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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

Reindeer-トナカイ 

 いつも通り時差ボケなし。 それだけが救いです。

 ロンドンの生徒宅で大きなクリスマスツリーばかり見ていたら、実家のクリスマスツリーの小ささにショック。 私が赤ちゃんの頃に購入したツリーは当時は大きい方だったようですが。

071220 reindeer big

 このトナカイの飾りは私が何年か前にカーディフで見つけて、運んできたもの。 日本の税関で、たまたま検査官が女性で、ビニール袋からのぞいているこのトナカイをみて、『わーかわいい!』なんて言われたのでした。 縦の長さ、50-60cm。 首のリボンは母が結んだもの。

071220 reindeer small

 

 そして、今回コヴェントガーデンのクリスマスショップで見つけた赤ちゃんヴァージョン。 つのだけは形が違うし、色も明るめ。 ひとつしか買ってこなかったけれど、もう一つくらい買ってこればよかった。

071220 reindeers


  妹が背中に乗っけてしまいました。 色々なところでトナカイの置物を見るけれど、これが一番好き。 


 クリスマス、あともう少し。 一昨年、昨年とウエストミンスター寺院のキャロルサーヴィスに参加したけれど、今回はそれができないのが残念。 それに、暖かすぎて、クリスマス、という感じがしなくています。

Posted on 2007/12/20 Thu. 06:37 [edit]

category: クリスマス、行事、習慣

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20

日本到着 


071219 sky

19日朝、機内で朝食が出る頃窓を開けると空がきれい! この翼に立ったら気持ちがよいでしょうね。 翼の先から空を歩けそう。

 今回はシベリアからではなくて、モンゴル、中国、韓国の上を通って日本に入ったのですが、雲の切れ目から島々がとてもきれいに見えました。

 私、飛行機の中で、映画よりも飛行機の飛行経路というのかしら?あの地図を見ているのが好きなのです。 いつもならシベリア上空から南に下がる時、ちょうど朝食の時に気流が酷くて揺れることが多いのに、今回はそれもなし。

 そういえばアリタリア、機内であってもコーヒーがおいしかった。

071219

 真ん中あたりに飛び出しているの、富士山。 機内アナウンスが入りました。 長距離路線で窓側に座ることがない私は、今回初めて飛行機から富士山を見ました。 頂上に立ったら気持ちがよいでしょうね。


 着陸は10時30分。 それからターミナルに移動して飛行機から降りたのが10時55分。 いつも荷物が出てくるのが遅いし、もしかしたらミラノでの乗り換えがぎりぎりだったから荷物が届かないかも、なんて思って呑気に歯磨きなんてしていたら、11時10分には既に私のスーツケースが回っていました。 こんなこと初めて。 いつも最後のほうなのに。


 スーツケースを宅配便で預けてから京成で成田を出発。 途中船橋で乗り換えて地下のアーケードでお昼。 久々の日本のお米のおにぎりと、お味噌汁がおいしかった! 


 それにしても、日本は暑いくらい。 コートなんて必要ないし、太陽が出ているとぽかぽかしているし。 


 電車に乗っていると、日本人が『すみません、ありがとう』を言わないで、人を押して車内を歩くことにカルチャーショック。 イギリスで子供に最初に教える言葉が『Excuse me、Thank you』だとしたら、日本人はこれらの使い方を知らないのでしょうね。 電車のアナウンスの多さにも閉口。 そして、老いも若きも電車の中では眠るか携帯電話。 ある意味で電車の中であれだけ眠れるなんて平和な国。 イギリス、ヨーロッパでは寝たら盗まれるから電車の中で眠るなんてできません。


 夏以来のお風呂がとっても気持ちがよい! これだけは極楽。 イギリスの自宅は湯船があるものの、シェアだからバスルームを長く使えなくて、いつもシャワーだけ。


 さて、これから3週間弱の日本滞在、どうなるでしょう??????

Posted on 2007/12/19 Wed. 06:22 [edit]

category: 日本 2007年冬

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19

ロンドンーミラノーローマ 

 長いです。 


 18日、朝1時30分過ぎに家を出てからバスを1回乗り継いでヒースロー空港のバス・ステーションに着いたのは3時15分。 1本目の乗り合いバスは20分ほどだから良いとしても、2本目は1時間近く乗るから、寝ないでいられるかしら?と少々不安だったものの、隣の人とおしゃべりが弾んで心配無用。 


 今回はアリタリア航空だったので、第2ターミナルへ行って、アリタリアのチェックインカウンターへ行ったら既に10人ほど並んでいたものの、午前6時発のミラノ行きのチェックイン開始は4時15分。 


 チェックインをした時、私は今回3枚の搭乗券があったので、チェックインカウンターのお姉さん、笑いながら、『あなた、2回も乗り換えするのね。 ちゃんと説明するわ』 あの・・・・・アリタリアのウェブサイトから購入したらこうなったのですけれど。


 ヒースローは他の国に比べても昨年夏のテロ未遂以来とにかくセキュリティーチェックが厳しいので、4時半にチェックインがすんでから、すぐにセキュリティーチェックへ。 さすがに朝一番だからかとっても空いていたものの、しっかり全員靴も脱がされました。 


 午前6時発ローマ行きのアリタリア、6時になっても搭乗が始まらなくて、機体に問題があって、結局出発は6時半。 さすがイタリアの航空会社、何人か男性フライトアテンダントがいたものの、格好良さがイギリス人とは雲泥の差! 離陸が嫌いだし、寝ていなくて眠気がすごかったので離陸を知らないのはいつものこと。

 ミラノ着陸前、今回はいつも以上に気流で耳がおかしくて、というか痛くて悲惨。


 9時30分(イギリスとイタリアの時差は1時間)ミラノ・マルペンサ空港着。 1年半ぶりのイタリア。 太陽が!! 外に出たい気持ちでいっぱい。 でも残念ながら飛行機から空港ビルディングへの移動はあの通路をつかって。


 マルペンサ空港は初めて。 セキュリティーチェックはイギリスに比べると適当。 そこから私が乗る国内線の表示に沿って進んだら、なんと入国審査。 イタリアの国内線に乗るから入国扱い。 しっかりパスポートにスタンプまで押されたものの、本当の意味での(私の中での)入国ではないから、悔しい! もちろん、ローマでは出国スタンプを押されました。 

 10時30分発のローマ行きはほぼ満席。 ロンドンからミラノのフライトにいたダンディーなフライトアテンダントはこのフライトでも仕事をしていたから、フライトアテンダント、忙しいですね。


 ローマに着いて、空港内を国内線から国際線へ再び大移動。 まあ、次のフライトまで時間があったから、とりあえず私が乗るビルディングへ行ったら、まあ、日本人ばっかり!!


 イタリアで外に出られないのなら、せめて空港内のカフェでカプチーノを、と思ってカフェでカプチーノを購入。 ここで、騙されました。 正確には、騙されたけれど、ちゃんと言って返してもらった、と言った方が正しい。


 1.20ユーロのカプチーノ、私は5ユーロ紙幣を出しました。 レジのおじさん、常識的になら、3.80ユーロのお釣りを、2ユーロコイン、1ユーロコイン、50セントコイン、20セントコイン、10セントコイン、各一つずつくれればよいはず。 でも渡されたお釣りは、1セントも、2セントも混じっていて、なんだか怪しい。

 数えてみたら2.80ユーロしかありません。 すぐレジに戻って、レシートを見せながら、足りない、と言ったらおじさん、

 おじさん:『いや、ちゃんと数えてごらんあるはずだから』

 私:『ないよ。 あなたに私は5ユーロ渡したのだから、お釣りは3.80ユーロよね? でも、ここには2.80ユーロしかないの。 数えてみて。』

 おじさん:レジと客の間にあるお皿のようなものの上になぜか1枚あった50セントコインを指さして、『ああ、ここに50セントがあるからこれが君のだよ』 

 私: 『でも、まだ50セント足りないけれど』

 おじさん : 『わかった』


 といって、レジの中からではなくて、レジの上においてあった50セントコインをくれました。 まったく!!

 これは間違いではなくて、絶対に確信犯。 今まで多くの日本人を騙しているかもしれませんね。 一つ救われたのは、相手が英語を理解できたこと。 周りの日本人唖然としていましたが、たとえ1ユーロであってもちゃんと言わないと、これからもだまし続けるでしょうから。


 ローマでは時間があったので、せっかくだからチョコレート類だけ見てまわって、日本行のゲートへ行ったら、一目見て日本人団体客、とわかる人ばっかり。 ここで正直イギリスに引き返そうと思いました。 私、団体客って非常に苦手なのです。 

 14時発、ちょっと遅れて搭乗開始。 私はあらかじめチケットを購入した時に予約しておいたお気に入りの座席。 エコノミークラスを半分に分けた時の前半の一番後列。 団体客はいつもだったら後ろにいることが多いのに、どうやら5つか6つの団体客が入っていたようで、どこもかしこも団体客。 ボーディングが終わる前、私は3人掛けの通路側だったのですが、あと2つは空席。 そうしたら、5列ほど前に座っていた団体客のおばさんが来て、『席代わってくれない?』 もちろん、丁寧にお断りしました。 だって、このおばさんが座っていたのは、まさに団体客の真ん中。 


 ラッキーなことに出発してからも空いたまま! 結構混んでいて、個人客は3人掛けに二人で座ってはいたものの、3人分使えるなんて! 疲れ果てていた私は夕食はちゃんと食べた物の、しっかり横になってきました。

 

 時差ぼけを起こさなくする為に、離陸したらすぐに日本時間に合わせて生活。 だから14時に出発、ということは日本時間の夜10時。 ちょうど日本が夜中の間にフライトなので、寝ることさえできれば楽なフライトかもしれません。

Posted on 2007/12/18 Tue. 06:37 [edit]

category: 日本 2007年冬

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18

もうすぐ出発 

只今イギリス時間、17日午後11時30分。 あと2時間で家を出発です。


 夜はナイトバスが走っているので(別料金なし!!)、家の近くのバス停からバスに乗って、学校近くまで行ってそこからヒースロー空港行きのバスで1時間ほど。 空港には3時過ぎに着いて、6時の飛行機でまずはミラノに向かいます。 それから1時間半の乗換えで、ローマへ。 ローマでは2時間の乗換えで、やっとイタリア時間午後2時、ロンドンを出てから7時間後に東京行きの飛行機に乗ることになります。

 よって、ロンドンの家を出てから成田に着くまでが丁度24時間。 長旅です。


 愛するイタリアで、空港の外に出られないのは非常に残念だけれど、仕方が無いですね。


 荷物はスーツケースだけできていて、後はベッドの上に用意してあるものをバッグに詰めるだけ。 スーツケースはほぼいっぱい。 といっても私の物は少なくて、お土産ばかりなのがいつものこと。 


 ロンドンでクリスマス前にやり残したことがあるのが心残り。 いつも見ているだけ、とはいえ、セルフリッジも、リバティーも、クリスマスショップへいけなかったのが残念。


 日本で会う約束をしている人達、楽しみにしています。 それでは、19日水曜日に、また日本から更新します♪

Posted on 2007/12/17 Mon. 06:24 [edit]

category: 日本 2007年冬

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17

出発2日前 

 青空。 だから、非常に冷え込んでいるのに、半袖の人をみかけました。 本当にイギリス人って謎。


 昨日、今日で日本へのお土産の買出し。 ロンドンのセントラルは、とにかく凄い人で、歩くのも大変。 飾りを見にフォートナム・メイソンへ行ったら、凄い混み方。 


 18日朝6時ヒースロー発の飛行機なので、18日の朝2時前に家を出る必要がありそう。 飛行機が苦手だし、日本が苦手な私は、今は凄く緊張状態。 日本へは、今回は家族に会いたい気持ちと、行きたくない気持ちが半々。 7月31日に日本を発ってすぐに日本へ行きたい、と思っていたのに。 言葉が通じない初めての国に行くよりも、日本の方がもっと不安。 


 今回も成田に着いたらその後は1人での行動だから、色々と必要な電車の時間を調べることはもう大丈夫。 ちゃんと乗換えができるかも不安。 東京は人の流れが速いから。 これでも、中学、高校と6年間新宿を通過して通学していたのですけれどね。 ロンドンにいても、東京はずっと都会です。


 荷造りは明日の午前中。 でも、荷造りリストだけはできているから、それに沿ってスーツケースに詰めていけばよいだけ。 論文の資料だけは絶対に忘れてはいけないもの。 今回は演奏がないから、楽譜の量が少ないのが残念だけれど、助かること。 


 明日一日、2007年最後のロンドンを楽しみたいと思います。

Posted on 2007/12/16 Sun. 06:55 [edit]

category: 日常

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16

ウィンター・ワンダーランド 


071215 winter

夕方からお出かけ。 シェパードブッシュの布屋さんを回って、必要な布を購入。 今回はドレス用でなくて、普段用のスカートの生地。 それが、お店が何軒もあるのに、ドレスに適するものはたくさんあるのに、普段用って中々なくて、結局6軒も見て回ることに。 これで、今年の冬は母から洋裁を習う予定。


 その後、学校のシアターでバイト。 この辺の子供のオペラの発表会?? まあ、こういうことさせているイギリスの親って扱いにくい。 地域的にも、めんどくさい親が多そう。 褒められて育てられなかった私にはわからない世界です。 

071215 winter wonderland


 というわけで、夜8時半近くになってから、学校からバスで5分ちょっと、ハイドパークの一角で催されている『ウィンター・ワンダーランド』に行ってきました。 この写真の奥が、その会場。 入り口にアイス・リンク、そしてクリスマス・マーケット、アトラクション。 非常に冷え込んでいたのですが、さすが土曜日の夜、結構にぎわっていました。 

071215 christmas market

 私はドイツに行ったことが無いので、ドイツのクリスマスマーケットは未経験なのですが、きっと、こういうストールがもっとたくさん連なっているのでしょう。

071215 view

 大きな観覧車。 これが11月末に突如現れた時にはびっくり。 ロンドンの観覧車といえば、テムズ川にある、ロンドン・アイ(でしたっけ??)。 私、バスに乗っていて、一瞬行き先間違えたか、と慌てました。

 日本の観覧車って、ずーっと動いていたはずですが、これは回るスピードもちょっと早め。 人が乗り降りする時には、観覧車が停止します。 そういえば、イギリスの観覧車って乗ったこと無いけれど、どれも一時停止するような気が???


 よく言えばインディヴィジュアル、普通に言うと、人と行動できない私、今日も1人。 こういう場所に1人で来るのは大体おじさんだけ。 女の子1人なんて、私くらいですね。 非常にマイペースです。

071215 dangeron

 これは、乗ってみたかったかも。 ディズニーランドで言えば、ホーンテッドマンション?? 車というか馬車というかなんか分からないけれど、きっと怖いものがあるのかもしれません。 

071215 father christmas

 写真で見ると、ファーザー・クリスマス、ロープをよじ登っているのですね。 実際は、実は首をつっているように見えて・・・・・・


 それにしても、Mulled Wine一杯3ポンド(700円!)って高すぎ。 だから結局飲まず。 カーディフのクリスマス・マーケットでおじさんが売っていた安いけれど、自家製の愛情込めて作ったMulled Wineが懐かしい。 来年は自分で挑戦しようかしら。

Posted on 2007/12/15 Sat. 06:03 [edit]

category: ロンドン観光

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ロンドンのクリスマス その1 

 ロンドンのクリスマス風景、全くつながりの無い写真のオンパレードです。


071215 sommeset house


 コヴェント・ガーデンからほど近い、テムズ川沿いにある、大きな建物、サマーセット・ハウス。 一部は美術館になっていて、結構素敵なコレクションがあります。 そこの中庭、夏は地面から水が噴出していた(なんていうのでしょうね?)のですが、今はスケートリンク。 ロンドンって寒くても雪は降らないし、私が知っているだけでも、ロンドン市内に3つのスケートリンクができています。


071215 tree

 上の写真のクリスマスツリーの拡大。 かなり大きなもので、エメラルドグリーンの大きなボールが飾られていて、とってもきれい。 下には巨大プレゼント。 中身何かしら??

071215 covent garden

 先日ここにも書いたコヴェントガーデン、白い飾りですが、ところどころに、靴とか、色々と飾られていました。

 これはクリスマスショップの上の部分。 ここのクリスマスショップ、この前行ったのですが、可愛らしいものばかり。 私の実家にあるイギリスから何年か前に運んでいったレインディアー(トナカイ?)の赤ちゃんを購入! これについては、私が日本に行った後に詳しく。(私のレインディアー、出しておいて下さい)

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 ピカデリーサーカスとオックスフォードサーカスを結ぶ、リージェント・ストリート。 毎年ここのネオンが楽しみなのに、今年はこんなへんてこりん。 宇宙か?? これ、元は白の球体で、どんどんピンク、黄色、グリーン、ブルーと色が変わっていきます。

071215 orange


 今、コヴェントガーデンにマーケットが出ていて、そこで飾ってあったもの。 クリスチャンの何というのか忘れましたが、オレンジで作って、血と大地と何かを表すのですよね。 先週話を聞いたばかりなのに忘れました。


 今年はまだMulled Wineを飲んでいないので、今日はこれから夕方学校でバイトがあるので、その後ハイドパークのクリスマスマーケットに行ってみようかな、なんて思っています。 それにしても寒くて、今午後3時で家の中にいるのに、手が冷たくてどうにもなりません。

Posted on 2007/12/14 Fri. 21:49 [edit]

category: クリスマス、行事、習慣

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都さんの『くるみ割り人形』 

 朝10時にオペラハウスに着いて、10時にオープンのボックスオフィスは既にオープンしていたので、そのまま列に加わり待つこと30分、無事に今夜の『くるみ割り人形』のチケットを手にしました。

 ボックスオフィスの人に、今夜都さんが踊るかを聞いたら、その時点ではキャンセルの予定なし、ということで、ど真ん中だけれど、本当に天井桟敷で、後ろから3列目、という遠い場所を購入。 いかにいつもの立ち見が恵まれているかがわかります。 



071214 ROH
今夜のオペラハウスは、開演前には全席完売で、ボックスオフィス前に戻り券を求めて並ぶ人達が。 
旧フローラルホールも、上のアンフィシアター・バーも、とにかく凄い人。 
これは休憩時間ですが、バルコニーレストランも、ほぼ満員。


 夜再びオペラハウスに戻って、キャストシートを開くまでドキドキ。 都さんの名前があって、本当に嬉しい。

 その他も、クララもくるみ割り人形もドロッセルマイヤーも8日に観た人達と同じで、私が一番好きな組み合わせ。 今シーズン2度目、そして今シーズン最後の『くるみ』。 やはり好き。 序曲が始まって、どんどん舞台展開していくことに胸が高鳴ります。 


 『ジュエルス』で非常に良い演奏をしていたロイヤルオペラハウスオーケストラですが、指揮者が違うと、こうも違うのか。 前回8日に観た時は、とにかくもたもたとした演奏。 今回は、テンポが速い、というよりもあせってせわしない演奏で、特に第1幕はダンサーがかわいそうでした。


 クララのアイオナも、くるみ割り人形&ハンス・ピーターのリカルドも、前回よりももっとのびのびとしていました。 だから、同じキャストで何度も観るのが楽しくなるのです。


 第2幕、都さんが舞台に立った時、きらきら輝いています。 物凄いオーラ。 遠くからも伝わってくるのですね。 

 今夜は『花のワルツ』のトップ、ローズ・フェアリーが『ラ・バヤデール』以来気になっているディードラ。 とっても温かみのある、華のある踊りで、心が温かくなりました。


 そしてお待ちかねの、パ・ド・ドゥ。 都さん、怪我で火曜日の舞台を降板したのが嘘みたいな踊り。 とにかく彼女の踊りは一つ一つが丁寧であり、意味があるのです。 どうやったらあんなに輝いていられるのかしら。 

 上体の使い方も、ロイヤルスタイル。 やっぱり、金平糖の精は都さんが好き。 


 あっという間の2時間。 夢の中に引き込まれて、その夢の世界というのは、一瞬のうちに過ぎてしまいます。


 今日の公演を最後に、『くるみ割り人形』は27日までなし。 12月の公演は完売、1月は残り少し。 

 これで、2007年の私のバレエ鑑賞は終わり。 次は1月の『シルヴィア』。


 毎年、クリスマスにバレエをテレビ放送するイギリス、今年は25日に『ロミオとジュリエット』(クリスマスにふさわしくないですね) テレビもヴィデオも持っていないのが、こういう時残念! その他、舞台裏も放送するらしいのに。 

Posted on 2007/12/14 Fri. 06:23 [edit]

category: バレエ

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14

残り後4日 

 午後6時で既に霜が降りて、夜9時に家に帰るときは道が凍っていて、滑らないように気をつける必要が!

というのも、昨夜、また暢気に空なんか見ながら歩いていたら、滑って転んで、今回はちゃんと手をついたのに、どうやら左肩をねじったらしく、今日はその痛みが・・・・


 日本では報道されていることでしょうが、ロイヤルバレエのプリンシパル・ゲスト・アーティストの吉田都さんが、OBEを受賞。 おめでたいことです。 彼女、8日のくるみ割り人形を怪我でキャンセル、11日の分は当日にキャンセル、残りはあと1日、明日14日の舞台。 今のところキャンセル発表されていません。 私はチケットを持っていませんが、全席売り切れ。 ということで、明日朝10時からオペラハウスで発売の60何席かのデイチケットを求めて並ぶことにしました。 ということは明日は8時前にはオペラハウスにつきたいのよね。 そこまで冷え込まないことを祈るのみです。


 今日でピアノのレッスンも終わり。 先週体調を崩して練習不足なので、バラキレフの第4楽章を持っていくことは諦めて、第2楽章をもう一度見ていただくことに。 だいぶまとまってきたので、やってもできないところを中心に助言していただいて、この冬休みの練習の仕方がわかりました。

 私の今の演奏だと面白みにかけるし、きれいにはまとまっているけれど・・・・ というところなので、これをあとは自分のものにしていくこと。

 1月は学校が始まって早々にレッスンなので、この4週間が勝負です。


 ということで、学校での用事はほぼ終わり。 図書館から必要なものもある程度収集できたし。

 残りは、土曜日の聴音&楽典の教えと、月曜日のピアノの教え。 日本に着いてからも今度は日本での教えが入っているので、まだまだ気を抜くわけにはいきません。

 

 私が1月8日にロンドンに帰ってくる頃には既にクリスマスの飾りは片付けられているので、後4日で見ておきたい場所はたくさん。 荷造り??? なんにもやっていません。 クリスマスカードも書いていないし。 

Posted on 2007/12/13 Thu. 06:26 [edit]

category: 日常

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13

素敵なホームコンサート 

 とっても冷え込んでいるけれど青空。 だから、イギリス人はノースリーブや半袖で歩いている人もいました。 もちろん、ほとんどの人はコートを着ていますよ。 イギリス人ってきっと肌で感じることができなくて、青空=暖かい、と思っているのだと思います。


 素敵な出会いに感謝。 縁あって今日のホームランチタイムコンサートに声をかけてくださった日本人の方、この方のお嬢さんの伴奏を5月にさせていただいていたのですが、ロンドンから南に電車で約30分、ロンドンバスが走ってはいるけれど、既にロンドンの面影なし。


 大きな家が並んでいるところを歩くこと15分ちょっと、玄関をあけると、素敵なホール。 クリスマスの飾りがこれまた私好み。 私好みだけれど、自分では似合わなくてできない飾り。 ミュージックルーム(シッティングルーム?)の向こうには広い庭。 いくつかの置物がこれまた素敵。 ピアノはスタンウェイのグランドピアノ。 大きな鏡に、置物に、家族の写真。 そして上からはシャンデリア。 とにかくこれらのものが主張することなく、穏やかにおさまっているのです。 今日ここに来られたことに感謝。


 チャリティーの為のコンサートで私はてっきりイギリス人相手だと思っていたのですが、日本人の何とか会の方たちのよう。 20人あまり。 ピアノが窓際にあった為に、すっかり鍵盤が冷えていて、普段手が冷たくなることがない私が、弾けば弾くほど手が冷たくなってきてどうにもならない状態。

 トークを入れるのも日本語。 日本語でしゃべることを考えていなかったので、頭の切り替えが全然できないまま。 


 途中、歌の方が2曲歌ったのですが、その伴奏の人が、これまた仰天。 今年からロンドンのシティーの音大で勉強している女の子、彼女とは一昨年の私の恩師が主催するサマーコースで会って、彼女がこちらに来る前にいろいろとやり取りをしていた子なのです。 本当に狭い世界。


 約1時間のコンサートが終了後は、おしゃべりをさせて頂きながらの立食形式のランチ。 ダイニングには天井まで届く大きな本物のクリスマスツリー。 テーブルには、いなり寿司に、おはぎにサンドウィッチ、ちまき、抹茶のカステラその他。 凄い!全て手作り。 いなり寿司は私の大好物だし、おはぎなんていつ以来?? でも、おしゃべりの方に夢中になってしまいましたが。 皆さん、20年とか40年以上イギリスに住んでいる方々。 色々とお話しを伺えてとてもよかったです。 

 でも、一度に何人もの日本人と話すのは久しぶりすぎて、日本語が本当に聞き取れていない。 私、問題だわ。 来週から日本でどうやって過ごせばよいのやら。


 演奏に着いては、私は不本意。 でも、サロンコンサートにぴったりのプログラム、知られていないけれど美しい曲にそしてトークを入れることがよかった、と好意的な感想をいただけてよかったです。 ロマンチックに歌い上げて、心に響く瞬間がいくつもあった、と言われた時が一番嬉しいこと。 


 本当に感謝。 演奏がもうちょっとよければよかったですが、でもやっぱりホームコンサートって音楽会の原点ですものね。 大好きです。 

 声をかけていただいてありがとうございました。 

Posted on 2007/12/12 Wed. 06:46 [edit]

category: 音楽

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12

夜更かし中 

 ちょっと前まで暖かかったのに、今夜はかなり冷え込んでいます。 外の車は既に窓ガラスが凍り始めていました。


 明日は初めてお会いする方のお宅でのチャリティー・ホームコンサート。 約1時間のプログラムで、とにかくお昼のホームコンサートなので、短めの聴きやすい曲を集めて、10曲。 プログラムの順番が全然覚えられないので、カンニングペーパー作らないと。 この冬の日本滞在中は残念ながら演奏無しだから、関係者のみながら、これが今年最後の公開演奏。 ほとんどが11月末のリサイタルで弾いた曲ですが、夏に日本で弾いてからお蔵入りしていた曲が3曲入るから、昨日、今日はちょっと焦っていました。 ちゃんと学んだ曲は、2回くらい弾けば形になるのですけれどね。


 風邪がやっとよくなったばかり、というのに夜更かしが続いているこの数日。 理由は、読書。 先週末にアマゾンで本を注文して、それが届き始めてからというもの、読書が止まらない。

何といっても、今まで知らなかったことを知るのって面白いし、あっちとあそことこっちに散らばっていたものが、段々繋がってくるのです。 論文の為でもあり、これから私が計画してることの為でもあり。 この計画、始めの一歩を今週末までには出さないと駄目なのよね。 


 そして、今読んでいる本、人と人との出会い、思い切ってドアを開けること、願いが実現される、努力をする、その一つ一つに反応してしまいます。

 

 正直今の私、修士論文が10個くらい書けそうな勢い。 書けそう、というよりも、10個以上のテーマができそう、と言った方がよいのかもしれません。 本当に中学、高校時代に勉強しないで、今勉強するようにたくさん頭の引き出しを空っぽにしておいてよかった~!! 

Posted on 2007/12/11 Tue. 05:29 [edit]

category: 日常

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11

V&A - 演劇博物館コラボレーション 

先日、土曜日にオペラハウスへ行く前にケンジントンに寄り道。 ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム(V&A)へ行ってきました。 理由は、ちょっと前にオペラハウスのすぐ近くにある、演劇博物館の外に、V&Aでここの展示物を展示してある、という張り紙を見たから。 

 演劇博物館はちょうど10年前に母に連れて行ってもらった場所。 あの時はまだまだバレエの衣裳デザイナーになる予定でいたから、この博物館は是非行きたい場所でした。 今、演劇博物館のウェブページを探していたら、もしかしたら今私がやっている論文の参考になるものがあるかもしれない、ということでちょっとじっくり見てみる必要がありそうです。


 閉館まで45分しかなかったので、この展示場所に直行。



071210 V&A headdress

 演劇博物館自体は演劇とは言うものの、英語だと『Theatre museum』なので、演劇、オペラ、ミュージカル、バレエなどなどが展示されていますが、ここでは主に演劇、あとオペラが少し。 デザイン画も、頭飾りも、衣裳もガラスケースではなくて、実際に目にすることができるのがロンドンの博物館の嬉しいところ。

071210 V&A Drama set
 これは演劇のセットのミニチュア。こういうの眺めるの大好きな私なので、この展示は一応来年の秋までやっているようなので、またゆっくりと見に来たいです。

071210 V&A Midsummer


 これはシェークスピアの『真夏の夜の夢』のどこかのお城(書いてあったのですが、忘れました)で近年上演されたものの舞台装置。 素敵でしょうね。 結構崩れた感じの石造りのお城が多いイギリス、夏になると、そのお城自体を使用しての『ロミオとジュリエット』の上演があるようで、これはいつか行きたい、と思っていますが、野外劇場の『真夏の夜の夢』、来年の夏は探してみようかと思います。


071210 V&A Beatrix

 このコレクションルームを出て、廊下のようなところを歩いていたら、壁に展示されている絵に反応。

 改めて言う必要もありませんね。 ピーター・ラビットの作者、ベアトリクス・ポッターのスケッチ。 これは年代を忘れましたが、彼女が20歳前半の頃のものだったと思います。 同時に、彼女の弟の作品もありました。

 斜め読みした解説によると、彼女はケンジントン(この博物館の辺り)に住んでいたようです。 


 今、博物館で貰ってきた予定表を見ていたら、『ベアトリクス・ポッター、最近発見された画』というのがあったので、もしかしたら、これもその一部なのかもしれません。 それだったら、これは常設展示でなくて、1月14日までのものだから、日本へ行く前にもう一度観に行っておかないと!


 今年、久しぶりに12月23日からロイヤルバレエでは『ベアトリクス・ポッター』を上演。 アシュトンが振付けたもので、ダンサー達は、皆かぶりもの。 ピーターに、その他色々のベアトリクスが描いた動物たちが登場します。 ダンサー達はこの被り物をつけて踊るので大変らしい。 私は10年前に観ているのですが、今回はちょうど私が日本から帰ってくる日がこの演目の最終日なので、観られないのが残念。 

071210 NHM skate


 ヴィクトリア&アルバート・ミュージアムの道路を挟んで反対側、自然史博物館のところに作られているスケートリンク+奥にクリスマスマーケット。 この写真を撮ったのは午後5時頃。 もうすっかり真っ暗です。

 

 今は12月10日の真夜中。 来週の今頃はあと2時間で家を出発するところ。 残り1週間を有意義に過ごしたいものです。 

Posted on 2007/12/10 Mon. 06:33 [edit]

category: ロンドン観光

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ハムステッド 

 何だかこの時期にしては暖かい日が続いています。いつもだったら4月頃に咲く花が咲き出してしまっているように思います。 

 

 今日を入れなかったら、日本に行くまであと8日。 クリスマスショッピングも終わっていないし、スーパーマーケットへの買出しもまだ。 まあ、これはぎりぎりでも大丈夫。 昨日オペラハウスへ行く途中、トラファルガー・スクエアを歩いていたら、ナショナルギャラリーで、『シエナ、ルネイサンス』という広告を発見。 これはいかないと。 1月初旬で終わりのようなので、日本へ行く前に行っておきたい。 火曜日あたり練習の合間に行けるかしら?


071209 hampsted

 昼過ぎから北ロンドンで教えだったので、そのままハムステッドへ。 雨だったのが残念ですが。 ずっと行きたくていたケーキ屋さんへ。 友達と2年弱前に行って以来2度目。 ハムステッドは高級住宅街? 素敵なのです。 お洒落な街。 

 目指した『ルイス』、多分東欧系だと思うのですが、雰囲気が素敵。 でも雨の日曜日の午後、狭い店内は満席。 あく気配がなかったし、一人だったから悪いかな、なんて思ってゆっくりできる雰囲気ではなかったから、持ち帰りでケーキを購入。

071209 hampsted shop

 ちょっと入った小道のお花屋さん? 写真だと見えにくいですね。 ディスプレイが可愛らしかったです。 

071209 cake


 『ルイス』で買ってきたケーキ。 日本のケーキのように繊細ではありません。 でも、純イギリスのケーキなんてもっと素朴だし、こういうスポンジ系+クリームなんて存在しないように思います。 

 先週だったか、スーパーマーケットで見つけたトワイニングの新作? バラの香りがほのかににおって、ちょっとクセがあるものの好きな味。 ストレートよりもイギリス人風にミルクを入れて飲むので、ミルクを入れると良い感じ。 

  

 まだ体調万全にはならないでいますが、明日からの1週間はまた色々とあるので、やることをやりつつ、クリスマスの飾りを楽しみに、ケンジントンとタウンをゆっくり歩くことができたら、と思っています。

 

Posted on 2007/12/09 Sun. 04:01 [edit]

category: 日常

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09

夢の世界の始まり 『くるみ割り人形』初日 

私にとってのクリスマス、『くるみ割り人形』のロイヤルバレエの初日が今日でした。


071208 the nutcracker
地下鉄の駅のプラットフォームに貼られていたポスター。 中央にいるのは都さん

 今日の昼公演が最初ですが、メインはやはり夜の公演。 もちろん、この夜を飾るのは、吉田都さんの予定でしたが、捻挫(+風邪)で昨日キャスト変更の発表。 都さんの代わりにアリーナ・コジョカル。 アリーナはとても人気があるので、良いかもしれませんが、私は好きでないタイプのダンサーだからがっかり。 都さんご自身が一番がっかりでしょう。 来週火曜、金曜日に都さんは踊る予定で、これはまだキャスト変更されていないので、怪我の回復を祈るのみ。 とはいうものの、私はチケットを持っていないのですが。


 とはいうものの、このロイヤルバレエが採用している、ピーター・ライト版の『くるみ』は都さんがやる予定の金平糖の精は第2幕でしか踊らないので、第1幕から出る主役、クララとくるみ割り人形、そしてドロッセルマイヤーを誰が踊るかが重要。 それなのに・・・・ オペラハウスは事前に発表してくれないのです。 



 オペラハウスに着いて、恐る恐るキャストシートをあけると・・・・ やった~!! クララはアイオナ・ルーツ、くるみ割り人形は、リカルド・セルヴェーラ、そしてドロッセルマイヤーはギャリ・エイヴィス! 昨年の初日と全く同じ。 私が大好きな組み合わせ。 やはり、彼らが初日、という私の予想に狂いはなし。

 その他は、いくつか去年の初日と変わっている部分がありました。


 1階立ち見の中央。 序曲が始まると、夢の世界。 何度聴いても、この『くるみ割り人形』の序曲は夢の世界へ導いてくれる音楽。

 ピーター・ライト版は去年初めて観ましたが、今まで観たどの版よりも好き。

 金平糖の精、王子以外、ほぼ今日のキャストでの写真は、こちらから。


 

 幕が上がると、そこはドロッセルマイヤーの工房。 クリスマス・エンジェル(クリスマスツリーの一番上に飾るエンジェル)の仕上げをしているところ。 あらすじを書くと膨大になるので、これは後日にしますが、ここから既にギャリが演じるドロッセルマイヤーにぐいぐいと惹かれて、ウルッとしてしまう。 私、いつからこんなに涙もろくなったのかしら。 私、昔はこんなに繊細な心を持っていなかったのに。


 続いて、シュターバウム家のクリスマスパーティー。 ここの場面の舞台装置、大好き。 子供だましではなくて、大人のステージ。 

 この幕から、既に第2幕への導きがされているのです。 クララ役のアイオナはいつもどおり素敵な笑顔。 


 クララがくるみ割り人形を助けて、第1幕第2場、雪の場面が始まるところ、これでもか、これでもか、というほど美しい世界。 


 第2幕はお菓子の国。 この舞台装置の形のクリスマスケーキがドロッセルマイヤーからのプレゼントとして、第1幕で登場しているのです。 ちょっとした演出。

 やっぱり、去年の都さんの金平糖の精、そして今年1月に観た、マリアネラの金平糖の精が忘れられない。 アリーナだと物足りない(なんてこんなこと言っているの、私くらいでしょうが)。 王子役のフェデリコは今シーズン始まってからずっと怪我で降板。 ぎりぎりで今日の舞台に間に合ったようですが、やはり、まだ完全復帰ではなさそうな踊り。 

 

 ピーター版のこの『くるみ』は、最後がとっても素敵な演出。 おとぎ話。 でも、とってもロマンチックというか、ちょっとした感動、というか上手く言葉では表すことができません。


 きっと私の心って、まだ子供の部分が残っているのかもしれない。 単純なことに、こんなフェアリーテールを心から楽しんで、幸せになるって、本当は私の年齢ではあってはならないことかもしれない。 でも、魔法の世界に引き込まれたら最後、大人は子供の心を取り戻すような気がするのです。 私、日本にいた頃、テレビなどで、いくつかの『くるみ』を観ましたが、そこまで興味がなかった。 でも、去年この『くるみ』を観て、凄く心を動かされて、素敵な世界だな、と思ったのでした。


 やっぱり、来週、安いチケットが手に入ったらいこうかな。 本当だったら今月末にもう一度行くはずだったけれど、日本に行ってしまうし、『くるみ』を1回しか見ないなんて、嫌! 


 

小学校1年生だったか2年生だったかの時に初めて観たバレエが松山バレエ団の『くるみ』。 20年経って、あの時の感動を今でも覚えています。 



 ただ、この『くるみ』を観る時は、目が10個くらい欲しくなるのですよね。 絶対にビデオでは味わえない舞台。 まだ興奮が冷めません。

Posted on 2007/12/08 Sat. 06:12 [edit]

category: バレエ

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08

プロフェッショナル・スキルス個人指導 

  まだ体調不完全のまま。 でも、プロフェッショナル・スキルスという授業の個人面談??個人指導があったので学校へ。 

 このプロフェッショナル・スキルスという授業、選択授業なのですが、結構良い授業。今タームは3回レクチャーがあったのですが、まあこれ自体は今まで私がやってきたことだからあまり得るものなし。 先生は今年新しくこの授業を受け持つようになった方で、元々クラリネットを吹いていた方。 年齢不詳ですが、日本人の友達いわく、『大仏みたい』というのを顔を見る度に思い出して、ますます大仏のように見えてきます。 


 シラバスを読んでも、一体全体、結局最後の点数がつく提出物が一体何なのか、全くわからないまま授業を受けていたのですが、今日の面談で何となくわかったような。 これから、卒業後、どうやって生きていくか。 カーディフ時代にもこのような授業が全員必修で、それはそれで凄く得ることがあって、今の私の演奏活動の基なのですが、今回はもっと込み入った話。 だって、私の場合はまず、これからの基点を日本にするのか、イギリスにするのか、と言う話から始まって、だったらヴィザは? まずはどうやってヴィザを取るかを考えるべきではないか? というところから話してくださったのです。 

 演奏、教え以外で私が考えていることを話、それを素に先生が助言くださって、もしかしたら、これが学校の提出物、というプロジェクトではなくて、実際のことに繋がる可能性が高そう。 とにかく、演奏、教え(音楽大学以外で)では労働許可証が降りないので、まずは労働許可証を取得することが必要。 人がやっていることをやっても駄目。 私が出来ること、いや言い方を代えれば、私しか、私だからできることを見つけていかなくてはいけないのです。


 今日の話し合いで、一つ希望が見えてきたし、先生に、『君は目の前にいくつものドアがある。 これを開けるか開けないかは君しだい』と言われて、やっぱり、自分の道は自分で切り開いていかないと! と思ったのでした。


 この大仏先生、出会えてよかった人かも。 先日遊んでみた、名前と生年月日を記入して自分の家紋を作るサイトによると、私は出会いが大切、出会いによって人生が進んでいく、というようなことが書かれていました。 今までの自分の人生を振り返ってみると、まさにそうです。 

 とりあえず、1月10日の授業までに200ワーズにまとめる。 200ワーズって少なすぎて、どうやればよいのだか。 1月15日には2度目の論文指導があるし、17日には提出も。 日本滞在も忙しくなりそうです。


Posted on 2007/12/07 Fri. 05:17 [edit]

category: RCMの生活

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07

バレエ鑑賞1年 

 すっかり体調を崩して、結局は家にいる一日。 午前中横になっていたら、午後からはまだよくなりましたが、学校、教えは行けず、ぼーっとすることができない私は結局は修士論文のことをやり始める始末。 だから、明日は大丈夫なはず。 


 昨日は3月から5月頃のロイヤルオペラハウスのチケット発売日。 バレエは、眠れる森の美女と、ミックス・ビルが2つ。 ミックス・ビルは両方とも一つずつ新作が入るし、バランシンのセレナーデ、アシュトンの『田園での出来事』、などなど観てみたかったものがたくさん。 それなのに、ネットも電話も繋がらなくて、結局サイトに繋がったのは発売から1時間後。 『眠れる森の美女』はもう3シーズン続けて上演されているので、良い立ち見が手に入ったものの、それ以外は、立ち見全て売り切れ。 ということで変な席しか手に入らなくて残念。 このプログラムなら、やはり売れてしまうのね。 


 ということで、もし戻りチケットがでていたら(早すぎ)、と思ってオペラハウスのサイトに今日行ってみたら、面白いもの発見。


 動画が満載のサイト、Youtube、この中にロイヤルオペラハウスが動画を提供してくれています! こちらから。 とっても短いものもありますが、いくつかはインタビューがあってそれが私の興味のところ。


 昨日も書いたように、修士論文の資料集め中の私、私の今回の内容は色々な方面から見ていかないといけない、というよりも見てみたい、バレエとピアノ両方をやってきた私だからこそできることをやりたい。 でも、直接私が調べていることについての記述は非常に少なくて、その周りから攻めていくしかない。 今の私にとって、ロイヤルバレエで言えば、振付師、ケネス・マクミラン、アシュトンと仕事をした(彼らの作品を初演した)人達の話、というのが一番知りたいもの。 上に書いたYoutubeの中で、いくつか私にヒントをくれるものがあって、嬉しい。 


 このところバレエ話題が多い私のブログですが、大好きだったバレエを数年の時を経て再び観始めてからちょうど1年が経とうとしています。 今年は明日でジュエルスの公演が終わって、8日土曜日から『くるみ割り人形』。 昨年は『くるみ割り人形』の初日が12日頃だったと記憶しているので、昨年の『くるみ』の初日を観た私にとって、ロイヤルバレエを観始めてちょうど1年。 

 あっという間でした。 かなりの数の舞台を観ましたが、その一つ一つが鮮明に心に焼きついています。 遊び歩いているように思われるかもしれないけれど、この頃はちょっと私の計画があって、もっと違うところからバレエを観るようにもなりました。


 そして、今年家族が病気になって、ピアノをやっている自分が嫌になって、ピアノなんか弾いていても命は救えない。 ちゃんと勉強して医学をやればよかった、なんて初めて芸術以外のことをやればよかった、という気持ちにさせられました。

 でも、離れていてどうすることもできない、ちゃんと状況がわからなくてイライラしてくる私は、オペラハウスに行ってバレエを観ると救われました。 ピアノを弾くことももちろん私を救ってくれるけれど、ロイヤルバレエを観て、心が温かくなって、そうか、別に医学でなくても、こうやって心を慰めることができるものがある。 直接病気は治せないけれど、人の心を直してくれるのは芸術なのかもしれない、と単純ですが思うようになりました。

 だから、私もピアノを頑張りたい。 ロイヤルバレエのダンサー達が私達にもたらしてくれる喜び、感動を私も伝えることができるようになったら、と以前にもまして思います。


 1年前と比べて、大きく成長したな、と思うダンサーがたくさんいます。 今までそれほど興味がなかったダンサーがいきなり輝いて見えたり。 

 

 私も成長していかないと!


 

Posted on 2007/12/06 Thu. 06:27 [edit]

category: バレエ

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06

修士論文資料読書中 

 めちゃくちゃな天候が相変わらず続いています。 2週間後の今日には日本に到着。 あと2週間の間にやらなくてはいけないことがたくさん。 それなのに、また体調を崩し中。 明日は休みたくない授業と教えがあるから、どうにか治さないと。


 先週3回観たバランシン振り付けの『ジュエルス』、その最後の『ダイヤモンド』の曲であったチャイコフスキーの交響曲第3番、学校のコンピューターでCDを調べた時はなかったのに、古いCDで手書きの目録の中に、ハイティンク指揮、コンセルトヘボウの1970年代のものを発見! 嬉しくなって、昨日はほかの事でやることがあってライブラリーへ行ったのに、結局これを聴いてしまいました。 

 今回、ロイヤル・オペラ・ハウス・オーケストラは良くバレエの指揮をしているロシア人指揮者によって、結構良い演奏をしているのですが、やはり、バレエの為の演奏と、ハイティンク指揮、コンセルトヘボウでは全然違う演奏。 もう虜になってしまいました。 それで、今日は一日中、曲と、振り付けが頭の中を駆け巡っている状態。 

 修士論文の為に色々な資料を読んでいる最中なので、そこで読んだバランシンのことを実際に舞台で観たのですから、余計色々なことを考えてしまいました。


 昨日、やっと私の論文指導の先生と会いました。 結構若い先生で、昨年は一切修士の授業を受け持っていなかったので、私は初めて顔をあわせる先生。 もちろん先生は担当決定の時に私のアブストラクトを読んでいらっしゃいますが、改めてアブストラクトを持っていって30分間の話。 アブストラクト提出は10月、もう1ヶ月以上経っているので、この間に私が得た知識も含めての話。 第1回なので、どのように進めていくか、何を調べるべきか、色々と助言をしてくださいました。 でもあくまでも助言。 自分でちゃんと見つけていかないと。


 私の研究テーマ、先生からとてもおもしろいし、とにかく他の人でこの点に目をつけて文章を書いている人はいないはず。 だからこれからの研究を楽しみにしているわよ。 と言われたものの、ここからが私の弱さでもあるような気が。 中学の美術だって、デザインは良いのに、色塗りをした途端に酷くなる、と美術の先生から言われていましたから。


 今はまだ資料を読み続けている段階で、頭の中でどのようにまとめていくかの案はあるものの、資料を読めば読むほど他のことが見えてきて、またまとまらなくなってしまっています。

 そして、学校の図書館で借りたもの、凄く良い本があって、そしてブリティッシュライブラリーは貸し出しをしてくれないから、そこで読んだ良い本、アマゾンのページに行くと、結構安く古本が手に入ることがわかって、今にも買ってしまいそうでかなり危険。 これからの私のやりたいことを考えると、買ってもよいかな。でも、本棚にはもうスペース無し。 でも半年後には引っ越すし、その時には大きな本棚を入れたいのよね。 日本での3週間の間、何もやらないのは不味いし、文献を読むためにもその前に購入すべきかしら? と迷いに迷っているので、今週中にでも購入してしまいそうで恐ろしくています・・・・・・

Posted on 2007/12/05 Wed. 06:26 [edit]

category: RCMの生活

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05

デニス・マツーエフのリサイタル 

何だか悪運が強いらしい私、今日はちょっとしたタイミングで、大嫌いな男に会ってしまった・・・・・ まさか会うとは・・・ 殴りたい気持ちを抑えて、ここは笑顔で挨拶。 何事もなかったように。 そう、この男、カーディフ時代、散々私をいじめたピアノ科主任。 どうやら、長男がチェロでここの大学学部の入試だったようです。 それで、伴奏でついて来ていたらしい。 私とか、あの学校の生徒が、こうしてよい学校に行くことはよく思っていないくせに、自分の息子にはやはりロンドンの音大を受けさせるのね。 なんか本性が見えた気が・・・・・・

 さて、芸術三昧が続いています。 一昨日に続いて、テムズ川の向こう側、サウス・バンク・センターへ。 今日はクゥィーン・エリザベス・ホールにて、1998年、チャイコフスキー国際ピアノコンクール優勝者、デニス・マツーエフのリサイタル。 チケットが発売された当時は、ラフマニノフのピアノ曲のソロリサイタルだったのですが、先週だったかに手紙が来て、プログラム変更。


プログラムは、結局はオールラフマニノフプログラム


 ピアノ協奏曲 第1番 (ロシア・ナショナル・オーケストラ)

 休憩を挟んで、

 オーケストラ組曲 ニ短調、ラフマニノフによる ピアノヴァージョン (世界初演)

 ピアノソナタ 第2番 (1931年ヴァージョン)


 アンコールは、 

  プレリュード 作品32-12、

  フーガ ニ短調 (1891)

  プレリュード ト短調 作品23-5


 ピアノ協奏曲 第1番は、かの有名な第2番、第3番に比べると、演奏される機会はかなり少ないです。 私は生で聴くのは初めて。 これ、以前にDr.Schreiderから勉強するように言われたけれど、やらなかった曲。 あんな凄いテクニック、できるわけないよ。

 とにかく、デニスは凄いテクニック。 ロシアそのもの。 フレーズとか、私が今まで勉強してきたものと基本的に一緒なのですが、大きい音になると非常に割れてしまうのが残念。

 これ、結構良い曲なのだ、と気が付いたので、それは良かったかな、と思います。


 オーケストラ組曲は、近年、モスクワのグリンカ博物館で見つかった楽譜のようです。 1981年、ラフマニノフはこの曲をオーケストラの為に書いたものの、モスクワ音楽院のオーケストラにはこの曲を演奏するだけの数の楽器が無かった為、自分のコンサートでこの曲を演奏する為に、ピアノソロヴァージョンを書いたようです。 そしてチャイコフスキーにアドヴァイスを求めたようです。


 ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の冒頭のような部分があったり、まだ彼の作曲技法は確立されていないものの、キャラクターが面白い曲でした。 是非、オーケストラヴァージョンで聴いてみたいです。


 最後のピアノソナタ第2番、これは弾き込んである演奏。 これも大きい音ではかなり割れていたのですが、自由なルヴァート、結構面白い解釈のところもあって良かったです。 これも、D.Schreiderとモスクワ音楽院のイリーナ教授から、弾きなさい、と言われているけれど、手をつけていない曲。 今日の演奏を聴いたら、バラキレフのソナタが終わったらやりたくなってしまいました。 それにしても本当に凄いテクニック。


 終演後、スタンディング・オベーション。 私は、凄いとは思ったものの、結構サーカスのような部分が嫌いだったので、立たずに。


 アンコールはプレリュード2曲は私の予想通り。 良かったのはフーガ。 これも習作ですが、これは弾いてみたい、自分がどう弾くかが初めて聴いたのにすぐに予想できた曲。 楽譜が手に入るかしら??


 一番最後のプレリュードト短調は、笑うしかない・・・・・・ 彼、何のためにこの曲弾いているの? もちろん、素晴らしいところもあったけれど、みせびらかし、としか思えない内容が無くてただただテンポが速いだけ。 聴衆は非常に喜んでいましたが・・・・・・ 


 というわけで、一昨日あの素晴らしい演奏を聴いた後なので、私の耳も厳しい。 若さ、情熱、それはやはり凄いな、と思いました。


 聴きたい、と思っていた人の演奏を聴けたこと、そして知らなくて、弾いてみたい!と思えた曲に出会えたことはとっても良かったです。

Posted on 2007/12/04 Tue. 06:37 [edit]

category: エンターテイメント

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04

おとといのこと 

 毎日、変なお天気が続いています。

 日本もだと思いますが、イギリスでも現在インフルエンザ流行中。 私の生徒、同じ学校の同じクラスに通っている子達の家では一日差でインフルエンザらしい。 私、これから体調を崩すととっても困ることになるから、せめて体調を崩すなら今週、来週は勘弁です。 


 あっという間に、日本へ行くまであと2週間。 信じられません。 今のうちにロンドンのクリスマス風景、楽しんでおかないと! 


 先日、土曜日はオペラハウスへ行くのにちょっと早く家を出て、久々にショッピング。 いつ以来かしら?? 何だか、お店に入るのも恥ずかしいほど久しぶり。 おしゃれというよりも、防寒の為に必需品のロングブーツ、今履いているものがかなり痛んでいて、今年は買い替えが必要。 イギリスで履くにはよいけれど、日本へ行くのならちゃんとしなくてはいけない、ということでめぼしいお店に入るも、自分の足のサイズすら思い出せないほど久々の靴屋。 結局、混んでいたし、予想して出してもらったサイズは大きすぎ、ということでまたいつか。


 とにかく、この日はオックスフォード・ストリートが歩行者天国になっていて、クリスマスショッピングの人達で溢れかえっていました。  私のクリスマス・ショッピング、全然進んでいないので、どうにかしないと!


 先週末くらいから、もみの木も出てきました。 屋外のクリスマス・ツリー屋さん、八百屋さんでもツリー、日本で言うコンビニでもツリー。 色々なところで生のツリーを売っています。 昨日はアドヴェント。 バスに乗っていても、いつもの景色が段々とクリスマス色になってくるから、楽しくているのです。

Posted on 2007/12/03 Mon. 06:13 [edit]

category: 日常

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03

絶妙な音楽、ムーティ指揮フィルハーモニア 

 珍しく風が強い一日です。 雨が降ったり止んだり、これが本当のイギリスの姿だけれど、寂しい感じ。


 3夜連続劇場・ホール通いの最終日、今夜は久々にロイヤル・フェスティヴァル・ホールへ。 

 

 フィルハーモニア管弦楽団、指揮はリカルド・ムーティ


 プログラムは、

 

 ベートーヴェン・・・・・ 序曲 『献堂式』(多分)

 シューマン・・・・・・・・ ピアノ協奏曲 

                ソロはラドゥ・ルプー

 ムソルグスキー=ラヴェル・・・・・・ 展覧会の絵


 今から35年前、1972年12月2日、当時31歳、イギリスでは無名のリカルド・ムーティがクロイドンにあるFairfield Hallでフィルハーモニアを指揮して大成功。 ちょうど35年目の今夜、当時とベートーヴェンとムソルグスキーは同じ、当時はブラームスのピアノ協奏曲第2番だったのを今夜はシューマンで35年目を祝うコンサートでした。


 イタリア、ナポリ出身のムーティはウィーンでのニューイヤー・コンサートで振るのをテレビで観てからの憧れ。 結構ロンドンでは振っているし、10月だったか、シカゴ交響楽団を指揮したのも彼だったはず。 でもこれは教えと重なったか何かで行けなかったので、今回のプログラム+これも憧れのルプーのピアノを聴ける、となれば見逃すわけにはいきません。


 ベートーヴェンは初めて聴く曲。 

 シューマンは、CDでは色々な人の演奏を聴いていますが、もしかしたら生で聴くのは初めてかもしれません。 ルプーはピアノ用の椅子ではなくて、普通の椅子に楽に腰掛けて、冒頭のピアノ部分から今まで聴いたことがない解釈。 何だかコンサートホールで演奏している、というよりも家でご飯を食べているみたい。 

 比較的、というよりかなり遅いテンポ設定。 一歩間違ったらだらだらした音楽になってしまうところの崖っぷち。 でも、その崖から聴衆を惹き付けてくるのです。 凄い。 それに答えるムーティも。 オケがところどころテンポが速くなってしまいがちなのが残念。 

 どちらかというとルプーのピアノは音量が小さめ。 というより、とにかく心地が良い音を、きらびやかでなくて、心に優しい音を奏でてくるのです。 私が大好きなピアニスト、マルタ・アルゲリッチをダイヤモンド、ルビーに例えるなら、ルプーは真珠。 いや、極上の繊細な和菓子なのかもしれません。

 ブラームスに似た風貌で、もしかしたら、ブラームスもこういうピアノを奏でたのでしょうね、なんて思ってしまいました。


 第3楽章の第2主題、絶妙。 思わず、あっと息を呑む。最高に幸せな気分になりました。 


 ここで休憩。 誰か友達が来ていないかな、なんて思いながらウロウロとしていたら、私の恩師、Dr.Schreiderと奥様、次男カップルに会いました。 今、学校の課題で手がいっぱいで、先生のレッスンに10月以来行っていないので、お会いするのは久々。 やっぱり、先生方このコンサートにはいらっしゃっていたのですね。

 もちろん、ルプーの演奏についての感想を聞かれて学校の事を話したり。 先生に会うと、とってもほっとします。 後2週間後、日本に行く前に一度伺えるかな。

 先生いわく、ムーティの指揮は、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールで聴いたものの中で過去最高だ、凄い指揮者だ、とおっしゃっていました。


 後半のラヴェル編曲のムソルグスキーの『展覧会の絵』。 元々はピアノ曲です。 ピアノヴァージョンも、オーケストラヴァージョンも今までに何度も聴いてきた曲。 大好きだし、いつかは弾きたい憧れの曲。

 冒頭の旋律をトランペットが、そしてそれにのってくる弦。 その部分からかなり期待ができる演奏。 曲が進むごとに、心臓がドキドキしっぱなし。 今まで聴いたことがない音楽。 ムーティの創り上げる、いや、きっと彼が感じている音楽、これが素晴らしいキャラクターを持っているのです。 間の取り方、緊張感と緩めることの絶妙なバランス。 良く知っている曲なのに、これからどんなものが来るのか、待ちきれない。 

 興奮しすぎて、途中から偏頭痛。 


 最後の音が終わったら、割れるような拍手。 私が今まで聴いてきたコンサートの中で、トップに来るかもしれません。 まだあの『展覧会の絵』の響きが耳から離れません。


 丁度1週間前のロイヤルバレエの『ロミオとジュリエット』、もう何年も舞台を観ている常連さんたちが涙し、その後も、他の人に、『あれは素晴らしい舞台、近年で最高だ』といっているような舞台を観て、昨夜は、『ジュエルス』でマリアネラ、ティアゴの素晴らしい『ダイヤモンド』。 そして今日はこのコンサート。

 1週間で3回も異常に感動することがあって、恵まれていますね。 この3回のバレエ、コンサート、全て共通しているものがあるのです。 それは私が常日頃追い求めていて、もがき苦しんでいること。 

 ますますロンドンから離れることができそうにありません。

Posted on 2007/12/02 Sun. 06:00 [edit]

category: エンターテイメント

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