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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

八王子いちょうホールでのロビーコンサート (9月10日) 

落ち込んだり、今まで頑張ってきたことがわからなくなったり、色々な感情を持ちながらの1週間でした。
 海外へ留学したい人たちは、本当に帰ってきてからのことを考えてから海外へ出た方が良いように思います。
 特にこの世界では、私のような音楽界とのつながりが全くない人間には、とても生きにくい場所である、というのを想像以上に実感しています。
 最も、私は日本に帰るつもりはなかったので、このような状況になることを覚悟し、決めて帰ってきたはずなのですけれどね。
 イギリス以上に大変に感じます。


 そんな中ではありますが、帰国前から決まっていた本番はやってきます。


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 内部の写真はありませんが、東京都八王子市のいちょうホールでのロビーコンサート。
 毎週土曜日に30分間行われているようです。
 これは、抽選で誰でも出演できるもの。
 
 プログラムは

 ウェーバー: 舞踏への勧誘
 ショパン: ノクターン 変ニ長調 作品27-2
 ドビュッシー: ロマンティックなワルツ
 ロータ: ワルツ
 シューベルト/リスト: ウィーンの夜会 第6番

 
 インフォメーションのすぐ隣での演奏。
 入り口にも近く、私が今まで弾いてきたロビーコンサートの中でも、最も人の動きが多かったものかもしれません。
 集中するのだけで精いっぱいなのが情けない。

 ウェーバーの舞踏への勧誘は、久々。
 やっと情景がみえてきたか? 本当は良いピアノのはずなのに、弾き込みがやはり集中していないので、タッチが安定しない、C6のヤマハのグランドピアノ。
 細かいところの鍵盤の動きが悪いのが少々困りはしましたが、その代わり、挑戦のし甲斐があるというか無いというか。

 ショパンのノクターンは、今日のプログラムでは一番本番に出してあることもあり(先月の山王病院でも弾きましたし)、これはやはりどういう状況であれ、自分の世界に入れるのだな、と。
 本当は、新曲であれ、全てに対してそうでなければいけないのですが。

 本当は、コッペリアのワルツを弾く予定が、諸事情により、小さなワルツ2曲に変更。
 珍しく、ドビュッシーを新しく譜読み。
 私には最初は捉えにくかったのですが、段々、パリの色と香りが見えてきました。
 事故はありましたが・・・ 来月の本番の為の仕上げだったので、次はきっと今回の失敗をいかして。

 そして、先月山王病院で初出しした、ロータのワルツ。
 知られていない曲だけれど、ちょっとクラシックから外れている部分もあり、聴きやすいようです。

 最後は、シューベルト/リストのウィーンの夜会。
 ロビーは天井が高いところもありつつ、残念ながらピアノが置かれていたのは、とても天井が低い部分。
 音がこもりがちで、どのようにキレを出せばよいのか、試行錯誤ではありましたが、そして、この作品を健康的な自然光の中で弾くのはまた難しいな、と思いながらの演奏ではありましたが、このような通りすがりに聴けるようなコンサートにしては、超有名曲を省いたプログラムで(舞踏への勧誘は、前奏部分が終わったら、ああ!となった方が多かったようですが)、トークを入れながら、少しでも、超有名曲以外の曲をお伝えしたい、という私の思いでのコンサートでした。

 いらして下さった方々、どうもありがとうございました。

 JRの八王子駅、というのは初めて下車しましたが(八王子だと、京王線の南の方に友達がいるので、何度か行っていますが)、昭和と新しさが混じったような商店街があったりして、駅から15分ほどの徒歩での道のりも、キョロキョロとしながらでした。
 そして、電車の中から見えた、山の風景。
 同じ東京都でも、都心と八王子。 とても違うのだな、改めて思うばかりでした。
 山がほとんどないイングランドでの生活が長かった私にとって、山のある風景は、特別です。

Posted on 2016/09/11 Sun. 22:05 [edit]

category: 自分のコンサート

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11

山王病院での夕べのコンサート(8月19日) 

昨日は、日本へ本帰国して最初のコンサート。
東京での演奏は、6年振りのことでした。

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 赤坂の、山王病院のアトリウムで月に一度、ここに置いてあるベーゼンドルファー・インペリアルを用いて夜行われる、夕べのコンサートに出演のお声をかけて頂きました。

 私が知る、病院、という雰囲気は少なく、ホテルのロビーのような吹き抜けで、座り心地の良い椅子が置いてある空間。
 
 病院という場所、写真で予め拝見していたここの空間、そして、ベーゼンドルファー・インペリアルというピアノを考えての今回のプログラム決めでした。

 プログラム

 ショパン: 華麗なる大円舞曲 第1番 作品18
 モーツアルト: ピアノソナタ ハ長調 K.330
 グリーグ: ノクターン
 ショパン: ノクターン 作品27-2
 リスト: ペトラルカのソネット 47番、 巡礼の年第2年 イタリアより
 ロータ: ワルツ
 レスピーギ: ワルツ
 チャイコフスキー: ロマンス ヘ長調 作品51-5
 リスト: 愛の賛歌

  夕方、ということもあるのか、お仕事帰りとお見受けできるような方も多かったのが印象的。
 そして、今まで私は日本のこのような無料のコンサートだと年配の女性の方がお客様に多いように感じていましたが、クラシック音楽をお詳しそうな男性が多かったのが印象的でした。
 入院していらっしゃる方、というよりも外からいらっしゃる方が多いように私は感じました。

 最初のショパンの華麗なる大円舞曲以外は、どちらかというと、華やかさがないような曲ばかり。
 このようなコンサートとしては、有名曲を少なくしたプログラムだったと思います。
 
 お話を入れながらのコンサート。
 360度お客様がいるような状態のコンサートで、このような体系に慣れていない、多くの場合壁側になるピアノの左側が手が見える位置に座っていらっしゃる方が多かったので、いつも以上にバランスに気を付けないと、左側の方は、メロディーの聴こえ方がどうなるのだろう?と思いながらの演奏ではありました。
 日々の生活で体幹を少しずつ鍛えているおかげか?重心を多少横に倒しても体幹を保つことができるようになって、右手のメロディーの出し方の違う方法を帰国後に見つけたところ。 今回はそれを少し試す形になりました。

 天井の高さがある分、グリーグとショパンのノクターンは、多少いつもよりもテンポを落として。
 
 ロータのワルツは初出し。
 ロータは、映画『ゴッドファーザー』などを作曲した作曲家。
 楽譜は数年前にロンドンの行きつけの楽譜屋さんのセールで手に入れてあったもの。
 これは、シンプルながらも、舞台に上げれば上げるほど変わっていきそうなので、しばらく使うと思います。

 時間がギリギリすぎたので、アンコールは無しで。
 あのまま、放っておけば、あと30分くらい弾き続けたい気分でした。

 イギリスでの電子ピアノ生活にはもう耐えられず、日本ではアップライトピアノになって、私の中ではかなり恵まれていると思います。
 しかし、7週間ぶりにグランドピアノを弾いて、やはり、自由自在。
 でも、きっとアップライトピアノで、限界があるからこそ、それを本番で私はドアを開けて、自分の中にある音楽が溢れ出てくるのかな、とも思います。
 グランドピアノを持っていない、というのは、日本ではピアニストとしてもピアノ教師としても全く認められていない存在だと思いますが。 

 いらして下さった方々、どうもありがとうございました。
 色々と自分の中ではもちろん、改善箇所がありますが、とりあえず、幸先良い日本での演奏スタートが切れたのではないかな、と思います。

 

Posted on 2016/08/20 Sat. 20:14 [edit]

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最後のコンサート (6月30日) 

 既に、2週間前のこととなってしまいました。

 6月28日のロンドンでのコンサートの翌々日が、私にとってこの住民としてのイギリス最後のコンサート。
 今回が、5回目の出演。
 顔なじみの方々、遠くから私の名前を見ていらして下さる方々。
 初めてのところで演奏する楽しみもありますが、今回はここが最後でよかったな、と思います。
 
 いつもは、朝一の列車で北イングランドへ向かい、夜中近くにロンドンへ帰ってきますが、今回は母が来ていたので、ロンドンのコンサートの翌日に列車で北イングランドへ。 演奏する街で1泊して、演奏後は私たちにとって思い出の土地、ヨーク(York)で1泊。ゆっくりの旅でした。

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 ロンドンから列車を乗り継いで3時間半ほど。
 海辺町のBridlington(ブリリントン、ブリドリントン)。
 ここにあるお屋敷で行われている毎週のコンサートへの出演でした。


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 古いブルットナーのフルコンサートグランドピアノ。
 今回は、リハーサルを始めたら、高音部のハンマーの一つが完全に折れてしまっている状態。
 その付近の弦も2本ほど切れてしまっていて、プログラムを配るコンサートではなかった為、あまりにもこの音を連続して使う曲はぐちゃぐちゃになるので、プログラムから外しました。

 プログラム(順不同)

 お客様の顔を雰囲気を見ながらのトークを入れてのコンサートの為、曲順はあってないようなもの。
 演奏した曲は記してありますが、順番は既に覚えていません。
 
 ショパン; 華麗なる大円舞曲 第1番 作品18
 モーツアルト; ピアノソナタ ハ長調 K.330
 シベリウス; ワルツ
 ショパン; ノクターン 作品55-2 変ホ長調
 ショパン; 4つのマズルカ 作品67
 チャイコフスキー; 6つの作品より 作品51 ナタワルツ、 ロマンス、 感傷的なワルツ
 リスト; ペトラルカのソネット 47番
 サン=サーンス/シロティ(ジロティ); 白鳥 
 リスト; 詩的で宗教的な調べより、愛の賛歌
 
 アンコール: ショパン; ノクターン 作品27-2 変ニ長調

 
 2日前のロンドンのコンサートと全く違う雰囲気、ピアノの状態でのコンサート。
 もちろん、今回はモーツアルト以外は、途中音が抜けながらの演奏ではありました。
 が、ここは私に新たな想像力を与えてくれるところでもある。

 シベリウスのワルツは、ここで毎回のように、「チャイコフスキーがこれだけ良く弾けるのだから、ぜひシベリウスの小品を弾いてほしい。 聴く機会がなくて、寂しい」とおっしゃって下さる殿方がいたので、今回はこれを弾きました。 この方も今回もいらして下さったので、嬉しい。 この曲の演奏後に見せてくださった笑顔がすてきでした。

 チャイコフスキーの3曲は、ロンドンで弾いてそのまま。
 ですが、この会場の雰囲気が、この3曲(特にワルツ2曲)が使われている、クランコ振付の「オネーギン」の雰囲気につながる部分があり、演奏数を重ねている、ということもあり、また楽しくなったように思います。
 
 サンサーンスの白鳥は、今回初めて本番に出した曲。
 ゴドフスキー編曲のものも素敵ですが、今の私は、チェロの音域に近く、装飾も少ないこのシロティ(ジロティ)の編曲の方に惹かれました。 
 バレエ、「瀕死の白鳥」のイメージに強いのはこちらの編曲の方。
 練習中に悩んでいた部分が本番ではクリアになりました。
 これは、私にあっているようなので、これから出していきたいと思います。

 アンコールは、私にとって、思い出深い、そしてこのピアノに音がぴったりの、ショパンのノクターン 作品27-2を。
 
 
 また呼んで頂けそうなので、それを楽しみにしています。
 4年続けて呼んで頂いて、ここもまた、お顔がわかる方々増えました。
 昨年いらしていなかった、遠くからいらして下さるご夫妻。
 今回はお目にかかれて嬉しかったです。 昨年は体調が悪くて、お嬢さんがいらしてくださっていた、と伺って驚くばかりでした。
 なんとなく、面影が昨年亡くなった私の祖母に似ている彼女(これは母も同じ感想)、4年前にたまたま聴いてくださってからの、素敵な出会いでした。

 
 イギリスでの演奏が一段落し、アップライトピアノではあっても、実家に戻って本物のピアノで練習できる喜びの中にいます。
 日本での最初の本番まで、5週間ほど。 
 譜読みに追われる日々です。

 

Posted on 2016/07/14 Thu. 21:15 [edit]

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St Martin-in-the-Fieldsでのコンサート (6月28日 ロンドン) 

 昨年秋、まだ帰国を考えていなかった頃、お話を頂いて楽しみにしていたコンサートでした。

 
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ロンドン、トラファルガー広場の横に建つ、St Martin-in-the-Fields。
週3回のランチタイムコンサートが行われているものの、なかなか機会を頂くのが難しいコンサート。
私は実に11年振りでした。
11年前は一人でのコンサートの2度目の経験がここで、まだ右も左もわからぬままに演奏。
 今回は、経験を積んではいるものの、だからこその怖さも知っている状態での演奏でした。

 プログラム

 リスト: 巡礼の年 第2年 『イタリア』より ペトラルカのソネット 47番
 チャイコフスキー: ナタ・ワルツ 作品51-4、感傷的なワルツ 作品51-6
 ベートーヴェン: ピアノソナタ ハ短調 作品111 
 
 アンコール; チャイコフスキー: ロマンス ヘ長調 作品51-5

 響きが豊かな教会。 そして、軽めのタッチのスタインウェイのフルコンサート・グランド。
 
 先日も書いたように、私にとってのTribute to my life in the UKのプログラム。
 リストのペトラルカのソネットは今年になって本番に出していますが、今回が一番良かったと思います。
 この曲のソネットが、私にとってはイギリスに対する気持ちに重なる為、お恥ずかしい話、本番で初めて不覚にもこみ上げるものが。 
 
 次のチャイコフスキーは切り替えられぬまま。 ですが、これも少しは遊べるようになってきたのか、と。
 まだまだ足りない部分がありますが。
 ロイヤルオペラハウスで知り合ったお友達が数人いらして下さいましたが、『オネーギン』と気が付いてくださったようでうれしい。

 気持ちを入れ替えてのベートーヴェン。
 長くて、大きな変化がない第2楽章の後半は、とても演奏するのが怖い曲。
 ただ弾いたらつまらなくなる。
 だからといって、いじりすぎてはこの曲の良さが半減してしまう。
 教会の雰囲気、お客様が作って下さった空気感。 そして私が自分の鍵を開けることができたこと。
 それら全てが重なり、きっと今までで一番良いベートーヴェンだったと思います。
 もちろん、直すべき部分はありますが。
 最後の部分、ピアニッシモがきれいに響き、ほぼ満員の教会(かなりの人数です)で、あの気持ちの良い静寂の空気、特別な時間でした。

 アンコールは時間的に厳しいことを言われてはいたのですが、拍手をたくさん頂いて、ギリギリ大丈夫そうだったので、チャイコフスキーのロマンスを。 
 考えぬままに始めましたが、マクミラン振付けの『三人姉妹(Winter Dreams)』の『別れのパ・ドゥ・ドゥ』よりも、今回は、『オネーギン』の第3幕、タチアーナとグレーミンのパ・ドゥ・ドゥが浮かんできて、幸せな時間でした。
 
 ロンドンでのこの最後のコンサート。 とりあえず、悔いの残らぬものになって良かったです。
 
  とりあえず、プログラムベートーヴェンを除いて、今回の2倍の長さで、明後日はヨークシャーでのコンサート。 
 というわけで、あたふたしております。

 ここを読んでいらして下さった方もいらしたようで、感謝しております。
 どうもありがとうございました。

 

Posted on 2016/06/28 Tue. 23:05 [edit]

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西ウェールズ Llanstadwellでのコンサート 

1月のワイト島に続いて、こんなに恵まれていてよいのだろうか?と思うような素敵な場所でのコンサートでした。

 西ウェールズ。 ウェールズの首都から列車に揺られること2時間半ちょっと。 そこから車でさらに30分近く行ったところが、今回の演奏場所。

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 小さいけれど、海辺に建つなんとも居心地の良い教会でした。
 午後5時半過ぎの写真ですが、夏時間が始まって1か月、こんなに明るいのです。

 今年が4年目になるシリーズ(主催者の方は、音楽祭と呼んでいらっしゃいました)。
 月1回、日曜日の午後6時から45分前後の演奏と、その後は持ち寄ったケーキとお茶でおしゃべり。
 寒い冬の時期を避けて、4月から9月まで行っていらっしゃるため、今回がこのシリーズの第1回。

 どこかの国とは違って、ウェールズ人でもない私に声をかけて下さいました。
 本当に、鎖国どころか、鎖県、鎖市をしているどこかの国とは大違いです。


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 ちょっとT字になっている教会。
 8時間の旅の後、とにかく、すぐにリハーサルに入り、1時間半ほど一人で練習させて頂けて助かりました。
 ピアノは、2年ほど前に購入した、K.カワイのベイビーグランド。
 まだ弾き込みが足りないな、というのが正直な感想。
 本番は、ピアノをもう少し中央に動かしました。

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 ピアノから後ろをみるとこんな感じなので、こじんまりとしているのがわかるでしょう。
 とにかく小さな村なので、このサイズで十分。
 
 ただ、駐車場が無い教会の為、近くの大型駐車場に車を停め、2,3台で主催者の方含め、お客様を教会まで送り向かいなさっているのです。
 

 プログラムは

 モーツアルト: ピアノソナタ ハ長調 K.330
 ウェーバー: 舞踏への勧誘
 ドビュッシー: 沈める寺
          喜びの島
 ショパン: 幻想ポロネーズ

 アンコール
 ショパン: ノクターン ロ長調 作品62-1

 とにかくどんな雰囲気なのかわからなかったので、45分という時間も考慮して、聴きやすいというかわかりやすいものを。
 このプログラムがよかったそうです。

 モーツアルトのソナタは久々? 
 リハーサルの時と、お客様が入っての本番はやはり空気感が違うので、インスピレーションが湧いて面白い。
 
 舞踏への勧誘は、3週間前に続いて2度目。 やはり、余裕が出てきます。
 これは弾けば弾くほど、おもしろくなりそう。
 
 ただ、実は先週末に熱を出し、この1週間は咳に悩まされています。
 ずいぶん良くはなっていたのですが、今回はトーク付きで、とのことでしたので、話しながら進めていたのですが、ちゃんと聞えるようにはっきりと大きな声で話すとそれだけで咳き込みやすい。
 そして、演奏中も、普段通りに息を吸うと咳き込むため、調節する必要が。
 
 私は子供たちの指導でも、呼吸のことを言うことが多い人。
 自分自身の演奏で、改めて呼吸の大切さを切に感じました。
 今回は、とにかく、プログラムが進めば進むほど、これに悩まされたコンサートでした。
 健康が本当に大切です。

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 そして、ドビュッシーの2曲。
 今回は、予めこの教会が海辺にあることがわかっていたので、海、水をあらわしたこの2つの作品を持ってきました。
 そうしたら、想像以上に素敵で、この上の写真の窓がちょうどピアノの鍵盤の場所から真正面に見えて、演奏中に海が見えていました。
 
 沈める寺は、私がドビュッシーの曲の中でも凄く好きな曲。
 この曲のイメージはもう少しくらい必要がありますが、それでも、演奏の直前まで海の音を聴いていたこともあり、想像力が増すばかり。
 嬉しいことに、終わった後、鐘の音、クワイヤー、オルガンの音が聴こえたよ、とおっしゃって下さる方々がいらっしゃいました。

 そして、数年ぶりなはずの喜びの島。
 こちらの方が、今日のこの海の雰囲気にピッタリ。
 弾きこまれていないピアノでのこの曲は多少難もありましたが、そして決して得意な曲ではありませんが、今回は風景がヘルプしてくれた、と言えましょう。

 最後は、ウェールズ時代に弾き込んだ、ショパンの幻想ポロネーズを。 今シーズンのこの曲の弾き納め。
 こちらも、中間部は私にとっては、マヨルカ島での時間。
 海にまつわるもの。
 
 演奏後は、初めての経験です。
 スタンディングオベーションをして頂きました。
 今までにも、4,5人ということはあったのですが、あんなにほぼ会場全体がというのは、初めてのことです。

 体調のこともあり、自分では決してベストでは無かったのですが、情景が目に浮かんでとにかく美しい演奏だった、というのが多くの方々からおっしゃって頂いたことでした。 
 生憎見かけがこの有様なので、せめて演奏ぐらいは美しくありたいと思います。

 こうして呼んで頂いたことに本当に感謝です。
 そして、無名でも、エンターテイメントが少ないこの地域で、とにかく聴きたい、と思っていらして下さった多くの方々に感謝です。

 

Posted on 2016/04/25 Mon. 22:04 [edit]

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