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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

車窓とカーディフ(4月25日) 

気温はなかなか上がりませんが、新緑が目に付くようになりました。
毎日通う道も、毎日緑が増しているように思います。

 ウェールズの続きを。

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 こちらが、カーディフまでの列車に乗った、Haverfordwest駅。
 ここは大きめの駅なのですが、途中いくつかは、まるでバスのように、ホームで待つ人は、運転手にわかるように乗る意思を示す。 降りたい人は、車掌さんに伝える、という駅でした。

 ちなみに乗った列車は、マンチェスター行き。
 なんだか不思議です。 ここからマンチェスターまでは6時間かかるそうです。


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 途中の駅、カマーゼ(デ)ンの駅の周りはこんなにのどか。
 ちなみに、ここの駅は初めてですが、この街にはちょうど16年前に1週間ほど滞在したことがあります。
 当時マンチェスターの音大の学生で、イースターホリデー中、寮が閉まってしまい行き場を失いました。
 ちょうど一緒に弾いていた友達がこの街出身で、彼女が頂いた大きな舞台の伴奏をすることになっていたので、彼女のご実家に1週間お世話になったのです。
 あの時は、マンチェスターから1日かけてコーチで移動しました。
 とっても懐かしかったです。
 そして、滞在中は一緒にお世話になっていた彼女のボーイフレンドと3人で、毎日午後はモノポリー(ボードゲーム)三昧。
 ご両親に最後は呆れられ、でもとっても楽しかった1週間です。
 

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 そして川がみえて。
 ちなみに、この往復では、羊、馬、牛ばかり。
 特に、羊は赤ちゃん羊がたくさんでした。
 人間よりも、動物を多く見た2日間でした。

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 列車の窓の汚いのが映っていますが、ここも入り江だと思いますが、何とも言えない空と水の色。
 こうして車窓を見ていたら、2時間半の列車の旅は全く飽きることがありません。
 持って行った本は全く開かずに終わりました。

 私の場合、こうして月に1度ほどロンドンを抜け出してこういう景色を見て、どうにかバランスを取っているのだろうな、と思います。
 きっと、ロンドンだけにいたら芸術は良いけれど、自然に飢えるのだろうな、と。

 お昼前にカーディフ・セントラル駅に遅れもなく到着。
 ここで、11年振りに友達に会うことになっていて、1歳半のお嬢さんと共に来てくれました。
 学年は違いますが、同門だった彼女。
 既に3人のお子さんのママ。
 お昼を一緒にして、公園をお散歩して、2時間半ほど、楽しい時間を過ごさせてもらいました。
 お互いに今だからこそ話せること(ピアノ科主任とか成績とか)があり、謎が解けたことも。


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 その後は、コーチに乗るまで1時間ちょっと一人で観光。
 まず最初に行ったのは、私がカーディフ時代、毎週通った、セントラル・マーケット。
 
 ここは屋内マーケットです。
 3年前にカーディフにちょっと寄った時には、日曜日だったので、マーケットもお休み。

カーディフの街自体は私がいた頃とはずいぶん変わってしまったのですが、ここはずいぶん当時のお店が残っていました。
 入口のお魚屋さんも、お肉屋さん、ハムやさんも。 そして、万屋さんもそのまま。

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 これは、Flake cake。 チョコレートスポンジに、チョコレートがかかっているもの。
 正直に言うと、パサパサ系のスポンジに、ボロボロ剥がれるチョコレート。
 でも、それほど甘いわけではありません。

 これを買ったパン屋さんは、当時のまま。
 あまりにも嬉しくなってしまって、店番のおばちゃんとおしゃべりまで。
 このFlake Cakeも当時のカーディフではお値打ちでおいしいケーキでした。
 たまに買っていたので嬉しくなって、買って、帰りのコーチの中で食べてきました。
 
 
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 ウェールズの国旗がはためいています。
 緑の大地に、赤いドラゴン。 
 とってもカッコイイと思う国旗。
 ちなみに、ウェールズ国歌も、私はウェールズ語の発音ができないから歌詞は歌えませんが、メロディーは大好きです。

 この通りも、昔はバス通りで、3年前に来た時に歩行者道路になっていて、驚きました。

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 カーディフは、アーケードが多い街。
 アーケードのお店も当時とは変わったところが多い。
 ですが、なんだか素敵でアーケードを歩くのは当時から大好きでした。

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  そして、カーディフ市内のコンサートホール、St David's Hall。
 何度来たことでしょう。
 大学の卒業式もここで行われました。
 2度ほど舞台で演奏(オーケストラピアノと伴奏)できたことも良い思い出です。
 

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 2012年のロンドンオリンピックの際、使われたこともある、カーディフのストゥディアム。
 私の記憶違いでなければ、女子サッカーの予選か何か、ここで行われたのではないでしょうか?

 私は一度も中に入ったことはありません。

 
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カーディフ城の裏にある、Bute公園と、タフ川。
 Bute公園はとっても大きくて、練習室の空きが無い時など、友達と鬼ごっこをしたり、柵を乗り越えたりしたものです。
 今回は、コーチステーションが以前春休みになるとサーカス小屋が来ていたところで、懐かしかったです。
 
 ということで、あっという間のカーディフ滞在でした。
 帰りは多少渋滞もありましたが、カーディフを出てからロンドンまでノンストップ。
 ヴィクトリア・コーチ・ステーションまで3時間半ほどでした。

 数時間前まで羊の群ればかり見ていたのに、ロンドンに着いたら、人間ばかり。
 ちょっと、タイムスリップした感覚でした。

  

Posted on 2016/04/29 Fri. 23:02 [edit]

category: イギリス 遠出

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29

スランスタドウェルの景色 

 冬が暖かかった割には、その気温は今でも続くのか、今日はヒートテックにセーター、冬のコートという格好。
 どうしてしまったのでしょう??

 ウェールズの続き。

 カーディフから2両編成の列車に乗って、2時間半ちょっと。
 西ウェールズへ。
 そこへ主催者の方が迎えにいらして下さいました。
 
 30分弱の車内では、非常に興味深いお話を伺い、そしてその後も、この地域でクラシック音楽を広める活動をなさっている方だからこその貴重なお話をたくさん伺いました。 これは、また後で書きたいと思います。
 そして、主催者の方は、私が1年間だけ通ったマンチェスターの音大の先輩、ということもわかりました。
 日本ほど音大の数が多いわけではないので、そして、私はなんだかんだ3つの音大に通ったので、どこかでつながっていることが多いです。

 フィールドの中を走りぬいて、着いたのは、海辺。
 正確には、入り江かもしれません。 淡水と海水が混じっている、とおっしゃっていました。


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 こちらが、2日前のブログにも載せましたが、スランスタドウェル(Llanstadwell)。
 ウェールズには、この、Llanという文字から始まる地名がとても多くて、ウェールズ語ができない私は正確な発音ができませんが、スとフの間位の音だと思います。

 ちなみに、心配していた訛りですが、主催者の方は、第1言語がウェールズ語だそうですが、英語にはウェールズ特有の訛りもなく、とても助かりました。
 ウェールズ特有の訛り、といっても、日本の方言ほど強くはなくて、いわば、茨城弁くらいの感じだと思います。


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 今回は、教会の隣にある、牧師さんのお宅に泊めて頂きました。
 そのお部屋からの風景はこんな!
 リハーサルと本番の間に、お庭で紅茶を頂きましたが、海の音と葉の音。 
 牧師さんご夫妻はウェールズ人ではありませんが、ここから動きたくない、とおっしゃる理由がわかる気がします。


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 本番後、7時45分頃まだこれくらいの明るさがありました。
 着替えてから、クールダウンする為に、ちょっとお散歩へ。
 こんなところに電話ボックスがありましたが、ここの景色とボックスの赤が何とも言えない調和。
 

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 とにかく素敵な風景でした。

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 桜の一種だそうです。
 そして、向こうには海が見えた。
 
 主催者の方と牧師さんとでパブに食事へ行ったのですが、日曜日ということもあり、夜8時には、既に飲み物のみの提供。
 ということで、主催者の方のお宅へ行き、自ら夕食を作って下さいました。
 途中で奥様も加わって、それはそれは楽しいお喋りの時間を過ごさせて頂きました。
 言葉のこと、この地域は若い人が満足するような仕事もないから、とても年齢層が高いこと。
 もちろん、音楽のこと。
 
 素敵な時間と景色に感謝です。
 なかなか辿り着くのは大変なところですが、ガイドブックに載っていないけれど素敵なところはたくさんあるイギリスです。

 

Posted on 2016/04/27 Wed. 23:25 [edit]

category: イギリス 遠出

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27

カーディフへ 

 ロンドンを出発した朝は、気温も低く、雨と雪の中間のようなものが降っていました。
 
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 今回の旅、ロンドンからの直通列車はありません。
 よって、どうせ乗り換えるのなら、そして線路の工事なのか、ロンドンーカーディフ間がいつもよりも時間がかかるようなので、今回は懐かしのコーチ(長距離バス)でカーディフへ向かうことにしました。
 ヴィクトリアのコーチステーション。 この何年も乗っていませんが(スタンステッド空港に行く時に、途中から乗ったくらい)、カーディフ、マンチェスターに住んでいた頃はお世話になっていました。

 このずらっと並んだコーチ、ほぼ全てが同時に朝8時出発です。


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 睡眠が短かった為、前半はほぼ寝ていました。
 通い慣れた、M4。 景色が懐かしい。 
 牧草ばかりですので、ほとんど景色は10年前と変わりません。
 そして、ところどころに、菜の花の黄色のじゅうたんが。
 この上の写真は、イングランドからウェールズに行く時に渡る、セヴァーン橋走行中。
 ここにさしかかると、懐かしい思いになる。
 ウェールズに帰って来たのだ、と。 

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 コーチのルートによっては、橋を渡ってすぐに、チェプストゥ(Chepstow)という小さな街にストップしましたが、今回はそれが無くて残念。
 最初のストップは、ニューポート(Newport)。
 古いバスターミナルでは無くて、デパートができていて、驚き。 
 コーチも以前とは違うところに停車。 
 デパート、そして、シネマなどの商業施設まで。
 変わらないと思うイギリスも変わってきているようです。

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  M4を降りて、市内に入ってからも停車場が変わったようで、今までなら、私が通った音大の前を通っていたのに、今回は通らず。
 こちらは、カーディフ大学の建物の一つ。
 

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 そして、カーディフ城!
 コーチの中から呑気に写真なんて撮っていたのですが、以前とは違って、お城の前で停車するようになり、今回は駅前の今迄のコーチステーションが改装中、ということで、違う場所がコーチの終点になっていたので、ここで降りた方が駅には近い、ということで、こちらで降りる。

 ちなみに、カーディフまで渋滞も無くて3時間ほど。
 列車の乗り継ぎには55分もあったので、駅まで歩く時間を考慮しても、晴天下、少し街を歩けたのが良かった。 

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 お城の塔の装飾。
 私がカーディフを去る頃はこの塔の改装中でした。

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 色々と変わってしまったカーディフの街中。
 でも、駅はそのままだったのが、ホッとしました。
 自動改札にはなっていましたが。
 
 ここまで既に、ロンドンの自宅を出てから、5時間ちょっと。
 ここからさらに3時間の旅でした。

Posted on 2016/04/26 Tue. 12:42 [edit]

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26

チェスターフィールドの街  

早いですね。 既に3月。
 今日は、ウェールズでは、St David's Day。 
 ウェールズからイングランドに来て、イングランドでの時間の方が長くなったのに、今でもウェールズのことの方が覚えているのです。

 朝8時前のロンドン・St Pancras International発の列車で、北へ。
 大抵コンサートで移動する時には列車が空いていることが多い(人の波とは反対側へ動くことが多い)のですが、今回は、かなり混んでいましたし、最初の停車駅、レスターからはほぼ満席。

 2時間弱で、約220km北へ移動して、ダービシャーのチェスターフィールド着。
 チェスターフィールドは、ピーク・ディストリクト(Peak District)の東の端でもあります。
 地名でピンときた方、同志でしょうか?
 ピーク・ディストリクトといえば、ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』でMr ダーシーのお屋敷があるところ。
 1995年(でしたっけ?)のBBCの6回のこのテレビシリーズ(コリン・ファースがMrダーシーを演じた版)では、チェスターフィールドから西へ移動したところにある、Chatsworth Houseというお屋敷が使われており(中は違う)、ここは私がイギリスで一番行ってみたい場所の一つでもあります。
 『高慢と偏見』ファンの友達としゃべると、大抵は、Chatsworth Houseへ行ってみたいよね、という話になるのです。
 
 
 チェスターフィールドの駅から街中までは20分弱歩きます(コーチだと街中)。
 駅を出て、すぐにみえてくるのが、このSt Mary教会。

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 塔の部分が特徴的。
 帰りにちょっと中を覗きましたが、中は普通。


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 チェスターフィールドの街の中央には、マーケットがあります。
 ヨーロッパへ行った時のような雰囲気。
 時代でしょうか。
 お野菜などのお店はずいぶんとありませんでした。
 曜日の関係もあるかもしれません。

 
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 マーケット・ホールの建物を挟んで反対側から。
 マーケットホールは、3年前に来た時には中の改装中で入れませんでした。
 ちょっとモダーンに改装されていました。
  

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 この外から見ると素っ気ないパブ。
 演奏した図書館のカフェでお昼を食べようか、と思っていたのですが、かなりいっぱい。
 というわけで、歩いていたらこのパブにお年を召した方々が入っていくのに気が付きました。
 外に書いてあったメニューも良かったので、入ってみることに。
 
 ここが、良い意味で田舎、イギリスっぽい古さが残ったパブでした。
 中はとっても年齢層が高い(私のオペラハウスのお友達と同じようなものです)。
 久々に、パブの定番メニューの一つ、スカンピ(Scampi)を。
 寮時代を思い出したり、懐かしいメニュー。


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 チェスターフィールドにも、チューダー朝の建物が多いのです。
 街を歩いていて思うのは、人がそれなりには歩いているのに、ロンドンのような喧噪がない。
 静か。

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 こうした小道があったり。
 食事をしていた時間も入れ、それほど体調が良かったわけでもないのですが、演奏後1時間半ほどの街歩きでした。

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  クロッカスはきれいに咲いていましたが、ダフォディルはまだのところも。
 やはり、ロンドンよりも北だからでしょうか。


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 駅にはこんな銅像が。
 3年前には記憶がありません。


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 そして、駅のホームにあった、自動販売機。
 さすがに在英が長い私もこれは初めてみました。
 ローカルファームの牛乳。
 上は1パイント、下は2パイント。
 
 2パイントの牛乳を持って旅するか?
 どこかから帰ってきて、スーパーが開いていない時間に買って帰る為??
 でも、イギリス人なら、2パイントの牛乳をもって旅してもおかしくありません。
 たまに、乗り合いバスで、2パイントの牛乳パックをがぶ飲みしている人を見かけますから。

 というわけで、駆け足のチェスターフィールドでした。
 私が持っている日本のガイドブックにはこの街は載っていません。
 私は、ガイドブックに載っていない街をコンサートで訪れさせて頂くことが多いですが、イギリスには素敵なところが山ほどあるな、と毎度思うばかりです。



 

Posted on 2016/03/01 Tue. 23:34 [edit]

category: イギリス 遠出

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ワイト島 (1月16日) 

 このところ、きれいな夕焼けを見られることが多いように思います。

 既に、ワイト島へ行ってから1週間が経とうとしています。
 行った日(コンサートの日)は、天気も良く、恵まれていた、と改めて思います。

 ワイト島へは、ロンドンから列車で、ポーツマスもしくはサウサンプトンまで行って、船で島に渡るのが一般的なようです。
 ポーツマスからの方が船の本数も多そうなのですが、今回は主催者の方が用意して下さった切符が、サウサンプトンから船でした。

 サウサンプトン(Southampton)はボーンマスへ行く時に通過するものの、降りるのは初めて。
 本当は、この日は、ここから先に進みたくない思いもありました。
 サウサンプトンで、私が今一番生で聴きたいと思っているピアニストのリサイタルがあったのです。
 しかも、私が大好きな曲ばかりで。
 
 イギリス名物、信号機故障があった為、ロンドン・ウォータールーの出発が既に15分遅れ。
 ぎりぎりの乗り継ぎだった為、予定していた港までのバス、船、両方乗れませんでした。
 ただ、土曜日は30分に1本の船が出ている為、その次には乗れましたが。


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 これは帰りなので、曇っていますが、こんな高速船に乗ります。
 外のデッキが無かったのが、とっても残念。

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 海の怖さもわかった上で、海、船、私が大好きなもの。
 ロマンがあります。


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 私が乗った船と同じような場所に着くであろう船ですが、こちらは、カーフェリー。
 スーパーストアのトラック(?)も乗っていました。
 個人的には、乗っていたものよりも、こちらの方が乗りたいと思ってしまう(←私にとって非日常の乗り物に乗ると、何をしにそれに乗っているのか目的を失ってしまう人)。


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 いくつかのコンテナを積んだような船や、ヨットを見た後、ワイト島が見えてきました。
 高速船ですので、乗車時間は25分。


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 とにかく、海の水の動き、太陽の反射をみていると、全く飽きません。
 ちなみに、この船が着いた場所は、Cowesという街。
 ここは、夏にボートの(多分ヨット)レースが行われるそうです。
 港に近いところに住んでいる(部屋を持っている)人たちは、お金持ちが多いそうです。

 島の広さは、384km2 らしい。


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主催者の方が港まで迎えにいらして下さって、そこから25分ほどで、あのお屋敷へ。
 これは、日本でいう3階のベッドルームからの眺め。
 私の1年目のホームステイ先もこのような景色が広がっていた為、とても懐かしく感じました。


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 旅の後、こんなに素敵なお天気で、本番まで時間がある、となれば、まずはリハーサルの前にお散歩。
 空と雲がとってもきれいでした。

 先日書いたように、気分はすっかりジェーン・オースティンのキャラクター。
 どうして、私はモスリンのお洋服を着ていないのだろう?
 と思うばかりでした。


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 たまに、犬と散歩する方々をお見かけしましたが、Helloと言葉を交わすのが、ロンドンとの違い。
 日本に比べれば、ロンドン(私が住むのは、中心部ではありませんし)は、お散歩するのも気持ちが良い、と思っていますが、ここはもっと素晴らしい。
 

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 ここもコンサートをしているお宅の所有地だと思います。


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 聴こえてくるのは、風の音、葉っぱの音。
 そして、この太陽が沈む時の美しい光。

 その後のリハーサルは、非常にリフレッシュした状態で臨めました。

 コンサートをして、遅いお夕食を頂いて。
 さすがこのようなお宅。 ありました、AGA(アーガー)が! 
 アーガーとは、私はホームステイ先にあったので、イギリスの家庭のキッチンにはこれがあるものだ、と思っていましたが、そうでないことを知ったのはずいぶん後になってから。
 コンロ、というか、ストーブ、というか、そういうものです。
 維持費がとてもかかるそうです。

 お夕食の時には、おしゃべりを楽しませて頂きました。
 博識あるご主人。 
 日本へは行ったことが無い(正確に言うと、空港だけ)そうですが、日本のことを多くご存じで、私にたくさん質問をされました。
 ちなみに、40年近く続くこのコンサート(年に9回くらい)、日本人が出演するのは初めてだったそうです。
 
 宗教、戦争、原爆。 戦争により、日本人はアメリカ人に対してどのような感情を持っているのか?というものから始まり、2011年の東北の地震はもちろんのこと、オウム真理教、サリン事件のことまでご存じだったことには驚きました。
 結婚観、親と子のあり方、それはそれは多岐にわたりました。

 ただ、私は18歳からイギリスにいますし、ロンドンでほとんど日本人ともかかわっておりません。
 「質問されるのは構いませんが、私は生粋の日本人ではありません。 聞く相手を間違っていると思います」
と答えましたが、
「みゆきが、18歳からここにいるのはわかっている。 でも知りたい」
 とのことでした。

 やはり分野によっては、こんなに長くイギリスにいても、英語の勉強というものを全然しない私は、語彙力が弱く、多少冷や汗を流しながらですが、会話を楽しませて頂きました。

 
 古いお家ですから、他のイギリスの家のように暖房が効きにくい。
 ですが、鶏の鳴き声が聴こえて、街灯の光も無くて、幸せな一夜でした。
 ここへ行くことができたこと、感謝してもしきれません。


Posted on 2016/01/21 Thu. 23:09 [edit]

category: イギリス 遠出

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