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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ロイヤルバレエ4つの作品 

10日ぶりのオペラハウス。 本当は今日は教えがあるから行かないはずだったけれど、教えの時間がずれたからチケットを探したらぎりぎりになってよい立ち見が出たのでいくことに。


 今日からはミックスビル。 今日が初日で今回は計5回の公演。


 クリストファー・ウィールドン振り付けの世界初演、『Electric Counterpoint』

 1953年ロビンス振り付けのドビュッシーの牧神の午後への前奏曲に作った『Afternoon of a Faun』

 バランシンの後期の振り付けのラヴェルの『ツィガーヌ』に振付けた同名のバレエ

 そして、最後はアシュトンが1976年に振付けたショパンのピアノとオーケストラのための曲3曲を使った、『A Month in the Country(田園での出来事)』


 私にとって全てが初めて観るもの。 ちなみにバランシンの『ツィガーヌ』はロイヤルバレエでは初めて取り上げる作品。 アシュトンの『田園での出来事』はその昔、ロイヤルバレエが日本公演を行った時(きっと1995年かしら??)私は観にいけなかったものの、公演案内パンフレットでこの作品を読んでから、いつか観たいと思っていたもの。


 クリストファー・ウィールドンはロイヤルバレエ学校出身、ロイヤルバレエ、ニューヨークシティーバレエに在籍したこともあるまだ30代半ばの振付家。 かなり期待されているでしょう。

 ロイヤルバレエでアシュトンの作品を踊り、ニューヨークに行って、バランシンが創設したニューヨークシティーバレエに入ってバランシンを踊り、その時には存命だったロビンスの作品を踊ったり。 今回のプログラムはバラバラだけれど、実は一環しているものがあるのかもしれません。


 ウィールドンの『Electric Counterpoint』は男女2人ずつのダンサーによって踊られ、踊りだけではなくて、映像と音声も入る、といったクラシックにおいては珍しいもの。

曲は私の十八番、バッハの平均律第1巻第8番変ホ短調。 プレリュードで始まって、それから同じくピアノソロで、コーラル・プレリュードともう一つがあって、その後フーガ。 この4曲を1人ずつのダンサーが踊る、というもの。 踊りに適さないと思われるこのバッハの平均律が踊りになる。 非常に興味深かったです。

 それから1人、2人、4人でSteve Reichの『Electric Countrpoint』というソロギターの曲で踊られます。

 面白い作品でした。 


 ドビュッシーの『牧神の午後』では、ニジンスキーの振り付けのものが有名ですが、このロビンスの作品も多く演じられているようです。 舞台の前方に小さなバレエスタジオの空間があって、幕が上がると男性が1人背中を客席に向けて寝転がっている。 ちょっとすると、髪を後ろに長くたらして、スカートがついたレオタードのような格好でバレエの練習に来る。 鏡をみながら(客席)踊り始める。 

 これもバレエに再びはまってからこの作品のことを知って、ぜひ見たいと思っていたもの。


そしてバランシンの『ツィガーヌ』、このヴァイオリンの名作をどう振付けるのか? バレエ事典を読んでもこの作品に対する記述は無し。

 今夜の主役が私のご贔屓、マリアネラ・ヌニェス、というのだから一段と楽しみ。 幕が上がると、暗めのライティング。 舞台上手奥からマリアネラが1人で歩きながら出てくる。 衣裳がとっても素敵。 バランシンの作品は、原則としてバランシンが振付けた当時の衣裳デザインをそのまま使っています。 赤の村娘風ボディーにスカートがリボンでできている。

 冒頭はヴァイオリンソロなので、その間は女性のソロ。 この作品はバランシンの最後のミューズ、スザンナ・ファレルに振付けられたもので、彼女が今回のロイヤルバレエでのステイジングを担当しています。

 他の楽器が入ってきたところで男性ソロが舞台にあがり、楽器の数がもっと多くなったところで、群舞男女各4人が舞台に。

 11分の舞台でしたが、とても気に入りました。


 最後はアシュトンの『田園』。 ショパンのVariation on La ci darem(Fromドンジョバンニ)、ポーランド風幻想曲、アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ。 ロシアのTurgenevの同名のPlayをアシュトンが比較的自由にまとめたもの。 これは素敵。 舞台装置がとにかく私好み。

 アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズは全てを使っていたわけではありませんが、音楽の使い方とアシュトンの振り付けとがピッタリ。 アシュトンはちょうど今『シルヴィア』も上演中ですが、やっぱり素晴らしい振付師です。 この作品の男性の主役、ベリヤーエフは元監督、アンソニー・ダウエルの為に振付けられたものですが、彼は今回この作品のコーチもしている。 振付家から振付けられたものを自分の手で次の世代に伝えていく。 これが素敵だな、と思います。 これは『ツィガーヌ』でも同じことですが。


 これだからバレエ鑑賞をやめることはできません。 バレエの為に書かれた音楽での全幕物もよいけれど、こうして既存の音楽につけられたバレエ、バランシン、ロビンス、アシュトンという3人の偉大な振付師、そしてこれからの時代のウィールドンのバレエを一夜に観られるなんてやっぱり恵まれています。

 このプログラムはあと2回は観に行く予定だから、まだまだ楽しめそうです。

Posted on 2008/02/28 Thu. 06:39 [edit]

category: バレエ

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28

Kirill Gersteinピアノリサイタル 

 久々のピアノリサイタルを聴きに行ってきました。 ウィグモア・ホールでのリサイタル、売れなかったらしく、無料のチケットを頂いて。 プログラムは興味深いもの。こういうプログラムのリサイタルだったら聴きに行きたくなります。


 私と同年齢のロシア出身、ボストンのBerklee Collede of Music、その後マンハッタンでべんきょうして、現在はマドリッドでドミトリ・バシュキロフ(私が是非レッスンを受けたいと思っている先生の1人!)、ブダペストでFerenc Radosと勉強を続けている、2001年テレ・アビブのルービンシュタインコンクールの優勝者、Kirill Gersteinによるもの。


 プログラムは、


 ブゾーニ: トッカータ K.287

 シューベルト: ピアノソナタ ハ短調 D.958

 

 シューマン: ユモレスケ 作品20

 ブゾーニ: ソナチネ 第6番 『カルメン』

 チャイコフスキー (Feinburg編曲): 交響曲第6番『悲愴』よりスケルツォ(第3楽章)


 アンコールは、ラフマニノフ: メロディー 作品3


 ブゾーニのトッカータは全く初めて聴くもの。 ロマン派以降のトッカータは、速くて、華やかで、という曲が多いですが、バッハのオルガントッカータをピアノに編曲したりもしているブゾーニ、このトッカータはバッハのトッカータに近い形式で書かれていました。


 シューベルトのこの後期のピアノソナタ、ハ短調のものはベートーヴェン色が強いものですが、本当は私はこれを卒業リサイタル試験で弾くつもりで、去年の夏に譜読みしていたもの。 結構固めの演奏。 でもやっぱり好きな曲です。 


 休憩後、シューマンのユモレスケは前半よりもずっと良い演奏。 有名でないけれど、良い曲の一つ。 でもやっぱり固め。


 今夜のプログラムで私が一番楽しみであり、なおかつ、一番良かったのがこのブゾーニのカルメン。 昔ホロビッツだか誰かのCDでこの曲を聴いたときからの憧れ。 言うまでもありません、ビゼーのカルメンの曲をアレンジしたもの。でもアレンジ、という言葉は使いたくないほど良くできた作品です。

 初めてライヴで聴いて、弾きたい気持ちが強まりました。 試験が終わったらやろうかな。 でもテクニック的にできるかどうか・・・・・


 そして、チャイコフスキーの傑作、交響曲第6番の第3楽章を編曲したもの。 冒頭はそんなでもなかったけれど、曲が進むにつれて素晴らしい、と思いました。 ただ、私はこの華やかな第3楽章が終わって、第4楽章へ入って終わるのが好きだから、第3楽章だけ、というのは物足りないですが。


 アンコールはラフマニノフの知られざる美しい『メロディー』。 初期の作品で、まだ彼の音楽が確立される前のもの。 チャイコフスキーが華やかだった分、最後に心静かにしっとりと終わるアンコールって私は好きです。 

 

 バレエばかり観に行って、なかなかコンサート、リサイタルには足を運んでいませんが、やっぱり良いものですね。 再来週の火曜日はこのウィウモアでコブリンのリサイタルがあるものの、オペラハウスのチケットを既に購入してあるから、残念ながら今回は見送り。 まあ、コブリンは若いからまだまだロンドンに来るでしょう。


 折角よい気持ちだったのに、ノッティング・ヒルまで行ってバスを乗り換える時、近くでバスが女性を轢いてしまったと自転車に乗った人から聞きました。 事件がおきてすぐだからバスがこちらに来ることは無理なようなので、ちょっと歩いてバスがUターンできるところまで行ってからバスを捕まえての帰宅。 

Posted on 2008/02/27 Wed. 04:19 [edit]

category: エンターテイメント

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27

新しい生徒 

 2月ももうあっという間に終わりが近づいてきて、なんだかせかされます。


 今日から新しい生徒。 といっても、ピアノではなくて聴音と楽典。 私、実は人数的にはピアノの生徒が多くても、時間数ではピアノと聴音&楽典の教えがほぼ同じになってしまいました。 

 良く知っているお母様から依頼があったのはちょっと前。 今教えているのはロンドン内。 それが今日からはロンドンから出る場所。 国鉄に乗っての教え。 アナウンスも無い電車(汽車?)は初めて行くところはちゃんと電車を降りることができるか、とても心配。


 とてもピアノが上手な男の子二人、楽典を教えるのは得意だけれど、聴音は理屈ではわからないことだから大変。 でも、カーディフ時代大学の子供のための音楽教室で教えていたのが役立っています。


 レッスンの後は久々にピアノを聴かせてもらって、1年間の成長にびっくり。 ピアノを始めてから2年、7歳でバッハのイヴェンション。 やればできるのね。 やっぱりあの先生たちは凄い。


  昨日は、私立中学の音楽奨学金のオーディションを1月に受ける為に聴音のレッスンをしていた子が与えられる最高額の奨学金を得ることが決まった、と聞いて、もちろん彼女の頑張りが全てだけれど、とっても嬉しかったのは確か。

 

 子供ってやる時はやる。 どんな風に上達していくのか、大人には予想がつかないところがあるから、色々と思うことはあっても、教えることがすきなのかもしれません。

 

 帰りは国鉄、地下鉄、国鉄を乗り継いで、自宅の最寄の国鉄駅まで。 実はここに越して来てもう1年半以上経つのに、初めてこの駅を使いました。 今まで行ったことがなかった駅を使ったり、使ったことがなかった路線を使ったり。 新鮮です。

Posted on 2008/02/26 Tue. 05:12 [edit]

category: 音楽

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26

『Songs without Words』 

 久々の舞台が終わり。


 今日は学校のホールにて、午前11時から夕方6時45分までコンサート。

 以前ここに書いた、『Songs without words(無言歌)』の当日。


 演奏希望者の希望曲をいくつかのグループにわけてのコンサート。


 グループを挙げると、


 ●Lieder ohne Worte (無言歌) - ほとんどがシューベルトの歌曲をリストが編曲したもの

 ●In the Salon (サロンにて) - メンデルスゾーンの無言歌集、グリーグ、フォーレ、チャイコフスキーなど

 ●From Foreign Lands and People (異国より?) - ショパンの歌曲のリスト編曲、ファリャ、シベリウスなど

 ●At the Opera (オペラ) - 定番の『トリスタンとイゾルデ』の『愛の死』、『リゴレット』など モーツアルトの『魔笛』のフォルテピアノでの6手連弾も

 ●Minstrels' Gallery(吟遊詩人) - ハープシコード、ヴァージナルの曲

 ●Songs from the Shows - スティーブン・ハフ編曲の『サウンド・オブ・ミュージック』の『私のお気に入り』、ガーシュウィン

 ●Sacred Songs - バッハ編曲、オルガンなど

 ●Poets' Corner - リストの『巡礼の年』第2年のペトラルカのソネット3つを違う人が。 パリー、アルカンなど


 私はIn the Salonで弾いたので、From the Foreign Landsの間はバレエに行ったので聴けませんでしたが、それ以外はほとんど、(Minstrels' Galleryもお昼を食べていて聴けなかったのでした)聴きました。

 

 1人ずつステージに行っていては時間がかかるので、4人くらいずつ一緒にステージに上って、端に座って聴いているのですが、私のグループは私以外は3人ともメンデルスゾーン。 1人が『デュエット』を弾いて、これはマンチェスター時代、もう8年前に一度勉強をしたことがある曲。 あれ以来楽譜を開いたこともありませんが、懐かしくなりました。

 

 ガーシュウィンの有名曲いくつかをガーシュウィン自身がピアノ編曲したものはあるプロフェッサーが弾きましたが、とっても愉快。 ああいうのって弾けたらかっこよいな~なんて思いながら聴いていました。

 ワーグナー=リストの『トリスタンとイゾルデ』も、ヴェルディ=リストの『リゴレット』も憧れの曲。 アルカンの『Chant』という曲はとっても私好み。 アルカンって超絶技巧の曲だけを作ったとおもっていましたが、そうでもないのですね。 


 世の中には素敵な曲がたくさん転がっている。 でも、その中のほんの一部の『有名曲』を人々が求め、それが演奏されるのは勿体無いこと。 だったら、素敵な曲を自分の回りの人の『有名曲』にしてしまえばよいのでは?? 有名曲、というか好きな曲に、と言った方がよいかもしれません。

 

 午前中の演目、特に技術的には難しく無いけれど、音で、表現で聴かせるような曲、普段技術があって凄い、と思っているような人でも酷かったのが残念。 やっぱり、こういうシンプルな曲ほど歌わせ方が難しいのかもしれません。 私の場合、反対に師の影響でこういう曲の方が得意。 だからこそ、大きい生徒を教える時には、絶対にショパンなどのノクターンを教える。 これが一番の私の長所だから。 


 試験用のプログラムにはヘビーなバラキレフのソナタを準備中。 だからこそ、今日のような曲のコンサートは心が弾みました。

この素敵な企画をしてくださったピアノ科主任に感謝です。 日本でもこういうことをやったら、もっとクラシックに興味を持ってくれそうなのに!!

Posted on 2008/02/24 Sun. 06:03 [edit]

category: RCMの生活

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24

Tea Time 

 久々になんにも無い一日。 学校は使えないからピアノもできないし、ロイヤル・オペラ・ハウスのチケットも無いし。 お天気が良かったらリッチモンドかハローまで行こうかな、なんて思っていたのにグレーの空を見ていると外へ行く気も無し。


 というわけで、日ごろの疲労回復のためにだらだら過ごすことにして、久々にゆっくり午後のお茶。


 お茶好きな私は、普段飲む安めの紅茶から、トワイニングスのブラックティー2種類ほど、中国茶、ハーブティーが揃っています。 フランスやポーランドで買ってきたブラックティーのフレーヴァーティーもお気に入りだったけれど、この頃はリーフティーを買うこともなく。


 昨日、セント・ジェームズ・チャーチのマーケットで出会ったリーフティー屋さん。 緑茶、赤茶、ブラックティー、白茶、これにフレーヴァーを混ぜているもの。 匂い、ネーミングに惹かれ珍しく購入。


080223 tea


 結局、緑茶からは甘い香りの『リージェント・パーク』、赤茶からは『ラズベリー・バニラ』、ブラックティーは『ノッティング・ヒル』。 『リージェント・パーク』も『ノッティング・ヒル』もロンドンの地名。 他のロンドンの地名のお茶もありました。



080223 tea2


 飲んだことの無い赤茶からあけることに。 南アフリカのルイボスティー。 この『ラズベリー・バニラ』には、ルイボスティーにラズベリー、バニラ、ラズベリーの花びらが混ぜてあります。 


 1人には大きすぎる白いティーポットにお湯を注ぐと、とっても良い香り。 そして、もちろん色は赤茶色。 

 普段ブラックティーにはミルクを入れることがほとんどですが、この赤茶はストレートでもとっても飲みやすい。


 お茶好きのイギリス人ですが、このところはアメリカ系のチェーン店の影響か、珈琲を飲むことも多くなってきました。

 昨夜、学校の後援会の方々のプレコンサートディナーのバイトでワインを注いだり、お料理を運んだりしていたのですが、食後の飲み物は珈琲。 どうして??と思って係りのおじさんに聞いたら、イギリスというのは紅茶は午後飲むもの。 食後は伝統的には珈琲を飲むそうです。 今まで知りませんでした。


 

Posted on 2008/02/22 Fri. 23:35 [edit]

category: 日常

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22

Baroque Dance 

一日グレーの空の日。 春がもう目の前にありながらもなかなか冬が終わりません。

 今日は午後から楽しみが。 学校で主にヒストリカル・スタディ(要するに、Early Music)主催のバロックダンスのクラスがこれから3週間にわたって行われることに。 今日、明日と3時間ずつ、そして来週1回に再来週は2回。 残念ながら私はもう一つの授業が途中からあったので1時間半しか今日は参加できませんでしたが、とても楽しかった時間。

 このブログを読んでくださっている方はわかるように、私は基本的に踊ることが大好き。 一番好きなのはバレエですが、盆踊りも大好きだし、今では結婚式とかパーティーでしかないけれど、カウントリー・ダンスも本当はもっとやりたいこと。 チャンスがあれば、タンゴも踊れるようになりたいし。 バロックダンスはピアノを真面目にやり始めて、大学1年生の時にバッハのパルティータを初めて弾いた時からの憧れ。 当時カーディフで教室を探したりしたものの、条件が合わなくて結局無理でした。

 去年今の大学で1日だけの講習会はあったけれど、こうして続けてクラスを受けられるのは嬉しい。 今日集まったのは10人。ほとんどがEarly Musicの人達。 バロックダンスから少しさかのぼって、ルネイサンスの踊りから。 歴史的なこと、その当時の服装からダンスも発展していること。 エリザベス時代の建物のこと。 こういう話を聞くのは大好き。

 取り敢えず今日は簡単なステップから。 ルネイサンス時代の音楽なんてCDも持っていないし、普段積極的に聴きに行くものでも無いから、久しぶり。 音楽を聴くだけで身体を動かしたくなります。 

 まずはルネイサンスのファランドールにあわせて歩くことから。 

 それからステップ。 17世紀後半のステップでしたが、いかに音楽のフレーズにあわせてステップがあるのか、ということを言われました。 思い出すと、私の愛するBBCのオースティンの『高慢と偏見』のDVDの中のダンスシーンで観たことがあるステップです。

ちょっとしたジャンプでも、今の服装だからよいけれど、当時のドレスでは大変そう。 男女での歩き方。 どうして男性は左手を腰に置くのか。 剣と、袖の装飾の為。 男性は女性の手をもって女性を引っ張る。 でも、親指でちゃんとストップをかけたり、コントロールしていること。 これが18世紀の話。 

 途中で退散しなくてはいけなかったし、明日はこのクラスがある時間に他でアポイントメントを取ってしまっているからいくことができないけれど、再来週まで楽しみな時間ができました。

 それにしても、音楽家って、踊れない・・・・・・・

Posted on 2008/02/21 Thu. 06:38 [edit]

category: RCMの生活

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21

脱出・・・・・ 

 1月中旬から、実はずっとピアノがスランプ。 ずっと、と言ってよいのかわからないけれど、とにかく練習では弾けていても、レッスンになると、ぼろぼろ。 情けなくなるほど。 先生の威圧感というか、恐ろしさというか・・・・・・


 バラキレフのソナタの第4楽章がとにかく弾けなくて、先生も先週のレッスンでは焦っていたと思います。 とにかく試験が4月21日。 あと2ヶ月、というのは実はあっという間。 

 レッスンでは身体に力が入って、それを注意されると更に凄い力が入ってコントロール不可能。 コントロールしようと思うともっと凄いことになって、とにかく空回り。 そして更に空回りに空回り。 


 もう一つは、今の先生ともう1年間レッスンしている、とはいえども、やっぱり最初の手ほどきをしてくれて私にとって今でも一番信頼しているDr.Sとのギャップに、そして教え方の違いに完全には対応できていない私がいることも確か。 この3回くらい、テクニック面で全然違うことを言われてわけがわからなくなってもいました。


 それが、今日はやっと身体の力が抜けて、それなりの形になった演奏。 先生が一番ホットしたでしょうね。


 今度の日曜日の『Songs without words』で弾くチャイコフスキーのロマンス、2年前の4月末、モスクワ音楽院のイリーナ教授のイタリアでのマスタークラスに参加して、彼女から多くを学んで仕上げた私にとって宝物のような曲。 去年の夏、世田谷美術館のプロムナードコンサートに出演させていただいた時にもこの曲を弾いて、こんなマイナーで見せ場も無いし、形式も単純な曲なのに、一人の方が『ブラボー』を叫んでくださった曲。

 今日初めて今の先生の前で弾いたら、先生は珍しく高く評価して下さって、嬉しいこと。


 というわけで、スランプを少し脱出。 こんな大きなスランプは初めてのことだから、不安でもあったけれど、やっぱり誠意を持って練習するしか脱出の道はありませんね。


 夕方、学校のホールで日曜日のリハーサルを10分間。 最後にホールで弾いたのは去年の4月だから、久々に舞台に上がって、スタンウェイのフルコンを鳴らすのは気持ちが良いこと。 弱音がホールの一番隅まで響いた瞬間って、幸せになる瞬間。 日曜日が楽しみ。 そして、4月にはここで苦戦中のバラキレフを弾くのだから、その心構えのようなものが改めてできたような気もします。

Posted on 2008/02/19 Tue. 06:40 [edit]

category: 音楽

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19

『Songs without words』お知らせ 

ロンドン在住の方へのお知らせです。


2月24日、日曜日、サウス・ケンジントンのロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージック(RCM)にて、午前11時から夜7時ごろまで、コンサートホールにて、『Songs without words』と題したコンサートが行われます。


 一昨年のモーツアルトマラソン、昨年のパリのサロンに続く第3弾、ピアノ科の学部生から教授まで、1人2分から8分程度、今年は『歌』に関するものへ挑戦です。


 午前11時からは歌曲を編曲したもの。 例えば、シューベルトの歌曲をリストが編曲したものなど。 11時45分からは私も出演する、『サロンにて』。 直接歌詞はないけれど、歌を意識しているもの。 私の弾くチャイコフスキーのロマンス作品51-5は美しい作品。 ロマンスとはロシア語で歌曲をさすので、これを弾くことに。 メンデルスゾーンの無言歌集も入っています。


 その後はうる覚えですが、詩を元にしたもの、オペラの編曲、ピアノではない鍵盤楽器(ハープシコード、フォルテピアノ)、などなどテーマを区切ってランチタイムを除いてコンサートホールに音楽が鳴り響きます。


 ケンジントンにはヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアム、自然史博物館などあるので、日曜日、もしお時間がありましたら、30分でも、一日中でも、入場無料ですので、いらしてください。


 

Posted on 2008/02/17 Sun. 05:14 [edit]

category: RCMの生活

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17

トリプルビル 

 昨夜から再び寒さが厳しくなりました。


 2日以来のオペラハウス。 クリスマスホリデーも無しに働き続けたロイヤルバレエは2日のマチネ公演後から1週間のホリデー。 今日がホリデー明けの最初の公演。


 『トリプルビル』で、

 2006年11月17日初演の昨年ロイヤルバレエのレシデント振付師に任命された、Wayne McGregorの『クローマ』

 ベルグのオペラ『Wazzeck』を元に、マクミランが1984年振り付けした、ウェーベルンとシェーンベルグの曲での『Different Drammer』

 そして、1962年マクミラン振り付けの『春の祭典』

 どれもが2日の初日に初めて観た作品です。

 この舞台写真は、こちらから。

 

 『クローマ』は、振付けたWayne McGregorはクラシックではなくて、モダンダンスの人なので、動きもクラシックらしさは少ないです。 女性4人、男性6人、女性もポアントシューズではなくて、ソフトバレエシューズ。 同じ形のシンプルな衣裳。 

 音楽は、Jody Talbot。 普段私は聴かないような音楽ですが、これは美しい。 モダンっぽい振り付けだけれど、クラシックのダンサーが踊るからこそ良いもの。 

 先週のエディンバラでのダンスコンクールを観ていても思いましたが、こういうクラシックではない曲にバレエを振付けることができるのは、Distinguished振付師だけなのかもしれません。

 昨年末、イギリスの何かの賞をこの作品は受賞しましたが、わかります。 

 

 二つ目の『Different Drammer』は、1984年に振り付けされたのに、今夜がオペラハウスで20回目の公演。 長い間公演されていなかったようです。

 ウェーベルンの作品1、『パッサカグリア』で始まる舞台。 暗くて、陰湿な舞台。 最初、ウェーベルンとシェーンベルグなんて・・・・・・ と思っていましたが、シェーンベルグも作品4、初期の作品なので、Twelve tone system前の音楽。 美しいです。

 兵隊が出てきたり、最後なんて、ガスマスクをかぶった人達。 マリーは刃物で刺されて横たわる、性的なもの、バレエは女性と子供、というのが強い日本では上演が難しいでしょうね。 

 実は2日に観た時は、プログラムにあらすじもなかったし、学校で大きなバレエ事典を調べたものの、この作品の記述は無し。 何もわかりませんでしたが、今回はオペラのあらすじを読んでから行ったので、まだ少しわかりました。


 最後の『春の祭典』は、音楽だけはもちろん知っていたものの、観るのは初めて。 世の中には180ほどの違う『春の祭典』のプロダクションがあるようです。


 ロイヤルバレエのマクミラン振り付けのものは1962年に現ロイヤルバレエの監督のモニカ・メイスンがまだ群舞にいた時にマクミランに見出されて、主役を踊ったもの。これも女性もポアント・シューズを履かず。

 オレンジ系のユニタードに男女共に顔は真っ白。 全員白い髪の毛の鬘をかぶり、女性の鬘は後ろの髪は腰まで。 上は白だけれど、肩下の髪は黒。 不思議な衣裳です。


 2日に初めて観たときはとにかく打ちのめされました。 鼓動、エネルギー、40人を越えるダンサーが作り出す舞台。 1962年に既にモダンを取り入れた振り付け。 

 凄い作品です。


 このトリプルビルは今回は全部で5回の公演。来週3公演がありますが、最終日は売り切れ。 他の日もほぼ売り切れ。 こういうビルで売り切れるのはやはり凄い。 明日は『シルヴィア』を観に再びオペラハウスです。

Posted on 2008/02/15 Fri. 05:34 [edit]

category: バレエ

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15

2月の青空 


080213 rah

 イギリスの2月中旬の青空、これほど馴染みの無いものはありません。 昨年も青空の日があったようには記憶していますが、日中は暖かく、朝、晩は冷え込むからコートが必要。 とにかく毎日毎日グレーの空が続くのが当たり前なのがそうでないと、嬉しいようなちょっと戸惑うような気分です。
 お花屋さんの前を通ると、明日のヴァレンタインの為に真っ赤なバラが目立ちます。 明日はもっと凄くなることでしょう。

080213 kensington gardens

 お昼を食べてから、30分ほど時間があったので、久々にケンジントン・ガーデンズへ。 日差しを求めて、外にいる人も結構多いように思います。

080213 daff


 ダフディルも日当たりの良いところでは咲き始めてしまいました。 2月にダフディルが咲くのを見るのはとっても変な気分です。


 土曜日にエディンバラで酷い偏頭痛に襲われて、今日の夜も偏頭痛。 偏頭痛が続けて出る時は疲れている証拠。 後一日頑張ったら、金曜日、土曜日と続けてロイヤル・オペラ・ハウス。 楽しみです。

Posted on 2008/02/13 Wed. 06:58 [edit]

category: 日常

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Edinburgh Dance-Off 


080209 ballet performance


080209 edinburgh t-shirt


080209 jazz people

Posted on 2008/02/09 Sat. 05:33 [edit]

category: イギリス 遠出

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Edinburgh 

Colton Hillを降りて、5時閉館のスコットランド国立美術館に滑り込んだのは4時半。 
080208 national gallery


 ロンドン、カーディフよりも小さな国立美術館。 中のスタッフは現役を引退していると思われるおじいさん、おばあさん。 制服のスカートもズボンもタータン。 

 全部は観て回ることはできませんでしたが、地下のスコットランドの画家によるものはしっかりみてきました。素敵な風景画に目を奪われました。 そしてどこに行ってもあるドガ、モネ、セザンヌ。 彼らはいかに多くの絵を残したのでしょうか??

080208 path edinburgh

 街を歩いていると、メイン通りからこんな風な小道がたくさんあります。 そのどれもに叙情性というか惹かれるものが。

080208 fish object


上を見るとこんなオブジェクトのある小道も。 昔はこの先に魚市場があったのかもしれません。

 

080208 hostel room

 今回私は他のダンスソサイエティーのメンバーと共に『ロイヤル・マイル・バックパッカーズ』というところに宿泊。 いわゆるバックパッカー用のホステル。 8人部屋でこの部屋は同じダンスのメンバーで使ったので、修学旅行みたいでにぎやか。 

 ここは一つ一つの部屋に名前がついているのですが、私が泊まった部屋は『中毒』。 他に『スターウォーズ』、『ダック』などとありました。 一つ一つのベッドにも名前がついていて、私の部屋は『中毒』ですから、もちろんそれに関わる名前。 私のベッドは『チョコレート』。 他には、『ドラッグ』、『テレビ』、『タバコ』などと面白いネーミングでした。

080208 meal


 夕食はどうしよう? と思って歩いていたら、現代風小さなパブのドアのところに『All day traditional breakfast』の案内。 よく読むと、『スコティッシュ・ブレックファースト』。 『イングリッシュ・ブレックファースト』と何が違うのかしら?と思いながらここに入ることに。 でてきたものは、イングリッシュ・ブレックファーストとほぼ同じ。 ビーンズの左となりにハギスがあるのがスコットランドらしい。 真ん中のパンケーキのようなものも初めて。

 未だにブラック・プディングだけは苦手。 結構おいしくて満足でした。


 夜11時すぎ、8時50分ロンドン発の飛行機に乗った9人のメンバーも到着して、取り敢えず明日の踊りに備えておしゃべりが弾みつつも眠りについたのでした。

Posted on 2008/02/08 Fri. 06:50 [edit]

category: イギリス 遠出

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08

Magnificent view from Calton Hill 

 エディンバラの駅についてこの青空に感謝。 駅を出てすぐ目に入ってくる美しくも力強い建物を見ながらまずは荷物を宿泊先のホステルに預けて観光に。


 1999年に来た時から気になっていた場所へ、こんなにお天気が良いのだから行かないはずはありません。

080208 calton hill

 North Bridgeから見るColton Hill。 ロンドンから電車でエディンバラに来ると、駅に入るすぐ手前、右側に見えるもの。 この写真の中央辺りの塔がわかりますか?この塔のすぐ足元まで行きました。

080208 sea from calton hill

 坂道を登りきると、なんて美しい!! 風は強風だけれど、でも眺めは最高。 海が見えて、

080208 sea from calton hill-2

 こちらもずっと先に海。 真ん中辺りにある島は何なのかしら?
080208 castle from calton hill

 反対側にはエディンバラ城。 今回は結局近くまではいけませんでした。

080208 palace from calton hill

 そして、丘の上に立つとミニチュアにも見えるこのお城。 ホリルードハウス。 手元にある音楽の友社発行の『ガイドブック 音楽と美術の旅 イギリス編』によると、メンデルスゾーンが1829年にここを訪れ、『スコットランド交響曲』の着想を得た、とあります。


 強風なのも気にせずに、午後3時半過ぎまで夕暮れになるまでの時間を1人のんびりと過ごしました。 イギリス南部では見ることのできない起伏のある土地、珍しさと高いところに立ったときの気持ちよさで、風さえなかったらもっとゆっくりしていたかもしれません。

Posted on 2008/02/08 Fri. 06:48 [edit]

category: イギリス 遠出

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08

ロンドンからエディンバラへ! 


080208 edinburgh


 イギリスの冬らしくない青空が広がった日、1999年9月にヨークから日帰りで行ったエディンバラへ今回は2泊3日の旅。 


 朝10時、ロンドン・キングス・クロス発の元々は長距離バスの会社、ナショナル・エクスプレスが運営??する電車でエディンバラへ。 

 キングス・クロスと言えば『ハリー・ポッター』で聞いたことがある方も多いでしょう。


080208 ticket

 左が電車の切符。 キングス・クロス駅には改札がなくて、車内で途中車掌さんが回ってきて切符の確認。 見えにくいですが、星型に切り抜かれています。 私はあらかじめ予約しておいた、『Quiet Coach』、要するに静かにしている車両。 携帯電話での会話、大きな声でのおしゃべりが禁止。 進行方向右、窓側が私の席。 切符に座席番号が書いてありますが、車内に入ると、予約されている席の背もたれに、写真の右のような、『Reservation card』が入っているのです。 私は始発から終点まで、ロンドンからエディンバラの予約。 予約のカードが入っていても、予約されている区間以外だったら誰でも座ることができるのが合理的。ちなみに予約は無料。

080208 view from the train

 ロンドンを出て15分もすればこんな景色が広がります。 永遠と続くこの景色。 お天気が良いし、車窓の眺めは観ていて飽きません。 音楽を聴きながら本を広げることもなく、ずっと景色を見ていました。 

 小さくてこの電車が止まらない駅でも、段々とこの景色ではなくて家が増えてきて、教会の塔が見えると駅が現れます。 ずっとこの繰り返し。

 

080208 york station

 私が乗った電車は、まずはピーターバラ、そして11時55分にヨーク着。 『Quiet Coach』なのに、非常にうるさい集団がいたのが残念。 写真はヨークの駅。 大きい駅の多くではプラットホームと駐車場の高さが一緒。 荷物があっても困りません。 そして、このアーチ型の屋根も大きな駅ではよくみられるもの。 (そういえば、カーディフはどちらも当てはまりませんでした)



080208 view from the train-2

 ヨークを過ぎて、北に行けば行くほど空がグレーになってきて、どこか物悲しい風景。 でもこれってとてもイギリスっぽい景色だと思います。


 ヨークを出てからダーリントンに止まって、12時55分、ニューカッスル着。 ニューカッスルと言えば、『ビリー・エリオット』の舞台。 大きな川と橋が、ロンドンのテムズとは全然違って、印象的。 

 でも、私はニューカッスルに到着するのを心待ちにしていました。 それは・・・・・・

080208 sea from the train
 ニューカッスルを出発してしばらく経つとこの景色が広がるから。 海。 イタリアとかの華やかな海、オスロの開放的な海とは違って、寂しいけれど、美しい。 途中、遠くに島が見えたりして、1999年に母と電車の中で大喜びした風景。

080208 sea from the train-2


 イギリスの電車は良く遅れるのに、この北に伸びる路線は線路が良いのか、スピードもあるし、ありえないことに、午後2時24分着予定のこの電車、2時20分にエディンバラに着きました。 エディンバラの駅も懐かしい。


 駅をでてすぐ目の前に広がる荘厳な建物。 美しい街。 思わず深呼吸をしていたら、何の為に今回エディンバラに来たのか、つい忘れそうになります。

Posted on 2008/02/08 Fri. 06:16 [edit]

category: イギリス 遠出

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08

明日からエディンバラ 

 昼間はそれほど冷えなくても、夜になると冷え込みます。 日本は雪で大変なようですね。


 さて、明日からは2泊3日でエディンバラへ。 土曜日に大学対抗??ダンスコンクールに出る為。 私は自分の在籍している大学ではなくて、お隣のインペリアル・カレッジ・ユニヴァーシティの一員としての出演。 明日は多くの人が夜ヒースロー発の飛行機でエディンバラに向かいますが、私は久々のホリデー(ではないですけれど)なので、北イングランドの海沿いは素晴らしい景色が見えるので、午前中の電車で1人行くことに。 

 只今、夜11時半過ぎ、実はまだ何も荷物の準備ができていません。


 一昨日、このまとめ役の子から長いメールが届き、そこには、持ち物チェックリストが。 これが、イギリス人が書いたとは思えないほど面白いもので、学校でこのメールを開いた時、大笑いしてしまったのでした。 衣裳などの他、バレエは髪の毛をどうするか、その為に、『ヘアピン、櫛、ゴムを持ってくるように』 ここまで書くとは・・・・・


 日曜日のリハーサル、練習している場所がもちろんかなり暑くなっていたのですが、途中からクーラーが・・・・・ 日本に比べまだまだクーラーの普及率が低いイギリス、途中見回りに来た警備員さんが、帰った後寒くなったので、ご丁寧にクーラーを入れてくれたよう。 でも、これにより私達の筋肉がこわばり、翌日足に痛みが。 火曜日のリハーサルに行ったら、日曜日にいたメンバー全員が同じ状態。 今日はだいぶよくなりましたが、土曜日までにどうにかなってくれないと非常に困ります。

 水曜日に最後のリハーサルをやって、後は当日を待つのみ。 


 室内楽、オーケストラのピアノをやったこともあったけれど、こうして一つのものを8人で創り上げるのは久しぶり。 いつも舞台の上では1人のピアニストから、こうして8人で一緒に舞台を創る、というのはまた違った楽しさがありました。 音楽家に接するだけでなくて、こうしてインペリアル・カレッジという超理系大学の人達との交流、今回このコンクールメンバーに声をかけてもらえて本当に嬉しかったです。


 土曜日はどうなるでしょう??? 一年前、いや半年前にもまさかこんな風に自分がバレエを踊る、なんて思っていなかったから与えられた舞台を楽しんでこようと思います。


 荷造りしなくては・・・・・・・

Posted on 2008/02/07 Thu. 06:51 [edit]

category: 日常

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07

『篤姫』 

 日本から帰ってきてもう4週間。 早いものです。

 日本を発つ直前の日曜日、大河ドラマの第1回。 このところ、たとえ家族が大河ドラマを観ていてもお話しの途中だとよくわからないから観ることもなかったのに、今回は第1回だから、と思って観たら、これがおもしろい!


 中学生、高校生の頃はよくみていて、ちょうど、西田としゆき演じる吉宗とか、竹中直人の秀吉の頃。 10年振りに観る大河ドラマは、言葉ももちろん古い言葉も使いつつもだいぶ現代語が入っていたから、私にもだいぶ理解できる。 

 大体、日本史なんて、私は中学2年生の時に勉強して以来触れていないところ。 通っていた中学、高校一貫校は、高校1年生の社会は、世界史が必修、地理と日本史はどちらかを選択。 だから地理が好きな私は地理を選択したのでした。 江戸末期、徳川10代目以降はかなりあやふや。


 女性が主人公、もちろん作っているところもあるだろうけれど、それでも、当時の女性であのように自分の考えを持っている人がいた。 これがとても興味を惹かれたところ。 日本の男性って人にもよるのでしょうけれど、特にイギリスに来ている同年代の男って、女が口を出すなんて、みたいに私などしょっちゅう言われていたのですから。


 というわけで、1回目を観た後にイギリスに帰ってきて、しばらくは生活も落ち着かなかったけれどふと『篤姫』が気になったが最後、さすが今のネット社会、ネットで観られるところを検索。 

 運良く見つかり、すっかり嵌ってしまいました。


 とてもお話しの進むテンポが良いけれど、このままでは50回分もあるのかしら??? と思いつつ、すっかり死んだ状態になっていた私の脳内の『日本史』という引き出しを少しでも開けることができたらよいな、と思っているところです。 

Posted on 2008/02/04 Mon. 06:00 [edit]

category: 日常

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04

バレエ・アソシエーションの集まり 

 青空が広がりました。


 ピアノを一生懸命やりつつも、論文の準備だけは少しずつやらなくてはいけないので、今日は2週間前に予約した場所へ。 学校からバスで15分ほど、ケンジントン・オリンピアにある、ヴィクトリア&アルバート・ミュージアムのコレクションへ。 一般公開はしていませんが、予約制で貸し出しをしていない演劇関係の本が充実している図書館といえばよいでしょうか。


 五線譜と鉛筆を片手に、ヴィデオを観てある程度必要な音楽を書き取って、それからあらかじめ出しておいて貰った本を読むこと2時間。 あっという間。 またまた疑問が積もるばかりで後退です。


 学校へ戻ってピアノをやってから、今度はセントラルへ。 これから先はマニアックです。

トッテンナム・コートロード近くの教会で、バレエ・アソシエーションの集まり。 このバレエ・アソシエーションというのは、私も今日初めて行ったのであまり詳しくは分かっていませんが、ちょっとした年会費を払うバレエ好きの集まり。 月に2度ほどほんのわずかの会費で主にロイヤルバレエのダンサーのお話を聞く、というもの。 私は11月末に会員になって、教えがあったり日本に行ったりでこの集まりにいけませんでしたが、今日は私が好きなダンサー、ファースト・ソロイストのマーティン・ハーヴェイが話す、というのだから逃すわけにはいきません。

 小さな教会に入ったら、まあオペラハウスの常連さんで喋ったことはなくても顔なじみの人ばっかり。 平均年齢60歳(私を除いて)。


 マーティンがバレエを始めた理由、ロイヤル・バレエ・スクールを経てカンパニーに入ったところ。 それから飛んでこの4年間ほどのこと。 

 マーティンはいわゆるテクニックが凄いダンサーでは全く無くて、でも役作り、というかキャラクターが私は大好きなのですが、それは本人も今日言っていたこと。 自分はクラシックのダンサーというよりも、演劇ができるダンサーだ。 王子様系は似合わない(これはあたり)から、もっと心理描写の深い役が好き、ということ。

 昨年5月に私は『マイヤリング』の主役、ルドルフをマーティンで観て、これが非常に良い舞台だったのですが、昨年がルドルフの役デビュー。 ルドルフは男性ダンサーの皆の憧れ。 マーティンもその1人で、この役を貰った時、ウィーンに行って、雰囲気を味わい、その中にいることで役を掴んだこと。

 やはり、私が舞台を観ての彼の感想と、本人の口から出てくるものが同じでした。


 残念ながら私は観ませんでしたが、『オネーギン』のオネーギン役については、『一番難しいのは、目の前にタチアーナ役の美しい女性がいるのに、全く興味が無いように演じなくてはいけないこと』なんて言って、会場を笑いの渦に。 


 非常にウィットに富んだ話し方をする、ある意味で、『Very English』な人です。 


 明日はマチネ公演で1996年初演の『クローマ』、マーティンも出演する、マクミランの『ディファレント・ドラマー』、そしてマクミラン振り付けの『春の祭典』の初日。 ほとんどの今日来ていたメンバーが明日もまたオペラハウスに行くのでしょう。


 入ってはいけない、ディープエンドに足を遂に突っ込んでしまいました・・・・・・・・・・

Posted on 2008/02/01 Fri. 06:23 [edit]

category: バレエ

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