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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

またまた盛りだくさん 

さすがに今日で10月も終わり。 夜9時半すぎに帰宅中、さすがに寒くなりました。 コートが必要です。 


朝から3時間ほど、バッハとバロックダンスのマスタークラス。 弦楽器の人が4人バッハのソロ組曲からの舞曲を弾き、バロックダンサーが衣装、踊りを説明&踊ってくださいました。


 アラマンド、サラバンド、クーラント(フランス版)、そしてガボット。 いくつかはバロックダンス用に書かれた曲で踊ってくださいましたが、ガボット、クーラントは踊る為に書かれた訳ではないバッハの組曲に合わせて踊ってくださいました。


 クーラントを弾いたチェロの男の子、最初はとてもではないけれど踊れる音楽ではないし、この人はクーラントが何か分かっているのかしら??と思っていたのですが、最後はとってもかわりました。 実際に踊りを見てみるのは大切ですね。 


 アラマンドは輪になって、基本のステップを皆で体験。 そしてきっとあれはブーレだったのか??最後にもう一つステップを教わりました。 ここで思ったのは、もちろんこのバロックダンスがバレエに発展しているわけですが、バレエと用語が一緒。 プリエ、ジュッテ、シャッセ、パ・ド・ブレなどなどとっても懐かしくなり、手の動き、足の基本、立ち方、バレエを思い出しました。

 バレエ、先日のカウントリー・ダンス・パーティーの時にも思いましたが、やはり基礎は一緒、用語も同じだったり似ているので、つくづく習っていてよかった、と思いました。

 よって体験もとてもおもしろく、元々バロックダンスを習いたくている私にはとても充実した時間でした。 バッハなどの組曲を理解する為にも、ぜひ短期の講習会などがあったら参加したいものです。


 そして夕方からは私のピアノの先生、ニールとRCMのピアノ科卒、現在はCDプロデューサーをしている方によるトーク。 これはCD制作の時の過程、注意点、そしてその後マーケットに売り出すことについてのお話。 なるほど、と思いながら聞いていました。

 

 最後に先日提出した課題、今日返却でした。正確に言うと、個人のピジョン・ホール(手紙、連絡物などが入っている棚)に提出物が返却されたら合格。 返却されなかったら不合格だから大学院副主任の先生のところに話しに行く、ということでした。

 昨日の夕方の修士号のレクチャーの時副主任の先生がいらして、課題のあまりのできの酷さに落胆した、ということを全体に話しました。 結局課題3つ合格したのは3分の1以下のようです。

 私は結局不合格。 副主任の先生のところに行ったら、私の前の人は『Oh my dear! あなた、3つとも落ちたわよ』といわれて(ドアの外まで聞こえてきたのです・・・・)、この時点で私はいくつ落としたのかわかっていなかったので、『ああ、3つ落ちた人もいるんだな。 これで私だけが3つ落ちたわけではないんだ』と妙な安心感。 幸い(?) 『ヴィクトリア時代のロンドンの室内楽を聴く聴衆』に書かれた文章を読み500ワーズにまとめるものだけが不合格でした。 やっていることはあっているけれど、引用文の書き方間違い、英語の文法があやふやなところがある、というのが主な問題点のようです。 

 もう一度金曜日に副主任の先生がこれについて詳しく個人指導してくださるようです。 再提出は3週間後。 頑張ります。

Posted on 2006/10/31 Tue. 05:42 [edit]

category: RCMの生活

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31

素敵な刺激をありがとう 

今日は楽しみに待っていた演奏会を聴きにセンターまで。 トラファルガー広場にあるSt Martin-in-the-Fieldsへ。 恒例のランチタイムリサイタルに同門(元)の私の大好きなピアニストが出演しました。

 私より一つしか年齢は上ではありませんでしたが、私がカーディフの音大に入った時に大学院ディプロマコースをDr.Schreiderと勉強する為に留学中のドイツから(彼はウズベキスタン人)イギリスに来ました。 当時から私の憧れ。 いつになったら近づくことができるのかしら??と思いつつ、なかなか難しいです。


 今日のプログラムはコンクール前ということもあり、

 モーツアルト/ロンド ニ長調 K.485

 ラフマニノフ/エチュード『音の絵』 作品39-3

 ショパン/エチュード 作品25-6 『三度』

 リスト/超絶技巧練習曲集 より 『鬼火』

 ブラームス/パガニーニ変奏曲(第1巻、第2巻)

 クライスラー=ラフマニノフ/愛の喜び


 実は今日のプログラム、ショパンのエチュード以外は8月のサマーコースでこの友達が演奏会をしたときに聴いています。 

  ピアノに詳しい人だったらわかるこの技巧的な曲が並んだプログラム。 特にこのエチュード3つ、指を駆使しています。 そしてその後にブラームスのパガニーニ・・・・・ でも、技巧的な曲、ということを忘れさせられる演奏。 

 モーツアルトのロンドは小学生でも弾くような曲ですが、なんてチャーミングなんでしょう! この曲、3年位前にDr.Schreiderがリサイタルで弾くのを聴いてもいますが、私も弾いてみたい、と思うようになりました。 6月末に長男が生まれてから、本当に彼のピアノは変わりました。それまでもとっても魅力的だったけれど、そこに何というか優しさ、たくましさが加わった感じ。


 でも、何といっても一番良かったのは『愛の喜び』。 これはキャラクターがそしてちょっとした言い回しがとってもチャーミング。 この曲、ずいぶん前から私もDr.Schreiderにやりなさい、といわれていたのに、結局挫折。 生で聴くと弾きたくなってしまいました。 

 RCMでももちろん凄い演奏を聴いています。 でも、私には彼の演奏は特別。 そのキャラクターがとっても素敵なのです。 私の目標であり、刺激を与え続けてくれる人。 顔に表情を出すこと、どんどん新しいことを追い続けること、私にいつもその演奏から様々なことを伝えてくれます。 

 

 次に演奏を聴くことができるのはいつになるか? また刺激を与えてね!

Posted on 2006/10/30 Mon. 06:51 [edit]

category: エンターテイメント

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30

ちゃんぽん 

061029 tree

 遂に今日の早朝(夜中)に冬時間が始まりました。 これにより、今までよりも1時間日が沈むのが早くなります。 今年は暖冬なので、何だかもう冬時間というのが実感できませんが、今日の夕方4時半には暗くなりかけたので、冬が近づいていることを感じました。 それでも、今日は快晴。 空がとてもきれい。


061029 sky

 上は夕方5時頃の空。 ピンクとブルーがなんともいえない美しさ。 実際はもっときれい。 こういう空を今年はあと何回見ることができるのか?? 


 つくづくイギリス(ロンドン)は多民族の場所だと思います。 バスに乗っていれば英語以外が聞こえてくることがとっても多いのです。今日もバスの中、インド人、アフリカ、カラビアン系ばかりで、それ以外は私だけ。この頃多いのはロシア語、ポーランド語。 特にポーランドがEUに加入して以来、イギリスに渡ってくるポーランド人が非常に多いのです。 場所によっては次々にポーランドの食品店がオープンしています。

 昨日センターまで出かけた時、ちょっと入ったテスコ(スーパー)、イスラム系の女性ばかり。 ここは一体どこ??という感じでした。 

  

 数日前、学校へ行くバスの中、携帯電話で話している人がいました(ちなみに、ロンドンといわずイギリス、公共の乗り物の中での携帯電話の使い方のマナーが非常に悪いです)。 そのうち、『ホント』、『ウソー』などという言葉が聞こえてきて、あれ?日本語?? でも、日本人っぽくない発音だし・・・・ 何か似ている言葉があるのかしら?と思っていました。 彼女、とっても声が大きくて声がよく聞こえてきたのですが、どうやら日本語と英語が完全にちゃんぽんの会話をしているよう。 ちらっと顔を見たらハーフのようでした。

 

 今の学校、日本人のきっと30人近くいるし、ハーフの子達も結構います。 よく顔を合わせる今年学部に入学してきたピアノのタイと日本人のハーフの男の子、彼自身はイギリスの中、高校に通っていたようです。 私との会話は英語。 たまに日本語が混ざります。 きっと、この電話でちゃんぽんの会話をしていた人と同じような会話を私たちもしているのでしょう。

 でも彼と話していると、私は自分がすごく日本語が上手、と思ってしまうからよくありません。 先日も、日本人が若く見える、という話になって、この友達、日本語で私に『ちがうよ。 日本人が若く見えるんじゃなくて、ヨーロッパ人が古く見えるんだよ』 といいました。そうか、英語だと若いはYoungで年をとっているのはOldになるから、そのまま訳したのだな、と思って、『古いではなくて老けるっていうの』と教え、まだまだ私の日本語も捨てたものじゃない、と思ったものでした。

 でも、木曜日に久々に会った友達に、私が英語から直訳して日本語を話すことをばれて、『みゆき、日本語酷いから、日本人の学生に英語ー日本語の交換レッスンをしてもらった方がよいのではないの?』と言われる始末。 そこまで酷くないのですけれどね。


 それにしても、学校でもたくさんの言葉が聞こえてきます。 皆、2ヶ国語は当たり前。 それ以上話すのですよね。 会うと話すピアノ科のオーストラリア人の女の子、モスクワに8年間留学して、その後スイスに行ってこの2,3年はパリの音楽院に通い、今年から同じコース。 よって、英語、ロシア語、ドイツ語、フランス語が問題なく話せるようです。 うらやましい! しかも彼女、今はパリ在住で、週2回日帰りでパリからロンドンに通っています。 こうして何ヶ国語をも話す人、たくさんいるのでしょうね。

 正直、ピアノ科はイギリス人も少ないし、今まで仲良くなった人達って、イギリス人以外のような気が・・・・・ だから、昨夜イギリス人の同年代の人に接してとってもほっとしたのかもしれません。

 

 先週の楽な一週間からかわって、明日からは再び授業再開です。 明日は楽しみにしているコンサートもあるし! 

 

Posted on 2006/10/29 Sun. 05:35 [edit]

category: イギリス事情

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29

カウントリー・ダンス・バースデー・パーティー 

 今日は出会いに感謝。 2週間ほど前に演奏の為に行ったSt Albansで知り合った方の60歳のバースデー・パーティーに読んでいただきました。 元々この方との出会いは私の高校時代の友達から。 この友達がとっても良い人だからこそ、出会ってすぐの私のことまで呼んでくれたのでしょう。


061028 musician

 St Albansの教会の集会場でのカウントリー・ダンス・パーティー。 どうやら今年60歳になる人4人のパーティーだったようです。 久々にイギリス人ばかりのところに行ってとっても安心している自分に気が付きました。 上の写真のようなミュージシャン、たいこ、ギター、フィドル。 さすがに今の時代音楽を聴いてすぐに踊れる人はいないのか、ちゃんと解説の人がついて、踊りを説明してくれるのです! 私、さすがにカウントリー・ダンスは踊ったことがないし・・・・と思っていたのですが、心配無用でした。


061028 food

 隣のちょっと小さめの部屋では皆さんが持ち寄ったお料理が並んでいます。 イギリスの昔ながらの結婚式のパーティーと同じなのでしょう。 全然気取っていなくて、楽しませてもらいました。

 この方の人柄か、いらしている方々も素敵な方ばかり。 顔が輝いています。

 彼女のところに先週からホームステイしている日本人の女の子、そして彼女の友達のところにホームステイしている子も来ていたりして、おしゃべり。 まだまだ英語が大変なよう。 もちろん私だってそういう時を経てきています。 頑張って!


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 パーティーは夜7時から10時半まで。 私も途中ダンスに参加してきました。 とっても感激。 今年の初めにはまって何度もDVDで観た、ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』のカウントリー・ダンスの世界だったのですから! 違うのは服装だけ。 あの世界が目の前に広がっているなんて! あの時、踊りを覚えたくて必死にDVDを観たりもしましたが、やっと謎が解けました。 それにしても、200年前と同じことをこの国ではやっているのですね。ああ、またあのDVDが観たくなってしまいました!

 基本的に踊ることが大好き。 一昨日のディスコダンスもよいけれど、私は今日のカウントリー・ダンスの方が好きかな、と思いました。 日本の盆踊りと似ているのでしょうね。 


 本当にこの出会いを与えてくれたY、ありがとう。 あなたの分まで楽しんできたよ! 

 

 

Posted on 2006/10/28 Sat. 06:23 [edit]

category: 日常

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28

心を捉えた一曲、レッスン 

 昨夜は帰宅が遅かったので、しかも久々に遊んだ後なので、朝起きられるか心配。 どうにか起きることはできて、8時に学校へ行って10時からのレッスンに向けて練習。 本当は今週はレッスンなしなのですが、私は11月に日本に行く為に学校をお休みするし、9月にイギリスに帰ってくるのが遅かった人達もいるので、そのような人達だけ今日まとめてレッスンだったのでした。

 

 レッスンの前に先生とお話。 RCMのピアノ科は来年の2月末の日曜日に一日かけて『パリのサロン』(たしか。 フランス語は私にはとってもハイカラな言葉なので覚えられません)というコンサートを行います。 生徒、先生方も参加して、サロン音楽を弾くのです。 軽めのドビュッシー、シャブリエ、シャミナーデ、プーランク、フォーレ、ショパン(マズルカ、ノクターン、ワルツ)などパリ、フランスに関わる作曲家の曲を弾きます。 今年の2月には同じような企画で、モーツアルトのピアノ・ソナタ、連弾のソナタなどを全曲演奏したそうです。

 これについて先生と話し合い。 私はとにかくフランス物が苦手なので、ショパンのマズルカかワルツにしようかな、と思っていたのですが、先生がメロディーを二つ弾いてくださって、一つはドビュッシーのダンス。 そしてもう一つはシャブリエのワルツ(先生はワルツ・カプリスとおっしゃったので、図書館をみたのですがそのようなものは存在しなくて、結局スケルツオ・ワルツの間違いだった)。 ドビュッシーのダンスも嫌いではないのですが、レッスン後図書館でシャブリエのCDを聴いたら、一瞬にしてこのスケルツオ・ワルツの虜になりました。 意外とこの新しい先生、私の好みをもうわかっているのかしら?? 

 Dr.Schreiderに『みゆきはワルツばっかりだね。』といわれたことがありましたが、今回の先生、私にあっていると思ったのですよね?びっくり。 

 こういうサロンピース大好きだし、こういうのほどキャラクターが大切。 しかも、私はチャイコフスキーの『ワルツ・スケルツオ』というのがレパートリーにあるのですが、このシャブリエはワルツとスケルツオのタイトルが逆。 ちょっとこの二つを並べていつかコンサートで弾いたら面白いかも。 こうなったら、やはりワルツだけでコンサートをしたいな、と思います。

 早速譜読みを開始してしまいました。 来週のレッスンに持っていけるかも・・・・・

 私、自分でもフランスの作曲家の曲にはまるなんて、驚きです。


 肝心のレッスンはベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番の第2楽章。 本当はブラームスを見ていただこうと思っていたのに、私がベートーヴェンの楽譜を出していたから(先生がいらっしゃるまでレッスン室で練習していた為)、これをやることに。 まだまだ解釈が怪しかったのですけれどね。 先生がところどころオーケストラパートを弾いてくださったのが嬉しい。 久々の協奏曲の勉強、忘れていることもあるし、でもおもしろそう! 私の絶対に治さなくてはいけない癖を指摘されました。 指使いの問題なので、治すのには時間がかかりそう。 全然意識していないで弾いていたようなところをほめられたり。 これは音色のことで、Dr.Schreiderとの勉強の賜物です。 

 さっさと第3楽章も暗譜して持っていこうと思います。 


 残った時間でブラームスのソナタの第4楽章。 これはとんでもないリズム間違い。 何やっているのだか。 こちらは問題多そう。 今日は途中までだったので、来週までにきちんと全部終わらせないと。


 

 

 

 

Posted on 2006/10/27 Fri. 06:52 [edit]

category: 音楽

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27

Halloween Party! 

明日レッスンなのに、遊び歩いた一日でした。


 お昼過ぎに、ちょうど英語学校の午前中の授業が終わる時間に一緒の英語学校に通っていて仲が良かった日本人の友達と待ち合わせて学校へ。 彼女、9月からエディンバラの英語学校に通っているのですが、ロンドンに遊びに来ているのです。

 涙の6月の別れから4ヶ月、しゃべりまくりました。


 英語学校、2週間前もチラッと立ち寄っていますが、先生方とも再会。 授業が終わるまで待っていたのですが、ちょうど隣の部屋で刺青だらけの先生が授業中。 相変わらず大きな声。 怒鳴り声(叫び声? 地声?)が聞こえてきて、友達ととっても懐かしくなってしまったのでした。 やっぱりこの先生、言葉遣いは悪いことはあっても、生徒を引っ張っていく力が凄い! 私、情熱のある先生が好きなので、今の学校で情熱のある先生がいないわけではないけれど、何だか悲しくなってしまいました。


 結局英語学校に2時間ほど滞在した後、ハムステッドに移動し、クリームティー。 要するに、ジャム、クロテッド・クリーム付きのスコーンとたっぷりの紅茶。 久々にゆっくりとお茶を頂いたのでした。 友達は私よりも7つ年上ですが、全然それが気にならない友達。 それこそ機関銃のようにお互いしゃべるので、短い時間でしたが、充実していました。 

 彼女がエディンバラにいる間に、往復夜行バスで0泊3日でエディンバラに行こうか?などと話していました。 本当に行きたい! でも、冬休みは寒くて嫌ですが。


 ロンドン市内まで一緒にバスで戻ったのですが、混んでいてとんでもなく時間がかかりました。 そして、私はその後学校に向かったのですが、6-8分に一本来るはずのバスが30分たってもこない・・・・・・ とってもロンドン(イギリス)らしい情景です。

 結局学校に着いて1時間も練習しないで、再びバスに飛び乗って中心部へ。

 この時点で夜9時。 私がこんな時間にウロウロとするのは珍しい。 そう、英語学校の友達に誘われて、ハロウィン・パーティーへ行ったのでした。

 何だかよくわからないのですが、テムズ川に置いてある(浮かんでいる)船がディスコになっていて、そこでのパーティー。 英語学校で有志を集めたようで、そこに私も混ぜてもらったのです。 私が着いた頃はそこまで混んでいませんでしたが、そのうち凄い人! いろいろなところの若者が来ていたようで、国際色豊かだし。 踊るスペースは3つ。 座って話している人もいれば、踊っている人も。


 私を誘ってくれた日本人の友達、電話で『ディスコみたいなところ』と教えてくれたのですが、会ってから『昨日みゆきさんにディスコみたいなところ、と言った時、来ないかと思ったよ』といわれました。 どうやら彼、私はクラブとか行かない(嫌い)と思ったようです。 未だに私、こう思われているのですね。 ケイ君、君は私の英語学校での姿をみているのに、こう思っていたなんて、とってもびっくりです。 

  確かに、自分から積極的に行くことはありませんでしたが、カーディフ時代はクラブがたくさん。 クラブ好きな友達が多かったし、ギリシャ人の元野獣男、世界一美しい男に連れられていったものでした。 でも、元野獣男は自分のダンスが自慢で、こっちが恥ずかしくなる目立つ踊りをするので、困ったものでした。 基本的に嫌いではありません。 (音量が大きくて耳がしばらくおかしくなることだけは困りますが)

 今回は英語学校関係はラテンの人が多くて、皆踊りが上手! 何が違うって、腰の動かし方。 私、一度友達に習いましたが、できません。 あれは、生まれ持ったものなのか。 だって、バレエとは全然違うし、得意の盆踊りとは正反対。 

 とにかくきっと2年ぶりくらいに踊ってきました。 最初は体が音楽にのれませんでしたが、そのうち慣れてくると楽しい! 途中、サルサが流れて、一緒にいた人達は上手! サルサ、踊れるようになりたいかも。 


 10時前に入ると飲み物1本無料。 久々にアルコールを飲みたいと思ったものの、明日は朝からレッスン。 やめておきました。 まだまだ楽しみたかったのですが、23時にはおいとま。

 

 久々にエンジョイしました! 誘ってくれてありがとう!

 

Posted on 2006/10/26 Thu. 06:15 [edit]

category: 日常

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26

演奏会2本 

今日はコンサート2本。 やっぱり生の音楽は良いですね!


まず一本目は3週間後にランチタイムリサイタルを行う教会。 毎週水曜日にランチタイムリサイタルをしているので、時間もあるし、どんなところか響きを確認する為に行ってきました。 そして何より、他の人がどのようにリサイタルを行うのか見るのは勉強になります。


 教会のホームページを見ても去年の予定のままで、どんな人達が演奏するのかも知りませんでした。 教会は小さめ。でも、豊かすぎる響きでした。 

 今日はソプラノ、ヴァイオリン、ピアノの組み合わせ。 プロフィールがないので、どこで勉強した人達なのかもわかりませんが、年は私と同じくらいでしょう。

 プログラムは多彩で、バッハのSt John Passionからモーツアルトのオペラのアリア、ホルストのヴァイオリンとソプラノの為の曲、ピアノのソロでブラームスの間奏曲、ピアノとヴァイオリンでリムスキー=コルサコフの『くまん蜂の飛行』、などなどでした。

 

 そして夜は学校のホールでRCMのピアノ科教授のジュリアン・ジェイコブソンのピアノリサイタル。ジュリアンは元々1992年から1996年まで私が勉強していたカーディフの音大のピアノ科の主任。私が行った時には既に主任ではありませんでしたが、まだ教えていましたし、私は1年生の時から室内楽の指導を受け、その後ピアノのマスタークラスも受けています。 でも、とっても音楽的な感性があわず、毎回揉めていました。 それなのに、またここで顔をあわせる運命。 神様のいたずらですね。

 今日もどうしようか迷ったものの、ムソルグスキーの『展覧会の絵』を弾くというので、行ってきました。 今日のリサイタルはジョン・オグドン(イギリス人ピアニスト。 1962年のチャイコフスキー国際ピアノコンクールでアシュケナージと1位を分け合った人。 1989年52歳で死去)ファンデーションの主催によるものでした。

 ジュリアンは現代音楽が得意なので、プログラムは、

 バッハ/平均律クラヴィーア曲集 第1巻 嬰ハ短調

 ジョージ・ベンジャミン/Shadowlines

 Alison Kay/エチュード 第3番 Matrix

 Xaiogang Ye/Namucuo op.53(UK初演)

 ジョン・オグドン/ダンス組曲(1967)

 休憩

 ムソルグスキー/展覧会の絵


アンコールにはスクリャービンのエチュード作品2-1


 前半に現代曲が並びました。 もう既に私はジュリアンの演奏を何度も聴いていますが、今日のような真面目な演奏は(いつもはちゃらちゃらしているのです・・・・)初めて。

 現代音楽が苦手な私、曲目解説を読んでも全くわかりませんでした。 Alison Kayはまだ30代の作曲家。 このエチュードは12人のピアニストの為に1曲ずつ書いたそうで、この第3番がジュリアンの為にかかれたもののようです。

 オグドンのダンス組曲はおもしろかったものの、5つのダンス(厳密に言うとダンスではないものも多いのですが)で成り立つのに、私にはその違いが全く分からず、2つ目が終わった、と思っていたのに、実際には5つが終わっていました。

 やはり現代曲を得意にし、自分でも作曲をするだけあって、私には何が何だかわからない曲でも、それなりに説得力はありました。


 『展覧会の絵』は予想通りというか何というか。


今日の2つのリサイタルを聴いて思ったこと。 いかにキャラクター、イマジネーションが大切か(私にとって)。 意味のあるフレーズ、音色。 音楽って技術を見せ付けるものではない。 やっぱりその曲を聴衆に伝えることが大切。

 『キャラクター』言葉でいうのは簡単。でも自分が思い描くことを聴衆に伝えるのはとても大変。 皆違う心を持っているのですから。


 


Posted on 2006/10/25 Wed. 06:14 [edit]

category: 音楽

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25

ブラームス 対 リスト 

 今週は学科の授業は全てお休みだし、実技のレッスンもする先生が少ない。ということで、学校は先週までよりも人口が少なく、(イギリス人は実家に帰っているのでしょうね)実技レッスンが少ない、ということは部屋も空いている。 いつもはグランドピアノでの練習は2時間。 運がよければそれ以上。でも、昨日も今日もずっとグランドピアノでの練習。 しかも私は夜集中して練習するタイプだから余計楽器が空いているのです。 

 

 昨日に引き続きブラームスに泣かされ中。 段々彼のことが分からなくなってきています。 あなたは結局何をいいたいの???? 私にはわかりません。 何だかヘビーすぎて、考え込みすぎて・・・・ でも、弾けるようになったらこの曲を私は愛しそう。 でも、私は彼の後期の曲の方が好き。 これは改めて思ったことです。


 だからなのか、現実逃避なのか、ずっと頭の中に回っている音楽はリスト。 どうして?? その中でも弾いたことがないし、そこまで興味のなかったリストの『スペイン狂詩曲』が一日中頭の中を駆け巡っていました。 今もこれを書きながらシフラの弾く『スペイン狂詩曲』を聴いていますが、こればかりもう何度も繰り返しています。 

 この曲のスペインのリズムに心を動かされます。 ラテンの曲なんて私にとって一番遠い存在だと思っていましたが、意外と違うのかも。 イギリスに来てから出会った友達の中には私のことを情熱的、と言う人もいるし、カーディフ時代はスペイン人と仲良かったし、去年の英語学校でもラテン系の人達と親しくして、その感情に最初は戸惑いつつも結局は何だかホッとするものがあり。

 もしかしたらこういう血が流れているのかしら? 妹は趣味でフラメンコにはまっているようだし。 彼女もフラメンコをするなんて意外だったし。 


 先週レッスンしていただいた、リストの『愛の賛歌』、変わってきました。 何というか、私が思っていたよりもずっと内容が深いというか、表現豊かな曲だっというか。 この曲、舞台に上げるのが楽しみになってきました。 11月頭のピアノ科、弦楽器科合同パフォーマンスクラスはコンサートホールで行うようなので、その時弾けたらいいな、と思っています。

 リスト、『超絶技巧』が前面に出ているような気がして避けていたけれど、私は完全に今虜になっています。 魅力的な曲がたくさん。 やっぱり、ブラームスからの現実逃避なのかな・・・・・・ と思いつつ、そんなことも言っていられないので、再びブラームスに向き合います。

  

 

 

Posted on 2006/10/24 Tue. 06:03 [edit]

category: 音楽

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3大“B”に泣かされ中 

 現在イギリス時間夜11時半。 珍しく雷が続き、土砂降りでした。 こんなに雷が鳴ると日本の梅雨の時期を思い出します。


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昨日に続き、再び赤い実。 名前がわからないのが残念です。これは大き目の木なのです。

 昨日、料理をしながらピーラーで爪に傷をつけてしまい、その後注意しないでお鍋を洗っていたら勢いよく爪にぶつけ、左手中指の爪が欠けてしまったのでした。 前にピアノを弾いている時に小指の爪を割った時は痛くて大変でしたが、今回は中指だから支障はないでしょう、と思っていたのに、やはりピアノに向かうと打鍵で痛みが・・・・ 1週間はかかるかも。 


 先日から取り組んでいるブラームスのソナタ第2番、第1楽章はそれなりにできて、第2楽章は暗譜に苦労している最中。 第3楽章は弾き方が分からないところがあって先生が先週弾きやすくした楽譜を持ってきてくださる予定だったのに忘れ、放置中。

 第4楽章が曲者で、私の苦手な音形続き。 今日も指をかばいつつも練習していたのですが、先に進みません。 ブラームスさんと良いお友達になろうと思っていたのに、駄目かも・・・・・ でもこれを乗り越えなくては!


 そんな時、平行して(といっても先週はサボっていた)暗譜しているベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番。 第1楽章はそんなに好きでないけれど、第2楽章からやっているので、その美しさ。 久々にベートーヴェンと会話ができています。 金曜日のレッスンまでにできるかしら? 新しい先生はオーケストラパートを弾いてくれるのかしら??という期待。 でも、今の私はモーツアルトの気持ちの方が分かるのですよね・・・・・ ベートーヴェンが遠い存在。


 久々に来月舞台に上げる、バッハの平均律第1巻嬰ホ短調。 これは私が一番好きなバッハの平均律で、1年生の時に試験で弾いて以来、何度か使っています。 暗譜が飛びやすい曲で恐怖もあるのですが、音色の変化をつけるのに良い勉強になるし、私にあっているし、特に11月15日に演奏予定のロンドンの教会はまだ行ったことがないのですが、素晴らしい響きのよう。 ということで、あえてこの曲を選びました。 ブラームスの後に練習したら、心が穏やかになります。 でも、何か新鮮さが足りない。

 この曲を弾く時、私はナショナル・ギャラリーの宗教画を見たくなります。 


 バッハ、ベートーヴェン、ブラームス、3大B。 去年はモーツアルト、ショパン、チャイコフスキー、グリーグに夢中になり、彼らを放っていましたが、再び彼らに向き合った時、新しいオーラを感じます。 

 イギリスに8年以上住んでいながら、そして旅が好きなのに、ドイツにはまだ行っていません。 ポーランド、ノルウェー、オーストリア、ロシアには行ったことがあるから、きっと去年はこれらの国出身の作曲家のことが捕らえやすかったのだと思います。

 ドイツに行ったら、少しは苦手なドイツの作曲家の曲が理解できるようになるかしら??その作曲家が生まれた、過ごした国の空気を吸うこと、とても私には大事なことのように思います。


 弱音をはかずに、ブラームスに真正面から向き合っていこうと思います。

Posted on 2006/10/23 Mon. 06:30 [edit]

category: 音楽

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23

言葉を失いながらの課題 

 一日中どんよりとしたお天気。 これから遂に冬が始まるのでしょう。 サマータイムも残すところあと1週間。 来週の日曜日の午前1時か2時(未だに覚えられない)からは遂に恐怖の冬時間です。 今ではすっかり夕方6時半には暗くなっていますが、今度は日没が1時間早まる+自然に日没が早まる、ということで、暗い日々が続きます。


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 今、家の周りのお宅、色々な種類の赤い実をつけている植物がたくさんあります。 お花も好きですが、こうした実を見るのも大好き。 グレーの空に赤い実、とても和むのです。


 さて、一昨日提出した課題について。 これは今後修士号に進めるかどうかをテストされる課題でした。 一応今回落ちても再提出のチャンスはあります。(これを知った時、どんなに安心したことか)


 3つの課題を提出したのですが、一つ目がややこしくて、新しい曲を始める時に、どのようなことに気をつけるか、自分が今(今まで)弾いている曲から1分選び(抜粋)、音楽面、技術面について800ワーズでまとめ、更に、その部分の自分の演奏を録音し提出。 そして、その部分の楽譜をコピーし、気をつけたことなどを記入して提出。


 これ、音楽を言葉で表現する難しさ。 最後まで悩みました。 加えて今回の課題全てに共通していることは、私の語彙力。 日常会話、本を読むことは問題なくても私の英語力は完全ではありません。 そして日本語もかなり語彙が減って、日常会話以上を理解するのがとても難しい状況にいます。よって、1年間エッセイを書かない生活をして、この1年間でも日本語がどんどん低下してきていて、それで久しぶりにエッセイを書いたら、自分のいいたいことを英語でも、日本語でも一つの単語で表すことができない、という事態に気が付きました。 途中はかなりパニックに。

 まだこうしてブログを書いたりしているから物を書くことは億劫ではありません。 でも、いいたいことを言葉で表せない時・・・・・ どうすればよいのでしょう??? 

 きっと私の場合、言葉で表現できないことをピアノでの表現にしているのでしょうね。 だから、ピアノの前に座ると落ち着くし、誰にも気兼ねなくピアノとの対話を楽しむことができる。 コンサートでは言葉で表せないことを無意識のうちに音楽でお客様に伝えようとしている。


 話をもどし、私はこの課題についてはショパンの幻想ポロネーズの1部分を使いました。

楽譜の書き込みはこんな感じ。

061022 music

 

 見にくいですが、カラーをわけて、強調する音、フレーズの盛り上がり、ショパン独特のリズムの弾き方、音楽を押すところ(早める)、引くところ、などなどを書き込んでいます。


 これ、私は普段ほとんど楽譜への書き込みはせず、今までの先生も、音の間違い、ペダル、指使い以外はほぼ書き込まないで、私は毎回のレッスンで言われたことを消化するタイプなので、こうして書き込みをすることはある意味で面白い作業でした。 と同時に、今まで自然に現していたことが、急に計算されて表しているように思えてもきましたが。













 二つ目の課題はここでも何度か書いた『ヴィクトリア時代のロンドンの室内楽をきく聴衆』について書かれたジャーナルを読み、要点などを500ワーズでまとめる。要点などはかけます。 でも、質問の一つ、この文章の短所について書きなさい、というのは困りました。


 3つ目は論文のタイトルを決めて、それに必要な参考文献(本、論文、ジャーナル、録音、ウェブサイト)を各項目一つは入れて、計15個以上探す。 そして、この学校のやり方(決まり)にそった書き方で参考文献を書く、ということ。

 私は最初、『ショパンの時代の鍵盤楽器の移り変わり、そしてそれに伴う作曲形式』という題で調べていたのですが、あまりにも広すぎて収集付かなくなった為、変更して、『リストの編曲物ーシューベルトの歌曲編曲を中心に』というものにしました。

 実際にこれで論文を書くわけではありませんが、資料集め自体は楽しみながらやりました。


 さあ、結果はどうでしょう? 担当の先生にチェックしていただいたものもあるものの、私はずれていることが多くて、また何かしでかしていないか、と不安でもあります。

 

 明日から1週間は、授業無し。 高校生まではハーフ・タームといって中休みです。 私は金曜日にピアノのレッスンがあるのみ。 時間を有効に使って、ピアノ、そして溜まっている事務作業を進めようと思います。


Posted on 2006/10/22 Sun. 03:16 [edit]

category: RCMの生活

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22

新しい先生のこと 

 昨日までの課題提出にやっと開放された今日は休息。 


 RCMが始まって、今の新しいピアノの先生の門下生と少し話をし、先生のことを聞いたりしているのですが、興味を持って、今更Googleで先生の名前を検索。 さすが、長くこの学校で教えているだけあって、名前も出てきます。 そして、どうやらスーク(チェコの作曲家)のピアノ曲のCDを出しているようで、その情報が多くありました。

 驚いたのは、先生の1979年(ということは私が生まれた頃)の宣伝用パンフレットがE-bay(オークション)に出ていたこと。 若々しい写真でした。 実は私、今の先生は60歳を過ぎていると思っていたのですが、もしかしたら50代なのかもしれない、とこの写真を見ながら思ったのでした。 (でも、60は過ぎているように見えるのだけれど・・・・・)


 残念だったのは、ついこの前、16日の月曜日にロンドンでリサイタルをしていること。 もしこれを調べたのが1週間早かったら・・・・・ やっぱり習っている先生の演奏というのは聴いてみたいです。

 何というか、折角レッスン室には2台ピアノが入っているのに、先生はあまり弾いてくださいません。 Dr.Schreiderと比べたくないけれど、この数年、2台ピアノがある場合はとにかく先生が弾くのを聴いて、そのニュアンスを耳でとっていく、というレッスンをしていたので、急にいろいろと口で、言葉で説明されるのが私には大変なのです。 


 一応既に4回のレッスンを受けたのですが、どうにかやっていけそう。 もちろん不満が無いわけではないし、疑問に思うこともあります。 でも、今までと違った観点から音楽を見ていくこと、そして弾くことだけではなく、これから2年後に卒業した後のキャリアに関わること、先生の在英歴も長いので(先生は南アフリカ人で、大学生の時にRCMに来たようです)、イギリスの音楽界もなんとなくDr.Schreiderよりもよくご存知かな、と思うし、この2年間はレパートリーを増やす、と思って過ごそうかな、と思います。


 


 

Posted on 2006/10/21 Sat. 06:20 [edit]

category: RCMの生活

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21

Liszt Day 

無事、課題提出しました! これについては後ほど。


 今日はお昼から学校にリスト・ソサイエティーの人達が来て、リストの日。 まずランチタイムリサイタルがリストの何たらかんたら、という長くて全く覚えられない、他のリスト関係の作曲家も交えたよくわからないコンサートがあって楽しみにしていたのですが、演奏者が昨日の午前中、ドクター・ストップがかかってしまい、中止。 よって、急遽ジョージア出身のパーセルスクール(音楽の中学、高校)→王立音楽院→トリニティー・カレッジという経歴のまだトリニティーの生徒の人がリサイタル。 急だったので、リストなし。 プログラムはショパンの舟歌、スクリャービンのエチュード作品2-1、そしてベートーヴェンのソナタ第32番。 ベートーヴェンのソナタは私も学部卒業リサイタル試験で弾いた思い出の曲。

 今日のこのコンサートで弾くことが決まったのは15時間前だったそう。 最後にピアノ科主任のヴァネッサもおっしゃっていましたが、結局このようにショート・ノーティスで演奏できるように、とのこととても大切だと思います。 今日の演奏、正直私は好きではありませんでした。 でも、これができてプロ。 彼女、音がよくなかったのですが、トリルがとってもきれい。 とても若いうちに大きなコンクールの出場歴もあるようです。


 そして、2時半からはレズリー・ハワードのマスタークラス。 ピアノソロが二人とピアノ+歌が二人ずつ。 ハワードはリストの全作品を録音していることで知られています。 でも、私は彼についてはいろいろなうわさを聞いていたので・・・・・・

 ピアノソロはリストのバラード第2番と、ヴェルディーのオペラ、『リゴレット』のパラフレーズ。 どちらも私の好きな曲。 レッスン自体は要求の高いものでした。 昨日のレッスンで私が先生に質問をしていたようなことに通じる部分も多く、楽譜を見ながらの聴講、参考になりました。

 リストの歌曲というのはきっと初めて聴いたのですが、きれいでした。 シューベルトなどの歌曲をピアノソロにリストはたくさん編曲しているし、その人が歌曲を書くとどうなるのかしら?と思っていたのですが、良くも悪くも私の想像とは違いました。


 マスタークラスが終わったのは5時半。 そして7時15分からは1時間のRCMのピアノ科の生徒によるリストのコンサート。 この合間に頭の中が音楽に支配されていた私は、外にでてお散歩。 だいぶすっきりしました。 そして1時間ほど自分の練習。 昨日見ていただいた『愛の賛歌』、こうしてマスタークラスでリストに触れた後に弾くと、自分でも変わってきたのがわかります。 思っていたよりも深い曲でした。


 コンサートはまず4年生の中国人の女の子がソナタ ロ短調。 彼女は北京の音楽院で学び、14歳からイギリスに渡ってパーセル・スクールで学んでいて、既に経験豊富です。 凄いテクニック。 でも、きっと色々と恵まれていて、挫折とか悔しさとかをあまり経験していないのかな?という演奏でした。 彼女はマスタークラスで『リゴレット』を弾いたのですが、音的にもそちらの方があっていたように思います。 でも、今これだけこのソナタが弾けていれば後が楽でしょうね。

 この曲、もちろん憧れなのですが、私にとってあまりにも思い出深い曲。 2年半前にDr.Schreiderがカーディフの音大のコンサートでこれを弾いた時、私は涙がとまりませんでした。 それは、音楽性の素晴らしさ。 訴えかけるもの。 特に私はいろいろと先生の過去を(といってもほんの一部分だと思いますが)知っていたからかもしれません。 それまでの先生の人生が手に取るように分かる演奏、幸せなことも、大変なこともやるせないことも、いろいろと経験してきているからこその音楽でした。 これを聴いた後、私はやはり自分で人生経験を豊かにするまでは弾きたくない、と思ったものです。 でも今日聴いていて、20代のうちにテクニック的なことも含めてこの曲を一応勉強しておいて、後々、30代、40代と音楽的なことがプラスされていくのも良いかな、と思いました。


 そして先週のマスタークラスでも演奏したドイツ人の同学年の男の子がバッハの『泣き、悲しみ、悩み、おののき』の主題による変奏曲。 これはバッハの同名のカンタータを用いたものです。 今まで聴いたここの生徒の中で、私は彼の演奏が一番好き。 人間味のある演奏です。 一音一音に魂のある演奏、書くのは簡単だけれど、実は難しいこと。 特にまだ学生だとみなの関心は今日数人の演奏を聴いていてもテクニックのこと。 私の場合はもう少しテクニックに関心を持っていくことが必要なのですが。

 彼は今年からRCMに入ったのですが、既にドイツでの経験は豊富です。 


 最後はジョージア人の女の子。 彼女も今年からRCMの大学院ディプロマコースに入学した人です。 既にコンクールの受賞歴も多数。 曲はハンガリー狂詩曲の12番。 何たるテクニック。 凄かったです。 


 半日、リストの音楽に浸かり、現在はテクニック的でない部分のリストに惚れ込んでいる私ですが、テクニック的なリストもやはり勉強していきたい、と思います。

Posted on 2006/10/20 Fri. 06:11 [edit]

category: 音楽

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20

マニアック 

 明日は課題提出日。 今日の午前中の学科の授業で色々とわかったので、これから仕上げです。 文章自体はできているので、手直しをしていきます。


 今日は2週間ぶりのピアノのレッスンでした。 レッスン直前まで追い込みでブラームスのソナタを練習していたのですが、(どうしても、第4楽章で躓いてしまうのです)来月日本で弾く予定なのに、暗譜が終わっていなかったリストの『愛の賛歌』、今週暗譜はしたのですが、どうにも、私の手の大きさの問題で弾けないところがあって、どうすればよいのか先生のご意見を伺ってみたかったので、質問だけするつもりでもって行きました。 それ以外にも疑問に思うことがあったので。

 先生のご意見を伺い、納得。 でも、先生はこの曲をご存知でなく、聴いてみたいから、弾きなさい、と言われ・・・・・ まだ弾き込んでいないので恥ずかしいのですが、結局レッスンして頂きました。 勝手なものを持っていってまずいか、と思ったのですが、反対に先生に『こんな素敵な曲を紹介してくれてありがとう。 普通生徒自身がやりたい、と言って持ってくる曲はショパンのバラード1番や、有名なものばかり。 こういう曲を持ってきた生徒はかなり長い間いなかったよ』と言われました。 私、マニアックなのです。


 色々とアドヴァイスしてくださり、私の質問攻めにも答えてくださり感謝。 何しろ私、質問が多い生徒なのです。 だいぶ曲の方向性が見えてきました。 暗譜が怪しいところもあるので、これから弾き込みなおし。 

 最後のページに来た時、前ページからの繋ぎかたが不思議で、コピー譜を持っていっていた私は、先生に、『まさかコピーのし忘れということはないよね?』と聞かれ、その時は、『し忘れは無いと思います』、と言ったものの、私のことなのであり得る・・・・と思ってレッスン後、すぐに図書館に向かったのでした。 幸い、コピーのし忘れではなかったのでホッとしました。 まだまだこの曲については調べられていません。 明日以降、リスト関係の本を読み漁る予定。


 結局、この曲だけで今日のレッスンは1時間半経ってしまいました。 ブラームスのソナタは弾き込みが足りなかったので、ほっとしたというか何と言うか。 油断していないで来週に向けて頑張らないと!

 

Posted on 2006/10/19 Thu. 04:49 [edit]

category: 音楽

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19

女強し 

何だかRCMに入学してからというもの、懐かしい顔に再会しています。

 今日も、学校の図書館のコンピュータールームで課題の追い込みをしていたら(出入り口に一番近い場所に座っていた)、“WOW!"という声が。 何だ?と思ってみてみたら、知らないおじさんみたいな人が・・・・・・ でもしきりに私に話しかけてくるので、何だ?と思ってよく見たら、友達でした・・・・・きっと2年ぶりくらいの再会。絶対に体格もよくなったし、何より、短く刈上げていた髪がパーマ(天然でしょうね)。 分かりませんでした。 私が私より1つ下の友達を『おじさん』と思ったと言うことは、むこうも私を『おばさん』と思ったかもしれませんね。

 カーディフの音大の学部の1つ上のギリシャ人のピアノ科の友達なのですが、カーディフの学部終了後に王立音楽院へ。 どうしてそれなのにここにいるの?という疑問。 たまたまここで勉強する友達に会いに来たそうですが。 向こうもどうして私がここにいるのか、驚いたそうです。 仲が良かった友達で、ピアノ科の合同のクラスなんかではよくいたずらをしていた仲。 お互いに知っている友達のことも情報交換。


 そんな中、私が一番気になっていた友達の行方を知ることができたのでした。 5年間一緒で、同門だったギリシャ人の元野獣男。 去年の夏から兵役(ギリシャでは義務です)していたのですが、多分今年の夏には終わるのだろう、と思っていました。 何と、カーディフ時代に知り合ったガールフレンドが待つシンガポールへ行ったそう。 もう感激! 自分中心で、人のことなんて考えられない、という男が大好きなギリシャを再び離れてシンガポールに行くことにしたのですから! これを聞いた時、正直、これから住みたい国にこだわって大好きで勉強したくて、待っていてくださる先生がいるモスクワにいかず、RCMに進むことに決めた自分が情けなくなりました。 


 それにしても、多国籍の人がいるこの国、私の周りは異国籍同士の恋愛がとても多いのですが、学校が終われば皆、自分の国に帰ります。 その時、スペイン人の男の子が、香港人のガールフレンドと香港へ行ったり、スウェーデン人の友達がイギリス人のボーイフレンドをスウェーデンに連れて行ったり。 何だか私の周りは女の子の国に行くことがほとんど。 やはり女強しなのかな?なんて今回も再び思ってしまいました。 いいえ、きっと男の子たちがやさしいのでしょうね。


 

Posted on 2006/10/18 Wed. 06:29 [edit]

category: 日常

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18

ヴァイオリン・ソナタに魅せられて 

夕方からピアノ科&弦楽器科の合同クラス。 といっても、先生はピアノ科の主任だけでしたが。 とっても贅沢な時間でした。


 リヒャルト・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタの第1楽章。 この曲、大好きなのです! カーディフではこの曲を弾ける人はいなかったけれど、学部2年生の時に20時間のリヒャルト・シュトラウスの授業を取っていた私は、課題の一つ、演奏分析はシュトラウスのピアノ曲はほとんど無い為、この曲をやったのでした。 この授業をとるまで、シュトラウスなんて全然興味がなかったのに、彼の色に染まり、クラスメイトも歌科ばかりで、オペラについての授業なんて全くついていけなくて、日本語のオペラ辞典を持ち込み。 先生も黙認。 

 このヴァイオリン・ソナタ、ピアノパートがとっても難しいのです。 だから聴くだけで満足。 でもいつか弾いてみたいかも。若い頃の作品なので、まだまだシュトラウスの『色』は薄いのですけれどね。


 ピアノのソロ(バッハの平均律)があって、その後はジュニア・フェロー(なんといえばよいか、学校で雇われている伴奏者?)の人の伴奏で日本人(らしい)のヴァイオリンの女の子がシマノフスキのヴァイオリン・ソナタ。 これはピアノ科の主任のヴァネッサもご存知ではありませんでした。 まだシマノフスキが22歳の時に書いたものだそうで、彼の後期の私には理解が難しい音楽ではなく、たまにショパン的だったり、とってもきれいな曲でした。 全3楽章のうち、第1,2楽章だけの演奏だったので、是非全楽章で聴いてみたいです。


 そして再びバッハの平均律を挟んで、再びジュニア・フェローの人のピアノでフランクのヴァイオリンソナタ! こちらも全4楽章のうち第1,2楽章。 フランクのソナタもシュトラウスと同じで、ピアノがとってもハードです。 でも、これはヴァイオリンの人が必ず、といってやるし、今はチェロもチェロパートだけ低くしてピアノは同じ譜面で弾くので、ヴァネッサは是非ピアノの人でこれからデュオをやっていきたい人はやっておいた方がよい、とおっしゃっていました。これには同感。 2年前、サマーコースで弾くはずで、一生懸命練習したのに、結局ヴァイオリンの人が来なくて(厳密に言うと、ロンドンまで来たものの、ロシア人なのにイタリア在住だからヴィザが要らないと思ってヴィザをとってこなかった為に、その場で強制送還された)、そのままになってしまいました。

 フランス物がとっても苦手な私ですが、このフランクのソナタはいつ聴いても夢を見ているような気持ちにさせてくれるのです。


 こうして短時間に3つのヴァイオリンソナタ。 3人とも音程がずれていないし、聴いていてとても気持ちがよかったです。 少し前に書いたフランス人のよくわからないヴァイオリニスト、2度リハーサルをしたのですが、結局音楽性、フレーズが不一致。 しかも、彼がリサイタルで弾いたCDを渡され、これと同じように弾け、と言われたので、CDと同じように弾くことが大嫌いな私は、もうこれは駄目だ、と思ってデュオをするのを止めました。 また誰か探さないと。 


 デュオにしてもトリオにしても面白いもので、どんなに上手でも合わない人は合わないし、全然リハーサルをしなくても、弾けてしまう人は弾けてしまうし。 やっぱり私の数少ない経験の中で一番良かったのがマンチェスター時代に一緒に弾いていた、チェロの友達。 彼女、ひょんなことから一緒に弾くことになって、私もあの頃は全然弾けなかったものの、お互いに方向が一緒。 

 今考えるととっても恐ろしいですが、マンチェスター時代の2000年4月、彼女がたまたまカーディフの大きなコンサートホールで弾く機会を与えられ、二人で3曲を1週間で仕上げたのでした。 先生にもつかず。 まあ、コンサート前の1週間は春休みで居場所がなかった私はウェールズの彼女のご実家に居候させて頂いたので、一緒に練習する時間だけはあったのですけれどね(でも、ゲームばかりしていたような・・・)

 それにも関わらず、満席の2000人のお客様の前で演奏。 成功したのは、やはり二人が考えている音楽が一緒だったから。 でも、あの頃お互いにまだまだ1年生で何も知らなかったからできたのだと思います。


 一昨年だったか、久しぶりに一緒に弾きましたが、1回のリハーサルでどうにかなってしまう。 彼女はマンチェスターにいるのでなかなか一緒には演奏できませんが、いつか一緒に活動したい友達です。


 デュオ、日本ではソロと伴奏、と思われてしまうことが多いですが、私にとってはトリオなんかよりも魅力的。 特に弦楽器の為の曲は素敵なのが多いのです! 

Posted on 2006/10/17 Tue. 05:31 [edit]

category: RCMの生活

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17

頭が・・・・・ 

 昼間は暖かい一日。 あと2週間で冬時間が始まるので、それまでどうにかこのお天気がもってもらいたいものです。


 只今、今週金曜日の課題提出の追い込み中。 途中までやってはあるのですが、だんだん自分でも何を言っているのかわからなくなり・・・・・ 

 でも、読み物自体はとってもおもしろくて、『ヴィクトリア時代のロンドンの室内楽コンサートの聴衆』、二つのミュージック・クラブについて書かれているのですが、この時代、人々はコンサート中もおしゃべりし放題。 それを静かに聴いてもらう為の工夫。 なんとあるクラブ(お集まりのこと)では、18世紀の中ごろ、歌と室内楽(この頃は一つのコンサート自体が長くて、いろいろな種類の音楽を混ぜていたようです)のコンサートでコンサートの最中に歩き回ったり、しゃべったりした人達に罰金を課す。


 静かに聴く為の努力、 曲と曲の合間に10分ほど時間をとる、プログラムノートをコンサート前に配る、ミニチュアスコアを持っていってコンサート中譜面を追いかけさせる。

 でも、この時代、こうしたコンサート(ここに書かれているもの)は上流階級(または中流階級の上)以上のものだったのだな、と思います。誰かの紹介がなかったら入れなかったり、『ベートーヴェン四重奏ソサイエティー』ではプログラムノートには専門的な言葉が並び、あらかじめ聴衆は基本的な知識を持ち合わせていることを要求されたり。


イギリスで、特に今の学校の授業で繰り返し言われていることは『盗作』してはいけないということ。 例えば一つのエッセイでも論文でも書くには何冊もの資料を読みますよね? これをそのまま使っては盗作。 自分で新たな考えを作り出さなくてはいけないのです。 先生方は『普通でない』考えを望んでいるよう。 

 この『盗作』前の学校でも問題になった友達がいて、本人は全く知らずにやったのに学校中から怒られたそうです。 今回の学校では、提出する時のカヴァーページを今日メールで送られてきたのですが、盗作に関する文章も書いてあって、盗作していない、とサインさせられてからの提出です。 盗作をしないこと、実はとっても難しいのです。 もうすでに多くの人が研究しているようなものなど、どうやって新しいアイディアを捻り出すのか? 

 しかも、『私の考えでは・・・・・』とか書いてはいけません。 あくまでも間違っていたとしても、言い切りの表現をしなくてはいけないのです。 気の弱い私は毎回困ります。『私』という表現を使うこと自体禁止(まあ、ものにもよりますが)


 私は日本で論文を書いたことがないのでなんとも言えず、日本の大学を卒業してこちらに来た人達の話では、日本では今まで出された文献をまとめる、と言う感じで論文を書くようですね。だから、日本の大学を卒業してこちらに来た人が問題になるケースがあるのです。 


 今日は本当は夕方から修士号のレクチャーがあったのに、先生が風邪で休講。 ああ、残念。 学校のコンピューター・ルームでも、バスの中でも咳をしている人がチラホラと。 今風邪を引くのは困るので、うがい、手洗い、そしてレモンと蜂蜜を混ぜて熱湯を注いだものを飲んで、風邪予防しないと!

 

Posted on 2006/10/16 Mon. 06:37 [edit]

category: RCMの生活

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16

日本行き準備 

 空気が冷たくなってきました。 そろそろコートが必要なようです。 10月半ばになってもコートを着なくてどうにかなっているって、とっても珍しいと思います。 でも、考えてみれば私、去年はちょうど今頃日本からイギリスに帰ってきたのでした。 


061015 risu

 学校へ行く途中、お天気がよいので、バス停を二つ手前で降りて、公園の中を歩きながら学校へ。 リスに餌を与える人たちが何人かいて(これいいのか??)、餌を食べているリスを写真に撮ることができたのでした。 かわいい!! でも、相変わらずこのリス、道路と一体化していますね。


 気がつけば、日本へ行くまであと5週間。 飛行機のチケットもとっていなくて、やっと今ネットで購入したところです。 石油の値上がりによる税の値上げで、なんと今回のチケットの値段の3分の1が税金です。 それでも、どうにか予算内で買えたので良かったです。

 ロンドンから日本へ行く時は、ロンドンの日系の旅行会社で購入するのが安いのですが、今回はあまりなくて、結局ネットで。 3年前にも一度使用したところです。 前2回の日本行きは直行便が安くて、直行であっという間に日本だったのですが、今回は久しぶりに乗り継ぎ。 行きはコペンハーゲンで2時間の乗り継ぎなのに、帰りが4時間・・・・・ デンマークはまだ行ったことがないから、外に出られるかしら??


 今回は12月8日に学校の課題提出がある為、2週間の滞在になります。 その間に5回の演奏。 慌しそうです。 もう今から、日本でどうしても購入しておきたいもの、母に作ってもらいたい食べ物リストの作成をしています。 食べたいものリスト、実は母と妹に好評なのです! 私が日本にいる間は食べたいものがたくさんあって、二人は夕食のメニューを考えずに済むのです。 

 ただ、そのメニューの名前を忘れてしまって、ちょっと恥ずかしくて人には見せられないような説明をしてあるものもあるので、果たしてこれが母に理解できるか? 11月の日本なんて、もう8年ぶり? 秋の味覚を味わうのが楽しみです。(何やりに日本に行くのだか・・・・・・)


 私はあまり日本食をこちらにもって帰ってくることはないのですが(スーパーの袋1つ分位)、それでも、こちらで日本食を購入すると値が張るのでなるべくもって帰ってきています。 今回、あと5週間で日本なのに、今日お醤油が終わってしまい・・・・・ 5週間、無しで過ごすか、それともこちらで買うか。 やっぱり必要なので明後日にでも日本食屋さんへ行かないと。


 実は、いつも私は食品に関して言えば、私が日本に持っていく量の方がこちらへ持ち込むものよりも多いのです。 紅茶にコーンフレークにチョコレートに・・・・・・ 2年半前、一人でイギリスに遊びに来た妹と一緒に日本へ行き、しかも英国航空だったので、23キロまで持ち込める。二人合わせて46キロ。 スーツケースの他に、ボストンバッグに15キロほど、食べ物だけを持っていきました。 それ以外にも空きばかりの私のスーツケースもほとんどが食べ物でした。 5キロ以上コーンフレークを入れてあったような気が・・・・・ 是非、日本の税関で『荷物をあけてください』と言われたかったのですが、二人とも怪しく見えなかったようで、開けさせてもらえませんでした。

 

061015 rose

 もう公園のお花は終わりかけていますが、近所に、こんな素敵な色のバラが咲いていました。 もうすぐお花も本当に終わりになるので、見納めです。


 母と妹の協力を得て、日本公演をまとめたチラシが出来上がりました。 メールの添付、郵送しますので、もし興味がある方は私の方までメールをお願いします。 既に申し出てくださっている方々には用意ができ次第、送ります。

Posted on 2006/10/15 Sun. 05:06 [edit]

category: 日常

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ファン・コンサートの続き 

 昨日の続き。 サマーコースのファン・コンサートのこと。


 何度かここに登場している私の友達マーシャとDr.Schreiderの長男、この二人が会場を大爆笑させました。 これも、日本だったら問題になりそうなことのようです。

 何をやったか。 長男はピアノの前にすわり、マーシャはその隣に座りました。 長男が会場の方を向いて、囁くように、怯えて『これから、僕レッスンがあるんだ。 先生はあのイリーナ・オシポヴァ』。 そう、長男が生徒役で、マーシャがイリーナ役。 ちなみにマーシャはイリーナの弟子です。

 マーシャはイリーナの身振り、手振りを真似し、口ぶりまでそっくり。 (ちなみに、これを行うことはイリーナも知っていました) 長男はまず、スクリャービンのエチュードを弾かされるのですが、緊張のあまりぐちゃぐちゃ。(もちろん演技) すぐにとめられ、いろいろと直されるわけです。 その教え方のまねがすごく上手。会場から何度拍手が上がったことか!! そのうち、イリーナにラフマニノフを(いやそれ以外の作曲家でも)1回でも習ったことがある人なら絶対に聞いたことがあるせりふを 

 『いい、ラフマニノフはね(あれ?今はスクリャービンなのに)鐘の音を作品に表しているのよ! ロシアの鐘の音をね!だから、この和音、鐘の音なのよ。』 『ああ、まあこれはスクリャービンだけれどね』 ここの部分、私たち聞いていて笑いすぎて椅子から転げ落ちそう。 当のイリーナは笑いすぎて、涙をながしていました。


 この後もいろいろと続いたのですが、まあ、本当に生徒は先生のことをよく見ていますね。 このコンサートの後、私のところに今年初めてコースに参加した12歳の男の子が来て、とっても心配をそうに聞きました『イリーナ・オシポヴァって、本当にああいう風に教えるの?怖いね』 どう返事しようか迷ったのですが、『そうよ』と答えておきました。(本当のことなので)


 イリーナは自分の仕草にショックを受けたこともあったようです。 

 実は、これのDr.Schreiderヴァージョンを私がやらないか、と長男に言われたのですが、ちょっと勇気がなくてやりませんでした。


 このほかに、とってもかわいらしかったのは、ロシア人のドイツ在住の先生の11歳の息子が今年初めてお父さんと一緒にサマーコースに来たのですが、このコンサートで大活躍。

 モーツアルトのオペラ、『魔笛』のパパゲーノ(お話に出てくるユニークな鳥?)の歌をピコッ、だのピッだの言いながら、歌って踊った(ジャンプ)のです! 凄くかわいくて。 それで終わりかと思ったら、今度はジャズにあわせて踊り始めました。 これがとっても上手。

 ちなみに、私のすぐそばに座っていた父親、初めて参加した息子がこんなことをするとは知らなかったようで、最初は写真をとったり笑ったりしていたのに、最後は顔が引きつっていました・・・・・


 今年は先生方はリラックスして、何もやりませんでした。 

 でも、こういうこと大好きなDr.Schreider、このコンサートの2日前のインフォーマル・コンサートで、こういうことをしたのです。

このコンサートの司会はDr.Schreider

 『では次に、小さな男の子(Boys)二人、サーシャとミーシャがデュエットをします。 曲は○○の××です』

ここで、あれ? ミーシャ(ミハイル)って誰かいたっけ?と先生方も生徒もあたりを見回し始めました。 そうしているうちになんと、ヴァイオリンを持った8歳のサーシャとDr.Schreiderが舞台に立ったのです! Dr.Schreider、今は名前はマイケルですが、そのロシア名はミハイル。 ミハイルの略系がミーシャ。 全く!! 小さな男の子・・・・・ 誰もDr.Schreider自身の事だとは思いませんでした。


 ああ、Dr.Schreiderが懐かしい! 想像力をたくさん与えてくれた先生です。 

Posted on 2006/10/14 Sat. 05:55 [edit]

category: サマーコース 2006年

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14

シャルーニヤ 

 『トゥイ・シャルーニヤ』、これ、ロシア語で『あなたはいたずらっ子ね』(You are naughty)という意味。 (でも良い意味のいたずらっこ) これを今年のサマーコース中、私はロシア人の先生方、友達から何度も言われることになったのでした・・・・・ 

 でも、この『シャルーニヤ』、という単語、音をとっても気にいっています。 ロシア人の先生方、私が男の子にも向かって、『トゥイ・シャルーニヤ』と言い出したため、Dr.Schreiderのことを指差して、『オーン・シャルーン』(彼はNaughtyだ)と、男性形はシャルーンというように語尾変化することを教えてくださったのでした。(これを教えてくださった先生方が一番シャルーニヤとシャルーンだったかも)


 私、ここでどう思われているのかわかりませんが、初対面の人には落ち着いている、とかしっかりしている、とか思われているようで、心配になってきました。 今のところRCMでは化けの皮をはがしてはいないのですが、いつはがすのか恐ろしい。 でも、私のことを日本で知っている人と、こちらで知り合った人、私に対する初対面の感想が違います。 昔は大人しかったのに・・・・・

 

 というわけで、どうしてこんなことを書いているのかというと、久々にチャイコフスキーの『白鳥の湖』のCDを聴きながら、あることを思い出しました。 今年のサマーコースの『ファン・コンサート』。 書こうと思いつつ、そのままに。


 どうして『白鳥の湖』からファン・コンサートが?と思われるでしょう。 いつもは大人しくしている私が、今年は初めて自己企画でファン・コンサートに参加。 何をしたいか分からない、でも何かやりたい高校生を巻き込みました。 よって、最終的には皆の考えがまとまった感じ。 


 全てが決まったのは開始10分前。 まず、チャイコフスキーの『白鳥の湖』第1幕の有名なワルツの2ページの楽譜をコピーして、2段ずつに切って、A4の紙に貼り付けました。 (要するに、1枚のページに2段ずつの楽譜) ここで、確か6,7枚の紙に作ったはず。 これを私が弾き、高校生たちが順番に譜めくりをすることに。 普通ピアノの譜めくりをするときは、一人がするものなのに、入れ替わり立ち代り、客席から譜めくり人が舞台に上がるわけです。 たまに、楽譜をさかさまに置いたりして、高校生たちを困らせた私。

 でも、メインは違うのです! 

『Dr.Schreiderは真面目に見えるけれど、本当は違うのです。 先生はよく私のレッスン中に踊ってくれます。 ある時、『僕が踊って、みゆきがピアノを弾いたら、よいコンサートになるね』とおっしゃったので、是非これを今日実現したいと思います。 そして、イリーナ(モスクワの私が大好きな先生)、昨日のティーチャーズ・コンサートでのラフマニノフの交響的舞曲の演奏が素晴らしかったので、踊ることも得意でしょう。 是非、お二人、前に出てきてください』

という風にアナウンスをして、私はピアノに、二人の先生方は踊る体制に。 イリーナは私に『みゆき、お願いだから速いスピードで弾かないでね』 私は『じゃあゆっくり弾きます』 イリーナは慌てて、『ゆっくりすぎてもダメ!』 

 ちなみに、何を二人が踊るかは私は伝えなかったので心配になって『先生方、何を踊るか分かってますか?』 Dr.Schreiderが『もちろん、ワルツだろ?』お見通しでした。でも、まさかこの白鳥の湖のワルツだとは思わなかったようです。

 私が真面目に弾くわけはありません。 ゆっくりしたり、急に停まったり。 でも、先生方は素敵なワルツを披露してくださったのでした。 


 終了後、他の先生方、友達に言われたこと『とってもよい企画。 でも、あの二人、踊ることを知っていたの?』 もちろん知りません。 あの場で私にアナウンスをされて知ったのでした。(でも、事前にちゃんとDr.Schreiderの長男に『パパとイリーナだったら、絶対に踊るよ』と言われていたのでした) 日本人の参加者にはあんなこと、日本の先生に対してはとてもじゃないけれどできない、と言われる始末。 


 というわけで、私はこの後は『トゥイ・シャルーニヤ』と言われても、否定できなくなりました。


 でも、実は私以上にシャルーニヤな友達がこのファン・コンサートではいたのです。 これは長くなるので、後日。

Posted on 2006/10/13 Fri. 06:19 [edit]

category: サマーコース 2006年

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13

笑いが絶えない授業 

 昨日とは変わって素晴らしい秋晴れ! でも、心なしか空気は冷たくなってきています。 それでもまだコートを着ないでも行動できること、今年は暖冬なのでしょうか?


 今日は午前中、大学院の授業。トピックはプログラムノート(楽曲解説)。 大学院副主任の先生の授業だったのですが、先生、ユニーク。 クラスを7人ずつ8つのグループに分けて、全員にオーストラリアの1943年生まれのロス・エドワードという作曲家のプロフィール(グローブ音楽辞典より)が配られ、彼の書いた『バガテル』というクラリネットとヴァイオリンの為の1分ほどの曲を聴きました。 そして、このプロフィールと聴いた曲を元に、グループでプログラムノートを作成するのです。私のグループはイギリス人が多くて、ほとんど私は聞いているだけ。 皆、与えられたプロフィールから多くの情報を探し出します。 私なんて『そんなことまで断定して書いてしまってよいの?』と思ってしまいました。 でも、とっても勉強になりました。

 

 このグループセッションの途中、私の後ろのグループにいた日本人の男の子にむかって、


先生: 『Where are you from?』

生徒: 『Japan』

先生: 『ホント!』

先生: 『ドウゾヨロシク』


この先生、私が3,4週間前の面談の時も、日本語の単語をいくつかしゃべっていたし、日本語を使ってみたいのでしょう。 でも、これって大切なこと。 片言でも使えば忘れないし、すぐに出てくるようになります。 私も学校のロシア人には積極的にロシア語で挨拶。 そうすると、考えなくても言葉が出てくるようになるのです。


 はなしを戻し、このグループセッション後、グループで書いたプログラムノートを先生が読みました。(2グループ、字が汚くて先生が読めなくて、本人たちが読みましたが) 1グループ、何を思ったのか、『ロス・エドワードのピアノとクラリネットの為のバガテルは・・・・』クラス中が大爆笑。 どうしてヴァイオリンがピアノになってしまったのでしょう? 他にも大爆笑続きの時間でした。


 短時間でしたが、コンサートトークについてのお話も。 驚くことに、コンサートトークの経験があるのは10人足らずでした。 このクラスは歌科の人が3人くらいしかいないので、こうなってしまうのでしょう。 3人、経験者が実演しましたが、やはり歌の人は上手。 私は手をあげなかったのですが、後から先生からコメントしていただけるのだから、やればよかった、と後悔。


 さて、1週間後は課題提出。 やっと今日、課題の一つの20ページの文章を読み終わり、これから要点などをまとめていきます。この文章、『ヴィクトリア時代のロンドンにおけるコンサートの聴き方』という感じの文章で、楽しめました。 プログラムノートが使われ始めたのもこの時代のあるコンサートシリーズでのようです。 

 さあ、頑張ります!


 

 

Posted on 2006/10/12 Thu. 06:01 [edit]

category: RCMの生活

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12

St Albansへ 

 昨日までの天候と変わって、今日は大雨。 それでも、私が外にいる時はほとんど雨が上がり、傘をささずにすみました。


 今日は、6月まで住んでいた家のすぐ裏を通って、Elstree&Borehamwoodという駅までバス。 そこからさらに北に2駅ほど行ったSt Albansまでランチタイム・コンサートで演奏する為に行ってきました。


061011 elstree station

 Elstree&Borehamwoodはロンドンから電車で20分ほどなのに、駅のまわりは上の写真のように、田舎。 駅までのバスからの眺め、素敵な家が多くて、楽しみました。


 コンサートについてはこちら に書いたとおり。 

 いつも、イギリスでの演奏予定を、ホームページに書かなくてもよいかどうしようか迷っていたのですが、書いておいてよかった! 私の中学、高校の同級生で、2年前の夏にばったり、ロンドンの駅で顔をあわせた友達がいて、彼女は今日私が電車に乗った駅の近くに半年ほどホームステイをしていたのですが、その時この友達の友達のホストファミリーが今日コンサートをしたSt Albansに住んでいらっしゃる、ということでした。先週久しぶりに私のホームページを見た友達、早速この方に今日のことを伝えてくれて、聴きにいらして下さったのです!

 素敵な方で、演奏後軽食が出たのですが、いろいろとお話をさせていただきました。 今日演奏したグリーグの『ゆりかごの歌』をとても気にって下さり、赤ちゃんがいるお友達にプレゼントしたいから録音を、と聞いてくださいました。とっても嬉しいことです。 この頃、行く先々でCDを、と言ってくださることが多いので、いつか形になったらよいな、と思います。 


 今回、聴いてくださった方々からもいろいろと感想をお聞きし、モーツアルト、グリーグを評価していただいたのが嬉しいこと。 私が普段聴いてくださる方に伝えたい!と思っていることが伝わったようでした。 


061011 leaf

 教会から駅までの道、素敵なお宅が多くて、何度も立ち止まりました。 上の写真、まるで赤くなった蔦?の滝のようでした。 煉瓦に蔦、私の好きな風景です。


 丁度夏まで通っていた英語学校のそばの駅に着いた時、午後の授業が終わる少し前。 日本人の友達が午後の授業だ、ということがわかったので、外で待っていて、驚かせました。(ごめんね)その後は立ち話を1時間以上・・・・・ いつもの私の爆弾トークです。 この間、私たちが話しているそばを何度か通った刺青だらけの先生、呆れていました。 結局3時間くらい話していたのか? 


 コンサートもしばらくなし。 来週提出の課題を仕上げることが明日からの私の課題です。

Posted on 2006/10/11 Wed. 06:03 [edit]

category: 音楽

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11

またまた頭の中が膨れ上がった一日 

 今日は午後から1時間ほど学校の図書館のセミナー。 学校に入学してすぐに一度ライブラリーツアーはあったのですが、今回は大学院修士号に進む予定の生徒たちに、これからエッセイ、論文を書く際の資料の集め方、調べ方について詳しく説明してくださいました。 今日は4人だけ。 それにしても、説明してくださった図書館の館長(?)の方、凄くわかりやすくて、今まで学部生の時に疑問に思っていたことが解けました。 

 彼女は何でもわかっていてどんどんと説明してくださったのですが、それに引き換え私の頭は・・・・ 覚えたつもりですが、いざとなったら今日教えていたことが全部ごっちゃになっていそう。


 午後5時からは2時間、ピアノのマスタークラス。 元々このRCMの先生で、(この方がRCMで教えていた時、現在のピアノ科主任のヴァネッサは学生だったそう)何年もオーストラリアの音大のピアノ科主任をしていて、今年退任し、イギリスに戻ってきたそうです。

 弾いたのは3人。 シューベルトのソナタ イ短調D.537 第1楽章、ブラームスのパガニーニ・ヴァリエーション 第1巻、そしてリストのバッハの「泣き、嘆き、憂い、おののき」のコンティヌオによる変奏曲。 

 この先生、とてもわかりやすかったです。 一人40分なので、慌しいのですが、ブラームスのパガニーニ・ヴァリエーションでは、いくつかのヴァリエーションを取り出して、練習方法を教えてくださいました。 結構参考になることも多くて、私はマスタークラスの時は楽譜を持参するのですが、必死でメモをとりました。 

 

 シューベルトのソナタは全楽章を弾いたことはないものの、私が好きな分野。 いつか弾きたいです。 聴いていて心がピュアになりました。



 リストはこの曲を生で聴くのは初めて。 多分同じ学年の男の子だと思うのですが、とっても説得力のある演奏。 何度も舞台にあげているのかな?と思いました。 この曲、とっても気にいりました! いつか弾いてみたい曲のリストに加わりそうです。



 この後はしっかり明日のコンサートの通し。 ショパンのノクターンを弾くと、心が洗われるよう。 プロコフィエフのロミオとジュリエットも昨日舞台に乗せた後で、だいぶ先が見えてきました。

 明日のコンサート会場は5月に引き続き2度目なのですが、前回は雨。 教会の近くではちょうど水曜日でマーケットがある日なので、久しぶりに新鮮なお野菜、果物を買ってきたいので、晴れることを祈るのみ!


Posted on 2006/10/10 Tue. 06:32 [edit]

category: 音楽

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10

イギリスからの飛行機の手荷物持込 

本日2本目。 

 昨日ヒースロー空港へ行った際、地下鉄を降りて改札口を出たところで空港の職員の方にチラシのようなものを渡されました。   新しい手荷物持込のルールが書かれていました。 私は昨日は飛行機に乗ったわけではないので必要ないのですが、1ヵ月半後に日本へ行く為に飛行機に乗るわけだし、きっとこのルールは来月以降も続きそうなので、もらってきました。


 2ヶ月前のテロ未遂の時よりは持込できる手荷物が緩和されましたが、今までと違うのは、持ち込み荷物は絶対に1個に制限されること。 今まではある決まった大きさのバッグ、コンピューター、ハンドバッグを別々に許されていたのですよね。 だから、例えばハンドバッグは大きめの手荷物バッグに押し込まなくてはいけないのです。 

 乗換えで日本に行った時、2度スーツケースが遅れて着いているので、私は手荷物が多いのです。特に外国にコンクールに行く場合は、コンクールの前日に移動することがほとんどだったので、楽譜、舞台用靴、ドレスは全て手荷物です。 今回はまだ航空券を購入してはいないものの、今のところヨーロッパ内で乗り継ぎの予定。 ドレスは母が用意しておいてくれるものの、楽譜、靴などは手荷物にしたいので、コンピューターもあることですし、きっと持ち込める一番大きなバッグに全てを入れることになりそうです。


 丁寧にチラシにはセキュリティー(X線)のところに持ち込めないものが書かれていて、それは、まず液体。 飲み物はどんな状態でも駄目。 万年筆のインクも駄目。 ジェルのようなものも駄目で、石鹸、香水、クリーム、リキッドファンデーション、マスカラ、歯磨き粉、コンタクトレンズの液も駄目。

 食べ物も厳しく、パスタなどソースがかかっているもの、グレービー、ジャム、シロップ、ペースト、ヨーグルト、スープ、シチュー、カレーが駄目。 この中には、どうして飛行機に持ち込むの?と思うものもありますが、ヨーロッパの友達の中にはお母様お手製のスープをイギリスに持ち帰ってきていた人もいるので、イギリス人、持ち込むのでしょう。


 これを読んで、昨日セイシャルに帰った友達は、空港で荷物の入れ替えをしたそうです。 他の国はわかりませんが、日本からはここまで厳しくないようですし、セイシャルは全く問題なく持ち込みが許可されていた、とのこと。

 ちなみに、飛行機の中の乾燥で、毎回ハンドクリーム無しでは手の甲、爪の根元から血がでてしまう私。 ピアノを弾くのにも痛くなるし、今回日本に着いてすぐがコンサート。 ハンドクリームの持込が許可されないと困るな、と思っていたのですが、どうやら、セキュリティーの後に購入したものは持ち込めるようです。 安心。 アメリカ行きの飛行機だけは、クリーム、飲み物など、セキュリティー後に購入したものも、持ち込みは許されていません。


 これも全て安全の為。 きっとセキュリティーはとっても厳しいことでしょう。 日本からイギリス乗り継ぎで他の国に向かう方も要注意です。

 空港で荷物を入れ替えるのは嫌なので、また11月中旬になったら手荷物のことをしっかりネットで調べなくては、と思います。

Posted on 2006/10/09 Mon. 04:57 [edit]

category: イギリス事情

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09

音楽三昧 

 夜7時過ぎ、学校のNew Building(といっても1965年に建てられたもの)で練習していたら、セキュリティーの方がいらして、電気に問題があるからこの建物を閉めるため、練習をやめさせられました。 メインの建物に行ってみたものの、空室はなく、久しぶりに夜8時に帰宅。 たまには良いですね。


さて、今日はピアノ科のランチタイムコンサートで演奏しました。 4週間前、学校入学の前日についていけないかも・・・・と思いながら緊張のあまりに眠ることができなかったのに、私のとんでもなく強い心臓、4週間後にはコンサートで弾いてしまったのでした。 先週火曜日のピアノ科のパフォーマンスクラスの時に、主任の先生が今日のコンサートのことを話し、演奏したい人は至急申し出るように言われました。 もし今回弾かなかったら、私は学校で、この中で弾く勇気を起こすのは大変、と思って自分をプッシュすることに。

 私以外は、モスクワ音楽院出身の同学年のロシア人の男の子がショスタコーヴィチのプレリュードを12曲。 そしてアジア人のここの大学学部からいると思われる同学年の男の子がチャイコフスキーのドゥムカ、シューベルトの即興曲作品90-3、そしてショパンのスケルツォ第1番。 


 昨日のことですが、初めて例のフランス人ヴァイオリニストとあわせをしました。 曲は今週の金曜日にお隣のインペリアル・カレッジの弦楽アンサンブル部のコンサートでの協奏曲のソリストを決めるオーディションがあるのでそこで弾くVital(だったかな?)のシャコンヌ。 

 私もきちんと練習していなくて、でも相手はもう既に何度か本番で弾いているようで、申し訳なかったです。 それにしても、音が良かったです。 弾き方は私がカーディフ時代に一緒に弾いていた、ギリシャ人ヴィオラ奏者、自称『世界一美しい男』とそっくり。 とっても懐かしかったです。

 今年の夏にサマーコースで子供のヴァイオリンの伴奏はしましたが、こうして大人とのアンサンブルは久しぶり。 やはりアンサンブル、好きです。

 でも、この曲とっても合わせにくくて、初めてやるのがこれ、というのはきつい。まあ、もうすぐモーツアルトのソナタを始めることになると思うので、今週の辛抱。 でも、お互いに個性が強そうなので、揉めるかもしれません。

 

Posted on 2006/10/09 Mon. 04:35 [edit]

category: 音楽

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09

輝いている友達 

今日は3年間、待ちに待っていた友達との再会! 


 カーディフで一緒に3年間頑張ったセイシャルの友達、2週間前にイギリスに来て、本当は私がカーディフに行くか、もしくは友達がロンドンに遊びに来る時に会う予定でしたが、私はとても今の状況でカーディフに行く時間はなく、結局今日の夜の飛行機でセイシャルに帰るためにロンドンのヒースロー空港に余裕をみて早く着く、というので、空港で会うことにしました。


 夜9時の飛行機に乗るのに、なんと12時半過ぎに空港に着いたそう。私は13時から学校でリハーサル(これについては後日)があった為空港に着いたのは15時過ぎ。 イギリスに親戚が移住しているこの友達、今回はご両親といらしていました。 3年ほど前のカーディフの音大学部の卒業式でご両親とも顔をあわせているので、私がちょうど空港に着いて、いわれていた場所に行ったら本人はいなかったのですが、お母様がいらしてすぐにわかりました。


 この後2時間半、機関銃のようにしゃべってきました! メールのやり取りはしているのでお互いの近況は知っているので、あたかも3年前のように音大のカフェで音楽談義をしていた続きを空港でしているようなもの。 3年間の時間の隔たりはありません。でも一つ違うことは、私も3年前よりもプロとしての活動をするようになってきて、友達もプロとして活動している。 カーディフでお互いに『夢、希望』としておしゃべりしていたことが、少しずつ現実的になって、もっと深い話ができていること。

 

061008 with antoine

 セイシャル、アフリカ大陸の東にある小さな島の国で、まだまだクラシック音楽が人々に馴染みありません。 でも、音楽が大好きな国民のよう。 この友達がこの国から外国で音楽の勉強をした6,7人目。 今までの人たちが勉強してきたことをきちんとセイシャルで伝えなかったのか、今はこの友達がクラシック音楽の第1人者。 でも、友達は焦っています。 音楽教室があってそこで雇われて教えていて、ピアノを習いたい生徒は多い。でも、ピアノを音大で勉強したのはこの友達のみ。 ピアノも音楽教室にアップライト・ピアノが2台あるのみ。 子供たちは電子ピアノでの練習。 これについては、以前日本の何かで日本で使われなくなったピアノを外国に送る活動を読んだことがあるので、もし何か手がかりが見つかったらよいな、と思っています。


 その他に合唱のグループが多くあるらしく、その指導とそのための作曲。 自分の為の練習時間はなかなかとれず、もっと友達も勉強しなくてはいけないことがたくさんあるのに、教えてくれる人はいない。 それでも、子供たちはイギリスの王立音楽検定を受けてよい成績をあげているようです。 目標は、音楽、ピアノが好きで才能ある子供たちを伸ばしてあげて、ヨーロッパに送り込み、少しでもセイシャルでクラシックが馴染める環境を作ること。そして、短期間の外国からピアノの先生を呼んでの集中レッスンをすること。

 これを話してくれた時、笑顔で話してはいるものの、基盤がないところでは私などが想像する以上の努力をしているのだと思います。 でも、ものすごく顔が輝いている! ある意味で羨ましいです!


 とっても刺激を受けてきました! 今年の終わりから来年にかけて、私の為にピアノ曲を書いてくれるようで、その要望も聞かれ、友達は『セイシャルの民謡を元にしたファンタジー』を考えてくれているようで、もちろん異議なし! 今回はピアノの演奏を聴いてもらうことはできませんでしたから、私の演奏のCDを渡して、今の私の状態を参考にしてもらうことに。


 今回カーディフの学校とも話し、これからイギリスで職が見つからなかった音大卒業者、セイシャルでピアノを含め音楽の先生が足りないのですから、興味のある人たちが3年くらいの期間でセイシャルで働くことを呼びかけてみては、と提案されたそう。これ、結構中近東の国での募集は多いので、よいことだと思います。

 私は長期間での滞在は無理ですが、いつかお金を貯めて、セイシャルの子供たちにピアノのレッスンをすることができたら、クラシックのピアノのコンサートを聴いてもらえたら、と思っています。 お互いにこれが実現したらいいね!と言って別れましたが、いつか実現する、と信じています。 私が王立音楽大学に入学できたことの方が奇跡ですから!!


 こういう友達がいることに感謝! ジャズピアノがとっても得意な友達でも、やはりクラシックを広げたい。 私は今年英語学校の刺青だらけの先生のロックのライヴに行って体の奥底からのエネルギーに溢れて、また行きたいと思ってはいるものの、だからこそクラシックのよさが分かった。 日本でクラシックをもっと身近に聴いてもらえたら、という想いから今回の日本公演の動き。 お互い、やっている方法は違っても方向性は一緒。 友達、以前よりも自信に溢れているようでした。


 明日は、初めて学校のピアノ科のランチタイムコンサートでの演奏です。 こうして演奏することができる喜び、感謝の気持ちで演奏したいと思います。 

Posted on 2006/10/08 Sun. 04:06 [edit]

category: 日常

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08

調べ物 

061007 sky

 素晴らしい秋晴れ! こんな日はもちろん公園に行きたいのですが、2週間後が修士号の課題提出。 今日は資料集めをする必要があったのです。


061007 victoria station

 学校の図書館は閉まっているので、バスに乗って、ヴィクトリア駅へ。 ここから歩いてすぐのところにある公共のヴィクトリア図書館。 ここには音楽図書館があるのです。 


 課題は3つあるのですが、そのうちの一つは一昨日の木曜日にレクチャーがあったばかり。

 これからエッセイ提出をしていくにあたり、参考文献が大切になります。 そこで、今回は自分でトピックを決め、それをエッセイにする場合に必要な参考文献: 本、定期刊行雑誌、論文、録音、インターネットのウェブサイト、この5つの項目を最低1つ含め、計15個以上の文献を出さなくてはいけません。 もちろん、この参考文献の書き方も審査されるようです。

 まずトピック決め。 実際にエッセイを書くわけではないですが、自分の興味あること。 最初はプロコフィエフの『ロミオとジュリエット』、ピアノ演奏会ヴァージョンとバレエヴァージョンの関わり、にしようかな、と思ったのですが、文献を集めるのが大変で・・・・ 結局、『ショパンの生きた間の鍵盤楽器の移り変わりとその作曲様式』という私が興味あることにすることに。 学部生の時、モーツアルトがウィーンにいた時代の鍵盤楽器の移り変わりについてエッセイを書いているし、去年の12月にロンドンのトリニティ音楽大学の修士号受験をしたときの面接で口述させられたこと(私はこのモーツアルトのエッセイを入試で提出し、ショパンの幻想ポロネーズを実技試験で弾いたからだと思うのですが・・・)から、いつかきちんと調べあげたい、と思っていました。


 取り敢えず、今日は本だけを探しましたが、単純にピアノの発展について書かれた本、ショパンの作品について、ショパンの演奏について書いてあるもの、それからショパンと関係の深い、この時代のピアノの魔術師、リストについてかいてあるもの。 本の名前だけをかいていけばよいのに、一応どんなことが書かれているのか流し読みをしながらなので時間がかかります。 でも、リストの手紙について書いてある本はとっても興味深く、真面目に読んでしまいました。 もう少しで今日の目的を忘れそうに!

 勉強したいこと、読みたいものが本当にたくさんあって、もっと効率を上げて生活していきたいと思わずにはいられません。


 それにしても今は凄い世の中。 インターネットで論文、定期刊行の雑誌が調べられるようになっているのですから!

カーディフ時代、勘違いから間違って解釈して課題を提出して、合格点スレスレになったことがある私。 今回、来週中には担当の先生に一度提出前に目を通して頂く予定です。そうでなくては私、何をしでかすか、とっても恐ろしいのです。


 インターネットといえば、昨夜は遅くまで、日本の母とインターネット電話、スカイプ、そしてメールを使って来月の日本公演をまとめたチラシの原案を実際に見ながら意見を言ってもらって、その場で手直しをし、すぐにメールの添付で母に送り、また手直し、ということを繰り返していました。 昔だったら、手紙、FAXでのやりとり。 こんな簡単にはできませんでしたね。本当に便利な世の中です。

 

Posted on 2006/10/07 Sat. 05:29 [edit]

category: 音楽

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07

イギリス人から見る日本 

 今日は昼間大雨。 夜になってやんだものの、やはり日は短くなり、気温も下がってきました。


 この前の日曜日、リサイタルの前に収穫祭のアフタヌーン・ティーにも声をかけて頂いて、教会の1室でおばあちゃま方と一緒にお茶、スコーンなどを頂いたのですが、その時の話。

 私の隣に座っていらした方(この方はまだ60代だと思いますが)、私に『これ、イギリスの紅茶なのだけれど、あなた飲んだことある?飲める?』この質問、正直驚きます。 日本人は紅茶を飲まないと思っているのか。

 しかも、スコーンの説明までしてくださいました。

 日本で、このような英国式アフタヌーンティーがポピュラーなのよ、と伝えたら、とても驚いていらっしゃいました。


 この手の話、実は結構あって、私がイギリス在住1年目、ホームステイをしていた時、ホストマザーのお母様が毎月1週間ほど泊まりに来ていました。 お料理、お菓子作りがとっても上手で、おばあちゃまがいらしている間は、毎日学校から帰る時間に合わせて、紅茶と焼きたてのお菓子が用意されていたものです。 このホストファミリー、子供が4人。(でも一人は大学生で家にはいませんでしたが)子供たちは対してこのおばあちゃまのティータイムに興味を示さず、私はおばあちゃまとおしゃべりをして夕方を過ごしたものでした。 

 キッシュを作るのをそばで見たり、スコーンの作り方を教えてもらったり、イギリスのお菓子の作り方を教えてもらったり。 私はイギリスの食べ物についてはここで得た知識がとても多いのです。

 

 このおばあちゃま、最初私に会って食事の時に言ったこと。『まあ、あなたは日本から来たばかりなのに、もう上手にフォークとナイフを使えるようになったのね!』 おばあちゃま、日本はフォークなどを使わずに、お箸しか使わないと思っていたようなのです。 これ、私の方が驚きましたよ!


 カーディフの1年目、ある地元の合唱団の伴奏者をしていたのですが、あるコンサートで私は弾かないものの、オルガン奏者の譜めくりをするように頼まれました。 リハーサルが終わって、時間があるので、私は合唱団の代表者の方のお宅におじゃますることになりました。 合唱団にも入っている奥様、いろいろと軽食を用意してくださっていたのですが、私に一言。

 『みゆき、こういうもの(サンドウィッチ)を用意してあるのだけれど、食べたことある?』 私がイギリスに住んで3年目、ということも彼女は知っているのです。 それなのに、サンドウィッチを食べたことがないと思うなんて・・・・・


 結構日本関連のテレビ番組もあるし、日本に行ったことのあるイギリス人もだいぶ増えてきました。

でも、まだまだ日本は謎の国なのでしょうね。

Posted on 2006/10/06 Fri. 05:01 [edit]

category: イギリス事情

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06

レッスン 

 気がついたらもう木曜日。 毎日充実してはいるものの、時間が経つのが早すぎます。 この分ではもうすぐ日本?? まだチケットの予約もしていない私。 さっさとしなくては!


 木曜日はピアノのレッスン。 でも、午前中に修士号の授業もある為、しかも今日はとってもこれから大切なことだった為に、レッスンに行く前に既に私の頭は疲労状態。

 レッスンでは、先週やらなかったブラームスのソナタ第2番の第1楽章から。 どうにか暗譜を終えた状態。 よって、数箇所暗譜が怪しくなったまま弾きました・・・・・ それなりにレッスンしていただき、いくつか練習方法なども教えて頂いたのですが、やっぱり今までDr.Schreiderのレッスンを受けていた私、レッスンの速度が全然違うし、何だかいまいち緊張感がありません。 

 時間があったので、ほぼ暗譜を終えていた第3楽章も見ていただき、これは音楽的に問題なし。 テクニック的にというより、私の手が小さくて弾けない部分がありお聞きしたら、この部分はたいていのひとが手のサイズ的に無理があり、ちゃんと弾く方法がある、とのことで、次回教えていただくことに。

 来週は先生のご都合でレッスン無しなので、次回は第2,4楽章を持っていくことになるのかも。 

 

 今日のレッスンで先生に注意されたのは、譜読みの仕方。 私、効率を上げる為に、とにかく新しい曲に入る時は可能であればCDを繰り返し何度も聴いて、音符は無理でも、曲の流れをまず頭に入れてしまいます。 同時に単純なものはほとんど音もインプットされるので、ピアノに向かった時は、複雑なパッセージを覚えていけばよいのです。

 でも、今日、CDを聴くのは形ができて、他の人の解釈を知る為にしなさい、と言われてしまいました。 まあ、音符を読んでいないわけではないし、もう少し今までのやり方でやってみようと思います。


Dr.Schreiderとのレッスンが大好きだった為、他の先生に行って物足りなくなるのは覚悟はできていました。 まあ、今度の先生は今までと違って、一つの曲を長くやるよりも、どんどん新しい曲をやっていくようなので、自分で頑張らないと、今までのような高度な曲の仕上がりにはならないかもしれませんが、レパートリーを増やす、と思えばよいのかもしれません。

 まだまだレパートリーが少なすぎるので、こうして、ほぼ毎回のレッスンに新しいものを持っていく、というのは自分自身を追いたてる意味でよいのかもしれません。 でも大変・・・・・・

 昨夜だって、例のフランス人ヴァイオリニストに来週の金曜日にオーディションで弾いて欲しい、と何か楽譜を渡されたし・・・・


 レッスンの終わりに、先生に『みゆきに今、協奏曲を勉強してもらいたいよ』と言われ、これは私自身、コンクールを受けようと思う時に、協奏曲のレパートリーが1曲しかなくて申し込めないことがほとんどなので、異議なし。

 何をやりたいか聞かれ、もちろん、チャイコフスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフ、やりたいのはたくさんあるのですが、チャイコフスキーはやっぱり、Dr.Schreiderと勉強したいし、と思って、好きなリストの2番、と答えたのですが、先生のご意見では、これからのキャリアを考え、まずはよく演奏されるもの、たとえばアマチュアなどのオーケストラから声がかかった時に必要なスタンダードな曲をやった方が良い、と言われ、結局先生が私にむいていると思ったのが、『ベートーヴェンの第3番』。 これ、実は3月か4月にDr.Schreiderにも言われて第1楽章だけ、猛スピードで暗譜したのに、結局時間がなくて見ていただくことはありませんでした。 残念ながら、その後弾いていないので、すっかり忘れています。 

 この曲、こうして二人の先生から言われる、ということは私っぽい曲なのか?? 今度は真面目にやります。

Posted on 2006/10/05 Thu. 05:19 [edit]

category: 音楽

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05

'Cinemaphonia DSCH' 

 先週の月曜日はロシアのスターリン時代に生き抜いた作曲家、ショスタコーヴィチの100歳の誕生日でしたが、今日はそれに関連したコンサート。 場所はRCMの目の前にあるロイヤル・アルバート・ホール。 どうやらチケットの売れ行きが悪くて、私はあるところから無料のチケットを頂くことができたので、行ってきました。 広告を見た時から行きたい!と思っても、このチケットを買うよりも、他のコンサートに行った方が良い、と思ってしまっていたので、今回はラッキーでした。


061004 rah

                          <暗いですが、ロイヤル・アルバート・ホール内>


このコンサートのタイトルの“Cinemaphonia”とは、映画と音楽のコラボレーションのこと。 DSCHはドミトリ・ショスタコーヴィチのこと。 どうやら、このDSCHをドイツ語の音符名にして、レ・ミ・ド・シ、というモチーフを彼は多用したようです。そういえば、今日も音楽の始まりはレ・ミ・ド・シでした。

 そして、彼の音楽に多用される、ドアを叩かれて部屋の中で怯えるようなモチーフ。


 舞台に大スクリーンがあり、白黒の無声映画。 この映画にあわせて、(というよりも音楽にあわせて映画が作られたのでしょう)今夜はフィルハーモニア・オーケストラがドミトリ・ショスタコーヴィチの息子、マキシムの指揮で、まずは弦楽四重奏曲を元に弦楽オーケストラ(アンサンブル)にアレンジされた私の好きなチェンバー・シンフォニー。 そして、交響曲第15番。

 チェンバー・シンフォニーは、マンチェスター時代に学校に入学してすぐにこの曲を聴いて、私の心をすぐにつかみました。

交響曲第15番は、恥ずかしながら何年か前に聴いたものの、全く理解ができなくて、今日、初めてわかった曲です。

映画があると、もちろん、音声はないので、どういう場面なのか私の知識だと全部はわからなかったのですが、音楽ももっとよく理解できる、と思いました。 ショスタコーヴィチの映像、軍隊、芸術、これらがランダムに映し出されたのですが、ショスタコーヴィチが今までよりももっとわかるようになりました。


 何年か前にある講座でショスタコーヴィチの話を聞いて興味深く、今年の夏に初めてショスタコーヴィチのバレエを観て、今までよりもショスタコーヴィチが好きになり、今回、この人にとても興味がわきました。

 去年日本に行った時に古本屋さんでみつけたショスタコーヴィチの本心を綴った本、読み始めていたのに、日本語が理解できなくて、投げ出してしまいました。 今回、頑張って辞書を片手に読んでみたい、という思いにさせられました。

 そういえば、一昨年、カーディフで2つの室内楽コンクールに優勝した時、一つはショスタコーヴィチのピアノ三重奏、もう一つは彼のチェロ・ソナタ。 私、だいぶお世話になっているのですよね。


 ソビエトの歴史、この時代を生き抜いた人たち、興味は膨らむばかりです。 でも、その前に、2週間後に提出の課題の一つ、20ページの文章を読んで、要点をまとめなくてはいけないのでした・・・・・



Posted on 2006/10/04 Wed. 05:49 [edit]

category: エンターテイメント

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04

カルチャーショック 

 いろいろとあった一日です。

 今日は午前中にピアノ科のクラス。 この学校では全学年一緒にピアノ科では行っているようです。 弾きたい人は名前を掲示板の紙にサインすることになっていたのですが、この学校が始まって4週目なのに、たった1日で6人分、全て埋まってしまいました。

 広めの部屋で2時間半。 コンサートではないしレッスンもないので、目的は人前で弾くこと。 終わったら聴いている人たちは手をあげて意見を言っていきます。 ここで、私はとってもカルチャーショック。 大体去年まで在籍したカーディフの大学ではまず学校が始まって4週目に暗譜で弾ける人はほんのわずか。 聴く人たちも、意見を言うのはいつも同じ人たち。 今日、感想を聴きながら、皆、音楽観がしっかりしていることに、改めて驚きました。

 ショパンのエチュードにドビュッシーのトッカータ、シューベルトのソナタにモーツアルトのソナタ。 チャイコフスキーのドゥムカにシューベルトの即興曲。 聴いていても楽しかったです。


 ピアノ科主任のヴァネッサが生徒たちの意見を元に、気がついたところを少しレッスン。 カーディフのつまらなくて、意見を言うか、毎回意見を言うのが私ともう一人の友達だけで、そのうち意見を言うことすら禁じられた私は、友達と担当する先生の批評(批判!)を紙に書いてまわし読みしていたとてもNaughtyな生徒でした。 ここではそんなことはなさそうです! 今日は初クラスだし、新入りだしおとなしくしていよう、と思ったのもつかの間。 そのうち、意見を言っていました。

 次回のクラスでは是非私も弾いて、耳の肥えた人たちに意見を言ってもらいたいです。


 昨夜は修士号の学科の授業があったのですが、そこで学校の楽器博物館の方がいらして45分ほどレクチャーをなさいました。 今年は授業に来ている人数が多くて、実際に博物館を見学することが不可能なので、写真を見せながらのレクチャーになったのです。 希望者は今日の午後、博物館の案内をしていただくことができるようになりました。 実は私は先週、ちらっと見たのですが、説明していただけるのなら、と思っていってきました。

 鍵盤楽器、弦楽器、木管楽器などなどが数多く展示されています。 それ以外に展示はされていないけれど、古いコンサートプログラム、楽譜商のオーケストラの楽譜の貸し出しの記録、など価値あるものが多くあるそうです。 ちなみに、日本のお琴もあるのです! 装飾がすごく、山田流の爪もありました。 どういう経緯でこの楽器がここにあるのか、今度聞いてみたいです。

 今日の説明で、1460年に作られた、現存する最古の鍵盤楽器があることもわかりました。 かなり腐敗しています。 


 自分ひとりで回るより、こうして館長さんのお話を聞きながらだと、より楽しめました。 またゆっくり見てきたいと思います!

この楽器博物館、王立音楽大学の中にあります。 学校の授業がある時、火曜日から金曜日の14時から16時半まで開いているので、ロンドンにいらっしゃったら、ぜひ訪れてみてください。

Posted on 2006/10/03 Tue. 05:00 [edit]

category: RCMの生活

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03