12 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 02

WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

多くを得たマスタークラス 


070131 sky


 快晴! こんな日は外に出るだけで嬉しくなる。 それにしても今年は異常なほど青空が多いイギリスです。


 一昨日から始まった歌とのあわせ、今日がマスタークラス。 私は怪しいところを必死に練習(だって、慣れない音型が多くて)。

2時からマスタークラスがスタート。 私たちは一番最後の5組目。 折角なので、最初から聴きにいきました。 フランス歌曲なんて今まで接していないから真新しくて、ドキドキ。 今回のマスタークラスのピアノを全部ピアノ科の生徒が受け持つ、というのも当たり前のことながらびっくり。 カーディフではありえなかったこと。 私は何度か弦楽器のマスタークラスでは一緒に弾いていた友達の伴奏をさせてもらいましたが、ほとんどは専属の雇われている伴奏者が受け持っていました。 でも、これが本来の姿だと思います。 ピアノ科の生徒(伴奏科だけではなく、ソロも)も得ることが多いのですから!!

 そして、ピアノ科の生徒もちらほらとマスタークラスを聴きにきていたこと。 これもカーディフではありえなかった事。 私なんて、結構マスタークラスを聴くのが好きで、ピアノ以外の楽器のときも行ったりしたのですが、奇異な目で見られていました。 私がやっていたことは普通のこと。 ここに来て、やっと自然に呼吸ができる感じ。


 ドビュッシー、フォーレ、その他、面白かったです。 先生はとってもよく教えてくださっていて、ほとんどの人が、頭の位置を直されていました(どうしても、下に行ってしまう)。 それと、フランス語の発音。 『キス』のフランス語、ちょっと違うと、『○×◎●』というかなり怪しい言葉になってしまうらしく、ほぼ全員注意されていました。 といっても、フランス語がほとんどわからない私にはその違いがいまいちわからなかったのですが・・・・・・・ でも、たまーによく聞いていると、バレエのレッスンで使っていた単語らしきものが聴こえたり。 フランス語は私には謎の言葉です。


 このマスタークラスは2時から5時まで。 私たちの前の人が終わった段階で5時。 でも、先生が30分ほど延長して、私たちも聞いてくださることに。 よって2曲準備していましたが、1曲だけ。 それでも、とっても良い勉強になりました。

 先生は元々伴奏者でもあるようで、私に対する要求も高度。 この曲は特に、歌とピアノが対等。 それで、私もどこを浮かび上がらせるか、楽譜には書いていないけれど歌いやすい、歌を持ち上げる為に、ちょっと早く弾くところ、いろいろと先生も実際にピアノを弾いてくださったりして教えてくださいました。

 数箇所、音色に対する要求もあり、こういうのは得意。 隣にいた先生が、『ウイ、ウイ』。 咄嗟に『ウイ』とは何だか分からずに、止まってしまった私に、先生は笑いながら、『トレヴィアン!』 ああそうだったのか。 

 30分が終わる頃には、30分前よりもずっと素敵な雰囲気の曲になってきました。 頑張れば私もフランス物、弾けるようになるかな、と錯覚するほど。


 歌のMerrinには『ありがとう』といわれたけれど、こちらこそ、ありがとう。 今日得たもの、とってもとっても大きくて、素敵なことでした。 先週、彼女に声をかけてもらわなかったらこの経験もなかったこと。 本当にありがとう!!


Posted on 2007/01/31 Wed. 06:26 [edit]

category: RCMの生活

TB: 0    CM: 1

31

歌のレッスン 

 昨日合わせをしたドビュッシーの歌曲、今日はMerrinの歌の先生のレッスンにくっついていきました。

 こうして歌の先生のレッスンに行くのは初めてのこと。 ちょっと緊張(自分でも、まずい部分があるのがわかっていたし、まだ自分のものになっていないから)。 先生はスコットランド人の男の先生でとっても素敵な声。 

 Merrinも私もまだお互いをよくわかっているわけではないし、まだまだ息がぴったりというわけではない状態。 もちろん一度聴いて先生はそれをわかります。 でも、レッスンで何度かやっているうちにだいぶよくなってきました。


 この先生はとっても表情豊かに、そしてとてもわかりやすく教えてくださいました。 私にもいろいろと言ってくださって、とにかく、『伴奏』ではなく対等に弾いて欲しい、ということ。 わかってはいても、歌との合わせに慣れていない私、私自身の持っている音が深くて芯がある音なので、もしかして歌を消してしまうのではないか、ととっても心配して、なんだか自分でも納得いかない、気持ち悪い演奏をしていました。でも、先生に言っていただいたお陰で、それまで縮こまって弾いていたのがオープンになったらMerrinの声も変わってくる。 これは3人でびっくり!先生にも言われましたが、ピアノって大切なのですね。 おもしろかった! 途中、完全に調を間違えて冷や汗も出たけれど。


 先生は、私が言われたことをすぐにできることを気に入ってくださって、また来なさい、と言ってくださったのが救い。 『言われたことをすぐにできる』、もしくは、すぐに吸収しなくてはいけない、これ、私は当たり前のことだと思っていたのですが、そうでない、と分かったのはカーディフ時代。

 マスタークラスで見て頂いた先生方に毎回言われたことだったし、昨年末にDr.Schreiderとお話しした時に、私がまだ学部生の頃、マスタークラスを受けて、そのあとのレッスンではそのマスタークラスをあまりにも私が吸収しすぎて、『イギリス人みたいな演奏』(失礼!)になって、先生は慌てたそう。 この時、『みゆきの長所は言われたことをすぐに自分のものにすること』と思っていたけれど、良いことばかりではない、と思ったそう。 もちろん、今は私自身が良い、悪いの判断をつけられるようになりましたが。

 もっといえば、もし私がレッスン中に自分のものにできなかったら、ここまでの短期間での成長はなかったわけですが。

 

 

Posted on 2007/01/30 Tue. 05:18 [edit]

category: RCMの生活

TB: 0    CM: 5

30

伴奏の楽しみ 

久しぶりの伴奏!

金曜日の夕方だったか、学校のコンピュータールームにいたら、アメリカ人の歌科の女の子に声をかけられました。 今度の水曜日にフランス歌曲のマスタークラスがあって、その伴奏をしてもらえないか、とのこと。 彼女とは学校が始まってすぐに一度しゃぺったことがあって、音大出ではなくて、ハーバードの確か哲学だったか。 歌の人って苦手な人が多いのですが、その中でとても人当たりのよさそうな感じ。


 カーディフ時代は歌は全て専属の伴奏者がいたので、一切ピアノ科の生徒が伴奏をやらせてもらうチャンスはありませんでした。 それでも、大学院1年目だったか、ピアノ科の伴奏コンクールではフルートと歌の伴奏をして優勝。(こんなんでよかったのか?) ジュニアスクールで仕事をしてた時は、よくパフォーマンスクラスで初見で伴奏をさせられていました。


 今回頼まれたのは、ドビュッシーの歌曲2曲。 ここで問題。 私、フランス物が大の苦手なのです。 いや、聴くのは好きです。 でも、滅多に私のコンサートプログラムに入らないことからもわかるように、弾くのは苦手。 良い評価をもらえることも多いから、もしかしたら自分でそう決め付けているだけかもしれませんが。

 でも、こういうのは良い機会。 ドビュッシーの歌曲って聴いたことがないし(勉強不足)、こういうことを勉強させてもらうのは今がチャンス。


 2曲共短いのですが、1曲はシャープが5つ。 もう一つはフラットが6つ。 学校でCDを探したのですが、1曲しか見つからず。 しかもかなり古い音源で、全然わからず。 それほど初見が苦手ではない私も、今回は真面目に練習。 だって、一度弾いてみたら、普段耳慣れない和声がたくさんでてきて、混乱してしまったのですから。

 実際にあわせてみると、楽しい! 私の練習不足でめちゃくちゃのところもありましたが、これは感覚がわかったので、ちょっと練習すれば大丈夫そう。

 1回目にあわせたときは私はあわせが久しぶりでそのような感覚がかなり鈍ってしまっていたし、歌の歌詞の意味もちゃんと調べていない、歌の旋律もちゃんとわかっていない、という酷い有様。 それでも、どうにか合う物です。 

 一箇所、ちょっと間をとろうか、と言って試してみたら、二人の息がぴったり! こういう時って、お互い満面の笑み。 凄くきれいで美しいものを発見した感じ。


 彼女は歌の人にしてみればとっても小柄。 私より小さいし。 それでも、私が嫌いなタイプのソプラノの声の質ではなくて、深みのある聴いていて気持ちのよいソプラノでした。 明日は彼女の歌の先生のレッスンに行くことになりましたが、これもまた楽しみ。


 ピアニストって孤独で、それはそれでかまわないけれど、やっぱりこういうあわせって楽しい! そういえばマンチェスター時代は同学年のチェリスト3人と弾いていたし、カーディフ時代も、自称『世界一美しい男』というヴィオラの友達とデュオをし、それ以外にもちょこちょことアンサンブルをしていました。

 マンチェスター時代のチェリストのサラ、ヨハネス、そして『世界一美しい男』は、それこそ息がぴったりとあう仲間。 私は音楽をプロフェッションとして始めて比較的早い段階にこのような人達に出会ってしまったのが、幸運にして不幸なこと。 彼らとの思い出が強すぎて、なかなか他の人と組むことができません。

 サラとは、私がカーディフに移ってからも一緒に弾く機会があって、一度目のあわせでもお互いに何をしたいのかがほとんど分かる間柄。 また一緒に弾きたいな! 

 ヨハネスにはよく彼の先生の生徒のパフォーマンスクラスの前日とかに楽譜を渡されて、弾いていたけれど、彼とも少ないリハーサルで弾ける仲。 あの頃の私のピアノは酷かったから、今だったらもっと楽しめるのでしょう。

『世界一美しい男』とはお互いが磁石でくっつけられたようにあわせることのできる仲。 お互いにうるさいし、自分の世界を持っていたけれど、それで何度も衝突しながらも作った世界。 永遠に終わりの無いリハーサル、今思うととっても懐かしい。


 久しぶりにこんな数年前のことを思い出してしまいました。 良い弾き手がたくさんいるこの学校にいるのだから、少しでもアンサンブルをしていくことができたら、と思います。 だれか、ラフマニノフの歌曲をやってくれる人を探そうかな。

 


Posted on 2007/01/29 Mon. 06:11 [edit]

category: 音楽

TB: 0    CM: 3

29

早2年 

 昨日でホームページを公開してから早2年。 何の知識もなしに、よくできたな、と今では思います。 しかもあの頃はデジカメもコンピューターも持っていなくて、学校のコンピューターでの作成。 あれって火事場の馬鹿力かしら?


 ホームページを作った頃、私は完全に精神的に壊れていた頃。 カーディフの大学院ディプロマコースの2年目、12月に学校の協奏曲コンクールのピアノ科予選で落とされ、もうそれは主任の私に対する嫌がらせでしかなかったから。 頑張って1ヶ月は耐えていたけれど、もうどうにもならなくなった時、家に閉じこもり。 私が学校に休みの連絡も無しに行かないなんて珍しいことだったから、そして確か室内楽のあわせかなんかがあったのか、先生、友達、色々な人が私に電話をしたらしい。 でも、私は携帯電話も切っていたので連絡不可。 結局、どういうことかロンドンに住むピアノの先生にまで連絡が行ってしまった始末。 あの時のことは今でも覚えているけれど、あそこまで墜落したのはあの時だけなのかもしれない。


でも、私はその時、『これでは駄目だ』と思って、すぐに1ヵ月後に行われるコンクールに申し込んで、自分を前向きにする為に始めたのがこのホームページでした。 


 結局、その数ヵ月後、試験の結果で主任に再び叩きつけられ、もう立ち直れないかも、と思ったものの、結局は周囲の方が心配して私はどうにか立ち上がりました。 本当に精神的に鍛えられた感じ。 人って信じてはいけないし、酷いものだ、と思ったのもあの時。 今でもあのカーディフでの出来事は嫌な思い出のまま。 何度、校長先生に全てをばらしてやろう、と思ったことか。 今でも思っているし。 仲が良かった友達に会いに、そして大好きだった仕事をしていたジュニアスクールの子供たちに会いたい、と思うのにカーディフへ行くことができないのは、あの嫌な思いがまた蘇ってきそうだから。 


 こんな感じで始めたホームページですが、なかなかブログ以外は更新できないでいるものの、第3者が読む、ということを考えて、私が当たり前になってしまっているイギリスの生活を再び見直すよい機会なっています。 そして何よりも、急降下していた私の日本語が上昇してきたこと。 家族への手紙やメールだと、英語が混ざったり、日本語がおかしくてもいいや、と思っていたけれど、ここではこれでも一応日本語を正しく書こう、と考えて、時には英和辞典を引きながら書くようになりました。


ホームページを通じて色々な方々に出会うことができました。 実際にお会いすることができた方々、いつかお会いするのを楽しみにしている方々、そっと読んでいて日本でのコンサートを聴きにいらして下さった方、本当に嬉しい出会いです。

 こうして読んでくださってありがとうございます。 

少しずつ、ホームページの更新もしていけたら、と思いつつ、これからもよろしくお願いいたします!


Posted on 2007/01/27 Sat. 06:24 [edit]

category: 日常

TB: 0    CM: 5

27

アシュケナージのリハーサル 

無事課題の提出が終了。 次は3月の頭なので、時間がある、と暢気に構えずに早めにスタートしようと思います。


 午後からはオーケストラのリハーサルを聴いてきました。 明日、学校のホールで学校のオーケストラがピアニスト、指揮者のウラジミール・アシュケナージの指揮でラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、シベリウスの交響曲第2番、というプログラムでコンサートを行います。 残念ながらチケットはクリスマス前に完売。 私は手に入れることはできませんでした。


 それだからなのか、勉強になるからなのか、ピアノ科主任のヴァネッサが学校と話し合って、今日の午後のラフマニノフのリハーサルをクワイヤーシート(オーケストラの後ろ)で聴くことができるようになりました。 ホールだったら自由に入ってリハーサルを聞いてよいのですが、アシュケナージの指示が聞こえるように、との計らいです。


 ピアノは同じ学年のアンドレイ・コロベイニコフ。 彼はまだ二十歳。 モスクワ音楽院出身で、今年からできたらしいモスクワ音楽院からこの王立音楽大学への全奨学金制度で来た生徒。 ずば抜けています。(というより、私の学年の外部進学した人達、できすぎ) 日本でも何度もコンサートを行っているようです。

 もう何度も協奏曲の経験ありなのでしょう。 とても余裕がありました。

 

 この曲、実は今私は譜読みを始めたばかり。 興味深く聴きました。

 久々にラフマニノフの協奏曲を聴きましたが、やっぱり素敵。 アシュケナージの指揮も表情豊か。 一度通した後、何箇所か怪しいところをやり直し。 曲の流れ、アーティキュレーションなどを主に注意していました。


 アシュケナージ、マンチェスター時代にピアノソロのリサイタルを聴いて、その最初の曲、シューマンの『アラベスク』を未だに覚えています。 ピアノの椅子に座ったと思ったと同時に弾きだして、語りかけるようなピアノに惹き込まれました。 

 その後、カーディフ時代に指揮を2回聴いています。 確かフィルハーモニア。 そのうちマーラーの交響曲第5番は震えるほど感動しました。 


 アシュケナージが小柄、というのは知っていましたが、入り口ですれ違ったら、私よりも背が低そうです。 

ここの学校、結構有名な指揮者が来るのですが、恵まれていますね。 そしてカーディフの音大とは違うな、と思ったのが数少ないリハーサルで曲を仕上げることができるほど皆の腕が良い(カーディフが酷すぎ、ともいえますが)、リハーサルを結構たくさんの人が観に来ている。 まあ、今回はチケットが売り切れているということもあるのかもしれませんが、アカデミックの先生、事務の方、生徒、色々な人が観に来ていました。 


 明日のコンサートを聴くことができないのが残念ですが、リハーサルを聴けたこと、収穫です。

Posted on 2007/01/26 Fri. 05:40 [edit]

category: RCMの生活

TB: 0    CM: 3

26

レッスンと教えと美しい空 

 今日は朝からピアノのレッスン。 先週モーツアルトのソナタ、K.330の第1楽章が終わったらしいので、今日は第2楽章。 このソナタはだいたい昨年Dr.Schreiderに見ていただいたものだし、第2楽章のようなゆっくりとしたものはどちらかというと得意なのでこれはあっけなく終了。

 そして、リストの『スペイン狂詩曲』を最初から。 とっても細かいです。 左手のオクターブの連続を弾く時、私の手のポジションが悪いらしく、そこを集中的に直していきました。 腕の使い方も学ぶ必要があります。 これ、今まで弱かった分野なので、これからきちんと学ぶ必要があります。


 夕方から教え。 ちょっとバスでは時間がかかるところなので、途中までバスそして地下鉄。 ロンドンにいてもほとんど地下鉄に乗っていないのに、1月に入ってからは毎週木曜日は地下鉄の日。 順調に走れば地下鉄に乗っている時間は15分ほどのはずなのに、そういうわけにはいかないロンドン。 今日も帰りは30分近くかかってしまいました。 でも、これももう慣れっこ。



070125 tube


 地下鉄、Underground(Subwayは米語。 英語でのSubwayは地下道)、その構造から通称Tube。 だいたいどこの駅にも大きなポスターが貼ってあります。


 

070125 view


 チューブに乗って二駅ほど行った後からはもう地上に出るのですが、今日は生徒さんの最寄り駅についたのが4時20分。 とってもきれいな夕焼けを見ることができました。 いつもなら学校にいる時間。学校にいると空を見ることはないから、こうして教えにいって空をみるのも嬉しいことです。


 明日提出の課題、とりあえず、今日は修士号の生徒がコンピュータールームに溜まっていました・・・・・・ 今回、学校が始まって3週目で提出なんてちょっと早すぎます。

Posted on 2007/01/24 Wed. 14:30 [edit]

category: 日常

TB: 0    CM: 3

24

初雪とイギリスのわからないこと 

 昨夜気温が下がったと思ったら、今朝は雪景色。 どうりで寒かったはず。 それでも、お昼頃には青空になり、すっかり解けてしまいました。 暖冬だと楽だけれど、でもいろいろなことを考えると、やっと雪が降って安心。 

 

イギリス、たまに(しょっちゅう)よくわからないことが起こるのですが、昨日あたりからよくわからないこと。 それは家の近くのバス停。 


 

070124 bus stop


上の写真のように、『このバス停は使われていません』という黄色のカヴァーがしてあるのに、下の写真のようにすぐ横に仮のバス停の標識がある。 これって一体??? (真ん中に立っている二つのうち、右の白に赤でマークがしてあるものが仮のバス停の印)



070124 bus stop-2


 バス停の話しがでたところで、イギリスのバスのお話し。 バス停には2種類あって、『Bus stop』と『Request Bus stop』。前者はどのバスも止まり、後者はそのバスに乗りたい人が肩から横に手を道路と水平に上げた時に停まる。 でも、前者の時もたまに手を上げないと停まってくれないこともあるので、だいたい自分が乗りたいバスが来たら手を上げるのがイギリス流。

 『バス停に人がいたら、バスは停まるべきだ』というのは留学生が最初に嘆く言葉。


 でも、おおらかなこの国では、稀にバス停でなくてもバスから降りることができるのです。

 イギリス生活1年目、ケント州でホームステイをしていた時、私のホストファミリーの家はフィールドの中にぽつんとありました。 よって、バス停なんてありません。 学校からはホストシスターたちと一緒に帰ることが多かったのですが、家が近くなったら運転席の近くへいって、『あそこでとめて!』というのです。 そうするときちんと停まってくれます。 もちろん、ホストシスターたちと一緒だと彼女たちが言ってくれたのですが、たまにバスが満員なんかで一人で後のバスで帰るとき、まだ生活に慣れていない頃はうまく運転手さんに伝えられるか緊張。 あの頃は一つ何かをするのにも緊張してばかりいましたが。


 今、イギリス生活1年目を送っている留学生たちを見ていると懐かしい。 私がすっかり忘れてしまったこと、当たり前になってしまったことを、再び思い出させてもらっています。

 

Posted on 2007/01/24 Wed. 06:45 [edit]

category: イギリス事情

TB: 0    CM: 1

24

心が豊かになったリサイタル:エリザベス・レオンスカヤ 

 久しぶりにピアノソロのリサイタルを聴きに行きました。 ずーっと行こうか行かないか迷っていたものの、結局今日の午後になってチケットを買いに行ったら残っていたので購入。 



070123 thems
テムズ川:右にあるのがロイヤル・フェスティバル・ホール
見難いですが、中央にクイーン・エリザベス・ホール


 場所はテムズ川の南側、というよりもテムズ川に沿って建てられているサウスバンクセンターの中のクィーン・エリザベス・ホール(QEH)。 本来ならこれよりも大きなロイヤル・フェスティヴァル・ホールが使用されるのかもしれませんが今年の夏まで改装工事中。

 QEHに来たのは実に9年振り。 1997年12月にホストファミリーの子供たちがナショナル・チルドレン・オーケストラに所属していてそのコンサートがここで行われました。

 このところしょっちゅう通っているトラファルガー・スクエアから歩いて橋を渡って15分ほど。 こんなに近かったんだ。


 今日のリサイタルはロシア出身、でもこの30年ほどウィーン在住のピアニスト、エリザベス・レオンスカヤによるもの。 レオンスカヤは確か60歳くらい。 私の大好きなピアニスト、リヒテルととても親しくしていて、リヒテルが生前ウィーンに滞在した時など、レオンスカヤの家でピアノの練習をしていた、ということを読んだことがあります。

 リヒテルを身近に知っていた、連弾などもしたことがある人の演奏、とても聴いてみたかったのでした。

 今日のプログラムもまた興味を惹くもの。


 前半は

  リスト/ペトラルカのソネット104

  リスト/ペトラルカのソネット126

  チャイコフスキー/グランド・ソナタ

後半は

  ショパン/スケルツオ 第1番、第2番

  ショパン/ノクターン 変ニ長調 作品27-2

  ショパン/スケルツオ 第3番、 第4番

アンコールに

  ドビュッシー/前奏曲集 第2巻より『花火』

  ドビュッシー/レントより遅く


 私はこのホールの一番後ろの席(ピアノの鍵盤が見えない方)だったのですが、最初リストが始まって、その美しさ、一番遠いところにいる私の心にまで響く音色にただただ涙が溢れるばかり。 この曲、知っているし、ずっと気になっている曲だけれど、弾いてみたい!と思いました。 ちょっとしたニュアンス、フレージング、間の取り方、とっても素敵でした。 これだけでもきてよかった!


 そして、私の一番の目玉である、チャイコフスキーのソナタ。 この曲は滅多に演奏されることはありません。 でも大好きでいくつか録音を聴いているし、日本で一度チャイコフスキーコンクールの優勝者、上原彩子さんの演奏を聴いています。 そういえば2年前のサマーコースで私の先生のDr.Schreiderがこれの第1楽章だけを弾いて、未だに耳に残っています。

 アイディア、昨日ここに書いたような創造性、個性は素晴らしく、面白いところもたくさんあり、凄いのは物凄いパッセージも楽々こなしている事。 凄く簡単に演奏しているように見えて、コロコロと音が鍵盤の上を駆け巡っていました。

 ただ残念なのが、彼女、大きい音になると音が響かない。 ピアノが鳴っていないのです。 そしてあまり音が良くなくて。 

 一つ安心したのは、第1楽章、第4楽章で多分暗譜落ちだと思われる左手があやふやになった箇所があったのですが、それもすぐに立て直していたこと。 こんな大ホールで弾くプロも暗譜落ちすることもあるし、ミスタッチも結構している。 


 休憩後はショパン。 スケルツオ4つ全部を聴くことができるなんて贅沢! 一番よかったのが第4番。 この曲、こんなに素敵な曲だったかしら?と思ったほど。 なんだか優しく語りかけてくれるようなピアノでした。 ノクターンは私も何度も舞台に出している曲。 彼女はテンポも速め。 ニュアンス的なこと、参考になったところもいくつか。


アンコールのドビュッシー、2曲目はゆっくりで静かに終わる曲ですが、こういうアンコールの終わり方も素敵。 でも、そのかわりよほど良く弾けないと駄目ですが。 彼女はゆっくり目の曲の方が素敵だったので、効果抜群!! 


 久々のリサイタル、とっても楽しみました。 私は自分では小さな場所での演奏を好んでいますが、でも、こうして大ホールで遠くの人の心に響く、届く音楽を奏でることができるのも魅力的かも! と今更ながらに思いました。 いつか、大きなところで演奏できる日が来るのかしら?いや、できるようなピアニストになりたい!と思ってしまいました。


 心がとっても満たされています。 

Posted on 2007/01/23 Tue. 06:41 [edit]

category: エンターテイメント

TB: 0    CM: 4

23

クラスでの演奏 

今日は昨日に引き続き空気が冷たい! ダウンコートを着ているのに、そして手袋もしているのに、家に帰ったらすっかりからだが冷えていました。 しかも、今日はクラスで弾くことにしていたからブーツで弾くのは弾きにくいのでパンプスで行ったのも間違い。 これからはタイツに靴下を重ねてブーツかしら??


 今日は初めてピアノ科のパフォーマンスクラスで弾いてきました。 大体1週間前に弾きたい人が名前を書く紙が張り出されるのですが、すぐにいっぱいになってしまって先タームは弾くことができませんでした。 今回はラッキーなことに張り出されてすぐに気が付いたので弾けることに。 しかも、ラッキーなことにリサイタル・ホール(でも、一番大きいのはコンサート・ホール)。

 

 私は2番目にリストの『愛の賛歌』を。 これは11月、12月日本で弾いてきたものですが、一度学校でも弾いておきたかったのです。 それも、このクラスを担当するピアノ科主任のヴァネッサがどういう意見を言ってくれるのかを知りたくて。 

 先生は私が弾く前に『まあ、ずいぶんと滅多に弾かれない曲を弾くのね』。 


 今日はリサイタルホールがやたらと寒くて、私の身体は完全に凍った状態。 私の前に1年生の男の子がブラームスの後期の作品を弾いたので少しはピアノも温まっているかな、と期待したのに駄目。 まあ、そんな中で演奏開始。 正直言って、今日は何故だか普段来ないような大学院の生徒が来ていたし、このクラスの雰囲気はコンサート会場よりも硬い空気が漂っていて弾くのが怖い。


 まあ、何とか演奏し、他の生徒とヴァネッサからのコメント。 ポジティブなものは、音色が多いこと、美しい音を持っていること(これはもう既に何度も評価されている部分なので、自信を持ってもよいのかもしれません)。 ネガティブなものは、この曲はメロディーラインを繋ぎにくいのですが、それがきちんと繋がっていないこと。 肩に力が入っていること。 これは今の新しい先生にも言われていることなので、本当に注意しないと。


 クラスであっても、12月頭の日本での演奏以来久々に人前での演奏。 さすがに1ヵ月半以上あくと感覚が鈍くなっています。


 弾き終わった後に、ヴァネッサがにこにこしながら、『これはとっても美しい曲(Such a beautiful piece!)。 あなたの演奏を聴くことができてよかったわ』。 入学して3ヶ月も経たないで先生を代わりたいとか、言い出したので、先生も気になっていたのかもしれません。 もちろん、このようなオープンクラスだけみては言うことができませんが、やっぱりヴァネッサに習いたかったな。 第1希望にしていたのに駄目で、今回の先生を代わる時にももう一度伺ったのですが、やっぱり主任としての仕事も多くて、それで生徒ももういっぱいに取っているので、取っていただくことはできませんでした。


 そういえば初めてヴァネッサと出会ったのはちょうど2年前。 カーディフの音大にいた時にマスタークラスを受けましたが、その時は先生はまだ王立音楽院のピアノ科教授。 まさかその半年後にこの音大のピアノ科主任に就任するとは思ってもいませんでした。 あの時のマスタークラスで私の演奏を気に入ってくださり、それを去年の9月に私がこの学校に入学した時も覚えていてくださったのが嬉しい。 こうしてパフォーマンスクラスで意見を言っていただけるのだから、チャンスがある限り弾こう、と改めて思いました。 それにしてもあのクラスの雰囲気には緊張した・・・・・・・

Posted on 2007/01/23 Tue. 05:39 [edit]

category: RCMの生活

TB: 0    CM: 1

23

創造と個性 

急に冷え込んできました。 といってもこれまでがおかしいほどに暖かかったので、これがいつも通りの気温なのでしょうけれど。

 私、このところバレエに行ったりロンドン観光をしたり、遊んでばかりいるように思われているかもしれませんが、これでもきちんとピアノ、そして修士号の勉強をしているのであって、今週末にも課題提出が待ち構えています。

 今回いろいろとある課題の中から私が選んだのが、簡単に言えば、『創造性と個性』。 二人の演奏者による同じ曲のレコーディングを取り上げて、創造性、個性について論じていきます。もちろん、これらを元に私自身の個性に対する考えも述べていくことになります。
 
 私が選んだのはショパンのピアノ・ソナタ第2番の第1楽章(このソナタの第3楽章が有名な葬送行進曲)。 この作品、とっても多くの人がレコーディングしています。 私自身大好きな曲なのでいくつかCDを持っていますし、学校の図書館にもいくつかのレコーディングがあります。

 『個性』を述べていくのだから個性的な演奏のものを、と思って学校でCDを聴いてみて私の心を捕まえたのが1911年ウクライナのオデッサ生まれのピアニスト、チェルカスキーのもの。 チェルカスキーは1995年にロンドンで亡くなりました。 彼の名前を初めて聞いたのはたしかカーディフの大学学部1年生の時のはず。 私のピアノの先生、Dr.Schreiderとしゃべっていて、先生からチェルカスキーのCDを聞いてみたら、と言われたのが最初のはず。 残念ながらあの学校の図書館にはチェルカスキーのCDは無くて、実際に演奏に接したのは、いつだったかのBBC ミュージック・マガジンの付録のCDに入っていたラフマニノフのポルカの演奏。 物凄い衝撃が身体の中を駆け巡ったのを覚えています。 

 

 今回、初めて彼のショパンの演奏を聴きましたが、もう言葉を失うほど。 70歳になってからの録音だったと思いますが、とてもそうは思えない。 何度も、色々な人の演奏で聴いたこの曲が違って聴こえる。 間違っても曲の本質を失っているわけではない。 でも、凄いのです! 興味をもって、彼に関する文献を読み漁っているのですが、図書館にあったいろいろなピアニストのショパンの演奏について書かれた本があったのですが、そこに書かれていたのは、チェルカスキーは毎回弾くたびに違うように弾いた、ということ。
 それだけアイディアが豊富だったのでしょう。 もちろん、毎回違う風に弾いた=でたらめに弾いた、練習していない、ではありませんよ!(某日本のサイトで、毎回違って弾く、というのは普段きちんと練習していない、ということを数回読んだので)
 日本にも何度も行っていたのに実際に聴かなかったのが悔やまれます(もちろん、その頃はピアノへの興味がなかったので仕方がありませんが)

 


 

070122 alina


 こういうことを調べている途中で某所で今日のイギリスの新聞、インディペンデント紙に ロイヤル・バレエのプリンシパルバレリーナ、アリーナが載っている、というので珍しく購入。 見開き1面に大きく写真がのり、チャイコフスキーの音楽、そして彼女自身がどう音楽を捉えるか、というようなことをかいていたのですが、これが今回のエッセイにも一つのヒントをくれました。 (本文はこちらから)

 

 ロイヤル・バレエは同じ演目でも主役を数組用意しています。 私も先週は2度オペラ・ハウスに同じ演目(2演目の日だったので、一つは違うもの)を観にいったのですが、演じる人が違うと同じバレエ団でももちろん違うものになる。 このところバレエの批評を読んだりしているのですが(今は新聞に載った批評もネットで読める時代!)、これもまたおもしろい。 

 

 『個性』私が常に求めているもの。 与えられた、許容範囲内で、いかに自分の世界、舞台を創っていくか。 人と同じ事をしていたら、私は真似をしているだけ。 それだったら演奏しない方がまし。 極端な話、コンピューターが演奏すればよいわけだし。

 昨年12月の日本でのコンサート、何人か2回以上の演奏会にいらしてくださいました。 その中で、私の友達が12月1日、3日に来てくれたのですが、1日のコンサートでは『楽しい、どきどき』という気持ちになり、3日のコンサートでは『やさしい気持ち』になったそう。 もちろん、演奏場所の雰囲気も、ドレスも一部の曲も違った。 でも、私のつたない演奏から違う気持ちを感じ取ってくれたことは嬉しい。 

 

 今回のエッセイ、とってもおもしろいけれど、考えれば考えるほど考え込んでしまう。 しかも、こういう時って関係ないのにおもしろくて読みたくなる文献が見つかってしまう。 活字中毒の私、文字を追ってばかり(この前はそのお陰で明け方まで本を読む破目に・・・・・・)

 

 自分自身の演奏も『個性』、『創造性』を目指していきたいと思います! その前にエッセイを仕上げないと!

 

Posted on 2007/01/22 Mon. 06:20 [edit]

category: 音楽

TB: 0    CM: 1

22

ロンドンバス移動 

 今日は青空! このところ、イギリスの冬らしくない空が多くて、気温も低くなく、反対に心配になってしまいます。 木曜日には、嵐で亡くなった方もいらしたくらいなので。 

 でも、お天気が良いからか、ちょうど日没の時間の空がとってもきれい。 今日も午後5時ちょっと前、トラファルガースクエアにいたのですが、空を見上げたら、なんともいえないピンクとブルーの空。 うっすらと三日月が見えて、飛行機がとっても短い間隔で何機も通り過ぎていきました。


 今日も教えに行ってから、夕方シティーで用があったので、家に帰ってもすぐまた出かけるようになるので、セントラルをうろうろ。 相変わらずナショナル・ギャラリーの土曜日の午後というのは混んでいます。 でも私が好きな美術館の一つ。 まだまだ行っていない美術館がロンドンにはたくさんあるのですが、どうしても行きやすいナショナル・ギャラリーに足が向いてしまうのです。 そろそろ他のところにもいかないと。 でも、まだロンドン、イギリスにいると思うと、なかなか行かないのですよね。


 またコヴェント・ガーデン(大好き!)を抜けてきたのですが、今日はいつも音楽を聴くことができる場所でちょうど歌が始まったところ。 男性と女性のデュオ。 男性の声はそれなりによかったのですが、女性の声が響かなくて、早々に去ってしまいました。 もう今から7年くらい前に聴いた女性の素晴らしい声を忘れることができません。

 オペラ・ハウスを素通りしたら、今夜のオペラのリターンチケットを待つ人の列が。 オペラ・ハウスでは、どうやらバレエよりもオペラの方が人気で、しょっちゅう売切れてしまうようです。 ちなみに、オペラの方がバレエよりもチケットは高めです。 私も気になる演目があるものの、現代演出の為行く気になれず。 私は頭が固いので、どちらかというとその時代に基づいた衣装でのオペラの方が好きなのです。 ただ今は『通』の人達の間では現代演出の方が好かれているようですが。 残念。


 そういえば先日オペラ・ハウスにバレエを観にいった時一人だったので、そしてそれほど寒くなかったのでバルコニーに出て、衣装部(全面ガラスになっているので、バルコニーから見ることができるのです)を覗きに行ったのですが、12月までやっていた『眠れる森の美女』の妖精の衣装があったり、2月3日から始まる『白鳥の湖』の衣装が用意されていたりしました。 

 おもしろいのは、いくつか人体も置いてあったのですが、とっても細いものと、寸胴のとっても太いもの。 ここではオペラとバレエの衣装を作っているので当たり前と言えば当たり前なのですが、その太さの違いに唖然。 私、オペラの人体の体系よりもバレエの体系に近づきたい、と切実に思いました。


 コヴェント・ガーデンはいつも通りとってもにぎやか。 その後バスで東に向かい、セント・ポール寺院の前でバスを乗り換えたのですが、その大きさにびっくり。 セント・ポールは有名なのに、イギリスに来た1年目にホスト・ファミリーに連れて行ってもらって以来来たことがありませんでした。 今日はもう夜だったので、今度はゆっくり見学に来たいな、と思いました。

 金融街のシティーまで行ったら、さすがに高層ビルばっかり+人が少ない。 ロンドンって大きいようで小さいところ。

 もっとバスを乗り回してみたいと思うのでした。

 

Posted on 2007/01/20 Sat. 06:27 [edit]

category: ロンドン観光

TB: 0    CM: 1

20

レッスンと刺激 

 1週間が過ぎるのがとてつもなく早いです。

 今日も朝からピアノのレッスン。 折角真面目に練習していったリストの『スペイン狂詩曲』は見てもらえず、あまり練習していなかったモーツアルトのソナタの第1楽章。 今日は肩の力が抜けていたのか、それともちょっと顔見知りが和らいだのか、先週よりもよかったようで、先生には褒められましたが、複雑な気分。 まあ、そこから手直しして終わり。 新しい先生、なにしろ細かいです。 

 驚いたのは、先生が今日、この曲の楽譜に注意事項を全部書き込んだこと。 私はレッスンで言われたことを消化するタイプで、9月まで習っていたDr.Schreiderは指使い、ペダル、私が言われても直さなかったこと意外を書き込むことはほとんどなかったのです。 全て自分の頭、指、心が頼りだったので、変な感じ。

 第1楽章は一先ず終了して、来週から第2楽章。 リストを磨き上げておこう、と思います。


 12月以来バレエにはまりまくっている私ですが、とってもたくさんの刺激を受け続けています。 もちろん本番の舞台を観ての刺激、気に入ったダンサーについて調べているうちにわかった刺激。

 そして先日見つけたオペラ・ハウスのあるページ。 2月3日から白鳥の湖が始まるのですが、(凄いですね! 3カ月の間にチャイコフスキーの3大バレエを全部観られるのです!) その為なのか、ロイヤル・オペラ・ハウスのサイトに膨大な量のインフォメーションページができていました。 『白鳥の湖』のこと、衣装のこと、ダンサーの舞台裏の話、などなどおもしろくて、毎日少しずつ見ているのですが、全然終わりません。

 その中で、ダンサーの一日、というのがあったのですが、これが想像以上に凄い。 毎日10時半からバーレッスンなどのクラスが始まり、それが11時45分に終わり、12時(正午)からリハーサル。 その日に舞台があっても、それとは違うものをやっているそうです。(もしかしたらプリンシパル級の人達は、男性、女性で踊るパ・ド・ドゥなどはリハーサルしているかもしれませんが) 

 もっといえば、一度初日を終えたものは、よほどメンバー変更などが出ない限り、リハーサルをすることはないそうです。 よって、4つくらいのバレエを一度にリハーサルしているそう。 だからこそ、レパートリーが多いし、次から次へ、場合によっては1演目やっている間に次の演目をすることができるのでしょう。 本番があっても5時過ぎまでリハーサルをしているようです。 そして本番の幕が上がるのが夜7時半。 本番の翌日でもまた同じことを繰り返す。


 これを読んで、正直自分が情けなく、そして自分自身に甘すぎる、と思ったのでした。 私はなるべく演奏会が続いても同じプログラムを組まずに、もちろん同じ曲を続けても弾きますが、違う組み合わせをするようにはしています。 でも、演奏会当日に新しい曲の譜読みなんてできないし、なるべく練習もしないようにする。 当日はその日の夜に弾くものを練習している。 

 バレエダンサーの方がもっと体力も使うのに、このスケジュール。 凄いな~、と思ったのでした。 私もレパートリーを増やしたかったら、今の状況から脱出すべき。 もっと自分に厳しく、精神も体力も鍛える。 そして、集中力を高める。

 

 日本から帰ってきた後くらいから、背中の痛みが酷くて、練習に集中できないことがあったりしたのですが、このところ、バレエを観ているからか、踊りたい!と思うからか、自分でバーレッスンの真似事、ストレッチをし始めてからだいぶよくなりました。(酷い時には、練習の合間に、椅子の上に横になることもあったりしたのでした・・・・・・) 自分の身体をきちんとケアしつつ、渇を入れていきたい、と思います。

 

Posted on 2007/01/19 Fri. 06:53 [edit]

category: 音楽

TB: 0    CM: 2

19

目の保養? 

 今日も強風。 先週の木曜日も強風だったので、木曜日って何かあるのかしら?(先月の家の近くの竜巻も、一昨年の地下鉄のテロも木曜日)


 私が9月から11月までお世話になったピアノの先生、私が11月19日、日本へ行く直前にレッスンを受けて、1月から先生を替わりたいことを話した後、どうやら体調が優れず、学校をお休みしています。 どうやら、今日主任の先生と廊下で顔をあわせて話していたら、私が習っていた先生はクリスマス頃から南アフリカ(先生は南アフリカ出身)へ行き、そのまままだ体調が悪くて南アフリカにいるそう。

 よって、11月末から仮のR先生が教えに来ています。これが、私が勉強していたカーディフの音大で教えている若くて(30ちょっと)背が高くて、格好よくて、立っているだけで絵になる先生。 11月にR先生とのレッスンをした女の子たちは、『もう、凄く格好よくて、目がチラチラそちらに行ってしまったわ。 それでもって、教え方もいつもの先生よりも上手いの!』


 今日もR先生が学校にいらしていて、私はR先生が教えている部屋の前を通りかかったら休憩中。 私はカーディフ時代に室内楽でレッスンを受けているし、パフォーマンスクラスなんかでもお世話になっているので、私を覚えているかはわからなかったのですが、一応挨拶をしておこうと、声をかけてみました。

 先生は私はカーディフでの勉強を終えた後、日本に帰ったと思っていたみたいで、ここにいることを驚かれていました。 名前も覚えていてくださったりして、なんだかんだ言っても、5年間過ごしたカーディフ時代の人に会うのはとっても嬉しいことなのだ、と気が付きました。

 近況などをお話しして、R先生とカーディフではなく、ここ王立音楽大学で話しているのがとっても不思議。


 これからが大変。 友達から『R先生来てるね! 目の保養になるね』なんていうメッセージが来て、『私、今しゃべってきたよ』といったら、ずるいと言われ、とっても羨ましがられましたが、そんなに羨ましいことなのか・・・・・・・・

 正直、私はR先生のピアノの演奏は好きではないけれど、でもR先生の教え方は好きだし、先生はアイディアもたくさんあるので、先生を代わらない方がよかったかも、なんて思ってしまったのでした。 まあ、今までの先生が復帰したらまた物足りなくなるのでしょうから代わってよかったとは思いますが。


 それにしても、ここの学校のピアノ科はお年を召した先生が多くて、きっと若い(40代)のは、ショパンコンクールで入賞しているケヴィン・ケナー先生と、日本人のKawai先生くらい。 そこに、長身の30代の先生が来たら、それは目立ちます。 噂を聞いて、レッスン室を覗きに行っている女の子たちもいるようで・・・・・・・ 

 

 

Posted on 2007/01/18 Thu. 06:43 [edit]

category: RCMの生活

TB: 0    CM: 1

18

弦が切れた・・・・・ 

昨夜バレエを観た後だからか、気持ちよくピアノの練習。 身体にバレリーナみたいに羽が生えたみたい(あくまでも生えたつもり)



070117 piano


 

リストの『スペイン狂詩曲』もそれなりに気持ちよく先週注意されたところを中心に進めていたら、指に何かが当たった?? その途端に異音。 ピアノの弦を1本切りました・・・・・・ かなり久しぶり。 一時、一年間に5本位きった時があったけれど(学校から張替え料を請求されるかさすがに心配でしたが、請求されることはありませんでした)、この2,3年、切ったことがありませんでした。 そんなに激しいところでもなく、ただ細かいパッセージを弾いていただけなのに。


 でも、ピアノの弦は切れやすく、学校のピアノ、何台も切れています。 いつだったか、カーディフ時代、私の師が模範演奏中、2日間で、1台のピアノの弦を4本切ったことがありました。(しかも私のレッスンで2本切った) 

 

 私自身は幸運なことにまだ本番では弦を切ったことはありませんが、実際、本番で切れることもあるわけで・・・・・

 いつだったか、日本のピアノコンクールのセミ・ファイナルを聴きに行った時、最後の人が数曲弾いたうちの最後の曲で弦を切ったことがありました。 この場合、もう切れた弦の音が間抜けな音しかだせなくなっても演奏は続行されます。 その他の場合って、途中で弦を張り替えるのかしら?? 

いまいち弦が切れる仕組みのわかっていない私、本番でこのようなことがないことを祈るのみです。


 

Posted on 2007/01/17 Wed. 06:51 [edit]

category: 音楽

TB: 0    CM: 5

17

『ナポリ』『ラ・シルフィード』 

 先日土曜日(1月13日)に1ヶ月にわたるロイヤルバレエの『くるみ割り人形』の舞台が終わったばかりですが、ロイヤル・オペラ・ハウスの休館日の日曜日を挟んで、昨日15日からは次の演目が始まりました。 今週、そしてその後2週間空いて、2月6,9日がロマンティックバレエの傑作、『ラ・シルフィード』、そしてこれは2幕あるものの短めなので、その日によって、ラフマニノフのピアノとオーケストラの作品、『パガニーニの主題による狂詩曲』を使ったバレエ『ラプソディー』か、『ナポリ』という3幕あるバレエの一部分を取り出した作品をしています。

 ちなみに、この間、2月3日からは『白鳥の湖』が始まります。 ロイヤル・バレエの演目の多さには驚きます。 ダンサー、特に毎晩のように踊っている下のほうのランクの人達は大変でしょうね。 これこそ本当に好きではないとできないと思います。


 今夜は『ナポリ』と『ラ・シルフィード』。 どちらも私は観た事も、あらすじも知らないバレエ。 『ラ・シルフィード』はその演目となんとなくのあらすじは知っていましたが、今回初めて詳しいことがわかりました。

 

 『ナポリ』は30分ちょっと。 踊りだけを男女計24人が繰り広げました。 途中、照明がディスコみたい。 あれっ?と思っていたら、やはりコンピューターが誤作動していたようで、休憩後にお詫びのアナウンスが入りました。 

 『ナポリ』は直前まで誰がでるかもわからなかったのですが、お気に入りのマリアネラが出ていたし、先日インタビュー番組を見て興味を持ったこれから伸びてくると噂されているスティーブンが出ていたので満足。 

 スティーブンは20歳の丁度5つにわかれているランクの真ん中にいるダンサー。 彼はまだバレエ団3年目なのに、毎年のように上がってきているようです。 踊りに切れがあり、身体から情熱が溢れ、目が釘付けになってしまいました。 これからが楽しみなダンサーです。 

 マリアネラも、自分が踊っていなくて、周りにいるときも彼女は演技している。 いや、演技というよりももうあれは素で楽しんでいるのでしょう。 彼女のソロがまた凄い。 あのもう名前も分からないようなステップ、そして切れ味のよさ。 それをいとも簡単なように、素敵な笑顔で、心から彼女が楽しんでいるのが伝わってくる。 私はずっと観ながら笑顔でした。

 私も、コンサートに来てくださる方々を笑顔にすることができるピアニストになりたい、とおもってなりません。


 『ラ・シルフィード』 は一度観ただけで、気に入ってしまいました! たった1000円でこんなに楽しめるなんて!

 シルフィードを踊った、アリーナ、アラベスクがとってもきれい。 まさに、妖精、と言う感じでした。

 これから、後2回『ラ・シルフィード』は観に行く予定。 楽しみ!

Posted on 2007/01/16 Tue. 06:37 [edit]

category: バレエ

TB: 0    CM: 1

16

冬の青空 

昨日に続いて、今日も快晴! 

学校に行く時、バス停を一つ手前で降りて、ちょっとだけ公園の中を歩いてきました。



070115 queen gate


 ケンジントン・ガーデンのクウィーン・ゲート(凄い名前)の前にはなぜかもみの木が2本置かれていました。 1月6日、クリスマスから12日たった日がクリスマス終わりの日。 そのあたりに何本ものクリスマス・ツリーが寂しく、道路に転がっていました。 それなのに、10日たった今日まで、どうしてこのもみの木がこんなところに置かれているのでしょう??



070115 park


 楽譜が重いので(だったら一度学校へ行って荷物をロッカーに置いてくれば良いのに)、そんなに歩き回ることはできませんでしたが、グレーの空から脱出して、お日様の力を弱々しいけれどちょっとでも感じると嬉しくなる。 これ、北国に住んでいる者の気持ち。 



070115 rah


 すっかり枯れ木ばかりだけれど、いくつかなんだかわからない実をつけた木も。 奥に見えるのが只今サーカスを公演中のロイヤル・アルバート・ホール。 日本だったら、この実の木のかわりに桜があったら素敵な情景になりそう。 でも、ここではそれは望むことができないのでした。 


 段々日が伸びて、お天気が良いと5時近くまで薄明るくなりました。 これから2ヶ月半したら、サマータイムが始まります。 今年はイースターが4月に入ってからなので、春の訪れが遅く感じますが、スーパーマーケットには既にイースター用の卵型のチョコレートが並び、春はもうすぐのはず。 

 最後に日本の桜を見たのはもう9年前。 今年こそは4月に日本に、と言いつつ毎年すぎ、今年もまただめそう。 桜の木の下で、おにぎりと草餅を食べるの、私がこの時期毎年のように空想することです。 

Posted on 2007/01/15 Mon. 06:09 [edit]

category: 日常

TB: 0    CM: 3

15

ピアノ 


070114 sky


 

久々の快晴! 朝、窓の外を見て、嬉しくなってしまいました。 それくらい、毎日グレーの空が続いていたのです。 

 この写真、とてもではないけれど、イギリスの1月の空のようには見えません。


 教えの後はいつも通りピアノ。 リストの『スペイン狂詩曲』、先日のレッスンで練習方法を教えていただいたので、その通りにやってみました。 そして問題の私のポスチャー。 肩に力が入らないようにすると、そこでまた気になって腕に今度は力が入る。 特にまだ試行錯誤している曲なのですぐに身体が硬くなります。 息を吐くことを忘れないようにしないと。

 まだまだテンポは上がらないし、テクニック的にも怪しいところがあるけれど、それでも、これを弾く時、心が弾む。 ちょっと前までは私自身スペイン系の曲を弾くことになるとは思っていなかったのに。 

 でも正直、去年一年間は小品が楽しくって、大曲を放っておいてキャラクターを築き上げることに専念していたのですが、それはそれでとっても勉強になったけれど、13分のこの『スペイン狂詩曲』がすごく大きな曲に感じてしまう。 これでは駄目。 今年はもう少し大曲を仕上げていこうとおもいます。


 久々に(1年半ぶり??)に2005年の夏のカーディフの卒業試験リサイタルで弾いたプロコフィエフのソナタ第6番を弾きなおしていましたが、これもところどころ暗譜が抜けてしまっていました。 好きな曲だから、去年は一度も舞台に乗せられなかったけれど、今年は弾きたいな、なんて思っています。


 新しいショパンのマズルカを始めて、これもまた楽しい。 大曲を練習した後に、大好きなキャラクターピースを弾くとほっとする。 今年は一体、何曲学ぶことができるのか?? 焦らず、でも多くを学びたい、と思っています。

 

Posted on 2007/01/14 Sun. 04:57 [edit]

category: 音楽

TB: 0    CM: 3

14

Russian Winter Festival 

一週間以上グレーの空。 気温はそんなに低くは無いですが、厚い雲が覆った空を見上げると、ちょっと悲しくなります。 とってもイギリスらしい天候ですが。
 今月からピアノの生徒が二人増え、出張レッスンを行う私の行動範囲が増えました。 今日も、今まで行ったことのないところでの教え。 移動時間は正直勿体無いけれど、それはそれでバスからの車窓を楽しんでいます。
今日のお宅はテムズ川に近く、今日はお天気が悪かったし、行きたいところがあったので止めておきましたが、今度ちょっと歩いてテムズ川をみてこようかな、と思います。



070113 russian festival


 今日はトラファルガー・スクエアで『Russian Winter Festival』というものが催されていました。 ロシア好きの私、もちろん行ってきました!
 さすがにテロを警戒してなのか、トラファルガー・スクエアには柵を立て、入り口では荷物チェック(この荷物チェック、ロイヤル・オペラ・ハウスでもあります)。 メインイヴェントはステージなのですが、ちょうど私が行った時はポップス系の音楽をしていました。



070113 russian main
赤と青に光っているところがメインステージ(ちなみにこれ、午後4時半ちょっとすぎ)



 周りにはロシアの食べ物を売るお店があったり、民芸品を売るお店があったり。 聞こえてくる会話は、ロシア語。 
 ロシア語新聞もイギリスで発行されているようで、今日は配っていたので、私も頂いてきたので、これを1年かけて訳そうかな。 でも、難しすぎるかも。

 あまりにも人が多かったのでそんなに長居しないで退散。 そのままセントラルをウロウロとしていましたが、凄い人。 ロンドンと言うのは本当に観光地です。
 

 コヴェント・ガーデンにも遊びに行って、いつもの音楽を聴くことができる場所に行ったけれど、ちょうど歌が終わったところ。 残念。 ふらっとロイヤル・オペラハウスに立ち寄ったら、今夜が最後のロイヤル・バレエの『くるみ割り人形』はさすが最終日、完売。 7時から開演ですが、5時前に既にリターン・チケットを手に入れようとしている人達の列ができていました。

 

Posted on 2007/01/13 Sat. 06:22 [edit]

category: ロンドン観光

TB: 0    CM: 4

13

表現力に感動 

私、もう狂っています。 何がって、今シーズン3回目のロイヤル・バレエの『くるみ割り人形』。 もうどうにかしていますね。 

 もちろん、今日行ったのには理由があって・・・・・ 

 まず、クララ、くるみ割り人形を、私が前に2回観てとっても気に入っている 、IohnaとRicardoが踊るから。 そして、一番の理由は、お気に入りのプリンシパルダンサーのマリアネラが金平糖の精を踊るから。 この組み合わせを見た時、『行かなくては!』と思ったのでした。 

 そして、結構遅くに予約したにも関わらず、結構良いところの立ち見席が残っていたのも理由。 


 もうどんな舞台が現れるか分かっているのに、まだまだ序曲が始まって、緞帳が上がる瞬間、ドキドキする。 嬉しさでいっぱい。 第1幕が始まって、Iohnaは今まで観た中で、一番素敵な演技。 もう、演技をしているというより彼女はクララに成り切っていました。 結局私は、彼女のクララの初日 と今日の今シーズンの彼女のクララの最終日(くるみ割り人形の最終日は明日)を観たことになります。 舞台って、本当に成長する場所です。 3回観ても、同じ人が同じ役をやっていても、ちょっとずつ変化があることがわかりました。 特にこの『くるみ割り人形』の第1幕のように演劇性の強い舞台、演劇の国であるイギリスは得意なのかもしれません。


 もう、第1幕が終わった時、私の心は感動しっぱなし。 なんて素敵な! 特に、今日はくるみ割り人形がクララによって呪いが解けて、人間に戻った時の場面のIohnaの表情がとってもよかった。 RicardoとIohnaのパートナーシップもとってもよくて、これもまた、今日が一番良かったかな。


 第2幕が始まる前はもう心拍数が増していたことでしょう。 先月の『眠れる森の美女』 で感動してオーロラ姫を踊ったマリアネラに関して、私はいくつかのインタヴューを読み、そして先日のインタヴュー番組 でますます興味を持った今夜の金平糖の精のマリアネラ、彼女がどのようにこの役を踊るか、表現するか。 

 もっといえば、この役を既に、吉田都さん、ロイヤル・バレエのトップ的存在である、アリーナで観ているので、マリアネラがどのようにこれを踊るか観てみたい。 この版では、金平糖の精+王子は、第2幕の最初と最後に踊るだけ。 ということは、この少ない出番で役に成り切ることは難しいのかな、と感じていたので、それをどうするか。


 2幕の一番最初の部分が終わって、クララ、くるみ割り人形だった人(名前忘れた)がお菓子の王国に到着した時、そこで、金平糖の精(シュガー・プラム・フェアリー)と王子が彼らを迎えるのですが、もうこの時点でマリアネラの笑顔が素敵。 私はオペラグラスで舞台を観るわけではないので、そこまで顔がはっきりと分かるわけではないのですが、それでも伝わる彼女の表情。


 最後のグラン・パ・ド・ドゥはとっても素敵! マリアネラはどちらかと言うと男っぽい踊り方だけれど、上体の使い方がとってもしなやか。 そして、誰よりも手の指先にまで神経が行っています。 何より表情が素敵! こんな今24歳、旬のダンサーを観られるなんて恵まれています。 私は彼女の追っかけになりそう!

Posted on 2007/01/12 Fri. 06:24 [edit]

category: バレエ

TB: 0    CM: 1

12

ピアノのレッスン開始 

 学校の新学期が始まって1週間。 今日は朝からピアノのレッスン。 正式に先生を代わってから初めてのレッスン。

 新しい人に慣れるのに時間がかかる私は、まだ緊張した状態。 まずはモーツアルトのソナタから。 これはもうかれこれ1年弾いているもの。 本当は新しい古典のソナタをやりたかったのですが、12月にコンサルテーションを受けた時このソナタを持っていったので、先生に、勉強になるから続けて持ってくるように言われていました。

  

 私の弱さの、肩に力が入ること、上体の使い方に問題があることを集中的に直され、最後はあまりにも気にしすぎで、わけが分からなくなってきました。 先生には大きな問題ではない、と言われたものの、 これ、真面目に治す必要があります。 首の後ろから、肩甲骨の辺りにかけての痛みがこのところ酷いのですが、もしかしたらこれが原因かもしれません。


 モーツアルトのソナタは第1楽章だけだったのに、とっても細かく、新たな発見があったり。 どちらかというと、『良い子』の演奏になりそう。 でも、私はそれは嫌なので、この後舞台に出す時は、今までのDr.Schreiderとの勉強で得たものと組み合わせていく必要がありそう。 そうでないと、自己嫌悪になりそう。 でも、今まで自由すぎた私の演奏は、この先生と勉強することによって安定感(+ミスタッチが減る)のある演奏になるかもしれません。


 それから新曲のリストの『スペイン狂詩曲』。 とりあえずゆっくり目に弾いてくるように言われていたので、ゆっくりで暗譜していきました。(というか、テクニカルな曲なので、まだ全然テンポが上がらない)

 全部は弾きませんでしたが、テクニック的な練習方法、など私がテクニック的にどう弾けばよいのかわからなかったところもしっかり説明していただくことができてハッピー。

 

 まだ、この新しい先生とは『先生』というより、臨時の先生に見てもらっている、という感覚。 9月までレッスンを受けていたDr.Schreiderとの関係が長かったし、長いだけではなくて、父娘のような関係だったので仕方がないかもしれません。


 本当にピアノに限らず、先生選びは難しい。 特に私の場合、本当にピアノを専門に始めた初期の段階(というか、むしろ先生と出会ったからピアノをやった)で自分にぴったりな先生に出会ったのがとっても幸せだけれど、今困っていること。 とにかく、RCMで勉強している間は、この新しい先生と地道に勉強していこう、と思います。

Posted on 2007/01/12 Fri. 04:53 [edit]

category: 音楽

TB: 0    CM: 3

12

ロンドン暴風 

 昨夜ベッドに入る頃、私の部屋の外で何度か物音が。 何だろう?と思いつつも寝てしまったのですが、今朝外に出て分かりました。 私の部屋の前の細い木の枝が強風で折れた音のようでした。 



070111 tree
地面には折れた枝が・・・・・


 今日も強風、雨。 それでも夕方にはおさまってきて、4時半からの教えの時、まだ外が薄明るいのが嬉しい。 こんなに天候が悪くてもそれなりに明るくなってきたのですから!


 お昼前から修士号のレクチャーがあったのですが、その間も風の音が凄くて、何度か窓に皆の目が動きました。

夕方の新聞を読んでいたら、ロンドンで数箇所木が車の上に倒れたりした写真が。


 地球の温暖化が影響しているのでしょうね。 12月の家の近くでの竜巻。 この被害にあわれた家は、まだ修理が終わっていません。 今日の暴風の被害、どのようなものだったのかわかりませんが、再びこのようなことが起きないとは限らない。 外を歩く時も、注意して歩こうと思います。


Posted on 2007/01/11 Thu. 06:33 [edit]

category: 日常

TB: 0    CM: 3

11

Dreams to Reality 

“Dreams to Reality”、ボクシングデーの昨年12月26日にイギリスの国営放送、BBCが放送したテレビ番組。 ロイヤル・バレエ、バレエ・スクールの舞台裏のドキュメンタリー。 テレビがない私は、今日やっと友達が録画したヴィデオを借りて観る事ができました。

 1時間ほどの番組でしたが、とても濃い内容。 トップ(プリンシパル・ダンサー)になれるのはほんの一握り。 でも、その夢を追い求めている人達。


 私が先日『くるみ割り人形』を観にいった時のクララ役のIohna 、群舞のダンサーでも私は気に入っているのですが、彼女のインタヴューもあり、『ジュリエットを踊るのが夢だった。 今でもそう思っているわ。 今もう30歳。 この先昇進できるとは思わない。 ダンサーは芸術監督の手に委ねられているの。 あと5年踊り続けるとして、その先どうするか。』 

『完璧な群舞のダンサーになろうと必死だった。 でも、気付いた時には集団の中に埋もれてしまっていたのよ。もっと自分をアピールすべきだった』

などなど、とってもチャーミングなクララを踊る彼女の口から現実的なことが。 現実を受け止めてはいるけれど、インタヴューの映像も笑顔がとっても素敵で、舞台と同じ。 舞台上と現実が違う人も多くいますから。 アピール、大切なことなのですね。


 プリンシパル級のダンサーのインタヴューが多くて、これもまたおもしろい。 

私のお気に入りのマリアネラ、 彼女も舞台とインタヴューのイメージが同じ。 『幕が上がる5分前は緊張して気分が悪くなるの。 でも、音楽が聴こえて、舞台に立ったら最高の気分になるのよ!』 そう、この言葉、もちろん観客には舞台袖にいるダンサーは見えませんが、彼女が舞台に出てきた時って、マリアネラは本当に踊ること、舞台が嬉しい!という笑顔だし、彼女が最高の気分であることを私も感じ取ります。 このマリアネラの言葉、同じ(もっと小規模ですが)舞台に立つ私と同じ言葉。 舞台に出る直前は怖い。でも、一度舞台に立ったら、そこは天国。


 マリアネラとキューバ出身のプリンシパルダンサー、カルロスの『ラ・フィーユ・マルガルデ』というバレエの本番のシーンが一部放送され、ちょうど、見せ場のリフトが決まらなかった部分。 カルロスは落ち込み、でも、マリアネラは、『次回はもっと良いものを見せるから、また戻ってきて!』 ポジティブだな、と思います。


 32歳のスペイン出身のプリンシパルのタマラは、『一日うち数時間だけ、タマラではなくて他の人物になれることがバレエの素晴らしいところ。 私にとってはバレエは言葉(Language)』 


 ロイヤル・バレエ・スクールの子供たちのインタヴューも多かったのですが、印象的だったのは15歳の女の子。 『もしバレエをやめたら何をしようかな。 軍隊に入ると思う。 とっても似ているのよ』

 15歳の男の子は、『ここへ来ていることは昔の友達には話していない。 7,8歳の頃バレエをやっている、と言ったらいじめにあったんだ。 ドラマ・スクールに通っている、と話しているんだよ』


 12歳の男の子は、『僕はプリンシパルではなくて、ファースト・ソロイスト(プリンシパルの一つ下)になりたいんだ。(ちなみに、このインタヴューに出てきた人のうち、彼だけがプリンシパルになりたい、と言わなかった) 僕はプレッシャーに弱いからプリンシパルは勤まらないと思うんだ。 サッカー選手になりたい男の子はたくさんいるよね。 でも、バレエ・ダンサーになりたい男の子は少ないから、僕にもチャンスはあるね!』


 途中、バレエ学校のレッスン風景もあったりして、とっても懐かしくなりました。 このほかのダンサー、生徒たちのインタヴューも魅力的でした。 こんな素敵な放送をしてくれたBBCに感謝。 ちょうど何度かロイヤル・バレエの舞台を観た後にこの番組。 素敵なプレゼントでした。


 バレエで私の年齢はもうバレエ団に入って10年目近くになる年齢。 それに比べまだ学校に所属している私自身。 小さな舞台はこなせるようになったけれど、まだまだ夢は遠いところにある。

 でもそうか、バレエはもし、オーロラ姫になりたかったり、ジュリエット、シンデレラ、白鳥の湖のオデット・・・・ 主役を踊りたければ他人との競争に勝たなくてはいけない。 ピアノは、もちろん協奏曲は一握りの人にしかその舞台は与えられないけれど、ソロの曲は私だって好きな曲を舞台に出せる。 特定の役柄はないけれど、舞台に立っている間は『みゆき』ではない。 おもしろい世界。

 

 この番組、多くを考えさせ、多くを教えてくれました。 私、『負けず嫌い』と自分の性格を言っているけれど、先日母と話していて気が付いたのは、私は人に比べての負けず嫌いではなく、あくまでも自分の中で、自分に対しての負けず嫌い。 コンクールはピアノだって人と比べられるけれど、舞台はあくまでも、自分との戦い。 もちろん、バレエだってそうですが。 

 

 私も、現実を受け止めつつも、夢をもって頑張ろう! と思いました。 幸い、バレエ・ダンサーの命よりもピアニストの命の方が長いから、まだまだ挑戦できるはず!

Posted on 2007/01/10 Wed. 06:50 [edit]

category: バレエ

TB: 0    CM: 1

10

新学期 

 びっくりするほどの暖かい夜。 バスにあった新聞(今、ロンドンは無料の新聞が2,3種類発行されていて、運が良いとバスに積まれています。 そうでなくても読み終わった新聞は乗り物の中に置いて降りることが当たり前の国ですが)をちらっと読んだら、今夜は10℃を越えています。 どうりで暖かいはず。 ちなみにニューヨークは22℃で、56年振りの1月の最高気温。 すっかりビーチスタイルで日光浴する人達の写真が載っていました。

 ちなみにモスクワへ帰っていたロシア人の友達、アーニャも今日帰ってきて、モスクワも0℃を越えていたそう。 世界中で異常気象ですね。


 アーニャは何と今朝の5時にモスクワを発ったそう。 どうしてなのか、私のロシア人の友達、モスクワからロンドンに飛ぶ時、朝が異常に早いフライトか夜遅いフライトばかりです。 しかも彼女、ロシア正教では1月7日がクリスマスなので、昨夜は徹夜でパーティー。 今日はあくびばかりしていました。


 今日から新学期開始。 先週の金曜日までがらーんとしていた学校も一気に活気付いてきました。 それと同時に、昼間の練習室が取りにくくなったので、私の練習も夜型に。

 早速夕方からは修士号のレクチャー。 11月だったかに一度レクチャーを聞いた先生で、その時は心理学。 分からないところが多かったのですが、今日は音楽家の創造力。 この先生、内容は悪くないのに、授業の進め方が魅力的ではなくて、授業中、隣の人と顔を見合す人が結構いました。 今日も何だか要点がなくて、結局外側しか話していないのでは?という授業。

 オリジナリティー(個性)と普通の演奏の違い。 聴衆の好み。 これ、絶対に色々な国籍によって感じ方が違うはず。 やっぱり私は、こういうところはイギリス人の考え方が分からない。 だから隣にいたアーニャと顔を見合わせる始末。 ドイツ人の生徒が先生の意見に反論していたけれど、あれはきっとドイツ的な考え。 面白いと言えば面白いけれど、音楽って(音楽に限らず)永遠に論議するものなのでしょう。


 これから3月末まで、どのような授業になっていくのか楽しみ。 演奏だけでは得ることができない世界、たくさん吸収したいと思っています。

Posted on 2007/01/08 Mon. 05:04 [edit]

category: RCMの生活

TB: 0    CM: 3

08

去年のピアノのまとめ 

明日から新学期がスタートします。 最後の休日はゆっくりと家で過ごしました。

 本当に久々にピアノ曲のCDを聴き(それくらいバレエのCDばかり聴いていたのです・・・・・)、ああ、やっぱりピアノっていいな、って再認識したり。 だって、音だけで何かを伝えられるのですから!

 

 ホリデー中にやりたかったことの一つをやっとやりました。 それは2006年の1年間の演奏曲のまとめ。 これはただ単に統計をとったりするのが好きな私のやること。 1年間に弾いた曲を書き出して、何回その曲を舞台で弾いたのか、この4-5年書いているレパートリーが書かれている表に書き加えていきます。 去年舞台で弾いたのは全部で大、小あわせて40曲ちょっと。 そのうち去年新しくやった曲が20曲ちょっと。 小さめの曲がほとんどですが、それでも思ったより新しい曲をやったようでした。

 表にまとめていくと、この2,3年舞台に出していない曲があることに気づきました。 別に嫌いな曲、というわけでもないのですけれどね。 今年はもう少し古い曲も舞台にだそうかな、どうせレパートリーとして結構頻繁に練習室では弾いている曲なのですから。 


 2005年はショパンの幻想ポロネーズなんて12回も弾いていたのですが、今年一番弾いたのがショパンのマズルカ 作品68。 この曲はとっても好きなので、また今年も弾きそう。 そして半年弱の中で一番弾いたのがショパンの華麗なる大円舞曲。 やっぱり私はショパン好きなのかな。 ショパンは魅力的な曲がたくさん。 まだまだ弾きたいものがたまっています。 

 今年没後100年をむかえるグリーグの小品も結構弾きました。 そして私のライフ・ワークになるであろうチャイコフスキーの小品も確実に増えてきています。 今年はどれをやろうか楽譜とにらめっこ中。


 ただ去年はこの数年で初めてベートーヴェンのソナタを舞台に一度も出しませんでした。 好きだけれど、なかなかランチタイムコンサートではシリアスなベートーヴェンのソナタは弾きにくかったのが理由かもしれません。 今年は弾きたいものです。


 とにかくレパートリーを確実に増やしていくことが今の私の課題。 今年はどんな曲をやろうか、2年ぶりに実技試験もあるし、その為の曲もやっていかなくてはいけないし、30歳まであと2年、コンクールもラスト・チャンスになってくるので力をつけるために受けたいし。 


 明日から再び気持ちを入れ替えてピアノに向かい合いたいと思っています!

Posted on 2007/01/07 Sun. 05:57 [edit]

category: 音楽

TB: 0    CM: 1

07

初演劇鑑賞 

 雨が止んだり降ったり。 それでも今年は暖冬なので助かります。


このブログを読んでくださっている方々、この頃のMiyukiは遊んでばかりいるのでは?と思っていることでしょう。 今日もまたお出かけ。


 『演劇の国、イギリス』にいるのに、シェークスピアさえ見たことの無い私。 カーディフ時代、演劇科があり、音楽科よりも演劇の方が良い学校だったので、何度か演劇の公演を観たことはありますが、プロのものは観たことがありませんでした。


 たまに(いや結構頻繁に?)送られてくる、客員動員の率が悪い為に、いくつかの席を無料で配布するメール。 演劇関係も結構多いのですが、日程が合わないことが多くて行ったことがありませんでした。

 今日の午後のマチネ公演、時間があって予約できたので行ってみることに。 コヴェント・ガーデン近く、劇場街のNew Ambassadors Theatreでの、"Love Song"

 12月から始まっている公演です。 全くあらすじを知らないで行ったので、最初は全然わからなかったのですが、登場人物の関係がわかったら理解できるようになって、休憩無しの90分、たくさんの笑いを提供してくれました。

 ただ、アメリカン・イングリッシュで、映画をほとんど観ない為にアメリカン・イングリッシュに普段触れていない私には少々難しい英語があったりしました。 真面目に聞かないと聞き取れないし。


 オペラ・ハウスのような空間に慣れてくるととっても小さく感じた今日の劇場。 こういう劇場がロンドンにはいくつもあるのでしょう。 

 ミュージカル、バレエ、オペラ、コンサート、演劇、多くの芸術的な舞台を毎晩のように提供しているロンドン。 凄いな!と思うばかりです。 演劇もバレエや音楽ほどは興味がないものの、おもしろいので、時間が許す限り行きたいな、と思います。

Posted on 2007/01/06 Sat. 05:21 [edit]

category: エンターテイメント

TB: 0    CM: 1

06

サーカス:Alegria 

 今日から教え始め。 新年最初の教えが新しい生徒。 久々の導入の生徒。 数年ぶりのことに私自身もちょっと緊張。

 舞台を愛し、演奏することをこの上なく愛しているけれど、それと同じ位好きなのが教えること。 特に全く初めてピアノを習う子供は自分の手で最初から育てることができるので楽しい。 もちろん大変なこともありますが。



070104 sky


 今日はお天気もすがすがしく、午後3時過ぎ、サウス・ケンジントンの楽譜屋さんへ向かう時の空がきれい。 この上の写真はヴィクトリア&アルバート・ミュージアム付近。 


 夜は学校へ戻って学校の目の前のロイヤル・アルバート・ホールへ。 ここで明日から1ヶ月位Alegriaというサーカスが行われるのですが、学校で今夜のドレス・リハーサルのチケットを頂いたので行ってきました。 臆病な私には到底できないあの息をのむサーカスの技の数々。 実はサーカスが大好きで、カーディフにいた頃、毎年のようにイースターホリデー中に学校の裏の大きな公園の一角にサーカス小屋が設置され、様々なサーカスが来ました。 私はロシアのものを1回、中国雑技団を2回。 

 いつもは大してまとまりの無いピアノ科、弦楽器科のホリデー中にカーディフに残っている人達で、一緒に行きました。 家族連れがほとんどの中に、多国籍、大学生の私たちの集団はちょっと(いや、かなり??)浮いていましたが、終演後は遠回りするのが嫌で、すっかり鍵を閉められた公園のゲートを『これができたらサーカスに入れるね!』なんて馬鹿なことを言いながら飛び越え(よじ登り)公園に忍び込んだりしたものでした。


 今夜もとても楽しみ。 サーカス小屋でなくて巨大なアルバート・ホールというのは少々違和感がありましたが、空中ブランコ、松明を持った演技、体操の床運動を思わせる10人近い人達のジャンプの連続、などなど楽しみました。 ただ、技と技の合間の道化?のやり取りが少々長すぎる気もしましたが。 それに、中国雑技団を見てしまった私にとってちょっと物足りないところもあったり。

 終わり近くに、二人の女の子が柔軟な体での演技。 帽子というか、鬘のようなものをかぶっていたのでちょっとわからなかったのですが、どう考えても、中国雑技団で見たことがあるもの。 あのとてつもない柔軟性は凄い! やはり、最後のカーテンコールで帽子を外したら、黒髪のアジア人。 

 

 久々にあっと息を呑む演技の数々、とても楽しむことができました。

 自分にはできないことへの憧れ、サーカスもまた夢を与えてくれます。

Posted on 2007/01/04 Thu. 06:09 [edit]

category: エンターテイメント

TB: 0    CM: 3

04

バレエから得るピアノ 

やっと学校が開いたのでピアノの弾き初め。 1週間ピアノに触れなかった後、とても新鮮で心が弾むけれど、指は思うように動きません。 特に、暗譜中のリストの『スペイン狂詩曲』をやったら、手が痛くなるほど。 いかに毎日の練習が大切かがわかります。

 

 あれだけこのホリデー中にバレエに再びはまり、ピアノのCDではなくてバレエのCDをよく聴いていた私ですが、やはりピアノが楽しい。 

 今日は久しぶりなので、この1ヶ月前に日本で弾いた曲など、レパートリーを1時間ほど弾いていたのですが、それを弾きながら、新たなアイディアが浮かんでくる。 私のピアノは前よりも動きがあるように思う。(あくまで自分で思っているだけ)弾きながら、このホリデー中に観たバレエの舞台、友達から借りて観たいくつかのバレエのDVDの場面が浮かんでくる。 バレエにはまったこと、決して無駄ではない、と思った瞬間でした。


 今年は自分の中で、ピアノでの大きな目標があります。 これを達成できるかは私次第。 

バレエを観ていて思うのはやはり私は舞台が好き。 ピアノでの舞台を楽しめるようになりたい。 舞台の数が去年よりも少しでも増えたら嬉しい。 そして、今こうしてバレエの舞台を観ていて、観ている人の心を動かすことの難しさ、いや同じ役でも、演じる人によって観ている方は心を動かされたり動かされなかったり。 ピアノにも共通しているところ。 これを私なりにどうにかしたい。 


 弾きたい曲がたくさんある今、少しずつ前進していきたい、と思いました。

 

Posted on 2007/01/03 Wed. 06:40 [edit]

category: エンターテイメント

TB: 0    CM: 1

03

夢を与えてくれる『くるみ割り人形』 

2007年の幕開けはロイヤル・バレエ。 こんな超一流の舞台を元旦に観るなんて、今年は芸術面(=ピアノ)で充実する年になるかな、なんて思っています。


 12月13日の初日を観た『くるみ割り人形』、あの時のクララとくるみ割り人形役の人達がよかったし、昨日は良い立ち見が残っていたので、あの後すぐに今日のチケットを手配したのでした。


 クララ役のIohna は30歳だと言うのに、全然それを感じさせないチャーミングな人。 彼女のクララ、とっても素敵。 前回は舞台にとても近い席で、表情もとってもよくわかりましたが、今回は舞台の全体が観えるけれど、ちょっと遠め。 それでも、表情が伝わります。 彼女はとっても小柄だけれど、オーラがあります。 下の方のランクにいるのが残念なほど。 

 くるみ割り人形を演じたRicardo も前回観た時よりものびのびとした踊り。 プリンシパル(最高位)の一つ下のファースト・ソロイストというランクにいますが、私は彼の踊りが好き。 IohnaとRicardoが二人で踊る時の喜びというか、心が伝わってきます。 技術だけではない、これこそが芸術のおもしろさ。 


 第1幕が終わった時、もう私の心は喜びで膨れていました。 何というか、一度観た舞台なのに、ドキドキする。 『くるみ割り人形』、夢を与えてくれます。 こういう気持ちを私もピアノの舞台でお客様に伝えたい!と思いました。

 ただ、昨夜はオーケストラが不調なのか、いまいちの演奏でした。 先日観たオペラの『カルメン』の演奏とは全然違うのでは??と思ってしまいました。


 第2幕の私の今回の目的は今のロイヤル・バレエのプリンシパルでも評判高いAlina の金平糖の精(前回は吉田都さんで観た)を観ること。 その相手の王子役でこれも観るのを楽しみにしていたJohanが怪我で出演できなかったのは残念でしたが。 結局、前回観た時の都さんの相手をしたFederico が王子を踊り、前回観た時は何だかぱっとしなくて興味がなかったのですが、昨日の踊りは良かった! 


 Alinaの踊りは清楚な感じ。 アラベスク(片足で立って、反対の足を床と平行に90度以上上げる。 バレエで最も美しいポーズの一つ)が凄くきれい。 かわいらしい人で人気があるようですが、オーラや踊ることの喜びを感じさせられませんでした。 やはり私は先日書いた、Marianela の方が好きかな。 日本人にはAlinaの方がずっと人気があるようですが。

 

 最後に幕が閉じるまで、喜びに溢れていました。 DVDでは得られない生の舞台。 この気持ち。 なんて素敵なのでしょう!


 私もやっぱりピアノを去年よりも頑張りたい。 技術を磨いて、安定性を求めつつも表現力を高めて、心を伝えることのできるピアノ。 なんて欲張りなのでしょう。 でも、それが私のやりたいこと。 


 1月1日ということで、多少空席はあったものの、それでもいっぱいの人達。 日本人も結構多くみかけました。 

 このような素敵な空間、時間を与えてくれるダンサー、オペラ・ハウスに感謝。 

 

 さて、私のお休みも今日でおしまい。 明日からは学校が開くので、ピアノの練習を再開です。 このホリデー中に得たことを少しずつ形にしていくことができたら、と思っています。 芸術の充実した年になりますように!!

Posted on 2007/01/02 Tue. 05:50 [edit]

category: バレエ

TB: 0    CM: 3

02