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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

イギリスと日本 

 今日で今年も半分が終わり。 あっという間の半年でした。 明日からは、イギリスは禁煙者に非常にやさしい国になります!!

公共の場所での喫煙禁止。 なんだか、パブからもタバコの煙が消えるのは変な気もしますが、嬉しい。 多国籍の国、特にロンドンでは、大陸の一部から来た人達の喫煙マナーというのは酷いので、バス停でバスを待っている間に、もろにタバコの煙を浴びるのは、日常茶飯事。 歩きタバコもなくなる、と期待していますが、どうでしょうか?


 昨日、一昨日と傘をささずに済んだはずですが、今日は再び雨。 洪水が酷かった地方、心配です。 日本にこの雨を分けてあげたいです。 

 湿度が凄いようですが、湿度というものに慣れていないイギリス。 ほんのちょっと湿度があっただけで、『今日は湿度が高くて参ってしまうね』というのがイギリス人。 全然汗を書くような気候でなくてもです。 とはいうものの、私もすっかりイギリスに同化して、10日後の日本が実は心配ですが。 あの飛行機を降りて、空港ビルに繋がる通路?に足を踏み入れた時に感じる日本特有の空気。 昨年は11月でもそれを感じたので、今回は本当にどうなるのでしょう?


 コンサートの打ち合わせで妹とメッセンジャーでここ最近頻繁にはなすようになったのですが、彼女と話していても、私がすっかり日本の感覚を失っていることに気が付きます。 わかっていても、イギリスの感覚で話を進める。 当たり障りのないところでは、イギリスでは都市部で日曜日に開くお店は増えたものの、それでも午後5時、遅くても6時にはほとんどのお店が閉まる。 日本は日曜日も遅くまでお店が開いているらしいから、驚きます。

 

  前にも書きましたが、郷に入れば郷に従え。 でも、もちろんコンピューターのように、クリックすればきりかわるわけではないですから、日本滞在中は、色々な葛藤がありそうです。 東京辺りで、変なのがいたら、それはきっと私です。


Posted on 2007/06/30 Sat. 06:33 [edit]

category: イギリス事情

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30

テロ未遂。 芸術 

 お騒がせなロンドン。 日本でも既にニュースになっていると思いますが(何しろ、これを最初に知ったのは、日本のヤフーのページだったので)イギリス時間29日午前2時(日本時間午前10時)、またテロ未遂。 ヤフーに載っていた写真を見て、驚きました。ピカデリー。 ここのすぐ横を私はオペラハウスの帰りに28日午後10時過ぎに通ったばかりでした。 実に、3時間ちょっと前のこと。 

 新内閣が発足、そして一昨年の地下鉄を中心としたテロから2年が(7月7日)経とうとしていました。 


 来週の金曜日で学校も終わり。さすがに家に帰った人も多いのか、学校は空いています。だから、本当は学校のグランドピアノの部屋は平日は2時間しか予約できないのに、夕方から練習して、2時間経っても誰も来なかったから、結局5時間続けて練習できたのでした。 所沢でのリサイタルまでちょうど2週間。 リサイタル当日のことを考えると、5時間くらい続けて練習しておくのが、体力、気力を高める為にはよいのです。

 それでも、初めて今日リサイタルのプログラムを通してみましたが、こりゃ、大変。 友達からも、ベートーヴェンの最後のソナタと、プロコフィエフの6番のソナタ(ベートーヴェンが24分、プロコフィエフが27分)を一つのリサイタルで弾くなんて、しかも女なのに。 と言われているのですが。 


 それでも、4年振りに弾くベートーヴェンの最後のソナタ。 今弾いてもやはり美しい。 『聖母マリアと幼いジーザス・クライスト』の絵は、いくつも違う画家によって描かれていますが、その中で、今年4月にプラド美術館で見たものの一つが、今までみたどのマリア様よりも優しい表情をしていたのです。 あの絵を思い出します。 

 このソナタを一言で表すのなら、『地獄と天国』。 第1楽章の、地獄に落とされてもがいている様子。 ナショナル・ギャラリーの中でも、惨さを表した絵が目に浮かびます。 そして、第2楽章のエンジェルの歌。 久々に、来週はナショナル・ギャラリーへ行ってこよう! そして、他でも絵を見ないと! プロコフィエフのソナタを弾くには、ロシア系の絵をみたいもの。 カンデンスキーでもよいし、名の知られていない人でもよい。 セント・ポール寺院へ行って静寂を感じるのもよいかな。


 日本では、公開のコンサート5回に加え、幼稚園から高校まで5箇所でのお話付き演奏、ワークショップを行います。 これは私がここ数年夢見ていたこと。 去年出会った素敵な友達のお陰で実現しました。 私自身の心、感性が豊かにならないと、人には伝えることができない。 特に子供に対しては。 お金で買うことができないもの、これが音楽では必要不可欠。 だから、今は自分の所沢のリサイタルの費用の工面にあたふたしているというのに、昨日はああしてオペラを観に行ったりしたのです。 あの音楽は本当に凄かった。 今日、自分でピアノに向かいながら、自分の乏しさに悲しくなりました。 でも、サーマッケラスは、80年生きてきて得たものを、昨日の音楽に表したのかもしれない。

 いやいや、それは言い訳。 とにかく、芸術、自然に恵まれすぎているほど触れることができる場所にいるのですから、その恩恵をこれから日本に行くまでの10日間でたくさん浴びて、日本で日本の皆さんに少しでも伝えることができたら、と思っています。


 

Posted on 2007/06/29 Fri. 06:39 [edit]

category: 音楽

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29

ROH、『カーチャ・カバノーヴァ』 

 イギリス北部、洪水で凄いことになっているようです。 テレビも所有していないので、今日新聞で見て、びっくりしました。 1階部分、半分が水に浸かってしまったところもあるようです。


 今日は、北ロンドンへ教えに行ってから、珍しく地下鉄に乗ってセントラルまで戻りオペラハウスへ。 その時、途中の駅でふと顔をあげたら、窓から見えたのは、友達。 向こうも驚いて、思わずお互いに指をさしてしまったのでした。

 念の為言っておきますが、いくらイギリスといえども、地下鉄は5分に1本は来るし、今日乗ったのはきっと8両か10両編成。 それなのに、同じところになるなんて。 マンチェスター時代の友達の香港系のギャリ、実は結構偶然に会うことがあって、去年の9月にも西ロンドンで私がバスを待っている間、彼が車で通りかかったり。5月に一緒に食事をしたばかりなので、お互いの近況は知っていましたが、向こうは、6月9日あたりに新装開店した、ロイヤル・フェスティバル・ホールへアルフレッド・ブレンデルがソロイストのベートーヴェンのピアノ協奏曲を聴きに行くところだったらしい。

 それにしても私、パリでカーディフの友達に会ったり、まだロンドン在住で無い頃に、日本の中、高校時代の友達とロンドンでばったり会ったり、偶然に誰かに会うことが多いようです。 


 20日振りのオペラ・ハウス。 オペラをここで観るのは、2回目。 昨日書いたように、130ポンドの席を10ポンドで手に入れて、嬉しい私。 演目は、チェコの作曲家、ヤナーチャク作曲の『カーチャ・カバノーヴァ』。 ヤナーチャクのオペラでは『利口な女狐の物語』、『イェヌーファ』あたりが有名。


070628 ROH
今日の私の席からの眺め。 大感激です。 ここから、バレエを観たら、さぞかしよいでしょうね。


 『カーチャ』はカーディフ時代にウェルッシュ・ナショナル・オペラ(WNO)の舞台稽古を観たことがあって、感動したオペラです。 筋書きは結構どろどろしていますが、音楽が非常に美しいです。


 劇場に入ったら、いつもの緞帳ではなくて、白のカーテンがかかっていました。 舞台が開いたら、凄い。 バレエでは絶対にありえない舞台。 (どこかで写真が出ていたら、後で探します)

 なよなよした男と、その最低な母親。なよなよした男の妻、カーチャ。  この母親は、私が好きだったドラマ、『渡る世間は鬼ばかり』の幸楽の『きみ(赤木春恵)に非常に似ています。 (オペラファンから、苦情が来そうですね)

 そして、家の姑にも非常に似ています。 姑、うるさいことは言わないけれど、私は彼女のせいで、中学生の時から苦しめられていたのだから。 

 

 母親:『お前は、結婚してから、私のことを前みたいに愛してくれないでないか』

 息子:『いや、ママのことも愛しているよ』

 オペラって、この手のものが多いような気が。


  ロイヤル・バレエが一流だとしたら、ロイヤル・オペラは違うかな。 なんか、歌い手の表情が乏しいというか、演技が下手というか。 カーチャが浮気する、ボリスを演じた人の姿勢が悪くて、こればかり気になった私って・・・・・


 でも、今回の指揮は、サー・チャールズ・マッケラス。 今知りましたが、1951年にこの『カーチャ・カバノーヴァ』のイギリス初演を行っているようです。 彼は、昨年秋に、私が通う音大のオーケストラと合唱のモーツアルトのミサの指揮をして、私はそれまでにも、ラジオで何度も彼の名を耳にしていましたが、感動したものでした。

 今回、いつものバレエの時とは比べられないほど素晴らしいオーケストラでした。 同じオーケストラとは思えません。 やればできるじゃない、ロイヤル・オペラ・ハウス・オーケストラ!!

 

 サー・マッケラスが振ると、音楽の表情、というのがもう言葉で表すことができないものなのです。 歌い手の表現が乏しくても、オーケストラを聴いていた方が、歌い手が表現すべきことが、伝わるのです。 

 イギリスにいて、何度も超一流の音楽家の演奏を聴きました。 でも、今日ほどの演奏には出会ったことはありません。

私は、今日、この音楽を聴いただけでも行ってよかった、と思いました。 明日、学校で彼の指揮するこのオペラの録音が無いか、調べてみようと思います。

 

 第1、2幕は続けて行われ、第3幕が始まる前に、指揮者がオーケストラを立たせます。 この時点で、サー・マッケラスに対して、ブラヴォーが出ていました。 最後のカーテンコールも、サー・マッケラスが舞台に立ったら、一際大きな拍手。 彼に、大きな花束10個くらい渡したい気分でした。

 そして、今もまだ、興奮状態冷めず。 正確なだけではない、表情のある音、音楽。 せりふがなくても、音楽だけで、その場の状況が聴き手に伝わる。 私の目指している音楽の遥かかなたに、サー・マッケラスの音楽がありました。 


 さあて、来年度、彼の指揮するコンサートの追っかけをしようかな。


Posted on 2007/06/28 Thu. 06:48 [edit]

category: エンターテイメント

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28

政権交代、そしてダウン 

 今日は、まさにシャワー続きのロンドン。 イギリスは、洪水で大変なところもあるようです。 洪水、ちょっとでも雨が多く降ると起こるので、きっと対策ができていないのでしょう。


 夕方から、何故だか知らないけれど、久々にネガティブ。 そうなったら、どうにもならないのが私。 明日は、ストレス発散できそうだからよいかな。 何といっても、135ポンド(約30000円)する、一等席のロイヤルオペラハウスのオペラ、『カーチャ・カバノーヴァ』のチケットを、売れ行きがよくないようで、学生スタンバイの制度で、10ポンド(約2200円)で手に入れたのです! 『カーチャ・カバノーヴァ』は私が一番好きなオペラの一つなので、まさかこうして行けるようになるとは嬉しい! しかも、指揮はサー・チャールウ・マッケラスだし! 


 ところで、遂に、ブレア政権が終わり。 今日、ダウニングストリートの首相官邸(であっているのかな??)をゴードン・ブラウン氏に明け渡したようですね。 ちょうどブレア氏が政権を握ったのは、10年前。 イギリス高校留学を前に、色々とイギリスのことを調べる宿題が出ていた時に、ブレア氏が首相になったのでした。 

 ブラウン氏、やっとこの地位を得たわけですが、どうなるのでしょう? やはり、まだ永住権を取得できていない私は、これからの移民問題をどのようにブラウン氏が扱うのか、気がかりなところでもあります。 


 ちょっと前までは、どうしてもイギリスの永住権が欲しい女の子は、イギリス人のゲイの男の子に頼んで、偽の結婚をして、結婚ヴィザを取得、ということもあったのですが、これももちろん問題になり、今は結婚して2年だったか経たないと、正式な結婚での永住権ももらえません。 

 私が通う大学は、噂によると、男のこのうち、半分以上がゲイ。 さすが音大。 私の仲良い男の子もゲイが多いし。 ゲイの男の子って、よい人が多いのです。


 昨日弾いた、学校のコンクールの予選、やはり駄目でした。 でも、この学校でこうしたコンクールに出るようになっただけでも、大きな成長。 そして、今朝私の先生から電話を頂き、その時点では結果は知らなかったのですが、感想を伝えてくださり、私の音楽性、説得力、個性に非常に審査員は驚いたようで、それはそれでよかったかな、と。 ただ、これからはアカデミックな場で通用する音楽を奏でる必要もあり、先生とともに、これからの課題が見えてきました。 やはり、自分の先生に舞台を聴いて頂くことはとても大事です。

 そして、私のブログ、またはブログになる前の日記を読んでいらっしゃる方、またはホームページの『Piano』に書かれていることを読んだ方は驚くかもしれませんが、私が2年前に卒業した、カーディフの音大のピアノ科主任で私を散々いじめていた人、あの人が、来週月曜日のこのコンクールの本選の審査員の一人に名前が入っていました。 

 何という運命のめぐり合わせ。 来週、とことん無視するか、嫌味ったらしく、素晴らしい笑顔で接するか、迷い中です。

Posted on 2007/06/27 Wed. 06:56 [edit]

category: RCMの生活

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27

いろいろ 

 私が使用しているブログ、アメブロ、このところ、かなり調子が悪く、繋がらないこともしばしば。 エラーが出ても、もう一度クリックすると繋がったりしているようなので、お願いします。 あまり酷いようならば、引越しも考えていますが。


 相変わらずのお天気のイギリス。 夏はどこに行ってしまったのだか・・・・・

 それでも、今日は夕方暖かくなってきて、公園へ。10分でもお散歩すると、気分が明るくなります。 学校へ戻る途中で、ブラジル人の友達に会ったら、すっかり冬の装いで、『なんて寒いの!』と震えていましたが。

 夜は冷えていて、今(夜中1時近く)も、冬のパジャマに、ひざ掛け。 これ、本当に6月末??


 再来週の今頃は、家を出発するちょっと前。 日本に着くのは日本時間の再来週の木曜日の朝なのに、こちらを出るのは、イギリス時間の水曜日の午前3時前。 ということで、気分的にあと2週間で日本へ、という感じなのです。


 今回は、荷造りに加え、もう一仕事が。 私が日本滞在中、私の部屋を含めた窓の取替え工事が入ります。 よって、窓の近くにあるものは全てどかしていかなくてはいけません。 私は、窓の前に、テーブル、プリンター、その他諸々。 とにかく部屋も狭いので、プリンターなどはベッドの上に避難させるしかないようで、一応、火曜日は教えに行った後、家に直行、3時間ほど仮眠を取ってから、最終の荷造り及び、テーブル移動。 かなり悲惨です。 


 今日は、学校のピアノ科のコンクールの予選。 審査員は、私の先生がチェアーで、後2人は外部。 一人は、きっと前々任者のこの学校のピアノ科の主任。 そして、もう一人は、まだ若い男性で、2年前にマスタークラスを受けたことがあるのですが、全然あわなくて、今回も駄目だな、と言う感じ。 先週金曜日に私の先生にお会いした時、先生から、先生が審査員に入っていること、だから先生は審査には加わらないこと、そして、他の審査員のことを聞いたのですが、この若い男性の名前を出されて、思わず私の顔は引きつり、

 先生、 『みゆき、知っているの?』 

 私、 『前にマスタークラスを受けたから』

 先生、『それで、意見が合わなかっただろう?』

 大当たり!!


 私、小さい頃、そして日本にいた頃とは違って、この10年で随分感情を顔に出すようになって、去年もそのことで、散々英語学校の刺青だらけのロック歌手の先生(そういえば、久しく会ってないな)に言いたい放題言われましたが、今の先生も、段々私のことが分かってきたようです。 

 

 まだ結果は出ていませんが、20人受けて、来週の本選に進むのは6人。 先週、チャイコンのセミファイナルまで行った人とか、既に協奏曲のソロイスト経験豊富、メイジャーCDデビュー済み、なんて人ばっかりなので、まあ、よい舞台経験ができた、と思っています。 

Posted on 2007/06/26 Tue. 06:38 [edit]

category: 日常

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26

進歩 

 今、外は物凄い風の音。 今日は、ついに長袖。 レッスンがあった子供も今日は小学校の冬の制服を着ていました。


 物事は絶えず、進化する。 退化するものもありますが。

 一番びっくりなのは、通信。 私が初めてイギリス生活をした1997年、今ほどはコンピューターがポピュラーではないし、電話代も高くて、日本の実家との通話は月に1度。 せっせと手紙を書いて送ったものでした。

 そのうち、Eメールを使うようになって、凄い! と思っていたのでした。

 それが、きっと外国人が多いところに住むようになって、イギリスから安く国際電話をかけることができるテレフォンカードの存在を知ってからは、1000円で、5時間とか日本としゃべることができるようになりました。 このカードも次々と安いものが出現。


 そして、コンピューター同士での通話ができる世の中。 私は、今までは1年半ほどスカイプを使用。 スカイプだと、もちろんコンピューター同士の会話は無料。 そして、いくらか払うと(これも非常に安い)、地上の電話に電話することができる。

 

 先々週だったか、日本の友達に言われて、初めてメッセンジャーなるものに手を出したら、これはコンピューター同士でしか使えないと思いますが、非常に素晴らしい! そのお陰で、この週末は、妹とかなりの通話。 もちろん、7月の所沢での公演の打ち合わせもあるけれど、ほとんどは雑談。 お互いにバレエが好きなので、ロイヤルバレエの衣裳を作っている日本人の方(長く作っていて、50代の男性。 これを知った時は、驚きました)のブログをお互いに見ながら、あーだこーだと意見を。 

 凄い進歩ですよね!

 

 たった10年。 私のイギリス生活、というのは通信機の発達をみているようでした。


 そして、もちろん私のピアノも。 10年前と今とは比べる対象ではもはやありませんが、昨日、CDプレスに昨年のライブ録音のマスターCDを出して、改めて、ゆっくり昨年暮れの演奏を聴きましたが、呆れるほど下手。 なんなの?? 3月頃に、この録音をマスターCDにまとめた時には、そんなに感じなかったのに。 そう思う、ということは、この3ヶ月で、もしかしてピアノが上達したのか? それなら非常に嬉しいこと。 でも、これをプレスするのは正直がっかり。 でも、そんなこと言っていては、一生CDなんてできないかもしれません。

Posted on 2007/06/25 Mon. 05:46 [edit]

category: 日常

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25

わかっていない、ケン、ロンドン市長 

 日本は暑いようですが、こちらは寒い。 といっても、先日のようにオーヴァーコートを着る、とはいきませんが、バスの中は暖房が入り、バス停でバスを待つ間、吐く息が白い。 しかも、午後か夕方から珍しく、シャワーではなくて、雨。

 

 あの5月の真夏日は本当に幻だったのか・・・・・・

 

070624 object


 ハイドパークのあたりで見た、なんというのでしょう? 葉というか、木というか、でできたもの。 私の日本語の語彙力、本当にまずい。 たしか、どこかでみた情報だと、なんだか自転車で、フランスと結ぶ、だったかというキャッチフレーズがあったので、それにちなんだものかもしれません。

 日本だと、こういうのが、色々なところにありますが、イギリスのような不器用な国で、こういうのを見ると、凄く感激するのです。

 

 今日の本題はここから。

 先々週辺り、また、ケン・リヴィングストーンロンドン市長が新聞に。 ケン、人がよさそうな顔なのですが、お騒がせというかなんと言うか。 どうして、使用者の立場にたって考えない発言をするのか。

 ロンドンの地下鉄、バス、トラム(これはちょっと郊外で走っているだけ)もしかして、一部の船???はロンドン・トランスポートによって管理されています。 遠くへ行く電車、というのは、ブリティッシュ・レイルの管下。 東京のように、私鉄だの、JRだの、都営地下鉄だの、営団地下鉄だの、とわかれていないから、ある意味で簡単。 日本は切符がそれぞれ違ってめんどくさいし、たまにいくと、全くわかりませんから。

 

 JRのスイカカードのように、ロンドン・トランスポートでは、オイスターカードという、プリペイド式カードがあります。これは私が唯一日本より優れている、と思うところで、現金で毎回の切符を買うよりも、オイスターカードの方が、割引されるのです。 ロンドンのバスは、一律現金だと2ポンド。 オイスターカードだと1ポンド。 半額です。 しかも、オイスターカードで3回一日に乗ると、3ポンドになりますね。 これ以上は課金されません。 

 地下鉄は、朝7時から夜7時は多少高いですが、それでも、例えば、ロンドン中心部のゾーン1は、現金だと、なんと1回4ポンド。 オイスターだと1.50ポンド。 半額以下です。

 

 ということで、オイスターを使いましょう、と書かれています。

 

 それで、ケンが提案したこと。 それは、地下鉄の駅の窓口を廃止して、全てを自動販売機にして、オイスターを促進しよう。

 

070624 tube tichet machine


 ここで、また説明。 ロンドンにいらした方は分かると思いますが、ロンドンに関わらず、イギリスの自動販売機、というのはいまいち信用できないところがあります。 おつりがありません、なんていうのは日常茶飯事。 現在は、よほど大きな駅で無い限り、オイスターカードをリチャージできる販売機が一つ。 これは、私は使ったことがないので、機能は知りませんが、日本語を選択することもできるようです。 そして、ボタンが10個くらいしかない、一日券、1回券などを買う機械が2つくらい。

 上の写真を見るとわかるように、左にあるのが、オイスターをリチャージできる機械。

 

 良いですか、イギリス人だって、機械を信用しません。 だから、窓口で買う人が多い。 よって、観光客が多いところは、窓口に長蛇の列。 しかも、英語がしゃべれない観光客も多い。 駅員だって、多国籍な国、特にロンドンでは訛りがあったりして、きれいな英語を話す人は少ない。 ヴィクトリア駅の朝なんて、悲惨です。

 でもね、窓口を無くしてしまったら、困ると思う。 機械が100%動く、なんて誰も思っていない。 観光客(それ以外にも)には機械はわかりにくいし、結局、駅員が機械のところに立って、お客の代わりにお金を入れて、ボタンを押す、なんて超効率が悪い、ということをやっているのが、この国の現状。


 だから、新聞の投稿では、『ケン、自分で公共の交通機関を使ってみたら』という投書ばかり。 

 

070624 charing + 1


もちろん、ブリティッシュレイルのチケットは地下鉄よりも高額だから、機械を使いたくないし、同じ行き先でも、乗る時間、曜日によって料金が変ってくる、という国なので、駅に日本のように料金表なんて無い。 一応自動販売機(上の写真の左あたり)はあるものの、皆窓口で買います。 

 

070624 charing + 2


 でも、唯一わかりやすいな、と思うのは、駅の改札口のところに、何時の電車はどこのホームから、そして、この電車は途中、どこに止まるか、というのが明確になっていること。 ただ、自分が、何時何分の電車に乗って、その電車の終点はどこだろう、ということがある程度わかっていないと、使えません。 わからなくても、駅のインフォメーションの人は大体親切。 だから困らないのです。 これが、日本だと、聞いても、ムッとされるだけ。 だから、この頃は、どうしてもわからないことがあると、日本語がわからない振りをする。 そうすると、相手が英語がわかっても、わからなくても、ムッとされることは少ないのです。 困った国ですね。 お互いに。

Posted on 2007/06/24 Sun. 06:11 [edit]

category: イギリス事情

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24

デスクワーク中 

 再びめちゃくちゃなお天気のロンドン。 晴れたり、雨が降ったり、雷が鳴ったり。 もしかして、梅雨が無いイギリスなのに、日本では入梅したにも関わらず、雨が降らない、と聞いているので、日本の梅雨がイギリスに流れてきているのかしら?

 

070623 messy shelf
デスクワークをしながら嫌でも目に入る、メッシーな本棚。 
この前、雪崩れをおこしてから、突っ込んだだけの楽譜たち。
お花が半分、隠してくれています。
あまりにも酷いので、世界中に発信


 ずっと相変わらずデスクワークが続いています。 これを書きながら、先日久々に購入した、クラウディオ・アラウが演奏する、ショパンのノクターン集を聴いていますが、美しいですね。

  『ノクターン』実に色々な作曲家が作曲しています。 そして、私の好きな、得意なジャンルでもあります。 7月末に日本のレストランでのコンサートでノクターンとワルツを集めたコンサートを行うのですが、もちろん、ショパンに、チャイコフスキー、グリンカ、フィールド、ファリャにスクリャービン。 学校の図書館で、楽譜棚とCDを検索して、実に多くのノクターンが作曲されていたことがわかりました。

 そして、もちろんワルツも。 今回取り上げるのは、チャイコフスキー、ラフマニノフ、グラズノフ、グラナドス。 これも今回取り上げる以上に魅力的な作品が多くて、いつか、この第2弾をやりたいな、なんて思っています。

 このレストランにぴったりなプログラム。 去年、ここで演奏させて頂いたときから、是非いつかこれを、と思っていたので、こんなに早くに実現するのは、嬉しいばかり。

 

 プログラムノートを書くのは好きな作業なのに、適切な日本語が浮かばなくて、停滞するばかり。 今度の日本滞在中は、少しでも日本語の本、新聞を読むようにしなくては。 

 

 そして、何に一番時間をとられているか、というと、実は今回の日本公演中、CDを販売予定(あくまでも予定)。 もちろん、レコード会社がつくわけがありませんから、自主制作。 他の音楽のジャンルに比べると、まだまだクラシックの自主制作は少ないようですが、要望も多かったし、よい機会なので。 

 明日にはプレス会社に郵送しなくてはいけないのに、紙類のデザインを全て、フォトショップで作成する必要がある。 でも、もちろんフォトショップなんて、使ったことがなかった私なので、最初から、基本的なことを完全にすっとぱして、超応用なんてことをやっているのだから、時間がかかるばかり。 しかも、コンピューターは完全に独学ですから、図書館からフォトショップの使い方の本を一昨日になってやっと借りてきたものの、基本用語が全然わからない。 でも、ここはB型なので、適当にあーだ、こーだ、いじって解決。 

 

 今、ちょうど、アラウが弾くショパンのノクターン、作品55-2がかかっているところ。 宝石のように、美しい作品。 もちろん、アラウの演奏がそれを更に際立たせています。 次にショパンのノクターンをやる時は、これをやりたいな、なんて思っています。

Posted on 2007/06/23 Sat. 06:16 [edit]

category: 日常

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世田谷美術館でのコンサートのチケットのお知らせ 

 お知らせです。

 7月29日(日)14.00から、東京都世田谷区砧にある、世田谷美術館にて、美術館主催のプロムナードコンサートに出演いたします。

 詳細は、私のホームページのInformationのページにあり(ここから美術館のホームページにもリンクしてあります)、入場無料のコンサートですが、入場券が必要です。 往復はがきで、抽選のようですが、私の方で、若干のご招待券があります。

 残ってしまっても仕方がないので、もし、このコンサートにいらしてみたい、と思われる方、チケットを差し上げますので、私にチケット枚数を明記の上、メールして下さい。 できれば今月中、または7月初旬にメールを頂けると助かります。

 私のメールアドレス katomiuk●yahoo.co.jp 迷惑メール防止の為に、@を●にしてあります。 メールする際は、@に変えてください。

 

 もし、ご希望の方がチケット枚数よりも多い場合は、先着順とさせていただきます。


 前半は、チャイコフスキーの小品4曲、ショパンのマズルカ、幻想ポロネーズ、後半はショパンのノクターン、プロコフィエフのソナタ第6番『戦争』となっております。


 暑い時だとは思いますが、トークを含めて行うので、知らない曲でも、何か聴く手がかりをお伝えできれば、と思っています。


もし、足をお運び頂ければ、と思います。

Posted on 2007/06/22 Fri. 06:00 [edit]

category: 日本 2007年夏

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Summer Solstice&抜け殻 

 

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 相変わらず不安定な天候が続いているロンドン。 今日は夏至。 上の写真は夜9時半過ぎのもの。 これからは日が短くなる、と思うととっても残念。

 

 昨日は、コンサートで体力的に大変な曲を弾いたわけではないのに、身体も精神もボロボロ。 今日は気が付いたら、正午。 それから身体を動かせるようになるまで1時間。 なんてこと・・・・・・ 夕方から教えにだけは行きましたが。 魂が抜けた抜け殻。

 

 昨日教会から頂いたお花が良い香り。 すっかり花もない生活をしていますが、やはりしっちゃかめっちゃかな部屋でも、お花があるだけで変りますね。 とはいうものの、生けるのが苦手な私は母が見たらひっくり返りそうな花の生け方。 20年位生け花を習う母が生けるのを見ていたし、渡英前には半年位母の先生のところ(母に習ってもよかったのに、その気なしの親子)に習いに行っても、投げ入れが苦手で駄目な私。 日本の花瓶ではなくて、こっちの花瓶だから、西洋風に生けるのは習っていない、ということにしておこうかな。

 

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 大体、昨日のコンサートはランチタイムだったのに、その前日、学校から頼まれて、夜3時間、学校のフレンズ(後援会?)の人達へのパーティーのようなもの(演奏45分と歓談)のバイトをしたのがいけない。 以前頼まれてバイトをした人の同僚から、『私の同僚から、あなたがとても仕事ができる、と聞いたから、お願いしたい』という話。 仕事ができるって・・・・・ これを読みながら首をかしげている人、何人もいますね。

 最初は、クロークでコート、荷物を預かり。 途中からコンサートホールで演奏前のドリンクのサーヴィス。 演奏前は、シャンパンとジュース。 だから、シャンパンの瓶を持って、残りが少なくなっている人についで回りました。 そして学校の生徒が4人演奏した後は、今度はワイン、ジュース、カナッペのサーヴィス。 もちろん、こういうことを行うケイタリングカンパニーに頼んでいるのですが、人数が足りないから、生徒が3人手伝い。 

 正直言って、これだけ、ワインだのシャンパンだのを人に注いだのって初めて。 友達とのホームパーティーだと、絶対に注ぐのは男の子の仕事。 私なんて、最初こういう習慣に疎かったから、自分で手を出して、何度男の子から注意されたことか。 

 レストランでバイトをしたこともないから、この時は緊張。 しかも、こういうところに来るゲストはスノッブな人ばかり。 ピアノを弾くのよりも緊張しました。 

 

 終わり近くになって、一人の男性から話しかけられました。 この方は、映画を作る仕事をされていたようで、奥様は日本人。 私に、『Are you a Pianist?』 『あなたは大きな夢を持っていて、それに向かって惜しみない努力をしていて、それが近い将来必ず成功するよ。 やり遂げることができる人だ』????? 別に色々と話をしたわけではないのに、何だったのでしょう?

 

  さて、今週やら無くてはいけない、日本関係のデスクワークが何一つ終わっていません。 今日は徹夜だわ・・・・・・・・

Posted on 2007/06/21 Thu. 06:44 [edit]

category: 日常

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本番終了! そして思いがけない再会 


070620 bouque
教会から頂いた花束。
この花束と同じ色合いの、長襦袢で作ったドレスがあったから、あれを着ればよかった、と思ったのでした。


  ロンドンから、ノンストップの電車で30分ちょっと、ケント州のSevenoaksでのSevenoaks Festival の一環のコンサートに出演してきました。 去年もこのフェスティヴァルの一環で演奏しているので、2度目。

 この教会は去年の3月に演奏してから、今回が5回目。 前回、4月の最初に弾いた時は、39℃ちょっとの高熱+のどの痛みで全く声が出ない、という状況だったので、教会に着いて、今日のお当番のおばさん(おばあさん??)達から、『みゆき、楽しみにしていたわよ。 今日はこの前と違って調子もよさそうね』といわれる始末。


 状態のそれほど良くない、アップライトピアノでの演奏。だから、それに耐えられるプログラミング。 それでも、ここの人達が好きだし、頼まれると、演奏をしに行ってしまうのです。 30分ほどリハーサルをして、楽屋で待機。 その間も、色々な人が、『何か飲むものは?』 『みんな楽しみにしているわよ』と、ちょこちょこ伝えてくださいます。 


 そうしているうちに、『Hello』 ドアを見たら、信じられない!!! 私が1997年9月から1998年7月までお世話になった、ホストマザーだったのです! Sevenoaksは私のホストファミリーの家から30km位。 ホストマザーはお仕事も3年くらい前にやめたから、こうして来て下さったようです。 どうしてこのことを知ったのか?? それは、彼女がSevenoaksでのコンサートを聴きに来て、それ以来、Sevenoaksでのイヴェントの案内が送られてくるようになって、Sevenoaks Festivalの案内が着たから、パラパラーとめくっていたら、私の名前が出ていて、びっくりしたそうです。 それで、当日驚かせよう、と思ってこうしてきてくれました。

 正直、ホストファミリーとは色々とあったけれど、やっぱり1年近く一緒に生活した人。 とっても嬉しかったです。


 そして、それ以上に私を嬉しがらせたこと。 ホストマザーに、『グラン(ホストマザーのお母様)も来ているから』 と言われて、飛び上がった私。 グランは当時は一緒に住んでいなかったものの、月に一度、1週間遊びに来て、働いているホストマザーの代わりに家のことをやったり、お料理、ベイキングが得意で、学校から帰る時間に合わせて、おやつを作っておいてくれて、ホストシスター達も、ホストブラザーもさっさと自分の部屋へ行ってしまうから、私は、グランと一緒におしゃべりタイム。 私のたどたどしい英語に辛抱強く付き合ってくれたのがグラン。


 グランは、来るたびに、私の英語の上達に驚き、私に日本のことをたくさん尋ねてきました。 大体彼女、私が渡英してから1ヶ月後位に家に来た時、『あらあなたは、たった1ヶ月で、もうフォークとナイフが使えるようになったのね!』という言葉を発した人。 日本にはフォークもナイフも存在しなくて、お箸だけを使う、と思っていたようです。 それ以来、テレビで日本のことが放映されるとよく観て、私に色々と質問を投げかけてきました。


 ホストファミリーのところには、2000年、そして一昨年遊びに行ったものの、グランとはすれ違い。 やっと会える! 何といっても、色々とあったホストファミリーと最後まで頑張ることができたのは、グランがいたから。


 時間になって、教会内部に入ってびっくり! 今までで一番大きな聴衆。 思わず、Vicarに『凄い人の数ね!』と言ってしまいました。

 コンサートの詳細は明日にでも別ページに書くとして、私自身も楽しむことができました。 最初お辞儀をする時にすぐグランのことを見つけて、そして、常連のおばあさんたちの顔を見つけて、嬉かった!


 私の弾いているところから50センチ離れたところにいた男の子が、終始ざわざわ、おしゃべりで集中するのがとっても大変。

 それでも、皆さん喜んで下さったようで、最後の曲が終わった後、Vicarが花束を渡してくださったのですが、その時に聴衆に、『みゆきはこの秋に、フルリサイタル(夜の40分+40分のリサイタル)をしてもらうことになったから、楽しみにしていて下さい』

私はこれを聞いて、?????? だって、こんなこと、何も言われていません。 幸いにも、聴衆の方々は喜んでいましたが。

さすが、イギリス人だわ、と思った瞬間。 もちろん、とっても嬉しいことですが。


 そして、待ちに待ったグランとの再会。 2週間前に、大きな手術をしてから退院したばかり、とホストマザーに言われていたのですが、前と同じ、素敵な笑顔。 グランは『みゆきとは、スコーン、フラップジャック、トライフル、色々と一緒に作って楽しかったね』と。 私にイギリスの(家庭)のベイキング(お菓子作り)を教えてくれたのが、彼女でした。 会えてよかった。 そして、音楽をしていたから、こうして繋がったのですね。


 もちろん、いつもこの教会でのコンサートを聴いている方々、フェスティヴァルの案内を見ていらした方々、そして教会のお隣にある老人ホームの入居者の方々、色々な方々がいらしてくださいましたが、私の演奏を聴いて、お友達を連れてきた、という方も多いのが、何よりも嬉しいこと。 そして、そんななかのお一人が、97才のおばあさん。 昔、ピアノを勉強し(趣味ではなく)演奏したりもしていた方のようでした。 終演後、お友達に手を引かれて私のところにいらして下さって、『Your are gifted』と何度も繰り返してくださったり。 お隣の老人ホームからは何人もが車椅子でいらして下さるのですが、その中にもやはり90代の方がいらしたり。 

 そして、一昨年のロンドンのSt Martin-In-the-Fields(トラファルガー広場にある教会)での私のリサイタルを聴いて、名前を覚えていてくださって、今回フェスティヴァルの中に私の名前を見つけたからいらして下さった、という方も。 まだまだ問題有りの私の演奏を、こうしてまた聴こう、と思っていらしてくださるのは、何よりも嬉しいことです。


 Sevenoaksというのは、ロンドンなんかに比べれば外国人の数も少ない(今日の聴衆も、見た目全員イギリス人)どちらかというと保守的な、昔ながらの場所なのですが、こうして全くの他人の外国人を受け入れてくれて、顔なじみの人がいて、楽しみにしてくれてる、というのは本当に嬉しいことなのです。 


 Sevenoaksには5回目なのに、まだタウンセンターに行ったことがありません(教会は、駅とタウンセンターの中間)。 今日も夕方から教えがあったから、ロンドンにとんぼ返り。


 一つ一つの本番を大切に、この秋に再びこの教会で演奏をするのが、とっても楽しみです。


 

Posted on 2007/06/20 Wed. 06:25 [edit]

category: 音楽

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20

デュオ復活?? 

 3年振りの再会! マンチェスター時代(1999年9月から2000年7月まで)に仲良くて、デュオをしていた、ウェールズ人のサラが、ロンドンにいる、ということで、日曜日に会う予定が、彼女の教えの仕事が遅くなってしまって、今日、夕方から学校でバイトがあった私に合わせて、わざわざ私が通う学校まで来てくれました。

 サラはチェロ。 エルガーのチェロ協奏曲をやったり、ベートーヴェンをやったり。 3年前は、彼女がカーディフのプロオケのオーディションで、私が伴奏。 そしてそのすぐ後に、コンサートでヴィヴァルディをデュオ。


 とにかく、演奏で目指すものが一緒なのか、1度目のリハーサルで恐ろしいほど、あってしまうのです。もちろん、そこから曲を詰めてはいきますが。 魂のぶつかり合いができる音楽家。 私は、サラ、そしてもう一人マンチェスター時代に一緒に弾いていた、ノルウェー人のチェロのヨハネスのことが忘れられなくて、チェロとのデュオからは遠ざかっていました。

 同じように、魂のぶつかり合いで弾くことができたのが、カーディフ時代の自称、世界一美しい男、のギリシャ人のヴィオラのアンドニス。 彼らとは、ソロ+伴奏、というよりも、2人のソロイスツの音楽を奏でることができたのでした。 きっと、デュオの相手を見つけるのって、結婚相手を見つけるようなものなのでしょう。


 とにかく、今日はお互いの近況報告。 すごい勢いでお互いにしゃべるのです。 それにしても、昔は、私の英語も酷かったから、サラは私としゃべる時はスピードを落とさなくてはいけなかったのに、こうして今、対等にしゃべることができること、年月が過ぎたことを実感しました。


 今は、ロンドンとマンチェスターを行き来しているけれど、7月以降はロンドン在住になるから、一緒にデュオをすることに。 私達、真面目なので(??)今日ちゃんとやりたいレパートリーの相談まで。 楽しくなりそうです。

 彼女の実家はウェールズの田舎。 一度、1週間ほどお世話になったことがあるのですが、とってもとっても素敵なところ。 ご両親が、また遊びに来なさい、と言ってくださっているようなので、是非是非近いうちに、遊びにいかせてもらえたらな、と思っています。

 

 私にとって、マンチェスター時代の友達、というのは縁あって今でも連絡をとっている人が多いし、たった一年間だけだったのに、素敵な出会いがたくさんあった場所なのかも、しれません。 


 楽しみになってきました。

Posted on 2007/06/19 Tue. 06:20 [edit]

category: 音楽

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19

空  

昼間雨だったのに、夕方から、快晴! どうして、ロンドンの都会なのに、空が美しいのかしら? 自分で決めたこと、とはいえ、美しい、ロンドンの7月に今年は日本にいる、というのが残念。 どうせ日本へ行くのなら、桜が美しい4月に行きたいのに。 


 教えに北ロンドンまで行って、帰り、郵便局に用があって、でももう夜7時。 バスで30分ほどで、スーパーマーケットのテスコへ行けば、あそこに入っている郵便局は8時まで、ということを思い出して、テスコへ。 私が着いたのは7時40分。 長い列ができていて、開いている窓口は2つ。 郵便局、日本よりも色々なことを扱っているので、一人一人の時間がかかる(しかも、郵便局員はやることが鈍い)。 よって、8時の時点で、私よりも前に8人ほど並んでいたのですが、信じられないことに、窓口を閉められてしまいました。 文句を言っても仕方がないこと位、よくわかっている。 

 日本って、郵便局の窓口は、一体どこへ行ったらよいのか毎回迷う位、目的によって分かれているし、凄いなーと思った瞬間。

 イギリスにこれを求めるのは100年早いでしょう。 何たって、Queue(列)が大好きな国民なのですから。


 折角だから、テスコのお隣にあるIKEA(英語風にはアイケア)へ寄って、コーヒータイム。 日本のようなファミレスが無い国。 あのドリンクバーなんてあるわけない。 でも、IKEAにはあるのです。 といっても、冷たいもの、温かい飲み物(紅茶、ハーブティー、ホットチョコ、コーヒー)は別。 それでも、外食もカフェも高いイギリスではありがたい場所。 週末は混んでいるけれど、平日の夜というのは空いていますね。 日本のコンサートのことを広げて作業。 家に帰るとコンピューター作業があるから、こうして1時間ちょっと、カフェのように音楽がかかっているわけではないし、集中できることがわかりました。(どんな目的でIKEAに行っているのだか・・・・)


070618 sky 1


 と、このようなことをして9時過ぎに外へ出たら、素晴らしい空。 バスの中からなので鮮明ではないのですが、これまたターナーの絵の世界。


070618 sky 2


 家に帰るまでのバス、15分の間に、どんどんと変化していく空。 日本にいた頃、イギリスに来てから2年くらい、空を見上げることなんて滅多になかったのに、今は大好き。 あ、でも1年目の周りに何もない草原の中にぽつんと建っていたホストファミリーの家の芝生に寝転がって見た星空は今でも鮮明に思い出すことができるほど、美しい空でした。


070618 sky 3


 日本の美しい夕焼けとはまたちょっと違う、情熱的な空。 でも、やさしさを感じられるのが、イギリスらしいところ。 私は、空から音楽へのインスピレーションを受けることが多いので、今日の夕焼けは貴重。 もし、教えの後にまっすぐに家に帰っていたら、この空を見ることはなかったので、寄り道もたまには必要ですね。


070618 sky 4


 後3日で、夏至。 この写真は夜9時30分過ぎのもの。 これからどんどん日が短くなって、またグレーの空が続く準備になるのね、というのは少々気が早く、グレーの空が続いても、この美しい空、緑、花があるからこの国を愛しているのです。


070618 RAH


 これは、先週の夜9時15分の学校の練習室からの眺め。 ロイヤル・アルバート・ホールを、季節、時間、違った様子を見られるのが、贅沢です。 

 

 短くも、美しいイギリスの夏、日本へ行くまであと3週間、楽しみたいと思います。

Posted on 2007/06/18 Mon. 06:15 [edit]

category: イギリス事情

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18

シューベルト - ベートーヴェン 

なんだかすっきりしない天候の続いているロンドンです。


 先日ピアノの先生と話し合った来年度の曲の譜読みを開始。 7月頭にもう一度レッスンがあって、新しいものを持ってきなさい、となってしまったのでした。 ということで、日本で弾く曲の準備もあるから、暗譜に時間がかからなそうな、シューベルトのソナタ、ハ短調第1楽章からスタート。 


 『ハ短調』、ベートーヴェンを表すのに適切な調性でしょう。 有名な交響曲、 第5番『運命』、のだめでも使われたピアノソナタ 第8番『悲愴』。 私が7月13日に所沢のリサイタルで演奏するベートーヴェンの最後のピアノソナタ、第32番 作品111。 これらは全てハ短調で書かれています。 


 この新しく始めたシューベルトのハ短調ソナタ、これはシューベルトが死ぬ2ヶ月前に書いた3つのピアノソナタの一番目。 明らかにベートーヴェンを意識しています。 ちなみに、ベートーヴェンはシューベルトが亡くなった前年(1827年)に亡くなっています。 いかに、シューベルトが短命だったか。

 曲はリヒテルのCDを何度も聴いているので、よく知っています。 だから譜読みが楽。 今、ちょうどベートーヴェンの第32番のソナタも練習中だから、このシューベルトを弾くと、シューベルトがこの32番のソナタを意識していたのだな、ということがわかります。 どこか、同じハ短調のベートーヴェンの32の変奏曲とも似たところが。 第1楽章に限って言えば、もしこの曲を知らない人が聴いたら、ベートーヴェンの曲?と思うのでしょう。

 このベートーヴェンとシューベルトのソナタ2つを同じコンサートで弾いたら、面白そう。 もっとも弾く方は精神的に大変でしょうが。


 シューベルトのソナタ、ベートーヴェンに比べるとずっとマイナー。 でも、素晴らしいものがたくさん。 ただ、長いものも多くて、特にこの最後の3つのソナタは30分以上。 私がやっているハ短調は一番短くて、32分ほど。 最後に書かれた、極めて美しいロ長調のソナタは45分。 人によっては50分かけて弾く人も。 


 数年前にウィーンを訪れた時、シューベルトが住んでいた家にも行って、ウィーンの空気も感じて、今の私だったら、色々と考えて演奏することができるのではないか? 歌は苦手だけれど、シューベルトのリードは好き。 ピアノソナタにも、そのシューベルトのリードの影が現れている、と私は思うので、少し、リードに耳をかたむけようかな、なんて思いました。


 それにしても、素晴らしいピアノ曲が無数にあるのに、知られているのはほんのわずか。 なんて勿体無い。 今回、日本で小学校と幼稚園での演奏のワークショップを開きますが、要望は『有名な曲』。 もちろん、有名な曲も入れつつ、色々な表現で、一緒に行う友達と知らない曲をどう楽しむか(というより、音楽は何を表現しているのか、ということ)、ということを伝えるのも目的なので、あえて聴きやすく理解しやすい、情景が浮かぶような小品も含めることに。

 子供たちは、きっと有名曲も知らないかもしれません。 そうしたら、そういう有名曲ではなくて、違うものも弾いても受け入れてくれるかもしれません。 だって、テレビのCMで使われる曲は知られていないクラシックがたくさんあるのですから!

Posted on 2007/06/17 Sun. 06:27 [edit]

category: 音楽

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17

シャワーと空 

午前中から、シャワー、雷、シャワー、雷の繰り返し。 夕方になって、やっとお日様が。 晴れたら、リージェントパークにでも行きたいな、と思っていたのに。


 写真を撮っていながらも、それをコンピューターに取り込むのが面倒(たいしたことではないのに)で、一週間写真なしの私のブログ。 久々に、写真。気が付けば、今日撮ったものは全部ブルー系。


 『シャワー』降ったり、止んだりしているときの雨のことをこういいます。 このところ日本で雨に降られることは少ないので、日本の雨の降り方を完全には覚えていませんが、日本よりも、サラーっとした雨です。 シャワー、イギリスではしょっちゅう。 ラジオの天気予報でも多用される表現です。


070616 cloudy


 シャワーが一度上がるのを見計らって外へ。 家からバス停に向かう途中の空は不気味。 反対側は青空。


070616 ajisai


 ご近所の紫陽花がとってもきれい。 私は食いしん坊なので、紫陽花を見ると、日本の和菓子を思い出してしまうのです。 中にこしあんが入って、外側がゼリーというか羊羹のようなもので、紫陽花を表している今の時期にピッタリの和菓子ありますよね? もう8年お目にかかっていないのに、思い出してしまう。 食べ物の記憶、というのは素晴らしいです(私だけ??)

 

070616 lavender


 そして、ラヴェンダーもとってもきれい! 蜂がたくさんいるから、あまり近づきたくないけれど、今日はいなかったので。 いつか庭のある家に住むことができたら、ラヴェンダーを栽培したいな~と思います。


070616 sky


 夕方から、バスに乗ってスーパーマーケットへ。 行く途中の空がとっても美しい! これ、午後5時頃。 バスの中からの写真なので、鮮明ではないのですが、雲といい、空といい。 そう、私は7月13日の日本のリサイタルで、こういうような空に飛んでいくような音楽を奏でたいのです。 雲一つない青空も好きだけれど、こういう雲の風景が大好きです。


070616 asda


 久々に来たスーパーマーケット。 実際は写真に写らなかった部分がまだまだあります。 アメリカとかのスーパーマーケットはもっと大きいのでしょうね。 平屋。 だから天井がとっても高くて、気持ちが良いのです。 通路も広くて、トローリーが余裕ですれ違うことができる。 ツナ(英語の発音はチュナ)の缶詰が、普段4つで3ポンド50位するのに、6つ(一まとめになっている)で同じ値段。 しかも、その6つのもの二つ(要するに12個分)で4ポンド、なんていうから、結局12個を買うことに。 しかも、日本の実家用のティーバッグ、240個入りが安くなっていたからこれまで。 予想以上にとても重くなった今日の買い物。 しかも、調子にのって、パスタ・ボロネーズ用のボロネーズソースを内容量500グラムの瓶を二つも購入。 こうして、私の腕は益々たくましくなっていくのです。 それにしても重かった・・・・・・


 明日は、3年ぶりに親友と会えそうな感じ。 楽しみ! 2人とも声が大きいから、しゃべりすぎて、カフェの人達に迷惑にならないようにしないと。 でも、機関銃のようにお互いにしゃべるのは目に見えていますが。

Posted on 2007/06/16 Sat. 05:40 [edit]

category: 日常

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16

1950年代の日本のクラシック 

 インターネットがあるとはいえ、やっぱり紙に書かれた文章も大切。 プログラムノート(解説)を書いたりする関係上、色々な書物を所有していますが、数年前、日本の地元の図書館で除籍した本を頂ける、という時にたまたま日本にいて、いくつかの音楽関係の書物を頂いてきました。 


 その中でもたまに手にとって読むのが、『堀内敬三 音楽の泉』 私のところには第1巻 交響曲、管弦楽曲 と、第2巻 器楽曲、室内楽曲、協奏曲というものがあります。 

 堀内敬三氏が昭和24年からNHKで放送していた『音楽の泉』という番組でしゃべったものをまとめた本のようで、昭和59年発行。 もっと前にも発行されていたようですが、堀内氏が昭和58年に亡くなった為、一周忌を期に全3巻にまとめられたようです。


 先日ロイヤルバレエで観た、『大地の歌』、これの解説が載っていないかしら?と思って久しぶりにこの本を手に取ったら、おもしろいこと! 1950年代に放送されたものを、年代をそのままで発行しているので、マーラーのことを、『今から43年前の1911年に亡くなりました』と書いてあります。 私にとって、マーラーはとっても過去の人。 でも、こう表現されると、そんなに過去のことではなかったのですよね。


 1950年代に放送されたもの。 シベリウス(1865-1957)については、『シベリウスは現存する作曲家の中では一番年上で、1865年の生まれ、昨年の暮の12月8日に満91歳の誕生日を迎えた人ですから、もちろん社会的な活躍はしておりません。 (以後略)』 『現存する作曲家の中では一番年上』という表現が???? だって、いつの時代にも作曲家はいるのですから。 何を元に、このような表現をしたのか?


 チャイコフスキーの『白鳥の湖』の説明では、まずバレエとは何かを説明しているのですが、

 『バレエというのは舞踊ですが、大体、劇の形式を持っていまして、一定の筋書があります。 ただし歌も題詞も無く、踊りと音楽だけで表現されるのです』 まだまだ、日本でバレエ、というものが一般に知られる前のことなのでしょう。


 今の時代よりももっとクラシック音楽が身近でなかったであろう時代、特に生の演奏はそれほど多くなかった時代、もしかしたら、東京のコンサートホールは日比谷公会堂だけ? 人々はこのラジオ放送に耳をかたむけたのでしょう。 安川加寿子さんの本を読んでも、原智恵子さんの本を読んでも、この時代、きっと今よりも人々が貪欲に、クラシック音楽を求めていたのだろう、と気が付きます。


 いつの時代からか、クラシック音楽が堅苦しいもの、になってしまい、今は東京には素晴らしいホールがいくつもあるのに、特定の人達のものになっている節がある。 音楽家にも責任があると思う。 今、日本公演のプログラムノートを書きながら、こういうものを読むと、どういうことを書けばよいのか、普段クラシックに接しない方も私のコンサートでは多いので、それらの人達が、少しでも興味を持ってくれるような文章を書きたい。 

 

 今日、学校の大学院のピアノ伴奏科の人達のリサイタル試験を聴いていたのですが、ムソルグスキーの歌曲、歌ったソプラノの方が、非常に表現力豊かで、とても楽しめるものでした。 簡単な概要はプログラムに書いてありましたが、歌詞はロシア語で、私のロシア語力では、一部がわかるのみ。 それなのに、彼女が歌っている歌詞がわかるような気がしたのです。


 表現、何なのだろう? 日本での計画を練りながら、色々と考えています。 この堀内氏の本、しばらく私の枕元に置かれそうです。

Posted on 2007/06/15 Fri. 05:48 [edit]

category: 音楽

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15

超自己中シンガポール人 

 只今、イギリス時間夜中1時。 私は帰宅時間が遅く、学校のコンピューターでは日本語が打てないから、日本語作業が溜まっている今、どうしても夜中までの作業。


 何度か書きましたが、家には、とんでもない、馬鹿シンガポール人、というのがいます。

 彼女、今までは朝が早い仕事で、私が夜10時に帰宅して、ちょっとでもキッチンを使おうものなら、すぐに苦情。 シャワーも苦情。 ドアの開け閉め(とっても静かにしていますが)も苦情。 それが彼女、首になったのか、先月あたりから仕事を変わったら、夜の帰宅が9時以降。 今日は遅くて12時ごろ。 いいですか?? 私、散々苦情を言われてきました。

 それなのに、この人、今キッチンで盛大に、私の部屋にも油のにおいがもれてくるような料理中。 どうしてこの人はこう超自分勝手なのか? もし、ここで苦情を言ったら、あることないこと、私が言った事の10倍くらいのことを言ってくるはずだから、ここは我慢。

  

 こんなのと、もう1年近く一緒に生活しているのだから、私も忍耐強くなったものだわ~ もう、毎日のようにむかつくことがあるけれど、おとなしくしている私。 今日は久々に切れそうなところ。

 今の時間だと、ストレス発散できないから(ピアノのレパートリーを片っ端から弾く、とか叫ぶとか)、こうして、ネットで世界に知らせることしかできない。 

 

 このところの私の趣味は、不動産屋さんをのぞくこと。 出張レッスンに行くついでに、バスを待っている間は不動産屋さんのウィンドウ・ショッピング。 いくらあれば一人暮らしができるのか。 今の私の関心事はもっぱらこれ。 

 とにかく、今は就職場所に履歴書を送っている状態。 ちょうど9月からの採用の募集期間なのです。 とは言いつつも、ピアノの先生の職の空きがなかなかないもの現状。 この前、書類審査は合格、との案内がきたけれど、どうなることか。

 大学院卒業後のことも考えて、絶対にピアノを持ち込める家でないと駄目。 職探しをするか、卒業後に結婚するピアノを置けるような家を持っている人を探すか、どちらがよいのか、というのが、私の周りでよく話題にあがること。


 去年の香港人の大家さんにも参ったけれど、このシンガポール人はもっと。 カーディフ時代、バプティストカレッジの寮で、韓国人軍団のお陰でとんでもない目にあったし、もうアジア人の大家、ハウスメイトは本当にこりごりです。 それにしても、どうして私はこのところ、こんなに家には恵まれないのだろう。 そんなに日ごろの行い、悪くないはずなのに。

 せめて、毎回、どんなに安い飛行機があっても、日本へ行くのはアジア便だけは避ける、というのがせめて私ができること。

Posted on 2007/06/14 Thu. 15:54 [edit]

category: 日常

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14

ワクワクした時間 

 今日はきっと今年最後のピアノのレッスン。 来週月曜日に提出しなくてはいけない、PDP(Personal Development Plan)の作成。 今年1年間で勉強した曲、1年間の課題、達成したこと、などを演奏のことに絞って書き込んでいきます。 これらは先生と相談しながらの記入。 そして、先生は1ページ、生徒のことを書きます。 

 10月の時点で、自分の長所、短所(演奏での)を書いてあったので、達成したことを記入。 私は12月まで(正確には11月まで)は違う先生に見ていただいていたので、この長所、短所のところからやり直し。 今の先生いわく、長所は、ハード・ワーキングで、きちんと練習し、その他もろもろ。 先生は、私が正しい練習をしている、と思っていらっしゃるようですが、これは?? だって、私、練習の仕方が悪いと思うし、先生はレッスンで注意したことが、ほぼ次の週までに直っている、とおっしゃいますが、私はレッスン消化型。 レッスン中に直してしまったら、それを継続できるタイプなのです。 もっといえば、もしこうでなかったら、私のような遅いスタートで、ここまで来られなかったと思います。


 そして、来年度のレパートリー決め。 これって、ちいさな子供たちが新しい楽譜に入る時にわくわくする気持ちと一緒なのです。 私が先生に伝えたことは、とにかく、来年の1時間のリサイタル試験分のプログラムを今決めて、それをクリスマス前までには、完成させる。 そして、1月からは他のものをやって、試験近くになったら、試験曲に戻る。 もしその時点で変更したい曲があったら、それはそれで、1月からやったものにすることも可能。 これには先生も大賛成。

 きっと私のことだから、1年後には今決めたものと気持ちが変わっている可能性もあります。 でも、いくらリサイタル、といっても試験は試験。 普段のリサイタルの時よりも緊張する中で、最高の演奏をするには、早めに仕上げておいた方が気持ちが楽。


 お料理と同じなのです。 シチューとか、おでん、カレー、煮込むものは作った日よりも、次の日、その次の日の方がおいしいですよね? それと同じ。


 とりあえず、先生は私の希望を聞き、(でも小心者の私は結局リストのソナタ、とは言えなかった・・・・・)、それを見ながら、先生のご意見を。

 先生は私に、既にブラームスの後期の曲を与えてある、と思っていらしたのですが、私はそれを聞いた覚えはなく。 どうしてもやらせたいようで、頂いたのは、あまり乗り気のしない曲集。 どういうわけか、私、毎年夏に見て頂いている先生方からも、『みゆき、あなたはブラームスの後期の曲をとってもよく弾けそうなのに、やらないの?』といわれています。 

 しかも、今回頂いた作品117、3つの間奏曲は、なんかとらえどころがないというか、山場がないというか。 テクニック的にも大して難しくないし。 音色と音楽性、これだけでどこまでいくことができるのか? 


 そして、なぜか私の口から最初に飛び出したのが、シューベルトのソナタ。 先生も、シューベルトのソナタを私にやらせたかったようで、『どれ?』と聞かれて答えたら、先生が私にどうか、と思っていた2つのうちの一つだったようで、『みゆきにとってもあうし、試験ではとてもよく弾けるだろう』とのこと。 結構、先生と思っていることが一緒のことが多いのですよね。

 このシューベルトのソナタは、7年前にマンチェスターの音大にいた時に大学院生が弾くのを聴いて、衝撃を受けた曲。 だって、第4楽章がお祭りみたいなのだもの。 いつか弾きたいな~と思っていたし、学部生の時のシューベルト・プロジェクト(ゼミのようなもの)で、この曲で私は口述発表、論文を書いたのでした。 どこか、ベートーヴェンらしい曲。 遂にこれを弾く時が!


 どうしてもやりたかったスクリャービンも私がいくつか挙げた中から、先生が選び、スクリャービン、ドビュッシー、ラフマニノフの全曲録音をしていらっしゃるこの先生とは是非、ドビュッシーを勉強したい、と思っていたのでそれを告げたら、与えられたのは、笑ってしまうほど、私の中で、好きだけれど、私のタイプの曲では無いから、一生勉強しない曲リストの最下位にあった曲集。 

 信じられない。 あれをどうやって私が弾くのか?? あれが弾けるようになったら奇跡。 言われた時には、唖然としました。 


 面白いのは、以前Dr.Schreiderに言われて、でもそれを言われた時にはその曲に嫌な思い出がありすぎて弾きたくない、と思っていた曲を再び、今の先生に言われたこと。  どうしてこうなるの? 2人の先生に同じ曲を選曲される私って・・・・・ しかも、無数にある曲の中から同じものを言われるって・・・・・ 


 とりあえず、来月の日本の公演が終わるまではそんなにこれらを暗譜する時間はないから、その後が勝負。 先生は、『曲数多いけれど、みゆきはハード・ワーキングだから、9月までにできるよね?』 どうしてこう思われているのだか・・・・


 とは言いつつも、早速CDをかけ、楽譜は全て持っているので、引っ張り出してきたところ。 どれから譜読みをスタートさせようか、とってもワクワクしているのです。

 

Posted on 2007/06/14 Thu. 06:35 [edit]

category: RCMの生活

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14

ダーシーの引退公演画像、映像 

 先日引退公演を行ったロイヤルバレエのダーシーバッセル。 彼女のあの感動的なカーテンコールの写真を常連さんがアップしてくれました。 こちらから。 72枚もあります! 


 そして、この公演の一部はテレビ放送されたのですが、それをYou tubeに出してくれた人が!

 www.youtube.com のページへ行き、Darcey Bussell Farewellの言葉でサーチすると、マーラーの大地の歌の第6曲目を4つに分けてアップしてあり(これはまだ途中しか私は見ていません)、それとは別にThe Final Curtain Callsがあります。


 カーテンコールの映像は見たのですが、感動。 先週、劇場での雰囲気を味わっているので、それにはやはりテレビというのは勝てませんが、ダーシー、その他の細かい表情がわかるのはテレビ。 あの時は興奮状態で芸術監督のモニカのアナウンスを全て聞けなかったけれど、今聞きなおすと、また感動。 


 興味がある方、是非観てみてください! テレビ中継の後、実際はカーテンコールがもっと続きましたが。

 

 こんな風に、私がまだあの夜のことが忘れられなくているのに、ロイヤルバレエは明日6月14日からメキシコ公演で、この夏のツアーの幕開けです。 ということで、今月はオペラハウスでは毎晩のように、ロイヤル・オペラの公演。 モーツアルトのドンジョバンニに、ヤナーチャクのカーチャ・カバノーヴァ、トスカにリゴレット? オペラが苦手な私も、カーチャ・カバノーヴァやリゴレットは好き。 でも、結局チケットを取らなかったから、10月のバレエの開幕まではしばらく、オペラハウスから足が遠のきそうです。

Posted on 2007/06/13 Wed. 06:02 [edit]

category: バレエ

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13

不安とエキサイトメント 

このところのロンドンは、昼間たいして暑くない→夕方以降、暑い または、昼間暑い→夜涼しい。 朝家を出たら、普段は夜10時過ぎまで家に帰らない私は、カーディガン、ショールが必須。

 

 学校はとにかく今は実技試験期間。 コンサートホール、リサイタルホールでの学部3年生、大学院のリサイタル試験、ティーチングルームでは1、2年生のレパートリー試験。 これらにスチュワードが必要なので、生徒がバイトしています。 私も、本来ならば来週のリサイタル、来月の日本のリサイタルの為に仕上げなくてはいけない曲がかなりあって、練習時間がいくらあっても足りない状況、でも来月の日本のリサイタルの費用の為に、できる限りバイト。 学校内でできるのが唯一の救い。 そして、試験の入れ替わり以外はほとんど廊下で座っていれば良いので、この時間に来月の計画を練る。

 

 スチュワードの仕事は、ちゃんと次の試験を受ける生徒が来ているかの確認、試験官に頼まれる雑用(紅茶、コーヒーを買ってきてとか)、もし試験の部屋の前でうるさくしている人達がいたら、静かにさせる。 これだけ。 暇といえば暇だけれど、色々と私は作業を持ち込んでいるので、有意義に使っている時間かもしれません。

 

 昨日、日本としゃべってかなり決まった非公開のコンサート。 今日は4時間スチュワードだったので、時間はたっぷり。 ということでこのことを考える時間。 すっごくエキサイティング! 楽しいコンサートになりそう。 これ、一般向けにやっても、喜ばれそう。 アイディアを書き出していく時間。 楽しい。 ということで、Mちゃん、大枠できてきたよ!

 

 まだまだ生の音楽を聴く機会が少なくて、特にクラシックは堅苦しい、難しい、と思う人が多い日本。 私は自分の性格上、崩すのは嫌いだし、それはストレス。 有名曲ばかりを演奏していたのでは大人にお子様ランチを与えているようなものだし、本当は分かりやすくて、素敵な曲がたくさんある。 それを伝えたい。

 クラシックって楽しいんだよ~ 『のだめ』の影響でクラシックブームになった日本。 

 

 本当は去年の日本でのコンサートをした時点で、もう日本での演奏会はやらない、って思っていました。 日本の習慣を素直に受け入れることができないし、葛藤もある。 日本は私の国ではない。 日本以外でやっていこう、とも正直思っていました。

 でも、いつの間にか、日本での演奏をもう一度考えて、決定。 

  9年間のイギリスでの生活を通じて、本当にいろいろなことを学びました。 1、2年の留学では学べないことをたくさん吸収したと思います。 少しずつ、それを日本に伝えていく時。 すごーく不安だけれど、最初の1歩を踏み出さないと。

 

 この私が、今回の企画をとっても楽しんで、バスの間もメモ書きを出して、考える。 まずは3ヶ国語入り乱れた私のメモをきちんと日本語に書きなおさないと。 とにかく、私が今できることを少しずつ、外に出していくことができたらよいな、と思っています。

 

 と色々と過去のこととかも思い出しているのですが、カーディフのことをとっても恋しくなってしまいました。 2年前の今頃、友達と、学校の廊下や公園で鬼ごっこ(なんて子供の心を忘れない私達!)をしたな~。 楽しかったな~ でも、カーディフ時代の友達はほとんどカーディフを離れてしまっているのが残念。 

Posted on 2007/06/13 Wed. 05:43 [edit]

category: 音楽

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13

日本での指導、お知らせ 

4週間後のちょうど今頃はもうすっかりスーツケースができあがり、2時間後に家を出るはず。 ヒースロー空港へ行って、日本へ。 本当にできるのかな? なんて暢気なことを言っている場合ではありませんが。

 

 日本、結構忙しい日程になりそうです。 暑さにやられている時間もなくてよいかもしれません。

 

 お知らせです。 ずっと迷っていましたが、実行します。

 

 私は、イギリスへ来てからピアノを正式に勉強しています。 20歳を過ぎてから、ロシア人の先生に打鍵法を厳しく指導されました。

毎年のサマーコースで、そして短期間(1、2年間)留学する日本人の学生をみて、音の出し方に問題がある人がほとんどのことに気が付きました。 私は日本のピアノ教育に詳しくありませんが、きっときちんと教えられていない分野なのでしょう。

 

 音の出し方はもちろん1種類だけではありません。 でも、これをマスターすると、表現の幅が広がるし、何よりも美しい音が出るのです。 そして、音色も増えます。

 私は日本で幼少の頃からピアノの道を進んできた人達と比べて、テクニックは弱いです。 でも、音の出し方は先生から鍛えられて私の一つの長所だと思います。 ショパンのノクターン、チャイコフスキーの小品、などメロディックな曲を弾く時に必須です。

 

 時間をかけて学んだことを、少しずつ、日本の方にも伝えていきたい、というのが私の願いです。

 

 今回、この指導を開始したいと思います。

 もちろん、一度のレッスンで全ては伝達できません。 でも、最初の一歩になったら、と思っています。

 

 私の実家はアップライトピアノ、+リヴィングルームにピアノを置いているので、実家でのレッスンは不可能です。

 埼玉県南部、東京都、出張レッスンを致します。

 

 可能日時は今のところ、7月19日、20日、23日、26日、27日(午前のみ)。 

 1レッスン原則的に1時間から1時間15分。 西武新宿線、池袋線沿線は出張費込みで1回6000円。 その他の場所は+500円。

 

 レッスンは、ショパンのノクターン、フィールドのノクターン、チャイコフスキーのノクターン(作品10-1または作品19-4)、ブラームスのインテルメッツォ(作品116-4、作品118-2など)から1曲を中心に行います。 2-3分の曲でしたら、2曲でも可能だと思います。 任意のものをご用意下さい。 その他、メロディックな曲であれば相談に応じます。 音の出し方、表現についてを主に致します。

 

 興味をもたれた方、レッスン希望の方、 katomiuk●yahoo.co.jp (迷惑メール防止の為に、@の部分を●に変えてあります。 メール送信の際は、●を@にして下さい)までご連絡下さい。 

 その際、希望日時、希望曲(変更可能です)、ご自宅最寄り駅、を明記して下さい。

Posted on 2007/06/12 Tue. 06:21 [edit]

category: 日本 2007年夏

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12

選曲迷い中 

 いろいろとありすぎて(ここに書いていること以外に)頭がいつも以上に混乱状態。


 今日からコンサートホールで大学院2年目のピアノ科のリサイタル試験。 3人聴きに行きました。 

 ニールセンのシャコンヌ(これは初めて聴いたもの)、リストのソナタ、ドビュッシーの映像第2集にスクリャービンの黒ミサ、メシアンのみどりごにフンメルのロンド、ブラームスのヘンデル・ヴァリエーション。 その他もろもろ。 ブラームスのヘンデル・ヴァリエーションを弾いた人はストラヴィンスキーのペトリューシュカも弾く予定だったけれど、あまりの音の汚さ、機械的な演奏に耐えられなくて私は出てしまいました。 ああいう音楽だけは奏でたくない。 テクニックは凄いのかもしれないけれど、ほとんど全てをフォルテで演奏されるほど嫌いなものはない。


 先週から、色々な人の演奏を聴いていますが、良い演奏も、そうでない演奏も聴いていてとっても勉強になります。 そして、カーディフの音大と違って大曲揃い。 すごいな~


 そして、聴きながら私自身の来年のプログラムを考える。 木曜日にピアノのレッスンでレパートリーについて話し合うことになっているから、私としては大曲を夏休み中に暗譜して、早めに仕上げてなるべく舞台に上げて、試験の曲を先に良い状態にして一度寝かせて、その間に他のレパートリーを勉強する。 

 絶対に、私が何を弾きたいか、先生は希望を聞いてくださると思うから、ある程度まとめておかないと。 もちろん、紙に書き出すとたくさんの弾きたい曲があります。 でも、卒業試験というのは思い出に残るものだし、今だから勉強できるものを勉強しておきたい。 迷うばかり。 もしかしたら、先生も私にあった曲を候補に出してくださるかもしれません。 苦手なものと得意なものを組み合わせようかな。 ロシア物で1時間のプログラムを組みたいけれど、でも、リストのソナタも弾きたいのよね。 


 ということで、こういうことを考えるのが何よりも楽しい時間なのです。

 

Posted on 2007/06/11 Mon. 05:15 [edit]

category: RCMの生活

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11

気が付いたこと。 日本人観光客 

 数日ぶりで、素晴らしい夏日。 急に気温が上がってバスの中は暑くて凄いし、こういうのに慣れていないから偏頭痛。 昨日も偏頭痛で薬を飲んだのに。 暑さ以外にも疲れているのかな。 


 今日のロンドンの気温、知りませんが、こんなんで1ヵ月後には日本、耐えられるのか? 大体、私7月に日本に行くのは7年ぶり。 エアーコンディショナーにも慣れていないし、湿気も不安。

 そして、今日気がついた恐ろしいこと。 7月11日にこちらを経って、パリ経由(トランジット3時間・・・・)で成田に向かい、12日の朝着。 13日がリサイタル。 ロンドン発が朝6時55分のフライトなので、自宅を夜中に出る必要あり。 ということは、時差があるにしても、10日、11日、二日続けてベッドに横になることができない。 今回はちゃんと早くに荷物を作っておいて、10日に早めにベッドに入って仮眠するようかな。

 

 夕方用事があってセントラルへ。 久々にリージェントストリートを歩いたけれど、観光客ばかり。 リージェントストリートというのはさしずめ銀座? でもね、素朴な疑問です。 どうして日本人の50、60代の観光客というのはハイキング、山登りに行くような格好で観光するのでしょう? 東京の人はともかく、地方から東京に遊びに行く人達もああいうハイキングに行く格好で銀座へいくのでしょうか? 

 女性はショルダーバッグに布製の帽子。 男性はリュックにこれまた布製の帽子。 登山などで使うようなポケットがたくさんついたベスト(チョッキ?)を来て、ハイキングシューズ。 この格好で、ウエッジウッドなどの店舗にも入っていくのです。

 

 つい最近、新聞に旅行者のことが書いてあって、イギリス人の旅行時のファッションが酷い、と書いてありました。 ちなみに、一番歓迎される観光客は日本人だそうです。 文句も言わないし、お金を落としていくし。

 私、ロンドンの観光客(全てではありませんよ)を見ていると、日本人のファッションもどうにかしてもらいたいです。


 ショルダーバッグ、たすきがけにして、スリ防止なのかもしれませんが、普段持ちなれていないから、バッグの部分は後ろにいってしまっている人がほとんど。 これでは意味がありません。 セントラルへ行くと、これを注意したくなるのですよね。

Posted on 2007/06/10 Sun. 05:25 [edit]

category: 日常

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10

再びロイヤルバレエのこと 

 何も予定のない日。 このリサイタル試験があったのはいつのこと??と思えるほど、色々とあったこの一週間。 今日はスーパーに買出しに行く気にもなれず、一日中家の中。 昨夜のダーシーの引退公演のことを思い浮かべると涙・・・・・・ 本当に素敵だったな~


再びバレエねたです。 バレエブログでも書こうかな。

 今回、ダーシーの引退ですっかり影になってしまっていましたが、プリンシパルの一つ下、ファースト・ソロイストのイギリス人、ベリンダの引退でもありました。 もっとも、彼女はアメリカツアーに参加してからの引退です。 それでも、コヴェントガーデンでは昨夜が最後。 彼女は1988年に入団。 1996年にファースト・ソロイストに昇格したものの、10年間、プリンシパルに昇格することはありませんでした。 どんな気持ちだったのでしょう。 好きだからできるのですよね。

 ダーシーの引退にはプログラムにも、彼女のプロフィールの最後に書かれていたけれど、ベリンダのことは書かれていませんでした。 私はどこかで読んで知っていましたが、公になっていたのか??


 ベリンダは昨日の2つ目、アシュトン振り付けの『シンフォニック・ヴァリエーション』に出演。 男女3名ずつの踊り。 カーテンコールの時、中央の女性ではなく、ベリンダに一番最初に大きな(3つくらいの花束をまとめた)花束が渡されました。

 一度幕が下りて、再び開いた後、ベリンダにもう一つの大きな花束が。 すぐに、パートナーのスティーブンがベリンダを舞台の前にエスコート。 彼女の引退を知っていた人、どれくらいいるのでしょう? 私のそばの方々は『どうして彼女があんなに拍手をうけているの?』と疑問に思ったようでした。

 緞帳が下りて、その前でのカーテンコール、ベリンダ一人だけでも行い、ここでも花束。 劇場内に明かりがついても鳴り止まない拍手。 彼女、プリンシパルまでいけなかったけれど、そして大物バレリーナの引退と重なってしまったけれど、彼女の引退を祝う会場の雰囲気にとっても嬉しくなりました。 彼女も愛されていましたね。

 でも、トップとすぐ下の違い、すごい差ですね。


 もう6月14日から、メキシコ公演が始まるロイヤルバレエ。配役が発表になっていましたが、怪我人が多いです。 私が一番好きなプリンシパルダンサーで5月17日に『白鳥の湖』を観たマリアネラ、彼女のプライヴェートのパートナーでもあるティアゴ(彼らはこの夏に結婚予定)は5月末に怪我をして、今回のミックスプログラムは降板。ツアーも無理のようで、マリアネラは他の人と踊るようになっていました。

 ちなみに、今回のミックスプログラムの1つめ、『チェックメイト』の男性の主役である、赤の騎士、2つのグループ、両方が当初のものと変りました。 2つ目の『シンフォニック・ヴァリエーション』は、1グループ目は中央の女性も男性も変更。 もっともこの女性は吉田都さんだったので、怪我ではないですが、男性の方は骨折。 2グループ目の中央の女性の大人気のアリーナは首の怪我で4月から降板。 

 こんな状態なので、ツアーでは怪我から復帰したばかりの人もかなり踊る予定。 7月13日が最後のアメリカ公演まで全ての公演をどうにかこなすことができるよう、祈るばかりです。

 

 オペラハウスでの公演の日、たとえその日に踊る予定がなくても、最初の幕が上がる25分前まではオペラハウスにダンサー達はいないといけないようです。 直前に怪我、ということもあり得るのでしょうね。

 いつのことかは忘れましたが、昨日引退したダーシーが『眠れる森の美女』でオーロラ姫を踊って、リラの精(オーロラ姫が第1幕で針が刺さってしまった後、お城を眠りにつかせ、王子をオーロラ姫のところに連れてくる役)をマリアネラが踊っていた時、ダーシーは最後の最後で怪我。 最後の5分間を踊ることができなくて、でもオーロラ姫がいないわけにはいかないから、そしてそんなところだと代役もいなくて、結局、マリアネラが最後だけリラの精からオーロラ姫に代わって舞台を終えたそうです。

 やはりあの舞台を観ていると、怪我をしない方が不思議にも思えます。 身体を駆使していますから。


Posted on 2007/06/09 Sat. 06:11 [edit]

category: バレエ

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09

ダーシーの引退公演 

 一つのイギリスバレエの歴史の瞬間。 これを生で観て、ここに立ち会うことができてよかった。 頑固な私が、再び昨年12月にバレエを観る、ということはどんなに大きな決断だったか。 そして調べているうちにわかったダーシー・バッセル が今シーズンで引退する、ということ。 これがわかったのが昨年末でよかった。 それから結局彼女の舞台を5回観ることができたのですから。

 初めて彼女を観たのはちょうど10年前、1997年6月25日の東京のNHKホール。 あの時の可憐なジュリエット。 もう一度観たかったな。

 

 今日は満員のオペラハウス。 朝用事があってオペラハウスに行ったのですが、10時から67枚発売される当日券を求めて、9時には長蛇の列ができていました。

 私は今日だけはラッキーなことに、1階、オーケストラ・ストール・サークルの中央の立ち見。 ここだと舞台が全部観えるのです。 会場にはカメラが何台も入っていました。 そして、今日はロイヤルバレエのシーズン最後の舞台(これからカンパニーはアメリカ公演に行きますが)なので、いつもよりフォーマルな服装の人が多くて、会場はいっそう華やか。 

 そういえば、休憩時間にはエスカレーターでギルドホール音楽院のピアノ科主任、ロナン・オホラご夫妻とすれ違ったのだっけ。

 バルコニーのボックスにはダーシーのお嬢さん2人、ご主人も。

 

070608 ROH
今日の私席からの舞台の眺め!


 自分の場所で幕があがるのを待っていたら、一人の御婦人から話しかけられ、彼女のオーケストラ・ストール・サークルの一番前の席(一番高い席)と私の場所を交換したい、というのです。 私のチケットは5ポンド。 彼女のチケットは50ポンド。 お金も関係なく、場所だけ交換して、というので、絶対に座ることのできないような、素晴らしい席で今日は観ることができたのでした。 大感激です。 そして、私に声をかけてくださったのにも感謝です。 お金があるってよいことですね~。

 

 2階部分には芸術監督のモニカをはじめ、前々芸術監督のアンソニー・ダウエル、その他、カンパニーの関係者が座っていました。 オーケストラ・ストールには、ロイヤルバレエのプリンシパル・キャラクター・アーティストのエリザベス・マクゴリアンも発見。

 休憩時間には、旧フローラル・ホール(今は名称が変りました)でモニカのインタビューを行っていました。

 

 ダーシーの最後の舞台、マクミラン振り付けのマーラーの『大地の歌』、素晴らしい舞台でした。 最後、ダーシーと『死』の役のカルロス・アコスタと『恋人』?役のギャリー・エイヴィスがゆっくりゆっくり前に大きな歩幅で歩くようにしている途中で幕が下がるのですが、ここでダーシーが終わるのではなくて、これからの人生に踏み出す、という感じ。 ちなみに舞台写真はこちら から。

 

070608 Programme


 公演プログラムの写真、いつもだったら、色々な人の写真が使われるのに、今回の『大地の歌』の部分はダーシーのカラーのリハーサル写真が2枚。

 

 この『大地の歌』は衣裳も、ダーシーはスカート付きのレオタード。 日本舞踊でいったら、素踊りのような感じ。 バレエの舞台人生20年、ロイヤルバレエのプリンシパルとして18年。 本当にお疲れ様でした。

 

 幕が降りて再び開いた時は、いつもだったら、出演者全員がいるのに、ダーシー、カルロス、ギャリーの3人だけ。 それが閉まって再び開いた時はダーシーだけ。 今日はフラワーシャワーも物凄い。 客席もブラボーの嵐。

 

 そして『大地の歌』の出演者も皆舞台に立って、指揮者が舞台にきて、ダーシーとハグしたところで、オーケストラストールの人達からスタンディング・オベーション。 そのうち、1階部分は全員スタンディング・オベーションになったと思います。

 

070608 Darcey


 アンソニー・ダウエルが大きな大きな純白の花束を抱えて舞台へ。 モニカが芸術監督になったのは確か2002年のことだから、アンソニーとの付き合いのほうが長かったのですよね。 アンソニー、どういう気持ちで今日の舞台を観ていたのでしょうか。 アンソニーもモニかも元はロイヤルバレエのプリンシパルダンサー。 自分たちの引退時をフラッシュバックしていたのかもしれませんね。

 続いて、確か白髪の紳士。 きっと彼は元プリンシパル、今は指導を行っている方だと思います。 そして、昨年引退した、ダーシーと一緒に踊っていたジョナサン・コープが。 そしてクリストファー・サンダースが。彼ら、皆大きな抱えきれないようなお花を持って登場なので、段々舞台には花束の山ができてきました。 そして、舞台の端には私服姿のカンパニーのダンサー達。

 モニカが登場。 ダーシーと2人で前に進んできましたが、もうその時点で遠目で観ていても涙を流していたダーシー。 モニかに捕まるように、歩いていました。

 鳴り止まない物凄い拍手と歓声。 モニカが仕草で会場を静かにさせ、『二言、三言だけ』と断ってスピーチ。 『今の舞台が全てを語っています』 モニカも涙声。 『ダーシーは入団当初からスターで、素晴らしいカンパニーのメンバーだった。 カンパニーに全てを捧げてくれました』 まっすぐに立っていられないダーシー。 回りからはすすり泣きがきこえ、私ももうこらえていた涙が止まりませんでした。 ダーシーと私を一緒にしてはいけないけれど、同じ舞台に立つものとして、色々と思ってしまうのです。

 最後に、モニカが、『We love you, Darcey』。 

  どこかにも書いてありましたが、ダーシーの存在というのは、それまでのバレエファンだけではなくて、それ以外の人もバレエへの興味を持たせたようです。

 

 ダーシーはルベランス(おじぎ)を繰り返し、その間もフラワーシャワー。 ファンから届けられたと思われる花束を、カンパニーの男性中心に次々と舞台へ持ってきました。 凄い量。 

 永遠に続く拍手と床が抜けるのでは?と思われる足踏み、そして歓声。 一人の愛されてきたバレリーナの引退、ということはこういうことなのですね。 

 

 欲を言えば、10年前に観た、ダーシーのジュリエット、もう一度観たかった。 去年の3月には踊ったらしいのに。 でも、チャンスがあったのに、観なかったのは私の頑固さのせい。 素直にならなくちゃ。 

 ダーシー、本当にお疲れ様。 そして、今日の美しい舞台を忘れることはないでしょう。

Posted on 2007/06/08 Fri. 06:48 [edit]

category: バレエ

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08

ロイヤルバレエ、千秋楽イブ 

 芸術三昧の今日この頃。 昼間は今日までが大学院1年生ピアノ科のリサイタル試験だったから、試験を聴く日々。 今夜はロイヤルバレエ。 明日でロイヤルバレエの今シーズンAtコヴェント・ガーデン、オペラハウスは終わりです。

明日は、ここでも何度か書いたダーシー・バッセルの引退公演。 先週の土曜日の舞台を観ても涙だった私は明日はどうなるのかしら。 ちなみに、イギリス在住の方、8日金曜日、夜9時からBBC2でダーシーのドキュメンタリーを、夜10時半までの番組のようで、10時ごろから、オペラハウスから、マーラーの『大地の歌』の最後の歌(約30分)を劇場生中継するようです。 こういう時、私はテレビもヴィデオも持っていないのが残念。 どなたか、ヴィデオに撮る方、見せてください!!


 先週の土曜日から明日までの6回の公演は、ミックスプログラム。 ロイヤルバレエ75周年記念の最後の公演になるのか、ロイヤルバレエを支えてきた振付師、3人の作品を取り上げています。 主役級を2グループで行っています。



 創始者であるニネット・ド・ヴァロワ振り付け、アーサー・ブリス作曲の『チェックメイト』。 タイトルからわかるように、チェスを元にした50分ほどのバレエです。 ちなみに、ブリス氏は私が通う王立音楽大学の卒業生でもあり、学校には、『アーサー・ブリス』とつけられた部屋があるし、学校の図書館には、この『チェックメイト』のリハーサル用のピアノ譜がありました。


 二つ目は、フレデリック・アシュトン振り付けの『シンフォニック・ヴァリエーション』。 曲はフランク作曲の同名のもの。 20分弱のピアノ協奏曲です。 男女各3人ずつで踊るのですが、本当は今日、吉田都さんが出演予定だったのに、Kバレエの公演と重なって出られませんでした。 わかってはいたけれど、がっかり。 というより、今、ロイヤルバレエはけが人続出で、キャストが当初よりもかなり変りました。


 そして、最後はマクミラン振り付けのマーラーの『大地の歌』。 これは曲がよい(マーラー好き)し、振り付けもとっても良くて、大好きになった作品。 今日で観るのは3回目。 だいぶ覚えました。(正直、今の私がバレエの振り付け覚えてどうするの?? と突っ込みたくなりますが)『大地の歌』、学部時代に授業で一度聴いたことがあるけれど、当時の私にはマーラーは難解で、苦痛でした。 3年くらい前から好きになって、でもこれは全曲聴いたことはありませんでした。 先週の金曜日、音楽だけでも予習しておこう、と思って学校でバーンスタイン指揮でフィッシャー・ディスカウが歌うCDを聴いていたのですが、途中から、号泣。 胸にしみこんでくるどころではない音楽。 ということで、図書館で泣きながら聴くわけにもいかず、途中で止めてしまいました。

 先週の土曜日の夜のこれを踊ったダーシー、とてもきれいで、胸がいっぱいに。

 今日ももう3回目なのに、感動している私。 明日のダーシー最後の舞台はどうなってしまうのだか。


 ちなみに、明日が千秋楽だけれど、今日が最後のキャストもいるから、最後の『大地の歌』のカーテンコールでは、フラワーシャワー。 明日はもっとすごいのかな。


 というわけで、興奮状態です。

Posted on 2007/06/07 Thu. 06:26 [edit]

category: バレエ

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07

ダサいロンドン 

昨夜は12時前に寝たのに、今日起きたのは朝11時。 演奏後の疲れ、というのはとんでもないです。 これだけ寝たのに、まだ腑抜け状態。 でも、ちゃんと教えに行って、夜は練習して、ピアノに向かうとそれまでの疲れが飛んでいくのですから、不思議なものです。

 

070606 London Olympic Logo


 さて、日本でもメディアに発表されていると思いますが、4日だったかに、2012年のロンドン・オリンピックのロゴが発表になりました。 これ、かなりダサくて評判です。 一ロンドナーとして、恥ずかしいです。 ここまでセンス無いのかイギリス人? それなのに、400000ポンド(約9000万円???)かけたの言うのだから。

 

 今日の無料新聞、『ライト』を読んでいて、このロゴに関する読者の投稿が面白かったので、いくつかご紹介。

 

● 僕の4歳の息子の方が一箱99ペンス(約230円)のクレヨンだけで、もっとよくできるよ。 ・・・中略・・・・ これは自分自身ブリティッシュ、そしてそこに関わるものとして恥ずかしいよ。

 

●これは、明らかに絶対に全てのパーツが上手く組み合わされることの無い(完成されることの無い)ジグソーパズルのようね。

これが本当に2012年のオリンピックゲームが成功されるという楽観的なイメージなの?

 

● ものすごく嫌いだわ!これはナチスのシンボルのよう。 これからどんなメッセージを発しているのよ。 400000ポンドもかけて、Disgustingだわ。 (Disgusting=不味いとか、すごーく嫌だ、と言う時につかう言葉)

 

 これ以外にも、2歳児のパズルのようだ、という意見も。 ごもっとも。 

一体どうなるのでしょう? 私はテレビを持っていないので、知りませんが、きっとテレビでも取り上げられているはずだし、面白そう。 


 オリンピックに向けて、交通網を整備する、と言って、ロンドンの交通もこの2年間続けて値上げ。 でもね、値上げしてよくなったら文句言いませんよ。 文句の一つや二つ、いや、10個くらい言いたくなるのがロンドン。 そういえば、去年の猛暑で、地下鉄はとんでもないことになって(クーラーなし)、今年は椅子の下に氷を入れて、それで車内を冷やし、地下鉄が地上に出たところで、この氷を固まらせる機械が作動するシステムを導入する、とか何とか斜め読みした新聞に書いてあったような。


 とにかく、無事に2012年にオリンピックが行われたら拍手です。 アテネの二の舞にならないとよいけれど・・・・・

Posted on 2007/06/06 Wed. 05:21 [edit]

category: イギリス事情

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06

I am Free! 


070605 NHM


 

2年振りの試験から開放!

 

 色々とあったものの、全体的にはよかったのかもしれません。 プロコフィエフのソナタの第2楽章の最後の8小節で暗譜落ちしたのが悔やまれますが。 これまでこの学校で演奏する時はかなり緊張していたのですが、今日は舞台に上がったらそれもなく。 やりたいことはやったからよかったのかな。


 結局、私が今師事しているゴードンはレッスンが長引いた為にいらっしゃらなかったので、演奏後、先生のティーチングルームへ報告に行ったら、丁度昼食時でいらっしゃらず。 そのうち先生から電話を頂き、報告。 でも、私は先生のサインが必要なものがあったので、結局先生のところへいってお話。 


 私は、先生が私を心配して今日聴きに来たい、と言っていらしたと思っていたのですが、実際は、『先週のレッスンでのプロコフィエフ、特に第3楽章が良かったから、もう一度聴きたかったから、聴けなかったのが残念』とおっしゃって、びっくり。 私、ずっとゴードンタイプの生徒では無い、と思っていたのに。


 先生に、モーツアルトの第3楽章で、自然に新しいアイディアが指から出てきた、とお話ししたら、『それはよいことだよ。 考えて本番に新しいことをするのは危険だけれど、自然に新しいことが出てくる、というのは音楽家として願っても誰でもできることではないのだから』と言って頂いて一安心。 ここから話がシューラ・チェルカスキーに及びました。 彼は(私の好きなピアニストの一人ですが)、舞台で二度同じ演奏をすることはなかったようです。


 ただ、私がかなり心配しているのは、審査員3人のうち、主任のヴァネッサは良いとして、一人が私の天敵ジュリアン。 今日、ゴードンにこれまでの私とジュリアンのことをお話して、落とされるかも~と言ったら、先生引きつりつつも、『大丈夫だよ』。 ジュリアンと毎回のクラス、レッスンで揉めていた、と言ったら、呆れていましたが。


 そして外部の審査員の名前、昨日見て、王立音楽院のM子ちゃんが最初について(しかも、ちゃんと体験レッスンも受けて)、3ヶ月で嫌になった先生?? と思って昨日M子ちゃんにメッセージを送っておいたのですが、今日の午後に電話がかかってきて、やはりそう。 しかも、ヴァネッサとこの外部の先生は学生時代に、つきあっていたとか。 もう20年以上前のことでしょうが。

 

 さすがに、27分のプロコフィエフを弾いた後では、頭も身体も麻痺状態。 ピアニストって優雅に思われるけれど、全く違います。 アスリートに近いですね。それでも、2年前のちょうど今頃、カーディフの音大のディプロマの試験でこれを弾いて、主任に酷評されて、立ち直れないか????と思っていたのが立ち直って、あれ以来弾きたくなかったこの曲をもう一度舞台に上げることができたこと、自分でも驚きです。 大好きだったけれど、2度とこれを弾くものか、と思っていた時もあったので。 心の傷、少し浅くなったのかな。 7月に日本でこの曲も演奏予定なので、『どんなの??』と思われる方、是非いらしてください! ピアノをこぶしで叩いたり、戦争の要素、そしてロシア人のキャラクター満載の曲です。 


070605 VA


 久しぶりに楽譜屋さんに注文してあった楽譜をとりにいきながら、お散歩。 ヴィクトリア&アルバートミュージアムの中庭で休憩。 無料のミュージアムですが、展示品を見ずに、中庭だけ、なんて贅沢。 近くにいるからできることですね。

Posted on 2007/06/05 Tue. 04:18 [edit]

category: RCMの生活

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05

実技試験開始 

先週の木曜日から始まった学校の学部3年生、大学院生の実技のリサイタル試験、ピアノ科は木、金曜日に3年生を行い、今日から4日間で、大学院(ディプロマと修士号両方)1年生の試験。 1年生は一人当たり、大体が40-50分、ということで一日に6人ずつ行います。

 プログラムは、バロック、古典時代に書かれたもの、または20世紀、21世紀に書かれた曲を含め、あとはバランスよく、というほぼ自由なプログラム。


 私の試験は明日なのに、あまり前日に練習しすぎるのはよくない(ここに来て、再び2週間半前に痛めた左上腕がプロコフィエフを弾くと痛む為)ので、3人分聴いてきました。


 S君(台湾人、内部進学、ディプロマ)

 チャイコフスキー/ドゥムカ

 ハイドン/変奏曲 へ短調

 スクリャービン/エチュード 嬰ハ短調 作品42-5

 ショパン/2つのノクターン 作品27 嬰ハ短調と変ニ長調

 クライスラー=ラフマニノフ/愛の悲しみ


 珍しく、小品を並べたプログラム。 本当は私もこういうのがよかったのだけれど。 チャイコフスキーのドゥムカ、チャイコフスキーのピアノ曲、というと皆これを弾くから私は敬遠しているけれど、やっぱり良い曲。

 スクリャービンは初期の作品ではショパンのスタイルを引き継いでいるのですが、この作品42は彼の世界に入ってきています。 でも、同調のエチュードから、ショパンのノクターンへ切れ目無く続けました。 これは1曲をちゃんと終わらせていない、といえますが、思わず、わーと言いたくなるくらい、自然で、素敵な方法でした。 審査は賛否両論でしょうね。

 そして、ノクターンの嬰ハ短調から、変ニ長調へも切れ目無く。 変ニ長調のノクターンは私の十八番でもありますが、この嬰ハ短調、弾きたくなってしまいました。


 ここまでとってもよかったのに、ラフマニノフで、何度か暗譜落ち。 こちらからみていると、どうしてそんなところで???と思うのですが、これが舞台の怖さなのですよね。


 続いて、主任の生徒であり、内部進学のT君。

 体調が悪かったようですが、ベートーヴェンのソナタ第2番と、ブラームスの作品119というドイツもののプログラム。

 よくも悪くもイギリス人の演奏。 彼もベートーヴェンで暗譜落ち。 でも、すぐに次のフレーズに移ったので、曲を知らなければ気が付かなかったでしょう。


 9月から2ヶ月だけ同門だった、これまた内部進学のディプロマのイギリス人のS君。

 彼は、昨年学校のピアノコンクールで一番の賞を受賞したようです。 演奏活動もかなり行っています。

 プログラムはモーツアルトのニ長調のソナタ、 K.576、ヒュー・ワトキンズのカプリチオーソ(2000年作曲)、そしてリストのソナタ ロ短調。

 正直、今年の外部進学の大学院生のレヴェルが高いのか何なのか分かりませんが、そこまででもなく。 ワトキンズの作品は、近代の曲であっても、面白く、弾いてみたいかな、と思いました。 リストのソナタはやっぱり憧れ。 でも、3年前にDr.Schreiderのこの曲の演奏を聴いてしまってからは、誰のを聴いても物足りないです。

 

 審査は、チェアーに主任のヴァネッサ、外部から、多分王立音楽大学の教授。 そしてもう一人が、7年前から犬猿の仲である、ジュリアン。 こりゃあ、私、試験落ちたかもしれません。(まだ弾いてもいないけれど) ちなみにジュリアンは元々私が通っていたカーディフの音大のピアノ科の主任だったことがあって、私が入学した時は既に主任ではなかったものの、まだ生徒を持っていたし、室内楽のコーチングをしていました。

だって、ジュリアンとは表面上は上手くやっているけれど、カーディフ時代、彼のピアノコンクールでは毎年落とされていたし、曲の解釈では毎回揉め、室内楽のコーチングでもしょっちゅう険悪なムードに陥り、問題ありだったのです。 明日は他の先生になっていればよいけれど。


 プログラムノートは既に5月に提出済みですが、聴きに来てくれる人用のプログラムを教えに行く前に仕上げ、印刷。 ついでに隣のコンピュータに座って、やり方がわからないから教えて、というロシア人の友達の分も手伝いつつも結局は私が仕上げ。 彼女の試験は木曜日なのに。 


 というわけで、このところ、本番の数もこなしているのに、試験というのはまた気持ちが違う。 プロコフィエフのソナタ第6番は戦争を表した、非常に男性的な曲で(Dr.Schreiderはこの曲を、私の肩、二の腕をみながら、『みゆきだったらこれ弾けるから』といって与えてくださったのでした)、体力勝負。 今夜はしっかり食べたし、明日用の梅干のおにぎりもしっかり作ったところ。


 どうなるでしょう? とにかく試験だと思わずに、思い切り舞台の上で暴れてこようと思います。

Posted on 2007/06/04 Mon. 06:44 [edit]

category: RCMの生活

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エコバッグ 

さすがに、昨日のロイヤルバレエの午後、夜立ち見で、足がだるいです。 運動不足だな~ お隣のインペリアルカレッジで日曜日の昼間にバレエクラブがあるから、来年度から参加させてもらおうかな。 本当はまた泳ぎたいけれど。 


 環境問題、という言葉を知っている?と問いかけたくなるようなイギリス。 大きいスーパーの駐車場には大きな資源ごみ用の箱というか、入れるものがありますが、ちょっと前まではゴミは全部一緒。 地域によっても違いますが、この数年で少しずつ一般家庭での資源ごみの回収も始まりました。 とはいうものの、日本ほどは徹底されていません。


 スーパーの袋、ヨーロッパの国によっては有料。 イギリスは無料。 リドルなどのドイツ系スーパーマーケットがこちらに来て、袋の有料化。 このところ、環境問題を意識しているらしいイギリス、大手スーパーマーケットのテスコでは、半年くらい前から買い物袋を持参すると、ポイントカードにポイントをつけてくれるようになりました。 私も、テスコへはなるべく買い物袋を持参。


 確か、3年位前、庶民高級スーパーマーケットマークス&スペンサーでは買い物袋を販売し始め、これが当たり。 日本だったら、ちょっとしたものを入れる袋って結構売っていますが、こちらではそうではないのです。 だから、この1ポンド(230円位)のバッグを普段持ち歩く人もちらほら。


070603 MS bag


 最初はマークス&スペンサーのカラーの一つでもある、グリーン系だったのですが、いつからだったか、黒を発売。 これ、30cm四方くらい。 結構丈夫です。 私はマーケットへお野菜、果物の買出しへ行く時役立てています。 本当は、マルシェ籠が欲しいけれど。 ちなみに、テスコへ行く時も、このバッグで。 テスコでも同種類(でもマークス&スペンサーの半額。 私がこれを買った時は、テスコのはなかったはず)を販売しているのですけれどね。 こういうことは気にしない。

 これ、1年ちょっと前の、イギリスで発行されている日本語の無料情報誌の日本へのお土産特集で、紹介されていたようです。確かにかさばらないし、良いのでしょうね。


070603 tesco bag


 テスコもエコバッグが豊富。 そんな中、街で持っている人を見かけて気になっていたのが、このバッグ。 肩からかけることができるし、持ち手も丈夫。 中はビニール加工してあり、外側はなんと言うのかしら? 不織布っていうのかな? てんとう虫が一周しています。 大きさも、結構大きく、これを何に使っているかというと、コンサートの時に楽譜、ドレス、舞台用靴、などなどをすっぽりと入れられるし、上に蓋がないのがネックですが、ストンとした形だから、中を探しやすい。 これも1ポンド。これはお買い得。 でも、どこのテスコでも購入できるわけではないですが。


 というわけで、これらは小さくできないのが不便かもしれませんが、エコバッグが安いのは魅力。 日本は結構高いらしいですから。 

Posted on 2007/06/03 Sun. 05:11 [edit]

category: イギリス事情

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