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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

10年前を回想 

 昼間は日差しがあるもの、夕方になると、肌寒くなります。 さすが今日で8月も終わり。 すっかり秋になってきているのでしょう。


 ダイアナ元妃が亡くなって今日で10年。 でも忘れていて気が付いたのは帰りのバスで前の人が読んでいた新聞を後ろから盗み見していて。 セントラルへ行ってみればよかったかも。


 私にとっては10年前の8月31日、初めて高校生でイギリスに1年間の留学の予定で成田空港を発った日でした。 夕方キャセイパシフィックで香港経由で9月1日の早朝ロンドン着。 ちょうど香港の空港が古い時で1998年7月末の日本への帰国時に新しい空港がオープンしてすぐだったのでした。


 10人の留学生が一緒に渡英。 私はそれまでに海外へは行っていたものの、ヨーロッパは初めて。 今でこそ知り合いもたくさんいるし、ネットが発達したお陰で、よく、『イギリスに留学するのですが・・・・』というEメール、ミクシィ関係のメッセージを受け取りますが、そんなこともなし。

 ただただ知っていたのは、受け入れの代表者の名前とホストファミリーの名前だけ。 

 留学先だって、大都市ではないから、高校の地理の授業で使っていた地図帳に、私のホストファミリーの最寄駅、学校の最寄り駅だけはなんとなく位置確認できたものの、それ以上のことはわからずじまい。 今だったらいくらでも調べられるのに。 


 あの時の私自身の姿、今でも鮮明に目に浮かびます。 成田の古いターミナル、出発直前に足首を捻挫したこと、未知の国に対する憧れとそれと同じ位の不安。 英語、どうするのだろう? 人の家に泊まるのが苦手な私が知らない人の家で1年間暮らすことができるのか? 学校は? 

 でも、あの時はとにかくバレエ衣裳デザイナーになること、そしてその前にイギリスの高校に1年間ちゃんと通ってその後希望のアートカレッジへ進学して、良い成績を取ってロイヤル・オペラ・ハウスの衣裳部門での研修の権利を得ること。 その思いだけですっごく心配性で、大人しくて、怖がりな私がイギリスへ来たのだと思います。

 その割には、その8ヵ月後、進路をすっかり変えたのですが。 


 1997年9月1日の朝、ヒースロー空港へ着いて、当時は留学でも日本の英国大使館でヴィザを取得していく必要が無かった為、あらかじめ用意してあった書類を何枚も手にして、英語ができないから緊張して入国審査を待った事、無事1年間のヴィザを頂いて入国。 荷物を持って外に出たら、イギリスの受け入れの代表者の方がいらしていて、10人の留学生皆でバスに乗ってケント州へ。 初めてイギリスの風景を目にしたのに、とっても懐かしい気分になって、知っているところに帰ってきた、と思ったこと。 そこで初めてダイアナ妃の事故/事件を聞かされたこと。

 ケントに着いて、代表者の方のお宅へ行き、初めてイギリスの個人宅へ足を踏み入れて感激したこと。 用意して下さった紅茶とお菓子、それよりもとにかく、外の景色が気になって仕方が無かったこと。


 ホストファミリーが迎えに来るのですが、皆、その場になって不安になって、お互い、『私のホストファミリー遅くに来てくれたらいいな』と言い出す始末。 


 私のホストファミリーは2番目に来て、ホストマザーと末っ子のホストシスターと対面。 車に乗って、ひたすら色々と聞かれ、今では考えられないくらい緊張しながら話をしたこと。 

 着いた家は、周りに何も無くて、住宅地で育った私は、全然知らない人の家で、もし何かあっても大声を出しても誰も助けてくれなさそうなことにとっても不安になったこと。


 不思議なことに、10年前のことをとにかく鮮明に覚えているのです。 あの1年がなかったら、今の私はありませんから。


 1998年から1999年にかけて1年間日本で高校を卒業する為に過ごしているので、実際は9年目が終わるところ。 私のイギリス10年目、どうなるのでしょう? 学生最後の年。 来年以降の仕事のことも考えつつ、この与えられた時間を無駄にしないで、もう一度初心に戻って前に進みたいと思います。

 

 去年はバレエ衣裳デザイナーの夢からピアノに変わって初めて私にとっての聖地、ロイヤル・バレエを観ることができた。 私にとってかけがえの無い恩師、Dr.Schreiderと出会って10年目。 

 こうして好きにさせてくれている家族、そして友達、感謝です。

Posted on 2007/08/31 Fri. 04:52 [edit]

category: 日常

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31

偶然の出会い多し 

 週末ほどの日差しではないものの、どうにか先週の寒さから脱出です! 

 プロムスも終わりに近づきましたが、日本でもFMラジオで放送しているそうですね。 昨日はゲルギエフが指揮。 さすが、夜7時半からのコンサートに正午にはすでに10人は並んでいました。 でも、私が教えに行く為に4時頃学校を出た時は、予想していたほどの列ではありませんでした。 私も教えが無かったら並んだかも。 プロコのピアノ協奏曲第2番が入っていたから。 でも、ゲルギエフはカーディフで超私好みのプログラムを聴いているから、今回はそこまで気合無し。


 昨日はネットでの再会を書きましたが、実社会において、私はかなり偶然に知人に会う方だと思います。 

 3年前は、まだカーディフに住んでいて、ピアノのレッスンの為に夏休み、長距離バスでロンドンまできた帰り、ロンドン・ヴィクトリア駅のスーパーマーケットの入り口で、日本の中学、高校時代の同級生と再会。 あれは本当に1分、いや、30秒違っていたら、絶対に会うことはありませんでした。

 そして、その後妹とパリへ行き(9年イギリスにいて、パリへ行ったのはたった1回。 近いのに)、ノートルダムの塔に登るのに列に並んでいたら、目の前を、カーディフの大学で一緒のヴァイオリンの友達が通りすぎたのでした。


 これ以外にも、結構たくさんあり、先週の金曜日、学校から一度家に帰って、それから夜にプロムスに来よう、と思ってバス停でバスを待っていたら、何だか見覚えのある人が。 その人が段々近づいてきて、何となく彼女も私のことを見ていて。 絶対に、私が1999年9月から1年間滞在して、お世話になって、私がカーディフに移る時、凄い揉めかたをした当時のピアノ科主任だ! (詳細は、ホームページのPianoより) と思って声をかけたら、やはりそう。 名前を名乗ったら覚えていて下さって、本当に少しの間でしたが、お話できたのでした。 

 先生は、北イングランドにお住まいで、この日はプロムスでコンセルトヘボウのコンサートを聴く為に上京?していらしたそう。 

 このとき、私はちょっとの差でバスを逃してしまってバスを待っているところだったので、もしそのバスに乗っていれば、先生にお会いすることはなかったわけです。 先生も私が今の学校の修士号に進学できたこと、喜んでくださいました。


 そして昨日は、教えに行く時、北ロンドンでバスを待っていたら、私の恩師Dr.Sの奥様のピアノの生徒で3週間前のサマーコースで一緒になった10歳のHとお母様が車で通り過ぎた、というより、私に気が付いて下さったのでした。 


 そして今日は、学校へ行ったら入り口で、サマーコースで3回一緒になって今年は特に仲良くなった高校生のティムが。 ティムは北ウェールズ在住。 昨日のプロムスを観にロンドンに遊びに来て、折角だからここの大学を見学しに来たそう。彼は私がここに通っていることは知っていたけれど、まさか会うとは思わなかったと。 これも1分違ったら会わなかったでしょう。 2週間半前に『また来年ね!』 と言った人に今会うのはとっても変な感じ。 

 

 とにかく、ばったりと人に会うことが多くて、変なことはできないな・・・・(していませんが)

Posted on 2007/08/29 Wed. 06:44 [edit]

category: 日常

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29

ネットで友達に再会 

 3連休が終わって、夏休みも終盤。 小学校は5日あたりからのところと、10日あたりからのところがあるようです。 私は10日から大学です。


 この数日はまっていたもの、それはFacebook。 Mixi英語版といったところでしょうか? とにかくこういうことを知るのが遅いので、7月に日本で一緒に小学校などでのワークショップをした子からそこに写真をアップした、なんて聞いていたのに、そのまま。 ロンドンのサマーコースで仲良くなったロシア人の友達に誘われて入ったら、おもしろいこと!!

 Mixiと違うのは、実名登録。 だから、友達がさがしやすい。 まずは今年のサマーコース参加者でどんどん仲間が増え、それから私がやったのは、昔の友達を探すこと。 

 さすがにこの年。 結構婚約中、とか結婚した、なんていう人が多くてびっくり。


 ただ、ここで難しかったのは、友達の名前ってほとんど姓を知らないのです。 知っていても、イニシャルくらい。 とにかく、ファースト・ネームで呼び合うので。 カーディフ時代の友達はあまり見つからず、それからやったのは、10年前、初めてイギリスに来た時過ごさせてもらった高校の友達を探すこと。


 ホストシスターが同じ学校の同じ学年だったので、彼女を探したらいた!! そこから、他の友達にも繋がって。 嬉しかったのは、私は相手が覚えているか分からなかったから声をかけるのをどうしようかな?と思っていた子から『みゆき!! 覚えている?』とメッセージが来たこと。 小学校の先生!しかも、私が何度か演奏しに行った、そしてまた11月に行く予定の街に住んでいるらしい! 

 

 1997年9月1日に初めてイギリスへ到着。 1週間後からこの高校へ通いだした時、全然英語ができなくて、1対1だったらまだどうにかなるのに、グループの中でおしゃべりすることはほぼ不可能。 今は、イギリスに来て1年とかの人達に、『英語が出来て羨ましい!』と言われるけれど、私にもそういう時があった。 しかも、私が今通っている大学とかは外国人が多いから、英語ができなくてもお互い様。 でも、私が通った高校は地理的にイギリス人以外がいなかったし、公立だけれど、昔ながらの選抜校。 そうすると、本当に英語ができないのが私だけ。 きっと、私の性格がボーっとしていたから乗り切れたのかな。 おしゃべりに入っていけなくて寂しいけれど、皆のを分からなくても聞いて、段々わかるようになった時に嬉しかったこと!!


 あの時、今くらいに英語ができたら、どんなに楽しかったことか! 留学してから半年位たってスタディー・トリップでロシアのサンクト・ペテルブルグへ。 同じ部屋だったケイトは、語学堪能。 フランス語、ドイツ語専攻し、ジェネラル・スタディーで、週1回ロシア語を。 実は私も英語も問題有りなのに、このロシア語のクラスを超少人数で受けていました。 

 あの時、私も英語がわかり始めた頃だったけれど、もっと喋れたらよかったのに。 前述のFacebookでケイトとも再会! 『あの旅行、忘れられないよ~』 なんて言われて、当時のことをたくさん思い出しました。


 イギリスの高校時代の友達は、多くがロンドンにいるみたい。 ということは、再会できるはず! 今みたいにEメールが盛んでなかったし、ほとんどの友達とは1998年夏に私が1年間の留学を終えて以来、会っていません。 

 今だったらみんなとおしゃべりできるし、私にとってあの1年間は思い出深すぎる1年。 

 何しろ、イギリス到着してすぐのニュースがダイアナ死亡、だったのですから。 いや、それだけでなく、10年前の今頃、誰が今の私を想像したでしょうか? 

Posted on 2007/08/28 Tue. 05:36 [edit]

category: 日常

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28

ノッティングヒル・カーニバル 

 今日も昨日に引き続き、青空が広がりました! でも、さすがに夕方になると、一気に気温が落ちますが。


 さて、本日、明日はノッティングヒル・カーニバル! いくつもの団体が練り歩く、ストリート・カーニバル。 

わかりやすくいうと、阿波踊りもこんな感じでしょうか? 私が参加したことのあるものだと、茨城の『かっぱ踊り』。 それのサンバ・バージョンです。


 写真多数です。

070826 nottinghill

とにかく、威勢の良い音楽。 私の家から5分ほどバスに乗り、そこから通行止めで、すぐにこの団体が見えました。 コスチュームも面白く、大人が多い団体で、踊りもGood!! でも、これを最初に観てしまったので、後がちょっと物足りなかったかも。

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前の写真と同じ団体。 こちらは音楽隊といったところ。 この一番前にいる人達が手にしている楽器、何というのか知りませんが、木でできた壺のようなものの周りにウッド・ビーズが巻きつけてあって、それを鳴らしている感じ。


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 こういう派手な飾りが多いです。 子供が多いところでは踊りがいまいち。 というか、やはり疲れるからただ歩いているだけ。

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 とってもきれいな笑顔の女の子。 エリザベス1世?

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 このカーニバルに参加しているのは、ほとんどが黒人。 ジャマイカの人達が多かったようです。 ここに一人で行った私。 最初は、先週イギリスに帰ってきたブラジル人の友達を誘おうかな~なんて思っていたけれど、彼女と行ったら、生きて帰れない、というのは言いすぎですが、踊りに加わってしまいそうなので、やめておきました。

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 この2枚、観ている方は楽しいですが、つけている子供たちは、大変かもしれませんね。

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 頭飾りがおもしろい。 フェイス・ペインティングをしている子供たちがほとんど。 

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 とってもきれいな色。 これを見ていて、東京音頭をちょっとサンバ・バージョンにして練り歩くのはどうかしら? 実はこういうのが好きなのよね。 盆踊り好きな在英の方、いらっしゃいませんか???

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各団体、トラックにいくつものスピーカーを積んで、大音量で音楽を流して、後方の踊り手が踊ります。 でも、ここは生音楽。 このリズム感、日本にはないものです。


070826 canal


 近くのカナルのナローボート。 ここでも、ボートの上に乗っかって音楽を流していました。


 ちょっと裏通りに入ると、サルサを踊る人達の群れがあったり。 いいな、サルサは踊れるようになりたいのよね。 

 屋台が並んでいるのは日本と一緒。 ここでもジャマイカ系が多いのですが、焼きとうもろこし、なんてものがあってびっくり。

 

 動画を撮ったのですが、ここにアップする方法が分からず。 分かったら、少しだけでも音楽と踊りの雰囲気をお伝えできると思うのでアップしますね。

Posted on 2007/08/26 Sun. 06:02 [edit]

category: ロンドン観光

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26

やっと青空! 近所の公園へ 

 昨夜、プロムスから帰宅した時は、セーターに、ウールのケープで丁度よかったのに、今日は快晴! 2週間振りの青空。 ノースリーブで丁度よいくらい。 本当に気まぐれなお天気です。

 イギリスは、日本に比べ祝日が非常に少ないのですが、8月の最終月曜日はバンク・ホリデー(祝日?)。 よって今日から3連休。 学校も3日間閉まります。 


070825 Roundwood Park gate
公園の入り口


こんなに良いお天気なのだから、家から近いのに前を通るだけで行ったことがなかったRoundwood Parkへ。


070825 RW Park, flower


お花がとってもきれいな公園。 それほど大きくないのですが、さすがに2週間グレーの空が続いた後。 たくさんの人達が、日光浴に来ていました。                                     
070825 RW park, flower

鮮やかなお花! 小さなマーガレットのようなお花なのに、木のようになっていて、半球型になっているのがおもしろい。


070825 RW Park

 とにかく、広々としていて、この青空を見ているだけで幸せ。 じーっとしていることができない私なので、小さなノートを片手に、これからの活動案を練る。 お天気がよいと、それだけで頭も働くような気がするのです。

070825 Blackberry


 ちょっと見にくいですが、公園へ行く途中に見つけた、ブラックベリー! この写真、全部がブラックベリーの木のようです。 荒地のようなブラックベリーなのですが、柵があって、残念ながらブラックベリーに手をのばすことはできません。


 明日、明後日はヨーロッパ最大規模、といわれている、ストリートカーニバルの『ノッティングヒル・カーニバル』。 いつもの学校へ行く通学路沿い、家からそれほど遠くないので、お天気さえよければ、スリ、その他に気をつけて行ってこようかな、なんて思っています。

Posted on 2007/08/25 Sat. 06:10 [edit]

category: パーク

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幸せになったコンサート 

寒さが少し和らぎました。

 今日は、午後7時から、ロイヤル・アルバート・ホールでのプロムス 、アムステルダムのコンセルトヘボウ・オーケストラだったので、しかも、Haitinkのブルックナー!! 午後3時には40人以上平土間立ち見に並び、学校が終わる6時頃には、列の最後は遥かかなた。 今日は、天井桟敷、ギャラリーの立ち見も凄い列。 さすがです。


 私は、こんなに凄いオーケストラが来たにも関わらず、これはみないで、一度家に帰り(この帰りに、とっても嬉しい偶然の再会が!)、お夕飯を済ませてから夜8時半近くなって再び家を出て、夜9時、ロイヤル・アルバート・ホールに戻りました。 既に、今日の午後ほどではありませんが、それなりの列。


070824 Proms Queue


 暗いので本を読むわけにもいかず、誰か知っている人いないかな~なんて思いながらきょろきょろしたら、ロイヤル・オペラ・ハウスの常連さんで、私が嫌いな人発見。 そして後ろを見たら、なんと、私の後ろの後ろに、2年前まで私がカーディフの音大の土曜日の子供のための音楽教室でアシスタントをしていた時に、高校生で、その後すぐ、ロンドンのトリニティ・カレッジに進学した、ジャックが! 向こうもすぐに気が付いて、『みゆき?』 色々な話に花が咲いて、待ち時間も退屈でなくてよかった!


 10時からのコンサートだったので、9時半過ぎ、列が動き出して、入り口で5ポンドを払って入場。 

今日のプログラムは、

マーラー・チェンバー・オーケストラ の演奏、ピエール=ロラン・エマール の指揮及びピアノで、


 ハイドン/交響曲 第102番

 リゲティ/練習曲 第12番: 組み合わせ模様

             第8番: 鋼鉄

             第10番: 魔法使いの弟子

             第2番: 開放弦

             第13番: 悪魔の階段 (この5曲はピアノソロ)

 ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第2番


 計、1時間半ほど。 休憩なし

 このピアニストは何度か録音で聴いていて、是非生で聴きたい、と思っていた人。 今年50歳になるピアニストですが、彼の13歳のパリ音楽院に通うお嬢さんが先々週のサマーコースに参加していました。


 この時間、7時からコンセルトヘボウのコンサートがあったのに、平土間は結構いっぱい。 座席も満員ではありませんが、それなりに埋まっていました。


 BBCのサイトによると、ハイドンとベートーヴェンは共に1795年に初演された作品。 

 ハイドンの交響曲は初めて聴きましたが、美しい曲でした。 ピアニストの指揮だからか、ピアノ・ソナタのように、というよりもピアニストの音楽になっていました。 私は舞台から5メートルちょっと離れたところから見ていたのですが、エマール氏、ニコニコしながら、楽しそうに指揮をしていたのが印象的。 聴いていて、とっても幸せ、心が和みました。


 ピアノを舞台の前に出してきて、オーケストラの人達は舞台に残ったまま、今度はピアノソロ。 プロムスでピアノソロが混ざるのは、珍しいのでは? リゲティは、私には不可解。 一昨年のコンクールで、第13番の『悪魔の階段』だけは聴きましたが、頭が痛くなる音楽でした。 ちなみに、リゲティの練習曲で有名なのは、この『悪魔の階段』と『魔法使いの弟子』でしょうか?


 あまり実際に目にすることの無いフランス奏法。 私が教えを受けているロシア奏法とはかなり違いました。 正直、『好き!』というタイプの曲ではありませんが、エマール氏の演奏、非常に説得力があり、弾いてみたいかも!と思いました。 どの練習曲を弾くか、知らないで行って(サイトに、開演1時間前まで詳細が出ない為)、3番目がよいな、そして5番目は『悪魔の階段』のはず、と思っていたら、やはり当たり!

 現代曲が必要になったら、手をつけそうな気がしてきました。 エマール氏は、このリゲティの練習曲のCDを出しているので、手馴れているのでしょう。

 熱狂的な拍手!


 そして、お次は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番。 第1番よりも早くに完成されたのではなかったでしょうか? ベートーヴェンの5曲あるピアノ協奏曲のうち、一番マイナーで、演奏される機会が少ないです。 私も今回が生で聴くのは初めての曲。 だからこそ、何となく現代曲を弾くピアニスト、というイメージの強いエマール氏がどのようにベートーヴェンを弾くのか興味がありました。

 実は、私はこの曲がベートーヴェンのピアノ協奏曲の中で、一番好き。 もちろん第5番、『皇帝』もよいけれど、すきなのです。


 弾き振りは大変そう。 でも、これもとっても楽しそうに演奏していました。 オーケストラも。 特にヴィオラの2番と、チェロの首席の人がとっても楽しそう。 エマール氏の演奏は、優しく語りかけてくるようで、そして非常にチャーミング。 50才になる男性に『チャーミング』というのも変かもしれませんが、喜びに満ちた演奏で、飾り気のない、でも魅力的な演奏。 

 巨大なアルバートホールでは、音響の面でよくないのは残念ですが、とっても素敵な演奏でした。

 終演時にはすごい拍手! エマール氏、人間的にも素敵な人なのでしょう。 そういう雰囲気が溢れていました。

 

 私は、ジャックと一緒に見ていたのですが、隣にいたおじさんに声をかけられて、色々と話していました。 会場全体が暖かい空気で、周りをみても、皆笑顔。 だからこそ、私はイギリスのクラシックのコンサートがすきなのです。 クラシックが、特別なものでなくて、愛されているからこそ。 

 

 終演は11時半。 すっかり帰宅は遅くなりましたが、それでも、満員電車に揺られるわけではないし、バスで1本。 

 行ってよかった! オーケストラを聴くのは久しぶりでしたが、CDでも、ラジオでも得られない感動、というかその場の雰囲気。 まだ今日聴いた音楽が頭の中を駆け巡っています!

 音楽って、人を幸せにしますね! 来週になったら、きっとBBCのサイトでこのコンサートを聴くことができると思うので、それも楽しみです。

Posted on 2007/08/24 Fri. 06:48 [edit]

category: 音楽

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24

教え 

 

070823 CDG


 日本からの帰り、パリに朝4時頃着いて、ロンドン行きのフライトを待っている間、寝転がって見えた日の出。 こんな日の出が非常に羨ましくなるほど、グレーの空が続いているイギリスです。

 

 私は、修士号学生であり、ピアニストであり、伴奏者であり、ピアノの指導も。 とにかく、色々とやることがあるのです。 しかも、その間には相談事の話をされたり。 今夜も、友達の恋愛相談(だったのかな?)、チャットで1時間近く?? 私に恋愛相談をするのもどうかと思いますが。

 

 それはともかく、レパートリーを増やす為に、9月、10月は一応演奏会も入っていない状態。 ということで、今の一番のお仕事は、練習以外では教えること。

 ロンドンでは、主に子供、そして子供の生徒の親も一人への指導。 小学生はかわいい盛り。 私の先生方が使っている指を鍛えるメソッドをやった後は、ひたすらスケール(ドレミファソラシド ドシラソファミレド)を覚えてもらいます。 本を使うと、ちゃんと覚えるのが大変なので、全てノートに書いたり、言葉での説明。

 スケールって面倒だし、覚えるのが大変だし、私も大学のテクニック試験で苦労しました。 だからこそ、子供たちには自然に覚えてもらいたい。 私の生徒はほとんどが駐在員の子供たちなので、あとどれ位ここにいられるかわからないけれど、もしイギリスのグレードシステムを受験する、となると、スケールが必須。 

 

 今日も、日本での小学校1年生(でも、9月から現地校では3年生)の女の子、先週までに3つの調をやったので、今日は4つ目。 ♯の数が3つ。 ちゃんと考えながら、理解しながら、片手ずつ2回やった後、両手に挑戦! ちゃんとできたし、間違っても自分で間違いに気が付く子。 

 他の女の子たちも、今日の子と同じように、どんどん吸収していっています。 毎回のレッスン、全ての子供たちの上達に驚かされているところです。

 

 日本で、今回初めて、ピアノ指導を開始。 とはいっても、私の場合短期レッスンしかできません。 音大受験生を今回はみましたが、イギリス(私の場合はイギリスでロシアのピアノ教育を受けてきましたが)と日本の指導のギャップに正直、ショックでした。

 特に、打鍵方、タッチ、フレーズ、指使い、こちらでは(ロシアでは)当たり前のように指導されていることが、指導されていない。 いや、彼女をみたからこそ、改めて、どうしてサマーコースに来る日本人受講生の多くがこれらができていないのかがわかりました。

 こちらも、特にタッチ、フレーズは私はピアノを真面目に始めて以来先生にかなりしごかれてきたことなので、そして、今回も私の演奏会にいらして下さった方々数人から、レッスンを受けたい、というお話もあったので、少しずつ日本でも活動していきたい、というより、私は先生から頂いた宝を少しずつ出していかないと、と思ったのでした。

 

 もうそろそろ教本が終わりそうな子が2人。 久々に教本を発掘しに楽譜屋さんへ行かないと♪

Posted on 2007/08/23 Thu. 05:25 [edit]

category: 音楽

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23

プロムスの列 

 昨夜からの強風。 +雨。 今日はコートは着なくても、セーターに冬用スカート。 すっかり冬の格好。 

 新学期まで2週間半、ということで、来週からは実技の追試が始まるので、6月に試験を落ちた人(いるのかな??)、手の故障などで試験を受けることができなかった人達が、段々帰ってきました。 今日も、同じ学年のピアノ科、ブラジル人のグレースがちょうど私が学校から帰ろう、と思って下に下りたら、丁度ブラジルから帰ってきたところ。 それにしてはあまりにも身軽?? スーツケースがなくなってしまったよう。 今、ヒースロー空港ってかなりの数のスーツケースが遅れて届いているようです。

 1ヶ月ちょっと振りに立ち話ではありましたが、友達と再びおしゃべりできるのがとっても嬉しいです。


 ところで、今は学校の目の前のロイヤル・アルバート・ホールで、BBCのプロムスの真っ最中。 ちょうど、私が日本に着いてすぐ、7月13日から始まって、9月最初の土曜日まで続きます。 今日も午後、一度外に出て、学校に戻ろう、と思ったら、日本人の中年女性に声をかけられて、プロムスを観たいのだけれど、チケットの買い方がわからない、とのこと。 彼女は、60代あたまだと思いますが、1ヶ月、プライヴェート英会話レッスンを受けにロンドンに滞在しているそう。 新聞で、マーラーの交響曲5番をやることを見て、プロムスが有名、ということだけを知っていてチケットを買いに。 約2ヶ月に渡り、毎晩コンサートが開かれていることに驚かれていました。

 

 新聞の間違いだか、結局は今週、マーラーの5番は無いことがわかったのですが、来週、シュトラウスのオーケストラ曲と、シベリウスの交響曲2番があることがわかって、予定を調節してみる、とのこと。

 この方と、結局30分近く話したのではないでしょうか???


 そうしたら、午後3時過ぎ、もうArena(平土間)の当日しか買えない、立ち見のチケットを求める列が! そう、このプロムスでは、立ち見が名物。 1公演、5ポンド(1200円くらい)で、運がよいと、ステージの真下からオーケストラを見ることができるのです!! チケットは開場時間に、入り口で現金を払うシステムなので、人気がある公演は、早くから並ぶのです。 今夜の開始は、午後7時半です。 要するに、4時間前には並び始める。 

 一体、どこのオーケストラ、または演奏者、指揮者??と思ってスケジュールを確認したら、ロンドン交響楽団(これ自体は、別に並ぶ理由ではないはず)、クラウディオ・アバド指揮のマーラーの交響曲第3番!! 

 アバド・・・・ いいなーーーー 


 学校に行って練習していたのですが、どんどん列は長くなります。 4時にはかなり長くなって、5時半過ぎに学校が閉まる時には、とっても長い列。 カメラを持っていなかったのが残念!!

 マーラーだし、アバドだし、行こうか??? でも、お財布には1ポンドも入っていないから、お金をおろしにいかなくてはいけないし、大体、雨が降っていて、風強くて、あと最低1時間半くらい外にいたら、せっかく治りかけの風邪を悪くするだけ、と思って諦めましたが・・・・・

 家に帰って、8時過ぎ、BBCのページからラジオ中継を聴けることを思い出して、聴きましたが、美しかった!!

やっぱり、生を聴きたかったかな。


 今回、一度もプロムスに行っていませんが、明後日には、フランスのピアニスト、Pierre-Laurent Aimard がマーラー・チェンバー・オーケストラとベートーヴェンのピアノ協奏曲2番を弾き振り。 彼のお嬢さんが、先々週の私が参加していたサマーコースに来ていたばかり。 一度、生で聴きたかったし、ベートーヴェンの2番は大好き。 でも、このコンサート、スタートが夜10時なのですよね・・・・・

 来週は、ロシアのゲルギエフがロンドン交響楽団を指揮。 これは、今日以上に混みそう・・・・・これは諦めて、ラジオを聴くべきかもしれません。 

Posted on 2007/08/22 Wed. 05:59 [edit]

category: 音楽

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スクリャービンに苦戦中 

 日本は再び暑いようですね。 こちらは相変わらず。 もしかしたら、暖冬だった、昨年12月初旬と同じ位の気温かもしれません。 今日はついに冬用の黒のタイツ、冬のスカートをひっぱりだしてきました。 街ではブーツを履いている人もいるし、よいことにします。 まだコートだけは着ないで頑張っていますが。 今も、外は風の音。 


 7月は日本での本番が続き、先々週はサマーコース、ということで、本当に今回ほど新しいピアノの課題ができていない年は初めて。 しかも、今まであまり弾いてきていない作曲家の作品が並んでいる為、珍しく暗譜に苦戦しています。

 古典派(ハイドン、モーツアルト、ベートーヴェンなど)だったら暗譜は簡単。 ショパンなんかは絶えず何かしら弾いてきたからそのスタイルがすーっと手に入ってくるからこれもそれほど時間がかからず。 それが、今回は、シューベルトにブラームスにスクリャービン。 とにかく手がさっと動きません。 


 今日も、スクリャービンの美しいピアノソナタ、 第2番『幻想ソナタ』に着手。 何度もCDを聴いているから曲の流れは頭にあるのに、手が動いてくれない、というか音を覚えられない。 今師事している学校の先生、ゴードンは最初のレッスンでの暗譜は要求してこないのですが、Dr.Sのところではそれが当たり前、そして、最初から暗譜した方が出来上がりも早い、ということで、結局は暗譜をしながら。 


 このスクリャービンのソナタは2楽章形式。 10分ちょっと。 第1楽章が第2楽章の2倍以上の長さ。 ゆっくり、タイトル通り、幻想的な音の並び。 第2楽章はテンポも上がって、どことなく不安定。 確か、海を意識していたような。 海が近くにないロシア人(西、東側は除いて)、海に対する憧れって凄いのです。 私のロシア人の友達は、ほとんどがモスクヴィッチ(モスクワっ子)。 だから、『海』と聞くと、行ってみたくなるようです。


 ショパンのスタイルを受け継いでいるスクリャービン、初期の作品、ピアノソナタでは4番くらいまではわかりやすいもの。 段々彼独自のスタイルが出来上がってきて、後期の作品は、今のところ私には理解不可能。 『黒ミサ』の名前で知られる第9番のソナタなんかもよい曲だけれど、理解しているか、と言われれば、それはNo。


 スクリャービンにしても、ブラームスにしても、さっさと暗譜しないと、仕上がりがいつになるのかわからない。 11月のプログラム、まだ未定にしてあって、これらの進行状況によって決めよう、と思っているところ。 

 スクリャービンは、きっと先々週レッスンして頂いたモスクワ音楽院のイリーナ教授が得意そう。 イースター頃、モスクワが暖かくなってきた頃、1週間、モスクワにレッスンを受けに行けたらよいな、その為にはもっと生徒募集を頑張らないと、なんて思ったりしているのでした。 でも、まだ暗譜もしていないのに、このソナタをイリーナに見て頂いている姿、目に浮かぶのです。

Posted on 2007/08/21 Tue. 06:50 [edit]

category: 音楽

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21

空港物語 

 この夏の日本での滞在、本番の多さと母に会う為に病院通いがほとんど。 よって、とっても慌しい滞在でした。 

 なんといっても、この私が、いつもだったら滞在中に2度くらいは訪れる、YAMAHAへ楽譜を見にいくことも、ビーズ問屋へ行く為に浅草橋に行くこともなかったのですから。 


 そんな中、今回いくつか時間がちょっとある時に訪れたのが、古本屋さん。 ブックオフとか、チェーン店がほとんど。 どうしてかというと、漫画の『のだめカンタービレ』を捜し求めていたから。 結局、『のだめ』は途中までしか探せませんでしたが、ちょっと時間があった時に、100円コーナーを物色。 日本語の本が苦手で、段々遠ざかっている私にしては、珍しいこと。 


 その時に出会ったのが、アントラム栢木(かやき)利美著の『国際空港乗客物語 サンフランシスコ空港の25時』という本。 

 著者は、日本で執筆の仕事をしたりした後、アメリカ人の夫と共に渡米。 そこで、航空会社の地上職員になって、そこでのできごとを綴った本。 私、結構空港でのこととかが好きで、昔、カーディフでバプティスト・カレッジの寮に入っていた時は、よく日曜日の夜に友達とテレビで、『Airport』というイギリスの空港(主にヒースロー空港)で起こった様々な出来事をまとめたものを見ていたものでした。


 さて、この『国際空港乗客物語』、かなり私のつぼにはまり、爆笑しながら一気に読んでしまいました。

 著者は、空港での様々なサーヴィス(チェックイン、ボーディングなど)と同時に、入国審査での通訳などもやっているそう。 入国カードに、滞在先を書いていない日本人団体客の中年夫婦、どこにその日に泊まるのかはおろか、どの街(都市)に行くかもわかっていない旅行者達。 奥様が一日早く着いて、夫の到着を待っているというのに、この夫の所持金は100円玉一つ。 クレジットカードもなし。

 かと思えば、78歳の超お嬢様(お手伝いさんがいるから一度も料理したことが無い)が、女学校時代の友達を1ヶ月たずねる予定で渡米。 荷物が多いから、という理由でお手伝いした著者、なんと4つの食料が入った箱、+1週間分の着替えが入った(着物も)スーツケース、そして所持金は150万円。


 もちろん、日本人だけではなくて、外国人のことも取り上げていましたが、『自分はVIPだ』と言って、特別を要求する客、プライバシーだ、と言って入国カードの滞在先にホテル名、住所を書きたがらないイギリス人夫婦、などなど。


 空港、そして、そこで働く人達って特に到着したばかりの時は、その国の第一印象になると思います。 イギリスのヒースロー空港の入国審査のEU以外の列なんて、もう凍った空気が流れていますから。 私のこの夏の日本行き、パリ経由でしたが、パリのCDG空港の乗り換え客の荷物検査なんて、めちゃくちゃ。 でも、ロンドンのエールフランスの地上職員(チェックインデスク)の応対は非常に酷かったですが、パリー日本間、窓側の座席になってしまっていた私、どうしても通路がよかったので、パリのゲートで職員に交渉。 気持ちよく座席変更をしてもらうことができたのでした。 


 結局は人。 いつも客の立場で利用している空港、そこで働く人のことを読む、というのは色々な発見があり楽しいものでした。 この本、愛読書になりそうです♪


Posted on 2007/08/20 Mon. 06:20 [edit]

category: エンターテイメント

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20

夏休みの課題 

 昨日、一昨日、家から出ないでおとなしくしていたから、風邪もほとんどよくなったのが、安心。 外はグレーの空が続いていて、未だに気温が上がりません。


 私の日本での夏の好物は、冷やし中華。 今回、イギリスもまだ暑い日があると思って、中華三昧の冷やし中華を3袋持ってきたのに、それどころの天候ではなくて、昨日は、冬の為に持って帰ってきたうどんを食べる陽気。 今日はやる気があったから、久々に、カレーを煮込む。 一人前作っても仕方がないので、5皿分。 これから何日かは毎日カレーだわ・・・・・ 

 大体、日本でカレーを作ろう!と思った日に限って、妹も父も外で夕食を済ませる、というから結局は作らずじまい。 だから、とっても久しぶりのカレーでした。 でも、何日も食べ続けた暁には嫌になりそうですが。


 この夏休み中の自分に課したことの一つが、楽譜を片付けること。 本棚がとんでもないことになっていたのです。 アルファベティカル・オーダーで並べていくと、すっきりしました。 でも数冊行方不明・・・・・ どこかに挟まっているのでしょう。 古楽譜屋へ行ったりして、結構楽譜も増えました。 物によっては、カーディフの学校時代に無料で古い楽譜をもらえたりしたので、そういうものもあるから、同じ曲でも3冊くらいあったり。 

 ロマン派以前、特にショパン、そしてベートーヴェン、バッハ、モーツアルトあたりの作曲家の楽譜は、いくつもの版(エディション)が出版されているから、違う版を見比べるのはおもしろい作業なのです。 


 とにかく、楽譜、CD、本、資料の量がとっても多いので、作りつけの大きな壁一面の本棚があるような家に住むのが夢。 IKEAのカタログを見ながら、これとこれを組み合わせたら、十分に入るかな、なんて思っています。


 夏休みもあと3週間。 新学期までには部屋をきれいにすること! そして、8月は学校が6時までしか使えないのだから、ちゃんと料理をすること。 この基本的なことが私、苦手なのですよね・・・・・・

Posted on 2007/08/19 Sun. 06:59 [edit]

category: 日常

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19

大人の規定概念と子供の心 

 この夏、日本で計8回の幼稚園から高校での公演を行いました。 ほとんどが1時間のもの。 5つは東京で、友達がプロデュースしたもの。 3つは1つの茨城の小学校で、3年生に対して、同じ授業を2回、+お昼休みに体育館で全校生徒の希望者に向けたミニコンサート。


 東京のものは、1箇所高校で行ったもの以外は、子供と親の為の夏休み中の企画。 アンケートをとり、サーっと目を通してきましたが、親からの感想では、

 『子供が騒いでも寛大で助かった』、『子供がいると普段コンサートにいけないから、このようなものはありがたい』

 という意見と

 『全てが有名曲の方が良かった』

 といったようなものが多かったです。


コンサートのページの更新をしていないので、ここに参考までに、東京の小学校3校で行った『世界を音楽で旅しよう』というプログラムを記すと、


 オーストリア: モーツアルト ピアノソナタ K.545 ハ長調 第1楽章

 ロシア: チャイコフスキー ノクターン 作品10-1

 中国: チャイコフスキー/プレトニョフ 『くるみ割り人形』より中国の踊り

 ノルウェー: グリーグ ノクターン 

 セイシャル: セイシャル民謡 『マズルカ』(私のセイシャル人の作曲家の友達編曲)

 日本: 平井康三郎 幻想曲 さくらさくら


 ドイツ: ベートーヴェン エリーゼの為に

 スペイン: グラナドス スペイン舞曲 第5番

 フランス: ドビュッシー アラベスク 第1番

 ポーランド: ショパン 華麗なる大円舞曲


070730 concert

 タイトルは知らなくても、聴けば『ああ知っている!』という曲もあると思います。 有名なものと有名でないものが半々くらい。 だからこそ、私は、画像を使ったりその曲、国、作曲家のお話をして、少しでも有名曲以外にも親しんでもらいたい、という思いでいます。


 茨城の小学校で行ったのは、3年生の授業中(道徳?)に音楽室で、『夢の実現』ということで、私が中学生の頃バレエ衣装デザイナーになりたくて、日本では勉強できる場所がなかったからイギリスに行くことにした、そしてイギリスに渡ってからピアノに変更した、ということ。  『無理』と言われていたことも、努力と情熱、そして何よりも人との出会いでできるのだ、ということをお話した後に、これもトークを交えてピアノの演奏。 


 ここでのプログラムは、

 

 ショパン 華麗なる大円舞曲

 グリーグ ノクターン

 シャブリエ スケルツオ・ワルツ

 ベートーヴェン 悲愴ソナタ 第2楽章 (のだめで使われていた曲)

 ドビュッシー アラベスク 第1番

 ドビュッシー 喜びの島


 この中でいわゆる有名曲は ショパンの華麗なる大円舞曲、ベートーヴェンの悲愴ソナタ。 ピアノをやっている子なんかだとドビュッシーのアラベスク 第1番も知っているでしょうか?


 私がイギリスへ帰国する直前、この授業をした3年生二クラスの子供たちが書いてくれた作文というか感想文集を先生が送ってくださいました。 これを手にした途端に私は感激。 授業をちゃんと聞いてくれていたのだな、よーく見ていたのだな、と思いました。

 ほとんどの子が、どの曲が好きだったか、というのを書いてくれていたのですが、どう思いますか? やはり華やかでスピードがあって、有名な華麗なる大円舞曲が好きだった子が多いのかな?と思うでしょう? でも違ったのです!!!


 一番気に入った、よかった、という感想が多かったのが、なんときれいで美しいけれど、有名ではなくて、ゆっくりとしたグリーグのノクターンだったのです!! それも、男の子の方がこの曲がよかった、と言う子が多い。

 もちろん、ショパンがよかった、と言う子も数人。 大体ショパンがよかった、という子は、似た感じの華やかというか可愛らしいシャブリエのスケルツオ・ワルツもよかった、という子が多かったです。


 もちろん、この学校の感想だけで言うことはできませんが、親や先生方は『子供たちが興味を持てるように有名曲で』ということがほとんどでしたが、子供たちの心、耳は違うのかもしれません。

 有名曲を求めているのは、大人。 子供は心がやわらかいし、有名曲さえ知らないことも多々あるのですから、こちらで与えるものを決め付けてはいけないのだな、と思いました。


 私としては、いつも思っていたこと(子供は有名曲以外も受け入れることができるのでは?ということ)がちょっと確証されたし、またこのような機会を頂ける時は、今回のようなプログラミングで大丈夫なのだ、と思えました。

 

 

Posted on 2007/08/18 Sat. 05:31 [edit]

category: 日本 2007年夏

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18

休憩中 

 連日の酷暑、熱中症で死亡、という記事を読むたびに、日本の家族が心配。 加えて、千葉県では地震。 おばさん、おばあちゃん、大丈夫??

 それなのに、先日から書いているように、イギリスは寒くて、ついに、疲れ+先週との気温の差で昨夜から体調が悪くていたら、今日になって発熱。 とにかく、まだ暖房は入れていないから、家にいるときは、厚手のタオル地の足首まであるガウンが手放せません。 イギリスって、結構8月半ばは寒くなることが多いので仕方が無いのですが、それにしても、世界中で異常気象なのでしょうね。


 そんなわけで、今日は風邪が酷くなる前に、学校へ行くのをやめて、家で一日ぐうたら生活。 こんな日があっても良いかもしれません。 一日、ゆっくりCDを聴いたり、日本のお友達から頂いた彼女のピアノ教室の発表会のDVDを鑑賞したり。

 

 そんな中、ある教会で夜のリサイタルを頂けるようで、その電話があったり。 まだ9月から3月の間でいつになるかわからないから、これから新しいレパートリーを仕上げていくことを考慮して、12月までと、1月からどちらになっても良いように、両方のプログラムを提出して欲しい、と・・・・・

 すっかり休みきった頭を回転させないと。 11月の演奏会のプログラムもまだ決めていない、というのに。 


 やっぱり、休んでいる時間はないようです。 来週からフル回転させないと。

Posted on 2007/08/17 Fri. 06:18 [edit]

category: 日常

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17

 

 日本は猛暑が続いているようですが、肌寒くて、今日なんて、長袖、ジャケット、ウールのショールでも寒い。 しかも雨だし。 もうダウンのコートを着ている人もいました。 日本とイギリスを足して2で割ったらよいのかしら?


 今日は夕方から教え。 学校がある時に比べて車の量も少ないから、バスでの移動、普段よりも時間がかからない。 ということで、いつも通りに行動して早く着きすぎたので、出張レッスンを行っている家のすぐ裏の公園へ。 公園があると入らずにはいられない私です。


 色々な実がなっています。 


070816 black


 サマーコース中は、コースを行っていた学校の広いフィールドの片隅にブラックベリーの木があって、時間をもてあましている子供たちがとってきてくれました。 採りたてのブラックベリーはとってもおいしい! 

今日の公園でちょっと探してみましたが、残念ながらありませんでした。

 それにしても、この実、何なのでしょう?


070816 red


 楕円形の実。 一昨年、ノルウェーで見たような気もしますが。


070816 green


 そして、どんりのような実。 ボケた写真ですが、なんだか殻のようなものに包まれていて、その中から顔を出したのが、このどんぐりのようなもの。 こういう時、私の植物の知識の無さが悲しくなります。


 とにかく今の思いは、新学期が始まって忙しくなる前にもう一度、暑い日が戻ってきて欲しい!ということ。 今は冬服を出した方が良いのでは?と思える天候なのですから。

Posted on 2007/08/16 Thu. 06:00 [edit]

category: パーク

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16

ウエッジウッドの蝶 

今日も雨。 やはり、先週の天候が幻だったのかもしれません。 日本は終戦記念日。 こちらに来て、色々な人種と話すようになって、日本の教科書で教わらなかった日本は敗戦国、だけではなくて、他の国にやった様々なことを考えさせられました。

 

 さて、8月は学校が夜6時には閉まってしまうので、昨日は久々にセントラルまでお散歩へ。 観光客がたくさん。 しかもセールの終わり、ということで、人が溢れがています。 それでも、夕方なのでまだよいですが。

 

070815 wedgewood


 ウエッジウッドのショウウインドウには蝶が! 外が小雨が降っていて薄暗くなり始めていたので、幻想的。 新しい柄なのでしょうか?

 

 リージェント・ストリート、いつも人がたくさん。 その中でも、ロンドンできっと一番に大きいであろうおもちゃ屋さんの前は、いつも人だかりが。 興味本位で、初めて中に入ってみましたが、1階は、ぬいぐるみ。 さすがイギリス、テディ・ベアがたくさん。 全体的には日本の方が種類が多そうです。


 街の中は、既にコートを着た人がいたりもしました。 夜も8時過ぎ、8時半までには暗くなってしまうので、冬になった気分。 もうちょっと夏を満喫したいな、というのが本音です。

Posted on 2007/08/15 Wed. 06:11 [edit]

category: 日常

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15

サマーコースから帰ってきていました 

お久しぶりです。 先週は夏日だったイギリス、昨日からは肌寒い日になっています。 

12日、日曜日の夜遅くに帰宅。 日本の疲れが抜けきらないままのサマーコース参加、今年は遅くても夜1時半には部屋に戻っていました。 いつもなら、3時くらいまで騒いでいるのに。 昨日は気が付いたら午後2時。 よく寝ました。


 サマーコースは実は直前まで参加するかしないか迷ったのですが、やはり行ってよかった! お金にはかえられない経験です。 6日から11日まで、1日30分のレッスンを2回、9人の先生方のレッスンプラス、6歳の男の子のヴァイオリンの伴奏をしたので、そのレッスンも受けてきました。 得るものがとても大きくて、人のレッスンを聴きに行ってメモしたノート、自分のレッスンのことをメモしたノート、もう一度見直している最中です。


 それと同時に、今回40人の受講生中、半数以上がリピーター。 先生方とも、友達とも、世代を超えて1週間の共同生活、これほど充実していることはありません。 いつもなら、7月はロシア語を勉強していくのですが、今回は日本にいて、忙しかった為にそれもしないで行ったから、すっかりロシア語を思い出すのに時間がかかりました。 というのも、このコースは先生方も、生徒もロシア人、及びロシア語を話す人が非常に多いのです。 

 というわけで、今回はロシア人グループと一緒にいても、ほとんど会話がわからなくて、イギリス人といた方が多かったような。


 久々に、モスクワ音楽院のイリーナ教授、私の師、Dr.Schreiderのレッスンも受けて、心が満たされました。 でも、最終日に、去年から、ずっと私に『モスクワに来なさい、教えたいから。』 と言って下さるイリーナ教授、今年もお別れの挨拶をしに行ったら、『いつモスクワに来るの!』。 そう、もちろん今すぐにでも行きたい。 でも今はちょっと無理。 思っていれば、希望を持っていたら、いつか短期間でも良いから、先生のレッスンをモスクワまで受けにいけると思う。 それは、私も、イリーナも、Dr.Schreiderも望んでいることなのだから。


 昨日は教えに行っただけで、何にもする気力なし。 今日は学校に行って、ずっと放ってある9月以降にレッスンを受ける曲の譜読み開始。 これ、かなりまずい状態です。


 というわけで、なんだか秋の空気のイギリス、新学期まで4週間を切ってしまったので、気持ちを入れ替えて、勉強に励もう、と思います。

 サマーコース中のこと、珍しくノートに書いてあるので、少しずつブログに更新していきたい、と思います。

Posted on 2007/08/14 Tue. 05:23 [edit]

category: サマーコース 2007年

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14

大爆笑コンサート 

さて、毎年サマーコース4日目、水曜日の夜はお楽しみコンサート!! 予定表には『Fun Concert(楽しいコンサート)』でも、今朝配られた今日のレッスンのスケジュールの紙には、『7時半からSerious Concert(まじめなコンサート)』。 こういうことから楽しみたい、我がミュージック・ダイレクターのDr.S。


 このコンサートは、やりたい人がやるもの。 今回は、ロシア語系の人達が中心になって段取りをしたようです。

 最初は、ロシア人だけれど、12年前にドイツに移住したアリーナがまずピアノに向かって、ジャズ系の曲(でもどこかロシアチック)を弾き始めました。 そうしたら、舞台の奥から、彼無しにはFun Concertはできない!とも言える、ここで教えているロシア人のドイツ在住の先生、イヴァンの息子のフェドゥア(12歳)が踊りながら(飛び跳ねながら)登場。 続いて、イヴァンの生徒のエディックが、Dr.Sの息子のアントンがプラスティックの大きなゴミ箱を持って、それを太鼓代わりに叩きながら。 もしかして、あれは皆はサンバか何かを真似ていたのか??

とにかく、会場は大爆笑。


 色々とあったのですが、アントンと、日本からのあやこさんが、ショパンのスケルツオ第2番を、2台ピアノで、交互に弾いたこと(例えば、最初の2小節をアントンが弾いたら、次のパッセージをあやこさんが弾くなど)。 これは難しいはず。 もちろん、極秘で練習したとは思いますが。私の後ろに、モスクワ音楽院のイリーナ教授が座っていたのですが、そばにいた、イヴァン教授に、しきりに、『トルードナ、トルードナ(ロシア語で難しい、という意味)』と言っていました。


 とにかく、12歳のフェドゥアが昨年に続いて大活躍。 まず、アリーナが、『一人の小さな男の子が、Dr.Schreiderのマスタークラス(公開レッスン)を受けます』

 キャップを斜めにかぶって、派手なTシャツをだらだらと着て、ビニール袋を手に提げたフェドゥアが登場。 私のすぐ前にDr.Sが座っていたのですが、Dr.Sの前に来ると、フェドゥアは先生に向かって、『こっちに来い』というような合図。 まだよくわかっていないDr.S、椅子から立ち上がり、ピアノのところへ。


070808 fun concert
Fun concertマスタークラス中、Dr.Sとフェドゥア


 フェドゥアは、『ベートーヴェンが弾きたいんだ!』と言って、エリーゼの為に、の冒頭を弾き始める。 それが音がぐちゃぐちゃ。 Dr.Sは『違う!』と言って、もっとぐちゃぐちゃに弾き始める。 それを真似するフェドゥア。 

 そのうち、フェドゥアが、『暑い!』と言って、一番上に着ていたTシャツを脱ぎだし、それを繰り返すこと、3枚。 全く、3枚もTシャツを着込んでいたなんて!


 とにかく、こういうことが大好きなDr.S、凄く真面目な顔をして、色々と教えていきます。

 最後は、先生は、拳骨で鍵盤を弾いたり、腕で弾くように教えて、終了。


 そして、この後、フェドゥアは凄いことを!

 舞台の上のピアノで、グリーグのピアノ協奏曲の冒頭を、両手のオクターブではなくて、右手の1本指で弾き始めました。

 そして、音を簡単にして、有名なメロディー(ミーファーソファミ)の部分を何度か弾いたら、客席から(事前に、これは打ち合わせをしてあったようですが)、『バッハ風に!』 そうしたら、この部分を、本当に、バッハのスタイルで弾き始めたのです! そして『モーツアルト風に!』 左手をアルベルティ・ベイス(ドソミソ・ドソミソ)にして、弾き始めました。 これは凄い! 

 そして、『ラフマニノフ風に!』 ここで、ラフマニノフの第2番のピアノ協奏曲(のだめでもやっていました)の冒頭を、このグリーグのメロディーで弾きました! これはちょっと長めで、その後『プロコフィエフ風に!』 ちょっと首をかしげて悩みながらも、見事にプロコフィエフのスタイルで! 

 フェドゥアの場合、確か音楽学校に行くのでなくて、お父さんのイヴァンがピアノを教えているはず。 でも、賢い(英語でのBright)し、きっと音楽がある環境で育っているから、こういうことができるのでしょうね。


 昔は、先生方も大張り切り(というか、先生たちがやりたくて仕方がない)だったのに、昨年あたりから、生徒が凄くなってしまって、先生たちは座って大爆笑しているだけ。

 この他にも、いくつかあったのですが、他の講習会でもこのようなFun Concertは行っているものの、せいぜい仮装して弾く(小川典子さんが講師の一人のマンチェスターの講習会では、浴衣を着て、日本の曲を弾くなど)くらい。 でも、ここのサマーコースは壊れすぎています。

 今回は、私は全然考えがなかったので、おとなしくしていました。 来年に向けて、今から考えようかしら?

Posted on 2007/08/08 Wed. 06:14 [edit]

category: サマーコース 2007年

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08

『ミス・ポッター』、明日からサマーコース 

関東はとっても暑かったようですね。 こちらもとっても良いお天気。 それでも、日本のように湿気が無いから、快適です。 もっとも、私の家には、扇風機はもちろんのこと、エアーコンディショナーもないし、窓も日本ほどは大きく開かないから、暑いと大変なのです。

 この天候だと、公園にでも行って寝転ぶのが一番ですが、明日からのサマーコースに備えて、家でおとなしくしていることに。 午前中は、日本の古本屋さんで買ってきた本をひたすら読書。 これ、とってもおもしろい本だったので、そのうち書きたいと思いますが。


 そして、夜はDVD鑑賞。 滅多にしないこと。 というのも、怖がりな私は、『ハリー・ポッター』でさえ観られません。 よって、映画というのはよほどのことが無い限り観ることができないのです。


 今年の頭だったかに映画館で上映された映画、『ミス・ポッター』。 『ピーター・ラビット』の作者、ベアトリクス・ポッターのことを綴った映画です。 上映されることを知った時、是非観たい、と思っていたのに、その頃オペラハウス通いを始めて、ロイヤル・バレエを観るより、映画の金額の方が高いことに気付いてから、観るのをためらってしまっていました。 たまたま、オーストラリア人のハウスメイトからDVDを貸してもらったので、観ることに!!


 1900年代始めのイギリス。 まず、この位の時代背景が好きな私は、人々の服装、家の中、これだけで嬉しくなるのです。 一箇所、いつも行っているケンジントン・ガーデンズのある門からの風景が。 今の景色と違うのは馬車と人々の服装。 家の部分でも、道路が舗装されているかされていないか。 なんだか、いつも見ている景色が映画の中にあるようでした。 こういう部分がいつもイギリスって(きっと他のヨーロッパも)凄いな、と思うところ。 大体、日本だと築30年の家は古いようですが、私がカーディフで住んでいた家は、100年以上たったヴィクトリアン・ハウスでしたから。


 話されている英語が美しい。 現代では使わない表現もありますね。 でも、こういうエレガントな英語をしゃべりたいな、といつも思っているのです。 


 レイク・ディストリクト(湖水地方)は、今ではこのピーター・ラビットの景色が残っている、といって観光客に人気の地域。 美しい! 実は私、イギリスに住んで9年目が終わろうとしているのに、行ったことはありません。 大体、留学生は長期休み中に行くのですが、私の場合、まだいるから、なんて思って行っていないのです。

 これを観たら、是非行きたくなってしまいました。 大体、去年、BBC版の『高慢と偏見』をDVDで観た時、イングランド中部から北部にかけて美しい場所がたくさんあることを知って、是非行きたい、なんて思ったのに、これもまだ行けずじまい。 イギリスの美しい場所(コッツウォルズも含めて)は、車が無いと不便なところが多いので、いつか免許を取ったら、と思っています。


 ピーター・ラビットの本、小さい頃にちょっと読んだだけで、内容も思い出せません。 そして、他の動物の絵は想像できても、名前は知らなかったり。 これを期に、ベアトリクス・ポッターの絵本を読みたいな、なんて思いました。 


 たった100年前のイギリス、今のイギリスからは想像することができない、女性の立場。 ジェントルマンの存在。 いつからかわっていったのでしょう? 私は現代の方が良いですが。 


 久々に良い映画に出会いました。 貸してくれたオーストラリア人のハウスメイトは一昨日から、バスで20日間のヨーロッパ旅行中。 今日はフランスかな。 とってもゆったりとした旅行のようです。 

私も、明日から1週間のサマーコース(+コンクール)。 サマーコース場所は車があったら家から全く問題なく通うことができる場所なのです。 でも、あちらに宿泊。 明日は午後家を出ればよいので、準備もしていませんが。 母の友達(=私の友達)が共同で作ってプレゼントしてくれた、真っ白なキルトのランジェリーケースを早速使うことができるのが嬉しい! 是非、写真でここにアップしようと思いましたが、おっちょこちょいな私は、日本にデジカメとコンピューターを繋ぐケーブルを忘れてきて、郵送してもらっている最中。


 ということで、明日から1週間、ネットがない生活になります。 12日に帰宅予定。 帰ってきたら、また更新します! 

Posted on 2007/08/04 Sat. 05:18 [edit]

category: 日常

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帰国3日目 

 私が日本から青空をもしかして運んできたの?と言いたくなるほど、青空のイギリスです。 先週は天候が悪かったようですが。


 それでも、日本から比べると気温は下。 昨日も、日本のつもりで外に出て、慌ててカーディガンを取りに戻ったり。 

 

 とりあえず、生存確認。 とにかく先週からの日本での疲れが溜まりに溜まっていて、どうにもならない状態。 それに加え、昨日は朝から私の部屋の窓工事。 ベッドの上にいろいろなものを非難させてあったから、イギリスに帰ってきてからは、床の上に寝る生活。 それなのに、昨夜は11時に就寝、今朝起きたのは10時半。


 明後日からはサマーコース。 まず、日本から持ってきた荷物を片付けないと。 そして、小さめのスーツケースに荷造り。 今日は、今イギリス時間の午後12時45分。 これから銀行に行って、学校に行って。 ちょっとケンジントン・ガーデンズをお散歩できたらよいな、と思ったり。

 まだ夜9時頃までは明るいのが嬉しいです。

 

 イギリスに帰ってきて、すっかりイギリスの生活に馴染んで、日本へ行ったのは、夢だったのかしら? とにかく、ほっとしています。


 

Posted on 2007/08/03 Fri. 03:36 [edit]

category: 日常

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