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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

大人の規定概念と子供の心 

 この夏、日本で計8回の幼稚園から高校での公演を行いました。 ほとんどが1時間のもの。 5つは東京で、友達がプロデュースしたもの。 3つは1つの茨城の小学校で、3年生に対して、同じ授業を2回、+お昼休みに体育館で全校生徒の希望者に向けたミニコンサート。


 東京のものは、1箇所高校で行ったもの以外は、子供と親の為の夏休み中の企画。 アンケートをとり、サーっと目を通してきましたが、親からの感想では、

 『子供が騒いでも寛大で助かった』、『子供がいると普段コンサートにいけないから、このようなものはありがたい』

 という意見と

 『全てが有名曲の方が良かった』

 といったようなものが多かったです。


コンサートのページの更新をしていないので、ここに参考までに、東京の小学校3校で行った『世界を音楽で旅しよう』というプログラムを記すと、


 オーストリア: モーツアルト ピアノソナタ K.545 ハ長調 第1楽章

 ロシア: チャイコフスキー ノクターン 作品10-1

 中国: チャイコフスキー/プレトニョフ 『くるみ割り人形』より中国の踊り

 ノルウェー: グリーグ ノクターン 

 セイシャル: セイシャル民謡 『マズルカ』(私のセイシャル人の作曲家の友達編曲)

 日本: 平井康三郎 幻想曲 さくらさくら


 ドイツ: ベートーヴェン エリーゼの為に

 スペイン: グラナドス スペイン舞曲 第5番

 フランス: ドビュッシー アラベスク 第1番

 ポーランド: ショパン 華麗なる大円舞曲


070730 concert

 タイトルは知らなくても、聴けば『ああ知っている!』という曲もあると思います。 有名なものと有名でないものが半々くらい。 だからこそ、私は、画像を使ったりその曲、国、作曲家のお話をして、少しでも有名曲以外にも親しんでもらいたい、という思いでいます。


 茨城の小学校で行ったのは、3年生の授業中(道徳?)に音楽室で、『夢の実現』ということで、私が中学生の頃バレエ衣装デザイナーになりたくて、日本では勉強できる場所がなかったからイギリスに行くことにした、そしてイギリスに渡ってからピアノに変更した、ということ。  『無理』と言われていたことも、努力と情熱、そして何よりも人との出会いでできるのだ、ということをお話した後に、これもトークを交えてピアノの演奏。 


 ここでのプログラムは、

 

 ショパン 華麗なる大円舞曲

 グリーグ ノクターン

 シャブリエ スケルツオ・ワルツ

 ベートーヴェン 悲愴ソナタ 第2楽章 (のだめで使われていた曲)

 ドビュッシー アラベスク 第1番

 ドビュッシー 喜びの島


 この中でいわゆる有名曲は ショパンの華麗なる大円舞曲、ベートーヴェンの悲愴ソナタ。 ピアノをやっている子なんかだとドビュッシーのアラベスク 第1番も知っているでしょうか?


 私がイギリスへ帰国する直前、この授業をした3年生二クラスの子供たちが書いてくれた作文というか感想文集を先生が送ってくださいました。 これを手にした途端に私は感激。 授業をちゃんと聞いてくれていたのだな、よーく見ていたのだな、と思いました。

 ほとんどの子が、どの曲が好きだったか、というのを書いてくれていたのですが、どう思いますか? やはり華やかでスピードがあって、有名な華麗なる大円舞曲が好きだった子が多いのかな?と思うでしょう? でも違ったのです!!!


 一番気に入った、よかった、という感想が多かったのが、なんときれいで美しいけれど、有名ではなくて、ゆっくりとしたグリーグのノクターンだったのです!! それも、男の子の方がこの曲がよかった、と言う子が多い。

 もちろん、ショパンがよかった、と言う子も数人。 大体ショパンがよかった、という子は、似た感じの華やかというか可愛らしいシャブリエのスケルツオ・ワルツもよかった、という子が多かったです。


 もちろん、この学校の感想だけで言うことはできませんが、親や先生方は『子供たちが興味を持てるように有名曲で』ということがほとんどでしたが、子供たちの心、耳は違うのかもしれません。

 有名曲を求めているのは、大人。 子供は心がやわらかいし、有名曲さえ知らないことも多々あるのですから、こちらで与えるものを決め付けてはいけないのだな、と思いました。


 私としては、いつも思っていたこと(子供は有名曲以外も受け入れることができるのでは?ということ)がちょっと確証されたし、またこのような機会を頂ける時は、今回のようなプログラミングで大丈夫なのだ、と思えました。

 

 

Posted on 2007/08/18 Sat. 05:31 [edit]

category: 日本 2007年夏

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日本最後の演奏 

雨に雷。 日本滞在も本当にあと少し。 


 今日は、朝から分刻みのスケジュール。 今日はイギリス帰国前日だというのに、最後の小学校での演奏が入っていたのです。 それなのに、一昨日、昨日と演奏会が続いていた為に、今日の演奏曲目は先週の木曜日以来触っていない。 とにかく、昨日、一昨日で弾かなかった曲目を中心にさーっと通して、大慌てで身支度をして、教え。 それから教えの前に作っておいた(お揚げを妹が朝煮てくれた)いなりずしを頬張って、すぐに家を出発。 結局1分駅に着くのが遅くて、電車を逃しましたが。


 今日は、豊島区のさくら小学校にて、お話と演奏。 26日に続いて、『世界を音楽で旅しよう!!』 大学生のお手伝いの人たちがとってもよくやってくれるので、助かります。 何度か顔を合わせているので、大分打ち解けてきました。 皆、私よりもいくつも若いのですけれどね。


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 体育館で、子供たちは床にすわり、保護者は椅子に座っての鑑賞。 大きなスクリーンに前回と同じく写真を写しての進行。 体育館を完全に暗くすることはできなくて、スクリーンが見にくかった、という声も上がりましたが。 その辺は難しい。

 

 とにかく、全演奏会を終了することができて、ほっとしました。 やはり全体的にみて、一番良かったのは昨日のコンサートだと思います。 でも、小学校などでの演奏を通して、得ることはたくさんありました。

 いらして下さった方々、どうもありがとうございました。


 明日は、夜10時近くのフライト。 荷物、全くできていません。 スーパーマーケットへの買い出しもやっていません。 明日は午前中はお買い物で終わりそう。 


 来週の今頃はロンドンでのサマーコースに参加。 これはとても楽しみ。 毎年多くを得ていますから。 

 ロンドン到着は日本時間の8月1日朝。 またロンドンから更新します!

 今回の日本滞在中にお会いすることができた方々、嬉しかったです。 そして、今回お会いすることができなかった方々、次回お会いできるのを楽しみにしています。

Posted on 2007/07/30 Mon. 06:35 [edit]

category: 日本 2007年夏

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世田谷美術館でのコンサート 

蒸している、と思ったら、突然雨になったり、その後は雷。 


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 そんな中、今日は楽しみにしていたコンサート。 世田谷美術館でのプロムナードコンサートに出演させて頂きました。 新宿駅から小田急線に乗ると、それはとても懐かしい時間。 この電車に乗って、今日美術館へ行く為に下車した駅の一つ手前の駅まで中学、高校と6年間通っていたのですから。


 砧公園の中にある世田谷美術館は以前来たことがある美術館。 こんな素敵なところで演奏させて頂けるのは本当に嬉しいこと。 

 

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 200人ほどが入る講堂にフルコンサートグランドのスタンウェイのピアノ。 11時過ぎから2時間ほどのリハーサル。

 満員のお客様。 世田谷あたりですから、耳が肥えた方も多かったのでしょう。 いつも通りトークを挟みながらの進行。 実は今朝、家を出る直前に再び偏頭痛で薬を服用。 よって行きの電車はほぼ熟睡。 ただ、高校生時代、電車の寝過ごし、大名人だった私、多少心配はしましたが。


 今回の日本の演奏で一番充実していたように思います。 これについても詳しくは後日。

 いらしてくださった皆様、ありがとうございました。 そしてこの機会を下さってありがとうございました。

 

Posted on 2007/07/29 Sun. 06:36 [edit]

category: 日本 2007年夏

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こじんまりとしたコンサート 

今日からは3日連続コンサート。 でも、日本滞在もあと少し、ということで、朝一で、ずーっとお世話になっている小児科の先生にイギリスへ持って帰る薬を頂きに行ってからは、朝から今夜と明日のプログラムの練習。 

 

 それにしても暑くて・・・・・ 19時からのコンサートはリハーサルもそれほどできないので、結構ぎりぎりに現地入り。 でも、その途中でついに暑さ&疲れで偏頭痛。 すぐに薬を飲んでどうにかなったものの、やはりコンサートの前半は集中力が途切れ途切れ。 後半になって大丈夫でしたが。

 

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 昨年12月頭にも演奏させていただいた雰囲気の良いこじんまりとしたレストラン。 ここで今回演奏することが決まった時、どうしてもやりたかったのは、『ノクターン』。 様々な作曲家のノクターンを集めてみたかったのです。 ただノクターンだけだと単調になるので、私が好きなスタイル、『ワルツ』を入れることにしました。 

 

 コンサートについては別ページに詳しく後ほど(といいつつ、今回の日本公演、全然ネットに書いていないので、イギリスに帰ったらまとめて、の予定)。 中学、高校時代の友達、思いがけない友達に会えたりして、嬉しかったです。 演奏も、さすがに短期間で多数行っていると、上達します。 何時間練習しても得られないことを、1回の舞台で得ることができる、だからこそ若いうちに本番が必要なのです。


 そして、今日は手にした瞬間に嬉しくなって、感激して、私の宝物になるものを手にしました。 これについてはまた今度。 私がずっと思っていたことがそんなに間違っていなかったのだ、とおもった時間。

 

 明日はずっと楽しみにしていたコンサート。 どうなるでしょうか?

Posted on 2007/07/28 Sat. 06:32 [edit]

category: 日本 2007年夏

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小学校2校 

 暑いですね。 イギリスは洪水で大変だ、というのに。 不思議なのは、私なんて、家から歩いて駅に行って、ホームで待っている間、ゆでダコ状態なのに、周りの人たちは涼しい顔をしていること。 私の脂肪が多いだけ??


 今日は、5日振りに演奏。 しかも2つ。 豊島区の小学校でまずは13時30分から。 小学生1年生から3年生を中心に、4年生以上が数人と幼稚園児ともっと小さい子供たち、そしてその親。 音楽室で、子供たちは床に座っての会になりました。

 プロジェクターを使って、タイトルは『音楽で世界を旅しよう!』 いろいろな国(10カ国)の写真を見せながら、世界地図も使って、作曲家、音楽を紹介していきました。 有名曲とそうでないものを混ぜて。


 紹介した国は、

 オーストリア

 ロシア

 中国

 ノルウェー

 セイシェル

 日本

 ドイツ

 スペイン

 フランス

 ポーランド


 約1時間に渡り(でも途中で10分間の休憩あり)、お話をしながらの演奏。 14日に幼稚園でやった時はまだ私も慣れていなくて、そして園児のざわざわで集中力が全然なくなってしまったのですが、今日はほぼ大丈夫。 

 一番前で突っ込みを入れてきたり、落ち着きのない子どもたちもいましたが、たくさんの子供たちが最後までちゃんと聴いていました。


 子供たちへの演奏、ということで、普段は着ないようなきれいな(ふわっとした)ドレスを着ての演奏。 女の子たちはそれだけで目を奪われるようです。 終わった後、私のところへ来て、

 『じょうずだったよ』

 『ドレス、きれいだね』

 やはり子供って好き。


 終了後、すぐに着替えてタクシーに乗り込み、二つ目の小学校へ。 学童の先生が主にやってくださり、学童の子供たちと、保護者。 ここでは体育館での演奏。 暑い。 もうじっとしているだけでも汗が溢れてくるのだから、演奏をすると・・・・・ それでも男性だったらスーツで演奏するのでしょうが、私の場合肩を出したドレスなのがせめてもの救い。


 内容は1校目と同じ。 5年生あたりで落ち着きのない男の子が多い。 でも、終了後、『ああ、きもちよかった』なんて言っているのを聞いたり、途中で眠くなって寝てしまった、というのをきいて、私は満足。

 ここでは(1校目もそうでしたが)、女の子がよってきて、私のドレスをべたべたと触っていきましたが・・・・・

 やはり皆、ふわふわしたドレス、好きなのね。


 喜んでもらえたようなのでよかった。 お手伝いの大学生たちも良い人ばかりでした。

 残りは、30日に小学校ひとつ。 今回は、本当によい経験をさせてもらっています。 でも身体はボロボロ。

Posted on 2007/07/26 Thu. 06:03 [edit]

category: 日本 2007年夏

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