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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

忘れることが無いであろうコンサート 

 今日は茨城まで。 私の祖母が茨城に住んでいて、今年両足の手術を行い(でも、その2ヵ月後には車の運転をしたつわもの)、その病院のエントランスホールにグランドピアノがあることから、今回のボランティアコンサートをさせて頂くことになりました。

 祖母の家に行くのも久しぶり。 たまにしか行かない孫の為に、栗おこわに、天ぷらに、たくさん用意していてくれました。ありがとう。 ずっと行けなくて気になっていた私の祖父のお墓参りにも行くことができてすっきり。 


 演奏についてはまたConcertsのページに書きますが、どれだけクラシックの生演奏を聴いたことがある方がいらっしゃるのかわからない田舎の病院で、1時間のコンサート。 普段のコンサートよりもわかりやすい、簡単なトークをはさみながら有名曲などの小品でのコンサートでした。

 脳の病気の方、リハビリをしている方、車椅子に座って聴いてくださった方々もたくさんいらっしゃいました。


 途中、私がグリーグの『トロルハウゲンの結婚式』を弾いている時、小さな、2-3歳の女の子がピアノのそばに来て、高音部で立ったまま鍵盤を弾き始めました。 もちろん、この曲は今日が初めての本番で暗譜が飛ぶ可能性が高い。 こうしてピアノによって来た、ということはピアノが何か楽しそうだから。 子供が大好きな私は、気にはなったものの、とっても嬉しかったです。

 この子が満足したであろう頃合をみて、看護士の方が連れて行ってしまったのですが、あのままでもよかったのですよね。

 

 全ての演奏が終わった後に、車椅子に座っていらした若い男性が、『アンコール、アンコール』と大きな声で言ってくださいました。 病院の方からの挨拶があった後に、考えていなかったアンコール。 恐ろしい私は、始めて間もない、でも大好きなシャブリエの『スケルツオ・ワルツ』を弾くことに。 終わったあと、母や祖母の話では、この男性がもう手を振り回したり、踊りだしたそうです。 これは私も見たかったです。 多分初めて聴くであろう曲で、こうして自然に体を動かしてくれたこと、私のピアノで踊りたくなってくれたこと、私の気持ちが少しでも届いたということだと思います。

 常に、聴いて下さる方々の心に響く演奏をしたい私、今回はとても嬉しかったです。


この数年、イギリスで素敵な演奏の経験を沢山させていただきました。 どれもが思い出に残るものです。

 でも、今日のこの病院でのコンサート、忘れることができないものになるでしょう。

この機会を下さった方々、本当にどうもありがとうございました。演奏が駄目になりそうになった時、今日のことを思い出したいと思います。


 

Posted on 2006/11/30 Thu. 06:28 [edit]

category: 音楽

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30

コンサートのお知らせ 

先週の金、土曜日に演奏会をさせて頂いてから数日のオフをはさんで、明日から再び演奏が始まります。

この数日でゆっくりしたものの、でも毎日それなりに予定はあって・・・・・・・・

 先週の水曜日に1時間かかって治療していただいた歯、今日詰め物をして終了。 余裕を持って終わってよかった! どんなにイギリスが好きでも歯科医にだけは行く気にならないのです。 


 いろいろと考えて、12月1日のコンサート分、曲目変更があります。 詳しくはホームページのInformationからご覧ください。

無理に日本での有名曲を入れるよりも、やっぱり私が心を込めて素直に弾くことができるものを聴いて頂きたい、という思いからです。


 12月3日の分、まだ残っていますので、お時間のある方、興味のある方、いらしていただけたら嬉しいです。

こちらは、『愛』にかかわる曲。 どんなトークにしようか考えているところです。


 先週の2回のコンサートを聴きにいらしてくださった方々の感想で、やはり1曲ずつトークをいれ、曲に対する説明だけではなくて、私の曲に対する思いを話すことで、初めて聴く曲でも親しみをもって聴いていただくことができるようなので、これを続けていきたいな、と思っています。

 

Posted on 2006/11/29 Wed. 06:55 [edit]

category: 音楽

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29

日本で好きなこと 

日本に来てあっという間にもう1週間。 あと残りも1週間。 早いです。

 日本、いろいろと行きたいところ、行かなくてはいけないところがあります。

 

 その一つが100円均一。 イギリスにもパウンド(ポンド=約200円)ショップというのはありますが、日本の100円ショップのような品揃えのよさではなく、正直言って劣等品のお店です。 100円ショップはやっぱり凄い! 特にファイル用品など、とてもイギリスでは購入したいと思う値段ではないものも、購入できます。 最寄のお店が去年に比べると売り場面積が減ってしまったものの、まだまだ楽しめます。

 物珍しい物も多く、ゆっくり一人でみているとあっという間に時間が経ってしまいますね。(一体、どこの国で普段生活しているのか!)


 日本で私が好きなところはファミリーレストランのドリンクバー! 私、とっても庶民的ですね。 これも、IKEAではドリンクバーがあるものの、日本のファミリーレストランのような品揃えではありません。 


 日本にいて思うこと。 私は出されれば飲みますが、基本的にコーヒーよりも紅茶派。 イギリスで普段飲んでいるティーバッグを持ってきても、水が違う為にイギリスのような味にはなりません。そろそろイギリスの紅茶が懐かしくなってきました。 大きなマグカップにたっぷり紅茶を入れて、絶対に必要なのがミルク。 これが、今日行ったファミリーレストランのドリンクバーではミルクではなく、クリームなので、紅茶のよさが味わえません。 でも、イギリス生活が長くなった今、紅茶はストレートよりもミルクで飲むので違和感があります。


 さあ、まだ楽譜屋さんには行っていないし、やりたいことが残っています。 順にやることをこなしていきたいと思っています。


 

Posted on 2006/11/28 Tue. 06:29 [edit]

category: 日本 2006年冬

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28

ヴィザ取得 

日本が暖かくてびっくりしています。 今日は今回の一時帰国の一つの目的でもある、ヴィザ申請に行ってきました。


 私が最初にイギリスに行った頃は空港の入国審査で学生ヴィザをもらうことができたのですが、2003年の夏からそれが不可能になり、自国でヴィザを取ってくるか、イギリスのホームオフィスで申請しなくてはいけなくなりました。 イギリスで申請すると用紙の枚数が凄いし、申請料金も日本ーイギリスの往復航空運賃分かかります。 よって、11月30日にヴィザが切れてしまう私は、今回この時期の一時帰国になりました。


 千代田区の英国大使館に朝行って申請。 久々に通勤の満員電車。ものすごいです。 

一応今日の午後にヴィザがもらえることがわかり安心。 学校の受け入れ書類があっても、緊張の一瞬です。

 申請が終わったのが10時過ぎ。 小雨がぱらつく中、皇居のお堀の周りを歩いてきました。 日本の紅葉の季節を見るのは8年ぶりですが、美しい風景です。


 日本一時帰国時に絶対に行きたい場所が浅草橋。 ビーズアクセサリーを作るのが大好き(そして副業でもある!)私は、浅草橋のビーズ問屋に行くのが楽しみ。 今日もヴィザの受け取りが午後3時だった為、空き時間に浅草橋へ。 久しぶりに行くと、私などどう使うのかわからないような種類のビーズも多く、でも目を楽しませてくれます。


 無事に2008年9月末までのヴィザを頂くことができました。 これで一つ心配事が消えました。 来年再び申請する必要がない、というのはとても気が楽なこと。 安心して残りの日本滞在を楽しむことができます。

 でも実は、信じられないことですが、段々日本語が億劫になってきている私、日中日本語を使っていると、夜、このブログに書く頃には日本語が怪しくなってきています。でも、もう日本滞在もちょうど半分が過ぎようとしているので、今のうちにおいしいものを食べ、楽しもうと思っています。

Posted on 2006/11/27 Mon. 06:47 [edit]

category: 日本 2006年冬

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27

第1回目、終了。 ありがとうございました。 

演奏会の日、お天気がよいと、それだけで気分がよくなります。

 去年に引き続き日本での演奏。 今回5回あるうちの第1回が終わりました。


 演奏前に、ネットで知り合ったゆりでりくさんと初対面。 短い時間でしたが、おしゃべりさせてもらいました。 そして、本日の演奏場所、『山小屋』に移動。 下町風の喫茶店(演奏会終了後は演歌がかかっていましたが・・・・・)。 素敵な雰囲気でした。 演奏については、後日別ブログに書きます。


 今回、知っている方々もいらしてくださり、サプライズで、ずっと小さい頃から(もっといえば母のおなかにいる頃から!)お世話になっている美容師さんがいらしてくださったのも嬉しい。

 この『山小屋』では、月に2回、生演奏のコンサートを行っているそうですが、数人常連の方々もいらっしゃいました。

 少し私の気持ちを演奏を通して伝えることができたかな?と思います。 山小屋の奥様にも喜んでいただけたのが何より。


 終了後は、小学生の頃から知っている聴きにきてくれたバレエ教室で一緒だった友達と食事へ。 9年ぶりで会った友達もいましたが、楽しい時でした。 それにしても、おしゃれな居酒屋、日本はおいしいですね。 おいしそうなお酒のメニューがあったものの、明日も演奏なので、アルコールは控えることに。 残念。 イギリスだったら友達とパブで飲んでも、食事はないし、つまむとしてもポテトチップスくらい。 


 本当に、いらしてくださった方々、ありがとうございました。 お花などいろいろと頂き、ありがとうございました。 でも、気軽に、お気を使わずにいらしてくださいね。

 

Posted on 2006/11/24 Fri. 06:21 [edit]

category: 日本 2006年冬

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24

日本は・・・・・・ 

明日はコンサートですが、夕方から用事があって都内へ。 今年は日本人の友達も多くていつになく日本語が問題ないのですが、お店に行って店員さんに言われることの理解力が半分。 ショック。 これ、問題です。

 それにしても、日本はすごい! 今はロンドンで生活しているのに、新宿の人ごみに酔いそうになります。 デパートの地下の食品売り場の品物に目移り。 セールでないのに人がお店に溢れているし。


ほぼ1年に数週間、私の日本滞在中のみに弾かれる家のアップライトピアノ、やはり状態が悪くなるのは避けられません。 連打があると、ハンマーの動きが鈍い。 イギリスでも、学校で練習の半分はアップライトでの練習ですが、状態がちがいます。

 でも、普段弾かないのに、私が弾き始めるとピアノを弾きたくなる人が一名います。赤ちゃんと一緒。困ったものです。 普段私がいない時に弾いてくれればよいのに。 まったく。


 明日からの始動、全力で進みたいと思います!

 

Posted on 2006/11/23 Thu. 06:08 [edit]

category: 日本 2006年冬

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23

日本に着きました 

今日朝10.30頃、成田空港に到着しました。 13ヶ月ぶりの日本、飛行機から降りて空港内への連絡通路を歩くほんの少しの時間、空気の重さを感じ、日本についたことを実感。 日本の空気は湿っています。

 飛行機の中で、寝ることもできたので今回も時差ぼけはなさそうです。 今までに何度もイギリス-日本を往復していますが、一度も時差ぼけにかかったことはありません。 


既に途中駅でイギリスに帰りたい病発病。 

 

 今回の日本滞在でコンサート以外にやる必要があることもいくつかあるのですが、その一つが歯医者。 去年イギリスに帰る直前に歯の詰め物が取れて、応急処置をしてもらっていたので、それをきちんとやり直していただく必要がありました。 家に荷物を置いて、そのまますぐに歯医者へ。 今回2週間、ということで、顔なじみの歯医者さんは普通だったら1回ではやってくれない量の治療をしてくださいました。 これには感謝。 でも、1時間以上治療されるというのは疲れます。 深く削る必要もあって、初麻酔体験。


 短い日本滞在、いろいろと日本の嫌なことも目に付きますが、既にイギリスでは口に出来ない味覚も口にし、楽しみたいと思っています。


 お会いできる方々、お会いするのを楽しみにしています。

Posted on 2006/11/22 Wed. 06:58 [edit]

category: 日本 2006年冬

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日本への飛行 

昨日の雨があがり、朝6時半過ぎに出発。 結局、準備、緊張で1時間ほどの仮眠をとっただけの出発になりました。


 ヒースロー空港でのセキュリーティーは厳しかったです。 手荷物は一人ひとつ。 今までだったら別に許可されていたハンドバッグ、コンピューターも一つにまとめる必要がありました。 X線検査では、コンピューターはバッグから取り出してのチェック。 あれだけ100ml以上の液体の持ち込みは禁止、といっているのに、何人もつかまって捨てさせられていました。


 アメリカ行きの飛行機が多くて、空港で聞こえてくるのは米語。 とっても変な感じがしました。

  10.30発のスカンジナヴィア航空、コペンハーゲン行きは5つの航空会社の共同運航。 イギリスは天候がよく、景色がとってもよくみえました。 コペンハーゲンにつく頃には天候も怪しく、海の方から着陸したのですが、寒々しい海。 

 コペンハーゲンでの待ち時間が結構あって、私は、ロンドンーコペンハーゲン間で機内食が出る、と思っていたのですが、それが出なくて、お腹が・・・・・・ 空港のお店の数もそんなにないし、第一、ユーロで払っても、デンマーク・クローネでおつりがくるという。 2000円位のユーロしかなかったので、デンマーク・クローネを貰いたくない私は我慢。

 それでも、さすがに北欧の空港なので、木が使ってあったりして、きれいでした。


 そこまで混んでいない飛行機でいざ日本へ! 寝不足な私は、飛び立ったのも知りません。

Posted on 2006/11/21 Tue. 06:41 [edit]

category: 日本 2006年冬

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いよいよ 

今日は雨。 明日の朝は止んでくれないと、移動が大変。 

 いよいよ明日、日本に向けて発ちます。 飛行機の時間まであと12時間ちょっと。 今日は午後から緊張していました。 今までのようにもしカーディフ在住だったら、今回のように朝10時30分ロンドン発だと、夜中3時頃の長距離バスに乗る必要があるのに、今回は公共の乗り物を使って1時間ちょっと。 まあ、イギリスの公共の乗り物というのは信用してはいけないので、余裕をもって出発します。


 8月のテロ未遂で厳しくなった手荷物、11月6日から各100ml以内の液体を20cm×20cmのジップロックの透明の袋に入れれば、液体の持ち込みも許可されるようになりました。 これ、ちゃんとやらないと。 でも、助かります。 

 荷物、実はまだできていません。 もう、本当にこのところ毎回この調子。 昔は用意周到だったのに。 でも、ちゃんと持っていくものリストはできているので、詰めるだけです。

 日本に長く住んでいないので、もう衣類も日本にはないので、もって行かなくてはいけないのが、普通の旅行と同じところ。 


 今回、忘れて困るのが楽譜。 曲数が多いので、コピーでもって行きますが、今日は空き時間に全部弾く曲を書き出して、これからチェックしながら詰めていきます。 

 

 13ヶ月ぶりの日本、どうなっているのでしょう? 楽しみなような、怖いような。 前回こちらに帰ってくる時は熱を出していて、飛行機の中が悲劇。 しかも、鼻づまりだと耳がもうとんでもないことに。 4月にイタリアに行った時も、花粉症にかかり(日本では花粉症が酷くて、イギリスに来たら停まったのに、イタリアに行くと再び花粉症が酷いのです)、帰りの飛行機は耳がおかしくて痛くなる状態。 今回、どうにか風邪をひかずに飛行機に乗れそうなので、一安心です

 

 皆さん、日本でお会いするのを楽しみにしています!

 

Posted on 2006/11/20 Mon. 05:51 [edit]

category: 日常

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20

罪悪感・・・・・・ 

今日も青空! 本当に今年のイギリスは異常気象です。 

 午前中は教え。 今日が3回目のレッスンの8歳の女の子、教えていてとても楽しいです。 これから2回レッスンが空いてしまうのが残念。 


 その後学校へ行く途中、学校の前のケンジントンガーデンズで、ベンチに座ってお日様の光を浴びてきました。 もちろん空気は冷たいのですが、公園の木々、黄金に輝いていて、雲が無い青空、とっても美しかったです。 カメラが無いのが残念。 しっかり自分の目に焼き付けてきました。 


 午後からピアノのレッスン。 レッスン前に、ちゃんと先生に1月から他の先生に代わりたい、ということをお話ししました。 当たり障りの無い程度に本当の移りたい理由をお話。 先生には、『僕はみゆきを教えるのがとても楽しかったし、これからが楽しみだった』といわれました。 まあ、誰に代わるのか聞かれたのですが、予定では今の先生とは仲が良くないと噂されている先生。 正直に答えましたが、言いにくかった。 私だってこんな話をするのは嫌。でも、マンチェスター時代にも先生とあわなくて、結局時間を無駄にしてしまったし、今は絶対に後悔したくない。

 私からしてみれば、2ヶ月だったし、最初から疑問はあったのですが、先生は突然の私の話に、すっかり落胆してしまったようでした。 これにはびっくり。 確かに、先日推薦状が必要で書いていただいた時に、とてもよく書いてくださってはいたのですが、まさかあんなにがっかりされるとは・・・・・・・ 物凄く罪悪感。


 いちおうレッスンしてくださり、リストの『愛の賛歌』とシューマン=リストの『献呈』を見て頂きましたが、私が『もっと細かいことや、フレーズなども注意してもらいたかった』と言ったからなのか何か、急にフレーズのことを言い出したのでびっくり。でも、私が今までやってきたこと以上のことは言ってもらえないし、フレーズの考え方も違ったので、やっぱり止めることにしてよかったかな、と思います。

 今年の夏までは、人に伝える音楽、を演奏する為のことを考えてのレッスンをしてきましたが、この2ヶ月間、それは全く感じられませんでした。 


 日本に比べて、イギリスは先生を代えるのはそれほど難しくはありません。 こんなに先生と合わないなんて、私に問題があるのかな、わがままなのかな?と自己嫌悪に陥ることもあります。 正直に言いますが、今までの経験上、マスタークラス、パフォーマンスクラスを通じて、50歳以上のイギリス人の男の先生とうまくいったことはそれほどありません。 やっぱり私がいけないのかな??? 

 

 もう今日は自分が嫌になってきたのですが、レッスンの後に素敵な出会いがありました。 12月にコンサートをさせて頂くレストランの方がちょうど一昨日ロンドンにいらして、会うことになりました。 私は彼女の話を聞いて涙が出るほど嬉しかった。 私ができる、私が伝えたい音楽をしていこう。 もっと勉強しよう、自分を磨こう、と思った瞬間。 

 そして、彼女のお友達のイギリス人&フランス人カップルも一緒に話したのですが、彼らは日本に住んでいたことがあるから日本語もしゃべります。 ロンドンで、『西武新宿線』や『池袋』なんてローカルな話しをしてしまいました。


 さあ、この大好きなイギリスから明後日には出発。 日本はやっぱり自分が生まれ育った国だからこそ、他の国に行く時とは違った緊張感があります。 18年間も生活した国なのに、訪れるたびに変わってしまっているのですよね。


 明日はいつも学校に行く時使うバスが再びストライク。 どうやって学校に行こうかな? 

 

Posted on 2006/11/19 Sun. 04:08 [edit]

category: 音楽

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やっぱり音楽は難しい 

今日も青空。 本当に今年のロンドンはどうしてしまったのでしょう?

明後日には日本に向かうなんて信じられません。 何も用意ができていません。


 今日も再び夜にコンサートへ行ってきました。 St John's Smith Square というウエストミンスター寺院にほど近い元々は教会だった建物をホールにした場所でのコンサートでした。 ここの会場、私もサマーコースのガラコンサートで5年前に演奏したことがあるのですが、響きの素晴らしい会場です。

 今回はロンドン・ソロイスト・オーケストラのコンサート。 チケットがかなり売れなかったようで、私は大家さん関係で知り合った人から無料のチケットの連絡を頂きました。 でも学校にもその後、無料チケットの案内がありました。

曲目は

 ムソルグスキーの『禿山の一夜』

 チャイコフスキーの『ヴァイオリン協奏曲』

 ドヴォルジャークの『交響曲 第9番 新世界より』


 昨日、デュトワ指揮、アルゲリッチのピアノを聴いたばかり、というのもあるのですが、ちょっとよくわからないのですが、指揮者に問題があるのか何なのか、指揮者がいるのに、リーダー(第1ヴァイオリンの第1奏者)がヴァイオリンを弾きながら指揮をしているのです。 このヴァイオリニストがかなり硬い人で、もうきっと楽譜にかかれたことだけの演奏。

 チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は私の大好きな曲。 この曲を弾けるのならヴァイオリンを弾きたい!と思うほど。 でも、私にはベートーヴェンかブラームスの交響曲のように聴こえる演奏でした。


 本当はドヴォルジャークも好きなので楽しみにしていたのですが、あまりにも無機質な演奏で疲れてしまって、聴かずに休憩中に帰ってきてしまいました。 だって、全然歌わないチャイコフスキーだったのです。


 音楽ってやっぱり難しい。 指揮者なんて棒を振り回しているだけだ、と思っていたのですが、2、3年前にカーディフ時代に学校のオーケストラのコンサートで2度オーケストラピアノを経験した時、いかに指揮者によってオーケストラが変わるか、を実感しました。 それからというもの、もちろんオーケストラの技量も必要ですが、指揮者の役割をもっと大きくみるようになりました。


 私も、気をつけなくては。 緊張感以外の音楽の硬さ、なくしたいです。


 明日は、今年最後のピアノのレッスン。 昨日ピアノ科主任の先生とお話をして、先生は私の変わりたい理由をよくわかってくださって、来学期から私は先生を変わることになりました。でも、主任の先生が『あなたは分別があって、しっかりしていて賢明な生徒(これ、違うのですけれど・・・・・)だから、自分で今までの先生に先生を変わりたいことを話しなさい』といわれてしまいました。

 どう話しを持ち出すのか、とっても気が重いです。 でも、主任の先生が快く(?)私の理由を承諾してくださったので、ほっとしています。 ただ、私がレッスンに望むことを先生にお話しし、先生の方で思い当たる先生を挙げてくださったのですが、生憎ほとんどの先生がもういっぱい。 一人、空きのある先生がいるので、明日の今の先生との結果をみて、日本から帰ってきたら、体験レッスンを受けることになりそうです。

Posted on 2006/11/18 Sat. 06:50 [edit]

category: 音楽

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18

アルゲリッチのピアノに感動 

 ああ、もう今日は興奮しすぎて眠ることができないかもしれません。 興奮しすぎて偏頭痛だし。


 ロイヤル・アルバート・ホールで、ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラがシャルル・デュトワの指揮でコンサートでした。

 曲目は


 シベリウスの『カレリア組曲』、ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調(ピアノ:マルタ・アルゲリッチ)、そしてリムスキー=コルサコフのシェヘラザード。


  デュトワはNHKの音楽史を説明する番組で観てから、ずっと生で聴いてみたい指揮者でした。 最初のシベリウスは素敵な演奏。

 この後、私は友達と行ったのですが、一番安い1000円の席だったので、上の方の端。 上でも真ん中よりが結構空いていたので、移ってしまいました。


 ここからが今日の私の第1の目的。 生きている中で一番好きなピアニスト。 絶対に生で聴きたかったピアニストのアルゲリッチの登場。 カーディフでも聴く機会があってチケットを早くに購入しておいたのに、直前になってキャンセルされたことがありました。 だから、今回は彼女が舞台に現れるまでドキドキ。

 舞台に現れて、あまりにも私が座っていたところから舞台が遠くて顔は見えませんでしたが、彼女ももう60代半ば、白髪頭でびっくりしました。


 演奏が始まって、ラヴェルの第1楽章の冒頭のグリッサンドでやられました。 

 彼女の音楽は自由奔放なところが好きなのですが、その自由奔放な中にも物凄く細密なフレーズ、イントネーションがある。 CDで何度も聴いていますが、そこで聴こえなかったことが生だとよくわかる。 大きなホールで、とっても遠いところで聴いているのに。 小さな音がとってもきれい。 そして、音色の豊かさ。 もうため息がでてしまいます。 

 何というかうまく表現できないのですが、音はしっかりしているのに、彼女の体全体から羽が生えているよう。 

 難しいところも、もうあっけなく弾くし、あたかも、自宅で食事をしているようなピアノでした。


 あっという間に演奏が終わってしまいました。 拍手が凄くて、5回目位に舞台に戻ってきた時に、アンコールを! 彼女、あまりアンコールしてくれない、と読んだことがあったので嬉しい! ソロを聴けるなんて!曲はバッハのイギリス組曲 第2番のブーレ。 これも絶品でした。 


 私がこんなこと言うのはおこがましいのですが、今日の演奏を聴いて、私の目指しているものの方向は間違っていないな、と思いました。 今のピアノの先生とはうまくいっていないけれど、やっぱりうまくいかないと思う。 私が目指したいものの遥かかなたの頂点にアルゲリッチがいるのだと思います。


 休憩後は、またまた大移動し、1階の空いている席にもぐりこんで、シェヘラザード。 デュトワ、踊りそうでした。 私も何だか踊りたくなってしまうような演奏でした。 この曲、私大好きなのです。 


 終演後、廊下で学校の友達と顔をあわせ、彼女、なんと後半の間、アルゲリッチとあと学校の生徒2人でしゃべっていたそうです。 とってもフレンドリーな方だったよう。 そうですね、そうでなければあの音楽は生まれないと思います。

 ステージドア(楽屋口?)でちょっと待っていたらデュトワが出てきて、人のよさそうなおじさん。 その後しばらくしてアルゲリッチも出てきて、そこにいた人達にサインをしてくれていたので、私もしてもらってきました。 思った以上に気さく。 


 折角、こんな素敵な演奏を耳にしたのですから、これからの自分の演奏にちょっとでもプラスになったら、と思います。

 まだまだやることは山積みです。


 帰りのバスで、先日話をするようになったモスクワ音楽院からきたロシア人の子と一緒で、アルゲリッチが凄いだけではなく、どうしてああいう音楽になるのか、何が凄いのかを話し合い。 こういうのとても好きです。 こういうことを話せる人に出会えたことも感謝です。

 

 話は変わって、先日のロンドンでのランチタイムリサイタルにいらして下さった、mappetさん が写真と共に彼女のブログに紹介してくださったので、ここにリンクさせていただきます。

 彼女のブログの写真、とっても素敵なのです。


Posted on 2006/11/17 Fri. 06:00 [edit]

category: エンターテイメント

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17

現代曲は難しい 

↓に『楽譜を読むこと』をかいたのですが、その続き。


 昨日もここにかいた、Lachenmann Festival、今日はランチタイムにコンサート。 修士号の授業が終わったら速攻でコンサートホールに向かいました。

 

 今日は、4声、12人のボイス、4人のパーカッションの1960年代に書かれたイギリス初演の曲、そしてチェロのソロ、ピアノが2曲、うち1曲が作曲家の自作自演、という内容でした。


 大体、このボイス+パーカッションの曲は1番最後に演奏されるはずだったのに、演奏前にアナウンスがあり、今回、1番最初と最後、計2回演奏することにした、とのこと。


 私には再びよくわかりませんでした。 隣にいた、作曲科、でも現代曲嫌いの日本人の友達に聞いたら、彼もよくわからない、とのこと。 作曲科の人もわからないのなら、私がわからなくて当然(こんなんで良いのか?)


 次のソロのチェロ、これはこの学校の卒業生で、コンテンポラリーが得意のようで、演奏自体は素晴らしいものでした。 でも、曲はこの前のものよりももっと理解不可能。 というより、普段つかわないような演奏法があって、途中、普段だったら雑音としかいいようのない、ギーギーという音が多くて、思わず耳をふさぎたくなりました。 

 これも友達に『一体、これは音なの?それとも音楽なの?』と聞いたら、『これは音じゃないの?』という答え。 


 ピアノソロ、一つはよくわからないものの、まだ聞くことができました。

 お楽しみの作曲科自作自演。 これは彼の子供の為に書いた曲のようですが、途中、同じ音をそれこそ何度も繰り返す。 別に強弱がかわるわけでもなく、とにかく、繰り返す。 私たちは周りの人達と顔を見合わせ、私の目の前に学長が座っていたのですが、その前に座っていたピアノ科1年生の男の子、あれは完全に寝ていました・・・・・ 一人、途中で席をたって出て行った人が・・・・


 まあ、とにかく最後まで聴いて、もう一度ボイス+パーカッションの曲が演奏される前に私は外に出てしまったのですが、かなりの人がここで退散。 でも、実は1曲終わる毎に何人も席を立っていたのですけれどね。


私、何しろ現代曲が苦手で、でも前の学校では『現代曲がわからないで音楽やっているなんて・・・・・・』といった雰囲気があってコンプレックスだったのですが、私だけではない。


 今の作曲家は、新しいことをやっていかなくてはいけないから大変だと思います。 でも、理解できる音楽も必要。

私が現代曲を理解するのは、まだまだ先のことになりそうです。 一生無理かも・・・・・・・・・・

Posted on 2006/11/16 Thu. 06:56 [edit]

category: 音楽

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16

楽譜の裏を読み取る  

 今日の、修士号のレクチャーはとってもおもしろいものでした。 今回は2回続けて同内容なので、やっぱり来週の月曜日の授業を聞いてから日本に行くようにしておいてよかった!と思ったものでした。

 今日の先生はとてもダンディーな副学長。 とってもわかりやすい先生でした。 今、家に帰ってきてからシラバスにのっているプロフィールを読んでいたら、オックスフォードで博士号を取得。 彼自身は元々は歌科だったようで、どうりで良い声だったはず。 


 内容はNotation。 要するに、私たち、音楽をやる者にとっての言葉がNotation。 楽譜をどう読み取るか、というようなことです。 ストラヴィンスキーの交響曲を取り上げ、その第2楽章を4人の指揮者の演奏、バーンスタイン、Javi(この人は知りません)、デュトワ、そしてストラヴィンスキー自身。 楽譜のコピーが配られ、聴く前に、強弱、テンポなどの説明をうけて、それから、4人の演奏を順に聴いたのですが、こういう場合、作曲家自身が最も楽譜に忠実に指揮していると思うでしょ? でも、違いました。


 実は、こういうこと大好きな私。 カーディフで大学院演奏ディプロマコースにいた時、ある授業で30分の口述発表、そしてそれを小論文にする、というのがあったのですが、私が選んだテーマは『作曲家がいかに楽譜にインフォメーションを書き込んでいるか。 作曲家の自作自演、プロコフィエフの『束の間の幻影』の1曲を中心に』というものでした。 

 この時、プロコフィエフの演奏は音は楽譜通りだけれど、頭の固い先生に聴かせたら、間違った演奏、という状態でした。


 今日のレクチャーでも、先生が取り上げた本の一節で、『(この本の著者が)プロコフィエフのガヴォットを勉強していて、プロコフィエフの自作自演の録音を聴いて、その録音を参考に曲を仕上げてレッスンに持っていったら、先生に注意された』というのがありました。


 楽譜を素直に読むこと、忠実であること、とっても大切なことです。 でも、その後ろ、裏を読み取ることの方がもっと大切。 これが個性に繋がるし、感動に繋がる。 もし本当に忠実に音、書かれた強弱を表現するのであれば、1曲に付き、一人の演奏者しか必要ありません。 どうして、同じ曲でも、多くの人の録音があるかといえば、この『裏』の部分が面白いから。


 私は、こういうことが何しろ好きで、一つにはカーディフ時代のピアノ科の先生方に、『裏』を読んだ演奏をけなされていたこと。 つまらなくても良いから、楽譜通りに弾くことを強調されていたから、それだけではない、ということをきちんとした研究を元に言い返せるようになりたい、というのがあるのだと思います。


 一昨日大学院主任の先生とのミーティングがあって、私が選んだプロジェクトの研究方法を教えていただきました。

 1曲選んで、その曲の出版されている楽譜、自筆譜、などをできる限り集め、その違いを見る。 そしてその曲の違う演奏者による録音を10人集め、一つずつ演奏の面から分析していく。 とても大変なことだと思います。 でも、私が興味をもてること。

 

 音楽、やっぱり奥が深くて、勉強することが山積み状態です。 いつまでたっても、この山は低くならないのだろうな、と思えてきました。

Posted on 2006/11/16 Thu. 06:01 [edit]

category: 音楽

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16

音楽三昧 

 今日は久々の演奏。 朝は青空だったのですが、そのうちグレーの空に。

 バスで市内に向かったものの、ものすごい渋滞。 ドライバーのアナウンスで、急ぐ人は、地下鉄に乗るように、とのこと。 どれだけかかるか分からなかったので、結局地下鉄。 そうしたら、地下鉄も私が乗ったラインが何か問題があって遅れていました。 

まったく、イギリスらしい光景。


 コンサートについてはこちら

 今回、ロンドンでの演奏ということもあって、ネットで知り合った方がいらしてくださいました。 しかも、その方のブログでいつも紹介される、画面に食いつきたくなるようなおいしそうな手作りのケーキを持参で。 とってもおいしく頂きました。 ありがとうございました。

 そして、カーディフ時代の友達、今の同門の日本人の子が来てくれたり。


 夜は学校で今週催されているHelmut Lachenmannという71歳のドイツ人作曲家のLachenmann Festivalの一環のコンサートを聴きに行きました。 実は月曜日にこの作曲家のトークを聞きにいきました。 今日は弦楽四重奏曲と、ピアノ、クラリネット、チェロの組み合わせのトリオ。 私には理解不可能でした。

 本当は、金曜日のオーケストラのコンサートがおもしろそう(先週、学校のEメールに、このコンサートで使う蓋付きのお鍋を6個貸して欲しい、というのが来ていました) で行く予定だったのですが、今日の夕方友達から電話があって、金曜日に学校の目の前のロイヤル・アルバート・ホールであのピアノのアルゲリッチが元旦那のデュトワとラヴェルの協奏曲を演奏する!との話。 もちろん、こちらに行くことに。 アルゲリッチ、今回はキャンセルしないと良いけれど(カーディフ時代にキャンセルされた)


 やっぱり、どんなことがあっても、音楽は私を救ってくれます。

 

Posted on 2006/11/15 Wed. 06:07 [edit]

category: 音楽

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15

ストライク、大嫌い! 

夕方頃まで小雨がぱらついていました。 それでも、今夜はとても暖かくて、助かります。


 午前中、家の用、仕事をしてから午後3時に大学院主任の先生と選択したプロジェクトについてのミーティングがあったので、2時前に家を出てバス停でしばらく待ってもバスがこない。 これは日常茶飯事。 気にせずに待っていたら通りかかったおばさんに、『今日はバス、ストライクで動いていないのよ。 あなた、ここで待っていても無駄』といわれ、さてどうしよう? 仕方がないので地下鉄で行くことに。 地下鉄の駅までは家から15分近くかかるし、途中乗り換え。 どうにかぎりぎりで間に合いましたが、所要時間変わらない+地下鉄は高い、ということでやっぱりバスがいいです。


 帰り、夜9時まで練習してバスの運行状況をレセプションのおじさんに聞いたら、親切にネットで調べて、プリントアウトしてくださいました。

 そこで分かったこと。 私が住んでいるところを通るバス6種類全滅。 どうやら北ロンドンを走るバス会社がストライクだったようです。 そういえば、昨日学校帰りにスーパーマーケットに寄った時、『ストライク』と書いてあったけれど、私が乗るバスの会社だとは思わなかったのですよね。 東京のように、都バス、西武バス、小田急バス、というように乗り合いバスがわかれていて、全て料金体系も違ったらわかるけれど、ロンドンは『ロンドン・トランスポート』というのが料金、バスパス(バスの定期)も一括しているので、その中でバス会社が違う、なんて気にしていませんでした。


 さて、どうしよう? また地下鉄のお金を払うのは嫌だし、大体、地下鉄の駅から家まであまり治安が良いとはいえないし。 迷っていたらいつも一緒のバスで途中まで行く日本人の友達が来て、とにかく途中まで行くことができるバスがあることがわかりました。 友達は今日ストライクだったことも知らなかったようで、行きはしびれをきらして途中まで歩いてバスを拾ったそう。

 

 ひょんなことからこの友達が観るの専門ですが、バレエ好きということが判明。 生活は節約しているけれど、その代わり、ロイヤルバレエを観まくっているようで、久々にバレエに詳しい人に出会い、はなしが盛り上がりました。

 

 結局、家から徒歩40分くらいのところから交通手段がなくて、この友達が途中まで一緒に歩いてくれたので助かりました。 


どうやら、今回のストライクで賃金が値上げされなかったら、11月20日、27日に再びストライクの予定。 27日は関係ないけれど、20日は関係あります。 お願いだから、私の住んでいる町まで行くバス、6種類中1種類でもよいから運行してもらいたいです。その場合、2、3回乗り換えになることは覚悟。 でも、歩くよりはましです。

Posted on 2006/11/14 Tue. 06:32 [edit]

category: 日常

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14

レコーディング 

今日は朝からバタバタ。 コンクール用の録音を学校のレコーディングスタジオで録ってもらおう、と思って予約したのは先週。 確かに領収書にも、確認の為のEメールにも11月13日朝10時から13時、と書いてあったのに、手違いで今日の午後だったよう。 どうにか午前中の練習室を確保できて、ほっとしました。 わかったのは朝9時半。 あと30分で録音、と気合を入れていたのに。


 学校の本格的なレコーディングスタジオ、いまいち仕組みがわかっていませんが、コンクール用の編集なしの録音、そしてこの5倍の値段はするけれど、それでも他に比べたら安く編集してのCD制作用録音もしてくれるようです。 

 

 レコーディングは久々。 それでも、毎年のサマーコースの時にはCD録音のセッションがあるし、1度、初めてサマーコースに参加したときは、BBC(英国国営放送)のスタジオでの録音をしました。

 学校のスタジオはとてもよい雰囲気。 ピアノはスタンウェイのフルコンサート・グランドが入っていて、とても状態のよいものでした。 とにかく後から選ぶ為に、私は7曲、約45分の録音。 カーディフにいた頃録音を頼んだ時はどうしても私の演奏が固くなってしまっていました。 今回はとにかく、お客様の前で弾いていることをイメージ。 もちろん音ミスには気をつけながらも曲に入り込むことを優先。


 ショパンの幻想ポロネーズは音楽的にやりたいことをやっていたのに、録音の方からすぐに録り直しを言われました。 最初に音量テストもしてあったのに、だんだん弾いているうちにピアノも目を覚ましてくる(ピアノは生きているのです!)のか、音量が大きくなり完全に音割れ。 私もすぐに聴かせてもらったのですが、もうショック。 録り直しでまあそれなりにできたのでよかったですが。 でもこの時点でふらふら。

 

 プロコフィエフのソナタ第6番の第1楽章は先週やることに決めて、最後に弾いた去年の8月から久々にこの1週間弱練習し直しました。 ところどころ音ミスはあるものの、1週間でそれなりに録音までにたどり着いた自分自身に成長を感じた瞬間。


 2度録った物もあったので、結局3時間の予約のうち2時間半弾きました。 コンサート以上に体力、気力を消耗しました。 もうふらふら、酸素不足状態。

 その後30分間、コントロール・ルームにて作業。 演奏しながら2度録ったものはどちらにするかほぼ決めてあったのですが、今の技術で、できた録音の音響を変えられるのですね。 実際にオランダの古城の一室、教会、どこかのコンサートホール、といった具合にものによっては音響を変えていきました。 おもしろい作業でした!

 私なんてこうした知識は無くても、曲によって、『あっ、この音響では駄目、あっ、これはとてもぴったり』というのがすぐに判断できておどろきました。


 在学中に、是非ここでCD制作ができたら、と思いました。 それにしても、プロは凄い! と思いました。 私なんて、今日3時間のセッションで普通のCDの約半分ちょっとの量の曲を録音して疲れ果てたのに、CD録音する時、プロは大体3日間、もっと長いセッションを行っているのですよね。 いかに体力、精神力の強さが必要か。


 今日の録音のCD,まだちょっとしか聴いていないので、これから恐る恐る聴いてみることになりそうです。 

Posted on 2006/11/13 Mon. 06:04 [edit]

category: 音楽

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13

ロンドンが好きになった瞬間 

ロンドン・・・・・・去年の9月にここに引越した時は正直好きではありませんでした。 特に6月にそれまでよりも中心部に移って9月からは中心部の学校。

 でも、今は好きです。


 今日は朝出張レッスンに行ってから学校へ。 途中、お昼ご飯を持ってくるのを忘れたことに気が付いてスーパーでパンと量り売りのハムを購入。 イギリスの量り売りのハム(本当はマーケットがよいですが)は安くておいしい! 

 学校に行って食べようかな、と思ったけれど今日は青空。 ケンジントン・ガーデンのベンチに座って食べることに。

 晴れていても既にお日様の力はとっても弱々しくて、ダウンコートを着ていても寒くって。 それでも、青空の時には外にいたくなるのですよね。

 紅葉された木々、お散歩する人達、ジョギングする人。 ベンチの後ろの芝生では子供たちがサッカーの練習。 この中に未来のベッカムがいるのかな? ローラー何とか(ローラースケートのようなもの)を練習する人達、サーっと通り過ぎる人達。


 とっても素敵な風景です。 そこへ、ポニーに乗った男の子とそれをひっぱるお母さん(かな?) 住民なのか旅行者なのか、色々な人達がいるロンドン。 ここからちょっと中心部へ行けば繁華街が広がります。 それなのに、ここにはゆったりと、とっても優しい空気が流れているのです。 凄くロンドンが好きになる瞬間。


 枯葉が木から落ちて芝生に落ちる音、落ち着きます。 落ち葉の上を歩く音も好きです。 こんなことを考えながら、ああ10日後には日本。 実感が湧きません。 

 

 午後からはピアノのレッスン。 プロコフィエフのソナタ第6番の第1楽章、バッハの平均律 第1巻変ホ短調、ショパンのマズルカ。 プロコフィエフは納得できないけれど、バッハは酷評されるか気にいられるかどっちかかな、と思っていたら、先生に『正直に言うけれど、これにはとても驚き、感動した』 これには私もびっくり。 この曲、音色を変えたり、私にとって大好きな曲。 あまり考えずに弾いていたところを褒められたり。 ショパンのマズルカはキャラクターが減ってしまいました。 キャラクターもの、この先生と私の相性はあまりよくなさそうです。


 本当に先生との相性は難しい。 昨日ちょっとDr.Schreiderと話すことができて、先生に『私、一番幸福なことと、一番不幸なことはピアノを学ぶ初期の段階で先生に出会ったことだよ』といったら、先生、大爆笑(まったく失礼な)。 これからどうなるかわかりませんが、日本に行くまでに少しでもいろいろな問題が解消されたらよいな、と思っています。

Posted on 2006/11/12 Sun. 06:05 [edit]

category: 日常

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12

お札から音楽が聴こえる 

月曜日の修士号のレクチャーでの出来事。 音楽についての記述のお話ですが、その中の一部でエルガーを取り上げました。

 

 先生:『誰か20ポンド札持ってる?』

  ・・・・・持っていると2、3名・・・・・・

 先生:『外国人生徒は知っているかどうか知らないけれど、20ポンド札はとても音楽的なお札なのよ』

     『ほら、裏にエルガーが書かれているのよ』

     『去年の授業の時は20ポンド札を持っている人がもっといたから、冗談で、『20ポンド札をエルガーの顔が表になるように三つ折にして、耳に当てるとエニグマ変奏曲が聴こえるんだよ』といったら、何人も実際に耳にあてたのよね』


 生徒: あっけにとられて、その後爆笑。


 結構真面目なアカデミックの先生が多い中、この先生はユニーク。 

 先日、ロンドンのあるホールで、この先生(クラリネット)が所属しているオーケストラがハイドンの合唱付きの演奏会を行ったそうで、このコンサートの感想が書かれた新聞の切り抜きを持ってきて読んでくれたのですが、先生文句いいまくり。 もちろん生徒に絶対に私がこんな風に言っていた、といってはだめよ、と言っていましたが。


 音楽、演奏について書くのは難しいです。 私の失敗の例を一つ。

 先日提出した課題の一つ、合格はしていたのですが、駄目だしをもらったところ。 それはショパンの幻想ポロネーズの演奏について記述したもので、ある箇所、手の構造上、指でメロディーを完全に繋げることは不可能。 でも、一つのラインにする為に、私はこの曲をDr.Schreiderと勉強していた時に『Play by ears(耳で聴いて弾きなさい)』と何度も言われていました。 

 よって、課題にもこのように書いたのですが、これでは駄目。 ちゃんとペダルを使うとか、何とか書きなさい、といわれました。

 ああ・・・・・・・・・・・難しいことです。

Posted on 2006/11/11 Sat. 06:13 [edit]

category: RCMの生活

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11

デジカメその後 

 先日壊したカメラの修理をしないと、と思ってネットでいろいろと探していたら、家からそう遠くない学校へ行く途中にロンドン・カメラ・修理・センターというものがあることがわかり、行ってみることに。 場所的に有名なポートベロー・マーケットというストリートマーケットの周辺。 ちなみに近くに住んでいるのに、まだ行ったことがありません。 このマーケットは原則的に土曜日がすごい賑わい。 今日は金曜日ですが、いくつかのお店(アンティーク、野菜、魚など)がストリートに出ていました。 新鮮なお野菜! 大きなおいしそうなカリフラワー。 生のお魚。 とっても買いたくなったのですが、生憎この後学校へ行くのにはちょっと荷物が・・・・・ 生のお魚が新鮮に手に入るなんて! お魚好きなのに、スーパーで売っているものは買う気がしなくて、もうずいぶんと長い間食べていません。 でも、お魚一匹買っても、さばけないですが。

 驚いたのは、日本の女性用着物だけを売るお店があったこと。 それほどよいものではありませんでしたが、結構良いお値段がついていました。

 

 まあ、よくわからないのですが、このカメラ修理ショップはどうやら閉店?たまたま休業?? 

仕方がないので、中心部へ。 凄い人。 いくつかの電気屋さんに行ってデジカメの修理は断られ、カメラやさんまで行く羽目に。 結局ここでみてもらったのですが、修理に出すと、購入価格よりも高く、新しいものを買った方がよいから修理は受け付けない、といわれてしまいました。 精密機器というのは壊れやすいのですね。 残念だけれど、折角もう10日後に日本へ行くのだから日本で購入した方が良いのかな? でも、バッテリーの充電とか、こちらで使うには変圧器がいるようだと面倒だし。 どなたかご存知ですか?


 カメラが壊れている時に限って、ああ撮りたいな!と思う景色がたくさんです。

Posted on 2006/11/10 Fri. 05:53 [edit]

category: 日常

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10

プロコフィエフとリヒテル 

 ネガティブな内容の記事↓だったので、もう1本。 


 学校の修士号のコースの一つ、各自いくつかある科目から好きなものを選べるプロジェクトがあります。 いくつかはパフォーマンス(伴奏、現代奏法などなど)、いくつかはどちらかというとアカデミックを元にした演奏のこと。

 私はこの中から1曲を深く掘り下げて、歴史的なことではなく、あくまでも演奏を主体としたことを勉強するものを選びました。 これはクラス単位の授業ではなく、自分で研究を進めて大学院主任の先生との計3時間の個人指導があります。

これについてやっと今週初めに先生から連絡が来て、来週お会いすることに。 それまでに、自分で今やっているレパートリーの中から1曲どれを勉強するのか選んでくるように、との指示。 私は今やっているもの(新しい先生と始めた物)でこれから半年深く掘り下げたいものはないので、新たに何かをやらせてもらおう、どうせだったらリストのソナタ、ショパンのソナタのように既に多くの人が研究しているものではなくて、まだまだ超有名でない曲にしよう、と思いました。


 今日のレッスンの時、先生にお話しし、私のやりたい曲を聞かれました。プロコフィエフのソナタ第9番、チャイコフスキーのグランド・ソナタ、リストのスペイン狂詩曲、ラフマニノフの楽興の時。 先生もどうやらプロコフィエフのソナタ第9番がお好きなようで、『生徒にやるように進めても皆断る。 この曲を自分からやりたい、といったのはみゆきが初めてだよ』といわれました。


 結局このプロコフィエフをやることにしたので、嬉しい。 でも下に書いたように、私にも特にプロコフィエフは思いいれもあるし、どうなるか。 この曲、全く弾いたことは無いので、譜読みが・・・・ 冬休み中の課題です。


 プロコフィエフは9曲のピアノソナタを作曲しています。 6、7、8番は『戦争ソナタ』と呼ばれ、特に7番は人気があります。 この第9番は私の大好きなピアニスト、スヴャトスラフ・リヒテルに献呈されたもの。 プロコフィエフとリヒテルの関係、切り離せないものだと思います。 ちなみにリヒテルとプロコフィエフの直接の出会いは私が知る限り、プロコフィエフが第6番のソナタをモスクワのあるアパート(マンション)の一室の作曲家同盟で初演した時、リヒテルがその譜めくりをしたとき。

 このとき、リヒテルは『この曲を自分のものにしてやろう』と思ったそうです。(文献を読んだのは以前の話なので、多少間違いがあるかもしれません)

 それからというもの、第7番のソナタはリヒテルが初演しているし、この第9番は献呈され、私の記憶違いでなければ、このソナタが初演された頃、プロコフィエフは病床の身だったので、初演は電話で聴いた、ような気がします。


 実はまだ私はリヒテルのこの曲のCDを聴いたことがありません。 学校の図書館にも入っていなかったし。 リヒテルがどう弾いたのかとっても興味があります。 

 私が唯一弾いたプロコフィエフのソナタ第6番。 リヒテルとプロコフィエフとの出会いの曲から、一気に2曲飛ばして第9番を弾く時、何かを見つけられたら、と思っています。 ドラえもんのどこでもドアがあったら、私が真っ先に行ってみたいのはこのプロコフィエフが第6番のソナタを初演し、リヒテルが譜めくりをしたとき。 


 私、大学時代にプロコフィエフのプロジェクトを20時間受講。 そして、大学院ディプロマコースの2年目の口述発表、エッセイはプロコフィエフの自作自演について。 再びプロコフィエフに戻ってきました。 

Posted on 2006/11/09 Thu. 06:13 [edit]

category: 音楽

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09

やっぱり駄目かも・・・・・ 

 1週間が経つのがとっても早いです。 今日の修士号のアカデミック・レクチャーは心理学。 正直に言います。 またよくわかりませんでした。 まず、私の心理学に対する知識がゼロ。 もちろん音楽家の心理学についてやるのだと思っていて、そのはなしも途中あった(例えば舞台に出る恐怖などを和らげる)のですが、心理学ということ全体にわたってのお話を1時間で行ったので、私にはついていくことはできませんでした。 もっと的を絞って話してくれた方がよかったのに。 


ここからはネガティブな内容です。

 午後からはピアノのレッスン。 今年弾き込んだモーツアルトのソナタ ハ長調 K.330 の第1楽章と2週間前に頂いたシャブリエの『スケルツオ・ワルツ』。 こういうどちらかというと明るくて、飛び跳ねたくなるような曲を今の先生に持っていったのは初めて。 正直、今日のレッスンでこれからが真っ暗になりました。 

 

 どういうことかというと、捕らえ方が全然違う。 私としてみればシャブリエは軽く、チャーミングに弾きたかったのですが、先生は重く、英語で言うとDullな弾き方。 言い方を変えればとってもイギリス人的な弾き方。 これやりたくないのです。 モーツアルトも全然違って、先生を変わるとき、特に古典派、バッハを勉強すると意見が合わないことも多い、ということもまわりの人達を見ていて知っていたのですが、自分にもおこってしまいました。 一応、来週の冬休み前最後のレッスンでベートーヴェンの協奏曲第3番の第1楽章を持っていく予定で準備を進めているのですが(でも、とんでもないスケジュールになっているから無理かも・・・)これがどうなるかにかけるしかないような気がします。


 今までもDr.Schreiderだけではなくていろいろな先生のマスタークラスなどのレッスンを受けてきています。 もちろん意見が合わないこともしばしば。 もちろん先生方がおっしゃることはトライします。 意見も聞きます。 でも、私は自分が弾いていて気持ちが悪いことを先生に言われたから、といってやる生徒ではありません。 もちろん、Dr.Schreiderと意見が食い違ったこともあります。 でも、お互いに意見を言い合って音楽を作ってきました。 今回、私の意見、理由も言いましたが、結局は先生に言いくるめられてしまった形。 先生の方が私よりずっと素晴らしいキャリアがあることくらい分かっています。 でも、納得できない音楽は弾けない。 誤解の無いように言っておきますが、決して注意されることが嫌なわけではありません。 むしろ色々といってもらいたいのです。


 この数週間、絶対に悲観的にレッスンをみないようにしよう、と思っていましたが、やっぱり私の求めているものと違う。 自分であれだけ成長を毎回のレッスンで実感していたのに、この2ヶ月成長を感じない。 どうしよう。

 私が知るだけでこの学期が終わったら私の先生から他の先生に移る予定で話を進めている人が二人。 大体ピアノ科の主任の先生は今日本に行っているし。 他の先生方も忙しくてもうこれ以上生徒をとれない、という状態。 私がレッスンを受けてみたいな、と思う先生方はもう満員だし。 変わったからといってうまくいくとはわからないし。 もちろん変わる時はコンサルテーション・レッスンといって体験レッスンを受けるのですが、他の学校の友達を見ていても、1回のレッスンがよかったからその先生につくことにしても、回数を重ねる毎に合わなくて結局先生を変える人達もいます。


 とにかく、私が学期が終わる前に日本に行くこと、回数調節もあって、もう一度明々後日の日曜日にレッスン。 プロコフィエフのソナタ第6番を持ってくるようにいわれましたが、これこそ、弾き込んで来た曲。 結果がどうなるか?? とにかく、ネガティブに考えないでポジティブな気持ちでレッスンに行きたいと思います。

Posted on 2006/11/09 Thu. 05:52 [edit]

category: 音楽

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09

ロシアな日 

 さすがに疲れが溜まってきているのか、月曜日に偏頭痛が酷くなり、薬を飲んでどうにかなっていたのに、昨夜からまた駄目。 今日は授業なしなので、ゆっくりしていました。 偏頭痛は私にとって休息の目安。 何もない日でよかった。


 でも、実はのんびりしている場合でもないのです。 ピアノが・・・・・来週のコンサート、再来週からの日本、レッスンの曲そして、これにプラスして、プロコフィエフのソナタ第6番の第1楽章とラフマニノフのエチュードを急遽やりなおすことに。 大学院ディプロマコースの卒業リサイタル試験で弾いたプロコフィエフ、大好きなのですが、この曲それまでに長い間やりすぎてみたくもなくなり、この1年半、全く楽譜を開くことも、弾いてみることもありませんでした。 昨日急に決まってできれば明日のレッスンで弾く必要があるかもしれない、ということで、今日は恐る恐る楽譜を開き、まずは怪しいところだけ楽譜を見ながら、ペダル無しで、ひとまずゆっくりなテンポで通してみました。(暗譜の確認の為) じっくりじっくり勉強したこの曲、さすがに数箇所暗譜落ちはあったものの、意外と覚えていて、びっくり。 大体この曲聴く気にもなれず、1年半CDすら聴いていません。

 久々に弾いてみると、何と新鮮な曲! 前に弾いていた時には気が付かなかったことも気が付きました。 今のようにランチタイムコンサートが多いと、この重たい全楽章で30分かかる曲はなかなかプログラムに入れにくいですが、来年5,6ヶ月先に夜のリサイタルをいただけそうなので、是非弾きたいな、と思いました。

 やっぱりロシア物は私にとって特別。 素直に心に入っていきます。 


 夜の練習の前に食堂?雑談室?へ行ったら同じ学年のロシア人のピアノ科の女の子がいました。 挨拶だけはする仲だったのですが、なかなかしゃべる機会はなくて今日が初めて。 モスクワ音楽院でドレンスキー教授(ピアノ界の大御所?)と勉強していたそう。 ドレンスキーはとっても有名だし、私はカーディフにいた頃、マスタークラスを聴いたことがあるので、彼女があんな凄い先生と勉強していたのにここに来たとはびっくり。 まあ来た理由を聞いて、もっと驚きましたが。 

 久々に、ピアノの話を思う存分できて楽しかった! 彼女はここではドミトリ・アレクセーエフという有名ピアニストとの勉強。 話を聞いていてDr.Schreiderを思い出してしまいました。 モスクワ音楽院の話、レッスンのこと、イギリス人のピアノの先生のことなどなど話はつきませんでした。 お互いに午後6時から練習室を予約してあったのに気が付いたらもう6時10分。 6時15分をすぎると他の生徒に鍵が渡ってしまうので、慌てて鍵を取りに行ったのでした。


 彼女は、ロシア人の生徒以外でピアノの話をしてくれる人はいなかった、他の先生のことも知りたいのに、誰も話してくれない、ということで、ああ、こう思っていたのは私だけではなかったのだな、と思ったのでした。

 結構ピアノ科は外国人が多く、その中でもクラスなどに毎回来るのは同学年のアジア人(ほとんどが香港人)。 アジア人の多くはあまり先生のこと、レッスンのことなどについて話すのを好みません。 だから、あたりさわりのない話ばかり。

 

 9時に練習を終えて(追い出されて)鍵を返しに行ったら、彼女もちょうど返しに来て、『地下鉄で帰るの?それともバス?』『またね、お休み』 という会話をロシア語でしていたのですが、(なるべく知っている挨拶くらいロシア語を使うようにしています。 それが語学を覚える早道なので)そばにいた、同じバスに乗る日本人の男の子『 ああ、やっぱり英語できる人はいろいろな人としゃべれてうらやましい』。 あの・・・・・ 私英語で話していたわけではないし、まず話を聞いていたのだから、あれが英語でないことくらい認識した方が・・・・・・・・

Posted on 2006/11/08 Wed. 06:44 [edit]

category: 音楽

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08

壊した・・・・・ 

 学校から帰ってきて、さあ、ケンジントン・ガーデンズで撮った写真をコンピューターに取り込もう、と思ったらデジカメが動かない・・・・ 今日、結構高い位置からバッグを落としその衝撃で壊れたようでした・・・・・・・・ 自分のどじさに呆れます。

 修理、どこでやってくれるのだか。 さっさと街の電気屋さんに持っていかないと。2週間後日本に行くまでには直って欲しいけれど、ここはイギリス。 どれくらいかかるかは誰も知りません。 また出費が・・・・・

 

 今日もお天気がよいので練習の合間に公園へ。 だいぶ木々の葉も色づいてきました。 (もう完全に葉を落としてしまった木もありますが)日本の『紅葉狩り』にあたる言葉はここではありませんが、それでも、ケンジントン宮殿の目の前の道の左右に植えられた木々、とってもきれいでした。


 

  

Posted on 2006/11/07 Tue. 06:40 [edit]

category: 日常

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07

笑うしかない 

このブログ、毎週月曜日の夜はメインテナンスだし、今日はさっきまでかいていた文章が全て消えて・・・・・・

引っ越したい気分。 家の引越しは無理だからせめてブログだけでも。


 先週からアカデミックの本授業が始まっています。 毎回内容も先生もかわり、先週の月曜日は私の英語力の問題だけではなくて、全く授業がわかりませんでした。 要点もないし・・・・・・ 先生も何を言っているのか分かってなさそうだったし。 でも、他の先生によるとこの先生はBBC(英国国営放送)のRadio3(クラシックを主に放送するチャンネル)の解説をしていて、とってもよいそう。 今度聞いてみないと。


 木曜日は大学院主任の先生の授業で『クラシックと聴衆の結びつき』という内容で、とっても奥が深いもの。 ミュージック・エキザンプルでスパイス・ガールズまでかかる始末。 彼女の授業は初めてですが、とってもよかったです。

 各授業に1つから4つくらいの課題が出されます。 もちろんすべてやるわけではなく、好きなのを一つ選んで第1回は12月8日に課題提出。 私はこの授業の課題の一つで『演奏家としての経験をふまえた上でのクラシックと聴衆の結びつき』(たしか)という内容の課題をすることにし、それに必要な参考文献3冊から必要なところを先生がまとめてコピーしてくださる、というので今日頂いてきました。 あはははははははは・・・・・・・という量。 これ、読めるかな?? 読むだけでなくて、そこから書かないといけないのですけれど。


 今日は大学院副主任のユニークな先生。

 これについてはまた後日。 長くなるので。 

ひとつ書いておくと、名前を聞いただけで私などは逃げたくなる、フランク・ザッパが書いた文を引用。

 『音楽を記述するということは、建築を踊るようなことだ』


 今までいかに何も考えずに音楽に接していたか。 演奏家だから演奏だけすればよいわけではない。 演奏家だから多くを読んで考える必要がある。 私が尊敬してやまないDr.Schreiderはサンクト・ペテルブルク音楽院から音楽学と演奏で博士号を取得。 だから、彼はより深く考えて演奏する、これを生徒に教えている。 私がどこまで理解しているのかなんて誰も知りません。 

 でも、私もこうありたいと思います。 ここの学校に進学して本当に良かった、と心から思っています。


 気が付けば日本へ行くまであと2週間。 心の準備が全くできていません。 出発前日が先日落ちた課題の再提出日だし。 12月8日は次の課題の提出日だし・・・・・・ 私の得意なマイペースで頑張ります。



Posted on 2006/11/06 Mon. 06:55 [edit]

category: RCMの生活

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06

あおぞら 

061105 park


 11月に入ってから気温は下がってきていますが、毎日この時期にしてはとても珍しく青空が広がっています。

 今日は学校へ行く途中道路工事でバスが大回り。 いつもだったらバス停二つ分(2分程度)のところを今日は20分。 挙句の果てにいつの間にか終点も変わってしまっていて、私が降りる予定の二つ手前のバス停で降ろされました。 よって、そのまま公園ないを抜けて学校へ行きましたが、お散歩をしている人がたくさん。 そう、今のうちに太陽の光を浴びておかなくてはいけないのです!

 学校帰り一緒のバスに乗った4月からロンドンに来た日本人の男の子が『ロンドンは寒い』といっているので、イギリスの冬の本当の姿を説明(多少脅しもあり)。 驚いていました。 今年はとても恵まれている天候なのですから! 


 先週体験レッスンをした女の子のレッスンを今日から開始。 本当は金曜日だったのですが、都合が悪くなってしまったそうで、しばらくは日曜日の朝に。 学校がある日と違って、こどもも疲れていない状態なので意外と日曜日のレッスンは良いのかもしれません。 私は日曜日も学校に行って練習ですし。


 彼女、8歳にしてはとてもしっかりしているし、今日の手ごたえで、これからが楽しみ。 地道に一つずつ覚えていってもらいたいです。 この1年間習ったピアノの弾き方の癖を直すのは大変。でも、今治さなかったらもっと大変。 楽しみがまた一つ増えました。

 

Posted on 2006/11/05 Sun. 05:53 [edit]

category: 日常

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05

ロンドンの郵便屋さん 

気が付けば6時間半・・・・・・ これ、ピアノを練習した時間ではありません。


 午前中、友達から電話が入り、午後から会うことに。 バスに乗ってシェパード・ブッシュまで。 マーケットで母に頼まれているドレス用ボーンを買い(日本の某ショップでは1メーター1000円だったそうですが、ここでは1メーター100円)、友達と合流。

 そのまま、おしゃれなパブのようなところで、お茶を飲みながらおしゃべり。 気心知れた友達なので会話もはずみ、気が付けば隣の席では軽食を食べ始めていました。 私たちもおなかが空き始め、しかもそのピザがとてもおいしそう。 実は私、イタリアに行ってからそのピザのおいしさにはまり、他でピザを食べるのが苦手になったのです。 普段は外食しない私も珍しくここで夕食も済ませることにし、さらにおしゃべり。

 結局友達と待ち合わせたのが2時、そしてパブを出たのが8時半。 長居してどうもすみませんでした。 


 友達と会う前にみつけたもの。


061104 post


 この手押し車のようなもの、わかりますか??

 これ、私はロンドン、近郊以外では見かけたことがないのですが、郵便配達をするものです。 日本の私の実家があるあたりは郵便屋さんはバイクに乗って配達しますが、イギリスでは各家庭に郵便ポストはなく、玄関のドアの穴から郵便物を入れることがほとんど。 だから、バイクでの配達はほぼ不可能。 郵便やさんは、歩いて回ります。 このあたりではこの手押し車を押しながら配達したり、郵便物がたくさん入ったこの手押し車をどこかにくくりつけておいて、持てる分を持って回ったりしています。

 

 こうしてブログを書くようになって、私がここでの生活で当たり前になっているもの、改めて新鮮な目で見ることができるようになってきたのでした。 

 

Posted on 2006/11/04 Sat. 06:24 [edit]

category: イギリス事情

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04

えすぷり 

やはり学校にいるとおもしろいことが日々あります。

 予約してあったアップライト・ピアノの部屋にお昼頃行くと、男の子が一生懸命作曲の最中。 『Excuse me、この部屋予約しているのだけれど』と声をかけると、『とても悪いけれど5分待って』。 そうか、取り込み中なのね。 と思って5分後に再び行ったら、今度は『Are you Pianist?』 と聞かれ、『これ、ヒストリカル・パフォーマンスの課題で、バッハの2声の曲と同じ形式の曲を作曲しなくてはいけないのだけれど、僕ヴァイオリニストでピアノが下手で、どんな曲になっているのかよくわからないから弾いてくれる?』

 ということで、初見。 きちんとまとまっていました。 臨時記号の付け忘れだけ指摘し、どうやら1時間後が提出期限だったようですが、間に合ったことでしょう。 しかも、装飾音の書き方が分からない、といわれ、説明している時間はなかったので、彼が参考にしていたバッハのインヴェンションとシンフォニアの楽譜、最初の方のページに装飾音の説明があることを思い出し、その部分を伝えてあげました。 きっと2,3年生だと思うのですが、課題はもう少し前に仕上げましょう・・・・

 懐かしいです。 私もカーディフの音大の1年目、作曲の授業が必修で、そこでは作曲そのものよりも、このような時代による作曲の違いを勉強し、それにあった曲を作曲したものでした。(例えば、モーツアルト風の弦楽四重奏曲、シューマン風歌曲など)


 さて、先週の今日、シャブリエの『スケルツオ・ワルツ』を頂いてから、私のあたまはシャブリエだらけ。 そこに昨日決めた『即興曲』が加わりました。 今日はピアノの練習の合間に図書館に行ってCDを繰り返し聴きまくる有様。 一日中シャブリエが頭の中を駆け巡っていました。

 

 『えすぷり』(あえて私が言うとカタカナではなく平仮名)漂うこの『即興曲』。 今日、自分の指で音にしていく時、この曲に出会えたことに対する感謝でいっぱい。 もう少ししたら、この『えすぷり』がカタカナになって、そのうちフランス語になったらいいな、という思いです。

 

 

Posted on 2006/11/03 Fri. 06:18 [edit]

category: RCMの生活

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03

新しい先生に習うということ 

 昨日からの冷え込みが一段と増したのか、今夜は家の温度計で外は6℃。 学校帰り、顔が寒さでチクチク痛みました。 今年は気温の変化が激しすぎです。


 今日はレッスン。 先週の金曜日のレッスンでシャブリエの『スケルツオ・ワルツ』を頂いてから狂ったように練習。 私、フランス物で狂ったように弾きたくなるなんて、思っていませんでした。 それくらい魅力的なのです。 もし練習時間が5分余ったら、即『スケルツオ・ワルツ』。

 もちろん、今日見ていただきたくて、しっかり曲を作っていったのですが、近日中に録音しなくてはいけない曲があって、結局はその曲のレッスン。 チャイコフスキーの『サロン風ワルツ』とエシュパイの『トッカータ』を見ていただきましたが、どちらも先生はご存知でありませんでした。(特にエシュパイは知っている方が驚き)

 

 弾き込んで来た曲を違う先生に見ていただくと新たな発見があります。 でも、もちろん自分の趣味とは違ったこともいわれましたが。 エシュパイの『トッカータ』に先生は驚き。 やはり、この曲魅力的なのでしょうね。

 このチャイコフスキーの『サロン風ワルツ』、もちろん他の曲でもそうなのです、今まではキャラクター重視、そこからフレーズなども変わっていく。

 9月にDr.Schreiderにこの曲を見ていただいた時、中間部の洒落たところの弾き方について、にやにやしながらこういわれました

 『みゆき、ここの部分は男を誘うように弾け』 (こんなこと私に言う方が無駄だし、とっても苦手だって知っているでしょ??)

 でも、おなじ部分を今日の先生は『ここをもう少し大きく弾いて、この音を少し長く』

 私はどちらかというとDr.Schreiderの言い方の方がすんなりきたのでした。  教えるって難しいですね。 でも、今の先生のこともだいぶ私も受け入れることができるようになったのですよ。 


 結局シャブリエは見ていただけなかったものの、この曲は『絵画的小品』という10曲から成る曲集の一つなので、折角だから『フレンチ・サロン・デー』の為にもう1,2曲この曲集からやることに。 先生いわく、この『スケルツオ・ワルツ』はとてもこのコンサートにあうし、良い曲だから誰かにとられる前に先に私に伝えた、とのこと。(1日かけてピアノ科の生徒、先生方で行うコンサートなので、曲は早い者勝ち) 魅力的な曲があったのでもう1曲選びましたが、どちらかというとお洒落なフランス、フランス語をしゃべるマダム、といった感じの曲なので、私に弾くことができるかは謎。 私に足りないキャラクターなのですよね。 でも、よい勉強になりそう。


 ずっとDr.Schreiderと勉強してきて、今回先生を変わって思ったこと。それは、コンクール、コンサートの曲を選ぶ時に今までだったらDr.Schreiderは私のレパートリーを全部知っていて、どれが良いか、悪いかをわかっていたので、曲を決めるのがとてもらくだったのですが、来年のコンクールの話を今日ニール(新しい先生)としていて、全て私の自己申告。 しかも、ニールは私がどれだけそれらの曲をよく弾けるのかご存知ではないのですから、難しいです。


 

Posted on 2006/11/02 Thu. 06:58 [edit]

category: 音楽

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教え開始 

 

061101 tree
≪一体、何の実なのでしょう? 栗のいがいがのようにみえるのです≫

何だか11月になった途端に一気に気温が下がったようです。 ダウンのコートを着て、もう手袋も必要ですね。

 でも、今日は空が澄んでいてとってもきれいでした。


061101 house
≪この時期にこの青空は珍しいのです≫

 演奏することと同じくらい教えることも好きな私、いろいろと日本関係、イギリス関係に教えたいということを宣伝していて、問い合わせもあるものの、体験レッスンの日程を決めてもその前に他の人に決まってしまったり、条件が合わなくて無理だったりしていました。

 先日連絡を頂いた方、どうやら私の家から徒歩10分。 ということで、今日は体験レッスンに行ってきました。 

 ピアノ経験ありの8歳の女の子、とてもハキハキした子でした。 イギリスでは良くありがちなレッスンをされていたようで、お母様(ギリシャ人)がきちんとしたレッスンを望まれていて、私の今日のレッスン、そしてその後私のレッスン方法、求めているもの、目的をお話して、お母様のお考えと一緒だったので、明後日からレッスンをすることに。 最初は大変そう。 でも、うまくいくことを願っています。


 楽しいレッスン、よく聴く言葉ですが、長い目でみて楽しく弾けるようにするには基礎が大切。 今日も、音符の名前、長さは分かっているのに、それが鍵盤の上ではめちゃくちゃ。 楽譜の音符も読めていない、もちろん、指の形はもう少し大きくなったら弾ける曲は限られてしまう、というくらいにめちゃくちゃ。 

 それに加え今回はまず座り方から治す必要がありました。 大きくなって、ピアノを止めた後にも自由に好きなものを弾けるようなレッスン、長期戦になるかもしれません。 でも、私にとってもよい勉強です。 ちょうど去年の今頃、ロンドンを留守にしていたDr.Schriderと奥様に代わって先生方の生徒さんの代理レッスンをさせて頂きました。 あの時、子供だから・・・・とは思ってはいけない、どうして子供なのにああできるのか、たくさんの秘密を見させてもらいました。 今度はそれを生かす時。 

 久々に子供の教材を見に行ってこようかと思っています。

Posted on 2006/11/01 Wed. 06:19 [edit]

category: 音楽

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