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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

潜伏期間終わり? 

 暑いのだか、寒いのだかよくわからないロンドン。



070430 birthday


 これは昨日学校近くの、ロイヤル・カレッジ・オブ・オルガニストの建物の外にあったもの。 写真だと見にくいですが、ピンクのバービーの『Happy birthday』と書かれたものと、風船。 イギリス、カードもそうだけれど、この手のものは種類豊富。 おばあちゃん、ちょっと前に送った誕生日カードをわざわざ、額を買ってきていれて飾っているのなら、これの80歳版を送ってあげたほうがよかったね。 

 

 出張レッスンで、北ロンドンまで。 今日中にずっと習っている先生に届けないといけないものがあったのに、ぎりぎりになってしまったから、出張後、どうせ学校に戻るには時間が足りないから先生のところまで行ってきました。 夜7時くらいからずっとバスに乗ったり歩いたり。 今日はお天気がよかったからか、空がとってもきれい。 ついでに、今住んでいる辺りでは見かけないけれど、先生宅の近くに去年の6月まで住んでいた私、久々に道を歩くユダヤ人を見てとっても懐かしくなりました。


070430 sky


 夜8時ごろ、先生宅近くのバス停でバスを待っている間の空の美しさに目が釘付け。 普段だったら練習室にいる時間。 肉眼ではもっときれい。 この後家に戻るまで、バスの中から段々と暗くなる空を眺めていました。 全然飽きません。 こういう時間って本当に貴重。 今まで私が見た空で一番美しかったのは一昨年のノルウェーかな。 寒くなっても、ユースホステルの前庭の芝生の上でずーっと空を見ていました。


 ついに恐れていたことが。 私、小学生の頃から花粉症、偏頭痛もち。 しかも当時は今ほど話題に上がらず、特に偏頭痛は親にも無かったので、苦しみました。

 花粉症は特に酷かったのですが、どういうわけか、イギリスに来てからはぴったりと止まりました。 イギリスにももちろん花粉症はあるのですけれどね(日本とは時期がずれますが)。 4年前、去年とちょうど4月末にイタリアに行った時はどちらも花粉症になって、散々な目に。 先々週のスペインも最初は心配していたものの、結局は大丈夫。

 それが、昨日辺りから鼻水が止まらない、くしゃみ、目のかゆみどころか顔がかゆい。 だるくて、イライラして。 これってまさしく花粉症の症状。 4月は1ヶ月間風邪に苦しみ、これから花粉症???? どうして、急に・・・・・ 今までは花粉症の潜伏期間だったのか?

 今、家に帰ってきてからはそんなに悪くはないのですが、外、バス、学校では酷い。 また風邪なのか、それとも恐怖の花粉症か・・・・・ 今回ばかりは前者であって欲しい思いです。 

Posted on 2007/04/30 Mon. 06:04 [edit]

category: 日常

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30

コンサートで得ること 

 久々にリサイタルを聴きに行ってきました。 あるところから、客の入りが悪いコンサートの無料チケットの連絡が来て、それが、2年くらい前からホームページを見たりして、名前を知っている方だったので、行ってきました。 既に日本でも協奏曲、東京のトッパンホールでリサイタルをしている方です。

 今夜は室内楽専用のホール。 ここで演奏することは夢。


 プログラムは、

 ショパン/ピアノソナタ 第2番 『葬送』

 ラヴェル/水の戯れ

 ラヴェル/ソナチネ

 ラフマニノフ/ピアノソナタ 第1番

 

 アンコールにラフマニノフのプレリュード、作品32の10か12。 ショパンのノクターン、嬰ハ短調。


 ロンドン在住の日本人のピアニストだったので、その方の生徒さんと思われる方、他、日本人も結構多かったです。 おばさんの団体、というのもいて、どういうわけか、3人くらい同じグループの人は皆着物。 あれって相談してきているのでしょうね。

 

 RCMピアノ科主任のヴァネッサもご夫婦でいらしていました。 いつみても、ヴァネッサの旦那様ってやさしそう。 何度か彼女のことを学校まで迎えに来ているのを見たことがあるし。


 前から8列目、舞台に向かって右側の席。 ショパンの出だしを聴いて、音が非常に悪いピアニストで、一気に疲れてしまいました。 今までの先生にも、今の先生にも『音色』については厳しくされている私、やっぱりそういうところも聴いてしまうのです。 先週のコンクールでも思いましたが、『音色』は多彩であれば多彩であるほど得。 音をちゃんと聴いていれば音色も豊かになる。

 なんだか、とっても余裕の無い演奏で、さすがこの前の月曜日に日本大使館で聴いた関本君の演奏は、やっぱり凄いんだ、と思いました。 聴かせるところを聴かせる。 せわしない演奏はしない。


 ラフマニノフのソナタは第2番はとっても頻繁に弾かれる曲です。 私の憧れでもありますが。 第1番はあまり弾かれなくて、私は第1楽章だけを3年位前のサマーコースで受講生が弾くのを聴いただけ。 まあ、今回はこれ目当てでもありました。 このピアニストは既にこのソナタのCDをリリースしています。

 

 終わったと同時に物凄い拍手。 大曲ってやっぱり難しい。 

 私自身、これから試験、そして初めて今年の日本でのコンサートは今まで弾いてこなかった25分かかるベートーヴェン、27分かかるプロコフィエフのソナタを弾くので、今回私が感じたことを自分ではやらないようにしたい、と思うばかりです。


 本当に音楽って難しい。 でも自分で選んだ道。 今あれだけ私が仕事をしたかった場所で作られた衣装に身を包んだ超一流のバレエを観ても、やっぱり衣装を勉強したかった、とは思わない。 それだけ、今はピアノのことで頭がいっぱい。 大体、私のように舞台が大好きな人が裏の仕事をやるのは間違いだったように思うのですけれどね。


 というより、久しぶりにこのホール(去年の夏以来?)に行って公演予定表をみたら、ショック。 4月頭にランチタイムコンサートだけれど、前回のショパンコンクール第1位のラファエル・ブレハッチがリサイタルをしたみたい・・・・・ 聴きたくて仕方が無くていたのに。 

 来週の日曜日はカーディフの音大で教えていて、代講でRCMにもちょっと来た、格好よくて有名な先生がヴァイオリンとデュオをするし、7月頭には私と同じ年のCDは繰り返し聴いているピアニストがリサイタルするし。 練習時間をちゃんととりつつも、バレエばかりでなく、ピアノも聴きたいな、と思います。


Posted on 2007/04/29 Sun. 06:05 [edit]

category: エンターテイメント

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29

『先生』と『スリッパ』 


070428 sky


 今日はまた真夏日。 本当にこの天候、どうしてしまったのかしら? 例年なら、こんな夏の格好、6月でもできなかったりするのに。


070428 berry?


 道端にあるこの植物、何なのかしら? 実はブルーベリーみたいなのだけれど? ブルーベリーよりもちょっと小さいですが。 


 今まで韓国人とかイギリス人にピアノを教えていた私が1月から日本人に教え始めて戸惑っていること。 それは、『先生』と『スリッパ』。 日本人以外にピアノを教える時は、子供たちは私のことを、『Miyuki』と呼んでいました。 この国では、さすがに高校までは学校の先生のことはミセス・なんとか、とかミスター・なんとかのファミリーネームで呼んでいて、でも私が高校生の時に入っていたオーケストラでは指揮者の先生のことはファーストネームで呼んでいました。 

 カーディフの音大のジュニアスクールでアシスタントをしていた時も、子供たちは先生のことも私達アシスタントのこともファーストネームで。


 これが、日本人の生徒さんたちは私のことを、『先生』と呼びます。 本当は、『Miyuki』でよいのだけれど。 まあ、ハーフの子なんかは、お母様がちゃんと日本の常識を身に付けさせようとしているから、『先生』と呼ばせるのかもしませんが。

 イギリスに来る前、スイミングプールでのコーチのバイトをしていた時は、『先生』と呼ばれていたけれど、久しく呼ばれていない私、最初は全然自分のことを言われている、と思いませんでした。

 そういえば、去年の11月に茨城の病院でヴォランティア・コンサートをした時、主催してくださった病院の婦長さん?からのお話があったのですが、その時、『先生は・・・・・ 』とか何度も言われたけれど、最初は自分のことを言われている、とわからず、全然話の内容についていくことができませんでした。 


 そして、もう一つ慣れないのがスリッパ。 これはとっても日本的なもの。 韓国人のお宅では靴を脱いでいたし、ずっと習っているロシア人のピアノの先生のお宅でも玄関で靴を脱ぐ。 イギリス人のお宅でも靴を脱ぐところも結構あるし、それ自体は全く問題ないのです。 でも、日本人のお宅に伺う時、すぐに出されるのが、スリッパ。 これ、だいぶ慣れてきましたが、最初はすっかりこのことを忘れていました。スリッパってとっても日本独特のものですね~ あっ、でも、先々週、初めてレッスンに伺ったお宅で、しっかりスリッパをはかないで中に入って、お母様が慌てて、『先生、スリッパ』と持ってきてくださったのだっけ。

 日本人の歩き方がきたないのは、スリッパのせいかと思うのですが、どうでしょう? あれを履くとどうしてもすり足気味になるような気が・・・・ 私がただ単に慣れていないからなのでしょうか?


 郷に入れば郷に従え、でイギリスのことはできるけれど、段々日本のことを忘れている私。 今、こうしてここで日本人に接するのは私にとっては大切なことなのでしょうね。

 


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 ガラス越しなので、ちょっと見えにくいですが、家からそんなに遠くないところにあるお花屋さんのウィンドー。 いつもバスから素敵だな、と思って眺めていました。 教えに行った帰り、気持ちが良いので、途中からバスを降りて歩いて家に帰ったのですが、やっとそばで見ることができました。 このセンス、イギリス人ではないと思うのですよね。 今度はお店が開いている時間に行ってみようかな。

Posted on 2007/04/28 Sat. 05:39 [edit]

category: クリスマス、行事、習慣

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28

必要なマナーの違い 

  チェロの巨匠、ロストロポーヴィチ氏が死去。 ご冥福をお祈りします。 ロンドンにいたらまだ聴ける、と思って結局私が聴かないうちに世を去ってしまいました。 チェロ好きの私としては本当に残念。 また一人、ピアニスト、リヒテルと共演した人が世を去ってしまったのが残念。

 そういえば、昨日オペラハウスの帰りにコヴェント・ガーデンで指揮者のサー・サイモン・ラトルらしき人とすれ違いました。 サイモンは5月11日からロイヤル・オペラを指揮するから、きっとサイモンだと思うのですよね。 彼もまだ生で聴いた事がありません。 聴きたい人は早くに聴いておかないと!


1週間が過ぎるのが早い早い。 先週の金曜日はコンクールの本選を聴いて、その後夜中3時まで一緒のホテルだった人達とおしゃべりしていたのよね。 


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 さすがに先週暖かいところにいたから、肌寒く感じています。 昨日、来週頼まれた伴奏の合わせにノースロンドンへ行って、オペラハウスへ行く為に電車を待っている時の空がなんとも神秘的。 雲の間から光が漏れて、下に向かっている光。 これが大好き。 日本ではこういう光をみたことがないけれど、カーディフ、ロンドン間をよく往復していた時、夏の夜、ロンドンからカーディフへの長距離バス、電車の窓からみえたこの光、大好きでした。


070427 flower


 お花もきれい。 上は私が住んでいる家のすぐ外に咲いているもの。 アーチ型になっているのです! バレエの『眠れる森の美女』の第1幕の冒頭、こういうアーチ型のお花がついたものを持って踊るのですが、まさか実際に存在するとは!

 

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 何のお花かしら? 上が接近した写真。


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 近所に咲いていた、あざみ? 色がとってもきれい。


 先日、月曜日に学校であった授業、これは舞台マナーを学ぶもの。 というより、もう大学院生であればかなりの舞台を経験している人がほとんど。 一人ずつ、舞台の袖から真ん中に歩いてきてお辞儀、演奏する曲目のトークをして、数小節弾いて再びお辞儀をして舞台袖に戻る、ということをやりました。 

 客観的に先生、生徒から意見を言ってもらうのです。 トークをする時に手を後ろで組むのはよくない、とかお辞儀の時に足をそろえすぎるのは良くない、ピアノはあまり関係ありませんが、楽器を持ったままお辞儀をする人(とくにトロンボーンなどの持ちにくい楽器)の楽器の持ち方、あーだ、こーだ言いながらおもしろかったです。 ただ、この授業の担当の先生がヴァイオリンの先生で最悪。 私の周り、この先生を嫌っている人ばかり。 だから出席率もそんなによくなく。


 私は、この後に大使館へ行く用があったので途中で退席。 私が言われたことは舞台に出てきてちゃんと止まる前にお辞儀を始めている。 これ、気を付けないと。たまにやるのですよね。


 トークについて、これはこの先生がおっしゃったわけではありませんが、トークの最後に『それでは楽しんでください』とか、『聴いて下さい』というのはこちらではご法度。 観客は皆聴きに来ている訳だから、こういわれると腹が立つ、といわれました。

 でも去年日本で私が弾いた後、こういう言葉を言った方がよい、という意見があり・・・・・・ これも国民性の違いなのでしょうね。


 違いといえば、この授業の後に行った大使館のレセプション、数人の方と名刺交換をしたのですが、日本で働いたことのない私、一方的に頂く時は両手、とわかっていたけれど、お互いに差し出す時、右手か左手かあたふた。 周りをきょろきょろ見ながらやりました。 多分、こっちって名刺交換もそんなに決まりが無いと思うのです。 でも、日本はこういう常識が存在する。 普段の生活では必要ないけれど、たまーに日本人の方と接するとこういう問題が出てくる。 

 日本にいる人達って、こういうのが自然に身についているのでしょうか? それとも研修とかで教えられるのでしょうか?

 段々私のように高校、大学から日本以外で生活する人が増えてくると、私のような日本のこういう常識がわかっていない人が増えてくるのでしょうね。 ここでは困らなくても、日本で困る。 こういうのに詳しそうな妹からこの夏学ぶべきかな。 

Posted on 2007/04/27 Fri. 05:55 [edit]

category: イギリス事情

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27

驚きの連続、ロイヤルバレエ 


070426 RB Ad
地下鉄のホームで見かけた今回のポスター。 写真は『七つの大罪』の主役のゼナイダ。


 久しぶりでオペラハウスへ。 今日が初日のミックス・ビル。 4月9日に『マイヤリング』が始まって、まだこれは上演中ですが、もう次の演目が入ってくるロイヤル・バレエです。

 今は、プリンシパル、ファースト・ソロイストの怪我人が多くて、今回はかなりのキャスト変更。 大丈夫なのかしら?


 今回はトリプル・ビルなので、


 『七つの大罪』 ( The Seven deadly sins)新作 (ウィリアム・タケット振り付け、 音楽は ヴァイル)

 『月に憑かれたピエロ』 (Pierrot lunaire) (テトリー振り付け、音楽はシェーンベルクの同名の曲)

 『日の終わり』 (La fin du jour) (マクミラン振り付け、音楽はラヴェルのピアノ協奏曲 ト長調)


 今日から2キャストで5公演。 私はいつもだったら両方のキャストを観に行くのですが、今回はそこまで興味があるキャストではない、そしてシェーンベルク大嫌い、ということで一応今日だけ。 でも、観なかったキャストの変更で好きな人がでるから、もし5ポンドの立ち見が手に入ったら行こうかな、とも思っているところ。


 『七つの大罪』これは、歌つき。 舞台写真はこちら (ここに今回の演目3つ分の写真があります)から。クラシックの要素は少なくて、まるでミュージカルを観ているようでした(もちろん、ダンサーは歌いませんよ)。 これは意見が分かれるでしょうね。 終演後、今回は結構若い人達も来ていたのですが、彼らはこの『七つの大罪』が今夜のプログラムで一番よかった、といっていた。 でも、私の両隣の常連さんたちは、『I Hate it!』とおっしゃっていて。

 振り付けのタケットは、ロイヤル・バレエの現在、キャラクターダンサー。 彼の振り付けって結構ダンサーからも支持を得ていたから、良いのかな、と思っていたけれど、同じ動きがやたらと多い。 有能な振付師が減ってきているのかしら? 

 あれだけ良いダンサーを使っていて勿体無い。 

 主役のAnneを演じた、ゼナイダ、私は彼女の踊りと表現力が好きだから、それはそれで楽しめました。 


 『月に憑かれたピエロ』、これは私は曲が大嫌い。 大きなオペラ・ハウスのピットの中で、使う楽器は6つ。 そういえば、今回のプログラムは3つともピアノが入っていました。 ダンサーも出てくるのは3人だけ。 2005年からロイヤルバレエのレパートリーに加わり、振付師のテトリーは今年1月に亡くなったようです(でも、この作品自体は1962年に他のバレエ団のために振付けられたもの)。 

 ピエロを演じた、イヴァン、彼はとってものびのあるダンサーで、ちょっとした動きでも見ていて気持ちが良い人。 音楽は好きではないけれど、舞台に踊りがあると、それなりに音楽もわかってくる。 

 途中、何度か客席からは大爆笑が。 ダンサーはこの踊りではあまり表情を出さないのですが、それでも大爆笑というのは凄いな、と思ってみていました。

 この曲、歌というかナレーター付きなのですが、今回はこのナレーターをもう20年以上やっている、というロンドンのトリニティー音楽大学の歌科の主任のソプラノの方がやったのですが、彼女がとっても素晴らしい。 残念ながら歌詞はドイツ語だったので、私には全く理解できませんでしたが、それでも、あの抑揚と声の表現、言葉がわからなくても、わかった気にさせられました。


 最後の『日の終わり』、これはマクミランが1979年に振付けたもの。 第2次世界大戦を表し(といっても戦争そのものではありません)、衣装デザインは、1930年代のクルーズ、スポーツの為の服などからヒントを得たそうです。

 緞帳が上がって現れたのは、白い床に白い舞台袖、そこに男女各10名のパステル系の色とりどりの人達。 思わず、『ワー』といってしまった私。 何だか途中ではロンドンの『ナショナル・ギャラリー』にある、あの有名な大きな絵、確かルノワールのセーヌ川で日光浴だか水浴びだかという題名の絵を思い浮かべました。


 ソロの男女各2名に群舞男女各10名、第1楽章では、ソロの二組が主に踊り、第2楽章ではソロの女性二人がそれまで頭にあった水泳用ゴーグルを目に付けて、群舞の男性10名と踊る。 踊るというより、泳ぐ、といった方が良いのかもしれません。 男性はほとんどがリフトの為。 10人を同じ舞台で見ると、リフトの上手な人、そうでない人の差がはっきりでてきました。

 第3楽章は、まずソロの男性一人がテカテカのサテンのピンクの燕尾服らしきもので登場。 そして、もう一人のソロの男性も黄色系の燕尾服(まるでキャバレーのよう)で登場。 そして、女性は群舞もソロも、当時のスタイルのイブニング・ドレス、というかまるでモードの中から飛び出してきたような感じ。 続いて群舞の男性も皆色とりどりのサテンの燕尾服を着て登場。 

 私はこの作品を全く知らなかったので、度肝を抜かれっぱなしでした。 こんなバレエがあったのね!


 最後は舞台奥のドアをソロの女性が閉めて終わるのですが、この外では第2次世界大戦が始まっているようです。(まだちゃんとプログラムを読み終わっていないので、飛ばし読みした後では間違いがあるかもしれません) 

 今回のソロの男性2人、ファースト・ソロイスト級(上から2番目)のイギリス人マーティンとスペイン人リカルド。 二人とも私の好きなダンサーなので、楽しめました。 リカルドは特に伸びがあり、線がとってもきれいなダンサー。 マーティンの方は力強いけれど繊細。 この二人が一緒に踊るのは????と思っていたけれど、意外とあう。 

 女性のソロは、人気のアリーナが怪我の為に、ソロイスト(3番目)のナターシャが代役。 あまり主役を踊っていないであろう彼女、華が無いというかオーラがないというか。 まあ、こういうのはそのうちに出てくるものなのでしょう。 もう一人のソロの女性はプリンシパルのセーラ。 私は正直彼女が嫌いだったのですが、こういうネオ古典は良いのかもしれません。 いつも嫌いな部分が目立たないし、役にもあっていました。 

 

 この『日の終わり』のキャスト表の一番下に、マクミランの言葉がのっていたのですが、要約すると、『この日の終わりは1930年代のスタイル:デザイン、振り付けは第2次世界大戦によって永遠に失われたファッション、生活からインスピレーションを受けた』

と書かれています。 

 

 ラヴェルの協奏曲、聴くのは好きだけれど、私が弾くタイプだとは思わない。 でも、次回この曲を聴くときには今日の舞台が浮かんできそう。 

 本当にバレエは思っていた以上に奥が深いもの。 この『日の終わり』、もう一度みたいな、と思うバレエです。

 

Posted on 2007/04/26 Thu. 06:12 [edit]

category: バレエ

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ショパンのノクターン 

 雨が降らないのは嬉しいけれど、だんだん公園の芝生が緑が茶色に変わってきてしまったのが心配。 夜の間だけでも雨が降ればよいのに。


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 バスの中からの写真なので、写りは悪いですが、ノッティング・ヒル付近のお宅の藤の花。 素敵です。 もっと咲いたらもっと素敵になりそう。


 今日は約2週間ぶりにピアノのレッスン。 6月5日の試験まで、試験のものを。 といっても、ほとんど今回のコンクールと同じものを弾くので、新しいのはショパンのノクターン 作品62-1だけ。 これは2月に2回だけ見てもらったもの。 ということで、今日はこれをみていただきました。

 その前にコンクールの話をしたのですが、私は落ちた後、審査員の2人に講評を聞き、セミファイナル、ファイナルと全員の演奏を聴いてきました。 いつもコンクールの度にこうしているし、私にとってコンクールというのは賞をとるだけでなく、世界からの参加者の演奏を聴いたり、おしゃべりしたり、ということも含めて受けに行っているのです。 先生から、講評を聞いた、ということについて感心され、そして他の人の演奏を聴いてきた事に対しても感心されましたが、私は当たり前のこと。 そうでないと、上達しないから。

 

 今日のレッスンは、普通皆が難しく思うところが私は問題なく、どうして最初の1ページが全然まとまりのない演奏をしているのか?と聞かれ・・・・・・ そう、私どこかずれているのですよね。 これは今に始まったことではないけれど。

 それにしても、この曲本当に美しい! ショパンのノクターン、いくつか弾いてきて、今までは有名な作品27-2が一番好きだったけれど、今はこれかな。 たっぷり歌わせれば歌わせるほど味が出てくる曲。


 この作品62-1はそこまで有名ではないけれど、去年、NHKのピアノスーパーレッスン(でしたっけ?)でも取り上げられていました。 最晩年に書かれた曲。 なんだか心がおおらかになって、些細なことを笑って見ていられるような曲。 そういえばパリのペールラシューズ墓地のショパンのお墓のような曲。 

 問題ある1ページ目をどうにかして、私のノクターンにしたい。 試験ではモーツアルトのソナタを弾いて、このノクターンを弾いて、最後にプロコフィエフの大きな6番のソナタを弾くから、プロコフィエフの前にこのノクターンというのはバランスがよさそう。


 今日は学校のオープンデー。 この学校のオープンデーのよいな、と思ったことは、個人レッスンが公開されること。 今日のピアノ科だったら、7人か8人の先生のレッスンが公開になって、自由に中に入って見学することができる。 私のレッスン中にも1組の親子が入ってきました。 これを知っていたら私も去年行ったのに。

Posted on 2007/04/25 Wed. 05:04 [edit]

category: 音楽

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肌で感じた空気を大切に 

 先週のスペインの青空がとってもとっても恋しくなるイギリスの空。 今まではきっと『青空』と思っていたものが、『青空』ではなくなる。 旅が好きだし、すごーく臆病だけれど、好奇心旺盛な私、1年ぶりに旅に出て、得たものはたくさんあったけれど、やっぱりイギリスはほっとできる場所。


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 1週間留守にしている間に、藤の花がきれいにさいています。 上の写真のはまだ咲いている数が少ないけれど、バスから外を見ていると、玄関の入り口にもっと大きく咲いているものもあります。 『藤の花』は私にとってとっても思い出深い花。 小学校4年生のちょうど今頃、作り物の藤の花を持って踊ったな~ 18年経っても、音楽を覚えているし、出だしは絶対にまだ踊れる。 藤の花を見る度に、あの踊りと、鬘の重さを思い出します。

 ホームステイ先にも大きな藤の花があったし、私の家紋も『さがり藤』。 イギリスってなかなか日本のような立派な藤棚はないけれど、レンガの壁に藤の花ってとっても映えるのです。 美しい!


 今日から真面目にまたピアノ開始。 久々に来週リサイタルで弾くリストの『スペイン狂詩曲』を。 まずいところもあったけれど、スペインに行ってきたばかり。 あの空、空気、人、言葉、街角で見かけたフラメンコのカスタネットの音、食べ物、たくさんの先週得たことを音にしていきます。 でも、この曲、今回行ったマドリッドとかトレドよりも、もっと陽気なイメージ。 南スペインに行ってみたい。 

 音楽って、練習室で練習しているだけでは駄目。 指は多少鈍っても、自分で感じた空気は練習室でのもの以上を与えてくれるから。

 

Posted on 2007/04/24 Tue. 06:12 [edit]

category: 音楽

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再会 

何だか昨日よりも今日のほうが疲れているのはどうしてなのだろう???


先週のスペインからかなりの日本語を話している私。 今日は午後から、去年英語学校で一緒で仲良くなって今はエディンバラ在住のHatsumiが5月頭に日本に完全帰国する前にロンドンに遊びに来ていたのでおしゃべり。 ケンジントン・ガーデンズを挟んで学校とは反対側のベイズウォーターのあれは何というのか? 日系の不動産屋さん所有のキッチンつきホテルに滞在していたので、私はマグカップを持って遊びに行って、おしゃべり。 ちょっと値段は高めだけれど、キッチン付きだと便利。 特に先週私もホテル暮らしで、冷蔵庫があったら、とか思ったので、余計に思いました。 携帯用の、20cm四方くらいの冷蔵庫、誰か開発してくれないかしら?


 3時間、よくしゃべったこと。 私達、年も離れているけれど、イギリスに来てこんなに仲良くなった日本人は彼女が一番かな。 日本の実家はお互いに離れているけれど、いつかまた絶対に会えるはず。 去年の6月末に、彼女がロンドンを離れた時はまた3ヶ月後にエディンバラだけれどイギリスに帰ってくるってわかっていたのに、見送りに行った空港で涙。 今回は笑顔でお別れ。

 また会おうね~!


 学校にちょっと行ってから、今夜は9年間イギリスにいて、行きそうで行ったことがなかった場所へ。 そこは日本大使館。 学校とオペラ・ハウスの中間にあるので、何度も前は通っているのですけれどね。

 どうしてかというと、ロンドンの音楽大学4校、そして音楽高校2校からそれぞれ8人くらいの学生と、ロンドンの日本企業の人が出席するレセプション。 メールで希望者を募ったので、9年間ここにいてもこういうことが今までなかった私は、参加しました。 

 

 最寄り駅のグリーンパーク駅で同じ学年のヴァイオリンのK子ちゃんと待ち合わせ。 待っていたら地下鉄の階段から知っている顔が。 3年前のサマーコースで一緒になって今はRAMで勉強するMさんが。 彼女は私がRCMに行ったことを知らないので驚いていました。 一緒にK子ちゃんを待っていたら、K子ちゃんとMさんは日本の大学で同級生。 お互いに話したことはなかったみたいですが、顔は知っていたので盛り上がっていました。 

 大使館の入り口ではX線検査。 いや~中は豪華! 広間で飲み物を頂きながらおしゃべり。 そのうち、もう一人3年前のサマーコースで知り合ってRAMに通い何度か顔をあわせていたM子さんも来て再会。 


 7時から大使の挨拶がちょっとあって、その後、明後日ロンドンのカドガンホールでイギリスのオーケストラと共演する日本人指揮者とヴァイオリニスト、ピアニストの紹介。 そして演奏。

 ヴァイオリニストの女性は、ロンドンのギルドホール音楽院で学んだ人。 25日はプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番を演奏するそうですが、今日はグリーグのヴァイオリンソナタ 第3番 第1楽章を。 そして、日本で現在学び、2005年のショパンコンクール入賞者の関本昌平君が25日はモーツアルトのピアノ協奏曲、今夜はショパンのスケルツオ第2番。 関本君の演奏は初めて聴きました。 

 2人とも、とても日本人的な演奏だけれど、特に関本君は音の粒がそろっているし、聴かせるところを知っていますね。 そして余裕がある。 もうこの曲を何十回も演奏しているのでしょう。


 その後は色々な方と話す時間。 こうみえてかなりシャイな私、正直自分から積極的に話しかけることは難しいのですが、今夜はRCMからいらしていたピアノ科主任のヴァネッサが、一人の日本人の方に紹介してくださり、そこから他の方と話したりできたのでよかったです。 売込みが上手な人もいますね。 質問されるのは、どうしてイギリスなのか、ということ。

 結構色々な国に在住経験がある方のお話はおもしろい。 日本人の男性でもこんな人もいるんだ、とおどろき。 


 9時にはお開き。 そのまま久しぶりなので、RCMのK子ちゃん、RAMのMさん、M子さんと一緒に私とMさんはお茶だけでしたが、レストランへ。 楽しい!盛り上がり、いろいろな噂話も。 某若いピアニストはできちゃった婚だったとか、某ヴァイオリニストの話。 みんなよく知っている。 久々に本当に楽しかった!

 明日からはピアノの練習を真面目にやらないと。 ピアノへのエネルギーが有り余っている今、とりあえず明後日のレッスン、5日のリサイタルに向けてエンジン全開です!

Posted on 2007/04/23 Mon. 06:23 [edit]

category: 日常

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帰ってきました 


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 マドリッドから比べると肌寒いロンドン、でも人々の服装はマドリッドよりも夏らしいロンドン。

 22日朝1時半(イギリス時間)、ロンドンの自宅に帰ってきました。 書いてある言葉は全部わかるし、言っていることもわかる。 すごーくほっとしています。 

 この5日間の間でずいぶん木々も緑色になりました。 これから8月までがイギリスが最も美しい季節。 


 コンクールはミスで第1次予選落ち。 国際コンクールで完全に最初から落ちたのは初めて。 でも、今回はミスが大きいし、潔い落ち方。 2005年9月以来のコンクール、やっぱり久々だと緊張したし、普段のようには弾けない。 今年の夏のコンクールに向けてとっても有意義な勉強になったことだけは確か。 そしてコンクール参加者の演奏を聴いて、話をして。 ここにいるだけでは得ることができないものをたくさん得てきました。 最終的な結果、審査員に対する疑問も大いにあります。 それでも、思いがけない人と再会したり、コンクールに成功する為の秘訣を教えてもらったり、結局は行ってよかったな、と思います。 自分自身の演奏が心残りなことが残念。 今回は自分自身に勝つことができなかったから。

 もちろん、イギリスで見ることができない、青空とギラギラした太陽もたくさん身体に浴びてきました。


 今日は午後から教え。 ポピュラーの人。 やっぱり音楽って良いな~と思う瞬間。 スペインにいる間に、伴奏だの、教えだの、メールや電話が来ていたから、その処理もしなくてはいけないし、この4日ピアノに触っていないのに水曜日にはレッスンだし、再来週にはコンサート、コンサートの前日には課題の提出物もあるし、今度の木曜日からはロイヤル・バレエの新しいプログラムも始まるし、5月はオペラ・ハウス通いだし、6月にはピアノの試験。

 というわけで、まだまだ咳が酷いもの、体調は良くなってきたし、このスペインで得たものを最大に生かして全力で突き進みます!

 

 スペインのダイアリー、順に書いていきます。 (まずは写真の整理をしないと・・・・・・ そして5月4日提出の課題の資料を読まないと)

Posted on 2007/04/22 Sun. 02:25 [edit]

category: スペイン 

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スペイン広場を通り抜けて歩く、歩く 

 コンクールの抽選で、今日の午後5時くらいに演奏することになった私、一度ホテルに戻って、休憩。 練習場所が無いので、紹介されたピアノ屋さん(練習スタジオ?)に行って1時半くらいから練習できたら、と思っていました。

 ホテルで地図を見て、せっかく良いお天気だし、気分転換に疲れない程度に歩いていけるかな、メトロで3駅。 ピアノ屋さんの最寄り駅からも結局は歩くし。 こういう時、タクシーに乗る、という選択肢は私には存在していないのですよね。 ということで、再び地図をしっかり頭に入れて、歩くことに。


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 グラン・ヴィア(大通り)を通って、ずーっと歩いていくと、スペイン広場。 ローマのスペイン広場の方が、大きいのが不思議。 


070418 donq


1枚目の写真の中央に建っているものの裏側には、この国名物、『ドン・キホーテとサンチョ・パンサ』。 写真の下の方に横になっているのは、人間です。 『ドン・キホーテ』といえばバレエでも有名だし、私の大好きな演目。 1995年、今は売れっ子の吉田都さんと、熊川哲也さんが、東京都の公演で、『ドン・キホーテ』の主役の、キトリとバジルを。 私が習っていた先生が、ドン・キホーテを演じて、本物の馬に跨って舞台に現れたのをこの銅像を見て思い出しました。

 スペイン広場では、芝生に寝転ぶ人、ベンチに座って、ボーっとしている人。 私はゆっくりしている場合ではないので、ちょっとだけ観光客気分を味わって、どんどんと先に進みます。


070418 street


 スペイン広場からちょっと歩くと、言葉にならない、空間が広がっていました。 とりあえず、前へ前へ。 大通りからちょっとずれているので、シエスタをとるお店がほとんど。 

 無事にピアノ屋さんに30分ほどで到着。 だけれど、残念ながら結構部屋数はあるのに、いっぱい。 2時になったら部屋がある、と言われたので、時間的には問題ないし、また外へ。

 

 八百屋さんに寄って、果物を購入。 英語が全く通じないので、みかんを指差しながら、『ドス(2)、Por fabor(お願いします)』。 買い物のスペイン語はこれだけ。 相手に言われたことは相変わらずわからないから、わからなかったら、困った顔をする。そうすると、どうにかなる。 とってもジューシーで、体調が悪い私にはビタミン補給にもってこい。


070418 view


 勘が働いて、ここから歩いて1分ほどのところに、素敵な風景がありそうな気がして、行ってみました。 新しくできたのかな?と言う感じの通り。 木々の間からでしたが、やっぱり素敵な景色が広がっていました。どちらかというと、平坦な土地のイギリスでは、こういう景色はあまり見ることができません。去年行ったイタリアを思い出しました。


1時間6ユーロ(約1000円)を払って、ピアノの練習。 その後、ここからコンクール会場までは歩いて20分くらいのはず。 でも、日差しも強かったので、昨日買ったメトロの回数券でバスにも乗れることがわかって、バスに乗ってみることに。 路線図をみると、グラン・ヴィアまで行くし、こういうのも経験。

 イギリスでバスに乗る時、バスに止まってもらいたかったら、片手を方から真横に出す必要があります。 いつもの癖で、ここでもこれをやってしまって、周りの人に変な顔をされました。 あっという間にグラン・ヴィア。 これから、コンクールの始まりです。

 

Posted on 2007/04/17 Tue. 22:22 [edit]

category: スペイン 

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17

スペインの建物、そして思わぬ人との再会 

 仮眠後、地図を持ちながら街を歩きたくない私は(注意力が散漫になるし、危険)コンクール会場の場所までの行き方を頭の中に叩き込み、出発。


070417 building


 スペインに限らず、ヨーロッパの建物は古いものばかりだし、素敵。 イギリスと南の国の違いは、窓にシャッターがついていること。暑い国だから必要なのですよね。 そして、イギリスに比べ、凝った窓の外の飾りが多いです。 


070417 victoria theatre street
この道の左側の終わりの方にコンクール会場が


 コンクール場所で手続き、そしてホールで練習させてもらってホテルに再び戻った途端に、雷、大雨。 ラッキー! ホテルからコンクール会場までは徒歩12分。 


070417 house


 またベッドにもぐりこみ、今度はしっかり2時間寝た後、夜8時からウェルカムレセプション。 本当は今夜明日の予選の順番を決めるくじ引きをするはずが、時間に間に合わない人が何人かいる為に明日に持ち越し。


 お話しが始まる前、ホールに座っていて、ちょっと後ろを向いたらびっくり! 2年前の他の私が受けたスペインのコンクールで優勝したサンクト・ペテルブルグ出身、ドイツのハノーヴァーで勉強中のロシア人、アレクセイがいたのです! 向こうもすぐ私に気が付いてくれて、思わぬ再会。 2年前のコンクールはとっても良い雰囲気だったし、泊まっていたホテルも一緒で他のロシア人参加者と一緒に毎朝朝食を食べたり、いろいろと話したり、ピアノ以外にも充実した思い出があるのです。

 それにしても、みんな自信がありそうだし、上手そう。(最初からこんなこと言っている場合ではないけれど)

 

 その後、全員輪になって、名前と国籍と今いる場所を紹介。 8割近くが国籍と勉強している/した場所が違う。 そして現在ドイツに住んでいる人がとっても多い。 もちろんスペイン人も何人かいたけれど、ロシア人が多い。 でも、ほとんどドイツで勉強しているみたい。

 その後はちょっとしたスナックが出ておしゃべり。 日本人は今夜は私をいれて4人。 一人は日本のコンクールで名前を見たことがあった人。

 

 私、知っている人となら日本語でちゃんと話せるのに、初めての人だと、最初は音が耳慣れないからよく理解できない。 今夜もそれが困って、かなり真面目に聞かないとだめ。 これ、本当にどうにかしないと。 


 10時には会場を後にし、明日の朝は8時40分から5分間私はホールのピアノでウォームアップできるので、早く寝て今日の睡眠不足も取り返さないと!

Posted on 2007/04/17 Tue. 05:44 [edit]

category: スペイン 

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17

地下鉄、そしてバービー展 

 いよいよ空港からメトロに乗って中心部へ。 切符の買い方も調べないままに行ったマドリッド。 メトロ1回券は1ユーロ。 でも、10回券だと6.40ユーロ。 もちろん6.40ユーロを購入。 自動販売機での購入でしたが、英語で購入できたので、これは簡単。 でも、私は日本の回数券のように10枚の切符が出てくると思っていたのに、1枚だけ。 心配になって、インフォメーションの方に聞いたら、1枚の切符(日本の切符のサイズ)で10回使えるそう。 ロンドンの大きな切符(日本の3、4倍の大きさ)に慣れている私はなくしそうでハラハラ。 


070417 airport station


 改札を通ると『わ~!』という光景が!(上の写真) マドリッドの地下鉄って危険だ、と聞いていたからもっと暗いイメージがあったので、驚き。 とってもきれいでした。 中心部のGran Viaへ行くには2回乗り換え。 全ての地下鉄ではありませんが、どうやら降りる時は自動ドアではないので、レバーをまわすなり、ボタンを押すなりしなくてはいけません。 

 スリがこわくて、空港を出る前にパスポート、お金、カードは腹巻の中。 バッグはしっかり抱えて。 いつも危険だ、といわれながらもローマ、パリ、地下鉄でも他でも被害にあわずにすんでいる私。 こういう過信がいけない。 しかも、色々と出発前に日本のサイトを読んだら、マドリッドの空港からホテルまでは被害にあう確立が高いから、タクシーを使うべきだ、と書いてあったのです。 それでも、敢えて地下鉄。 大体、ロンドンでもそうですが、日本人の観光客は被害に会わないほうがおかしい、という格好の方が多すぎます。


 無事ホテルへ。 ホテル(Hostal)はGran Via駅から徒歩2分ほど。 15部屋くらいのイギリス風にいうと、B&B。 家族経営の小ホテル。 ご主人は英語全くだめ。 太陽のように明るい奥様は英語がちょっと。 奇跡的に先週予約の電話をしていたのが、ちゃんと通じていたようで、4泊の予約がされてありました。 これはとってもホッとしました。

 よく予約できていた、と思うほど目を見ながらでも英語が通じない。 こういうときは、私も中学1年生レベルの英語で話す。 もうとにかく単純な英語で話す。 あとはジェスチャー。 これが一番伝わります。

わかったことは、まだ部屋の用意ができていないから、荷物を預かってくれるから、コーヒーでも飲みに行ってきなさい、ということ。 仮眠したくて仕方がなかったのですが、これはしょうがない。

 わかるスペイン語とイタリア語を駆使して、辞書を忘れた私は本屋さんに行きたかったので、本屋さんの場所を聞いて、そしてスーパーマーケットの場所を教えてもらって、地図も貰いました。 言葉が通じないところに一人旅をもう何度かしている私は、段々こういう時のコミュニケーションのコツがわかってきました。

 

 外に出て、ちゃんと辞書を買って、スーパーへ。 スーパーといってもチェーン店のデパートの地下にスーパー。

070417 barbie


 入り口を入ったら、この看板が。 詳しくはわからないけれど、ピーンときた私。 書いてあることを何となく読みとって8階へ。 そう、バービーの衣装展だったのです。 実は、ジェニーだの、バービーだのの服を作ることに一時かなり興味があった私。 これを見逃すわけにはいきません。 (スペインまで行って何をやっているのだか、という気もしますが、コンクール前日に観光する気にはなれないし、仮眠したくても部屋はできていないからちょうどよかった)


070417 barbie elizabeth


 物凄いウエディングドレスだの、オードリー・ヘップバーンの映画の主人公の衣装をつけたのだの、エリザベス女王 1世だの、サーっとですが見て回りました。

 

 スーパーに行って必要なものを買い物。 新鮮な種類が豊富なお魚、種類豊富なハム類、おいしそうなパン、どれもこれも目移りしてしまいます。 さすがにお魚はイギリスにもって帰ることができないのが残念。今買ってもお料理できないし。

 

 ホテルに戻ってもまだ部屋の準備ができていなくて、寝たくて仕方がない私は辛い。 2時ごろやっと部屋に入って、紅茶を飲みたくていたのも忘れて、とにかく3時にはピアノの練習の予約をしていたので、30分だけ睡眠。 寝過ごしたか、と思うほどよく眠れました。 シエスタって素敵! 

 いよいよ、ピアノとの時間が始まります。

Posted on 2007/04/16 Mon. 22:09 [edit]

category: スペイン 

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16

家からマドリッドへ! 

 ほとんど仮眠ができないままに17日1時半過ぎに家を出発。 私の家の近くからは3本のバスが『ナイトバス』といって一晩中走っているので便利。 追加料金もないし。 本当はもう少し遅くてもよかったけれど、万が一、バスが遅れたりしたら困るので。

 途中でバスを乗り換えて、マーブル・アーチでルートン空港行きバスを待つ。 2時37分のバスに乗る。 このGreen Lineのルートン空港行きのバスは予約はできないけれど、ネットであらかじめチケットを買っておくと、その場で運転手から買うよりも多少休め。 ちなみに、イギリスではほとんどの場合、長距離バスは往復のチケットは片道のチケットよりもちょっと高いだけ。


 バスはガラガラ。 Luton Airportはロンドンから北へ中心部からバスで1時間ほど。 日本からの直行便が発着するのは、ヒースロー、南にはガトウィック、そして格安飛行機が発着するのがこのルートンと、同じく北にあるスタンステッド。 私は今まで格安飛行機を使う時はスタンステッドからだったので、ルートンからは初めて。

 本当はバスの中で寝ようと思っていたのに、寝ることができなくて、真っ暗な景色をずっと見ていました。 途中、私が何度かリサイタルをしたSt Albansの街に入り、演奏したSt. Peter's Churchの横を通り過ぎました。 びっくり。


 6時45分の飛行機なのに、ルートンについたのは、3時45分。 早すぎ。 スタンステッドに比べずっと小さな空港。 まあ、発着数も少なめですが。 それなりに人もいて、安心。 4時過ぎにチェックインできて、中に入ることに。 相変わらず、荷物検査が厳しい。 イギリスって、入る時のパスポートコントロールは凄く厳しいのに、出国時はパスポート検査なし。 これ、理解できません。 色々な国に行ったけれど、国を出る時のパスポート検査無しって今のところイギリスだけ。

 

 イギリスの空港って、ボーディング時間ぎりぎりまでゲートが発表されません。 今回も、ボーディング時間を過ぎてからのゲート表示。 

 6時45分発Easy Jetマドリッド行きはガラガラ。 半数以上がスーツを着たビジネスマン。 私は3人席を一人で。 Easy Jetは座席指定ではない飛行機。 マドリッドまでは2時間ちょっと。 座った途端に眠りに落ちた私は、またしても、飛び立ったのを知らず。 このところずっとそう。 飛び立つ瞬間が大嫌いだから丁度良いのだけれど。 到着30分くらい前になってやっと起きて、下を見ると、2年前に見た地形が。 かなりの家のとなりに四角いブルーのものが見える。 あれ、絶対にプール。 去年の英語学校のスペイン人の友達は、多くのスペインの家にはプールがある、といっていたから。

 

 イギリスとスペインの時差は1時間。 よって、10時10分マドリッド・ハラハス空港着。 入国審査では、スペイン語で質問され始め、『??????』状態。 英語にしてもらったら、どうやらこの審査官が英語が苦手らしく、何度も聞き返すはめに。 『どこに泊まるの?』、『いつ日本に帰るの?』(ロンドンに帰ります) 『帰りのチケットを見せて』 私、帰りのチケットを見せるように言われたのって初めてです。 これだけ質問されたのに、パスポートにスタンプを押してくれなかった・・・・・ 頼めばよかった。


 宿泊場所にはお昼頃着く、といってあったので、すぐに行っては早すぎる、と思って空港で30分ほど時間を潰すことに。 イギリスの空港って凄く多国籍なのに、ここはそうでもないことが新鮮。

 さあ、いよいよ泥棒だらけのメトロに乗って、市内へ!

Posted on 2007/04/16 Mon. 19:27 [edit]

category: スペイン 

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16

日ごろの行い? 

夏日。 珍しく湿気があるロンドン。 もうすっかり真夏の格好をした人も多くて、素足に、フリップ・フラップなんて気の早い人も。

 体調を崩して2週間。 咳が酷いし、喉もおかしいから病院へ行こうと思っていたのに、トラブルが色々とあって結局いけず。 病院へ行くか、ピアノを練習するかの選択だったら、今日の私は間違いなくピアノを選びます。

 

 日ごろの行いが悪いのか、どうして今回は1年半ぶりにコンクールに挑戦、という時になって体調を崩したり、今日は銀行の引き落としがおかしい、と思って銀行へ行ったら、案の定。 毎月約3000円ずつ引き落としされるコンタクトレンズのお店から、先月末から12回以上、2500円くらいずつ引き落とされていたのです。 驚いて、このお店からの引き落としを即キャンセルしてもらい、それほど遠くないところにこのコンタクトレンズのお店があったことを思い出して、お店に行き、事情を話し、チェック。

 もう名前を出しますが、このOptical Express、全国に支店があり、元々はカーディフ店を使っていて、ロンドンに来てからハロウ店を使用。 この支店はとんでもなくて、去年の今頃から夏まで、何度お店に足を運んだことか。 今日行ったのは、ケンジントン支店。 とにかくわかったことは、去年私のところに届かなかったコンタクトレンズがこの3週間くらいの間に届いて(要するに、去年の5月から10月くらいまでのコンタクトレンズ)、おかしいと思って私は先週カーディフ店に電話したのですが、結局わからず。


 この余分に届いた分なのか何なのか、計6万円ちょっと未払い!と言うのです。 おかしい。 お店の伝票では、私の口座からこの2年近く引き落とされていないことになっている。 もっといえば、先月末から引き落とされている(その場で銀行に明細書を発行してもらったので、引き落とされていることは明確)ものも、引き落とされていない、となっている。 信じられない。


 ヘッドオフィスに問い合わせたりしても、だめで、とにかく私は明日から留守にするから、帰国しだい、余分に届いたコンタクトレンズと、2004年からの銀行の明細書をもってきなさい、ということ。 もう本当に頭にきた! お金のことが終わったら、もうここのコンタクトレンズの契約はきります。 カーディフ店はそれなりによかったし、私は眼科医のことも気に入っていたけれど、ロンドンのハロウ店が問題ありすぎ。 


 こんなことで、頭はぐるぐるまわるし、パニックだし、1時間以上かかってしまったし。 (両親へ。 心配しないでください。 絶対にどうにかするから)

 それにしても、留守にする前に気が付いてよかった。 そうでなかったら、お金がどんどん減るだけでしたから。


 あ~あ。 今日は予定よりもかなり練習できなかったし、気持ちは取り乱すし。 

 こういう時、イギリス人は絶対に謝りません。 まあ、日本で全然対応してくれないのに、『すみません、すみません』と深々と頭を下げる店員よりはましですが(これだから私は日本に住めない)。


 とにかく夜中の1時半すぎに家を出発。 市内まで行って、空港行きのバスに乗って、朝6時45分発の飛行機でマドリッドへ。 朝食用のおにぎりも作ったし、後はベッドの上に用意してある荷物をスーツケースに詰めるのみ。

 それでは今週末までブログはお休みします。 帰ってきたら、旅のことを書く予定なので、またよろしくお願いいたします。

Posted on 2007/04/16 Mon. 05:56 [edit]

category: 日常

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16

私流オペラ・ハウスの楽しみ方 その3:フォーイェ 


070402 opera house


私流オペラ・ハウスの楽しみ方 その1:チケット購入方法など

私流オペラ・ハウスの楽しみ方 その2: オペラ・ハウスの外側


 今回は中へ入っていきます。 チケットをみせてバッグの中身をチェックされたら、冬でコートを着ている場合は、まずクロークにコートを預けましょう。 日本ではまだまだクロークを使いこなされていないのか、コート(特にダウンコート)を着たままの日本の方をよく見かけます。 座席はそれほど広くないので、コートは邪魔になるし、周りにも迷惑。 

 ロイヤル・オペラ・ハウスのクロークはAからFくらいに分かれていて、コートそして大きめの荷物を無料で預かってくれます。 番号札を受け取って、公演終了後は番号札を渡してコート、荷物を受け取ります。 それなりにてきぱきしているので、時間もかかりません。 ショッピング帰りだったら、ショッピングの大きな袋も預ける方がスマート。 私は学校からまっすぐオペラ・ハウスへ行く時は、ハンドバッグと楽譜の入ったバッグで行くので、楽譜の入ったバッグは預けてしまいます。 その方が身軽なので。


 ドレスコードは特にありません。 大きな演目の初日の一番良い席などではロング・ドレス、ブラックタイの方もいますが、ジーンズの人もいるし、スマート・カジュアル(要するに、女性だったらワンピースとかちょっとおしゃれすればOK)がほとんど。

 せっかく素敵な時間を過ごして、休憩時間にフォーイェを歩くのなら、ちょっとくらいお洒落した方が自分自身が気持ちがよいです。


070415 ROH Floral Hall


 もし、オーケストラ・ストールなどの席も持っていても、早めにオペラ・ハウスに着いたのなら、ぜひ階段を上って、Floral Hallへ。 これは一番上の写真の左側部分。 気持ちがよいです。

 

070415 ROH Floral Hall 2


 Floral Hallの写真の上のほうに、大きな窓があるのがわかりますか? ここはAmphitheatre Restaurantなどがあるところ。 Floral Hallからエスカレーターに乗って行けます。 写真はこの窓からFloral Hallを見下ろしたところ。 ここからの眺めは大好きで、しょっちゅうここから私は下を見ています。


070415 ROH Balcony Restaurant


 Floral HallとこのAmphitheatre Restaurantの間の階のBalcony Restaurantでお食事をしている人達も。 コース料理専門で、要予約。 バレエの場合、オペラハウスは開演1時間半くらい前から開くので、開演前に食事をして、休憩時にデザート、食後のコーヒーを楽しんだりしているようです。 ちゃんと休憩時間に合わせて準備しているみたいです。


 Amphitheatreの階にも、カフェ、そしてレストラン。 Amphitheatre Restaurantは壁に、バレエの舞台写真がたくさん。 私は残念ながら入ったことはありませんが。 このレストランは、ランチタイムに一般に開放しているようなので、コヴェント・ガーデン付近で昼食を取りたい時に使えるのかもしれません。


 まだまだ続きます

Posted on 2007/04/15 Sun. 05:28 [edit]

category: オペラハウスの楽しみ方

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15

ナショナル・ユース 

 とってもよいお天気!もうすっかり真夏の格好の人もたくさん。 気温が上がって、青空だったら真夏の格好をする。 季節感とか無いけれど、超単純。 こういうところが私がイギリスを愛する一つなのかもしれません。


 それなのに・・・・・ 私は朝からお葬式に行くような格好で教えに行ってから、学校へ。 今日は本当は学校は開いていないけれど、お葬式に行く格好で頼まれたバイト。 午後1時半から7時までの予定が結局8時半まで。 何をやっていたかというと、今日の午後2時半から学校のホールでNational Youth Wind Orchestraなど、4つのオーケストラのコンサート。 まず2時半からのコンサートで休憩を挟んで2つ、そして30分あいて、5時半からもう2つ。 これらのコンサートのUsher(チケットを確認したり、もし火事が起こった時に人を外へ誘導する係り)


 まあ、開演前に入り口でチケットを確認したら、後は座って聞いていればよいだけ。

 イギリスには、ナショナル・チルドレン・オーケストラ(NCO)を始め、全国からの子供たちで構成するオーケストラがいくつかあります。 もちろん普段は集まれないので、今回のようにイースター、クリスマスホリデー、サマーホリデーの度に、どこかで1週間ほどの合宿を行い、最終日にコンサート。 正直言って、年代の低いオーケストラは親のエゴでもあります。 親に圧倒されます。もちろん全ての人がそうなわけではないけれど、親にとってナショナル・チルドレンでも、ナショナル・ユースでも参加しているというステータスがあるのですよね。


今回の4つのオーケストラは、ロンドン北の、私のピアノの先生のサマーコースでもここ数年使っていた、私立の女子校で合宿を行っていたようです。 コンサート後に、スーツケースを転がしながら、友達と名残惜しそうにしている子供たち(ティーン)を見ていると、自分自身を見ているようでした。


 プログラムも見ていないので、曲目もわからずに見ていましたが、2時半からはナショナル・ユース・チェンバー・オーケストラ。 メンデルスゾーンの序曲、『フィンガルの洞窟』、知らない曲を2曲はさんで、最後がハイドンの交響曲。 指揮者がいけないのか何なのか、驚くほどやる気の無い演奏。 誤解がないように言っておきますが、私は子供の演奏って結構好き。 NCOはホームステイしていた家の子供たちが当時入っていて、何度かコンサートに行って、子供だからこその情熱に驚き、今でも耳に残っています。


 後半はナショナル・チルドレン(もしかしたらユースかも)・ウィンド・オーケストラ。 これはとってもよかった。 指揮者がよかったし、伝わってくるものがあった。 私、イギリス生活1年目、まだ音大に行くなんて思ってもいなかった頃、地域のユース・ウィンド・オーケストラで打楽器を弾いていて、ウィンド・オーケストラ(要するに木管、金管、打楽器)に目覚めました。 久々に聴いて、懐かしく、そして一緒に打楽器をやっていた友達を思い出してしまいました。


 5時半からは名称不詳のナショナル・なんとかオーケストラ。 モーツアルトの何かから始めて、ファリャの『火祭りの踊り』が入っている曲集、そして何か、最後に多分シューベルトの交響曲。 これは、指揮者がいなくて、指揮の先生がコンサートマスターもしていました。 モーツアルトはよかったけれど、さすがにファリャは指揮者なしでは難しそう。 でも、お互いの音をとってもよく聴いているのがわかりました。 ただ、指揮者無しの分、聴くことばかりに気を取られて、勢いがない演奏だったのが残念。 でも2時半からのオーケストラに比べ、これくらいになると、将来音大へ行く人も多いだろうし、カーディフの音大のオーケストラよりも遥かに上手でした。


 最後は再び、ウィンド・オーケストラ。 3曲全てが新曲だったのか、演奏後に作曲家が舞台にあがりました。 よくわからない曲も多かったけれど、これまた素晴らしい演奏。 若いって凄い!

 でも、体調がまだ万全でない私は聴くだけで結構疲れました。 明日はひたすら休みます。

Posted on 2007/04/14 Sat. 05:53 [edit]

category: 音楽

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14

ポピュラー指導と伝えていきたいこと 

 やっぱり私はクラシック音楽が好き!

 今日は午後1時間ほど、ポピュラーばかり弾いていました。 藤井フミヤに、ビリー・ジョエル。 毎週土曜日は日本人の大人の生徒さんに、ポピュラー指導をしています。 最初はポピュラーは・・・・と思っていたけれど、基礎からやりたい、というし、とりあえずきちんとリズムをとって、弾けるようになりたい、ということなのでOK。 カーディフの音大学部時代に、ジャズは必修だったから、いちおうコードネームも読めるし。 でも、私まさかポピュラーを教えるとは全く想像していませんでした。


 1月から藤井フミヤの『True Love』という曲をスタートして、明日からはビリー・ジョエルの『Piano Man』に入れそう。 好きなものをやっていただいています。 ただ、リズム、テンポがかなり怪しいので、私が崩さないで楽譜に書いてある通りに録音することに。 あとこれからやりたい曲も前回のレッスンで楽譜を用意してもらって、明日録音したものを持っていこう、と思っていたのに体調を崩したお陰で、全然録音できていなくて、今日になってやる有様。

 結構良い曲だけれど、私にはやっぱりクラシックが面白い。 想像力を使って、音色を変えて、自分の世界を作っていく。 もちろんポピュラーもそうなのかもしれないけれど、何だかあらかじめ作り上げられてしまってあるように思う。 ジャズの方がおもしろいかな。


 1時間自分で弾くの、結構拷問に近いものが。 教えるのはそんなに苦ではないけれど。 これから崩していくとポピュラーもおもしろいのかもしれないけれど。


 結局今教えているのは、完全な導入の子供たちと、ポピュラー。 折角あれだけDr.Schreiderから学んだことを今は教えていない。 もちろん、導入の生徒さんは特に大切で、Dr.Schreiderそして奥様のオルガのレッスンを見学させていただいて学んだことも多い。

 でも、私は先生と勉強できた時間が長いし、20歳を過ぎてから先生に指を1本ずつつかまれて、打鍵方法、音色の作り方を教わった。 大学院の為に1、2年のレッスンでは先生が教えないこと。 これは絶対に、人に伝えていきたいこと。 特に、毎年のサマーコースに来る日本人の方を見ていて、日本で音色のことなどを教わったことが無い人が多いことにびっくり。 酷いと、音の出し方から習っていないことも。 まあ、これはイギリスの教育でもそうですが。

 日本に今のところ永住する気はないけれど、少しずつこれから教えることもやっていきたい、いや、折角時間をかけて教えていただいたことを日本の人達に伝えていく必要がある、と思うばかりです。 

 

 白状すると、今回のことがあるまで、藤井フミヤって名前だけは聞いたことがあったものの、全く曲は聴いたことがなかったのです。

Posted on 2007/04/13 Fri. 06:05 [edit]

category: 音楽

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13

レッスン、教え、レッスン 

今年の夏の日本滞在予定の計画を立てていて発見。 私、8年だか9年ぶりに、盆踊りに復帰! 私の実家の町内会の盆踊り、例年通りなら7月の最終土曜、日曜。 ということはまだ日本にいるはず! 盆踊り、大好きなのです。 腕が鳴るわ!! 東京音頭に所沢音頭、炭坑節、ソーラン節、覚えているかしら? 


 今朝は朝一のピアノのレッスン。 コンクールの第1次予選曲、バッハの平均律第1巻第8番、ショパンのエチュード作品10-4、ラフマニノフのエチュード『音の絵』作品39-3を通して聴いて頂きました。 バッハは先週のコンサートで弾いたばかり。 それなのに、フーガの中間で暗譜落ち。 先生は、音を評価してくださって、バッハに関してはほとんどコメントなし。 ショパンのエチュードも、私としてはまだ指がちゃんと戻りきっていないし、重かったのですが、これは全体的に強弱を落とすことに。 何かね~優等生っぽい演奏になってきたのだけれど、全然物足りない。 もしこれがDr.Schreiderなら、もうリスクを犯しまくって、火が飛び散るような演奏になるのに、ゴードンはあくまでも安全コース。 後数日で、『私の演奏』にすることが必要。 そうでないと、後悔しそう。

 ラフマニノフも、もっと合間を入れたりして、安全コース。 暴れたい!


 そして、夕方もう一度レッスンだったので、その前に教えに。 1月から教えているハーフの子、先月ピアノを購入してから、レッスンが待ち遠しいらしく、先週は私が具合が悪くてお休みしてしまったので、今やっている教材、残りが3曲あったのに、宿題の分2曲と、この残り3曲までやってありました。 1月に比べて、ちゃんと話を聞けるようになったし、どんどんと新しいことを吸収していく。 来週また私の都合でお休みになってしまうのが残念だけれど、新しい本に進むのが楽しみみたい。 

 もちろん演奏することが好きだけれど、こうして自分の手で一から育てていくことも大きな喜びです。 来週からもう一人7歳でピアノを始める子がいて、3月に体験レッスンをした時、私が絶対に教えたい、と思った子なので、これもまた楽しみ。

 

 そして夕方からは、モーツアルトのソナタとプロコフィエフのソナタ第6番。 モーツアルトは1月以来久々。 それなのに、第2楽章の出来がよかった、と言って、第3楽章は聴いてくださいませんでした。 いろいろとニュアンスの変化を注意され、これは全て納得がいくもの。 


 そして、初めて見ていただくプロコフィエフ。 全楽章通して弾かされて、時間もないので、要点だけ。 これも、音色とか音楽性とかは評価してくださったものの、第4楽章で私もテクニック的にまずい、と思っている場所を指摘され、もっとコントラストをつけるように言われ。 これは6月のリサイタル試験でも弾くので、再来週以降、手直ししていくそうです。

 

 とにかく、今日もまだプロコフィエフは『やっと弾ききった』といった状態なので、まだまだ体力をつける必要がありそうです。

Posted on 2007/04/12 Thu. 05:48 [edit]

category: 音楽

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12

スペイン準備 

 昨日の久々の練習ですっかり体力を消耗したらしく、今日は腑抜け状態。 大体、大食いの私が、先週からの体調ですっかり料理をする気力を失ったのがいけない。 今日からまたちゃんと食べないと。


 午後から学校で練習。 約2年ぶりにやっとプロコフィエフのソナタ第6番を第1楽章から第4楽章まで通してみる。 まだまずいところはあるけれど、確実に2年前よりも弾けるようになっていた。 でも、今の私には体力的にきつい。 どうにか第4楽章まで弾ききった、といったところ。 これから1週間は体力を取り戻すことが一番大切なのかもしれません。


 昨日はふにゃふにゃだったショパンとラフマニノフのエチュードもだいぶ感をとり戻したところ。 練習できるのはあと3日。 どうにかなるのだろうか???


 とにかく、来週の火曜日17日朝6時半すぎの飛行機でマドリッドに飛び、21日の夜9時過ぎのマドリッド発の飛行機でロンドンに帰ってくる予定。 飛行機だけはさっさと予約してあったものの、コンクール事務局からオステル(ホテルの安い版)の連絡先が送られていて、自分で予約するようになっていたのですが、いくつかにメールをしても、メールが帰ってこなかったり、意味不明の英語で全くだめ。 私はスペイン語はハローとありがとう、くらいしかわからない。

 結局今週になって直接電話したのですが、『ノー イングリッシュ』と言ってきられてしまったりして、結局1軒は見つかったものの、これまたかなり怪しい英語。 でも、どうやら予約はできたらしい(確信全く無し)。 マドリッドは首都でも、小さいホテルは英語駄目そう。


 先日、去年マドリッドに観光で行った妹にスカイプで話しながらマドリッドのことを聞いて、英語が通じるかも聞いたのですが、

妹: 『マドリッドって首都だよ。 英語通じるよ』

私: 『だって、パリだって首都なのに英語通じなかったよ』

妹: 『あ、そうか』


妹、大学で第2外国語がフランス語だったし、第3だか第4外国語がスペイン語だったから、パリに行ってもマドリッドに行っても困らなかったよう。 私の苦労は知らないのね。 まったく。


 あと1週間で基本的スペイン語を覚えられるかな? イタリア語とかなり混ざっているのよね。

 基本的に、海外へ行ったら、その国の言葉をしゃべる努力をする私、3年くらい前に妹とパリへ行った時、パン屋さんに入って、妹は手伝ってくれないから(私は妹がイギリスで困っていたら通訳してあげるのに)自分でどうにかしよう、と思って、

 『This one please』というのを、フランス語で、『What’s this?』が『ケセ・クセ』のはず、と思って、だったら、『クセ』というのが、『This』なのだろう、と思って、『ケセ シルブプレ』と言った私に、お店の人はわけがわからない顔をするし、妹は『もう、何言っているの!!』と呆れるし。 仕方がないでしょ。 知らないのだから。 だったら最初から通訳してくれれば良いのに。


 ということで、ホテルのチェックインさえかなり怪しそうなので、1週間、バスの中ではスペイン語を覚えることにします。 というより、本当にホテル、とれているのだろうか?

Posted on 2007/04/11 Wed. 06:21 [edit]

category: 日常

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11

ロイヤル・バレエ 『マイヤリング』 


070410 rudolf &Stephanie
ルドルフとステファニー(プログラムより)


 昨夜は再びコヴェント・ガーデンのオペラ・ハウスへ。 昨日のマチネが初日のロイヤル・バレエ、リスト作曲マクミラン振り付けの『マイヤリング』(邦題を『うたかたの恋』というそうです)。 どうやら、周りのおしゃべりを聞いていると、常連さんの立ち見の人達の中には1時半からのマチネを観て、そして7時からの夜も、という方も結構いたようです。

 これは1978年に初演され、1992年の再演の初日の舞台裏でマクミランは亡くなったそうです。 ちなみに昨夜は、この『マイヤリング』のロイヤル・バレエによるロイヤル・オペラ・ハウスでの公演第99回目でした。 ということは、今夜が記念すべき100回目の公演なのね。

 

 オーストリアン・ハンガリー帝国の皇帝、ルドルフをめぐるお話。 実話です。 私は世界史に疎いし、詳しくは全く知りませんでした。 このバレエ自体、全く知らなかったので、ロイヤル・オペラ・ハウスのサイトからあらすじを読んだものの、登場人物関係がわからず、よく理解できないまま。 昨日は早めに劇場へ行ってキャスト表を見ながらあらすじを読んだら、やっとわかってきました。


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リストの演奏を聴くヨーゼフ、ルドルフら(プログラムより)


 もちろん、リストが作ったバレエ音楽ではなく、前回の『オネーギン』同様に、後々いろいろな曲を一つのバレエとしてまとめあげたものです。オーケストラ曲、そしてピアノ曲のオーケストラ編曲。 第2幕、第1場の居酒屋での場面には有名な『メフィスト・ワルツ第1番』(副題、村の居酒屋の踊り)を使用し、これはピアノ、オーケストラの両方をリストによって書かれていたので、このオーケストラ編曲を元に他のピアノ曲をオーケストラ編曲していったそうです。


 馴染みのない作品だと思うので、また明日にでも詳細を書いていきたいですが、親から国の為の結婚をさせられたルドルフが17歳のマリー・ヴェトセーラ嬢と出会って恋に落ち、最後は二人で心中します。


 幕が開けると、お葬式の場面。 未だに誰のお葬式なのか私にはわかりません。 そして場面が変わってルドルフとベルギー王女、ステファニーの結婚式。 とても豪華です。 全体的に1幕の中で何度も場面が変わりますし、とても演劇的要素が強い作品だと思います。 前回の『オネーギン』以上で、演劇の国イギリスだからこその舞台、そしてダンサーたちも演技力がとてもあるからこそできる舞台。 久しく日本のバレエ団を観ていませんが、日本ではまず難しいバレエでしょうね。 


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主役三人のカーテンコール、左から、リアン、カルロス、マーラ


 今日の主役のルドルフはカルロス・アコスタ。 キューバ出身の、ジャンプが凄いダンサーです。 そしてマリー・ヴェトセーラが現在のプリンシパルダンサー最年長のオーストラリア人のリアン・ベンジャミン。 リアンはきっと40歳を超えていますが、1階の立見席から見ていると、彼女は17歳の少女でした。 そしてルドルフの元愛人のマリー・ラーリッシュにイタリア出身のプリンシパルダンサーのマーラ・ガレアッツィ。 この3人の名前だけが前もってわかっていたキャスト。 これ以外は当日のお楽しみ。


 私がまず探した名前は、私の一番好きなダンサー、マリアネラ・ヌニェス。 彼女が、高級娼婦であり、ルドルフのレギュラー・ミストレス(愛人)のミッツィ・カスパールをレパートリーに持っていることは私は知っていました。 背の高さからも、カルロスがルドルフを踊る時に彼女も出るかしら?という私の予想は大当たり! 

 ミッツィ・カスパール、第2幕の最初の居酒屋での場面でしか踊らないのですが、2曲踊るうちの1曲が、ルドルフの友達のハンガリー将校4人と一緒に踊るのですが、この曲が『メフィスト・ワルツ』。 『メフィスト』は私のレパートリーでもあるからもうわくわく。 

 凄い振り付け。 それにしても、音をとるのがとても難しそう。 私はマリアネラの音のとり方が好きなので、なるほど、と思いながら観ていました。 マリアネラが高級娼婦、予想がつきそうでつきそうでなくて・・・・・ と思っていたのですが、意外と似合う。 というより、彼女って何を踊っても個性があるし、説得力のある演技、踊りです。


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エリザベス役のゼナイダ (プログラムより)


 そしてもうひとつの嬉しかったことは、ルドルフのお母さん、エリザベスをこれまたプリンシパルダンサーのゼナイダ・ヤノフスキーが踊ったこと。 ゼナイダはとっても長身で、彼女と古典を踊ることができるだけの長身の男性ダンサーが少ないことなどから舞台の数も少ないのですが、長身だからこそ、気品があって、そして美しい。 ゼナイダもとっても表現力のあるダンサー。 

 ルドルフだけではなく、実はエリザベスにも愛人関係の男性がいて・・・・・ その場面をルドルフが見てしまった後のルドルフとエリザベスの気まずさ。 あの演技、あれはもうバレエを超えていますね。


 ルドルフの父親であり、エリザベスの夫である、ヨーゼフの誕生日の席では、舞台上にグランドピアノがおかれ、女性は椅子に座って、ピアニストとシンガーで歌を演奏します。 これ、サロンで音楽を聴く風景を表しているのですが、本当にバレエの中で『コンサート』が行われたことに、とっても度肝を抜かれました。 こんなバレエがあるなんて!!


 マクミランの振り付けは『ロミオとジュリエット』が有名ですが、この『マイヤリング』も凄い。 ルドルフとマリー・ヴェトセーラ、ルドルフとステファニー王女、ダンサーの身体的能力を駆使したパ・ド・ドゥ。 初めて舞台を目にした私は、驚きの連続でした。


 舞台が終わって、大充実。 楽屋口を通ったら何人かいて、私も、30分だけ待ってみることに。 この前、『オネーギン』の舞台に感動し、オルガをまさしく本から飛び出してきたように踊ったマリアネラにずっと一言声をかけたくていたのです。

 さすが、荷物を毎日持ち運びするわけではないし、専用の楽屋があるここのダンサーたち、舞台が終わって着替えて出てくるまで、早い人で20分。 あ、マーラだ!と思ってみていたら、ブロンドのとっても輝いている女性が通り過ぎました。 あ~~~ マリアネラだ! 私、彼女は私よりもずっと背が高いと思っていたのですが、実際は私よりちょっと高いくらい。 舞台であんなに大きく見えるのに。 すぐに外にでて、サインを貰ってしまいましたが、とってもさばさばしていて、顔を見合わせたら、吸い込まれるような目の持ち主。 あんな目の人に初めて出会いました。 一通りしゃべったら、そこにいた私たちに、『おなかすいた!』と言いながら帰っていきました。 ますますファンになりそう!


 そうしたら、ルドルフを踊ったカルロスが出てきて、彼もまた、物凄いオーラ。 鉄の男、というイメージが強いのに、実際はとても優しい雰囲気を醸し出していました。


 楽屋口には、毎回ここで待っているといった感じの方も結構いて、サインを貰いつつも、とっても皆さん気さくにおしゃべりをしていたし、群舞のダンサーとも顔見知りになって、『明日は何を踊るの?』と聞いていたり。 ここにもまたもう一つのドラマがありました。

Posted on 2007/04/10 Tue. 06:05 [edit]

category: バレエ

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自然のパワー 


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今日から学校がオープン。先週は体調を崩したりもしたから、1週間ぶりのピアノ。 やっぱりピアノを弾くのは楽しい。

 さすがに1週間鍵盤に触れていないと、最初は全然指が動いてくれない。 それを辛抱強く待つと、段々調子を取り戻してくる。 明後日のレッスンまでに、どうにかしなくてはいけない。 最大の難関はプロコフィエフのソナタ 第6番。 来週のコンクールの本選用。 2年前に弾いたものだけれど、大して手をつけていないし、まだ一度も今の先生には見ていただいていない曲。 取りあえず、他の曲をやりつつも今日はこれに絞って怪しいところを詰めていく。 やっぱり良い曲なのよね~。


 折角グランドピアノ使い放題なはずなのに、今日も明日も、『スズキ・メソッド』に学校を貸していて、グランドピアノの部屋が使えない。 でも、鍵が開いている部屋を勝手に使ってしまいましたが。 帰りに、この『スズキ・メソッド』に参加している女の子と目があったら、向こうから『ハロー』。 なんと、カーディフの音大で学年は違うものの一緒だったヴィオラのポルトガル人の女の子。 向こうは講座中だったのでおしゃべりできなかったものの、こうしてここで音楽をしていると、こういう再会があるものです。


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 まだ体調も本調子ではない為、早めに練習を切り上げて、午後6時過ぎ、まだまだ明るいし今日はお天気もよかったので、バス停を通り越して、ケンジントン・ガーデンズへ。 ボーっとただただ木々の間を歩いて、小鳥のさえずりを聞いているだけで幸せ。 心が満たされていくのを感じます。 特にあのプロコフィエフの後ではもう脳がおかしくなってきているので、こうして公園の中を歩くことは大切。

Posted on 2007/04/10 Tue. 05:52 [edit]

category: 日常

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Beautiful! 


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 数日振りで外へ! 気持ちが良いです。 やっとコート無しで外出。 午後3時頃まではジャケットも必要ありませんでした。 その後は曇ってしまったものの、夜遅くの帰宅予定で、ジャケットを着て、いちおうウールのストールを持って行ったものの、ストールは必要ありませんでした。 やっぱり、イースターを過ぎると、春なのかな。


 どこもかしこもお花がきれいです。 一番上の写真は、もう盛りは過ぎたものの、ダフディル・フラワー。 ハイドパークの入り口で。 


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 チューリップもきれい。 でも、もうだいぶ花びらが開きすぎてしまってきました。


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 家の近くのお宅で、あやめ?菖蒲? 紫色のきれいな花が。 思わず、『あやめ浴衣』の舞台を思い出してしまいました。


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 木々も葉をつけはじめています。 毎日のようにバスに乗っていて、目線にある木の葉が大きくなっていく様子を見るのって、とっても楽しい。 日本にいた時は全然気にしたことがなかったのに。 何だかんだいって、やっぱりここにいると心の余裕があるのかな。


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 久々にコヴェント・ガーデンで音楽を聴いてきましたが、何度か聴いたことのある弦楽器のグループ。 1枚10ポンド(約2000円ちょっと)でCD販売していましたが、それこそ飛ぶように売れていました。 チェロをずっと見つめていた女の子が可愛らしい。 音楽が身近で、楽しいもの。 ピアノはこういう活動ができないのが残念。 

 『パフォームする』、彼らは音楽の本当の楽しさを伝えていました。

Posted on 2007/04/09 Mon. 05:00 [edit]

category: 日常

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Happy Easter! 


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今日はイースター。 『復活祭』。 ジーザス・クライストが十字架にかけられて死んだ後、三日目に生き返った日。 新しい生命の誕生、だから、卵型のチョコレートがたくさん売られたり、イギリスではあまり見かけませんが、何年か前にこの時期にサルツブルグへ行ったら、卵形の素敵なオーナメントをたくさん売るお店があったりしました。


 そして、私たち北国に住むものにとって、イースターが来ると、やっと『春』になる気が。 もうすぐ、オーヴァーコートともさようならできるかしら?


4月4日分のConcert、更新しました。

Posted on 2007/04/08 Sun. 06:18 [edit]

category: クリスマス、行事、習慣

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私流オペラ・ハウスの楽しみ方 その2 


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その1 チケット購入方法など


 チケットを持っていざオペラ・ハウスへ!

 いや、もっといえば、マチネ公演などがない時には、劇場内には入ることができないものの、平日の朝10時から午後3時半までは建物の中に入って、フォーイェ(ロビー?)を見ることも、レストランでランチを取る事も、カフェでお茶を飲むことも可能。


 地下鉄のピカデリー・ラインの『コヴェント・ガーデン』駅からハウスに向かうと、上の写真とは反対側から入ることになります。

でも、折角なので、是非建物を通り越して、こちら側から見ていただきたいです。


 上の写真の左側はフォーイェ。 とってもきもちがよい場所。 1997年に改装される前は、舞台装置置き場として使われていたようですが、改装後は変わりました。


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 そして、こちら側が、劇場。 私は普段は横から入ってしまうのですが、たまにこちら側から入ると、『劇場に来た!』というちょっと違う気分になります。



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 この建物の斜め前にはバレリーナ像。 誰がモデルなのか、誰が作ったのか私は知りませんが。


 それでは、チケットを用意して、夢の空間へ。 入り口では、チケットを切り取られた後、バッグの中のチェクをされるので、バッグの中を片付けてから行きましょう(私への教訓)。

Posted on 2007/04/07 Sat. 06:23 [edit]

category: オペラハウスの楽しみ方

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観客、聴衆が育てる国 

 今日はグッドフライデー。 今日からイギリスはイースターの4連休です。 今年は教会のサーヴィスに行こう、と思っていたのに、この体調では無理。 それでも、熱はやっと下がったから一安心。 外へ行きたいのをこらえて、家でゆっくり。 


 で、何をしていたかというと、4月4日だかに来年度(2007年9月以降)のロイヤル・オペラ、バレエの演目がプレス・コンフェレンスで発表になりました。 昨日まではネットをあまりやる気にもなれなかったから、さーっと目を通しただけ。 バレエは12月分までの4公演分だけキャストも発表。 って・・・・・ これありえない。 ラ・バヤデール(バヤデルカ)、ロミオとジュリエット、バランシン振り付けのジュエルズ、くるみ割り人形。 しかもキャストが良すぎるし。 2月に踊ったのを最後に、6月の舞台をキャンセルしたゲスト・プリンシパルの吉田都さんがジュリエットと『くるみ』に出るのが嬉しい! 


 バヤデール、ロミオとジュリエットともに、6組のメインキャスト。 超豪華版。 『ロミオとジュリエット』は最後に観たのは10年前のロイヤル・バレエの来日公演。 去年の夏にピアノでこの中の曲を勉強してから、もう一度生の舞台を観たくて観たくていました。 でも、ロイヤル・バレエでは2006年の夏に公演した、と知ってしまってからは今年は無理だと思っていたのに。 噂によると、イギリスでは『ロミオとジュリエット』を演目に入れれば完売らしい。 


 ところで、私がたまに目を通している、一般人のバレエ関係の情報の宝庫、Ballet.co.ukというサイト、しっかりもうこのサイトでこの来シーズンの演目についてのスレッドができていました。

 読んでいると面白い。 私が好きなダンサーはたくさんいますが、もちろん、以前から知っている吉田都さん、そしてこの夏引退予定のダーシー・バッセル、そして4ヶ月前に私がバレエに戻った時に知ったマリアネラ・ヌニェス、マリアネラの舞台は絶対に欠かすことができません。 何しろ、絶頂期に向かって階段を駆け上がっているダンサーなのです。 でも、これはあくまでも私の主観。 イギリスでは人気があって、彼女はいつも大きな花束を貰っているのですが(時に準主役であっても、主役以上に大きな花束を)、日本の方からは結構不評。


 とにかく、このBallet.co.ukの議論の中で、一人の方が、『『ロミオとジュリエット』、これでは6組全部観ないと! でも、何が残念って、マリアネラがジュリエットを踊らないことだよ』と書いていました。 私も同感。 でも、ジュリエットは彼女は今まで踊ったことがないし、今の彼女はまだジュリエットには早いのかな?と思っていました。

 そうしたら、プレス・コンフェレンスに出席していた、という方が、『彼女は2008年5月の『ロミオとジュリエット』で役デビューするわよ』 これに喜んだ人、多数。 私ももちろんその一人。 


 どうなるかはわからないけれど、マリアネラはどちらかというと『ジュリエット』タイプではありません。 可憐なイメージのダンサーが踊るイメージがあるジュリエットよりも、おてんば娘とか、元気な役が似合うタイプ。 でも、彼女なら彼女らしい、従来のイメージを破った、でも型から外れないジュリエットを踊ってくれるのかな、という期待。 豊かな表現力に情熱的でのびのある踊り。 1年後の公演が楽しみ。


 イギリス人って、本当に若い人を伸ばしてくれる観客。 若い人だけでなくて、芸術の成長を見守っていてくれる、見守ることを楽しみにしている人達だと思います。 オペラ・ハウスにいると、常連さんたちと顔をあわせ、彼らからの暖かさ、そして劇場(観客)がダンサーを育てていることをひしひしと感じます。 これってとっても素敵。 

 だから、ロイヤル・バレエのダンサーと私を比べてはいけないけれど、私のようなピアニストでも、先日の教会でのコンサートのように、毎回の成長を待っていてくださる方々がいる。 演奏していても、ロイヤル・オペラ・ハウスよりもずーっと小さな空間だけれど、暖かく見守ってくれることを感じる。 だから、私はこの国で演奏することを愛しているのかもしれません。 よく、ラテン系の人達は、イギリス人は冷たい、というけれど、これが彼らの暖かさ。 

 音大の入試とも似ています。 私が音大に行くことにして、日本で高校を終わらせる為に一年日本にいた時、『日本の音大に入るには8割以上出来上がっていないとだめ、でも海外ではこれからの伸びる可能性を持っていることが大切』と言われました。 まさにそう。 この観客や聴衆と同じです。

 

 観ることに真剣だから、『モニカ(モニカ・メイソン、ロイヤル・バレエの芸術監督)に要望の手紙を書いた』とか、本当に良いものには凄いブラボーが飛んだり。 同じ演目を観たって、毎回拍手する場所が違う。 私も本当は中に入りたいけれど、常連のおじさん、おばさんたちが休憩時間に集まって議論している。 

 こないだは舞台でしりもちをついたソロを踊ったダンサーがいたけれど、それでも最後までちゃんと踊り通して、大きな拍手。


 プロコフィエフの音楽の『ロミオとジュリエット』、来年のマリアネラのデビュー公演は絶対に行きたい。 そして、彼女がこれから数年後、どう『ジュリエット』の役で成長していくのかを観てみたい。 私も、ダンサーを育てている劇場の一員になれたら、という想いです。 

Posted on 2007/04/06 Fri. 05:05 [edit]

category: バレエ

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やっぱりチャイコフスキー 

 やっぱり、昨日無理をしたのがいけないのか、また体調は振り出しに。 よって、どうしても行きたかったことまでキャンセル。 こんな状態久しぶり。


 ベッドの上で横になりながら、音楽を聴こう、とも思っても聴く気にもなれず、ゆっくりしていたら、自然に頭の中を駆け巡っていたのは先日観たばかりの『オネーギン』の音楽と踊り。 あれ、忘れられません。 ロイヤル・バレエ、感激を与え続けてくれているけれど、今まで観た演目、

 『眠れる森の美女』

 『くるみ割り人形』

 『ラプソディー』(1幕物、曲はラフマニノフの『パガニーニの主題による狂詩曲』)

 『ナポリ』

 『ラ・シルフィード』

 『白鳥の湖』

 『アポロ』、『アダムの子供たち』、『テーマとヴァリエーション』


の中ではこれが一番。 これを観るまでは、『ラ・シルフィード』がお気に入りだったけれど。 もちろん、『眠り』や『くるみ』の夢を与えてくれるバレエも大好きだけれど、人間くさい、官能的でストーリー性の強い『オネーギン』は今の年齢の私だからこそ理解できたもの。 こういうのを観ると、どうしてオペラ・ハウスのバレエ公演は子供ではなくて、年齢の高い人達が来るのか、分かる気がします。


 それになによりもチャイコフスキーの音楽が素敵。 バレエ版『オネーギン』はチャイコフスキーの曲の寄せ集め。 特にピアノ曲を多用していますが、もし私がこれらの曲を知らなかったら、この為に書かれた曲だ、とおもうでしょう。Kurt-Heinz Stolzeという人がアレンジをした時、なるべくチャイコフスキーのオーケストレーションに近づけたそう。 

 午後からちょっと調子が良かったから、チャイコフスキーのピアノ曲の楽譜をひっぱりだしてきて、曲名がわからなかったピアノ曲の確認(実はバレエを観た時に、曲名が思い出せない、または知らない曲の旋律を休憩時間にメモしておいたのです)。 

 一つ、絶対に聴いたことがあるけれど、わからなかった曲。 なんと、バレエでは曲の中間部から始めてそしてその後最初に戻っていました。 やっぱりまだまだ知らないわ。 違う曲同士を違和感無くくっつけていたりもするし。 


 好きな作曲家はたくさんいるけれど、やっぱり私にはチャイコフスキーは特別な存在。 彼のピアノ曲って単純だし、同じメロディーが何度も繰り返されるけれど、それをオーケストラで弾いたら?と考えるとわかってくる。 『くるみ割り人形』の中でも有名な『花のワルツ』、あれも何度も同じメロディーが繰り返される。 でも、楽器が違ったり、ちょっと工夫がされていたり。


 一昨年、去年とチャイコフスキーの小品のようなものばかりを弾いていたつけが今きて、コンクールで今の先生から、『アカデミックな場で弾くレパートリーが少ない』といわれる。 それはそうかもしれない。 ロシア以外のアカデミックな場ではチャイコフスキーは1、2曲を除いて、全くといってよいほど重要視されていないから。 今は一般的なものをやらなくてはいけない。

 でも、私には来年か再来年、きっと日本で絶対にやりたい企画がある。 そのために、やっぱり自分の時間でチャイコフスキーを弾き続けないと!


Posted on 2007/04/05 Thu. 05:54 [edit]

category: 音楽

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どうにか・・・・・ 


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今日は寒くて、グレーの空だったけれど、近所の庭先にだけは春が訪れていました。

 たんぽぽに、チューリップ。 長い冬のあと、見ているだけで笑顔になれる。


 昨日は夕方からベッドに入っていたというのに、夜になって38℃を超える熱。 それでもどうにか寝るだけ寝よう、と思ったのに、苦しくて夜中に目が覚めたら39℃を超えていて、これはまずい、と思って解熱剤。 私、偏頭痛が酷くて市販の薬では効かないので、日本の病院の先生に処方して頂いている薬を使っているのですが、これ、解熱剤としても使える(要するに鎮痛剤)からこういう時便利。 そうでないと、解熱剤なんて手元においておきませんから。

 どんな時でも寝ることができる私が何度も夜中に起きる始末。 こんなんでコンサートどうするのだろう?と段々他人事のように考えていました。


 結局、朝になってもたいして熱が下がっていないまま取りあえず学校にコンサート前に寄って練習する、ということだけはやめて、ぎりぎりまで横になることに。 


 ロンドン、チャーリング・クロス駅から約30分のセヴェノークスまで。 チャーリング・クロスもセヴェノークスも自動改札機がある駅ですが、改札がないこともある為、車掌さんが切符を見て回り、きっていきます。 返してもらったものを見て、ちょっと驚くと同時に、思わず笑みが。 


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 何か変な切り口、と思ってよく見ると・・・・・


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 そう、クマ。 なんて面白い国なの! こういうところが好き。 何でもあり。 


 久々にケント州へ行きましたが、車窓からの風景が本当にきれい。 やっぱり私のイギリスの原点はケントにあり。 この乗った電車(汽車かも・・・・)をもうちょっと行くと、私が一年間生活した村、ヘッドコーンへ。 思わず行きたくなってしまいました。


 ところで、昨日よりも声が悪化し、今朝は全く声が出なくなってしまっていました。 切符を買うのは販売機ではなくて窓口なので、あらかじめ、『セヴェノークスまで、日帰り切符1枚』(もちろん英語で)と書いた紙を用意。


 去年の3月に初めて演奏してから、6月、10月と訪れて今回久々の訪問。 ピアノはアップライトだし、決して条件が良くないけれど、それでもまた演奏したい、と思える教会。

 ついたらもう今回のお当番のおばさんたちがいらして、その中には見慣れた顔もあってホットしました。

 ちょっとリハーサルして控え室にいたら、一人のおばさんが、『みゆき! やっと来てくれたのね! 待っていたのよ。 それにしても、あなた声が出なくなってしまったそうじゃないの。 まあ、何はともあれ演奏を楽しみにしているわ。 特に今日はバッハを弾いてくれるし』 とっても嬉しかった瞬間。 だーれも知らないところで去年は演奏したのに、回を重ねる毎に顔なじみができて、こうして待っていてくれる人達がいる。 それにしても、おばさんたち、本当におしゃべり。


 演奏については別記しますが(そういえば先週の分もまだ書いていない)、今回はイースターのHoly weekの為のコンサート。 急な依頼で、何よりもプログラミングに頭を悩ませました。 どうにか、バッハとリストで落ち着いたけれど、これといって大きな曲はないし、テクニック以外が難しいプログラム。 

 最初は、こんな体調だから、体力的にきつい曲ではないから、どうにかなるだろう、と思っていたものの、精神面、気力、集中力がこれでもか、と要求されるプログラムでは今回の体調では最後の曲が終わった時には、『ああ、途中で倒れないで弾きとおすことができた』という安堵の気持ちでいっぱい。


 バッハの平均律の48曲の中で今一番好きな、第1巻第8番変ホ短調。 このフーガを特に多彩だ、といって評価してくださった方が何人かいらしたのが嬉しい。

 いつもだったらたくさんおしゃべりするのに、今回は何しろしゃべることができない。 それでも、次回をもう待っていてくださる方々がいること、一番嬉しいこと。 


 とにかくすぐに家に戻り、ベッドへ直行。 今回は長引きそう。 それでも、今日演奏キャンセルしなくて良かった! と思うのみ。

Posted on 2007/04/04 Wed. 06:37 [edit]

category: 音楽

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レッスン 

また冬空。 日本は桜が満開だというのに。 天候が不安定だし、きっと先週が忙しくてそれと同時にホリデーになったので気が抜けたのか土曜日の夜から調子が悪いまま。 今日は朝からレッスン(ホリデー中でも学校でレッスンをしてくださる先生です)があったので、今朝が一番酷い状態だったにも関わらず、気力だけで行ってきました。 完全にのどをやられてしまって、何よりもしゃべることがきつい。


 今日は1時間半以上かけてショパンの幻想ポロネーズ。 私の演奏は、ポエティック(詩的?)でよい、といわれたものの、自由奔放すぎる、と。まあ、いつかは言われる、と覚悟していた言葉。 だって、今までずっと習っていた先生は私との好きなピアニストの好みが似ていたのですが、今の先生は私たちが大好きなピアニスト、マルタ・アルゲリッチが大嫌い。 それでも得るものがあるから習っていますが、やっぱり最終的に求めるものは違います。


 良い先生だけれど、先生のコピーを作ろうとするのが嫌い。 今までだって、先生が弾いたものを真似しながら覚えてきていましたが、やっぱり違う真似。 

 まあ、コンクールは先生が聴くわけではないし、言われたことを守りつつも、自分の音楽を表現しますが。

 今日もう一つ聴いていただく予定だったプロコフィエフのソナタ第6番は時間切れ。 ということで来週朝9時から1時間、そして夕方5時からできるまで。 私の誕生日だし、折角ロンドンにいて今年は奮発してフランス系のカフェにおいしいケーキを食べに行こう!と思っていたのに、その時間はなさそう。


 明日のコンサート、こんな体の状態で大丈夫か?つくづく歌ではなくてよかった、と思います。 でも、声がこんなに出ない状態では明日はトークは無理そう。(声が大きい私が、半径2メートル以内の人にも声が聞こえていないようなので)

本番前にここまで酷いのは初めて。 明日は、Holy Weekの中のコンサート。 天に昇る音楽が奏でられたらよいな、と思います。

Posted on 2007/04/03 Tue. 03:23 [edit]

category: 音楽

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私流オペラ・ハウスの楽しみ方 その1 

 

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こちらが正面


 私が12月以来頻繁に行っているロイヤル・オペラ・ハウス、大好きな空間です。

 キャスト、演目によっては旅行者と絶対に分かる日本人(なぜだか現地在住かそうでないかはすぐにわかります)も多く見かけます。


 ここのオペラ・ハウスに限らず、イギリス(行ったことはありませんが、ヨーロッパの劇場も)の劇場は社交の場。 休憩時間は多くの人がホーイェ(ロビー?)に出ます。 

 私なりに、ここの劇場を歩き回って、見つけた、オペラ・ハウスの楽しみ方を何回かに分けて書いてみよう、と思いました。


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写真中央部分がもう一つの入り口


 ロイヤル・オペラ・ハウス はロンドンのコヴェント・ガーデンの一角に建っています。


まずは舞台を楽しむ為に絶対に必要なチケットの予約方法から。 

チケットは、事前予約か当日か。 年に4回オペラ・バレエのチケットの発売日があります。 バレエの全幕物(白鳥の湖や眠れる森の美女)の一番高い席が2006/07シーズンは87ポンド(約20000円)。 一番安い席が5ポンド(1000円ちょっと)。 多くの人が楽しめるように値段の設定がされています。 ただ、安い席では舞台が欠けることもしばしば。 私は大体、立ち見。 場所によっては全体が観えるし、立つのさえ嫌ではなければ同じ値段の座る席よりも舞台が観やすいから。 立ち見はそれほど数も多くなくて、早くに売切れてしまうようです(いつも同じような人と顔をあわせています)。


 当日券は朝10時に67枚売られます(もちろん、当日券以外で残りがあればそれらも買えます)。 完売になっている演目を観たい場合、朝10時前に並べば観られる可能性もある、ということ。 ただ、一人一枚しか買うことができないです。 

 当日券は値段のわりに観にくい席も多いようなので、早めに購入しておいた方がよい、と思いますが。

 チケット売り場(ボックス・オフィス)で購入する場合、ボックス・オフィスは日曜日以外の朝10時から夜7時半ころまで開いているはず。 見たい演目と日にちを伝え、希望価格を聞かれます。 その値段の中で残っている中で一番良い場所を教えてくれます。


 ネットでの予約は簡単だし、全ての席ではありませんが、一部、その席から観た舞台の写真を見ることができます(ただ、実際よりもよく写っている事が多い)。

 ネットでの予約方法は、ロイヤル・オペラ・ハウス のホームページをあけて、Book Onlineをクリック(新しいページが開きます)。 無料の登録をする必要がありますが、ログインしたら、演目のページが現れるので観たい演目をクリック。

 そうすると、その演目の日にちが出てくるので、行きたい日をクリック。 そうすると、左手にハウスの大まかな区分が現れるので、その中から興味ある場所をクリック。 残っているチケットの値段が出てくるので、必要枚数を書きこんで次のページに進むと、座席番号が現れます。 もし、それでよいのであればチェックアウトすればよいし、そうでなければ、Removeして、他の場所を探します。


 この時、役立つのが座席表と写真。 Book Onlineをクリックした時、オペラハウスのページはそのままになっているはずなので、Enterをクリック。 次のページに進んで、右上に、Seating Plan(直リンクはこちら )。

 一番上の、Interactive Seating Plan をクリックして、下の方の、『Click this button to open up the Main House Seating Plan』をクリックすると、新しいページが開き、左上に区分が現れます。 座りたい場所をクリックすると、下に座席表が現れます。 その中で赤い四角で囲ってある座席をクリックすると、右上にその座席からの舞台を観た写真が現れます。


 言葉で説明するのは難しいですが、伝わったでしょうか? バレエの演目によってはこちらから あらすじを読むこともできます。

 オペラ・ハウスのホームページ、結構充実していて、私も全部は読み終わっていません。



Posted on 2007/04/02 Mon. 06:08 [edit]

category: オペラハウスの楽しみ方

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