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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

非常にためになったレッスン 

 お昼から青空。 それだけで気分が明るくなるのです。 が、今日は朝から偏頭痛。 私の場合、朝からというのは珍しいこと。 ピアノのレッスンが10時半からだったから、その時はまだ薬を飲むほどではなかったからそのままレッスンへ。 レッスン中は痛みを忘れていたのに、終わってから激痛が・・・・・ こういう時、横になる場所がないのって困りますね。 夏だったら目の前の公園に行って芝生に横になるけれど、この気温では無理。

 とにかく日本のお医者さんから出していただいて、いつも持ち歩いている薬を飲んで効くのを待つだけ。 それが、全然効いてくれない・・・・ タイミングを逃すと駄目なのですよね。

 夕方から教えが入っていたから、とにかく教えている間だけは痛みが消えて、終わると痛みが始まる。 一度薬を飲むと6時間は飲めないから、7時間経ったところで、もう一度薬を飲んで、やっと回復。 こんなことならおかしい、と思った朝から飲んでおけばよかった。


 来週で学校が今学期終わるようだけれど、明日から本格的に来年用の入試が始まるから、ほとんどのクラスは今週で終わり。 今日が一応最後のピアノ。 先生のご好意でもう一度12月にレッスンがあるようですが。

 

 今日のレッスンはとってもよかった。 とはいいつつも、レッスン中は泣きたい心境。 先週から始まったスクリャービンのソナタ、今まで手をつけてこなかった部類の音楽だから、とにかくイメージはできているのに、手がついていかない。 そこで、先生に練習方法を聞かれて答えたら、これが酷く間違っていたらしい。 先生は慌てて、今日のレッスンで練習方法を私に教える破目に。 情けないけれど仕方がない。 今まで本能で弾いてきた罰。 

 気が遠くなるようなレッスン。でもこれを今日して頂かなかったら、私は永遠に時間を無駄にしていたはず。


 とにかく、地道に今日先生から言われたことを繰り返して、次のレッスンまでには修正しなくては、と思います。

 


Posted on 2007/11/29 Thu. 03:08 [edit]

category: 音楽

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29

コヴェント・ガーデンのクリスマス 


071128 covent garden 1

12月になってから、と思っていたけれど、私のブログ、今年初のクリスマスです。 私が大好きな場所、コヴェント・ガーデン、今年の飾りは白を基調にしたもの。 幻想的なムードが漂っています。 

 ここに来ると、バレエを観る時でなくてもウキウキしてしまうから不思議。 子供の頃見た、『マイフェアレディー』の映画の冒頭部分のコヴェント・ガーデン、まさかこんなにしょっちゅう足を運ぶ場所になるとは思っていませんでした。

 

 1枚目の写真は、私がよく歌を聴きに来る場所。 屋根はあるものの、屋外に近い状態のこの場所、それでもコートを着たままでワインを飲んでいらっしゃるご夫婦たち。 素敵ですね。

071128 covent garden 2


 屋根の部分の飾り。 まるでディズニーランド??? 特に真ん中からさがっているのは、アトラクション名を忘れましたが、鳥がたくさん歌ったりするアトラクションに出てきそう。


071128 covent garden 3


 1枚目の写真と同じ場所。 今年はクリスマスショップがいつもだったらピーター・ラビットのものを扱っているお店の場所になっていました。 昨日は時間が無くてお店を覗くことはできませんでしたが、今週あと2回行くし、覗けるかな???


 昨日、学校からオペラハウスへバスで移動中、ピカデリーサーカス付近では素敵なツリーがたくさん。 私は基本的にシンプルな、トラディショナルなものが好きなので、老舗にほど私の理想に近いものがあるのでしょう。

 ちらっとバスの中から見えた、メリディアンホテルの入り口のツリーが素敵。 

 この時期のホテルの中って素敵なのですよね。 日本のホテルに比べて、宿泊客以外は中に入りにくい雰囲気なのですが、一度、奮発してお茶でも飲みに行きがてら装飾を見てこようかしら。 

Posted on 2007/11/28 Wed. 06:47 [edit]

category: クリスマス、行事、習慣

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28

バランシンの『ジュエルス』 

3週間後に日本行きを控え、今週は芸術三昧。 もちろん、ピアノの練習、論文は真面目にやっていますよ。


 今夜は本当は行く予定ではなかったのですが、12月に日本に行くことになって、『くるみ』を1回観られなくなってしまったし、先週金曜日に始まったこのプロダクション、今週末に2夜連続で行くけれど、やっぱり観たい、ということでたまたま常連さんから立ち見を買わせていただいたので行ってきました。 


 行ってよかった!!! 衣裳は初演時のデザイン。 写真で見て、あまり好きではなかったのですが、舞台に上げるととてもよかったです。


 1967年にバランシンが振付けた、アブストラクト・バレエ、『Jewls』(宝石) 今夜は全幕で上演されましたが、3幕あるうち、各幕への関連性は直接はなし。 だから1幕毎にカーテンコール。 


071127 RB Emeralds

 公演ポスター。 このモデルになっているのは、今日私が観た第2キャストではなくて、第1キャスト。 真ん中が一昨日ロミオで観たイヴァン・プトロフと女性がリアン・ベンジャミン。

 第1幕は『エメラルド』。 フォーレの『ペレアスとメリサンド』、『Shylock』の抜粋。 8場面。 フランス音楽に疎いので、全然知らない曲です。 1曲だけ、ドラマ版『のだめカンタービレ』のBGMで使われていた曲がありましたが。

 フランスを意識したもので、衣裳は写真から分かるように女性は長いロマンティックチュチュ。 ボディーは結構はっきりとした緑色。

 私は1階の端の方の立ち見だったのですが、これは上から見たほうがきれいだと思います。 何箇所か、数人でポーズを作るところがあって、それが宝石みたい。全体的にゆったりとして、優雅な感じでした。


 2組のソロのカップルと、男性1人、女性二人の組、そして群舞は女性のみ。 ソロのカップルの一つで踊っていた先日都さんと『ロミオとジュリエット』を踊ったヴァレリー・フリストフ、目立たないけれど、今日の相手、ロベルタ・マルケスをいたわるようなサポートで、彼の動きと音楽がピッタリでした。

071127 RB rubies

 第2幕、『ルビー』。 ストラヴィンスキーのピアノとオーケストラのための『カプリチオ』(3楽章形式)にのって踊ります。 アメリカのジャズを意識したもの。 写真は左下が、カルロス・アコスタとセーラ・ラム。 右上がゼナイダ・ヤノフスキー。 


 この『ルビー』だけで上演されることも多いらしく、ロイヤルバレエでも1989年だかに上演しているので、これだけは今日が14回目の上演。

 女性のソロを踊るローレンが怪我で、第1キャストのゼナイダが今日は代わりに踊ったのが、ローレンには失礼だけれど、とってもラッキーなこと。 

 プリンシパルカップルは、私が注目しているリカルドと、2006年1月にニューヨーク・シティー・バレエ(NYCB)から移籍してきたアレクサンドラ・アンサネリ。 NYCBと言えばバランシン作品の本場。 今回は1967年のこの作品の初演時に、ルビーのソロを踊ったパトリシアという女性が、この作品の指導をしています。

 アレクサンドラは、きっとこの作品も踊ってきたのでしょうね。 バランシン特有の身体の使い方が他の人とは違いました。 

 

 それにしても、どうしてこの作品が人気なのか、一度見ればわかります。 音楽が良いし、振り付けも面白い。 だって、舞台の上を移動するのに、ジョギングしたり!! 群舞の女性もキラキラ輝いていたし、男性ではヨハネス・ステパネクが一段上! 彼よりも地位的には上の佐々木陽平さんは、やっぱりちょっと固め???


ゼナイダはあの長身をいかしてというより、彼女独特の音楽性、そして切れのよさで非常に見ていて気持ちが良い踊りをしていました。

071127 RB diamonds


 最後は、『ダイヤモンド』 衣裳のボディーは真っ白ではなくて、オフホワイトくらいかしら?? 

 最後はロシアの皇帝時代に戻って、チャイコフスキーの交響曲第3番、全5楽章あるうちの、第1楽章以外を使っています。


 これぞバレエ!と言う感じ。 このダイヤモンドが一番出演人数も多いのです。

 写真は、第1キャストのアリーナ・コジョカルと写真は使われているものの、怪我で今回は降板のフェデリコ・ボネリ。

 今日のキャストはマリアネラとティアゴ。 最初私はこのキャストを知った時、驚きました。 だって、マリアネラだったら振り付けは見た事がないけれど、ルビーの方が似合いそうだもの!!

 でも、今日の舞台を観て、納得。彼女、切れのある元気な役が似合うけれど、こういうしっとりとした役、あの独特の表現力で見事に演じて、いや役になりきっていました。


 この作品に関連付けてではないと思いますが、たまたまオペラハウスのショップでダンス雑誌を立ち読みしていたら、吉田都さんのインタビューが載っていて、その見出しに、『タマラ・ロホはルビー、マリアネラ・ヌニェスはダイヤモンド、リアン・ベンジャミンは琥珀、としたら、吉田都は真珠である』という文章がありました。

 マリアネラが、ダイヤモンド、色々な意味で当たりです!


 とにかく豪華で、夢の中にいるよう。 バランシンの魔法によって、この曲があたかもバレエの為に書かれたのか、と思えたほど。 この交響曲は私は聴いたことがなくて、学校にCDがなくて、レコードはあったけれど非常に状態が悪くて聴くのを諦めました。 


 大きなバレエ事典を読んでいて、1967年から1993年の間にはそれほど全幕では上演されていません。 1993年以降、結構色々なバレエ団によって上演されているようですが。


 またまた凄いバレエに出会ってしまった・・・・・ そしてこれを観て、いかに私の習っていたバレエの先生が振り付けが素晴らしく、バランシンを知っていたか、そして私達はいかに理解していなかったかを思い知らされます。 今なら、バランシン作品を観た今なら、当時先生が振付けてくださった作品をもっとちゃんと踊れるような気がしてなりません。


 今週末、楽しみです。


Posted on 2007/11/27 Tue. 06:24 [edit]

category: バレエ

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27

英語を母国語としない小学生 

 ロンドンで発行されている2つの無料夕刊紙、深い内容のものは少ないですが、結構面白い記事があることも多いので手に入れば読んでいるのですが、今日の『Lite』紙に出ていたこと。


 『Schools Struggle to fund special lessons for migrants

English a second language for 40% of primary pupils』 


 という見出し。


 要するに、ロンドンの小学校の児童のうち40%が英語以外を母国語とし、家庭では英語を話していない。 これらの子供たちの為に学校で英語の教師を雇う必要があるけれど、その資金が足りない、ということ。


 新聞の記事に、ロンドンの自治区ごとの小学校、中学校の英語以外を母国語とする児童、生徒の割合が出ていたのですが、想像通り。


 ロンドン、と一言で言っても、Inner LondonとOuter Londonにわかれていて、住所にもロンドンと着くようなところと、Outer Londonの中には、ロンドン自治区でありつつ、でも、州はケントであったり、サリーであったり、というところもあり、本当にこの国のことはいつになってもわかりません。


 Inner Londonの小学校での英語以外を母国語とする子供たちはなんと53.4%。半分以上ですよ。

 ちなみに、33の自治区のうち、小学校でのこの割合が一番高いのは、Tower Hamletsという地域(私はこれがどこの地域か、わかりません)で、76.1% 4分の3・・・・・・

 一番少ないのは、Havering(これもわかりません)で5.6%。 2番目に少ないのは、ケントになるBromleyで6.7%。 ここはとっても良い地域。


 私が住む、悪名高き(と思っている)Brent、多い方から4番目で60.5%。 やっぱりね。 バスの中ではほとんど英語を聞かない地域ですから。 


 移民が多い国。 毎年のように、特に学生に対して、永住権が取得しずらくなっているのが、今のイギリスの現状。 

 

 小学校の先生方も大変でしょうね。 子供はまあ、言葉を覚えるのが早いから良いとして、ピアレンツ・イブニングなどで、移住してきた英語を話すことができない親も多くなってくるのでしょう。

Posted on 2007/11/26 Mon. 06:29 [edit]

category: イギリス事情

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26

ロミオとジュリエット、3回目 

 昨日のリサイタルの疲れですっかり寝坊。 今日はバレエのレッスンを休んで、珍しい日曜日のロイヤルバレエの公演。 日本だったらまず日曜日に公演ですが、こちらはオペラハウスは原則的に日曜日は休み。 それがなぜか今日は午後3時からの公演でした。


 私にとってオペラハウスでの3回目のロミオとジュリエット。 10月16日に初日を迎えて、それから飛び飛びで16回の公演。 今日がその最終日。 キャストは、6組ある中からとても興味があった、今回、11月20日の舞台が役デビューのプリンシパルダンサー2人。

 ジュリエットにブラジル出身の2004年にロイヤルバレエにプリンシパルとして移籍した、ロベルタ・マルケス。

 そして、ロミオはウクライナ出身、ご両親もダンサーでウクライナで勉強した後、ローザンヌでスカラーシップを取って、1997年からロイヤル・バレエ・スクールに留学、翌年カンパニーに入団し、2002年にプリンシパルになったイヴァン・プトロフ。

 デビューですが、ロベルタはブラジルでジュリエットを踊っていたようだし、二人は2006年4月だかのロミオとジュリエットでデビュー予定が、怪我でその時は踊らずじまい。


 ドレス・リハーサルでの彼らの舞台写真はこちら から。


 ジュリエット、ロミオ以外のキャストは当日発表。 マキューシオ、11月1日に観たリカルドでもう一度観ることができたら、と思っていたけれど、今日はイギリス人のマーティン・ハーヴェイ。 彼は存在感があるし、演技も良いので、結構良かったかも (もう少し、足首をちゃんと伸ばすともっと良いけれど)。

 ベンヴォーリオの健太さん、今シーズン、ファースト・アーティストからソロイストに昇進して、踊りがノビノビしてきました。 ただ、腹筋が無いのがね・・・・・・・ 


 ジュリエットのロベルタ、ぴったり!! 第1幕のジュリエットが出てくる最初の場面、都さんの舞台が強烈過ぎて、あれがフラッシュバックしてしまうけれど、でも、次の舞踏会のシーン、ロミオに出会う場面での彼女の表情が素敵。

 1幕最後の有名な、『バルコニーのシーン』。 今まで観た中で一番良かったです。 私の隣にいた老婦人、思わずオペラグラスを落としてしまったくらい。 後でお話ししたら、この方は、戦時中のロイヤルバレエがまだツアーカンパニーだった頃からの舞台を観続けているそうです。 もちろんマーゴット・フォンティーンも観ていらっしゃるよう。 お聞きするのを忘れましたが、彼女、きっとこの『ロミオとジュリエット』、初演から観ているのでしょうね。 お話しから察するに、70歳は過ぎて、80歳近いと思うのですが、それでも立ち見。 凄いです。


 イヴァンはスピード感があって、切れが良いダンサーなので、観ていて気持ちが良いのはいつものこと。 


 今回はティボルトがはずれだったものの、11月1日に非常に存在感溢れるティボルトを演じたプリンシパル・キャラクター・アーティストのギャリー・エイヴィス、彼が今日はジュリエットのお父さん役。 結構気に入りました。 

 

 最後のキャプレット家の墓の場面、ジュリエットが眠りから覚めて、隣に死んだロミオを発見、そこからのロベルタの動き、いや彼女の心情、今回、初めて私は『ロミジュリ』を観て涙することに。 もちろん、都さんも、アリーナも、この場面は良かったのですが、ロベルタの何気ない動き、そしてオペラグラスを使わなくても伝わってくる表情、胸が締め付けられるようでした。 特に、ジュリエットが転がっていた短剣で自分自身を刺して、墓石の上に上っていく場面の彼女、凄かった。


 プロコフィエフの音楽がまず素晴らしいし、そして、マクミランの素晴らしい振り付け、そしてロイヤルバレエの表現力溢れるダンサー達。 どうして、この作品が愛され続けているのかが分かります。 

 今回3回、3キャストで観て、毎回が違うものを観ているようでした。 常連さんたちが、『今回の6キャスト、どれを観るか決められないよ!』とおっしゃっていたのがとてもわかります。


 ちょうど半年後、来年5月26日から7回の『ロミジュリ』の公演。 その時は、マリアネラがジュリエットデビュー。 そして他のデビューもあるらしい。 

 ロベルタ、また踊らないかな。 絶対にまた観たいジュリエット。 


 日本のバレエファンなら誰でも知っていると思われる某ウェブサイトで、在英日本人の方が、何度かロベルタのことをぼろくそに書いています。 彼女は完全なるロイヤルスタイルではないでしょう。 でも、そこまで言う必要はないと思う。 私は今までロベルタの舞台を何度か観て、彼女の表現力に毎回惹きつけられています。 マリアネラにしても、ロベルタにしても非常に個性が強いダンサー。 だから日本人には受け入れられないのかもしれませんが。 


 とにかく、この作品を残してくれたプロコフィエフとマクミランに感謝です。

Posted on 2007/11/25 Sun. 05:06 [edit]

category: バレエ

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25

年内最後のリサイタル 

 相変わらずグレーの空が続いています。 今日は年内最後のリサイタル。 これからホームコンサートが2つあるのですけれどね。


 2006年3月に行ってから、昨年は3月、10月、そして今年も4月、6月に演奏させて頂いたロンドンから電車(汽車?)で40分ほどのケントのセヴェノークスへ。

 ほとんどランチタイムコンサートで演奏させていただいているので明るい時間に行くことが多いのですが、今日は5時ちょっと前、ロンドン・ヴィクトリア駅を出発した時には既に真っ暗。 いつもはロンドン・チャーリングクロス駅から出発なのに、今日は調べたらヴィクトリアから。 本当にイギリスの鉄道システムって何年住んでもわかりません。 きっと、というより絶対イギリス人も分かっていないと思う。


 イギリスの電車、というのは非常に遅れるものなので、今日も10分遅れで到着。 言っておきますが、私が降りた駅はロンドンから今日の運行だと35分でつくはず。 それが10分の遅れ。 日本のように時間を気にしすぎて事故を起こすよりはよっぽどマシですよ。 でも、この電車はずーっと東へ向かって、ドーヴァーまで行って、更にそこから北へ。 きっと終点に着く頃には、1時間くらいの遅れが出るのかも。 

 私の前に座っていたおばさん、携帯電話で話しながら、『今、ヴィクトリアを出たけれど、どうせ遅れるだろうから、近くなったら電話入れるわ』


 今日は学校が使えない為、全くピアノを触らずに会場の教会へ。 すぐにリハーサル。 1時間ちょっと。 ただでさえ状態が非常に悪いアップライトピアノ、益々その状態の悪さに磨きがかかっていました。 

 高音部分がとにかく酷くて、リハーサルでは泣かされました。

 本番はまた別ブログに書きますが、後半は鍵盤の感触が酷くて、右腕は固まってしまうし、何を弾いているのか分からなくなってしまったり。


 それでも、自分でできる範囲で乗り切りました。 本当にここのピアノ、鍛えさせてくれます・・・・・

 一人の方からは、『あなたのフレージング大好きよ。 説得力がある演奏で、幸せになるのよね。 ピアノさえもっと良いのがあればよいのにね。』といわれたのが嬉しい。 

 顔馴染みのおばあちゃんたち数人、『みゆき、また来てくれるわよね。 水曜日のランチタイムコンサート、あなたが毎週弾いてくれると良いのだけれど』 非常に嬉しいけれど、このピアノで毎週コンサートで弾いたら腕を壊します・・・・・

 

 不味いところもあったけれど、おんぼろピアノに向かうからこそ起こった奇跡があったり。 やっぱり、ピアノの演奏ほど好きなものはないのね、と再認識。


 セヴェノークスからガラガラの電車に乗ってロンドンへ戻って、現実に引き戻される時。 夜11時近く、空腹と、疲労で甘いもの食べたい病。 途中、スーパーマーケットでバスを降りたら、土曜日は夜10時に閉店・・・・・ だったら家の近くのバス停前のコーナーショップ、と思ったのに、もう閉店。 家に帰ってこの前買ってきたセモリーナを久々に作ったら、適当すぎ+ジャムがなかったから間抜けな味。 まだ欲求が満たされていません。

Posted on 2007/11/24 Sat. 06:47 [edit]

category: 日常

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24

9年半振りの舞台 

  今日は私にとって9年半振りの舞台。 ということは、もちろんピアノではなくて・・・・・ バレエです。

 

 インペリアル・カレッジのダンス・カンパニー(ソサイエティー)に入って2ヶ月弱。 まさか舞台に立てるとは。 今回はバレエは16人が参加。 リハーサル回数、3回。 10m×3mの小さい舞台ということで皆不安。


 シティーのビジネス・スクールを会場にしての、チャリティー・イヴェント。 私が通う音大のすぐお隣のインペリアルカレッジに集合して、サウス・ケンジントン駅まで行って、そこからチューブに乗って、ということだったのですが、さすが、16人集まって行動すると、時間がかかる。 しかもチューブはのんびり運転だし。 

モアゲイトまで行って、そこから代表の人が地図を見ていたのですが、さすがイギリス人、地図が読めない。 タダでさえ私達、遅れているのにあたふた。 私は、この駅から近い、ギルドホール・音楽大学へたまに行っていたので、懐かしい駅。 

 さすがシティー。 凄いビルディングが連なっています。 私達が行った、CASSビジネス・スクールも、ガラス張りのエントランスで中もきれいで、オフィスみたい。 そして当たり前だけれど、音大にいる人達とは生徒の雰囲気も違いました。


 ちなみに、移動中、普段は話すこともないバレエのクラスのメンバーとおしゃべり。 インペリアル・カレッジは理系の大学なので、専攻を聞いても、正直わかりませんでした。 


 会場に案内されて、皆唖然。

071123 ICU dance


 これが今日の会場。 ステージの10×3、というのは・・・・・ 半円系で一番長いところが3m??? しかもカーペット。 インペリアル・ダンス・カンパニーでは、タップ、バレエ、コンテンポラリーをやっているので、これはコンテンポラリーの人達のリハーサル中。といっても、前列真ん中で緑のスカートを履いているのはバレエもやっている人で、これはバレエのコスチューム。


 私達のリハーサル、とりあえず、舞台から落ちないこと、この中で踊ること。 +カーペットの上でどうやって踊るか。


 結局7時半に開始で、第1部は『ブラジルの格闘技』という4人の男性による、音楽にあわせて格闘技なのか、体操なのかよくわからないものを行う。

 2番目はギター&ボーカルとキーボード。 何の曲かはわかりません。 そして私達のバレエ。 始まる前に、『バレエとは何か』という説明が入りました・・・・・・・ 4番目はアコーディオン2人、ギター、そしてボーカルで『オーソレミオ』。 それから、『ファッションショー』といって、世界の民族衣装を紹介する、といって、中国の男性が着るもの、そしてインドのサリーと、パジャマにもなるという民族衣装。 これが民族衣装を紹介するファッションショー・・・・・ なんてことか。

 ここで休憩。


 後半も観ようか、とは思ったものの、明日のことがあるから早く帰宅しよう、と思って休憩時に出てきてしまいました。 


 9年半振りにバレエを踊って、いつもピアノで1人の舞台。 それからこうして16人が一緒に作り上げる舞台、これはこれでとっても楽しかったです。 内容はともかく、日本でのバレエの発表会よりもずっと楽しんでいたのかな、と思います。 当時は、ちゃんと踊ることにばかり気を取られて、バレエは大好きだったけれど、舞台を楽しむ余裕はなかったから。 

 大きな整った舞台でしか踊ったことがなかったのに、ありえないほど、小さくて、バレエを踊るのには全くと言って向いていない舞台。 衣裳は黒のレオタードに、サテンのピンクの巻きスカート。 でも、心は同じ。 

 きちんと調律された素晴らしいグランドピアノで立派なホールの舞台で弾くのと、明日のように、小さな教会でおんぼろアップライトピアノで演奏すること、演奏者の心は変わらないのと一緒なのかもしれません。


 ちょうど1年前、日本で『ああ、今だったらバレエが前よりも表現豊かに、上手に踊れるのに!!』と言っていたけれど、あの頃はロイヤルバレエも観に行っていなかったし、まして、こうしてまたバレエシューズに足を通すとは考えてもいませんでした。 ありえない、と思っていた夢、というか希望、叶うのですね。


 もう一度、来年2月にもバレエの舞台に立つことができそう。 8人、選ばれてエディンバラでのよくわからないのですが、ダンス・コンクールとやらに出場するらしい。 リハーサルは日曜日だし、コンサートの予定も無いし、ということで参加することに。 

 

 ピアノに向かってばかりの時からすると、私自身が活き活きしてきたかもしれません。 今日生えてくれた私のバレエの羽、明日のピアノの舞台に良い効果をもたらしてくれることを願ってやみません。

Posted on 2007/11/23 Fri. 06:37 [edit]

category: バレエ

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レッスン、明後日はリサイタル 

 今日はピアノのレッスン。 そういえば、去年の今頃は日本。 その直前に去年の9月から2ヶ月習ったピアノの先生を辞めたのだから、考えてみると1年って本当にあっという間に過ぎてしまいます。


 スクリャービンのピアノソナタ第2番。 2楽章形式で、第1楽章の幻想的(このソナタは、『幻想ソナタ』というのです)なものから、第2楽章の寒い時の海のような楽章。 第1楽章を今日はもって行ったのですが、クロスリズム(右手が8分音符2つで左手が三連音符など)が多用されていて、しかもスクリャービンって練習曲しか弾いたことがなかったから、かなりリズムが怪しくて、1度通した後は何度もやり直し。 

 とにかく、今まで私が弾いてこなかったキャラクター。 大変だけれど、その音の美しさに魅せられています。 


 明後日のリサイタルは、新しい曲がいくつかあるし、10年振りに弾く曲も! 10年前、趣味のつもりで恩師のレッスンを受けていた時に頂いた曲、ロシアの作曲家、マイカパーの『ロマンス』。 これを頂いた時、先生はこれと、メンデルスゾーンの『春の歌』を弾いて下さって、どちらか選ぶように言われて迷わずに選んだのがこの曲。 10年振りにコピー譜を引っ張り出してきたら、当時のことがたくさん目に浮かびました。

 もちろん、あの頃よりも音色は増えたし、色々なことを学んだから、今の私の『ロマンス』を演奏できたら、と思っています。

 シベリウスのワルツは、ネットで知り合って、何度も実際に会うことができたもねさんの今年の発表会のDVDを魅せて頂いて気に入った曲。 (もねさん、学校に楽譜ありました!!) 北欧の春を待つ気持ちかしら? ウキウキします。


 明日も実は舞台。 去年の今頃言っていたことが実現。 信じられないけれど。 背中に羽根が生えてくれることを祈って! 

 

Posted on 2007/11/22 Thu. 06:53 [edit]

category: 日常

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入国審査 

 日曜日の寒さは一応脱して、昨日、今日と暖かめ。 でも雨。 毎日日が短くなっていくから、4時過ぎには暗くなってしまって、焦らされています。 


 日本へ入国する外国人に対して指紋を採取する、というニュース。 これ、イギリスや他のヨーロッパの国々でやる必要の方があると思うのですが・・・・・・

 日本って、こういうことへ対する機能を発明することに優れているのでしょうね。 そのうち鎖国したりして。

 でも、日本って私からみると今でも鎖国状態。 特に、海外に住んでいる日本人に対して。 本当にちっぽけな国。 国どころか、街ごとに鎖国していたりして。 今年の夏、色々と日本で活動したけれど、そのことで結構嫌な想いをしたのですよね。


私はそんなにたくさんの国を訪れたわけではないけれど、入国審査、というのはその国の顔。 日本の入国審査が一番機械的で、冷たくて、嫌い。 

 イギリスも外国人に対して非常に厳しくて、ヴィザを持っていても、いつも心臓がドキドキして、コンサートの前よりもよっぽど緊張。 審査官によっては、結構問い詰めるような言い方で色々と質問してくるし。


 1人だけ、今年4月にスペインからの帰りにロンドン郊外のルートン空港の入国審査で、あろうことか、私の今のではなくて、2006年11月に切れたヴィザのページを見ながら、そこに入国スタンプを押そうとした審査官が。

 とっさに、『ちょっと待って、これ古くてもう切れているよ。 今の私のヴィザは違うページ』と伝えたら、審査官、慌ててちゃんとしたヴィザのページを探して、『ヴィザの顔写真の上にスタンプ押してあげようか?』とニタッと笑っていましたが。 大丈夫なのかしら、イギリス。


 この時、スペインからはマドリッドの空港を使ったけれど、夜遅い時間で出国審査官、暇だったみたいで、私のパスポートを見ながら、

 『日本に帰るの? おー、君は静岡出身なんだね(私は埼玉出身だけれど、本籍は静岡)。 静岡って言ったら、富士山がきれいだね。』 

私『ロンドンに住んでいるからロンドンに帰るところ。 (静岡の件に対しては説明するのが面倒だから放っておいて)、静岡に富士山があるなんて、良く知っていますね』

審査官『日本の静岡に住んでいたことがあるから』


 なんていう世間話をしたことも・・・・・・ 本当に国によって様々です。


 ちょうど4週間後の今頃は日本に向かう飛行機の中。 日本へ行くまでにやること、山積みです。

Posted on 2007/11/20 Tue. 06:16 [edit]

category: 日常

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おおらかになれる国 

 今日もほぼ一日雨。 

 夜11時ちょっと前、家でコンピューターに向かっていたら、窓のカーテンの下の隙間から一瞬光が走ったと思ったら、その直後に物凄い爆発音。 何??? 雷?それとも爆発? テレビを持っていない私はすぐにBBCのラジオとBBCのウェブページを確認するものの、情報なし。 情報なし、ということはたいしたことがない、と言ってよいのでしょう。 でも凄く気になって、臆病者の私は、しばらく心拍数が上がったまま。 本当に何なのかしら???


 この爆音の為にラジオを聞いていたら、夜8時半頃からロンドン北の私が教えている地域の周辺で停電があったらしい。 先週だか先々週だか忘れたけれど、私の家は夜停電。 ブレーカーを見ても落ちていなくて意味不明。 それなのに翌朝には直っていたのですが。 そしてその前にも突然家の周辺一体の電気が全て消えて、月明かりだけ。 たまたま月がきれいな夜だったのですが、月明かりって暗闇にいると明るいのですね。


 私、もう2年半前、カーディフにいた頃たちの悪い大家に当たってしまって、電気を止められたり、水を止められたり、散々な目にあったことがあってから、電気が無くても1夜位気にならなくなってしまったみたいです。

 何か、イギリスでの生活をしていると、人間大きくなれるって言うか、おおらかになると言うか、鈍感になるというか、大雑把になるというか。 どんどん日本での生活が遠くなっていきます。


 それにしても、これだけ電気が落ちたり、問題がありすぎで、2012年にオリンピックなんてできるのでしょうか? 世界にイギリスの恥ずかしい姿(いや、本当の姿)を見せるような気がしてならないのですよね。 

 

Posted on 2007/11/19 Mon. 06:14 [edit]

category: イギリス事情

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独り言 

 寒さ+雨で顔が凍るか、と思うような寒さ。 ちょっと前まで暖冬、だと思っていたのが嘘のよう。 フリース素材の手袋をしていてもバスを待つ間に指の感覚が無くなってきます。 これからの季節、いつもだってまともには走っていないロンドンのバスがこれ以上不真面目にならないことを祈るのみです。


 大変なことの後には、楽なことがある。 上手く言い表せられませんが、9月から健闘中のバラキレフのソナタ。 まだあと少し残っているのですが、今度のレッスンではまだ一度も見ていただいていないスクリャービンのソナタの第1楽章を持って行くことになっているのです。 9月頭に一度目を通した時は、譜読みが大変だったのに、今日久しぶりで弾いてみたら、もちろんスラスラではないし、テンポも遅いけれど、でも2ヶ月前よりもずっと音符が楽に目に入ってくるのです。 

 これ、絶対にバラキレフで苦労しているお陰。 譜読み、暗譜が比較的早くて、これまであまり苦労してこなかった私にとって、バラキレフは初めての苦しみ。 自分が嫌いになるくらい譜読みに振り回されていました。 小さな小さな一つの山をまた越えられたのかもしれません。 


 以下は、今の私の心内。 

 日本で勉強している方々は中学生でも素晴らしいようなので、こんなこと書くと馬鹿にされそうですが。 馬鹿にされたってかまわない。 これが私だから。 今ではなくて、これから長いスタンスで、ただ難しい曲を弾けるだけでなくて、ショパンのノクターンとかワルツとか、小学生でも弾けるものを、いかに人の心に届くように演奏できるか、これが音楽だと私は思っているのです。


 日本とイギリス(きっと多くのヨーロッパの国々も同じだと思いますが)、根本的に音楽家以外のクラシックに対する接し方、とか楽しみ方が違います。 私がここでどうこう言っても仕方がないことだし、日本が変わるなんて思っていないけれど、でも、クラシックって静寂とか緊張だけを求めるものではないと思うのです。 

 一昨年の3月、初めてイギリスでランチタイムリサイタルだったけれど、1人でのリサイタルを経験、そしてそのあと日本での活動も開始して、日本とイギリス、そして演奏したことのあるイタリアの聴衆の違いに気が付きました。 

 日本は、まだまだ聴衆が構えて聴いている。 イギリスだと、とにかく聴衆からの暖かい空気、皆音楽を愛していて楽しみにしている空気が伝わってくるのです。 日本にこれを求めるのはまだ早い。 もちろん、日本だって暖かい空気が伝わってきたこともあります。 クラシックを楽しんで欲しい、クラシックって特別なものでも敷居が高いものでもない。 だから、迷いつつも私は今年の夏も日本で演奏したのでしょうね。

 

 今週末のイギリスでのリサイタル、地元みたいな雰囲気の教会。 そして12月にはまだお会いしたことの無い方からの依頼でチャリティーのホームコンサート。 これが今の私にできること、そして必要なこと。 私の力なんてちっぽけなもの。 いくら日本が嫌い、と言っていても私自身がたくさん、色々な種類の、いろいろなところでの音楽の楽しみを経験して、いつかはイギリスでのクラシック音楽の楽しみ方、愛され方を日本に少しずつ伝えていきたい気持ちだけは溢れているのです。


 さて、今週は予定が盛りだくさん! 頑張っていきたいと思います!

Posted on 2007/11/18 Sun. 06:42 [edit]

category: 音楽

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18

クリスマスの準備、スーパーマーケット 

 午後から気分もよかったからテスコへ。 家からバスで20分ほどのテスコはこの辺では大きめの店舗。 でもカーディフ時代はもっと大きいのがあったから、やっぱり小さく思ってしまいます。


 入り口にはもうクリスマス・ツリー。 そしてクリスマスの飾りが売られていて、もちろんクリスマス・カードにラッピング・ペーパー。 インテリア、食の雑誌もクリスマス用。 大体この時期1冊クリスマス関係の雑誌を購入。 今年はどうしよう? 


 1列分の棚いっぱいにクリスマスの食品。 パーティー用のクッキー、チョコレート、ナッツ類。 紙コップも紙皿もクリスマスの絵柄。 これらはクリスマス前の友達同士などのパーティーで使うもの。 

 そして、大きなアルミフォイルと深さのある大きなアルミのトレー。 日本の一般的なオーブンには絶対に入らない大きさ。 これらはもちろん、ターキーを焼くのに使うもの。 その近くには瓶詰めのクランベリー・ソースが何種類も!! そしてアップルソースももちろん。 ターキーにはこれらが必需品。 


 クリスマスの1週間前位からはスーパーマーケットの肉売り場はターキーが並び始めます。 3年前のカーディフ時代、丁度母が私のところに滞在していて、24日にセントラル・マーケットに行ったら、お肉屋さんには注文済みのターキーがたくさん並んでいたことを思い出します。


 自分が買う必要がなくても、今までのイギリスでのクリスマスを思い浮かべてなんだかワクワクしてしまいます。 今年は4年ぶりに日本でのクリスマス。 ターキーを持って行けないのが残念。 イギリスの一般家庭でのクリスマス、12月25日のクリスマス・ディナーを3軒で経験させて頂いて、そこで体験したことは私の宝。 

 日本のお正月よりもイギリスのクリスマスは伝統が受け継がれています。 日本のお正月の何が嫌って、おせち料理のデパートとかで出来合いが売られていること。 おせち料理位、全品とは言わないから家庭で作って、お重箱に詰めるべき。 


 そろそろクリスマスカードを書き始めないと。 私の実家には私のホストファミリーから既にクリスマスカードが届いたそうだから!

Posted on 2007/11/17 Sat. 06:38 [edit]

category: クリスマス、行事、習慣

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17

家で事務作業 

 案の定、というか今日はすっかりベッドの中。 今回は熱は対して上がらないから助かっていますが、鼻づまりですっかり耳がおかしくてイライラ。 だるくて起きられなくていたら(起きるのが面倒でいたら)、午後3時。 なんてこと・・・・・ 疲れていたのかな。 学校へ行く気力はなかったから、一日休むことに。

 といっても寝ていられない私は、ここぞとばかりに事務作業。 頭を使わなくて良いし、手だけ動かせばよいことだからこういう時にはもってこい。 大体この事務作業、3週間前にやる予定で準備をしていたのにやる時間がなくて放ってあったものだから、今日は丁度良かったのかな。


 年に何回かまとめてやるこの事務作業、時間はかかるけれどやらないと演奏をすることもできない。 待っているだけでは駄目、自分で動かないと。 要するに、有名にならない限り、力のある人と出会わない限り、演奏を続けていく限り、一生就職活動を行うのと同じなのでしょうね。 

 3時間やってもまだまだ終わらない・・・・・・ でも終わらせないと!明日も何も予定を入れていないし、調子が良くてお天気が良かったらハムステッドにケーキを食べに行きたいけれど、どうかな。 でも明日やらないと、次に私がこの事務作業をできるのは12月半ばの話。 やらないと!


 その前に来週土曜日のリサイタルのプログラム、8割決まっているのにまだ迷いが。 これを先に決めないと!

Posted on 2007/11/16 Fri. 06:34 [edit]

category: 日常

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16

一難さってまた一難 

 朝、家の近所の車には霜が降りていました。 この寒さでなのか、昨日から少々風邪気味。 今日は予定がたくさん入っているからどうにか持ちこたえたものの、明日大丈夫かな? 来週土曜日がリサイタルだから、まあ、具合が悪いのが今週でまだ救われますが。

 久しぶりで目方を量らないと送れないものがあって郵便局へ行ったら、既にクリスマス切手を発売していました。 去年のデザインは宗教団体から苦情が出たものだったから、再び今年は宗教色のある切手のデザインに。 でも、もうこんな時期なんて信じられない。 


 今日はまたレッスン。 バラキレフのソナタ、全4楽章ですが、遂にレッスンで第3,4楽章に突入! 第3楽章は、左手ができていなくて(というより理解していなかった)、直し。 やっと掴めてきた感じ。 先生が色々と情景を説明してくださって、それがあまり私の想像とかけ離れていなかったので一安心。 


 第4楽章は私にとって魔の楽章。 難しくて。 ところどころおかしい音があったのですが、いくつかミスプリ。 それでも、先生いわく、私が今使っているオクサナ・ヤブロンスカヤ(ジュリアードの教授(確か)でいつかレッスンを受けたい先生)が監修した楽譜、昔はこんなに良いものはなかったよ、とのこと。

 難を言えば、音符が他の楽譜よりも小さくて目が疲れる・・・・・ そして、まだ使い始めて2ヶ月しか経っていないのに、いつもだったらビニールのカバーを楽譜に貼るのに(図書館の本みたいに)それを面倒でやらなかったら、早くも表紙と本体が離れ離れ。 酷くならないうちに修復させないと。


 この曲、とにかく私の宝物のレパートリーになる予感。 来週はバラキレフをお休みでスクリャービン。 これはかなり不味い。 熱なんて出している場合ではなくて、また譜読みに明け暮れる日々になりそうです。

Posted on 2007/11/15 Thu. 06:18 [edit]

category: 音楽

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15

ユーロスター 

 日に日に寒さが増しているように思います。 でも、夜バス停から家への帰り道、空気が寒さでとっても澄んでいてきれい。 なんてことを言っていられるのも今のうちだけかもしれませんね。


 さて、島国イギリスと大陸を結ぶ電車、といえばユーロスター。 1994年11月14日に創業。 私が10年前、ケントで暮らしていた時は、最寄り駅をユーロスターが通っていて、何度か走っているのを見ましたが、一度も乗ったことはありません。 


 今まではユーロスターのロンドン始発の駅はテムズ川の南、ロイヤル・フェスティバル・ホールなどにも近い、ウォータールー駅。 それが、13年後の今日から北の私がこのところよく出没しているブリティッシュ・ライブラリーからすぐ近くのセント・パンクラス駅にユーロスターの駅が移りました。 今日の新聞はこのことを結構大きく取り上げています。


 大陸に比べてイギリスの線路が性能がよくない為、どうしても電車の速度をイギリス側で上げることはできないでいました。 今回、20分ロンドンーパリ間が短縮されるようです。


 でも一つ問題なのは、仕事を終えたウォータールー・インターナショナル・ステーション、これからの使い道がはっきりと決まっていないようです。 さすがイギリス。


 セント・パンクラスにインターナショナル・ステーションが移った影響で、この周辺の地価が上がっているようです。 イギリスも変わっていくのですね。


 もう一つ、新聞に載っていた楽しい話。 最近のことだとは思いますが、生まれた双子の赤ちゃん、双子だけれど、1分間隔で生まれたのに、お誕生日が違う。 そう、真夜中を境に生まれたそうです。 病院の時計が狂っていなかったかしら?とちょっと疑ってしまいますが。 でも、もちろんありえることだけれど、でも、お誕生日の違う双子、初めて聞きました。


 

Posted on 2007/11/14 Wed. 06:15 [edit]

category: イギリス事情

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14

ピアノ、その後 

 どうやらもう秋が終わって冬になったようです。 スカート派の私はブーツが手放せない季節。 4時過ぎには薄暗くなることにまだ慣れなくて、体内時計が狂っています。

 だからこそ、この冬を乗り越えるのにクリスマスのイルミネーション、そして何よりも芸術が必要! 5週間後には成田に着きますが、それまでに、あと4回オペラハウスに行って、2回コンサートホールへ。 


 ピアノは相変わらず苦戦中。 わかってきたのに指が動かない、というよりも動いてはきているけれど、まだまだスムースにはいかない。 バラキレフのソナタの第4楽章、なぜかこれを弾きながらチャイコフスキーのオーケストラ曲、『スラブ行進曲』が浮かんでくる・・・・・ 私の頭って、きっとチャイコフスキーから離れることができなくているのでしょうね。


 先週のレッスンでしごかれた第2楽章は段々つかめてきた。 私の場合、何でも最初理解したり、学ぶのはゆっくり。 でも、一度掴むとそこからは早いのです。 今までの恩師、Dr.Sの場合は私の性格もよくご存知だけれど、今の先生、ゴードンは私をよく知らないから、今の状況を見ていると、私ののんびりさに慌てているらしい。 

 常識が当てはまらないのです・・・・・ まあ、あの真面目なゴードンを慌てさせるのも申し訳ないから、ここは私も頑張らないと。

明後日のレッスンにはどうにか形になりそう。 でも全然テンポが上がってくれませんが。

Posted on 2007/11/13 Tue. 06:18 [edit]

category: 音楽

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13

多民族、ロンドン 

昼間、青空だけれど先週とは違ってすっかり冷たくて、凍った空気。 身体の芯から冷えてきました。


 多民族が集まっているロンドン。 先週行ったチチェスターなどに比べると、ロンドンを歩いていると、自分がどこの国にいるのかわかりません(というのはちょっと大げさですが)


 私が現在住んでいるロンドン北西地域、カラビアン系の黒人が多い。 うちからバスで10分もかからないすぐお隣へ行くと、ここはもうイギリスの香りは無し。 カラビアン系と、イスラム系がたくさん。 だから八百屋さんの軒先にもイスラム系が食べると思われる野菜が多いのも特徴。 イギリスのスーパーで見かけることはまずないとろろ芋(といっても日本のものとは見かけが違う)が並んでいます。


 そしてうちから更に北西へバスで20分も行けば、ヒンドゥー教の大きな真っ白な寺院があります。 だからその周り、そしてうちから北へ行った地域にはインド人などが多いのです。 

 この週末、というか金曜日、土曜日はヒンドゥー教のDiwaliというFestival of Lightsという行事があった為、この寺院のそばを走るバスは全て路線変更。 そして土曜日の朝、北へ向かうバスに乗っていたら、普段はガラガラなバスなのに、この日は普段よりも豪華なサリーを身に纏ったインド人がわんさか。 ビーズやスパンコールがたくさんついていて晴れ着なのでしょうね。


 週2回教えているロンドン北部、JJエリア、とも言われるほどユダヤ人と日本人が多い地域。 家からバスで20分もかかりませんが、とにかく、Kosherのお店が多くて、街にはユダヤ人ばかり。


 そして週1回教えている日本人学校がある地域ではもちろん日本人がたくさん。 ここの最寄り駅を降りると、歩いているのも、運転しているのも日本人。 時間によってはランドセルを背負った日本人学校の帰りの子供たちも。


ロンドン東部というのは足を踏み入れる覚悟ができていない地域ですが、ここもまた違った民族がたくさんいるはず。


 やっぱり、ロンドンって凄いところだな、と思わずにはいられません。


 

Posted on 2007/11/12 Mon. 06:26 [edit]

category: イギリス事情

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12

秋のケンジントン・ガーデンズ 


 まだかすかに秋の気配が残っている間に久々にケンジントン・ガーデンズの風景を。 

071111 kensington gardens


 いつもだったらもっと個性的にすっかり落葉した木の隣に緑の葉の木があったりするのですが、今年は見事な黄葉。 この2,3日でだいぶ葉がなくなってしまいましたが、それでも美しい! 今日はたまに青空になったり曇ったり。 天気予報では最低気温-2℃とか。 

071111 queen's gate

 いつみても存在感のあるクウィーンズ・ゲイト。 この時期、門の色と木の葉の色がぴったりなような気がします。

071111 flower

 昨晩もコヴェント・ガーデンにすっかりクリスマスの飾りがしてあったし、オックスフォード・ストリートもイルミネーションがきれい。 ケンジントンの住宅街にあるレストランの外。 シクラメンと何かしら? この周りは白い建物ばかりだから、シクラメンの赤が映えていました。 


 昨晩は素晴らしい舞台を観て、今日は午後から自分がバレエのクラスに行く日。 もちろんロイヤルバレエのダンサーの足元にも及ばないけれど、それでもだいぶ勘を取り戻して、バレエシューズが足に馴染んできて、身体も動くようになってきました。 身体を動かすって気持ちが良い! 今はピアノがとにかく大変だけれど、それでもこういう息抜きの時間、とっても大切です。 

Posted on 2007/11/11 Sun. 06:01 [edit]

category: パーク

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11

ロミジュリ2回目 

 10日ぶりのコヴェントガーデン。 今日もロイヤルバレエのマクミラン版『ロミオとジュリエット』。


 今シーズン、『ロミジュリ』は6組のメインキャストで行っていますが、男性の怪我が相次いで、3人のロミオが最初の発表とは変わりました。 1日に観たロミオ役のヴァレリーもキャスト変更で得たデビュー。 今日はジュリエットを日本でもゲストで良く踊っているし、イギリスでもきっと人気No.1のアリーナ・コジョカル。 相手のロミオは、当初はアリーナのプライヴェートでのパートナーでもあるヨハン・コボーが踊るはずが怪我で降板。 そこに抜擢されたのが、まだ上から3番目、ソロイストのランクにいる、オーストラリア人の21歳(22歳?)のスティーブン・マックレー。 ちなみに、アリーナとスティーブンは10月16日にオペラハウスの『ロミジュリ』の初日に踊って、その後東京バレエ団の『真夏の夜の夢』のゲスト出演で日本に行ってきたばかり。 これにはロンドン在住者は納得できません。 だって、スティーブン、ロンドンでも踊っていないものを日本で先に踊ったのですから!


 スティーブンはとにかくテクニックが素晴らしく、それでいて非常にのびのある踊りをするダンサー。へたしたら、プリンシパルの人と並んで踊っても、彼の方がジャンプも回転も素晴らしかったことも。 そして舞台の上でのスター性、というか輝き。 今年の夏にもう一ランク上がるか、と思っていたのが上がらなかったのが不思議。 でも、きっとバレエ団側は彼に色々な役を経験させようとしているのでしょうね。 

 今回の『ロミジュリ』が全幕主役デビューのはず。 

 

 今夜の舞台も彼のソロは圧巻。 とにかく凄い。 そして観ていて非常に気持ちが良い。 マキューシオとベンヴォーリオは彼よりも一ランク上のファースト・ソロイストのホセと陽平さんが踊っていたにも関わらず、ロミオ、マキューシオ、ベンヴォーリオと三人で一緒に踊るところはスティーブンが一つ上にいました。


 アリーナは実は私はそれほど好きなダンサーではない(ポーズがきれいだけれど、何を踊っても一緒)けれど、ジュリエットは彼女にぴったりそう、と思ったらやはりその通り。 容姿からジュリエットにピッタリなのです。

 彼女、なぜかかなりせわしない踊り方。 どうしたのかしら? 


 ロミオとジュリエットが一緒に踊るシーン、どちらかというとアリーナがスティーブンを振り回していた? きっとスティーブン、これから経験を積んで数年後、良いダンサーになるでしょう。 今はまだ、ソロは良いけれど、表現とかパートナリングとかが弱いから。 でも、これから目が離せないダンサーであることは確かです。

 パートナリング、という点では、1日に観たヴァレリーと都さんキャストの方が上かな。 ヴァレリー扮するロミオが都さん扮するジュリエットに舞踏会で出会って惹かれて、それからのジュリエットに対する愛、これがあの日は素晴らしかったから。


 ティボルト役のベネットは前回のギャリーに比べれば存在感が薄いものの、第2幕最後にロミオに殺される場面がとてもよかった。 そして、パリス役のヨハネスは雰囲気からしてぴったり。 


 それにしても、再びオーケストラは酷すぎます。 どうやったらああいう演奏ができるのかしら? 私は指揮者の音楽の作り方も好きではないけれど、木管、ブラス、酷すぎ。 今回はオペラハウスのオーケストラがやっているわけではないのだから我慢すべき?

 そうしたら驚いたことに楽屋口にいたら、ヴァイオリンのケースを持った男の子、知っている顔。 慌てプログラムをチェックしたら、ケント時代に私のホストシスターと同じオーケストラに入っていて、その後マンチェスターの音大で勉強していたロブだったことがわかりました。 頑張っているのね。声をかければよかった。


 スティーブン、素顔は舞台よりも大人しい感じ。 何で読んだか忘れましたが、彼はご両親が厳しくて、学校の勉強がさがったらバレエを止めさせられる、だから必死で勉強もして、そしてどうしてもバレエの道に進みたかったから、ローザンヌのバレエコンクールでスカラーシップを取って、ロイヤルバレエスクールに1年間留学、そしてバレエ団に2004年に入団。 熱意が溢れている踊り、だからそれが観客にも伝わっているのでしょうね。


 とにかく、キャストが違えば全く違った舞台になり、そして毎回面白さがある。 2週間後、もう一組観に行きます。 そして5月に再び『ロミジュリ』をやる時は、私のご贔屓、マリアネラがジュリエットデビュー。 目が離せません。

Posted on 2007/11/10 Sat. 06:37 [edit]

category: バレエ

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10

バラキレフ、弾けるのか? 

 1週間があっという間。 もう今日は木曜日、ということでピアノのレッスン。 今週はリサイタルもあって、時間がない、でもそれは別の話、ということで、どうにか先週もたもた弾いていたバラキレフのソナタの第2楽章を。

 先生の前になると硬くなるのが私の悪いところ。 今日も硬くなるから余計に弾けない。 

 

 大体この曲、もちろん簡単、とは思っていなかったものの、楽譜を見た感じでは『大丈夫』、と思っていたのに、とんでもない。 これだったらプロコフィエフのソナタ第6番の方がよっぽど弾きやすい。 

 指が回らない、というより曲想を掴むのも難しいし、音を掴むのも大変。 そのわりにはこの曲のイメージはできているのですが。


 第2楽章、しごかれること1時間半ちょっと。 私はレッスンで言われたことを消化するタイプなので、先生に止められるまで言われたことを繰り返す。 先生もそれを分かっているからか、とことんやらされます。


 今日は本当は第3楽章も、といわれていたから必死でやっていったけれど、結局は時間切れ。 来週は第3楽章と、第4楽章の4ページ。 第4楽章が全部で12ページ、しかもかなり手ごわい相手・・・・・ 先生には、『みゆきがちゃんと勉強して、よくやってきているのは分かる。 でも僕のみゆきの進行予定からは遅れているよ。 もっと頑張りなさい』とのことで、これから3回分、11月いっぱい、毎回のレッスンで何を持ってくるか、指定されました・・・・ 本当に頑張らないと終わりません。 11月24日にはもう一つリサイタルを控えているし。


 ここまできたらやるしかない! バラキレフのソナタ、大好きだし、一日中頭にこの音楽が鳴り響いているし。 絶対に弾いてみせる! でも、大変・・・・・・

Posted on 2007/11/08 Thu. 06:37 [edit]

category: 音楽

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08

マナーの悪いイギリス 

 昨日の久しぶりのリサイタルの疲れが非常に厳しい日。 毎日それなりの量を練習していても、やっぱり舞台は疲労度合いが違います。

 

 昨日の往復の電車の中でも、そして毎日乗るバスの中でも乗客のマナー、言葉使いの悪さ、耳を塞ぎたくなります。

 昨日は帰りの電車の中で、高校生と思われる人達、携帯電話に入っている音楽をイヤホン無しに聴いている。 当然、周りにも聴こえ、かなりうるさい。 どうして他人のことを考えられないのか? 高校生くらいって怖いから周りの大人も注意できない。 いつからイギリスはこういう国になってしまったのでしょう?

 日本は公共機関内での携帯電話の使用について厳しいですが、この国では大人だって大声で携帯電話を使う。 これは私が大嫌いなこと。

 

 今日はバスの中、黒人が『F××KING!!』と何度怒鳴っていることか。 特に運転手が女性だったから酷い。 黒人の中ではまだ女性の人権って低いのかしら? 私、中学三年生の現代社会の小論文では、当時南アフリカで黒人として大統領になったネルソン・マンデラ氏のこと、そして黒人の人権なんていう今から思うと超平和ぶったことを書きましたが、ここに来て、黒人がたくさんいる生活を経験しているうちに、私があの当時書いたことは何も知らない、きれいごとだったのだ、と恥ずかしくなります。

 もちろん私にも仲の良い黒人の友達、というのはいますが、バスの中での彼らの態度を見ていると・・・・・・


 一つ救われるのは、汚い言葉使いを聞いても、私には半分以上理解できないこと。 ということは、私の周りの人達は汚い言葉使いをしていない、ということ。 クウィーンズ・イングリッシュとまではいかなくても、若い人達に美しい言葉を、せめて、F××K!を連発した会話は謹んでもらいたいものです。

Posted on 2007/11/07 Wed. 06:25 [edit]

category: イギリス事情

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07

チチェスターへ! 

久々にまだ真っ暗な5時半起き。 段々と外が明るくなってくるのを見ながら今日は晴天、と思ったのがあたり!


 ロンドンヴィクトリアから1時間45分、107km離れたChichester(チチェスター)へ。 ロンドンを出る時は12両編成、でも私は車掌さんから前の4両のどこかに乗るように言われて?? ガトウィック空港を過ぎたところから、二つの違う行き先に電車が離れたようです。 ほとんど空いていて静かな車内。 最後の20分ほどは高校生の集団と一緒になってうるさかったですが。 海が見えるかも!と期待していたのに、見えたのはほんの1分弱。 これにはがっかり。


071106 Chichester Cathedral


 チチェスターの中心部はとっても小さな街。 それなのに大きな聖堂。 これが私が今日演奏した『チチェスター・カシードラル』 生憎一部を改装修理中でしたが。 11時からリハーサル、といわれていたけれど、電車が遅れることを見込んで10時5分にはチチェスター着。 


071106 Chichester Cathedral2

 私のイギリスでの演奏の90%が教会、カシードラルでですが、その度に案内される楽屋、普段だったら入ることができないような場所ばかりでこれも楽しみなのです。 今日は何というか、ミーティングをしたり、聖歌隊の衣裳が置いてある部屋。 

 1時10分からの本番、それなのに12時過ぎには既にいらして前の方に座っている方も。 1時間以上も前に来るなんて、老人は暇ね、なんて思っていたのですが、本番が始まる時に中に入って納得。 もう満席! 中央部だけでは足りなくて、私の背中の後ろにも何人もの方がいらっしゃいました。 平均300人くらいいらっしゃるそうですが、今日はピアノだったから、ここ、そしてこの地域では初出演の私なのに、500人近くの方がいらして下さったそうです。 

 今回は広さ的にも肉声でのトークが不可能だったので、演奏のみ。 久しぶりのステージを思い切り楽しみました。 演奏についてはまた後日別ブログに。


 3ヶ月振りの舞台、正直開演前には、『どうして私こんな命を縮めるようなことやっているのだろう』と思ったのですが、舞台に出たら、それは消えて、終わったら『またすぐに演奏したい!』と思うのです。

 『あなたは音楽、ピアノを心から愛しているのね。 気持ちがとても伝わる演奏だったわ』と数人の方から言われたのが一番嬉しいこと。


 カシードラルの方にカシードラルのカフェで昼食をご馳走になって、それから1時間ほど観光。 昼食にはジャケット・ポテトをご馳走になったのですが、とってもおいしかった! 

071106 Chichester centre


 上の写真、中央に見えるものの境として、北、南、西、東通りという名前の通りがついています。なんて単純な・・・・ ショッピングセンターもないようなところ! 


071106 Chichester street


どうしてだか分からないけれど、イギリス南部って空気がやさしくて。 素敵にしているお宅が多かったです。


071106 Chichester shop
 定番のハイストリートショップだけではなくて、素敵なショップも多かったです。 クリスマスのデコレーションも始まって、ちょっとユニークだったこのお店。 もっと私が今いる部屋が片付いていたら飾りたいな、と思うような素敵な小さなクリスマスのデコレーションがたくさんありました。

071106 Chichester wall
 道路からちょっと高くなったところにこの写真の右側にある壁が街をぐるりと囲むようにあるようです。 ただ、全部は残っていなくてところどころ。 

071106 Chichester house

 適当に歩いていて見つけたお宅。 なんだか、コリン・ファースがミスター・ダーシーを演じるジェーン・オースティンの『高慢と偏見』のドラマの、誰だっけ?あのエリザベスに求婚して断られた人の家みたい。

 この家、どんな人が住んでいるのかしら?

071106 Chichester tea room

 

 ロンドンなどの大都市では失われてしまっているティー・ルームがいくつかありました。 ティー・ルーム大好き! もう一つ興味を惹かれたところもあったのですが、そこではどうせだったらクリームティーを、と思って、でもおなかはいっぱいだったので、こちらの庶民的な方に入りました。 プディングはドーナツしかなかったので、紅茶だけ。 写真だと見難いですが、壁の上の方に素敵なティーポットが飾ってあったり、窓辺のカフェカーテンはティーポットのアップリケ。

 チェーン店のカフェではなくて、こういう素敵なティールーム、残っていって欲しいです。

 

 きっと2009年(再来年!)もう一度演奏させていただけそうなので、その時またこの街に来るのを楽しみにしています。

Posted on 2007/11/06 Tue. 06:47 [edit]

category: お出かけ

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06

本番前日 

 明日は3ヶ月ぶりの本番。 今日の練習ではどうにかなったし、色々と見えてきた部分も。 本当に奥が深い世界。 ショパンのノクターン作品62-1、今年の3月だったかに初めて舞台にかけてから弾いていますが、なんて美しい曲なのか! 特にこの曲は今年のサマーコースで4人の先生方のレッスンを受けて、それを私なりに消化しているはずなのに、弾いていて『ああ、ここはイリーナにこういわれたのだっけ、でもウィリアムはこういっていたよね』なんて思ってしまうのです。 先生方に言われたものを私のものにする、楽しいことなのかもしれません。


 今回は本番が3ヶ月も無かったにも関わらず、新しいレパートリーはなし。 まあ、大曲をやっている最中なので、無理だったのですが。 でも、大好きな曲たちで、大聖堂にどのように響かせられるか、それが楽しみ。

 

 明日行くチチェスター(Chichester)は、ロンドンから電車で1時間45分ほど。 海に近いところ。 私が持っている日本のガイドブックにも載っていなくて、やっと今日になって『地図が無い!』ということに気が付いて、大聖堂のサイトを見たら、言葉で駅からどのように行くかを説明しているだけ。 

 それでは仕方がない、と思っても今は便利な世の中。 簡単に地図が手に入って、なんだか街の中心部に大聖堂、壁(城壁?)がぐるりとあって、ヨークみたい!


 1時10分からのコンサート、終わった後は本当は木曜日のピアノのレッスンの為にすぐにロンドンに帰って練習しなくてはいけないけれど、折角だから観光をしてこよう、と思っています。


 

Posted on 2007/11/05 Mon. 05:22 [edit]

category: 音楽

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05

いろいろ 

 昨日も今日も青空。 公園の木々は色付いていて、まさしく、『黄金の秋』。 イギリスは秋がほとんどなくて、夏から冬に突入!ということも多いので、これは嬉しい。 昼間はコートがいらなくても、夜になればしっかり、気温がさがってしまいます。 夜になれば、というより暗くなれば、という方が正しいかもしれません。


 夏時間が終わって1週間。暗くなるのが早いですね。 日曜日は学校が5時に閉まります。 夏の間は、その後1時間くらいはケンジントン・ガーデンズをお散歩できていたのに、今はもう暗くて無理。 私の貴重な時間が失われた感じです。


 明後日演奏でイギリス南部のチチェスターへ行く為、今日は学校帰りにヴィクトリア駅まで行って往復の乗車券を購入。 日曜日の夕方、駅はとっても混んでいました。 当日買っても良いのですが、この頃は昔と違って、ターミナル駅にも改札口なんてものができてしまったこの国、乗車券が無いと絶対に電車に乗れなくなってしまたのでした。  

イギリスって、電車(汽車?)の切符、片道と往復はほとんど値段が変わりません。 それにしても、高い・・・・ 長距離移動は長距離バス使用の私にとって、電車というのは高嶺の花。 


 今日はバレエのレッスンに行ってから、リサイタルのプログラムの通し。 疲れている時にちゃんと弾ければ少し安心。 久々に弾くシューベルト=リストの『水車職人と小川』、やっぱり素敵な曲。 今回は50分弱のリサイタルで、6曲。 私が好きな曲ばかりだから、大聖堂にどのように響いてくれるのか楽しみなのです。


 10月に提出した修士論文のアブストラクト、合格!これで本文執筆開始。 まずは1月の中間提出に向けて、取り組み開始です!

Posted on 2007/11/04 Sun. 06:50 [edit]

category: 日常

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04

『ロミジュリ』の舞台裏 

 今ロイヤルオペラハウスで上演中の『ロミオとジュリエット』、その公演プログラムに面白いことが書かれていたのでここに一部抜粋します。 


 ロイヤルバレエのプログラム、色々と為になる話が書かれていて、毎回楽しみにしているのです。 


 先日も書いたように、振付師、ケネス・マクミランが『ロミジュリ』をロイヤルバレエの為に振付けたのは、1965年のこと。 それ以前にもロイヤルバレエは『ロミジュリ』をレパートリーに加えたかったようですが、ロシア側と色々とあり、ロシアの振付師がロイヤルバレエに教えることが出来なかった為、マクミランが新しいプロダクションを行うことになったようです。


 ロイヤルバレエにとって大切なこのプロダクション、亡きケネス・マクミランの未亡人は、『この作品の広告のスペースはほとんどいらない。 ただ、これを上演する、とアナウンスしただけで、チケットは売れる』とおっしゃっています。 今回もほとんどチケットの残りはないようです。 


 ただ、難しいのは、クラシックバレエでありつつも、多くの、いやほとんどのクラシックの全幕バレエでポアントシューズ(トウシューズ)を履く女性、でもこの作品ではポアントを履くのは、ジュリエットと、6人のジュリエットの友人たち。 それ以外は踵のついたキャラクターシューズ。 だから、もちろんクラシックの訓練をしてきたダンサー達が、この作品に初めて関わる時は大変なようです。


 芸術監督であり、この作品の初演時にはチーフ売春婦の役をクリエイトしたモニカの言葉では、

 『若くて、経験が無い場合、ステージ上で一番目につく人は頑張って演じていない人、ということに気が付きません。 そしてもし舞台に立っている人達が、それまでに客席から舞台をたくさん観ていない場合、観客は舞台の全部が観えている、ということにも気が付きません (略)』


 主役だけではなくて、周りで演じている人達の動きも毎回楽しみ。 オペラグラスを使っている人が少ないのもこの理由かもしれません。

 

 第1幕のキャプレット家での舞踏会の場面、曲は有名なので、聴いたら『知っている!』という方も多いと思いますが、その場面のこと。

 キャラクターアーティストであり、バレエマスターのクリストファー・サンダース、彼の言葉。

 彼自身は、パリスを演じ、ティボルトを演じ、今はロード・キャプレットも演じています。

 『特に舞踏会の場面ではコンフューズします。 キャプレット、パリス、ティボルトは最前列で、同じ振り付け、同じシーンで、そして完全に違う役なのです。 私は舞台上で考えるのです。『さて、今日は私は誰なのだ?』

 それに加え、相手の女性も変わってきます。 だから、相手の衣裳を見て、もしそれが赤の衣裳だったら、ロザリンであるわけです。

 一番大変なのはリハーサル中で、それは衣裳を着ていないからです。 何度か、ウィリアム・タケット(ゲストキャラクター・アーティスト)と一緒になり、どちらがティボルトで、どちらがキャプレットなのかわからなくなってしまうのです』


 要するに、1人何役もしているので、その日によって、やはり組み合わせが違って大変でしょうね。


 背景の転換も大変。 第1幕では第6場まであり、第1場と第2場の間の転換が大変。 総勢35人で動かしているそうですが、ただでさえ時間がぎりぎりなのに、ロシア人の指揮者だとその部分のテンポ感が速くて、余計大変なようです。


 舞踏会のシーンでは皆重たそうな長い衣裳ですが、なるべくシルクを使うようにしている為、価格も素晴らしい。 でも1970年代に作ったものを直しながら今でも使っているわけです。 

 初演時のロミオの衣裳には、金糸で手刺繍が全面に施されてたそうで、時間もお金もかかるので今はもちろん違う方法をとっています。


 書き出したら止まりません。 舞台の裏側の話、とても興味深いもの。 今までのプログラムでここまで舞台の裏話をのせているものはありませんでしたから。 多くの人によって支えられている舞台、これを読むと、また違った舞台の見方ができるわけです。

Posted on 2007/11/03 Sat. 06:30 [edit]

category: バレエ

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03

手首 

 昨日のピアノのレッスンを受けた後、今日の練習では、この2週間できなかったことが嘘みたいにできるようになっていたのでした。 自分が馬鹿らしくなるくらい。 


 昨日のレッスンではひたすら腕の使い方、というより肩に力が入るから弾けるものも弾けなくなる。 肩の力を抜いて、手首を使った途端にそれまで何時間やってもできなかったことができるようになる。 当たり前のことに気付きました。 先生には、『みゆきはとっても滑らかで、柔軟な手首の使い方ができる。 それなのに、どうして使わないのだ!』と何度も言われ・・・・・・ 

 何度かやりながら思ったことは、私の手首はバレエで得たもの。 以前、日本で破門になった先生には、私の足首の柔らかさ=ペダルの操作が細かく出来ることは、バレエをやっていたからではないか、と言われたこともありました。

 全く無駄なことはないのね。


 それにしても、何で自分で手首を使う、ということに気が付かなかったのか。 前回のレッスンでも言われたのに。 それにさえ気が付いていれば、時間を無駄にすることはなかったのに。 私が今まで苦手だったピアノの音形、結局は手首が使えていなかったから。 これをマスターしたら、色々と広がりそうです。


 思うに、今まで私が師事していたDr.Sは今のゴードンに比べて体育会系。 頭を使って耳を際立たせて音を聴くけれど、身体のことも注意はされてきたけれど、細かい動きの説明はあまり無し。 それに比べてゴードンは見た目から野獣のDr.Sとは違ってジェントルマン。 感情とかはあまりないけれど、理論的に説明できる人。 

 今までDr.Sに習っていたからここまで来て、そして色々な心の葛藤と戦いながらもゴードンに習うようになって11ヶ月。 私にとってDr.Sはダディーだし、とっても大切な先生だけれど、こうしてゴードンに習うことになったこと、私には必要だったのですね。


 昨日のロイヤルバレエの『ロミオとジュリエット』を観て、バラキレフのソナタの第2楽章のアイディアももらえたし、やっと前に進めそうです。 

Posted on 2007/11/02 Fri. 03:34 [edit]

category: 音楽

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10年振りの『ロミオとジュリエット』 

10年前の夏、NHKホールで私を魅了したのは、ロイヤルバレエの『ロミオとジュリエット』。 あの時のジュリエットは今年の夏に引退したダーシー・バッセル。 あの時はとにかくロイヤルバレエの衣裳を生で観られることが嬉しかったのを覚えています。

 

 10年後、ロンドンで、ロイヤルオペラハウスで『ロミオとジュリエット』を観られる、というのは感慨深いこと。

 10月16日に『ロミジュリ』の初日。 でもこれまでは観ていなくて、今日が最初の舞台。 ジュリエットは吉田都さん。 ロミオは最初に発表されていたフェデリコが怪我で、今シーズンがロミオデビューのヴァレリー・フリストフ。

 

 42歳(もしかしてもう43歳?)の都さん、第1幕の第2場、あれは14歳の少女。 動きが軽やかで、純真で。 ロミオ役のヴァレリー、何度か他の作品で観ましたが、良かったり悪かったり。 ロミオとしては、舞台に出てきた時から当たり! キャプレット家の舞踏会で、ジュリエットに出会う場面、どんどん彼は変わっていきました。

 

 主役だけではなくてもちろんまわりのキャストも非常に大切+良い人材を揃えているロイヤルバレエ、今夜はその中でも、キャプレット夫人にキャラクター・アーティストのエリザベスが。 彼女、とても素敵な夫人を演じていました。

 

 そして、忘れてはいけないロミオの親友マキューシオ、10年前は当たり役だった、熊川哲也で観ているのですが、今夜はファースト・ソロイストのリカルドが。 リカルドは非常に切れがあり、なおかつ伸びのある踊り。 去年の12月、初めて彼の踊りを目にした時から注目しているダンサー。 ずっと観ていなかったので、キャストシートに名前を見つけた時はとっても嬉しかったのですが、期待を裏切らないでくれました。

 

 最初の見せ場、第1幕最後のジュリエットとロミオのバルコニーのシーン。 夢の中にいるような踊り。 都さんはパートナーに厳しくて有名なので、あれは、ヴァレリー、しごかれたのではないかしら?

 

 第2幕最後のマキューシオがティボルトに殺されて、ロミオがティボルトを殺す場面、あれは死んでいく時間が長い分、難しそう。 

 

第3幕になって、ジュリエットはもう少女ではなくて、女性。 都さんの踊りががらっと変わりました。 

 最後のロミオとジュリエットが死に至る場面、泣けてきます。 

 

 都さんは今回3回ジュリエットを踊って、今夜が最後の舞台。 今夜は1965年にマクミランがこの作品をロイヤルバレエに振付けて、ロイヤルバレエがロイヤルオペラハウスで上演してから、ロイヤルオペラハウスでの401回目の舞台。 だからなのか、もしかしたら、これが最後の都さんのジュリエットなのか、小規模ではあるもののフラワーシャワーが。

 

 観られてよかた~。 日本人もかなりたくさん見かけました。 このためにわざわざ日本からいらしている方々もいるのですよね。

 

 ステージドアででまち。 キャプレット夫人のエリザベス、凄い背が高い。 ダンサー時代は大変だったのではないかしら? マキューシオを演じたリカルドは彼は普段も良い人なのでしょうね。 

と思っていたら、マリアネラが。 ??? 彼女はキャストシートに名前無かったのに・・・・ 思わず、『今日出ていたの?』と聞いたら答えはノー。 きっと自己練。 時刻は夜11時。 彼女、努力しなくても出来てしまう人、と思っていたけれど、もしかしたら、天性で踊れるけれど、努力をしているのかもしれません。

 

 都さんは、舞台と違う印象、というかとても大人しくてびっくり。 さすがに今日のでまちは日本人ばっかり。

 

 今回の『ロミジュリ』はオーケストラがオペラハウスオーケストラではなくて、バレエシンフォニアというきっとバーミンガムロイヤルバレエで演奏しているオーケストラ。 非常に酷かったのが残念なところ。 

 

 バレエはフェアリーテールの女の子のものではなくて、大人のもの。 これが日本との違いかもしれません。

Posted on 2007/11/01 Thu. 06:20 [edit]

category: バレエ

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