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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

サマーコースから帰ってきていました 

お久しぶりです。 先週は夏日だったイギリス、昨日からは肌寒い日になっています。 

12日、日曜日の夜遅くに帰宅。 日本の疲れが抜けきらないままのサマーコース参加、今年は遅くても夜1時半には部屋に戻っていました。 いつもなら、3時くらいまで騒いでいるのに。 昨日は気が付いたら午後2時。 よく寝ました。


 サマーコースは実は直前まで参加するかしないか迷ったのですが、やはり行ってよかった! お金にはかえられない経験です。 6日から11日まで、1日30分のレッスンを2回、9人の先生方のレッスンプラス、6歳の男の子のヴァイオリンの伴奏をしたので、そのレッスンも受けてきました。 得るものがとても大きくて、人のレッスンを聴きに行ってメモしたノート、自分のレッスンのことをメモしたノート、もう一度見直している最中です。


 それと同時に、今回40人の受講生中、半数以上がリピーター。 先生方とも、友達とも、世代を超えて1週間の共同生活、これほど充実していることはありません。 いつもなら、7月はロシア語を勉強していくのですが、今回は日本にいて、忙しかった為にそれもしないで行ったから、すっかりロシア語を思い出すのに時間がかかりました。 というのも、このコースは先生方も、生徒もロシア人、及びロシア語を話す人が非常に多いのです。 

 というわけで、今回はロシア人グループと一緒にいても、ほとんど会話がわからなくて、イギリス人といた方が多かったような。


 久々に、モスクワ音楽院のイリーナ教授、私の師、Dr.Schreiderのレッスンも受けて、心が満たされました。 でも、最終日に、去年から、ずっと私に『モスクワに来なさい、教えたいから。』 と言って下さるイリーナ教授、今年もお別れの挨拶をしに行ったら、『いつモスクワに来るの!』。 そう、もちろん今すぐにでも行きたい。 でも今はちょっと無理。 思っていれば、希望を持っていたら、いつか短期間でも良いから、先生のレッスンをモスクワまで受けにいけると思う。 それは、私も、イリーナも、Dr.Schreiderも望んでいることなのだから。


 昨日は教えに行っただけで、何にもする気力なし。 今日は学校に行って、ずっと放ってある9月以降にレッスンを受ける曲の譜読み開始。 これ、かなりまずい状態です。


 というわけで、なんだか秋の空気のイギリス、新学期まで4週間を切ってしまったので、気持ちを入れ替えて、勉強に励もう、と思います。

 サマーコース中のこと、珍しくノートに書いてあるので、少しずつブログに更新していきたい、と思います。

Posted on 2007/08/14 Tue. 05:23 [edit]

category: サマーコース 2007年

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大爆笑コンサート 

さて、毎年サマーコース4日目、水曜日の夜はお楽しみコンサート!! 予定表には『Fun Concert(楽しいコンサート)』でも、今朝配られた今日のレッスンのスケジュールの紙には、『7時半からSerious Concert(まじめなコンサート)』。 こういうことから楽しみたい、我がミュージック・ダイレクターのDr.S。


 このコンサートは、やりたい人がやるもの。 今回は、ロシア語系の人達が中心になって段取りをしたようです。

 最初は、ロシア人だけれど、12年前にドイツに移住したアリーナがまずピアノに向かって、ジャズ系の曲(でもどこかロシアチック)を弾き始めました。 そうしたら、舞台の奥から、彼無しにはFun Concertはできない!とも言える、ここで教えているロシア人のドイツ在住の先生、イヴァンの息子のフェドゥア(12歳)が踊りながら(飛び跳ねながら)登場。 続いて、イヴァンの生徒のエディックが、Dr.Sの息子のアントンがプラスティックの大きなゴミ箱を持って、それを太鼓代わりに叩きながら。 もしかして、あれは皆はサンバか何かを真似ていたのか??

とにかく、会場は大爆笑。


 色々とあったのですが、アントンと、日本からのあやこさんが、ショパンのスケルツオ第2番を、2台ピアノで、交互に弾いたこと(例えば、最初の2小節をアントンが弾いたら、次のパッセージをあやこさんが弾くなど)。 これは難しいはず。 もちろん、極秘で練習したとは思いますが。私の後ろに、モスクワ音楽院のイリーナ教授が座っていたのですが、そばにいた、イヴァン教授に、しきりに、『トルードナ、トルードナ(ロシア語で難しい、という意味)』と言っていました。


 とにかく、12歳のフェドゥアが昨年に続いて大活躍。 まず、アリーナが、『一人の小さな男の子が、Dr.Schreiderのマスタークラス(公開レッスン)を受けます』

 キャップを斜めにかぶって、派手なTシャツをだらだらと着て、ビニール袋を手に提げたフェドゥアが登場。 私のすぐ前にDr.Sが座っていたのですが、Dr.Sの前に来ると、フェドゥアは先生に向かって、『こっちに来い』というような合図。 まだよくわかっていないDr.S、椅子から立ち上がり、ピアノのところへ。


070808 fun concert
Fun concertマスタークラス中、Dr.Sとフェドゥア


 フェドゥアは、『ベートーヴェンが弾きたいんだ!』と言って、エリーゼの為に、の冒頭を弾き始める。 それが音がぐちゃぐちゃ。 Dr.Sは『違う!』と言って、もっとぐちゃぐちゃに弾き始める。 それを真似するフェドゥア。 

 そのうち、フェドゥアが、『暑い!』と言って、一番上に着ていたTシャツを脱ぎだし、それを繰り返すこと、3枚。 全く、3枚もTシャツを着込んでいたなんて!


 とにかく、こういうことが大好きなDr.S、凄く真面目な顔をして、色々と教えていきます。

 最後は、先生は、拳骨で鍵盤を弾いたり、腕で弾くように教えて、終了。


 そして、この後、フェドゥアは凄いことを!

 舞台の上のピアノで、グリーグのピアノ協奏曲の冒頭を、両手のオクターブではなくて、右手の1本指で弾き始めました。

 そして、音を簡単にして、有名なメロディー(ミーファーソファミ)の部分を何度か弾いたら、客席から(事前に、これは打ち合わせをしてあったようですが)、『バッハ風に!』 そうしたら、この部分を、本当に、バッハのスタイルで弾き始めたのです! そして『モーツアルト風に!』 左手をアルベルティ・ベイス(ドソミソ・ドソミソ)にして、弾き始めました。 これは凄い! 

 そして、『ラフマニノフ風に!』 ここで、ラフマニノフの第2番のピアノ協奏曲(のだめでもやっていました)の冒頭を、このグリーグのメロディーで弾きました! これはちょっと長めで、その後『プロコフィエフ風に!』 ちょっと首をかしげて悩みながらも、見事にプロコフィエフのスタイルで! 

 フェドゥアの場合、確か音楽学校に行くのでなくて、お父さんのイヴァンがピアノを教えているはず。 でも、賢い(英語でのBright)し、きっと音楽がある環境で育っているから、こういうことができるのでしょうね。


 昔は、先生方も大張り切り(というか、先生たちがやりたくて仕方がない)だったのに、昨年あたりから、生徒が凄くなってしまって、先生たちは座って大爆笑しているだけ。

 この他にも、いくつかあったのですが、他の講習会でもこのようなFun Concertは行っているものの、せいぜい仮装して弾く(小川典子さんが講師の一人のマンチェスターの講習会では、浴衣を着て、日本の曲を弾くなど)くらい。 でも、ここのサマーコースは壊れすぎています。

 今回は、私は全然考えがなかったので、おとなしくしていました。 来年に向けて、今から考えようかしら?

Posted on 2007/08/08 Wed. 06:14 [edit]

category: サマーコース 2007年

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