2月頃からつい最近まで怪我で降板していたので、私は初めて観るダンサー。 でもとっても楽しみにしていた人。

 今日が初日だからトップキャストかな??? と思って、マリアネラがリラの精(物語の最初から最後まで導く大切な役)をやると思って実は今日のチケットを取ったのですが、見事にはずれ。 でもマリアネラがリラの精をやる日がわかったから、いつもの席よりも安い立ち見を買おうかと検討中。


 中央1階立ち見は好きな場所。 でも、今日はどういうわけかすぐ前に座っている人達がかなり落ち着きが無い、というか序曲が始まってもうるさい。 『シーッ!』と何度もやっているのに私では迫力が無いのかおしゃべり止まず。 人によって違うのはわかっていますが、私にとってオペラでもバレエでも序曲が始まったら舞台の上に自分の心を持っていく時間。 何度も観たバレエでも、初めて観るバレエでも、序曲を聴きながら幕が開いた時の舞台を想像する。 


 1946年当時のデザインを使っている舞台は、私が惚れたアンソニー・ダウエル版とは違って、まさにおとぎ話のお城のメルヘンな空間。 これはこれで好き。

 プロローグはオーロラ姫は出てこないけれど(赤ちゃんとしてはいます)、6人の妖精が出てきてオーロラ姫の誕生を祝う。 そこにその式典に招待されなかった悪の妖精、カラボスが現れて・・・・・・

 カラボスは今日はジリアン。 彼女のカラボス、とっても気に入りました。 2006年の12月に観た時は全然気に入らなかったから。


 『眠り』はバレエの発表会でも定番。 私もいくつか踊ったし、練習で友達の振り付けを見ながら覚えたものもたくさん。 不思議なことに、今でもとってもよく覚えているのです。

 

 ロイヤルバレエを観るようになって、バレエがおとぎ話のフェアリーテイルだけではない、ということに気が付き、女の子のものではなくて、大人のものだ、と思うようになりました。 でも、この『眠り』は数あるバレエの中でも一番妄想の世界に入ることができるバレエ。 私は心が子供だから、今でも舞台を観ながら、オーロラ姫の心になったり、王様の心になったり、カラボスの心になったり。 

 ストーリーも音楽も良く知っているのに、私の心は幸せになったり、怖くなったり、心配したり。 何度観ても素敵なバレエです。


 第1幕の群舞によって踊られる『ワルツ』、有名な曲なので聴いたら『知っている!』と言う方も多いでしょう。 この部分だけは2006年にクリストファー・ウィールドンが振り付け。 彼の今回の新作には絶望しましたが、この振り付けはとっても素敵。 今まで、この『ワルツ』ってきれいだけれど単調、と思っていたけれど、ウィールドン振り付けのこの部分は何度も観たくなります。

 

 第1幕でオーロラ姫が出てきてからは見せ場がたくさん。 美しい『ローズアダジオ』、バレリーナにとってバランスなどの見せ場が多い曲。 フランス、インド、スペイン、ロシアの王子がオーロラ姫と共に踊ります。 続いてのオーオラ姫のソロ、ヴァイオリンのソロのメロディーにのって踊られる気品ある曲。 これは私の憧れ。


 第2幕になって、初めて王子が登場。 スラーヴァは心理変化が非常にわかりやすい演技。 ジャンプも良いし、今まで降板だったのがとても残念。


 第3幕での王子とオーロラ姫の結婚式、ここもファンタジーの世界。 童話の登場人物がお祝いにやってきます。 『長靴を履いた猫と白い猫』は非常に遊び心のある振り付け。 『赤頭巾ちゃんと狼』には今回は狼がヨハネスが踊ったら、いつもは狼って被り物かぶってただ動いているだけ、という印象が強かったのに、表情はもちろん見えないのに、凄くキャラクター溢れる踊り。 ヨハネスってこのところ、かなり演技、キャラクターある踊りで私に印象を残してくれるダンサー。

 

 結論から言うと、ロベルタのオーロラ姫は決して悪くはなかったけれど、私はやっぱりマリアネラのオーロラがすき。 もし2006年12月、マリアネラではない人のオーロラ姫を観ていたら、ここまでバレエに入り込まなかったかもしれません。


 とにかく、夢を見させてくれる3時間、大人も子供の心に戻ることができる時間。 幸せ~!!

Posted on 2008/03/13 Thu. 06:43 [edit]

category: バレエ

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13

出会い 

 この前の土曜日から今度の日曜日、16日までは恐ろしい。 何がって、私の劇場通い。 9日間の間にオペラハウス4回、フェスティバルホール1回、コリセウム1回。 計6回・・・・・ 呆れられそう。 チケット代にしたら日本である程度のバレエ公演を1回観るくらいの値段。 


 今日はオペラハウスでミックスビルの公演。 前2回とは違うキャストで。 やっぱりアシュトン振り付けの『田園での一月』は素敵。 特に今日は主役が良かったから前2回でわからなかったことも全てわかって満足。


 でも今日書きたいのは違うこと。 私はバレエでもコンサートでも人と一緒にチケットを購入して一緒に行く、というのは苦手。 いつも自分で自分の都合でスケジュールを選んで、好きな席を購入して劇場へ。 

そして隣の席の人と幕が上がる前のひと時おしゃべりしたり、休憩時間に話しかけてくる人がいたり。

 立ち見だと何度も同じ人と一緒になるから、名前は知らなくてもお互いに挨拶したり。

 

 どうやら話しかけられやすいのか何なのか分からないけれど、お年寄りからよく話しかけられます。

 いつもの立ち見には顔なじみの70代のおじいさん、おばあさん。 1950年代からずっとロイヤルバレエを観続けていたり、創設77年目(確か)になるこのロイヤルバレエの公演を60年以上観ていたり。 彼らは私に色々なお話をして下さるからとっても楽しみ。 本にも何にも書いていない、舞台を観ている人の言葉。

 現ロイヤルバレエの監督のモニカ・メイスンの現役時代を目にし、私が観てみたかった人達をたくさん観てきて、黄金時代を知っている人達。


 先々週だかに休憩時間に話しかけてくださったのはチャーミングな60代後半の御婦人。 シンプルな黒のワンピースに真っ赤なカーディガンとお洒落な赤いビーズのネックレス。 黒の柄のタイツをはいて、それが全然浮いていなくて素敵だな、と思った方。 バースに住んでピアノの先生をしていてこうしてたまにオペラハウスにいらっしゃるとのこと。 若い頃はロンドンの音大に通って今の私のようにオペラハウスに通っていたこと。 


 今日は立ち見が取れなくて、ちょっと視界をさえぎられる天井桟敷横の席。 隣の素敵なおばあちゃま、1977年にロンドンに引っ越してきてから最初はオペラを観に来ていたけれど、1980年代に入ってからバレエも観に来るようになったとのこと。

 私に、『あなた日本人? だったら、熊川哲也という素晴らしいダンサーを聞いたことがあるかしら?』

  『もちろん。 彼は今日本で有名ですよ。』 『私は彼の大ファンだったの。 彼が10年近く前に退団した時は大きな損失だったのよ。 彼はまだ踊っているのかしら?』 『彼はロイヤルバレエを退団した後、日本にKカンパニー、というバレエ団を創設。 都もあそこで踊っているから』。 と伝えたら、彼女は全然知らなかったようでたいそう喜んでいました。 

 それから話は今回の新作の意見交換、女王の芸術嫌いのこと、とても楽しいひと時でした。


 コンサート会場にしても、劇場にしても、本当に社交の場。 それは知っている人達だけのものではなくて、こうして気軽に知らない人とも意見を交わせる場。 

 私、周りから社交をしていない、と言われるけれど、ちょっと同年代の人達と違う場所に行っているだけ。

 

 明後日からはロイヤルバレエは『眠れる森の美女』が始まるし、明日からはコリセウムでニュー・ヨーク・シティー・バレエの引越し公演。 バレエファンにとって忙しくなります。

Posted on 2008/03/11 Tue. 06:54 [edit]

category: オペラハウスの楽しみ方

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11

アンスネスのリサイタル 

 はちゃめちゃな天候。 風は強いし、久々の雨。

 そんな中、今日は教えを1軒お休みさせてもらってロイヤル・フェスティバル・ホールへ。

 

 夏にこのコンサートのことを知ってから楽しみにしていたリサイタル。 ノルウェー出身のピアニスト、Leif Ove Andsnes(レイフ・オーヴェ・アンスネス)のピアノリサイタル。


 アンスネスのことを知ったのはいつだったか、2001年か2002年のプロムスをラジオで聴いていた時に衝撃を受けて、当時バプティスト・カレッジの寮に住んでいた私はすぐに下の娯楽室へテレビを観に行ったのを覚えています。 あの時のハイドンのピアノ協奏曲、今でも耳に焼き付いている演奏。 だから、ずっと彼の演奏を聴くことを心待ちにしていました。 

 今年37歳、私の聴きたいピアニストのマルタ・アルゲリッチと並んでトップリストにいたアンスネス、幸せ。


 プログラムは、

 

  バッハ/トッカータ ホ短調

  ベートーヴェン/ピアノソナタ 第13番 作品27-1 

  シベリウス/Kyllikki Three Lyric Pieces op.41No.3

          13の小品 作品76より No.10 Elegiaco

          樹の組曲 作品75より 第4番 Koivu

          10の小品 作品24より No.10 バルカローレ

  グリーグ/バラード ト短調


 休憩


  ドビュッシー/前奏曲 第1巻、第2巻より 11曲


 アンコール: ヤナーチャク/『霧の中で』 最終曲

          スカルラッティー/ソナタ 


 ある意味、地味なプログラム。 派手さよりも誠実で、色彩豊かな演奏。 

 ベートーヴェンのソナタはこれと対になっている『月光ソナタ』の方がはるかに有名ですが、私はこの作品がすき。 切れ目なく全楽章が演奏されますが、その色彩の豊かさに引き込まれました。


 シベリウスは昨年没後50年を迎えた作曲家。 交響曲第2番、カレリア組曲、ヴァイオリン協奏曲あたりは有名ですが、彼の150以上あるピアノの小品はほとんど知られていません。 こういうとこはチャイコフスキーと似ています。 1曲1曲、アンスネスにかかると宝石のよう。


 でも、彼の演奏はマルタ・アルゲリッチの演奏をスワロフスキーの店内に入った時のようなクリスタルとは違って、教会の優しい光を放つ入り組んだステンドグラスのよう。 クリスタルのような演奏も好きだけれど、私の心を鷲掴みにした演奏。


 グリーグのバラードは昨年グリーグの没後100年にあたりアンスネスが取り組んでこの春のツアーで演奏を重ねるそう。 今まで面白みのない曲、と思っていたけれど違った。


 後半のドビュッシーはどういう意図でこの順番にしたの?というほど番号順では全く無い並べ方。 最後は第2巻の月の光がテラスになんたらかんたら(すいません、邦題調べる気無し)という静かな曲で終わりました。


 さすがにロイヤルフェスティバルホールだと、他校の友達に2人会って、学校の人とも顔をあわせて。 そして、ロイヤルオペラハウスで良く一緒になって、仲が悪いロシア人のおじいさんとも。 この人には先日、『君はどうして音楽家なのにバレエの公演ばかりに来ていて他のコンサートで顔をあわせないのか』といわれたばかりだから、嫌味ったらしく笑顔で挨拶しに行ったら、『このプログラムは馬鹿げている。 抜粋ではなくてその作品番号の全ての曲を演奏すべきだ』とおっしゃっていました・・・・・・・


 とにかく、幸せな2時間。 12月に聴いたデニス・マツーエフとは全く正反対の力で押し切るのではない演奏。 どちらかというと玄人好みの演奏でプログラムかもしれません。 でも、音楽本来の姿を見せてくれた演奏でした。


 でも、次回は是非、フェスティバルホールではなくて、ウィグモアで聴きたいのが本音。

Posted on 2008/03/10 Mon. 06:14 [edit]

category: エンターテイメント

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10

読書 

 日曜日は学校は5時で閉まります。 今日は外に出てもまだ明るい。 再来週の日曜日はイースター・サンデー、そしてその次の週末には夏時間が始まります。 ということは陽が一気に伸びるように感じるでしょう。


 小学校などはイースター・ホリデーは4月だそうですが、私達は試験が4月にある関係で、今週末で今学期も終わり。 来週からは3週間のホリデー。 といっても全然ホリデーにはならないですが。

 ということで、今週金曜日がリサイタル試験の詳細とプログラムノートの提出日。 私が変なプログラムを選んだお陰で、プログラムノートを書く資料が全然足りません。 バラキレフに関しては学校に1冊しか本がなかったし。 どうしよう。


 楽譜が入っているかばんには論文用の本がいつも1冊と気分転換に読む本が1冊入っていて、 机の周りにも本が飛び散っていて、枕元には勉強とは関係が無い本を置いて眠くなるまで読書、というのが私の読書スタイル。 枕元の本、毎日2ページくらい読んだところで眠くなるから、1ヶ月半近くかかって、つい最近までは2006年映画になった、『プラダを着る悪魔』が置いてあったけれど、これが終わったから次は何を読もうか、と模索している間、枕元の本が山積みに。 何度も読んだ2005年の映画、邦題『さゆり』の原作、久しぶりに読み返してみようかしら。

 

ネットで日本語を読んでも、日本語の本は久しく読んでいなくて、これもまたまずい。 私がここにブログを書かない時は、時間がない、というよりも日本語で考える力が失われている時。 今教えているピアノの生徒、日本の1年生が2人いるけれど、彼らは80の漢字を習ったそう。 教えに行った時、たまにテーブルの上に宿題が広げてあったりして覗くと、偉いな~と思います。

 実は、私の本棚、音楽家の伝記とかエッセイは日本語の書物があるけれど、日本文学は1冊もありません。 

 子供たちを見ていると、私も日本語の本を読まないと、という思いにさせられる一方、怖くて読めないのかもしれません。 あんなに英語ができなかった私が10年経った今では英語の本を読む方が楽、というのは皮肉なこと。 


 増やさないようにしているのに、増え続けてしまう本、活字中毒の私は1度読んでも後で何度か読み直すことが多いから捨てることもできない。 3ヵ月後、6月の引越しが恐怖です。 

Posted on 2008/03/09 Sun. 06:09 [edit]

category: 日常

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09

ロイヤルオペラ 『オネーギン』 

 久しぶりに土曜日の昼前にセントラルへ。 予想以上にセントラルの道路は渋滞。 余裕をもって家を出たのに、12.30開演のロイヤルオペラの公演、オペラハウスの最寄バス停に着いたのは12時20分過ぎ。 走ってオペラハウスに向かって、コートをクロークルームに預ける暇さえなく、良く知っているストールサークル立ち見にぎりぎりで飛び込み。


 いつもはバレエばかり。 2006年度はこれでもチケットを頂いたり、売れ行きがよくなくて、学生用の格安チケットが出回ったりした時に3回オペラ鑑賞。

 今日の舞台は発売初日に手に入れた、チャイコフスキーの『エフゲニー・オネーギン』の初日の公演。 

 いつも思うことですが、バレエに比べてオペラの観客の方がスノビー。 でも、バレエの常連さんも何人か見かけました。 まあ、オペラの方がチケットもバレエに比べて高価。 でも私の立ち見は2000円弱ですが。


 音楽家としては恥ずかしいことに、オペラが苦手な私ですが、カーディフ時代は地元のオペラカンパニー、ウェルッシュ・ナショナル・オペラ(WNO)のゲネプロのチケットを音大の生徒は無料で頂くことができて、よく観に行きました。 WNOは三流オペラですが、それでも、あの時の『エフゲニー・オネーギン』の舞台には感動。 それ以来大好きなオペラになりました。

 丁度1年前のこの時期、ロイヤルバレエは1965年にジョン・クランコがシュツットガルト・バレエの為にチャイコフスキーのピアノ曲、無名オペラの曲を集めて振付けた『オネーギン』を公演。 あれは私のお気に入りになって、実は4回も鑑賞。 だから、私の中ではバレエの『オネーギン』のイメージの方が鮮明。


 今回の舞台は、2006年にSteven Pimlottの演出の舞台。 その再演。

  オネーギンのキャラクター、きっと私の中で鮮明なイメージができている。 だから、実は今日はオネーギンが舞台に現れた時点でかなり落胆。 今まで映画、バレエ、オペラで観たどのオネーギンよりも一番私のイメージからほど遠い。 

 一昨年からジェーン・オースティンの『高慢と偏見』のBBCのドラマにはまった私には、このオペラの中のマダム・ラーリッシュと次女のオルガがどうしても、ミセス・ベネットと五女のリディアに見えてしまうのでした。

 ラーリッシュ家の乳母を演じたエリザベス・シコラは昨年ロイヤルバレエの舞台にも出たけれど、私好みの声。


 タチアーナを演じたのは名前とロシア語の発音から察するにロシア人。 

 バレエのオネーギンに比べ、オペラのオネーギンの方が心優しい気が。 


 さすがオペラの舞台だな、と思ったのは、舞台の真ん中に本当に水が入ったレイクがあること。 舞台装置はクラシックとモダンの中間くらい。 第1幕でのコーラスの衣裳が赤と白でデザイン違い。あれは素敵。


 後半、グレーミン伯爵と結婚したタチアーナにオネーギンが出会う場面、原作というか一般的にはグレーミンの屋敷での舞踏会。 あの有名なポロネーズで始まりますが、その直前のオネーギンとレンスキーの決闘からすぐだったのでとても変な感じ。 そしてもちろん舞台も雪のままで、屋敷の舞踏会ではなくて、皆外套を着て、スケートをする人達もいて。 だから、あのポロネーズにあわせては誰も踊らず。 

 グレーミンを演じた人は何故だか今日だけの出演。 でも、とっても声が私好みで聴き入ってしまいました。

 最後のオネーギンとタチアーナの二重奏はとっても素敵。 タチアーナのオネーギンに恋をしていた田舎の娘からグレーミンの妻となった、その違いが現れていました。


 バレエとオペラのオネーギンを見比べると、色々と違いに気が付きます。 とにかく同じチャイコフスキーの作品でも、オペラはオペラ用に書かれて、バレエはチャイコフスキーの曲の寄せ集め。 もちろんオペラの曲はとても好きだけれど、バレエとオペラでは正反対、と言ってもよいような音楽の使われ方。 あとはいかにバレエダンサーが表現力豊かか。 去年の舞台を振り返ると、言葉がないのに全てを踊りとマイムと表現力で演じる。

 

 実は、今年の夏か来年か、日本でやりたいコンサートがあるのです。 だからこそ、今日の舞台を観に行ったことは有意義なこと。 これから検討して今年できたら嬉しい。 

  きっと私はピアノだけでは生きていけない。 こうしてオペラハウスに通って、オペラハウス依存症で、でもだからこそできる自分の舞台を創り上げていきたいのかもしれません。 

 

 昼間からオペラ鑑賞、たまにはオペラも良いけれど、やっぱり私はバレエの方が好きみたいです。

Posted on 2008/03/08 Sat. 06:13 [edit]

category: エンターテイメント

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08

音楽と踊りの結びつき 

 2月28日から始まったロイヤルバレエのミックスビル。 2度目の鑑賞。 


 以前から書いているように、今の私は5月提出の修士論文の為に資料を読み漁っています。 とにかく今回のテーマは大まかにいうと、音楽とバレエの結びつき。 バレエ音楽って、ダンサーが書いているか、音楽評論家が基本的なことについて書いているか。 私がやりたいのは、実際の舞台と、楽譜と、音楽表現と全幕バレエだったら、その回りの曲との結びつき。 だから、この頃はロイヤルバレエの舞台を観に行っても、もちろん楽しんではいるけれど、常にダンサーと音楽の結びつきを観ている、といっても良いかもしれません。 


 今回のミックスビル、前回も書いたように、4人の振付師によるもの。 20世紀の素晴らしい振付師、バランシン、アシュトン、ロビンス、そしてこれから活躍が期待されているまだ30代のウィールドン。


 バランシンというのはサンクトペテルブルグで生まれて、ディアギレフのバレエ・リュッスを経てアメリカに渡ってニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)を創設。 NYCBの為に数々の名作を残しました。 既存のバレエ、例えば『くるみ割り人形』などもステージングしていますが、彼はバレエ音楽以外の曲に踊りを振り付け。 11月にロイヤルバレエで演じられた『ジュエルス』は見事でした。 ストラビンスキーと親交を深め、ストラビンスキーはいくつかバレエの為に曲を書いたりしてもいます。

 バランシンが特に好きだった、チャイコフスキーについて語った本を12月に読みましたが、そこで触れていたのは、バランシン自身は音楽院に行くほどのピアノの腕をもっていて、音楽を深く理解していた。 そして、振り付けを行う際には、オーケストラのスコアを見て振り付けも進めた。

 それが巧みに現れているのが今回ロイヤルバレエが初めて取り入れた、ラヴェルの『ツィガーヌ』。 もちろん私はバランシンバレエを全て観たわけではありませんし、見た作品はほんのわずか。 でもこの『ツィガーヌ』は、ヴァイオリンのソロに合わせて女性ソロが、オーケストラの伴奏部分とあわせて群舞が。 それだけではなくて、音楽のフレーズとバレエのステップがぴったりと合わさっています。


 その点で、バランシンのすぐ後を行ったロビンスも素晴らしい。 舞台を一度観ただけで、あのドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』のあのフルートのメロディーでどういう動きをしていたかがすぐ目に浮かびます。


 アシュトンも音楽を深く理解していたと思われる振り付け。


 それに比べウィールドンは、今回の新作の後半部分、クラシックではない音楽部分の振り付けはよかったにも関わらず、前半のバッハの音楽を用いた部分の振り付けがいまいち。 私がロイヤルバレエで一番音楽性があると思っているダンサー、ゼナイダが起用されていたにも関わらず、音楽のフレーズと振り付けがあっていない。 バッハは音楽家にとっても難しい作曲家の1人。 ウィールドンがどこまでクラシック音楽に対しての理解があるのかわかりませんが、ウィールドン、そしてその他の新しい振付家の作品を目にして、20世紀の高名な振付師にはあって、今の振付師に足りないのはクラシック音楽の理解度のような気がしているのは私だけでしょうか??

Posted on 2008/03/05 Wed. 06:07 [edit]

category: バレエ

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05

『冷静』 

 昨日から冷え込んでいたのが、今日はもっと。 2月上旬が異常に暖かかったからか、今になって底冷え。 今日は青空だったし、公園を見てもお花がきれいなのに空気だけは冷たいまま。

 でも、毎週同じ曜日に同じ時間に同じ場所に出かける出張レッスン、週を追うごとに日がどんどん伸びてきているのがわかります。


 私のこと、ネット上、中学、高校生時代からの友達、イギリスに来てから知り合った人達、どう思っているのかわかりませんが、人により私の性格というか私のことを違うように思っているよう。

 日本時代からの友達とイギリスの日本人の友達では私のことを違うように思っている。 大体、日本人に去年は、『第一印象が強烈』とか言われたほど。

 でも、信じてもらえないけれど実は慣れていない人とでは人見知りをする方。 


 どうしてこんなことを書いているかというと、先月8日から10日に行ったエディンバラ、あの時の記事は途中になっていますが、実は私が入っているダンスクラブ、あの時の大学対抗ダンスコンクールで、タップ、バレエ、ジャズが優勝、コンテンポラリーは第3位、と参加した部門全てにおいて受賞。 参加しなかったのはヒップホップとブレイクダンシング。 だから最多受賞大学でした。

 だからなのか、バレエ、コンテンポラリー、ジャズに参加した人達でパーティーをやることになったのが先週。 私はバタバタしていてパーティーの2日前に来たメールを読み逃してしまったのですが、そこで皆の投票であの3日間のことで10個の賞を作ったよう。 『一番うるさかった人賞』とか、色々。 

 土曜日のパーティーに参加しなかったのに、日曜日だったか、なぜかこのパーティーに行った人のフェイスブック上(Mixiみたいなもの??)の写真に私の名前がある。???? と思って本人に聞いたら、私は『一番冷静だった人』という賞を受賞・・・・・・ 何だ??? 冷静というかあれだけ何度も一緒にリハーサルで皆と顔を合わしていたのに、友達と大騒ぎ、ということをこの2年くらいしていないと、急にはハイパーにはなれないもの。 そりゃあ、皆さん凄いのが集まっているのですから。


 カーディフ時代の私、3年くらい前は回りに言わせると、男の子を引き連れていていたり、学校で友達と鬼ごっことかやっていたのに、今の大学に来てからは正直大人しくなったのかもしれません。 

 それにしても、『冷静』って・・・・・ びっくりしすぎてやっぱりそろそろ化けの皮をはがそうかな。

 

Posted on 2008/03/04 Tue. 06:05 [edit]

category: 日常

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04

倫敦 

 毎日めまぐるしく天候が変わっているロンドンの今日この頃。 家と学校と、出張レッスンをしているお宅いくつかと、そしてロイヤルオペラハウスが私の普段の行動範囲。 もう少し暖かくなったら、学校からすぐのケンジントン・ガーデンズも私のお気に入りの場所です。

 

 でも、ちょっと時間があると訪れるお気に入りの場所も。


 

080222 whole foods


 学校からバスに乗ってセントラルと反対側へ。 ハイストリート・ケンジントンに去年の6月にできた大きな高級スーパー? Whole Foodsというお店。 グラウンド・フロアー(日本で言う1階)はお惣菜とかパン屋さん、ケーキ屋さん。 地下には生鮮品とその他。 そして2階は私のお気に入り。 Hood Courtになっていて、ピザのようなものを扱うお店、飲み物を扱うお店、フレッシュジュースのお店などがあって、テーブルもたくさんあって、1階、地下で買ったものをここで食べることができます。

 でも、私は紅茶を買って、中央からちょっと離れて窓辺のこの景色が見える場所がお気に入り。 座り心地の良い一人用の頭の高いソファーに座ってぼーっとチャーチを見ながらバスが通り過ぎて、人々が行きかうのを見る。

 滅多にこういうのんびりとした時間はとれませんが、2,3ヶ月に1回くらいのお楽しみ。


 そして、人種が嫌いでも、行ってしまうのがここ。


080222 china town


 10日ほど前でしょうか。 まだ旧正月の飾りが残っているチャイナタウン。 チャーシュウバウだけ買うこともあって、でもこの日は肉まんを売っているところを発見して立ち食い。 肉まんとかあんまんとか大好きだけれど、とっても久しぶり。 

 ここでは写真を撮っている欧米人もたくさん。 1人のヨーロッパ人の男性、写真をとるのに、指で自分の目を吊り上げて撮っていました。 彼らからすると、中国人の目というのはつりあがっているのですよね。


 今日は母の日。 いつもなら3月第3週の日曜日だと記憶していますが、今年はイースターも同じような時期なので、母の日が動いたのかもしれません。 

 日本の母にカードを書いたものの、切手を買っていなくてバッグに1週間入ったまま。 

 イースターがもうすぐ、今月末には夏時間が始まる、ということで一番素敵な季節のイギリスがもうすぐ目の前にいます。

Posted on 2008/03/02 Sun. 04:47 [edit]

category: 日常

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02

ラテンへの憧れ 

 昨夜は物凄い強風。 今日は青空。 そして今夜は再び強風。 今年のイギリスの天候は今の私の頭の中と一緒で、めちゃくちゃです。


 4月の試験の為に結構重めのプログラムのピアノを弾いている反動か、普段聴くのは軽めの曲が多くなってきました。 1月にipodを手にして以来、私のバス、地下鉄での移動時間は充実したものに。 ピアノ曲はまじめに聴いてしまうから注意力散漫になりやすいから入っているのはバレエの全幕物が6個にリヒャルト・シュトラウスのオケもの、そして友達から借りたラテン系。 

 

 ブラジルの作曲家、ヴィラ・ロボスは今まであまり縁がなかった作曲家。 『赤ちゃんの一族』あたりは有名ですが、そうでない小品ばかり聴いています。 疲れているときにボーっと聴くのに最高! と同時に、実はこのあたりのラテン系の曲が弾きたくて仕方がありません。 やはり今のバラキレフのソナタの正反対の曲を弾きたいのかな。


 問題だったバラキレフのソナタが少しずつ形になってきて、本当にほっとしています。 まだまだ完成していないし、自分の中で戦っている部分が多い曲だけれど、私は学生生活最後の年に、最後の試験にこのような知られていないけれど、私にぴったりで、素敵な曲に出会えたことに感謝。 

 でも、弾く人がいない分、昨夜練習し終わって練習室から出たらばったり一つ上の階から降りてきた私の先生と出くわして、先生が一言。『バラキレフ、だいぶよくなってきたではないか』 ポピュラーな曲だったら誰が練習しているかわからなくても、こういう曲は先生には私が練習している、とすっかりわかってしまいました。 考えてみれば先生が教えていた部屋の真下の部屋で練習していたのだから仕方がありませんが。


 一昨日のロイヤルバレエの公演の音楽の使われ方の衝撃からまだ目覚められなくていて、どうしても音楽だけを考えているこの二日間。 ちょうど10年前の今頃、バレエの衣裳デザイナーからピアノに私の人生を変えようか、と悩んでいた頃。 これで良かった。 何年も目を背けていたバレエに再び戻って、そしてそれによってもっと音楽も、バレエも愛しているのですから。 


 それにしても、ラテン系弾きたい!! でもラテン系を弾いたら、今度はタンゴを習いたくなりそうで恐ろしいですが。

Posted on 2008/03/01 Sat. 06:06 [edit]

category: 音楽

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