09 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 11

WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

スロヴェニアからクロアチアへ! (7月10日 その3) 

というわけで、あっという間のスロヴェニアの首都、リュブリャナの観光を終えて、駅へ。

2012年10月末に初めてスロヴェニアを訪れてから、まさかの3度目のスロヴェニアからお別れ。
 といっても、2度目は昨年の11月に、イタリアへ行った時に、宿泊先から歩いて10分もかからない国境を越えて、スロヴェニアのスーパーマーケットやカフェに行っていただけですし、今回も、乗換だけ。
 それでも、こうして、海外で同じ駅にまた来られる、というのは、不思議な感覚があります。
 パリの北駅も同じですが、あれは、ロンドンからユーロスターに乗れば、絶対に着く駅なので、また違う感覚。

140710-23


 どこもそうですが、東欧の駅の外側は素敵です。
 ここは、切符売り場も素敵ですが。

140710-24


 一昨年は、こういう理由で、ゆっくり見る余裕もなかった、チケットオフィス。
 いくつも窓口はあるのですが、国際列車用は、一つ。
 おばさんが、英語を話してくださったので、助かりました。
 
 ちなみに、リュブリャナからザグレブまで所要時間約2時間15分ほど、片道16ユーロほどでした。
 だからこそ、こうして列車移動に踏み切りました。

140710-25


 駅舎の見た目とは裏腹に、プラットフォームは巨大。
 一昨年は、時間がないのに、このプラットフォームを見て、一瞬にしてアウシュビッツに向かう列車が浮かんでしまい、そして走らなくてはいけない、ということに気づいて、必死になったことを思い出しました。

140710-26


 今回は、余裕をもって。
 どこかからくる列車だったので、この駅で、15分ほど停車。
 イギリスの長距離列車のほとんどと同じように、一両目は、運転手だけで、誰も乗れません。
  
 プラットフォームには、バックパックを背負った若者がたくさんいました。
 

140710-28


 新しそうな、コンパートメント。
 ザグレブで降りた時に気が付きましたが、後ろの方は、ずいぶんと古い車両でした。 ちなみに、自由席でした。
 この私が座った6人席のコンパートメントは、廊下側にカーテンもなくて、ガラスドアだったので、安心感があります。
 
 発車のギリギリに、女の子が2人乗ってきました。
 オランダ人の大学生。
 オランダから、10日間のうち、5日間乗り放題のインターレイルパスを使って、オランダーミュンヘン(だったかな? どこかドイツ)-リュブリャナーザグレブ、と移動中。
 大きなバックパックを背負っていました。


140710-28


途中の停車駅。
 注目は、おばさんのカラフルな傘、ではなくて、ここもまた、赤いお花が飾ってあるアイボリーの素敵な家?とその左側の、無機質な落書きだらけの階段の落差。

140710-29


 しばらくすると、待っていた景色が現れました!
 崖と、川。
 雨でなければ、この川も抹茶色の素敵な景色だと思いますが、あいにく。
 でも、イギリスでは、スコットランドの北の方へ行けば別かもしれませんが、なかなか見ることができない風景。
 川と線路の間が平地になっている時、一度、鹿を見かけました。

140710-30


こんなに素敵な眺めの駅も!
 昨年の夏は、東京ー名古屋を何度も往復しましたが、夏で富士山は見えないし、浜名湖がきれいなくらいで、風情がありませんね。
 こういう景色だったら、この路線を何度も往復したくなります。
 

140710-31


 リュブリャナを出発して1時間40分後、それまでとは違う雰囲気の駅に到着。
 駅に、国旗とEUのマークがあるということは?? 私が楽しみにしていたあれ??

140710-32


 あたりでした。 
 国境警備員(?)の方々が乗り込んできて、パスポートコントロール。
 まずは、スロヴェニアの方がパスポートチェック。
 そして続いて、クロアチアへの入国もここで行われました。
 警備員の方々は、腰にピストルをさしてありました・・・
 
 左のページの上が、スロヴェニア出国、下が、クロアチア入国。
 検査の場所が違う地名ですが、全く同じ場所で、同じ時間に行われました。
 汽車ポッポのマークが、鉄道での越境の印(ロンドンからユーロスターでパリへ行くときも、同じ)。
 こうなると、徒歩、バス、いろいろとやってみたくなります。
 右側のページが、クロアチア出国の時のもの。
 空港なので、飛行機。
 

 
 私は日本のパスポートなので、チェックにも時間がかかります(今までの渡航先のスタンプも見られるので)。
 スタンプを押して頂いたのをみて、同じコンパートメントにいたオランダ人の女の子、
「いいなー!! 私もスタンプほしい!! 」
 お兄さんは、本当は押さないのだけれど、と言った上で、きっとコンパートメントで他の人たちに影響しないからでしょう、彼女にもスタンプを押してくれて、続けていらしたクロアチアの検査員にもスタンプを押してもらえていました。
 もう一人の子は、パスポートではなくて、IDカードを使っていたので、スタンプを押す場所がなくて残念がって、スタンプを押してもらえた子が、
「ノートに押してもらったらいいよ!」
と言ったのですが、さすがにこれは却下。

 ちなみに、クロアチアもEUに入っていますが、シェンゲンにははいっていません(スロヴェニアは加入済み)。
 だから、このオランダ人たちは、今までは国境を越えてもパスポートコントロールがなかったのに?と不思議がっていたので、なぜか、外国人の私が、EUとシェンゲンと、パスポートコントロールについて説明する羽目に。
 ちなみに、イギリスもEUには入っていても、シェンゲンには入っていません。
 毎回驚かれますが、通貨も独自のものですし。

 スタンプを押してもらえた子は、その後も、とっても喜んでいました。

 
140710-33


国境で、結局20分ほど停車していたと思います。
 
 どこが実際の国境で、クロアチアへ入ったのかは残念ながらわからなかったのですが、家の雰囲気が変わったところがあったので、あそこかな?と。
 しばらくすると、乗組員も変わったのでしょう。 再び、乗車券のチェックがありました。
 クロアチアへ入ったから、と説明されましたが。

 ザグレブの中央駅のちょっと手前あたり。
 駅が混んでいたのか、手前で30分近く動かない状態でした。

140710-34


 予定よりも遅れて、ザグレブ着。
 これは、ザグレブ中央駅。

 ザグレブの駅は、ごった返していました。
 そして、クロアチアは、ユーロ圏ではなくて、独自の通貨、クーナ(Kuna)を使用。
 駅に、いくつかのATMが備え付けられていて、簡単にお金を引き出すことができました。
 ちなみに、海外で、デビット、クレジットカードを使うのが嫌な私は、キャッシュ・パスポート、という、昔のトラベラーズチェックのカード版のようなものを使用。 キャッシュパスポートに予め、いくらかを入れておいて(オンラインで可能)、後は、キャッシュカードと同じ。
 ここでも、これで私はクーナを引き下ろしたので、両替がどうなっているのかは、不明。
 

140710-35


 駅のキオスクでトラムの乗車券を買って、トラムに3駅乗ってバスターミナルへ。
 切符売り場がいくつか開いていたのに、とんでもなく混んでいて、乗りたかった長距離バスを5分の遅さで逃す。
 夕方は1時間に1本しかなかったので、50分近く、このバスターミナルで過ごす羽目に。
 切符売り場も、この待合室も、日本でいう2階に位置していました。
 それで、時間になると、言われた番号のところから階段で下に降りて、バスに乗る仕組み。
 
 驚いたのは、バスで下に入れてもらう荷物は、その場で代金を払う必要があること。
 初めての経験でした。
 
 ここから1時間ほど南へバスに乗り、最終目的地カルロバツ(Karlovac)に着いたのは、夜8時。 実に、ロンドンの自宅を出てから、15時間後のことでした。
 ホテルに荷物だけおいて、楽譜だけ持って、徒歩2分ほどの音楽学校へ行き、とりあえず、閉まるまで1時間半ほど練習できたのがありがたかったですが。 

Posted on 2014/07/22 Tue. 14:38 [edit]

category: スロヴェニア

TB: 0    CM: 0

22

リュブリャナの街歩き (7月10日 その2) 

珍しく、暑い日々が続くイギリスです。
窓がたいして開かなくて、クーラーがついているバスはまだほんのわずかなロンドンでは、バス移動は地獄です。
温室状態です。

 既に2週間ほど経ってしまいますが、スロヴェニアの続き。
 
 リュブリャナの建物編。
 色も模様もかわいらしく、雨だったのが残念ですが、それでも、東欧に来たな!!と嬉しくなる風景でした。

140710-13


 駅から街までは7,8分。
 駅を出てすぐのところ。 図書館? 役場? 言葉がわからないので、よくわからないのですが、自転車置き場。
 日本では珍しくもないと思いますが、イギリスではまだまだこのようなものは希少価値。
 

140710-14


 こうして、窓辺に赤いお花を飾ってあるお宅がたくさんでした。
 空の色がグレーだからこそ、また映えますね。

140710-15


 ショッピング街? わかりにくいですが、上から下がっている、傘のオブジェ。
 いつだったかの、ロンドンのオックスフォード・ストリートのクリスマスの時の飾りを思い出しました。
 謎のことが多い。

140710-16


 川が流れていて、この左側の建物の向こう側が、昨日書いた、マーケットです。
 この建物の部分は、カフェ/レストラン、いくつかのお店になっていました。

140710-17


 マーケット側から、川を挟んで、街を。
 コーラルピンクのフランシスカン教会は、中には入る時間がなかったものの、素敵でした。
 このような色の教会は、東欧ならでは。
といっても、一昨年スロヴェニアへ来たとき、ポーランド人とクロアチア人としゃべっていて、二人とも、ポーランド、スロヴェニア、クロアチアは東欧ではない!と言い張っていましたが、西に住む私からすると、違う世界、空気だと思います。
 
140710-18


 川の橋の上からみると、川辺にレストランが出ていました。
 晴れていたら、よいでしょうね、という景色。

140710-19

 
 後ろを向くと、上の方に、リュブリャナ城が。
 ここも次回のお楽しみ。
 ぜひ晴れている時に。 右に少し見えている塔のようなものは、地図からすると、タウンホールらしいです。

 

140710-20

 
 観光案内所の建物。
 この凝った装飾、でもやりすぎではない。
 イギリスが好きですが、ぜひ、こういう建物に住んでみたいと思ってなりません。


140710-21


 コーラルピンクの教会のすぐ近くのお店が入ったような建物。
 このモスグリーンも東欧ならでは。
 というよりも、やはり、前回滞在したプトゥイの街もそうでしたが、スロヴェニアの建物はこういう色が多くて、コーラルピンクとモスグリーン?と一瞬思っても、それが、見事に調和しているように思います。
 私の実家の裏のお茶畑の中に出現している、カラフルな色の新興住宅地とは違います。


140710-22


 装飾が独特?
 3月にセルビアへ行った時、ハンガリーの国境の街まで遊びに行ったのですが、その時に感じたハンガリーっぽい装飾と似ている。
 でも、ここはハンガリーとは離れているし・・・
 ただ、私にはわからなすぎる、多くの歴史を抱えてきた国。
 いろいろな文化が混ざっているのかもしれませんね。

 本当はもっとゆっくりとみてみたい、と思える街でした。
 ただ、中心部はとっても小さいので、何日も滞在して、という場所ではないかもしれませんが。

Posted on 2014/07/21 Mon. 13:59 [edit]

category: スロヴェニア

TB: 0    CM: 0

21

おとぎの国へ! リュブリャナの食(7月10日 その1) 

やっと、7月10日から13日のクロアチア記です。
が、まずは、スロヴェニアから。


140710-1


 久々のロンドン・ルートン空港から、格安航空、Wizz Airにて、スロヴェニアの首都、リュブリャナ(ちなみに、現地の人の発音は、リュブリヤーナに近い気がする)へ!
 朝7時50分ロンドン発の飛行機は、ほぼ満員でした。
 
 最終目的地は、クロアチアの首都、ザグレブから南へ50㎞ちょっと行ったところ。
 が、なぜかロンドンーザグレブはとっても高くて、渋ってしまい、だったら、ということですでに一昨年行って勝手がわかっているリュブリャナ経由にしました。 

140710-2


 ずっと雲に覆われていて、何にも見ることができませんでした。
 

140710-3


 約1時間半後、無事、リュブリャナ着。
 前回は、列車への乗り継ぎの為にダッシュしましたが、今回はゆっくりと。
 定員になったら出発するシャトルではなくて、その半額以下の、1時間に1本しかない乗り合いバスを使用して駅まで。
 ちょうど時間が悪くて、待ちぼうけ。



 リュブリャナの駅にはコインロッカーがある為、1時間ちょっとの時間をつぶすのに荷物を預けて、国際列車のチケットを購入して、雨の中街へ。
 前回は全く時間がなかったので、街へ行くのは初めて。
 とりあえず、前回使ったガイドブックから、地図だけコピーしてきました。

140710-4


駅から歩いて7,8分、目指した場所はここ。
 日用雑貨のお店が並びます。

140710-5

 
 ちょっと奥へいくと、私の目的地。
 市民の台所、マーケット。
 雨でも、ちゃんと開いていました。

140710-6


 まずは、新鮮な果物。
 全て買って帰りたくなりました。

140710-7


ちょうど時期なのか、エイプリコットがどのお店にも。
農家の方が持ってきていらっしゃるのであろうこのマーケット、種類はさほど多くはありません。
 旬のもの、この地域での農作物が並んでいるのでしょう。
 

140710-8


 目を引いたのは、ベリー類!
 イギリスでもお馴染みのブルーベリー、ラズベリー、 ブラックベリー、ストロベリーに加え、この写真の真ん中の丸い赤い宝石。 多分、クランベリーだったと思います。
 おばちゃんが、一粒味見していいよ!とおっしゃって下さったので、頂いたら、酸っぱい実。
 でも、これがおいしくて、かさも少なかった為、一箱買ってきて、滞在中食べていました。
 これは、イギリスでは、普通に手に入りません。
 本当はもっと食べてみたかったものがありますが、これが一人旅の残念なところ。

140710-9


 お野菜もとっても新鮮!!
 

140710-10


 どこのお店にもあったのが、白いピーマン。 
 私は初めて見ました。
 そして、新鮮な葉物類がいくつも。
 キッチン付きのアパートメントに滞在するのであれば、ぜひ買ってお料理したかったです。
 セルビアでおいしかった、酢漬けのお野菜のお店を期待したものの、ここはあくまでも素材だけでした。
 私は、あのおばちゃんの酢漬けキャベツを買いにセルビアへ行きたいほど、あのキャベツは今でも忘れられません。
 
140710-11


 スロヴェニア料理が好きなので、どこかでランチを食べたかったのですが、その時間は全くなかったので、パン屋さんで、パンを買って、列車の中で食べることにしました。
 これは、後でわかったのはチェーン店だったのですが、おいしい!!

140710-12


 パイ生地の中にいろいろと入っていて、私は、ほうれん草入りを食べました。
 こういうのは、イギリスにはありません。
 ちなみに、売り子のお姉さんが商品の説明を英語でできたので、意味不明のものを当て勘で買うのではなくて、中身を理解して買うことができました。
 
 前回のスロヴェニア滞在中は、パンのおいしさにやられた私。
 いわゆる、おかずパン、というのがイギリスではほとんどないものなので、スロヴェニア、セルビア、どこでも、嬉しくなります。
 
 
 というわけで、短いリュブリャナ滞在は、マーケットで時間を費やす、というとっても私らしい過ごし方でした。
 もちろん、歩きながら、素敵な建物を見てきました。
 これは、次回。

Posted on 2014/07/20 Sun. 23:29 [edit]

category: スロヴェニア

TB: 0    CM: 0

20

スロヴェニアで出会った、素敵な方々 

 既にスロヴェニアから帰ってきて2週間ですが、やっと、先日アップした、ブレッド湖の写真に説明を加えました。

 
 今回の滞在、素敵な景色も見ましたし、おいしいものも食べましたし、素晴らしい経験もさせて頂きましたが、それ以上に素晴らしかったのが、人との出会いです。
 折角なので、書いておこうと思います。

 
 色々な方に出会いましたが、特に印象に残るのが3人。

 まずは、プトゥイで宿泊したユースホステルのお嬢さん。
 私は行く前に、色々とわからないことがあり(列車の関係で夜凄く遅くなるかもしれない、とか)、メールを送ったのですが、こちらが思っていた以上に丁寧に、とっても助かるお返事を頂きました。
 滞在中も、ちょこちょことおしゃべりしたのですが、日本人が来る、ということで、滅多に会えない人種の人が泊まるなんて、とても楽しみだったそう。
 
 最初に聞かれた質問は、 「日本人の男が情けないし、頼りがいがないのって、本当?」ということ。
 彼女のお友達の間では、日本人の男性の評価がよくないらしく(ここをお読みの日本人男性の皆様すみません・・・)、ぜひ、私に聞いてほしい、とお友達にも頼まれたそうです。
 ですが、聞く相手がいけませんね。
 私は、日本では中学から女子校ですし、イギリスでカーディフの大学にいた日本人男というのは、日本でも珍しいくらい変わった人たちだったようです。 ですが、私は日本人の男はあまり知らないので、この変わっていた彼らが、私の中で、日本人男、ということになってしまいました。 
 この2、3年で日本人男性に対する印象は変わってきてはいるものの、ロンドンに留学しているのだかなんだかの20、30代の日本人男性をみると・・・

 
 
 そして、誰よりもお世話になったのが、クロアチア人の調律師さん。
 後にわかったのですが、この方は私より一つ年上の方。
 
 クロアチアの首都、ザグレブに在住で、コンクール中(リハーサル時から)、毎朝通っていらっしゃいました。
 古楽器を使用、ということで、普通のピアノの調律師の方では無理。
 彼は、クロアチアにアトリエをお持ちで、ハープシコード(チェンバロ)、フォルテ・ピアノなどのレプリカを作ったり、こうしてオリジナルの楽器の修復を行っているようです。
 今回用いた楽器はこの15年くらい弾かれていなかった楽器だったので、色々と手を加えるのが大変だったそうです。

 そして、急に弾かれたものだから、毎日の調整も大変。
 私のリハーサルの時には、まだ楽器ができあがっていなかったので、邪魔をしないようにしながらも(邪魔だったかも・・・)こういうことに興味津々(いつもは、博物館などで、楽器の外を見るだけでしたから)なので、鍵盤を取り出したのを観察したり、箱の中を覗いたり、メカニックを教えて頂いたり、多くを学ばせて頂きました。

 コンクールの結果がでるまで、後述するポーランド人の女の子とランチをする予定だったのですが、この調律師の方も一緒に行く、とおっしゃって、ランチをご一緒させていただきました(しかも、ご馳走になってしまい、ありがとうございました)。
 ランチの時、本当に貴重なお話をたくさん伺いました。
 このあたりの古楽器のフェスティヴァルで多くの調律、楽器の調整を行っていらっしゃるようで、私が知らない、知ることができない世界のお話をたくさん聞かせていただくことができ、今までもっていた疑問が晴れたりもしました。
 
 もちろん、おしゃべりは音楽だけにとどまらず、このあたりの歴史なども。
 私、今までこのあたりは東欧だと思っていましたが、中央ヨーロッパだ、といわれて、驚きました。
 西欧、中央、東欧を宗教でわけていく、というお話も興味深かったものの、どれがどれだか、きちんと覚えられませんでした。

 リハーサル初日、音のピッチが違って、全く弾けない、とパニックになった私を見たのもこの方。
 モーツアルトでも弾いてみたら?といわれて、とりあえずモーツアルトを弾いてみたら、ピッチが違ってもショパンよりは弾きやすく、とりあえず、モーツアルトは弾けたのだからショパンもどうにかなるかも!と希望を持たせてくださいました。
 いつか、普通のグランドピアノを買った後、資金が溜まったら、ぜひ、フォルテ・ピアノのレプリカを、442のピッチで作って頂きたいな、なんて思います。
 

 
 そして、私と同じ年のポーランド人からの参加者との出会い。
 彼女とはユースホステルで初めて顔を合わせて、なんとなく、すぐに意気投合してしまい、その場で、1時間以上もおしゃべりをしてしまいました。
 お互いに、「あなたと出会えたことが、このコンクールを受けて一番良かったこと」と言っていました。

 日本にも3回行ったことがあるそうで、話しが弾みました。
 コンクールのコンサートの後、パーティーがあって、地元のワインを頂き、夜11時半頃ユースホステルに戻って、食堂で打ち上げ(?)。
 私が持参していた、ケトルでお茶を沸かして、おしゃべりをしながら、ポーランドの踊りを教えてもらいました。

 私は以前から、ショパンなどのマズルカの元になっている踊り(マズール、オベレク、クヤヴィヤク)を習いたい、と思っていたのですが、彼女はちょうど夏に子供たちのコースで手伝いをした、ということで、教えてもらいました。
 最初は、難しいよ?といわれていたのですが、やはりバレエをやっていた私には、技術的な部分は非常にらく(足を空中で打ち付けるとか)だったので、驚かれました。
 夜中の食堂で、二人で、ショパンのマズルカを歌いながら30分ほど踊ったでしょうか。
 私がワルシャワへ行けば、彼女のお友達でこのようなポーランドの民族舞踊を教えている方がいるから、個人レッスンをお願いしてくれるようなので、本気でワルシャワへ行く計画を立てなくてはいけません(もちろん、ポーランド国立バレエに入団した友達の踊りも観にね)。

 博士号もとっているし、ワルシャワの大学でピアノを教えながらも、スイスまで定期的に通って、古楽器の勉強をしている彼女。 もちろん、彼女の経歴は私とは比べ物にならないほど素晴らしいし、音楽のご家庭に育っていますが、とっても素敵なお人柄でした。
 「いつワルシャワに来る?」と言ってくれるほど、お互いに気が合い、疲れているのに、そして私は翌日5時半起きだというのに、夜中2時近くまで名残を惜しみながら、おしゃべりをしていました。 
 このところ、同業の友達とこうしてしゃべる、ということがなかったので、たくさんの刺激を受けてきました。
 彼女の博士号の話も興味深くて、ぜひ論文を読ませてもらいたいな、と思ったのですが、残念ながらポーランド語、とのこと。 
 
 
 今までも、コンクールで、多くの出会いがありました。
 その度に刺激を受けてきたものです。
 数年ぶりに参加して、飢えていたものが、一気に満たされた感じ。
 バレエだ、バレエだ、とやっている私ですが、やっぱり源は音楽です。
 
 ワルシャワへは絶対に行きますよ! 7年前に行って、大好きになった場所ですし、Wizzで飛べばとっても格安!
 きちんと踊りも習いたいですしね。 盆踊りが得意でも、マズルカとは程遠いものなのですから。

 
 というわけで、今までで一番人との出会いがよかった今回のコンクールでした。
 

Posted on 2012/11/16 Fri. 21:08 [edit]

category: スロヴェニア

TB: 0    CM: 0

16

ブレッド湖 

 10月31日に一泊した、スロヴェニアの首都リュブリヤーナから北へゆっくりな列車で1時間ちょっと行ったところにある(オーストリアの国境に近い)ブレッド湖(Bled Jezeru)です。
 
 説明を付け加えました(11月16日)。

121111-1


 コンクールの翌日、10月31日は祝日。
 なぜだか、プトゥイ、リユブリヤーナ間は朝5時7分、6時45分の列車のあとは、夕方6時半まで走らない、ということで、眠い目をこすりながら、早めの出発。
 昼前にブレッドに着きました。

 着いてすぐにこの写真を撮った後は、ずっと曇りと雨、という天候でした。
 見えにくいのですが、中央あたりに白い建物がみえますか?
 島です。
 湖の中に島がある(上からの写真は下の方に)。
 右手前に写っているボートで島まで行くことができます。
 とはいうものの、私はこの翌日に島まで行ったので、雨。 よって、屋根、壁がついた、あまり風情の無いモーターボートで行きました。

121111-2


 ガイドブックでこの湖の写真を見た時、まさに、フェアリー・テールの世界。 
 スロヴェニアへ行ったことがある人たちからも、ぜひブレッド湖は行くべきだ、と言われ、首都リユブリヤーナではなくて、ブレッドに1泊することにしました。

 写真ではわかりにくいのですが、素晴らしい紅葉。 そして、アルプスに積もった雪。
 とにかく、イギリスではこのような景色を見ることはないので、感激でした。
 これでも、私は小学生の頃はよく家族で山登りへ行ったので、山を見るのは大好きなのです。


121111-3


11月1日(祝)、小雨の中、どうしても、この湖を上から見てみたくて、高いところにある、ブレッド城へ行ってみました。
 時間の関係で(スロヴェニアは、祝日に移動するものではありません。 交通機関が非常に大変です)、お城の中はほとんどみられなかったのですが、この景色だけはどうしても。

 とはいうものの、あいにくの天候で、はっきりとは見えません。

121111-4


 晴れていたらきれいに見えるそうですが、わかりますか? 湖の中に浮かんでいる島。
 

121111-5


時間は前後しますが、上へ上がる前に、折角なので、島へ行ってみました。
 島へは、上に書いたように、ボートで行きます。
 人が多く集まらないと出発しない、と色々と読んでいたのですが、悪天候のこともあるのか、ラッキーなことに5人しかいないのに、ボートを出して下さいました。
 ちなみに次のボートが出たのは1時間後だったので、ラッキーです。
 このボート、一人往復12ユーロ。 
 島までは10分ちょっと、そして30分島で自由時間があって、全員一緒に戻ります。
 湖は深いグリーンなのですが、とっても澄んでいました。

 ガイドブックによると、自分で手漕ぎボート(だか、カヌーだかそんなようなもの)を借りることもできるようです。
 泳げる部分もあるので、教会には水着の絵にX印がしてありましたが、ここまで泳げるのかな、と思ったもののなぞ。
 頭に洋服をくくりつけて、ここまで泳いで渡れたら、さぞかし良いでしょうね。

 これは、島のChurch of Mary the Queen。
 

121111-6


 小さい教会ですが、折角なので中に入りました。
 

121111-7


 この教会の目玉は、写真の中央左に写っている、ロープ。
 これは、希望の鐘(The Wishing Bell)を引っ張る為のロープです。
 1534年に作られたとされる鐘。 伝説があるらしく(説明省)、この鐘を鳴らすと、聖母マリアに敬意を表すこととなり、鐘をならしている人の希望が実現される、とありました。
 私も、日本の神社の鈴の感覚で(?)、ロープを引っ張ってきました。
 決して派手ではなく、上品な音色の鐘でした。
 晴れていて、空気が乾いていたら、もっと素敵な音色だったのかな、なんて思いましたが。

121111-8


 島からみた、ブレッド城。
 絶壁のようなところにあるので、怖いし、大体あの高さだし・・・ と思ったのですが、上に書いたように、どうしても、この島を上から見てみたかったので、のぼりました。
 プトゥイでずいぶん高いところへいくことになれたとはいえども、それよりも高さがありました。
 それに加えて、雨。
 上の方は階段になっているのですが、そうでない部分、雨で落葉と土が混ざって滑りやすくなっていたので、おっかなびっくりでした。


121111-9


 島の教会は、島の中央の高い部分に建っています。
 よって、こんな階段も。説明によると、1655年はここにあったようです。
 
 これを見て、真っ先に思ったこと。
 この島で白鳥の湖の第2幕、第4幕をやったら、さぞかし風情があるでしょうね。
 そして、この階段のところから、身を投げる。
 私に資金があったら、そして営業能力があったら、やりたい。
 どのような演出をするのか、はっきりと目に浮かぶので。

 ドイツ、スイスなどにまだ行ったことがないので、私はこのような湖を見るのが初めてだったのですが、湖に泳いでいる白鳥が、本当は、夜になると人間になるのではないかしら、と思わずにいられませんでした。
 

121111-10


 陸に戻る途中のホテルの裏側。
 真っ赤なつたがからまっていてとっても素敵でした。

Posted on 2012/11/13 Tue. 22:01 [edit]

category: スロヴェニア

TB: 0    CM: 2

13